JP6525662B2 - 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6525662B2
JP6525662B2 JP2015065557A JP2015065557A JP6525662B2 JP 6525662 B2 JP6525662 B2 JP 6525662B2 JP 2015065557 A JP2015065557 A JP 2015065557A JP 2015065557 A JP2015065557 A JP 2015065557A JP 6525662 B2 JP6525662 B2 JP 6525662B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
developer
unsealing
axial direction
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015065557A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016184145A (ja
Inventor
秀一 呉服
秀一 呉服
前嶋 英樹
英樹 前嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2015065557A priority Critical patent/JP6525662B2/ja
Priority to US15/080,239 priority patent/US9785087B2/en
Publication of JP2016184145A publication Critical patent/JP2016184145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6525662B2 publication Critical patent/JP6525662B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
ここで、現像剤容器とは、現像剤を収容する容器であり、画像形成装置に用いられる現像剤を収容する容器のことである。
また現像装置とは、少なくとも現像剤容器と現像剤担持体を有し、静電潜像を現像剤で可視像化する現像装置のことである。
またプロセスカートリッジとは、少なくとも現像剤容器と現像剤担持体と像担持体を一体に構成して画像形成装置に対して着脱可能とするものである。
また、画像形成装置とは、前記現像剤容器を備え、画像形成方式を用いて記録紙等の記録媒体に画像を形成するものである。画像形成装置の例としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置及びそれら複合機(マルチファンクションプリンタ)等が含まれる。
現像剤を収容する容器に設けられた開口を封止部材を用いて封止し、封止部材を開封軸により剥がして開口を開封する構成が提案されている(特許文献1)。現像装置の使用開始時の封止部材の開封は、封止部材の一端を開封軸に取り付けることで、封止部材が開封軸の回転開始とともに巻き取られることで行われる。封止部材の開封後、封止部材は開封軸と一体となって容器の中で回転し続ける。このような構成によって、プロセスカートリッジの物流時の振動、衝撃によって、現像剤が漏れるのを防止できる。また、封止部材がプロセスカートリッジ内に留まるので、ユーザーが封止部材を使用前に取り除く必要がなくなり、ユーザビリティが向上する。
特開2014−112206号公報
上記従来技術において、開封部材は、一端を封止部により容器の開口周囲の壁に固定され、他端を開封軸の固定部に固定されている。開封軸は、容器内の支持部に回転可能に支持されており、開封軸の軸線方向において前記支持部との間に隙間を設けている。この隙間がないと、開封軸が回転時に支持部と摺擦し、開封軸の回転時の負荷が増大してしまう。そのため、容器内の支持部と開封軸との間に隙間を設けるのが望ましい。
しかし、前記隙間を設けることで、現像装置に物流時の振動、衝撃がかかった際、開封軸は容器内で軸線方向に移動する。開封軸が軸線方向に移動すると、開封軸に固定された封止部材も移動する。封止部材が移動することで、封止部材の封止部に負荷がかかる。そのため、従来、物流時に封止部に負荷がかかっても剥がれないように、封止部の容器への固定強度を上げて剥がれないようにしている。一方で、前述の固定強度は、現像装置の使用開始時に、封止部材を開封する際の負荷を増大させるため、低減することが望ましい。
そこで、本発明の目的は、現像装置に物流時の振動、衝撃がかかった際に、封止部材が開口周囲から剥がれることを、固定強度を抑えた状態で低減することである。
上記目的を達成するため、本発明の代表的な構成は、開口を有し現像剤を収容する枠体と、前記開口を囲うように前記枠体に固定される封止部を有する封止部材と、前記封止部材接着又は溶着された固定部を有する開封部材と、を有し、前記開封部材の移動により前記封止部材が前記枠体から剥がされ前記開口が開封される現像剤容器であって、前記開封部材の軸線方向において、前記固定部の外側の最端部を第一の最端部とし、前記封止部の外側の最端部を第二の最端部としたとき、前記第一の最端部は前記第二の最端部の外側に位置し、前記開封部材は前記軸線方向に移動可能に支持され、かつ前記軸線方向に前記開封部材が移動できる距離は、前記軸線方向における前記第一の最端部と前記第二の最端部の差よりも短いことを特徴とする。
また本発明の他の構成は、枠体と、開口を有し現像剤を収容する可撓性容器と、前記開口を囲うように前記可撓性容器に固定される封止部を有する封止部材と、前記封止部材接着又は溶着された固定部を有する開封部材と、を有し、前記開封部材の移動により前記封止部材が前記可撓性容器から剥がされ前記開口が開封される現像剤容器であって、前記開封部材の軸線方向において、前記固定部の外側の最端部を第一の最端部とし、前記封止部の外側の最端部を第二の最端部としたとき、前記第一の最端部は前記第二の最端部の外側に位置し、前記開封部材は前記軸線方向に移動可能に支持され、かつ前記軸線方向に前記開封部材が移動できる距離は、前記軸線方向における前記第一の最端部と前記第二の最端部の差よりも短いことを特徴とする。
本発明によれば、物流時の振動、衝撃がかかった際に、封止部材が開口周囲から剥がれることを、封止部の枠体に対する固定強度を抑えた状態で低減することができる。
実施例1に係るシール部材の封止部と開封軸への固定部の位置関係を示す平面図である。 実施例1に係る画像形成装置の主断面図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジの主断面図である。 実施例1に係るプロセスカートリッジ全体の斜視図である。 実施例1に係る現像装置全体の斜視図である。 実施例1に係る開封軸と現像剤収納室に取り付ける状態を示す説明図である。 実施例1に係るシール部材を開口に固定した状態を示す斜視図である。 実施例1に係る開封軸の移動時に封止部にかかる力を示す拡大図である。 他実施例に係るプロセスカートリッジの主断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
以下、図面を参照して、本実施例に係るプロセスカートリッジ、及びこれを用いる画像形成装置について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
まず、図2を用いて電子写真画像形成装置(以下、「画像形成装置」という)100の全体構成について説明する。図2は、本実施例のプロセスカートリッジ70を装着した画像形成装置100の構成を表した図である。ここでは、画像形成装置の一例としてのフルカラーレーザービームプリンタの全体構成を示している。
図2に示すように、着脱可能な4個のプロセスカートリッジ70(70Y,70M,70C,70K)が装着部材(不図示)によって取り外し可能に装着されている。またプロセスカートリッジ70の画像形成装置100への装着方向上流側を前側面側、装着方向下流側を奥側面側と定義する。図2において、プロセスカートリッジ70は、画像形成装置100内に水平方向に対して傾斜して併設されている。
各プロセスカートリッジ70には、現像剤像を担持する像担持体としての感光体ドラム1(1a,1b,1c,1d)と、感光体ドラムに作用するプロセス手段が一体的に配置されている。ここでは、プロセス手段として、帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)と、現像ローラ25(25a,25b,25c,25d)と、クリーニング部材6(6a,6b,6c,6d)が一体的に配置されており、感光体ドラム1の周囲に配置されている。
帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させる帯電手段である。現像ローラ25は、感光体ドラム1に形成した潜像をトナーによって現像して可視像化する現像装置を構成する現像剤担持体である。そして、クリーニング部材6は、感光体ドラム1に形成したトナー像を記録媒体に転写した後に、感光体ドラム1に残留したトナーを除去するクリーニング手段である。
また、プロセスカートリッジ70の下方には画像情報に基づいて感光体ドラム1に選択的な露光を行い、感光体ドラム1に潜像を形成するためのスキャナユニット3が設けられている。
画像形成装置100の下部には記録媒体Sを収納したカセット17が装着されている。そして、記録媒体Sが二次転写ローラ69、定着部74を通過して装置上方へ搬送されるように記録媒体搬送部が設けられている。すなわち、カセット17内の記録媒体Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54、給送された記録媒体Sを搬送する搬送ローラ対76、感光体ドラム1に形成される潜像と記録媒体Sとの同期を取るためのレジストローラ対55が設けられている。
また、プロセスカートリッジ70(70a,70b,70c,70d)の上方には各感光体ドラム1(1a、1b、1c、1d)上に形成したトナー画像を転写させるための中間転写手段としての中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5は、駆動ローラ56、従動ローラ57、各色の感光体ドラム1に対向する位置に一次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)、二次転写ローラ69に対向する位置に対向ローラ59を有している。そして中間転写ユニット5は、これらのローラに、転写ベルト(中間転写ベルト)9が掛け渡されている。
そして、転写ベルト9はすべての感光体ドラム1に対向し、且つ接するように循環移動し、一次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)に電圧を印加することにより、感光体ドラム1から転写ベルト9上に一次転写を行う。そして、転写ベルト9内に配置された対向ローラ59と二次転写ローラ69への電圧印加により、転写ベルト9のトナーを記録媒体Sに転写する。
画像形成に際しては、各感光体ドラム1を回転させ、帯電ローラ2によって一様に帯電させた感光体ドラム1にスキャナユニット3から選択的な露光を行う。これによって、感光体ドラム1に静電潜像を形成する。その潜像を現像ローラ25によって現像する。これによって、各感光体ドラム1に各色トナー像を形成する。この画像形成と同期して、レジストローラ対55が、記録媒体Sを対向ローラ59と二次転写ローラ69とが転写ベルト9を介在させて当接している二次転写位置に搬送する。
そして、二次転写ローラ69へ転写バイアス電圧を印加することで、転写ベルト上の各色トナー像を記録媒体Sに二次転写する。これによって、記録媒体Sにカラー画像を形成する。カラー画像が形成された記録媒体Sは、定着部74によって加熱、加圧されてトナー像が定着される。その後、記録媒体Sは、排出ローラ72によって排出部75に排出される。尚、定着部74は、画像形成装置100の上部に配置されている。
(プロセスカートリッジの構成)
次に、本実施例に係るプロセスカートリッジについて説明する。図3に、プロセスカートリッジ70の主たる断面図を示す。図4に、プロセスカートリッジ70全体の斜視図を示す。尚、ここでは、4つのプロセスカートリッジ70a,70b,70c,70dを有する構成を例示している。プロセスカートリッジ70aは、イエロー色(Y)の現像剤30を収納したプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ70bはマゼンタ色(M)の現像剤30を収納したプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ70c、シアン色(C)の現像剤30を収納したプロセスカートリッジである。プロセスカートリッジ70dは、ブラック色(Bk)の現像剤30を収納したプロセスカートリッジである。これらのプロセスカートリッジ70a,70b,70c,70dは、収納した現像剤の色が異なる以外は同一構成であるため、プロセスカートリッジ70として説明する。
図3に示すように、本実施例に係るプロセスカートリッジ70は、ドラムユニット26、及び現像装置4に分かれている。
ドラムユニット26には、像担持体としての感光体ドラム1の周上に帯電ローラ2と、可撓性シート部材28と、クリーニング部材6が設けられている。帯電ローラ7は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電する一次帯電手段である。可撓性シート部材28は、感光体ドラム1とクリーニング枠体27の間からの転写残現像剤、いわゆる廃現像剤漏れを封止する部材である。クリーニング部材6は、感光体ドラム1表面に残った廃現像剤を除去するクリーニング手段である。クリーニング部材6によって感光体ドラム1表面から除去された廃現像剤は、クリーニング枠体27に設けられた廃現像剤室27aに収容される。
図5に、プロセスカートリッジにおける現像装置4の全体の斜視図を示す。現像装置4の容器支持構成は、ドラムユニット26に対して回動自在に支持された構造になっている。すなわち、現像装置4の両端に設けられた結合穴12と、ドラムユニット26のクリーニング枠体27の両端に設けられた支持穴13が合わせられて、ドラムユニット26の両端からピン14が差し込まれている。また、現像装置4においては、加圧バネ38によって常に付勢されることで、支持穴13を中心に回動して、現像ローラ25が感光体ドラム1に接触している。
現像装置4には、枠体21,22からなる現像枠体31と、感光体ドラム1と接触して矢印B方向に回転する現像ローラ25と、現像剤収容室31aに収容された現像剤30を現像剤供給室31bへと搬送する搬送ユニット36が設けられている。搬送ユニット36は、搬送部としての搬送シート36a、開封軸36bで構成される。開封軸36bは回転可能に設けられた開封部材である。開封軸36bを図3の矢印E方向に回転することで、搬送シート36aにより現像剤収容室31aに収容された現像剤を、開口31cを通過させて現像剤供給室31bへ搬送する。現像枠体31は、前記搬送ユニット36が設けられ現像剤を収容する現像剤収容室31aと、前記現像剤収容室31aより上方に配置され現像ローラ25が設けられた現像剤供給室(現像室)31bを有している。現像剤収容室31aと現像剤供給室31bは、壁31dにより仕切られている。壁31dには、現像剤収容室31aと現像剤供給室31bを連通させるための開口31cが設けられている。
現像ローラ25の周上には現像ローラ25に接触して回転する供給ローラ34と、現像剤30を薄層化するための現像ブレード35が配置されている。また現像ローラ25に当接した現像枠体31から現像剤が漏れることを防止するための現像当接シートとしての吹き出し防止シート20が配置されている。
現像ローラ25上に塗布された現像剤30は現像ローラ25の回転に伴って、感光体ドラム1と現像ローラ25が対向している現像部に搬送される。この現像部においては、現像ローラ25上の現像剤30は、不図示の電源から印加された現像バイアスによって、感光体ドラム1の表面に形成されている静電潜像に付着される。これにより、静電潜像が現像され、可視像化される。ここで、静電潜像の現像化に寄与せずに現像ローラ25の表面に残留した現像剤30は、現像ローラ25の回転にともなって現像剤供給室31b内に戻され、回収される。
現像装置4は、ドラムユニット26に対して回動可能に支持された構成となっている。具体的には、現像ローラ25の軸線方向の両端において現像枠体31に設けられる結合穴12と、感光体ドラム1の軸線方向の両端においてクリーニング枠体27に設けられる支持穴13が重ね合わされる。そして、ドラムユニット26の両端からピン14が差し込まれる。このような構成により、現像装置4は、支持穴13(ピン14)を中心として、ドラムユニット26に対して回動可能である。また、図3に示すように、現像装置4は、加圧バネ38によって付勢されており、その付勢力により現像ローラ25が感光体ドラム1に対して接触する構成となっている。
搬送ユニット36は、開封軸36bと、開封軸36bに取り付けられる搬送部としてのシート状の搬送シート36aとを有している。開封軸36bが回転することにより、搬送シート36aが矢印E方向へ回転し、現像剤収容室31a内の現像剤が現像剤供給室31bへ搬送される。開封軸36bの長手方向(軸線方向)の一端には、駆動部(不図示)と連結する駆動連結部36cが設けられている。開封軸36bは、駆動部と駆動連結部36cが連結し、駆動部からの駆動力が駆動連結部36cに伝達されることで回転する。
また、本実施例において、開封軸36bには、開口31cを封止するための封止部材としてのシール部材37が取り付けられている。開封軸36bは、その移動(回転)により、シール部材37を壁31dから剥がし開口31cを開封する。図3に示すように、開封軸36bは、シール部材37を接着又は溶着している固定部39aを有している。シール部材37は、開封軸36bの固定部39aに接着又は溶着されている。このため、シール部材37は、孔に引っ掛けて固定する構造よりも開封軸36bに強く固定されている。また、シール部材37のうち、現像枠体31の壁31dに開口を囲うように取り付けられる部分を封止部39bとする。シール部材37は、この封止部39bにより開口31cを囲うように壁31dに取り付けられる。さらに具体的には、封止部39は、第1封止部39b1を有し開口31cの上側の壁31dの第1固定部31d1に取り付けられ、開口31cを介して、第2封止部39b2を有し開口31cの下側の壁31dの第2固定部31d2に取り付けられる。このように、シール部材37は、開口31cよりも上方(開封軸より遠い側)で折り返されて、開口31cを介して開口31cよりも下方(開封軸に近い側)に延びて、開口31cの周囲を囲み、開口31cを塞ぐように壁31dに取り付けられる。取り付けは、接着や溶着などで行われている。
図示しない駆動源となるモータから回転駆動力が伝達されて、開封軸36bは、図3中の矢印E方向に回転する。これにより開封軸36bの固定部39aに固定されたシール部材37が図3中の矢印H方向で示す開封方向に引っ張られて第1固定部31d1と第1封止部39b1とが剥離する。更に連続して開口31cの長手方向端部側の壁31d側の固定部と封止部39b側の封止部とが剥離する。更に連続して第2固定部31d2と第2封止部39b2とが剥離する。このようにして現像装置4の使用開始時に、シール部材37を壁31dから剥がして開封軸36bに巻き取られる。シール部材37が取り除かれることで、開口31cが開封され、開口31cを通じて現像剤収容室31aから現像剤供給室31bへ現像剤30を供給可能となる。
図6(a)に開封軸36bを現像剤収容室31a内に取り付け状態の説明図、図6(b)、図6(c)にそれぞれ両側の支持部31fの拡大図を示す。開封軸36bは、長手方向(軸線方向)両側の端部が、現像剤収容室31aの長手方向両側の支持部31fに支持されて取り付けられる。開封軸36bの長手方向一方の端部である駆動連結部36c及び他方の端部である他端部36eと支持部31fの側壁31gには、開封軸36bの軸線方向に駆動連結部36c側に隙間D1、他端部36e側に隙間D2を持って取り付けられている。
<封止部及び固定部の位置関係>
図7に、現像剤収容室31aの壁31dに、開封軸36bに固定されたシール部材37の封止部39b側が折り返されて固定された状態を示す斜視図を示す。図1に、シール部材37の封止部39bと開封軸36bの固定部39aの位置関係を示すため、シール部材37の折り返し部を展開し、平面に投影した平面図を示す。
開封軸36bの軸線方向において、固定部39aの駆動連結部36c側の最端部を固定部駆動側39a1、他端部36e側の最端部を固定部他端側39a2とする。封止部39bの長手方向一方側の封止部駆動側39b3と前記固定部駆動側39a1では、固定部駆動側39a1が開封軸36bの軸線方向において外側に位置し、その差をC1とする。一方、封止部の長手方向他方側の封止部他端側39b4と前記固定部他端側39a2では、固定部他端側39a2が開封軸36bの軸線方向において外側に位置し、その差をC2とする。
開封軸36bは、開封軸36bの軸線方向に現像剤収容室31aの側壁31gと駆動連結部36c側に隙間D1、他端部36e側に隙間D2を設けて取り付けられている。よって、現像装置4に物流時の振動、衝撃が加わると、隙間D1と隙間D2の距離分は、現像剤収容室31a内で開封軸36bは開封軸36bの軸線方向に移動する。開封軸36bが軸線方向に移動すると、シール部材37は開封軸36bの固定部39aに固定されているため、シール部材37も軸線方向に移動する。シール部材37が移動すると、壁31dに取り付けた封止部39bを引き剥がす力Fが発生する。
図8に、壁31dにシール部材37を折り返して取り付けた状態を、壁31dの平面に対して法線方向から見た封止部駆動側39b3付近の拡大図を示す。図8中の矢印Fは、固定部駆動側39a1が封止部駆動側39b3より外側にある場合、開封軸36bが移動した際にかかる力の方向を示す。図8中の矢印Gは、固定部駆動側39a1が封止部駆動側39b3より内側にある場合、開封軸36bの移動時にかかる力の方向を示す。矢印F方向は、封止部39bに対して外側方向にかかり、第1封止部39b1部で力を受けるため、力を受ける領域が広く、封止部39bが開封されにくい。一方、矢印G方向は、封止部39bの内側方向にかっかり、第1封止部39b1と封止部駆動側39b3が交わる封止部角部39b5で力を受けるため、力を受ける領域が狭く、封止部39bは開封されやすい。ここでは、長手方向一方側の封止部駆動側39b3付近を用いて説明したが、長手方向他端側の封止部他端側39b4も同様である。従って、本実施例の構成を用いることにより、現像装置4に物流時の振動、衝撃がかかった際に、シール部材37が開口31c周囲の壁31dから剥がれることを、封止部39bの壁31dに対する固定強度を抑えた状態で防止することができる。
ここで、図6に示す開封軸36bと側壁31gとの隙間D1及びD2は、図1に示す固定部39aと封止部39bの最端部との長手方向の差C1及びC2より小さいことが望ましい。こうすることで、開封軸36bが物流時に隙間D1及びD2の距離分移動した際、確実に固定部39aの最端部は封止部39bの最端部より開封軸36bの軸線方向において外側に位置する。これにより、開封軸36bが物流時の振動、衝撃により軸線方向に最大量移動した場合でも封止部39bにかかる力は矢印F方向になり、封止部39bに対して外側方向(図8の矢印F方向)に力にかかる。従って、開封軸36bの移動した際にも、シール部材37の剥がれを確実に防止することができる。
〔他の実施例〕
前述した実施例では、枠体(現像枠体31の現像剤収容室31a)に現像剤を収容する構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。図9に示すように、現像枠体31と、現像剤を収容する可撓性容器32とを有する構成であっても本発明は有効である。図9は、この構成を適用したプロセスカートリッジの模式断面図である。
図9に示すプロセスカートリッジでは、現像装置4をなす現像枠体31の内部に現像剤を収容した可撓性容器32を有し、前記可撓性容器32の一部は現像枠体31に固定された状態となっている。可撓性容器32の開口31cは、搬送ユニット36をなす開封軸36bに固定されたシール部材37によって封止されている。そして、開封軸36bの回転によりシール部材37を可撓性容器32から引き剥がすことで開口31cが開封され現像剤を供給することが可能となる。なお、その他の構成は、前述した実施例とほぼ同様であるため、前述した実施例において説明した部材と同等の機能を有する部材には同一符号を付し、説明を援用するものとし、ここでは説明は省略する。
このような現像剤を収容する可撓性容器を有する構成であっても、前述した実施例と同様に本発明を適用することで、同様の効果が得られる。
また前述した実施例では、感光体ドラム1と現像装置4を一体に有するプロセスカートリッジ70を用いて本発明の実施例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、現像剤を収容する現像枠体31と、搬送ユニット36を一体に有する現像剤容器であっても良い。あるいは、前記現像剤容器と現像ローラ25を一体に有する現像装置であっても良い。前述したプロセスカートリッジに限らず、これらの現像剤容器あるいは現像装置に本発明を適用しても同様の効果が得られる。
また前述した実施例では、プロセスカートリッジを4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定すれば良い。
また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であってもよい。また、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録媒体に一括して転写する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、記録媒体担持体を使用し、該記録媒体担持体に担持された記録媒体に各色のトナー像を順次重ねて転写する画像形成装置であってもよい。これらの画像形成装置が有する前記現像剤容器、現像装置、またはプロセスカートリッジに本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
C1,C2 …差
D1,D2 …隙間
1 …感光体ドラム
4 …現像装置
25 …現像ローラ
31 …現像枠体
31a …現像剤収容室
31b …現像剤供給室
31c …開口
31d …壁
31f …支持部
31g …側壁
32 …可撓性容器
36 …搬送ユニット
36a …搬送シート
36b …開封軸
36c …駆動連結部
36e …他端部
36g1,36g2 …間隔
37 …シール部材
39a …固定部
39a1 …固定部駆動側
39a2 …固定部他端側
39b …封止部
39b1 …第1封止部
39b2 …第2封止部
39b3 …封止部駆動側
39b4 …封止部他端側
70 …プロセスカートリッジ
100 …電子写真画像形成装置

Claims (12)

  1. 開口を有し現像剤を収容する枠体と、
    前記開口を囲うように前記枠体に固定される封止部を有する封止部材と、
    前記封止部材接着又は溶着された固定部を有する開封部材と、を有し、
    前記開封部材の移動により前記封止部材が前記枠体から剥がされ前記開口が開封される現像剤容器であって、
    前記開封部材の軸線方向において、前記固定部の外側の最端部を第一の最端部とし、前記封止部の外側の最端部を第二の最端部としたとき、前記第一の最端部は前記第二の最端部の外側に位置し、
    前記開封部材は前記軸線方向に移動可能に支持され、かつ前記軸線方向に前記開封部材が移動できる距離は、前記軸線方向における前記第一の最端部と前記第二の最端部の差よりも短いことを特徴とする現像剤容器。
  2. 枠体と、
    開口を有し現像剤を収容する可撓性容器と、
    前記開口を囲うように前記可撓性容器に固定される封止部を有する封止部材と、
    前記封止部材接着又は溶着された固定部を有する開封部材と、を有し、
    前記開封部材の移動により前記封止部材が前記可撓性容器から剥がされ前記開口が開封される現像剤容器であって、
    前記開封部材の軸線方向において、前記固定部の外側の最端部を第一の最端部とし、前記封止部の外側の最端部を第二の最端部としたとき、前記第一の最端部は前記第二の最端部の外側に位置し、
    前記開封部材は前記軸線方向に移動可能に支持され、かつ前記軸線方向に前記開封部材が移動できる距離は、前記軸線方向における前記第一の最端部と前記第二の最端部の差よりも短いことを特徴とする現像剤容器。
  3. 前記枠体は、前記開封部材が前記軸線方向に移動した場合に前記開封部材を規制するように構成された規制部を有し、
    前記軸線方向において、前記開封部材と前記規制部間の隙間が、前記差より小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤容器。
  4. 前記開封部材は、前記現像剤を搬送するための搬送部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  5. 前記封止部材の端部は、前記開口に対して前記開封部材より遠い側で折り返され前記開封部材に近い側に延び前記開口を封止していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  6. 前記開封部材は、回転可能に設けられた開封軸であり、回転により前記封止部材を前記枠体から剥がし前記開口を開封することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  7. 前記封止部材の開封方向は、前記封止部の長手方向に交差する方向であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の現像剤容器と、現像剤を担持する現像剤担持体と、を有することを特徴とする現像装置。
  9. 前記現像剤担持体が前記開封部材よりも上方に配置されていることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  10. 前記枠体は、前記開封部材が設けられ現像剤を収容する収容室と、前記開口を設けた壁を介して前記収容室より上方に配置され前記現像剤担持体が設けられた現像室と、を有することを特徴とする請求項又は請求項に記載の現像装置。
  11. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項乃至請求項10のいずれか1項に記載の現像装置のうちのいずれか1つと、現像剤像を担持する像担持体と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項乃至請求項10のいずれか1項に記載の現像装置、請求項11に記載のプロセスカートリッジのいずれか1つを有し、現像剤を用いて記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
JP2015065557A 2015-03-27 2015-03-27 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Active JP6525662B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065557A JP6525662B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
US15/080,239 US9785087B2 (en) 2015-03-27 2016-03-24 Developer container, developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065557A JP6525662B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016184145A JP2016184145A (ja) 2016-10-20
JP6525662B2 true JP6525662B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=57242932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015065557A Active JP6525662B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6525662B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6965059B2 (ja) * 2016-10-31 2021-11-10 キヤノン株式会社 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101564599B1 (ko) * 2008-12-19 2015-11-06 삼성전자 주식회사 현상유닛 및 이를 갖춘 화상형성장치
JP5959936B2 (ja) * 2011-07-14 2016-08-02 キヤノン株式会社 現像剤収納ユニット、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置
JP6282149B2 (ja) * 2013-06-05 2018-02-21 キヤノン株式会社 現像剤収納ユニット及び現像装置並びにプロセスカートリッジ、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016184145A (ja) 2016-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7428393B2 (en) Developing device, process cartridge, device unit, and image forming apparatus having a sealing member
JP5751779B2 (ja) 現像装置、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
KR101590669B1 (ko) 전자 사진 화상 형성 장치 및 프로세스 카트리지
JP2010060615A (ja) 画像形成装置
JP6529306B2 (ja) 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
EP2843479A1 (en) Electrophotographic image forming apparatus
JP6137786B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
JP2007193239A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US8798501B2 (en) Cover member and cartridge
JP6039247B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置
US20130121721A1 (en) Developer conveyance apparatus developing apparatus and process cartridge
JP6525662B2 (ja) 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
US9785087B2 (en) Developer container, developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
JP3814524B2 (ja) 粉体収納容器及びこれを備えた現像装置並びに電子写真画像形成装置
US20140056610A1 (en) Development device and image formation apparatus
JP6579772B2 (ja) 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP7406891B2 (ja) プロセスカートリッジ、現像装置および画像形成装置
JP2009115973A (ja) 現像装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2001305827A (ja) 画像形成装置
JP5704857B2 (ja) 画像形成システム及び電子写真画像形成装置
JP2004125930A (ja) 現像ユニット及び画像形成装置
JP7309547B2 (ja) 現像ユニット及びプロセスカートリッジ
JP2011053528A (ja) 現像装置、プロセスユニット、画像形成装置及び現像装置の組立方法
JP2011095591A (ja) 現像カートリッジ
JP2009229711A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び現像剤収容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190507

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6525662

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151