JP5010983B2 - プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジ梱包体 - Google Patents

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Description

本発明は、プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジ梱包体に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの少なくとも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置においては、カラー化が広く普及しており、特に複数の像担持体を有するタンデムタイプのものが高速性に優れ主流になりつつある。かかる装置において、像担持体およびこれに対する画像形成処理を行うための装置のうちで帯電装置、現像装置そしてクリーニング装置の少なくとも一つをカートリッジ内に纏めて収容したプロセスカートリッジを配置して用いる装置も知られている。
プロセスカートリッジは、画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられており、交換作用や保守点検作業時に装置外部に取り出すことで装置内の狭い空間での作業を低減することができる。
プロセスカートリッジには、像担持体に現像されたトナーを転写体へと転写するための大きな開口部が設けられており、よって装置外部に取り出したときや画像形成装置本体に装着する前の保管時において像担持体を傷や埃等から守るために保護カバーが装着されている。
特開2000−75770号公報 特開平7−306611号公報
上記特許文献1には、保護カバーに係止部を設けた構成が開示されているが、このように構成された保護カバーには次の問題が発生する。
保護カバーは、硬い樹脂成形品で形成しているため、係止爪を解除するのが容易ではなく、着脱の煩わしさが問題となる。
また、上記特許文献2には画像形成装置本体への着脱に連動して開閉する保護カバーを設けているが、保護カバーを格納するスペースが必要でプロセスカートリッジ及び、画像形成装置本体が大きくなり、また、着脱に連動して開閉するための機構が必要なため、部品点数が多くなり、コストアップになる等の問題が発生する。
本発明は、上記した従来の不具合を解消し、小型化が可能でしかも組み付け性や作業性を改善されて、ワンアクションで着脱が可能なプロセスカートリッジ用の保護部材及びプロセスカートリッジ梱包体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、表面の一部が外部に露出する像担持体を有し、かつ画像形成装置に対して着脱可能に構成されるプロセスカートリッジを保護する保護部材において、該保護部材は前記プロセスカートリッジの底部に対向する基底面と、前記基底面の長手方向左右両端部において略鉛直方向に立ち上げられた互いに対向する短側部と、前記基底面の長手方向に沿って略鉛直方向に立ち上げられた互いに対向する長側部とを有する略舟型に形成されており前記プロセスカートリッジの底部には脚部が設けられ、保護部材の前記基底面には当該基底面から外側に突出し、前記脚部を当接して受ける脚受け部が設けられ、前記短側部のそれぞれには前記プロセスカートリッジの被支持部を弾性変形して挟持する弾性支持部が形成されているとともに、保護部材に前記プロセスカートリッジが装着されると、前記脚部が前記脚受け部と当接することにより、前記像担持体の表面と前記基底面とが非接触状態に保持されることを特徴とする保護部材を提案する。
なお、本発明は、前記弾性支持部は、前記短側部の主面から外側に突出するように形成されていると、効果的である。
さらに、本発明は、前記弾性支持部は、前記短側部からの突出する方向に対して略直交する方向に弾性変形すると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記プロセスカートリッジの被支持部が円柱形状に形成された突出部であり、前記弾性支持部の幅がその突出部の直径より僅かに小さいと、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記保護部材が樹脂フィルムで成形されていると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記樹脂フィルムの厚みが0.1〜2mm、好ましくは0.5〜1.2mmであると、効果的である。
さらにまた、本発明は、前記樹脂フィルムがポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリウレタン樹脂及び、これらのアロイ樹脂等より構成されていると、効果的である。
また、上記課題を解決するため、本発明は、請求項1ないしの何れかに記載の保護部材が装着されたプロセスカートリッジを梱包することを特徴とするプロセスカートリッジ梱包体を提案する。
本発明によれば、底部に脚部が設けられているプロセスカートリッジが基底面から外側に突出し、脚部を当接して受ける脚受け部が設けられた保護部材に装着されると、脚部が脚受け部と当接することにより、像担持体の表面と基底面とが非接触状態に保持されるため、像担持体の面を確実に保護することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
図1はフルカラー画像を形成する画像形成装置の一例を示す垂直断面図であり、ここに示した画像形成装置は、画像形成装置本体1内に配置されたドラム状の感光体より成る第1ないし第4の像担持体2Y,2C,2M,2Kと、同じく画像形成装置本体1内に配置された無端状の中間転写ベルト3を有している。中間転写ベルト3は支持ローラ4,5に巻き掛けられて反時計方向に回転駆動される。
上記中間転写ベルト3は、各像担持体2Yないし2Kの下方に位置し、該中間転写ベルト3の上側の走行辺が各像担持体2Yないし2Kの周面に当接している。中間転写ベルト3は、各像担持体の表面にそれぞれ形成された互いに異なる色のトナー像が重ねて転写される転写材の一例を構成するものである。
第1ないし第4の各像担持体2Y,2C,2M,2K上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト3に転写する構成は、そのトナー像の色が異なるだけで、実質的に全て同一であるため、第1の像担持体2Yにトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト3に転写する構成だけを説明する。
図2において、像担持体2Yは時計方向に回転駆動され、このとき帯電電圧を印加された帯電ローラ6Yより成る帯電装置によって像担持体2Yが所定の極性に帯電される。帯電後の像担持体2Yには、図1に示した光書き込み装置7から出射する光変調されたレーザビームLが照射され、これによって像担持体2Yに静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置8Yによってイエロートナー像として可視像化される。
中間転写ベルト3を挟んで、像担持体2Yと反対側に一次転写ローラ10Yが配置され、この一次転写ローラ10Yに転写電圧が印加されることにより、像担持体2Y上のトナー像が転写ベルト3上に一次転写される。トナー像転写後の像担持体2Y上に付着する転写残トナーはクリーニングブレードを有するクリーニング装置9によって除去される。クリーニング装置9を通過した像担持体2Yが帯電ローラ6Yを通るとき、除電と同時に帯電され、次の作像に備える。
上述したところと全く同様にして、図1に示した第2ないし第4の像担持体2C,2M,2K上にシアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト3上に順次重ねて一次転写され、中間転写ベルト3上に合成トナー像が形成される。トナー像転写後の各像担持体2C,2M,2K上の転写残トナーがクリーニング装置9により除去されることも第1の像担持体2Yの場合と変わりはない。
一方、図1に示すように、画像形成装置本体1内の下部には、例えば転写紙より成る記録媒体Pを収容した給紙カセット12と、給紙ローラ13を有する給紙装置11が配置され、給紙ローラ13の回転によって最上位の記録媒体Pが矢印方向に送り出される。送り出された記録媒体Pは、レジストローラ対14によって、所定のタイミングで支持ローラ4に巻き掛けられた中間転写ベルト3の部分と、これに対置された二次転写ローラ15との間に給送される。このとき、二次転写ローラ15には所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト3上の合成トナー像が記録媒体Pに二次転写される。
合成トナー像を二次転写された記録媒体Pはさらに上方に搬送されて定着装置16を通り、このとき記録媒体P上のトナー像が熱と圧力の作用により定着される。定着装置16を通過した記録媒体Pは、排紙ローラ対17によって、画像形成装置本体1の上部の排紙部18に排出される。また、トナー像転写後の中間転写ベルト3上に付着する転写残トナーはクリーニング装置19によって除去される。
ところで、帯電ローラ6Yより成る帯電装置、現像装置8Y及びクリーニング装置9Yは、像担持体2Yにトナー像を形成するための作像装置を構成するものであり、これは、他の像担持体2C,2M,2Kのまわりに設けられた帯電ローラ6C,6M,6K、現像装置8C,8M,8K及びクリーニング装置9C,9M,9Kも同様である。
ここで、表面にトナー像が形成される各像担持体2Yないし2Kと、その各像担持体にトナー像を形成するための少なくとも1つの作像装置とが、それぞれ一体的に組み付けられたプロセスカートリッジ30Y,30C,30M,30Kとして構成され、本例の画像形成装置は、かかるプロセスカートリッジを複数個有し、その各像担持体2Yないし2Kにそれぞれ形成された互いに異なる色のトナー像を転写材の一例である中間転写ベルト3に転写して記録画像を得るように構成されている。
本例の画像形成装置においては、ユニットケース31Yに、像担持体2Yが回転自在に支持され、この像担持体2Yと、現像装置8Yと、クリーニング装置9Yと帯電ローラ6Yが一体的に組み付けられ、さらに現像装置8Yに補給するトナーを収納したトナータンク20Yを備えてプロセスカートリッジ30Yが構成されている。他の各像担持体2C,2M,2Kと、そのまわりにそれぞれ設けられた作像装置によっても、全く同様なプロセスカートリッジ30C,30M,30Kがそれぞれ構成されている。
上述のように、像担持体と帯電装置と現像装置とクリーニング装置の全てを一体化してプロセスカートリッジ30を構成する代りに、像担持体と一部の作像装置とによってプロセスカートリッジ30を構成してもよい。例えば、像担持体と、その像担持体にトナー像を形成するための帯電装置と現像装置とクリーニング装置の少なくとも1つとによってプロセスカートリッジ30を構成することができる。
本実施形態のプロセスカートリッジ30は、トナータンク20に収納したトナーがなくなると、新しいプロセスカートリッジ30に交換しなければならない。また、プロセスカートリッジ30自身の点検等を行う場合でも画像形成装置本体1から取り出され、作業終了後再装着される。
プロセスカートリッジ30の交換は、ユーザーが行うことを基本としており、本例のカラープリンタにおいては図2に示すように、排紙部18を兼ねる上カバーを露光装置7とともに装置奥側の回動支点21を中心として手前側を上方へ回動すると、装置本体内に装着されたプロセスカートリッジ30列が現出する。そして、図3に示すように、交換すべきプロセスカートリッジ30を上方へ引き上げることで画像形成装置本体1から取り出すことができる。逆にプロセスカートリッジ30を装着する場合は、プロセスカートリッジ30の短側面に設けられたガイド部をプリンタ側の案内溝(図示せず)に合わせて下ろせばプロセスカートリッジ30を正しい位置にセットすることができる。
図4は、プロセスカートリッジ30と保護部材としての保護カバー40を下方から見た斜視図で、図5はプロセスカートリッジ30と保護カバー40を取り付けた上体を示す斜視図である。
図4及び図5において、上記のように構成されるプロセスカートリッジ30は、底部、すなわち画像形成装置本体1に装着したときの下部の位置に、像担持体2の表面の一部が露出されている。したがって、プロセスカートリッジ30を画像形成装置本体1から取り出したときや、保管されているプロセスカートリッジ30には保護カバー40を取り付け、露出している像担持体2を、光や外部からの衝撃から守るように構成している。なお、プロセスカートリッジ30は、底部ではなく画像形成装置本体1に装着したときの側部の位置に、像担持体2の表面の一部が露出されるものであってもよい。
保護カバー40は、プロセスカートリッジ30が装着されたとき、像担持体2の表面に対向する基底面41と、この基底面41の長手方向、すなわち像担持体2の軸線方向の左右両端部において略鉛直方向に立ち上げられた互いに対向する短側部42と、基底面41の長手方向に沿って略鉛直方向に立ち上げられた互いに対向するとともに、端部が短側部42に接合している長側部43とを有し、保護カバー40は略舟型に形成されている。
上記短側部42と長側部43は、その立ち上げ幅は大きいと、プロセスカートリッジ30から外れにくく像担持体2の保護状態を保持できるが、取り付け取り出しの操作性が悪くなる。また、その立ち上げ幅は小さいと、取り付け取り出しの操作性が良くなるが、プロセスカートリッジ30から簡単に外れてしまい傷等が付く恐れがあるので、本実施形態ではプロセスカートリッジ30の全高の約1/4から1/5の高さに設定し、例えばプロセスカートリッジ30の全高が約15cmとすると、短側部42と長側部43の立ち上げ幅は約3cmに設定されている。
この保護カバー40は、弾性を有する樹脂フィルム、例えば、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリウレタン樹脂及び、これらのアロイ樹脂等より構成されている。なお、その場合の樹脂フィルムの厚みが0.1〜2mm、好ましくは0.5〜1.2mmであり、本実施形態の保護カバー40は0.8mmのPPとPETのもの使用している。
このように構成された保護カバー40は、長側部43の内面側、すなわち、プロセスカートリッジ30の当接側の面に、それぞれ内側に突出する突出部44が形成され、プロセスカートリッジ30に側面32に当接されている。このとき、一方は図示していないが左右の突出部44間の距離は、当該部のプロセスカートリッジ30の厚みより若干小さく設定されていることにより、保護カバー40の長側部43の面が僅かに弾性変形してプロセスカートリッジ30を挟持することができる。
保護カバー40の突出部44は、本例の場合、下部が錐になった円錐形状に形成されているいるが、突出部44の形状は円柱形状、四角柱形状、多角柱形状でも弾性変形してプロセスカートリッジ30を挟持可能である。但し、プロセスカートリッジ30の側面32との接触面積が小さくなる円錐形状、円柱形状の方が経時による塑性変形が少なく、長期に亘って安定な挟持力を発揮することができる。また、保護カバー40の突出部44は1ヶ所に形成されていてもよいし、図示するように複数個所(4ヶ所)に形成されていてもよく、突出部44の弾性変形力の大きさにより使い分けが可能である。なお、保護カバー40の弾性変形力は弾性変形量とともに、保護カバー40の材質、厚みにより調整が可能である。
ところで、プロセスカートリッジ30の短方向の側面には像担持体2の軸2aの両端がそれぞれ所定長さだけ外部に突出しており、この軸2aの両端の外部に突出した部分が円柱形状に形成されているプロセスカートリッジ30の被支持部として構成される。そして、保護カバー40の短側部42には、図4ないし図7に示すように、その被支持部であるところの像担持体2の軸2aを挟持する弾性支持部45が設けられている。
弾性支持部45は、短側部42の面から外側に突出した上下方向に延びる溝形状にて形成され、上部には軸2aが出入りする開口46が設けられてあるが、下部は閉じられている。そして、弾性支持部45は図7に示すように、その幅Wは像担持体2の軸2aの直径Sより僅かに狭く形成され、さらに狭く形成されている部分の上下方向の長さLは軸2aの直径Sよりかなり長く、プロセスカートリッジ30に保護カバー40を取り付けたとき、像担持体2の軸2aが弾性支持部45内に位置される。
このように構成された保護カバー40はプロセスカートリッジ30に取り付けると、像担持体2の軸2aが弾性支持部45内に入り込む。このとき、弾性支持部45の幅Wが像担持体2の軸2aの直径Sより僅かに小さいので、軸2aが接している弾性支持部45の部分はその軸2aによって押し広げられて弾性的に挟持するようになる。したがって、弾性支持部45は図5に示すように、入り込んだ軸2aを挿入方向と直交する方向に弾性変形して軸2aを挟持するため、弾性支持部45とは軸2aの外周部が線接触であり、四角柱形状や多角柱形状のように面で接触していないため、経時での塑性変形が小さく、長期に亘り安定的に着脱が可能となる。しかも、弾性支持部45が高精度に加工された像担持体2の軸2aを挟持するので、保護カバー40の弾性変形が狙った値に維持し易くなり、安定した着脱が得られる。
かくして、弾性支持部45の弾性変形によって保護カバー40がプロセスカートリッジ30を挟持し、保護カバー40が軽い挟持力によって保持される。よって、保護カバー40はプロセスカートリッジ30への装脱が大きな力を必要とすることなく簡単にできるだけでなく、上記弾性挟持によってプロセスカートリッジ30から簡単に外れてしまうことが防止される。
また、保護カバー40には、プロセスカートリッジ30を装着し易いように、弾性支持部45の開口46にプロセスカートリッジ30を装着する方向に向かって幅が狭くなるようなテーパー部47を設けており、このテーパー部47によって像担持体2の軸2aが弾性支持部45に案内されて入り込み易くしている。さらに、短側部42の面から突出した補強部48を弾性支持部45と一体的に形成すると、弾性支持部45の経時での塑性変形が小さくなり、長期に亘り安定的した弾性変形力が得られ、容易に着脱が可能となる。
また、保護カバー40には図4及び図5に示すように、脚部49が基底面41よりも外側に突出しており、保護カバー40をプロセスカートリッジ30に装着したままで、脚部49を下にして机上等に設置しても基底面41が机に接触することはなく、よって基底面41が変形して像担持体2と接触し、該像担持体2を傷つけたり、異物を付着させたりすることを防ぐことが可能である。
次に、プロセスカートリッジ30を梱包するプロセスカートリッジ梱包体について説明する。
保護カバー40を備えたプロセスカートリッジ30は図8に示すように、梱包体としての外装箱50に収納されており、矢印の方向にプロセスカートリッジ30を外装箱50から取り出し、図9に示すように、片手でプロセスカートリッジ30を持ち、もう片方の手で保護カバー40を持つことによりワンアクションで保護カバー40を取り外すことが可能である。
図8に示す外装箱50は、その箱の蓋部分51を開けると、寝かせて収納されているプロセスカートリッジ30の全側面が現れるが、図10に示す外装箱60はその箱の蓋部分61を開けると、立てて収納されているプロセスカートリッジ30の上面が現れる。そして、プロセスカートリッジ30に取り付けられた保護カバー40は外装箱60に両面テープ(図示せず)で貼り付けられており、プロセスカートリッジ30を矢印に示す方向、すなわち上方へ取り出すと、保護カバー40も同時に着脱され、保護カバー40をプロセスカートリッジ30から着脱する煩わしさを解消することができる。
保護カバーが、硬い樹脂成形品で形成している係止爪のようなものでは、プロセスカートリッジ30に強固に取り付けられているため、外装箱60から矢印方向に取り出しても、両面テープが剥がれ、保護カバーは外れずに同時に取り出すことになる。
また、両面テープで保護カバー40を外装箱60に取り付けておくと、例えば紙で作られている外装箱60と樹脂で作られている保護カバー40のように異なる材料からなる場合であっても、リサイクル時に分離が容易であり、リサイクル性に優れた構成となる。もちろん、両面テープではなく、接着剤で保護カバー40を外装箱60に取り付けても、上記効果が得られるものである。
図11に示す外装箱70は、図10と同様にその箱の蓋部分71を開けると、立てて収納されているプロセスカートリッジ30の上面が現れるようになっている。そして、プロセスカートリッジ30を上方へ取り出す際、プロセスカートリッジ30の取り出しを阻害しないが、保護カバー40の上端に形成された折り返し部40aが接触する邪魔板72が外装箱70に取り付けられている。なお、邪魔板72は図11において一端側しか示していないが、邪魔板72は少なくともプロセスカートリッジ30の長手方向の両端に設けられている。
このように構成された外装箱70は、保護カバー40を両面テープで外装箱70に取り付けなくとも、プロセスカートリッジ30を図11の矢印方向に取り出すと、保護カバー40の折り返し部40aが邪魔板72に接触してその取り出しを阻害して外装箱70内に取り残され、プロセスカートリッジ30だけが外装箱70から取り出される。よって、プロセスカートリッジ30の取り出しで保護カバー40も同時に着脱され、保護カバー40をプロセスカートリッジ30から着脱する煩わしさを解消することが可能となる。
なお、図11に示す保護カバー40は厚み1.2mmのPPを使用しており、図示した邪魔板72のような簡易なもので、脱着することが可能である。ここで、折り返し部40aは保護カバー40の強度を高める補強部材としての役割も担っている。また、折り返し部40aではなく、図4の弾性支持部45のように短側部42から突出した個所に対向する位置に、邪魔板72を設けてもよい。さらに、邪魔板72は図示したような小さな断片をプロセスカートリッジ30の周りに複数箇所設けてもよく、プロセスカートリッジの全周を囲うように設けてもよい。なお、保護カバー40はPETを使用してもよい。
図12は本発明との比較例として、保護カバー40の代わりに、紙で構成した保護シート80をプロセスカートリッジ30にセロハンテープ81で取り付けたものを示す。
このように構成すると、硬い樹脂成形品で形成している係止爪のように強固に取り付けたものよりは着脱は容易ではあるが、図12及び図13に示すように、数アクション必要であり、本発明よりユーザビリティーが優れているとはいえない。また、保護シート80が紙で形成されているため、接触傷等がはいり易く、像担持体2を保護する機能性能が低い。
本発明に係る画像形成装置であるカラープリンタを示す概略説明図である。 そのカラープリンタの作像ユニットを示す拡大断面説明図である。 カラープリンタの上カバーを開放した状態を示す斜視図である。 プロセスカートリッジとその保護カバーを示す斜視図である。 保護カバーを取り付けたプロセスカートリッジを示す斜視図である。 保護カバーの弾性支持部の部分を示す斜視図である。 保護カバーの弾性支持部と軸の関係を示す説明図である。 梱包体に収納されたプロセスカートリッジを示す斜視図である。 プロセスカートリッジへの保護カバーの取り外し時を示す斜視図である。 図8と異なる梱包体に収納されたプロセスカートリッジを示す斜視図である。 さらに別の梱包体に収納されたプロセスカートリッジを示す斜視図である。 本発明の比較例として示す梱包のプロセスカートリッジの斜視図である。 図12の保護シートの取り外し時を示す斜視図である。
符号の説明
2 像担持体
2a 像担持体の軸
30 プロセスカートリッジ
40 弾性支持部
41 基底面
42 短側部
43 長側部
45 弾性支持部
46 開口
47 テーパー部47
48 補強部48
50、60、70 外装箱

Claims (9)

  1. 表面の一部が外部に露出する像担持体を有し、かつ画像形成装置に対して着脱可能に構成されるプロセスカートリッジを保護する保護部材において、
    該保護部材は前記プロセスカートリッジの底部に対向する基底面と、前記基底面の長手方向左右両端部において略鉛直方向に立ち上げられた互いに対向する短側部と、前記基底面の長手方向に沿って略鉛直方向に立ち上げられた互いに対向する長側部とを有する略舟型に形成されており
    前記プロセスカートリッジの底部には脚部が設けられ、
    保護部材の前記基底面には当該基底面から外側に突出し、前記脚部を当接して受ける脚受け部が設けられ、
    前記短側部のそれぞれには前記プロセスカートリッジの被支持部を弾性変形して挟持する弾性支持部が形成されているとともに、
    保護部材に前記プロセスカートリッジが装着されると、前記脚部が前記脚受け部と当接することにより、前記像担持体の表面と前記基底面とが非接触状態に保持されることを特徴とする保護部材。
  2. 前記弾性支持部は、前記短側部の主面から外側に突出するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の保護部材。
  3. 前記弾性支持部は、前記短側部からの突出する方向に対して略直交する方向に弾性変形することを特徴とする請求項1または2に記載の保護部材。
  4. 前記プロセスカートリッジの被支持部が前記像担持体の回転軸であり、前記弾性支持部の幅がその回転軸の直径より僅かに小さいことを特徴とする請求項1に記載の保護部材。
  5. 前記プロセスカートリッジの底部から前記像担持体の表面の一部が外部に露出し、前記基底面が装着時に前記像担持体の表面に対向することを特徴とする請求項1に記載の保護部材。
  6. 前記保護部材が樹脂フィルムで成形されていることを特徴とする請求項1ないしの何れかに記載の保護部材。
  7. 前記樹脂フィルムの厚みが0.1〜2mm、好ましくは0.5〜1.2mmであることを特徴とする請求項に記載の保護部材。
  8. 前記樹脂フィルムがポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリウレタン樹脂及び、これらのアロイ樹脂等より構成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の保護部材。
  9. 請求項1ないしの何れかに記載の保護部材が装着されたプロセスカートリッジを梱包することを特徴とするプロセスカートリッジ梱包体。
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