JP4701721B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、光硬化型のインクを吐出するインク吐出口が配設されているインクジェット方式にて被記録材料に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
紫外線硬化型インクを用いてインクジェット記録方式にて画像を記録する装置では様々な記録媒体に対して記録可能であること、また需要に応じて版を用いることなく記録可能であることなどのメリットがある。
特許文献1には、記録媒体の表面にインクの受容層を設けることなく、インクの滲みによる画質の低下を防止すべく、光硬化型インクを用いたインクジェット方式による画像記録に関する技術が開示されている。
しかしながら、光硬化型インクを用いた場合に、画像のばらつき、インク量の差異による凹凸、局所的な過度の光沢感などが生じることがあり、特に多量のインクを用いた記録領域においてはこの影響が顕著になっている。これは水性または油性インクを用いて記録を行う場合、インクの大部分が被記録材料に吸収されるところ、光硬化型インクを用いる場合、被記録材料にインクが残留し、インク着弾部分が隆起した状態でインクが硬化することから着弾したインク量の違いで記録画像表面でばらつきが生じるためであろうと考えられている。
そこで、特許文献2には、光硬化型インクを用いてインクジェットプリンタにより記録を行う際に、着色剤を含むインクおよび着色剤を含まないインクの両方を使用して、単位面積あたりのインク量を均一にすることにより画像のばらつきを抑えて光沢感を均一にする技術が開示されている。
特開2001−310454号公報 特開2003−191601号公報
ところで、インクジェット方式による画像記録においても、記録画像を所望のレベルで光沢感を出したいという要求がある。
しかしながら、特許文献1および2に記載の技術では、両者を組み合わせたとしても、記録画像の光沢感を所定のレベルで均一にすることはできても、光沢感を所望のレベルにて均一にすることはできない。したがって、各光沢感を実現するための着色剤を含まないインクを用いるのかを決定することができない。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、記録画像の光沢感を所望のレベルにて均一にすることが可能なインクジェット記録装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明に係るインクジェット記録装置は、光硬化型のインクを吐出するインク吐出口が配設されているインクジェット方式にて被記録材料に記録を行うインクジェット記録装置において、着色インクを吐出する着色インク記録ヘッドと、前記着色インク記録ヘッドから被記録材料に着弾した着色インクを硬化させる光を照射する第1の光照射装置と、透明インクを吐出する透明インク記録ヘッドと、前記透明インク記録ヘッドから被記録材料に着弾した透明インクを硬化させる光を照射する第2の光照射装置と、を備え、
前記被記録材料に前記着色インク記録ヘッドから吐出された着色インクを前記第1の光照射装置で硬化させた後に前記透明インク記録ヘッドから吐出された透明インクを前記第2の光照射装置で硬化させて所定のテストパターンを記録し、
当該テストパターンを測定して得られる光沢値と、前記測定された光沢値に対して複数の異なる光沢感を実現するために必要な透明インク量とを各々対応づけたテーブルを備えると共に、前記テストパターンを測定して得られる光沢値と、前記テーブルに設定されている複数の光沢感から選択された一つの光沢感とに基づき、前記テーブルから必要な透明インク量を決定するインク量決定部を備えた制御部を有する事を特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、まず着色インク記録ヘッドおよび透明インク記録ヘッドの少なくとも一方を用いてテストパターンを記録させる。続いて、インク量決定部にて、このテストパターンの光沢感に基づいて、所望される光沢感が得られる透明インクのインク量が決定される。この決定にしたがって、着色インク記録ヘッドおよび透明インク記録ヘッドの吐出量を設定して記録を行うことにより、記録画像の光沢感を所望のレベルにて均一にすることが可能になる。
請求項2に記載の発明は、前記インク量決定部は、前記透明インク記録ヘッドから吐出する液滴数によりインク量を決定することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、インク量決定部は、透明インク記録ヘッドから吐出する液滴数によってインク量を決定するので、所望する光沢感に応じて簡易な方法でインク量を変更することが可能になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置において、前記光沢感を測定する光沢感測定手段を設け、前記インク量決定部では、前記光沢感測定手段の測定結果に基づいて前記透明インクのインク量が決定されることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、光沢感測定手段にてテストパターンの光沢感を測定したのちに透明インクのインク量を決定するため、より客観的に正確な所望の光沢感にするための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、前記光沢感測定手段は、前記テストパターンに対して光を照射し、前記テストパターンからの反射光を読み取ることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、簡便な構成でテストパターンの光沢感を測定することができるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、前記光沢感測定手段は、前記被記録材料のテストパターンを記録していない領域の光沢感の測定を行い、前記インク量決定部では、前記テストパターンを記録していない領域の光沢感と前記テストパターンの光沢感とを比較し、前記比較結果に基づいて前記透明インクのインク量を決定することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、光沢感測定手段にて、テストパターンの記録のない被記録材料、すなわち被記録材料自体の光沢感を測定し、インク量決定部にて、この被記録材料自体の光沢感と記録後のテストパターンの光沢感とを比較して透明インクのインク量を決定することで、被記録材料上の記録部分と非記録部分との光沢感を均一にすることが可能になる。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記被記録材料を搬送する搬送手段を設け、前記光沢感測定手段は、前記着色インク記録ヘッドおよび前記透明インク記録ヘッドの位置若しくはこれら記録ヘッドの記録後の位置に相当する位置である前記搬送手段の搬送方向の下流側に配置され、記録されたテストパターンの光沢感を前記光沢感測定手段を用いて測定することを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、テストパターン記録後に光沢感測定手段にて光沢感の測定を行うようにすることで、テストパターンを記録しながらこのテストパターンの光沢感を測定することが可能になり、透明インクのインク量が迅速に算出される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のインクジェット記録装置において、前記着色インク記録ヘッド、前記第1の光照射装置、前記透明インク記録ヘッド及び前記第2の光照射装置を搬送するヘッド走査手段を設け、
前記ヘッド走査手段により前記光沢感測定手段を前記被記録材料上で走査させることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、記録ヘッドが被記録材料上で搬送され記録が行われるシリアル方式のインクジェット記録装置において、被記録材料の全面にわたって光沢感を測定することが可能になる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のインクジェット記録装置において、前記光沢感測定手段は前記ヘッド走査方向で前記第2の光照射装置よりも後方側に配置されたことを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、シリアル方式のインクジェット記録装置において、ヘッド走査方向後方側に光沢感測定手段を配置したので、テストパターン記録直後に光沢感を測定することが可能になる。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載のインクジェット記録装置において、前記光沢感測定手段を前記被記録材料上で走査させる走査手段を設けたことを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、被記録材料の幅方向に記録ヘッドを配したライン方式のインクジェット記録装置において、構成に関係なく被記録材料の全面にわたって光沢感を測定することが可能になる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記テストパターンには、前記透明インクの単位面積あたりのインク量が各々異なる複数の領域が含まれることを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、透明インクの単位面積あたりのインク量を変動させたテストパターンの記録を行い、各テストパターンの光沢感を比較しながら所望する光沢感を与える透明インクのインク量を決定することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、複数種の着色インクに対応する着色インク記録ヘッドが設けられ、前記着色インク記録ヘッドでは、複数の着色インクの各々若しくは組合せにおいて記録時に最大となる単位面積あたりのインク量で記録を行うことを特徴としている。
請求項11に記載の発明によれば、最も画像上の凹凸や光沢感に影響を受けやすい条件、すなわち着色インクのインク量が最大のときの条件にて透明インクのインク量を決定することができ、例えば1/2次色のベタ画像部分の凹凸や光沢感を補正するための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記テストパターンには、前記着色インクの単位面積あたりのインク量が各々異なる複数の領域が含まれることを特徴としている。
請求項12に記載の発明によれば、着色インクの単位面積あたりのインク量が異なるとき、記録画像上の凹凸、光沢感のばらつきが生じやすいが、このばらつきを解消するように透明インクのインク量を決定することができるようになり、例えば階調によって異なる凹凸や光沢感を補正するための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記着色インクは、少なくとも、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの着色剤が含まれたインクであることを特徴としている。
請求項13に記載の発明によれば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基本色を用いたインクジェット記録装置において、各基本色に対応したテストパターンの光沢感に基づいて透明インクのインク量を決定し、着色インク記録ヘッドおよび透明インク記録ヘッドの吐出量を設定して記録を行うことができる。
請求項14に記載の発明は、請求項1〜13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置において、前記着色インクおよび透明インクは紫外線照射により硬化するインクであり、インクを硬化させるための紫外線照射装置をさらに設けたことを特徴とすることを特徴としている。
請求項14に記載の発明によれば、紫外線硬化型のインクを用いたインクジェット記録装置において、紫外線硬化型インクに対応したテストパターンの光沢感に基づいて透明インクのインク量を決定し、着色インク記録ヘッドおよび透明インク記録ヘッドの吐出量を設定して記録を行うので、記録画像の光沢感を所望のレベルにて均一にすることができる。
請求項1に記載の発明によれば、着色インク記録ヘッドおよび透明インク記録ヘッドの少なくとも一方を用いて記録させたテストパターンの光沢感に基づいて、所望される光沢感が得られる透明インクのインク量が決定され、この決定にしたがって、着色インク記録ヘッドおよび透明インク記録ヘッドの吐出量を設定して記録を行うことにより、記録画像の光沢感を所望のレベルにて均一にすることが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、透明インク記録ヘッドから吐出する液滴数が可変である透明インク記録ヘッドを用いるときに、所望する光沢感に応じて簡便な方法でテストパターンの透明インク量を変化させることが可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、光沢感測定手段にてテストパターンの光沢感を測定したのちに透明インクのインク量を決定するため、より客観的に正確な所望の光沢感にするための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
請求項4に記載の発明によれば、簡便な構成でテストパターンの光沢感を測定することができるようになる。
請求項5に記載の発明によれば、光沢感測定手段にて、テストパターンの記録のない被記録材料、すなわち被記録材料自体の光沢感を測定し、インク量決定部にて、この被記録材料自体の光沢感と記録後のテストパターンの光沢感とを比較して透明インクのインク量を決定することで、被記録材料上の記録部分と非記録部分との光沢感を均一にすることが可能になる。
請求項6に記載の発明によれば、テストパターン記録後に光沢感測定手段にて光沢感の測定を行うようにすることで、テストパターンを記録しながらこのテストパターンの光沢感を測定することが可能になり、透明インクのインク量が迅速に算出される。
請求項7に記載の発明によれば、記録ヘッドが被記録材料上で搬送され記録が行われるシリアル方式のインクジェット記録装置において、被記録材料の全面にわたって光沢感を測定することが可能になる。
請求項8に記載の発明によれば、シリアル方式のインクジェット記録装置において、テストパターンを記録しながら前記テストパターンの光沢感を測定することができるので、透明インクのインク量を迅速に算出することが可能になる。
請求項9に記載の発明によれば、被記録材料の幅方向に記録ヘッドを配したライン方式のインクジェット記録装置において、構成に関係なく被記録材料の全面にわたって光沢感を測定することが可能になる。
請求項10に記載の発明によれば、透明インクの単位面積あたりのインク量を変動させたテストパターンの記録を行い、各テストパターンの光沢感を比較しながら所望する光沢感を与える透明インクのインク量を決定することができる。
請求項11に記載の発明によれば、最も画像上の凹凸や光沢感に影響を受けやすい条件、すなわち着色インクのインク量が最大のときの条件にて透明インクのインク量を決定することができ、例えば1/2次色のベタ画像部分の凹凸や光沢感を補正するための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
請求項12に記載の発明によれば、着色インクの単位面積あたりのインク量が異なるとき、記録画像上の凹凸、光沢感のばらつきが生じやすいが、このばらつきを解消するように透明インクのインク量を決定することができるようになり、例えば階調によって異なる凹凸や光沢感を補正するための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
請求項13に記載の発明によれば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基本色を用いたインクジェット記録装置において、各基本色に対応した透明インクのインク量を決定することができるので、所望した光沢感を得ることができる効果を奏する。
請求項14に記載の発明によれば、紫外線硬化型のインクを用いたインクジェット記録装置において、紫外線硬化型のインクに対応した透明インクのインク量を決定することができるので、所望した光沢感を得ることができる効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
まず図1を参照して、本実施形態のインクジェット記録装置の主要構成について説明する。図1はインクジェット記録装置の主要構成図である。
インクジェット記録装置1は、被記録材料上で記録ヘッドを走査させながら、紫外線硬化型のインクを吐出させて、被記録材料上に画像を記録するシリアル型のインクジェット記録装置である。このインクジェット記録装置1には、被記録材料Pを下方から支持するプラテン6が設けられるとともに、プラテン6によって支持された被記録材料Pを搬送する搬送装置7(図2参照)が設けられている。また、プラテン6の上方には、記録ヘッド12および光照射装置4,5を被記録材料Pの搬送方向に対して直交する方向に走査するヘッド走査手段としてのキャリッジ8(図3参照)が設けられている。
キャリッジ8には、プラテン6に支持された被記録材料Pに向けてインクを吐出する複数の記録ヘッド12が、走査方向Aに沿って配列されている。これら複数の記録ヘッド12は、着色剤を含まない透明インク(Cl)を吐出する透明インク記録ヘッド3と、着色剤を含む着色インクを吐出する着色インク記録ヘッド2とから成り立っている。ここで、着色インクには、黒色の着色剤を含むブラックインク(K)や、黒色以外の色の着色剤を含む着色インク等があるために、黒色インクを吐出する黒色インク用記録ヘッド2aと、シアン(C)インクを吐出するシアンインク用記録ヘッド2bと、マゼンタ(M)インクを吐出するマゼンタインク用記録ヘッド2cと、イエロー(Y)インクを吐出するイエローインク用記録ヘッド2dとによって、着色インク記録ヘッド2が構成されている。
また、キャリッジ8には、紫外線を含んだ光を被記録材料Pに向けて照射する複数の光照射装置4,5が、透明インク記録ヘッド3の両側方に、それぞれ着色インク記録ヘッド2側および着色インク記録ヘッド2ではない側に配置されている。
図2はインクジェット記録装置1の主制御部分を表すブロック図であり、この図2に示すように、インクジェット記録装置1には、透明インク記録ヘッドから吐出する透明インクのインク量を決定するとともに、各駆動部を制御する制御装置9が設けられている。制御装置9は、インターフェイス、記録回路、CPU等から構成され、記録回路中に書き込まれている制御プログラムや制御データに従いインターフェイスに接続された各種機器を制御するようになっている。
インターフェイスには、被記録材料Pを搬送する搬送装置7、キャリッジ8および記録ヘッド12の各駆動源や、光照射装置4,5の光源、および図3に示す光沢感測定手段11を被記録材料P上で主走査方向と平行な方向に走査する走査手段13が電気的に接続されている。なお、このインターフェイスには、これら以外にもインクジェット記録装置1の各駆動部などが接続されている。
ここで、透明インクのインク量について説明する。
本発明においては、所望される記録画像の光沢感に応じて、透明インクのインク量が決定されるようになっているが、本実施形態では、事前に所定のテストパターンの記録を被記録材料Pに対して行って、このテストパターンの光沢感を測定するようになっている。
記録されるテストパターンについては、例えば透明インクの単位面積あたりのインク量が各々異なる複数の領域が含まれるようにしてもよく、この場合には、透明インクの単位面積あたりのインク量を変動させたテストパターン記録を行い、各テストパターンの光沢感を比較しながら所望する光沢感を与える透明インクのインク量を決定することができる。
図4は、第一の実施形態におけるテストパターンを示している。図4では、横方向にブラック(K)インクのインク量を記録率100%から0%まで変化させ、縦方向に透明(Cl)インクのインク量を記録率100%から10%まで変化させるようになっている。例えば領域aは、ブラック(K)インクの記録率80%かつ透明(Cl)インクの記録率100%を組み合わせた領域であり、領域bは、ブラック(K)インクの記録率80%かつ透明(Cl)インクの記録率80%を組み合わせた領域である。着色インクの記録率が同じときには、透明(Cl)インクの記録率が高いほうが光沢感が高いとされている。
また、このテストパターンを用いて、最も画像上の凹凸や光沢感に影響を受けやすい条件、すなわち着色インクのインク量が最大のときの条件にて透明インクのインク量を決定することもでき、この場合、例えば1/2次色のベタ画像部分の凹凸や光沢感を補正するための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
図5に、マゼンタ(M)インクとシアン(C)インクとにより生成されるブルー(B)インクの記録率と透明(Cl)インクの記録率とを変化させたテストパターンを示す。図5は図4と同様に、横方向にブルー(B)インクのインク量を記録率100%から0%まで変化させ、縦方向に透明(Cl)インクのインク量を記録率100%から10%まで変化させるようになっている。
さらに、着色インクの色によって光沢感が異なる場合には、全ての色に関して同様のテストパターンを適用して、それぞれの色に最適な組み合わせを選択することが可能になる。
また、テストパターンに、着色インクの単位面積あたりのインク量が各々異なる複数の領域が含まれるようにしてもよく、この場合には、着色インクの単位面積あたりのインク量が異なるとき、記録画像上の凹凸、光沢感のばらつきが生じやすいが、このばらつきを解消するように透明インクのインク量を決定することができるようになり、例えば階調によって異なる凹凸や光沢感を補正するための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
図6〜図8は、第一の実施形態におけるインク量を変化させて透明インク記録ヘッドから透明インクを吐出するパターンを示す。
図6及び図7は、着色インクと同一解像度で透明インクの記録がされており、透明インク記録ヘッドから吐出する透明インクのインク量若しくは液滴数を多くすることによって、図6よりも図7のほうが1ドットあたりのインク量が多いとされるようになっている。
図8は、透明インク記録ヘッドから透明インクを吐出しないドットを設けることによって、着色インクの解像度よりも透明インクの記録率を低くするようになっている。
図3には、テストパターンの光沢感を測定するための光沢感測定手段11がキャリッジ8に設けられていることが示されている。この光沢感測定手段11は、例えば所定の波長の光を発光する発光部と、テストパターンから反射される反射光を受光する受光部とから構成され、この光沢感測定手段11は図2に示した走査手段13により移動制御されるようになっている。また、光沢感測定手段11は、図3に示したように、記録ヘッド12に対して被記録材料Pの搬送方向Yの下流側に設けられていることが好ましい。
このようにテストパターン記録後に光沢感測定手段にて光沢感の測定を行うようにすることで、テストパターンを記録しながらこのテストパターンの光沢感を測定することが可能になり、透明インクのインク量が迅速に算出される。
また、光沢感の測定は、光沢感測定手段11にて、例えば図9に示したように、発光部から発射された光を所定の入射角θにて入射させて、その反射光の光量が受光部にて測定されるようになっている。例えば、入射角θが45°のときの反射光の光量と入射光の光量との比(反射光の光量/入射光の光量)が45°光沢値、入射角θが60°のときの(反射光の光量/入射光の光量)が60°光沢値と称される。測定された光沢感の値(「光沢感測定値」)は、制御装置9(図2参照)に送られ、制御装置9はこの光沢感の値に基づいて記録ヘッド12の透明インク記録ヘッド3のインク吐出量(インク量)を決定するようになっている。
また、光沢感測定手段11では、テストパターンの記録のない被記録材料、すなわち被記録材料自体の光沢感を測定し、インク量決定部にて、この被記録材料自体の光沢感と記録後のテストパターンの光沢感とを比較して透明インクのインク量を決定してもよい。このようにすることで、被記録材料上の記録部分と非記録部分との光沢感を均一にすることが可能になる。
図10は、光沢感測定値と透明インクのインク量との関係の一例を示すテーブルであり、所望する光沢感A〜Cを出す実現するために要求される透明インクのインク量(ピコリットル:pl)が、光沢感測定値ごとに設定されている。例えば、光沢感測定値が5であるときに、光沢感Aを実現するためには、透明インクのインク量が5pl必要であることが示される。
制御装置9では、光沢感測定手段11からの測定値および図10に示したようなテーブルに基づいて、所望する光沢感を実現するために必要な透明インクのインク量が決定され、透明インク記録ヘッド3の吐出量を調節するようになっている。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置1の作用について説明する。
制御装置9は、画像記録タイミングになると、被記録材料Pが間欠で搬送させられるように、搬送装置7を制御する。間欠搬送時に被記録材料Pが停止した状態になると、制御装置9はキャリッジ8を制御して、記録ヘッド12を被記録材料P上で走査させる。キャリッジ8の走査時においては、制御装置9は、各記録ヘッド12からインクが吐出されるように記録ヘッド12を制御するとともに、光照射装置4,5から被記録材料Pに向けて光が照射されるように光照射装置4,5を制御し、被記録材料P上に画像を記録する。
ここで、図1,図3に示す主走査方向Aにキャリッジ8が走査する場合には、主走査方向Aの上流側の光照射装置4は前記走査で被記録材料P上に着弾した着色インク(Y,M,C,K)を硬化させ、下流側の光照射装置5は前記走査で被記録材料P上に着弾した透明インクを硬化させることになる。
本実施形態では、主走査方向が図面の左から右への一方向のみである場合を示すが、逆方向における一方向、両方向であっても差し支えない。ただし、逆方向における一方向への主走査の場合には、光照射装置5の変わりに着色インク記録ヘッド2の前記主走査方向に対して下流側に着色インクを硬化させるための光照射装置を設ける必要があり、両方向への主走査の場合には、光照射装置4,5に加えて、最も外側に位置するイエローインク用記録ヘッド2dのさらに外側に、着色インクを硬化させるための光照射装置を設ける必要がある。
なお、ここで言う硬化とは、被記録材料P上に着弾したインク滴の全ての部分が硬化した完全硬化であっても、他のインク滴とは混じり合わない程度にインク滴の表面部分のみが硬化した初期硬化であっても構わない。
これによって、主走査方向Aにキャリッジ8が走査すると、イエローインク用記録ヘッド2d,マゼンタインク用記録ヘッド2c,シアンインク用記録ヘッド2b,ブラックインク用記録ヘッド2aの順に被記録材料Pに各記録ヘッドから着色インクの吐出がなされ、光照射装置4により被記録材料P上の着色インクが硬化される。続いて、透明インク記録ヘッド3から被記録材料P上に透明インクが吐出されて、光照射装置5により被記録材料P上の透明インクが硬化される。その後、被記録材料Pは搬送方向Yに間欠的に送られる。
これらの工程を繰り返すことにより、被記録材料P上に画像が記録される。
この被記録材料Pへの画像記録に先立って、記録された画像が所望される光沢感を持つように、被記録材料Pに予めテストパターンを記録し、このテストパターンの光沢感測定の結果に基づいて、制御装置9が適切な透明インクのインク量を決定する。
すなわち、制御装置9は記録ヘッド12、光照射装置4,5、搬送装置7およびキャリッジ8の動作を、所定の被記録材料上に所定のテストパターンが記録されるように制御する。
続いて、制御装置9は光沢感測定手段11を用いて前記テストパターンの光沢値を測定するように、走査手段13および光沢感測定手段11を制御する。光沢感測定手段11にて得られた光沢値は、制御装置9に送られ、図5に示したようなテーブルに基づいて、所望される光沢感を実現するための透明インクのインク量が決められる。
記録ヘッド12では、透明インク記録ヘッド3において透明インクの吐出量、すなわちインク量が制御装置9にて決定されたインク量になるように制御される。
以上により、第一の実施形態によれば、記録ヘッドがシリアル型のインクジェット記録装置にて光沢感測定手段11によってテストパターンの光沢値を測定し、その結果に基づいて透明インク記録ヘッド3から吐出する透明インクのインク量が決定されるので、所望する光沢感で記録された画像を得ることができる。
さらに、第一の実施形態における光沢感測定手段が記録ヘッドに対して被記録材料の搬送方向の下流側に設けられた例を示したが、これに限定されず、図11に示すように、記録ヘッドに対して被記録材料の搬送方向下流側かつ記録ヘッドの走査方向後方側に設けられていても良く、更に好ましいとされている。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
図12は、本発明に係るインクジェット記録装置の第二の実施形態の要部を示す図であり、インクジェット記録装置14は、被記録材料を搬送方向Yに向けて搬送しながら、固定された記録ヘッド12から紫外線硬化型のインクを吐出させて、被記録材料上に画像を記録するライン型のインクジェット記録装置である。
このインクジェット記録装置14には、被記録材料Pを下方から支持するプラテン6が設けられるとともに、プラテン6によって支持された被記録材料Pを搬送する搬送装置7(図13参照)が設けられている。
また、プラテン6の上方には、プラテン6に支持された被記録材料Pに向けてインクを吐出する複数の記録ヘッド12が、被記録材料Pの搬送方向Yに沿って配列されている。これら複数の記録ヘッド12は、着色剤を含まない透明インク(Cl)を吐出する透明インク記録ヘッド3と、着色剤を含む着色インクを吐出する着色インク記録ヘッド2とから成り立っている。ここで、着色インクには、黒色の着色剤を含むブラックインク(K)や、黒色以外の色の着色剤を含む着色インク等があるために、黒色インクを吐出する黒色インク用記録ヘッド2aと、シアン(C)インクを吐出するシアンインク用記録ヘッド2bと、マゼンタ(M)インクを吐出するマゼンタインク用記録ヘッド2cと、イエロー(Y)インクを吐出するイエローインク用記録ヘッド2dとによって、着色インク記録ヘッド2が成り立っている。
また、プラテン6の上方には、紫外線を含んだ光を被記録材料Pに向けて照射する複数の光照射装置4,5が、透明インク記録ヘッド3の両側に、それぞれ着色インク記録ヘッド2側および着色インク記録ヘッド2ではない側に配置されている。
また、図12に示したように、テストパターンの光沢感を測定するための光沢感測定手段11が記録ヘッド12よりも搬送方向Yよりも下流方向に配置されている。この光沢感測定手段11は、前述したような所定の波長の光を発光する発光部と、テストパターンから反射される反射光を受光する受光部とから構成される。また、この光沢感測定手段11は、走査手段13により移動制御されるようになっている。
図13はインクジェット記録装置14の主制御部分を表すブロック図であり、この図13に示すように、第一の実施形態のインクジェット記録装置1と同様に、インクジェット記録装置14には、透明インク記録ヘッドから吐出する透明インクのインク量を決定するとともに、各駆動部を制御する制御装置15が設けられている。制御装置15は、インターフェイス、記録回路、CPU等から構成され、記録回路中に書き込まれている制御プログラムや制御データに従いインターフェイスに接続された各種機器を制御するようになっている。
インターフェイスには、搬送装置7、記録ヘッド12の駆動源や、光照射装置4,5の光源、および図3に示す光沢感測定手段11を被記録材料P上で搬送方向Yと垂直な方向に走査する走査手段13が電気的に接続されている。なお、このインターフェイスには、これら以外にもインクジェット記録装置14の各駆動部などが接続されている。
第一の実施形態と同様に、本実施形態においても、制御装置15にて、光沢感測定手段11により測定された光沢感に基づいて、記録画像について所望する光沢感を実現するための透明インクのインク量が決定されるようになっている。また、記録ヘッド12では、透明インクのインク量がこの決定されたインク量になるように、各インクの吐出量が設定されるようになっている。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置14の作用について説明する。
制御装置15は、画像記録タイミングになると、搬送装置7を制御して被記録材料Pを搬送方向Yに搬送する。このとき、制御装置9は、各記録ヘッド2から着色インクが吐出され、続いて記録ヘッド3から透明(Cl)インクが吐出されるように記録ヘッド12を制御するとともに、光照射装置4,5から被記録材料Pに向けて光が照射されるように光照射装置4,5を制御し、被記録材料P上に画像を記録する。
ここで、被記録材料Pの搬送方向Yの上流側の光照射装置4は、被記録材料P上に着弾した着色インク(Y,M,C,K)を硬化させ、下流側の光照射装置5は前記走査で被記録材料P上に着弾した透明インクを硬化させることになる。なお、ここでいう硬化とは、前述した状態をいう。
このようにインク吐出およびインク硬化を繰り返すことにより、被記録材料P上に画像が記録される。
この被記録材料Pへの画像記録に先立って、記録された画像が所望される光沢感を持つように、被記録材料Pに予めテストパターンを記録し、このテストパターンの光沢感測定の結果に基づいて、適切な透明インクのインク量が制御装置15にて決定される。
すなわち、制御装置15は記録ヘッド12、光照射装置4,5、および搬送装置7の動作を、所定の被記録材料上に所定のテストパターンが記録されるように制御する。
続いて、制御装置15は光沢感測定手段11を用いて前記テストパターンの光沢値を測定するように、走査手段13および光沢感測定手段11を制御する。光沢感測定手段11にて得られた光沢値は、制御装置15に送られ、図10に示したようなテーブルに基づいて、所望される光沢感を実現するための透明インクのインク量が決められる。
記録ヘッド12では、透明インク記録ヘッド3において透明インクの吐出量、すなわちインク量が制御装置15にて決定されたインク量になるように制御される。
以上により、第二の実施形態によれば、記録ヘッドがライン型のインクジェット記録装置にて光沢感測定手段11によってテストパターンの光沢値を測定し、その結果に基づいて透明インク記録ヘッド3から吐出する透明インクのインク量が決定されるので、所望する光沢感で記録された画像を得ることができる。
以上、本発明の実施形態によれば、着色インク記録ヘッド2および透明インク記録ヘッド3の少なくとも一方を用いて記録させたテストパターンの光沢感に基づいて、所望される光沢感が得られる透明インクのインク量が決定され、この決定にしたがって、着色インク記録ヘッド2および透明インク記録ヘッド3の吐出量を設定して記録を行うことにより、記録画像の光沢感を所望のレベルにて均一にすることが可能になる。
また、光沢感測定手段11にてテストパターンの光沢感を測定したのちに透明インクのインク量を決定するため、より客観的に正確な所望の光沢感にするための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
また、光沢感測定手段11を発光部および受光部にて構成することにより、簡便な構成でテストパターンの光沢感を測定することができるようになる。
また、光沢感測定手段11にて、テストパターンの記録のない被記録材料、すなわち被記録材料自体の光沢感を測定し、インク量決定部にて、この被記録材料自体の光沢感と記録後のテストパターンの光沢感とを比較して透明インクのインク量を決定することで、被記録材料上の記録部分と非記録部分との光沢感を均一にすることが可能になる。
また、テストパターン記録後に光沢感測定手段11にて光沢感の測定を行うようにすることで、テストパターンを記録しながらこのテストパターンの光沢感を測定することが可能になり、透明インクのインク量が迅速に算出される。
また、第一の実施形態のように、着色インク記録ヘッド2および透明インク記録ヘッド3を走査するヘッド走査手段としてのキャリッジ8を設けて、キャリッジ8により光沢感測定手段11を被記録材料P上で走査させるようにすることで、記録ヘッドが被記録材料上で走査されて記録が行われるシリアル方式のインクジェット記録装置において、被記録材料の全面にわたって光沢感を測定することが可能になる。
また、第二の実施形態のように、光沢感測定手段11を被記録材料P上で走査させる走査手段としての走査手段13を設けることで、特に被記録材料の幅方向に記録ヘッドを配したライン方式のインクジェット記録装置において、構成に関係なく被記録材料の全面にわたって光沢感を測定することが可能になる。
また、記録されるテストパターンについては、例えば透明インクの単位面積あたりのインク量が各々異なる複数の領域が含まれるようにしてもよく、この場合には、透明インクの単位面積あたりのインク量を変動させたテストパターン印字を行い、各テストパターンの光沢感を比較しながら所望する光沢感を与える透明インクのインク量を決定することができる。
また、このテストパターンを用いて、最も画像上の凹凸や光沢感に影響を受けやすい条件、すなわち着色インクのインク量が最大のときの条件にて透明インクのインク量を決定することもでき、この場合、例えば1/2次色のベタ画像部分の凹凸や光沢感を補正するための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
また、テストパターンに、着色インクの単位面積あたりのインク量が各々異なる複数の領域が含まれるようにしてもよく、この場合には、着色インクの単位面積あたりのインク量が異なるとき、記録画像上の凹凸、光沢感のばらつきが生じやすいが、このばらつきを解消するように透明インクのインク量を決定することができるようになり、例えば階調によって異なる凹凸や光沢感を補正するための透明インクのインク量を決定することが可能になる。
さらに、本実施形態において、着色インクに少なくともシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの着色剤を含ませるようにすることで、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの基本色を用いたインクジェット記録装置において、所望する光沢感で記録された画像を得ることができる。
さらに、本実施形態によれば、紫外線硬化型のインクを用いたインクジェット記録装置において、所望する光沢感で記録された画像を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
本発明の第一の実施形態であるインクジェット記録装置の要部を示す図である。 前記第一の実施形態における制御装置を示すブロック図である。 前記第一の実施形態の要部を上方から見た図である。 本発明の第一の実施形態におけるブラック(K)インクと透明(Cl)インクとを用いたテストパターンを示す図である。 本発明の第一の実施形態におけるブルー(B)インクと透明(Cl)インクとを用いたテストパターンを示す図である。 本発明の第一の実施形態における透明インクを吐出するパターンを示す図である。 本発明の第一の実施形態における透明インクを吐出するパターンを示す図である。 本発明の第一の実施形態における透明インクを吐出するパターンを示す図である。 本発明の実施形態における光沢感測定について説明する図である。 本発明の実施形態において設定される光沢感測定値に対する透明インクのインク量の一例を示すテーブルである。 本発明の第一の実施形態における光沢感測定手段の位置を示す図である。 本発明の第二の実施形態であるインクジェット記録装置の要部を示す図である。 前記第二の実施形態における制御装置を示すブロック図である。
符号の説明
1,14 インクジェット記録装置
2 着色インク記録ヘッド
3 透明インク記録ヘッド
4,5 光照射装置
7 搬送装置
8 キャリッジ
11 光沢感測定手段
12 記録ヘッド
13 走査手段

Claims (14)

  1. 光硬化型のインクを吐出するインク吐出口が配設されているインクジェット方式にて被記録材料に記録を行うインクジェット記録装置において、
    着色インクを吐出する着色インク記録ヘッドと、
    前記着色インク記録ヘッドから被記録材料に着弾した着色インクを硬化させる光を照射する第1の光照射装置と、
    透明インクを吐出する透明インク記録ヘッドと、
    前記透明インク記録ヘッドから被記録材料に着弾した透明インクを硬化させる光を照射する第2の光照射装置と、を備え、
    前記被記録材料に前記着色インク記録ヘッドから吐出された着色インクを前記第1の光照射装置で硬化させた後に前記透明インク記録ヘッドから吐出された透明インクを前記第2の光照射装置で硬化させて所定のテストパターンを記録し、
    当該テストパターンを測定して得られる光沢値と、前記測定された光沢値に対して複数の異なる光沢感を実現するために必要な透明インク量とを各々対応づけたテーブルを備えると共に、前記テストパターンを測定して得られる光沢値と、前記テーブルに設定されている複数の光沢感から選択された一つの光沢感とに基づき、前記テーブルから必要な透明インク量を決定するインク量決定部を備えた制御部を有する事を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インク量決定部は、前記透明インク記録ヘッドから吐出する液滴数によりインク量を決定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記光沢感を測定する光沢感測定手段を設け、
    前記インク量決定部では、前記光沢感測定手段の測定結果に基づいて前記透明インクのインク量が決定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記光沢感測定手段は、前記テストパターンに対して光を照射し、前記テストパターンからの反射光を読み取ることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記光沢感測定手段は、前記被記録材料のテストパターンを記録していない領域の光沢感の測定を行い、
    前記インク量決定部では、前記テストパターンを記録していない領域の光沢感と前記テストパターンの光沢感とを比較し、前記比較結果に基づいて前記透明インクのインク量を決定することを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記被記録材料を搬送する搬送手段を設け、
    前記光沢感測定手段は、前記着色インク記録ヘッドおよび前記透明インク記録ヘッドの位置若しくはこれら記録ヘッドの記録後の位置に相当する位置である前記搬送手段の搬送方向の下流側に配置され、記録されたテストパターンの光沢感を前記光沢感測定手段を用いて測定することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記着色インク記録ヘッド、前記第1の光照射装置、前記透明インク記録ヘッド及び前記第2の光照射装置を搬送するヘッド走査手段を設け、
    前記ヘッド走査手段により前記光沢感測定手段を前記被記録材料上で走査させることを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記光沢感測定手段は前記ヘッド走査方向で前記第2の光照射装置よりも後方側に配置されたことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記光沢感測定手段を前記被記録材料上で走査させる走査手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記テストパターンには、前記透明インクの単位面積あたりのインク量が各々異なる複数の領域が含まれることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  11. 着色インク記録ヘッドは、複数種の着色インクに対応して複数配置され、
    前記着色インク記録ヘッドでは、複数の着色インクの各々若しくは組合せにおいて記録時に最大となる単位面積あたりのインク量で記録を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記テストパターンには、前記着色インクの単位面積あたりのインク量が各々異なる複数の領域が含まれることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記着色インクは、少なくとも、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの着色剤が含まれたインクであることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記着色インクおよび透明インクは紫外線照射により硬化するインクであり、
    インクを硬化させるための紫外線照射装置をさらに設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
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