JP2002144551A - インクジェット記録方法及びそれに用いるオーバーコート液並びにインクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録方法及びそれに用いるオーバーコート液並びにインクジェット記録装置Info
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- JP2002144551A JP2002144551A JP2000349637A JP2000349637A JP2002144551A JP 2002144551 A JP2002144551 A JP 2002144551A JP 2000349637 A JP2000349637 A JP 2000349637A JP 2000349637 A JP2000349637 A JP 2000349637A JP 2002144551 A JP2002144551 A JP 2002144551A
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Abstract
物を容易に提供し得るインクジェット記録方法を提供す
ること。 【解決手段】 本発明のインクジェット記録方法は、基
材上にインク受容層を設けてなる記録媒体に、複数色の
顔料インクを吐出して文字及び/又は画像を記録するイ
ンクジェット記録方法において、複数色の前記顔料イン
クそれぞれの単位面積当たりのインク吐出量が最大とな
るときの単位面積当たりのインク吐出量に対して、単位
面積当たりのインク吐出量が50重量%以上となる記録
部分に、皮膜形成能を有するオーバーコート液を、単位
面積当たりのインク吐出量(重量)に対して、30〜1
00重量%吐出する(但し、オーバーコート液の吐出量
(重量)は、単位面積当たりの1種類の最大インク吐出
量(重量)に対して100重量%を超えない量である)
ことを特徴とする。
Description
光沢ムラが低減された記録物を容易に提供し得るインク
ジェット記録方法及び該インクジェット記録方法に用い
るオーバーコート液並びにインクジェット記録装置に関
する。
ジェット記録方法は、インクの小滴を飛翔させ、紙等の
記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法である。近年
のインクジェット記録技術の革新的な進歩により、これ
まで銀塩写真やオフセット印刷によってのみ実現されて
きた高精細印刷の分野にまでインクジェット記録方法が
用いられるようになってきており、それに伴い、これら
の分野で用いられてきた印画紙やアート紙等に匹敵する
高い光沢性を有するインクジェット記録媒体が開発され
ている。このような高光沢インクジェット記録媒体とし
ては、紙やフィルム等の基材上にシリカ等の多孔質顔料
を含有するインク受容層を設けたものが主流となってい
る。
に文字及び/又は画像を記録する際に用いられるインク
としては、水を主成分とし、これに色材及び有機溶剤そ
の他の各種添加剤を含有させた水系インクが一般的であ
る。色材としては、染料及び顔料があるが、彩度の高
さ、種類の豊富さ、水への溶解性等の理由で染料が主流
となっている。しかし、一般に染料は、耐光性、耐ガス
性、耐水性、耐湿性等(以下、耐候性という)に劣るた
め、染料インクにより文字及び/又は画像を記録された
記録物は画像堅牢性に劣る。これに対し、顔料は、耐候
性に優れ、記録物の画像堅牢性に優れるので、近年その
需要が高まってきており、顔料の特性を活かした顔料イ
ンクの開発が進められている。
る顔料の分散液であるため、記録媒体に顔料インクによ
り文字及び/又は画像を記録すると、顔料が記録媒体の
表面に浮いたような状態で付着し、その結果、記録部分
と非記録部分とで光沢差が生じたり、インク吐出量が異
なる部分間で光沢感が異なるという、いわゆる光沢ムラ
が発生するという問題がある。光沢ムラは、記録部分に
光沢がないマット系の記録媒体を用いた場合には問題と
ならず、またインク吐出量が多い場合に悪化する傾向が
ある。前述したように、高光沢インクジェット記録媒体
は、高精細印刷に多用されることが多いところ、高精細
印刷は、通常の印刷に比してインク吐出量が多いため、
光沢ムラは、高光沢インクジェット記録媒体を用いた場
合に特に問題となる。
は、画像品質及び耐候性に優れた印刷画像を実現する目
的で、高光沢インクジェット記録媒体にインクジェット
記録後、そのインク受容層上に耐熱性フィルムを介し
て、溶融転写された熱可塑性樹脂を主成分とする転写オ
ーバーコート層を設ける技術が開示されている。しか
し、この技術は、コストアップや、フィルムにシワが入
ったり、記録媒体とフィルムとの間に空気が混入する等
の問題があった。
び特開2000−141708号公報には、プラスチッ
ク製品や金属製品等のインク吸収性のない記録媒体上に
形成された記録画像の耐スクラッチ性の向上を目的とし
て、インクジェット記録後に、記録画像上に紫外線硬化
性のコーティング剤を塗布し、これに紫外線を照射して
硬化させる技術が開示されている。しかし、この技術
は、コストアップや、工程の煩雑さ、人体に有害な紫外
線の利用等の問題があった。
は、記録画像の保護方法として、インクジェット記録時
に、記録画像上に、皮膜形成能を有する固形の透明樹脂
を加熱溶融したものをノズルから吐出し、該透明樹脂の
皮膜で該記録画像を被覆する技術が開示されている。し
かし、この技術は、いわゆるソリッドインクジェット記
録方法を前提としており、通常のインクジェット記録方
法には適していない。また、仮に、この技術を通常のイ
ンクジェット記録方法に応用したとしても、記録画像の
全てに皮膜を形成するため、該透明樹脂の使用量が非常
に多く、その結果、コストアップや、通常のインクジェ
ット記録装置に搭載されているインクタンクでは該透明
樹脂の液状物を収容しきれず、装置の変更、大型化を余
儀なくされる、等の問題があった。
インクジェット記録装置の変更、大型化等を伴うことな
く、耐候性に優れ且つ光沢ムラが大幅に低減された記録
物を容易に提供し得るインクジェット記録方法及び該イ
ンクジェット記録方法に用いるオーバーコート液並びに
インクジェット記録装置を提供することにある。
を達成すべく、高光沢インクジェット記録媒体に、顔料
インクにより文字及び/又は画像を記録するインクジェ
ット記録方法について、種々検討した結果、該顔料イン
ク吐出量が所定量以上の記録部分(顔料インク付着部
分)に、該顔料インク吐出量に応じて、皮膜形成能を有
する特定のオーバーコート液を吐出し、該記録部分を被
覆する皮膜を形成することにより、コストアップやイン
クジェット記録装置の大型化等の弊害を生じることな
く、耐候性に優れ且つ光沢ムラが大幅に低減された記録
物を容易に提供し得ることを知見した。
で、基材上にインク受容層を設けてなる記録媒体に、複
数色の顔料インクを吐出して文字及び/又は画像を記録
するインクジェット記録方法において、複数色の前記顔
料インクそれぞれの単位面積当たりのインク吐出量が最
大となるときの単位面積当たりのインク吐出量に対し
て、単位面積当たりのインク吐出量が50重量%以上と
なる記録部分に、皮膜形成能を有するオーバーコート液
を、単位面積当たりのインク吐出量(重量)に対して、
30〜100重量%吐出する〔但し、オーバーコート液
の吐出量(重量)は、1種類の顔料インクについての単
位面積当たりの最大インク吐出量(重量)に対して10
0重量%を超えない量である〕インクジェット記録方法
を提供することにより前記目的を達成したものである。
方法に用いられるオーバーコート液であって、透明ポリ
マー及び水を含有するオーバーコート液を提供すること
により前記目的を達成したものである。
方法に用いられるインクジェット記録装置であって、複
数色の顔料インク及びオーバーコート液をそれぞれ吐出
する複数のノズルを具備し、記録媒体の搬送方向と直交
する方向に走査して該記録媒体に文字及び/又は画像を
記録する記録ヘッドを備えており、複数の前記ノズル
が、前記記録ヘッドの走査方向に沿って一列に配されて
おり、且つ前記オーバーコート液を吐出するノズルが、
該記録ヘッドを記録方向から見たときに最も離れた位置
に配されているインクジェット記録装置を提供すること
により前記目的を達成したものである。
録方法について詳述する。先ず、本発明のインクジェッ
ト記録方法で用いられるオーバーコート液について説明
する。
れるオーバーコート液は、透明ポリマー及び水を含有す
る。前記透明ポリマーとしては、オーバーコート液吐出
直後に透明の皮膜を形成し得るポリマーであればよい
が、分子中に不飽和二重結合及び/又は不飽和三重結合
を有するポリマーや、反応性に富む置換基を有するポリ
マーは、耐光性の点で好ましくない。本発明で好ましく
用いられる透明ポリマーとしては、例えば、アクリル酸
及びその誘導体(例えば、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、メタアクリル酸、メタアクリル酸メチル等)
の重合体若しくは共重合体であるアクリル酸系ポリマ
ー、あるいはウレタン、SBR、EVA、MBR、NB
R、でんぷん、変性でんぷん、ゼラチン、カゼイン、大
豆蛋白、あるいはCMC、HEC、HPC等のセルロー
ス変性ポリマー、あるいはPVA、変性PVA、ポリア
クリルアミド、ポリエチレン、ポリアセタール樹脂、グ
アーガム、ポリエステル、ポリビニルピロリドン、エチ
レン−ポリビニルアルコール共重合体等の1種又は2種
以上が挙げられる。これらのうち、吐出安定性、安全
性、速乾性、耐候性等の観点から、(メタ)アクリル酸
系ポリマーを用いることが好ましい。尚、前記透明ポリ
マーは、前記オーバーコート液中に、エマルジョンとし
て含有することもできる。
しては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水
等の純水又は超純水を用いることができる。特に、紫外
線照射又は過酸化水素添加等により滅菌処理した水を用
いることが、カビやバクテリアの発生を防止してインク
の長期保存を可能とする点で好ましい。
ーを、好ましくは0.1〜10重量%、更に好ましくは
1〜5重量%含有し、水を好ましくは80〜99.9重
量%、更に好ましくは85〜95重量%含有する。前記
透明ポリマーの含有量を前記範囲内とすることにより、
プリンターのヘッドからの吐出安定性、速乾性、取扱安
全性等を低減させることなく、光沢ムラの防止及び耐候
性の向上に十分な皮膜を記録媒体上に形成させることが
できる。
向上剤を含有させることが、記録物の耐光性の更なる向
上及び前記透明ポリマー自体の劣化防止の点で好まし
い。耐光性向上剤としては、紫外光や可視光による記録
画像の変退色を抑制する作用を持つものであればよく、
好ましくはヒンダードアミン系光安定剤(HALS)、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、クエンチャー(消光剤)か
らなる群から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系化合
物、サルシレート系化合物、ベンゾトリアゾール系化合
物及びシアノアクリレート系化合物、並びに酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化セレン及び酸化セリウム等の金属酸
化物が挙げられる。酸化防止剤としては、ヒンダードフ
ェノール等のフェノール系、クロマン系、クラマン系、
ハイドロキノン誘導体、ベンゾトリアゾール系(紫外線
吸収能を有しないもの)、スピロインダン系等が挙げら
れる。クエンチャーとしては、例えば、ニッケル、コバ
ルト等の無機金属錯体等が挙げられる。これらのうち、
特に水溶性HALS、ベンゾトリアゾール系化合物〔紫
外線吸収能を有するもの(紫外線吸収剤として用いられ
るもの)及びこれを有しないもの(酸化防止剤として好
ましく用いられるもの)の両方を含む〕及びフェノール
系酸化防止剤を用いることが好ましい。
液中、好ましくは0.01〜30重量%、更に好ましく
は0.1〜20重量%含有される。
の目詰まり防止の観点から、浸透促進剤や高沸点有機溶
剤を含有させてもよい。浸透促進剤や高沸点有機溶剤と
しては、通常、インクに含有されるものが特に制限なく
用いられ、具体例については後述する。
に皮膜を形成させる観点から、その最低造膜温度(MF
T)が、好ましくは80℃以下、更に好ましくは40℃
以下、一層好ましくは0℃以下である。MFTは、JI
S K 6800に従い、測定される。
び造膜性の観点から、その固形分濃度が0.01〜80
重量%であることが好ましく、0.1〜50重量%であ
ることが更に好ましい。
性の観点から、その温度20℃における粘度が50mP
a・s以下であることが好ましい。粘度を該範囲内に調
整する方法としては、増粘剤やpH調整剤の添加、固形
分濃度の調整、前記透明ポリマーの分子量の調整等が挙
げられる。
ト液は、その表面張力が5〜400mN/mであること
が好ましく、20〜100mN/mであることが更に好
ましい。表面張力を該範囲内に調整する方法としては、
界面活性剤や有機溶剤の添加等が挙げられる。
用いられる記録媒体及び顔料インクについてそれぞれ説
明するが、これらは、この種の記録方法で用いられる記
録媒体及び顔料インクとそれぞれ同様である。
れる記録媒体は、基材上にインク受容層を設けたものが
用いられる。このような記録媒体としては、該インク受
容層中に多孔質顔料及びバインダー樹脂を含有する、い
わゆる吸収型(空隙型ともいう)の記録媒体と、該イン
ク受容層中にカゼイン、変性PVA、ゼラチン、変性ウ
レタン等の樹脂を含有する、いわゆる膨潤型の記録媒体
とがあるが、本発明ではいずれの記録媒体も使用でき
る。
顔料としては、例えば、沈殿法、ゲルタイプ、気相法等
のシリカ系、擬ベーマイト等のアルミナ水和物、シリカ
/アルミナハイブリッドゾル、スメクタイト粘土、炭酸
カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チ
タン、カオリン、白土、タルク、珪酸マグネシウム、珪
酸カルシウム等が挙げられ、これらの1種又は2種以上
が用いられる。
バインダー樹脂としては、結着能力を有し、インク受容
層の強度を高め得るものであればよく、例えば、ポリビ
ニルアルコール、シラノール変性ポリビニルアルコー
ル、酢酸ビニル、澱粉、カルボキシメチルセルロース等
のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、スチレン−
ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテック
ス、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系共重合
体ラテックス、アクリル酸及びメタクリル酸の重合体等
のアクリル系共重合体ラテックス等が挙げられる。
剤、蛍光増白剤、耐水化剤、防かび剤、防腐剤、分散
剤、界面活性剤、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、保水剤
等の各種添加剤を含有させることもできる。
しては、紙(サイズ処理紙を含む);ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル等を紙にコートしたレジン
コート紙;バライタ紙;ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂フィル
ム;合成紙;合成繊維で形成されたシート状物等が挙げ
られる。
く、前記基材上に前記インク受容層を設けてなるもので
あればよいが、特に好ましい形態を挙げると、次の通り
である。
するもの)が好ましく、その坪量は、好ましくは100
〜350g/m2、更に好ましくは180〜260g/
m2である。また、厚みは、好ましくは100〜400
μm、更に好ましくは180〜260μmである。
多孔質顔料として湿式法シリカゲルを50〜60重量%
含有し、前記バインダー樹脂としてポリビニルアルコー
ルを30〜40重量%含有することが、インク吸収性、
印字堅牢性等の点で好ましい。また、前記インク受容層
の塗工量は、固形分換算で、5〜50g/m2であるこ
とが、インク吸収性の点で好ましい。尚、インク受容層
自体の厚みとしては、好ましくは10〜40μm、更に
好ましくは20〜30μmである。
用いられる顔料インクとしては、インクジェット記録に
一般的に使用される顔料インクが用いられ、このような
顔料インクは、通常、少なくとも、顔料及び水を含有す
る。
は、無機顔料及び有機顔料を使用することができ、それ
ぞれ単独また複数種混合して用いることができる。前記
無機顔料としては、例えば、酸化チタン及び酸化鉄の
他、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法等の公知
の方法によって製造されたカーボンブラックが使用でき
る。また、前記有機顔料としては、例えば、アゾ顔料
(アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレー
トアゾ顔料等を含む)、多環式顔料(例えば、フタロシ
アニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキ
ノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオ
インジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔
料等)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレー
ト、酸性染料型キレート等)、ニトロ顔料、ニトロソ顔
料、アニリンブラック等が使用できる。
ローインクの顔料として、好ましく使用できるものとし
ては、例えば、C.I.Pigment Yellow 1,C.I.Pigment Ye
llow2,C.I.Pigment Yellow 3,C.I.Pigment Yellow 1
2, C.I.Pigment Yellow 13,C.I.Pigment Yellow 14,
C.I.Pigment Yellow 16,C.I.Pigment Yellow 17, C.I.
Pigment Yellow 73,C.I.Pigment Yellow 74, C.I.Pigm
ent Yellow 75,C.I.Pigment Yellow 83, C.I.Pigment
Yellow 93,C.I.Pigment Yellow 95, C.I.Pigment Yell
ow 97,C.I.Pigment Yellow 98, C.I.Pigment Yellow 1
09, C.I.PigmentYellow 110, C.I.Pigment Yellow 114,
C.I.Pigment Yellow 128, C.I.PigmentYellow 129, C.
I.Pigment Yellow 138, C.I.Pigment Yellow 150, C.I.
PigmentYellow 151, C.I.Pigment Yellow 154, C.I.Pig
ment Yellow 155, C.I.PigmentYellow 180, C.I.Pigmen
t Yellow 185等が挙げられ、これらのうち、特に好まし
く使用できるものとして、C.I.Pigment Yellow 74、110
及び128等が挙げられる。
しく使用できるものとしては、例えば、C.I.Pigment Re
d 5, C.I.Pigment Red 7, C.I.Pigment Red 12, C.I.Pi
gment Red 48(Ca), C.I.Pigment Red 48(Mn), C.I.Pigm
ent Red 57(Ca), C.I.Pigment Red 57:1, C.I.Pigment
Red 112, C.I.Pigment Red 122, C.I.Pigment Red 123,
C.I.Pigment Red 168, C.I.Pigment Red 184, C.I.Pig
ment Red 202等が挙げられ、これらのうち、特に好まし
く使用できるものとして、C.I.Pigment Red 122等が挙
げられる。尚、ライトマゼンタインクの顔料としては、
前記したマゼンタインクに用いられるものと同等のもの
を用いることができる。ライトマゼンタインクは、通
常、マゼンタインクよりも色濃度が薄いものであり、マ
ゼンタインクに使用される顔料その他の成分の組成を適
宜変更することにより調製することができる。
く使用できるものとしては、例えば、C.I.Pigment Blue
1, C.I.Pigment Blue 2, C.I.Pigment Blue 3, C.I.Pi
gment Blue 15:3, C.I.Pigment Blue 15:4, C.I.Pigmen
t Blue 15:34, C.I.PigmentBlue 16, C.I.Pigment Blue
22, C.I.Pigment Blue 60, C.I.Vat Blue 4, C.I.Vat
Blue 60が挙げられ、これらのうち、特に好ましく使用
できるものとして、C.I.Pigment Blue 15:3等が挙げら
れる。尚、ライトシアンインクの顔料としては、前記し
たシアンインクに用いられるものと同等のものを用いる
ことができる。ライトシアンインクは、通常、シアンイ
ンクよりも色濃度が薄いものであり、シアンインクに使
用される顔料その他の成分の組成を適宜変更することに
より調製することができる。
用できるカーボンブラックとしては、例えば、三菱化学
製のNo.2300, No.900, MCF88, No.33, No.40, No.52, M
A7,MA8, MA100, No.2200B等、コロンビア社製の Raven5
750, Raven5250, Raven5000, Raven3500, Raven1255, R
aven700等、キャボット社製の Regal 400R, Regal 400
R, Regal 1660R, Mogul 1, Monarch 700, Monarch 800,
Monarch 880, Monarch 900, Monarch 1000, Monarch 1
100, Monarch 1300, Monarch 1400 等、テグッサ社製の
Color Black FW1, Color Black FW2, Color Black FW2
V, Color BlackFW18, Color Black FW200, Color Black
S150, Color Black S160, Color Black S170, Printex
35, Printex U, Printex V, Printex 140U, Special B
lack 6,Special Black 5, Special Black 4A, Special
Black 4等が挙げられる。
含有される。水としては、前記オーバーコート液に含有
されるものと同様のものを用いることができる。
させることもできる。水溶性分散剤としては、スチレン
−(メタ)アクリル酸系水溶性樹脂が挙げられ、具体的
には、例えば、スチレンアクリル酸共重合体アンモニウ
ム塩、スチレンアクリルエマルジョン(「グランドール
PP1100」、大日本インキ製)等が挙げられる。
して、多価アルコールの炭素数3以上のアルキルエーテ
ル誘導体を含有させることもできる。多価アルコールの
炭素数3以上のアルキルエーテル誘導体としては、例え
ば、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエ
チレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリ
コールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノブチルエーテル等が挙げられ、これらの1種又は2種
以上が用いられる。
時間を短くする観点から、低沸点有機溶剤を含有させる
こともできる。低沸点有機溶剤としては、例えば、メタ
ノール、エタノール、n−プロピルアルコール、iso
−プロピルアルコール、n−ブタノール、sec−ブタ
ノール、tert−ブタノール、iso−ブタノール、
n−ペンタノール等が挙げられ、これらの1種又は2種
以上が用いられる。
て、高沸点有機溶剤を含有させることもできる。高沸点
有機溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキ
サントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン等の多価アルコール類が挙げられ、これらの
1種又は2種以上が用いられる。
定性の観点から、界面活性剤を含有させることもでき
る。界面活性剤としては、例えば、アニオン性界面活性
剤(例えば、ドデシルベンゼルスルホン酸ナトリウム、
ラウリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルサルフェートのアンモニウム塩等)及び非イオン
性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド
等)が挙げられ、これらの1種又は2種以上が用いられ
る。また、アセチレングリコール系界面活性剤を用いる
こともでき、例えば、サーフィノール82、104、4
40、465及び485(何れもAirProducts and Chem
icals. Inc.製)並びにオレフィンY等が挙げられ、こ
れらの1種又は2種以上が用いられる。
じ、粘度調整剤、防腐剤、防カビ剤、pH調整剤、溶解
助剤、酸化防止剤、表面張力調整剤、誘電率調整剤等の
各種助剤を含有させることもできる。
く、少なくとも、顔料及び水を含有するものであればよ
いが、特に好ましい形態を挙げると、前記顔料を好まし
くは1〜30重量%、更に好ましくは1〜10重量%含
有し、前記水としてイオン交換水を、好ましくは40〜
90重量%、更に好ましくは55〜80重量%含有し、
その他の成分として、前述した水溶性分散剤、浸透促進
剤、界面活性剤等を含有することが、インクの発色性及
び信頼性の点で好ましい。
れるが、その温度20℃における粘度が50mPa・s
以下であることが、ヘッドからの安定的な吐出特性の点
で好ましい。また、その表面張力が5〜400mN/
m、特に20〜100mN/mであることが、インク吸
収性の点で好ましい。
好ましい実施形態について、その実施に際して使用され
るインクジェット記録装置(プリンター)の好ましい実
施形態と共に説明する。本実施形態のプリンターは、通
常、6色[ブラック(Bk)、シアン(C)、ライトシ
アン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(L
m)、イエロー(Y)]のインクをそれぞれ用いてイン
クジェット記録を行う6色インクジェットプリンターで
あり、この種のインクジェットプリンターと同様に構成
されている。
りモータ11で駆動されるプラテンローラ12により記
録媒体Mを矢印A方向(副走査方向)に搬送し、キャリ
ッジ13上に搭載された記録ヘッド20が、インクタン
ク31〜36それぞれから供給されたインクをそれぞれ
吐出して、記録媒体Mに文字及び/又は画像を記録した
後、これを搬出するようになしてある。キャリッジ13
は、キャリッジベルト14を介してキャリッジモータ1
5に連結されており、ガイドレール16上を摺動して、
矢印B方向[記録ヘッド20の走査方向(記録媒体Mの
搬送方向と直交する方向)]に往復走査するようになっ
ており、単方向記録及び双方向記録の両方に対応可能で
ある。
方向記録対応時及び双方向記録対応時における記録ヘッ
ド20のノズル面20aの拡大図である。記録ヘッド2
0は、インク又はオーバーコート液を吐出するための6
つのノズル列21、22、23、24、25、26をノ
ズル面20a上に具備している。各ノズル列は、それぞ
れ矢印A方向に平行に所定ピッチで配された複数のノズ
ルからなる。
4、35、36は、図1に示すように、キャリッジ13
上において、記録ヘッド20のノズル面20aと反対側
の面に、それぞれ着脱自在に一列に装着されており、上
記各ノズル列と、図示しないインク供給路を介してそれ
ぞれ連通している。
実施形態のインクジェット記録方法を行うに際しては、
先ず、各インクタンクに顔料インク又はオーバーコート
液を収容する。どのインクタンクに何を収容するかは、
単方向記録か双方向記録かによって異なる。
ように、記録ヘッド20を記録方向Pから見たときに最
も離れた位置に配されているインクタンク36にオーバ
ーコート液を収容し、インクタンク31を空にして、イ
ンクタンク32、33、34、35にBk、C、M、Y
の4色の顔料インクをそれぞれ収容するのが好ましい。
この場合、オーバーコート液は、図2(b)に示すよう
に、記録ヘッド20を記録方向Pから見たときに最も離
れた位置に配されているノズル列26におけるノズルか
ら吐出される。
ように、インクタンク列の両端に位置する2つのインク
タンク31及び36にオーバーコート液をそれぞれ収容
し、これら2つのインクタンクの間に位置するインクタ
ンク32、33、34、35にBk、C、M、Yの4色
の顔料インクをそれぞれ収容するのが好ましい。この場
合、オーバーコート液は、図3(b)に示すように、ノ
ズル列21及び26の2つのノズル列におけるノズルか
ら吐出され、Bk、C、M、Yの4色の顔料インクは、
それぞれノズル列22、23、24、25の4つのノズ
ル列におけるノズルから吐出される。双方向記録は、記
録ヘッド20の走査方向の往路、復路の何れにおいても
記録可能であるため、単方向記録に比して高速印刷が可
能である。
又はオーバーコート液を収容した後、プリンター1に記
録媒体M(高光沢インクジェット記録媒体)をセット
し、常法通りプリンター1を作動させて、単方向記録又
は双方向記録により、インクジェット記録を行う。
料インク及びオーバーコート液を図2(a)に示す如く
収容して、単方向記録を行う場合、図2(b)に示すよ
うに、記録ヘッド20は、キャリッジ13によって記録
方向Pに走査されながら、Bk、C、M、Yの順番で、
各色顔料インクをノズル列22、23、24、25にお
けるノズルからそれぞれ吐出する。
なる記録部分」(以下、コート対象範囲という)に対し
ては、前述の如く各色顔料インクをそれぞれ吐出した後
に、ノズル列26(記録ヘッド20を記録方向Pから見
たときに最も離れた位置に配されているノズル列)にお
けるノズルからオーバーコート液を吐出する。該コート
対象範囲は、複数色の顔料インクそれぞれの「単位面積
当たりのインク吐出量が最大となるときの単位面積当た
りのインク吐出量」(最大インク吐出量)に対して、単
位面積当たりのインク吐出量(単位面積当たり2色以上
のインクが吐出されている場合は、それらの合計量)が
50重量%以上、好ましくは20重量%以上となる記録
部分(顔料インク付着部分)である。コート対象範囲
を、前記単位面積当たりのインク吐出量が20重量%未
満となる記録部分にまで広げると、オーバーコート液の
使用量が必要以上に多くなって、コストアップやインク
ジェット記録装置の変更・大型化等の弊害を回避できな
いおそれがある。また、コート対象範囲を、前記単位面
積当たりのインク吐出量が50重量%超となる記録部分
に狭めたのでは、記録物の耐候性の向上や光沢ムラの低
減に効果がない。
の吐出量(重量)は、単位面積当たりのインク吐出量
(重量)に対して、30〜100重量%、好ましくは5
0〜100重量%である。但し、オーバーコート液の単
位面積当たりの吐出量(重量)は、単位面積当たりの1
種類の最大インク吐出量(重量)に対して100重量%
を超えない量である。ここで、「単位面積当たりの1種
類の最大インク吐出量(重量)」は、複数色の顔料イン
クそれぞれの単位面積当たりの最大インク吐出量(重
量)それぞれが全て同じ場合には、その最大インク吐出
量(重量)を意味し、それぞれ異なる場合には、そのう
ちの最も多い吐出量(重量)を意味する。本実施形態で
は、Bk、C、M、Y各色の顔料インクそれぞれについ
ての単位面積当たりの最大インク吐出量は全て同じであ
る。〔単位面積当たりのインク吐出量(重量)の30〜
100重量%〕>〔単位面積当たりの1種類の最大イン
ク吐出量(重量)〕の場合は、単位面積当たりの1種類
の最大インク吐出量(重量)と同量のオーバーコート液
を吐出することが好ましい。オーバーコート液の吐出量
が、前記範囲の下限未満では、記録物の耐候性の向上や
光沢ムラの低減に効果がなく、前記範囲の上限超では、
形成される皮膜が厚くなりすぎて却って光沢ムラが目立
つおそれがあり、オーバーコート液の使用量も増大す
る。
御(コート対象範囲及び単位面積当たりの吐出量の制
御)は、顔料インクと同様、プリンター1のプリンター
ドライバーを適宜プログラミングすることで容易に行う
ことができる。オーバーコート液のコート対象範囲及び
単位面積当たりの吐出量は、それぞれ前記範囲内から選
択されるのであれば、記録中を通じて一定となるように
することもでき、また、光沢ムラの発生状況や色に応じ
て適宜変動するようにすることもできる。
ート液がそれぞれ所定量吐出されて、記録ヘッド20の
記録方向Pの走査が終了した後、記録媒体Mがプラテン
ローラ12によって所定量搬送されると共に、記録ヘッ
ド20がキャリッジ13によって記録方向Pと反対方向
に走査されて記録開始位置に戻され、再びキャリッジ1
3によって記録方向Pに走査されながら、Bk、C、
M、Yの各色顔料インク、及び前記コート対象範囲に対
しては更にオーバーコート液を、この順番でそれぞれ所
定量吐出する。このような記録ヘッド20による一連の
動作が繰り返されることにより、記録媒体Mに文字及び
/又は画像が記録されて記録物が得られる。
態のインクジェット記録方法について説明したが、双方
向記録の場合も、単方向記録の場合と同様に、前記コー
ト対象範囲に対してオーバーコート液が前記所定量吐出
される。プリンター1の各インクタンクに、各色顔料イ
ンク又はオーバーコート液を図3(a)に示す如く収容
して、双方向記録を行う場合、図3(b)に示すよう
に、記録方向P1(往路)においては、記録ヘッド20
は、前述の単方向記録と同様に各色顔料インク、前記コ
ート対象範囲に対しては更にオーバーコート液を吐出す
る(往路ではノズル列21は使用しない)。一方、記録
方向P2(復路)においては、Y、M、C、Bkの順番
で、各色顔料インクをノズル列25、24、23、22
におけるノズルから所定量ずつ吐出し、前記コート対象
範囲に対しては更にオーバーコート液を、ノズル列21
(記録ヘッド20を記録方向P2から見たときに最も離
れた位置に配されているノズル)におけるノズルから前
記所定量吐出する(復路ではノズル列26は使用しな
い)。このように、記録ヘッド20が、記録方向P1及
び記録方向P2の双方向の走査において、4色の前記顔
料インク及びオーバーコート液をそれぞれ吐出し、ま
た、記録媒体Mが、それぞれの走査が終了する毎に搬送
されるという一連の動作が繰り返されることにより、記
録媒体Mに文字及び/又は画像が記録されて記録物が得
られる。
「C、M、Y3色の顔料インクについての平均使用量に
対するオーバーコート液の使用量の割合」(以下、イン
ク負荷係数という)が、200%以下であることが好ま
しく、200〜100%であることが更に好ましい。こ
こで、「C、M、Y3色の顔料インクについての平均使
用量」は、印刷時におけるC、M、Y3色の顔料インク
それぞれの使用量を合計し、この合計値を3で割ること
により求められる。また、「オーバーコート液の使用
量」は、該印刷時に使用されたオーバーコート液の量で
ある。インク負荷係数は、オーバーコート液が、C、
M、Y3色の顔料インクの平均使用量に対してどれほど
必要かを表すものであり、オーバーコート液を収容する
インクタンクの大きさの目安になる。インク負荷係数が
100%を超えて大きくなるほど、オーバーコート液を
収容するインクタンクが、顔料インクを収容するインク
タンクに比して大型化することになり、インク負荷係数
が200%超では、オーバーコート液を収容するインク
タンクが、顔料インクを収容するインクタンクのおよそ
2倍超となり、キャリッジの制動が不安定になるおそれ
がある。
々の変更が可能である。前記実施形態では、複数の顔料
インクとして、Bk、C、M、Yの4色の顔料インクを
用いたが、5色以上であってもよい。例えば、これら4
色の顔料インクに加えて、ライトシアン(Lc)及びラ
イトマゼンタ(Lm)の2色のフォトインクを用いる場
合、ノズル列数及びインクタンク数以外は、前記実施形
態で用いたプリンター1と同様の構成の8色インクジェ
ットプリンターが好ましく用いられる。その際、オーバ
ーコート液を収容する2つのインクタンク間に、Bk、
C、Lc、M、Lm、Yの各色顔料インクをそれぞれ収
容する6つのインクタンクが配されるように、各色顔料
インク及びオーバーコート液を収容して、双方向記録を
行うことが好ましい。各インクタンクの配列をこのよう
にすることにより、対応する8つのノズル列の配列も同
様になる。
媒体上で速やかに皮膜化させる観点から、オーバーコー
ト液を吐出した後に、オーバーコート液の皮膜化を促進
する反応液を吐出してもよい。該反応液は、水溶性の多
価金属塩等の凝固剤を含有しており、その固形分濃度、
20℃における粘度、表面張力は、オーバーコート液と
同様に調整される。該反応液を吐出させる場合、前記実
施形態で用いたプリンター1と同様の構成のプリンター
において、該反応液を収容するインクタンクが、前記記
録ヘッドを記録方向から見たときに最も離れた位置に配
されており、該インクタンクの隣にオーバーコート液を
収容するインクタンクが配されるように、該反応液及び
オーバーコート液を収容することが好ましい。各インク
タンクの配列をこのようにすることにより、対応するノ
ズルの配列も同様になる。
は、顔料インクの乾燥及びオーバーコート液の皮膜化促
進の観点から、プラテンロールの内部や記録媒体の搬出
口付近等に、赤外線式加熱装置、熱風吐出装置等の乾燥
補助装置を取り付けてもよい。
ら、本発明は、かかる実施例に制限されるものではない
ことはいうまでもない。
00」、セイコーエプソン製)の6つのインクタンク
に、下記組成のオーバーコート液1及びBk、C、M、
Yの4色の顔料インクそれぞれを、図3(a)に示すよ
うに(双方向記録対応)、それぞれ収容した。そして、
プリンターに記録媒体(商品名「PM写真用紙〈光
沢〉」、セイコーエプソン製)をセットし、常法通りプ
リンターを作動させて、該記録媒体に、図4に示すシア
ン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルー及
びブラックの7色のカラーパッチ(5行7列)を印刷し
て記録物1を得た。尚、オーバーコート液1のコート対
象範囲及び単位面積当たりの吐出量は、プリンタードラ
イバーに下記〔設定1〕をプログラミングすることで制
御した。 〔設定1〕 ・コート対象範囲: 前記単位面積当たりのインク吐出
量が20%重量以上の記録部分。 ・オーバーコート液の単位面積当たりの吐出量: 単位
面積当たりのインク吐出量(重量)に対して60重量%
に固定。但し、〔単位面積当たりのインク吐出量(重
量)の60重量%〕>〔使用したインクそれぞれの最大
インク吐出量のうち最も多い吐出量(重量)〕の場合に
は、使用したインクそれぞれの最大インク吐出量のうち
最も多い吐出量(重量)と同量。
が吐出されているのは、図4に示す35パッチのうち、
シアン、マゼンタ、イエローそれぞれの2〜5行目及び
レッド、グリーン、ブルー、ブラックそれぞれの1〜5
行目の32パッチであり、このうち、〔単位面積当たり
のインク吐出量(重量)の60重量%〕>〔使用したイ
ンクそれぞれの最大インク吐出量のうち最も多い吐出量
(重量)〕となる記録部分は、レッド、グリーン、ブル
ーそれぞれの5行目及びブラックの3〜5行目の6パッ
チである。従って、実施例1におけるオーバーコート液
の使用量は1806%(インク重量換算省略。以下同
じ。)となる。一方、C、M、Y3色の顔料インクにつ
いての平均使用量は1120%であるので、インク負荷
係数は、(1806/1120)×100=161%と
なる。
℃における粘度3.3mPa・s、表面張力35mN/
mであった。
C.I.ピグメントブルー15:3を2重量%用いた以
外は、ブラックインクの組成と同様。
C.I.ピグメントレッド122を3重量%用いた以外
は、ブラックインクの組成と同様。
C.I.ピグメントイエロー128を3重量%用いた以
外は、ブラックインクの組成と同様。
ードライバーに前記〔設定1〕に代えて下記〔設定2〕
をプログラミングした以外は実施例1と同様にして、記
録物2を得た。 〔設定2〕 ・コート対象範囲: 前記単位面積当たりのインク吐出
量が50重量%以上の記録部分。 ・オーバーコート液の単位面積当たりの吐出量: 単位
面積当たりのインク吐出量(重量)に対して70重量%
に固定。但し、〔単位面積当たりのインク吐出量(重
量)の70重量%〕>〔使用したインクそれぞれの最大
インク吐出量のうち最も多い吐出量(重量)〕の場合に
は、使用したインクそれぞれの最大インク吐出量のうち
最も多い吐出量(重量)と同量。
吐出されているのは、図4に示す35パッチのうち、シ
アン、マゼンタ、イエローそれぞれの3〜5行目及びレ
ッド、グリーン、ブルー、ブラックそれぞれの2〜5行
目の25パッチであり、このうち、〔単位面積当たりの
インク吐出量(重量)の70重量%〕>〔使用したイン
クそれぞれの最大インク吐出量のうち最も多い吐出量
(重量)〕となる記録部分は、レッド、グリーン、ブル
ーそれぞれの4行目及び5行目並びにブラックの3〜5
行目の9パッチである。従って、実施例2におけるオー
バーコート液の使用量は1845%となる。一方、C、
M、Y3色の顔料インクについての平均使用量は112
0%であるので、インク負荷係数は、(1845/11
20)×100=165%となる。
コート液1に代えて、下記組成のオーバーコート液2を
用いた以外は実施例1と同様にして記録物3を得た。
0℃における粘度3.4mPa・s、表面張力34mN
/mであった。
コート液1に代えて、前記オーバーコート液2を用いた
以外は実施例2と同様にして記録物4を得た。
ない以外は実施例1と同様にして記録物5を得た。
ードライバーに前記〔設定1〕に代えて下記〔設定3〕
をプログラミングした以外は実施例1と同様にして、記
録物6を得た。 〔設定3〕 ・コート対象範囲: 前記単位面積当たりのインク吐出
量が80重量%以上の記録部分。 ・オーバーコート液の単位面積当たりの吐出量: 単位
面積当たりのインク吐出量(重量)に対して120重量
%に固定。但し、〔単位面積当たりのインク吐出量(重
量)の120重量%〕>〔使用したインクそれぞれの最
大インク吐出量のうち最も多い吐出量(重量)〕の場合
には、使用したインクそれぞれの最大インク吐出量のう
ち最も多い吐出量(重量)と同量。
吐出されているのは、図4に示す35パッチのうち、シ
アン、マゼンタ、イエローそれぞれの4行目及び5行
目、レッド、グリーン、ブルーそれぞれの3〜5行目、
並びにブラックの2〜5行目の19パッチであり、この
うち、〔単位面積当たりのインク吐出量(重量)の12
0重量%〕>〔使用したインクそれぞれの最大インク吐
出量のうち最も多い吐出量(重量)〕となる記録部分
は、シアン、マゼンタ、イエローそれぞれの4行目を除
く16パッチである。従って、比較例2におけるオーバ
ーコート液の使用量は1888%となる。一方、C、
M、Y3色の顔料インクについての平均使用量は112
0%であるので、インク負荷係数は、(1888/11
20)×100=169%となる。
ードライバーに前記〔設定1〕に代えて下記〔設定4〕
をプログラミングした以外は実施例3と同様にして、記
録物7を得た。 〔設定4〕 ・コート対象範囲: 前記単位面積当たりのインク吐出
量が10重量%以上の記録部分。 ・オーバーコート液の単位面積当たりの吐出量: 単位
面積当たりのインク吐出量(重量)に対して150重量
%に固定。但し、〔単位面積当たりのインク吐出量(重
量)の150重量%〕>〔使用したインクそれぞれの最
大インク吐出量のうち最も多い吐出量(重量)〕の場合
には、使用したインクそれぞれの最大インク吐出量のう
ち最も多い吐出量(重量)と同量。
吐出されているのは、図4に示す35パッチの全てであ
り、このうち、〔単位面積当たりのインク吐出量(重
量)の150重量%〕>〔使用したインクそれぞれの最
大インク吐出量のうち最も多い吐出量(重量)〕となる
記録部分は、シアン、マゼンタ、イエローそれぞれの4
行目及び5行目、レッド、グリーン、ブルーそれぞれの
3〜5行目、並びにブラックの2〜5行目の19パッチ
である。従って、比較例3におけるオーバーコート液の
使用量は2755%となる。一方、C、M、Y3色の顔
料インクについての平均使用量は1120%であるの
で、インク負荷係数は、(2755/1120)×10
0=246%となる。
す35のパッチ全てに、1パッチ当たり、使用したイン
クそれぞれの最大インク吐出量のうち最も多い吐出量
(重量)と同量のオーバーコート液1を吐出した以外は
実施例1と同様にして、記録物8を得た。比較例4にお
けるインク負荷係数は、(35×100/1120)×
100=313%となる。
性、耐光性及び耐ガス性を下記の方法によりそれぞれ評
価した。それらの結果を下記表1に示す。
G−1」、日本電飾製)を用い、各記録物の前記35パ
ッチそれぞれについての光沢度(75度)を測定した。
これら35パッチについての光沢度の平均値及び標準偏
差並びに予め測定した各記録物の白地光沢度から、下記
評価基準により評価した。 評価基準 ◎:光沢度の平均値と白地光沢度との差が±5以内であ
り、且つ光沢度の標準偏差が5以内である。光沢均一性
良好。 ○:光沢度の平均値と白地光沢度との差が±10以内で
あり、且つ光沢度の標準偏差が8以内である。光沢均一
性問題なし。 △:光沢度の平均値と白地光沢度との差が±10〜20
以内であり、且つ光沢度の標準偏差が8を超え20以下
である。実用限界。 ×:光沢度の平均値と白地光沢度との差が±20を超え
ているか、又は光沢度の標準偏差が20を超えている。
実用に堪えない。
セノンウェザオメーターCi35A(ATLAS社製)
を用いて、340nmの放射エネルギー0.25W/m
2 、ブラックパネル温度63℃、相対湿度50%RHの
条件で、45kJ/m2 の光暴露処理を行った。そし
て、光暴露処理後の各記録物の画像背景部分について、
色差計により、光暴露前処理前の各記録物に対する色差
(C,M,Y3色及び画像背景部分についての平均値)
をそれぞれ求め、下記評価基準により評価した。 評価基準 ◎:色差が5未満。耐光性良好。 ○:色差が10以上15未満。耐光性問題なし。 △:色差が15以上20未満。実用限界。 ×:色差が20以上。実用に堪えない。
導入口及び排出口の付いたガラス容器に入れ、ガス発生
器にて発生させた混合ガス(オゾン1ppm、NO25
ppm、SO21ppm)を30分間連続して該ガラス
容器に導入してガス処理を行った。そして、ガス処理後
の各記録物について、色差計により、ガス処理前の各記
録物に対する色差(C,M,Y3色についての平均値)
をそれぞれ求め、下記評価基準により評価した。 評価基準 ◎:色差が5未満。耐光性良好。 ○:色差が10以上15未満。耐光性問題なし。 △:色差が15以上20未満。実用限界。 ×:色差が20以上。実用に堪えない。
例1〜4の記録物(記録物1〜4)は、何れも優れた光
沢均一性、耐光性及び耐ガス性を示した。これに対し、
比較例1の記録物5は、オーバーコート液による皮膜が
全く形成されていないため、また比較例2の記録物6
は、コート対象範囲が狭く、該皮膜で被覆すべき記録部
分の一部が被覆されていないため、何れも光沢均一性、
耐光性及び耐ガス性の何れにも劣る結果となった。ま
た、比較例3の記録物7は、コート対象範囲が広すぎる
ため、オーバーコート液の使用量が多く、インク負荷係
数が200%を超える結果となる一方、光沢均一性はあ
まり効果が上がらなかった。また、比較例4の記録物8
は、該皮膜が記録部分全体を被覆しているので、光沢均
一性、耐光性及び耐ガス性に優れるものの、インク負荷
係数が大きすぎる、即ちオーバーコート液の使用量が増
大する結果となった。
ば、コストアップやインクジェット記録装置の変更、大
型化等を伴うことなく、耐候性に優れ且つ光沢ムラが大
幅に低減された記録物を容易に提供することができる。
また、本発明のオーバーコート液によれば、速乾性、造
膜性が高く、記録媒体上で容易に皮膜化して記録部分を
被覆し、該記録部分の耐候性を向上させることができ
る。また、取扱い安全性が高く、更に吐出安定性に優
れ、ノズルの目詰まりを起こすおそれがない。また、本
発明のインクジェット記録装置によれば、通常のインク
ジェット記録装置と同様に構成されているので、使いや
すく、耐候性に優れ且つ光沢ムラが大幅に低減された記
録物を容易に提供することができる。
施形態の概略構成図である。
の単方向記録対応時におけるインクタンクの説明図であ
り、(b)は、単方向記録対応時における記録ヘッドの
ノズル面の拡大図である。
の双方向記録対応時におけるインクタンクの説明図であ
り、(b)は、双方向記録対応時における記録ヘッドの
ノズル面の拡大図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 基材上にインク受容層を設けてなる記録
媒体に、複数色の顔料インクを吐出して文字及び/又は
画像を記録するインクジェット記録方法において、 複数色の前記顔料インクそれぞれの単位面積当たりのイ
ンク吐出量が最大となるときの単位面積当たりのインク
吐出量に対して、単位面積当たりのインク吐出量が50
重量%以上となる記録部分に、皮膜形成能を有するオー
バーコート液を、単位面積当たりのインク吐出量(重
量)に対して、30〜100重量%吐出する〔但し、オ
ーバーコート液の吐出量(重量)は、単位面積当たりの
1種類の最大インク吐出量(重量)に対して100重量
%を超えない量である〕インクジェット記録方法。 - 【請求項2】 複数色の前記顔料インクとして、少なく
とも、シアン色、マゼンタ色及びイエロー色の3色の顔
料インクを用い、3色の該顔料インクについての平均使
用量に対する前記オーバーコート液の使用量の割合が2
00%以下である請求項1記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項3】 前記オーバーコート液が透明ポリマー及
び水を含有する請求項1又は2記載のインクジェット記
録方法。 - 【請求項4】 前記オーバーコート液が、更に耐光性向
上剤を含有する請求項1〜3の何れかに記載のインクジ
ェット記録方法。 - 【請求項5】 前記耐光性向上剤が、水溶性ヒンダード
アミン系光安定剤、ベンゾトリアゾール系化合物及びフ
ェノール系酸化防止剤からなる群から選ばれる1種又は
2種以上である請求項4記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載のインクジ
ェット記録方法に用いられるオーバーコート液であっ
て、透明ポリマー及び水を含有するオーバーコート液。 - 【請求項7】 更に、耐光性向上剤を含有し、該耐光性
向上剤が、水溶性ヒンダードアミン系光安定剤、ベンゾ
トリアゾール系化合物及びフェノール系酸化防止剤から
なる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項6記
載のオーバーコート液。 - 【請求項8】 請求項1〜5の何れかに記載のインクジ
ェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置で
あって、 複数色の顔料インク及びオーバーコート液をそれぞれ吐
出する複数のノズルを具備し、記録媒体の搬送方向と直
交する方向に走査して該記録媒体に文字及び/又は画像
を記録する記録ヘッドを備えており、 複数の前記ノズルが、前記記録ヘッドの走査方向に沿っ
て一列に配されており、且つ前記オーバーコート液を吐
出するノズルが、該記録ヘッドを記録方向から見たとき
に最も離れた位置に配されているインクジェット記録装
置。 - 【請求項9】 前記オーバーコート液を吐出するノズル
を2つ具備し、2つの該ノズル間に、複数色の前記顔料
インクをそれぞれ吐出するノズルがそれぞれ配されてい
る請求項8記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 前記記録ヘッドに装着され、該記録ヘ
ッドに供給される複数色の前記顔料インク及び前記オー
バーコート液をそれぞれ収容する複数のインクタンクを
備えており、 複数の前記インクタンクが、前記記録ヘッドの走査方向
に沿って一列に配されており、且つ前記オーバーコート
液を収容するインクタンクが、該記録ヘッドを記録方向
から見たときに最も離れた位置に配されている請求項8
又は9記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項11】 前記オーバーコート液を収容するイン
クタンクを2つ具備し、2つの該インクタンク間に、複
数色の前記顔料インクをそれぞれ収容するインクタンク
がそれぞれ配されている請求項10記載のインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項12】 請求項1〜5の何れかに記載のインク
ジェット記録方法によって文字及び/又は画像を記録さ
れた記録物。 - 【請求項13】 請求項8〜11の何れかに記載のイン
クジェット記録装置を用いて文字及び/又は画像を記録
された記録物。
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