JP2003326829A - インクジェット記録方法 - Google Patents
インクジェット記録方法Info
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- JP2003326829A JP2003326829A JP2002142133A JP2002142133A JP2003326829A JP 2003326829 A JP2003326829 A JP 2003326829A JP 2002142133 A JP2002142133 A JP 2002142133A JP 2002142133 A JP2002142133 A JP 2002142133A JP 2003326829 A JP2003326829 A JP 2003326829A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- treatment liquid
- aqueous treatment
- ink jet
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/0011—Pre-treatment or treatment during printing of the recording material, e.g. heating, irradiating
- B41M5/0017—Application of ink-fixing material, e.g. mordant, precipitating agent, on the substrate prior to printing, e.g. by ink-jet printing, coating or spraying
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 顔料インクの特長である良好な耐水性及び耐
光性を活かし、さらに、印刷ムラやカラーブリードを防
止し、画像濃度が高く、耐擦性にも優れた高品位の画像
の実現が可能なインクジェット記録方法を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明のインクジェット記録方法は、記
録媒体の被記録面に、顔料インク凝集能及び皮膜形成能
を有する水性処理液を塗布する前処理工程と、該前処理
工程で該水性処理液が塗布された該被記録面に、顔料イ
ンクを打ち込んで記録を行うインクジェット記録工程
と、該インクジェット記録工程で記録が行われた該被記
録面に、該水性処理液を塗布した後、該記録媒体を加熱
乾燥して、該被記録面上に皮膜を形成する皮膜形成工程
とを備えることを特徴とする。
光性を活かし、さらに、印刷ムラやカラーブリードを防
止し、画像濃度が高く、耐擦性にも優れた高品位の画像
の実現が可能なインクジェット記録方法を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明のインクジェット記録方法は、記
録媒体の被記録面に、顔料インク凝集能及び皮膜形成能
を有する水性処理液を塗布する前処理工程と、該前処理
工程で該水性処理液が塗布された該被記録面に、顔料イ
ンクを打ち込んで記録を行うインクジェット記録工程
と、該インクジェット記録工程で記録が行われた該被記
録面に、該水性処理液を塗布した後、該記録媒体を加熱
乾燥して、該被記録面上に皮膜を形成する皮膜形成工程
とを備えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料インクと、顔
料インク凝集能及び皮膜形成能を有する水性処理液とを
用い、画像濃度が高く高品位で、耐擦性にも優れた画像
を提供し得るインクジェット記録方法に関する。
料インク凝集能及び皮膜形成能を有する水性処理液とを
用い、画像濃度が高く高品位で、耐擦性にも優れた画像
を提供し得るインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式は、微小なノズルか
ら画像データに応じてインクの液滴を吐出させ、記録媒
体の被記録面に付着させて印字を行う記録方式である。
インクジェット記録用のインクとしては、染料や顔料等
の着色剤を水やアルコール等を含む水性媒体中に溶解又
は分散させたものが一般的であり、染料インクと顔料イ
ンクとに大別される。これまで、色再現性や吐出安定性
等に優れる染料インクが多用されてきたが、インクジェ
ット記録技術のデジタル写真サービスや商業印刷等への
用途拡大により、記録画像の長期保存性が重要視される
ようになってきており、染料インクに比して耐水性や耐
光性等に優れる顔料インクが使用されるようになってき
ている。
ら画像データに応じてインクの液滴を吐出させ、記録媒
体の被記録面に付着させて印字を行う記録方式である。
インクジェット記録用のインクとしては、染料や顔料等
の着色剤を水やアルコール等を含む水性媒体中に溶解又
は分散させたものが一般的であり、染料インクと顔料イ
ンクとに大別される。これまで、色再現性や吐出安定性
等に優れる染料インクが多用されてきたが、インクジェ
ット記録技術のデジタル写真サービスや商業印刷等への
用途拡大により、記録画像の長期保存性が重要視される
ようになってきており、染料インクに比して耐水性や耐
光性等に優れる顔料インクが使用されるようになってき
ている。
【0003】ところで、インクジェット記録用インクの
画質面での技術的課題として、特に、普通紙(非塗工
紙)や、インクジェット適性のない一般の印刷用コート
紙、アート紙等に記録を行った場合に、インクがこれら
の内部に浸透してしまい十分な画像濃度が得られない;
記録媒体表面の填料やサイズ剤等の不均一な分布に起因
すると考えられる画像濃度の不均一(いわゆる印刷ム
ラ)が生じる;カラー画像において、異色の境界部分で
色が滲んだり、不均一に混ざり合ったりする(いわゆる
カラーブリード)等が挙げられる。
画質面での技術的課題として、特に、普通紙(非塗工
紙)や、インクジェット適性のない一般の印刷用コート
紙、アート紙等に記録を行った場合に、インクがこれら
の内部に浸透してしまい十分な画像濃度が得られない;
記録媒体表面の填料やサイズ剤等の不均一な分布に起因
すると考えられる画像濃度の不均一(いわゆる印刷ム
ラ)が生じる;カラー画像において、異色の境界部分で
色が滲んだり、不均一に混ざり合ったりする(いわゆる
カラーブリード)等が挙げられる。
【0004】上記の技術的課題を解決する方法として、
特開平5-202328号公報には、多価金属塩溶液を記録媒体
の被記録面に適用した後に、少なくとも1つのカルボキ
シル基を有する染料を含むインク組成物を適用する方法
が開示されている。この方法は、多価金属イオンと染料
から不溶性複合体が形成され、この複合体の存在によ
り、耐水性があり且つカラーブリードのない高品位の画
像を得ることができるとされている。
特開平5-202328号公報には、多価金属塩溶液を記録媒体
の被記録面に適用した後に、少なくとも1つのカルボキ
シル基を有する染料を含むインク組成物を適用する方法
が開示されている。この方法は、多価金属イオンと染料
から不溶性複合体が形成され、この複合体の存在によ
り、耐水性があり且つカラーブリードのない高品位の画
像を得ることができるとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような2液(多
価金属塩溶液とインク)を用いるインクジェット記録方
法を顔料インクに適用した場合、画像濃度が高く、印刷
ムラやカラーブリードのない画像を得ることはできるも
のの、被記録面に付着した顔料が剥がれ落ち易く、指で
画像を擦ると顔料が脱落して被記録面を汚すなど、記録
画像の耐擦性に劣るという問題があった。耐擦性につい
ては、インク中にバインダーとして樹脂成分を含有させ
ることにより、その改善を図る方法が知られているが、
この方法は、実用上十分な耐擦性を付与し得る量の樹脂
成分を含有させると、分散安定性や保存安定性等の低下
を招くおそれがあり、微小なノズルの開口からインクの
液滴を吐出させるインクジェット記録方法には適用し難
いものであった。
価金属塩溶液とインク)を用いるインクジェット記録方
法を顔料インクに適用した場合、画像濃度が高く、印刷
ムラやカラーブリードのない画像を得ることはできるも
のの、被記録面に付着した顔料が剥がれ落ち易く、指で
画像を擦ると顔料が脱落して被記録面を汚すなど、記録
画像の耐擦性に劣るという問題があった。耐擦性につい
ては、インク中にバインダーとして樹脂成分を含有させ
ることにより、その改善を図る方法が知られているが、
この方法は、実用上十分な耐擦性を付与し得る量の樹脂
成分を含有させると、分散安定性や保存安定性等の低下
を招くおそれがあり、微小なノズルの開口からインクの
液滴を吐出させるインクジェット記録方法には適用し難
いものであった。
【0006】従って、本発明の目的は、耐水性及び耐光
性などの顔料インクの特長を活かし、さらに、印刷ムラ
やカラーブリードを防止し、画像濃度が高く、耐擦性に
も優れた高品位の画像を提供し得るインクジェット記録
方法を提供することにある。
性などの顔料インクの特長を活かし、さらに、印刷ムラ
やカラーブリードを防止し、画像濃度が高く、耐擦性に
も優れた高品位の画像を提供し得るインクジェット記録
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体の被
記録面に、顔料インク凝集能及び皮膜形成能を有する水
性処理液を塗布する前処理工程と、該前処理工程で該水
性処理液が塗布された該被記録面に、顔料インクを打ち
込んで記録を行うインクジェット記録工程と、該インク
ジェット記録工程で記録が行われた該被記録面に、該水
性処理液を塗布した後、該記録媒体を加熱乾燥して、該
被記録面上に皮膜を形成する皮膜形成工程とを備えるこ
とを特徴とするインクジェット記録方法を提供すること
により上記目的を達成したものである。
記録面に、顔料インク凝集能及び皮膜形成能を有する水
性処理液を塗布する前処理工程と、該前処理工程で該水
性処理液が塗布された該被記録面に、顔料インクを打ち
込んで記録を行うインクジェット記録工程と、該インク
ジェット記録工程で記録が行われた該被記録面に、該水
性処理液を塗布した後、該記録媒体を加熱乾燥して、該
被記録面上に皮膜を形成する皮膜形成工程とを備えるこ
とを特徴とするインクジェット記録方法を提供すること
により上記目的を達成したものである。
【0008】上記方法によれば、インクジェット記録工
程に先立つ前処理工程で、顔料インク凝集能を有する水
性処理液を塗布するので、記録媒体の被記録面上に打ち
込まれた顔料インクは、速やかに凝集して凝集物を形成
し、その結果、カラーブリードや印刷ムラが無く、高い
画像濃度で鮮明な高画質画像が得られる。また、この水
性処理液は皮膜形成能も有しており、インクジェット記
録工程後にも、該水性処理液を塗布し、加熱乾燥して、
被記録面上に皮膜を形成させることにより、記録画像の
耐擦性が大幅に改善される。
程に先立つ前処理工程で、顔料インク凝集能を有する水
性処理液を塗布するので、記録媒体の被記録面上に打ち
込まれた顔料インクは、速やかに凝集して凝集物を形成
し、その結果、カラーブリードや印刷ムラが無く、高い
画像濃度で鮮明な高画質画像が得られる。また、この水
性処理液は皮膜形成能も有しており、インクジェット記
録工程後にも、該水性処理液を塗布し、加熱乾燥して、
被記録面上に皮膜を形成させることにより、記録画像の
耐擦性が大幅に改善される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録方法について、各工程順に説明する。
録方法について、各工程順に説明する。
【0010】(前処理工程)前処理工程では、顔料イン
ク凝集能及び皮膜形成能を有する水性処理液を使用す
る。以下、この水性処理液について説明する。
ク凝集能及び皮膜形成能を有する水性処理液を使用す
る。以下、この水性処理液について説明する。
【0011】上記水性処理液は、インクジェット記録用
の水性顔料インクを凝集させる性質(顔料インク凝集
能)を有する凝集剤を必須成分として含有する。凝集剤
としては、水に可溶な金属塩で、後述する樹脂粒子の分
散状態を阻害しないものが好ましい。金属塩は、金属イ
オンと、これに結合する陰イオンとから構成される。
の水性顔料インクを凝集させる性質(顔料インク凝集
能)を有する凝集剤を必須成分として含有する。凝集剤
としては、水に可溶な金属塩で、後述する樹脂粒子の分
散状態を阻害しないものが好ましい。金属塩は、金属イ
オンと、これに結合する陰イオンとから構成される。
【0012】上記金属イオンとしては、例えば、K+、
Na+、Li+、Ca2+、Cu2+、Ni2+、Mg2+、Zn
2+、Ba2+、Fe2+、Zr2+、Al3+、Fe3+、C
r3+、Zr3+、Zr4+等が挙げられる。また、上記陰イ
オンとしては、Cl-、NO3 -、I-、Br-、Cl
O3 -、CH3COO-、F-、SO4 2-、SO3 2-等が挙げ
られる。
Na+、Li+、Ca2+、Cu2+、Ni2+、Mg2+、Zn
2+、Ba2+、Fe2+、Zr2+、Al3+、Fe3+、C
r3+、Zr3+、Zr4+等が挙げられる。また、上記陰イ
オンとしては、Cl-、NO3 -、I-、Br-、Cl
O3 -、CH3COO-、F-、SO4 2-、SO3 2-等が挙げ
られる。
【0013】上記カルボン酸イオン(陰イオン)として
は、炭素数1〜6の飽和脂肪族モノカルボン酸及び炭素
数6〜10の炭素環式モノカルボン酸からなる群から選
ばれる1種又は2種以上のカルボン酸から誘導されるも
のが好ましい。炭素数1〜6の飽和脂肪族モノカルボン
酸の好ましい例としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ビバル酸、ヘキ
サン酸等が挙げられる。特に蟻酸、酢酸が好ましい。こ
の炭素数1〜6の飽和脂肪族モノカルボン酸の飽和脂肪
族炭化水素基上の水素原子は、水酸基で置換されていて
もよく、そのようなカルボン酸の好ましい例としては、
乳酸が挙げられる。また、炭素数6〜10の炭素環式モ
ノカルボン酸の好ましい例としては、安息香酸、ナフト
エ酸等が挙げられ、より好ましくは安息香酸である。
は、炭素数1〜6の飽和脂肪族モノカルボン酸及び炭素
数6〜10の炭素環式モノカルボン酸からなる群から選
ばれる1種又は2種以上のカルボン酸から誘導されるも
のが好ましい。炭素数1〜6の飽和脂肪族モノカルボン
酸の好ましい例としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、
酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ビバル酸、ヘキ
サン酸等が挙げられる。特に蟻酸、酢酸が好ましい。こ
の炭素数1〜6の飽和脂肪族モノカルボン酸の飽和脂肪
族炭化水素基上の水素原子は、水酸基で置換されていて
もよく、そのようなカルボン酸の好ましい例としては、
乳酸が挙げられる。また、炭素数6〜10の炭素環式モ
ノカルボン酸の好ましい例としては、安息香酸、ナフト
エ酸等が挙げられ、より好ましくは安息香酸である。
【0014】上記金属塩として特に好ましいものとして
は、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネ
シウム、臭化マグネシウム、硝酸カルシウム、酢酸カル
シウム、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウムが挙げら
れ、これらの群から選ばれる1種又は2種以上を好まし
く用いることができる。
は、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネ
シウム、臭化マグネシウム、硝酸カルシウム、酢酸カル
シウム、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウムが挙げら
れ、これらの群から選ばれる1種又は2種以上を好まし
く用いることができる。
【0015】また、本発明の水性処理液は、上記金属塩
に加えて、樹脂粒子も必須成分として含有する。樹脂粒
子は、水性処理液に皮膜形成能を付与するもので、記録
画像の耐擦性の向上に大きく寄与する。
に加えて、樹脂粒子も必須成分として含有する。樹脂粒
子は、水性処理液に皮膜形成能を付与するもので、記録
画像の耐擦性の向上に大きく寄与する。
【0016】上記樹脂粒子としては、塗被面上に一定の
表面強度を有する透明な樹脂皮膜を形成し得るものが好
ましく、エチレン、プロピレン、スチレン、スルホン化
イソプレン、アクリル酸及びメタクリル酸並びにこれら
の誘導体からなる群から選ばれる1種又は2種以上をモ
ノマーとする重合体から構成されるものが好ましい。ア
クリル酸及びメタクリル酸の誘導体としては、アクリル
酸エステル(アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
等)、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル
酸エステル等が挙げられる。
表面強度を有する透明な樹脂皮膜を形成し得るものが好
ましく、エチレン、プロピレン、スチレン、スルホン化
イソプレン、アクリル酸及びメタクリル酸並びにこれら
の誘導体からなる群から選ばれる1種又は2種以上をモ
ノマーとする重合体から構成されるものが好ましい。ア
クリル酸及びメタクリル酸の誘導体としては、アクリル
酸エステル(アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
等)、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル
酸エステル等が挙げられる。
【0017】また、上記樹脂粒子の平均粒子径は、安定
吐出性等の観点から、好ましくは10〜200nm、更
に好ましくは50〜100nmである。
吐出性等の観点から、好ましくは10〜200nm、更
に好ましくは50〜100nmである。
【0018】尚、上記樹脂粒子としては、水性媒体中に
該樹脂粒子を分散させた樹脂エマルジョン形態のものを
使用することができる。このような樹脂エマルジョンと
しては、例えば、ダイナフローK201(JSR製)、
アクアキュアー513(BYK製)、ケミパール(三井
化学製)等の市販の樹脂エマルジョンが好ましく用いら
れる。
該樹脂粒子を分散させた樹脂エマルジョン形態のものを
使用することができる。このような樹脂エマルジョンと
しては、例えば、ダイナフローK201(JSR製)、
アクアキュアー513(BYK製)、ケミパール(三井
化学製)等の市販の樹脂エマルジョンが好ましく用いら
れる。
【0019】本発明の水性処理液は、上記凝集剤を、好
ましくは2〜30重量%、更に好ましくは4〜10重量
%含有し、上記樹脂粒子を、好ましくは0.1〜20重
量%、更に好ましくは1〜10重量%含有する。これら
必須成分の含有量をこのような範囲にすることにより、
顔料インクの凝集効果、皮膜形成効果及びジェットノズ
ルからの吐出安定性のバランスにより優れた水性処理液
を得ることができる。
ましくは2〜30重量%、更に好ましくは4〜10重量
%含有し、上記樹脂粒子を、好ましくは0.1〜20重
量%、更に好ましくは1〜10重量%含有する。これら
必須成分の含有量をこのような範囲にすることにより、
顔料インクの凝集効果、皮膜形成効果及びジェットノズ
ルからの吐出安定性のバランスにより優れた水性処理液
を得ることができる。
【0020】本発明の水性処理液には、上記の凝集剤及
び樹脂粒子以外に、必要に応じ、下記の如き各種添加剤
の1種又は2種以上を含有させることができる。
び樹脂粒子以外に、必要に応じ、下記の如き各種添加剤
の1種又は2種以上を含有させることができる。
【0021】本発明の水性処理液には、吐出安定性の確
保のため、湿潤剤を含有させることが好ましい。湿潤剤
としては、例えば、グリセリン、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テト
ラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4
−ブタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,5
−ペンタンジオール1,6−ヘキサンジオール、1,
2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシ
レングリコール等の多価アルコール類;2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、ε−カプロラクタム
等のラクタム類;尿素、チオ尿素、エチレン尿素、1,
3−ジメチルイミダゾリジノン類等の尿素類;マルチト
ール、ソルビトール、グルコノラクトン、マルトース等
の糖類等が挙げられる。
保のため、湿潤剤を含有させることが好ましい。湿潤剤
としては、例えば、グリセリン、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テト
ラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4
−ブタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,5
−ペンタンジオール1,6−ヘキサンジオール、1,
2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシ
レングリコール等の多価アルコール類;2−ピロリド
ン、N−メチル−2−ピロリドン、ε−カプロラクタム
等のラクタム類;尿素、チオ尿素、エチレン尿素、1,
3−ジメチルイミダゾリジノン類等の尿素類;マルチト
ール、ソルビトール、グルコノラクトン、マルトース等
の糖類等が挙げられる。
【0022】上記湿潤剤の含有量は、上記水性処理液
中、好ましくは1.5〜30重量%、更に好ましくは5
〜20重量%である。
中、好ましくは1.5〜30重量%、更に好ましくは5
〜20重量%である。
【0023】また、本発明の水性処理液には、記録媒体
への浸透性及び吐出安定性の向上の観点から、浸透剤を
含有させることが好ましい。浸透剤としては、例えば、
メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、i
so−プロピルアルコール、n−ブタノール、sec−
ブタノール、tert−ブタノール、iso−ブタノー
ル、n−ペンタノール等の低級アルキルアルコール類;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブ
チルエーテル等の多価アルコールのアルキルエーテル類
等が挙げられる。
への浸透性及び吐出安定性の向上の観点から、浸透剤を
含有させることが好ましい。浸透剤としては、例えば、
メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、i
so−プロピルアルコール、n−ブタノール、sec−
ブタノール、tert−ブタノール、iso−ブタノー
ル、n−ペンタノール等の低級アルキルアルコール類;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブ
チルエーテル等の多価アルコールのアルキルエーテル類
等が挙げられる。
【0024】上記浸透剤の含有量は、上記水性処理液
中、好ましくは1.5〜30重量%、更に好ましくは5
〜20重量%である。
中、好ましくは1.5〜30重量%、更に好ましくは5
〜20重量%である。
【0025】また、同様の観点から、上記水性処理液に
は、界面活性剤を含有させることが好ましい。界面活性
剤としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ラウリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルサルフェートのアンモニウム塩等のアニ
オン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド等の非
イオン性界面活性剤;サーフィノール82、104、4
40、465、485(以上、エア・プロダクツ・アン
ド・ケミカルズ社製)、オルフィンSTG、オルフィン
E1010(以上、日信化学社製)等のアセチレングリ
コ−ル系界面活性剤;カチオン性界面活性剤;両イオン
性界面活性剤等が挙げられる。
は、界面活性剤を含有させることが好ましい。界面活性
剤としては、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ラウリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルサルフェートのアンモニウム塩等のアニ
オン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド等の非
イオン性界面活性剤;サーフィノール82、104、4
40、465、485(以上、エア・プロダクツ・アン
ド・ケミカルズ社製)、オルフィンSTG、オルフィン
E1010(以上、日信化学社製)等のアセチレングリ
コ−ル系界面活性剤;カチオン性界面活性剤;両イオン
性界面活性剤等が挙げられる。
【0026】上記界面活性剤の含有量は、上記水性処理
液中、好ましくは0.05〜10重量%、更に好ましく
は1〜5重量%である。
液中、好ましくは0.05〜10重量%、更に好ましく
は1〜5重量%である。
【0027】上記水性処理液には、その他の添加剤とし
て、紫外線吸収剤、光安定剤、消光剤、酸化防止剤、耐
水化剤、防黴剤、防腐剤、増粘剤、流動性改良剤、pH
調整剤、消泡剤、抑泡剤、レベリング剤、帯電防止剤等
を含有させることができる。
て、紫外線吸収剤、光安定剤、消光剤、酸化防止剤、耐
水化剤、防黴剤、防腐剤、増粘剤、流動性改良剤、pH
調整剤、消泡剤、抑泡剤、レベリング剤、帯電防止剤等
を含有させることができる。
【0028】上記水性処理液は、水に、上記の凝集剤及
び樹脂粒子の他、必要に応じ、湿潤剤、浸透剤、界面活
性剤その他の各種添加剤を適宜添加することにより、調
製することができる。水としては、イオン交換水、限外
濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水を用いる
ことが好ましい。また、紫外線照射又は過酸化水素添加
等により滅菌処理された水は、カビやバクテリアの発生
を防止して長期保存を可能とする点で好ましい。
び樹脂粒子の他、必要に応じ、湿潤剤、浸透剤、界面活
性剤その他の各種添加剤を適宜添加することにより、調
製することができる。水としては、イオン交換水、限外
濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水を用いる
ことが好ましい。また、紫外線照射又は過酸化水素添加
等により滅菌処理された水は、カビやバクテリアの発生
を防止して長期保存を可能とする点で好ましい。
【0029】上記水性処理液は、ジェットノズルからの
吐出信頼性、皮膜形成の促進、皮膜の表面強度等の観点
から、下記物性値が、それぞれ下記範囲にあることが好
ましい。 ・液温20℃における粘度;2〜5mPa・s ・表面張力;15〜40mN/m ・pH;7〜9.5 上記各物性値の調整は、各成分の含有量の調整や、樹脂
成分の適当な選択により、行うことができる。
吐出信頼性、皮膜形成の促進、皮膜の表面強度等の観点
から、下記物性値が、それぞれ下記範囲にあることが好
ましい。 ・液温20℃における粘度;2〜5mPa・s ・表面張力;15〜40mN/m ・pH;7〜9.5 上記各物性値の調整は、各成分の含有量の調整や、樹脂
成分の適当な選択により、行うことができる。
【0030】前処理工程では、このような組成・物性の
水性処理液を、記録媒体の被記録面に塗布する。この前
処理工程では、水性処理液は、少なくとも、次工程のイ
ンクジェット記録工程で顔料インクを打ち込む箇所(印
刷部分)に塗布すればよく、インクを打ち込まない箇所
(非印刷部分)に塗布してもよい。塗布量は、インクの
打ち込み量に応じて適宜調整すればよく、固形分換算で
0.5〜2g/m2程度が好ましい。
水性処理液を、記録媒体の被記録面に塗布する。この前
処理工程では、水性処理液は、少なくとも、次工程のイ
ンクジェット記録工程で顔料インクを打ち込む箇所(印
刷部分)に塗布すればよく、インクを打ち込まない箇所
(非印刷部分)に塗布してもよい。塗布量は、インクの
打ち込み量に応じて適宜調整すればよく、固形分換算で
0.5〜2g/m2程度が好ましい。
【0031】上記水性処理液の塗布方法は、特に制限さ
れず、例えば、エアナイフコーター、ロールコーター、
バーコーター、ブレードコーター、スライドホッパーコ
ーター、グラビアコーター、フレキソグラビアコータ
ー、カーテンコーター、エクストルージョンコーター、
フローティングナイフコーター、コンマコーター、ダイ
コーター、ゲートロールコーター、サイズプレス装置等
の公知の塗工装置を用いて接触方式で塗布する方法や、
スプレー、インクジェットヘッド、ジェットノズル等を
用いて非接触方式で塗布する方法等を採ることができ
る。
れず、例えば、エアナイフコーター、ロールコーター、
バーコーター、ブレードコーター、スライドホッパーコ
ーター、グラビアコーター、フレキソグラビアコータ
ー、カーテンコーター、エクストルージョンコーター、
フローティングナイフコーター、コンマコーター、ダイ
コーター、ゲートロールコーター、サイズプレス装置等
の公知の塗工装置を用いて接触方式で塗布する方法や、
スプレー、インクジェットヘッド、ジェットノズル等を
用いて非接触方式で塗布する方法等を採ることができ
る。
【0032】(インクジェット記録工程)インクジェッ
ト記録工程は、前処理工程で水性処理液が塗布された記
録媒体の被記録面に、顔料インクを打ち込んで記録を行
う工程であり、公知のインクジェット方式の記録装置
(インクジェットプリンタ)を用いて行うことができ
る。インクジェット方式には、ノズルから一定時間間隔
でインクを吐出し続け、吐出されたインク液滴を偏向さ
せることにより画像を形成するコンティニュアス方式
と、画像データに対応してインクを吐出させるオンデマ
ンド方式とがあり、何れの方式でもよいが、細かい打ち
込み制御が可能、廃液量が少ない等の点で、オンデマン
ド方式が好ましい。また、インク吐出制御方式には、圧
電素子を用いて電圧により制御する方式や、発熱抵抗素
子を用いて熱エネルギーにより制御する方式等がある
が、特に制限されない。
ト記録工程は、前処理工程で水性処理液が塗布された記
録媒体の被記録面に、顔料インクを打ち込んで記録を行
う工程であり、公知のインクジェット方式の記録装置
(インクジェットプリンタ)を用いて行うことができ
る。インクジェット方式には、ノズルから一定時間間隔
でインクを吐出し続け、吐出されたインク液滴を偏向さ
せることにより画像を形成するコンティニュアス方式
と、画像データに対応してインクを吐出させるオンデマ
ンド方式とがあり、何れの方式でもよいが、細かい打ち
込み制御が可能、廃液量が少ない等の点で、オンデマン
ド方式が好ましい。また、インク吐出制御方式には、圧
電素子を用いて電圧により制御する方式や、発熱抵抗素
子を用いて熱エネルギーにより制御する方式等がある
が、特に制限されない。
【0033】インクジェット記録工程で用いる顔料イン
クとしては、インクジェット記録で使用できるものであ
ればよく、特に制限されない。インクジェット記録用の
顔料インクは、水に、着色剤として顔料を含有させたも
のが一般的であり、通常、保湿や浸透調整等のため、更
に各種有機溶剤や界面活性剤等が含有されている。カラ
ー画像を形成する場合は、イエロー、マゼンタ及びシア
ンの減法混色の3原色のインク、あるいはこれにブラッ
クその他の色のインクを加えた4色以上のインクを用い
る。
クとしては、インクジェット記録で使用できるものであ
ればよく、特に制限されない。インクジェット記録用の
顔料インクは、水に、着色剤として顔料を含有させたも
のが一般的であり、通常、保湿や浸透調整等のため、更
に各種有機溶剤や界面活性剤等が含有されている。カラ
ー画像を形成する場合は、イエロー、マゼンタ及びシア
ンの減法混色の3原色のインク、あるいはこれにブラッ
クその他の色のインクを加えた4色以上のインクを用い
る。
【0034】(皮膜形成工程)皮膜形成工程は、インク
ジェット記録工程で記録が行われた記録媒体の被記録面
に、前処理工程で使用した水性処理液を塗布した後、該
記録媒体を加熱乾燥して、該被記録面上に皮膜を形成す
る工程である。
ジェット記録工程で記録が行われた記録媒体の被記録面
に、前処理工程で使用した水性処理液を塗布した後、該
記録媒体を加熱乾燥して、該被記録面上に皮膜を形成す
る工程である。
【0035】皮膜形成工程では、水性処理液は、顔料イ
ンクを打ち込んだ箇所(印刷部分)に重ねて塗布するこ
とが好ましく、特に、インクの打ち込みの有無に拘わら
ず、記録媒体の被記録面の全面に塗布することが好まし
い。塗布方法は、特に制限されないが、前処理工程と共
に、ジェットノズル(インクジェットヘッド)を用いて
インクジェット方式により塗布すれば、高速印字が可能
となる。この場合、各液のジェットノズルからの吐出制
御は、プリンタドライバを適宜プログラミングすること
により行うことができる。
ンクを打ち込んだ箇所(印刷部分)に重ねて塗布するこ
とが好ましく、特に、インクの打ち込みの有無に拘わら
ず、記録媒体の被記録面の全面に塗布することが好まし
い。塗布方法は、特に制限されないが、前処理工程と共
に、ジェットノズル(インクジェットヘッド)を用いて
インクジェット方式により塗布すれば、高速印字が可能
となる。この場合、各液のジェットノズルからの吐出制
御は、プリンタドライバを適宜プログラミングすること
により行うことができる。
【0036】皮膜形成工程においては、水性処理液の塗
布量は、固形分換算で0.5〜2g/m2が好ましい。
塗布量が0.5g/m2未満では、耐擦性の向上の効果
に乏しく、2g/m2超では、樹脂皮膜の形成に時間が
かかる;ブロッキングが発生する;外観(光沢感)が記
録媒体と異なり、記録物本来の風合いが損なわれる等の
不都合が生じるおそれがある。
布量は、固形分換算で0.5〜2g/m2が好ましい。
塗布量が0.5g/m2未満では、耐擦性の向上の効果
に乏しく、2g/m2超では、樹脂皮膜の形成に時間が
かかる;ブロッキングが発生する;外観(光沢感)が記
録媒体と異なり、記録物本来の風合いが損なわれる等の
不都合が生じるおそれがある。
【0037】水性処理液塗布後に行われる記録媒体の加
熱乾燥は、塗布された水性処理液の皮膜化を促進するた
めの処理であり、赤外線式加熱装置や熱風加熱装置など
の公知の加熱装置を用いて常法通り行うことができる。
インクジェットプリンタの適当な箇所、例えば、排紙口
付近などに、このような加熱装置を配置すれば、該イン
クジェットプリンタに記録媒体を1回給紙する(1パ
ス)だけで、全ての工程(前処理工程、インクジェット
記録工程、皮膜形成工程)を行うことが可能となり、高
速印字が可能となる。
熱乾燥は、塗布された水性処理液の皮膜化を促進するた
めの処理であり、赤外線式加熱装置や熱風加熱装置など
の公知の加熱装置を用いて常法通り行うことができる。
インクジェットプリンタの適当な箇所、例えば、排紙口
付近などに、このような加熱装置を配置すれば、該イン
クジェットプリンタに記録媒体を1回給紙する(1パ
ス)だけで、全ての工程(前処理工程、インクジェット
記録工程、皮膜形成工程)を行うことが可能となり、高
速印字が可能となる。
【0038】加熱温度や加熱時間(ラインスピード)等
の加熱条件は、皮膜形成を効率良く行えるよう、樹脂粒
子の種類などを考慮して適宜設定することが好ましい
が、過度の加熱は、いわゆるブリスター(火ぶくれ)の
発生を招くため好ましくない。このような観点から、紙
面温度(記録媒体の被記録面の温度)が100℃以下と
なるように、加熱温度や加熱時間等を調整することが好
ましい。
の加熱条件は、皮膜形成を効率良く行えるよう、樹脂粒
子の種類などを考慮して適宜設定することが好ましい
が、過度の加熱は、いわゆるブリスター(火ぶくれ)の
発生を招くため好ましくない。このような観点から、紙
面温度(記録媒体の被記録面の温度)が100℃以下と
なるように、加熱温度や加熱時間等を調整することが好
ましい。
【0039】本発明のインクジェット記録方法は、例え
ば、次のようにして実施することができる。
ば、次のようにして実施することができる。
【0040】図1は、本実施形態のインクジェット記録
方法の実施に使用するインクジェットプリンタの要部の
斜視図である。図1に示すプリンタ10は、紙送りモー
タ11で駆動されるプラテンローラ12により記録媒体
Mを矢標A方向に搬送し、キャリッジ13上に搭載され
た記録ヘッド20が、記録媒体Mの被記録面に、インク
タンク30から供給される各色顔料インク及び水性処理
液をそれぞれ吐出した後、これを搬出するようになして
ある。キャリッジ13は、キャリッジベルト14を介し
てキャリッジモータ15に連結されており、ガイドレー
ル16上を摺動して、矢標A方向と直交する矢標B1又
はB2方向に往復走査するようになっている。また、プ
リンタ10内における図示しない排紙口の近傍には、記
録媒体Mの被記録面に対し熱風を送風することが可能な
熱風乾燥装置(図示せず)が設けられており、排紙前に
記録媒体Mを加熱乾燥できるようになっている。
方法の実施に使用するインクジェットプリンタの要部の
斜視図である。図1に示すプリンタ10は、紙送りモー
タ11で駆動されるプラテンローラ12により記録媒体
Mを矢標A方向に搬送し、キャリッジ13上に搭載され
た記録ヘッド20が、記録媒体Mの被記録面に、インク
タンク30から供給される各色顔料インク及び水性処理
液をそれぞれ吐出した後、これを搬出するようになして
ある。キャリッジ13は、キャリッジベルト14を介し
てキャリッジモータ15に連結されており、ガイドレー
ル16上を摺動して、矢標A方向と直交する矢標B1又
はB2方向に往復走査するようになっている。また、プ
リンタ10内における図示しない排紙口の近傍には、記
録媒体Mの被記録面に対し熱風を送風することが可能な
熱風乾燥装置(図示せず)が設けられており、排紙前に
記録媒体Mを加熱乾燥できるようになっている。
【0041】図2は、記録ヘッド20のノズル開口面2
0aの概略正面図である。図2中、21及び26は水性
処理液を吐出するノズル列であり、22,23,24,
25は、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)、ブラック(K)の顔料インクを吐出する
ノズル列である。このように、主走査方向の両端のノズ
ル列を水性処理液用とすることで双方向(B1及びB2)
印字が可能となり、印字高速性が上がる。
0aの概略正面図である。図2中、21及び26は水性
処理液を吐出するノズル列であり、22,23,24,
25は、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)、ブラック(K)の顔料インクを吐出する
ノズル列である。このように、主走査方向の両端のノズ
ル列を水性処理液用とすることで双方向(B1及びB2)
印字が可能となり、印字高速性が上がる。
【0042】このような構成の記録ヘッド20は、矢標
B1方向に走査される場合は、記録媒体Mの被記録面に
対し、先ず、ノズル列21より水性処理液をベタ打ちし
て帯状の処理液付着領域を形成していき(前処理工
程)、続いて、該処理液付着領域に対して、受信した画
像データに基づき、ノズル列22,23,24,25よ
りY、M、C、Kの各色顔料インクを順次打ち込んでイ
ンクジェット記録を行い(インクジェット記録工程)、
続いて、記録が行われた被記録面に対して、ノズル列2
6より水性処理液をベタ打ちして、前処理工程で形成さ
れた処理液付着領域と同じ幅の処理液付着領域を形成し
ていく(皮膜形成工程)。記録ヘッド20は、記録領域
の矢標B1方向の終端に到達し、記録媒体Mが処理液付
着領域の幅に略等しい送り量でプラテンローラ12によ
り矢標A方向に搬送された後、矢標B 2方向に走査され
る。この場合、先ず、ノズル列26より水性処理液をベ
タ打ちして帯状の処理液付着領域を形成していき(前処
理工程)、続いて、該処理液付着領域に対して、ノズル
列25,24,23,22よりK、C、M、Yの各色顔
料インクを順次打ち込んでインクジェット記録を行い
(インクジェット記録工程)、続いて、記録が行われた
被記録面に対して、ノズル列21より水性処理液をベタ
打ちして、処理液付着領域を形成していく(皮膜形成工
程)。
B1方向に走査される場合は、記録媒体Mの被記録面に
対し、先ず、ノズル列21より水性処理液をベタ打ちし
て帯状の処理液付着領域を形成していき(前処理工
程)、続いて、該処理液付着領域に対して、受信した画
像データに基づき、ノズル列22,23,24,25よ
りY、M、C、Kの各色顔料インクを順次打ち込んでイ
ンクジェット記録を行い(インクジェット記録工程)、
続いて、記録が行われた被記録面に対して、ノズル列2
6より水性処理液をベタ打ちして、前処理工程で形成さ
れた処理液付着領域と同じ幅の処理液付着領域を形成し
ていく(皮膜形成工程)。記録ヘッド20は、記録領域
の矢標B1方向の終端に到達し、記録媒体Mが処理液付
着領域の幅に略等しい送り量でプラテンローラ12によ
り矢標A方向に搬送された後、矢標B 2方向に走査され
る。この場合、先ず、ノズル列26より水性処理液をベ
タ打ちして帯状の処理液付着領域を形成していき(前処
理工程)、続いて、該処理液付着領域に対して、ノズル
列25,24,23,22よりK、C、M、Yの各色顔
料インクを順次打ち込んでインクジェット記録を行い
(インクジェット記録工程)、続いて、記録が行われた
被記録面に対して、ノズル列21より水性処理液をベタ
打ちして、処理液付着領域を形成していく(皮膜形成工
程)。
【0043】一方、記録媒体Mのうち、水性処理液、顔
料インク、水性処理液が順次打ち込まれた部分は、図示
しない排紙口の近傍にて、図示しない熱風乾燥装置によ
り加熱乾燥されてから(皮膜形成工程)、排出される。
このような記録ヘッド20の双方向(B1及びB2方向)
走査、紙送り動作及び加熱乾燥処理が繰り返されること
により、被記録面に皮膜が形成された記録物が製造され
る。
料インク、水性処理液が順次打ち込まれた部分は、図示
しない排紙口の近傍にて、図示しない熱風乾燥装置によ
り加熱乾燥されてから(皮膜形成工程)、排出される。
このような記録ヘッド20の双方向(B1及びB2方向)
走査、紙送り動作及び加熱乾燥処理が繰り返されること
により、被記録面に皮膜が形成された記録物が製造され
る。
【0044】尚、本発明のインクジェット記録方法は、
記録媒体の被記録面に、顔料インク凝集能及び皮膜形成
能を有する水性処理液を塗布する前処理工程と、該前処
理工程で該水性処理液が塗布された該被記録面に、顔料
インクを打ち込んで記録を行うインクジェット記録工程
と、該インクジェット記録工程で記録が行われた該被記
録面に、該水性処理液を塗布した後、該記録媒体を加熱
乾燥して、該被記録面上に皮膜を形成する皮膜形成工程
とを備えていればよく、使用する顔料インクの種類や
数、インクジェットプリンタの具体的構成、水性処理液
の塗布方法、塗布(打ち込み)パターン等は、上記実施
形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能である。
記録媒体の被記録面に、顔料インク凝集能及び皮膜形成
能を有する水性処理液を塗布する前処理工程と、該前処
理工程で該水性処理液が塗布された該被記録面に、顔料
インクを打ち込んで記録を行うインクジェット記録工程
と、該インクジェット記録工程で記録が行われた該被記
録面に、該水性処理液を塗布した後、該記録媒体を加熱
乾燥して、該被記録面上に皮膜を形成する皮膜形成工程
とを備えていればよく、使用する顔料インクの種類や
数、インクジェットプリンタの具体的構成、水性処理液
の塗布方法、塗布(打ち込み)パターン等は、上記実施
形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の変更が可能である。
【0045】また、本発明で使用する記録媒体として
は、普通紙などの非塗工紙;インクジェット記録用紙、
インクジェット適性のない一般の印刷用コート紙やアー
ト紙などの塗工紙の何れでもよく、特に制限されない。
インクジェット記録用紙は、特に、高画質の画像が要求
される場合に使用されるもので、一般に、紙やフィルム
等の基材上に、多孔性無機粒子を主成分とするインク受
容層を設けた構成となっている。多孔性無機粒子として
は、多孔性非晶質シリカ、多孔性炭酸マグネシウム、多
孔性アルミナ等が好ましく用いられ、その含有量は、イ
ンク受容層の乾燥重量に対して、40〜90重量%程度
である。インク受容層には、通常、必要な塗膜強度の確
保のため、ポリビニルアルコール等のバインダー樹脂も
含有される。インクジェット記録用紙は、インク受容層
の質感、風合いなど(表面性)により、マット調、光沢
調などに分類されるが、本発明では何れのインクジェッ
ト記録用紙でも問題なく使用できる。
は、普通紙などの非塗工紙;インクジェット記録用紙、
インクジェット適性のない一般の印刷用コート紙やアー
ト紙などの塗工紙の何れでもよく、特に制限されない。
インクジェット記録用紙は、特に、高画質の画像が要求
される場合に使用されるもので、一般に、紙やフィルム
等の基材上に、多孔性無機粒子を主成分とするインク受
容層を設けた構成となっている。多孔性無機粒子として
は、多孔性非晶質シリカ、多孔性炭酸マグネシウム、多
孔性アルミナ等が好ましく用いられ、その含有量は、イ
ンク受容層の乾燥重量に対して、40〜90重量%程度
である。インク受容層には、通常、必要な塗膜強度の確
保のため、ポリビニルアルコール等のバインダー樹脂も
含有される。インクジェット記録用紙は、インク受容層
の質感、風合いなど(表面性)により、マット調、光沢
調などに分類されるが、本発明では何れのインクジェッ
ト記録用紙でも問題なく使用できる。
【0046】
【実施例】以下に、本発明の実施例及び本発明の効果を
示す試験例を挙げて、本発明をより具体的に説明する
が、本発明は、斯かる実施例により何等制限されるもの
ではない。
示す試験例を挙げて、本発明をより具体的に説明する
が、本発明は、斯かる実施例により何等制限されるもの
ではない。
【0047】下記組成の水性処理液1〜4を調製した。
【0048】
(水性処理液1の組成)
・塩化マグネシウム六水塩(MgCl2・6H2O) 8重量%
・ポリエチレン樹脂エマルジョン
「アクアキュアー513」BYK製 (樹脂成分として)2.5重量%
・グリセリン 15重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%
・純水 バランス
計100重量%
【0049】
(水性処理液2の組成)
・硝酸マグネシウム含水塩 8重量%
・スルホン化イソプレン−スチレン共重合体樹脂エマルジョン
「ダイナフローK201」JSR製 (樹脂成分として)3.5重量%
・グリセリン 15重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%
・純水 バランス
計100重量%
【0050】
(水性処理液3の組成)
・ポリエチレン樹脂エマルジョン
「アクアキュアー513」BYK製 (樹脂成分として)2.5重量%
・グリセリン 15重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%
・純水 バランス
計100重量%
【0051】
(水性処理液4の組成)
・塩化マグネシウム六水塩(MgCl2・6H2O) 8重量%
・グリセリン 15重量%
・トリエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量%
・純水 バランス
計100重量%
【0052】〔実施例1〕記録媒体(「OKトップコー
トN」王子製紙製)の被記録面の全面に対して、インク
ジェットプリンタ(「EM930C」セイコーエプソン
製)のシアンインクと上記水性処理液1とを入れ替えた
ものを用いて、シアン100%となるベタパターンで水
性処理液1を打ち込んだ(前処理工程)。水性処理液1
の塗布量は、固形分換算で1.1g/m2であった。次いで、
水性処理液1が打ち込まれた上記被記録面に対し、6色
顔料インクジェットプリンタ(「MC2000」セイコ
ーエプソン製)を用いて、各色の100%カラーパッチ
を印刷した(インクジェット記録工程)。次いで、上記
各カラーパッチ印刷部分に対して、前処理工程で用いた
EM930Cを用いて、シアン100%となるベタパタ
ーンで水性処理液1を打ち込んだ後(このときの水性処
理液1の塗布量は固形分換算で1.1g/m2)、ドライヤー
(熱風)を用いて加熱温度150℃(紙面温度80℃)
で記録媒体を加熱乾燥した(皮膜形成工程)。このよう
にして得られたインクジェット記録物を、実施例1のサ
ンプルとした。
トN」王子製紙製)の被記録面の全面に対して、インク
ジェットプリンタ(「EM930C」セイコーエプソン
製)のシアンインクと上記水性処理液1とを入れ替えた
ものを用いて、シアン100%となるベタパターンで水
性処理液1を打ち込んだ(前処理工程)。水性処理液1
の塗布量は、固形分換算で1.1g/m2であった。次いで、
水性処理液1が打ち込まれた上記被記録面に対し、6色
顔料インクジェットプリンタ(「MC2000」セイコ
ーエプソン製)を用いて、各色の100%カラーパッチ
を印刷した(インクジェット記録工程)。次いで、上記
各カラーパッチ印刷部分に対して、前処理工程で用いた
EM930Cを用いて、シアン100%となるベタパタ
ーンで水性処理液1を打ち込んだ後(このときの水性処
理液1の塗布量は固形分換算で1.1g/m2)、ドライヤー
(熱風)を用いて加熱温度150℃(紙面温度80℃)
で記録媒体を加熱乾燥した(皮膜形成工程)。このよう
にして得られたインクジェット記録物を、実施例1のサ
ンプルとした。
【0053】〔実施例2〕実施例1において、水性処理
液1に代えて、水性処理液2を用いた以外は実施例1と
同様にしてインクジェット記録物を製造し、これを実施
例2のサンプルとした。
液1に代えて、水性処理液2を用いた以外は実施例1と
同様にしてインクジェット記録物を製造し、これを実施
例2のサンプルとした。
【0054】〔比較例1〕実施例1において、前処理工
程及び皮膜形成工程を行わない以外は実施例1と同様に
してインクジェット記録物を製造し、これを比較例1の
サンプルとした。
程及び皮膜形成工程を行わない以外は実施例1と同様に
してインクジェット記録物を製造し、これを比較例1の
サンプルとした。
【0055】〔比較例2〕実施例1において、前処理工
程を行わない以外は実施例1と同様にしてインクジェッ
ト記録物を製造し、これを比較例2のサンプルとした。
程を行わない以外は実施例1と同様にしてインクジェッ
ト記録物を製造し、これを比較例2のサンプルとした。
【0056】〔比較例3〕実施例1において、皮膜形成
工程を行わない以外は実施例1と同様にしてインクジェ
ット記録物を製造し、これを比較例3のサンプルとし
た。
工程を行わない以外は実施例1と同様にしてインクジェ
ット記録物を製造し、これを比較例3のサンプルとし
た。
【0057】〔比較例4〕実施例1において、水性処理
液1に代えて、水性処理液3を用いた以外は実施例1と
同様にしてインクジェット記録物を製造し、これを比較
例4のサンプルとした。
液1に代えて、水性処理液3を用いた以外は実施例1と
同様にしてインクジェット記録物を製造し、これを比較
例4のサンプルとした。
【0058】〔比較例5〕実施例1において、水性処理
液1に代えて、水性処理液4を用いた以外は実施例1と
同様にしてインクジェット記録物を製造し、これを比較
例5のサンプルとした。
液1に代えて、水性処理液4を用いた以外は実施例1と
同様にしてインクジェット記録物を製造し、これを比較
例5のサンプルとした。
【0059】〔比較例6〕比較例3において、MC20
00用の各顔料インクに代えて、該各顔料インク中に、
上記ポリエチレン樹脂エマルジョン「アクアキュアー513」を樹
脂濃度が1重量%となるように含有させたもの(樹脂入
インク)をそれぞれ使用した以外は比較例3と同様にし
てインクジェット記録物を製造し、これを比較例6のサ
ンプルとした。
00用の各顔料インクに代えて、該各顔料インク中に、
上記ポリエチレン樹脂エマルジョン「アクアキュアー513」を樹
脂濃度が1重量%となるように含有させたもの(樹脂入
インク)をそれぞれ使用した以外は比較例3と同様にし
てインクジェット記録物を製造し、これを比較例6のサ
ンプルとした。
【0060】〔比較例7〕比較例6において、上記各樹
脂入インク中の樹脂濃度を2.5重量%とした以外は比
較例6と同様にしてインクジェット記録物を製造し、こ
れを比較例7のサンプルとした。
脂入インク中の樹脂濃度を2.5重量%とした以外は比
較例6と同様にしてインクジェット記録物を製造し、こ
れを比較例7のサンプルとした。
【0061】実施例1〜2及び比較例1〜7の上記各サ
ンプルについて、発色性、カラーブリード及び耐擦性を
下記方法で評価した。また、水性処理液1〜4(実施例
1〜2及び比較例2〜5)及び樹脂入インク(比較例6
〜7)について、下記の要領で吐出安定性を評価した。
以上の結果を下記表1に示す。
ンプルについて、発色性、カラーブリード及び耐擦性を
下記方法で評価した。また、水性処理液1〜4(実施例
1〜2及び比較例2〜5)及び樹脂入インク(比較例6
〜7)について、下記の要領で吐出安定性を評価した。
以上の結果を下記表1に示す。
【0062】〔発色性の評価試験〕各サンプルのCMY
Bkの各カラーパッチについて、グレタグマクベス社製
のスペクトロリーノSPM−50を用い、視野角2。、
光源D50、フィルター無しの条件で反射光学濃度(O
D値)を測定し、下記評価基準により評価した。 (評価基準) A:CMYBkの4色のOD値の合計が7.5を超え
る。発色性良好。 B:4色のOD値の合計が7.5〜6.0。実用上問題
なし。 C:4色のOD値の合計が6.0未満(平均でOD値
1.5未満)。実用に堪えない。
Bkの各カラーパッチについて、グレタグマクベス社製
のスペクトロリーノSPM−50を用い、視野角2。、
光源D50、フィルター無しの条件で反射光学濃度(O
D値)を測定し、下記評価基準により評価した。 (評価基準) A:CMYBkの4色のOD値の合計が7.5を超え
る。発色性良好。 B:4色のOD値の合計が7.5〜6.0。実用上問題
なし。 C:4色のOD値の合計が6.0未満(平均でOD値
1.5未満)。実用に堪えない。
【0063】〔カラーブリードの評価試験〕各サンプル
について、イエロー領域とブラック領域とが隣接する部
分(画質低下が最も判別し易い領域)をそれぞれ目視に
より観察し、それらの色境界での不均一な色混じりの程
度を下記評価基準により評価した。 (評価基準) A:色混じりの無い、良好な画像が得られた。 B:色混じりが僅かに生じた。実用上問題なし。 C:色の境界がはっきりしない程、色混じりが起こっ
た。実用に堪えない。
について、イエロー領域とブラック領域とが隣接する部
分(画質低下が最も判別し易い領域)をそれぞれ目視に
より観察し、それらの色境界での不均一な色混じりの程
度を下記評価基準により評価した。 (評価基準) A:色混じりの無い、良好な画像が得られた。 B:色混じりが僅かに生じた。実用上問題なし。 C:色の境界がはっきりしない程、色混じりが起こっ
た。実用に堪えない。
【0064】〔耐擦性の評価試験〕各サンプルの被記録
面上に、消しゴム(幅20mm)を傾斜度60。で固定
し、1kgの荷重をかけた状態で10往復擦った後の該
被記録面の状態を目視で観察し、下記評価基準により評
価した。 (評価基準) A:被記録面にキズ、ハガレがない。耐擦性良好。 B:被記録面にキズが入るが、実用上問題なし。 C:被記録面にハガレが発生する。実用に堪えない。
面上に、消しゴム(幅20mm)を傾斜度60。で固定
し、1kgの荷重をかけた状態で10往復擦った後の該
被記録面の状態を目視で観察し、下記評価基準により評
価した。 (評価基準) A:被記録面にキズ、ハガレがない。耐擦性良好。 B:被記録面にキズが入るが、実用上問題なし。 C:被記録面にハガレが発生する。実用に堪えない。
【0065】〔水性処理液及び樹脂入インクの吐出安定
性の評価試験〕上記各液を、インクジェットプリンタ
(「PM800C」セイコーエプソン製)に充填した。
このプリンタを、通常通り稼働させて各液が安定して吐
出されることを確認した後、記録ヘッドをホ−ムポジシ
ョンから外した状態にし、温度50℃、相対湿度40%
の環境下にて4週間放置した。その後、このプリンタを
通常の室内環境下に移し、プリンタの本体温度が室温に
下がるまで待ってから本体電源を入れ、記録媒体に対し
て各液をベタ打ちして、その吐出状態を目視で観察し
た。また、吐出が不安定になった場合は、所定のクリー
ニング動作を行い、各液が安定して吐出されるまでに要
したクリーニング動作回数を数えた。これらを総合し
て、下記評価基準により評価した。 (評価基準) A:目詰まりを起こすことなく、安定して吐出された。
吐出安定性良好。 B:目詰まりを起こし、復帰に2回以内のクリーニング
動作を要する。実用上問題なし。 C:目詰まりがひどく、復帰に2回以上のクリーニング
動作を要する。実用に堪えない。
性の評価試験〕上記各液を、インクジェットプリンタ
(「PM800C」セイコーエプソン製)に充填した。
このプリンタを、通常通り稼働させて各液が安定して吐
出されることを確認した後、記録ヘッドをホ−ムポジシ
ョンから外した状態にし、温度50℃、相対湿度40%
の環境下にて4週間放置した。その後、このプリンタを
通常の室内環境下に移し、プリンタの本体温度が室温に
下がるまで待ってから本体電源を入れ、記録媒体に対し
て各液をベタ打ちして、その吐出状態を目視で観察し
た。また、吐出が不安定になった場合は、所定のクリー
ニング動作を行い、各液が安定して吐出されるまでに要
したクリーニング動作回数を数えた。これらを総合し
て、下記評価基準により評価した。 (評価基準) A:目詰まりを起こすことなく、安定して吐出された。
吐出安定性良好。 B:目詰まりを起こし、復帰に2回以内のクリーニング
動作を要する。実用上問題なし。 C:目詰まりがひどく、復帰に2回以上のクリーニング
動作を要する。実用に堪えない。
【0066】
【表1】
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、印刷ムラやカラーブリ
ードを防止し、画像濃度が高く、耐擦性にも優れた高品
位の画像を実現することができる。また、この画像は、
耐水性や耐光性等に優れた顔料インクにより形成されて
いるので、染料インクにより画像が形成された記録物に
比べて、長期保存性にも優れている。また、上記水性処
理液は吐出安定性に優れているため、インクジェットノ
ズルの目詰まりなどを起こすおそれがなく、簡易な工程
で比較的安価に高品位の記録物を得ることができる。
ードを防止し、画像濃度が高く、耐擦性にも優れた高品
位の画像を実現することができる。また、この画像は、
耐水性や耐光性等に優れた顔料インクにより形成されて
いるので、染料インクにより画像が形成された記録物に
比べて、長期保存性にも優れている。また、上記水性処
理液は吐出安定性に優れているため、インクジェットノ
ズルの目詰まりなどを起こすおそれがなく、簡易な工程
で比較的安価に高品位の記録物を得ることができる。
【図1】本発明のインクジェット記録方法の一実施形態
に使用するインクジェットプリンタの要部の斜視図であ
る。
に使用するインクジェットプリンタの要部の斜視図であ
る。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタにおける記
録ヘッドのノズル開口面の概略正面図である。
録ヘッドのノズル開口面の概略正面図である。
10 インクジェットプリンタ
11 紙送りモータ
12 プラテンローラ
13 キャリッジ
14 キャリッジベルト
15 キャリッジモータ
16 ガイドロール
20 記録ヘッド
20a ノズル開口面
21〜26 ノズル
30 インクタンク
M 記録媒体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2C056 EA13 EC21 FC02 HA42 HA46
2H086 BA02 BA05 BA53 BA55 BA59
BA60 BA62
Claims (6)
- 【請求項1】 記録媒体の被記録面に、顔料インク凝集
能及び皮膜形成能を有する水性処理液を塗布する前処理
工程と、該前処理工程で該水性処理液が塗布された該被
記録面に、顔料インクを打ち込んで記録を行うインクジ
ェット記録工程と、該インクジェット記録工程で記録が
行われた該被記録面に、該水性処理液を塗布した後、該
記録媒体を加熱乾燥して、該被記録面上に皮膜を形成す
る皮膜形成工程とを備えることを特徴とするインクジェ
ット記録方法。 - 【請求項2】 上記水性処理液が、凝集剤を2〜30重
量%含有し、樹脂粒子を0.1〜20重量%含有するこ
とを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項3】 上記凝集剤が、塩化マグネシウム、硝酸
マグネシウム、酢酸マグネシウム、臭化マグネシウム、
硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、塩化アルミニウム及
び硝酸アルミニウムからなる群から選ばれる1種又は2
種以上であることを特徴とする請求項2記載のインクジ
ェット記録方法。 - 【請求項4】 上記樹脂粒子が、エチレン、プロピレ
ン、スチレン、スルホン化イソプレン、アクリル酸及び
メタクリル酸並びにこれらの誘導体からなる群から選ば
れる1種又は2種以上をモノマーとする重合体からなる
ことを特徴とする請求項2又は3記載のインクジェット
記録方法。 - 【請求項5】 上記樹脂粒子の平均粒子径が10〜20
0nmであることを特徴とする請求項2〜4の何れかに
記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項6】 上記水性処理液の塗布が、ジェットノズ
ルを用いたインクジェット方式により行われることを特
徴とする請求項1〜5の何れかに記載のインクジェット
記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142133A JP2003326829A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | インクジェット記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142133A JP2003326829A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | インクジェット記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003326829A true JP2003326829A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29702527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002142133A Withdrawn JP2003326829A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | インクジェット記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003326829A (ja) |
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-
2002
- 2002-05-16 JP JP2002142133A patent/JP2003326829A/ja not_active Withdrawn
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