JP4700035B2 - 茶抽出液の製造方法 - Google Patents
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Description
特許文献2や特許文献3には、クロマト分離を用いて茶カテキン類を選択的に充填剤に吸着させ、吸着成分を親水性有機溶媒により溶出させて茶カテキン類を精製する方法が開示されている。
特許文献4には、陽イオン交換樹脂に茶抽出物を接触させてカフェインを除去した後、エタノールを添加して沈殿物を生じさせ、該沈殿物を濾別除去することで、茶葉タンニン類を精製する方法が開示されている。
但し、「カテキン類の熱異性化」と表現する場合の「カテキン類」は、「熱異性化カテキン類」ではないカテキン類、すなわち(−)−エピガロカテキン(EGC)、(−)−エピガロカテキンガレート(EGCg)、(−)−エピカテキン(EC)、(−)−エピカテキンガレート(ECg)のいずれか、或いはこれらのうちの二種類以上の組み合わせからなる混合物を包含する意である。
「熱異性化カテキン類」とは、(−)−ガロカテキン(GC)、(−)−ガロカテキンガレート(GCg)、(−)−カテキン(C)、(−)−カテキンガレート(Cg)のいずれか、或いはこれらのうちの二種類以上の組み合わせからなる混合物を包含する意である。
原料とする茶葉としては、茶樹(学名:Camellia sinensis)から摘採した葉や茎であれば、その品種、産地、摘採時期、摘採方法、栽培方法などに限られず、どのような茶も使用することができる。例えば、煎茶、釜炒り茶、かぶせ茶、玉露、てん茶、抹茶、番茶、焙じ茶、蒸製玉緑茶、釜炒製玉緑茶などのいずれか、或いはこれらの二種以上の組み合わせからなる混合物を原料として用いることができる。また、上記の茶に現在公知の仕上加工を施して得られる仕上茶も原料として用いることができる。
さらに、緑茶以外に、烏龍茶などの半発酵茶、紅茶などの発酵茶も原料として用いることができる。
第1抽出工程において、抽出に用いる温水(以下「抽出温水」という)の温度は、55〜80℃であるのが好ましく、特に60〜80℃、中でも特に70〜80℃であるのが好ましい。55〜80℃で抽出することにより、カテキン類の熱異性化を抑えることができる。なお、90℃で抽出すると、80℃で抽出した場合に比べてGCgの生成率が2倍以上になる場合があることが確認されている。
抽出温水のpHは、特に限定するものではない。例えばpH4〜7、特にpH5〜6の抽出温水を好ましく用いることができる。例えばpH4以下であれば、抽出温度に関係なくカテキン類の熱異性化を抑制することができるが、pH調整剤を後工程で除去する必要があるため、前記pH領域が好ましい。
抽出温水の量は、原料茶葉の10〜30倍量(質量割合)であるのが好ましく、特に10〜25倍量、中でも特に10〜20倍量であるのが好ましい。
抽出時間は、5分〜60分間とするのが好ましく、特に15分〜60分間、中でも特に15分〜20分間とするのが好ましい。
第1抽出工程終了後は、より速やかに第2抽出工程を開始するのが好ましい。具体的には、処理する茶葉量にもよるが、目安としては、第1抽出工程の固液分離開始から第2抽出工程の熱水投入までの時間を30秒〜5分以内とするのが好ましい。このように第1抽出工程終了後、より速やかに第2抽出工程を開始するようにすれば、茶殻の温度が冷めないように維持することができ、カテキン類の抽出率向上並びにカテキン類の熱異性化抑制に貢献することができる。第2抽出工程終了後の第3抽出工程の開始においても同様である。
この際、抽出温水のpHは、特に限定するものではない。例えばpH4〜7、特にpH5〜6の抽出温水を好ましく用いることができる。例えばpH4以下であれば、抽出温度に関係なくカテキン類の熱異性化を抑制することができるが、pH調整剤を後工程で除去する必要があるため、前記pH領域が好ましい。
このような第2乃至第3抽出工程を実施すれば、第1抽出工程では、60〜85℃で抽出することにより、カテキン類の熱異性化を抑えることができるが、それではカテキン抽出率が十分ではないため、茶殻に高温の抽出温水を追加し、1回目の抽出より短時間で抽出を行い、第2及び第3抽出工程で得られた抽出液を混合することにより、カテキン類の熱異性化を抑えつつカテキン抽出率を高めることができる。
第1抽出工程から第3抽出工程のいずれにおいても、抽出方式を特に限定するものではないが、バッチ方式を選択するのがより好ましい。カラム抽出法によれば、抽出液量が大きくなるため経済的に実用的な方法ではない。また、本発明は、バッチ抽出法であっても、カテキン類の抽出効率の向上とカテキン類の熱異性化の抑制とを両立することができる点に特徴があるからである。
なお、バッチ方式或いはバッチ抽出法とは、抽出槽内へ原料と抽出溶媒とを投入し、抽出後に溶媒(抽出液)を充分に排出させた後、当該抽出槽内に前記とは別の抽出溶媒を投入する。この操作を1〜3回繰り返し行なう抽出方式(抽出方法)の意である。
得られた茶抽出液は、例えば必要に応じて精製した後に濃縮乃至乾燥させて濃縮液或いは乾燥エキスに調製して飲食品添加物、薬理成分などとして利用することができる。また、茶抽出液をそのまま或いは希釈して飲料として利用することもできる。
さらに、これらの工程の後、さらにクロマト分離を行い、個々のカテキン類を分離してもよい。
先ず、実施例及び比較例の評価方法について説明する。
実施例及び比較例で得られた茶抽出液のカテキン類の定量はHPLC法により行い、その定量条件は「Journal of Food Composition and Analysis、Vol.17、p.675〜685、2004年」に従った。詳しくは以下のとおりである。
HPLC装置:島津LC−10AD二液高圧グラジエントシステム
カラム:Wakosil−II 5C18HG(3.0mm I.D.×150mm)
カラム温度:40℃
移動相A:水−メタノール−りん酸(85:15:0.1)
移動相B:水−メタノール−酢酸エチル−りん酸(85:15:1:0.1)
検出:UV 280nm
試料注入量:5μL
グラジエントプログラム:移動相Aを100%、流速を0.3mL/分で分析開始から12分まで流し、その後1分間で流速を0.45mL/分にリニアに上昇させた。以降19分まで流速を保持し、その後1分間で流速を1.0mL/分に、移動相Bを0%から100%にリニアに上昇させた。以降40分まで流速を保持した。
EGC,EGCg,EC,ECg,GC,GCg,C及びCgの各10mgを100mLのメスフラスコに秤取し、0.5%アスコルビン酸−0.01%EDTA二ナトリウム水溶液に溶解し、定容した。この溶液を2倍または5倍に希釈した。分析前に0.45μLバーサポアフィルタを通過させた。
実施例及び比較例で得られた茶抽出液を水で1Lに定容した後に10倍に希釈し、各溶液を0.45μLバーサポアフィルタを通過させて分析試料とした。
但し、比較例6で得られた茶抽出液は水で2Lに定容した後に5倍に希釈した。また、実施例5の茶抽出物は、水に溶解して500ppmに調整した。
未希釈、2倍希釈、5倍希釈の標準液を用いてHPLC分析を行い、得られたクロマトグラムの各成分のピーク面積と成分濃度で検量線を作成し、その検量線を用いて分析試料用液中の各成分の濃度を求めた。
また、「熱異性化カテキン含有量」は、(−)GC、(−)GCg、(−)C、(−)Cgの4種類の合計含有量として求めた。
「熱異性化率」は、総カテキン含有量における熱異性化カテキン含有量の割合の意であり、以下の式(A)により求めた。
茶葉はミルで粉砕し、目開き500μmの篩を通過させた。粉砕した茶葉100mgを100mLのメスフラスコへ秤量し、80℃の温水を約80mL注いで、80℃の湯浴中で30分間抽出した。抽出後冷水で冷却を行い、水で100mLに定容し、濾紙(JIS No.2)で濾過して、濾液を0.45μLバーサポアフィルタに通過させ、HPLCで定量分析を行った。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水300mLを入れて70℃に加温した。次いで、前記籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、70℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、70℃の温水300mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、茶殻の入った籠を入れて沈め、70℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間の再抽出を行なった。再抽出後、1回目と同様に固液分離及びろ過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した後、先に得られた抽出液と混合し、合計482gの抽出液(pH5.5)を得た。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水300mLを入れて70℃に加温した。次いで、前記籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、70℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、90℃の温水300mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、茶殻の入った籠を入れて沈め、90℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間の再抽出を行なった。再抽出後、1回目と同様に固液分離及びろ過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した後、先に得られた抽出液と混合し、合計498gの抽出液(pH5.5)を得た。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水300mLを入れて70℃に加温した。次いで、籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、70℃の湯浴上で適宜攪拌しながら15分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、90℃の温水300mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、茶殻の入った籠を入れて沈め、90℃の湯浴上で適宜攪拌しながら5分間の再抽出を行なった。再抽出後、1回目と同様に固液分離及びろ過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した後、先に得られた抽出液と混合し、合計485gの抽出液(pH5.5)を得た。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水300mLを入れて70℃に加温した。次いで、籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、70℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、90℃の温水300mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、茶殻の入った籠を入れて沈め、90℃の湯浴上で適宜攪拌しながら5分間の再抽出を行なった。再抽出後、1回目と同様に固液分離及びろ過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却し保管した。
前記再抽出の固液分離の開始から2分以内に、90℃の温水200mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、前工程の抽出残渣である茶殻の入った籠を入れて沈め、90℃の湯浴上で適宜攪拌しながら5分間の再々抽出を行なった。再々抽出後、1回目と同様に固液分離及びろ過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却し、以上3回の抽出液を混合し、686gの抽出液(pH5.5)を得た。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水600mLを入れて70℃に加温した。次いで、籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、70℃の湯浴上で適宜攪拌しながら20分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管し、479gの抽出液(pH5.5)を得た。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水300mLを入れて50℃に加温した。次いで、籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、50℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、50℃の温水300mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、茶殻の入った籠を入れて沈め、50℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間の再抽出を行なった。再抽出後、1回目と同様に固液分離及びろ過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した後、先に得られた抽出液と混合し、合計486gの抽出液(pH5.5)を得た。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水600mLを入れて90℃に加温した。次いで、籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、90℃の湯浴上で適宜攪拌しながら20分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管し、469gの抽出液(pH5.5)を得た。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水300mLを入れて90℃に加温した。次いで、籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、90℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、90℃の温水300mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、茶殻の入った籠を入れて沈め、90℃の湯浴上で10分間の再抽出を行なった。抽出後、1回目と同様に固液分離及びろ過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した後、先に得られた抽出液と混合し、合計453gの抽出液(pH5.5)を得た。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れ、ガラスビーカーに温水300mLを入れて90℃に加温した。次いで、籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、90℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、70℃の温水300mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、茶殻の入った籠を入れて沈め、70℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間の再抽出を行なった。再抽出後、1回目と同様に固液分離及びろ過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した後、先に得られた抽出液と混合し、合計478gの抽出液(pH5.5)を得た。
中国産緑茶葉30gを、内径50mm、高さ350mmの70℃に保温したガラスカラムに充填し、70℃の温水を上方から下方に100mL/分の速度で通液して抽出液を得た。得られた抽出液は速やかに30℃以下に冷却し、抽出液が1200mLになった段階で回収を終了した。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に円筒形のステンレス製の籠(内径93mm、深さ77mm、目開き1mm)を入れた後、温水300mLを入れて75℃に加温した。次いで、前記籠の中に中国産緑茶葉30gを入れ、75℃の湯浴上で適宜攪拌しながら15分間抽出を行った。抽出後、茶殻の入った籠をビーカーから引き上げて固液分離し、抽出液を目開き180μmの金属メッシュでろ過した後、速やかに30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、80℃の温水300mLを入れた1L容量のガラスビーカーに、茶殻の入った籠を入れて沈め、80℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間の再抽出を行なった。再抽出後、1回目と同様に固液分離・濾過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した後、先に得られた抽出液と混合し、合計480gの抽出液(pH5.5)を得た。この抽出液を、3000rpm×10分で遠心分離し、得られた上清を減圧濃縮し、次いで凍結乾燥を行い、茶抽出物7.1gを得た。
中国産緑茶葉10gを75℃の温水100mLに浸漬し、75℃の湯浴上で適宜攪拌しながら15分間の抽出を行った。抽出後、目開き180μmの金属メッシュで固液分離を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却し保管した。
前記抽出の固液分離の開始から2分以内に、前記抽出後の茶殻を80℃の温水80mL中に投入し、80℃の湯浴上で適宜攪拌しながら10分間の再抽出を行った。
再抽出後、1回目と同様に固液分離を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した後、1回目の抽出液と混合して抽出液を得た。この抽出液を、3000rpm×10分で遠心分離し、得られた上清を水でBrix0.3となるように希釈してPETボトルに充填してPETボトル詰茶飲料を得た。
・実施例1と比較例1は同じ温度で、総加水量と総抽出時間が等しい条件での抽出であるが、カテキン類の抽出率は10%以上の差が見られた。
・実施例1と比較例2では、温度以外の条件は同じであるが、比較例2ではカテキン抽出率が低く、特にEGCgの抽出率に約10%の差が見られた。
・比較例3及び4では90℃で抽出を行い、特に比較例3では高いカテキン回収率が得られたが、カテキン類の熱異性化率が10%以上と高くなっていた。実施例2及び3では二段階目を90℃で抽出しているが、カテキン類の熱異性化率は実施例1とほとんど変わっていなかった。
・比較例5では、実施例1と二段階の抽出での温度を逆にしたが、カテキン類の熱異性化率が高く、一段階目を低温で抽出することが重要であることが示された。
・比較例6は、カラム抽出法であり、カテキン類の熱異性化率は低いが、高いカテキン抽出率を得ようとすると、得られる抽出液のカテキン濃度が低下することが見て取れる。
・実施例4の三段階抽出は比較例6よりもカテキン抽出率と得られる抽出液のカテキン濃度の面で効率的といえる。
・実施例5では、75℃と80℃の二段階抽出を行い、凍結乾燥により粉末エキスを製造した。得られた粉末エキスは、カテキンの異性化率が6.2%であり、原料茶葉の異性化率と大差ないものであった。
・実施例6では、実施例5と同様の抽出液をBrix0.3に調製してPET詰茶飲料を製造した。得られた飲料は、一般的な茶飲料よりも高濃度のカテキンを含有しており、カテキンの異性化率が低く、EGCg含量が高いものであった。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に温水400mLを入れて指定水温I+5℃に調整した後、中国産緑茶葉40gを投入し、指定水温Iの湯浴上で15分間の1回目の抽出を行なった。抽出後、ビーカー内容物を目開き106μmの金属メッシュでろ過し、濾液(抽出液)は速やかに30℃以下に冷却した。
茶殻は、固液分離後速やかにビーカーに戻し、指定水温II+5℃の温水320mLを注ぎ、指定水温IIの湯浴上で10分間の2回目の抽出を行ない、抽出後、1回目と同様に固液分離および濾過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した。
そして、2回目の抽出で得られた抽出液を1回目の抽出で得られた抽出液に混合して混合抽出液(表7の抽出液回収量)を得た。なお、指定水温IIは指定水温I+10℃に設定した。
得られた混合抽出液のEGCg濃度、総カテキン濃度、異性化率、EGCg抽出率、総カテキン抽出率を測定し、各項目について各基準に基づいて(表8の備考参照)判定を行なうとともに総合的な判定も行ない、結果を表8に示した。
なお、カテキン類の定量方法は、前述の実施例と同様に行なった(後述する試験例でも同様である)。
また、1回目の抽出の温度が高いと、抽出効率の向上が見られる一方で、カテキンの異性化が進み易いことを確認した。特に試験例8の90℃では異性化率が6.0%を超え、試験例1〜7と明確な差が確認された。
このことより、1回目の抽出の抽出温度は55〜80℃が好ましく、60〜80℃が特に好ましいと考えられる。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に温水400mLを入れて80℃に調整した後、中国産緑茶葉40gを投入し、75℃の湯浴上で15分間の1回目の抽出を行なった。抽出後、ビーカー内容物を目開き106μmの金属メッシュでろ過し、濾液(抽出液)は速やかに30℃以下に冷却した。
茶殻は、固液分離後速やかにビーカーに戻し、指定水温III+5℃の温水320mLを注ぎ、指定水温IIIの湯浴上で10分間の2回目の抽出を行ない、抽出後、1回目と同様に固液分離および濾過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した。
そして、2回目の抽出で得られた抽出液を1回目の抽出で得られた抽出液に混合して混合抽出液(表9の抽出液回収量)を得た。
得られた混合抽出液のEGCg濃度、総カテキン濃度、異性化率、EGCg抽出率、総カテキン抽出率を測定し、各項目について各基準に基づいて(表10の備考参照)判定を行なうとともに総合的な判定も行ない、結果を表10に示した。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に温水400mLを入れて80℃に調整した後、中国産緑茶葉40gを投入し、75℃の湯浴上で15分間の1回目の抽出を行なった。抽出後、ビーカー内容物を目開き106μmの金属メッシュでろ過し、濾液(抽出液)は速やかに30℃以下に冷却した。
茶殻は、固液分離後速やかにビーカーに戻し、95℃の熱水320mLを注ぎ、90℃の湯浴上で指定時間Iの2回目の抽出を行ない、抽出後、1回目と同様に固液分離および濾過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した。
そして、2回目の抽出で得られた抽出液を1回目の抽出で得られた抽出液に混合して混合抽出液(表11の抽出液回収量)を得た。
得られた混合抽出液のEGCg濃度、総カテキン濃度、異性化率、EGCg抽出率、総カテキン抽出率を測定し、各項目について各基準に基づいて(表12の備考参照)判定を行なうとともに総合的な判定も行ない、結果を表12に示した。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に温水400mLを入れて80℃に調整した後、中国産緑茶葉40gを投入し、75℃の湯浴上で指定時間IIの1回目の抽出を行なった。抽出後、ビーカー内容物を目開き106μmの金属メッシュでろ過し、濾液(抽出液)は速やかに30℃以下に冷却した。
茶殻は、固液分離後速やかにビーカーに戻し、85℃の温水320mLを注ぎ、80℃の湯浴上で指定時間IIIの2回目の抽出を行ない、抽出後、1回目と同様に固液分離および濾過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した。
そして、2回目の抽出で得られた抽出液を1回目の抽出で得られた抽出液に混合して混合抽出液(表13の抽出液回収量)を得た。
得られた混合抽出液のEGCg濃度、総カテキン濃度、異性化率、EGCg抽出率、総カテキン抽出率を測定し、各項目について各基準に基づいて(表14の備考参照)判定を行なうとともに総合的な判定も行ない、結果を表14に示した。
試験例27〜30では1L容量のガラスビーカーに、試験例31〜33では2L容量のステンレスビーカーに、指定容量Iの温水を入れて80℃に調整した後、中国産緑茶葉40gを投入し、75℃の湯浴上で15分間の1回目の抽出を行なった。抽出後、ビーカー内容物を目開き106μmの金属メッシュでろ過し、濾液(抽出液)は速やかに30℃以下に冷却した。
茶殻は、固液分離後速やかにビーカーに戻し、指定容量IIの85℃の温水を注ぎ、80℃の湯浴上で10分間の2回目の抽出を行ない、抽出後、1回目と同様に固液分離および濾過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した。
そして、2回目の抽出で得られた抽出液を1回目の抽出で得られた抽出液に混合して混合抽出液(表15の抽出液回収量)を得た。
得られた混合抽出液のEGCg濃度、総カテキン濃度、異性化率、EGCg抽出率、総カテキン抽出率を測定し、各項目について各基準に基づいて(表16の備考参照)判定を行なうとともに総合的な判定も行ない、結果を表16に示した。
1L容量のガラスビーカー(内径105mm、深さ150mm)に温水400mLを入れて80℃に調整した後、中国産緑茶葉40gを投入し、75℃の湯浴上で15分間の1回目の抽出を行なった。抽出後、ビーカー内容物を目開き106μmの金属メッシュでろ過し、濾液(抽出液)は速やかに30℃以下に冷却した。
茶殻は、固液分離後速やかにビーカーに戻し、指定容量IIIの85℃の温水を注ぎ、80℃の湯浴上で10分間の2回目の抽出を行ない、抽出後、1回目と同様に固液分離および濾過を行い、得られた抽出液を30℃以下に冷却した。
そして、2回目の抽出で得られた抽出液を1回目の抽出で得られた抽出液に混合して混合抽出液(表17の抽出液回収量)を得た。
得られた混合抽出液のEGCg濃度、総カテキン濃度、異性化率、EGCg抽出率、総カテキン抽出率を測定し、各項目について各基準に基づいて(表18の備考参照)判定を行なうとともに総合的な判定も行ない、結果を表18に示した。
Claims (5)
- 緑茶葉を、60℃〜80℃の温水を用いて15分〜60分の抽出時間、緑茶葉の質量の10〜20倍の温水量でバッチ抽出して抽出液Aと茶殻Bとを得(第1抽出工程)、茶殻Bを、第1抽出工程で用いた温水の温度以上の温水を用いて第1抽出工程での抽出時間以下の抽出時間、第1抽出工程での温水量以下の温水量でバッチ抽出して抽出液Cと茶殻Dを得(第2抽出工程)、抽出液Aと抽出液Cを混合することを特徴とする緑茶抽出液の製造方法。
- 緑茶葉を、60℃〜80℃の温水を用いて15分〜60分の抽出時間、緑茶葉の質量の10〜20倍の温水量でバッチ抽出して抽出液Aと茶殻Bとを得(第1抽出工程)、茶殻Bを、第1抽出工程で用いた温水の温度以上の温水を用いて第1抽出工程での抽出時間以下の抽出時間、第1抽出工程での温水量以下の温水量でバッチ抽出して抽出液Cと茶殻Dを得(第2抽出工程)、茶殻Dを、第1抽出工程で用いた温水の温度以上の温水を用いて第1抽出工程での抽出時間以下の抽出時間、第1抽出工程での温水量以下の温水量でバッチ抽出して抽出液Eを得(第3抽出工程)、抽出液A、抽出液C及び抽出液Eを混合することを特徴とする緑茶抽出液の製造方法。
- 請求項1又は2に記載の製造方法によって得られる緑茶抽出液を乾燥することを特徴とする茶抽出物の製造方法。
- 請求項1又は2に記載の製造方法によって得られる緑茶抽出液。
- 請求項4に記載の製造方法によって得られる緑茶抽出液を乾燥して得られる緑茶抽出物。
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