JP6389944B2 - 非重合体カテキン類含有組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の課題は、カフェインが低減され、かつ緑茶風味の豊かな非重合体カテキン類含有組成物の製造方法を提供することにある。
(A)茶葉を、Brixが0.2〜1.0%であり、かつ80〜100℃の水溶液と接触させる工程
工程(A)は、茶葉を、Brix0.2〜1.0%であり、かつ80〜100℃の水溶液と接触させる工程である。これにより、茶葉の発酵を抑制しながら、緑茶風味を損なうことなく、カフェインを選択的除去することができる。茶葉としては、生茶葉が好ましい。ここで、本明細書において「生茶葉」とは、摘採後、熱処理前の茶葉、又は摘採後、熱処理前に冷蔵若しくは冷凍保存した茶葉をいい、発酵抑制の観点から、生茶葉として、摘採後24時間以内のものを使用するか、又は摘採後24時間以内に冷蔵若しくは冷凍保存したものを使用することが好ましい。
水溶液に含まれる水の種類は特に限定されず、例えば、水道水、蒸留水、イオン交換水、天然水等を適宜選択して使用することができる。
茶葉としては、上述で挙げたものを用いることができるが、緑茶風味を損なうことなく、カフェインを選択的に除去する観点から、緑茶葉が好ましい。なお、茶葉はフルリーフであっても、裁断又は粉砕したものでも良い。
抽出に使用する水の温度としては、例えば、80〜100℃であり、好ましくは83〜99℃、より好ましくは85〜98℃、更に好ましくは87〜97℃である。
抽出時間としては、例えば、好ましくは1.0〜120分、より好ましくは2.0〜90分、更に好ましくは2.5〜60分である。
なお、抽出方法としては、攪拌抽出、カラム抽出等の公知の方法を採用することができる。また、緑茶抽出液として、市販品を使用してもよく、三井農林社製の「ポリフェノン」、伊藤園社製の「テアフラン」、太陽化学社製の「サンフェノン」等を挙げることができる。なお、所望のBrixの茶抽出液とするために、必要により水希釈又は濃縮して用いてもよい。
また、工程(A)後、後述する工程(B)を行うことができるが、工程(B)の前に、工程(A)後の茶葉の表面に付着した水分を除去してもよい。除去方法としては、振とう等により取り除いても、ウエス、ペーパー等で軽く拭き取ってもよい。また、工程(A)後の茶葉を乾燥することもできるが、熱による風味劣化(雑味)を抑制する観点から、茶葉を乾燥しないことが好ましい。
工程(B)は、工程(A)後の茶葉を50〜100℃の水にて抽出する工程である。これにより、緑茶風味が豊かで、非重合体カテキン類を効率よく抽出することができる。ここで、本明細書において「非重合体カテキン類」とは、エピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びカテキンガレートからなるガレート体と、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びカテキンからなる非ガレート体を併せての総称である。なお、非重合体カテキン類の濃度は、上記8種の合計量に基づいて定義され、本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。
抽出に使用する水の温度は通常50〜100℃であるが、非重合体カテキン類の抽出効率の観点から、60℃以上が好ましく、70℃以上がより好ましく、80℃以上が更に好ましく、また温度制御の観点から、98℃以下が好ましく、95℃以下が更に好ましい。かかる水の温度の範囲としては、好ましくは60〜98℃、より好ましくは70〜98℃、更に好ましくは80〜95℃である。
固液分離としては、食品工業で通常使用されている方法を採用することができる。例えば、ろ紙濾過、遠心分離、膜処理等が挙げられ、1種又は2種以上組み合わせて行うことができる。
遠心分離する際の温度は、非重合体カテキン類の回収率向上、夾雑物除去の観点から、好ましくは5〜80℃、更に好ましくは10〜70℃である。また、回転数と時間は適宜設定可能であるが、例えば、分離板型の場合、回転数は、好ましくは2000〜10000r/min、より好ましくは2500〜9000r/min、更に好ましくは3000〜8000r/minであり、時間は、好ましくは0.2〜75分、より好ましくは0.5〜60分、更に好ましくは1〜30分である。
膜孔径は、非重合体カテキン類の回収率向上、夾雑物除去の観点から、0.1μm以上が好ましく、0.15μm以上がより好ましく、0.2μm以上が更に好ましく、そして10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましく、2μm以下が更に好ましい。かかる膜孔径の範囲としては、好ましくは0.1〜10μm、より好ましくは0.15〜5μm、更に好ましくは0.2〜2μmである。なお、膜孔径の測定方法としては、水銀圧入法、バブルポイント試験、細菌ろ過法等を用いた一般的な測定方法が挙げられるが、バブルポイント試験で求めた値を用いることが好ましい。
膜の材質としては、例えば、高分子膜、セラミック膜、ステンレス膜等を挙げることができる。
<1>
下記の工程(A)を含む、非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
(A)茶葉を、Brixが0.2〜1.0%であり、かつ80〜100℃の水溶液と接触させる工程
工程(A)後、好ましくは更に下記の工程(B)を含む、前記<1>記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
(B)工程(A)後の茶葉を50〜100℃の水にて抽出する工程
<3>
工程(A)において、茶葉が、好ましくはフルリーフ(摘採した状態の茶葉)である、前記<1>又は<2>記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<4>
工程(A)において、水溶液が、好ましくは緑茶抽出液である、前記<1>〜<3>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<5>
工程(A)において、水溶液のBrixが、好ましくは0.2〜1.0%、より好ましくは0.2〜0.8%、更に好ましくは0.2〜0.7%、殊更に好ましくは0.2〜0.4%である、前記<1>〜<4>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<6>
工程(A)において、水溶液が、好ましくはBrixが0.2〜0.4%の緑茶抽出液である、前記<1>〜<4>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<7>
工程(A)において、好ましくは83〜99℃、より好ましくは85〜98℃、更に好ましくは87〜98℃である、前記<1>〜<6>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<8>
工程(A)において、茶葉と水溶液との接触方法が、好ましくは茶葉を水に浸漬させる方法、又は茶葉に水をシャワー状に供給する方法である、前記<1>〜<7>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<9>
工程(A)において、水溶液の使用量が、茶葉に対して、好ましくは3〜100質量倍、より好ましくは5〜75質量倍、更に好ましくは10〜50質量倍である、前記<1>〜<8>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<10>
工程(A)において、水溶液との接触時間が、好ましくは3〜7分である、前記<1>〜<9>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
工程(A)後(好ましくは工程(B)の前に)、好ましくは工程(A)後の茶葉を裁断処理又は粉砕処理する工程を有する、前記<1>〜<10>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<12>
裁断処理後の茶葉の大きさが、好ましくは1〜20mm、更に好ましくは5〜15mmであり、粉砕処理後の茶葉の大きさが、好ましくは0.1〜5mm、更に好ましくは0.3〜3mmである、前記<11>記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<13>
工程(B)において、抽出方法が、好ましくは撹拌抽出、カラム抽出又はドリップ抽出である、前記<2>〜<12>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<14>
工程(B)において、水の温度が、好ましくは50〜100℃、より好ましくは60〜98℃、更に好ましくは70〜98℃、より更に好ましくは80〜95℃である、前記<2>〜<13>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<15>
工程(B)において、水が、好ましくは水道水、蒸留水、イオン交換水及び天然水から選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくはイオン交換水である、前記<2>〜<14>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<16>
工程(B)において、水の使用量が、茶葉に対して、好ましくは1〜20質量倍、より好ましくは1.5〜15質量倍、更に好ましくは2〜10質量倍である、前記<2>〜<15>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
<17>
工程(B)において、抽出時間が、好ましくは5〜120分、より好ましくは8〜90分、更に好ましくは10〜60分である、前記<2>〜<16>のいずれか一に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
純水で希釈した試料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。なお、グラディエント条件は以下の通りである。
時間 A液濃度 B液濃度
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
60分 97% 3%
(1)カテキン(C):25.4分
(2)エピカテキン(EC):31.4分
(3)エピカテキンガレート(ECg):40.7分
(4)エピガロカテキンガレート(EGCg):31.7分
(5)ガロカテキンガレート(GCg):33.9分
(6)カテキンガレート(Cg):41.4分
(7)エピガロカテキン(EGC):23.5分
(8)ガロカテキン(GC) :14.7分
(9)カフェイン:26.9分
ここで求めたarea%から試薬(C、EC、ECg、EGCg、GCg、Cg、EGC、GC:三井農林社製、カフェイン:和光純薬)を標準物質とし、非重合体カテキン類及びカフェインの含有量(質量%)を求めた。
糖用屈折計示度(Brix)について、糖度計(Atago RX-5000(Atago社製))を用いて、試料を20℃に温度調整して測定した。
各非重合体カテキン類含有組成物を、非重合体カテキン類濃度が0.175g/100mLとなるようにイオン交換水で希釈し茶飲料を調製した。次いで、各飲料を専門パネル4名が飲用し、緑茶風味について4段階で評価し、雑味について2段階で評価した。その後、協議により最終スコアを決定した。
4:緑茶風味が豊かである(実施例1相当)
3:緑茶風味がある(緑茶風味を比較例1より感じるが、実施例1ほど感じない)
2:緑茶風味が少ない(比較例1相当)
1:緑茶風味がほとんどない(緑茶風味を比較例1ほど感じない)
2:舌に残る雑味が弱い
1:舌に残る雑味が強い
Brix0.2〜1.0%の緑茶抽出液の調製
フルリーフの生茶葉1kgを、90℃のイオン交換水10kgにより180秒間抽出した。次に、メッシュにより濾過して緑茶抽出液を回収し、茶葉を廃棄した。緑茶抽出液のBrixは、0.27%であった。この緑茶抽出液を水希釈又は濃縮して、表1に示すBrixの緑茶抽出液を調製した。
Brix0.07%の緑茶抽出液の調製
フルリーフの生茶葉300gを、90℃のイオン交換水20kgにより150秒間抽出した。次に、メッシュにより濾過して緑茶抽出液を回収し、茶葉を廃棄した。次に、茶葉300gを、得られた90℃の緑茶抽出液により150秒間抽出した。次に、メッシュにより濾過して緑茶抽出液を回収し、茶葉を廃棄した。さらに、茶葉300gを、得られた緑茶抽出液により150秒間抽出した。次に、メッシュにより濾過して緑茶抽出液を回収し、茶葉を廃棄した。最終的に得られた緑茶抽出液のBrixは、0.07%であった。
工程(A)
調製例1で得たBrix0.40の緑茶抽出液10kgを90℃に加熱し、これにフルリーフの生茶葉1kgを3分間浸漬し、接触させた。次に、メッシュにより濾過して茶葉を回収し、茶葉抽出液を廃棄した。
次に、回収した茶葉をフードプロセッサーにより裁断した。裁断後の茶葉の大きさは約3mmであった。
工程(B)
次に、裁断後の茶葉を90℃のイオン交換水3kgで20分間撹拌抽出した後、濾過して緑茶抽出液を得た。
次に、得られた緑茶抽出液を、遠心分離し、濾液をフリーズドライして粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その分析結果を表1に示す。
得られた粉末非重合体カテキン類含有組成物を、非重合体カテキン類濃度が0.175g/100mLとなるようにイオン交換水で希釈して茶飲料を調製し、官能評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1の工程(A)において、表1に示す水溶液の使用量に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その後、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物の分析、茶飲料の官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
実施例1の工程(A)において、表1に示す接触時間に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その後、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物の分析、茶飲料の官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
実施例1の工程(A)において、表1に示す水溶液のBrixに変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その後、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物の分析、茶飲料の官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
実施例1の工程(A)において、工程(A)後、工程(B)前に、工程(A)後の茶葉を乾燥したこと以外は、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その後、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物の分析、茶飲料の官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
実施例1の工程(A)において、90℃に熱水を用い、表1に示す接触時間に変更したこと以外は、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その後、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物の分析、茶飲料の官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
実施例1の工程(A)において、調整例2で得たBrix0.07%の緑茶抽出液を用いた以外は、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その後、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物の分析、茶飲料の官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
工程(A)後、工程(B)前に、工程(A)後の茶葉を乾燥したこと以外は、比較例2と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その後、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物の分析、茶飲料の官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
実施例1の工程(A)において、75℃の水溶液を用いた以外は、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物を得た。その後、実施例1と同様の操作により粉末非重合体カテキン類含有組成物の分析、茶飲料の官能評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
Claims (7)
- 下記の工程(A)後、更に下記の工程(B)を含む、非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
(A)茶葉をBrix0.2〜1.0%であり、かつ80〜100℃の茶抽出液と接触させる工程
(B)工程(A)後の茶葉を50〜100℃の水にて抽出する工程 - 工程(A)の茶抽出液のBrixが0.2〜0.8%である、請求項1記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
- 工程(A)の茶葉を茶抽出液と接触させる時間が3〜7分である、請求項1又は2記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
- 工程(B)の前に、工程(A)後の茶葉を乾燥しない、請求項1〜3のいずれか1項に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
- 工程(B)の前に、工程(A)後の茶葉を裁断する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
- 工程(B)後、更に工程(B)により得られた緑茶抽出液を固液分離する工程を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法。
- 工程(B)の抽出時間が5〜120分である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の非重合体カテキン類含有組成物の製造方法
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