JP4698769B2 - 電力変換装置及び誘導加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバータ、コンデンサ及びインバータから構成される電力変換装置において、コンデンサに流れるリップル電流を抑制する技術に関する。
電力変換装置は、コンバータ、コンデンサ及びインバータから構成され、モータ等の負荷に電力を供給する装置である。
コンバータは、電源と接続されており、電源電圧を変圧する。電源が系統電源の場合には、AC−DCコンバータを用い、高電圧バッテリーの場合には、DC−DCコンバータを用いる。インバータは、直流電圧を交流電圧に変換し、負荷に電力を供給する。コンデンサは、コンバータとインバータとの間に配置され、インバータに入力される電圧を平滑化する。通常、コンデンサは、小型化及び低コスト化に適した電解コンデンサが用いられる。
電力変換装置では、コンバータからコンデンサへ流れる直流電流と、コンデンサからインバータへ流れる直流電流とが影響し合うことにより、コンデンサに流れる電流(以下、「リップル電流」と呼称する。)が大きくなる。電解コンデンサは、リップル電流が大きくなると、等価直列抵抗の発熱により寿命が短くなるので、コンデンサの容量を大きくすることにより発熱を抑制しているが、それが、電力変換装置の小型化の阻害要因となっている。
特許文献1では、コンデンサと直列に接続された抵抗を用いて、コンデンサに流れるリップル電流を検出し、リップル電流の平均値を低減させる発明を開示している。しかし、特許文献1では、リップル電流を平均的に低減できるものの、パルス状の瞬時充放電電流を抑制することについて考慮されていない。
そこで、特許文献2では、この点を考慮して、コンバータを駆動するキャリア信号の周波数を、インバータを駆動するキャリア信号の周波数の2倍の周波数に設定することにより、コンデンサに流れるパルス状の瞬時充放電電流を抑制する発明を開示している。
特開2006−67754号公報 特開2008−259343号公報
しかしながら、コンバータ及びインバータのキャリア信号の周波数を一致させたり、2倍にしたりしても、スイッチングの遅れや、レイアウトに応じた各素子のばらつき、機器に固有の寄生成分により、コンバータからコンデンサに流れる電流の周波数及び位相と、コンデンサからインバータに流れる電流の周波数及び位相とが正確には一致しない。したがって、特許文献2の技術を用いたとしても、期待するほどリップル電流を低減できるとは限らない。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、従来技術より確実にリップル電流を低減することが可能な電力変換装置及び誘導加熱装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の電力変換装置は、パルス幅変調方式により、電源電圧を変圧するコンバータ回路と、前記コンバータ回路から出力される電圧を平滑化するコンデンサと、前記コンデンサにより平滑化された直流電圧を交流電圧に変換し、負荷に電力を供給するインバータ回路と、前記コンデンサから前記インバータ回路へ流れる電流を検出するための電流センサと、前記電流センサにより検出された電流に基づいて、前記コンデンサから前記インバータ回路へ流れる電流のうち、最大振幅を有する周波数成分の周波数及び位相を取得し、前記コンバータ回路を駆動するためのパルス幅変調キャリア信号の周波数及び位相が、取得した前記周波数及び前記位相に一致するように制御する制御部とを備えることを特徴とする。
この構成によると、電流センサによる実測値に基づいて、パルス幅変調キャリア信号の周波数及び位相を、コンデンサからインバータ回路に流れる電流のうち、最大振幅を有する周波数成分の周波数及び位相に一致させるので、従来技術のように、コンバータキャリア周波数とインバータキャリア周波数とを一致させた場合と比較して、コンバータ回路からコンデンサに流れる電流と、コンデンサからインバータ回路に流れる電流との同期の精度が向上するので、従来技術より、コンデンサに流れるリップル電流を低減することができる。
リップル電流が低減されることにより、コンデンサの発熱量を抑制することができ、それにより、コンデンサの寿命を延ばしつつ、コンデンサの小型化及び装置自体の小型化を実現することができる。そして、コンデンサの小型化により、コスト削減及び配置自由度の向上を図ることができる。
さらに、リップル電流が低減されることにより、電源ノイズを低減することができる。
本発明の実施形態1に係るモータ駆動装置1の構成を示す図である。 周波数検出部11の出力結果の具体例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る誘導加熱装置100の構成を示す図である。 本発明の実施形態3に係る誘導加熱装置100aの構成を示す図である。 本発明の実施形態4に係る誘導加熱装置100bの構成を示す図である。 周波数検出部11bが保持しているテーブル70のデータ構成を示す図である。 誘導加熱装置100bによる制御を説明するための波形図である。 誘導加熱装置100bのシミュレーション結果の一例を示す図である。 本発明の実施形態5に係る誘導加熱装置100cの構成を示す図である。 誘導加熱装置100c及びその変形例による制御を説明するための波形図である。 インバータ回路のキャリア周波数が2kHzの場合において、(a)インバータ回路が50Hzの制御指令で動作しているときのリップル電流Icapの値を示す図である。(b)リップル電流IcapについてFFTを行った結果を示す図である。 インバータ回路のキャリア周波数が2kHzの場合において、(a)インバータ回路が300Hzの制御指令で動作しているときのリップル電流Icapの値を示す図である。(b)リップル電流IcapについてFFTを行った結果を示す図である。
以下では、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
1.実施形態1
図1は、本発明の電力変換装置の一実施例であるモータ駆動装置1の構成を示す図である。
同図に示すように、モータ駆動装置1は、コンバータ回路4、コンデンサ5、電流センサ6、インバータ回路7及び制御部8から構成される。モータ駆動装置1のコンバータ回路4は、直流電源2に接続されており、インバータ回路7は、モータ3に接続されている。
コンバータ回路4は、インダクタ、及びスイッチ等を含んで構成される。コンバータ回路4は、制御部8によるパルス幅変調(Pulse Width Modulation、以下、「PWM」と略称する。)制御に従い、スイッチのオン/オフを切り替えることにより、直流電源2から供給される直流電圧を、所望の直流電圧に昇圧する。スイッチは、IGBT、MOSFET等を用いる。
インバータ回路7は、モータ3を駆動させるための三相インバータである。インバータ回路7は、コンバータ回路4と同様に、IGBT、MOSFET等のスイッチを含み、制御部8によるPWM制御に従い、スイッチのオン/オフを切り替えることにより、コンバータ回路4により昇圧された直流電圧を、モータ3を駆動させるための三相交流電圧に変換すると共に、電流流通率を変えてモータ3への出力電圧を可変制御する。
コンバータ回路4及びインバータ回路7の間には、コンバータ回路4から出力された直流電圧の変動を抑制し、モータ駆動を安定化させるために、平滑用のコンデンサ5が接続される。本実施形態では、コンデンサ5として、小型化及び低コスト化に適した電解コンデンサを用いる。
電流センサ6は、コンデンサ5からインバータ回路7へ流れる電流Iinvを検出するためにコンデンサ5及びインバータ回路7の間に挿入されている。電流センサ6は、具体的には、抵抗を含む電流変換器であって、一定のサンプリングレートで、コンデンサ5及びインバータ回路7の間の抵抗値を測定して、測定した抵抗値を後述する電流検出器10に入力可能な電流レンジに変換し、電流検出器10に入力する。
制御部8は、マイクロプロセッサを備えるコンピュータシステムであって、コンバータ制御機能及びインバータ制御機能を備える。具体的には、制御部8は、図1に示すように、電流検出器10、周波数検出部11、位相検出部12、キャリア信号制御部13、キャリア発振器14、コンバータ制御指令器15、比較器16、ゲート駆動回路17、インバータ制御回路18及びゲート駆動回路19から構成される。
コンバータ制御機能としては、先ず、電流センサ6により検出された電流Iinvが、電流検出器10を介して、周波数検出部11及び位相検出部12に入力される。
周波数検出部11は、電流検出器10から入力されたIinvの電流波形に、周波数分析の一例である高速フーリエ変換(以下、「FFT」と呼称する。)の演算を施すことにより、Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量が大きい(振幅が大きい)周波数成分を抽出する。図2は、Iinvの電流波形にFFTの演算を施したときの出力結果を示す図である。周波数検出部11は、図2のような出力結果から、Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量が大きい周波数成分である周波数f1を検出する。周波数検出部11は、検出した周波数f1を、位相検出部12及びキャリア信号制御部13に出力する。
位相検出部12は、電流検出器10から入力されたIinvの電流波形と周波数検出部11から入力された周波数f1とに基づき、時間軸方向の電流波形から、周波数f1の電流値がゼロとなるゼロクロス点を検出する。そして、位相検出部12は、ゼロクロス点を検出する毎にキャリア信号制御部13にパルス信号を出力する。
キャリア信号制御部13は、キャリア発振器14が生成するPWMキャリア信号の周波数及び位相を制御する機能を有する。
具体的には、キャリア信号制御部13は、周波数検出部11から周波数f1を受け取り、位相検出部12からパルス信号を受け取る。更に、キャリア信号制御部13は、キャリア発振器14からのフィードバック信号を受け取る。
キャリア信号制御部13は、フィードバック信号の周波数と周波数f1とを比較して、フィードバック信号の周波数がf1に一致するように補正する。また、キャリア信号制御部13は、フィードバック信号の立ち上がりタイミングと、位相検出部12から受け取るパルス信号とを比較して、フィードバック信号の立ち上がりタイミングが、パルス信号の立ち上がりタイミングと一致するように補正する。そして、キャリア信号制御部13は、補正された周波数と位相(立ち上がりタイミング)とを、キャリア発振器14に指示する。
キャリア発振器14は、キャリア信号制御部13から指示された周波数及び位相のPWMキャリア信号を生成する。キャリア発振器14は、生成したPWMキャリア信号を、比較器16に入力すると共に、フィードバック制御のためキャリア信号制御部13に返す。
これにより、キャリア発振器14が生成するPWMキャリア信号の周波数をf1に一致させ、且つ、PWMキャリア信号の立ち上がりタイミングを、Iinvの周波数f1の立ち上がりタイミングに同期させることができる。
ここで、キャリア発振器14が生成するPWMキャリア信号は、ノコギリ波又は三角波である。ノコギリ波は、信号がオンになるタイミング、又は、オフになるタイミングが一定であるのに対し、三角波は、信号がオンになるタイミングもオフになるタイミングも一定でない。そこで、位相の補正を容易にするという観点では、三角波よりノコギリ波の方がPWMキャリア信号として望ましい。
比較器16は、キャリア発振器14とコンバータ制御指令器15との振幅を比較し、ゲート駆動回路17に出力信号を出力する。ゲート駆動回路17は、比較器16から受け取る出力信号を増幅してコンバータゲート信号を生成し、コンバータ回路4のスイッチを駆動させる。
制御部8のインバータ制御機能としては、システム制御に基づいて、インバータ制御回路18の出力信号をゲート駆動回路19により増幅してインバータゲート信号を生成し、インバータ回路のスイッチを駆動させる。
本実施形態では、コンデンサからインバータ回路に流れる電流Iinvの実測値に基づいて、コンバータ回路のキャリア周波数を決定する。
本実施形態は、この方法を用いることによって、従来提案されているコンバータ回路およびインバータ回路のキャリア周波数を一致させたり2倍に設定したりする方法と比較して、リップル電流低減効果が高い。
なぜなら、インバータ回路のキャリア周波数と、コンデンサからインバータに流れる電流Iinvに含まれる周波数成分のうち最も電流量が大きい周波数成分とは、必ずしも一致または2倍にならないからである。
以下、インバータ回路のキャリア周波数が2kHzの場合を具体例に用いて説明する。
図11(a)は、インバータ回路が電気角周波数50Hzの制御指令で動作しているときのコンデンサに流れるリップル電流Icapの値を示す。そして、図11(b)は、図11(a)のリップル電流IcapについてFFTを行った結果を示す。
一方、図12(a)は、インバータ回路が電気角周波数300Hzの制御指令で動作しているときのコンデンサに流れるリップル電流Icapの値を示す。そして、図12(b)は、図12(a)のリップル電流IcapについてFFTを行った結果を示す。
図11(b)では、最大振幅を有する周波数成分Fは約4kHzであるのに対して、図12(b)では、最大振幅を有する周波数成分Fは約7kHzである。すなわち、インバータの動作条件によって、リップル電流Icapの周波数成分は変動する。
インバータ回路が50Hzの制御指令で動作しているときは、コンバータ回路のキャリア周波数を、インバータ回路のキャリア周波数(2kHz)の2倍(4kHz)に設定すれば、コンバータ回路4からコンデンサ5へ流れる電流Icnvとコンデンサ5からインバータ回路7へ流れる電流Iinvとを同期させることができる。
しかし、インバータ回路が300Hzの制御指令で動作しているときには、IcnvとIinvとを同期させるためには、コンバータ回路のキャリア周波数を、インバータ回路のキャリア周波数の2倍ではなく、3.5倍(7kHz)に設定しなければならない。
そのため、従来提案されているように、コンバータ回路のキャリア周波数を、単純にインバータ回路のキャリア周波数の2倍に設定するだけでは、変動するインバータの動作状態に追従できない。
そこで、本実施形態は、コンデンサからインバータ回路に流れる電流Iinvを実測することにより、インバータ回路の動作状態に応じた最適なコンバータ回路のキャリア周波数を決定することができる。
そして、コンバータ回路4からコンデンサ5へ流れる電流Icnvと、コンデンサ5からインバータ回路7へ流れる電流Iinvとが同期することにより、コンデンサ5に流れるリップル電流Icapを低減することができる。
リップル電流が低減することで、コンデンサの発熱量が低下し、電解コンデンサの寿命を延ばすことができるので、コンデンサの小型化及び装置自体の小型化を実現することができる。更には、コンデンサの小型化により、コスト削減及び配置自由度の向上を図ることができる。
さらに、リップル電流が低減されることにより、電源ノイズを低減することができる。
2.実施形態2
図3は、本発明の誘導加熱装置の一実施例である誘導加熱装置100の構成を示す図である。
同図に示すように、誘導加熱装置100は、ダイオードブリッジ32、コイル33、スイッチ34及びダイオード35から構成されるコンバータ回路と、コンデンサ36と、電流センサ37と、インバータ回路38と、電流センサ39、加熱コイル40及び共振コンデンサ41から構成される負荷回路としての加熱器50と、制御部60とから構成される。
誘導加熱装置100は、具体的には、加熱器50の上部に図示していないトッププレートを有し、インバータ回路38から加熱コイル40に高周波電流を供給することにより、トッププレート上に載置された負荷鍋を加熱する加熱調理器である。
コンバータ回路は、交流電源31と接続されており、交流電源31から供給される交流電圧を、制御部60によるPWM制御に従い、スイッチ34のオン/オフを切り替えることにより、所望の直流電圧に変換する。スイッチ34としては、実施形態1と同様に、IGBT、MOSFET等を用いる。
インバータ回路38は、単相インバータである。インバータ回路38は、コンバータ回路と同様に、IGBT、MOSFET等のスイッチを含み、制御部60によるPWM制御に従い、スイッチのオン/オフを切り替えることにより、コンバータ回路により昇圧された直流電圧を、負荷鍋を加熱するための交流電圧に変換する。また、インバータ回路38は、加熱対象である負荷鍋の種類に応じて、電流流通率を変え、加熱器50への出力電圧を可変制御する。
コンバータ回路及びインバータ回路38の間には、コンバータ回路から出力された直流電圧の変動を抑制し、加熱器50による負荷鍋への加熱を安定化させるために、平滑用のコンデンサ36が接続される。平滑用のコンデンサ36としては、実施形態1と同様に、小型化及び低コスト化に適した電解コンデンサを用いる。
電流センサ37は、抵抗を含む電流変換器であって、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvを検出するために、コンデンサ36及びインバータ回路38の間に挿入されている。
加熱器50は、電流センサ39を含む。電流センサ39は、抵抗を含む電流変換器であって、インバータ回路38から加熱コイル40へ流れる正弦波状の共振電流を検出するために、インバータ回路38及び加熱コイル40の間に挿入されている。電流センサ39は、一定のサンプリングレートで抵抗値を測定して、それを電流レンジに変換して、電流検出器20へ出力する。
制御部60は、マイクロプロセッサを備えるコンピュータシステムであって、コンバータ制御機能及びインバータ制御機能を備える。具体的には、制御部60は、図3に示すように、電流検出器10、周波数検出部11、位相検出部12、キャリア信号制御部13、キャリア発振器14、コンバータ制御指令器15、比較器16、ゲート駆動回路17、インバータ制御回路18、ゲート駆動回路19及び電流検出器20から構成される。
なお、図3の制御部60において、実施形態1と同様の構成要素については、図1と同一の符号を用い、説明を省略する。
制御部60のコンバータ制御機能は、実施形態1と同様である。コンバータ回路では、ゲート駆動回路17から信号を受け、入力電力を所望の電圧の直流電力に変換するとともに、入力電流を正弦波の波形に変換し、入力電流の高調波を低減する。
制御部60のインバータ制御機能としては、システム制御に基づいて、加熱器50の電流センサ39によって検出された共振電流の電流値が、電流検出器20を介してインバータ制御回路18に入力される。インバータ制御回路18は、電流検出器20から入力された共振電流の電流値に基づいて、加熱対象である負荷鍋の種類に応じた出力信号をゲート駆動回路19に出力する。ゲート駆動回路19は、出力信号を増幅してインバータゲート信号を生成し、インバータ回路38のスイッチを駆動させる。
インバータ回路38は、ゲート駆動回路19からインバータゲート信号を受けてスイッチを駆動することにより、負荷鍋の種類に応じて、直流電圧を周波数変換すると共に、電流流通率を変えて加熱器50の火力を可変制御する。
本実施形態によれば、コンバータ回路からコンデンサ36に流れる電流Icnvと、コンデンサ36からインバータ回路38に流れる電流Iinvとが同期することにより、コンデンサ36に流れるリップル電流Icapを低減することができる。
リップル電流が低減することで、コンデンサの発熱量が低下し、コンデンサの寿命を延ばすことができるので、コンデンサの小型化及び装置自体の小型化を実現することができる。更には、コンデンサの小型化により、コスト削減及び配置自由度の向上を図ることができる。
さらに、リップル電流が低減されることにより、電源ノイズを低減することができる。
なお、本実施形態は、実施形態1と同様に、コンデンサからインバータ回路に流れる電流Iinvの実測値に基づいて、コンバータ回路のキャリア周波数を決定するので、実施形態1と同様に、従来提案されているコンバータ回路およびインバータ回路のキャリア周波数を一致させたり2倍に設定したりする方法と比較して、リップル電流低減効果が高い。
3.実施形態3
上記の実施形態2では、コンデンサ36とインバータ回路38との間に電流センサ37を挿入し、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvを直接検出する実施例を示した。ここでは、実施形態3として、負荷側の電流センサ39の検出結果を用いることにより、コンデンサ36とインバータ回路38との間の電流センサが不要となる実施例について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る誘導加熱装置100aの構成を示す図である。
同図に示すように、誘導加熱装置100aは、ダイオードブリッジ32、コイル33、スイッチ34及びダイオード35から構成されるコンバータ回路と、コンデンサ36と、インバータ回路38と、電流センサ39、加熱コイル40及び共振コンデンサ41から構成される加熱器50と、制御部60aとから構成される。
制御部60aは、マイクロプロセッサを備えるコンピュータシステムであって、コンバータ制御機能及びインバータ制御機能を備える。具体的には、制御部60aは、周波数検出部11a、位相検出部12a、キャリア信号制御部13、キャリア発振器14、コンバータ制御指令器15、比較器16、ゲート駆動回路17、インバータ制御回路18、ゲート駆動回路19、電流検出器20及び算出部21から構成される。
図4において、実施形態2(図3)と同様の構成要素については、同一の符号を用いて、説明を省略する。
実施形態2との構成上の相違は、コンデンサ36とインバータ回路38との間に電流センサ37が挿入されていないこと、制御部60aが電流検出器10を備えていないこと、及び、制御部60aが算出部21を備えることである。
周波数検出部11a及び位相検出部12aは、実施形態2の周波数検出部11及び位相検出部12と同様の機能を有するが、入力側が、電流検出器ではなく、実施形態3に特有の構成要素である算出部21に接続されている点で、実施形態2と異なる。
本実施形態に特有の構成要素である算出部21は、コンデンサ36からインバータ回路38に流れる電流Iinvの電流波形を算出して、周波数検出部11a及び位相検出部12aへ出力する。
具体的には、算出部21は、電流検出器20から、加熱コイル40に流れる正弦波状の共振電流の電流値を受け取り、その絶対値を算出することにより、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流の電流値を算出する。電流センサ39及び電流検出器20は一定のサンプリングレートで電流値をサンプリングするので、算出部21は、電流検出器20から電流値が入力される都度、上記の処理を行うことにより、コンデンサ36からインバータ回路38に流れる電流Iinvの電流波形を算出する。
周波数検出部11aは、実施形態2の周波数検出部11と同様に、算出部21から入力された電流Iinvの時間軸方向の電流波形に、FFTを施すことによ
り、Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量が大きい(振幅が大きい)周波数成分である周波数f1を抽出する。
位相検出部12aは、実施形態2の位相検出部12と同様に、算出部21から入力された電流波形と、周波数検出部11aから入力された周波数f1とに基づき、周波数f1の電流値がゼロとなるゼロクロス点を検出する。そして、ゼロクロス点を検出する毎にキャリア信号制御部13にパルス信号を出力する。
本実施形態によれば、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvを検出する電流センサを用いなくとも、加熱器50が備える電流センサ39の検出結果を用いることにより、コンバータ回路からコンデンサ36へ流れる電流Icnvと、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvとを同期させることができる。
そして、IcnvとIinvとが同期することにより、コンデンサ36に流れるリップル電流Icapを低減することができる。リップル電流が低減することで、コンデンサの発熱量が低下し、コンデンサの寿命を延ばすことができるので、コンデンサの小型化及び装置自体の小型化を実現することができる。更には、コンデンサの小型化により、コスト削減及び配置自由度の向上を図ることができる。
さらに、リップル電流が低減されることにより、電源ノイズを低減することができる。
4.実施形態4
実施形態3では、Iinvを直接検出せずに、負荷側の電流センサ39の検出結果を利用して、Iinvの電流波形を算出する実施例を示した。
実施形態4では、誘導加熱装置の動作範囲が予測可能である場合に、Iinvを直接検出する電流センサを用いずに、複数の動作パターンを予め準備しておき、ある動作パターンのときに、リップル電流Icapを有効に低減できるPWMキャリア信号の周波数及び位相を設定する実施例について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る誘導加熱装置100bの構成を示す図である。
同図に示すように、誘導加熱装置100bは、ダイオードブリッジ32、コイル33、スイッチ34及びダイオード35から構成されるコンバータ回路と、コンデンサ36と、インバータ回路38と、電流センサ39、加熱コイル40及び共振コンデンサ41から構成される加熱器50と、制御部60bとから構成される。
制御部60bは、マイクロプロセッサを備えるコンピュータシステムであって、コンバータ制御機能及びインバータ制御機能を備える。具体的には、制御部60bは、周波数検出部11b、位相検出部12b、キャリア信号制御部13、キャリア発振器14、コンバータ制御指令器15、比較器16、ゲート駆動回路17、インバータ制御回路18、ゲート駆動回路19及び電流検出器20から構成される。
図5において、実施形態3(図4)と同様の構成要素については、同一の符号を用いて、説明を省略する。
実施形態3との構成上の相違は、制御部60bが算出部を備えておらず、電流検出器20による検出結果が、周波数検出部11b及び位相検出部12bに入力される点である。
加熱器50が、アルミなどの低抵抗非磁性材質の鍋(以下、単に「アルミ鍋」と記載する。)を加熱するとき、加熱コイル40には、一例として、正弦波状の共振電流90kHzが通電される。このとき、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量の大きい周波数成分の周波数は、180kHzである。
また、加熱器50が、鉄などの磁性材質の鍋(以下、単に「鉄鍋」と記載する。)を加熱するとき、加熱コイル40には、一例として、正弦波状の共振電流23kHzが通電される。このとき、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量の大きい周波数成分の周波数は、46kHzである。
そこで、周波数検出部11bは、図6に示すテーブル70を予め記憶している。
テーブル70は、共振電流の周波数90kHzに対して、コンバータキャリア周波数180kHz(予測周波数)が対応付けられており、共振電流の周波数23kHzに対して、コンバータキャリア周波数46kHz(予測周波数)が対応付けられている。
周波数検出部11bは、電流検出器20から、加熱コイル40に流れる共振電流の電流値が順次入力されると、入力された電流値に基づき、共振電流の周波数を検出する。即ち、本実施形態の周波数検出部11bは、FFT等の高度な処理を行うものではなく、単純な周波数検出器を備えていればよい。
周波数検出部11bは、検出した共振電流の周波数が90kHzの場合、テーブル70を参照して、90kHzに対応付けられているコンバータキャリア周波数180kHzを、f1として、位相検出部12b及びキャリア信号制御部13へ入力する。
また、周波数検出部11bは、検出した共振電流の周波数が23kHzの場合、テーブル70を参照して、23kHzに対応付けられているコンバータキャリア周波数46kHzを、f1として、位相検出部12b及びキャリア信号制御部13へ入力する。
位相検出部12bは、電流検出器20から順次受け取る共振電流の電流値から、Iinvの時間軸方向の電流波形を算出する。算出の方法は、実施形態3の算出部21と同様の方法を用いても良い。また、位相検出部12bは、周波数検出部11bからf1を受け取る。位相検出部12bは、算出された電流波形と、周波数検出部11bから受け取ったf1とから、周波数f1の電流値がゼロとなるゼロクロス点を検出する。そして、ゼロクロス点を検出する毎にキャリア信号制御部13にパルス信号を出力する。
なお、図6に示したテーブル70は一例である。アルミ鍋及び鉄鍋以外にも、誘導加熱装置100bが加熱対象とする負荷鍋の種類に応じて、複数のパターンを記憶していてもよい。
本実施形態によると、共振電流の周波数から、Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量の大きい周波数成分の周波数(f1)を予測することにより、Iinvを直接検出する電流センサが不要となり、更に、周波数検出部11bによるFFTの演算も不要となる。
そして、本実施形態においても、他の実施形態と同様に、コンバータ回路からコンデンサ36へ流れる電流Icnvと、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvとを同期させることが可能となるので、コンデンサ36に流れるリップル電流Icapを低減することができる。
リップル電流が低減することで、コンデンサの発熱量が低下し、コンデンサの寿命を延ばすことができるので、コンデンサの小型化及び装置自体の小型化を実現することができる。更には、コンデンサの小型化により、コスト削減及び配置自由度の向上を図ることができる。
さらに、リップル電流が低減されることにより、電源ノイズを低減することができる。
図7は、本実施形態の制御部60bによるコンバータ制御及びインバータ制御を、より具体的に説明するための波形図である。
(a)は、キャリア発振器14が生成するキャリア信号を示している。
(b)は、コンバータ制御指令器15が生成するコンバータ制御指令を示している。
(c)は、ゲート駆動回路17が生成するコンバータゲート信号を示している。ゲート駆動回路17は、キャリア信号(a)の振幅とコンバータ制御指令(b)の振幅とを比較することにより、コンバータゲート信号を生成し、コンバータ回路のスイッチ34を駆動する。
(d)は、コンバータ回路から、コンデンサ36へ出力される電流Icnvを示している。より具体的には、Icnvは、スイッチ34がオフのときにダイオード35に流れる電流である。
(e)は、ゲート駆動回路19が生成するインバータゲート信号を示している。ゲート駆動回路19は、一定の共振電流を加熱コイル40に供給するため、一定の周波数でインバータ回路38のスイッチを駆動する。
(f)は、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvを示している。Iinvは、加熱コイル40に流れる共振電流の2倍の周波数成分をもつ電流である。
(g)は、コンデンサ36に流れるリップル電流Icapを示す。
図7では、コンバータキャリア信号(a)の周波数を、共振電流の周波数の2倍に設定する。即ち、Iinv(f)の周波数に一致させる。
そして、コンバータキャリア信号(a)の立ち上がりタイミングを、Iinv(f)のゼロ電流時に同期させている。このような制御によって、リップル電流Icap(g)を低減させることができる。
図8は、リップル電流Icapの低減効果を説明するため、シミュレーション結果の一例を示す図である。
図8(a)は、コンバータキャリア信号の周波数を45kHzに設定し、インバータの共振電流周波数を90kHzに設定した場合の、Icnv、Iinv及びIcapのそれぞれの電流波形を示している。この場合、Icapの電流実効値は、所定の時間長の波形区間で49Armsである。
図8(b)は、コンバータキャリア信号の周波数を180kHzに設定し、インバータの共振電流周波数を90kHzに設定した場合の、Icnv、Iinv及びIcapのそれぞれの電流波形を示している。この場合、Icapの電流実効値は、所定の時間長の波形区間で34Armsである。
したがって、コンバータキャリア信号の周波数を、インバータの共振電流周波数の2倍に設定し、位相を同期させることにより、リップル電流Icapを約30%低減することが可能となる。
5.実施形態5
ここでは、本発明の誘導加熱装置の一実施例である誘導加熱装置100cについて説明する。
図9は、誘導加熱装置100cの構成を示す図である。同図に示すように、誘導加熱装置100cは、ダイオードブリッジ32、コイル33a、コイル33b、スイッチ34a、スイッチ34b、ダイオード35a及びダイオード35bから構成されるコンバータ回路と、コンデンサ36と、電流センサ37と、インバータ回路38と、電流センサ39、加熱コイル40及び共振コンデンサ41から構成される加熱器50と、制御部60cとから構成される。
制御部60cは、マイクロプロセッサを備えるコンピュータシステムであって、コンバータ制御機能及びインバータ制御機能を備える。具体的には、制御部60cは、電流検出器10、周波数検出部11c、位相検出部12c、キャリア信号制御部13c、キャリア発振器14、コンバータ制御指令器15、比較器16c、ゲート駆動回路17a、ゲート駆動回路17b、インバータ制御回路18、ゲート駆動回路19及び電流検出器20から構成される。
図9において、実施形態2(図3)と同様の構成要素については、同一の符号を用い、説明を省略する。
実施形態2との構成上の相違は、コンバータ回路として、複数のインダクタであるコイル33a及びコイル33bを含む二相コンバータを用いる点である。
先ず、本実施形態で用いる二相コンバータについて説明する。
誘導加熱装置100cの二相コンバータは、コイル33a及び33bがそれぞれ接続されている2個のスイッチ34a及び34bが、制御部60cのゲート駆動回路17a及び17bによって、180°ずれた位相で交互にオンオフされるインターリーブ方式によって駆動する。
このように、スイッチ34a及び34bを、180°ずれた位相で駆動することにより、スイッチ34a及び34bと接続されたダイオード35a及び35bからの出力が、2個の電流経路に分岐されるため、各電流経路の電流値が小さくなる。これに伴い、スイッチ34a及び34bのスイッチング電流を小さくすることが可能となる。
次に、本実施形態のコンバータ制御機能について説明する。
本実施形態では、実施形態2と同様に、コンデンサ36とインバータ回路38との間に電流センサ37を挿入し、インバータ回路38へ流れる電流Iinvを直接検出する構成を有している。そして、制御部60cの周波数検出部11cは、Iinvの電流波形にFFTの演算を施して、Iinvに含まれる周波数成分のうち最も電流量が大きい(振幅が大きい)周波数成分の周波数f1を抽出する。そして、周波数検出部11cは、抽出された周波数f1を、位相検出部12cに出力する。また、周波数検出部11cは、抽出された周波数f1の1/2倍の周波数f2を、キャリア信号制御部13cに出力する。
位相検出部12cは、電流検出器10から受け取るIinvの電流波形から、周波数f1の電流値がゼロとなるゼロクロス点を検出する。そして、ゼロクロス点を2回検出する毎に1回、キャリア信号制御部13にパルス信号を出力する。
キャリア信号制御部13cは、キャリア発振器14から受け取るフィードバック信号の周波数と周波数f2とを比較して、フィードバック信号の周波数がf2に一致するように補正する。また、キャリア信号制御部13cは、フィードバック信号の立ち上がりタイミングと、位相検出部12cから受け取るパルス信号とを比較して、フィードバック信号の立ち上がりタイミングが、パルス信号の立ち上がりタイミングと一致するように補正する。
比較器16cは、キャリア発振器14からのPWMキャリア信号の振幅とコンバータ制御指令器15からのコンバータ制御指令の振幅とを比較して、出力信号をゲート駆動回路17a及び17bに出力する。
ゲート駆動回路17a及び17bは、それぞれ、出力信号を増幅してコンバータゲート信号を生成し、生成したコンバータゲート信号を、コンバータ回路へ出力し、スイッチ34a及び34bを駆動する。
このとき、比較器16cは、ゲート駆動回路17a及び17bに、それぞれ180°位相がずれた出力信号を出力する。図10の(c)は、ゲート駆動回路17aからスイッチ34aに出力されるコンバータゲート信号を示しており、図10の(d)は、ゲート駆動回路17bからスイッチ34bに出力されるコンバータゲート信号を示している。(c)及び(d)に示すように、コンバータゲート信号の位相は、180°ずれている。
比較器16cが、ゲート駆動回路17a及び17bに、それぞれ180°位相がずれた出力信号を出力することにより、スイッチ34a及び34bが、上述したインターリーブ方式で駆動する。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
本実施形態は、コンデンサ36及びインバータ回路38の間に電流センサ37を設け、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvを直接検出する構成を有していた。しかし、実施形態4のように、加熱コイル40に流れる共振電流の周波数から、Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量の大きい周波数成分の周波数(f1)を予測することができれば、f1を基に、コンバータキャリア信号の周波数(f2)を決定することが可能である。このような制御を行えば、Iinvを直接検出する電流センサが不要となり、更には、周波数検出部11によるFFTの演算も不要となる。
実施形態4で説明したが、加熱器50がアルミ鍋を加熱するとき、加熱コイル40には、正弦波状の共振電流90kHzが通電される。このとき、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量の大きい周波数成分の周波数(f1)は、180kHzである。この場合、コンバータキャリア信号の周波数(f2)は、f1の1/2倍、即ち、共振電流の周波数と同じ90kHzとすればよい。
また、加熱器50が鉄鍋を加熱するとき、加熱コイル40には、正弦波状の共振電流23kHzが通電される。このとき、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量の大きい周波数成分の周波数(f1)は、46kHzである。この場合、コンバータキャリア信号の周波数(f2)は、f1の1/2倍、即ち、共振電流の周波数と同じ23kHzとすればよい。
図10は、本実施形態及びその変形例によるコンバータ制御及びインバータ制御をより具体的に説明するための波形図である。
(a)は、キャリア発振器14が生成するキャリア信号を示している。
(b)は、コンバータ制御指令器15が生成するコンバータ制御指令を示している。
(c)は、ゲート駆動回路17aが生成するコンバータゲート信号を示している。
(d)は、ゲート駆動回路17bが生成するコンバータゲート信号を示している。
(e)は、コンバータ回路から、コンデンサ36へ出力される電流Icnvを示している。より具体的には、Icnvは、スイッチ34a及び34bがそれぞれオフしているときにダイオード35aに流れる電流とダイオード35bに流れる電流との和である。
(f)は、ゲート駆動回路19が生成するインバータゲート信号を示している。ゲート駆動回路19は、一定の共振電流を加熱コイル40に供給するため、一定の周波数でインバータ回路38のスイッチを駆動する。
(g)は、コンデンサ36からインバータ回路38へ流れる電流Iinvを示している。なお、Iinvは、加熱コイル40に流れる共振電流の2倍の周波数成分をもつ電流である。
(h)は、コンデンサ36に流れるリップル電流Icapを示す。
図10では、コンバータキャリア信号(a)の周波数を、共振電流の周波数に一致させる。即ち、Iinv(f)の周波数の1/2倍の周波数に一致させる。そして、コンバータキャリア信号(a)の立ち上がりタイミングを、Iinv(f)の周波数を1/2倍した場合のゼロ電流時に同期させている。
このような制御により、Icnv(e)とIinv(f)とが同期して、コンデンサ36に流れるリップル電流Icap(g)を低減させることができる。
6.その他の変形例
以上、本発明を上記の実施形態に基づき説明してきたが、本発明は、上記の実施形態に限定されないのは勿論であり、以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施形態1〜5では、コンバータ回路は、電源電圧を昇圧する昇圧コンバータとして説明したが、本発明はこれに限定されない。電源電圧を降圧するコンバータ回路を用いてもよい。
(2)上記の実施形態1、2、及び5では、周波数検出部が行う周波数分析として、高速フーリエ変換(FFT)を用いたが、本発明における周波数分析は、これに限定されない。例えば、コサイン変換、ウェーブレット変換、アダマール変換などを用いて、Iinvの時間軸方向の電流波形から、最大振幅を有する周波数成分の周波数(f1)を検出するとしてもよい。
(3)上記の実施形態4では、周波数検出部11bが、負荷鍋加熱時の動作パターンに応じたテーブル70を記憶していた。しかし、本発明は、この構成に限定されず、周波数検出部11bがテーブル70を有していない場合も本発明に含まれる。この場合、周波数検出部11bは、共振電流の周波数を検出したら、その2倍の周波数を、Iinvの最大振幅を有する周波数成分の周波数(f1)として、キャリア信号制御部11bに出力するものとする。
(4)上記の実施形態5では、コンバータ回路として、2個のインダクタを有する二相コンバータを用いて説明したが、本発明は、この構成に限定されない。コンバータ回路として、N個(Nは3以上の自然数)のインダクタを有する多重コンバータを用いる場合も本発明に含まれる。
この場合、キャリア信号制御部は、負荷側の電流センサにより検出された前記加熱コイルに流れる共振電流に基づいて、N個のインダクタそれぞれから出力される電流を統合した出力電流の周波数が、前記共振電流の周波数の2倍の周波数と一致するように、コンバータキャリア信号の周波数を制御し、且つ、コンバータキャリア信号の立ち上がりタイミングを、前記共振電流の2倍の周波数の位相と同期するように制御すればよい。
また、コンデンサとインバータ回路との間に、Iinvを検出する電流センサが挿入されている場合には、キャリア信号制御部は、前記出力電流の周波数が、Iinvに含まれる周波数成分のうち、最も電流量が大きい周波数成分の周波数と一致するように、コンバータキャリア信号の周波数を制御すればよい。
(5)上記の実施形態1〜5では、インバータ回路から電力供給を受ける負荷として、モータ3又は加熱コイル40を用いて説明した。しかし、本発明における負荷はこれらに限定されるものではない。
(6)上記の実施形態1〜5及び上記変形例をそれぞれ組み合わせたものも本発明に含まれる。
本発明は、モータや加熱コイル等の負荷に電力を供給する電力変換装置を製造及び販売する産業において、コンデンサのリップル電流を低減することができる技術として利用することができる。
1 モータ駆動装置
2 直流電源
3 モータ
4 コンバータ回路
5 コンデンサ
6 電流センサ
7 インバータ回路
8 制御部
10 電流検出器
11、11a、11b、11c 周波数検出部
12、12a、12b、12c 位相検出部
13、13c キャリア信号制御部
14 キャリア発振器
15 コンバータ制御指令器
16、16c 比較器
17、17a、17b ゲート駆動回路
18 インバータ制御回路
19 ゲート駆動回路
20 電流検出器
21 算出部
31 交流電源
32 ダイオードブリッジ
33、33a、33b コイル(インダクタ)
34、34a、34b スイッチ
35、35a、35b ダイオード
36 コンデンサ
37 電流センサ
38 インバータ回路
39 電流センサ
40 加熱コイル
41 共振コンデンサ
50 加熱器
60、60a、60b、60c 制御部
100、100a、100b、100c 誘導加熱装置

Claims (15)

  1. パルス幅変調方式により、電源電圧を変圧するコンバータ回路と、
    前記コンバータ回路から出力される電圧を平滑化するコンデンサと、
    前記コンデンサにより平滑化された直流電圧を交流電圧に変換し、負荷に電力を供給するインバータ回路と、
    前記コンデンサから前記インバータ回路へ流れる電流を検出するための電流センサと、
    前記電流センサにより検出された電流に基づいて、前記コンデンサから前記インバータ回路へ流れる電流のうち、最大振幅を有する周波数成分の周波数及び位相を取得し、前記コンバータ回路を駆動するためのパルス幅変調キャリア信号の周波数及び位相が、取得した前記周波数及び前記位相に一致するように制御する制御部と
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記電流センサは、前記コンデンサ及び前記インバータ回路間に設けられ、
    前記制御部は、
    前記電流センサにより検出された時間方向の電流波形に周波数分析を施すことにより、前記最大振幅を有する周波数成分の周波数を検出する周波数検出部と、
    前記電流センサにより検出された時間方向の電流波形から、前記最大振幅を有する周波数成分について振幅がゼロとなる時刻を検出する位相検出部と、
    前記パルス幅変調キャリア信号の周波数を、前記周波数検出部により検出された前記周波数に一致させ、且つ、前記パルス幅変調キャリア信号の立ち上がり時刻を、前記位相検出部が検出する時刻に同期させるキャリア信号制御部とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記電流センサは、前記インバータ回路及び前記負荷間に設けられ、
    前記制御部は、
    前記負荷に流れる共振電流の周波数と、前記負荷に前記共振電流が流れている場合に、前記インバータ回路へ流れる電流のうち、最大振幅を有する周波数成分の予測周波数とを対応付けて記憶しており、前記電流センサが検出した前記共振電流の周波数に対応する1の予測周波数を選択する周波数検出部と、
    前記電流センサが検出した前記共振電流の電流波形に基づき、前記最大振幅を有する周波数成分について振幅がゼロとなる時刻を検出する位相検出部と、
    前記パルス幅変調キャリア信号の周波数を、選択された前記予測周波数に一致させ、且つ、前記パルス幅変調キャリア信号の立ち上がり時刻を、前記位相検出部が検出する時刻に同期させるキャリア信号制御部とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記電流センサは、前記インバータ回路及び前記負荷間に設けられ、
    前記制御部は、
    前記電流センサにより検出された電流波形から、前記インバータ回路へ流れる電流の電流波形を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された時間方向の電流波形に周波数分析を施すことにより、前記最大振幅を有する周波数成分の周波数を検出する周波数検出部と、
    前記算出部により算出された時間方向の電流波形から、前記最大振幅を有する周波数成分について振幅がゼロとなる時刻を検出する位相検出部と、
    前記パルス幅変調キャリア信号の周波数を、前記周波数検出部が検出した周波数に一致させ、且つ、前記パルス幅変調キャリア信号の立ち上がり時刻を、前記位相検出部が検出する時刻と同期させるキャリア信号制御部とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記制御部は、
    前記キャリア信号制御部により設定された周波数及び位相を有するパルス幅変調キャリア信号を発信するキャリア発振器を含み、
    前記キャリア発振器は、ノコギリ波状の前記パルス幅変調キャリア信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. パルス幅変調方式により、電源電圧を変圧するコンバータ回路と、
    前記コンバータ回路から出力される電圧を平滑化するコンデンサと、
    前記コンデンサにより平滑化された直流電圧を交流電圧に変換し、加熱コイルに電力を供給するインバータ回路と、
    電流センサ及び加熱コイルを含む負荷回路と、
    前記電流センサにより検出された前記加熱コイルに流れる共振電流に基づいて、前記インバータ回路へ流れる電流のうち、最大振幅を有する周波数成分の周波数及び位相を取得し、前記コンバータ回路を駆動するためのパルス幅変調キャリア信号の周波数及び位相が、取得した前記周波数及び前記位相に一致するように制御する制御部と
    を備えることを特徴とする誘導加熱装置。
  7. 前記制御部は、
    前記加熱コイルに流れる共振電流の周波数と、前記加熱コイルに前記共振電流が流れている場合に、前記インバータ回路へ流れる電流のうち、最大振幅を有する周波数成分の予測周波数とを対応付けて記憶しており、前記電流センサが検出した前記共振電流の周波数に対応する1の予測周波数を選択する周波数検出部と、
    前記電流センサが検出した前記共振電流の電流波形に基づき、前記最大振幅を有する周波数成分について振幅がゼロとなる時刻を検出する位相検出部と、
    前記パルス幅変調キャリア信号の周波数を、選択された前記予測周波数に一致させ、且つ、前記パルス幅変調キャリア信号の立ち上がり時刻を、前記位相検出部が検出する時刻に同期させるキャリア信号制御部とを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の誘導加熱装置。
  8. 前記誘導加熱装置は、前記加熱コイルの上部で負荷鍋を加熱する加熱調理器であって、
    前記周波数検出部は、加熱対象となり得る複数種の負荷鍋について、加熱時の共振電流の周波数と前記予測周波数とを対応付けて記憶しており、加熱対象である負荷鍋に対応する前記予測周波数を選択する
    ことを特徴とする請求項7に記載の誘導加熱装置。
  9. 前記周波数検出部は、
    予測周波数として、対応する共振電流の周波数の2倍の周波数を記憶している
    ことを特徴とする請求項8に記載の誘導加熱装置。
  10. 前記制御部は、
    前記電流センサが検出した共振電流の電流波形に基づき、前記最大振幅を有する周波数成分について振幅がゼロとなる時刻を検出する位相検出部と、
    前記パルス幅変調キャリア信号の周波数を、前記電流センサが検出した共振電流の周波数の2倍に一致させ、且つ、前記パルス幅変調キャリア信号の立ち上がり時刻を、前記位相検出部が検出する時刻に同期させるキャリア信号制御部とを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の誘導加熱装置。
  11. 前記制御部は、
    前記電流センサにより検出された共振電流の電流波形から、前記インバータ回路へ流れる電流の電流波形を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された時間方向の電流波形に周波数分析を施すことにより、前記最大振幅を有する周波数成分の周波数を検出する周波数検出部と、
    前記算出部により算出された時間方向の電流波形から、前記最大振幅を有する周波数成分について振幅がゼロとなる時刻を検出する位相検出部と、
    前記パルス幅変調キャリア信号の周波数を、前記周波数検出部が検出した周波数に一致させ、且つ、前記パルス幅変調キャリア信号の立ち上がり時刻を、前記位相検出部が検出する時刻と同期させるキャリア信号制御部とを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の誘導加熱装置。
  12. 前記制御部は、
    前記キャリア信号制御部により設定された周波数及び位相を有するパルス幅変調キャリア信号を発信するキャリア発振器を含み、
    前記キャリア発振器は、ノコギリ波状の前記パルス幅変調キャリア信号を生成する
    ことを特徴とする請求項6から請求項11のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  13. パルス幅変調方式により、電源電圧を変圧するコンバータ回路と、
    前記コンバータ回路から出力される電圧を平滑化するコンデンサと、
    前記コンデンサにより平滑化された直流電圧を交流電圧に変換し、加熱コイルに電力を供給するインバータ回路と、
    前記コンデンサから前記インバータ回路へ流れる電流を検出するための電流センサと、
    加熱コイルを含む負荷回路と、
    前記電流センサにより検出された時間方向の電流波形に周波数分析を施すことにより、前記インバータ回路へ流れる電流のうち、最大振幅を有する周波数成分の周波数を検出する周波数検出部と、
    前記電流センサにより検出された時間方向の電流波形から、前記最大振幅を有する周波数成分について振幅がゼロとなる時刻を検出する位相検出部と、
    前記パルス幅変調キャリア信号の周波数を、前記周波数検出部により検出された前記周波数に一致させ、且つ、前記パルス幅変調キャリア信号の立ち上がり時刻を、前記位相検出部が検出する時刻に同期させるキャリア信号制御部と
    を備えることを特徴とする誘導加熱装置。
  14. 2個のインダクタ及び2個のスイッチを備え、パルス幅変調方式により電源電圧を変圧する2相コンバータ回路と、
    前記2相コンバータ回路から出力される電圧を平滑化するコンデンサと、
    前記コンデンサにより平滑化された直流電圧を交流電圧に変換し、加熱コイルに電力を供給するインバータ回路と、
    電流センサ及び加熱コイルを含む負荷回路と、
    前記電流センサにより検出された前記加熱コイルに流れる共振電流に基づいて、前記2相コンバータ回路を駆動するためのパルス幅変調キャリア信号の周波数及び位相を、前記加熱コイルに流れる共振電流量の周波数及び位相と一致するように制御する制御部と
    を備えることを特徴とする誘導加熱装置。
  15. N個(Nは3以上の自然数)のインダクタ及びN個のスイッチを備え、パルス幅変調方式により電源電圧を変圧する多重コンバータ回路と、
    前記N個のインダクタのそれぞれから出力される電流を統合した出力電流が入力され、電圧を平滑化するコンデンサと、
    前記コンデンサにより平滑化された直流電圧を交流電圧に変換し、加熱コイルに電力を供給するインバータ回路と、
    電流センサ及び加熱コイルを含む負荷回路と、
    前記電流センサにより検出された前記加熱コイルに流れる共振電流に基づいて、前記出力電流の周波数が、前記共振電流の周波数の2倍の周波数と一致し、且つ、前記コンバータ回路を駆動するためのパルス幅変調キャリア信号の位相が、前記2倍の周波数の位相と同期するように制御する制御部と
    を備えることを特徴とする誘導加熱装置。
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