JP4698541B2 - 車両用コーティング剤 - Google Patents

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本発明は、車両用コーティング剤に関し、詳しくは、車両の金属面、塗装面または樹脂面などに艶および光沢、撥水性、さらには防汚性を与えるための車両用コーティング剤に関する。
従来より、自動車の塗装面には、表面保護剤などを塗布して、艶および光沢を与え、かつ、その表面を保護することが、よく実施されている。
このような自動車の塗装面の艶出し保護剤として、例えば、(1)湿気硬化性オルガノポリシロキサン0.1〜10.0重量部(2)被膜形成調整剤として有機錫化合物又は金属キレート又はこれらの混合物0.0005〜1.0重量部(3)キャリアーとして沸点100〜250℃の揮発性ジメチルポリシロキサン75.0〜99.0重量部(4)オルガノポリシロキサン油0.1〜20.0重量部を含有する自動車用劣化塗膜及び小傷修復兼つや出し剤が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−36771号公報
しかし、特許文献1に記載される自動車用劣化塗膜及び小傷修復兼つや出し剤では、揮発性ジメチルポリシロキサン、オルガノポリシロキサン油が経時的に消失するために、防汚性が低下する。そのため、塗布直後には良好な艶および光沢が得られるものの、その後に洗車した場合などには、顕著に艶および光沢が落ち、また、長期にわたって表面の防汚性を維持できないという不具合がある。
本発明の目的は、長期にわたって車両の金属面、塗装面または樹脂面の、良好な艶および光沢、撥水性、さらには防汚性を維持し、また、洗浄しても良好な艶および光沢、撥水性、さらには防汚性を維持することのできる、車両用コーティング剤を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用コーティング剤は、湿気硬化性シリコーンオリゴマーと、硬化触媒と、分子の両末端に反応性官能基を少なくとも有する両末端型反応性シリコーンオイルとを含有し、前記反応性官能基が、ヒドロキシル基であり、前記両末端型反応性シリコーンオイルの配合割合が、前記湿気硬化性シリコーンオリゴマー100重量部に対して、25重量部以上であり、前記両末端型反応性シリコーンオイルの25℃における動粘度が、60〜5000mm /sであることを特徴としている。
また、本発明の車両用コーティング剤では、前記湿気硬化性シリコーンオリゴマーが、下記一般式(1)で示されるアルコキシシラン化合物またはその部分加水分解縮合物であることが好適である。
1 nSi(OR24-n (1)
(一般式(1)中、R1は、水素原子、または、置換もしくは非置換の1価の炭化水素基を示し、R2はアルキル基を示し、nは0〜3の整数を示す。また、R1およびR2は、同一またはそれぞれ相異なっていてもよい。)
また、本発明の車両用コーティング剤では、前記両末端型反応性シリコーンオイルが、下記一般式(2)で示されることが好適である。

(一般式(2)中、Rは、置換または非置換の非反応性の1価の炭化水素基を示し、Rは、ヒドロキシル基を示し、pおよびqはそれぞれ1〜3の整数を示し、mは0〜600の整数を示す。
本発明の車両用コーティング剤は、作業効率よく車両の金属面、塗装面または樹脂面などに塗布することができ、かつ、塗布直後、洗浄後、さらには、長期にわたる耐久後においても、これらの各面に良好な艶および光沢、撥水性を与え、かつ、これらの各面の表面の防汚性を維持することができる。
本発明の車両用コーティング剤は、湿気硬化性シリコーンオリゴマーと、硬化触媒と、分子の両末端に反応性官能基を少なくとも有する両末端型反応性シリコーンオイルとを含有している。
本発明において、湿気硬化性シリコーンオリゴマーは、例えば、分子末端にアルコキシシリル基を有する低分子量のシリコーンアルコキシオリゴマーであって、後述する硬化触媒の存在下で、アルコキシシリル基の架橋により、常温で硬化するものが挙げられる。
このような湿気硬化性シリコーンオリゴマーとしては、例えば、下記一般式(1)で示されるアルコキシシラン化合物またはその部分加水分解縮合物が挙げられる。
1 nSi(OR24-n (1)
(一般式(1)中、R1は、水素原子、または、置換もしくは非置換の1価の炭化水素基を示し、R2はアルキル基を示し、nは0〜3の整数を示す。また、R1およびR2は、同一またはそれぞれ相異なっていてもよい。)
1において、非置換の1価の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基などが挙げられる。
アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、イソデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシルなどの炭素数1〜18のアルキル基が挙げられる。
シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルなどの炭素数3〜8のシクロアルキル基などが挙げられる。
アリール基としては、例えば、フェニル、トリル、キシリルなどの炭素数6〜8のアリール基が挙げられる。
アラルキル基としては、例えば、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、o、mまたはp−メチルベンジルなどの炭素数7または8のアラルキル基が挙げられる。
1において、置換の1価の炭化水素基としては、上記した非置換の1価の炭化水素基の水素原子を、置換基で置換したものが挙げられ、このような置換基としては、例えば、ハロゲン原子(例えば、塩素、フッ素、臭素およびヨウ素など)、ヒドロキシル、シアノ、アミノ、カルボキシルなどが挙げられる。これらの置換基は、同一であっても、それぞれ異なっていてもよく、また、例えば、1〜3個置換していてもよい。
1のうち、好ましくは、水素、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数6〜8のアリール基が挙げられる。
2において、アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、iso−プロピル、ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
また、R1とR2とは、各々独立し、同一またはそれぞれ相異なっていてもよい。
nは、例えば、0〜3の整数を示し、好ましくは、1または2を示す。
このようなアルコキシシラン化合物としては、具体的には、例えば、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、または、これらの混合物などが挙げられる。
アルコキシシラン化合物の部分加水分解縮合物とは、上記したアルコキシシラン化合物に水を加えて、公知の触媒の存在下で撹拌しながら昇温することにより、部分的に加水分解を生じさせるとともに、縮合させることにより得られるものである。
また、湿気硬化性シリコーンオリゴマーは、25℃における動粘度が、例えば、0.1〜500mm2/sであり、好ましくは、0.5〜250mm2/sである。
また、湿気硬化性シリコーンオリゴマーは、市販品として入手可能であり、例えば、XR31−B1410(GE東芝シリコーン社製)、MSE−100(旭化成ワッカーシリコーン社製)、KR−500(信越化学社製)などが用いられる。これら湿気硬化性シリコーンオリゴマーは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
また、湿気硬化性シリコーンオリゴマーの配合割合は、後述する両末端型反応性シリコーンオイルの配合割合にもよるが、本発明の車両用コーティング剤の全量に対して、例えば、0.1〜75重量%、好ましくは、1〜50重量%である。本発明の車両用コーティング剤の全量に対して、湿気硬化性シリコーンオリゴマーの配合割合が0.1重量%未満では、均一な皮膜を得ることができず、また、75重量%を超えると、皮膜形成は良好である一方、作業性、仕上がりに困難を生じる場合がある。
本発明において、硬化触媒は、湿気硬化性シリコーンオリゴマーを硬化させ得る触媒であれば、制限されないが、例えば、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクチレート、ジブチル錫ジラウレートなどの有機錫化合物、例えば、アルミニウムトリス(アセチルアセトン)、アルミニウムトリス(アセトアセテートエチル)、アルミニウムジイソプロポキシ(アセトアセテートエチル)などの有機アルミニウム化合物、例えば、ジルコニウム(アセチルアセトン)、ジルコニウムトリス(アセチルアセトン)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、ジルコニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチルエーテル)などの有機ジルコニウム化合物、例えば、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノメチルエーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノエチルエーテル)、チタニウムテトラキス(エチレングリコールモノブチルエーテル)などの有機チタニウム化合物などの有機金属化合物、例えば、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸などの鉱酸類や、ギ酸、酢酸、シュウ酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸類などの酸、例えば、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基や、エチレンジアミン、アルカノールアミンなどの有機塩基などのアルカリ、例えば、アミノ変性シリコーン、アミノシラン、シラザン、アミン類などのアミノ化合物などが挙げられる。これらのうち、好ましくは、有機錫化合物、有機アルミニウム化合物、有機チタニウム化合物、鉱酸類、アミノ化合物が挙げられる。
また、硬化触媒は、市販品として入手可能であり、例えば、CR−15(GE東芝シリコーン社製)、D−20、DX−175、DX−9740(以上、信越化学社製)などが用いられる。これら硬化触媒は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
また、硬化触媒の配合割合は、本発明における湿気硬化性シリコーンオリゴマーの全量に対して、例えば、0.1〜70重量%、好ましくは、1〜50重量%、さらに好ましくは、2〜30重量%である。硬化触媒の配合割合が、上記の範囲内であれば、十分に硬化反応を進行させることができる。
また、本発明において、湿気硬化性シリコーンオリゴマーは、予め硬化触媒が含有されている湿気硬化性シリコーンオリゴマーの市販品を用いてもよい。そのような市販品としては、例えば、X−40−175(硬化触媒DX−175;5重量%含有、信越化学社製)、KR−400(硬化触媒DX−9740;10重量%含有、信越化学社製)などが用いられる。これらの硬化触媒を予め含有した湿気硬化性シリコーンオリゴマーは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
本発明において、両末端型反応性シリコーンオイルは、分子の両末端に反応性官能基が少なくとも導入された変性シリコーンオイルであって、例えば、下記一般式(2)で示される。

(一般式(2)中、Rは、置換または非置換の非反応性の1価の炭化水素基を示し、Rは、ヒドロキシル基を示し、pおよびqはそれぞれ1〜3の整数を示し、mは0〜600の整数を示す。)
一般式(2)において、Rとしては、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシルなどの非置換のアルキル基、例えば、3,3,3−トリフルオロプロピルなどの置換のアルキル基、例えば、フェニルなどの非置換のアリール基などが挙げられる。好ましくは、Rとしては、メチルが挙げられる。
一般式(2)中、pおよびqは同一またはそれぞれ相異なっていてもよく、それぞれ、例えば、1〜3の整数、好ましくは、1を示す。
また、mは、例えば、0〜600の整数、好ましくは、5〜400の整数、さらに好ましくは、10〜250の整数を示す。
なお、両末端型反応性シリコーンオイルは、Rがヒドロキシル基であることから、両末端型ヒドロキシル変性シリコーンオイル(両末端型シラノール変性シリコーンオイル)と指称する場合がある。
また、両末端型反応性シリコーンオイルの25℃における動粘度は、60〜5000mm/s、好ましくは、60〜1000mm/s、さらに好ましくは、60〜500mm/sである。
また、両末端型反応性シリコーンオイルは、市販品として入手可能であり、例えば、両末端型ヒドロキシル変性シリコーンオイル(両末端型シラノール変性シリコーンオイル)として、具体的には、BY16−817、BY16−873、PRX413(以上、東レ・ダウコーニング社製)、YF3800、XF3905、YF3057(以上、GE東芝シリコーン社製)、IM11、IM15(以上、旭化成ワッカーシリコーン社製)、X−21−5841、KF−9701(以上、信越化学社製)などが用いられる。
これら両末端型反応性シリコーンオイルは、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
なお、両末端型反応性シリコーンオイルは、通常、一般式(2)で示される両末端型反応性シリコーンオイルおよび側鎖両末端型反応性シリコーンオイルに分類されるが、本発明の車両用コーティング剤に含有される両末端型反応性シリコーンオイルは、一般式(2)で示される両末端型反応性シリコーンオイルおよび側鎖両末端型反応性シリコーンオイルであり、好ましくは、一般式(2)で示される両末端型反応性シリコーンオイルである。
本発明において、両末端型反応性シリコーンオイルの配合割合は、湿気硬化性シリコーンオリゴマー100重量部に対して、25重量部以上であり、好ましくは、40重量部以上、通常、150重量部以下である。両末端型反応性シリコーンオイルの配合割合が、湿気硬化性シリコーンオリゴマー100重量部に対して、25重量部未満であると、撥水性および防汚性を長期にわたって維持することが困難となる。
また、両末端型反応性シリコーンオイルの配合割合は、本発明の車両用コーティング剤の全量に対して、例えば、0.1〜50重量%、好ましくは、0.5〜30重量%に設定することもできる。
そして、本発明の車両用コーティング剤は、上記した成分を溶剤などに配合することにより、適宜調製することができる。
溶剤としては、湿気硬化性シリコーンオリゴマー、硬化触媒および両末端型反応性シリコーンオイルを溶解または分散できるものであれば、制限されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、s−ブタノール、t−ブタノールなどのアルコール系溶剤、例えば、ミネラルスピリットなどの石油系溶剤、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、例えば、揮発性ジメチルポリシロキサンなどのシリコーン系溶剤などが挙げられる。これら溶剤は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
また、溶剤の配合割合は、本発明の車両用コーティング剤の全量に対して、各成分が配合された残余の重量%でよい。
また、本発明の車両用コーティング剤は、両末端型反応性シリコーンオイルを含有しているが、これに加えて、さらに、側鎖型反応性シリコーンオイルおよび/または片末端型反応性シリコーンオイルなどを含有させて、両末端型反応性シリコーンオイルと、側鎖型反応性シリコーンオイルおよび/または片末端型反応性シリコーンオイルとを併用させることもできる。
また、本発明の車両用コーティング剤には、その他に、本発明の優れた効果を阻害しない範囲において、艶出し剤または保護剤として一般に慣用されている、例えば、粘度調整剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、一般の顔料または染料および蛍光顔料などの着色剤、香料、界面活性剤などの添加剤を、必要に応じて適宜、配合することができる。
そして、このようにして得られた本発明の車両用コーティング剤の用途は、例えば、車両(例えば、自動車や自動二輪など)のホイールなどの金属面、車両のボディなどの塗装面、さらには、車両のバンパーなどの樹脂面のコーティング剤として用いられる。
車両用コーティング剤は、まず、車両の金属面、塗装面または樹脂面に塗布する。
車両の金属面、塗装面または樹脂面に対する塗布は、制限されず、例えば、本発明の車両用コーティング剤をスポンジに含浸させて、そのスポンジで、金属面、塗装面または樹脂面を擦るなど、適宜公知の方法が用いられる。なお、塗布方法は、例えば、刷毛塗り、スプレーコーティングなど、その目的および用途により適宜選択することができる。なお、塗布後は所定時間後に、必要により拭き取ればよい。
このようにして、金属面、塗装面または樹脂面に塗布された車両用コーティング剤は、溶剤成分が揮発するに伴なって、硬化触媒および空気中の水分が作用して湿気硬化性シリコーンオリゴマーが硬化し、これらの各面に硬化皮膜が形成される。
なお、この硬化皮膜の形成において、加熱処理を必要とせず、その温度を、例えば、常温として、乾燥することにより、硬化反応を進行させることができる。なお、必要に応じて、加熱処理しながら、乾燥することもできる。
そして、この硬化皮膜が、金属面、塗装面または樹脂面に、良好な艶および光沢を付与するコーティングの役割を果たす。しかも、湿気硬化性シリコーンオリゴマーが金属面、塗装面または樹脂面において硬化することで硬化皮膜を形成しつつ、その湿気硬化性シリコーンオリゴマーのアルコキシ基と両末端型反応性シリコーンオイルの反応性官能基とが結合するために、両末端型反応性シリコーンオイルが経時的に消失することなく、両末端型反応性シリコーンオイルが湿気硬化性シリコーンオリゴマーを介して、金属面、塗装面または樹脂面に定着し、これらの各面に良好な撥水性および防汚性を与える。そのため、この硬化皮膜は、塗布直後、洗浄後、さらには、長期にわたる耐久後においても、金属面、塗装面または樹脂面に良好な艶および光沢、撥水性を与えることができる。また、本発明の車両用コーティング剤は、塗装面の皮膜の防汚性も良好で、長期にわたる金属面、塗装面または樹脂面の防汚性を維持することができる。
以下に参考例、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに制限されるものではない。
参考例1
・湿気硬化性シリコーンオリゴマー 20.0重量%
(動粘度:20mm/s<25℃>)
(XR31−B1410、GE東芝シリコーン社製)
・両末端型反応性シリコーンオイル 10.0重量%
(両末端型カルビノール変性シリコーンオイル)
(TSF4751、動粘度65mm/s<25℃>、GE東芝シリコーン社製)
・硬化触媒 0.5重量%
(シラン系化合物、CR−15、GE東芝シリコーン社製)
上記の成分を、69.5重量%のエタノールに順次添加し、撹拌しながら溶解させて、車両用コーティング剤を得た。
参考例2
・湿気硬化性シリコーンオリゴマー 20.0重量%
(動粘度:30mm/s<25℃>)
(MSE−100、旭化成ワッカーシリコーン社製)
・両末端型反応性シリコーンオイル 10.0重量%
(両末端型カルボキシル変性シリコーンオイル)
(TSF4770、動粘度100mm/s<25℃>、GE東芝シリコーン社製)
・硬化触媒 1.0重量%
(有機チタニウム化合物タイプ、D−20、信越化学社製)
上記の成分を、69.0重量%の揮発性ジメチルポリシロキサンに順次添加し、撹拌しながら溶解させて、車両用コーティング剤を得た。
参考例3
・湿気硬化性シリコーンオリゴマー 20.0重量%
(動粘度:30mm/s<25℃>)
(MSE−100、旭化成ワッカーシリコーン社製)
・両末端型反応性シリコーンオイル 10.0重量%
(両末端型アミノ変性シリコーンオイル)
(IM47、動粘度130mm/s<25℃>、旭化成ワッカーシリコーン社製)
・硬化触媒 0.5重量%
(ジブチル錫ジラウレート)
上記の成分を、69.5重量%のイソプロパノールに順次添加し、撹拌しながら溶解させて、車両用コーティング剤を得た。
参考例4
・湿気硬化性シリコーンオリゴマー 20.0重量%
(動粘度:25mm/s<25℃>)
(KR−500、信越化学社製)
・両末端型反応性シリコーンオイル 5.0重量%
(両末端型ヒドロキシル変性シリコーンオイル)
(X−21−5841、動粘度30mm/s<25℃>、信越化学社製)
・硬化触媒 1.0重量%
(有機チタニウム化合物タイプ、DX−175、信越化学社製)
上記の成分を、74.0重量%のエタノールに順次添加し、撹拌しながら溶解させて、車両用コーティング剤を得た。
実施例
・湿気硬化性シリコーンオリゴマー 20.0重量%
(動粘度:25mm/s<25℃>)
(KR−500、信越化学社製)
・両末端型反応性シリコーンオイル 10.0重量%
(両末端型ヒドロキシル変性シリコーンオイル)
(YF3800、動粘度80mm/s<25℃>、GE東芝シリコーン社製)
・硬化触媒 1.0重量%
(有機チタニウム化合物タイプ、DX−175、信越化学社製)
上記の成分を、69.0重量%のイソオクタンに順次添加し、撹拌しながら溶解させて、車両用コーティング剤を得た。
比較例1
・湿気硬化性シリコーンオリゴマー 20.0重量%
(動粘度:25mm2/s<25℃>)
(KR−500、信越化学社製)
・非反応性シリコーンオイル 10.0重量%
(ジメチルシリコーンオイル、動粘度100mm2/s<25℃>)
・硬化触媒 1.0重量%
(有機チタニウム化合物タイプ、DX−175、信越化学社製)
上記の成分を、69.0重量%のイソオクタンに順次添加し、撹拌しながら溶解させて、車両用コーティング剤を得た。
比較例2
・湿気硬化性シリコーンオリゴマー 20.0重量%
(動粘度:30mm2/s<25℃>)
(MSE−100、旭化成ワッカーシリコーン社製)
・非反応性シリコーンオイル 10.0重量%
(アルキル変性シリコーンオイル、動粘度100mm2/s<25℃>)
・硬化触媒 0.5重量%
(ジブチル錫ジラウレート)
上記の成分を、69.5重量%のイソプロパノールに順次添加し、撹拌しながら溶解させて、車両用コーティング剤を得た。
比較例3
・湿気硬化性シリコーンオリゴマー 20.0重量%
(動粘度:25mm2/s<25℃>)
(KR−500、信越化学社製)
・両末端型反応性シリコーンオイル 4.0重量%
(両末端型ヒドロキシル変性シリコーンオイル)
(X−21−5841、動粘度30mm2/s<25℃>、信越化学社製)
・硬化触媒 1.0重量%
(有機チタニウム化合物タイプ、DX−175、信越化学社製)
上記の成分を、75.0重量%のエタノールに順次添加し、撹拌しながら溶解させて、車両用コーティング剤を得た。
試験例
1. 初期評価
5×5cmにカットしたウレタンスポンジに、参考例1〜4、実施例1および比較例1〜3で得られた8種類の車両用コーティング剤を3.0gとり、これらを、ボンネット部分(平成11年式トヨタ自動車、クラウン黒色塗装車)を9等分したうちの8区画の各区画(1区画:約40cm×40cm)に、それぞれ均一に、常温で、塗布した。なお、9等分されたうちの1区画は、塗布せず、これを未塗布部分とした。
塗布してから5分間乾燥させた後、清浄なタオルを用いて、表面を拭き取った。
その後、さらに2日間乾燥させた後、ボンネット表面の艶および撥水性を目視にて確認し、初期の硬化皮膜の艶および初期の撥水性を評価した。その結果を表1に示す。各評価は、下記の通りとした。
(1)初期の硬化皮膜の艶
◎:濃淡やムラがなく、深みのある艶を観察した
○:艶を観察した
△:わずかな艶を観察した
×:濃淡やムラがある艶が観察された
(2)初期の撥水性
各面に水をかけ、その水(水玉)の状態を、目視で観察し、以下の通りに評価した。
塗布してから5分間乾燥させた後、清浄なタオルを用いて、表面を拭き取った。
その後、さらに2日間乾燥させた後、ボンネット表面の艶および撥水性を目視にて確認し、初期の硬化皮膜の艶および初期の撥水性を評価した。その結果を表1に示す。各評価は、下記の通りとした。
(1)初期の硬化皮膜の艶
◎:濃淡やムラがなく、深みのある艶を観察した
○:艶を観察した
△:わずかな艶を観察した
×:濃淡やムラがある艶が観察された
(2)初期の撥水性
各面に水をかけ、その水(水玉)の状態を、目視で観察し、以下の通りに評価した。
◎:水玉となってはじく
○:はじきはあるが、水玉が変形している
△:はじきが弱く(鈍く)、水玉が大きく変形している
×:ほとんどはじかず、未塗布部分とほとんど変わらない
2. 耐久評価
初期評価の後、1ヶ月間、3ヶ月間、6ヶ月間、屋外に放置するとともに、初期評価から1ヶ月毎に洗車用スポンジで水洗して、ボンネット表面の硬化皮膜の艶の持続性、撥水の持続性および硬化皮膜の防汚性を目視にて評価した。その結果を表1に示す。各評価は、下記の通りとした。
(3)硬化皮膜の艶の持続性
◎:初期の艶とほとんど同じ状態で維持された艶を観察した
○:初期の艶よりやや低下した状態で維持された艶を観察した
△:初期の艶より低下した状態で維持された艶が観察された
×:艶が観察されず、未塗布部分とほとんど差がない状態が観察された
(4)撥水の持続性
各面に水をかけ、その水(水玉)の状態を、目視で観察し、以下の通りに評価した。
◎:水玉となってはじく
○:はじきはあるが、水玉が変形している
△:はじきが弱く(鈍く)、水玉が変形している
×:ほとんどはじかず、未塗布部分とほとんど変わらない
(5)硬化皮膜の防汚性
◎:汚れの付着が少なく、その汚れを簡単に落とすことができ、簡単に清浄になる
○:汚れの付着があるもの、その汚れを落とすことができ、清浄になる
△:未塗布部分よりも汚れの付着が少ないものの、落としにくい汚れが部分的にある
×:未塗布部分より汚れの付着が多く、落とせない汚れがある

Claims (3)

  1. 湿気硬化性シリコーンオリゴマーと、硬化触媒と、分子の両末端に反応性官能基を少なくとも有する両末端型反応性シリコーンオイルとを含有し、
    前記反応性官能基が、ヒドロキシル基であり、
    前記両末端型反応性シリコーンオイルの配合割合が、前記湿気硬化性シリコーンオリゴマー100重量部に対して、25重量部以上であり、
    前記両末端型反応性シリコーンオイルの25℃における動粘度が、60〜5000mm /sであることを特徴とする、車両用コーティング剤。
  2. 前記湿気硬化性シリコーンオリゴマーが、下記一般式(1)で示されるアルコキシシラン化合物またはその部分加水分解縮合物であることを特徴とする、請求項1に記載の車両用コーティング剤。
    Si(OR4−n (1)
    (一般式(1)中、Rは、水素原子、または、置換もしくは非置換の1価の炭化水素基を示し、Rはアルキル基を示し、nは0〜3の整数を示す。また、RおよびRは、同一またはそれぞれ相異なっていてもよい。)
  3. 前記両末端型反応性シリコーンオイルが、下記一般式(2)で示されることを特徴とする、請求項1または2に記載の車両用コーティング剤。

    (一般式(2)中、Rは、置換または非置換の非反応性の1価の炭化水素基を示し、Rは、ヒドロキシル基を示し、pおよびqはそれぞれ1〜3の整数を示し、mは0〜600の整数を示す。)
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