JP4692588B2 - 内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法 - Google Patents

内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等に使用する内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法に関する。
従来より、図25に示すごとく、例えば自動車等の内燃機関の燃焼室に導入される混合気の着火手段として用いられる内燃機関用のスパークプラグ9がある(例えば、特許文献1参照)。
該スパークプラグ9は、中心電極94と接地電極95とを有する。
該接地電極95は、取付金具92に固定されるとともに、接地電極95における中心電極94側の面である対向面に取り付けられ中心電極94に対向して配置された突出部951とを有する。
ところが、上記スパークプラグ9においては、以下のような問題がある。すなわち、上記スパークプラグ9においては、別部材を接地電極95に取り付けることにより突出部951を形成するため、スパークプラグ9の製造工程における工数が多くなってしまう。
その結果、スパークプラグ9の生産性を向上させることが困難となるおそれがある。
また、突出部951を、例えば貴金属などによって形成する場合には、材料コストが高くなってしまうおそれがある。
これに対して、平板状の接地電極95に、図26に示すごとく、例えば折り曲げ加工等を施して凸曲面状の突出部951を一体的に成形してなるスパークプラグ90がある(例えば、特許文献2参照)。そして、かかるスパークプラグ90においては、突出部951の突出量を確保するために凹部952の深さを大きくする必要がある。
ところが、凹部952の深さを大きくすると、その分接地電極95の熱引きのための経路が長くなってしまうおそれがある。その結果、接地電極95の熱引きを充分に行うことができず、耐熱性に優れたスパークプラグ90を得ることが困難となるおそれがある。
特開2003−317896号公報 特開昭52−36238号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、生産性及び耐熱性に優れた内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
第一の発明は、外周に取付け用ネジ部を設けた取付金具と、碍子先端部が突出するように上記取付金具に保持される絶縁碍子と、電極先端部が上記碍子先端部から突出するように上記絶縁碍子に保持される中心電極と、該中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
上記接地電極は、上記取付金具に固定されるとともに、上記接地電極における上記中心電極側の面である対向面において上記中心電極に向かって上記接地電極の一部を突出させてなる凸部と、上記接地電極における上記対向面と反対側の面である接地電極背面から上記対向面に向かって形成された凹部とを有し、
上記凸部は、軸芯の延長線が上記凹部が形成されている領域を通過するよう配置されており、
該凹部の開口部の面積をS1、上記スパークプラグの軸方向に直交する上記凸部の断面の平均断面積をsとしたとき、S1≧sの関係が成り立つことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記接地電極は、該接地電極における上記中心電極側の面である対向面において上記中心電極に向かって上記接地電極の一部を突出させてなる凸部を有する。すなわち、本発明において、凸部は、接地電極において一体的に成形されたものである。それゆえ、前述したように凸部を接地電極において一体的に成形することで凸部を別部材で形成しない場合には、スパークプラグの製造工程における工数を低減することができる。その結果、スパークプラグの生産性を向上させることができる。
また、上記のごとく、凸部は接地電極において一体的に成形することで、例えば貴金属からなる別部材によって凸部を形成しない場合には、材料コストを低減することができ、低コストのスパークプラグを得ることができる。
また、本発明のスパークプラグにおいては、上記凹部の開口部の面積をS1、上記スパークプラグの軸方向に直交する上記凸部の断面の平均断面積をsとしたとき、S1≧sの関係が成り立つ。ここで、上記凸部は、例えば、接地電極背面の一部を押し出して凹部を形成することにより対向面に接地電極の一部を突出させて成形することができるが、S1≧sの関係があるため、凹部の深さが小さくても、凸部を充分に突出させることができる。それゆえ、凹部付近における接地電極の厚みを充分に確保することができるため、接地電極の熱引きのための経路をも充分に確保することができる。その結果、耐熱性に優れたスパークプラグを得ることができる。
また、このように接地電極は耐熱性に優れるため、高温環境下において凸部に向かって火花放電しても、凸部の酸化揮発や溶融を防いで、凸部が消耗してしまうことを防ぐことができる。その結果、耐火花消耗性に優れたスパークプラグを得ることができる。
また、上記のごとく、凹部付近における接地電極の厚みを充分に確保することができるため、接地電極の強度を確保してせん断亀裂を防ぐことができる。
以上のごとく、本発明によれば、生産性及び耐熱性に優れた内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
第二の発明は、上記凸部を成形するための凸部用キャビティを有する金型に、上記凸部用キャビティと上記対向面とを対向させた状態で略平板状の上記接地電極を載置した後、上記凹部を形成するための押圧冶具によって、上記接地電極背面の一部を押圧して上記凹部を形成するとともに上記接地電極の一部を上記凸部用キャビティに押し出すことにより上記凸部を形成することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法にある(請求項8)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記凹部を形成するための押圧冶具によって、上記接地電極背面の一部を押圧して上記凹部を形成するとともに上記接地電極の一部を上記凸部用キャビティに押し出すことにより上記凸部を形成する。すなわち、本発明によれば、凸部を、接地電極において一体的に成形することができるため、スパークプラグの製造工程における工数を低減することができる。その結果、生産性に優れた内燃機関用のスパークプラグの製造方法を提供することができる。
また、例えば貴金属からなる別部材によって凸部を形成する必要がないため、材料コストを低減することができる。
また、上記のごとく上記接地電極背面の一部を押圧して凹部を形成するとともに接地電極の一部を凸部用キャビティに押し出すことにより凸部を形成する。すなわち、上記方法によれば、凹部の体積と凸部の体積とを略同等とすることができる。それゆえ、S1≧sの関係が成り立つように凸部を成形したとき、凹部の深さが小さくても凸部を充分に突出させることができる。したがって、上記方法により第一の発明に係るスパークプラグ、すなわち、耐熱性に優れたスパークプラグを容易に得ることができる。
以上のごとく、本発明によれば、生産性及び耐熱性に優れた内燃機関用のスパークプラグの製造方法を提供することができる。
第一発明、及び第二の発明において、上記内燃機関用のスパークプラグは、例えば、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等における内燃機関の着火手段として用いることができる。
また、第一の発明及び第二の発明のスパークプラグにおいて、内燃機関の燃焼室内に挿入される側を先端側、その反対側を基端側として説明する。
なお、凸部の平均断面積sは、凸部の体積を凸部の突出量で除した値である。
また、上記スパークプラグにおいては、上記スパークプラグの軸方向に直交する上記凹部の断面の平均断面積をS2としたとき、S2≧sが成り立つことが好ましい(請求項2)。
この場合には、凹部の深さが小さくても、凸部を充分に突出させることができる。それゆえ、生産性及び耐熱性に優れたスパークプラグを得ることができる。
なお、凹部の平均断面積S2は、凹部の体積を凹部の深さで除した値である。
また、上記スパークプラグにおいては、上記接地電極の厚みをT、上記スパークプラグの軸方向における上記凹部の深さHとは、H≦(3/4)Tの関係が成り立つことが好ましい(請求項3)。
この場合には、凹部付近における接地電極の厚みを充分に確保することができる。その結果、耐熱性に一層優れたスパークプラグを得ることができる。
また、上記凸部と上記凹部とは、略円柱形状であって、上記凸部の直径をd、上記凹部の直径をDとしたとき、D≧dの関係が成り立つことが好ましい(請求項4)。
この場合にも、生産性及び耐熱性に優れたスパークプラグを得ることができる。
また、上記スパークプラグにおいては、該スパークプラグの軸方向における上記凸部の突出量をh、上記スパークプラグの軸方向における上記凹部の深さをHとしたとき、H≦2hの関係が成り立つことが好ましい(請求項5)。
この場合には、凸部を充分に突出させるとともに、凹部付近における接地電極の厚みを充分に確保することができる。その結果、着火性及び耐熱性に充分に優れたスパークプラグを得ることができる。
また、H≦hであることがより好ましい。
また、上記凸部は、上記中心電極に対向する頂面において上記接地電極背面側に窪んだ溝部を有することが好ましい(請求項6)。
この場合には、凸部の頂面における角部の全長を長くすることができる。これにより、強電界部を複数形成することができ、要求電圧を低減することができる。その結果、スパークプラグの着火性を向上させることができる。
また、上記凸部には、上記中心電極と対向する頂面にPt、Ir、Rh、Wのいずれか一種類を主成分とする貴金属からなるチップが溶接されていてもよい(請求項7)
この場合には、着火性に優れる低コストのスパークプラグを得ることができる。すなわち、上記のように、凸部の頂面にさらに貴金属のチップを取り付ける場合には、対向面からの突出量を同じとする場合であっても、単に対向面にチップを取り付ける場合よりも、接地電極に凸部が形成されている分だけ使用する貴金属の量を少なくすることができる。このため、スパークプラグの材料コストを低減することができる。また、凸部の頂面よりもさらに電極先端部に近づく方向にチップを取り付けるため、単に凸部を設けただけの場合よりも要求電圧を低減することができ、スパークプラグの着火性を向上させることができる。
また、第二の発明において、上記接地電極は、幅方向の両側面を上記金型に設けた側方当接面に当接させた状態で上記押圧冶具によって押圧されることが好ましい(請求項9)。
この場合には、押圧冶具によって接地電極の一部を押圧する際に、接地電極が幅方向へ広がるように変形することを防ぎ、凸部を確実に突出させることができる。
また、上記接地電極は、先端部分を上記金型に設けた先端当接面に当接させた状態で上記押圧冶具によって押圧されることが好ましい(請求項10)。
この場合には、押圧冶具によって接地電極の一部を押圧する際に、接地電極の先端方向へ広がるように変形することを防ぎ、凸部を確実に突出させることができる。
また、上記金型には、上記凸部用キャビティに対して摺動可能な可動型が挿入配置されており、該可動型は、上記接地電極に対向する型面を平面状に形成してなり、上記接地電極の一部を上記凸部用キャビティに押し出して上記凸部を成形する際に上記可動型の型面によって上記凸部の頂面を成形することが好ましい(請求項11)。
この場合には、平板状の型面により凸部の頂面を平面状に成形することができ、これにより、凸部の頂面と側面との間に角部を形成しやすくなる。
ここで、スパークプラグが内燃機関に取り付けられて使用される場合、初期状態においては、火花は電極先端部から上記角部へ向かって放電する。そして、かかる火花放電によって、凸部は上記角部から次第に消耗していき、上記角部がなくなった後に凸部全体の消耗が進行し、火花放電ギャップが拡大する。すなわち、上記方法により製造されたスパークプラグにおいては、まず上記角部から凸部を消耗させることができる。したがって、凸部が上記角部を有している分、凸部の寿命、すなわち、スパークプラグの寿命を長くすることができる。
また、可動型の位置調整を行うことにより、凸部の突出量を容易に調整することができる。
さらに、可動型が凸部用キャビティに対して摺動可能であるため、凸部を成形した後、接地電極を金型より容易に離型することができる。
また、上記凸部を形成するに当たっては、上記押圧冶具によって上記接地電極背面の一部を二回以上押圧してもよい(請求項12)。
この場合には、凸部の頂面において角部を確実に形成することができる。すなわち、仮に押圧冶具による一回の押圧によっては頂面に充分に角部を形成することができなくても、二回以上押圧することで頂面に確実に角部を形成することができる。これにより、要求電圧を低減することができ、着火性に優れるスパークプラグを得ることができる。
また、上記金型は、上記凸部における上記中心電極に対向する頂面において上記接地電極背面側に窪んだ溝部を形成するための溝形成部を備えた可動型を有することが好ましい(請求項13)。
この場合には、請求項6と同様、強電界部を複数形成して要求電圧を低減することができ、スパークプラグの着火性を向上させることができる。
また、上記凸部を形成した後、該凸部における上記中心電極に対向する頂面にPt、Ir、Rh、Wのいずれか一種類を主成分とする貴金属からなるチップを溶接することもできる(請求項14)。
この場合には、請求項7と同様、スパークプラグの材料コストを低減することができるとともに、スパークプラグの着火性を向上させることができる。
(実施例1)
本発明の実施例に係る内燃機関用のスパークプラグにつき、図1〜図7を用いて説明する。
本例のスパークプラグ1は、図1に示すごとく、外周に取付け用ネジ部20を設けた取付金具2と、碍子先端部30が突出するように取付金具2に保持される絶縁碍子3と、電極先端部40が碍子先端部30から突出するように絶縁碍子3に保持される中心電極4と、該中心電極4との間に火花放電ギャップGを形成する接地電極5とを備える。
接地電極5は、図1〜図3に示すごとく、取付金具2に固定されるとともに、接地電極5における中心電極4側の面である対向面51において中心電極4に向かって接地電極5の一部を突出させてなる凸部510と、接地母材50における対向面51と反対側の面である接地電極背面52から対向面51に向かって形成された凹部520とを有する。
そして、凸部510は、軸芯の延長線が凹部520が形成されている領域を通過するよう配置されている。
また、本例のスパークプラグ1においては、凹部520の開口部523の面積をS1、スパークプラグ1の軸方向に直交する凸部510の断面の平均断面積をsとしたとき、S1≧sの関係が成り立つ。なお、凸部510の平均断面積sは、凸部510の体積vを突出量hで除した値v/hである。
また、本例においては、凸部510及び凹部520はともに略円柱形状である。したがって、例えば、図3に示すように、凸部510の直径をd、凹部520の直径をDとすると、本例のスパークプラグ1においては、D≧dの関係が成り立っている。
上記スパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等における内燃機関の着火手段として用いることができる。
スパークプラグ1は、上述のごとく、外周に取付け用ネジ部20を有する取付金具2を有する。そして、取付け用ネジ部20において、内燃機関の燃焼室(図示略)の壁部に螺合される。また、取付金具2の先端面に、接地電極5の一端が接合されており、接地電極5の他端に形成される凸部510が、中心電極4の電極先端部40と対向する位置に配されるよう、接地電極5は屈曲成形されている。
本例の中心電極4の電極先端部40は、例えば、Ir、Rh、Ru等を含む貴金属のチップからなるものとすることができる。
また、接地電極5は、例えば、Niを主成分としてTiを含有するNi基合金からなるものとすることができる。
また、本例のスパークプラグ1においては、例えば、凸部510の直径dを1.5mm、凹部520の直径Dを1.7mm、接地電極5の幅Wを2.8mmとすることができる。すなわち、本例のスパークプラグ1においては、上述のごとく、D≧dの関係のほか、W>Dの関係が成り立っている。
また、接地電極5の厚みTは、例えば1.6mmとすることができる。すなわち、本例のスパークプラグ1においては、H≦(3/4)Tの関係が成り立っている。
凸部510は、頂面511が平坦面として形成されるとともに、頂面511と側面512との間に角部513を有している。
なお、図7に示すように、凸部510の付根部514を曲面によって形成することができ、また、凹部520の底面角部524を曲面によって形成することもできる。この場合には、凸部510の付根部514における曲率半径及び凹部520の底面角部524の曲率半径をそれぞれ0.1mm以上とすることにより、加工後に付根部514及び底面角部524における応力集中を抑制することができる。これにより、エンジン運転時の冷熱環境においても接地電極5における亀裂を抑制することができる。
なお、本例のスパークプラグ1の軸方向における凸部510の突出量hは0.7mm、スパークプラグ1の軸方向における凹部520の深さHは1.1mmである。このように、本例のスパークプラグ1においてはH>hであり、凹部520の体積は凸部510の体積よりも大きいが、これは、凸部510を成形する際に、接地電極5の一部がどうしても凸部510以外の部分に拡がってしまうためである。したがって、例えば、接地電極5の軸方向に直交する断面を限りなく矩形形状とする等、凸部510以外の部分への拡がりを抑制することが好ましい。
なお、突出量hは、前述した値に限られず、例えば0.3mm≦h≦1.1mmとすることができる。
h≧0.3mmである場合には、スパークプラグの着火性を向上させることができる。すなわち、接地電極5の対向面51を、放電火花により混合気に着火した初期火炎から0.3mm以上離すことにより、初期火炎が燃え広がりやすくすることができ、スパークプラグの着火性を向上させることができる。
また、h≦1.1mmである場合には、凸部510の先端部の温度上昇を抑制し、エンジン運転中におけるプレイグニッションを抑制することができる。
次に、前述した各寸法の計測方法の一例を示す。
すなわち、例えば図3に示すように接地電極5の加工部分を切断した断面において各部の寸法を計測する。かかる計測においては、例えば投影機を用いて10倍等の倍率で投影して計測してもよく、拡大写真を用いて計測してもよい。
具体的には、凸部510の直径dは、上記断面における凸部510の幅方向の長さを計測する。また、凹部520の直径Dは、上記断面における凹部520の幅方向の長さを計測する。
また、凸部510の突出量hは、上記断面において、接地電極5の対向面51から凸部510の頂面511までの長さを計測する。また、凹部520の深さHは、同様に接地電極5の接地電極背面52から凹部520の底面部521までの距離を計測する。
次に、本例のスパークプラグ1の製造方法につき、図4〜図6を用いて説明する。
まず、図6(a)に示すごとく、略平板状の接地電極5を固定した取付け金具2の内側に中心電極4等を挿通する。
次に、図4(a)に示すごとく、上記接地電極5を、凸部510を成形するための略円柱形状の凸部用キャビティ61を有する金型6に、凸部用キャビティ61と対向面51とを対向させた状態で載置する。また、このとき、接地電極5は、図4、図5に示すごとく、幅方向の両側面53及び先端部分54を金型6に設けた側方当接面63及び先端当接面64に当接させた状態で金型6に載置される。
また、金型6には、凸部用キャビティ61に対して摺動可能な可動型610が挿入配置されている。該可動型610は、接地電極5に対向する型面611を平面状に形成してなる。なお、凸部用キャビティ61内における可動型610の位置を調整することによって凸部510の突出量hを変更することができる。
また、押圧冶具7は、凸部用キャビティ61と同様、略円柱形状からなるとともに、スパークプラグ1においてS1≧sの関係が成り立つように、押圧冶具7の可動方向に直交する断面の断面積が凸部用キャビティ61の断面積よりも大きくなるよう構成されている。
そして、上記金型6及び上記押圧冶具7を用いて、平板状の接地電極5に冷鍛加工を施すことにより凸部510を成形する。具体的には、図4(b)、図5に示すごとく、押圧冶具7によって接地電極背面52の一部を押圧して凹部520を形成するとともに接地電極5の一部を凸部用キャビティ61に押し出すことにより凸部510を成形する。すなわち、対向面51の一部が押し出され、その押し出された分の接地電極5が凸部用キャビティ61の内部に突出して凸部510が成形される。
また、押圧冶具7によって接地電極背面52の一部を押し出すに当たっては、図4(b)、図5に示すごとく、接地電極5は、上記側方当接面63及び上記先端当接面64に当接したままの状態で押圧冶具7によって押圧される。したがって、対向面51の一部を押し出した分、凸部510を充分に突出させることができる。ただし、上述したごとく、押圧冶具7によって押し出された凹部520の体積分のすべてが凸部510とはならない場合があるため、接地電極5の軸方向に直交する断面を限りなく矩形形状とするとともに接地電極5を側方当接面63及び先端当接面64に充分に当接させることが好ましい。すなわち、上記方法によれば、凹部520の体積と凸部510の体積とを略同等に近付けることができ、H≧hの関係が成り立つスパークプラグを構成することができる。
また、凸部510の頂面511は、接地電極5の一部が可動型610の型面611に当接することによって成形される。
次いで、可動型610を接地電極5の方へ押し出して凸部用キャビティ61から凸部510を引き出すことにより、加工を施した接地電極5を金型6から離型する。
次いで、図6(c)に示すごとく、電極先端部40と凸部510とが対向するように接地電極5を屈曲成形する。これにより、電極先端部40と凸部510との間に火花放電ギャップGが形成される。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
接地電極5は、接地電極5における中心電極4側の面である対向面51において中心電極4に向かって接地電極5の一部を突出させてなる凸部510を有する。すなわち、本例において、凸部510は、接地電極5において一体的に成形されたものである。それゆえ、別部材により形成した凸部を接地電極5に取り付ける工程を設ける必要がないため、スパークプラグ1の製造工程における工数を低減することができる。
また、上記のごとく、凸部510は接地電極5において一体的に成形されたものであるため、例えば貴金属からなる別部材によって凸部510を形成する必要がない。したがって、材料コストを低減することができ、低コストのスパークプラグ1を得ることができる。
その結果、スパークプラグ1の生産性を向上させることができる。
また、本例のスパークプラグ1においては、凹部520の開口部523の面積をS1、凸部510の断面の平均断面積をsとしたとき、S1≧sの関係が成り立つ。ここで、凸部510は、接地電極背面52の一部を押し出して凹部520を形成することにより対向面51に接地電極5の一部を突出させて成形することができるが、S1≧sの関係があるため、凹部520の深さHが小さくても、凸部510を充分に突出させることができる。それゆえ、凹部520付近における接地電極5の厚みを充分に確保することができるため、接地電極5の熱引きのための経路をも充分に確保することができる。その結果、耐熱性に優れたスパークプラグ1を得ることができる。
また、このように接地電極5は耐熱性に優れるため、高温環境下において凸部510に火花放電されても、凸部510の酸化揮発や溶融を防いで、凸部510が消耗してしまうことを防ぐことができる。その結果、耐火花消耗性に優れたスパークプラグ1を得ることができる。
また、上記のごとく、凹部520付近における接地電極5の厚みを充分に確保することができるため、接地電極5の強度を確保してせん断亀裂を防ぐことができる。
また、スパークプラグ1においては、H≦(3/4)Tの関係が成り立つ。これにより、接地電極5における凹部520の深さHから対向面51までの厚みを充分に確保することができる。そのため、耐熱性に一層優れたスパークプラグ1を得ることができる。
また、凸部510と凹部520とは、略円柱形状であって、D≧dの関係が成り立つため、生産性及び耐熱性により一層優れたスパークプラグ1を得ることができる。
また、接地電極5は、幅方向の両側面53及び先端部分54を金型6に設けた側方当接面63及び先端当接面64に当接させた状態で押圧冶具7によって押圧される。これにより、押圧冶具7によって接地電極5を押圧する際に、接地電極5が幅方向及び先端方向へ広がるように変形することを防ぎ、凸部510を確実に突出させることができる。
また、金型6には、凸部用キャビティ61に対して摺動可能な可動型610が挿入配置されており、該可動型610は、接地電極5に対向する型面611を平面状に形成してなり、接地電極5の一部を凸部用キャビティ61に押し出して凸部510を成形する際に可動型610の型面611によって凸部510の頂面511を成形する。これにより、平板状の型面611により凸部510の頂面511を平面状に形成することができ、凸部510の頂面511と側面512との間に角部513を形成しやすくなる。
ここで、スパークプラグ1が内燃機関に取り付けられて使用される場合、初期状態においては、火花は電極先端部40から角部513へ向かって放電する。そして、火花放電によって、凸部510は角部513から次第に消耗していき、角部513がなくなった後に凸部510全体の消耗が進行し、火花放電ギャップGが拡大する。すなわち、上記方法により製造されたスパークプラグ1においては、まず角部513から凸部510を消耗させることができる。したがって、凸部510が角部513を有している分、凸部510の寿命、すなわち、スパークプラグ1の寿命を長くすることができる。
また、可動型610の位置調整を行うことにより、凸部510の突出量hを容易に調整することができる。
さらに、可動型610が凸部用キャビティ61に対して摺動可能であるため、凸部510を成形した後、接地電極5を金型6より容易に離型することができる。
以上のごとく、本例によれば、生産性及び耐熱性に優れた内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図8に示すごとく、凸部510と凹部520とが、略四角柱形状である接地電極5の例である。すなわち、本例の接地電極5は、略四角柱形状の凸部用キャビティ61を有する金型6と略四角柱形状の押圧冶具7とを用いて作製したものである。
本例のスパークプラグ1においては、スパークプラグ1の軸方向に直交する凸部510の断面における断面積をa、スパークプラグ1の軸方向に直交する凹部520の断面における断面積をAとしたとき、A≧aの関係が成り立っている。ここで、凸部510及び凹部520は、スパークプラグ1の軸方向から見たときの形状がともに正方形状である。すなわち、凸部510の一辺の長さxと、凹部520の一辺の長さwとは、w>xの関係を有する。
また、凹部520の一辺の長さwと接地電極5の幅Wとは、W>wの関係を有する。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図9に示すごとく、接地電極5の軸方向に平行に切断したときの断面が略長方形状である凸部510と、接地電極5の軸方向に平行に切断したときの断面が略台形状である凹部520とを有する接地電極5の例である。
すなわち、凹部520において、接地電極5の軸方向に平行に切断したときの断面に表れる凹部520の側面522の二本の輪郭線は、接地電極背面52から対向面51側へ向かうにつれて凹部520の平均断面積S2が小さくなるようテーパ状となっている。そして、本例の接地電極5をスパークプラグ1の軸方向に見たとき、凹部520の底部521の面積は凹部520の開口部523の面積よりも小さい。
本例においては、図9に示すごとく、凹部520の開口部523の面積S1は、凸部510の面積sよりも大きい。また、凹部520の平均断面積S2についても、凸部510の面積sより大きい。
ここで、凹部520の平均断面積S2は、凹部520の体積Vを凹部520の深さHで除した値V/Hである。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図10に示すごとく、接地電極5の軸方向に平行に切断したときの断面が、ともに略台形状である凸部510及び凹部520を有する接地電極5の例である。
本例においては、凹部520の開口部523の面積S1は、凸部510の平均断面積sよりも大きい。また、凹部520の平均断面積S2についても、凸部510の平均断面積sより大きい。
ここで凸部510の平均断面積sは、凸部510の体積vを突出量hで除した値v/hである。また、凹部520の平均断面積S2は、凹部520の体積Vを凹部520の深さHで除した値V/Hである。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実施例5)
本例は、図11に示すごとく、接地母材50の軸方向に平行に切断したときの断面が略長方形状である凸部510と、接地母材50の軸方向に平行に切断したときの断面において表れる曲線が半楕円弧形状である凹部520とを有する接地電極5の例である。
本例においては、凹部520の開口部523の面積S1は、凸部510の面積sよりも大きい。また、凹部520の平均断面積S2についても、凸部510の面積sより大きい。
ここで、凹部520の平均断面積S2は、凹部520の開口部523から底部521までの間における、軸方向に直交する方向の断面における凹部520の断面積の平均値である。
その他は、実施例1と同様の構成及び作用効果を有する。
(実施例6)
本例は、図12〜図14に示すごとく、凸部510と凹部520とが、種々の形状を有する接地電極5の例である。
図12に示す接地電極5は、ともに六角柱形状である凸部510及び凹部520を有する。
また、図13に示す接地電極5は、ともに楕円柱形状である凸部510及び凹部520を有する。
また、図14に示す接地電極5は、実施例2における略四角柱形状の凸部510と凹部520とを、ともにスパークプラグ1の軸方向を中心として略45°回転させてなるものである。
このように、凸部510及び凹部520の形状は種々あるが、これらの場合にも、凸部510及び凹部520の形状以外については、実施例1と同様の構成を有する。そして、これらの場合にも実施例1と同様の作用効果を有する。
また、本発明のスパークプラグ1は、上述した態様に限定されるものではない。
(実施例7)
本例は、図15、図16に示すように、押圧冶具7によって接地電極背面52の一部を押圧して凸部510を形成する押圧工程の変形例である。
すなわち、図15は、上記押圧工程を2回行っている状態を示している。そして、同図(a)に示すように、一回目の押圧工程においては、凹部520の開口部523の径と同一の径を有する押圧冶具7aを用いて凸部510を形成している。
次いで、同図(b)に示すように、二回目の押圧工程において、凸部510の径よりも小さい径を有する押圧冶具7bを用いて凸部510をさらに突出させる。
本例の場合には、凸部510に確実に角部513を形成することができる。
また、図16は、互いに径の異なる押圧部71、72を有する押圧冶具7cによって押圧工程を行っている状態を示している。具体的には、同図に示すように、押圧冶具7cは、押圧方向の先端側に配設され凸部510の径よりも小さい径を有する押圧部71と、さらにその後端部から押圧方向と反対方向に延設され凹部520の開口部523の径よりも小さい径を有する押圧部72とを有する。
この場合にも、上記図15に示した場合と同様、凸部510に確実に角部513を形成することができる。
その他は、実施例1と同様である。
(実施例8)
本例は、図17に示すように、接地電極5を2つ有する多極型のスパークプラグ1の例である。
すなわち、本例のスパークプラグ1は、凸部510を有する接地電極5を2つ備えている。具体的には、2つの接地電極5は、それぞれの凸部510の頂面511が中心電極4を挟んで互いに対向するように取付金具2に取り付けられている。
また、それぞれの凸部510は、中心電極4の先端部に向かって突出している。
本例の場合には、着火性に優れたスパークプラグ1を得ることができる。
その他は、実施例1と同様である。
(実施例9)
本例は、図18に示すように、中心電極4の先端部に取り付けられた電極先端部40のみが、絶縁碍子3の碍子先端部30よりもスパークプラグ1の軸方向の先端側に位置するよう構成されたスパークプラグ1の例である。
本例の場合には、優れた耐くすぶり性を確保しつつ要求電圧を低減することができるスパークプラグを得ることができる。
その他は、実施例1と同様である。
(実施例10)
本例は、図19、図20に示すように、凸部510の頂面511にさらに貴金属からなるチップ514を溶接した接地電極5を有するスパークプラグ1の例である。
チップ514としては、例えばPt、Ir、Rh、Wのいずれか一種類を主成分とした貴金属を用いることができる。
また、チップ514は、図19(a)に示すような円柱形状のもの、図19(b)に示すような直方体形状のもの、図19(c)に示すような円環形状のものを、凸部510の突出量hに応じて種々高さを変更して形成することができる。
本例のスパークプラグ1の作製手順について、図20とともに説明する。
すなわち、同図(a)に示すように、上記実施例1と同様、押圧冶具7によって接地電極5の一部を押圧することにより凸部510を形成する。
次いで、同図(b)に示すように、凸部510の先端部に、チップ514を例えば抵抗溶接により溶接する。なお、チップ514が長い場合などにおいては、溶接の信頼性を高めるため、抵抗溶接とレーザー溶接とを併用することもできる。
次いで、図20(c)に示すように、貴金属からなるチップ514及び凸部510が中心電極4の電極先端部40と面するよう接地電極5を屈曲させる。
以上の手順により、本例のスパークプラグ1を作製することができる。
本例のように、凸部510の頂面511にさらに貴金属からなるチップ514を取り付ける場合には、対向面51からの突出量hを同じとする場合であっても、単に対向面51にチップ514を取り付ける場合よりも接地電極5に凸部510が形成されている分だけ使用する貴金属の量を少なくすることができる。このため、スパークプラグ1の材料コストを低減することができる。また、凸部510の頂面511よりもさらに電極先端部40に近づく方向にチップ514を取り付けるため、単に凸部510を設けただけの場合よりも要求電圧を低減することができ、スパークプラグ1の着火性を向上させることができる。
その他は、実施例1と同様である。
(実施例11)
本例は、図21に示すように、頂面511に種々の形状の溝部515が形成されている接地電極5の例である。
凸部510の頂面511には、例えば図21(a)に示すように3つの円柱形状の溝部515、図21(b)に示すように3つの直線状の溝部515を頂面511の中心で結合してなるもの、図21(c)に示すように2本の直線状の溝部515を並列してなるものなど種々の形状の溝部515を形成することができる。
また、凸部510の頂面511には、図21(d)に示すように、複数の直線状の溝部515を並列してなるもの、図21(e)に示すように、格子状のもの、図21(f)に示すように、2本の直線状の溝部515を頂面511の中心で交差させたものなど種々の形状の溝部515を形成することができる。
そして、それぞれの溝部515は、凸部510の頂面511において接地電極背面52側に窪むように形成されている。
また、例えば、図21(a)に示すような円柱形状の溝部515を形成するに当たっては、図22に示すような溝部515の形状と逆パターンの円柱形状の溝形成部615を備えた型面611を有する可動型610を用いることができる。
その他は、実施例1と同様である。
(実施例12)
本例は、図23に示すように、凹部520の開口部523の面積S1と凸部510の断面の平均断面積sとの関係を示すS1/sと、凸部510の突出量hとの関係を調べた例である。
具体的には、凹部520の深さHを1.2mm、凹部520の直径Dを1.8mm、接地電極5の厚みTを1.6mm、接地電極5の幅Wを2.8mmで固定するとともに、凸部510の直径dを変更することによりS1/sの値が種々異なる接地電極5を作製した(符号については図3参照)。
そして、それぞれの場合における凸部510の突出量hを測定した。
測定結果を図23に示す。
同図からわかるように、S1/s≧1である場合には、凸部510の突出量hは0.7mmを超え、凸部510を充分に突出させることができる。
一方、S1/s<1である場合には、凸部510の突出量hは0.7mm未満であり、凸部510を充分に突出させることが困難であることがわかる。特にS1/s<0.8の場合には、H>2hとなるため、熱引の経路が充分に確保されているとは言い難い。
以上より、凸部510を充分に突出させるという観点から、S1/s≧1であることが重要であることがわかる。
なお、本例においては、凸部510が円柱形状となる接地電極5にて実験を行ったが、凸部510の側面512や凹部520の側面522がテーパ状になっている場合であっても同様の結果が得られる。
(実施例13)
本例は、図24に示すように、凹部520の深さHと接地電極5の厚みTとの関係を示すH/Tと、接地電極5の温度との関係を調べた例である。
具体的には、凹部520の直径Dを2.0mm、凸部510の直径dを1.5mm、接地電極5の幅Wを2.8mm、接地電極5の厚みTを1.6mmで固定するとともに、凹部520の深さHを種々変更することによりH/Tの値が種々異なる接地電極5を作製した(符号については図3参照)。
評価方法は以下のようにして行った。
すなわち、まず、凸部510及び凹部520を設けなかった場合の接地電極(以下、比較試料という。)、及び各接地電極5が730℃となるように加熱した。
次いで、比較試料、及び各接地電極5における、凹部520よりも先端部分54に近い部分の温度を測定した。
次いで、比較試料の温度に対する、各接地電極5の増加温度を算出した。
なお、本例では、比較試料に対する増加温度の基準は100℃とした。これは、100℃以上の温度上昇が生じた場合、耐熱性が低下して接地電極5の寿命低下が顕著となるおそれがあることに基づく。
評価結果を図24に示す。
同図からわかるように、H/T≦0.75である場合には、比較試料に対する増加温度を100℃以下と、充分に小さくすることができる。
一方、H/T>0.75である場合には、比較試料に対する増加温度が100℃を超え、さらに温度増加率が急激に増大することがわかる。
以上より、接地電極5の熱引きの観点から、H/T≦0.75であることが重要であることがわかる。
なお、本例においては、凸部510が円柱形状となる接地電極5にて実験を行ったが、凸部510の側面512や凹部520の側面522がテーパ状になっている場合であっても同様の結果が得られる。
実施例1における、スパークプラグの縦断面図。 実施例1における、スパークプラグの先端部の斜視図。 実施例1における、(a)接地電極の先端部分の断面図、(b)接地電極の先端部分の上面図。 実施例1における、(a)凸部及び凹部を成形する前の状態を示す説明図、(b)凸部及び凹部を成形した後の状態を示す説明図。 実施例1における、凸部及び凹部を成形した後の状態を示す説明図。 実施例1における、(a)凸部及び凹部を成形する前の状態を示すスパークプラグの先端部の説明図、(b)凸部及び凹部を成形した後の状態を示すスパークプラグの先端部の説明図、(c)火花放電ギャップを形成した状態を示すスパークプラグの先端部の説明図。 実施例1における、凸部の付根部及び凹部の底面部に曲面を有する接地電極の先端部分の断面図。 実施例2における、(a)接地電極の先端部分の断面図、(b)接地電極の先端部分の上面図。 実施例3における、接地電極の断面図。 実施例4における、接地電極の断面図。 実施例5における、接地電極の断面図。 実施例6における、接地電極の上面図。 実施例6における、接地電極の上面図。 実施例6における、接地電極の上面図。 実施例7における、(a)凹部の開口部と同一の径を有する押圧冶具にて接地電極背面の一部を押圧している状態を示す説明図、(b)凸部の径よりも小さい径を有する押圧冶具にて接地電極背面の一部を押圧している状態を示す説明図。 実施例7における、別形態の押圧冶具を示す説明図。 実施例8における、多極型のスパークプラグの先端部分の説明図。 実施例9における、別形態のスパークプラグの先端部分の断面図。 実施例10における、凸部の頂面に取り付ける(a)円柱形状のチップの斜視図、(b)四角柱形状のチップの斜視図、(c)円環形状のチップの斜視図。 実施例10における、(a)凸部を形成した状態を示す説明図、(b)凸部の頂面にチップを溶接している状態を示す説明図、(c)接地電極を屈曲させた状態を示す説明図。 実施例11における、(a)凸部の頂面に形成された溝部の上面図、(b)凸部の頂面に形成された別形態の溝部の上面図、(c)凸部の頂面に形成された別形態の溝部の上面図、(d)凸部の頂面に形成された別形態の溝部の上面図、(e)凸部の頂面に形成された別形態の溝部の上面図、(f)凸部の頂面に形成された別形態の溝部の上面図。 実施例11における、溝部を形成するための溝形成部を有する可動型の斜視図。 実施例12における、凹部520の開口部523の面積S1と凸部510の断面の平均断面積sとの関係であるS1/sと、凸部510の突出量hとの関係を示すプロット図。 実施例13における、凹部520の深さHと接地電極5の厚みTとの関係であるH/Tと、接地電極5の温度との関係を示すプロット図。 従来例における、スパークプラグの断面図。 従来例における、スパークプラグの先端部の断面図。
符号の説明
1 スパークプラグ
2 取付金具
20 取付け用ネジ部
3 絶縁碍子
30 碍子先端部
4 中心電極
40 電極先端部
5 接地電極
51 対向面
510 凸部
52 接地電極背面
520 凹部

Claims (14)

  1. 外周に取付け用ネジ部を設けた取付金具と、碍子先端部が突出するように上記取付金具に保持される絶縁碍子と、電極先端部が上記碍子先端部から突出するように上記絶縁碍子に保持される中心電極と、該中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
    上記接地電極は、上記取付金具に固定されるとともに、上記接地電極における上記中心電極側の面である対向面において上記中心電極に向かって上記接地電極の一部を突出させてなる凸部と、上記接地電極における上記対向面と反対側の面である接地電極背面から上記対向面に向かって形成された凹部とを有し、
    上記凸部は、軸芯の延長線が上記凹部が形成されている領域を通過するよう配置されており、
    上記凹部の開口部の面積をS1、上記スパークプラグの軸方向に直交する上記凸部の断面の平均断面積をsとしたとき、S1≧sの関係が成り立つことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  2. 請求項1において、上記スパークプラグの軸方向に直交する上記凹部の断面の平均断面積をS2としたとき、S2≧sが成り立つことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 請求項1又は2において、上記接地電極の厚みをT、上記スパークプラグの軸方向における上記凹部の深さをHとしたとき、H≦(3/4)Tの関係が成り立つことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記凸部と上記凹部とは、略円柱形状であって、上記凸部の直径をd、上記凹部の直径をDとしたとき、D≧dの関係が成り立つことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記スパークプラグの軸方向における上記凸部の突出量をh、上記スパークプラグの軸方向における上記凹部の深さをHとしたとき、H≦2hの関係が成り立つことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記凸部は、上記中心電極に対向する頂面において上記接地電極背面側に窪んだ溝部を有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記凸部には、上記中心電極に対向する頂面にPt、Ir、Rh、Wのいずれか一種類を主成分とする貴金属からなるチップが溶接されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  8. 請求項1〜7に記載の内燃機関用のスパークプラグを製造する方法であって、上記凸部を成形するための凸部用キャビティを有する金型に、上記凸部用キャビティと上記対向面とを対向させた状態で略平板状の上記接地電極を載置した後、上記凹部を形成するための押圧冶具によって、上記接地電極背面の一部を押圧して上記凹部を形成するとともに上記接地電極の一部を上記凸部用キャビティに押し出すことにより上記凸部を形成することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
  9. 請求項8において、上記接地電極は、幅方向の両側面を上記金型に設けた側方当接面に当接させた状態で上記押圧冶具によって押圧されることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
  10. 請求項8又は9において、上記接地電極は、先端部分を上記金型に設けた先端当接面に当接させた状態で上記押圧冶具によって押圧されることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
  11. 請求項8〜10のいずれか一項において、上記金型には、上記凸部用キャビティに対して摺動可能な可動型が挿入配置されており、該可動型は、上記接地電極に対向する型面を平面状に形成してなり、上記接地電極の一部を上記凸部用キャビティに押し出して上記凸部を成形する際に上記可動型の型面によって上記凸部の頂面を成形することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
  12. 請求項8〜11のいずれか一項において、上記凸部を形成するに当たっては、上記押圧冶具によって上記接地電極背面の一部を二回以上押圧することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
  13. 請求項8〜12のいずれか一項において、上記金型は、上記凸部における上記中心電極に対向する頂面において上記接地電極背面側に窪んだ溝部を形成するための溝形成部を備えた可動型を有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
  14. 請求項8〜13のいずれか一項において、上記凸部を形成した後、該凸部における上記中心電極に対向する頂面にPt、Ir、Rh、Wのいずれか一種類を主成分とする貴金属からなるチップを溶接することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
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