JP4686637B2 - ジッタ発生装置およびそれを用いるデバイス試験システムならびにジッタ発生方法 - Google Patents

ジッタ発生装置およびそれを用いるデバイス試験システムならびにジッタ発生方法 Download PDF

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Description

本発明はジッタ発生装置およびそれを用いるデバイス試験システムならびにジッタ発生方法に係り、特に、広帯域なジッタを発生させるための技術を採用したジッタ発生装置およびそれを用いるデバイス試験システムならびにジッタ発生方法に関する。
データ伝送システムに対する測定項目として、データ信号の位相揺らぎ(ジッタ)に対して、どの程度耐えられるかを測定するジッタ耐力測定がある。
伝送機器などで許容されているジッタ耐力は、一般的に、ジッタ周波数が低い領域では大きな振幅のジッタに耐える必要があり、ジッタ周波数が高い領域では比較的小さい振幅のジッタに耐える必要がある。
また、測定対象となるデータ伝送システムは年々高速化されており、ビットレート数10GHzの信号で数GHzのジッタを付与できることが要求されている。
したがって、ジッタ耐力測定に用いるジッタ発生装置としても、低い周波数領域で大きな振幅のジッタを生成でき、且つ、比較的小さい振幅であっても数GHzまでの高周波領域まで精度よくジッタを発生させる必要がある。
図18は、上記ジッタ発生装置に要求されるジッタの帯域と大きさの特性を表すジッタマスクの一例を示している。
すなわち、このジッタマスクでは、下限の周波数f1(例えば、9Hz)から周波数f2(例えば、220Hz)までは、ジッタ振幅の上限は4000(UIp−p)で一定である。
また、周波数f2から周波数f3(例えば、4MHz)までは、ジッタ振幅の上限は4000(UIpp)から0.22(UIp−p)まで単調に減少している。
そして、周波数f3から上限の周波数f4(例えば、2GHz)までは、ジッタ振幅の上限は0.22(UIp−p)で一定である。
さらに、ジッタ振幅の下限は、下限の周波数f1から上限の周波数f4までの全帯域で0.001(UIp−p)となっている。
ジッタを広帯域に発生する技術として、従来から位相同期ループ(PLL)回路を用いた位相変調による手法が用いられている。
このPLL回路は、一般的に、電圧制御発振器(VCO)の出力信号を分周し、その分周出力と基準信号とを位相比較器に入力して、該位相比較器の出力に基づいて、VCOからの分周出力を基準信号に同期させるための直流の制御信号を生成してVCOに与える構成となっている。
このPLL回路で位相変調を行う場合、VCOに入力される制御信号に変調信号を印加する方式や、ループ内のフィードバック分周比を変動させる方式等がある。
また、ジッタを発生させる方式として、上記のようにPLL回路を用いる手法のほかに、直交変調器を用いて、該直交変調器のI信号とQ信号に特殊な波形の信号を与えて位相変調された信号を生成する方式も知られている。
この直交変調器を用いる方式は、次の原理を用いている。
なお、ここでは、ジッタの種類として、正弦波ジッタが付与された信号を例にとり説明するものとする。
正弦波ジッタが付与された信号は、正弦波で位相変調された信号であり、これを式に表すと、
Y(t)=sin[ωt+m・sin(pt)]
(ただし、mは変調指数、ωはキャリア角周波数、pは変調信号の角周波数)
と表すことができる。
上式を展開すると、
Y(t)=sin[m・sin(pt)]・cos(ωt)
+cos[m・sin(pt)]・sin(ωt)
=I(t)・cos(ωt)+Q(t)・sin(ωt)
と表される。
したがって、キャリア角周波数ωの正弦波信号に対して、直交変調器に与えるI信号とQ信号として次式
I(t)=sin[m・sin(pt)]
Q(t)=cos[m・sin(pt)]
で表される信号を入力することにより、所望の変調周波数(p/2π)および所望の変調深さ(2mradp−p)又は(m/πUIp−p)を有する正弦波のジッタが付与された信号を生成することができる。
なお、PLL回路を用い、フィードバック分周比を変動させて位相変調を行う技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
また、上記の直交変調器を用いてジッタを発生させるものとしては、非特許文献1に開示されている。
また、PLL回路による分周信号に、直交変調器を用いて位相変調をかける技術は、特許文献1に開示されている。
日本国特許第3086706号公報(国際公開WO97/06600) 日本国特開2005−65220号公報 「Calibrated Jitter,Jitter Tolerance Test and Jitter Laboratory with the Agilent J−BERT N4903A」application Note(特に第9ページのFIG18参照)
しかし、特許文献1のようにPLL回路を用いて位相を変調する方式では、発振器の周波数変換応答速度、例えば、VCOならば変調帯域幅(modulation band width)で制限を受けるため、数GHzの高い変調周波数のジッタを正確に与えることは困難である。
また、直交変調器に対して、
I(t)=sin[m・sin(pt)]
Q(t)=cos[m・sin(pt)]
で表される信号を入力する非特許文献1の方式で、所望の変調周波数と所望の変調深さを有する正弦波のジッタを付与するためには、例えば、図19の(a)〜(d)に示すような複雑な波形のI信号とQ信号(1周期分を図示)とを各別に発生する任意波形生成器が2台必要となる。
このうちI信号を発生する任意波形生成器は、信号I(t)について予め設定された変調指数mと変調信号の角周波数pとから、上記式I(t)=sin[m・sin(p・t)]に基づいて各データを計算する計算部と、この計算部で計算されたデータを格納するメモリと、このメモリから出力されたデータをデジタル/アナログ(D/A)変換して、アナログの信号I(t)として出力するD/A変換器とを備えている必要がある。
そして、このような任意波形生成器では、メモリとD/A変換器とにメモリからの読み出し時間に相当する遅延時間差を与えて共通に入力されるサンプリングクロックを受けて、信号I(t)を出力するようになされている。
ここで、高い変調周波数、例えば、1GHzの正弦波ジッタをクロック信号に付与する場合、直交変調器の一方の相に入力される信号I(t)を、10個のデータを用いて生成するために必要なサンプリングクロックの周波数は10GHzになってしまう。
また、このような任意波形生成器では、低い変調周波数、例えば、10Hzの正弦波ジッタを付与するために45MHzのサンプリングクロックを用いた場合、4500000個のデータが必要となるため、計算部からメモリへの転送時間が増大するとともに、メモリの大容量化を招いてしまう。
ここで、サンプリングクロックの周波数45MHzを用いたとすると、例えば、450kHzの正弦波ジッタを付与する場合にデータ数が100個で済むため、前述の10Hzの正弦波ジッタの場合と異なり、実現性の点で適しているといえる。
以上のように、直交変調器を用いる非特許文献1に開示された方法では、高い変調周波数のジッタを付与することが困難であるとともに、低い変調周波数(数Hz)から高い変調周波数(〜GHz)迄の広範囲に渡るジッタを付与するためには、必要となるデータ数を考慮して複数の周波数のサンプリングクロックが必要になるという問題がある。
なお、このような問題は、信号Q(t)を生成するもう1つの任意波形生成器についても同様である。
本発明の目的は、上述したような問題を解決し、低い変調周波数から高い変調周波数までの広い範囲のジッタを簡易な構成で生成することができるジッタ発生装置およびそれを用いたデバイス試験システムならびにジッタ発生方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様によると、
電圧制御発振手段(22e)と、
前記電圧制御発振手段(22e)から出力される信号の周波数を所定の分周比で分周する分周手段(22f、22k)と、
一方の端子に前記分周手段(22f、22k)からの出力が入力され、他方の端子に基準クロック信号(R)が入力され、前記分周手段(22f、22k)からの出力と前記基準クロック信号(R)との位相を比較してその位相差に応じた信号を出力する位相比較手段(22m)と、
前記位相比較手段(22m)からの出力信号より所定周波数成分を除去するフィルタ手段(22n)と、
第1の変調信号が印加されることにより、前記フィルタ手段(22n)を通過した信号に該第1の変調信号の振幅に応じた所定のジッタを付加して出力するとともに、前記ジッタが付加された出力信号により前記電圧制御発振手段(22e)から出力される信号の周波数を制御するジッタ付加手段(22d)と、
前記ジッタ付加手段(22d)で付加される前記所定のジッタを変動させるために、前記第1の変調信号が印加されることにより、該第1の変調信号の振幅に応じて、前記分周手段(22f、22k)の分周比を変動させる分周比変動手段(22h,22i,22j)と、
を備える位相同期ループ(PLL)に位相変調をかける構成のジッタ発生装置(20)であって、
前記第1の変調信号にレベル制御を施して前記ジッタ付加手段(22d)に印加する第1のレベル制御手段(22c)と、
前記第1の変調信号にレベル制御を施して前記分周比変動手段(22h,22i,22j)に印加する第2のレベル制御手段(22i)と、
前記ジッタ発生装置(20)で発生すべき所望のジッタに関するパラメータを設定するパラメータ設定手段(40)と、
ローカル信号入力端子と、2つの変調信号入力端子とを有し、前記2つの変調信号入力端子への入力状態に応じて、前記ローカル信号入力端子に入力される前記電圧制御発振手段(22e)から前記ジッタが付加されて出力されるローカル信号を通過させるとともに、前記ローカル信号入力端子に入力される前記電圧制御発振手段(22e)から前記ジッタが付加されないで出力される無変調のローカル信号に第2の変調信号に基づいて直交変調をかけて出力する直交変調器(31)と、
前記直交変調器(31)からの出力信号の振幅を一定に制限する振幅制限手段(35)と、
前記直交変調器(31)の前記2つの変調信号入力端子への入力状態を前記2つの変調信号入力端子の一方に0が入力されるとともに、他方に0以外の固定値が入力される第1の状態と、前記2つの変調信号入力端子の少なくとも一方に前記第2の変調信号が入力される第2の状態とに切り換え可能な切換手段(34)と、
前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに基づいた前記所望のジッタが付加された信号が最終的に前記振幅制限手段(35)から出力されるように前記PLLに位相変調をかける構成のジッタ発生装置(20)を制御するとともに、前記切換手段(34)を前記第1の状態または第2の状態とに切り換え制御することにより、前記切換手段(34)が前記第1の状態に切り換えられた場合には前記第1の変調信号の振幅が前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに適合する前記所望のジッタが前記電圧制御発振手段(22e)からの出力信号に付加された前記ローカル信号が前記直交変調器(31)を通過して前記振幅制限手段(35)に入力されるように前記第1のレベル制御手段(22c)および前記第2のレベル制御手段(22i)をそれぞれ制御し、前記切換手段(34)が前記第2の状態に切り換えられた場合には、前記電圧制御発振手段(22e)からの出力信号に前記ジッタが付加されないで前記直交変調器(31)に入力される前記無変調のローカル信号に前記第2の変調信号に基づいて直交変調をかけた出力が前記振幅制限手段(35)に入力されるように前記第1のレベル制御手段(22c)および前記第2のレベル制御手段(22i)をそれぞれ制御する制御部(41)と、
をさらに備えたことを特徴とするジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の態様によると、
前記電圧制御発振手段(22e)と前記直交変調器(31)との間に、出力周波数が前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに適合するように前記制御部(41)によって制御される、周波数変換手段(25)を挿入したことを特徴とする第1の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第3の態様によると、
前記周波数変換手段(25)は、PLL構成を含むことを特徴とする第2の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第4の態様によると、
前記直交変調器(31)の前記2つの変調信号入力端子の一方に前記第2の変調信号が入力される前記第2の状態において、前記2つの変調信号入力端子の他方に直流信号を入力することを特徴とする第1の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第5の態様によると、
前記第1の変調信号として使用する第1の変調信号発生手段(22a)を備えることを特徴とする第1の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第6の態様によると、
前記第1の変調信号発生手段(22a)は、前記第1の変調信号の周波数が前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに適合するように前記制御部(41)によって制御される、ダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)構成の変調用信号発生器(22a)であることを特徴とする第5の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第7の態様によると、
前記第2の変調信号として使用する変調信号発生手段(32)を備えることを特徴とする第1の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第8の態様によると、
前記変調信号発生手段(32)は、正弦波信号発生器(32a)、三角波信号発生器(32b)、矩形波信号発生器(32c)、疑似ランダムパターン(PRBS)制御信号発生器(32d)およびホワイトノイズ発生器(32e)のいずれか1つまたはそれらのうち少なくとも2種類を重ね合わせた合成波信号を発生する手段を含むことを特徴とする第7の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第9の態様によると、
前記直交変調器(31)は、第3の状態で前記ローカル信号入力端子に前記電圧制御発振手段(22e)から入力されるローカル信号に前記2つの変調信号入力端子の一方および他方に任意波形発生器(38)から出力される2相の任意波形信号(I,Q)に基づいて直交変調をかけて前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに基づいたジッタが付加された信号として出力し、
前記切換手段(34)は、前記2つの変調信号入力端子の一方および他方に前記任意波形発生器(38)から前記2相の任意波形信号(I,Q)が入力される前記第3の状態とに切り換え可能であり、
前記制御部(41)は、前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに基づき前記切換手段(34)を前記第3の状態に切り換え制御することにより、前記切換手段(34)が前記第3の状態に切り換えられた場合には、前記電圧制御発振手段(22e)からの出力信号にジッタが付加されないように前記第1のレベル制御手段(22c)および前記第2のレベル制御手段(22i)をそれぞれ制御することを特徴とする第1の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第10の態様によると、
ローカル信号入力端子と、2つの変調信号入力端子とを有し、前記ローカル信号入力端子に前記電圧制御発振手段(22e)から入力されるローカル信号に前記2つの変調信号入力端子の一方および他方に任意波形発生器(52)から出力される2相の任意波形信号(I,Q)に基づいて直交変調をかけて前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに基づいたジッタが付加された信号として出力する第2の直交変調器(51)と、
前記第1および第2の状態で、前記振幅制限手段(35)からの出力信号を出力し、前記第3の状態で、前記第2の直交変調器(31)からの出力信号を出力するように切り換える第2の切換手段(34)とをさらに備え、
前記制御部(41)は、前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに基づき前記第2の切換手段(34)を前記第3の状態に切り換え制御することにより、前記第2の切換手段(34)が前記第3の状態に切り換えられた場合には、前記電圧制御発振手段(22e)からの出力信号にジッタが付加されないように前記第1のレベル制御手段(22c)および前記第2のレベル制御手段(22i)をそれぞれ制御することを特徴とする第1の態様に従うジッタ発生装置が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第11の態様によると、
上限、下限のジッタ周波数と上限、下限のジッタ振幅とにより規定されたジッタマスクの範囲内のジッタが付与された信号を発生するジッタ発生方法であって、
前記ジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が、前記下限周波数(f1)から前記上限周波数(f4)より低い周波数(f3)までの範囲で、且つジッタ振幅が基準(Jr)以上となる第1のジッタ領域(A)のジッタが付与された信号(S5)を発生する第1のジッタ発生部(21)を準備する段階と、
前記ジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が、前記上限周波数(f4)から前記下限周波数(f1)までの範囲で、且つジッタ振幅が前記基準(Jr)以下となる前記第1のジッタ領域と重ならない第2のジッタ領域(B)のジッタが付与された信号(S7)を発生する第2のジッタ発生部(30)を準備する段階と、
前記ジッタマスクの範囲内で発生すべき所望のジッタに関するパラメータを設定するパラメータ設定手段(40)とを備え、
前記第1のジッタ発生部(21)は、前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに基づいて該第1のジッタ発生部(21)が前記第1のジッタ領域(A)のジッタが付与された信号(S5)を発生する際に、第1の変調用信号により位相変調が可能なPLL回路(22)によりジッタが付与された信号を生成し、前記第2のジッタ発生部(30)が前記第2のジッタ領域(B)のジッタが付与された信号(S7)を発生する際にジッタが付与されない無変調状態の信号を生成し、
前記第2のジッタ発生部(30)は、前記パラメータ設定手段(40)によって設定されたパラメータに基づいて前記第2のジッタ領域(B)のジッタが付与された信号(S7)を発生する際に、前記第1のジッタ発生部(21)の前記PLL回路(22)により生成されるジッタが付与されない無変調状態の信号に対して直交変調をかける直交変調手段(31)を用いることを特徴とするジッタ発生方法が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第12の態様によると、
前記第2のジッタ発生部(30)を準備する段階は、
交流の変調用信号(m2)と所定電圧の直流信号(D)とを発生する変調用信号発生手段(32、33)を準備する段階と、
前記変調用信号が一方の相に入力され、前記直流信号が他方の相に入力されることにより、入力信号を直交変調する前記直交変調手段(31)を準備する段階と、
前記直交変調手段(31)の出力信号に対して振幅制限処理を行い、前記変調用信号に基づいて位相が変調された変調信号を出力する振幅制限手段(35)を準備する段階とを備えることを特徴とする第11の態様に従うジッタ発生方法が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第13の態様によると、
前記ジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が前記上限周波数(f4)より低い周波数(f3)未満でジッタ振幅が前記基準(Jr)以下で下限値(J3)以上の領域を前記第1のジッタ領域に含めることを特徴とする第11の態様に従うジッタ発生方法が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第14の態様によると、
前記ジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が前記上限周波数(f4)より低い周波数(f3)から前記上限周波数より低い周波数(f5)までの範囲を第3のジッタ領域(C)とし、該第3のジッタ領域(C)についてのジッタが付与された信号(S8)を発生する第3のジッタ発生部(50)を準備する段階とをさらに備えることを特徴とする第11の態様に従うジッタ発生方法が提供される。
また、上記目的を達成するために、本発明の第15の態様によると、
前記第1乃至第10の態様のいずれかに従うジッタ発生装置(20)を用いるデバイス試験システムであって、
前記ジッタ発生装置(20)から出力された信号をクロック信号として受け、該クロック信号に基づいて位相が変調された所望パターンのデジタル信号列を発生するパルスパターン発生装置(61)と、
前記パルスパターン発生装置(61)によって発生された前記デジタル信号列を受けた測定対象物が出力するデジタル信号列のビット誤りを検出するビット誤り検出装置(62)とを備えたことを特徴とするデバイス試験システムが提供される。
図1は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法の構成を説明するために示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法のジッタマスクの領域分割(2分割)の一例を説明するために示す図である。 図3は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いるPLL回路の要部の構成例を説明するために示すブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いる周波数変換回路の要部の構成例を説明するために示すブロック図である。 図5は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いる直交変調器の要部の構成例を説明するために示すブロック図である。 図6は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いる直交変調器の要部の動作例を説明するために示す図である。 図7は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いる直交変調器の出力の時間波形を説明するために示す図である。 図8は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いる振幅制限器の出力の時間波形を説明するために示す図である。 図9は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いる振幅制限器の出力のスペクトラム波形を説明するために示す図である。 図10は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いる第2のジッタ発生部で正弦波のジッタを付与した信号の復調波形を説明するために示す図である。 図11は、本発明の第1の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いる第2のジッタ発生部で三角波のジッタを付与した信号の復調波形を説明するために示す図である。 図12は、本発明の第2の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いるジッタマスクの領域分割(2分割)の他の例を説明するために示す図である。 図13は、本発明の第3の実施形態によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法に用いるジッタマスクの領域分割(4分割)の一例を説明するために示す図である。 図14は、本発明の第3の実施形態によるジッタ発生装置に用いる任意波形発生器の要部の構成例を説明するために示すブロック図である。 図15は、本発明の第4の実施形態によるジッタ発生装置に用いる任意波形発生器の要部の構成例を説明するために示すブロック図である。 図16は、本発明の第6の実施形態によるデバイス試験システムの構成を説明するために示すブロック図である。 図17は、従来方式のジッタマスクの一例を説明するために示す図である。 図18は、従来方式の変調用信号の波形例を説明するために示す図である。 図19の(a)〜(e)は、本発明によるジッタ発生装置に用いる第2の変調用信号を発生する変調用信号発生器の具体例を説明するために示すブロック図である。 図20は、本発明によるジッタ発生装置に用いる第2のジッタ発生部で矩形波のジッタを付与した信号の復調波形を説明するために示す図である。 図21は、本発明によるジッタ発生装置に用いる第2の変調用信号として合成波を発生する合成信号発生器の具体例を説明するために示すブロック図である。
以下、図面に基づいて本発明によるジッタ発生装置およびそれを用いるデバイス試験システムならびにジッタ発生方法の実施の形態を説明する。
まず、図面に基づいて本発明によるジッタ発生装置ならびにジッタ発生方法の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明による第1の実施形態を適用したジッタ発生装置20ならびにジッタ発生方法の構成および動作を説明するためのブロック図である。
この第1の実施形態によるジッタ発生装置20は、第1のジッタ発生部21、第2のジッタ発生部30、パラメータ設定手段40および制御部41により構成されている。
そして、このジッタ発生装置20は、図2に示すようなジッタマスク内で指定された任意のジッタ周波数、ジッタ振幅を有するジッタが付与された信号を生成出力する。
なお、図2に示すジッタマスクは、前記した図18のジッタマスクと同様に、下限の周波数f1(例えば、9Hz)から周波数f2(例えば、220Hz)までは、ジッタ振幅の上限が4000(UIp−p)=J1で一定である。
また、周波数f2から周波数f3(例えば、4MHz)までは、ジッタ振幅の上限が4000(UIp−p)から0.22(UIp−p)=J2まで単調に減少している。
そして、周波数f3から上限周波数f4(例えば、2GHz)までは、ジッタ振幅の上限が0.22(UIp−p)で一定である。
さらに、ジッタ振幅の下限は、下限の周波数f1から上限の周波数f4までの全帯域で0.001(UIp−p)となっている。
そして、このジッタ発生装置20では、図2に示すジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が、下限周波数f1から、上限周波数f4より低い周波数f3までの範囲で、且つジッタ振幅が基準Jr=J2以上となる第1のジッタ領域Aと、ジッタ周波数が、上限周波数f4から、その上限周波数f4より低い周波数までの範囲で、且つ第1のジッタ領域Aと重ならない第2のジッタ領域Bとが設けられている。
なお、この実施形態では、ジッタ周波数f3とジッタ振幅J2がジッタマスク内を2分する領域の境界を成していて、ジッタ周波数f3未満でジッタ振幅J2を超える領域を第1のジッタ領域A、ジッタ振幅J2以下の領域を第2のジッタ領域Bとしている。
そして、第1のジッタ領域Aのジッタについては、図1に示す第1のジッタ発生部21が生成し、第2のジッタ領域Bについては、図1に示す第2のジッタ発生部30が生成するように構成されている。
第1のジッタ発生部21は、位相変調が可能なPLL回路22と、このPLL回路22の出力信号S1に対する周波数変換処理(ヘテロダイン変換、逓倍、分周等を含む)を行って所望の出力周波数を有する信号S5に変換する周波数変換部25とを有している。
PLL回路22は、分周帰還型でその分周比を後述するような変調用信号m1にしたがって変動させる動作モードと、該変調用信号m1を制御信号Vcに加えてVCOに与える動作モードとを有し、広い振幅範囲のジッタを生成できるように構成されている。
例えば、図3に示すようなPLL回路22では、図2に示す周波数f1(9Hz)〜f3(4MHz)までの帯域において用いられる変調用信号m1は、ダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)構成の変調用信号発生器22aで発生された後、増幅器22bおよび第1のレベル制御手段としての可変減衰器(ATT)22cを経由して変調用信号m1′としてジッタ付加手段としての加算器22dで制御信号Vcと加算される。
このようにして、加算器22dで加算された信号は、VCO22eに入力されることにより、VCO22eからは上記双方の動作モードでの変調が重畳されたジッタを伴った信号が発生される。
これによって、発生されるジッタを伴った信号は、変調用信号m1の広い周波数帯域にわたってジッタ振幅が一定になる。
この場合、VCO22eは、例えば、1800MHzを中心周波数fs1とする信号S1を発振出力し、その出力信号S1の周波数fs1は分周比N(例えば、N=4)の固定分周器22fによりN分周されてfs1/Nとなる。
また、変調用信号m1は、増幅器22gで増幅された後、アナログ/デジタル(A/D)変換器22hで2進のデジタル値に変換される。
そして、この2進のデジタル値に変換された変調用信号m1は、第2のレベル制御手段としてのデジタルの可変減衰器(ATT)22iを介して10進変換器22jによって10進数に変換された後、可変分周器22kに分周データdとして入力される。
この可変分周器22kは、固定分周器22fの出力信号S1/NをQ分周して、位相周波数比較型の位相比較器22mに出力する。
この場合、可変分周器22kは、その分周比Qを、所定値P(例えば90)に、分周データdで決まる値Δの累積(ΣΔ)値の整数部(±α)を加えて変化させることにより、変調用信号m1に対応した位相変化を与えている(Q=P±α)。
位相比較器22mは、周波数fr(例えば、5MHz)の基準信号Rと可変分周器22kの出力信号Uの位相比較を行い、その位相比較結果に対応した信号をループフィルタ22nに出力する。
ループフィルタ22nは、基準信号Rと可変分周器22kの出力信号Uとの位相差に応じて電圧が変化する低周波の制御信号Vcを抽出する。
そして、この制御信号Vcは、加算器22dを介してVCO22eに与えられる。
このような構成のPLL回路22では、位相比較器22mに入力される可変分周器22kの出力信号Uが基準信号Rに同期するようにフィードバック制御がなされる。
また、変調用信号m1、m1′の周波数がループフィルタ22nのループ帯域内である場合、制御信号Vcのジッタ振幅に対する寄与は、変調用信号m1′のそれよりも大きくなる。
逆に、変調用信号m1、m1′の周波数がループフィルタ22nのループ帯域外である高い場合、制御信号Vcのジッタ振幅に対する寄与は、変調用信号m1′のそれよりも小さくなる。
また、変調用信号m1、m1′の周波数がループフィルタ22nのループ帯域のカットオフ周波数と等しい場合、ジッタ振幅に対する寄与は、制御信号Vcと変調用信号m1′との双方で同程度になる。
したがって、前記したように、変調用信号m1の広い周波数帯域にわたってジッタ振幅は一定になる。
なお、ここでは、信号S1の周波数(キャリア周波数)を固定(1800MHz)としているが、所定ステップで所定範囲内を可変できるように構成してもよい。
この出力信号S1は、周波数変換部25に入力され、ヘテロダイン変換、逓倍、分周等により、所望の出力周波数に変換される。
この周波数変換部25としては、図4に示すように、例えば、2200〜2600MHzの範囲で周波数可変のローカル信号発生器26aからのローカル信号Laと信号S1とをミキサ26bで混合してその差周波数成分をフィルタ26cにより抽出するヘテロダイン構成の周波数変換回路26が用いられる。
そして、この周波数変換回路26では、信号S1を例えば400〜800MHzの範囲の信号S2に変換する。
次に、この信号S2は、1/2分周器27により200〜400MHzの範囲の信号S3に変換される。
この信号S3は、PLL構成の周波数変換回路28に入力される。
この周波数変換回路28は、上限出力周波数を含む6400〜12800MHzの信号S4に変換するためのものであり、6400〜12800MHzの範囲の信号S4をVCO28aにより発振させる。
そして、この信号S4は、分周器28bに入力されてNa(Na=4)分周される。
また、こその分周器28bからの分周出力と、ローカル信号発生器28cから例えば1600〜3200MHzの範囲で出力されるローカル信号Lbとは、ミキサ28dに入力される。
そして、ミキサ28dからの出力は、フィルタ28eに入力されて200〜400MHzの範囲の差周波数成分が抽出される。
また、フィルタ28eからの出力は、位相比較器28fに与えられる。
この位相比較器28fは、フィルタ28eからの出力と,前記1/2分周器27からの信号S3との位相比較を行い、その比較結果をループフィルタ28gに与える。
ループフィルタ28gは、位相比較器28fに与えられる両信号を同期させるための制御信号を生成してVCO28aに与える。
このようなPLL構成の周波数変換回路28の出力信号S4の周波数fs4は、信号S3の周波数をfs3、ローカル信号Lbの周波数をfLとすれば、
fs4=Na(fL±fs3)
で表される。
このようにして得られた周波数6400〜12800MHzを有する信号S4は、プログラマブル分周器29に入力されることにより、M(M=1,2,4,…,32,64)分周される。
ここで、所望の出力周波数範囲を100MHz〜12.5GHzとすると、Mの値に応じて、
M=64のとき、100〜200MHz、
M=32のとき、200〜400MHz、

……
M=2のとき、3.2〜6.4GHz、
M=1のとき、6.4〜12.8GHz、
の範囲の信号S5が得られることになる。
このようにして得られた信号S5には、前記したようにしてPLL回路22によりジッタが付与されている。
しかるに、PLL回路22により付与されるジッタ周波数やジッタ振幅は、周波数変換部25での周波数変換処理により変化する。
したがって、制御部41は、後述するようにパラメータ設定手段40によるジッタ周波数やジッタ振幅等のパラメータ設定に応じて周波数変換部25での周波数変換処理を考慮してPLL回路22に位相変調をかけることにより、所望のジッタが付与された信号S5を得ることができる。
このようにして得られた信号S5のジッタは、PLL回路22に位相変調をかけることにより付与されたものであるので、低周波帯で比較的大きい振幅の範囲の第1のジッタ領域Aで正確に与えることができる。
なお、制御部41は、後述するように、パラメータ設定手段40によるパラメータ設定に応じてPLL回路22による位相変調をかけないように無変調状態に設定した出力信号S5を第1のジッタ発生部21から出力するように制御することもできるようになされている。
一方、第2のジッタ領域Bのジッタを発生させるための第2のジッタ発生部30は、数GHzに及ぶ高速なジッタを簡単な構成で付与できるようにしたものであり、直交変調器31、変調用信号発生手段を構成する変調用信号発生器32と直流信号発生器33、スイッチ34、振幅制限器35により構成されている。
また、この第2のジッタ発生部30では、前述したように無変調状態に設定した第1のジッタ発生部21からの出力信号S5を直交変調のローカル用信号として用い、構成を簡素化している。
なお、変調用信号発生器32は、第1のジッタ発生部21の変調用信号発生器22aと兼用することができる。
直交変調器31は、図5に示すように、無変調状態に設定した第1のジッタ発生部21からの出力信号S5を90°移相器31aに与えて90゜の位相差を有する2相のローカル信号L1、L2を生成する。
そして、これらのこの2相のローカル信号L1、L2は、2つのミキサ31b、31cの各一方の入力端に与えられる。
ミキサ31b、31cの各他方の入力端には、スイッチ34を介して一方に変調用信号発生器32から出力された交流(例えば、正弦波)の第2の変調用信号m2、他方に直流信号発生器33から出力された0でない所定電圧Vdの直流信号Dが入力される場合と、一方に0、他方に0でない固定値が入力される場合とがある。
そして、2つのミキサ31b、31cの出力は、合成器31dにより加算される。
ここで、ミキサ31b、31cの各他方の入力端に、スイッチ34を介して一方に変調用信号発生器32から出力された交流(例えば、正弦波)の第2の変調用信号m2、他方に直流信号発生器33から出力された0でない所定電圧Vdの直流信号Dが入力される場合においては、ローカル信号L1、L2の角周波数をω、第2の変調用信号m2をKm・sin(pt)とすると、直交変調器31の出力信号S6は、次のように表すことができる。
S6=Km・sin(pt)・cos(ωt)
+Vd・sin(ωt)(ただし、Kmは振幅係数、pは第2の変調用信号m2の角周波数)
上式をI−Q平面で表現したベクトル図を図6に示す。
上式の第1項のKm・sin(pt)はI軸上を+Kmから−Kmの間を偏移するベクトルであり、I軸と直交するQ軸には上式の第2項の固定値Vdのベクトルになる。
両ベクトルの和をA、sin(pt)=1の時のベクトル和をA1、sin(pt)=−1の時のベクトル和をA2とすると、AはA1からA2の間を偏移することになり、この偏移量が出力S6の位相偏移量になる。
図6に示した角度αは、正弦波ジッタの位相偏移量を表し、αがπ/10以下の場合には、tan(α/2)=Km/Vdの近似式により定量的に求めることができる。
ここで、KmをVdに対して十分大きくまたはVdをKmに対して十分小さくしたとしても、位相偏移量αはπ以上になることはない。
すなわち、この第2のジッタ発生部30で付与できるジッタの振幅は0.5UIp−p未満に制限される。
Kmの大きさは使用する直交変調器の線形領域内で選択され、VdはKmと実現する位相偏移量から決定される。
図7は、Km=0.22×π、Vd=1のときの出力信号S6の信号波形を示している。
この波形は、振幅変調波と位相変調波を合成したものになっている。
第2のジッタ発生部30では、この直交変調器23の出力信号S6を振幅制限器24に入力して、振幅変調成分を除去することにより、位相変調成分(ジッタ成分)のみが含まれた信号S7を生成している。
ここで、振幅制限器24は、例えば、リミッタアンプ等によって簡単に構成することができる。
図8は、信号S6の振幅を20倍し、±1でリミットして得られた信号S7の時間波形であり、図9は、その信号S7のスペクトラム波形を示しており、いずれの場合も図7の波形と比較して、振幅変調成分がなくなり、位相変調成分だけが現れていることが判る。
この第2のジッタ発生部30では、直交変調器23に入力する正弦波の第2の変調用信号m2の振幅(Km)と直流信号Dの電圧Vdとによってジッタ量を制御することができる。
例えば、第2の変調用信号m2の振幅(Km)を大きくすれば、直交変調器23の出力信号S6の位相偏移量、つまりジッタ量が大きくなる。
また、直流信号Dの電圧Vdを小さくした場合でも出力信号S6の位相変動量が大きくなるが、信号S6の振幅が小さくなるので振幅制限処理に余裕をもたせる必要がある。
また、所望のジッタ量の信号を出力させる場合には、直流信号Dの電圧Vdを固定とし、第2の変調用信号m2の振幅(Km)と振幅制限処理後の信号S7のジッタ量との関係を予め求めておき、所望のジッタ量に対応した振幅の第2の変調用信号m2を与えればよい。
その場合、例えば、第2の変調用信号m2の振幅を変えながら、信号S7のキャリアおよび側波帯のスペクトラムパワーを測定し、スペクトラムパワーとジッタ量との関係を表す公知の式を用いて、ジッタ量を算出し、変調用信号m2の振幅とジッタ量との関係を求めればよい。
図10は、後述するように、第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図19の(a)に示すような正弦波信号発生器32aを用いる第2のジッタ発生部30により、ジッタ振幅0.1UIp−p、ジッタ周波数1GHz(周期1000ps)の正弦波ジッタを付与した信号を復調して得られた信号の波形(位相軌跡波形)である。
また、図11は、後述するように、第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図19の(b)に示すような三角波信号発生器32bを用いる第2のジッタ発生部30により、前記正弦波ジッタの場合と同一振幅、同一周波数の三角波ジッタを付与した信号を復調して得られた信号の波形(位相軌跡波形)である。
図20は、後述するように、第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図19の(c)に示すような矩形波信号発生器32cを用いる第2のジッタ発生部30により、ジッタ振幅0.1UIp−p、ジッタ周波数1GHz(周期1000ps)の矩形波ジッタを付与した信号を復調して得られた信号の波形(位相軌跡波形)である。
すなわち、図10、図11および図20は、Km=0.1π、変調信号の周期=1000psの条件で、正弦波の交流信号を用いた場合、三角波の交流信号を用いた場合および矩形波の交流信号を用いた場合の出力信号Y(t)′の位相軌跡波形をそれぞれ示している。
図10、図11および図20に示したいずれの復調信号波形も低歪で付与した第2の変調用信号の波形に精度よく対応していることが判る。
このように、本実施の形態においては、前記したPLL回路22を用いた第1のジッタ発生部21で、低周波領域(9Hz〜4MHz)で且つ大きな振幅範囲(0.22UI以上)の第1ジッタ領域Aのジッタを生成し、直交変調型の第2のジッタ発生部30により全周波数帯域(9Hz〜2GHz)で小振幅(0.22UI未満)の第2ジッタ領域Bのジッタを生成することにより、前記した図2のジッタマスクの全域をカバーすることができる。
なお、スイッチ34は、前記したように無変調の信号S5を第2のジッタ発生部30の直交変調のローカル信号として用いる場合には、変調用信号発生器32および直流信号発生器33の出力を直交変調器31に与えるようにしている。
しかるに、第1のジッタ発生部21でジッタを付与する場合には、スイッチ34は、直交変調器31に対して、少なくとも一方が0で他方が0以外の固定値(例えば、1)の信号を入力させるようにすることにより、第1のジッタ発生部21の出力信号S5をそのまま直交変調器31を通過させた後、振幅制限器35を介して出力させるようにしてやればよい。
このスイッチ34の切替えを含み、第1のジッタ発生部21および第2のジッタ発生部30の動作は、制御部41によって制御される。
制御部41は、パラメータ設定手段40によって指定されたパラメータ(出力周波数、ジッタ周波数、ジッタ振幅)に基づいて前記した各部の制御を行う。
すなわち、制御部41は、パラメータ設定手段40によって指定されたパラメータ(出力周波数、ジッタ周波数、ジッタ振幅)によって決まる位置がジッタマスク内の第1のジッタ領域Aと第2のジッタ領域Bのいずれにあるかを判定する。
そして、制御部41は、パラメータ設定手段40によって指定されたジッタが第1のジッタ領域Aにあると判定した場合には、第1のジッタ発生部21からの出力信号S5の周波数が指定された出力周波数となるように、周波数変換部25の周波数変換回路26、28のローカル信号周波数を設定し、信号S5に付与されるジッタの周波数が指定されたジッタ周波数となるように、PLL回路22の変調用信号発生器22aの出力信号周波数を設定し、信号S5に付与されるジッタの振幅が指定されたジッタ振幅となるように、第1および第2のレベル制御手段としてのATT22c、22iの減衰量を所定の値に設定する。
この処理により、第1のジッタ発生部21からは、指定されたパラメータに応じたジッタが付与された信号S5が出力される。
また、このとき、スイッチ34は制御部41によって切換制御され、第2のジッタ発生部30の直交変調器31には例えば1と0が入力されるため、信号S5は直交変調器31を通過し、振幅制限器35を介して出力されることになる。
また、制御部41は、パラメータ設定手段40によって指定されたジッタが第2のジッタ領域Bにあると判定した場合には、第1のジッタ発生部21からの出力信号S5の周波数が指定された出力周波数となるように、周波数変換部25の周波数変換回路26、28のローカル信号の周波数を設定し、信号S5に付与されるジッタが0となる(無変調となる)ように、PLL回路22の変調用信号発生器22aの出力を停止させ、可変分周器22kの分周比を固定し、第1および第2のレベル制御手段としてのATT22c、22iの減衰量を最大に設定する。
これは、直交変調器31に入力されるローカル信号としての信号S5に位相変調がかからないように第1および第2のレベル制御手段としてのATT22c、22iを制御することに相当している。
この処理により、第1のジッタ発生部21からは、パラメータ設定手段40によって指定された出力周波数で無変調の信号S5が出力される。
また、このとき、スイッチ34は制御部41によって切換制御され、第2のジッタ発生部30の直交変調器31には、パラメータ設定手段40によって指定されたジッタ周波数とジッタ振幅に対応する第2の変調用信号m2と直流信号Dが入力される。
そして、このとき、直交変調器31からは指定したパラメータに対応するジッタと振幅変調とが付与された信号S6が出力される。
また、このとき、振幅制限器35からは、ジッタと振幅変調とが付与された信号S6の振幅変調分が除去されて所望のジッタが付与された信号S7が出力されることになる。
このように、第1の実施形態によるジッタ発生装置20では、小振幅ではあるが広帯域なジッタを簡単な構成で発生できる直交変調方式の第2のジッタ発生部30が含まれている。
そして、第1の実施形態によるジッタ発生装置20は、ジッタマスクの範囲のうち、周波数f3未満の低域で振幅J2を超える、低周波で且つ大振幅の第1のジッタ領域Aについては、大振幅なジッタの付与が可能なPLL構成の第1のジッタ発生部21を用い、少なくとも周波数f3以上で振幅J2以下の領域を含む第2のジッタ領域Bについては、直交変調方式の第2のジッタ発生部30を用いる構成であるので、数Hzから数GHzに及ぶジッタマスク内のジッタを簡単な構成で容易に発生させることができる。
なお、上記第1の実施形態では、第1のジッタ発生部21でジッタが付与された出力信号S5は、第2のジッタ発生部30の直交変調器31を通過して出力されるようにしている。
しかるに、第1のジッタ発生部21でジッタが付与された出力信号S5は、スイッチ(図示せず)を介して第2のジッタ発生部30の直交変調器31とは独立して出力されるように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、第2のジッタ発生部30によりジッタを付与する場合に、第1のジッタ発生部21の出力信号を無変調にしてローカル信号として用いることにより、構成を簡略化している。
しかるに、第1のジッタ発生部21とは別の信号発生器からローカル信号を直交変調器31に与えるように構成してもよい。
また、上記第1の実施形態では、図2に示すジッタマスクによってジッタ周波数がf3未満でジッタ振幅J2以下の領域を第2のジッタ領域Bに含めるようにしている。
しかるに、ジッタマスクによる領域A,Bの分け方としては、下限周波数f1から上限周波数f4より低い特定周波数(f3に限らない)までの周波数範囲で、特定振幅Jr(J2に限らない)より大きい領域を含む第1のジッタ領域Aと、上限周波数f4からそれより低いある周波数までの周波数範囲で、第1のジッタ領域Aと重ならない第2のジッタ領域Bとが得られる分け方であれば任意である。
(第2の実施形態)
この第2の実施形態では、例えば、図12に示すようなジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数がf3未満でジッタ振幅がJ2以下J3以上の領域を第1のジッタ領域Aに含め、PLL構成の第1のジッタ発生部21でジッタを付与するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
また、第3の実施形態では、図13に示すようなジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数がf3から上限周波数より低い周波数f5までの範囲を第3のジッタ領域Cとし、この第3のジッタ領域Cについてのジッタ付与を、図18に示した非特許文献1に記載された特殊波形の信号による直交変調方式で行うことも可能である。
この第3の実施形態の場合、図14に示すように、直交変調器31に対して、任意波形発生器38からの任意波形信号I、Qを、3接点型のスイッチ34′を介して与えればよい。
なお、図14において、上述した以外の構成は、上記第1の実施形態の図1に示したジッタ発生装置20と同様に構成されるので、図1と同一部分には同一の参照符号を付してそれらの説明を省略するものとする。
なお、図13では、第1のジッタ領域Aのジッタ振幅の下限JrはJ2(<0.22UIp−p)より小さく設定されている。
しかるに、この第1のジッタ領域Aのジッタ振幅の下限JrはJ2以上に設定しても構わない。
ただし、この場合、第2のジッタ領域Bのジッタが付与された信号を発生する第2のジッタ発生部30の特性上、第1のジッタ領域Aのジッタ振幅の下限Jrは0.5UIp−p未満に設定する必要がある。
(第4の実施形態)
また、図14では、任意波形発生器38からの任意波形信号をスイッチ34′を介して第2のジッタ発生部30の直交変調器31に入力するようにしている。
しかるに、この第4の実施形態では、図15に示すように、第1のジッタ発生部21の無変調の出力信号S5をローカル信号として受ける直交変調器51と、その直交変調器51に任意波形信号I、Qを入力する任意波形発生器52とで、第3のジッタ発生部50を形成し、この第3のジッタ発生部50で第3のジッタ領域Cのジッタを発生させ、その出力信号S8を、スイッチ55を介して選択的に出力できるよう構成してもよい。
なお、図15において、上述した以外の構成は、上記第1の実施形態の図1に示したジッタ発生装置20と同様に構成されるので、図1と同一部分には同一の参照符号を付してそれらの説明を省略するものとする。
(第5の実施形態)
前記各実施形態では、第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図19の(a)に示すような正弦波信号発生器32aを用いる第2のジッタ発生部30により、正弦波のジッタを信号に対して付与する場合を例にとり説明している。
しかるに、この第5の実施形態では、前記したように第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図19の(b)に示すような三角波信号発生器32bを用いる第2のジッタ発生部30により、三角波のジッタを発生することができるとともに、それらを重ね合わせた合成ジッタも発生することができる。
(第6の実施形態)
また、この第6の実施形態では、第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図19の(c)に示すような矩形波信号発生器32cを用いる第2のジッタ発生部30により、矩形波のジッタを発生することができる。
(第7の実施形態)
次に、擬似ランダムパターン(以下、RBS:Pseudo Random Binary Sequence)を帯域制限して生成され、ジッタ振幅に対する度数の分布がガウス分布に近い、周期的無相関波のジッタ(BUJ:Bounded Uncorrelated Jitter)を発生させる本発明の第7の実施形態を説明する。
前記非特許文献1の第15ページに開示されているように、BUJには、規格CEI−02.0準拠の高確率ジッタ(HPJ:High Probability Jitter)、および、周期的ガウシアンジッタ(BGJ:Bounded Gaussian Jitter)がある。
HPJの発生について、以下に説明する。
HPJを生成するための制御信号は、PRBSのビットレートの1/20〜1/10のカットオフ周波数を有する少なくとも1次のローパスフィルタ(LPF)を用いて帯域制限されたものである。
なお、PRBSについては、発生させるシフトレジスタの段数を7〜11に、ビットレートを試験対象であるDUTのデータレートの1/10〜1/3に設定する。
HPJのジッタ振幅に対する度数分布は、ジッタ振幅0psについて対称となる。
次に、BGJの発生について、以下に説明する。
BGJを生成するための制御信号は、段数31。ビットレート2GHzのPRBSをカットオフ周波数100MHzのLPFで帯域制限されたものである。
HPJを発生させるためのPRBSの周期は高々211−1=2047(ビット)であるが、BGJを発生させるためのPRBS周期は231−1=2147483647(ビット)であり、HPJを発生させるためのPRBSの周期よりも圧倒的に長い。
そのため、BGJの度数分布は、HPJの度数分布よりもガウス分布に近くなる。
なお、前記正弦波ジッタ、三角波ジッタ、矩形波ジッタ、周期的無相関波ジッタとはこれらを総称して、周期的ジッタ(PJ:Periodic Jitter)と言われている。
また、PJとデータ依存性ジッタ(DDJ:Data Dependent Jitter)とは、これらをあわせて確定的ジッタ(DJ:Deterministic Jitter)と言われている。
PRBSのマーク率は0.5に近いため(7段の場合のマーク率は0.504であり、段数が多くなるほど、マーク率は0.5に近づく)、PRBSを帯域制限した制御信号においては、直流成分は交流成分より十分小さくなる。
故に、この第7の実施形態では、第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図19の(d)に示すように、PRBSを発生するPRBS発生器21eと、このPRBS発生器21eから出力されたPRBSを所望の周波数で帯域制限した制御信号とするフィルタ21fとからなるPRBS制御信号発生器32dを第2のジッタ発生部30に用いるようにすることにより、ジッタ振幅に対する度数の分布がガウス分布に近い、周期的無相関波のジッタ(BUJ)を発生させることができる。
(第8の実施形態)
また、この第8の実施形態では、第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図19の(e)に示すように、ホワイトノイズを発生するランダムジッタ(RJ:Random Jitter)を発生させることが可能である。
(第9の実施形態)
さらに、この第9の実施形態では、第2の変調用信号m2を発生する変調用信号発生器32として図21に示すように、前記した正弦波信号発生器32a、三角波信号発生器32b、矩形波信号発生器32c、周期的無相関波のジッタ発生させるためのPRBS発生器21eと、フィルタ21fとからなるPRBS制御信号発生器32d、ノイズ発生器32g、合成器32hとを含み、正弦波信号、三角波信号、矩形波信号c、周期的無相関波のジッタ発生させるためのPRBS制御信号およびホワイトノイズのうち少なくとも2種類を合成器21hにより重ね合わせた合成信号を発生する合成信号発生器32iを第2のジッタ発生部30に用いるようにすることにより、それらの合成信号の波形に応じたジッタを発生させることができる。
ただし、前記した第2のジッタ発生部30のように直交変調器31に交流の第2の変調用信号m2と直流信号Dとを与え、その出力信号に対する振幅制限処理を行う方式では、上記した第1乃至第8の各実施形態または第9の実施形態において合成信号の波形に応じたジッタを発生させる場合、直交変調器31の一方の相に第2の変調用信号m2として与える正弦波、三角波、矩形波、PRBS制御信号およびホワイトノイズのいずれか1つの直流平均値またはそれらのうち少なくとも2種類を重ね合わせた合成波の直流平均値は零またはそれに十分近いことが必要である。
すなわち、この場合、直流分が大きいと、その直流分の影響を受けて、変調信号波形と実際に付与されるジッタによる位相偏移が対応しなくなるからである。
(第10の実施形態)
図16は、第10の実施形態として上記した第1乃至第9の各実施形態のいずれかのジッタ発生装置20を用いたデバイス試験システム60の構成を示している。
このデバイス試験システム60は、ジッタ発生装置20、パルスパターン発生装置61、誤り検出装置62によって構成されている。
ジッタ発生装置20は、ジッタが付与された信号Sj(S5、S7またはS8のいずれか)を出力する。
パルスパターン発生装置61は、信号Sjを内部クロック信号として受けて、Sjに基づいて位相変調された所望のパターンのデジタル信号列を発生する。
測定対象物10は、パルスパターン発生装置61からのデジタル信号列を受けて、測定信号を出力する。
誤り検出装置62は、測定対象物10からの測定信号を受けて、測定信号のビット誤りを検出する。
なお、第6の実施形態によるデバイス試験システム60では、パルスパターン発生装置61から出力される電気のデジタル信号列を測定対象物10に直接入力するようにしている。
しかるに、図16で点線で示しているように、電気のデジタル信号列を光強度変調器65に入力させることにより、光強度変調器65に入射される光に電気のデジタル信号列の情報を載せて(光強度変調して)、生成された光強度変調信号を測定対象物10に入力させる構成であってもよい。
その場合には、誤り検出装置62の前に光電変換器(フォトダイオード等)66を配置して、測定対象物10から出力される光の信号を電気の信号(測定信号に対応)に変換した後、誤り検出装置62に入力する必要がある。
本発明によるジッタ発生装置およびそれを用いるデバイス試験システムならびにジッタ発生方法は、データ伝送システムに対する測定項目としてのデータ信号の位相揺らぎ(ジッタ)に対して、どの程度耐えられるかを測定するジッタ耐力測定に適用することができる。

Claims (15)

  1. 電圧制御発振手段と、
    前記電圧制御発振手段から出力される信号の周波数を所定の分周比で分周する分周手段と、
    一方の端子に前記分周手段からの出力が入力され、他方の端子に基準クロック信号が入力され、前記分周手段からの出力と前記基準クロック信号との位相を比較してその位相差に応じた信号を出力する位相比較手段と、
    前記位相比較手段からの出力信号より所定周波数成分を除去するフィルタ手段と、
    外部から供給される第1の変調信号が印加されることにより、前記フィルタ手段を通過した信号に該第1の変調信号の振幅に応じた所定のジッタを付加して出力するとともに、前記ジッタが付加された出力信号により前記電圧制御発振手段から出力される信号の周波数を制御するジッタ付加手段と、
    前記ジッタ付加手段で付加される前記所定のジッタを変動させるために、前記第1の変調信号が印加されることにより、該第1の変調信号の振幅に応じて、前記分周手段の分周比を変動させる分周比変動手段と、
    を備える位相同期ループ(PLL)に位相変調をかける構成のジッタ発生装置であって、
    第1の変調信号にレベル制御を施して前記ジッタ付加手段に印加する第1のレベル制御手段と、
    前記変調信号にレベル制御を施して前記分周比変動手段に印加する第2のレベル制御手段と、
    前記ジッタ発生装置で発生すべき所望のジッタに関するパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    ローカル信号入力端子と、2つの変調信号入力端子とを有し、前記2つの変調信号入力端子への入力状態に応じて、前記ローカル信号入力端子に入力される前記電圧制御発振手段から前記ジッタが付加されて出力されるローカル信号を通過させるとともに、前記ローカル信号入力端子に入力される前記電圧制御発振手段から前記ジッタが付加されないで出力される無変調のローカル信号に第2の変調信号に基づいて直交変調をかけて出力する直交変調器と、
    前記直交変調器からの出力信号の振幅を一定に制限する振幅制限手段と、
    前記直交変調器の前記2つの変調信号入力端子への入力状態を前記2つの変調信号入力端子の一方に0が入力されるとともに、他方に0以外の固定値が入力される第1の状態と、前記2つの変調信号入力端子の少なくとも一方に前記第2の変調信号が入力される前記第2の状態とに切り換え可能な切換手段と、
    前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに基づいた前記所望のジッタが付加された信号が最終的に前記振幅制限手段から出力されるように前記PLLに位相変調をかける構成のジッタ発生装置を制御するとともに、前記切換手段を前記第1の状態または第2の状態とに切り換え制御することにより、前記切換手段が前記第1の状態に切り換えられた場合には前記第1の変調信号の振幅が前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに適合する前記所望のジッタが前記電圧制御発振手段からの出力信号に付加された前記ローカル信号が前記直交変調器を通過して前記振幅制限手段に入力されるように前記第1のレベル制御手段および前記第2のレベル制御手段をそれぞれ制御し、前記切換手段が前記第2の状態に切り換えられた場合には、前記電圧制御発振手段からの出力信号にジッタが付加されないで前記直交変調器に入力される前記無変調のローカル信号に前記第2の変調信号に基づいて直交変調をかけた出力が前記振幅制限手段に入力されるように前記第1のレベル制御手段および前記第2のレベル制御手段をそれぞれ制御する制御部と、
    をさらに備えたことを特徴とするジッタ発生装置。
  2. 前記電圧制御発振手段と前記直交変調器との間に、出力周波数が前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに適合するように前記制御部によって制御される、周波数変換手段を挿入したことを特徴とする請求項1に記載のジッタ発生装置。
  3. 前記周波数変換手段はPLL構成を含むことを特徴とする請求項2に記載のジッタ発生装置。
  4. 前記直交変調器の前記2つの変調信号入力端子の一方に前記第2の変調信号が入力される前記第2の状態において、前記2つの変調信号入力端子の他方に直流信号を入力することを特徴とする請求項1に記載のジッタ発生装置。
  5. 前記第1の変調信号として使用する第1の変調信号発生手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のジッタ発生装置。
  6. 前記第1の変調信号発生手段は、前記第1の変調信号の周波数が前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに適合するように前記制御部によって制御される、ダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)構成の変調用信号発生器であることを特徴とする請求項5に記載のジッタ発生装置。
  7. 前記第2の変調信号として使用する変調信号発生手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のジッタ発生装置。
  8. 前記変調信号発生手段は、正弦波信号発生器、三角波信号発生器、矩形波信号発生器、疑似ランダムパターン(PRBS)制御信号発生器およびホワイトノイズ発生器のいずれか1つまたはそれらのうち少なくとも2種類を重ね合わせた合成波信号を発生する手段を含むことを特徴とする請求項7に記載のジッタ発生装置。
  9. 前記直交変調器は、第3の状態で前記ローカル信号入力端子に前記電圧制御発振手段から入力されるローカル信号に前記2つの変調信号入力端子の一方および他方に任意波形発生器から出力される2相の任意波形信号に基づいて直交変調をかけて前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに基づいた前記所望のジッタが付加された信号として出力し、
    前記切換手段は、前記2つの変調信号入力端子の一方および他方に前記任意波形発生器から前記2相の任意波形信号が入力される前記第3の状態に切り換え可能であり、
    前記制御部は、前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに基づき前記切換手段を前記第3の状態とに切り換え制御することにより、前記切換手段が前記第3の状態に切り換えられた場合には、前記電圧制御発振手段からの出力信号にジッタが付加されないように前記第1のレベル制御手段および前記第2のレベル制御手段をそれぞれ制御することを特徴とする請求項1に記載のジッタ発生装置。
  10. ローカル信号入力端子と、2つの変調信号入力端子とを有し、前記ローカル信号入力端子に前記電圧制御発振手段から入力されるローカル信号に前記2つの変調信号入力端子の一方および他方に任意波形発生器から出力される2相の任意波形信号に基づいて直交変調をかけて前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに基づいたジッタが付加された信号として出力する第2の直交変調器と、
    前記第1および第2の状態で、前記振幅制限手段からの出力信号を出力し、前記第3の状態で、前記第2の直交変調器からの出力信号を出力するように切り換える第2の切換手段とをさらに備え、
    前記制御部は、前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに基づき前記第2の切換手段を前記第3の状態に切り換え制御することにより、前記第2の切換手段が前記第3の状態に切り換えられた場合には、前記電圧制御発振手段からの出力信号にジッタが付加されないように前記第1のレベル制御手段および前記第2のレベル制御手段をそれぞれ制御することを特徴とする請求項1に記載のジッタ発生装置。
  11. 上限、下限のジッタ周波数と上限、下限のジッタ振幅とにより規定されたジッタマスクの範囲内のジッタが付与された信号を発生するジッタ発生方法であって、
    前記ジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が、前記下限周波数から前記上限周波数より低い周波数までの範囲で、且つジッタ振幅が基準以上となる第1のジッタ領域のジッタが付与された信号を発生する第1のジッタ発生部を準備する段階と、
    前記ジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が、前記上限周波数から前記下限周波数までの範囲で、且つジッタ振幅が前記基準以下となる前記第1のジッタ領域と重ならない第2のジッタ領域のジッタが付与された信号を発生する第2のジッタ発生部を準備する段階と、
    前記ジッタマスクの範囲内で発生すべき所望のジッタに関するパラメータを設定するパラメータ設定手段を準備する段階とを備え、
    前記第1のジッタ発生部は、前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに基づいて該第1のジッタ発生部が前記第1のジッタ領域のジッタが付与された信号を発生する際に、第1の変調用信号により位相変調が可能なPLL回路によりジッタが付与された信号を生成し、前記第2のジッタ発生部が前記第2のジッタ領域のジッタが付与された信号を発生する際にジッタが付与されない無変調状態の信号を生成し、
    前記第2のジッタ発生部は、前記パラメータ設定手段によって設定されたパラメータに基づいて前記第2のジッタ領域のジッタが付与された信号を発生する際に、前記第1のジッタ発生部の前記PLL回路により生成されるジッタが付与されない無変調状態の信号に対して直交変調をかける直交変調手段を用いることを特徴とするジッタ発生方法。
  12. 前記第2のジッタ発生部を準備する段階は、
    交流の変調用信号と所定電圧の直流信号とを発生する変調用信号発生手段を準備する段階と、
    前記変調用信号が一方の相に入力され、前記直流信号が他方の相に入力されることにより、入力信号を直交変調する前記直交変調手段を準備する段階と、
    前記直交変調手段の出力信号に対して振幅制限処理を行い、前記変調用信号に基づいて位相が変調された変調信号を出力する振幅制限手段を準備する段階とを備えることを特徴とする請求項11に記載のジッタ発生方法。
  13. 前記ジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が前記上限周波数より低い周波数未満でジッタ振幅が前記基準以下で下限値以上の領域を前記第1のジッタ領域に含めることを特徴とする請求項11に記載のジッタ発生方法。
  14. 前記ジッタマスクの範囲内で、ジッタ周波数が前記上限周波数より低い第1の周波数から該第1の周波数よりも高く且つ前記上限周波数より低い周波数までの範囲を第3のジッタ領域とし、該第3のジッタ領域についてのジッタが付与された信号を発生する第3のジッタ発生部を準備する段階とをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のジッタ発生方法。
  15. 前記第1乃至第10の態様のいずれかに従うジッタ発生装置を用いるデバイス試験システムであって、
    前記ジッタ発生装置から出力された信号をクロック信号として受け、該クロック信号に基づいて位相が変調された所望パターンのデジタル信号列を発生するパルスパターン発生装置と、
    前記パルスパターン発生装置によって発生された前記デジタル信号列を受けた測定対象物が出力するデジタル信号列のビット誤りを検出するビット誤り検出装置とを備えたことを特徴とするデバイス試験システム。
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