JP2004301539A - ジッタ発生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基準信号発生器1と、正弦波の変調信号dを出力する変調信号発生器3と、変調信号dを減衰して変調信号d1として出力する可変減衰器4と、基準信号発生器1の出力を変調信号d1で位相変調して目標ジッタ量を有する信号として出力する位相変調器2とを備えたジッタ発生装置において、該目標ジッタ量を有する信号として位相変調器2から出力されたジッタ信号bのスペクトラム成分の内、位相変調指数を示すベッセル関数曲線の振幅の絶対値が極小となるスペクトラム成分以外のスペクトラム成分のベッセル関数曲線に基づいて測定されたジッタ信号bのジッタ量と該目標ジッタ量との関係をジッタ量補正値として記憶するジッタ量補正値テーブル7aと、該目標ジッタ量に対応するジッタ量補正値から可変減衰器4に設定する減衰量Gを求める減衰量設定手段6とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】近年ネットワークのインフラの設備が著しく成長する中で、信頼性のあるネットワークの構築にジッタ測定が不可欠となっている。そのために、ITU(国際通信連合)はジッタ測定器の規格に関して、勧告ITU−T 0.172の中でジッタ発生装置から出力されるジッタ信号について、ビットレート毎にジッタ周波数(変調周波数)とジッタ量の関係を規定している。本発明は、勧告ITU−T 0.172を満足するジッタ信号を発生するジッタ発生装置に関し、特に指定された目標ジッタ量を精度よく設定できるジッタ発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル伝送システムに組込まれた各種電子機器や伝送装置の伝送特性の一つとしてジッタ耐力がある。このジッタ耐力を測定するためのジッタ変調された信号すなわちジッタ信号について図9を用いて説明する。ジッタ信号bは、送信すべき基準信号としての基準矩形波信号aに対して、位相が所定の変動速度で、かつ所定の変動範囲で変化する信号である。位相の変動速度を変調周波数と定義し、位相変動の範囲すなわち位相変動量をジッタ量と定義する。
【0003】なお、ジッタ発生装置においては、ジッタ量は一般的に基準矩形波信号aの一周期が1UI(Unit Interval)で示される。例えば、π/4のジッタ量は0.25UIとなる。
【0004】このようなジッタ信号bを出力するジッタ発生装置においては、ジッタ耐力の測定のためにジッタ信号bの変調周波数及びジッタ量が任意に設定できることが望まれる。
【0005】図10に示すように、ジッタ発生装置20からジッタ信号bを被測定系21へ出力して、この被測定系21がジッタ信号bを正しく伝送しているか否かを誤り測定装置22で測定する。そして、ジッタ発生装置20において、ジッタ信号bの変調周波数及びジッタ量を順番に変更していき、各変調周波数において、ジッタ信号bが正しく伝送できる限界のジッタ量を求める。そして、図11に示すように、変調周波数を横軸とし、限界のジッタ量すなわち各ジッタ耐力を縦軸とするジッタ耐力特性を求める。
【0006】また、図12に示すように、ジッタ発生装置20からジッタ信号bを被測定系21へ出力して、この被測定系21がジッタ信号bに含まれているジッタ成分をいかに減衰させるかをジッタ測定装置23で測定する。この場合、被測定系21のジッタ成分の減衰能力を示すジッタ減衰量は
Gain (dB)=20log[JRX/JTX]
JRX;ジッタ測定装置でのジッタ検出量
JTX;ジッタ発生装置でのジッタ発生量
で示される。
【0007】このような各ジッタ試験システムに用いるジッタ発生装置20は例えば図13に示すように構成されている。基準信号発生器1から出力される図9に示す基準矩形波信号aは位相変調器2へ入力される。位相変調器2は基準矩形波信号aを変調信号発生器3から出力されて可変減衰器4を介して入力される変調信号d1で位相変調し、ジッタ信号bとして外部へ出力する。
【0008】この位相変調器2から出力されたジッタ信号bのジッタ量はジッタ量表示装置8で表示される。ジッタ量表示装置8に表示されるジッタ量は、ジッタ信号bのスペクトラムの中からキャリア成分(すなわち基準矩形波信号aの成分)のみを検出して、図8に示すベッセル関数曲線の位相変調指数対キャリア成分の振幅の関係を利用してジッタ量を演算し表示している。ここで、ジッタ量は位相変調指数をπで除算することにより算出できる。なお、キャリア成分の振幅対位相変調指数の校正は、可変減衰器4の減衰量を最大の状態から徐々に減少させてジッタ量を増やしていき、キャリア成分の振幅が極小(ほぼゼロ)になるところを検出し、その点をベッセル関数曲線の振幅がゼロになる位相変調指数m1、m2・・とし、この値をジッタ量に対応させることにより行われている。(例えば、特許文献1参照)これにより設定したジッタ量と実際にジッタ発生装置20から出力されるジッタ信号bのジッタ量を一致させている。
【0009】
【特許文献1】
特許第3035815号明細書
【00010】変調信号発生器3は、所定の周波数(変調周波数)と振幅を有する正弦波の変調信号dを発生する。なお、変調周波数は操作者(オペレータ)が任意に設定変更可能である。変調信号発生器3から出力された変調信号dは可変減衰器4へ入力される。可変減衰器4は減衰量設定部9からの指示に従って、入力された変調信号dの振幅を減衰して、新たな変調信号d1として、位相変調器2へ出力する。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13に示すジッタ発生装置20において改良すべき次のような課題があった。
【0011】位相変調器2に図15に示すような非線形特性がある場合、ジッタ量を、校正点であるm1、m2・・に対応する値に設定するときはジッタ量の精度を良くすることできたが、m1とm2の間のように校正点以外のところにジッタ量を設定するときは精度を良くすることができなかった。また、ジッタ量の校正はキャリア成分の振幅の極小(ほぼゼロ)を検出しなければならないために、ジッタ量表示装置8のフロアノイズレベルの影響を受けて精度を上げることができなかった。
一般に、位相変調器2から出力されたジッタ信号bにおけるジッタ量は、変調信号d1の振幅に対応して変化し、変調周波数には依存しないはずである。しかし、位相変調器2の非線形特性により、図14に示すように、変調周波数が高くなると、ジッタ量は低下する傾向にある。例えば、変調周波数が高くなると20dB(1/10倍)以上も減衰する。
【0012】その結果、図10に示すジッタ耐力試験や図12に示すジッタ減衰特性試験を実施する場合、変調周波数やジッタ量を変更設定する毎に、ジッタ量表示装置8に表示されたジッタ量(測定ジッタ量)が、設定したいジッタ量(目標ジッタ量)と一致するように減衰量設定部9を調整しなければならず、目標とするジッタ量を発生させるために長時間を要していた。
【0013】本発明は、このような課題を解決したジッタ発生装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明は、基準信号を発生する基準信号発生器(1)と、正弦波の変調信号を発生する変調信号発生器(3)と、該変調信号発生器から出力された変調信号を減衰する可変減衰器(4)と、前記基準信号発生器から出力された基準信号を前記可変減衰器から出力された変調信号で位相変調して指定された目標ジッタ量を有する信号として出力する位相変調器(2)とを備えたジッタ発生装置において、前記指定された目標ジッタ量を有する信号として前記位相変調器から出力されたジッタ信号のスペクトラム成分の内の、位相変調指数を示すベッセル関数曲線の振幅の絶対値が極小となるスペクトラム成分以外のスペクトラム成分のベッセル関数曲線に基づいて測定された当該ジッタ信号の測定ジッタ量と前記指定された目標ジッタ量との関係をジッタ量補正値として記憶するジッタ量補正値テーブル(7a)を含み、前記指定された目標ジッタ量と前記位相変調器から出力されるジッタ信号のジッタ量との関係を記憶する変調特性メモリ(7)と、前記指定された目標ジッタ量に対応して前記可変減衰器を減衰させるための減衰量を前記変調特性メモリに記憶された前記関係から求めて前記可変減衰器に設定する減衰量設定手段(6)とを備えている。
【0015】このように構成されたジッタ発生装置においては、ジッタ量補正値テーブル内に、位相変調指数を示すベッセル関数曲線の振幅の絶対値が極小となるスペクトラム成分以外のスペクトラム成分のベッセル関数曲線に基づいて測定されたジッタ信号の測定ジッタ量と目標ジッタ量との関係がジッタ量補正値として記憶されている。したがって、ジッタ信号のキャリア成分(スペクトラム成分の一つ)の振幅の極値(ほぼゼロ)に基づかないジッタ量補正値を用いているので、ジッタ信号のジッタ量が精度良く設定される。
【0016】また別の発明は、上述した発明のジッタ発生装置における前記ジッタ量補正値テーブルは、目標ジッタ量レンジ毎に、前記指定された目標ジッタ量を複数の所定の範囲に分類するための基準目標ジッタ量を定め、定めた該基準目標ジッタ量毎に前記ジッタ量補正値を記憶するようにしている。
【0017】このように構成されたジッタ発生装置においては、ジッタ量補正値テーブル内に、目標ジッタ量レンジ毎に複数のジッタ量の範囲を設けて、それぞれにジッタ量補正値を記憶するようにしているので、たとえ位相変調器に非線形特性がある場合でもジッタ信号のジッタ量が精度良く設定される。
【0018】また別の発明は、上述した発明のジッタ発生装置における前記変調信号発生器は、指定された変調周波数を有する変調信号を発生し、更に前記ジッタ量補正値テーブルは、前記基準目標ジッタ量毎に前記指定された変調周波数を複数の所定の範囲に分類するための基準変調周波数を定め、定めた該基準変調周波数毎に前記ジッタ量補正値を記憶するようにしている。
【0019】このように構成されたジッタ発生装置においては、ジッタ量補正値テーブル内に、変調周波数に対応してジッタ量補正値を記憶するようにしているので、変調周波数が変わった場合にもジッタ信号のジッタ量が精度良く設定される。また、変調周波数と目標ジッタ量が決まれば一義的にジッタ量補正値が決まるので、変調周波数やジッタ量をいろいろ変えて試験しなければならないジッタ耐力試験等の場合、従来に比べて短時間で試験ができる。
【0020】また別の発明は、上述した発明のジッタ発生装置における前記基準信号発生器は、指定されたビットレートの基準信号を発生し、更に前記ジッタ量補正値テーブルは、前記基準信号のビットレート毎であって、かつ前記基準目標ジッタ量及び前記基準変調周波数毎に前記ジッタ量補正値を記憶するようにしている。よって、たとえビットレートが変更になったとしても簡単に対応できる。
【0021】また別の発明は、上述した発明のジッタ発生装置における前記変調特性メモリは、指定された目標ジッタ量及び変調周波数が前記ジッタ量補正値テーブルに記憶されている前記基準目標ジッタ量及び前記基準変調周波数と異なる場合、前記ジッタ量補正値テーブルに記憶されている、当該指定された目標ジッタ量及び変調周波数の近傍の複数の前記基準目標ジッタ量及び前記基準変調周波数の前記ジッタ量補正値に基づいて、当該指定された目標ジッタ量を補正するための計算式を記憶するジッタ量補正値計算式メモリ(7b)を含み、更に前記減衰量設定手段は、前記計算式を用いて前記減衰量を算出するようにしている。よって、たとえジッタ量補正値テーブルに記憶されていない目標ジッタ量及び変調周波数が指定された場合でも計算式に基づいてジッタ信号のジッタ量が精度良く設定される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1は、ジッタ発生装置10の概略構成を示すブロック図である。なお、従来例と同一の構成部分には同一の符号を付け、その部分の詳細説明は省略する。
【0023】基準信号発生器1は、操作者(オペレータ)によって指定された操作部5からのビットレート(周波数)Bに基づいて、図9に示した基準矩形波信号aを発生する。なお、この実施形態の場合にはビットレートBとして、2488MHz又は9953MHzのいずれかを指定する。基準信号発生器1から出力された基準矩形波信号aは位相変調器2へ入力される。
【0024】位相変調器2は、入力された基準矩形波信号aを可変減衰器4から出力される変調信号d1で位相変調し、所定のジッタ量を有するジッタ信号bとして外部へ出力する。
【0025】変調信号発生器3は、操作者(オペレータ)によって指定された操作部5からの変調周波数fxで、所定の振幅の正弦波でなる変調信号dを発生する。変調信号発生器3から出力された変調信号dは可変減衰器4へ入力される。可変減衰器4は、減衰量設定手段6から制御信号として出力される減衰量Gに基づいて、変調信号dの振幅を減衰して新たな変調信号d1として位相変調器2へ出力する。
【0026】減衰量設定手段6は、変調特性メモリ7と接続されていて、操作者(オペレータ)によって指定された操作部5からのビットレートB、目標ジッタ量レンジR,目標ジッタ量X及び変調周波数fxの各情報に基づいて、指定された目標ジッタ量Xを有するジッタ信号bを位相変調器2から出力させるために必要な補正用のデータ(ジッタ量補正値、目標ジッタ量を補正するための計算式)を変調特性メモリ7から取得する。そして、可変減衰器4を制御するために、指定された目標ジッタ量Xにジッタ量補正値を乗算して減衰量Gを求め、又は指定された目標ジッタ量Xを補正するための計算式に基づいて減衰量Gを求めて可変減衰器4に出力する。この結果、位相変調器2には、可変減衰器4から変調信号d1が入力されて、所定のジッタ量すなわち操作者(オペレータ)によって指定された目標ジッタ量を有するジッタ信号bが出力される。
【0027】変調特性メモリ7は、ジッタ量補正値テーブル7a、ジッタ量補正値計算式メモリ7b及び目標ジッタ量レンジ対応テーブル7cで構成されている。
【0028】操作部5は、上述したように、操作者(オペレータ)の指示に基づいて、指定されたビットレートB及び変調周波数fxの情報を、それぞれ基準信号発生器1及び変調信号発生器3へ送出すると共に、このビットレートB及び変調周波数fxの他に、操作者(オペレータ)が指定した目標ジッタ量レンジR及び目標ジッタ量Xの情報を減衰量設定手段6へ送出する。
【0029】次に、上述の変調特性メモリ7の内容を具体的に説明する。ジッタ量補正値テーブル7aは、先ず、図2に示すように2種類のビットレート毎に4種類の目標ジッタ量レンジに対応し、更に、各目標ジッタ量レンジは、図3に示すビットレート2488MHz、目標ジッタ量レンジ1000UIの場合のように、4種類の目標ジッタ量Xに対応するように構成されている。これにより、目標ジッタ量レンジ内に複数のジッタ量補正値を設定して、本発明のポイントである、位相変調器2に非線形特性がある場合でもジッタ信号bのジッタ量を精度良く設定できる。
その結果、ジッタ量補正値テーブル7a内には、ジッタ量補正値が目標ジッタ量毎に7種類の変調周波数に対応して記憶されている
【0030】ジッタ量補正値テーブル7aに記憶されている内容は、図3に示すように、操作部5により指定された目標ジッタ量Xに対して、補正の基準となる4つの基準目標ジッタ量、すなわちXa(=900)、Xb(=675)、Xc(=450)及びXd(=225)を定め、そしてこの4つの基準目標ジッタ量それぞれに対し、操作部5により指定された変調周波数fxを7つの範囲に分類するための基準となる基準変調周波数f0〜f6を定めて、そしてこの基準変調周波数それぞれに対してジッタ量補正値(目標ジッタ量に対する測定ジッタ量の比)、すなわちCa0〜Ca6、Cb0〜Cb6、Cc0〜Cc6及びCd0〜Cd6を定めている。
【0031】ジッタ量補正値計算式メモリ7bには、指定された目標ジッタ量X及び変調周波数fxが、ジッタ量補正値テーブル7aに記憶されている基準目標ジッタ量及び基準変調周波数と異なる場合に、指定された目標ジッタ量X及び変調周波数fx近傍の複数の基準目標ジッタ量及び基準変調周波数のジッタ量補正値に基づいて、指定された目標ジッタ量を補正するための計算式を記憶している。
【0032】目標ジッタ量Xの補正は一次式による補間法を用いる。以下に、具体的な例について説明する。指定された目標ジッタ量X及び変調周波数fxがそれぞれ、図3に示すジッタ量補正値テーブル7aの基準目標ジッタ量XaとXbの中間のX(UI)及び基準変調周波数f3とf4の中間のfxであるとする。ジッタ量補正値は、位相変調器2の概略の変調周波数特性に基づいて図4のように想定でき、基準目標ジッタ量Xa及びXbの特性グラフと基準変調周波数f0〜f6との各交点にジッタ量補正値Ca0〜Ca6及びCb0〜Cb6があると考えられる。
【0033】そして、目標ジッタ量X及び変調周波数fxについての目標ジッタ量の補正は、(1)式によりCa3とCa4からCaxを算出し、また(2)式によりCb3とCb4からCbxを算出し、更に(3)式によりCaxとCbxからX・Cxを算出する。なお、Cax及びCbxは、それぞれXa及びXbの特性グラフとfxとの交点のジッタ量補正値である。またCxはXの特性グラフとfxとの交点のジッタ量補正値である。
Cax={(Ca4‐Ca3)÷(f4−f3)}・(fx−f3)+Ca3 ・・・(1)
Cbx={(Cb4−Cb3)÷(f4−f3)}・(fx−f3)+Cb3 ・・・(2)
X・Cx={(X−Xb)・Xa・Cax−(X−Xa)・Xb・Cbx)}÷(Xa−Xb) ・・・(3)
従って、ジッタ量補正値計算式メモリ7bには、上記(1)、(2)及び(3)式に相当する計算式が記憶されている。
減衰量設定手段6は、上記3つの式により、ジッタ量補正値Cxに目標ジッタ量Xを乗算したX・Cxを算出し減衰量Gとして可変減衰器4に出力する。
【0034】目標ジッタ量レンジ対応テーブル7c内には、図5に示すように、目標ジッタ量レンジ毎に、減衰量設定手段6が可変減衰器4に設定する減衰量Gの設定分解能すなわち最小設定単位が記憶されている。例えば、2UIレンジの場合、1mUIであり、80UIレンジの場合、40mUIである。
【0035】次に、減衰量設定手段6が操作部5から指定されて目標ジッタ量Xを変調特性メモリ7のデータを用いて補正し、可変減衰器4に設定する減衰量Gを算出する手順を説明する。
【0036】▲1▼ 操作部5から指定されたビットレートB、目標ジッタ量レンジRにより、ジッタ量補正値テーブル7a内の参照する領域を特定する。
【0037】▲2▼ 操作部5から指定された目標ジッタ量X及び変調周波数fxが、▲1▼で特定した領域内に記憶されている基準目標ジッタ量Xa〜Xd及び基準変調周波数f0〜f6と一致するかを判定する。
【0038】▲3▼ ▲2▼で一致した場合には、基準目標ジッタ量Xa〜Xd及び基準変調周波数f0〜f6で特定されるジッタ量補正値を指定された目標ジッタ量Xに乗算して減衰量Gを求め、目標ジッタ量レンジ対応テーブル7cの該当する最小設定単位にまるめて可変減衰器4に設定する。
【0039】▲4▼ ▲2▼で一致しなかった場合には、指定された目標ジッタ量X及び変調周波数fxが基準目標ジッタ量Xa〜Xd及び基準変調周波数f0〜f6のどこに位置するかを特定し(図4参照)、ジッタ量補正値計算式メモリ7bに記憶されている計算式により補正された目標ジッタ量(指定された目標ジッタ量Xにジッタ量補正値を乗算したもの)すなわち減衰量Gを求めて、目標ジッタ量レンジ対応テーブル7cの該当する最小設定単位にまるめて可変減衰器4に設定する。
【0040】この結果、可変減衰器4は減衰量設定部6から制御信号として出力された減衰量Gに基づいて、入力された変調信号dの振幅を減衰して、新たな変調信号d1として位相変調器2へ出力する。位相変調器2は、この変調信号d1により指定されたビットレートBの基準矩形波信号aを位相変調して、指定された目標ジッタ量X及び変調周波数fxを有するジッタ信号bを出力する。
【0041】次に、変調特性メモリ7のジッタ量補正値テーブル7aに記憶されているジッタ量補正値について説明する。ジッタ量補正値は、前述のように、[操作部5から指定された目標ジッタ量(指定された目標ジッタ量)]に対する[ジッタ信号bを測定して得たジッタ量(測定ジッタ量)]との比、すなわち(測定ジッタ量)を(指定された目標ジッタ量)で除算した商とする。
【0042】ジッタ信号bから測定ジッタ量を測定してジッタ量補正値を求める方法を図6により説明する。スペクトラムアナライザ11はジッタ発生装置10から出力されたジッタ信号bのスペクトラム成分、すなわち基準信号発生器1の基準矩形波信号aの成分(キャリア成分)及び変調信号発生器3の変調信号d1の成分(側帯波成分)を検出してコンピュータ12に出力する。
【0043】コンピュータ12はジッタ量計算手段12aと制御手段12bとから構成されている。ジッタ量計算手段12aは、入力されたスペクトラム成分の振幅からジッタ量に対応するベッセル関数曲線に基づいて測定ジッタ量を計算する。この場合、本発明のポイントである、入力されたスペクトラム成分の内、ベッセル関数曲線の振幅の絶対値が極小(ほぼゼロ)となるようなスペクトラム成分以外の、所定の振幅以上のスペクトラム成分のベッセル関数曲線に基づいて計算する。何故なら、振幅の絶対値が極小(ほぼゼロ)となるようなスペクトラム成分を使用すると、スペクトラムアナライザ11固有のノイズフロアレベルの影響を受け極小点を精度良く検出できないからである。
【0044】具体的には、スペクトラムアナライザ11からは、ジッタ信号bのジッタ量に対応するベッセル関数曲線の振幅の絶対値が対数変換されて、図7に示すようなスペクトラム成分が出力される。この図7はキャリア成分S0、第1側帯波成分S1、第2側帯波成分S2のみを表した場合の一例で、図8のベッセル関数曲線のジッタ量が1UIの場合のイメージ図である。
【0045】ジッタ量計算手段12aは、これらのスペクトラム成分の振幅を図8のベッセル関数曲線に当てはめてジッタ量を算出する。なお、各スペクトラム成分の振幅からジッタ量を計算する方法は公知である。例えば、キャリア成分S0、第1側帯波成分S1及び第2側帯波成分S2の振幅を用いる場合は(4)式、また第1側帯波成分S1、第2側帯波成分S2及び第3側帯波成分S3の振幅を用いる場合は(5)式、また第2側帯波成分S2、第3側帯波成分S3及び第4側帯波成分S4の振幅を用いる場合は(6)式のようになる。
ジッタ量(UI)={2×S1÷(S0+S2)}÷π ・・・・(4)
ジッタ量(UI)={4×S2÷(S1+S3)}÷π ・・・・(5)
ジッタ量(UI)={6×S3÷(S2+S4)}÷π ・・・・(6)
【0046】そして、ジッタ量の計算は、図8に示すm1、m2、n1、n2、p1・・・のような振幅の絶対値が極小(ほぼゼロ)となるスペクトラム成分以外のスペクトラム成分、すなわち所定の振幅以上の振幅を有するスペクトラム成分の組み合わせで行う。
【0047】制御手段12bは、ジッタ量計算手段12aで求められた測定ジッタ量を指定された目標ジッタ量(ジッタ発生装置10の操作部5から指定された目標ジッタ量)で除算してジッタ量補正値を求め、ジッタ発生装置10の変調特性メモリ7内のジッタ量補正値テーブル7bに書き込む。なお、制御手段25bは、ジッタ発生装置10から出力されるジッタ信号bから測定ジッタ量を求め、この測定ジッタ量と指定された目標ジッタ量に基づいてジッタ量補正値を計算してジッタ量補正値テーブル7bに書き込むために、ジッタ量計算手段25aを制御するばかりではなく、ジッタ発生装置10に対しては、ビットレートB、目標ジッタ量レンジR,目標ジッタ量Xの設定値を変え、かつジッタ量補正値を変調特性メモリ7に書き込むための制御をし、またスペクトラムアナライザ11に対しては、スペクトラムを検出するために必要な、周波数設定、スパン設定、アベレージング、ピーク検出等の制御を行っている。
【0048】なお、上記の一実施形態では、ジッタ量補正値を、[操作部5から指定された目標ジッタ量(指定された目標ジッタ量)]に対する[ジッタ信号bを測定して得たジッタ量(測定ジッタ量)]との比、すなわち(測定ジッタ量)を(指定された目標ジッタ量)で除算した商とする場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば(測定ジッタ量)そのものとしてもよい。その場合にも同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジッタ発生装置においては、ジッタ量補正値テーブル内に、位相変調指数を示すベッセル関数曲線の振幅の絶対値が極小となるスペクトラム成分以外のスペクトラム成分のベッセル関数曲線に基づいて測定された、ジッタ信号の測定ジッタ量と指定された目標ジッタ量との関係がジッタ量補正値として記憶されている。したがって、ジッタ信号のキャリア成分(スペクトラム成分の一つ)の振幅の極値(ほぼゼロ)に基づかないジッタ量補正値を用いているので、ジッタ信号のジッタ量が精度良く設定される。
【0050】また、ジッタ量補正値テーブル内に、目標ジッタ量レンジ毎に複数のジッタ量の範囲を設けて、それぞれにジッタ量補正値を記憶するようにしているので、たとえ位相変調器に非線形特性がある場合でもジッタ信号のジッタ量が精度良く効率的に設定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概略構成を示すブロック図
【図2】ジッタ量補正値テーブルの記憶内容の一部分を示す図
【図3】ジッタ量補正値テーブルの記憶内容の一部分を示す図
【図4】ジッタ量補正値計算式を説明するためのイメージ図
【図5】目標ジッタ量レンジ対応テーブルの記憶内容を示す図
【図6】ジッタ信号からジッタ量補正値を求めてジッタ量補正値テーブルに記憶させるための概略構成を示すブロック図
【図7】ジッタ信号のスペクトラム成分を示す図
【図8】ベッセル関数曲線を示す図
【図9】基準矩形波信号とジッタ変調された信号との関係を示す図
【図10】ジッタ耐力の試験ステムを示す模式図
【図11】一般的な被測定系のジッタ耐力特性図
【図12】ジッタ減衰特性の試験システムを示す模式図
【図13】従来のジッタ発生装置の概略構成を示すブロック図
【図14】位相変調器の変調周波数特性を示す図
【図15】位相変調器の非線形特性を示す図
【符号の説明】
1・・・基準信号発生器、2・・・位相変調器、3・・・変調信号発生器、4・・・可変減衰器、5・・・操作部、6・・・減衰量設定手段、7・・・変調特性メモリ、7a・・・ジッタ量補正値テーブル、7b・・・ジッタ量補正値計算式メモリ、7c・・・目標ジッタ量レンジ対応テーブル、8・・・ジッタ量表示装置、9・・・減衰量設定器、10,20・・・ジッタ発生装置、11・・・スペクトラムアナライザ、12・・・コンピュータ、12a・・・ジッタ量計算手段、12b・・・制御手段、21・・・被測定系、22・・・誤り測定装置、23・・・ジッタ測定装置。
Claims (5)
- 基準信号を発生する基準信号発生器(1)と、正弦波の変調信号を発生する変調信号発生器(3)と、該変調信号発生器から出力された変調信号を減衰する可変減衰器(4)と、前記基準信号発生器から出力された基準信号を前記可変減衰器から出力された変調信号で位相変調して指定された目標ジッタ量を有する信号として出力する位相変調器(2)とを備えたジッタ発生装置において、
前記指定された目標ジッタ量を有する信号として前記位相変調器から出力されたジッタ信号のスペクトラム成分の内の、位相変調指数を示すベッセル関数曲線の振幅の絶対値が極小となるスペクトラム成分以外のスペクトラム成分のベッセル関数曲線に基づいて測定された当該ジッタ信号の測定ジッタ量と前記指定された目標ジッタ量との関係をジッタ量補正値として記憶するジッタ量補正値テーブル(7a)を含み、前記指定された目標ジッタ量と前記位相変調器から出力されるジッタ信号のジッタ量との関係を記憶する変調特性メモリ(7)と、
前記指定された目標ジッタ量に対応して前記可変減衰器を減衰させるための減衰量を前記変調特性メモリに記憶された前記関係から求めて前記可変減衰器に設定する減衰量設定手段(6)とを備えたことを特徴とするジッタ発生装置。 - 前記ジッタ量補正値テーブルは、目標ジッタ量レンジ毎に前記指定された目標ジッタ量を複数の所定の範囲に分類するための基準目標ジッタ量を定め、定めた該基準目標ジッタ量毎に前記ジッタ量補正値を記憶することを特徴とする請求項1記載のジッタ発生装置。
- 前記変調信号発生器は、指定された変調周波数を有する変調信号を発生し、
前記ジッタ量補正値テーブルは、前記基準目標ジッタ量毎に前記指定された変調周波数を複数の所定の範囲に分類するための基準変調周波数を定め、定めた該基準変調周波数毎に前記ジッタ量補正値を記憶することを特徴とする請求項2記載のジッタ発生装置。 - 前記基準信号発生器は、指定されたビットレートの基準信号を発生し、
前記ジッタ量補正値テーブルは、前記基準信号のビットレート毎であって、かつ前記基準目標ジッタ量及び前記基準変調周波数毎に前記ジッタ量補正値を記憶することを特徴とする請求項3記載のジッタ発生装置。 - 前記変調特性メモリは、指定された目標ジッタ量及び変調周波数が前記ジッタ量補正値テーブルに記憶されている前記基準目標ジッタ量及び前記基準変調周波数と異なる場合、前記ジッタ量補正値テーブルに記憶されている、当該指定された目標ジッタ量及び変調周波数の近傍の複数の前記基準目標ジッタ量及び前記基準変調周波数の前記ジッタ量補正値に基づいて、当該指定された目標ジッタ量を補正するための計算式を記憶するジッタ量補正値計算式メモリ(7b)を含み、
前記減衰量設定手段は、前記計算式を用いて前記減衰量を算出することを特徴とする請求項4記載のジッタ発生装置。
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