JP2007067557A - 位相制御装置、周波数制御装置、発振装置、位相制御方法及び周波数制御方法 - Google Patents

位相制御装置、周波数制御装置、発振装置、位相制御方法及び周波数制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
DDSなどの発信源の位相をより多彩に制御すること。
【解決手段】
本発明の位相制御装置は、所定の信号を、この信号の位相を示す第1の位相情報に基づいて出力する複数の信号源から出力される信号間の位相を制御する位相制御装置であって、複数の信号源ごとに設けられ、信号源から出力される信号の位相を示す第2の位相情報を格納する複数の位相情報格納手段と、位相情報格納手段によって格納された第2の位相情報に基づいて、複数の信号源のうち少なくとも1つの信号源から出力される信号の位相を変えて前記複数の信号源から出力される信号間の位相差を制御する位相制御手段とを具備する。また、第2の位相情報を第1の位相情報より高分解能となるよう構成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の信号源の位相差の制御及び周波数の変更の制御に関する。
例えば、インピーダンス測定装置などにおいては複数の信号源を所望の位相差で設定したい場合がある。さらに最近ではこのような信号源にダイレクト・ディジタル・シンセサイザ(以下、DDSと記す)を用いる場合が多い。DDSはその内部に位相毎に信号出力値を格納したテーブルと、ディジタル・アナログ・コンバータ(以下、D/Aコンバータと記す)とを有し、サイン波を出力することができる。
このようなDDSにおいて位相を制御する場合には、位相をシフトさせる位相オフセット調整のためのレジスタのビット分解能の制限を受け、細かい位相制御をすることが出来なかった。例えば、インピーダンス測定においては電圧測定部のアンプのゲインを正確に測ることが必要とされており、このためには、位相分解能を高くすることが必要となっている。
また、このようなDDSにおいて、途中で位相を変えるような制御を行う場合には、通常、DDSの出力にバンドパスフィルタ(以下、BPFと記す)が設けられているため、トランジェントが生じ、波形が安定するまでに時間がかかっていた。
さらに、インピーダンス測定においては電圧測定部のアンプのゲインを正確に測ることが必要とされており、より正確にゲインを測定することが求められていた。
(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−317345号公報
上述したように、DDSの位相制御においては、DDS内部の位相をシフトさせる位相オフセット調整のためのレジスタのビット分解の制限を受け細かい位相制御ができず、また、位相制御や周波数の変更の場合にトランジェントが生じ、波形が安定するまで時間がかかるという問題があった。
本発明は以上の事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、DDS内部の位相をシフトさせるオフセット調整のためのレジスタのビット分解能の制限を受けずに、多様な制御をすることができ、また、位相変更時、または周波数変更時のトランジェントが短いDDSの制御装置等を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明にかかる信号源の位相制御装置は、所定の信号を、この信号の位相を示す第1の位相情報に基づいて出力する複数の信号源から出力される信号間の位相を制御する位相制御装置であって、前記複数の信号源ごとに設けられ、前記信号源から出力される信号の位相を示す第2の位相情報を格納する複数の位相情報格納手段と、前記位相情報格納手段によって格納された前記第2の位相情報に基づいて、前記複数の信号源のうち少なくとも1つの信号源から出力される信号の位相を変えて前記複数の信号源から出力される信号間の位相差を制御する位相制御手段とを具備する。「第1の位相情報」は、DDSの位相アキュムレータに格納される位相情報に対応し、「第2の位相情報」は、DDS制御部の位相カウンタに格納される位相情報に対応し、「信号源」は、DDSに対応し、位相制御装置は、DDS制御部及びコンピュータ部に対応する。
このようにDDSの発振に用いられる位相情報とは別にDDSの位相情報を有しているのでこの位相情報に基づいて柔軟に位相制御を行うことができる。
特に、前記第2の位相情報の位相分解能を、前記位相オフセット調整手段の位相分解能よりも高いように構成すれば、より高精度で位相差を制御することが可能である。
なお、前記位相制御手段は制御対象の信号源から出力される信号の値が零となる時点で前記信号源の出力を停止させ、所定の期間経過後に、再び前記制御対象の信号源から前記所定の信号を出力させるように制御する。
また、前記位相制御手段は前記信号源に対して制御信号を入力してから実際に制御信号に従った信号を出力するまでに必要とする所定の時間分だけ早く前記信号源に対し制御を開始する。「所定の時間」は前記信号源の内部回路のレイテンシに対応する。
さらに、前記信号源はDDS等により構成され、サイン波を出力するが、矩形波、三角波を出力するように構成することもできる。
なお、前記位相制御装置は、前記信号源および前記位相制御装置の各部に動作の基準となるクロック信号を発生させるクロック信号発生手段を具備し、前記位相情報格納手段は、前記クロック信号によりカウント動作をする位相カウンタを具備し、前記位相制御手段は、前記制御対象の信号源の信号を停止させる制御信号を送出する第1の位相タイミング情報が格納された第1のレジスタと、再び前記制御対象の信号源の信号を出力する第2の位相タイミング情報が格納された第2のレジスタと、前記複数の位相情報格納手段のうち、基準となる信号源に対応する位相情報格納手段の前記位相カウンタから出力される位相情報と前記第1のレジスタに格納された第1の位相タイミング情報とを比較し、一致した場合に制御対象の信号源に対して信号を停止させる制御信号を送出し、前記位相カウンタから出力される位相情報と前記第2のレジスタに格納された第2の位相タイミング情報とを比較し、一致した場合に制御対象の信号源に対して信号を出力する制御信号を送出する制御信号送出手段とを具備する。「位相タイミング情報」はアップデイトデータに対応し、「制御信号送出手段」はDDSトリガ制御回路に対応する。
本発明の周波数制御装置は、所定の信号を、この信号の位相を示す第1の位相情報に基づいて出力する信号源から出力される信号の周波数を制御する周波数制御装置であって、前記信号源から出力される信号の位相を示す第2の位相情報を格納する位相情報格納手段と、前記位相情報格納手段によって格納された前記第2の位相情報に基づいて、位相が360度の点で周波数の変更が行われるように前記信号源に制御信号を送出する周波数制御手段とを具備する。「周波数制御手段」は、DDS制御部及びコンピュータ部に対応する。
なお、位相が360度の点で周波数の変更が行われるのでトランジェントの期間が短く、早く安定した波形を得ることができる。
本発明の位相制御装置は、クロック信号に基づいて所定の信号を出力する複数の信号源から出力される信号間の位相を制御する位相制御装置であって、前記複数の信号源のうち、所定の信号源に対して、所定の期間前記クロック信号の供給を停止し、その後再び、クロック信号を供給することで前記複数の信号源から出力される信号間の位相を制御する位相制御手段とを具備する。「位相制御手段」はDDS制御部に対応する。
以上のように、本発明によれば、高精度の位相制御をすることができるとともに、トランジェント期間を短くした位相制御、周波数変更制御を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態であるDDSを用いた発振装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の発振装置は、DDS100aと、DDS100bと、DDS100aとDDS100bとを制御するDDS制御部200と、コンピュータ部300と、発振装置各部にクロック信号を供給するクロック信号発生部400とから構成されている。
コンピュータ部300は、プログラム及びデータが格納されているROM301と、ROM301に格納されているプログラムを実行するCPU302と、CPU302の処理のためのワークエリア等として使用されるRAM303とを有しており、データバス304を介してDDS制御部200、DDS100a及びDDS100bに周波数、位相等のデータを送出するように構成されている。
DDS100aは、コンピュータ部300から送られてくる位相及び周波数のデータを格納する内部レジスタ110aと、内部レジスタ110aに格納された位相及び周波数に対応した階段状の波形を出力する位相アキュムレータ120aと、位相アキュムレータ120aから出力された位相データを位相に応じたサイン波の出力値を示すデータに変換するサイン波ルックアップテーブル130aと、サイン波ルックアップテーブル130aから出力されたデータをアナログ信号に変換するD/Aコンバータ140aとを有している。
DDS100bの構成もDDS100aの構成と同様であり、図示は省略するが、内部レジスタ110bと、位相アキュムレータ120bと、サイン波ルックアップテーブル130bと、D/Aコンバータ140bとを有している。
なお、内部レジスタ110a、110bには、位相アキュムレータ120a、120bの位相をシフトさせるオフセットの調整のための位相オフセット調整レジスタが含まれている。そして、DDS100a、DDS100bは、この位相オフセット調整レジスタに書き込まれるデータによって、位相アキュムレータ120a、120bの位相のシフトを行うように構成されている。
図2は、位相アキュムレータ120aの構成を示すブロック図である。同図に示すように位相データを格納する位相レジスタ121aと位相レジスタ121aの出力と内部レジスタ110aから送られてくる位相データとを加算して位相レジスタ121aに出力する加算器122aとを有する。
DDS制御部200は、位相アキュムレータ120aが示すDDS100aの位相と同一の位相を示す位相カウンタ210aと、位相アキュムレータ120bが示すDDS100bと同一の位相を示す位相カウンタ部210bと、コンピュータ部300からの周波数及び位相の設定要求があった場合に位相カウンタ部210aにそれらデータの設定を行うなどの動作をする位相カウンタ制御部220と、位相カウンタ制御部220からDDSの周波数又は位相の変更要求があるとDDSのレイテンシを考慮したタイミングでDDS100aに変更トリガ信号を出力するDDSトリガ制御部230aと、位相カウンタ制御部220からDDSの周波数又は位相の変更要求があるとDDSのレイテンシを考慮したタイミングでDDS100bに変更トリガ信号を出力するDDSトリガ制御部230bとを有している。なお、DDSのレイテンシとは、DDSに制御信号が入力されてから出力信号にそれが反映されるまでの時間を言う。これは、DDS内部のパイプライン遅延等により生じるものである。
また、DDS制御部200は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(以下、FPGAと記す。)により構成することができる。なお、FPGAを用いずにカスタムLSI、IC、又はディスクリート部品で回路を構成してもよい。
図3は、位相カウンタ部210aの構成を示すブロック図である。同図に示すように、位相カウンタ部210aは、DDS100aの位相を示すデータが格納される位相カウンタ211aと、位相カウンタ211aの現在のカウント上限値FCを格納するためのレジスタ212aと、位相カウンタ211aの次の設定変更時用のカウント上限値FC_nextを格納するレジスタ213aと、レジスタ212aに格納されているデータと位相カウンタ211aの出力データとを比較し、一致した場合に位相カウンタ211aをリセットする比較回路214aとを有している。なお、レジスタ212a、213aの値は、コンピュータ部300からの指示により位相カウンタ制御部220を介してデータの格納が制御されるよう構成されている。
レジスタ212aに格納されるデータFCは、位相カウンタのカウント上限値を決定し、その上限値に達したら比較回路214aにより位相カウンタ211aがリセットされるから、位相の一周期の長さ、すなわち、位相カウンタ211aに格納される周波数を決定するファクターとなる。なお、比較回路214aはレジスタ212aに周波数0Hzを示すデータがロードされたときは、リセットせずにクロック信号によるカウントアップ動作を停止するように構成されている。すなわち、レジスタ212aに周波数0Hzを示すデータがロードされた場合には、位相カウンタ211aからは同じ値のデータが出力されることになる。
また、位相カウンタ部210bも位相カウンタ制御部210aと同様の構成となっており、図示を省略するが、位相カウンタ部210bは、位相カウンタ211b、レジスタ212b、213b、及び比較回路214bを有している。
図4は、DDSトリガ制御部230aの構成を示すブロック図である。同図に示すように、DDSトリガ制御部230aは、レジスタ231a、232a、233a、234aと、DDSトリガ制御回路235aとを有している。レジスタ231aには、例えば、一定の周波数でDDS100a、DDS100bがサイン波を出力中に周波数を0Hzにするアップデイトタイミングを示すデータUT1が格納され、レジスタ232aには周波数が0Hzになった後に再びサイン波を出力するアップデイトタイミングUT2が格納される。また、レジスタ233aには次の設定変更用アップデイトタイミングを示すデータUT1_nextが格納され、レジスタ234aには次の設定変更用アップデイトタイミングを示すデータUT2_nextが格納される。DDSトリガ制御回路235aは、DDS100aを制御することにより位相を制御する場合には、位相カウンタ部210bから出力される位相を示すデータとレジスタ231aに格納されているデータUT1とが一致したときにDDS100aの出力周波数を0Hzにするトリガ信号を出力し、位相カウンタ部210aから出力される位相を示すデータとレジスタ232aに格納されているデータUT2とが一致したときにDDS100aからサイン波を出力するトリガ信号を出力する。なお、出力周波数を0Hzにするということは、出力信号を停止することを意味する。また、DDSトリガ制御部230bは、図示を省略するが、DDSトリガ制御部230aと同様の構成であり、DDS100bを制御して位相を変える場合にはDDSトリガ制御部230bがDDS100bに対してDDSトリガ制御部230bと同様に制御信号を送出する。
次に、上述した構成の発振装置の動作について説明する。まず、位相を変更する動作について説明する。一例として、一定の周波数f1でDDS100a、DDS100bが同一の位相でサイン波を出力し、その後、DDS100aの周波数をf2とし、DDS100aの位相を180度遅らせる場合の例について説明する。
図5はこの場合の各部の波形を示す図である。同図(a)は、DDS100bの出力信号、同図(b)は、DDS100aの出力信号、同図(c)は、DDS制御部200からDDS100aに出力される位相の変更トリガ信号、同図(d)は、DDS制御部200の位相カウンタ210bのカウンタ値を示すグラフ、同図(e)は、DDS制御部200の位相カウンタ210aのカウンタ値を示すグラフである。なお、DDS100a、100bの位相アキュムレータ120a、120bの値は、位相カウンタ210a、210bの値とは異なるが、出力するサイン波の位相情報としては同等である。
まず、DDS100aの内部レジスタ110a、DDS100bの内部レジスタ110b及びDDS制御部200の位相カウンタ制御部220内の位相カウンタ部210aにコンピュータ部300から周波数f1のデータが送出されて、同位相で周波数f1のサイン波を出力している状態からDDS100aの位相を180度遅らせる場合を説明する。
DDS100aが周波数f1のサイン波を出力している間に、コンピュータ部300は、DDS100aの内部レジスタ110aとDDS制御部200の位相カウンタ部210aのレジスタ213aに周波数0Hzを示すデータFC_nextをレジスタ213aに格納する。この時には、まだ、位相カウンタ部210a、位相アキュムレータ部120aの値及びDDS100aの出力周波数は0Hzには変更されていない。次に、コンピュータ部300は、DDS100aに固有のレイテンシLを考慮して、位相が反転するようにアップデイトタイミングUT1_next、UT2_nextをDDSトリガ制御部230aのレジスタ233a、234aにロードする。次に、コンピュータ部300はDDS100aの位相を変更することを要求する位相変更トリガを図5(b)のタイミングT1において位相カウンタ制御部220に送出する。位相カウンタ制御部220は位相変更トリガを受信するとDDSトリガ制御部230aのレジスタ233a、234aに格納されているデータをレジスタ231a、232aにロードする。
DDSトリガ制御部230aは、位相カウンタ211bのカウンタ値を読むことによって位相変更トリガを受信してから最初の位相0度の位置から位相カウンタ211bがアップデイトタイミングUT1となった時点で、DDS100aに対して周波数を0Hzにする周波数変更信号P1を送出する。さらに、周波数変更信号P1を送出してからレイテンシLを経過した後、すなわちDDS100aの出力サイン波が180度の位相となった時点で、位相カウンタ制御部220は位相カウンタ部210aのレジスタ213aに格納されている周波数0Hzを示すデータFC_nextをレジスタ212aに格納する。また、レジスタ213aには再び周波数f1に対応するデータがロードされる。このアップデイトタイミングUT1にはDDS100aのレイテンシLが考慮されているのでDDS100aの出力信号の値が0の位置(図5(b)のタイミングT2)で周波数が0Hzに変更されることとなる。
その後、DDS100bから出力されるサイン波の反転、すなわち位相が180度異なるようにレイテンシLを考慮したアップデイトタイミングUT2に位相カウンタ211bの値がなった時点で周波数変更信号P2をDDS100aに送出する。そして位相カウンタ制御部220は、その後レイテンシL分経過後にレジスタ213aに格納されている周波数f1を示すデータFC_nextをレジスタ212aにデータFCとしてロードする。周波数が0Hzである間(出力が停止している間)は、DDS100aの位相情報である位相カウンタ210aの値及びDDS100aの位相アキュムレータ120aの値は変化せず(図5(e)のP3)、レイテンシLが考慮されてタイミングT3の時点で再び位相180度からサイン波を出力することになる。このため、DDS100bの出力信号とは位相が反転したサイン波がDDS100aから出力されることになる。
なお、上述の場合は、レイテンシを考慮してクロックを数えることにより位相を反転、すなわち、180度の差をつけた例を示したが、DDSトリガ制御部230aが任意のクロック数の分だけ周波数0Hzのサイン波を出力する(すなわち、出力を停止する)ようにアップデイトデータUT1、UT2を設定することにより任意の量だけ位相を変えることが可能である。なお、サイン波の出力値が0Vとなるときにサイン波の出力を止める場合には、アップデイトタイミングUT1を変更せずに、アップデイトタイミングUT2の変更で位相差を発生させる。
以上のように、位相を変更する場合に、レイテンシを考慮してDDSから出力されるサイン波の位相が180度または360度になるとき、すなわち、サイン波の値が0となるときにサイン波の出力を止めて一定の期間経過後に再びサイン波の値が0のサイン波(位相0度、180度のサイン波)を出力するようにしている。
サイン波が正又は負の値をとる時点で信号が途切れると、特にBPFを出力側に設けている場合には出力信号が安定するまでに時間がかかるが、この実施形態のように、出力値が0の点で信号の出力を一定期間停止するようにしているので、短いトランジェント期間で正確なサイン波を出力することが可能である。
また、DDS100a、100bの内部レジスタ110a、110bの位相オフセット調整レジスタの位相分解能よりもDDS制御部200の位相カウンタ部210a、210bの位相分解能が高い場合、例えば、位相オフセット調整レジスタのビット分解能が12ビットであり、位相カウンタ部210a、210bのビット分解能が48ビットである場合には、DDSによる位相制御よりも精度の高い位相制御が可能になる。
特に測定器などにおいては、アンプのゲインを正確に求めることが必要になるときがある。
図6はアンプのゲインを求める場合の構成を示すブロック図である。同図に示すようにゲインを測定したいアンプ1の入力には加算器2の出力が接続されており、加算器2の2つの入力にはサイン波を発生する信号源3及び4の出力が接続されている。また、アンプ1の出力はA/Dコンバータ5の入力が接続されている。
まず、アンプ1のゲインが1である場合に信号源3、4からそれぞれ、振幅A、周波数f、互いの位相差0のサイン波の信号S(t)、S(t)を出力する。
すなわち、S(t)=S(t)=A・sin(2πft)
アンプ1の入力、及び出力は、加算器2で加算されるので、A/Dコンバータ5の入力は、次式のようになる。
(t)+S(t)=2A・sin(2πft)
すなわち、A/Dコンバータ5へ入力されるサイン波の振幅は2Aである。
次に、アンプのゲインがGであるとして信号源3、4からそれぞれ、振幅A、周波数f、互いの位相差がθのS(t)、S(t)を出力する。
(t)=A・sin(2πft)、S(t)=A・sin(2πft+θ)
アンプ1の入力はこれらの信号が加算器2で加算され、アンプ1によりG倍されるので、
{S(t)+S(t)}・G
=2A・cos(θ/2)・sin(2πft+θ/2)・G
したがって、A/Dコンバータ5の入力されるサイン波の振幅は、
2A・cos(θ/2)・Gである。
A/Dコンバータ5の非線形性の影響を受けないようにゲイン1とゲインGの場合の振幅が出来るだけ同じであることが必要である。
すなわち、2A=2A・cos(θ/2)・G
従って、cos(θ/2)=1/G
2分法などを用い、θの設定値を変更してゆき、ゲインが1の時のA/Dコンバータ5の入力と等しくなる位相θ'を求める。このとき、求めるゲインGは、1/cos(θ'/2)より算出される。この方法により、それぞれのゲインが1およびGの時のA/Dコンバータ5に入力される振幅値が、信号源3,4の位相分解能の範囲で最も等しい状態でのゲインGを求めることができる。これにより、A/Dコンバータ5の非線形性の影響をほとんどうけないことになる。言い換えると信号源3、4が出力する位相差の分解能が高い程、アンプ1のゲインを正確に測定することができることになる。
なお、DDSには2つの周波数のデータを格納しておき、「H」信号、「L」信号を入力することにより2つの周波数を切り替えることができるフレケンシ・シフト・キーイング端子(以下、FSK端子と記す。)が設けられているものがある。このようなDDSを用いる場合の実施形態を以下に説明する。
図7はこの実施形態の場合の各部の信号の波形を示す図である。同図(a)は、DDS100bの出力信号、同図(b)は、DDS100aの出力信号、同図(c)は、DDS制御部200からDDS100aに出力される位相の変更トリガ信号、同図(d)は、DDS制御部200の位相カウンタ210bのカウンタ値を示すグラフ、同図(e)は、DDS制御部200の位相カウンタ210aのカウンタ値を示すグラフである。
この実施形態の発振装置は、上述した図1から図4に示すものと以下の点を除いて同様である。DDS100aは、FSK端子に信号「L」が入力されたときに、周波数f1が出力され、信号「H」が入力されたときには、周波数0Hzが出力されるように、すなわち、出力をオフにするように予めコンピュータ部300から指示をする。そして、DDSトリガ制御回路235aは、位相カウンタ211aのカウント値がUT1になったらDDS100aのFSK端子に信号「H」を入力する。また、位相カウンタ210aの値がUT2になったときに、DDS100aのFSK端子に信号「L」を出力する。
上述の実施形態では、DDSが2個の場合について説明したが、DDSが3個以上の場合であっても同様に位相制御を行うことができる。すなわち、DDSがN個(Nは3以上)の場合にはそのうちの1つのDDSを基準として他のN−1個のDDSを基準としたDDSの信号に対して任意の位相差をつけることにより位相制御を行うことができる。
図8は、2つのDDSを有する発振装置において位相を変更する場合の他の実施形態を示すブロック図である。図1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。DDS制御部500は、DDS100bにはクロック発生部400から出力されるクロック信号をそのまま供給し、DDS100aには所定期間だけ、クロック信号の供給を停止する制御を行う。
図9は、図8に示す構成の発振装置の各部の信号を示す図である。図9(a)は、DDS100bの出力信号を示すグラフ、(b)はDDS100aの出力信号を示すグラフ、(c)はDDS100aに供給されるクロック信号を示すグラフである。
図9に示すように、DDS100bにはクロック信号がそのまま供給されるので連続したサイン波の信号を出力するのに対して、DDS100aにはDDS制御部500の制御により一定の期間だけクロックの供給が停止されるのでこのクロックの供給の停止期間を制御することにより2つのDDSの出力信号間に位相差をつけることができる。例えば、クロック停止期間を位相180度分とすれば、DDS100bのサイン波を反転したサイン波をDDS100aは出力する。
なお、上述した実施形態では、位相カウンタ部210aは、位相カウンタ211aを採用しているが、DDS100aと同様に位相アキュムレータとしても良い。また、DDS100aの方を位相アキュムレータ120aの替りに位相カウンタを採用する構成としても良い。
また、上述した実施形態では、DDSからサイン波を出力する場合について説明しているが、サイン波ではなくて、矩形波や三角波等を出力する場合も適用することが可能である。
次に、DDSから出力されるサイン波の周波数を変更する場合の動作について説明する。
図10はサイン波の周波数を変更する場合の各部の信号を示す図である。同図(a)は、DDS100aから出力されるサイン波を示すグラフ、同図(b)はDDS100bから出力されるサイン波を示すグラフ、同図(c)は位相カウンタ211a及び211bのカウント値を示すグラフである。
DDS100a、100bともに同一の周波数f2から周波数f3に変更する場合について説明する。まず、2つのDDSから周波数f2でサイン波が出力されているときには、レジスタ212a、212bには周波数f2を示すデータが格納されている。
次に、コンピュータ部300は、DDS100a、DDS100bに周波数f3を示すデータを送出する。さらに、コンピュータ部300は、位相カウンタ部210a、210bのレジスタ213a、213bに周波数f3を示すデータを送出して格納するとともに、DDSトリガ制御部230a、230bのレジスタ234a、234bにアップデイトタイミングUT3を示すデータを格納する。さらに、コンピュータ部300は位相カウンタ制御部220にレイテンシLを示すデータを格納する。
そして、コンピュータ部300は周波数変更通知信号を図10のタイミングT4でDDS制御部200に送出する。DDSトリガ制御部230a、230bは周波数変更通知信号を受信すると、位相カウンタ210a、位相カウンタ210bの値とレジスタ232a、レジスタ232bに格納されているデータとを比較し、一致した場合には、DDS100a、DDS100bに周波数変更トリガを出力する。すなわち、現在の周波数f2のサイン波の位相が360度の点からレイテンシL分だけ早い点でDDS100a、100bの両方に図10のタイミングT5で周波数変更トリガを出力する。そして位相カウンタ制御部220位相カウンタ部210a、210bのレジスタ213a、213bに格納されている周波数f3を示すデータFC_nextがその後、位相360度の点において、レジスタ212a、212bにロードされる。すなわち、位相カウンタ部210a、210bは、周波数f3でカウント動作を行うことになる。
DDS制御部200はDDS制御部100a、100bにレイテンシLを考慮して周波数変更トリガが送られるので、周波数f2のサイン波の位相角が360度の点において周波数f3で位相角0度のサイン波が出力されることになる。このため、周波数の変更のためのトランジェント期間が短く、不要な信号の発生も防止することができる。
なお、以上の周波数変更の例ではDDS100a、100bを両方とも周波数の変更を行う例を示したが、一方のDDSは周波数の変更を行わずに他方のDDSの周波数を変更するようにすることもできる。この場合は、一方のDDS及びそのDDSに関する周波数変更に関する指示をDDS制御部200にせずに変更が必要なDDSのみに周波数変更の手続をすれば良い。
以上、本発明のさまざまな実施形態を説明したが、以上の実施形態は例示に過ぎず、これらにとらわれることなく、さまざまな変形、応用が考えられる。例えば、図1の実施形態では、2個のDDSを制御する場合に、DDS制御部200内に、それぞれ2個ずつの位相カウンタ部およびDDSトリガ制御部を備えているが、これを、位相を変えない方のDDS、すなわちDDS100b用の位相カウンタ部210bとDDSトリガ制御部230bだけとし、そこから位相差を元にDDS100aの位相カウントを計算することで実現することもできる。
本発明の実施の形態であるDDSを用いた発振装置の構成を示すブロック図である。 位相アキュムレータの構成を示すブロック図である。 位相カウンタ部の構成を示すブロック図である。 DDSトリガ制御部の構成を示すブロック図である。 位相制御をする場合の各部の波形を示す図である。 アンプのゲインを求める場合の構成を示すブロック図である。 DDSのFSK端子を利用する場合の実施形態の場合の各部の信号の波形を示す図である。 DDSに供給されるクロック信号を制御して位相を変更する場合の他の実施形態を示すブロック図である。 図8に示す構成の発振装置の各部の信号を示す図である。 DDSの出力サイン波の周波数を変更する場合の各部の信号を示す図である。
符号の説明
100a、100b DDS
110a、110b 内部レジスタ
120a、120b 位相アキュムレータ
200 DDS制御部
210a、210b 位相カウンタ部
211a 位相カウンタ
212a、213a レジスタ
214a 比較回路
220 位相カウンタ制御部
230a、230b DDSトリガ制御部
231a、232a、233a、234a レジスタ
235a DDSトリガ制御回路
300 コンピュータ部
400 クロック信号発生部
500 DDS制御部

Claims (23)

  1. 所定の信号を、この信号の位相を示す第1の位相情報に基づいて出力する複数の信号源から出力される信号間の位相を制御する位相制御装置であって、
    前記複数の信号源ごとに設けられ、前記信号源から出力される信号の位相を示す第2の位相情報を格納する複数の位相情報格納手段と、
    前記位相情報格納手段によって格納された前記第2の位相情報に基づいて、前記複数の信号源のうち少なくとも1つの信号源から出力される信号の位相を変えて前記複数の信号源から出力される信号間の位相差を制御する位相制御手段と
    を具備することを特徴とする信号源の位相制御装置。
  2. 前記複数の信号源は、前記信号源から出力される信号の位相をシフトさせる位相オフセット調整手段を有し、前記第2の位相情報の位相分解能は、前記位相オフセット調整手段の位相分解能よりも高いことを特徴とする請求項1記載の信号源の位相制御装置。
  3. 前記位相制御手段は制御対象の信号源から出力される信号の値が零となる時点で前記信号源の出力を停止させ、所定の期間経過後に、再び前記制御対象の信号源から前記所定の信号を出力させるように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項2のうちいずれか一項に記載の信号源の位相制御装置。
  4. 前記位相制御手段は前記信号源に対して制御信号を入力してから実際に制御信号に従った信号を出力するまでに必要とする所定の時間分だけ早く前記信号源に対し制御を開始することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の信号源の位相制御装置。
  5. 前記複数の信号源は、ダイレクト・ディジタル・シンセサイザであり、信号源からサイン波を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の信号源の位相制御装置。
  6. 前記位相制御装置は、前記位相制御装置及び前記複数の信号源の各部に動作の基準となるクロック信号を供給するために前記クロック信号を発生させるクロック信号発生手段を具備し、
    前記位相情報格納手段は、前記クロック信号によりカウント動作をする位相カウンタを具備し、
    前記位相制御手段は、
    前記制御対象の信号源の信号を停止させる制御信号を送出する第1の位相タイミング情報が格納された第1のレジスタと、
    再び前記制御対象の信号源の信号を出力する第2の位相タイミング情報が格納された第2のレジスタと、
    前記複数の位相情報格納手段のうち、基準となる信号源に対応する位相情報格納手段の前記位相カウンタから出力される位相情報と前記第1のレジスタに格納された第1の位相タイミング情報とを比較し、一致した場合に制御対象の信号源に対して信号を停止させる制御信号を送出し、前記位相カウンタから出力される位相情報と前記第2のレジスタに格納された第2の位相タイミング情報とを比較し、一致した場合に制御対象の信号源に対して信号を出力する制御信号を送出する制御信号送出手段と
    を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項に記載の信号源の位相制御装置。
  7. 所定の信号を、この信号の位相を示す第1の位相情報に基づいて出力する複数の信号源と、
    前記複数の信号源ごとに設けられ、前記信号源から出力される信号の位相を示す第2の位相情報を格納する複数の位相情報格納手段と、
    前記位相情報格納手段によって格納された前記第2の位相情報に基づいて、前記複数の信号源のうち少なくとも1つの信号源から出力される信号の位相を変えることにより前記複数の信号源から出力される信号間の位相差を制御する位相制御手段と
    を具備することを特徴とする発振装置。
  8. 前記複数の信号源は、前記信号源から出力される信号の位相をシフトさせる位相オフセット調整手段を有し、前記第2の位相情報の位相分解能は、前記位相オフセット調整手段の位相分解能よりも高いことを特徴とする請求項7記載の信号源の位相制御装置。
  9. 前記位相制御手段は制御対象の信号源から出力される信号の値が零となる時点で前記信号源の出力を停止させ、所定の期間経過後に、再び前記制御対象の信号源から前記所定の信号を出力させるように制御することを特徴とする請求項7乃至請求項8のうちいずれか一項に記載の発振装置。
  10. 前記位相制御手段は前記信号源に対して制御信号を入力してから実際に制御信号に従った信号を出力するまでに必要とする所定の時間分だけ早く前記信号源に対し制御を開始することを特徴とする請求項7乃至請求項9のうちいずれか一項に記載の発振装置。
  11. 前記複数の信号源は、ダイレクト・ディジタル・シンセサイザであり、サイン波を出力することを特徴とする請求項7乃至請求項10のうちいずれか一項に記載の発振装置。
  12. 前記位相制御手段は、前記位相制御手段および前記信号源の各部に動作の基準となるクロック信号を発生させるクロック信号発生手段を具備し、
    前記位相情報格納手段は、前記クロック信号によりカウント動作をする位相カウンタを具備し、
    前記位相制御手段は、
    前記制御対象の信号源の信号を停止させる制御信号を送出する第1の位相タイミング情報が格納された第1のレジスタと、
    再び前記制御対象の信号源の信号を出力する第2の位相タイミング情報が格納された第2のレジスタと、
    前記複数の位相情報格納手段のうち、基準となる信号源に対応する位相情報格納手段の前記位相カウンタから出力される位相情報と前記第1のレジスタに格納された第1の位相タイミング情報とを比較し、一致した場合に制御対象の信号源に対して信号を停止させる制御信号を送出し、前記位相カウンタから出力される位相情報と前記第2のレジスタに格納された第2の位相タイミング情報とを比較し、一致した場合に制御対象の信号源に対して信号を出力する制御信号を送出する制御信号送出手段と
    を具備することを特徴とする請求項7乃至請求項11のうちいずれか一項に記載の発振装置。
  13. 所定の信号を、この信号の位相を示す第1の位相情報に基づいて出力する信号源から出力される信号の周波数を制御する周波数制御装置であって、
    前記信号源から出力される信号の位相を示す第2の位相情報を格納する位相情報格納手段と、
    前記位相情報格納手段によって格納された前記第2の位相情報に基づいて、位相が360度の点で周波数の変更が行われるように前記信号源に制御信号を送出する周波数制御手段と
    を具備することを特徴とする信号源の周波数制御装置。
  14. 前記周波数制御手段は前記信号源に対して制御信号を入力してから実際に制御信号に従った信号を出力するまでに必要とする所定の時間分だけ早く前記信号源に対し制御を開始することを特徴とする請求項13記載の信号源の周波数制御装置。
  15. 前記複数の信号源は、ダイレクト・ディジタル・シンセサイザであり、サイン波を出力することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の信号源の周波数制御装置。
  16. 前記制御装置は、各部に動作の基準となるクロック信号を発生させるクロック信号発生手段を具備し、
    前記位相情報格納手段は、前記クロック信号によりカウント動作をする位相カウンタを具備し、
    前記周波数制御手段は、
    前記信号源の信号の周波数を変更する制御信号を送出する位相タイミング情報が格納されたレジスタと、
    前記位相カウンタから出力される位相情報と前記レジスタに格納された位相タイミング情報とを比較し、一致した場合に制御対象の信号源に対して周波数を変更する制御信号を送出する制御信号送出手段と
    を具備することを特徴とする請求項13乃至請求項15のうちいずれか一項に記載の信号源の周波数制御装置。
  17. 所定の信号を、この信号の位相を示す第1の位相情報に基づいて出力する信号源と、
    前記信号源から出力される信号の位相を示す第2の位相情報を格納する位相情報格納手段と、
    前記位相情報格納手段によって格納された前記第2の位相情報に基づいて、前記所定の信号の位相が360度の点で周波数の変更が行われるように前記信号源に制御信号を送出する周波数制御手段と
    を具備することを特徴とする発振装置。
  18. クロック信号に基づいて所定の信号を出力する複数の信号源から出力される信号間の位相を制御する位相制御装置であって、
    前記複数の信号源のうち、所定の信号源に対して、所定の期間前記クロック信号の供給を停止し、その後再び、クロック信号を供給することで前記複数の信号源から出力される信号間の位相を制御する位相制御手段と
    を具備することを特徴とする信号源の位相制御装置。
  19. クロック信号に基づいて所定の信号を出力する複数の信号源と、
    前記複数の信号源のうち、所望の信号源に対して、所定の期間前記クロック信号の供給を停止し、その後再び、クロック信号を供給することで前記複数の信号源から出力される信号間の位相を制御する位相制御手段と
    を具備することを特徴とする発振装置。
  20. 所定の信号を出力する複数の信号源から出力される信号間の位相差を制御する位相制御方法であって、
    前記複数の信号源のうち、制御対象の信号源の信号出力が零となる時点で前記信号源の出力信号を停止させる第1の工程と、
    前記制御対象の信号源の信号出力が零となってから所定の期間経過後に、再び前記制御対象の信号源から前記所定の信号を出力させる第2の工程と
    を具備することを特徴とする位相制御方法。
  21. 前記第1の工程は、前記信号源に対して制御信号を入力してから実際に制御信号に従った信号を出力するまでに必要とする所定の時間分だけ早く前記信号源に対し出力の停止を指示する制御信号を送出する工程を含み、
    前記第2の工程は、前記所定の時間分だけ早く、前記制御対象の信号源から前記所定の信号の出力を指示する制御信号を送出する工程を含む
    ことを特徴とする請求項20記載の位相制御方法。
  22. 所定の信号を出力する信号源から出力される信号の周波数を制御する周波数制御方法であって、
    前記信号源から出力される信号の位相が360度の点で周波数の変更が行われるように前記信号源に制御信号を送出する工程を含むことを特徴とする周波数制御方法。
  23. 前記工程は、前記信号源に対して制御信号を入力してから実際に制御信号に従った信号を出力するまでに必要とする所定の時間分だけ早く前記信号源に対し周波数の変更を指示する制御信号を送出する工程を含むことを特徴とする請求項22記載の周波数制御方法。

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