JP7364616B2 - ジッタ耐力測定装置及びジッタ耐力測定方法 - Google Patents

ジッタ耐力測定装置及びジッタ耐力測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、ジッタ耐力測定装置及びジッタ耐力測定方法に関し、特に、前方誤り訂正を使用する通信規格に基づいた被試験物のジッタ耐力を測定するジッタ耐力測定装置及びジッタ耐力測定方法に関する。
近年、モバイル通信5GやIoT機器の普及により、IPデータトラフィックの増大が続いている。大容量データ通信を支えるデータセンタの中では、400GbE通信方式の導入が進みつつあり、将来の更なる大容量伝送に対応するため800GbE/1.6TbEへの進展が検討されている。2017年に標準化された200GbE/400GbEでは、伝送容量増加のために、伝送フォーマットとしてPAM4が採用されている。2値で伝送する従来のNRZと比較して、4値で伝送するPAM4は伝送速度を2倍にすることができる反面、SN比が約10dB悪化する。そこで、200GbE/400GbEの物理層伝送では、伝送速度の上昇とSN比の悪化から、NRZ伝送では当然であったエラーフリー伝送を実現することが難しくなり、前方誤り訂正(Forward Error Correction:FEC)を前提とした伝送方法が用いられる。
例えば、IEEE802.3に規定されたRS-FEC(544,514)によるFEC符号化では、30個のFECシンボル(FEC Symbol)からなるパリティ部分と、514個のFECシンボルからなるメッセージ部分とからなる544個のFECシンボルを有するコードワード(Codeword:CW)が生成される。また、IEEE802.3に規定されたRS-FEC(528,514)によるFEC符号化では、14個のFECシンボルからなるパリティ部分と、514個のFECシンボルからなるメッセージ部分とからなる528個のFECシンボルを有するコードワードが生成される。
このように、コードワードが30FECシンボル(又は14FECシンボル)のパリティ部分を含むことにより、1コードワード当たり最大15個(又は7個)のFECシンボルのエラーを訂正することが可能になっている。このため、1コードワード中のFECシンボルエラー数が16個(又は8個)以上となるコードワードは、エラー訂正できなかったUncorrectable Codewordとなる。なお、1FECシンボルは10bitからなり、1FECシンボルに含まれるビットエラーの数が1~10の範囲にあれば、そのFECシンボルはエラーを含むFECシンボルとなる。このため、ビットエラーの分布によっては最小16ビットエラー(又は8ビットエラー)でUncorrectable Codewordが生じるが、最大150ビットエラー(又は70ビットエラー)でもUncorrectable Codewordが生じない場合もある。
従来、被測定物(Device Under Test:DUT)に徐々にジッタを付加し、DUTがエラーを発生しないでどの程度のジッタ量(位相変調量)に耐えられるかを測定するジッタ耐力試験が行われている(例えば、特許文献1参照)。これまでのジッタ耐力試験ではビット誤り率(Bit Error Rate:BER)のみをターゲットとした測定が行われているが、FECを前提とした試験ではBERのみではなく、コードワードごとのFECシンボルエラー数の比率が非常に重要な指標となってくる。BERとUncorrectable Codewordの数には決まった相関はないため、例えば同一のBER条件であっても、Uncorrectable Codewordが発生しているかどうかによって、FECのジッタ耐力の結果が大きく異なることになる。
しかしながら、特許文献1に開示されたようなジッタ耐力測定装置は、BERに基づくジッタ耐力測定及び推定は可能だが、FECに対応したジッタ耐力試験を行うことができないという問題があった。
一方、DUTから送信されたコードワードを受信して、そのFECシンボルエラー数の分布を表示するネットワーク試験装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第6199420号公報 特願2020-033640
特許文献2に開示されたネットワーク試験装置では、例えば図7に示すようなFECシンボルエラー数の分布を示す画面が提供されている。このように測定期間中のFECシンボルエラー数の分布をグラフ化し表示することは可能だが、ジッタ量の増加によりこの分布がどう変わるのかを確認するためにはその都度データを取得し、再度グラフ化するという手間が必要となる。つまり、ジッタ量に応じて複数のグラフが作成されることになり、測定結果の分析が煩雑になるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、ジッタ量(位相変調量)が異なるFECシンボルエラーの分布を1つのグラフで表現することができるジッタ耐力測定装置及びジッタ耐力測定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るジッタ耐力測定装置は、複数のFECシンボルからなる複数のコードワードを含むデータ信号を出力するデータ信号出力部と、前記データ信号を所望の位相変調量で位相変調してジッタ信号を発生し、前記ジッタ信号を被測定物に入力するジッタ信号発生器と、前記位相変調量を変化させる制御を行う変調制御部と、前記ジッタ信号の入力に伴って前記被測定物から出力される被測定信号のビットエラー及びFECシンボルエラーを検出するデータ比較部と、前記データ比較部により検出された前記被測定信号のビットエラーの数と、前記データ比較部により検出された前記被測定信号のFECシンボルエラーのコードワードごとの数を、前記位相変調量ごとにカウントするエラーカウント部と、前記エラーカウント部によりカウントされたFECシンボルエラー数で、前記被測定信号に含まれる複数のコードワードを複数のグループに分類するCW分類部と、前記CW分類部により分類された各前記グループに属するコードワードのコードワード数を、前記位相変調量ごとにカウントするCW数カウント部と、横軸を前記位相変調量とし、第1の縦軸を前記CW数カウント部によりカウントされた各前記グループの前記コードワード数又は前記コードワード数の比率とした第1グラフを表示画面に表示制御する表示制御部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係るジッタ耐力測定装置は、被測定信号に含まれる複数のコードワードをFECシンボルエラー数で複数のグループに分類し、各グループに属するコードワードのコードワード数を位相変調量ごとにカウントする。これにより、本発明に係るジッタ耐力測定装置は、横軸を位相変調量とし、第1の縦軸を各グループのコードワード数又はコードワード数の比率として、ジッタ量(位相変調量)が異なるFECシンボルエラーの分布を1つのグラフで表現することができる。
また、本発明に係るジッタ耐力測定装置は、前記エラーカウント部によりカウントされたビットエラー数に基づいて、前記被測定信号のビット誤り率を算出するBER算出部を更に備え、前記表示制御部は、横軸を前記位相変調量とし、第2の縦軸を前記BER算出部により算出された前記被測定信号のビット誤り率とした第2グラフを、前記第1グラフに重畳して表示画面に表示制御する構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るジッタ耐力測定装置は、横軸を位相変調量としたグラフにおいて、FECシンボルエラーの分布とBERの変化とを重畳して表示することができる。
また、本発明に係るジッタ耐力測定装置においては、前記表示制御部は、前記CW数カウント部によりカウントされた各前記グループの前記コードワード数又は前記コードワード数の比率を、前記第1グラフにおいて前記グループごとに色分けして表示する構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るジッタ耐力測定装置は、FECシンボルエラーの分布をグループごとに色分けして表示するため、グラフ上でFECシンボルエラーの分布を視覚的に明確に表現できる。
また、本発明に係るジッタ耐力測定装置は、前記第1グラフの前記第1の縦軸のスケールを変更するための操作部を更に備える構成であってもよい。
この構成により、本発明に係るジッタ耐力測定装置は、ユーザによる操作部への操作により第1の縦軸のスケールを適宜拡大縮小することが可能であるため、Uncorrectable Codewordなど低レートのコードワードのコードワード数又はコードワード数の比率も、グラフ上で視覚的に明確に表現できる。
また、本発明に係るジッタ耐力測定方法は、複数のFECシンボルからなる複数のコードワードを含むデータ信号を出力するデータ信号出力ステップと、前記データ信号を所望の位相変調量で位相変調してジッタ信号を発生し、前記ジッタ信号を被測定物に入力するジッタ信号発生ステップと、前記位相変調量を変化させる制御を行う変調制御ステップと、前記変調制御ステップにより前記位相変調量を変化させた前記ジッタ信号の入力に伴って前記被測定物から出力される被測定信号のビットエラー及びFECシンボルエラーを検出するデータ比較ステップと、前記データ比較ステップにより検出された前記被測定信号のビットエラーの数と、前記データ比較ステップにより検出された前記被測定信号のFECシンボルエラーのコードワードごとの数を、前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量ごとにカウントするエラーカウントステップと、前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量ごとに前記エラーカウントステップによりカウントされたFECシンボルエラー数で、前記被測定信号に含まれる複数のコードワードを複数のグループに分類するCW分類ステップと、前記CW分類ステップにより分類された各前記グループに属するコードワードのコードワード数を、前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量ごとにカウントするCW数カウントステップと、横軸を前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量とし、第1の縦軸を前記CW数カウントステップによりカウントされた各前記グループの前記コードワード数又は前記コードワード数の比率とした第1グラフを表示画面に表示制御する表示制御ステップと、を含む構成である。
また、本発明に係るジッタ耐力測定方法は、前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量ごとに前記エラーカウントステップによりカウントされたビットエラー数に基づいて、前記被測定信号のビット誤り率を算出するBER算出ステップを更に含み、前記表示制御ステップは、横軸を前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量とし、第2の縦軸を前記BER算出ステップにより算出された前記被測定信号のビット誤り率とした第2グラフを、前記第1グラフに重畳して表示画面に表示制御する構成であってもよい。
本発明は、ジッタ量(位相変調量)が異なるFECシンボルエラーの分布を1つのグラフで表現することができるジッタ耐力測定装置及びジッタ耐力測定方法を提供するものである。
本発明の実施形態に係るジッタ耐力測定装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した変調制御部により設定される変調周波数ごとの位相変調量の下限値及び上限値の一例を示す表である。 400GAUI-8規格のジッタ耐力試験における変調周波数と位相変調量の組合せを示す表である。 図1に示した表示制御部により表示制御される位相変調量ごとのFECシンボルエラー数の分布とBERを示すグラフである。 図4のグラフの左側の縦軸の下側を10万倍に拡大したグラフである。 本発明の実施形態に係るジッタ耐力測定装置を用いるジッタ耐力測定方法の処理を示すフローチャートである。 従来のFECシンボルエラー数の分布を示すグラフである。
以下、本発明に係るジッタ耐力測定装置及びジッタ耐力測定方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るジッタ耐力測定装置1は、ジッタ発生部2とジッタ耐力測定部3とを備えて概略構成される。ジッタ耐力測定装置1は、FECを使用する通信規格に基づいたDUT4が、入力されるデータ信号などの位相の揺らぎ(ジッタ)にどのくらい耐えられるかを示すジッタ耐力を測定するものである。
DUT4が対応する通信規格は、例えば、800/400/200/100/50GbE、1.6TbEなどのEthernet(登録商標)、PCI-Express(登録商標)などである。DUT4としては、被測定信号としての電気信号又は光信号を出力するが、入力されるデータ信号のエラー訂正を行わないものを想定している。
光信号を出力するDUT4としては、例えば、光トランシーバが挙げられる。電気信号を出力するDUT4としては、例えば、PPG、光モジュールの中で使われているDSP(Digital Signal Processor)などが挙げられる。光トランシーバは、電気信号と光信号を相互に変換するためのモジュールであり、例えば、電界吸収型変調器集積レーザ(Electro-absorption Modulator integrated Laser diode:EML)を備えたTOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)や、フォトダイオード(Photodiode)を備えたROSA(Receiver Optical Sub-Assembly)などの光送受信デバイスが搭載されている。光トランシーバの規格には、QSFP-DD、OSPF、CFP8、SFP56などがある。
なお、DUT4が光信号を出力するものである場合には、DUT4から出力された光信号を電気信号にO/E変換するMCB(Module Compliance Board)5をDUT4に接続する。これにより、ジッタ耐力測定部3には、DUT4が電気信号を出力するか光信号を出力するかにかかわらず、電気信号が入力されるようになる。
ジッタ発生部2は、変調信号の振幅(サインジッタ振幅:SJ振幅)に比例する位相変調量で位相変調されたジッタ信号を発生するもので、図1に示すように、データ信号出力部21と、変調信号発生器22と、ジッタ信号発生器23と、を含んで構成される。
データ信号出力部21は、複数のFECシンボルからなる複数のコードワードを含むデータ信号を出力するようになっている。データ信号出力部21は、例えば、2値のNRZ信号や3値以上の多値変調信号をデータ信号として出力することが可能である。本実施形態では主に、2値のNRZ信号と4値の多値変調信号であるPAM4信号がデータ信号出力部21から出力される場合を例に挙げて説明する。
データ信号出力部21から出力されるNRZ信号は、0,1からなる2つのビット列のデータ(以下、単に「ビット列データ」とも称する)で構成され、IEEE802.3に規定されたRS-FEC(528,514)によるFEC符号化が行われている。また、データ信号出力部21から出力されるPAM4信号は、0(00),1(01),2(10),3(11)からなる4つのPAM4シンボル列のデータで構成され、IEEE802.3に規定されたRS-FEC(544,514)によるFEC符号化が行われている。これらのデータ信号は、ジッタ耐力測定部3においてDUT4のBERやFECシンボルエラーなどを測定する際の基準データにもなる。
データ信号出力部21が発生する具体的なデータ信号としては、例えばPRBS7(パターン長:2-1)、PRBS9(パターン長:2-1)、PRBS10(パターン長:210-1)、PRBS11(パターン長:211-1)、PRBS15(パターン長:215-1)、PRBS20(パターン長:220-1)などの各種疑似ランダムパターン(PRBS:Pseudo Random Bit Sequence)といった周期パターンや、PRBS13Q、PRBS31Q、SSPRQなどのPAM4信号を評価するための評価用パターン、RS-FEC(Reed-Solomon Forward Error Correction)エンコード付きのスクランブルアイドルパターンがある。
変調信号発生器22は、データ信号出力部21から出力されたデータ信号にジッタを付加するための変調信号を発生するようになっている。変調信号発生器22により発生される変調信号の変調周波数と位相変調量(又はSJ振幅)は、例えば、後述する操作部37の操作によりユーザの所望の値に設定可能である。
ジッタ信号発生器23は、データ信号出力部21から出力されたデータ信号を、変調信号発生器22から出力された変調信号により所望の位相変調量で位相変調してジッタ信号を発生し、発生したジッタ信号をDUT4に入力するようになっている。
ジッタ耐力測定部3は、ジッタ発生部2が発生するジッタ信号の入力に伴ってDUT4から出力される被測定信号を受けてジッタ耐力を測定するもので、図1に示すように、信号受信部31と、同期検出部32(32a,32b)と、データ比較部33と、制御部35と、記憶部36と、操作部37と、表示部38と、を含んで構成される。さらに、信号受信部31は、PAM4デコーダ31aと、Grayデコーダ31bと、を含む。
DUT4に入力されたジッタ信号がPAM4信号の場合、PAM4デコーダ31aは、被測定信号(PAM4信号)から最上位ビット列データ(以下、「MSBデータ」とも称する)と最下位ビット列データ(以下、「LSBデータ」とも称する)を生成する。
Grayデコーダ31bは、DUT4に入力されたPAM4信号にグレイコード(Gray Code)に基づいた符号化が行われている場合に、PAM4デコーダ31aから出力されたMSBデータ及びLSBデータにグレイコードに基づく復号処理を行うようになっている。一方、Grayデコーダ31bは、DUT4に入力されたPAM4信号にグレイコードに基づいた符号化が行われていない場合には、PAM4デコーダ31aから出力されたMSBデータ及びLSBデータをそのまま通過させる。
同期検出部32aは、DUT4に入力されたジッタ信号がPAM4信号の場合、後述する記憶部36から読み込んだ基準となるPAM4信号のMSBデータであるMSB基準データと、Grayデコーダ31bから出力される被測定信号のMSBデータとの同期を取るようになっている。また、同期検出部32aは、MSB基準データと同期した被測定信号のMSBデータのパターンの先頭をコードワードの先頭とし、その先頭から被測定信号のMSBデータを10bitごとのFECシンボルに区切るようになっている。
同期検出部32bは、DUT4に入力されたジッタ信号がPAM4信号の場合、後述する記憶部36から読み込んだ基準となるPAM4信号のLSBデータであるLSB基準データと、Grayデコーダ31bから出力される被測定信号のLSBデータとの同期を取るようになっている。また、同期検出部32bは、LSB基準データと同期した被測定信号のLSBデータのパターンの先頭をコードワードの先頭とし、その先頭から被測定信号のLSBデータを10bitごとのFECシンボルに区切るようになっている。
データ比較部33は、同期検出部32a,32bから出力された被測定信号のMSBデータ及びLSBデータのそれぞれとMSB基準データ及びLSB基準データのそれぞれとを比較して、最上位ビットエラー(以下、「MSBエラー」とも称する)と最下位ビットエラー(以下、「LSBエラー」とも称する)をそれぞれ検出する。データ比較部33は、10bitごとに区切られた被測定信号のMSBデータとLSBデータにおいて、10bit内で1bitでもエラーが発生したら1FECシンボルエラーとして検出する。
DUT4に入力されたジッタ信号がNRZ信号の場合、信号受信部31は、被測定信号(NRZ信号)を所定のサンプリング周期でサンプリングしてビット列データに変換する。この信号受信部31にて変換されたビット列データは、同期検出部32に入力される。
同期検出部32は、DUT4に入力されたジッタ信号がNRZ信号の場合、後述する記憶部36から読み込んだ基準となるNRZ信号のビット列データであるNRZ基準データと、信号受信部31から出力される被測定信号のビット列データとの同期を取るようになっている。また、同期検出部32は、NRZ基準データと同期した被測定信号のビット列データのパターンの先頭をコードワードの先頭とし、その先頭から被測定信号のビット列データを10bitごとのFECシンボルに区切るようになっている。
データ比較部33は、DUT4に入力されたジッタ信号がNRZ信号の場合、同期検出部32から出力された被測定信号のビット列データとNRZ基準データとを比較して、被測定信号のビットエラーを検出する。データ比較部33は、10bitごとに区切られた被測定信号のビット列データにおいて、10bit内で1bitでもエラーが発生したら1FECシンボルエラーとして検出する。
記憶部36は、データ信号出力部21から出力される既知パターンのデータ信号のビット列データ、MSBデータ、及びLSBデータを記憶する。これらの既知パターンのデータ信号のビット列データ、MSBデータ、及びLSBデータは、DUT4から送信された被測定信号のビット列データ、MSBデータ、及びLSBデータと比較するときの基準となる基準データとなっている。また、記憶部36は、制御部35の後述するエラーカウント部35bによるカウント結果を記憶する。また、記憶部36は、基準データと同期が取れた被測定信号のビット列データ、MSBデータ、及びLSBデータとともに、データ比較部33による比較結果データなどを記憶する。さらに、記憶部36は、後述する制御部35により得られる、被測定信号のBER及びコードワードごとのFECシンボルエラー数と位相変調量及び変調周波数とを対応付けたデータを記憶する。
操作部37は、ユーザによる操作入力を受け付けるためのものであり、例えば表示部38の表示画面に対応する入力面への接触操作による接触位置を検出するためのタッチセンサを備えるタッチパネルで構成される。操作部37は、ユーザが表示画面に表示されている特定の項目の位置を指やスタイラス等で触れた際に、タッチセンサが表示画面上で検出した位置と項目の位置との一致を認識することにより、各項目に割り当てられた機能を実行するための信号を制御部35に出力する。操作部37は、表示部38に操作可能に表示されるものであってもよく、あるいは、キーボード又はマウスのような入力デバイスを含んで構成されるものであってもよい。
ユーザによる操作部37への操作入力により、変調周波数、位相変調量の下限値及び上限値、位相変調量のステップ幅、位相変調量ごとの測定時間などの設定を行うことが可能である。
表示部38は、液晶ディスプレイやCRT等の表示機器で構成され、後述する表示制御部35fによる表示制御に基づき、DUT4のジッタ耐力測定に関わる設定画面や測定結果などの各種表示内容を表示画面に表示するようになっている。さらに、表示部38は、各種条件を設定するためのボタン、ソフトキー、プルダウンメニュー、テキストボックスなどの操作対象の表示を行うようになっている。
制御部35は、例えばCPU、ROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、ジッタ耐力測定装置1を構成する上記各部の動作を制御するものである。また、制御部35は、ROM等に記憶された所定のプログラムをRAMに移してCPUで実行することにより、後述する変調制御部35a、エラーカウント部35b、BER算出部35c、CW分類部35d、CW数カウント部35e、及び表示制御部35fの少なくとも一部をソフトウェア的に構成することが可能である。ここで、CWとはコードワード(Codeword)を指す。なお、変調制御部35a、エラーカウント部35b、BER算出部35c、CW分類部35d、CW数カウント部35e、及び表示制御部35fの少なくとも一部は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのディジタル回路で構成することも可能である。あるいは、変調制御部35a、エラーカウント部35b、BER算出部35c、CW分類部35d、CW数カウント部35e、及び表示制御部35fの少なくとも一部は、ディジタル回路によるハードウェア処理と所定のプログラムによるソフトウェア処理とを適宜組み合わせて構成することも可能である。
変調制御部35aは、操作部37からの設定情報に基づき、変調信号発生器22から出力される変調信号の変調周波数と位相変調量を変化させる制御を行うようになっている。図2に、ユーザによる操作部37への操作入力に応じて変調制御部35aにより設定される変調周波数[MHz]と位相変調量の下限値[UI]及び上限値[UI]の組合せの一例を示す。また、図3に400GAUI-8規格のジッタ耐力試験で規定された変調周波数[MHz]と位相変調量[UI]の組合せを示す。400GAUI-8規格では、図3に示す変調周波数と位相変調量の5つの組合せ(Case A~Case E)のいずれについても、Uncorrectable Codewordが発生しないとともに、BERが1E-5以下となることが要求されている。
図2に示すように、本実施形態における変調制御部35aは、位相変調量の下限値[UI]を規格の値に一致させるとともに、位相変調量の上限値[UI]を規格の位相変調量[UI]よりも大きな値に設定することが可能である。これにより、本実施形態のジッタ耐力測定装置1は、DUT4が規格に定められたジッタ耐力を満たしているか否かを試験するだけでなく、DUT4のジッタ耐力のマージンを確認するための試験を行うことができる。
エラーカウント部35bは、データ比較部33により検出されたFECシンボルエラーのコードワードごとの数を、位相変調量ごとにカウントするようになっている。なお、PAM4信号の1コードワード(544FECシンボル)は、272FECシンボルのMSBデータと、272FECシンボルのLSBデータとからなる。このため、PAM4信号の1コードワード中のFECシンボルエラー数は、272FECシンボルのMSBデータと272FECシンボルのLSBデータのFECシンボルエラー数の和になる。
さらに、エラーカウント部35bは、DUT4に入力されたジッタ信号がNRZ信号の場合、データ比較部33にて検出したビットエラーの数を位相変調量ごとにカウントする。また、エラーカウント部35bは、DUT4に入力されたジッタ信号がPAM4信号の場合、データ比較部33にて検出したMSBエラーの数とLSBエラーの数を位相変調量ごとにカウントする。
BER算出部35cは、DUT4に入力されたジッタ信号がNRZ信号の場合、エラーカウント部35bにより位相変調量ごとにカウントされたビットエラー数を、対応するビット列データの全ビット数で割った値を、被測定信号のBERとして算出するようになっている。また、BER算出部35cは、DUT4に入力されたジッタ信号がPAM4信号の場合、エラーカウント部35bにより位相変調量ごとにカウントされたMSBエラー数とLSBエラー数の和を、対応するMSBデータ及びLSBデータの全ビット数で割った値を、被測定信号のBERとして算出するようになっている。
なお、制御部35は、操作部37より入力された測定時間にわたって、被測定信号のBER及びFECシンボルエラーの測定を行う。測定時間が終了すると、変調制御部35aは、それらの測定結果を基に、変調信号の位相変調量を変更する制御、又は変調信号の変調周波数と位相変調量とを両方変更する制御を行う。例えば、変調制御部35aは、測定終了時にUncorrectable Codewordが発生していない場合や、BERが基準値(1E-5など)よりも低い場合には、位相変調量を増加させる制御を行う。また、変調制御部35aは、Uncorrectable Codewordが発生した場合、BERが基準値よりも高い場合、又は位相変調量が上限値に到達した場合には、変調周波数と位相変調量を両方変更する制御を行う。このときのUncorrectable Codewordの発生数や発生割合、BERの値の閾値は、ユーザが操作部37を用いて任意に設定できる。
CW分類部35dは、エラーカウント部35bによりカウントされたFECシンボルエラー数で、DUT4から送信された被測定信号に含まれる複数のコードワードを複数のグループに分類するようになっている。
CW分類部35dは、DUT4に入力されたジッタ信号がNRZ信号の場合、例えば9つのグループN0~N7,UCWに複数のコードワードを分類する。グループN0,N1,N2,N3,N4,N5,N6,N7は、FECシンボルエラー数がそれぞれ0,1,2,3,4,5,6,7であるコードワードのグループである。グループUCWは、FECシンボルエラー数が8以上であり、Uncorrectable Codewordとなったコードワードのグループである。
CW分類部35dは、DUT4に入力されたジッタ信号がPAM4信号の場合、例えば17のグループN0~N15,UCWに複数のコードワードを分類する。グループN0,N1,N2,N3,N4,N5,N6,N7,N8,N9,N10,N11,N12,N13,N14,N15は、FECシンボルエラー数がそれぞれ0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15であるコードワードのグループである。グループUCWは、FECシンボルエラー数が16以上であり、Uncorrectable Codewordとなったコードワードのグループである。
CW数カウント部35eは、CW分類部35dにより分類された各グループに属するコードワードのコードワード数を、位相変調量ごとにカウントするようになっている。
図4及び図5は、DUT4に入力されたジッタ信号がPAM4信号である場合に、表示制御部35fによって表示部38の表示画面に表示制御されるグラフの例である。表示制御部35fは、横軸を位相変調量とし、左側の縦軸(第1の縦軸)をCW数カウント部35eによりカウントされた各グループのコードワード数又はコードワード数の比率とした第1グラフを表示部38の表示画面に表示制御するようになっている。すなわち、第1グラフは、位相変調量ごとのFECシンボルエラー数の分布を示している。この例では、変調周波数は40MHzであり、横軸は0.05UI~0.18UIの範囲が表示されている。
また、表示制御部35fは、CW数カウント部35eによりカウントされた各グループのコードワード数又はコードワード数の比率を、第1グラフにおいてグループごとに色分けして表示する。さらに、表示制御部35fは、横軸を位相変調量とし、右側の縦軸(第2の縦軸)をBER算出部35cにより算出された被測定信号のBERとした第2グラフを、第1グラフに重畳して表示画面に表示制御するようになっている。
左側の縦軸、右側の縦軸、及び横軸は、いずれもユーザによる操作部37への操作により、任意のスケールに変更可能である。図5は、ユーザによる操作部37への操作により、図4の第1グラフの左側の縦軸の下側が10万倍に拡大されたグラフとなっている。
図4及び図5に示す第1グラフでは、N0~N15,UCWで示す領域が、それぞれグループN0~N15,UCWの位相変調量ごとのコードワード数の比率を表している。各位相変調量において、グループN0~N15,UCWのコードワード数の比率は、縦軸方向に沿ってこの順に表示される。図4及び図5に示す第1グラフ及び第2グラフにより、位相変調量が増えるにつれて、被測定信号のBERが悪化するとともに、1コードワード中のFECシンボルエラー数が増加することが一目で分かるようになっている。
なお、図4及び図5に示す第1グラフでは、左側の縦軸をCW数カウント部35eによりカウントされた各グループのコードワード数の比率としているが、左側の縦軸をCW数カウント部35eによりカウントされた各グループのコードワード数そのものとしてもよい。
以下、本実施形態のジッタ耐力測定装置1を用いるジッタ耐力測定方法について、図6のフローチャートを参照しながらその処理の一例を説明する。
まず、ユーザによる操作部37への操作により各種パラメータが入力される(ステップS1)。これらのパラメータには、変調周波数、位相変調量の下限値LL及び上限値UL、位相変調量のステップ幅Δpmなどが含まれる。
次に、データ信号出力部21は、複数のFECシンボルからなる複数のコードワードを含むデータ信号を出力する(データ信号出力ステップS2)。
次に、ジッタ信号発生器23は、データ信号出力ステップS2により出力されたデータ信号を、ステップS1で入力された変調周波数及び位相変調量LL+n×Δpmの変調信号で位相変調してジッタ信号を発生し、発生したジッタ信号をDUT4に入力する(ジッタ信号発生ステップS3)。ここで、nは0以上の整数であり、その初期値は0である。
次に、データ比較部33は、ジッタ信号の入力に伴ってDUT4から出力される被測定信号のビットエラー及びFECシンボルエラーを検出する(データ比較ステップS4)。
次に、エラーカウント部35bは、データ比較ステップS4により検出された被測定信号のビットエラーの数と、データ比較ステップS4により検出された被測定信号のFECシンボルエラーのコードワードごとの数を、位相変調量LL+n×Δpmごとにカウントする(エラーカウントステップS5)。
次に、BER算出部35cは、エラーカウントステップS5によりカウントされたビットエラー数に基づいて、被測定信号のBERを算出する(BER算出ステップS6)。
次に、CW分類部35dは、エラーカウントステップS5によりカウントされたFECシンボルエラー数で、被測定信号に含まれる複数のコードワードを複数のグループに分類する(CW分類ステップS7)。
次に、CW数カウント部35eは、CW分類ステップS7により分類された各グループに属するコードワードのコードワード数を、位相変調量LL+n×Δpmごとにカウントする(CW数カウントステップS8)。
次に、変調制御部35aは、nの値を1インクリメントする(ステップS9)。なお、ステップS9とステップS11は、位相変調量を変化させる制御を行う変調制御ステップに相当する。
次に、変調制御部35aは、エラーカウントステップS5で基準の発生数よりも多いUncorrectable Codewordが検出された、又は、BER算出ステップS6で基準値よりも高いBERが算出された、などのユーザ設定条件を満たしたか否かを判断する(ステップS10)。上記のようなユーザ設定条件を満たした場合には、変調制御部35aは、ステップS12の処理を実行する。一方、上記のようなユーザ設定条件を満たさない場合には、変調制御部35aは、ステップS11以降の処理を実行する。
次に、変調制御部35aは、位相変調量LL+n×Δpmが上限値ULよりも大きいか否かを判断する(ステップS11)。位相変調量LL+n×Δpmが上限値ULよりも大きい場合には、変調制御部35aは、ステップS12の処理を実行する。一方、位相変調量LL+n×Δpmが上限値UL以下の場合には、変調制御部35aは、再びステップS3以降の処理を実行する。
次に、表示制御部35fは、横軸を位相変調量とし、第1の縦軸をCW数カウントステップS8によりカウントされた各グループのコードワード数又はコードワード数の比率とした第1グラフを表示部38の表示画面に表示制御する(表示制御ステップS12)。さらに、表示制御部35fは、横軸を位相変調量とし、第2の縦軸をBER算出ステップS6により算出された被測定信号のBERとした第2グラフを、第1グラフに重畳して表示部38の表示画面に表示制御する(表示制御ステップS12)。
なお、ステップS1~S12の処理は、ステップS1において変調周波数、位相変調量の下限値LL及び上限値UL、位相変調量のステップ幅Δpmなどのパラメータを必要に応じて変更した上で繰り返されてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るジッタ耐力測定装置1は、被測定信号に含まれる複数のコードワードをFECシンボルエラー数で複数のグループに分類し、各グループに属するコードワードのコードワード数を位相変調量ごとにカウントする。これにより、本実施形態に係るジッタ耐力測定装置1は、横軸を位相変調量とし、第1の縦軸を各グループのコードワード数又はコードワード数の比率として、ジッタ量(位相変調量)が異なるFECシンボルエラーの分布を1つのグラフで表現することができる。
また、本実施形態に係るジッタ耐力測定装置1は、横軸を位相変調量としたグラフにおいて、FECシンボルエラーの分布とBERの変化とを重畳して表示することができる。
また、本実施形態に係るジッタ耐力測定装置1は、FECシンボルエラーの分布をグループごとに色分けして表示するため、グラフ上でFECシンボルエラーの分布を視覚的に明確に表現できる。
また、本実施形態に係るジッタ耐力測定装置1は、ユーザによる操作部37への操作により第1の縦軸のスケールを適宜拡大縮小することが可能であるため、Uncorrectable Codewordなど低レートのコードワードのコードワード数又はコードワード数の比率も、グラフ上で視覚的に明確に表現できる。
1 ジッタ耐力測定装置
2 ジッタ発生部
3 ジッタ耐力測定部
4 DUT
21 データ信号出力部
22 変調信号発生器
23 ジッタ信号発生器
31 信号受信部
32 同期検出部
33 データ比較部
35 制御部
35a 変調制御部
35b エラーカウント部
35c BER算出部
35d CW分類部
35e CW数カウント部
35f 表示制御部
36 記憶部
37 操作部
38 表示部

Claims (6)

  1. 複数のFECシンボルからなる複数のコードワードを含むデータ信号を出力するデータ信号出力部(21)と、
    前記データ信号を所望の位相変調量で位相変調してジッタ信号を発生し、前記ジッタ信号を被測定物(4)に入力するジッタ信号発生器(23)と、
    前記位相変調量を変化させる制御を行う変調制御部(35a)と、
    前記ジッタ信号の入力に伴って前記被測定物から出力される被測定信号のビットエラー及びFECシンボルエラーを検出するデータ比較部(33)と、
    前記データ比較部により検出された前記被測定信号のビットエラーの数と、前記データ比較部により検出された前記被測定信号のFECシンボルエラーのコードワードごとの数を、前記位相変調量ごとにカウントするエラーカウント部(35b)と、
    前記エラーカウント部によりカウントされたFECシンボルエラー数で、前記被測定信号に含まれる複数のコードワードを複数のグループに分類するCW分類部(35d)と、
    前記CW分類部により分類された各前記グループに属するコードワードのコードワード数を、前記位相変調量ごとにカウントするCW数カウント部(35e)と、
    横軸を前記位相変調量とし、第1の縦軸を前記CW数カウント部によりカウントされた各前記グループの前記コードワード数又は前記コードワード数の比率とした第1グラフを表示画面に表示制御する表示制御部(35f)と、を備えることを特徴とするジッタ耐力測定装置。
  2. 前記エラーカウント部によりカウントされたビットエラー数に基づいて、前記被測定信号のビット誤り率を算出するBER算出部(35c)を更に備え、
    前記表示制御部は、横軸を前記位相変調量とし、第2の縦軸を前記BER算出部により算出された前記被測定信号のビット誤り率とした第2グラフを、前記第1グラフに重畳して表示画面に表示制御することを特徴とする請求項1に記載のジッタ耐力測定装置。
  3. 前記表示制御部は、前記CW数カウント部によりカウントされた各前記グループの前記コードワード数又は前記コードワード数の比率を、前記第1グラフにおいて前記グループごとに色分けして表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のジッタ耐力測定装置。
  4. 前記第1グラフの前記第1の縦軸のスケールを変更するための操作部(37)を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のジッタ耐力測定装置。
  5. 複数のFECシンボルからなる複数のコードワードを含むデータ信号を出力するデータ信号出力ステップ(S2)と、
    前記データ信号を所望の位相変調量で位相変調してジッタ信号を発生し、前記ジッタ信号を被測定物(4)に入力するジッタ信号発生ステップ(S3)と、
    前記位相変調量を変化させる制御を行う変調制御ステップ(S9,S11)と、
    前記変調制御ステップにより前記位相変調量を変化させた前記ジッタ信号の入力に伴って前記被測定物から出力される被測定信号のビットエラー及びFECシンボルエラーを検出するデータ比較ステップ(S4)と、
    前記データ比較ステップにより検出された前記被測定信号のビットエラーの数と、前記データ比較ステップにより検出された前記被測定信号のFECシンボルエラーのコードワードごとの数を、前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量ごとにカウントするエラーカウントステップ(S5)と、
    前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量ごとに前記エラーカウントステップによりカウントされたFECシンボルエラー数で、前記被測定信号に含まれる複数のコードワードを複数のグループに分類するCW分類ステップ(S7)と、
    前記CW分類ステップにより分類された各前記グループに属するコードワードのコードワード数を、前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量ごとにカウントするCW数カウントステップ(S8)と、
    横軸を前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量とし、第1の縦軸を前記CW数カウントステップによりカウントされた各前記グループの前記コードワード数又は前記コードワード数の比率とした第1グラフを表示画面に表示制御する表示制御ステップ(S12)と、を含むことを特徴とするジッタ耐力測定方法。
  6. 前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量ごとに前記エラーカウントステップによりカウントされたビットエラー数に基づいて、前記被測定信号のビット誤り率を算出するBER算出ステップ(S6)を更に含み、
    前記表示制御ステップは、横軸を前記変調制御ステップにより変化させた前記位相変調量とし、第2の縦軸を前記BER算出ステップにより算出された前記被測定信号のビット誤り率とした第2グラフを、前記第1グラフに重畳して表示画面に表示制御することを特徴とする請求項5に記載のジッタ耐力測定方法。
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