JP4677764B2 - パルス幅変調信号駆動機器の制御装置 - Google Patents

パルス幅変調信号駆動機器の制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、パルス幅変調された信号で駆動され、その動作が制御される機器において発生する不要ノイズ成分の低減方法に係る。
パルス幅変調信号で駆動される機器(例えば、電流制御ステッピングモータ等)は、当該機器に流す電流波形のデューティ比を変える(すなわちパルス幅変調(以下、PWMと記す)波形、)ことで機器の動作を制御する構成としている。このようなPWM制御機器の場合、PWMのパルス列で負荷の駆動電流をスイッチングするため、制御基本周波数およびその高調波周波数のスイッチングノイズが発生する。このスイッチングノイズは、例えば車載用を考えた場合、同じ車両に搭載されている車載ラジオの聴取に対して影響を与え、聴取を困難にしたり、耳障りとなる雑音を発生したり、場合によっては車載用の他のディジタル機器の動作に悪影響を及ぼす場合も懸念される。
このノイズ成分低減の方法として、下記特許文献1にステッピングモータ制御装置が開示されている。これは、電流制御ステッピングモータを制御するため上記PWMされた駆動電流パルス列(以下、制御クロックと記す)に対して、さらにこの制御クロックの周波数より低い周波数を有する正弦波で周波数変調をかけることにより、所望の周波数帯域において上記のノイズのスペクトル成分を拡散させ、車載機器への影響を低減しようとするものである。
特開平7−99795号公報
以上述べたノイズ低減法においてもラジオ聴取に対する影響を必ずしも十分に低減できるわけではない。以下、この理由を説明する。
通信装置として、例えば日本国内におけるAM放送は、545kHzから1605kHzの帯域が使用されており、各局の放送波の搬送波は9kHzの倍数の周波数が割り当てられている。またその搬送波の±6kHz程度の範囲が側帯波の帯域であり、すなわち12kHz程度が一つの放送波の帯域幅となっている。例えば、東京地方で受信可能なニッポン放送は1242kHzを搬送波としており、側帯波を含めた帯域は1236kHzから1248kHzである。
ここで、例えば制御クロックが248kHzのステッピングモータの制御装置について、制御クロック周波数及びその高調波のノイズが、ラジオ聴取に与える影響を考える。この場合、制御クロックの5次高調波の周波数は1240kHzである。これはニッポン放送の側帯波の帯域に入ることから、ラジオの音声出力にこの高調波成分が雑音として混入し、当該放送局の聴取に悪影響を及ぼすことになる。また、側帯波の帯域に入っていない制御クロックであっても、このクロックに起因するノイズスペクトルのピーク値を前記従来の方法で拡散させると、拡散されたノイズ成分が放送帯域に入ってきてしまい、ラジオ聴取への影響が増加してしまうことが考えられる。
以上のように、PWM信号駆動機器の制御クロックのスイッチングノイズを周波数領域でスペクトルを拡散させてもラジオ受信その他車載機器の動作への影響を必ずしも十分に低減できるわけではなかった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、制御の基本周波数ならびにその高調波によるノイズ成分となる放射スペクトルを拡散させた場合、拡散させたスペクトルにノイズ成分を含まない空白部分を作ることで、上記不要な放射ノイズを抑制することの出来る制御装置を提供することにある。
本発明においては上記目的を達成するために、上記周波数変調手段によりPWM信号の周波数に揺らぎを与える周波数可変手段を、第1および第2の発振器と、これにより得られた電圧波形の振幅を変更する第3の発振器とを備えている。
また、第2の発振器と第3の発振器には、これら両発振器の出力電圧の変化に対して同期をとるための同期手段を備えている。
本発明の構成により、制御クロックでステッピングモータを駆動する際に発生するスイッチングノイズの周波数成分をシフトすることが可能となり、これにより、制御クロックの高調波成分のスペクトル分布に所望のノイズ成分を含まない空白部分を形成することが出来るようになり、ラジオ受信その他車載機器の動作に悪影響を及ぼすことのないステッピングモータ制御装置を実現できた。
以下、本発明についてPWM信号駆動機器の例として電流制御ステッピングモータについて図により説明する。
図12は一般に用いられている電流制御ステッピングモータ(以下、ステッピングモータと略記する)制御系を示す構成図である。図12において、指示入力部1から入力されたステッピングモータ20の制御命令はCPU2に入力され、PWM波形のステッピングモータの制御クロックが生成される。この制御クロックは、相切替信号によりステッピングモータ各相のコイルに当該制御クロックを順次供給するシーケンス情報と共に、バッファ22を介してブリッジ回路状に接続されたスイッチング素子(FET1〜FET4)に印加され、ステッピングモータの動作が制御される。
これらスイッチング素子に入力されたステッピングモータ駆動用の制御クロックの周波数およびシーケンスによりステッピングモータ20が制御される構成となっている。ここで、スイッチング素子はステッピングモータ20のコイル21に流れる電流をPWMされた制御クロックでON,OFFすることによりステッピングモータ20のコイル21に流れる電流制御を行うものであり、電力スイッチングを行うため、PWM波形の制御クロックの基本周波数およびその高調波成分を有するスイッチングノイズが放射され車載ラジオの聴取に悪影響を与えることになる。なお、図12においてステッピングモータ20のコイル21は1相分のみを示している。
このため、図13に示すように、ステッピングモータ20の制御クロックの基本周波数よりも低い周波数で、かつ振幅が周波数変調後の周波数でfa〜fbに対応する電圧の正弦波Jで周波数変調をかけ、PWM波形の制御クロックの周波数に揺らぎを付与すると、図14に示すように、この正弦波の振幅で決定される周波数帯域幅(fa〜fb)に上記のスイッチングノイズのスペクトルの揺らぎが拡散された形となり、これによりラジオ聴取時のノイズレベルを低下させることが出来、ラジオ聴取時のノイズの影響を軽減し得ることが知られている。
(実施の形態1)
図1に本発明による実施の形態1である電流制御ステッピングモータ制御装置の構成図を示す。この制御装置は、指示入力部1からの指示入力がCPU2の制御部3に入力されると、制御部3に入力された指示に従って、スイッチ部4により、ステッピングモータ20の駆動コイル21に流れる電流のON、OFFを制御するパルス列およびシーケンスを形成する。ここで、制御部3に入力される指示はステッピングモータ20の目標位置、運転パターン等であり、一方、この制御部3の内部ではステッピングモータ20の現在位置も記憶されており、これらのデータからモータ巻線21への通電シーケンス、すなわちPWM波形を有する制御クロックのパターンを設定する。
この制御クロックにさらに周波数変調手段5により制御クロックより低い周波数で周波数変調をかけることによりスイッチングノイズのスペクトル拡散処理を行っている。周波数変調手段はVCO(Voltage Controlled Oscillator)を内蔵しており、周波数可変手段6からの信号により上記のPWMで周波数変調された制御クロックをスイッチ部4へ供給している。
図2は、図1におけるA、B、C、D各位置における、それぞれの電圧波形を示している。電圧波形Aは、発振器FG1(7)の出力電圧波形を表しており、ステッピングモータ駆動時のスイッチングノイズのスペクトルを拡散させる周波数帯域を設定するもので、この波形は正弦波に限らず図示のように三角波の使用も可能である。
特に、正弦波の場合は正または負の頂点付近で周波数変調波の高周波パルス成分が密集する部分が生じ、ノイズ成分が多くなる。これに対し、三角波においては周波数変化の一様性を保つことが出来るようになり信号対雑音比の点で有利となる。なお、同様の理由により三角波の代わりにのこぎり波を用いても差し支えない。
Bは発振器FG2(8)の出力電圧波形を表しており、周波数変調手段5における発振周波数帯を遷移させるためのオフセット電圧波形を発生するものである。このオフセット電圧波形は、オフセットする過渡状態での残留ノイズを除去するためにもステップ状に急激に変化する波形が望ましい。これら電圧波形AおよびBは加算器9において加算され、周波数変調手段5の入力電圧波形Cを形成する。周波数変調手段5は、周波数可変手段6からの電圧波形Cを周波数変調手段5内のVCOにより周波数変化に変換するもので、電圧波形Cの電圧オフセットVは、周波数帯域遷移の大きさに対応している。電圧波形Dは、スイッチ部4へ供給される周波数変調がかけられたステッピングモータ20を駆動する制御クロックの波形を示している。
図3は、周波数可変手段6の出力信号で、縦軸を周波数軸、横軸を時間軸として示した波形図である。発振器FG1(7)の電圧振幅はf1〜f3,f4〜f2と周波数が遷移する幅に対応しており、発振器FG2(8)の電圧振幅はf3〜f4の周波数遷移の幅に対応している。ここで、図3における時間幅Tはオフセット電圧が印加された状態の通電時間を示し、この時間幅に関しては後述する。
また、図4は、図1における制御周波数を図3の波形で周波数変調した場合のスイッチ部4へ供給される信号のスペクトルである。図4において縦軸Aはスペクトル成分の強さを、横軸は周波数fとしている。図3の波形を用いて、制御部3からの制御クロックを周波数変調することで、拡散したノイズスペクトルのf3〜f4の周波数帯域にノイズスペクトル成分を持たないスペクトルの空白部を設けることができ、図4に示すように放送周波数帯域におけるノイズ成分を除去した放射ノイズスペクトルの形にすることが出来る。
(実施の形態2)
図5に、実施の形態1の場合と同様、電流制御ステッピングモータ制御装置を例としてその構成図を示す。
図5において周波数可変手段6は、電圧振幅と発振周波数の異なる複数の発振器、発振器FG3(10)および発振器FG4(11)を備えており、発振器FG5(12)の出力でこれら両発振器(FG3およびFG4)を切り換え部13により切り換える構成としている。すなわち、発振器FG3(10)で周波数幅(f1〜f3)を、発振器FG4(11)で周波数幅(f4〜f2)異なるオフセットで発振させておき、これらを発振器5(12)の出力により予め定められた周期で切り換え部13の切り替えを行う構成としている。これにより、図4に示した放送周波数帯(f3〜f4)内にステッピングモータ駆動パルス列の高調波成分が落ち込まないように周波数変調手段5のVCOを制御する構成としている。
図6は、図5におけるE,F,G,C,D各位置における、それぞれの電圧波形を表している。Eは発振器FG3(10)の電圧波形を示しており、FはEと異なる振幅とオフセットを持つ発振器FG4(11)の電圧波形を示しており、電圧波形Gは発振器5(12)の出力で、切り換え部13の切り換え動作を行うタイミングの電圧波形を示している。電圧波形Gの電位が低いとき(電圧V1)に発振器FG3(10)を選択し、電位が高いとき(電圧V2)に発振器FG4(11)を選択した場合を示している。Cは周波数変調手段5に供給される周波数可変手段13からの電圧波形を示している。この電圧波形は周波数変調手段5のVCOにより、ステッピングモータ制御パルスの周波数に付加された揺らぎに対応しており、Dはスイッチ部4に供給される駆動パルス周波数の制御クロックの波形を示している。
本実施の形態2により、複数の放射ノイズスペクトルで、かつこのスペクトル幅が異なる場合、各スペクトルの強度、すなわちf1〜f3およびf4〜f2の角スペクトル幅の強度を揃えることが出来るようになる。この場合のスペクトラムは、図4に示したものと同様になる。
(実施の形態3)
図7に、本発明による実施の形態3である電流制御ステッピングモータ制御装置の構成図を示す。
周波数可変手段6は、発振器FG1(7)と、発振器FG1(7)出力のオフセットを変更する発振器FG2(8)と、これにより得られた電圧波形の振幅を変更する発振器FG6(14)とを備えている。また、発振器FG2(8)と発振器FG6(14)には、これら両発振器FG2およびFG6の出力電圧の変化に対して同期をとるための同期手段15を備えている。
このような構成にすることで、発振器FG2(8)と発振器FG6(14)を用いて一定の周期で、かつ振幅とオフセットの異なる電圧波形を作ることが出来る。すなわち、発振器FG2(8)のオフセットに対応する周波数帯域で、拡散された放射ノイズスペクトラムに空白部分を設けることが出来、発振器FG6(14)により設定される振幅に対応する周波数帯域で放射ノイズスペクトラムを拡散することが出来る。
図8は図7におけるA,B,H,C,D各位置での、それぞれの電圧波形を表している。Aは発振器FG1(7)の出力電圧波形を示しており、BはAの出力波形のオフセット電圧を変更する発振器FG2(8)の電圧波形を示しており、Hは加算器9の出力(A+B)の振幅を乗算器16で変更した電圧波形を示している。ここで、電圧波形BとHの時刻Tにおける振幅変化のタイミングは同期手段15により同期がとられている。Cは周波数変調手段5へ供給する周波数可変手段6からの電圧波形を示しており、Dはスイッチ部4へ供給される駆動周波数のクロックの電圧波形を示している。
電圧波形Aと電圧波形Bとは加算器9により加算され、オフセットが付加される。このオフセット付加後の電圧波形に発振器FG6(14)からの電圧波形Hが乗算器16において乗算され、電圧波形Cが得られる。この電圧波形Cと制御部3からの指示に対応した制御クロックとで周波数変調手段5において、スイッチ部4を駆動するパルス列Dが得られ、この周波数のスペクトラムは図4に示すようになる。
(実施の形態4)
図9に、本発明による実施の形態4である電流制御ステッピングモータ制御装置の構成図を示す。
本実施の形態4においては、図7に示した実施の形態3の構成において、ラジオ受信機の受信周波数を検知する受信周波数検知手段17を有し、この受信周波数に対応して、発振器FG2(8)および発振器FG6(14)の発振条件を制御し、周波数可変手段6の出力のオフセットとその振幅を変更する構成としている。ラジオ受信機の受信周波数の検知は、一度放送周波数領域をスイープすることにより取得する方法、若しくは、予め地域毎の通信使用周波数マップを用意しておき、これにより発振器FG2(8)およびFG6(14)を制御すれば良い。
以下、具体例としてAMラジオの場合について考えてみる。例えば、ステッピングモータ駆動の基準周波数が248kHzで、受信周波数検出手段17により、受信周波数が文化放送(1134kHz)と、ニッポン放送(1242kHz)と、ラジオ日本(f3=1422kHz)である場合を考える。この場合では、基準周波数の5次高調波(1240kHz)が、ニッポン放送の放送周波数帯に影響してくる。図10は、上記3放送局の放送波の周波数帯域分布を表している。
まず、文化放送とニッポン放送、ニッポン放送とラジオ日本において、図4におけるf1,f2,f3,f4に対応する周波数を求める。側帯波の帯域を6kHzとすると、
f1=1134+6=1140kHz
f3=1242−6=1236kHz
f4=1242+6=1248kHz
f2=1422−6=1416kHz
となる。ステッピングモータ駆動クロックの基準周波数が248kHzの場合、この5次高調波(1240kHz)はf3〜f4のニッポン放送の周波数帯域内に入って来るため、この5次高調波がこの近くの空き周波数帯域(例えば、f1〜f3またはf4〜f2)に入るようにオフセット電圧として発振器FG2(8)の出力電圧を設定する。
次に、オフセット電圧を切り換える周波数帯域の比を求める。この周波数帯域の比は、ノイズスペクトルを拡散する周波数帯域幅に比例して求める。f1〜f3の周波数帯域をΔ1とし、f2〜f4の周波数帯域をΔ2とすると、
Δ1=f3−f1=96kHz
Δ2=f2−f4=168kHz
となる。ここで、拡散する帯域幅が異なる場合、ノイズスペクトル強度が帯域幅毎に異なってくるので、ノイズ低減効果が低下する。これを避けるため、図11における各帯域毎にそのオフセットした状態の通電時間(T1およびT2)を以下の関係にしておく必要がある。ここで、ステッピングモータ駆動周波数の揺らぎの幅を図11に示すようにΔ1’およびΔ2’とすれば、
T1=Δ1’/(Δ1’+Δ2’)
T2=Δ2’/(Δ1’+Δ2’)
すなわち、スイッチングの周期をTとして
T=T1+T2
の条件を満足する周期でスイッチングを繰り返すことにより、異なる帯域幅に対してもノイズスペクトル強度を揃えることが可能となり、各通電時間幅の最適化を行うことが出来る。
以上の構成において、周波数可変手段6の出力波形は三角波とオフセットを切り換える矩形波とを合成した波形となる。また、振幅変更用スイッチングを行う発振器FG6(14)の出力波形も勿論矩形波であることが望ましい。なお、以上のようにして、任意の周波数帯域に対してノイズ軽減の効果を最適状態で実行することが出来るようになる。
なお、以上の実施の形態においては電流制御ステッピングモータを一例として説明したが、本発明に係る構成は、これに限らず、DC−DCコンバータ等PWM信号を用いて制御する装置に対しては全て適用し得るもので、本実施の形態に限るものではない。
本発明による実施の形態1を示す電流制御ステッピングモータ制御装置の構成図。 図1の構成における各部波形図。 本発明における周波数変調前の制御信号電圧波形図。 周波数変調後のステッピングモータ駆動波形のスペクトラム。 本発明による実施の形態2を示す電流制御ステッピングモータ制御装置の構成図。 図5の構成における各部波形図。 本発明による実施の形態3を示す電流制御ステッピングモータ制御装置の構成図。 図7の構成における各部波形図。 本発明による実施の形態4を示す電流制御ステッピングモータ制御装置の構成図。 3放送局を例とした周波数帯域割り当て図。 図10の周波数帯域割り当てに対する制御電圧波形図。 一般的な電流制御ステッピングモータ制御系の構成図。 ステッピングモータ駆動パルス列のノイズ成分拡散法を説明する波形図。 拡散されたノイズのスペクトル図。
符号の説明
1:指示入力部 2:CPU
3:制御部 4:スイッチ部
5:周波数変調手段 6:周波数可変手段
7:発振器FG1 8:発振器FG2
9:加算器 10:発振器FG3
11:発振器FG4 12:発振器FG5
13:切り換え部 14:発振器FG6
15:同期手段 16:乗算器
17:受信周波数検知手段
18:ステッピングモータ駆動電源
19:スイッチング素子ブリッジ接続部 20:ステッピングモータ
21:ステッピングモータ駆動コイル 22:バッファ

Claims (3)

  1. パルス幅変調信号駆動機器の動作を指示する指示入力部と、
    該入力された指示により前記パルス幅変調信号駆動機器を動作させる制御クロックを生成する制御部と、
    該制御部出力の制御クロックを周波数変調することにより、前記制御部出力である制御クロックに予め定められた周波数範囲で周波数の揺らぎを与える周波数変調手段と、
    該周波数変調手段における変調信号を生成するための周波数可変手段と、
    該周波数変調された前記制御クロックに基づいて前記パルス幅変調信号駆動機器に所定の駆動電流を流すためのスイッチング素子を駆動するスイッチ部とを有するパルス幅変調信号駆動機器の制御装置において、
    前記周波数可変手段は、
    前記スイッチング素子で発生するスイッチングノイズを周波数領域で拡散する範囲を設定する第1の発振器と、
    該第1の発振器出力にオフセット電圧を付与して前記スイッチングノイズの周波数帯域をシフトするための信号を発生させる第2の発振器と、
    該第1および第2の発振器出力を合成するための加算器と
    前記第1の発振器の振幅を変更するための第3の発振器と、
    前記第2の発振器と前記第3の発振器との同期をとる同期手段と、
    を有することを特徴とするパルス幅変調信号駆動機器の制御装置。
  2. 請求項に記載のパルス幅変調信号駆動機器の制御装置において、
    前記第2の発振器は、前記スイッチ部の近傍にある受信装置の受信周波数を検知し、
    前記受信周波数に対応して、前記オフセット電圧を変更し、
    前記第3の発振器は、前記スイッチ部の近傍にある受信装置の受信周波数を検知し、
    該受信周波数に対応して、前記第2の発振器出力の振幅を変更することを特徴とするパルス幅変調信号駆動機器の制御装置。
  3. 請求項に記載のパルス幅変調信号駆動機器の制御装置において前記第1の発振器の出力は予め定められた振幅を持つ三角波で、
    前記第2の発振器および前記第3の発振器の出力は、予め定められた振幅を持つ矩形波であることを特徴とするパルス幅変調信号駆動機器の制御装置。


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