JP5077827B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5077827B2
JP5077827B2 JP2008067895A JP2008067895A JP5077827B2 JP 5077827 B2 JP5077827 B2 JP 5077827B2 JP 2008067895 A JP2008067895 A JP 2008067895A JP 2008067895 A JP2008067895 A JP 2008067895A JP 5077827 B2 JP5077827 B2 JP 5077827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference clock
switching
frequency
signal
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008067895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009225574A (ja
Inventor
健 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2008067895A priority Critical patent/JP5077827B2/ja
Publication of JP2009225574A publication Critical patent/JP2009225574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077827B2 publication Critical patent/JP5077827B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、スイッチング信号の周波数を所定の周期で変調するスイッチング信号生成手段を備えるスイッチング電源装置に関するものである。
スイッチング電源装置では、スイッチング周波数に変調をかけ、スイッチング周波数のスペクトラムを拡散させることにより、ピークのノイズレベルを数db〜20db程度低下させる技術が知られている(特許文献1参照)。
図3は、スイッチング信号の周波数を所定の周期で変調するスイッチング信号生成手段を備える従来のスイッチング電源装置の構成例を示す機能ブロック図である。このスイッチング電源は、スイッチング信号生成手段10とパワーユニット20により構成されている。
スイッチング信号生成手段10は、基準周波数発振回路11及び変調用三角波発生器12よりなる。基準周波数発振回路11は、定電流Icで充電されるコンデンサCoの端子電圧Voを、閾値Vosc_h及びVosc_lが設定されたコンパレータ11aに入力し、この閾値間でコンデンサCoを短絡放電するスイッチSWを開閉制御することで、所定周波数の鋸歯状波電圧Voを生成している。
変調用三角波発生器12は、所定周期の三角波に比例した変調電流ΔImodをコンデンサCoに供給して充電電流を変調する。この結果、所定周期で変調された周波数の鋸歯状波電圧Voを生成することができ、変調された周波数のスイッチング信号Siをパワーユニット20に出力する。
パワーユニット20は、このスイッチング信号SiをPWM(Pulse Width Modulation)回路により所定のデューティ比を有する信号に変換し、スイッチング素子Qを開閉制御する。入力電源Eiから絶縁用変圧器Tの1次巻線n1を流れる電流がスイッチング素子Qでオンオフ制御される。
2次巻線n2に誘起された電圧は、ダイオードD1,D2で整流され、インダクタンスLとコンデンサC1で平滑されて出力電圧Eoを発生する。図では省略されているが、出力電圧Eoを安定化させるためにPWM回路21をフィードバック制御する、レギュレータを備える構成も一般的である。
特開平7−312863号公報
従来のスイッチング電源装置におけるスイッチング信号発生手段の構成では、つぎのような問題がある。
(1)変調用三角波発生器12が別途必要となり、回路構成が複雑となり、コストアップの要因となる。
(2)基準周波数発振回路11は、アナログ回路による自走式の発振回路であり、複数のスイッチング電源装置が稼動するシステムにおいて、スイッチング周波数の同期をすることができない。
(3)PLL(Phase Locked Loop)回路により、同期信号を生成する手法も考えられるが、周波数変調の際にセトリングタイムが発生し、応答遅れによりノイズ軽減効果が期待できない。
(4)PLL回路を使用した場合には、周波数の変調が離散的にならず、途中の周波数信号が発生し、他システムとの干渉問題が発生するおそれがある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、周波数変調の周期を自由に又高精度に決定できると共に、スイッチング周波数の同期が容易であり、かつ、部品点数の増加を少なくできるスイッチング電源装置の実現を目的としている。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)スイッチング信号の周波数を所定の周期で変調するスイッチング信号生成手段を備えるスイッチング電源装置において、
前記スイッチング信号生成手段は、
所定周波数の基準クロック信号を発生する基準クロック発生手段と、
前記基準クロック信号を所定の周期で連続的に区分した各区分において、前記基準クロック信号に対して所定時間の位相遅れを追加する位相変調手段と、
を備え、
前記スイッチング信号生成手段は、FPGAにより構成されると共に、前記位相変調手段は、前記各区分の連続する3区分において、前記基準クロック信号に対して単調に増加する時間遅れ、一定の時間遅れ、単調に減少する時間遅れを追加することを特徴とするスイッチング電源装置。
本発明の構成によれば、次のような効果を期待することができる。
(1)従来構成では、変調回路により変調の方式が固定されるが、本発明では、FPGA等に回路を取り込めるため、プログラムの変更により、変調のパターンが自由に変更できる。
(2)FPGAは、プログラムによりハードウェア機能を実現できるので、アナログ回路部品を用いる構成に比較して極めて簡単安価にスイッチング信号生成手段を実現することができる。
(3)PLL回路により、同期信号を生成する手法では、周波数変調の際にセトリングタイムが発生し、応答遅れによりノイズ軽減効果が期待できないが、位相変調を実行する本発明構成では、応答遅れの問題は発生しない。
(4)PLL回路を使用した場合には、周波数の変調が離散的にならず、途中の周波数信号が発生し、他システムとの干渉問題が発生する虞があるが、FPGAを用いた変調では周波数の変調が離散的となり、他システムとの干渉が本質的に発生しない。
以下、本発明を図面により詳細に説明する。図1は、本発明を適用したスイッチング電源装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。図3で説明した従来装置における要素と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
パワーユニット20の構成及び動作は、図3と同一であるため、説明を省く。本発明の構成上の特徴部は、スイッチング信号生成手段100にある。スイッチング信号生成手段100の機能構成は、基準クロック発生手段101、位相変調手段102、位相変調手段102の各種設定を行うパラメータ設定手段103よりなる。
本発明のスイッチング信号生成手段100は、市販のFPGA(Field Programmable Gate Array)を利用することができる。FPGAを利用すれば、プログラミングにより回路機能を定義できるので、基準クロック発生手段101、位相変調手段102、パラメータ設定手段103を容易に実現することができる。
基準クロック発生手段101は、システムのCPUクロックを分周することで所定周波数のクロック信号を得ることができるので、複数のスイッチング電源装置のスイッチング信号を同期させることが容易である。
位相変調手段102は、基準クロック信号を所定の周期で連続的に区分した各区分において、基準クロック信号に対して所定の位相遅れを追加するものであり、具体的には次の機能を備える。
(1)各区分の特定区分において、基準クロック信号に対して単調に増加する時間遅れを追加する。
(2)各区分の特定区分において、基準クロック信号に対して一定の時間遅れを追加する。(3)各区分の特定区分において、前記基準クロック信号に対して単調に減少する時間遅れを追加する。
(4)各区分の連続する3区分において、基準クロック信号に対して単調に増加する時間遅れ、一定の時間遅れ、単調に減少する時間遅れを追加する
図2は、位相変調手段102の動作を説明するタイムチャートである。(A)は基準クロック信号Siを示し、10μsの周期、即ち100kHzの周波数を有する。(G)は、基準クロック信号を所定の周期で連続的に区分した各区分A、B、Cの時間帯を示す。
(B)は、基準クロック信号に追加する位相遅れ信号を示し、区分Aの時間帯では、1μSより、1μSずつ単調増加して4μSまでの位相遅れを追加する。区分Bの時間帯では、4μSの一定時間の位相遅れを追加する。区分Cの時間帯では、4μSより、1μSずつ単調減少して1μSまでの位相遅れを追加する。
このように、基準クロック信号に対して位相遅れをパルスごとに付加し、前後のクロックの位相遅れの差の大きさを制御することで、周波数を変調する。そのときの周波数は、基準クロック周波数×(基準クロックの周期/(基準クロックの周期+位相遅れ信号の差))となる。位相遅れ信号の差は、(n+1)番目の位相遅れ信号のパルス幅からn番目の位相遅れ信号のパルス幅を引いたものになる(nは1以上の整数)。
例えば、区分Aのスイッチング周波数は、基準クロック周波数を100kHz、基準クロックの周期を10μs、位相遅れ信号の差を+1μsとすると、式(1)で示される。
100kHz×(10μs/(10μs+1μs))= 90.9kHz (1)
同様に、区分Cのスイッチング周波数は、基準クロック周波数を100kHz、基準クロックの周期を10μs、位相遅れ信号の差を−1μsとすると、式(2)で示される。
100kHz×(10μs/(10μs−1μs))= 111.1kHz (2)
(C)は、位相遅れの追加操作により変調したクロック信号Smを示す。(D)は、位相遅れτの変化、(E)は周期Tの変化を示す。このような位相遅れの追加操作により、区分Aの時間帯の周期は、基準クロックの10μSより1μS長い11μSとなり、(F)に示すスイッチング周波数は90.9kHzとなる。
区分Bの時間帯では、位相の遅れは一定の4μSである。位相遅れは、4μSを保ったままなので、周期は10μSであり、スイッチング周波数は基準クロック信号と同じ100kHzである。
区分Cの時間帯では、位相遅れを4μSより1μSづつ徐々に減らし1μSまで減らすことにより、Cの時間帯の周期は、基準クロック信号の10μSより1μS短い9μSとなり、スイッチング周波数は111.1kHzである。
位相変調手段102の位相の制御のパターンは1周期毎に自由に設定できるので、理論上どのようなパターンでの変調も可能である。周波数を離散的に変更することもランダムに変更することも連続的に変更することも可能であり、周期も自由に設定することができる。
本発明を適用したスイッチング電源装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。 位相変調手段の動作を説明するタイムチャートである。 従来のスイッチング電源装置の構成例を示す機能ブロック図である。
符号の説明
20 パワーユニット
21 PWM回路
100 スイッチング信号生成手段
101 基準クロック生成手段
102 位相変調手段
103 パラメータ設定手段

Claims (1)

  1. スイッチング信号の周波数を所定の周期で変調するスイッチング信号生成手段を備えるスイッチング電源装置において、
    前記スイッチング信号生成手段は、
    所定周波数の基準クロック信号を発生する基準クロック発生手段と、
    前記基準クロック信号を所定の周期で連続的に区分した各区分において、前記基準クロック信号に対して所定時間の位相遅れを追加する位相変調手段と、
    を備え、
    前記スイッチング信号生成手段は、FPGAにより構成されると共に、前記位相変調手段は、前記各区分の連続する3区分において、前記基準クロック信号に対して単調に増加する時間遅れ、一定の時間遅れ、単調に減少する時間遅れを追加することを特徴とするスイッチング電源装置。
JP2008067895A 2008-03-17 2008-03-17 スイッチング電源装置 Expired - Fee Related JP5077827B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008067895A JP5077827B2 (ja) 2008-03-17 2008-03-17 スイッチング電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008067895A JP5077827B2 (ja) 2008-03-17 2008-03-17 スイッチング電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009225574A JP2009225574A (ja) 2009-10-01
JP5077827B2 true JP5077827B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=41241765

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008067895A Expired - Fee Related JP5077827B2 (ja) 2008-03-17 2008-03-17 スイッチング電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077827B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016013549A1 (ja) * 2014-07-24 2016-01-28 Ntn株式会社 送電装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3286046B2 (ja) * 1993-12-17 2002-05-27 三菱電機株式会社 電力変換装置の制御方法
US5594324A (en) * 1995-03-31 1997-01-14 Space Systems/Loral, Inc. Stabilized power converter having quantized duty cycle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009225574A (ja) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6688138B2 (ja) 負荷応答ジッタ
US7245106B2 (en) Controller of pulse width modulation signal-driven device, and method of reducing noise of the device
TWI574497B (zh) 電荷泵電壓調整器與相關控制方法
US8201012B2 (en) Load adaptive EMI reduction scheme for switching mode power supply
JP6045693B2 (ja) 負荷、特にledユニットを駆動するための駆動装置及び駆動方法
US11522444B2 (en) Frequency jitter utilizing a fractional valley switching controller
JP2010268646A (ja) 電源制御装置、電源装置、及び電源制御方法
TWI520468B (zh) 直流/直流轉換器的控制器和控制方法
US20180026535A1 (en) Method and circuitry for generating pulse width modulated signals
US8363431B2 (en) Oscillator having time-variant frequency deviation and related power supply
WO2012140698A1 (ja) 半導体装置及びスイッチング電源装置
US20110085356A1 (en) Switching element driving control circuit and switching power supply device
CN108574413B (zh) 谐振变换器、用于谐振变换器的控制电路及其方法
WO2015002125A1 (ja) Pwm制御回路およびスイッチング電源装置
JP4861714B2 (ja) スペクトラム拡散クロック発生回路
JP5077827B2 (ja) スイッチング電源装置
TW201505335A (zh) 在準諧振模式產生抖動的控制器以及在準諧振模式產生抖動的方法
JP2005323491A (ja) Dc−dcコンバータ
TWI481165B (zh) 可調抖動幅度的電源轉換器的控制器及其產生可調抖動幅度的方法
JP2017073907A (ja) 周波数の可変な搬送波が共振回路を駆動する安定化電源
JP2015230302A (ja) 絶縁抵抗測定装置
RU2569679C1 (ru) Способ управления многофазным повышающим преобразователем постоянного напряжения со стабилизацией входного тока и устройство управления многофазным повышающим преобразователем со стабилизацией входного тока
KR101198309B1 (ko) 스위칭모드 파워서플라이의 스위칭소자 구동장치
US7002385B2 (en) Circuit arrangement and method for producing a pulse width modulated signal
JPH04113754A (ja) 任意波形発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120806

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120819

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees