JPH0799795A - ステッピングモータ制御装置 - Google Patents

ステッピングモータ制御装置

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JPH0799795A
JPH0799795A JP24157593A JP24157593A JPH0799795A JP H0799795 A JPH0799795 A JP H0799795A JP 24157593 A JP24157593 A JP 24157593A JP 24157593 A JP24157593 A JP 24157593A JP H0799795 A JPH0799795 A JP H0799795A
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JP
Japan
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frequency
current
stepping motor
noise
control signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP24157593A
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English (en)
Inventor
Shogo Imada
昭吾 今田
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流駆動ステッピングモータの制御装置にお
いて、モータ電流の断続により発生するノイズが外部に
及ぼす影響を軽減する。 【構成】 電流駆動ステッピングモータ1の制御装置5
に、電流制御信号の周波数を周期的に変化させる動作を
行う周波数制御手段10を設ける。これによりモータ電流
を断続することにより発生するノイズの周波数が時間的
に変動することとなり、ノイズによる影響が拡散され
る。また、周波数制御手段10の代わりにステッピングモ
ータの近傍に置かれたラジオ等の受信機の受信周波数を
検知し、前記受信周波数に対応して電流制御信号の周波
数を変更する周波数変更手段を設ける。これにより、ノ
イズの周波数成分が受信機の周波数と異なることとな
り、ノイズの影響を無くすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流駆動ステッピング
モータの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電流駆動ステッピングモータの駆動回路
を図4に示す。電源3(+B)とグランドGNDの間
に、FET1〜FET4のブリッジ回路からなるスイッ
チング部2が組まれ、ブリッジ回路の出力側にステッピ
ングモータ1の巻線21が接続される。なお、図におい
ては、巻線21は1相分のみを示して、他の相の回路の
図示は省略している。スイッチング部2を構成する各F
ET1〜FET4のゲートには、CPU5からバッファ
4を介して、電流制御信号と相切替信号が入力される。
【0003】CPU5には、指示入力手段7から指示入
力が入力される。CPU5では、これらの指示入力とス
テッピングモータ1の現ステップとから、ステッピング
モータ1の回転方向、回転速度等を決定して、各FET
1〜FET4に電流制御信号と相切替信号を出力する。
図5にスイッチング部2の各FET1〜FET4に加え
られる電流制御信号と相切替信号の信号波形、およびF
ETのオン・オフによりステッピングモータ1の巻線2
1に流れるモータ電流の波形を示す。
【0004】期間t1 において、FET4にその期間中
オンとなる相切替信号が入力され、FET1にオンと
オフが繰り返される電流制御信号が入力される。ま
た、続く期間t2 においては、FET3にその期間中オ
ンとなる相切替信号が入力され、FET2にその期間
中オンとオフが繰り返される電流制御信号が入力され
る。この電流制御信号のオン・オフを繰り返す周波
数は通常1〜20kHzとされる。
【0005】このようにFET1〜FET4が制御され
ることによりステッピングモータ1の巻線21には図5
のに示すモータ電流が流れる。このモータ電流の電流
値Iは、電流制御信号のオン時間とオフ時間の比により
決まる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したステッピ
ングモータ1は、比較的大きなモータ電流を1〜20k
Hzといった周波数でオン・オフするため、高周波ノイ
ズが発生しラジオ等の他の機器に悪影響を与えることと
なる。例えば、ステッピングモータ1が車両のスロット
ルバルブの制御に使用される場合には、モータ電流の断
続により発生したノイズがハーネスあるいは空中を伝播
してカーラジオに入り、カーラジオが雑音を発生するこ
ととなる。
【0007】本発明は、電流駆動ステッピングモータの
制御装置において、モータ電流の断続により発生するノ
イズが外部に及ぼす影響を軽減することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電流駆動ステッピングモータの制御装置
において、電流制御信号の周波数を周期的に変化させる
動作を行う周波数制御手段を設ける。あるいは、上記目
的を達成するため本発明は、電流駆動ステッピングモー
タの制御装置において、ステッピングモータの近傍に置
かれたラジオ等の受信機の受信周波数を検知し、前記受
信周波数に対応して電流制御信号の周波数を変更する周
波数変更手段を設ける。
【0009】
【作用】電流制御信号の周波数を周期的に変化させるこ
とによりモータ電流を断続する周波数を変化させた場
合、発生するノイズの周波数は時間的に変化し拡散され
る。一方、受信機の受信周波数は通常は長時間一定に保
たれる。したがって、受信機が影響を受け易いノイズの
周波数度は時間的に拡散されて、受信機のノイズによる
影響は軽減される。
【0010】また、受信機の受信周波数を検知して、こ
の受信周波数に対応して電流制御信号の周波数を変更す
る場合、電流制御信号の周波数を例えば受信周波数の整
数分の1にならないように設定する。これにより、発生
するノイズの周波数成分が受信機の受信周波数とずれる
こととなり、受信機におけるノイズの影響を少なくする
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
なお、各実施例を説明するための図面において、同一の
機能を有するものには同一の符号を付すことにより、重
複する説明は省略する。
【0012】(実施例1)図1は、第1の実施例のブロ
ック図を示す。ステッピングモータ1にスイッチング部
2を介して電源3が接続される。スイッチング部2は、
前述の図4に示すようにFET1〜FET4がブリッジ
接続されて構成される。このスイッチング部2には、C
PU5からバッファ4を介して制御信号が入力される。
【0013】CPU5の制御部には、外部の指示入力部
7よりステッピングモータ1の目標位置、運転パターン
等の指示入力が入力される。制御部6は、指示入力と内
部に記憶されたステッピングモータ1の現在位置から巻
線21の励磁パターンを決定し、決定された励磁パター
ンにより決まる電流値を励磁シーケンサ8に出力する。
【0014】励磁シーケンサ8は、制御部6からの指令
によりスイッチング部2の各FETを所定の順序で動作
させる。また、励磁シーケンサ8は、FETのオン・オ
フの周波数を変更する周波数制御部9を有している。本
実施例においては、励磁シーケンサ8の周波数制御部9
に対して、周期的に値を変える信号を発生する周波数可
変手段10を設ける。
【0015】次に、以上説明した制御装置の動作を説明
する。指示入力部7からの指示入力がCPU5の制御部
6に入力されると制御部6は、指示入力に従って、目標
位置と現在位置の差のステップ数、ステッピングモータ
1の速度、回転方向および巻線21の励磁パターン等を
決め、現時点における電流値を計算し、この電流値を励
磁シーケンサ8に入力する。
【0016】励磁シーケンサ8は、この電流値に応じた
デューティ比で、スイッチング部2の各FETに対して
電流制御信号および相切替信号を出力する。各FETに
出力される電流制御信号と相切替信号については前述の
図5に関する説明を参照されたい。このとき、励磁シー
ケンサ8の周波数制御部9は、周波数可変手段10から
の信号を受けて図2に示すように、スイッチング部2に
よりモータ電流を断続する周波数を5kHz〜20kH
zの間で、数秒の周期で変化させる。
【0017】これによりモータ電流の断続によるノイズ
の周波数成分も図2に示す曲線と同様に変化する。した
がって、ラジオにおけるノイズの影響の程度は時間的に
変化し拡散することとなり、全体としてノイズの影響を
軽減することができる。
【0018】(実施例2)図3は、本発明の第2の実施
例のブロック図を示す。以下の説明においては、前述の
実施例1の説明と重複する部分については説明を省略
し、本実施例に特有の部分についてのみ説明する。本実
施例においては、ステッピングモータ1の近傍に置かれ
たラジオ11の受信周波数がCPU5の周波数変更手段
12に導かれる。周波数変更手段12は、受信周波数に
対応した周波数に励磁シーケンサ8の周波数制御部9の
周波数を変更する。この変更後の周波数は、ステッピン
グモータ1の駆動に影響を与えない範囲の周波数の例え
ば5kHz〜20kHzの範囲に選ばれ、その範囲内の
周波数で受信周波数の整数分の1とならない周波数とさ
れる。
【0019】励磁シーケンサ8は、ここで決定された周
波数の電流制御信号をスイッチング部2に出力する。こ
れにより、モータ電流の断続により発生するノイズの周
波数成分はラジオの受信周波数と異なることとなるか
ら、ラジオにはノイズの影響が現れない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、電流駆動ステッピング
モータの制御装置において、モータ電流の断続により発
生するノイズが外部に及ぼす影響を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のブロック図。
【図2】図1の動作を説明するためのグラフ。
【図3】本発明の実施例2のブロック図。
【図4】従来のステッピングモータの回路図。
【図5】ステッピングモータの動作を説明するためのタ
イムチャート。
【符号の説明】
1…ステッピングモータ 2…スイッチング部 3…電源 5…CPU 6…制御部 7…指示入力手段 8…励磁シーケンサ 9…周波数制御部 10…周波数可変手段 11…ラジオ 12…周波数変更手段 21…巻線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流駆動ステッピングモータの制御装置
    において、電流制御信号の周波数を周期的に変化させる
    動作を行う周波数制御手段を設けたことを特徴とするス
    テッピングモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 電流駆動ステッピングモータの制御装置
    において、前記ステッピングモータの近傍にある受信機
    の受信周波数を検知し、前記受信周波数に対応して電流
    制御信号の周波数を変更する周波数変更手段を設けたこ
    とを特徴とするステッピングモータ制御装置。
JP24157593A 1993-09-28 1993-09-28 ステッピングモータ制御装置 Pending JPH0799795A (ja)

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Effective date: 20020709