JPH06113592A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

Info

Publication number
JPH06113592A
JPH06113592A JP4261389A JP26138992A JPH06113592A JP H06113592 A JPH06113592 A JP H06113592A JP 4261389 A JP4261389 A JP 4261389A JP 26138992 A JP26138992 A JP 26138992A JP H06113592 A JPH06113592 A JP H06113592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
electric motor
vibration
operating frequency
modulation frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4261389A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayanori Ishibashi
文徳 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4261389A priority Critical patent/JPH06113592A/ja
Publication of JPH06113592A publication Critical patent/JPH06113592A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明のインバータ装置は、振動および騒音
を低減するようにしている。 【構成】 制御回路4は、運転周波数を一定として変調
周波数を0から10KHzまで順次変化させてインバー
タ出力電力を電動機3に対して給電する。振動センサ
5,5からの出力信号が所定レベル以上となったことが
検出されたときにはこのときの検出周波数を記憶する。
次に、電動機3を駆動するときに運転周波数を順次高め
ていくと共に、変調周波数も高めてゆきつつPWM制御
し、このPWM制御された電力はインバータ主回路1か
ら出力されて電動機3に与えられるが、変調周波数が上
記検出周波数にさしかかると、それらの変調周波数領域
は飛び越すように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変調周波数と運転周波
数とに基づいてPWM制御された電力を出力するインバ
ータ主回路を備え、このインバータ主回路により電動機
を駆動するようにしたインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ装置においては、変調周波数
と運転周波数とに基づいてPWM制御された電力を出力
するインバータ主回路を備え、このインバータ主回路に
より電動機を駆動するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このインバ
ータ装置では、非正弦波電圧波形となるため、商用電源
にて電動機を駆動する場合に比して振動や騒音が大きく
なる問題があった。
【0004】例えば、全閉外扇形4極の電動機における
騒音は、図5に示すようになる。同図中、曲線αはイン
バータ装置にて全閉外扇形4極の電動機を駆動下場合の
騒音変化を示し、ポイントβは、全閉外扇形4極の電動
機を商用電源50Hz(200V)で駆動したときの騒
音レベルを示し、また、ポイントγは全閉外扇形4極の
電動機を商用電源60Hz(220V)で駆動したとき
の騒音レベルを示している。同図から判るように、いず
れの周波数の商用電源よりもインバータ装置の方が騒音
が大きい。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、振動および騒音を低減できるインバ
ータ装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインバータ装置
は、変調周波数と運転周波数とに基づいてPWM制御さ
れた電力を出力するインバータ主回路を備え、このイン
バータ主回路により電動機を駆動するようにしたものに
おいて、電動機の振動を検出する振動センサと、前記運
転周波数を一定として変調周波数を変化させつつ電動機
に対して給電し振動センサの出力信号が所定レベル以上
となったことが検出されたときその検出周波数を記憶す
る振動データ記憶手段と、電動機を駆動するときに変調
周波数が前記検出周波数となるような場合にはその変調
周波数領域は飛び越すように制御する制御手段とを設け
たところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0007】他の発明のインバータ装置は、変調周波数
と運転周波数とに基づいてPWM制御された電力を出力
するインバータ主回路を備え、このインバータ主回路に
より電動機を駆動するようにしたものにおいて、電動機
の振動を検出する振動センサと、前記変調周波数を一定
として運転周波数を変化させつつ電動機に対して給電し
振動センサの出力信号が所定レベル以上となったことが
検出されたときその検出周波数を記憶する振動データ記
憶手段と、電動機を駆動するときに運転周波数と前記検
出周波数との比が設定値となる場合にはその運転周波数
領域は飛び越すように制御する制御手段とを設けたとこ
ろに特徴を有するものである(請求項2の発明)。
【0008】
【作用】電動機をインバータ主回路により駆動する場
合、変調周波数により電磁振動および騒音が発生する。
この変調周波数が判れば、電磁騒音の発生を抑えること
も可能となる。
【0009】しかして、請求項1の発明においては、振
動データ記憶手段により、運転周波数を一定とし変調周
波数を変化させつつ電動機に対して給電し振動センサが
所定レベル以上の振動を検出したときその検出周波数を
記憶するから、電磁振動および騒音が発生する変調周波
数が判りこれは検出周波数として記憶される。そして、
制御手段は、電動機を駆動するときに変調周波数が前記
検出周波数となるような場合にはその変調周波数領域は
飛び越すように制御するから、電磁振動および騒音が低
減する。
【0010】また、電動機をインバータ主回路により駆
動する場合、電動機の固有振動数と運転周波数とが共振
したときに大きな振動および騒音が発生する。上記固有
振動数は基本固有振動数およびその整数倍で示される。
【0011】請求項2の発明においては、振動データ記
憶手段により、変調周波数を一定として運転周波数を変
化させつつ電動機に対して給電し振動センサが所定レベ
ル以上の振動を検出したときその検出周波数を記憶する
から、基本固有振動数が検出される。そして、制御手段
は、電動機を駆動するときに運転周波数と前記検出周波
数との比が設定値となる場合にはその運転周波数領域は
飛び越すように制御するから、振動および騒音が低減す
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1ないし図
4を参照しながら説明する。図1には、本発明実施例の
概略構成を示している。同図において、インバータ主回
路1は、商用電源2を直流化しその直流電圧を変調周波
数と運転周波数とに基づいてPWM制御して出力するよ
うに構成されている。このインバータ主回路1は、その
出力電力により電動機3を駆動するものである。
【0013】振動データ記憶手段および制御手段として
機能する制御回路4は、マイクロコンピュータおよび各
種スイッチ入力回路さらにはA/D変換器を含んで構成
されており、これは変調周波数および運転周波数を適宜
変更制御してその指令信号をインバータ主回路1に与え
るようになっている。一方、上記電動機3には、振動セ
ンサ5,5が取り付けられるようになっており、この振
動センサ5,5からの出力信号は上記制御回路4に与え
られるようになっている。
【0014】さて、上記制御回路4の振動データ記憶手
段および制御手段としての機能について述べる。この制
御回路4は、例えば図示しない試験スイッチが操作され
ると、インバータ主回路1から20V〜50Vの電圧を
出力し、且つ運転周波数を一定として変調周波数を0か
ら10KHzまで順次変化させてインバータ出力電力を
電動機3に対して給電する。
【0015】そして、振動センサ5,5からの出力信号
を読み込み、その出力信号が所定レベル以上となったこ
とが検出されたときにはこのときの変調周波数を検出周
波数として記憶する。いま、振動発生状況が図2に示す
状況であったとすると、変調周波数A,B,C,D,
E,F,GおよびHにおいて所定レベル以上の振動が検
出され、各検出周波数A,B,C,D,E,F,Gおよ
びHが制御回路4の所定記憶部に記憶される。同図にお
いて、各検出周波数A,B,C,D,E,F,Gおよび
Hにおいては、これらの振動数と電動機3の固有振動数
とが一致して共振している。
【0016】次に、図示しない運転スイッチが操作され
ると、目標回転速度に向けて運転周波数を順次高めてい
くと共に、変調周波数も高めてゆきつつPWM制御す
る。このPWM制御された電力はインバータ主回路1か
ら出力されて電動機3に与えられる。このとき、変調周
波数が上記検出周波数A,B,C,D,E,F,Gおよ
びHにさしかかると、図3に示すようように、それらの
変調周波数領域は飛び越すように制御する。
【0017】このような構成の本実施例によれば、制御
回路4における振動データ記憶手段により、運転周波数
を一定とし変調周波数を変化させつつ電動機3に対して
給電し振動センサ5,5の出力信号が所定レベル以上と
なったことを検出したときその検出周波数を記憶するか
ら、電磁振動および騒音が発生する変調周波数が判りそ
のときの検出周波数は記憶される。そして、制御回路4
における制御手段は、電動機3を駆動するときに変調周
波数が前記検出周波数となるような場合にはその変調周
波数領域は飛び越すように制御するから、電動機3の固
有振動数と変調周波数とが一致することがなくて、図4
に示すように、電磁振動および騒音良好に低減できる。
この図4において、曲線αは従来における騒音変化を示
しており、曲線δは本実施例での騒音変化を示してい
る。
【0018】ところで、電動機をインバータ主回路によ
り駆動する場合、電動機の固有振動数と運転周波数とが
共振したときに大きな振動および騒音が発生する。上記
固有振動数は基本固有振動数およびその整数倍で示され
ることに着目した場合、次のように構成しても良い。
【0019】すなわち、振動データ記憶手段は、変調周
波数を一定として運転周波数を変化させつつ電動機に対
して給電し振動センサの出力信号が所定レベル以上とな
ったことが検出されたときその検出周波数を記憶するよ
うに構成し、そして、制御手段は、電動機を駆動すると
きに運転周波数と前記検出周波数との比が設定値となる
場合にはその運転周波数領域は飛び越すように制御する
ように構成しても良い。この場合、上記検出周波数は、
電動機の基本固有振動数(運転周波数/検出周波数=
1)とみなすことができ、しかも固有振動数はこの基本
固有振動数の整数倍(このとき運転周波数/検出周波数
=2,3,4…)となるから、設定値は、運転周波数と
検出周波数との比(運転周波数/検出周波数)が1およ
びその整数倍の値(2,3,4…)設定されている。こ
の結果、運転周波数が、検出周波数との比で設定値とな
るような場合に、その運転周波数領域は飛び越すように
制御するから、振動および騒音が発生することはない。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。
【0021】請求項1の発明によれば、運転周波数を一
定とし変調周波数を変化させつつ電動機に対して給電し
振動センサが所定レベル以上の振動を検出したときその
検出周波数を記憶し、そして、電動機を駆動するときに
変調周波数が前記検出周波数となるような場合にはその
変調周波数領域は飛び越すように制御するから、電磁振
動および騒音の低減を図ることができる。
【0022】請求項2の発明によれば、変調周波数を一
定として運転周波数を変化させつつ電動機に対して給電
し振動センサが所定レベル以上の振動を検出したときそ
の検出周波数を記憶し、そして、電動機を駆動するとき
に運転周波数と前記検出周波数との比が設定値となる場
合にはその運転周波数領域は飛び越すように制御するか
ら、この場合も振動および騒音の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図
【図2】振動の発生状況を示す図
【図3】変調周波数の制御パターンを示す図
【図4】本実施例と従来との場合における騒音変化を示
す図
【図5】従来のインバータ駆動と商用電源駆動との場合
における騒音変化を示す図
【符号の説明】
1はインバータ主回路、2は商用電源、3は電動機、4
は制御回路(振動データ記憶手段、制御手段)、5は振
動センサを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調周波数と運転周波数とに基づいてP
    WM制御された電力を出力するインバータ主回路を備
    え、このインバータ主回路により電動機を駆動するよう
    にしたものにおいて、電動機の振動を検出する振動セン
    サと、前記運転周波数を一定として変調周波数を変化さ
    せつつ電動機に対して給電し振動センサの出力信号が所
    定レベル以上となったことが検出されたときその検出周
    波数を記憶する振動データ記憶手段と、電動機を駆動す
    るときに変調周波数が前記検出周波数となるような場合
    にはその変調周波数領域は飛び越すように制御する制御
    手段とを設けたことを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 変調周波数と運転周波数とに基づいてP
    WM制御された電力を出力するインバータ主回路を備
    え、このインバータ主回路により電動機を駆動するよう
    にしたものにおいて、電動機の振動を検出する振動セン
    サと、前記変調周波数を一定として運転周波数を変化さ
    せつつ電動機に対して給電し振動センサの出力信号が所
    定レベル以上となったことが検出されたときその検出周
    波数を記憶する振動データ記憶手段と、電動機を駆動す
    るときに運転周波数と前記検出周波数との比が設定値と
    なる場合にはその運転周波数領域は飛び越すように制御
    する制御手段とを設けたことを特徴とするインバータ装
    置。
JP4261389A 1992-09-30 1992-09-30 インバータ装置 Pending JPH06113592A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4261389A JPH06113592A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 インバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4261389A JPH06113592A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 インバータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06113592A true JPH06113592A (ja) 1994-04-22

Family

ID=17361182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4261389A Pending JPH06113592A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 インバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06113592A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10127089A (ja) * 1996-10-02 1998-05-15 Lucent Technol Inc 回転機械から放射されるトーン性エネルギーを削減する方法
JP2011055583A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Hitachi Plant Technologies Ltd 回転機械の共振低減方法および共振低減装置
JP2020099166A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社荏原製作所 複数の電動機組立体を備えた駆動装置
JP2020099165A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社荏原製作所 電動機組立体
JP2020099164A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社荏原製作所 電動機組立体
JP2020099167A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社荏原製作所 複数の電動機組立体を備えた駆動装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10127089A (ja) * 1996-10-02 1998-05-15 Lucent Technol Inc 回転機械から放射されるトーン性エネルギーを削減する方法
JP2011055583A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Hitachi Plant Technologies Ltd 回転機械の共振低減方法および共振低減装置
JP2020099166A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社荏原製作所 複数の電動機組立体を備えた駆動装置
JP2020099165A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社荏原製作所 電動機組立体
JP2020099164A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社荏原製作所 電動機組立体
JP2020099167A (ja) * 2018-12-19 2020-06-25 株式会社荏原製作所 複数の電動機組立体を備えた駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920017326A (ko) 무 정류자 전동기의 구동 제어장치
CN109314485B (zh) 电动机驱动装置
US7218072B2 (en) Motor driving device, motor to be driven by the same device, and apparatus using the same motor
JPH06113592A (ja) インバータ装置
JP2001352783A (ja) モータ制御装置
US5777301A (en) Relay driving apparatus for microwave oven and method thereof
JPH04200294A (ja) インバータ装置
US11699965B2 (en) Fan motor controller
JP2002125391A (ja) ブラシレスdcモータの制御方式
US7061193B2 (en) Motor drive apparatus
US20020093250A1 (en) Controlling device for a heat-dissipating system
JP2002101684A (ja) インバータ制御システム
JP2000115997A (ja) 負荷駆動制御装置
JP3215785B2 (ja) 超音波モータの周波数制御およびパルス幅制御による速度制御回路
JPH06141582A (ja) Pwm制御回路及びそれを備えたサーボ装置
JPH0823694A (ja) 直流ブラシレスモータの速度制御装置
JPH10327595A (ja) ファンモータ制御装置
JPH06113548A (ja) インバータ装置
JP3220933B2 (ja) 超音波モ−タの速度制御装置
JPH05161381A (ja) モータの駆動装置
JP2536315B2 (ja) 空気調和機の制御装置
JPH1032994A (ja) ブラシレスモータの制御方法
JPH09191644A (ja) 直流高電圧発生装置
JPH08294204A (ja) 電気自動車用モータ制御装置
JP2004221664A (ja) 音声出力制御装置