JP4674979B2 - 不整地走行車のvベルト式無段変速機 - Google Patents

不整地走行車のvベルト式無段変速機 Download PDF

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/21Providing engine brake control

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、不整地走行車のVベルト式無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌用のVベルト式無段変速機の従来技術としては、特開平11−173392号公報に記載されたものがあり、図11に示すように、被駆動プーリ200は、固定シーブ201と、可動シーブ202を備え、固定シーブ201は筒形カム軸203を一体的に備え、カム軸203は従動軸207に固定されている。可動シーブ202はスリーブ205を一体的に備え、スリーブ205はカム軸203の外周面に軸芯方向移動可能及び回転可能に嵌合している。
【0003】
被駆動プーリ200の調圧機構として、カム軸203には、スパイラル状(傾斜状)に延びるカム溝211が形成され、スリーブ205には上記カム溝211に係合するローラ214が支持され、また、可動シーブ202を固定シーブ側に付勢する調圧ばね206が縮設されている。
【0004】
図12はカム軸203及びスリーブ205の分解斜視図であり、カム溝211の両側のカム作用面211a,211bは互いに平行に形成されており、回転方向Fの前方側のカム作用面211aがエンジンドライブ時にローラ214が当接する第1のカム作用面であり、回転方向Fの後方側のカム作用面211bがエンジンブレーキ時にローラ214が当接する第2のカム作用面である。いずれのカム作用面211a,211bも、減速比大側の端部から減速比小側の端部に至るまで、ローラ214がスムースに移動できるように、段差等を有することなく滑らかにつながっている。
【0005】
エンジンブレーキ状態で坂道を下る場合には、図11の被駆動プーリ200の可動シーブ202は、調圧ばね206のばね力により減速比大側に移動し、ローラ214は図12の最大減速比位置近傍に位置し、大きな減速比を保っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図12に示すように、エンジンブレーキ作動時にローラ214が当接する第2のカム作用面211bの形状が、第1のカム作用面211aと平行であり、しかも減速比大側の端部から減速比小側の端部に至るまで段差等を有することなく滑らかにつながる形状であると、極急坂路を下る時、たとえば傾斜が20°〜30°程度になると、後車輪からの回転駆動力の増大により、ローラ214が最大減速比位置付近から第2のカム作用面211bに沿って減速比小側に移動し、図11の被駆動プーリ200が開き、エンジンブレーキの効力が低下することがある。
【0007】
【発明の目的】
本願発明は、急な坂を下る場合でも、エンジンブレーキの効力を高く維持できるようにすることを目的としている。また、坂を下り始める際に、衝撃等が生じることなく穏やかにエンジンブレーキ状態に移行でき、さらにエンジンブレーキ状態からエンジンドライブ状態への移行も支障なく行なえるようにすることも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、駆動軸上の駆動プーリと従動軸上の被駆動プーリとの間にVベルトを巻き掛け、駆動軸上の駆動プーリ推力発生機構により、駆動プーリの実効巻回径を変更する不整地走行車のVベルト式無段変速機において、前記被駆動プーリ(28)は、筒形のカム軸(56)を一体的に有すると共に前記従動軸(27)に固着された固定シーブ(54)と、前記カム軸(56)の外周面に軸方向移動可能かつ回動可能に嵌合するスリーブ(58)を有する可動シーブ(55)とからなり、前記被駆動プーリ(28)の調圧機構として、前記カム軸(56)にスパイラル状に延びるカム溝(57)を形成し、前記スリーブ(58)に前記カム溝(57)に係合するローラ(60)を設け、前記カム溝(57)の両側のカム作用面(57a、57b)のうち、エンジンブレーキ作動時にローラが当接する側のカム作用面(57b)に、エンジンドライブ時に当接する側のカム作用面(57a)のリード角(β1)よりも大きいリード角(β2)を有する部分(57e)を形成し、大きいリード角(β2)を有する前記部分(57e)は、前記カム溝(57)内における最大減速比位置よりも軸芯方向の減速比小側にずれた位置から減速比小側へ延び、かつ、前記部分(57e)の減速比小側の端部はカム溝長さ方向の中間部近傍まで至り、第1のカム作用面(57a)とほぼ平行な第2のカム作用面(57b)に繋がっている。これにより、坂をエンジンブレーキ状態で下る場合、たとえ後車輪からの回転駆動力が増大しても、大きいリード角を有する部分でローラの減速比小側への移動を抑制することにより、エンジンブレーキの効き過ぎを防ぎながらも、効力が低下するのを穏やかに防ぐことができる。また、エンジンブレーキが急激に強く効き始めるのを防ぐことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本願発明が適用される騎乗型不整地四輪走行車の平面図であり、ライダーから見た左右方向を不整地走行車の左右方向と規定して、説明する。
【0010】
不整地走行車は、左右1対の前車輪1と左右1対の後車輪2を備えると共に、前後の車輪1,2間にエンジン3を搭載し、エンジン3の左右両側にステップ4を備えている。車体上部には、前部にバー状の操向ハンドル5を、その後部に騎乗型シート6を備えている。操向ハンドル5のグリップにはブレーキレバー8等が設けられ、操向ハンドル5の中央部には車速メータ103等の計器類が設けられると共に各種表示ランプ102、たとえば2駆、4駆表示ランプ等が設けられている。
【0011】
エンジン3のクランクケース10は後方に延び、後端部に変速機ケース11を一体に有しており、該変速機ケース11内にはギヤ式変速機13が内蔵されている。クランクケース10の右側面には、上記ギヤ式変速機13よりも動力上流側に位置するVベルト式無段変速機15が配置されている。
【0012】
変速機ケース11の下側には前後に向くドライブ軸17が配置されており、該ドライブ軸17の前端部と後端部には、それぞれ前輪用プロペラ軸18と後輪用プロペラ軸19が連結し、前輪用プロペラ軸18の前端部は、前輪用減速ギヤケース21内のギヤ機構に連動連結し、後輪用プロペラ軸12の後端部は後輪用減速ギヤケース22内のギヤ機構に連結している。
【0013】
図2は図1の右側面図であり、エンジン3としてV形2気筒エンジンを搭載しており、Vベルト式無段変速機15は、前部の駆動プーリ26と、後部の被駆動プーリ28と、両プーリ26,28間に巻き掛けられたVベルト29から構成されており、ベルトコンバータカバー30により覆われている。
【0014】
ハンドル5の右端部下方にはシフト操作レバー32が配置されており、シフト操作レバー32は、変速機ケース11の上端部に配置された外側チェンジレバー部35に連結ロッド33を介して連動連結している。
【0015】
[Vベルト式無段変速機]
(駆動プーリ)
図3は図2のVベルト式無段変速機15を、駆動軸25及び従動軸27を通る面で切断した断面図であり、駆動軸25はクランク軸36の右端部に同一軸芯上に結合されており、駆動プーリ26は、左側の固定シーブ41と、該固定シーブ41に軸芯方向の右側から対向する可動シーブ42からなっている。固定シーブ41は駆動軸25に対し、回転不能及び軸方向移動不能に固定されており、可動シーブ42は駆動軸25に対し、回転方向にはスパイダー44を介して一体回転可能に係合し、軸方向には移動可能に嵌合している。
【0016】
可動シーブ42の背面側(右側)には、前記スパイダー44、複数のフライウエイト45、調圧ばね46及びサポート盤47等からなる駆動プーリ推力発生機構が設けられている。フライウエイト45は、可動シーブ42の背面に設けられた複数のピン48に回動自在に支持されており、駆動軸25の回転数の増加に伴い、遠心力により右方へ拡開するようになっている。可動シーブ42の背面にはスパイダー44を通過して右方へ延びる連結アーム49が形成されており、該連結アーム49の右端縁にサポート盤47が結合されている。サポート盤47は、駆動軸25に対して軸方向移動可能に嵌合すると共に、内周端部に軸受50が嵌着され、該軸受50の内輪にはエンジンブレーキ用の規制レバー89が当接する断面L字形の環状座(カラー)92が嵌着されている。上記環状座92及び軸受50は、サポート盤47及び連結アーム49を介して可動シーブ42と一体的に駆動軸芯方向に移動する。
【0017】
スパイダー44は、可動シーブ42の右側に配置されると共に駆動軸25に螺着され、上記各フライウエイト45が当接する受圧ローラ52を備えている。調圧ばね46はスパイダー44とサポート盤47の間に縮設されており、サポート盤47を右方に付勢することにより、連結アーム49を介して間接的に可動シーブ42を右方に付勢している。すなわち、駆動プーリ26の両シーブ41,42間を開く方向に付勢しており、エンジン回転数が増加してフライウエイト45が拡開すると、受圧ローラ52の反力により可動シーブ42がサポート盤47と共に調圧ばね46に抗して左方に移動し、両シーブ41,42間でVベルト29を挟圧するようになっている。
【0018】
(被駆動プーリ)
被駆動プーリ28は、筒形のカム軸56に固着された固定シーブ54と、スリーブ58に固定されて固定シーブ54に対して軸芯方向の左側から対向する可動シーブ55からなっている。カム軸56は、従動軸27に嵌合すると共に従動軸27に対して回転不能かつ軸方向移動不能に取り付けられ、また従動軸27に螺着されたナット62により抜け止めされている。固定シーブ54は、カム軸56の右端部外周面に形成されたねじ部56aに螺着されており、これにより、固定シーブ54は、筒形カム軸56及び従動軸27と一体的に回転し、かつ軸芯方向には移動不能となっている。
【0019】
可動シーブ55は、スリーブ58の外周面に螺着されている。スリーブ58はカム軸56の外周面に左右1対の軸受メタルを介して回動可能かつ軸方向移動可能に嵌合している。すなわち、可動シーブ55は、スリーブ58と一体回転可能であり、かつ、一体的に軸方向に移動可能となっている。
【0020】
被駆動プーリ28の調圧機構として、カム軸56の左端に固定されたばね受けリング64と可動シーブ55との間に調圧ばね59が縮設されており、調圧ばね59のばね力により可動シーブ55を右方に付勢している。さらに、カム軸56とスリーブ58のいずれか一方、たとえばカム軸56にはスパイラル状のカム溝57が形成され、他方、すなわちスリーブ58には上記カム溝57に係合する段付形状のカム用ローラ60がそれぞれ設けられており、このカム機構によりカム軸56に対してスリーブ58が螺旋状に移動するようになっている。
【0021】
図5はカム軸56及びスリーブ58の分解斜視図である。ただし、この図5に示すカム溝57は第1の参考例であり、本願発明に対応する形状ではない。スリーブ58には、径方向に貫通するローラ支持孔65が周方向に等間隔をおいて複数箇所に形成されており、各ローラ支持孔65にそれぞれカム用ローラ60の小径部60aが径方向の内方側から差し込まれ、支持されている。一方、カム軸56に形成されたカム溝57の形状は、固定シーブ54を配置してある側(減速比大側)に行くにしたがい回転方向Fの前方側にくるようにスパイラル状(傾斜状)に形成されており、カム溝57の両側面(回転方向の前後両側面)57a,57bのうち、回転方向Fの前方側の面57aがエンジンドライブ時にローラ60が圧接する第1のカム作用面であり、回転方向Fの後方側の面57bがエンジンブレーキ時にローラ60が圧接する第2のカム作用面である。この第2のカム作用面57bの減速比大側の端部近傍に係止面61aを有する凹部61を形成してある。
【0022】
図6は図3のVI-VI断面拡大図であり、ローラ60は四等分配置されており、各ローラ60の径方向の内方端面は従動軸27の外周面により、内方への抜け止めがなされている。
【0023】
図7は前記第1の参考例のカム溝57の拡大図であり、従動軸芯O1方向の左端側が減速比小側(高速側)、右端側が減速比大側(低速側)となっており、ローラ60がカム溝57の減速比大側の端面57dに略当接する位置P1がローラ60の最大減速比位置であり、この時のローラ中心をC1で示しており、ローラ60がカム溝57の減速比小側の端面57cに略当接する位置P3がローラ60の最小減速比位置であり、この時のローラ中心をC3で示している。
【0024】
前記係止面61aは、凹部61の減速比小側の端部に形成されており、第2のカム作用面57bから急激に立ち上がると共にローラ60の半径R1よりも僅かに大きな径の円弧形に形成されており、第2のカム作用面57bから20°〜30°程度の範囲θが、実質的にローラ60に当接して係止する面となっている。凹部61の減速比小側端部の深さHは、ローラ60の半径R1と概ね同じ寸法に設定されている。
【0025】
係止面61aによって係止されるローラ60の位置P2を係止位置とし、この係止位置P2におけるローラ中心をC2とした場合、係止面61aの形成位置は、係止位置P2のローラ中心C2が、前記最大減速比位置P1のローラ中心C1から、周方向に所定距離L1だけ回転方向Fの後方側にずれると共に、軸芯方向に所定距離Wだけ減速比小側にずれた位置となるように設定されている。上記軸芯方向の所定距離Wは、ローラ半径R1の1/2程度であって、5〜10mm程度に設定されている。周方向の所定距離L1は、最大減速比位置P1から係止位置P2までローラ60が移動することによるエンジンブレーキ開始時のタイムラグが、ライダーに違和感を与えない程度に短くなるように設定してある。たとえば周方向の所定距離L1は、従動軸芯を中心とする中心角が18°〜21°程度となるように設定してある。
【0026】
係止面61aより減速比大側の凹部はガイド面61bとなっており、該ガイド面61bは係止面61aに円弧状に滑らかにつながると共に、カム溝57の減速比大側の端面57dへ延び、該端面57dに円弧状に滑らかにつながっている。
【0027】
[エンジンブレーキオンオフ装置]
図3において、駆動プーリ26の可動シーブ42は、その最大開位置が位置規制レバー89により変更可能となっており、これにより、アイドリング回転時等でも必要に応じてエンジンブレーキをオンオフできるようになっている。規制レバー89はサポート盤47の右側に配置されており、該規制レバー89は固定ピン101により回動レバー軸90に固定され、該回動レバー軸90はベルトコンバータカバー30のボス部94に回動自在に支持されている。規制レバー89の先端部は、軸受50に嵌着された環状座92に当接可能に対向している。すなわち、規制レバー89を図3の規制解除位置から軸芯方向の左側に回動することにより、可動シーブ42の最大開位置を軸芯方向の左方へずらし、アイドリング時等でもエンジンブレーキを効かすことができるようになっている。
【0028】
図4は駆動プーリ部分の右側面図であり、規制レバー89の先端部は駆動軸芯(クランク軸芯)O0を跨ぐように2股状に形成され、回動レバー軸90は駆動軸芯O0より前方に配置されており、その下端部が前述のようにベルトコンバータカバー30のボス部94に回動自在に支持され、上端部がモータケース95に回動自在に支持されている。回動レバー軸90の上端部には揺動リンク96が固着され、該揺動リンク96は、電動モータ97のモータ軸98に固定された偏芯ピン99に係合している。揺動リンク96と規制レバー89の間には、がた取り用のコイルばね100がレバー軸周りに縮設されており、コイルばね100により、揺動リンク96に対して規制レバー89を環状座92側に付勢し、規制レバー89の固定ピン挿入孔と固定ピン101の間のがたを吸収するようにしてある。
【0029】
【作用】
[Vベルト式無段変速機の動力伝達]
図3において、エンジン停止時、駆動プーリ26のフライウエイト45は閉じており、可動シーブ42は調圧ばね46によりサポート盤47と共に右方に移動し、スパイダー44の受圧ローラ52により最大開位置で係止されている。一方被駆動プーリ28は、可動シーブ55が調圧ばね59により最大減速比位置に対応する位置に位置している。
【0030】
エンジン始動後、エンジン回転が上昇すると、駆動プーリ26のフライウエイト45が遠心力により開き、可動シーブ42が左方へと移動し、両シーブ41,42間でVベルト29を挟圧することにより、駆動プーリ26とVベルト29との間で動力が伝達され、Vベルト29から被駆動プーリ28に動力が伝達される。被駆動プーリ28からは、従動軸27を経てギヤ式変速機13の入力軸に伝達される。
【0031】
[エンジンドライブ状態での走行]
エンジンドライブ状態で走行している場合には、駆動プーリ26の可動シーブ42はエンジン回転数又は負荷の変化に応じて軸方向に移動し、Vベルト29から動力が伝達される被駆動プーリ28は、Vベルト29の側圧と調圧ばね59との釣り合いにより、可動シーブ55が螺旋運動状に軸進方向に移動し、自動変速作用が行なわれる。たとえば走行中、回転トルクが増加して被駆動プーリ28の可動シーブ55が固定シーブ54に対して回転方向F側へとねじれると、ローラ60がカム溝57によってガイドされることにより、スリーブ56及び可動シーブ55は固定シーブ54側へと移動し、Vベルト29の挟持圧力を増加させると共に被駆動プーリ28の実効巻回径を増加させる。
【0032】
上記のようなエンジンドライブ状態では、図7のローラ60はカム溝57の第1のカム作用面57aに当接し、第2のカム作用面57bには殆ど接触しない状態でカム溝57内を移動する。
【0033】
[エンジンブレーキ状態での走行]
エンジン回転数を略アイドル回転に維持し、前進状態で坂を下り始めた場合、ローラ60はたとえば最大減速比位置P1あるいはその近傍に位置しており、これによりエンジンブレーキ状態に移行する。
【0034】
ところが傾斜が30°程度の急な坂になると、車輪からの駆動力が大きくなり過ぎるため、図3の被駆動プーリ28が開き始める現象が生じる。この場合、図7の最大減速比位置P1付近に位置するローラ60は、凹部61のガイド面61bに沿って減速比小側に移動し、係止面61aにより係止位置P2に係止され、保持される。したがって、この時点で被駆動プーリ28の開き動作が規制され、所定のエンジンブレーキ効力を維持することができる。
【0035】
上記のようにローラ60を係止位置P2に係止保持する場合、ローラ60の係止位置P2は、最大減速比位置P1から一定距離Wだけ軸芯方向の減速比小側にずらしているので、急激なエンジンブレーキの効きが緩和され、エンジンブレーキが効き始める時のショックを緩和することができる。また、周方向の距離L1は、最大減速比位置P1から係止位置P2まで移動することにより生じるタイムラグが、ライダーに違和感を与えない程度に設定してあるので、エンジンブレーキが効き始めるまでに、ライダーが違和感を感じることもない。
【0036】
坂を下り切り、エンジンドライブ状態に戻ると、図7の係止位置P2のローラ60は凹部61内からカム溝57に抜け出し、第1のカム作用面57aに圧接した状態でカム溝57内を移動する。
【0037】
なお、図7において、凹部61の深さH及び係止面61aの位置を各種変更することにより、エンジンブレーキ効力の強弱を所望の大きさに設定することができる。
【0038】
本発明に係るカム溝57の形状
図8は本発明に係るVベルト式無段変速機のカム溝57の形状を示しており、図7と同じ部分には同じ符号を付してある。図8において、エンジンドライブ時にローラ60が圧接する回転方向Fの前方側の第1のカム作用面57aの形状は図7と同様であるが、エンジンブレーキ時にローラ60が圧接する回転方向Fの後方側の第2のカム作用面57bの形状は、図7の係止面61aの代わりに、図8の第1のカム作用面57aのリード角β1より大きいリード角β2(<90°)を有する部分57eが形成されている。以下この部分を単に、「大きいリード角β2を有する部分57e」という。
【0039】
リード角βとは、特に説明するには及ばないと思われるが、ねじやドリルの刃の構造に用いられる場合と同様の意味で用いている。すなわち、第1のカム作用面57aのリード角β1とは、第1のカム作用面57aと、このカム作用面57aの一点を通り従動軸芯O1と直角な面Dとの為す角度であり、部分57eのリード角β2とは、この部分57eと、この部分57eの一点を通り軸芯O1と直角な面Dとの為す角度である。
【0040】
大きいリード角β2を有する部分57eの減速比大側の端部はガイド面57fに円弧状に滑らかにつながり、ガイド面57fの減速比大側の端部は減速比大側の端面57dに円弧状に滑らかにつながっている。大きいリード角β2を有する部分57eの減速比小側の端部はカム溝長さ方向の中間部近傍まで至り、第1のカム作用面57aとほぼ平行な第2のカム作用面57bに繋がっている。
【0041】
ローラ60がガイド面57fから、大きいリード角β2を有する部分57eへ移る際の移行位置P4は、前記図7の係止位置P3と略同じ位置であり、図8の移行位置P4におけるローラ中心をC4とした場合、このローラ中心C4が、前記最大減速比位置P1のローラ中心C1から、周方向に所定距離L1だけ回転方向Fの後方側にずれると共に、軸芯方向に所定距離Wだけ減速比小側にずれた位置となるように設定されている。上記軸芯方向の所定距離Wは、ローラ半径R1の1/2程度であって、5〜10mm程度に設定されている。周方向の所定距離L1は、最大減速比位置P1から移行位置P4までローラ60が移動することによるエンジンブレーキ開始時のタイムラグが、ライダーに違和感を与えない程度に短くなるように設定してある。たとえば周方向の所定距離L1は、従動軸芯を中心とする中心角が18°〜21°程度となるように設定してある。
【0042】
図8の実施の形態も急な坂を下る際に適しているが、図7の第1の参考例ほど、極急坂でない坂を下る場合に適している。
【0043】
図8の実施の形態において、エンジン回転数を略アイドル回転に維持し、前進状態で坂を下り始めた場合、ローラ60はたとえば最大減速比位置P1あるいはその近傍に位置しており、これによりエンジンブレーキ状態に移行する。
【0044】
ところが急な坂になると、車輪からの駆動力が大きくなり過ぎるため、図3の被駆動プーリ28が開き始める現象が生じる。この場合、図8の最大減速比位置P1付近に位置するローラ60は、ガイド面57fに沿って減速比小側に移動し、大きいリード角β2を有する部分57eに移る時点、すなわち移行位置P4から抵抗が増大することにより、減速比小側への移動は抑制され、エンジンブレーキの効力を維持することができる。
【0045】
また、ローラ60の移行位置P4を、最大減速比位置P1から一定距離Wだけ軸芯方向の減速比小側にずらしているので、急激にエンジンブレーキが効き出すことはなく、エンジンブレーキが効き始める時のショックを緩和することができる。周方向の距離L1は、最大減速比位置P1から係止位置P2まで移動することにより生じるタイムラグが、ライダーに違和感を与えない程度に設定してあるので、エンジンブレーキが効き始めるまでに、ライダーが違和感を感じることもない。
【0046】
さらに、移行位置P4において完全にローラ60を係止する構造ではないので、ローラ60がロックされることはなく、エンジンブレーキが効き始める際に大きな衝撃がかかることもない。
【0047】
カム溝の第2の参考例
図9はカム溝57の第2の参考例であり、大きいリード角β2を有する部分57eを減速比小側の端面57cまで延ばしている。その他の構造は図8と同様であり、図8と同じ部品には同じ符号を付してある。
【0048】
カム溝の第3の参考例
図10はカム溝57の第3の参考例であり、図7と同じ部分には同じ符号を付してある。図10において、エンジンドライブ時にローラ60が圧接する回転方向Fの前方側の第1のカム作用面57aの形状は図7と同様であるが、エンジンブレーキ時にローラ60が圧接する回転方向Fの後方側の第2のカム作用面57bは、軸方向長さの全長が、第1のカム作用面57aのリード角β1より大きいリード角β2を有する部分57eとして形成されている。また減速比大側の端面57dに円弧状に滑らかに繋がるガイド面57gは、ローラ60を周方向にのみ回転方向Fの後方側へ一定距離L2だけガイドするが、軸芯方向の減速比小側にはガイドしない形状に形成され、ガイド面57gの回転方向Fの後方側の端部は前記大きいリード角β2を有する部分57eの減速比大側の端部に円弧状に滑らかにつながっている。
【0049】
ローラ60がガイド面57gから大きいリード角β2を有する部分57eへ移る際の移行位置P5は、この移行位置P5におけるローラ中心をC5とした場合、このローラ中心C5の軸芯方向位置が前記最大減速比位置P1のローラ中心C1と同じ位置になり、周方向の位置が所定距離L2だけ回転方向Fの後方側にずれた位置になる。
【0050】
急な坂をエンジンブレーキ状態で下る場合に、車輪からの回転トルクが増加して図3の被駆動プーリ28が開き始める現象が生じると、図10の最大減速比位置P1付近に位置するローラ60は、ガイド面57gに沿って回転方向Fの後方側に移動し、大きいリード角β2を有する部分57eに移る移行位置P5から抵抗が増大することにより、減速比小側への移動は抑制され、エンジンブレーキの効力を維持することができる。
【0051】
さらに、移行位置P5において完全にローラ60を係止する構造ではないので、ローラ60がロックされることはなく、エンジンブレーキが急激に強く効き始めることもない。
【0052】
【その他の実施の形態】
(1)本願発明は、Vベルト式無段変速機を備えた自動二輪車に適用することもできる。
【0053】
(2)図3に示す実施の形態では、カム軸56にカム溝57を形成し、スリーブ58にローラ60を設ける構造を採用しているが、カム溝57をスリーブ58に形成し、ローラ60をカム軸56に設ける構造を採用することも可能である。
【0054】
(3)被駆動プーリ28の可動シーブ55をスリーブ58と一体に形成することもできる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本願発明によると、駆動軸上の駆動プーリと従動軸上の被駆動プーリとの間にVベルトを巻き掛け、駆動軸上の駆動プーリ推力発生機構により、駆動プーリの実効巻回径を変更する不整地走行車のVベルト式無段変速機において、前記被駆動プーリ(28)は、筒形のカム軸(56)を一体的に有すると共に前記従動軸(27)に固着された固定シーブ(54)と、前記カム軸(56)の外周面に軸方向移動可能かつ回動可能に嵌合するスリーブ(58)を有する可動シーブ(55)とからなり、前記被駆動プーリ(28)の調圧機構として、前記カム軸(56)にスパイラル状に延びるカム溝(57)を形成し、前記スリーブ(58)に前記カム溝(57)に係合するローラ(60)を設け、前記カム溝(57)の両側のカム作用面(57a、57b)のうち、エンジンブレーキ作動時にローラが当接する側のカム作用面(57b)に、エンジンドライブ時に当接する側のカム作用面(57a)のリード角(β1)よりも大きいリード角(β2)を有する部分(57e)を形成し、大きいリード角(β2)を有する前記部分(57e)は、前記カム溝(57)内における最大減速比位置よりも軸芯方向の減速比小側にずれた位置から減速比小側へ延び、かつ、前記部分(57e)の減速比小側の端部はカム溝長さ方向の中間部近傍まで至り、第1のカム作用面(57a)とほぼ平行な第2のカム作用面57bに繋がっているので、次のような効果を有する。
【0056】
(1)坂をエンジンブレーキ状態で下る場合、たとえ車輪からの回転駆動力が増大しても、大きいリード角を有する部分でローラの減速比小側への移動を抑制することにより、エンジンブレーキの効き過ぎを防ぎながらも、効力が低下するのを穏やかに防ぐことができる。
【0057】
(2)エンジンブレーキ作動時にローラが圧接するカム作用面に形成される大きいリード角β2を有する部分を、カム溝内における最大減速比位置よりも軸芯方向の減速比小側にずれた位置から減速比小側へ延びるように形成しているので、エンジンブレーキが急激に効き始めるのを一層効果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した不整地四輪走行車の平面図である。
【図2】 図1に示す不整地四輪走行車の右側面図である。
【図3】 Vベルト式無段変速機の各軸芯を通る面で切断した断面拡大図である。
【図4】 駆動プーリ部分の右側面図である。
【図5】 被駆動プーリのスリーブと、第1の参考例のカム溝を有するカム軸の分解斜視図である。
【図6】 VI-VI断面拡大図である。
【図7】 第1の参考例のカム溝を示す展開拡大図である。
【図8】 本発明に係るカム溝を示す展開拡大図である。
【図9】 第2の参考例のカム溝を示す展開拡大図である。
【図10】 第3の参考例のカム溝を示す展開拡大図である。
【図11】 従来例の被駆動プーリの断面図である。
【図12】 従来例のカム軸等の斜視図である。
【符号の説明】
25 駆動軸
26 駆動プーリ
27 従動軸
28 被駆動プーリ
29 Vベルト
54 固定シーブ(被駆動プーリ側)
55 可動シーブ(被駆動プーリ側)
56 カム軸
57 カム溝
57a 第1のカム作用面(エンジンドライブ時)
57b 第2のカム作用面(エンジンブレーキ時)
57c 減速比小側の端面
57d 減速比大側の端面
57e 大きいリード角β2を有する部分
57f ガイド面
57g ガイド面
58 スリーブ
59 調圧ばね
60 ローラ
61 凹部
61a 係止面
61b ガイド面

Claims (1)

  1. 駆動軸上の駆動プーリと従動軸上の被駆動プーリとの間にVベルトを巻き掛け、駆動軸上の駆動プーリ推力発生機構により、駆動プーリの実効巻回径を変更する不整地走行車のVベルト式無段変速機において、
    前記被駆動プーリ(28)は、筒形のカム軸(56)を一体的に有すると共に前記従動軸(27)に固着された固定シーブ(54)と、前記カム軸(56)の外周面に軸方向移動可能かつ回動可能に嵌合するスリーブ(58)を有する可動シーブ(55)とからなり、
    前記被駆動プーリ(28)の調圧機構として、前記カム軸(56)にスパイラル状に延びるカム溝(57)を形成し、前記スリーブ(58)に前記カム溝(57)に係合するローラ(60)を設け、
    前記カム溝(57)の両側のカム作用面(57a、57b)のうち、エンジンブレーキ作動時にローラが当接する側のカム作用面(57b)に、エンジンドライブ時に当接する側のカム作用面(57a)のリード角(β1)よりも大きいリード角(β2)を有する部分(57e)を形成し、
    大きいリード角(β2)を有する前記部分(57e)は、前記カム溝(57)内における最大減速比位置よりも軸芯方向の減速比小側にずれた位置から減速比小側へ延び、かつ、前記部分(57e)の減速比小側の端部はカム溝長さ方向の中間部近傍まで至り、第1のカム作用面(57a)とほぼ平行な第2のカム作用面(57b)に繋がっている、ことを特徴とする不整地走行車のVベルト式無段変速機。
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