JPH04210156A - 自動二輪車のvベルト式自動変速装置 - Google Patents

自動二輪車のvベルト式自動変速装置

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JPH04210156A
JPH04210156A JP34092790A JP34092790A JPH04210156A JP H04210156 A JPH04210156 A JP H04210156A JP 34092790 A JP34092790 A JP 34092790A JP 34092790 A JP34092790 A JP 34092790A JP H04210156 A JPH04210156 A JP H04210156A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プライマリ−シーブとセカンダリ−シーブと
の間に、Vベルトを掛け渡したVベルト式自動変速装置
に関する。
[従来の技術] スクータ形の自動二輪車には、Vベルト式自動変速機が
一体化されたユニットスイング式のエンジンが用いられ
ている。
このVベルト式自動変速機は、エンジンのクランクケー
スから後方に延びる変速機ケースを備えている。この変
速機ケースには、クランク軸と同軸状をなす回転軸と、
この回転軸と平行をなす従動輪が支持されており、この
回転軸上のプライマリ−シーブと、従動輪上のセカンダ
リ−シーブとの間に、無端状のVベルトが巻き掛けられ
ている。
ところで、上記プライマリ−シーブは、「特開昭60−
192165号公報」に示されるように、回転軸に固定
された固定シーブと、この回転軸の軸方向に移動可能な
可動シーブとで構成され、これら両シーブの外周部の間
に、上記Vベルトが巻き掛けられる断面■字形のベルト
溝が形成されている。そして、この種のVベルト式自動
変速機では、プライマリ−シーブおよびセカンダリ−シ
ーブに対するVベルトの巻き掛け径をエンジン回転数に
応じて変化させることにより、変速比が自動的かつ無段
階的に変えられるようになっている。
すなわち、従来のVベルト式自動変速機では、プライマ
リ−シーブの可動シーブにカム面が形成され、このカム
面にローラウェイトが接している。
ローラウェイトは、可動シーブと一体に回転し、このロ
ーラウェイトに作用する遠心力が大きくなると、このロ
ーラウェイトが可動シーブの径方向外側へ移動するよう
になっている。このため、可動シーブがカム面の形状に
応じて回転軸の軸方向へ移動し、プライマリ−シーブに
対するVベルトの巻き掛け径が変化する構成となってい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来のVベルト式自動変速機は、遠心力によ
って移動するローラウェイトを可動シーブのカム面に摺
接させることで、Vベルトの巻き掛け径を変化させてい
るので、これらカム面やローラウェイトが摩耗すると、
変速特性がばらついたり、変動するといった問題がある
また、高速運転時には、プライマリ−シーブに巻き掛け
られたVベルトは、ローラウェイトの変位によりプライ
マリ−シーブの径方向外側に追いやられているが、この
状態で急に上り坂にかかると、セカンダリ−シーブ側に
おいてVベルトの巻き掛け径が大きくなるので、Vベル
トがプライマリ−シーブのベルト溝に食い込んでいき、
このことにより、プライマリ−シーブの可動シーブが回
転軸の軸方向に移動する。このため、可動シーブは、V
ベルトを通じて加わる張力を受けて始めて移動を開始す
るので、走行に適した変速比を得るのに時間を要するこ
とがあり、この点においていま一歩改善の余地が残され
ていた。
本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
変速特性のばらつきや変動を防止でき、しかも、エンジ
ンの運転状況に最適な変速比を敏速に得ることができる
Vベルト式自動変速装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明においては、エンジンからの動力伝達に
よって駆動される回転軸と、この回転軸上に固定された
固定シーブおよび回転軸の軸方向に移動可能な可動シー
ブとで構成され、これら固定シーブと可動シーブの間に
断面V字形のベルト溝が形成されたプライマリ−シーブ
と、このプライマリ−シーブのベルト溝に巻き掛けられ
たベルトとを具備し、上記プライマリ−シーブの可動シ
ーブを、エンジンの運転状況に応じて上記回転軸の軸方
向に移動させることにより、上記ベルト溝の溝幅を変化
させ、上記プライマリ−シーブに対するVベルトの巻き
掛け径を変化させるようにしたVベルト式自動変速装置
において、 上記プライマリ−シーブの可動シー°ブを、回転軸の軸
方向に移動させるための正逆転可能なモータと、このモ
ータの回転を、エンジンの運転状況に応じて制御するこ
とにより、上記プライマリ−シーブのベルト溝の溝幅を
変化させる制御手段を設けたことを特徴としている。
[作用] この構成によれば、プライマリ−シーブの可動シーブは
、モータからの動力伝達により回転軸の軸方向に移動さ
れるので、可動シーブから遠心力で作動するローラウェ
イトや、このローラウェイトが摺接するカム面のような
摺動部品を省略することができる。このため、可動シー
ブを移動させるための部品が摩耗することはなく、この
可動シーブの移動量によって決定される変速特性がばら
ついたり、変動するのを防止することができる。
また、可動シーブは、エンジンの運転状況に応じて制御
されるモータによって強制的に移動されるので、可動シ
ーブを、エンジンの運転状況に応じた最適な位置に速や
かに移動させることができ、エンジンの運転に最適な変
速比を敏速に得ることができる。
[実施例] 以下本発明の一実施例を、スクータ形自動二輪車に適用
した図面にもとづいて説明する。
第8図中符号1で示すスクータ形自動二輪車の車体は、
前輪2とシート3との間に、運転者の脚部を収めるため
の凹部4を有している。この四部4の底には、脚を載せ
るフートレストボード5が設けられている。このフート
レストボード5の前端は、脚部への防風をなすし・ソゲ
シールド6に連なっている。
前輪2は、フロントフォーク7に支持されている。フロ
ントフォーク7は、パーツ1ンドル8によって操向操作
され、このパーツ1ンドル8の周囲は、ハンドルカバー
9によって覆われている。
また、上記シート3の下方には、スイング式のエンジン
ユニット10が配置されている。このエンジンユニット
10は、第3図に示すように、強制空冷式の4サイクル
エンジン11と、このエンジン11のクランクケース1
2の左側部から後方に延びる変速機ケース13を備えて
いる。クランクケース12は、左ケース12aと右ケー
ス12bとに分割されており、この左ケース12Hに上
記変速機ケース13が一体に形成されている。
左右のケース12a、12bの間には、クランク室15
が形成されている。このクランク室15内には、クラン
ク軸16が回転自在に支持されている。
また、クランクケース12の前面には、前方に向かって
略水平に延びるシリンダブロック17が連結されている
。シリンダブロック17内のピストン18は、コネクテ
ィングロッド19を介してクランク軸16に連結されて
いる。シリンダブロック17およびシリンダヘッド20
の周囲は、エアシュラウド21によって覆われており、
このエアシュラウド21内には、クランク軸16と一体
に回転するファン(図示せず)を介して外気が送風され
るようになっている。
なお、第8図中、符号22は気化器、23はエアクリー
ナを示す。
上記変速機ケース13と左ケース12aの左側面は、ケ
ースカバー25によって覆われている。
これら両ケース13,128とケースカバー25との間
には、変速室26が形成されており、この変速室26の
前端に、上記クランク軸16の一端部が導入されている
。変速室26の後部には、クランク軸16と平行をなす
従動軸27と、後輪28の車軸29が支持されている。
これら従動軸27と車軸29とは、歯車変速機30を介
して連動されている。
また、左ケース12aの左側面には、ノ\ウリング33
が突き合わされている。ハウジング33は、左ケース1
2aとの間にクラッチ室34を構成している。クラッチ
室34は、変速室26と液密に仕切られており、このク
ラッチ室34内を上記クランク軸16が貫通している。
クラッチ室34内には、クランク軸16と平行をなすア
イドラ軸35が収容されている。アイドラ軸35は、第
4図に示すように、クランク軸16よりも高い位置にあ
り、このアイドラ軸35は、クランクケース12の左ケ
ース12aとハウジング33に夫々軸受36を介して回
転自在に支持されている。アイドラ軸35の左端部は、
ハウジング33を貫通して変速室26に導出されており
、この導出部分35aの外周には、平歯車37が一体に
形成されている。アイドラ軸35のクラッチ室34を貫
通する部分には、スプライン歯38が形成されていると
ともに、このスプライン歯38に隣接して始動歯車39
のボス部40が取り付けられている。
始動歯車39は、アイドラ軸35の軸方向に移動可能で
あり、かつ軸回り方向に回転自在に支持されている。こ
の始動歯車39は、セルモータ41の駆動軸42に常時
噛み合っている。
始動歯車39のボス部40の外周には、中間歯車43の
ボス部44が圧入されている。このボス部44の内面の
一端は、アイドラ軸35の外周を覆っており、このボス
部44の内面には、スプライン歯38に着脱可能に嵌合
するスプライン溝45が形成されている。そして、この
中間歯車43が圧入された始動歯車39は、スプリング
46によってスプライン溝45とスプライン歯38が嵌
合する方向に付勢されており、このスプライン溝45と
スプライン歯38の嵌合により、始動歯車39とアイド
ラ軸35が一体に回転するようになっている。
なお、上記中間歯車43は、はすば歯車にて構成されて
いる。
クラッチ室34を貫通するクランク軸16の外周には、
スリーブ48がスプライン係合されている。このスリー
ブ48は、軸受49を介してハウジング33に回転自在
に支持されている。スリーブ48の外周には、セルモー
タ41側からクランク軸16への動力伝達のみを許容す
る一方向クラッチ50が取り付けられている。この一方
向クラッチ50は、上記中間歯車43に常時噛み合う入
力歯車51を備えており、この入力歯車51もはすば歯
車にて構成されている。
このため、エンジン始動時にセルモータ41の駆動軸4
2か正方向に回転し、これに連動して始動歯車39が回
転すると、この始動歯車39は、上記はすば歯車の噛み
合いの作用により、スプリング46の付勢力に抗して中
間歯車43のスプライン溝45とアイドラ軸35のスプ
ライン歯38の嵌合を解除する右方向に移動する。この
移動により、始動歯車39や中間歯車43は、アイドラ
軸35と一体に回転することなく、このアイドラ軸35
上を空転するようになっている。したがって、エンジン
11の始動時には、セルモータ41の動力は、始動歯車
39、中間歯車43および一方向クラッチ50を介して
クランク軸16のみに伝達される。
一方、上記変速室26内には、クランク軸16と従動軸
27とを連動させるVベルト式自動変速機55が収容さ
れている。Vベルト式自動変速機55は、第1図に示す
ように、回転軸としてのクランク軸16と一体に回転す
るプライマリ−シーブ56と、上記従動軸27の外周に
遠心クラッチ57を介して取り付けられたセカンダリ−
シーブ58と、これら両シーブ56,58の間に巻き掛
けられたVベルト59を備えている。ブライマリ−シー
ブ56は、クランク軸16の一端に固定された固定シー
ブ60と、このクランク軸16の軸方向に移動可能な可
動シーブ61とで構成される。
これら固定シーブ60と可動シーブ61との対向面は、
逆向きに傾斜された円錐面60a、61aをなしており
、これら円錐面60a、61aの間に、Vベルト59が
巻き掛けられる断面V字形のベルト溝56 aが形成さ
れている。
可動シーブ61は、クランク軸16が貫通する円筒状の
ボス部62を有し、このボス部62の内側に、円筒状の
スライダ63が固定されている。
このスライダ63とクランク軸16との間には、スリー
ブ64が介装されている。スリーブ64は、クランク軸
16の外周にスプライン係合されて、このクランク軸1
6と一体に回転するようになっており、このスリーブ6
4の外周に上記スライダ63が軸方向に移動可能に装着
されている。そして、スライダ63には、軸方向に延び
るガイド溝65が形成されており、このガイド溝65内
に、スリーブ64の外周に突設したスライドビン66が
軸方向に摺動可能に嵌合されている。このため、スライ
ダ63と一体の可動シーブ61は、クランク軸16と一
体に回転しつつ、このクランク軸16の軸方向に移動可
能となっている。
可動シーブ61と対向し合うハウジング33の端面には
、円筒状の送りガイド68がねじ止めされている。送り
ガイド68は、クランク軸16に対し同軸状に設けられ
ており、この送りガイド68の外周面には、おねじ69
が形成されている。
送りガイド68の外周には、往復歯車70のボス部71
が嵌合されている。往復歯車70は、上記アイドラ軸3
5の平歯車37に常時噛み合っている。往復歯車70の
ボス部71の内面には、上記おねじ69と噛み合うめね
じ72が形成され、こ−のおねじ69とめねじ72には
、ねじ山の断面が台形の台形ねじが用いられている。そ
して、往復歯車70のボス部71の一端は、軸受73を
介して可動シーブ61のボス部62の外周に支持されて
いる。
したがって、往復歯車70が回転すると、この往復歯車
70は、上記おねじ69とめねし72の噛み合い作用に
より、送りガイド68の外周を軸方向に移動し、この移
動により、可動シーブ61がクランク軸16の軸方向に
送り出されて、プライマリ−シーブ56のベルト溝56
aに溝幅が変化するようになっている。
また、上記セカンダリ−シーブ58は、上記従動軸27
に遠心クラッチ76を介して連結された固定シーブ77
と、この従動軸27の軸方向に移動可能な可動シーブ7
8とで構成される。これら固定シーブ77と可動シーブ
78との対向面は、逆向きに傾斜された円錐面77a、
78aをなしており、これら円錐面77a、78aの間
に、■ベルト59が巻き掛けられる断面V字形のベルト
溝58aが形成されている。固定シーブ77は、円筒状
のガイド79を有しており、このガイド7つが、軸受8
0を介して従動軸27の外周に回転自在に支持されてい
る。この固定シーブ77と従動軸27との間に介在され
る遠心クラッチ76は、固定シーブ77のガイド79と
一体に回転する遠心プレー]・81と、この遠心プレー
ト81に支持された遠心ウェイト82と、この遠心ウェ
イト82が接離可能に接するクラッチハウジング83を
備えている。このクラッチハウジング83は、従動軸2
7の一端に固定されている。
したがって、固定シーブ77と一体に回転する遠心プレ
ート81の回転数が所定値に達すると、遠心ウェイト8
2が遠心力により外側に移動して、クラッチハウジング
83に接触し、固定シーブ77の回転が従動軸27に伝
達される。
可動シーブ78は、上記ガイド79の外周に軸方向に移
動可能に支持される円筒状のボス部85を有している。
そして、可動シーブ78は、スプリング86によってベ
ルト溝58aの溝幅を減じる方向に付勢されている。こ
のことから、プライマリ−シーブ56のベルト溝56a
の溝幅が減じられると、セカンダリ−シーブ58側では
、■ベルト59が径方向内側に引かれるので、可動シー
ブ78がスプリング86の付勢力に抗してベルト溝58
aを広げる方向に移動され、セカンダリ−シーブ58に
対する■ベルト59の巻き掛け径が小さくなる。
第5図に示すように、可動シーブ78のボス部85には
、このボス部85の軸線に対し傾斜されたカム溝87が
形成されている。このカム溝87には、上記固定シーブ
77のガイド79から突出するガイド軸88が嵌合され
ている。このため、例えば自動二輪車が登り坂にかかっ
た時のように、従動軸27に結合された固定シーブ77
の回転速度が遅くなり、■ベルト59によって回転を続
けようとする可動シーブ78との間に速度差が生じると
、見掛け上、ガイド軸88がカム溝87によって押され
るので、可動シーブ78が固定シーブ77に近づく方向
に押し出され、ベルト溝58aの溝幅が強制的に減じら
れるようになっている。
ところで、上記エンジン始動用のセルモータ41は、正
逆転可能なモータにて構成され、エンジン運転中は、こ
のセルモータ41によってプライマリ−シーブ56の可
動シーブ61がクランク軸16の軸方向に往復動される
。そして、このセルモータ41は、制御手段としてのコ
ントロールユニット90から出力される信号により、プ
ライマリ−シーブ56の可動シーブ61の移動距離や移
動方向を制御する。
すなわち、第6図に示すように、エンジン運転中、コン
トロールユニット90には、エンジンの運転状況を示す
種々の信号が入力される。本実施例の場合は、エンジン
回転数を示す信号S、と、実際の走行速度を示す信号S
2と、スロットルの開度を示す信号S、と、減速レバー
91の操作位置を検出する信号S4が入力される。この
減速レバー91は、例えば急加速を必要とする時や、エ
ンジンブレーキを働かせようとする時のように、大きな
変速比を必要とする運転状況に至った時に、運転者が人
為的に操作するもので、第8図や第9図に示すように、
上記バーハンドル8のグリップ部8aに設けられている
。そして、上記信号S。
と82は、波形整形回路92を介してマイクロコンピュ
ータ93に入力されるとともに、信号S3と84は、A
/D変換回路94を介してマイクロコンピュータ93に
入力される。
このマイクロコンピュータ93では、第7図に示すよう
に、走行速度を示す信号S2から実際の走行速度を演算
するとともに、スロットル開度を示す信号S、と減速レ
バー91の操作位置を示す信号S4にもとづいて、スロ
ットルの意志開度を演算する。この際、マイクロコンピ
ュータ93には、走行速度や意思開度を基準として、そ
の時のエンジン運転状況に最適なエンジン回転数を導く
変速マツプが予め記憶されており、マイクロコンピュー
タ93は、この変速マツプ上から上記検出された信号S
、およびS4にもとづいて、目標エンジン回転数を検索
する。
そして、マイクロコンピュータ93は、エンジン回転数
を示す信号S1から実際のエンジン回転数を演算し、こ
の実際のエンジン回転数と目標エンジン回転数が等しい
か否かを比較する。実際のエンジン回転数と目標エンジ
ン回転数が等しい場合には、■ベルト式自動変速機55
の変速比、が現在の運転状況に適していると判断し、セ
ルモータ41への変速信号の出力は行われない。
これに対し、実際のエンジン回転数が目標エンジン回転
数よりも低いと判断されると、マイクロコンピュータ9
3は、プライマリ−シーブ56のベルト溝56 aの溝
幅を広げる方向、つまり、大きな変速比が得られる低速
側への変速信号P、を出力する。また、実際のエンジン
回転数が目標エンジン回転数よりも高いと判断されると
、マイクロコンピュータ93は、プライマリ−シーブ5
6のベルト溝56aの溝幅を減じる方向、つまり、変速
比が小さくなる高速側への変速信号P2を出力する。こ
の変速信号P1およびP2は、モータ駆動回路95で増
幅された後、モータ制御電圧として上記セルモータ41
に入力される。
次に、このセルモータ41の作動について説明する。
セルモータ41に低速側への変速信号P1が入力される
と、セルモータ41の駆動軸42が、コントロールユニ
ット90から出力されるモータ制御電圧に応じて正方向
に所定角度回転し、始動歯車39と中間歯車43が一体
に回転する。この時の中間歯車43の回転数は、エンジ
ン始動時に比べて格段に少なくなっており、中間歯車4
3がエンジン始動時と同方向に回転しても、スプライン
歯38とスプライン溝45は、嵌合状態に保たれる。こ
のため、中間歯車43の回転がアイドラ軸35に伝わり
、このアイドラ軸35が中間歯車43と一体に回転する
アイドラ軸35の平歯車37は、往復歯車70と噛み合
っているので、この往復歯車70が回転する。この往復
歯車70のボス部71は、送りガイド68の外周にねじ
込まれているので、往復歯車70は、おねじ69とめね
じ72の噛み合い部分の送り作用により、クランク軸1
6上を右方向に移動し、この移動により可動シーブ61
が固定シーブ60から遠ざかる。このため、プライマリ
−シーブ56のベルト溝56aの溝幅が広がるので、V
ベルト59の巻き掛け径が小さくなる。
プライマリ−シーブ56に対するVベルト59の巻き掛
け径が小さくなると、セカンダリ−シーブ58側では、
Vベルト59の食い込み力が小さくなるので、可動シー
ブ78とVベルト59の間に滑りが生じ、この可動シー
ブ78と固定シーブ77との間に速度差が生じる。する
と、可動シーブ78が、上記カム溝87の働きとスプリ
ング86の付勢力によって固定シーブ77側に押し付け
られるので、セカンダリ−シーブ58のベルト溝58a
の溝幅が減じられ、Vベルト59の巻き掛け径が大きく
なる。
この結果、プライマリ−シーブ56とセカンダリ−シー
ブ58との間の変速比が大きくなり、後輪28の駆動ト
ルクが増大する。
一方、セルモータ41に高速側への変速信号P2が入力
されると、セルモータ41の駆動軸42が、コントロー
ルユニット90から出力されるモータ制御電圧に応じて
逆方向に所定角度回転し、始動歯車39と中間歯車43
が一体に回転する。この時の中間歯車43の回転方向は
、エンジン始動時とは逆向きであるので、スプライン歯
38とスプライン溝45の嵌合が解除されることはなく
、アイドラ軸35と中間歯車43が一体に回転する。
そして、このアイドラ軸35の回転は、平歯車37を介
して往復歯車70に伝わり、この往復歯車70が上記変
速比を大きくする場合と逆向きに回転する。このため、
往復歯車70がクランク軸16上を左方向に移動し、可
動シーブ61が固定シーブ60に近づくので、プライマ
リ−シーブ56のベルト溝56aの溝幅が広がり、■ベ
ルト59の巻き掛け径が大きくなる。
プライマリ−シーブ56に対する■ベルト59の巻き掛
け径が大きくなると、セカンダリ−シーブ58側では、
■ベルト59がベルトMA 58 aに食い込んでいき
、その可動シーブ78がスプリング86の付勢力に抗し
て固定シーブ77から遠ざかる方向に移動する。このた
め、セカンダリ−シーブ58のベルト溝58aの溝幅が
広がり、■ベルト59の巻き掛け径が大きくなるので、
プライマリ−シーブ56とセカンダリ−シーブ58の間
の変速比が小さくなる。
なお、エンジン運転中、変速比を嚢えるためにセルモー
タ41の駆動軸42が回転すると、一方向クラッチ50
の入力歯車51も回転するが、この時、クランク軸16
は、入力歯車51よりも高速で回転し、しかも、一方向
クラッチ5oは、クランク軸16から入力歯車51への
動力伝達は行わないので、入力歯車51は、中間歯車4
3に連動して回転するたけであり、クランク軸16の回
転が妨げられることはない。
このような構成のVベルト式自動変速機55によれば、
プライマリ−シーブ56の可動シーブ61は、エンジン
11の運転状況に応じて制御されるセルモータ41によ
り、ベルト溝56aの溝幅を増減する方向に移動される
ので、この可動シーブ61から遠心力で作動するローラ
ウェイトやこのローラウェイトが接するカム面のような
摺動部品を省略することができる。
したがって、長期に亘る使用においても、可動シーブ6
1を移動させるための部品が摩耗したり変形することは
なく、この可動シーブ61の移動量によって決定される
変速特性のばらつきや変動を確実に防止することができ
る。
また、プライマリ−シーブ56の可動シーブ61は、セ
ルモータ41からの動力伝達によってエンジン11の運
転状況に最適な位置に移動されるので、遠心力によって
作動する従来のローラウェイトを用いるものに比べて、
可動シーブ61の移動が速やかに行われ、所望の変速比
に即座に移行させることができる。
その上、本実施例の場合は、バーハンドル8に可動シー
ブ61を変速比が大きくなる方向に移動させるための減
速レバー91が設けられているので、追い越しのために
急加速が必要となった時や、コーナでの立ち上がりのよ
うに、高トルクが必要となった時には、人為的にVベル
ト式自動変速機55の変速比を大きくすることができる
。このため、加速のもたつきを解消することができ、エ
ンジンブレーキを生かしたスポーティ−な運転が可能と
なる。
さらに、上記構成においては、エンジン始動用のセルモ
ータ41を、プライマリ−シーブ56の可動シーブ61
の駆動源として利用しているので、可動シーブ61を駆
動するための格別なモータが不要となる。このため、部
品点数を削減でき、コストの低減やエンジンユニット1
oの軽量化が可能となる。
なお、本発明に係るVベルト式自動変速機は、エンジン
と一体構造をなすものに特定されず、エンジンとは別体
としても良いし、自動二輪車用ばかりでなく、例えば自
動四輪車や雪上車のようなその他の車両にも同様に適用
することができる。
また、上記実施例では、プライマリ−シーブの可動シー
ブをセルモータによって駆動するようにしたが、場合に
よっては、上記セルモータとは別に可動シーブを駆動す
るための専用のモータを設けても良い。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、プライマリ−シーブの可
動シーブは、エンジンの運転状況に応じて制御されるモ
ータにより、ベルト溝の溝幅を増減する方向に移動され
るので、長期に亘る使用においても、可動シーブを移動
させるための部品が摩耗したり変形することはなく、こ
の可動シーブの移動量によって決定される変速特性のば
らつきや変動を確実に防止することができる。
また、遠心力によって作動する従来のローラウェイトを
用いるものに比べて、可動シーブの移動が速やかに行わ
れるので、所望の変速比に即座に移行させることができ
、加速のもたつきを解消できるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、 第1図は、■ベルト式自動変速機の断面図、第2図は、
プライマリ−シーブの可動シーブが、高速側に移動した
状態を示す断面図、 第3図は、エンジンユニットの断面図、第4図は、プラ
イマリ−シーブとアイドル軸およびセルモータとの位置
関係を示す側面図、第5図は、セカンダリ−シーブの可
動シーブの断面図、 第6図は、セルモータの制御系を示すブロック図、第7
図は、セルモータの制御系を示すフローチャート、 第8図は、スクータ形自動二輪車の側面図、第9図は、
第8図中■部を拡大して示す平面図である。 11・・・エンジン、16・・・回転軸(クランク軸)
、41・・・モータ(セルモータ)、56・・・プライ
マリ−シーブ、56a・・・ベルト溝、59・・・Vベ
ルト、60・・・固定シーブ、61・・・可動シーブ、
90・・・制御手段(コントロールユニット)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  エンジンからの動力伝達によって駆動される回転軸と
    、 この回転軸上に固定された固定シーブおよび回転軸の軸
    方向に移動可能な可動シーブとで構成され、これら固定
    シーブと可動シーブの間に断面V字形のベルト溝が形成
    されたプライマリーシーブと、 このプライマリーシーブのベルト溝に巻き掛けられたV
    ベルトと、 を具備し、 上記プライマリーシーブの可動シーブを、エンジンの運
    転状況に応じて上記回転軸の軸方向に移動させることに
    より、上記ベルト溝の溝幅を変化させ、上記プライマリ
    ーシーブに対するVベルトの巻き掛け径を変化させるよ
    うにしたVベルト式自動変速装置において、上記プライ
    マリーシーブの可動シーブを、回転軸の軸方向に移動さ
    せるための正逆転可能なモータと、 このモータの回転を、エンジンの運転状況に応じて制御
    することにより、上記プライマリーシーブのベルト溝の
    溝幅を変化させる制御手段を設けたことを特徴とするV
    ベルト式自動変速装置。
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