JP2002250417A - 不整地走行車のvベルト式無段変速機 - Google Patents

不整地走行車のvベルト式無段変速機

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不整地走行車のVベルト式無段変速機におい
て、急な坂を下る場合に、ンジンブレーキの効力を高く
維持でき、穏やかにエンジンブレーキ状態に移行でき、
さらにエンジンブレーキ状態からエンジンドライブ状態
への移行も支障なく行なえるようにする。 【解決手段】 被駆動プーリは、筒形のカム軸56を一
体的に有すると共に従動軸に固着された固定シーブ54
と、上記カム軸56の外周面に軸方向移動可能かつ回動
可能に嵌合する可動シーブとからなる。調圧機構とし
て、筒形のカム軸56にはスパイラル状に延びるカム溝
57を形成し、可動シーブにはカム溝57に係合するロ
ーラ60を設ける。カム溝57の両側のカム作用面のう
ち、エンジンブレーキ作動時にローラ60が当接する側
のカム作用面57bに、ローラ60を所定の係止位置P
2に係止する係止面61aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、不整地走行車の
Vベルト式無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌用のVベルト式無段変速機の従来技
術としては、特開平11−173392号公報に記載さ
れたものがあり、図11に示すように、被駆動プーリ2
00は、固定シーブ201と、可動シーブ202を備
え、固定シーブ201は筒形カム軸203を一体的に備
え、カム軸203は従動軸207に固定されている。可
動シーブ202はスリーブ205を一体的に備え、スリ
ーブ205はカム軸203の外周面に軸芯方向移動可能
及び回転可能に嵌合している。
【0003】被駆動プーリ200の調圧機構として、カ
ム軸203には、スパイラル状(傾斜状)に延びるカム
溝211が形成され、スリーブ205には上記カム溝2
11に係合するローラ214が支持され、また、可動シ
ーブ202を固定シーブ側に付勢する調圧ばね206が
縮設されている。
【0004】図12はカム軸203及びスリーブ205
の分解斜視図であり、カム溝211の両側のカム作用面
211a,211bは互いに平行に形成されており、回
転方向Fの前方側のカム作用面211aがエンジンドラ
イブ時にローラ214が当接する第1のカム作用面であ
り、回転方向Fの後方側のカム作用面211bがエンジ
ンブレーキ時にローラ214が当接する第2のカム作用
面である。いずれのカム作用面211a,211bも、
減速比大側の端部から減速比小側の端部に至るまで、ロ
ーラ214がスムースに移動できるように、段差等を有
することなく滑らかにつながっている。
【0005】エンジンブレーキ状態で坂道を下る場合に
は、図11の被駆動プーリ200の可動シーブ202
は、調圧ばね206のばね力により減速比大側に移動
し、ローラ214は図12の最大減速比位置近傍に位置
し、大きな減速比を保っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように、
エンジンブレーキ作動時にローラ214が当接する第2
のカム作用面211bの形状が、第1のカム作用面21
1aと平行であり、しかも減速比大側の端部から減速比
小側の端部に至るまで段差等を有することなく滑らかに
つながる形状であると、極急坂路を下る時、たとえば傾
斜が20°〜30°程度になると、後車輪からの回転駆
動力の増大により、ローラ214が最大減速比位置付近
から第2のカム作用面211bに沿って減速比小側に移
動し、図11の被駆動プーリ200が開き、エンジンブ
レーキの効力が低下することがある。
【0007】
【発明の目的】本願発明は、急な坂を下る場合でも、エ
ンジンブレーキの効力を高く維持できるようにすること
を目的としている。また、坂を下り始める際に、衝撃等
が生じることなく穏やかにエンジンブレーキ状態に移行
でき、さらにエンジンブレーキ状態からエンジンドライ
ブ状態への移行も支障なく行なえるようにすることも目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願請求項1記載の発明は、駆動軸上の駆動プーリと従
動軸上の被駆動プーリとの間にVベルトを巻き掛け、駆
動軸上の駆動プーリ推力発生機構により、駆動プーリの
実効巻回径を変更する不整地走行車のVベルト式無段変
速機において、被駆動プーリは、筒形のカム軸を一体的
に有すると共に従動軸に固着された固定シーブと、上記
カム軸の外周面に軸方向移動可能かつ回動可能に嵌合す
る可動シーブとからなり、被駆動プーリの調圧機構とし
て、筒形のカム軸あるいは可動シーブの一方にスパイラ
ル状に延びるカム溝を形成し、他方にカム溝に係合する
ローラを設け、上記カム溝の両側のカム作用面のうち、
エンジンブレーキ作動時にローラが当接する側のカム作
用面に、ローラを所定の係止位置に係止する係止面を形
成している。これにより、極急な坂をエンジンブレーキ
状態で下る場合、たとえ後車輪からの回転駆動力が増大
しても、係止面でローラを係止することにより一定の減
速比を維持でき、エンジンブレーキの効力を高く維持す
ることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の不
整地走行車のVベルト式無段変速機において、ローラの
上記係止位置がカム溝内における最大減速比位置から減
速比小側にずれるように、係止面を形成してある。これ
により、坂を下り始める際には、穏やかにエンジンブレ
ーキ状態に移行できる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の不整地走行車のVベルト式無段変速機において、エ
ンジンブレーキ作動時にローラが当接する側の上記カム
作用面に、上記係止面を含む凹部を形成し、該凹部の深
さをローラの概ね半分程度に設定してある。これによ
り、係止面を有する凹部は、ローラを係止してエンジン
ブレーキを持続する機能を維持しながらも、エンジンブ
レーキ状態からエンジンドライブ状態へ移行する際に
は、ローラが凹部から抜け出す動作を邪魔することがな
く、上記移行もスムースに行なえる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の不
整地走行車のVベルト式無段変速機において、凹部は、
上記係止面と、該係止面から最大減速比側のカム溝端面
まで滑らかにつながるガイド面とから構成されている。
これにより、坂を下る際におけるエンジンブレーキ状態
への移行が、穏やかに行なわれる。
【0012】請求項5記載の発明は、駆動軸上の駆動プ
ーリと従動軸上の被駆動プーリとの間にVベルトを巻き
掛け、駆動軸上の駆動プーリ推力発生機構により、駆動
プーリの実効巻回径を変更する不整地走行車のVベルト
式無段変速機において、被駆動プーリは、筒形のカム軸
を一体的に有すると共に従動軸に固着された固定シーブ
と、上記カム軸の外周面に軸方向移動可能かつ回動可能
に嵌合する可動シーブとからなり、被駆動プーリの調圧
機構として、筒形のカム軸又はスリーブの一方にスパイ
ラル状に延びるカム溝を形成し、他方にカム溝に係合す
るローラを設け、上記カム溝の両側のカム作用面のう
ち、エンジンブレーキ作動時にローラが当接する側のカ
ム作用面に、エンジンドライブ時に当接する側のカム作
用面のリード角よりも大きいリード角を有する部分を形
成してあることを特徴としている。これにより、坂をエ
ンジンブレーキ状態で下る場合、たとえ後車輪からの回
転駆動力が増大しても、大きいリード角を有する部分で
ローラの減速比小側への移動を抑制することにより、エ
ンジンブレーキの効き過ぎを防ぎながらも、効力が低下
するのを穏やかに防ぐことができる。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の不
整地走行車のVベルト式無段変速機において、エンジン
ブレーキ作動時にローラが当接する側のカム作用面に形
成された上記大きいリード角を有する部分は、カム溝内
における最大減速比位置よりも軸芯方向の減速比小側に
ずれた位置から減速比小側へ延びていることを特徴とし
ている。これにより、エンジンブレーキが急激に強く効
き始めるのを防ぐことができる。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項5記載の不
整地走行車のVベルト式無段変速機において、エンジン
ブレーキ作動時にローラが当接する側のカム作用面に形
成された上記大きいリード角を有する部分は、カム溝内
における最大減速比位置と同軸芯方向位置から減速比小
側へ延びていることを特徴としている。これによると、
エンジンブレーキ効力の低下を防ぎながらも、エンジン
ブレーキを速やかに効かすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態1】図1は本願発明が適用される騎
乗型不整地四輪走行車の平面図であり、ライダーから見
た左右方向を不整地走行車の左右方向と規定して、説明
する。
【0016】不整地走行車は、左右1対の前車輪1と左
右1対の後車輪2を備えると共に、前後の車輪1,2間
にエンジン3を搭載し、エンジン3の左右両側にステッ
プ4を備えている。車体上部には、前部にバー状の操向
ハンドル5を、その後部に騎乗型シート6を備えてい
る。操向ハンドル5のグリップにはブレーキレバー8等
が設けられ、操向ハンドル5の中央部には車速メータ1
03等の計器類が設けられると共に各種表示ランプ10
2、たとえば2駆、4駆表示ランプ等が設けられてい
る。
【0017】エンジン3のクランクケース10は後方に
延び、後端部に変速機ケース11を一体に有しており、
該変速機ケース11内にはギヤ式変速機13が内蔵され
ている。クランクケース10の右側面には、上記ギヤ式
変速機13よりも動力上流側に位置するVベルト式無段
変速機15が配置されている。
【0018】変速機ケース11の下側には前後に向くド
ライブ軸17が配置されており、該ドライブ軸17の前
端部と後端部には、それぞれ前輪用プロペラ軸18と後
輪用プロペラ軸19が連結し、前輪用プロペラ軸18の
前端部は、前輪用減速ギヤケース21内のギヤ機構に連
動連結し、後輪用プロペラ軸12の後端部は後輪用減速
ギヤケース22内のギヤ機構に連結している。
【0019】図2は図1の右側面図であり、エンジン3
としてV形2気筒エンジンを搭載しており、Vベルト式
無段変速機15は、前部の駆動プーリ26と、後部の被
駆動プーリ28と、両プーリ26,28間に巻き掛けら
れたVベルト29から構成されており、ベルトコンバー
タカバー30により覆われている。
【0020】ハンドル5の右端部下方にはシフト操作レ
バー32が配置されており、シフト操作レバー32は、
変速機ケース11の上端部に配置された外側チェンジレ
バー部35に連結ロッド33を介して連動連結してい
る。
【0021】[Vベルト式無段変速機] (駆動プーリ)図3は図2のVベルト式無段変速機15
を、駆動軸25及び従動軸27を通る面で切断した断面
図であり、駆動軸25はクランク軸36の右端部に同一
軸芯上に結合されており、駆動プーリ26は、左側の固
定シーブ41と、該固定シーブ41に軸芯方向の右側か
ら対向する可動シーブ42からなっている。固定シーブ
41は駆動軸25に対し、回転不能及び軸方向移動不能
に固定されており、可動シーブ42は駆動軸25に対
し、回転方向にはスパイダー44を介して一体回転可能
に係合し、軸方向には移動可能に嵌合している。
【0022】可動シーブ42の背面側(右側)には、前
記スパイダー44、複数のフライウエイト45、調圧ば
ね46及びサポート盤47等からなる駆動プーリ推力発
生機構が設けられている。フライウエイト45は、可動
シーブ42の背面に設けられた複数のピン48に回動自
在に支持されており、駆動軸25の回転数の増加に伴
い、遠心力により右方へ拡開するようになっている。可
動シーブ42の背面にはスパイダー44を通過して右方
へ延びる連結アーム49が形成されており、該連結アー
ム49の右端縁にサポート盤47が結合されている。サ
ポート盤47は、駆動軸25に対して軸方向移動可能に
嵌合すると共に、内周端部に軸受50が嵌着され、該軸
受50の内輪にはエンジンブレーキ用の規制レバー89
が当接する断面L字形の環状座(カラー)92が嵌着さ
れている。上記環状座92及び軸受50は、サポート盤
47及び連結アーム49を介して可動シーブ42と一体
的に駆動軸芯方向に移動する。
【0023】スパイダー44は、可動シーブ42の右側
に配置されると共に駆動軸25に螺着され、上記各フラ
イウエイト45が当接する受圧ローラ52を備えてい
る。調圧ばね46はスパイダー44とサポート盤47の
間に縮設されており、サポート盤47を右方に付勢する
ことにより、連結アーム49を介して間接的に可動シー
ブ42を右方に付勢している。すなわち、駆動プーリ2
6の両シーブ41,42間を開く方向に付勢しており、
エンジン回転数が増加してフライウエイト45が拡開す
ると、受圧ローラ52の反力により可動シーブ42がサ
ポート盤47と共に調圧ばね46に抗して左方に移動
し、両シーブ41,42間でVベルト29を挟圧するよ
うになっている。
【0024】(被駆動プーリ)被駆動プーリ28は、筒
形のカム軸56に固着された固定シーブ54と、スリー
ブ58に固定されて固定シーブ54に対して軸芯方向の
左側から対向する可動シーブ55からなっている。カム
軸56は、従動軸27に嵌合すると共に従動軸27に対
して回転不能かつ軸方向移動不能に取り付けられ、また
従動軸27に螺着されたナット62により抜け止めされ
ている。固定シーブ54は、カム軸56の右端部外周面
に形成されたねじ部56aに螺着されており、これによ
り、固定シーブ54は、筒形カム軸56及び従動軸27
と一体的に回転し、かつ軸芯方向には移動不能となって
いる。
【0025】可動シーブ55は、スリーブ58の外周面
に螺着されている。スリーブ58はカム軸56の外周面
に左右1対の軸受メタルを介して回動可能かつ軸方向移
動可能に嵌合している。すなわち、可動シーブ55は、
スリーブ58と一体回転可能であり、かつ、一体的に軸
方向に移動可能となっている。
【0026】被駆動プーリ28の調圧機構として、カム
軸56の左端に固定されたばね受けリング64と可動シ
ーブ55との間に調圧ばね59が縮設されており、調圧
ばね59のばね力により可動シーブ55を右方に付勢し
ている。さらに、カム軸56とスリーブ58のいずれか
一方、たとえばカム軸56にはスパイラル状のカム溝5
7が形成され、他方、すなわちスリーブ58には上記カ
ム溝57に係合する段付形状のカム用ローラ60がそれ
ぞれ設けられており、このカム機構によりカム軸56に
対してスリーブ58が螺旋状に移動するようになってい
る。
【0027】図5はカム軸56及びスリーブ58の分解
斜視図であり、スリーブ58には、径方向に貫通するロ
ーラ支持孔65が周方向に等間隔をおいて複数箇所に形
成されており、各ローラ支持孔65にそれぞれカム用ロ
ーラ60の小径部60aが径方向の内方側から差し込ま
れ、支持されている。一方、カム軸56に形成されたカ
ム溝57の形状は、固定シーブ54を配置してある側
(減速比大側)に行くにしたがい回転方向Fの前方側に
くるようにスパイラル状(傾斜状)に形成されており、
カム溝57の両側面(回転方向の前後両側面)57a,
57bのうち、回転方向Fの前方側の面57aがエンジ
ンドライブ時にローラ60が圧接する第1のカム作用面
であり、回転方向Fの後方側の面57bがエンジンブレ
ーキ時にローラ60が圧接する第2のカム作用面であ
る。この第2のカム作用面57bの減速比大側の端部近
傍に係止面61aを有する凹部61を形成してある。
【0028】図6は図3のVI-VI断面拡大図であり、ロ
ーラ60は四等分配置されており、各ローラ60の径方
向の内方端面は従動軸27の外周面により、内方への抜
け止めがなされている。
【0029】図7はカム溝57の拡大図であり、従動軸
芯O1方向の左端側が減速比小側(高速側)、右端側が
減速比大側(低速側)となっており、ローラ60がカム
溝57の減速比大側の端面57dに略当接する位置P1
がローラ60の最大減速比位置であり、この時のローラ
中心をC1で示しており、ローラ60がカム溝57の減
速比小側の端面57cに略当接する位置P3がローラ6
0の最小減速比位置であり、この時のローラ中心をC3
で示している。
【0030】前記係止面61aは、凹部61の減速比小
側の端部に形成されており、第2のカム作用面57bか
ら急激に立ち上がると共にローラ60の半径R1よりも
僅かに大きな径の円弧形に形成されており、第2のカム
作用面57bから20°〜30°程度の範囲θが、実質
的にローラ60に当接して係止する面となっている。凹
部61の減速比小側端部の深さHは、ローラ60の半径
R1と概ね同じ寸法に設定されている。
【0031】係止面61aによって係止されるローラ6
0の位置P2を係止位置とし、この係止位置P2におけ
るローラ中心をC2とした場合、係止面61aの形成位
置は、係止位置P2のローラ中心C2が、前記最大減速
比位置P1のローラ中心C1から、周方向に所定距離L
1だけ回転方向Fの後方側にずれると共に、軸芯方向に
所定距離Wだけ減速比小側にずれた位置となるように設
定されている。上記軸芯方向の所定距離Wは、ローラ半
径R1の1/2程度であって、5〜10mm程度に設定さ
れている。周方向の所定距離L1は、最大減速比位置P
1から係止位置P2までローラ60が移動することによ
るエンジンブレーキ開始時のタイムラグが、ライダーに
違和感を与えない程度に短くなるように設定してある。
たとえば周方向の所定距離L1は、従動軸芯を中心とす
る中心角が18°〜21°程度となるように設定してあ
る。
【0032】係止面61aより減速比大側の凹部はガイ
ド面61bとなっており、該ガイド面61bは係止面6
1aに円弧状に滑らかにつながると共に、カム溝57の
減速比大側の端面57dへ延び、該端面57dに円弧状
に滑らかにつながっている。
【0033】[エンジンブレーキオンオフ装置]図3に
おいて、駆動プーリ26の可動シーブ42は、その最大
開位置が位置規制レバー89により変更可能となってお
り、これにより、アイドリング回転時等でも必要に応じ
てエンジンブレーキをオンオフできるようになってい
る。規制レバー89はサポート盤47の右側に配置され
ており、該規制レバー89は固定ピン101により回動
レバー軸90に固定され、該回動レバー軸90はベルト
コンバータカバー30のボス部94に回動自在に支持さ
れている。規制レバー89の先端部は、軸受50に嵌着
された環状座92に当接可能に対向している。すなわ
ち、規制レバー89を図3の規制解除位置から軸芯方向
の左側に回動することにより、可動シーブ42の最大開
位置を軸芯方向の左方へずらし、アイドリング時等でも
エンジンブレーキを効かすことができるようになってい
る。
【0034】図4は駆動プーリ部分の右側面図であり、
規制レバー89の先端部は駆動軸芯(クランク軸芯)O
0を跨ぐように2股状に形成され、回動レバー軸90は
駆動軸芯O0より前方に配置されており、その下端部が
前述のようにベルトコンバータカバー30のボス部94
に回動自在に支持され、上端部がモータケース95に回
動自在に支持されている。回動レバー軸90の上端部に
は揺動リンク96が固着され、該揺動リンク96は、電
動モータ97のモータ軸98に固定された偏芯ピン99
に係合している。揺動リンク96と規制レバー89の間
には、がた取り用のコイルばね100がレバー軸周りに
縮設されており、コイルばね100により、揺動リンク
96に対して規制レバー89を環状座92側に付勢し、
規制レバー89の固定ピン挿入孔と固定ピン101の間
のがたを吸収するようにしてある。
【0035】
【作用】[Vベルト式無段変速機の動力伝達]図3にお
いて、エンジン停止時、駆動プーリ26のフライウエイ
ト45は閉じており、可動シーブ42は調圧ばね46に
よりサポート盤47と共に右方に移動し、スパイダー4
4の受圧ローラ52により最大開位置で係止されてい
る。一方被駆動プーリ28は、可動シーブ55が調圧ば
ね59により最大減速比位置に対応する位置に位置して
いる。
【0036】エンジン始動後、エンジン回転が上昇する
と、駆動プーリ26のフライウエイト45が遠心力によ
り開き、可動シーブ42が左方へと移動し、両シーブ4
1,42間でVベルト29を挟圧することにより、駆動
プーリ26とVベルト29との間で動力が伝達され、V
ベルト29から被駆動プーリ28に動力が伝達される。
被駆動プーリ28からは、従動軸27を経てギヤ式変速
機13の入力軸に伝達される。
【0037】[エンジンドライブ状態での走行]エンジ
ンドライブ状態で走行している場合には、駆動プーリ2
6の可動シーブ42はエンジン回転数又は負荷の変化に
応じて軸方向に移動し、Vベルト29から動力が伝達さ
れる被駆動プーリ28は、Vベルト29の側圧と調圧ば
ね59との釣り合いにより、可動シーブ55が螺旋運動
状に軸進方向に移動し、自動変速作用が行なわれる。た
とえば走行中、回転トルクが増加して被駆動プーリ28
の可動シーブ55が固定シーブ54に対して回転方向F
側へとねじれると、ローラ60がカム溝57によってガ
イドされることにより、スリーブ56及び可動シーブ5
5は固定シーブ54側へと移動し、Vベルト29の挟持
圧力を増加させると共に被駆動プーリ28の実効巻回径
を増加させる。
【0038】上記のようなエンジンドライブ状態では、
図7のローラ60はカム溝57の第1のカム作用面57
aに当接し、第2のカム作用面57bには殆ど接触しな
い状態でカム溝57内を移動する。
【0039】[エンジンブレーキ状態での走行]エンジ
ン回転数を略アイドル回転に維持し、前進状態で坂を下
り始めた場合、ローラ60はたとえば最大減速比位置P
1あるいはその近傍に位置しており、これによりエンジ
ンブレーキ状態に移行する。
【0040】ところが傾斜が30°程度の急な坂になる
と、車輪からの駆動力が大きくなり過ぎるため、図3の
被駆動プーリ28が開き始める現象が生じる。この場
合、図7の最大減速比位置P1付近に位置するローラ6
0は、凹部61のガイド面61bに沿って減速比小側に
移動し、係止面61aにより係止位置P2に係止され、
保持される。したがって、この時点で被駆動プーリ28
の開き動作が規制され、所定のエンジンブレーキ効力を
維持することができる。
【0041】上記のようにローラ60を係止位置P2に
係止保持する場合、ローラ60の係止位置P2は、最大
減速比位置P1から一定距離Wだけ軸芯方向の減速比小
側にずらしているので、急激なエンジンブレーキの効き
が緩和され、エンジンブレーキが効き始める時のショッ
クを緩和することができる。また、周方向の距離L1
は、最大減速比位置P1から係止位置P2まで移動する
ことにより生じるタイムラグが、ライダーに違和感を与
えない程度に設定してあるので、エンジンブレーキが効
き始めるまでに、ライダーが違和感を感じることもな
い。
【0042】坂を下り切り、エンジンドライブ状態に戻
ると、図7の係止位置P2のローラ60は凹部61内か
らカム溝57に抜け出し、第1のカム作用面57aに圧
接した状態でカム溝57内を移動する。
【0043】なお、図7において、凹部61の深さH及
び係止面61aの位置を各種変更することにより、エン
ジンブレーキ効力の強弱を所望の大きさに設定すること
ができる。
【0044】
【発明の実施の形態2】図8は本願請求項5及び6を適
用したVベルト式無段変速機であって、前記実施の形態
1の図7に相当するスパイラル状のカム溝部分を示して
おり、図7と同じ部分には同じ符号を付してある。図8
において、エンジンドライブ時にローラ60が圧接する
回転方向Fの前方側の第1のカム作用面57aの形状は
図7と同様であるが、エンジンブレーキ時にローラ60
が圧接する回転方向Fの後方側の第2のカム作用面57
bの形状は、図7の係止面61aの代わりに、図8の第
1のカム作用面57aのリード角β1より大きいリード
角β2(<90°)を有する部分57eが形成されてい
る。以下この部分を単に、「大きいリード角β2を有す
る部分57e」という。
【0045】リード角βとは、特に説明するには及ばな
いと思われるが、ねじやドリルの刃の構造に用いられる
場合と同様の意味で用いている。すなわち、第1のカム
作用面57aのリード角β1とは、第1のカム作用面5
7aと、このカム作用面57aの一点を通り従動軸芯O
1と直角な面Dとの為す角度であり、部分57eのリー
ド角β2とは、この部分57eと、この部分57eの一
点を通り軸芯O1と直角な面Dとの為す角度である。
【0046】大きいリード角β2を有する部分57eの
減速比大側の端部はガイド面57fに円弧状に滑らかに
つながり、ガイド面57fの減速比大側の端部は減速比
大側の端面57dに円弧状に滑らかにつながっている。
大きいリード角β2を有する部分57eの減速比小側の
端部はカム溝長さ方向の中間部近傍まで至り、第1のカ
ム作用面57aとほぼ平行な第2のカム作用面57bに
繋がっている。
【0047】ローラ60がガイド面57fから、大きい
リード角β2を有する部分57eへ移る際の移行位置P
4は、前記図7の係止位置P3と略同じ位置であり、図
8の移行位置P4におけるローラ中心をC4とした場
合、このローラ中心C4が、前記最大減速比位置P1の
ローラ中心C1から、周方向に所定距離L1だけ回転方
向Fの後方側にずれると共に、軸芯方向に所定距離Wだ
け減速比小側にずれた位置となるように設定されてい
る。上記軸芯方向の所定距離Wは、ローラ半径R1の1
/2程度であって、5〜10mm程度に設定されている。
周方向の所定距離L1は、最大減速比位置P1から移行
位置P4までローラ60が移動することによるエンジン
ブレーキ開始時のタイムラグが、ライダーに違和感を与
えない程度に短くなるように設定してある。たとえば周
方向の所定距離L1は、従動軸芯を中心とする中心角が
18°〜21°程度となるように設定してある。
【0048】図8の実施の形態も急な坂を下る際に適し
ているが、図7の実施の形態ほど、極急坂でない坂を下
る場合に適している。
【0049】図8の実施の形態において、エンジン回転
数を略アイドル回転に維持し、前進状態で坂を下り始め
た場合、ローラ60はたとえば最大減速比位置P1ある
いはその近傍に位置しており、これによりエンジンブレ
ーキ状態に移行する。
【0050】ところが急な坂になると、車輪からの駆動
力が大きくなり過ぎるため、図3の被駆動プーリ28が
開き始める現象が生じる。この場合、図8の最大減速比
位置P1付近に位置するローラ60は、ガイド面57f
に沿って減速比小側に移動し、大きいリード角β2を有
する部分57eに移る時点、すなわち移行位置P4から
抵抗が増大することにより、減速比小側への移動は抑制
され、エンジンブレーキの効力を維持することができ
る。
【0051】また、ローラ60の移行位置P4を、最大
減速比位置P1から一定距離Wだけ軸芯方向の減速比小
側にずらしているので、急激にエンジンブレーキが効き
出すことはなく、エンジンブレーキが効き始める時のシ
ョックを緩和することができる。周方向の距離L1は、
最大減速比位置P1から係止位置P2まで移動すること
により生じるタイムラグが、ライダーに違和感を与えな
い程度に設定してあるので、エンジンブレーキが効き始
めるまでに、ライダーが違和感を感じることもない。
【0052】さらに、移行位置P4において完全にロー
ラ60を係止する構造ではないので、ローラ60がロッ
クされることはなく、エンジンブレーキが効き始める際
に大きな衝撃がかかることもない。
【0053】
【発明の実施の形態3】図9は図8の構造の変形例であ
って、大きいリード角β2を有する部分57eを減速比
小側の端面57cまで延ばしている。その他の構造は図
8と同様であり、図8と同じ部品には同じ符号を付して
ある。
【0054】
【発明の実施の形態4】図10は本願請求項7を適用し
たVベルト式無段変速機であって、前記実施の形態1の
図7に相当するスパイラル状のカム溝部分を示してお
り、図7と同じ部分には同じ符号を付してある。図10
において、エンジンドライブ時にローラ60が圧接する
回転方向Fの前方側の第1のカム作用面57aの形状は
図7と同様であるが、エンジンブレーキ時にローラ60
が圧接する回転方向Fの後方側の第2のカム作用面57
bは、軸方向長さの全長が、第1のカム作用面57aの
リード角β1より大きいリード角β2を有する部分57
eとして形成されている。また減速比大側の端面57d
に円弧状に滑らかに繋がるガイド面57gは、ローラ6
0を周方向にのみ回転方向Fの後方側へ一定距離L2だ
けガイドするが、軸芯方向の減速比小側にはガイドしな
い形状に形成され、ガイド面57gの回転方向Fの後方
側の端部は前記大きいリード角β2を有する部分57e
の減速比大側の端部に円弧状に滑らかにつながってい
る。
【0055】ローラ60がガイド面57gから大きいリ
ード角β2を有する部分57eへ移る際の移行位置P5
は、この移行位置P5におけるローラ中心をC5とした
場合、このローラ中心C5の軸芯方向位置が前記最大減
速比位置P1のローラ中心C1と同じ位置になり、周方
向の位置が所定距離L2だけ回転方向Fの後方側にずれ
た位置になる。
【0056】急な坂をエンジンブレーキ状態で下る場合
に、車輪からの回転トルクが増加して図3の被駆動プー
リ28が開き始める現象が生じると、図10の最大減速
比位置P1付近に位置するローラ60は、ガイド面57
gに沿って回転方向Fの後方側に移動し、大きいリード
角β2を有する部分57eに移る移行位置P5から抵抗
が増大することにより、減速比小側への移動は抑制さ
れ、エンジンブレーキの効力を維持することができる。
【0057】さらに、移行位置P5において完全にロー
ラ60を係止する構造ではないので、ローラ60がロッ
クされることはなく、エンジンブレーキが急激に強く効
き始めることもない。
【0058】
【その他の実施の形態】(1)本願発明は、Vベルト式
無段変速機を備えた自動二輪車に適用することもでき
る。
【0059】(2)図3に示す実施の形態では、カム軸
56にカム溝57を形成し、スリーブ58にローラ60
を設ける構造を採用しているが、カム溝57をスリーブ
58に形成し、ローラ60をカム軸56に設ける構造を
採用することも可能である。
【0060】(3)被駆動プーリ28の可動シーブ55
をスリーブ58と一体に形成することもできる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)被駆動プーリは、筒形のカム軸を有すると共に従
動軸に固着された固定シーブと、上記カム軸の外周面に
軸方向移動可能かつ回動可能に嵌合する可動シーブとか
らなり、被駆動プーリの調圧機構として、筒形のカム軸
又は可動シーブの一方にスパイラル状に延びるカム溝を
形成し、他方にカム溝に係合するローラを設け、上記カ
ム溝の両側のカム作用面のうち、エンジンブレーキ作動
時にローラが当接する側のカム作用面に、ローラをカム
溝内の所定位置に係止する係止面を形成しているので、
急な坂をエンジンブレーキ状態で下る場合に、たとえ後
車輪からの回転駆動力が増大しても、係止面でローラを
係止することにより、一定の減速比を維持でき、エンジ
ンブレーキの効力を高く維持することができる。
【0062】(2)ローラの係止位置が、カム溝内にお
けるローラの最大減速比位置から減速比小側にずれるよ
うに、凹部の係止面を形成していると、急坂を下り始め
る時に、大きな衝撃が生じることなく穏やかにエンジン
ブレーキ状態に移行できる。
【0063】(3)エンジンブレーキ作動時にローラが
当接する側のカム作用面に、上記係止面を含む凹部を形
成し、該凹部の深さをローラの概ね半分程度に設定して
あると、係止面は、エンジンブレーキ時にローラを係止
してエンジンブレーキを持続する機能を有しながらも、
エンジンブレーキ状態からエンジンドライブ状態へ移行
する際には、凹部から速やかにローラが抜け出し、上記
移行がスムースに行なえる。
【0064】(4)凹部を、上記係止面と、該係止面か
ら最大減速比側のカム溝端面まで滑らかにつながるガイ
ド面とから構成していると、坂を下る際におけるエンジ
ンブレーキ状態への移行が、穏やかに行なわれる。
【0065】(5)前記係止面を形成する代わりに、カ
ム溝の両側のカム作用面のうち、エンジンブレーキ作動
時にローラが当接する側のカム作用面に、エンジンドラ
イブ時に当接する側のカム作用面のリード角よりも大き
いリード角を有する部分を形成してあると、坂をエンジ
ンブレーキ状態で下る場合、たとえ車輪からの回転駆動
力が増大しても、大きいリード角を有する部分でローラ
の減速比小側への移動を抑制することにより、エンジン
ブレーキの効き過ぎを防ぎながらも、効力が低下するの
を穏やかに防ぐことができる。
【0066】(6)エンジンブレーキ作動時にローラが
圧接するカム作用面に形成される大きいリード角β2を
有する部分を、カム溝内における最大減速比位置よりも
軸芯方向の減速比小側にずれた位置から減速比小側へ延
びるように形成していると、エンジンブレーキが急激に
効き始めるのを一層効果的に防ぐことができる。
【0067】(7)大きいリード角β2を有する部分
を、カム溝内における最大減速比位置と同軸芯方向位置
から減速比小側へ延びるように形成していると、エンジ
ンブレーキ効力の低下を防ぎながらも、エンジンブレー
キを速やかに効かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した不整地四輪走行車の平面
図である。
【図2】 図1に示す不整地四輪走行車の右側面図であ
る。
【図3】 Vベルト式無段変速機の各軸芯を通る面で切
断した断面拡大図である。
【図4】 駆動プーリ部分の右側面図である。
【図5】 被駆動プーリのスリーブとカム軸の分解斜視
図である。
【図6】 VI-VI断面拡大図である。
【図7】 カム溝の展開拡大図である。
【図8】 別の実施の形態を示すカム溝の展開拡大図で
ある。
【図9】 別の実施の形態を示すカム溝の展開拡大図で
ある。
【図10】 別の実施の形態を示すカム溝の展開拡大図
である。
【図11】 従来例の被駆動プーリの断面図である。
【図12】 従来例のカム軸等の斜視図である。
【符号の説明】
25 駆動軸 26 駆動プーリ 27 従動軸 28 被駆動プーリ 29 Vベルト 54 固定シーブ(被駆動プーリ側) 55 可動シーブ(被駆動プーリ側) 56 カム軸 57 カム溝 57a 第1のカム作用面(エンジンドライブ時) 57b 第2のカム作用面(エンジンブレーキ時) 57c 減速比小側の端面 57d 減速比大側の端面 57e 大きいリード角β2を有する部分 57f ガイド面 57g ガイド面 58 スリーブ 59 調圧ばね 60 ローラ 61 凹部 61a 係止面 61b ガイド面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J031 AB03 BA04 BA07 BA09 CA02 3J050 AA02 BA03 BB07 BB08 CA03 CC05 CC06 CE05 DA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸上の駆動プーリと従動軸上の被駆
    動プーリとの間にVベルトを巻き掛け、駆動軸上の駆動
    プーリ推力発生機構により、駆動プーリの実効巻回径を
    変更する不整地走行車のVベルト式無段変速機におい
    て、 被駆動プーリは、筒形のカム軸を一体的に有すると共に
    従動軸に固着された固定シーブと、上記カム軸の外周面
    に軸方向移動可能かつ回動可能に嵌合する可動シーブと
    からなり、 被駆動プーリの調圧機構として、筒形のカム軸あるいは
    可動シーブの一方にスパイラル状に延びるカム溝を形成
    し、他方にカム溝に係合するローラを設け、 上記カム溝の両側のカム作用面のうち、エンジンブレー
    キ作動時にローラが当接する側のカム作用面に、ローラ
    を所定の係止位置に係止する係止面を形成していること
    を特徴とする不整地走行車のVベルト式無段変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不整地走行車のVベルト
    式無段変速機において、ローラの上記係止位置がカム溝
    内における最大減速比位置から減速比小側にずれるよう
    に、係止面を形成してあることを特徴とする不整地走行
    車のVベルト式無段変速機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の不整地走行車のV
    ベルト式無段変速機において、エンジンブレーキ作動時
    にローラが当接する側の上記カム作用面に、上記係止面
    を含む凹部を形成し、該凹部の深さをローラの概ね半分
    程度に設定してあることを特徴とする不整地走行車のV
    ベルト式無段変速機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の不整地走行車のVベルト
    式無段変速機において、凹部は、上記係止面と、該係止
    面から減速比大側のカム溝端面まで滑らかにつながるガ
    イド面とから構成されていることを特徴とする不整地走
    行車のVベルト式無段変速機。
  5. 【請求項5】 駆動軸上の駆動プーリと従動軸上の被駆
    動プーリとの間にVベルトを巻き掛け、駆動軸上の駆動
    プーリ推力発生機構により、駆動プーリの実効巻回径を
    変更する不整地走行車のVベルト式無段変速機におい
    て、 被駆動プーリは、筒形のカム軸を一体的に有すると共に
    従動軸に固着された固定シーブと、上記カム軸の外周面
    に軸方向移動可能かつ回動可能に嵌合する可動シーブと
    からなり、 被駆動プーリの調圧機構として、筒形のカム軸あるいは
    可動シーブの一方にスパイラル状に延びるカム溝を形成
    し、他方にカム溝に係合するローラを設け、 上記カム溝の両側のカム作用面のうち、エンジンブレー
    キ作動時にローラが当接する側のカム作用面に、エンジ
    ンドライブ時に当接する側のカム作用面のリード角より
    も大きいリード角を有する部分を形成してあることを特
    徴とする不整地走行車のVベルト式無段変速機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の不整地走行車のVベルト
    式無段変速機において、エンジンブレーキ作動時にロー
    ラが当接する側のカム作用面に形成された上記大きいリ
    ード角を有する部分は、カム溝内における最大減速比位
    置よりも軸芯方向の減速比小側にずれた位置から減速比
    小側へ延びていることを特徴とする不整地走行車のVベ
    ルト式無段変速機。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の不整地走行車のVベルト
    式無段変速機において、エンジンブレーキ作動時にロー
    ラが当接する側のカム作用面に形成された上記大きいリ
    ード角を有する部分は、カム溝内における最大減速比位
    置と同軸芯方向位置から減速比小側へ延びていることを
    特徴とする不整地走行車のVベルト式無段変速機。
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