JP4672860B2 - ズームレンズ及びそれを用いた光学機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズームレンズ及びそれを用いた光学機器に関し、特に、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の電子カメラやフィルム用カメラに好適に用いられるものである。この他本発明は、ズームレンズで、ズーム比が25倍程度と高変倍比でありながら構成レンズ枚数が少なく、広角端のFナンバーが1.6程度と大口径なズームレンズ及びそれを用いた光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、写真用カメラや電子カメラなどの光学機器に使われるズームレンズにおいて、物体側の第1群より後方のレンズ群を移動させてフォーカスを行う、いわゆるリアフォーカス方式を採用した例が種々と提案されている。これは、リアフォーカス方式がフォーカスに際して比較的小型軽量のレンズ群を移動させることになるので、駆動力が小さくて済み、且つ迅速な焦点合わせができるのでオートフォーカスシステムとの相性が良い等の特長があるためである。
【0003】
このようなリアフォーカス式のズームレンズとして、例えば、特開昭63−44614号公報では、物体側より順に、正の屈折力の第1群と、変倍用の負の屈折力の第2群と、変倍に伴う像面変動を補正するための負の屈折力の第3群と、そして正の屈折力の第4群より成るいわゆる4群ズームレンズにおいて、第3群を移動させてフォーカスを行っている。しかしながら、この構成は第3群の移動空間をレンズ系中に多く確保しなければならず、レンズ全長が増大する傾向がある。特開昭63−278013号公報では、正の屈折力の第1群、負の屈折力の第2群、負の屈折力の第3群、正の屈折力の第4群で構成され、第2群で変倍、第4群で変倍に伴う像面補正とフォーカシングを行ったズームレンズを開示している。しかしながら、負の屈折力の第3群を用いたこれらのズーム方式では、第2群からの発散光を第3群で更に発散することになるため、第4群のレンズ径が大きくなって、全系が大型化する要因になると共に、フォーカスによる収差変動が大きくなる傾向がある。
【0004】
これを改良したズームタイプとして、特開昭62−24213号公報や特開昭63−247316号公報では、物体側より順に正の屈折力の第1群、負の屈折力の第2群、正の屈折力の第3群、正の屈折力の第4群の4つのレンズ群を有し、第2群を移動させて変倍を行い、変倍に伴う像面変動を第4群を移動させて補正すると共にフォーカスを行ったズームレンズを開示している。
【0005】
特開昭63−29718号公報は、物体側より順に、正の屈折力の第1群と、負レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズにて構成され全体として負の屈折力で、変倍時に可動であって主として変倍をつかさどる第2群と、正の屈折力を有し、非球面を含む第3群と、空気間隔を開けて正の屈折力を有し変倍に伴う像面変動を補正し、合焦のために移動する第4群より構成したズームレンズを開示している。
【0006】
特開平5−72472号公報は、物体側より順に、正の屈折力を持ち固定の第1群、負の屈折力を持ち変倍のため移動する第2群、固定で集光作用を有し正の屈折力の第3群、変倍に伴って変動する像面位置を維持するために光軸上を移動する正の屈折力の第4群を有するズームレンズを開示している。この公報に開示されたズームレンズは、第2群をメニスカス状の負レンズと、両レンズ面が凹面の負レンズと、正レンズで構成し、第3群を1面以上の非球面である単レンズで構成し、第4群を1面以上の非球面を有するレンズで構成している。
【0007】
しかしながら、上記3つの公報には、変倍比が25倍を超える高変倍比のズームレンズではない。
【0008】
一方、米国特許明細書第4299454号では、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、そして、正の屈折力の後方レンズ群より構成され、負の屈折力のレンズ群を含む2つ以上のレンズ群を移動させて変倍を行い、第2レンズ群を物体側から第1、第2の負レンズと正のダブレットによって構成したズームレンズを開示している。しかしながら、このズームレンズは変倍において第3レンズ群が移動しているためにメカ機構が複雑になってくる。米国再発行特許明細書第32923号には、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、絞り、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を配し、第1、第4レンズ群は変倍の際、同じ方向に動き、絞りは変倍の際に固定のズームレンズを開示しているが、変倍比が25倍を超えるズームレンズではない。
【0009】
特開平7−270684号公報と特開平7−318804号公報は、物体側より順に、正の屈折力で固定の第1群、負の屈折力で変倍のため移動する第2群、正の屈折力で固定の第3群、変倍に伴って変動する像面位置を維持するためとフォーカシングを行うために光軸上を移動する正の屈折力の第4群を有し、第2群を4枚の単レンズで構成したズームレンズを開示している。しかしながら同公報のズームレンズは、変倍比が25倍を超えるズームレンズは開示されていない。
【0010】
特開平5−060974号公報は、物体側より順に、正の屈折力で固定の第1群、負の屈折力で変倍のために移動する第2群、正の屈折力で固定の第3群、変倍に伴って変動する像面位置を維持するためと、フォーカシングを行うために光軸上を移動する正の屈折力の第4群を有する全長の短いズームレンズを開示しているが、変倍比が25倍以下である。
【0011】
特開平11−305124号公報は、物体側より順に、正の屈折力で固定の第1群、負の屈折力で変倍のため移動する第2群、正の屈折力で固定の第3群、変倍に伴って変動する像面位置を維持するためと、フォーカシングを行うために光軸上を移動する正の屈折力の第4群を有する全長の短いズームレンズを開示しているが、変倍比が25倍以下であり、第2群のテレ端における倍率|β2T|は約5.5近傍である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
近年、電子カメラやフィルム用カメラに用いる撮影系には高い変倍比を有し、かつレンズ全長の短い小型のズームレンズが要望されている。
【0013】
一般にズームレンズにおいて、各レンズ群の屈折力を強めれば所定の変倍比を得る為の各レンズ群の移動量が少なくなり、レンズ全長の短縮化を図りつつ高変倍化が可能となる。
【0014】
しかしながら単に各レンズ群の屈折力を強めると変倍に伴う収差変動が大きくなり、特に高変倍化を図る際には全変倍範囲にわたり良好なる光学性能を得るのが難しくなってくるという問題点がある。
【0015】
又、ズームレンズにおいてリヤーフォーカス方式を採用するとレンズ系全体が小型化され又迅速なるフォーカスが可能となる等の特長が得られる。
【0016】
しかしながら反面、高変倍化が難しくなり、又フォーカスの際の収差変動が大きくなり、無限遠物体から近距離物体に至る物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが大変難しくなってくる。
【0017】
特に高変倍化を図ろうとすると全変倍範囲にわたり、又物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが大変難しくなってくる。
【0018】
本発明は、レンズ系全体を小型化し、高変倍比であるにもかかわらず高い光学性能を有したズームレンズ及びそれを用いた光学機器の提供を目的とする。
【0019】
この他本発明は、リヤーフォーカス方式を採用しつつ、変倍比25と高変倍でかつ広角端から望遠端に至る全変倍範囲にわたり、又無限遠物体から超至近物体に至る物体距離全般にわたり、良好なる光学性能を有したズームレンズ及びそれを用いた光学機器の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力の第1群、負の屈折力の第2群、正の屈折力の第3群、正の屈折力の第4群より構成され、前記第2群を像面側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行い、変倍に伴う像面変動を前記第4群を移動させて補正するズームレンズであって、広角端及び望遠端における第2群の結像倍率をβ2w、β2Tとするとき、
5.9 < |β2T| < 10.0
0.1 < |β2w| < 0.22
27 < |β2T/β2w| < 35
の条件式のうちの1つ以上を満足し、かつ広角端及び望遠端における全系の焦点距離をそれぞれfw,ft、前記第i群の焦点距離をfiとするとき、
0.1 < |f2/fA| < 0.26
0.9 < f3/fA < 1.3
ただし、
【数1】
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
【0021】
請求項2の発明は請求項1の発明において、前記第2群は、3枚の負レンズと、1枚の正レンズの4つの単レンズより成っていることを特徴としている。
【0022】
請求項3の発明は請求項1又は2の発明において、前記第3群は両面が非球面の正レンズを1枚有することを特徴としている。
【0023】
請求項4の発明は請求項1乃至3のいずれか1項の発明において、前記第i群の焦点距離をfiとするとき、
1.72 < f1/fA < 1.77
なる条件式を満足することを特徴としている。
【0024】
請求項5の発明は請求項1乃至4のいずれか1項の発明において、前記第3群の全体または一部のレンズを光軸方向に垂直に移動させて、被写体像の像面移動を補正することを特徴としている。
【0025】
請求項6の発明は請求項1の発明において、前記第2群は、物体側より順に像面側に凹面を向けたメニスカス状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズの4つの単レンズより成ることを特徴としている。
【0026】
請求項7の発明は請求項6の発明において、第3群は、物体側より順に両レンズ面が凸面の正レンズと物体側に凸面を向けたメニスカス状の負レンズより構成し、該正レンズの両レンズ面は非球面であり、該非球面のうち、少なくとも1つはレンズ中心からレンズ周辺にいくに従って正の屈折力が弱くなる形状より成ることを特徴としている。
【0027】
請求項8の発明の光学機器は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズを有することを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態1のズームレンズの要部断面図、図2〜図4は実施形態1のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
【0035】
図5は、本発明の実施形態2のズームレンズの要部断面図、図6〜図8は実施形態2のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
【0036】
図9は、本発明の実施形態3のズームレンズの要部断面図、図10〜図12は実施形態3のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
【0037】
各レンズ断面中、L1は正の屈折力の第1群(第1レンズ群)、L2は負の屈折力の第2群(第2レンズ群)、L3は正の屈折力の第3群(第3レンズ群)、L4は正の屈折力の第4群(第4レンズ群)である。SPは開口絞りであり、第3群L3の前方に配置しており、変倍に際し固定である。。Pは色分解プリズムやフェースプレートやフィルター等のガラスブロックである。IPは像面であり、CCD等の撮像素子やフィルム等の感光材料が配置されている。
【0038】
収差図において、d,gはd線及びg線、ΔM,ΔSはメリジオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。
【0039】
本実施形態では広角端から望遠端への変倍に際して矢印のように第2群を像面側へ移動させると共に、変倍に伴う像面変動を第4群を物体側に凸状の軌跡の一部を有しつつ移動させて補正している。
【0040】
又、第4群を光軸上移動させてフォーカスを行うリヤーフォーカス式を採用している。
【0041】
第4群の変倍に伴う移動軌跡は物体距離によって異なっている。
【0042】
レンズ断面図に示す第4群の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端への変倍に伴う際の像面変動を補正するための移動軌跡を示している。尚、第1群と第3群は変倍及びフォーカスの際固定であるが必要に応じて移動させてもよい。
【0043】
本実施形態においては、第4群を移動させて変倍に伴う像面変動の補正を行うと共に第4群を移動させてフォーカスを行うようにしている。特にレンズ断面図の曲線4a、4bに示すように広角端から望遠端への変倍に際して物体側へ凸状の軌跡を有するように移動させている。これにより第3群と第4群との空間の有効利用を図りレンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
【0044】
本実施形態において、例えば望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合はレンズ断面図の直線4cに示すように第4群を前方へ繰り出すことにより行っている。
【0045】
そして、高変倍化を図るために、
広角端及び望遠端における第2群の結像倍率をβ2w、β2Tとするとき、
5.9< |β2T| < 10.0 ・・・(1)
0.1< |β2w| < 0.22 ・・・(2)
27 < |β2T/β2w| < 35 ・・・(3)
の条件式のうちの1つ以上を満足するようにしている。
【0046】
これによって本発明は、従来にない変倍比25程度と高変倍比であって、しかも広角端のFナンバーが1.6程度の明るいズームレンズを達成している。
【0047】
次に条件式(1)〜(3)の技術的意味について説明する。
【0048】
条件式(1)〜(3)は第2群の倍率(結像倍率)を適正にするための条件式である。
【0049】
条件式(1)の上限値を超えて第2群のテレ端(望遠端)の倍率が大きくなると、高倍率化には有利だが第2群のかかる収差負担が大きくなり、良好な光学性能を保つのが困難になる。また、同じ倍率の状態で上限値を超えると、変倍に伴う像面変動を補正する第4群の動きに影響し、特に、望遠端で前記第4群が像面側に大きく移動し、十分なバックフォーカスを確保するのが困難になってくる。逆に下限値を超えると、所望のズーム比を得るためには第2群の移動量を広角端側に大きくしなくてはならず、レンズ全長の長大化を招き好ましくない。
条件式(2)の上限値を超えて、第2群のワイド端の倍率が大きくなると、レンズ全系の焦点距離が望遠端側により、所望の変倍比を得るのが困難になる。逆に、下限値を超えると高倍率化には有利だが、レンズ全系の焦点距離が広角端側にシフトし、第1群のレンズ径が大きくなり、レンズ系全体の大型化や重量化が発生し好ましくない。
【0050】
条件式(3)は、条件式(1)と(2)にも関わり、第2群が変倍時において必要な倍率の変動範囲を適切に設定している。上限値を超えると、高倍率化には有利だが収差補正が困難になってくる。逆に下限値を越えると、所望の倍率を確保できなくなり好ましくない。
【0051】
条件式(1)〜(3)については、それぞれの条件式を満足することでそれぞれの作用効果を得ることができるが、全ての条件式を満足することがより高倍率化上望ましい。
【0052】
尚、条件式(1)〜(3)の数値範囲を次の如く設定するのが更に光学性能上好ましい。
【0053】
6 < |β2T| < 7 ・・・(1a)
0.17 < |β2w| < 0.22 ・・・(2a)
27.5 < |β2T/β2w| < 31 ・・・(3a)
本発明のズームレンズは以上のような条件を満足することにより実現されるが、更に良好な光学性能を達成する為には、以下の条件のうち少なくとも1つを満足することが望ましい。
【0054】
(ア−1)前記第2群は、3枚以上の負レンズと、1枚以上の正レンズを有していることである。
【0055】
(ア−2)前記第2群は、3枚の負レンズと、1枚の正レンズの4つの単レンズより成っていることである。
【0056】
本発明のズームレンズおいて、変倍に大きく寄与する第2群を上記(ア−1)又は(ア−2)のようなレンズ構成にすることにより、各レンズのパワーの分担を減らしペッツバール和の低減を図っている。又これによって、高変倍比にしたときのズーミングによる像面の変動を少なくしている。
【0057】
(ア−3)前記第2群は、1以上の接合レンズを有することである。
【0058】
第2群で発生する色収差を良好に補正するには、少なくとも1組の接合レンズを有することが良い。
【0059】
(ア−4)前記第3群は非球面を有する正レンズを1枚以上有することである。
【0060】
該第2群から発散で入ってくる光束を受け止める第3群に非球面を有する正レンズを1つ以上配すれば光学性能の向上を容易に図ることができる。
【0061】
(ア−5)前記第3群は両面が非球面の正レンズを1枚以上有することである。
【0062】
第3群の正レンズの両レンズ面を非球面とすると収差補正効果がより良好に出てくる。これによれば第4群に非球面を配する必要が無くなり第4群の製作が容易になってくる。本実施形態においては、第3群を構成する最も物体側の正レンズの両レンズ面を非球面としている。
【0063】
(ア−6)広角端及び望遠端における全系の焦点距離をそれぞれfw,ft、前記第i群の焦点距離をfiとするとき、
0.1 < |f2/fA| < 0.26 ・・・(4)
1.72 < f1/fA < 1.77 ・・・(5)
0.9 < f3/fA < 1.3 ・・・(6)
ただし、
【0064】
【数3】
【0065】
なる条件式のうちの1つ以上を満足することである。
【0066】
条件式(4)は第2群の焦点距離(換言すればパワー)を適正にするための条件式である。条件式(4)の上限値を超えて第2群の焦点距離が長くなりすぎると、収差補正上は好ましいが、高いズーム比を得るために、第2群の移動量を大きくしなくてはならず、レンズ系全体の長大化を招き好ましくない。逆に下限値を超えるとペッツバール和が負の方向に大きくなり、像面が倒れてくるので良好な光学性能を保つのが困難になる。
【0067】
条件式(5)は、第1群の焦点距離を適正にするための条件式である。条件式(5)の上限値を超えて第1群の焦点距離が長くなりすぎると、レンズ系全体の焦点距離が長くなり、所望の焦点距離を確保するのが困難となる。逆に下限値を超えると第1群の負担が大きくなり、良好な光学性能、特にテレ端の球面収差や色収差を悪化させて好ましくない。
【0068】
条件式(6)は、第3群の焦点距離を適正にするための条件式である。条件式(6)の上限値を超えて第3群の焦点距離が長くなりすぎると、第3群の正の屈折力の負担が軽くなり収差補正上は好ましいが、バックフォーカスが長くなり小型化が困難になってくる。逆に下限値を超えると第3群の正の屈折力の負担が大きくなり、良好な光学性能、特に広角端での球面収差を悪化させて好ましくない。
【0069】
条件式(4)〜(6)については、それぞれの条件式を満足することでそれぞれの作用効果を得ることができるが、全ての条件式を満足することが小型化や収差補正上望ましい。
【0070】
尚、条件式(4)〜(6)の数値範囲を次の如く設定するのが光学性能上、更に好ましい。
【0071】
0.15 < |f2/fA| < 0.26 ・・・(4a)
1.72 < f1/fA < 1.75 ・・・(5a)
0.95 < f3/fA < 1.1 ・・・(6a)
(ア−7)前記第4群を移動させてフォーカスを行うことである。
【0072】
リヤーフォーカス方式を採用すればレンズ系全体が小型化され、又迅速なるフォーカスが可能となり、さらに近接撮影が容易となる等の特長が得られる。
【0073】
(ア−8)前記第3群の全体または一部のレンズを光軸方向に略垂直に移動させて、被写体像の像面移動を補正することである。
【0074】
撮影系の一部のレンズを光軸に対して垂直方向に平行偏心させて防振を行えば、ズームレンズが防振するとき、撮影画像のズレを防ぐための特別に余分な光学系を必要とせず、容易に行うことができる。
【0075】
(ア−9)前記第2群は、物体側より順に像面側に凹面を向けたメニスカス状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズの4つの単レンズより構成することである。
【0076】
本発明のようなズームタイプで変倍比を上げる場合、変倍機能に大きく寄与する第2群の移動量を大きくするか、第2群の焦点距離を短くする(屈折力を強くする)必要がある。前者の方法は、ズームレンズの大型化を招くため好ましくなく、後者の方法は大型化はしないものの第2群に屈折力の負担が大きくかかり、光学性能を良好に保つことが困難になってくる。そこで上述のごとく第2群を構成することにより、系全体の大型化を防ぎつつ光学性能も良好に保っている。又第2群に関して、物体側から順に負レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズとほぼ対称の形で配置することにより色収差の補正も良好に行っている。すなわち主点の色消しを良好に行っている。
【0077】
(ア−10)第3群は、物体側より順に両レンズ面が凸面の正レンズと物体側に凸面を向けたメニスカス状の負レンズより構成し、該正レンズの両レンズ面に非球面を施すことである。
【0078】
又、このときの非球面のうち、少なくとも1つはレンズ中心からレンズ周辺に行くに従って正の屈折力が弱くなる形状とするのが良い。
【0079】
本発明のズームレンズにおいて、第3群中の正レンズに設ける両面の非球面は、前記第3群のなるべく物体側のレンズ面に配置するのがより効果的に収差を補正する事ができる。特に広角端における軸上の球面収差を良好に補正することができる。そしてこのとき非球面は、レンズの周辺部にいくにしたがって正の屈折力が弱くなる形状となることが望ましい。
【0080】
レンズ系全体を更に小型化するには、正の屈折力の第3群で十分に光束径を細くすることが重要である。本発明のズームレンズのズームタイプではもともと第3群には第2群から発散光で入ってくるために、その光束を細くして出すには、第3群の正の屈折力の負担が大きかった。そこで、第3群の正レンズを両面が非球面のレンズにすることによって、収差が更に良好な状態を保ちつつ光束を細くする事を可能としている。それにより、第3群と第4群の間隔を更に縮めることができ、レンズ系全体の小型化がより効果的に達成できる。特に、両レンズ面が非球面のレンズの物体側のレンズ面には発散光が入射し、該レンズ面で収斂して像面側のレンズ面には収斂光が入射するようにして、収差補正を良好に行なっている。
【0081】
(ア−11)第4群は両レンズ面が凸面の正レンズと、像側に凸面を向けたメニスカス状の負レンズとを接合した貼合わせレンズより構成することができる。
【0082】
これによれば第4群でフォーカスするときの色収差の変動を少なくすることができる。
【0083】
以下に本発明の数値実施例を記載する。
【0084】
数値実施例において、Riは物体側より順に第i番目の面の曲率半径、Diは第i番目の面と第i+1番目の面の間隔(レンズ厚あるいは空気間隔)、Niとνiはそれぞれ第i番目の光学部材の材質の屈折率とアッベ数である。
【0085】
又、R22〜R25は光学フィルターやフェースプレート等の平行平板のガラスブロックの面の曲率半径である。
【0086】
非球面形状は、光軸方向にX軸、光軸と垂直方向H軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、各非球面係数をK,B,C,D,E,Fとしたとき、
【0087】
【数4】
【0088】
なる式で表している。
【0089】
また、例えば「e−Z」の表示は「10-Z」を意味する。
【0090】
前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示す。
【0091】
【外1】
【0092】
【外2】
【0093】
【外3】
【0094】
【表1】
【0095】
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたビデオカメラの実施形態を図13を用いて説明する。
【0096】
図13において、10はビデオカメラ本体、11は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系、12は撮影光学系11によって被写体像を受光するCCD等の撮像素子、13は撮像素子12が受光した被写体像を記録する記録手段、14は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察するためのファインダーである。上記表示素子は液晶パネル等によって構成され、撮像素子12上に形成された被写体像が表示される。
【0097】
このように本発明のズームレンズをビデオカメラ等の光学機器に適用することにより、高変倍比で大口径で、高い光学性能を有する光学機器を実現している。
【0098】
【発明の効果】
本発明によればレンズ系全体を小型化し、高変倍比であるにもかかわらず高い光学性能を有したズームレンズ及びそれを用いた光学機器を達成することができる。
【0099】
この他本発明によればリヤーフォーカス方式を採用しつつ、変倍比25と高変倍でかつ広角端から望遠端に至る全変倍範囲にわたり、又無限遠物体から超至近物体に至る物体距離全般にわたり、良好なる光学性能を有したズームレンズ及びそれを用いた光学機器を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 数値実施例1のズームレンズのレンズ断面図である。
【図2】 数値実施例1のズームレンズの広角端の収差図である。
【図3】 数値実施例1のズームレンズの中間焦点距離の収差図である。
【図4】 数値実施例1のズームレンズの望遠端の収差図である。
【図5】 数値実施例2のズームレンズのレンズ断面図である。
【図6】 数値実施例2のズームレンズの広角端の収差図である。
【図7】 数値実施例2のズームレンズの中間焦点距離の収差図である。
【図8】 数値実施例2のズームレンズの望遠端の収差図である。
【図9】 数値実施例3のズームレンズのレンズ断面図である。
【図10】 数値実施例3のズームレンズの広角端の収差図である。
【図11】 数値実施例3のズームレンズの中間焦点距離の収差図である。
【図12】 数値実施例3のズームレンズの望遠端の収差図である。
【図13】 本発明のズームレンズをビデオカメラに適用した場合の実施形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1 第1群
2 第2群
3 第3群
4 第4群
SP 絞り
P ガラスブロック
IP 像面
Claims (8)
- 物体側より順に、正の屈折力の第1群、負の屈折力の第2群、正の屈折力の第3群、正の屈折力の第4群より構成され、前記第2群を像面側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行い、変倍に伴う像面変動を前記第4群を移動させて補正するズームレンズであって、広角端及び望遠端における第2群の結像倍率をβ2w、β2Tとするとき、
5.9 < |β2T| < 10.0
0.1 < |β2w| < 0.22
27 < |β2T/β2w| < 35
の条件式のうちの1つ以上を満足し、かつ広角端及び望遠端における全系の焦点距離をそれぞれfw,ft、前記第i群の焦点距離をfiとするとき、
0.1 < |f2/fA| < 0.26
0.9 < f3/fA < 1.3
ただし、
- 前記第2群は、3枚の負レンズと、1枚の正レンズの4つの単レンズより成っていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 前記第3群は両面が非球面の正レンズを1枚有することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
- 前記第i群の焦点距離をfiとするとき、
1.72 < f1/fA < 1.77
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。 - 前記第3群の全体または一部のレンズを光軸方向に垂直に移動させて、被写体像の像面移動を補正することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 前記第2群は、物体側より順に像面側に凹面を向けたメニスカス状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズ、両レンズ面が凸面の正レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズの4つの単レンズより成ることを特徴とする請求項1のズームレンズ。
- 第3群は、物体側より順に両レンズ面が凸面の正レンズと物体側に凸面を向けたメニスカス状の負レンズより構成し、該正レンズの両レンズ面は非球面であり、該非球面のうち、少なくとも1つはレンズ中心からレンズ周辺にいくに従って正の屈折力が弱くなる形状より成ることを特徴とする請求項6のズームレンズ。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズを有することを特徴とする光学機器。
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