JP3111766B2 - ズームレンズ - Google Patents
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Description
メラ、写真用カメラ等に好適なズームレンズに関し、特
に第1群中の一部のレンズ群でフォーカスを行なう、所
謂インナーフォーカス式を用い、物体距離全般にわたり
高い光学性能を有した広角端のFナンバー1.6、変倍
比14〜44倍と大口径比で高変倍比のズームレンズに
関するものである。
は操作性、機動性が重視され、その要求に答えて撮像デ
バイスも小型化され、例えば2/3インチや1/2イン
チの小型のCCD(固体撮像素子)の使用が主流になっ
てきている。そして、これによってカメラ装置全体の小
型軽量を図っている。
ビカメラに使用されるズームレンズにおいても、小型軽
量化及びそれと同時にズームレンズの高仕様化が図られ
ている。
(フォーカス用)の正の屈折力の第1群、変倍用の負の
屈折力の第2群、変倍に伴って変動する像面を補正する
ための正または負の屈折力の第3群、そして結像用の正
の屈折力の第4群の4つのレンズ群より成る所謂4群ズ
ームレンズは比較的高変倍化及び大口径比化が容易であ
るため、放送用のカラーテレビカメラ用のズームレンズ
に多く用いられている。
ムレンズの広角端の短焦点化、或いは望遠端の長焦点
化、そして高変倍化が強く要求されている。このことに
加えて、テレビカメラから前方、どの程度まで近距離の
物体が撮像できるかを表わす所謂MOD(Minimum Obje
ct Distance =最至近距離)を短縮することが、放送用
テレビカメラに用いられるズームレンズでは仕様上、及
び映像効果上、重要な要素の一つとなってきている。
すると、フォーカス範囲における合焦作用による諸収差
の変動が問題となる。特に球面収差、非点収差、色収差
においては変動が大きくなり光学性能を著しく低下させ
る。このフォーカスによる収差変動は焦点距離が長い
程、Fナンバーが小さくレンズ系が明るい程、そしてM
ODが短い程、顕著となる。このためズームレンズのフ
ォーカシング方式においては、種々の考案がなされてい
る。
群以外のレンズ系内部の一部のレンズ群を移動させてフ
ォーカスを行なう、所謂インナーフォーカス式を採用し
たものが種々と提案されている。
ズは第1群を移動させてフォーカスを行なうズームレン
ズに比べて第1群の有効径が小さくなり、レンズ系全体
の小型化が容易となり、又近接撮影、特に極近接撮影が
容易となり、更に比較的小型軽量のレンズ群を移動させ
て行なっているので、レンズ群の駆動力が小さくてす
み、迅速な焦点合わせができる等の特長を有している。
レンズとして、例えば特公昭52−41068号公報で
は物体側より順に正の屈折力の第1群、変倍用の負の屈
折力の第2群、変倍に伴う像面変動を補正するための負
の屈折力の第3群、そして正の屈折力の第4群の4つの
レンズ群より成る所謂4群ズームレンズにおいて、第1
群中の像面側の一部のレンズ群を移動させてフォーカス
を行なったズームレンズを開示している。
おいて、大口径比(Fナンバー1.6〜5.0)で高変
倍比(変倍比14〜44)で、しかも全変倍範囲及び全
フォーカス範囲(全物体距離)にわたり高い光学性能を
得るには各レンズ群の屈折力やレンズ構成、そして収差
分担、色消し分担等を適切に設定する必要がある。
わたり収差変動が少なく高い光学性能を得るには、多く
の場合、各レンズ群のレンズ枚数を増加させて収差補正
上の自由度を増やすことが必要となってくる。このため
大口径比で高変倍比のズームレンズを達成しようとする
と、どうしてもレンズ枚数が増加し、レンズ系全体が大
型化してくるという問題点が生じてくる。
ーフォーカス方式を採用すると、前述の如くレンズ系全
体が小型化され、又、迅速なるフォーカスが可能とな
り、更に近接撮影が容易となる等の特長が得られる。
動、特に望遠端における球面収差の変動が大きくなり、
無限遠物体から近距離物体に至る物体距離全般にわたり
レンズ系全体の小型化を図りつつ、高い光学性能を得る
のが大変難しくなってくるという問題点が生じてくる。
報で提案されたフォーカシング方式は大口径比、高変倍
比、短いMODと高仕様が要求される放送用ズームレン
ズには必ずしも十分なレンズ構成ではなかった。特に、
第1群のフォーカス用のレンズ群と固定のレンズ群との
屈折力の分担及び各レンズの材質の分散値等が高仕様の
放送用ズームレンズとしては必ずしも十分でなかった。
レンズ全体の小型軽量化を達成しつつ高仕様化を図るに
は各レンズ群の屈折力やレンズ構成を適切に設定する必
要がある。特に4群ズームレンズにおいては、レンズ全
系の大きさと重量を最も左右する第1群(前玉群)が分
担する屈折力とレンズ群の明るさは重要な要因であり、
ズームレンズ全系に対してどのようなバランスするかが
重要な要素になっている。
能を得るためには、フォーカスによる収差変動を抑制し
なければならない。このうちフォーカシングにより最も
変動が大きい球面収差と色収差の変動を極力抑制しなけ
れば良い映像を得ることができなくなる。このためフォ
ーカス用のレンズ群と固定のレンズ群とにどのような収
差分担及び色消し分担をさせるかが重要な要素になって
いる。
前玉群(第1群)の屈折力やFナンバー等を適切に設定
した上で前玉群をフォーカス用のレンズ群と固定のレン
ズ群との2つのレンズ群に分割し、フォーカシングによ
る収差変動を極力抑制できるようなレンズエレメントの
配置、収差分担、色消し分担の所定の条件を満足するよ
うに規定することにより、変倍及びフォーカシングに伴
う球面収差、色収差の変動を少なくし、更に変倍に伴う
非点収差、像面弯曲等の軸外収差の変動をバランス良く
補正し、全変倍範囲、全フォーカス範囲にわたり高い光
学性能を有した広角端のFナンバー1.6程度、変倍比
14〜44程度の大口径比で高変倍比のズームレンズの
提供を目的とする。
は、物体側より順に正の屈折力の第1群、変倍用の負の
屈折力の第2群、変倍に伴う像面変動を補正する第3
群、そして変倍中固定の結像作用を有する第4群とを有
したズームレンズにおいて、該第1群は合焦時固定の第
11群と無限遠物体から至近物体への合焦時に物体側へ
移動する第12群とから成り、該第11群は少なくとも
1つの負レンズLP11と少なくとも1つの正レンズL
N12の独立した2つのレンズを有し、かつ最も物体側
には負レンズが位置し、該第12群は少なくとも2つの
正レンズを有しており、望遠端における全系の焦点距離
とFナンバーを各々fT,FNT、該第1群の焦点距離
とFナンバーを各々f1,FN1、該第11群と第12
群の焦点距離を各々f11,f12、該負レンズLN1
1と正レンズLP12の材質のアッベ数の差をΔνXと
したとき 1.04<FN1<1.55 但しFN1=f1/(fT/FNT)・・・(1) 0.28<f1/fT<0.80 ・・・・・・(2) 55<ΔνX ・・・・・・・・・・・・・・・(3) 3<|f11/f1| ・・・・・・・・・・・(4) 0.77<f12/f1<1.10 ・・・・・・(5) なる条件を満足することを特徴としている。
実施例1,2,3,4の広角端におけるレンズ断面図で
ある。図5〜図7は本発明の数値実施例1の収差図、図
8〜図12は本発明の数値実施例2の収差図、図13〜
図17は本発明の数値実施例3の収差図、図18〜図2
2は本発明の数値実施例4の収差図である。
正の屈折力のレンズ群(前玉レンズ群)であり、固定の
第11群F11とフォーカス用の正の屈折力の第12群
F12の2つのレンズ群より成っている。第11群F1
1は少なくとも1つの負レンズLN11と、少なくとも
1つの正レンズLP12の独立した2つのレンズを有し
ている。第12群F12は少なくとも2つの正レンズを
有している。無限遠物体から至近距離物体へのフォーカ
スは第12群F12を物体側へ移動させて行なってい
る。
バリエータであり、光軸上像面側へ単調に移動させるこ
とにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変
倍を行なっている。第2群Vは変倍の際に結像倍率が等
倍(−1倍)を含む領域内で変化させている。
ンペンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正するた
めに移動している。SPは絞り、Rは第4群としての正
の屈折力のリレー群である。Gは色分解プリズムや光学
フィルター等であり、同図ではガラスブロックとして示
している。
側の第1群全体で焦点合わせを行なう、所謂前玉フォー
カス方式は各焦点距離において同一物体距離に対しては
第1群の繰り出し量が一定となるため、レンズ鏡筒構造
が簡単になるという特長がある。
広画角を含むズームレンズにおいては広角端において至
近距離物体に焦点合わせをする際、第1群が物体側へ移
動するため軸外光束を確保するために第1群の有効径が
増大し、また比較的重量の重い第1群を移動させるため
駆動トルクが増大し、迅速なる合焦が難しくなってく
る。
し、かつ条件式を満足するズームレンズにおいて、無限
遠物体から至近距離物体への焦点合わせを第12群F1
2を物体側へ移動させて行なうインナーフォーカス方式
を採用することによって第1群Fのレンズ有効径の増大
を防止し、レンズ系全体の小型化を図り、更に至近距離
の短縮化を図っている。
4倍程度のズーム比を有し、更にズーム全域にて大口径
化を実現するために、先ず前玉レンズ群(第1群)Fに
条件式(1)を満足するような明るいレンズ系を用いて
いる。そして前玉レンズ群Fの屈折力を条件式(2)を
満足するようにし、これによりコンパクト化を図ってい
る。
結像倍率が−1倍(等倍)の点を通過するようにし、こ
れにより高い変倍率を持たせるズーム方式をとってい
る。更に、コンペンセータCは正又は負の屈折力を有
し、少なくとも1つの正レンズと負レンズを配置するこ
とにより、球面収差や色収差等の収差補正を充実させて
いる。
テレビカメラに用いるときには高仕様及び高性能を要求
される。中でも望遠端の長焦点距離化と大口径化が要求
される。
遠端の長焦点距離化と大口径化を図ろうとすると、前玉
レンズ群の有効口径は著しく増大する。これは軸上光線
の入射高が増加するためであり、このことによりズーミ
ングやフォーカシングによる球面収差や色収差をはじめ
とする諸収差が多く発生し、これらの諸収差の補正が困
難となってくる。
由度を増加させると、レンズ系全体が大型化し重量や製
造コストが増大してしまう。
(第1群)を物体側より順に、ある与えられた物点に対
して常に静止状態である第11群、所謂フォーカス固定
群F11と光軸上を相対的に移動することにより合焦を
行なう第12群、所謂フォーカス移動群F12とにより
構成している。
より順に少なくとも1つの負レンズLN11と比較的小
さな空気間隔を隔てて少なくとも1つの正レンズLP1
2とにより構成している。
負レンズLN11と正レンズLP12の材質のアッベ数
の差ΔνXを条件式(3)の如く設定している。これに
よりズーミング或いはフォーカシングによる色収差の変
動を良好に補正している。
12を接合レンズとすることをせず、比較的小さな空気
間隔を隔てて配置している。この空気間隔を挟んだ負レ
ンズLN11の像面側のレンズ面の曲率半径と正レンズ
LP12の物体側のレンズ面の曲率半径により成る空
間、所謂空気レンズは略等しい曲率半径か物体側に凸状
の正メニスカスレンズ形状に構成している。
分担が軽減される (ロ)各収差の急激な加減ができるため、特に高次収差
のコントロールが簡易となる (ハ)負レンズLN11が離れるため、前玉レンズ群の
主点を押し出すため小型化に寄与する 等の効果を引き出している。
11は、前玉レンズ群Fの焦点距離f1に対して条件式
(4)の如く設定している。これはフォーカス固定群F
11の焦点距離f11が近軸パワー配置的には絶対値の
符号によらず、かなり小さな屈折力となることを示す。
しかし、下限値を決定するのは絶対値が負の屈折力の場
合である。これはズームレンズ全系を広角化を図りつ
つ、小型化をする1つとして、前玉レンズ群Fのパワー
を強くして、ズーム全系の横倍率をかせぐことがある。
メントの屈折力も強くなるが、前述の空気レンズの採用
によりフォーカス固定群F11の発散性を強くし、所謂
レトロ比を多くかせいでも収差的には高位安定する。し
かし、極度の発散性を持たせると、他のレンズエレメン
トでの収差補正が困難となるため条件式(4)の範囲限
定としている。
は、フォーカス固定群F11の焦点距離が正であって
も、フォーカス固定群F11の望遠端での球面収差分担
値が負であればフォーカス固定群F11を通過後の軸上
光束は発散性を有するためである。
2つの正レンズを有しており、高変倍及び短いMODに
対応して高い光学性能を得るために、球面収差、非点収
差及び歪曲収差等の諸収差の変動を補正する必要最小限
の設計自由度により構成している。又フォーカス移動群
F12の焦点距離f12は条件式(5)の如く設定して
いる。
が大きくなると、合焦作用による繰出し量が増大する。
このため前玉レンズ群F内のデッドスペースが増え、ズ
ームレンズの大きさや重量を左右する前玉レンズ群全体
が大型化してしまう。逆に、フォーカス移動群F12の
焦点距離f12が小さくなると、前玉レンズ群全体は小
型化が図れるものの、フォーカス移動群F12の各レン
ズエレメントの曲率半径が急激に小さくなるため、ズー
ミングやフォーカシングによる収差変動を補正すること
が困難となってくる。
して、フォーカス移動群F12の焦点距離f12を制限
する必要がある。放送用ズームレンズのように高い光学
性能を要求されるズームレンズにおいては、無理な小型
化を図って光学性能を低下させられないため条件式
(5)の制限範囲内に限定される。又フォーカス移動群
F12に負レンズを用いて諸収差の打消しをするように
しても良い。
Fの光学配置及び制限条件を決定している。これらの光
学配置及び制限条件を満足することにより、所謂フロー
ティング効果を得ることができる。
化して合焦する際に移動するレンズ群内のある任意の空
気間隔を繰出しに応じて拡大、或いは縮小することによ
り、光線の通過する角度や高さを変化させて収差変動を
抑制するものである。このためフローティングに用いる
間隔は、光線の通過する角度が発散或いは収斂であるこ
とが望ましいことになる。
も物体側に負の屈折力のレンズを配置し、かつ空気レン
ズの採用により、前玉レンズ群Fの全体の主点を像面側
に押し出して小型化を図るため、フォーカス固定群F1
1を通過後の軸上光線が収差補正分担値の点より発散性
としている。
る収差変動を考えた場合、軸上光線入射高が高くなるこ
とにより変動が大きくなる球面収差と軸上色収差の補正
を良好とするためにフォーカス固定群F11とフォーカ
ス移動群F12の収差分担値において、次の条件式を満
足させるのが良い。
各レンズ面の球面収差の3次収差係数の総和を各々S
1,S2としたとき、開放Fナンバーでフォーカス範囲
全域において、
第i番目のレンズの焦点距離と材質のアッベ数を各々f
11i,ν11i、前記第12群の第i番目のレンズの
焦点距離と材質のアッベ数を各々f12i,ν12iと
したとき、
(6)においては、前述の理由にて、フォーカス固定群
F11で発散の球面収差を発生させフォーカス移動群F
12にて収斂の球面収差を発生させることを示してい
る。そして、かつ各々の発生量を補正過不足とならない
ようにコントロールし、良好な収差補正を行なってい
る。
件である。フォーカス固定群F11及びフォーカス移動
群F12の各レンズエレメントの焦点距離f11,f1
2及びアッベ数をコントロールし、色消し条件の解であ
る EF≒EM≒0 を満足させるためのものである。又、条件式(9)はフ
ォーカス固定群F11及びフォーカス移動群F12での
分担を略均等にするためのものである。
をフォーカス固定群F11とフォーカス移動群F12に
より構成し、パワー配置、レンズエレメントの材質、収
差分担を適切に設定して、ズーム全域及びフォーカス全
域での諸収差、特に球面収差と軸上色収差を良好に補正
している。
例においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ面の
曲率半径、Diは物体側より第i番目のレンズ厚及び空
気間隔、Niとνiは各々物体側より順に第i番目のレ
ンズのガラスの屈折率とアッベ数である。数値実施例に
おいて、最終の2つ又は3つのレンズ面はフェースプレ
ートやフィルター等のガラスブロックである。
数値との関係を表−1に示す。
方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、
K,A2 ,A3 ,A4 ,A5 を各々非球面係数としたと
き、
ンズ面の軸上色収差と球面収差の3次収差係数を示す。
ズーム比を有し、R1〜R8は前玉レンズ群F(フォー
カス群F)である。このうちR1〜R4はズーミング、
フォーカスに際して固定であり全体で負のパワー(屈折
力)を有するフォーカス固定群F11である。R5〜R
8はフォーカス移動群F12で正のパワーを有する。R
1〜R8によりバリエータVに対する物点を結ぶ作用を
有する前玉レンズ群Fの作用をなし、前玉レンズ群F全
体で正のパワーを有する。
からテレへの変倍に際し、像面側へ単調に移動し、途中
で結像倍率−1倍(等倍)を通過するバリエータVであ
る。R16〜R22はコンペンセータCで、主に変倍に
伴う像点補正の作用を有し、かつ変倍作用をも有する。
コンペンセータCは正のパワーを有し、ワイドからテレ
への変倍に際し、広角端基準位置から物体側へ単調に移
動する。SP(R23)は絞りである。
群Rであり、R38〜R39は色分解プリズムと等価な
ガラスブロックである。
ンバーをFN1=f1(fT/FNT)と定義したと
き、本実施例ではFN1=1.416である。又、小型
化の指標として前玉レンズ群のパワー分担をf1/fT
とすれば、本実施例では0.785となる。
ンズ群では球面収差や軸上色収差の補正の為にフォーカ
ス固定群に1つの負レンズと1つの正レンズを配置し、
フォーカス移動群に2つの正レンズを用いて分担させて
補正している。
できるだけシンプルでブロックの厚みが小さい方がズー
ム全系の小型や駆動系の省電力化等に好ましい。この
為、前玉レンズ群Fはできるだけレンズ枚数を少なくす
ることが望まれる。
FナンバーFN1は非常に明るいものとなり、加えて前
玉のパワー分担も強いものとなるため、ズーミング、フ
ォーカスによる球面収差、軸上色収差等を補正すること
が難しくなってくる。
11レンズを材質の屈折率が非常に高い負レンズを用
い、同時にフォーカス固定群の第12レンズを材質のア
ッベ数が非常に大きい正レンズを用いることにより、球
面収差と軸上色収差の発生を抑えている。この時フォー
カス固定群の材質のアッベ数の差はΔνX=59.7で
ある。
動群の分担値は望遠端球面収差(フォーカス全域にて) −0.853≦S1/S2≦−0.783 色消し分担 EF/EM=−0.979 となっている。
ズーム比を有し、R1〜R10は前玉レンズ群F(フォ
ーカス群F)である。このうちR1〜R6はズーミン
グ、フォーカスに際して固定であり、全体で正のパワー
(屈折力)を有するフォーカス固定群F11であり、R
7〜R10はフォーカス移動群F12で正のパワーを有
する。R1〜R10によりバリエータVに対する物点を
結ぶ作用を有する前玉レンズ群Fの作用をなし、前玉レ
ンズ群F全体で正のパワーを有する。
ドからテレへの変倍に際し像面側へ単調に移動し、途中
で結像倍率−1倍(等倍)を通過するバリエータVであ
る。R19〜R21はコンペンセータで、主に変倍に伴
う像点補正の作用を有するコンペンセータCは負のパワ
ーを有し、ワイドからテレへの変倍に際し広角端基準位
置から物体側へ移動し、ある焦点距離より像側へ移動
し、望遠端では広角端基準位置よりも像側に存在する。
SP(R22)は絞りである。
群Rであり、R40〜R42は色分解プリズムと等価な
ガラスブロックである。
少ないながら、広角端の画角2ω=62.9°を達成し
ている。
倍率色収差等、画角に大きく影響される諸収差を良好に
補正する必要がある。又、前玉FナンバーがFN1=
1.110と非常に明るいものとなっている。
1つの負レンズと2つの正レンズとにより構成してい
る。しかも負レンズと正レンズ2枚の材質のアッベ数の
差ΔνXを67.5と非常に大きくすることにより、広
角にもかかわらず良好な色収差補正を行なっている。又
フォーカス移動群においても、2つの正レンズのうち像
面側の正レンズの材質の屈折率を非常に高いものとする
ことにより、球面収差や歪曲収差を良好に補正しながら
も色収差補正に寄与するような光学配置としている。
て略同じレンズ構成でありながら、パワー配置の適切な
選択により、更に広角化、高変倍化を達成しており、ズ
ーム比は15倍である。
レンズ群のパワー分担を強くしバリエータVやコンペン
セータCの変倍の際の移動量を減らしている。
はそれぞれFN1=1.054,f1/fT=0.50
2と厳しい条件になっている。加えて広角化のためにフ
ォーカス固定群のレトロ比を上げざるを得ない。この
為、フォーカス固定群とフォーカス移動群のパワー分担
はそれぞれ|f11/f1|=3.391,f12/f
1=0.875となっている。
1つの負レンズと1つの正レンズにて構成し、フォーカ
ス移動群は3つの正レンズにて構成している。フォーカ
ス固定群は比較的屈折率が高くアッベ数が非常に小さい
負レンズとアッベ数が非常に大きい正レンズとにより構
成し、ΔνXが70にも達する。この為、球面収差や軸
上色収差はもちろんのこと広角化による歪曲収差や倍率
色収差等も良好に補正している。又フォーカス移動群を
3つの正レンズにより構成していることにより、特にフ
ォーカスによる諸収差の変動を良好に抑えている。これ
はフォーカス移動群の設計の自由度を増やしたことによ
り、 (ニ)球面収差のみならず、他の非点収差等の変動補正
にも余裕ができるので光学性能のうち特に解像力を向上
させている (ホ)レンズエレメントの材質の選択の幅が広くなるの
で、特にアッベ数の非常に大きな正レンズを採用し、フ
ォーカス移動群の色消しを向上させて、色収差の変動を
減らし、映像の色にじみを削減している 等の効果を導出している。
2ω=42.9°程度であるが、ズーム比が44倍もあ
り望遠端の画角は2ω=1.0°という非常に高倍率な
ズームレンズである。
ので、前玉レンズ群のパワー分担がf1/fT=0.3
04と非常に厳しい条件になる。このことに加えて望遠
端焦点距離が長くなると球面収差の補正、及び軸上色収
差の補正が困難となってくる。
な広角ズームではないにもかかわらず、先ずフォーカス
移動群を3つの正レンズにて構成し、数値実施例3と同
様の効果を導出している。次にコンペンセータCのう
ち、R26面に非球面を施しており、特に望遠側の球面
収差を補正している。そして、フォーカス固定群はもと
より、フォーカス移動群においてもアッベ数が非常に大
きい材質の正レンズエレメントを配置することにより色
消しを向上させている。これらの手法により超長焦点の
望遠端においても高い光学性能を得られるように収差補
正を行なっている。
動群の球面収差分担は、 −0.656≦S1/S2≦−0.585 となっている。
ズームレンズにおいて、前玉群の屈折力やFナンバー値
等を適切に設定すると共に、前玉レンズ群をフォーカス
固定群とフォーカス移動群に分割し、レンズエレメント
の配置、屈折力分担、収差分担、色消し分担の所定の条
件を満足するような分割方式をとることにより、変倍及
びフォーカシングに伴う球面収差、色収差の変動を少な
くし、更に変倍に伴う非点収差、像面弯曲等の軸外収差
の変動をバランス良く補正し、全変倍範囲、全フォーカ
ス範囲にわたり高い光学性能を有した広角端のFナンバ
ー1.6程度、変倍比14〜44程度の大口径比で高変
倍比のズームレンズを達成することができる。
図
図
図
図
28の収差図
77の収差図
9.22の収差図
の収差図
0の収差図
6.0の収差図
2.0の収差図
6.0の収差図
5の収差図
7.0の収差図
4.0の収差図
8.0の収差図
7.5の収差図
4.0の収差図
7.29の収差図
7.69の収差図
9.24の収差図
6.0の収差図
Claims (2)
- 【請求項1】物体側より順に正の屈折力の第1群、変倍
用の負の屈折力の第2群、変倍に伴う像面変動を補正す
る第3群、そして変倍中固定の結像作用を有する第4群
とを有したズームレンズにおいて、該第1群は合焦時固
定の第11群と無限遠物体から至近物体への合焦時に物
体側へ移動する第12群とから成り、該第11群は少な
くとも1つの負レンズLN11と少なくとも1つの正レ
ンズLP12の独立した2つのレンズを有し、かつ最も
物体側には負レンズが位置し、該第12群は少なくとも
2つの正レンズを有しており、望遠端における全系の焦
点距離とFナンバーを各々fT,FNT、該第1群の焦
点距離とFナンバーを各々f1,FN1、該第11群と
第12群の焦点距離を各々f11,f12、該負レンズ
LN11と正レンズLP12の材質のアッベ数の差をΔ
νXとしたとき 1.04<FN1<1.55 但しFN1=f1/
(fT/FNT) 0.28<f1/fT<0.80 55<ΔνX 3<|f11/f1| 0.77<f12/f1<1.10 なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 【請求項2】前記第11群の第i番目のレンズの焦点距
離と材質のアッベ数を各々f11i,ν11i、前記第
12群の第i番目のレンズの焦点距離と材質のアッベ数
を各々f12i,ν12iとしたとき 【数1】 なる条件を満足することを特徴とする請求項1のズーム
レンズ。
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US09/007,723 US5986820A (en) | 1993-02-17 | 1998-01-15 | Zoom lens of the inner focus type |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05207080A JP3111766B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | ズームレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0743611A JPH0743611A (ja) | 1995-02-14 |
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Family
ID=16533871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05207080A Expired - Lifetime JP3111766B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-07-29 | ズームレンズ |
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Families Citing this family (9)
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-
1993
- 1993-07-29 JP JP05207080A patent/JP3111766B2/ja not_active Expired - Lifetime
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