JP3057921B2 - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP3057921B2
JP3057921B2 JP4231286A JP23128692A JP3057921B2 JP 3057921 B2 JP3057921 B2 JP 3057921B2 JP 4231286 A JP4231286 A JP 4231286A JP 23128692 A JP23128692 A JP 23128692A JP 3057921 B2 JP3057921 B2 JP 3057921B2
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文昭 臼井
淳 細矢
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    • G02B15/14Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
    • G02B15/144Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only
    • G02B15/1441Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only the first group being positive
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズームレンズに関し、特
に非球面をレンズ系中の一部に適切に用いることによ
り、広角端のFナンバーが1.6と大口径でしかも変倍
比18.5〜44程度と高変倍比の全変倍範囲にわたり
良好なる光学性能を有したテレビカメラや写真用カメ
ラ、そしてビデオカメラ等に好適なズームレンズに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりテレビカメラや写真用カメラ、
そしてビデオカメラ等には大口径、高変倍でしかも高い
光学性能を有したズームレンズが要求されている。
【0003】このうち特に放送用のカラーテレビカメラ
では操作性、機動性が重視され、その要求に答えて撮像
デバイスも最近では2/3インチや1/2インチの小型
のCCD(固体撮像素子)が主流になりつつある。
【0004】このCCDは撮像範囲全体が略均一の解像
力を有している為、これを用いるズームレンズに対して
は、画面中心から画面周辺まで解像力が略均一であるこ
とが要求されている。
【0005】例えば非点収差や歪曲収差や倍率色収差等
の諸収差が良好に補正され画面全体が高い光学性能を有
していることが要望されている。更に高変倍比でしかも
小型軽量であること、そして撮像手段の前方に色分解系
や各種のフィルターを配置する為、長いバックフォーカ
スを有していること等が要望されている。
【0006】ズームレンズのうち物体側から順に合焦用
(フォーカス用)の正の屈折力の第1群、変倍用の負の
屈折力の第2群、変倍に伴って変動する像面を補正する
為の正又は負の屈折力の第3群、そして結像用の正の屈
折力の第4群の4つのレンズ群より成る所謂4群ズーム
レンズは比較的高変倍化及び大口径比化が容易である
為、放送用のカラーテレビカメラに多く用いられてい
る。
【0007】4群ズームレンズのうちFナンバー1.6
〜1.8程度、変倍比20程度の大口径、高変倍の4群
ズームレンズが、例えば特開昭51−14034号公報
で提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ズームレンズにおいて
大口径比(Fナンバー1.6〜1.8)で高変倍比(変
倍比18〜40)で、しかも全変倍範囲にわたり高い光
学性能を得るには各レンズ群の屈折力やレンズ構成を適
切に設定する必要がある。
【0009】一般に全変倍範囲にわたり収差変動が少な
く高い光学性能を得るには、例えば各レンズ群のレンズ
枚数を増加させて収差補正上の自由度を増やすことが必
要となってくる。
【0010】この為、大口径比で高変倍比のズームレン
ズを達成しようとすると、どうしてもレンズ枚数が増加
し、レンズ系全体が大型化してくるという問題点が生じ
てくる。
【0011】又、結像性能に関しては、画面中心の最も
像コントラストが良い点、所謂ベスト像面の変倍に伴う
変動が問題となってくる。これは主に変倍に伴う球面収
差の変動に起因している。
【0012】一般に球面収差の変倍に伴う変動はズーム
比をZ、広角端の焦点距離をfWとすると、図19に示
すように球面収差が0の広角端よりズーム位置fW’=
fW× Z1/4付近まではガウス像面に対してアンダー
(マイナス)傾向となる。そしてズーム位置fW’=f
W× Z1/4付近をすぎると、アンダー量が少なくなり、
あるズーム位置で0となり、今度はオーバー(プラス)
傾向となる。
【0013】そしてFナンバーが大きくなってくる(レ
ンズ系が暗くなってくる)F−ドロップの始まるズーム
位置(FNW/FNT)×fT付近で最もオーバー(プ
ラス)となり、このズーム位置を過ぎると望遠端にかけ
てオーバー量が少なくなり、望遠端で略0となってく
る。
【0014】一般に画面中心のベスト像面を左右する球
面収差の変倍に伴う変動と画面周辺のベスト像面を左右
するサジタル像面とメリディオナル像面の変倍に伴う変
動との合致の度合を全変倍範囲にわたり、バランス良く
制御するのが高い光学性能を得るのに重要となってく
る。
【0015】特にF−ドロップの始まるズーム位置では
球面収差の制御が難しい為、従来は球面収差の変動を少
なくする為に合焦用レンズ群や変倍系のレンズ枚数を増
加させて補正していた。この為レンズ系全体が大型化及
び複雑化してくるという問題点があった。
【0016】本発明は所謂4群ズームレンズにおいて変
倍レンズ群や像面補正用レンズ群の変倍に伴う結像倍率
の変化、各レンズ群の屈折力やFナンバー値等を適切に
設定すると共に軸外光束や軸上光束等がレンズ面を通過
する際の入射高が所定の条件式を満足する少なくとも1
つのレンズ面に非球面を施すことにより、変倍に伴う球
面収差の変動を少なくし、更に変倍に伴う非点収差、像
面弯曲、そして歪曲収差等の軸外収差の変動をバランス
良く補正し、全変倍範囲にわたり高い光学性能を有した
広角端のFナンバー1.6程度、変倍比18〜40程度
の大口径比で高変倍比のズームレンズの提供を目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のズーム
レンズは、物体側より順に変倍の際に固定の正の屈折力
の第1群、変倍用の負の屈折力の第2群、変倍に伴う像
面変動を補正する正の屈折力の第3群、そして固定の正
の屈折力の第4群を有し、広角端と望遠端の全系の焦点
距離を各々fW,fT、ズーム比をZ、広角端と望遠端
におけるFナンバーを各々FNW,FNT、該第1群の
焦点距離とFナンバーを各々f1,FN1、該第2群は
変倍の際に結像倍率が等倍を含む領域内で変化し、その
横倍率の変化をZ2、該第3群は変倍の際に結像倍率が
等倍を含む領域内で変化し、軸上光線の該第3群への変
倍の際の最大入射高と望遠端における最大入射高を各々
h3m,h3T、該第3群は少なくとも1つの接合レン
ズ面を有し、該接合レンズ面の前後の媒質の屈折率差を
Δn、該第3群の焦点距離とFナンバーを各々f3,F
N3としたとき 1.25<FN1<1.6 、但し、FN1=f1/(fT/FNT)…(1) 5<Z2 …(2) 0.2<Z2/Z<0.3 …(3) 0.8<FN3<1.2 、 但し、FN3=f3/(2×h3m) …(4) 0.17<Δn …(5) なる条件を満し、かつ該第3群中の 1.15<h3m/h3T …(6) なる条件を満足する少なくとも1つのレンズ面に非球面
を施し、該非球面はレンズ周辺部にいくにつれて正の屈
折力が強くなる形状より成り、該非球面のレンズ有効径
の10割、9割、7割における非球面量を各々ΔX10
ΔX9 ,ΔX7 としたとき 0<ΔX7 /f3<4×10-5 9×10-6<ΔX9 /f3<3×10-4 3×10-5<ΔX10/f3<6×10-4 なる条件を満足することを特徴としている。
【0018】
【0019】
【0020】
【実施例】図1、図2、図3は本発明の数値実施例1、
2、3の広角端におけるレンズ断面図である。
【0021】図1、図2において、Fは第1群としての
正の屈折力のフォーカス群(前玉レンズ群)であり、負
の屈折力の前群フォーカス群F1と正の屈折力の後群フ
ォーカス群F2とから成っている。物体距離の変動に伴
うフォーカスは前群フォーカス群F1を光軸上移動させ
て行っている。
【0022】図3の実施例3ではフォーカス群Fを1つ
のレンズ群で構成し、フォーカス群F全体を光軸上移動
させてフォーカスを行っている。
【0023】Vは第2群としての変倍用の負の屈折力の
バリエータであり、光軸上像面側へ単調に移動させるこ
とにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変
倍を行っている。Cは正の屈折力のコンペンセータであ
り、変倍に伴う像面変動を補正する為に光軸上物体側へ
非直線的に移動している。バリエータVとコンペンセー
タCとで変倍系Hを構成している。バリエータVとコン
ペンセータCは変倍の際に結像倍率が−1倍(等倍)を
含む領域で使用している。SP(r31)は絞り、Rは
正の屈折力のリレー群である。Gは色分解プリズムや光
学フィルター等であり、同図ではガラスブロックとして
示している。
【0024】次に本発明のズームレンズの特徴について
説明する。
【0025】本発明は10倍以上のズーム比Zを有し、
さらにズーム全域にて大口径化されたズームレンズを実
現するために、まず前玉レンズ群Fに条件式(1)を満
足するような明るいものを用いている。特にテレ端での
Fナンバー値FNTを明るいものとしている。そしてバ
リエーターVとコンペンセーターCがズーミングに際し
て各々結像倍率が−1倍(等倍)の点を通過するように
し、かつ各々のレンズ群にそれぞれ高い変倍率を持たせ
るズーム方式をとっている。
【0026】特にバリエーターVが条件式(2)、
(3)を満足する変倍率をとっている。これにより高倍
率化を図り、なおかつコンペンセーターの実効Fナンバ
ー値FN3をも条件式(4)を満足するように明るく維
持し、大口径化を容易にしている。そして図20に示す
ようにズーミングにより変動する諸収差のうち特にFド
ロップ開始地点fM近傍で大きく変動する球面収差を良
好に抑えている。
【0027】軸上光線のレンズ群への入射高は、図21
〜図23に示すように球面収差が最もオーバーとなるF
ドロップ開始点(ズーム位置fM)で最も高くなり、他
のズーム領域ではそれよりも低くなる。尚、図21〜図
23は図1の一部分の光学系の各ズーム位置における光
路について示している。
【0028】本発明では、この光学的性質を利用して (2−イ)上記条件に該当するコンペンセーターCに球
面収差の補正のためのレンズ面を設ける。このためにコ
ンペンセーターの内部に少なくとも1面の接合レンズ面
を設け、球面収差用の発散面とする。このとき、接合レ
ンズ面での球面収差の発散の効果を増大させるために、
その境界面前後の媒質の屈折率差Δnを条件式(5)の
如く 0.17<Δn ・・・・・・・・・(5) としている。これにより低次の領域でのズーミングによ
る球面収差の変動を良好に補正している。
【0029】本発明に係るズームレンズのコンペンセー
ターCはその実効FナンバーFN3が非常に明るいもの
となるために、高次の球面収差が補正過剰となってく
る。そこで球面レンズのみの設計では大口径化の限界と
なる。
【0030】そこで本発明は (2−ロ)コンペンセーターCにおいて、Fドロップ開
始点にて現れる軸上光線最大入射高h3mとテレ端でF
ドロップにより低くなる軸上光線入射高h3Tの比が条
件式(6)の如く 1.15<h3m/h3T ・・・・・・・(6) なる条件を満たす少なくとも1つのレンズ面に非球面を
施している。これにより残存する高次の球面収差を打ち
消している。
【0031】特に高次の球面収差を良好に補正するため
に、非球面の中心部はほぼ球面で、周辺ほど非球面が大
きくなる形状としている。具体的には非球面のレンズ有
効径の10割,9割,7割における非球面量ΔX10,
ΔX9,ΔX7を前述の条件式を満足するようにしてい
る。
【0032】尚、上記の条件式はズームレンズの変倍系
において、ズーム全域のうちFドロップ開始点近傍のご
く一部のズーム範囲のみ非球面の効果を発揮させ、他の
ズーム領域においては球面収差や非点収差などへの影響
がなるべく少なくする為のものである。
【0033】条件式(6)でh3mとh3Tの比が1に
近くなることは非球面における軸上光線の入射高の変化
がFドロップ開始点近傍からテレ端にかけて小さいこと
を示しており、非球面による球面収差補正の効果が、F
ドロップ開始点近傍のみでなく、テレ端の球面収差にま
で影響を及ぼしてしまうことになる。
【0034】これは非球面によりズーム位置fM(=
(FNW/FNT)×fT)での球面収差をアンダー方
向に補正したとき、テレ端の球面収差もこの非球面の影
響を受けてアンダ方向に変化してしまい、球面収差変動
を補正する効果が弱くなってしまうことを意味するので
良くない。
【0035】このように本実施例では非球面を施すレン
ズ面を適切に設定してテレ端での球面収差の影響を少な
くし、Fドロップ近傍の球面収差を補正すると共に全変
倍範囲にわたり球面収差を良好に補正している。
【0036】次に本発明の各実施例の特徴について説明
する。
【0037】図1に示す実施例1は18倍を越えるズー
ム比を有し、R1からR7はフォーカスのための前群フ
ォーカス群F1であり、全体で負のパワー(屈折力)を
有し、R8からR16はフォーカス及びズームに際し、
固定の後群フォーカス群F2であり、全体で正のパワー
を有する。R1からR16によりバリエータVに対する
物点を結ぶ作用を有する前玉レンズ群Fの作用をなし、
前玉レンズ群F全体でゆるい正のパワーを有する。
【0038】R17からR23は主に変倍に寄与し、ワ
イドからテレへの変倍に際し、像面側へ単調に移動し、
途中で結像倍率−1×(等倍)を通過するバリエーター
である。R24からR30は主に変倍と変倍に伴う像点
補正の作用を有するコンペンセーターで正のパワーを有
し、ワイドからテレへの変倍に際し、物体側へ単調に移
動し、途中で結像倍率−1×を通過する。SP(R3
1)は絞りである。R32からR45は結像作用を有す
るリレー群であり、R46からR47は色分解プリズム
と等価なガラスブロックである。
【0039】この実施例1では高倍率化を図るために全
変倍に際してバリエーターVでは5.31倍の変倍作用
を持つと同時にコンペンセーターCも3.45倍の変倍
に寄与している。
【0040】また、大口径化の指標として前玉レンズ群
のFナンバーFN1をFN1=f1(fT/FNT)と
定義したとき、本実施例ではFN1=1.62である。
この前玉レンズ群のFナンバーをズーム全域で維持する
とき、コンペンセーターCのFナンバーFN3をFN3
=f3/(2×h3m)と定義すればFN3=1.07
という大口径比になる。
【0041】これらの大口径比に対し、前玉レンズ群で
はテレ側の球面収差の補正のために前玉レンズ群を負の
パワーの前群フォーカス群F1と正のパワーの後群フォ
ーカス群F2の2群に分割している。そして各々のレン
ズ群を複数のエレメントで構成して球面収差を分担させ
て補正し、そして各レンズ群に貼り合わせレンズ面を施
して球面収差の発散等の手法により前玉レンズ群での球
面収差の発生を抑制している。
【0042】一般にコンペンセーターCやバリエーター
Vは、そのレンズ構成ができるだけシンプルでブロック
の厚みが小さい方がズームレンズ全系の小型化や駆動系
の省電力化などに好ましい。このため、コンペンセータ
ーCではできるだけレンズ枚数を少なくすることが望ま
れる。
【0043】これに対し前述のようにコンペンセーター
CのFナンバーFN3は非常に明るいものとなるため、
コンペンセーター群Cで高次収差を補正することが難し
くなり、特にF−ドロップ近傍のズーム位置で球面収差
は大きく変化してくる。
【0044】そこで本実施例では、コンペンセーターの
第1レンズを像面側に凸面を向けた正レンズとし、その
次に物体側に凹面の貼り合わせレンズ面を配したレンズ
とし、次いで物体側に凸面を向けた正レンズより構成す
ることにより球面収差の発生を抑えている。また、貼合
わせレンズ面には前後の媒質の屈折率差をΔnとしたと
き、Δn=1.70として球面収差の発散面としての効
果を増大させている。
【0045】非球面はR29面に施しており、前述の条
件式(6)はh3m/h3T=1.25である。非球面
の方向は軸上入射高が高くなるにつれ正のパワーが強く
なる方向であり、非球面形状の急激な変化を避け、かつ
低次から高次の領域まで効率良く球面収差を補正するた
めに、非球面係数C,Dのみを使用して主に球面収差を
補正している。このときの非球面量は有効径の10割で
6.2μmである。
【0046】図2の実施例2は17倍のズーム比を有し
ている。実施例1に比べてFナンバーの低下量のF−ド
ロップを小さくしてコンペンセーターにてFドロップ開
始点近傍のみ軸上光線が通る部分を少なくする。即ち、
h3m/h3Tの値を小さくし、前玉レンズ群の設計の
自由度を削減したにもかかわらず、小さい非球面量でズ
ーム全域での球面収差の変動を抑えている。
【0047】R1からR6はフォーカスのための前群フ
ォーカス群F1であり、負のパワーを有し、R7からR
15はフォーカス、ズームに際し固定の後群フォーカス
群であり、正のパワーを有している。R1からR15に
より前玉レンズ群の作用をなし、ゆるい正のパワーを有
している。
【0048】R16からR22は主に変倍に寄与し、ワ
イドからテレへの変倍に際し、像面側へ単調に移動し、
途中で結像倍率−1×(等倍)を通過するバリエーター
である。R23からR29は主に変倍と像点補正の作用
を有するコンペンセーターで、正のパワーを有し、ワイ
ドからテレ端への変倍に際し、物体側へ単調に移動し、
途中で結像倍率−1×を通過する。SP(R30)は絞
りで、R31からR44は結像作用を有するリレー群で
あり、R45からR46は色分解プリズムと等価なガラ
スブロックである。
【0049】本実施例では高倍率化を図るために、バリ
エーターVでは4.99倍の変倍作用を持つと同時にコ
ンペンセーターも3.41倍の変倍に寄与している。
【0050】又、前玉レンズ群FのFナンバーFN1は
FN1=1.55、コンペンセーターCのFナンバーF
N3はFN3=0.99となり、より大口径比となって
いる。
【0051】本実施例におけるコンペンセータCは実施
例1と同様に第1レンズを像面側に凸面を向けた正レン
ズとし、その次に物体側に凹面の貼合わせレンズ面を配
したレンズとし、次いで物体側に凸面を向けた正レンズ
とすることにより球面収差の発生を抑えている。又、貼
り合わせ面の前後の媒質の屈折率差はΔn=1.70で
あり、これにより球面収差を良好に補正している。
【0052】このときにコンペンセーターCにおける非
球面はR25面に施しており、h3m/h3T=1.1
9となる。非球面の方向は軸上入射高が高くなるにつ
れ、正のパワーが強くなる方向であるが、小さな非球面
量でより大きな効果を出すため、実施例1に比べて非球
面導入面の屈折率はより高いものとなっている。
【0053】又、h3m/h3Tの比が小さくなってい
るため、Fドロップ開始点近傍の球面収差のコントロー
ルは非球面の設計の自由度の拡大と、非球面の効率向上
のために、前記非球面の式における非球面係数のうち、
C、D、Eまで用いてh10という高次の範囲まで用いて
良好に行っている。このときの非球面量はR25の10
割の高さで約2μmとなる。
【0054】図3の実施例3ではズーム比が44倍とい
う非常に高倍率なズームレンズであるにもかかわらず、
テレ端でのFナンバーFNTは3.0という非常に明る
いものである。R1からR8は前玉レンズ群(フォーカ
ス群F)で、フォーカスの際に移動し、ズームの際には
固定である。前玉レンズ群Fには2次スペクトルの削減
のために特にアッベ数νdが80を越える凸レンズを複
数配し、中にはアッベ数νdが95を越えるレンズを用
いている。前玉レンズ群Fは全体としてゆるい正のパワ
ーを有する。
【0055】R9からR15は主に変倍に寄与し、ワイ
ドからテレへの変倍に際し、像面側へ単調に移動し、途
中で結像倍率−1×(等倍)を通過するバリエーターで
ある。R16からR25は主に変倍と像点補正の作用を
有するコンペンセーターで、正のパワーを有し、ワイド
からテレ端への変倍に際し、物体側へ単調に移動し、途
中で結像倍率−1×を通過する。SP(R26)は絞り
である。R27からR42は結像作用を有するリレー群
であり、R43からR44は色分解プリズムと等価なガ
ラスブロックである。
【0056】本実施例では高倍率化を図るためにバリエ
ーターでは9.20倍の変倍作用を持つと同時にコンペ
ンセーターも4.78倍の変倍に寄与している。
【0057】又、本実施例における前玉レンズ群FのF
ナンバーFN1はFN1=1.28、コンペンセーター
のFナンバーFN3はFN3=0.83で非常に明るい
ものとなっている。
【0058】本実施例における球面収差の変動の削減の
解としてはFN3=0.83なる明るさを有するコンペ
ンセーターの解の探索にポイントを置いている。
【0059】まず、コンペンセーター群の第1レンズを
像面側に凸面を向けた正レンズとし、その次に像面側に
凹面を向けた第1の貼合わせレンズ面を配したレンズと
し、その次に物体側に凹面を向けた第2の貼合わせレン
ズ面を配し、次いで物体側に凸面を向けた正レンズとす
ること、即ちコンペンセーター群内で対称形とするこ
と、加えて設計の自由度を増やすことにより球面収差の
発生を抑えている。
【0060】このとき第2貼合せレンズ面は前後の媒質
の屈折率差ΔnをΔn=0.23まで持たせて、球面収
差の発散面の効果を増大させている。このとき、コンペ
ンセーター群内部の色消しは、第2貼合せレンズ面で貼
合せているレンズのアッベ数νdを離すことにより達成
されるが、第2貼合せレンズ面のみでは、貼合せレンズ
面の曲率半径がきつくなり、球面収差にも悪影響が出る
ため、コンペンセーター群内の色消しを第1貼合わせレ
ンズにも負担させてコンペンセーター群内での収差の発
生をバランス良く抑えている。
【0061】本実施例における非球面はR24のレンズ
面に施している。本実施例におけるh3m/h3Tの値
はh3m/h3T=1.5となっているため、他の実施
例に比べてFドロップ開始点近傍のみ軸上光線が通る範
囲が広く非球面の効果が出し易くなる。このため、R2
4面における非球面は非常にシンプルな形状にて収差補
正が可能となるため、前述の非球面の式における非球面
係数のうちDのみ使用という非常に少ない非球面の自由
度にて諸収差をコントロールしている。このときの非球
面量はR24の有効径の10割で約27μmとなってい
る。
【0062】図24は本発明の数値実施例4の広角端に
おけるレンズ断面図である。
【0063】図24においてFは第1群としての正の屈
折力のフォーカス群(前玉レンズ群)であり、負の屈折
力の前群フォーカス群F1と正の屈折力の後群フォーカ
ス群F2とから成っている。物体距離の変動に伴うフォ
ーカスは前群フォーカス群F1を光軸上移動させて行っ
ている。
【0064】Vは第2群としての変倍用の負の屈折力の
バリエータであり、光軸上像面側へ単調に移動させるこ
とにより広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍
を行っている。Cは正の屈折力のコンペンセータであ
り、変倍に伴う像面変動を補正する為に光軸上物体側へ
非直線的に移動している。バリエータVとコンペンセー
タCとで変倍系Hを構成している。バリエータVとコン
ペンセータCは変倍の際に結像倍率が−1倍(等倍)を
含む領域で使用している。SP(r31)は絞り、Rは
正の屈折力のリレー群である。Gは色分解プリズムや光
学フィルター等であり、同図ではガラスブロックとして
示している。
【0065】本実施例では以上のような構成の所謂4群
ズームレンズにおいて、ズームレンズ全系のうち前述の
条件式(7)を満足する少なくとも1つのレンズ面に所
定形状の非球面を施している。これにより大口径比及び
高変倍比化を図る際の非点収差や像面弯曲、そして球面
収差等の諸収差を良好に補正し、全変倍範囲にわたり高
い光学性能を得ている。
【0066】本発明の数値実施例4において前述の条件
式(7)を満足する入射高hW,hMの比を考慮し、第
17レンズ面R17に非球面を施している。これにより
広角端(焦点距離12.2)において非点収差をアンダ
ーとし、焦点距離fWとfMとの間での非点収差の変動
を少なくし、その後リレー系により全変倍範囲の諸収差
をバランス良く補正している。
【0067】一般にズームレンズにおいて画面周辺の結
像性能は、例えば変倍に伴う非点収差や歪曲収差の変動
が大きく左右する。
【0068】図30(A)、(B)は各々、所謂4群ズ
ームレンズにおいて代表的な変倍に伴う非点収差と歪曲
収差の変動を横軸にズーム位置をとって示した説明図で
ある。
【0069】今、ズーム比をZ、広角端における焦点距
離をfWとする。このとき非点収差(メリディオナル像
面)は図30(A)に示すように広角端から焦点距離f
M=fW× Z1/4のズーム位置付近までガウス像面に対
して補正不足(アンダー)となっている。
【0070】そして焦点距離fMのズーム位置から望遠
側にいくに従いアンダー量が少なくなり、あるズーム位
置で逆に補正過剰(オーバー)となってくる。そして全
系のFナンバーが変化し、レンズ系が暗くなるズーム位
置(焦点距離fMM)付近で最もオーバーとなり、その
後望遠側にいくに従い減少し、望遠端(焦点距離fT)
で略0となる。
【0071】このような変倍に伴う画面周辺の結像性能
を左右する非点収差(像面特性)の変動と画面中心の最
良像面を左右する球面収差の変動とが全変倍範囲にわた
り合致していることが光学性能を良好に維持するうえで
重要となってくる。このときの非点収差と球面収差の変
動が合致しないと画面全体にわたり良い光学性能を得る
ことができない。
【0072】一般には非点収差と球面収差とを全変倍範
囲にわたり合致させることは難しい。
【0073】一方、図30(B)に示すように歪曲収差
は広角端(焦点距離fW)では、かなり大きな負となっ
ている。そして広角端(fW)から望遠側(fT)にい
くに従い順次正の方向に大きくなり歪曲収差が0のズー
ム位置を通り、焦点距離fMで正の値が最大になってく
る。そして焦点距離fMから望遠端(fT)にかけて順
次小さくなってくる。
【0074】そこで本発明は、前述の条件式(7)を満
たす少なくとも1つのレンズ面に所定形状の非球面を施
すことにより広角端の焦点距離fWと焦点距離fMなる
ズーム位置間での非点収差及び歪曲収差の変動を少なく
している。
【0075】図31(A)の実線はこのときの非球面を
用いて、まず非点収差(メリディオナル像面)を広角端
において補正した様子を示している。
【0076】条件式(7)はズームレンズのフォーカス
系や変倍系等において、全変倍範囲のうち一部の変倍範
囲でそのレンズ単体の有効径が決まるレンズ面に非球面
を導入し、フォーカス系と変倍系による収差変動を極力
抑制することが出来るレンズ面を特定している。そして
非球面で広角端の非点収差を補正した後は、リレー系に
より広角端での収差のバランスを所望のバランスに戻す
ことにより図31(B)の実線で示すように全変倍範囲
において非点収差の変動を良好に補正している。
【0077】一方、4群ズームレンズにおいて焦点距離
が広角側から望遠側に移行すると軸上光線の入射高が徐
々に高くなってくる。このとき望遠側での球面収差は非
球面を導入して広角端の非点収差を補正したときの非球
面形状の方向が必ずしも望遠側の球面収差を改善する方
向と合致するとは限らない。
【0078】そこで本発明では非球面を施すレンズ面を
hW/hTなる条件により限定している。
【0079】しかしながら非球面による非点収差と球面
収差の改善方向が合致している場合には、非球面の性質
により低次の非球面項の導入により光軸に近い軸上光線
と軸外光線を制御することができる。
【0080】このときは非球面を施したレンズ面のうち
入射高hTより軸上入射高と軸外入射高が低い部分で望
遠側での球面収差を補正し、又入射高hTより、それが
高い部分で広角側の非点収差を補正するようにしてい
る。
【0081】このように本実施例ではフォーカス系、変
倍系での収差変動をリレー系も含めて良好に補正し、こ
れにより全変倍範囲で良好なる光学性能を得ている。
【0082】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ面の
曲率半径、Diは物体側より第i番目のレンズ厚及び空
気間隔、Niとνiは各々物体側より順に第i番目のレ
ンズのガラスの屈折率とアッベ数である。
【0083】非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直
方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、
A、B、C、D、Eを各々非球面係数としたとき
【0084】
【数1】 なる式で表わしている。 数値実施例 1 F =12.2 〜223.46 FNO =1:1.6〜2.2 2 ω=66.5 °〜4.2 ° R 1 = 2455.41 D 1= 5.40 N 1=1.69979 ν 1= 55.5 R 2 = 271.91 D 2= 28.94 R 3 = -267.58 D 3= 3.00 N 2=1.69979 ν 2= 55.5 R 4 = -2503.19 D 4= 1.98 R 5 = 9738.25 D 5= 3.00 N 3=1.64254 ν 3= 60.1 R 6 = 224.83 D 6= 14.59 N 4=1.76168 ν 4= 27.5 R 7 = 1879.70 D 7= 1.84 R 8 = 1282.45 D 8= 13.52 N 5=1.62286 ν 5= 60.3 R 9 = -242.57 D 9= 0.30 R10 = 1074.61 D 10= 4.50 N 6=1.81265 ν 6= 25.4 R11 = 150.07 D 11= 20.80 N 7=1.48915 ν 7= 70.2 R12 = -401.90 D 12= 0.30 R13 = 160.26 D 13= 16.10 N 8=1.48915 ν 8= 70.2 R14 = 45982.91 D 14= 0.30 R15 = 148.13 D 15= 12.92 N 9=1.62286 ν 9= 60.3 R16 = 512.54 D 16= 可変 R17 = 95.44 D 17= 2.40 N10=1.77621 ν10= 49.6 R18 = 42.25 D 18= 9.16 R19 = -1689.53 D 19= 2.20 N11=1.77621 ν11= 49.6 R20 = 84.69 D 20= 11.71 R21 = -46.36 D 21= 2.20 N12=1.77621 ν12= 49.6 R22 = 779.13 D 22= 5.58 N13=1.93306 ν13= 21.3 R23 = -92.60 D 23= 可変 R24 = 1110.01 D 24= 8.90 N14=1.48915 ν14= 70.2 R25 = -82.86 D 25= 0.30 R26 = 325.37 D 26= 12.18 N15=1.64254 ν15= 60.1 R27 = -71.86 D 27= 2.40 N16=1.81265 ν16= 25.4 R28 = -222.32 D 28= 0.30 R29 = (84.97) D 29= 9.95 N17=1.48915 ν17= 70.2 非球面 R30 = -1089.44 D 30= 可変 R31 = (絞り) D 31= 5.46 R32 = -50.46 D 32= 1.40 N18=1.65425 ν18= 58.5 R33 = 40.07 D 33= 5.03 N19=1.70443 ν19= 30.1 R34 = 68.80 D 34= 9.57 R35 = -39.21 D 35= 1.50 N20=1.64254 ν20= 60.1 R36 = -900.35 D 36= 9.72 N21=1.69417 ν21= 31.1 R37 = -37.65 D 37= 34.00 R38 = 70.67 D 38= 12.47 N22=1.48915 ν22= 70.2 R39 = -90.22 D 39= 0.20 R40 = -501.75 D 40= 2.00 N23=1.81265 ν23= 25.4 R41 = 57.28 D 41= 2.70 R42 = 110.58 D 42= 8.02 N24=1.48915 ν24= 70.2 R43 = -75.94 D 43= 1.10 R44 = 54.30 D 44= 9.15 N25=1.48915 ν25= 70.2 R45 = 1174.57 D 45= 8.30 R46 = ∞ D 46= 69.20 N26=1.51825 ν26= 64.1 R47 = ∞
【0085】
【表1】 非球面形状 参照球面 R=84.973 非球面係数 A=B=E=0 C=8.0×10-12 D=−7.88×10-16 パラメーター Zv(Z2)=5.3 Z2/Z=0.29 FN1=1.6 FN3=1.1 h3m/h3T =1.25 Δn=0.170 Z=18.32 f1=164.70 f3=66.0 ΔX7/f3=1×10-5 ΔX9/f3=5×10-5 ΔX10/f3=9×10-5 数値実施例 2 f =12.5 〜212.5 fno =1:1.6〜2.0 2 ω=65.2 °〜2.2 ° r 1 = 671.00 d 1= 5.40 n 1=1.69979 ν 1= 55.5 r 2 = 231.23 d 2= 29.79 r 3 = -209.21 d 3= 5.009 n 2=1.64254 ν 2= 60.1 r 4 = 217.15 d 4= 0.26 r 5 = 215.45 d 5= 14.51 n 3=1.76168 ν 3= 27.5 r 6 = 1673.80 d 6= 1.84 r 7 = 722.69 d 7= 14.642 n 4=1.62287 ν 4= 60.3 r 8 = -239.18 d 8= 0.30 r 9 = 2027.35 d 9= 4.50 n 5=1.81265 ν 5= 25.4 r10 = 152.60 d 10= 20.85 n 6=1.48915 ν 6= 70.2 r11 = -370.46 d 11= 0.30 r12 = 205.51 d 12= 14.77 n 7=1.48915 ν 7= 70.2 r13 = -1091.03 d 13= 0.30 r14 = 140.50 d 14= 14.37 n 8=1.62287 ν 8= 60.3 r15 = 648.10 d 15= 可変 r16 = 88.91 d 16= 2.40 n 9=1.77621 ν 9= 49.6 r17 = 41.36 d 17= 8.20 r18 = -1709.46 d 18= 2.20 n10=1.77621 ν10= 49.6 r19 = 82.40 d 19= 12.42 r20 = -48.13 d 20= 2.20 n11=1.77621 ν11= 49.6 r21 = 447.27 d 21= 6.43 n12=1.93306 ν12= 21.3 r22 = -100.96 d 22= 可変 r23 = -3606.86 d 23= 8.89 n13=1.48915 ν13= 70.2 r24 = -82.70 d 24= 0.30 r25 = 254.65 d 25= 12.52 n14=1.64254 ν14= 60.1 ( 非球面) r26 = -74.51 d 26= 2.40 n15=1.81265 ν15= 25.4 r27 = -246.12 d 27= 0.30 r28 = 84.85 d 28= 10.17 n16=1.48915 ν16= 70.2 r29 = -664.23 d 29= 可変 r30 = (絞り) d 30= 5.46 r31 = -51.38 d 31= 1.40 n17=1.65425 ν17= 58.5 r32 = 37.53 d 32= 4.98 n18=1.70443 ν18= 30.1 r33 = 69.05 d 33= 9.57 r34 = -42.16 d 34= 1.50 n19=1.64254 ν19= 60.1 r35 = -1192.59 d 35= 8.28 n20=1.69417 ν20= 31.1 r36 = -38.86 d 36= 33.68 r37 = 170.41 d 37= 12.03 n21=1.48915 ν21= 70.2 r38 = -42.17 d 38= 2.20 n22=1.76168 ν22= 27.5 r39 = -54.88 d 39= 0.20 r40 = 322.72 d 40= 1.90 n23=1.76168 ν23= 27.5 r41 = 40.32 d 41= 11.53 n24=1.51356 ν24= 51.0 r42 = -298.39 d 42= 1.10 r43 = 59.05 d 43= 5.64 n25=1.48915 ν25= 70.2 r44 = 3002.98 d 44= 8.30 r45 = ∞ d 45= 69.20 n26=1.51825 ν26= 64.2 r46 = ∞
【0086】
【表2】 非球面形状 参照球面 R=254.65 非球面係数 A=B=0 C=2.534×10-15 D=−3.133×10-16 E=1.845×10-18 パラメーター Zv(Z2)=5.0 Z2/Z=0.3 FN1=1.6 FN3=0.99 h3m/h3T =1.19 Δn=0.17011 Z=17 f1=164.0 f3=65.0 ΔX7/f3=6×10-7 ΔX9/f3=1×10-5 ΔX10/f3=3×10-5 数値実施例 3 f =10.0 〜440 fno =1:1.75 〜3.0 2 ω=57.6 °〜0.72° r 1 = 397.20 d 1= 5.50 n 1=1.72311 ν 1= 29.5 r 2 = 182.95 d 2= 0.70 r 3 = 181.76 d 3= 23.08 n 2=1.43496 ν 2= 95.1 r 4 = -601.22 d 4= 0.30 r 5 = 178.22 d 5= 18.30 n 3=1.43496 ν 3= 95.1 r 6 = -4012.90 d 6= 0.30 r 7 = 134.24 d 7= 11.61 n 4=1.49845 ν 4= 81.6 r 8 = 264.84 d 8= 可変 r 9 = 1978.17 d 9= 2.00 n 5=1.82017 ν 5= 46.6 r10 = 61.00 d 10= 4.30 r11 = -244.81 d 11= 1.80 n 6=1.77621 ν 6= 49.6 r12 = 49.97 d 12= 7.53 r13 = -56.56 d 13= 1.80 n 7=1.82017 ν 7= 46.6 r14 = 48.78 d 14= 7.71 n 8=1.93306 ν 8= 21.3 r15 = -227.11 d 15= 可変 r16 = 1717.21 d 16= 6.39 n 9=1.49845 ν 9= 81.6 r17 = -106.26 d 17= 0.30 r18 = 200.29 d 18= 2.50 n10=1.65223 ν10= 33.8 r19 = 72.78 d 19= 12.98 n11=1.59143 ν11= 61.2 r20 = -125.34 d 20= 0.20 r21 = 107.54 d 21= 13.87 n12=1.62032 ν12= 63.4 r22 = -71.24 d 22= 2.50 n13=1.85501 ν13= 23.9 r23 = -196.04 d 23= 0.20 r24 = 124.29 d 24= 3.50 n14=1.48915 ν14= 70.2 ( 非球面) r25 = 221.46 d 25= 可変 r26 = ( 絞り) d 26= 3.29 r27 = -53.23 d 27= 1.80 n15=1.79013 ν15= 44.2 r28 = 36.14 d 28= 4.09 n16=1.81265 ν16= 25.4 r29 = 167.11 d 29= 5.57 r30 = -34.30 d 30= 1.60 n17=1.73234 ν17= 54.7 r31 = 34.37 d 31= 10.20 n18=1.59911 ν18= 39.2 r32 = -28.89 d 32= 24.00 r33 = -471.13 d 33= 5.79 n19=1.48915 ν19= 70.2 r34 = -32.79 d 34= 0.20 r35 = -53.92 d 35= 2.20 n20=1.79013 ν20= 44.2 r36 = 36.97 d 36= 7.40 n21=1.50349 ν21= 56.4 r37 = -66.22 d 37= 1.10 r38 = 181.90 d 38= 6.62 n22=1.55099 ν22= 45.8 r39 = -30.85 d 39= 2.20 n23=1.81265 ν23= 25.4 r40 = -85.03 d 40= 0.20 r41 = 73.62 d 41= 5.14 n24=1.51977 ν24= 52.4 r42 = -67.93 d 42= 5.00 r43 = ∞ d 43= 50.00 n25=1.51825 ν25= 64.2 r44 = ∞
【0087】
【表3】 非球面形状 参照球面 R=124.297 非球面係数 A=B=C=E=0 D=5.997×10-14 パラメーター Zv(Z2)=9.2 Z2/Z=0.21 FN1=1.3 FN3=0.83 h3m/h3T =1.5 Δn=0.23 Z=44 f1=187.0 f3=52.0 ΔX7/f3=3×10-5 ΔX9/f3=2×10-4 ΔX10/f3=6×10-4 数値実施例 4 F =12.2 〜223.46 FNO =1:1.6〜7.2 2 ω=66.5 °〜4.2 ° R 1 = 2455.41 D 1= 5.40 N 1=1.69979 ν 1= 55.5 R 2 = 271.91 D 2= 28.94 R 3 = -267.58 D 3= 3.009 N 2=1.69979 ν 2= 55.5 R 4 = -2503.19 D 4= 1.98 R 5 = 9738.25 D 5= 3.00 N 3=1.64254 ν 3= 60.1 R 6 = 224.83 D 6= 14.59 N 4=1.76168 ν 4= 27.5 R 7 = 1879.70 D 7= 1.84 R 8 = 1282.45 D 8= 13.52 N 5=1.62286 ν 5= 60.3 R 9 = -242.57 D 9= 0.30 R10 = 1074.61 D 10= 4.50 N 6=1.81265 ν 6= 25.4 R11 = 150.07 D 11= 20.80 N 7=1.48915 ν 7= 70.2 R12 = -401.90 D 12= 0.30 R13 = 160.26 D 13= 16.10 N 8=1.48915 ν 8= 70.2 R14 = 45982.91 D 14= 0.30 R15 = 148.13 D 15= 12.92 N 9=1.62286 ν 9= 60.3 R16 = 512.54 D 16= 可変 R17 = (95.44) D 17= 2.40 N10=1.77621 ν10= 49.6 非球面 R18 = 42.25 D 18= 9.16 R19 = -1689.53 D 19= 2.20 N11=1.77621 ν11= 49.6 R20 = 84.69 D 20= 11.71 R21 = -46.36 D 21= 2.20 N12=1.77621 ν12= 49.6 R22 = 779.13 D 22= 5.58 N13=1.93306 ν13= 21.3 R23 = -92.60 D 23= 可変 R24 = 1110.01 D 24= 8.90 N14=1.48915 ν14= 70.2 R25 = -82.86 D 25= 0.30 R26 = 325.37 D 26= 12.18 N15=1.64254 ν15= 60.1 R27 = -71.86 D 27= 2.40 N16=1.81265 ν16= 25.4 R28 = -222.32 D 28= 0.30 R29 = 84.97 D 29= 9.95 N17=1.48915 ν17= 70.2 R30 = -1089.44 D 30= 可変 R31 = (絞り) D 31= 5.46 R32 = -50.20 D 32= 1.40 N18=1.65425 ν18= 58.5 R33 = 40.78 D 33= 4.55 N19=1.70443 ν19= 30.1 R34 = 70.60 D 34= 9.57 R35 = -39.52 D 35= 1.50 N20=1.64254 ν20= 60.1 R36 = -1029.62 D 36= 9.38 N21=1.69417 ν21= 31.1 R37 = -37.67 D 37= 34.00 R38 = 69.80 D 38= 12.39 N22=1.48915 ν22= 70.2 R39 = -90.33 D 39= 0.20 R40 = -496.87 D 40= 2.00 N23=1.81265 ν23= 25.4 R41 = 56.71 D 41= 2.73 R42 = 111.78 D 42= 7.91 N24=1.48915 ν24= 70.2 R43 = -75.35 D 43= 1.10 R44 = 54.78 D 44= 8.11 N25=1.48915 ν25= 70.2 R45 = 2543.16 D 45= 8.30 R46 = ∞ D 46= 69.20 N26=1.51825 ν26= 64.1 R47 = ∞
【0088】
【表4】 非球面:R17 R=95.446 A=0 B=0 C=−6.22×10-11 D=1.5×10-13 E=−7.48×10-17 パラメーター hW =29.05 hM =20.15 hT =22.82 パラメーター Zv(Z2)=5.3 Z2/Z=0.29 FN1=1.6 FN3=1.1 h3m/h3T =1.25 Δn=0.170 Z=18.3 f1=164.70 f3=66.0 ΔX7/f3=1×10-5 ΔX9/f3=3×10-5 ΔX10/f3=1×10-4
【0089】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、所謂4群
ズームレンズにおいて変倍レンズ群や像面補正用レンズ
群の変倍に伴う結像倍率の変化、各レンズ群の屈折力や
Fナンバー値等を適切に設定すると共に軸外光束や軸上
光束等がレンズ面を通過する際の入射高が所定の条件式
を満足する少なくとも1つのレンズ面に非球面を施すこ
とにより、変倍に伴う球面収差の変動を少なくし、更に
変倍に伴う非点収差、像面弯曲、そして歪曲収差等の軸
外収差の変動をバランス良く補正し、全変倍範囲にわた
り高い光学性能を有した広角端のFナンバー1.6程
度、変倍比18〜40程度の大口径比で高変倍比のズー
ムレンズを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値実施例1の広角端のレンズ断面図
【図2】本発明の数値実施例2の広角端のレンズ断面図
【図3】本発明の数値実施例3の広角端のレンズ断面図
【図4】本発明の数値実施例1の焦点距離12.2の収
差図
【図5】本発明の数値実施例1の焦点距離25.38の
収差図
【図6】本発明の数値実施例1の焦点距離46.58の
収差図
【図7】本発明の数値実施例1の焦点距離162.21
の収差図
【図8】本発明の数値実施例1の焦点距離223.46
の収差図
【図9】本発明の数値実施例2の焦点距離12.5の収
差図
【図10】本発明の数値実施例2の焦点距離22.0の
収差図
【図11】本発明の数値実施例2の焦点距離45.3の
収差図
【図12】本発明の数値実施例2の焦点距離170.0
の収差図
【図13】本発明の数値実施例2の焦点距離212.5
の収差図
【図14】本発明の数値実施例3の焦点距離10の収差
【図15】本発明の数値実施例3の焦点距離19.49
の収差図
【図16】本発明の数値実施例3の焦点距離69.78
の収差図
【図17】本発明の数値実施例3の焦点距離256.6
の収差図
【図18】本発明の数値実施例3の焦点距離440.0
の収差図
【図19】従来のズームレンズの変倍に伴う球面収差の
変動の説明図
【図20】本発明に係るズームレンズの変倍に伴う球面
収差の変動の説明図
【図21】本発明の数値実施例1の光学系の一部分の焦
点距離12.2の光路図
【図22】本発明の数値実施例1の光学系の一部分の焦
点距離162.21の光路図
【図23】本発明の数値実施例1の光学系の一部分の焦
点距離223.46の光路図
【図24】本発明の数値実施例4の広角端のレンズ断面
【図25】本発明の数値実施例4の焦点距離12.2の
収差図
【図26】本発明の数値実施例4の焦点距離25.38
の収差図
【図27】本発明の数値実施例4の焦点距離46.58
の収差図
【図28】本発明の数値実施例4の焦点距離162.2
1の収差図
【図29】本発明の数値実施例4の焦点距離223.4
6の収差図
【図30】従来のズームレンズの変倍に伴う軸外収差の
変動の説明図
【図31】本発明に係るズームレンズの変倍に伴う軸外
収差の変動の説明図
【符号の説明】
F 第1群(フォーカス群) F1 前群フォーカス群 F2 後群フォーカス群 V 第2群(バリエーター) C 第3群(コンペンセーター) R 第4群(リレー群) G ガラスブロック SP 絞り d d線 g g線 ΔS サジタル像面 ΔM メリディオナル像面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−91449(JP,A) 特開 昭51−14034(JP,A) 特開 平2−100009(JP,A) 特開 平1−222212(JP,A) 特開 昭62−266510(JP,A) 特開 昭62−173423(JP,A) 特開 昭61−296321(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04 G02B 25/00 - 25/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に変倍の際に固定の正の屈
    折力の第1群、変倍用の負の屈折力の第2群、変倍に伴
    う像面変動を補正する正の屈折力の第3群、そして固定
    の正の屈折力の第4群を有し、広角端と望遠端の全系の
    焦点距離を各々fW,fT、ズーム比をZ、広角端と望
    遠端におけるFナンバーを各々FNW,FNT、該第1
    群の焦点距離とFナンバーを各々f1,FN1、該第2
    群は変倍の際に結像倍率が等倍を含む領域内で変化し、
    その横倍率の変化をZ2、該第3群は変倍の際に結像倍
    率が等倍を含む領域内で変化し、軸上光線の該第3群へ
    の変倍の際の最大入射高と望遠端における最大入射高を
    各々h3m,h3T、該第3群は少なくとも1つの接合
    レンズ面を有し、該接合レンズ面の前後の媒質の屈折率
    差をΔn、該第3群の焦点距離とFナンバーを各々f
    3,FN3としたとき 1.25<FN1<1.6 、但し、FN1=f1/(fT/FNT) 5<Z2 0.2<Z2/Z<0.3 0.8<FN3<1.2 、 但し、FN3=f3/(2×h3m) 0.17<Δn なる条件を満し、かつ該第3群中の 1.15<h3m/h3T なる条件を満足する少なくとも1つのレンズ面に非球面
    を施し、該非球面はレンズ周辺部にいくにつれて正の屈
    折力が強くなる形状より成り、該非球面のレンズ有効径
    の10割、9割、7割における非球面量を各々ΔX10
    ΔX9 ,ΔX7 としたとき 0<ΔX7 /f3<4×10-5 9×10-6<ΔX9 /f3<3×10-4 3×10-5<ΔX10/f3<6×10-4 なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
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