JP2000187161A - 高変倍ズームレンズ - Google Patents

高変倍ズームレンズ

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JP2000187161A
JP2000187161A JP10367570A JP36757098A JP2000187161A JP 2000187161 A JP2000187161 A JP 2000187161A JP 10367570 A JP10367570 A JP 10367570A JP 36757098 A JP36757098 A JP 36757098A JP 2000187161 A JP2000187161 A JP 2000187161A
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Japan
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lens
group
positive
power
unit
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JP10367570A
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Mamoru Terada
守 寺田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広角で小型の高変倍ズームレンズを提供す
る。 【解決手段】 物体側より順に、正の第1群(Gr1),負
の第2群(Gr2),正の第3群(Gr3),正の第4群(Gr4)か
ら成り、第4群(Gr4)に正レンズと負レンズを有する。
4.0<TLW/Y'<5.2,1.1<fW/Y'<1.4,1.68<f4/fW<
2.5,2.1<f1/fW<3.50{TLW:ワイド端[W]での第1面
(r1)から像面までの距離、Y':最大像高、fW:ワイド端
[W]での全系の焦点距離、f1:第1群(Gr1)の焦点距
離、f4:第4群(Gr4)の焦点距離}を満たす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高変倍ズームレンズ
に関するものであり、例えば、一眼レフカメラ用の撮影
レンズとして好適な小型・広画角・高変倍のズームレン
ズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一眼レフカメラ用の標準ズームレンズと
しては、正・負・正・正タイプが一般的であり、その提
案も様々な構成についてなされている。例えば最近で
は、ワイド端の焦点距離がより広角になったズームレン
ズや高変倍のズームレンズが、特開平8−248319
号公報,特開平8−43736号公報,特開平8−94
933号公報等で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−24831
9号公報,特開平8−43736号公報,特開平8−9
4933号公報で提案されているズームレンズは、ズー
ム比が4倍以上あり、標準ズームレンズにおける広角化
という点では有効な構成になっている。しかし、いずれ
もコンパクト化という点で十分な性能が達成されている
とは言えない面がある。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであって、広角で小型の高変倍ズームレンズを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明のズームレンズは、物体側より順に、正
のパワーを有する第1群と、負のパワーを有する第2群
と、正のパワーを有する第3群と、正のパワーを有する
第4群と、から成るズームレンズであって、前記第4群
に正レンズと負レンズを有し、更に以下の条件式(1)〜
(4)を満足することを特徴とする。 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) 1.1<fW/Y'<1.4 …(2) 1.68<f4/fW<2.5 …(3) 2.1<f1/fW<3.50 …(4) ただし、 TLW:ワイド端での第1面から像面までの距離、 Y' :最大像高、 fW :ワイド端での全系の焦点距離、 f1 :第1群の焦点距離、 f4 :第4群の焦点距離、 である。
【0006】第2の発明のズームレンズは、物体側より
順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有す
る第2群と、正のパワーを有する第3群と、正のパワー
を有する第4群と、から成るズームレンズであって、前
記第4群に正レンズと負レンズを有し、更に以下の条件
式(1),(3),(4)及び(5)を満足することを特徴とする。 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) 1.68<f4/fW<2.5 …(3) 2.1<f1/fW<3.50 …(4) -0.9<β2T<-0.40 …(5) ただし、 TLW :ワイド端での第1面から像面までの距離、 Y' :最大像高、 fW :ワイド端での全系の焦点距離、 f1 :第1群の焦点距離、 f4 :第4群の焦点距離、 β2T:テレ端での第2群の横倍率、 である。
【0007】第3の発明のズームレンズは、物体側より
順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有す
る第2群と、正のパワーを有する第3群と、正のパワー
を有する第4群と、から成るズームレンズであって、以
下の条件式(1)を満足するとともに、前記第4群に正レ
ンズと負レンズを有し、そのうちの少なくとも1枚のレ
ンズが両面非球面レンズであり、更に前記第4群中の非
球面のうちの少なくとも1面が以下の条件式(P4)を満足
することを特徴とする。 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) -0.05<φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}<0 …(P4) ただし、 TLW :ワイド端での第1面から像面までの距離、 Y' :最大像高、 φ4 :第4群のパワー、 N :非球面の物体側媒質の屈折率、 N' :非球面の像側媒質の屈折率、 x(y) :非球面の面形状、 x0(y):非球面の参照球面形状、 x(y)={C0・y2}/{1+√(1-ε・C02・y2)}+Σ(Ai・yi) x0(y)={C0・y2}/{1+√(1-C02・y2)} y :光軸に対して垂直方向の高さ、 C0 :基準球面の曲率(すなわち非球面の基準曲率)、 ε :2次曲面パラメータ、 Ai :i次の非球面係数、 である。
【0008】第4の発明のズームレンズは、物体側より
順に、正のパワーを有する第1群と、負のパワーを有す
る第2群と、正のパワーを有する第3群と、正のパワー
を有する第4群と、から成るズームレンズであって、以
下の条件式(1)を満足するとともに、前記第3群と前記
第4群にそれぞれ非球面レンズを有し、更に前記第3群
中の非球面のうちの少なくとも1面が以下の条件式(P3)
を満足し、前記第4群中の非球面のうちの少なくとも1
面が以下の条件式(P4)を満足することを特徴とする。 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) -0.05<φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}<0 …(P3) -0.05<φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}<0 …(P4) ただし、 TLW :ワイド端での第1面から像面までの距離、 Y' :最大像高、 φ3 :第3群のパワー、 φ4 :第4群のパワー、 N :非球面の物体側媒質の屈折率、 N' :非球面の像側媒質の屈折率、 x(y) :非球面の面形状、 x0(y):非球面の参照球面形状、 x(y)={C0・y2}/{1+√(1-ε・C02・y2)}+Σ(Ai・yi) x0(y)={C0・y2}/{1+√(1-C02・y2)} y :光軸に対して垂直方向の高さ、 C0 :基準球面の曲率(すなわち非球面の基準曲率)、 ε :2次曲面パラメータ、 Ai :i次の非球面係数、 である。
【0009】第5の発明のズームレンズは、上記第1〜
第4のいずれか一つの発明の構成において、ワイド端か
らテレ端へのズーミングにおいて前記各群が物体側へ移
動することを特徴とする。
【0010】第6の発明のズームレンズは、上記第1〜
第5のいずれか一つの発明の構成において、フォーカシ
ングが前記第2群の移動によって行われることを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施したズームレ
ンズを、図面を参照しつつ説明する。図1〜図4は、第
1〜第4の実施の形態のズームレンズにそれぞれ対応す
るレンズ構成図であり、ワイド端[W]でのレンズ配置を
示している。各レンズ構成図中の矢印mj(j=1,2,3,4)
は、ワイド端[W]からテレ端[T]へのズーミングにおけ
る第j群(Gri)の移動をそれぞれ模式的に示している。ま
た、各レンズ構成図中、ri(i=1,2,3,...)が付された面
は物体側から数えてi番目の面であり、riに*印が付され
た面は非球面である。di(i=1,2,3,...)が付された軸上
面間隔は、物体側から数えてi番目の軸上面間隔のう
ち、ズーミングにおいて変化する群間隔である。
【0012】第1〜第4の実施の形態は、物体側より順
に、正のパワーを有する第1群(Gr1)と、負のパワーを
有する第2群(Gr2)と、正のパワーを有する第3群(Gr3)
と、正のパワーを有する第4群(Gr4)と、から成る4群
構成のズームレンズであって、第4群(Gr4)に正レンズ
と負レンズを有し、ワイド端[W]からテレ端[T]へのズ
ーミングにおいて各群(Gr1〜Gr4)が物体側へ移動する構
成になっている。また、いずれの実施の形態において
も、第2群(Gr2)と第3群(Gr3)との間には、第3群(Gr
3)と共にズーム移動する絞り(S)が配置されている。
【0013】第1の実施の形態(図1)において、各群
は、物体側から順に以下のように構成されている。第1
群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズと物体側
に凸の正メニスカスレンズとから成る接合レンズと、物
体側に凸の正メニスカスレンズと、で構成されている。
第2群(Gr2)は、像側に凹の負メニスカスレンズ(物体側
面が非球面)と、両凹の負レンズと、両凸の正レンズ
と、像側に凸の負メニスカスレンズと、で構成されてい
る。第3群(Gr3)は、両凸の正レンズ2枚と、両凹の負
レンズと、で構成されている。第4群(Gr4)は、両凸の
正レンズと、物体側に凸の負メニスカスレンズ(両面が
非球面)と、で構成されている。
【0014】第2の実施の形態(図2)において、各群
は、物体側から順に以下のように構成されている。第1
群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズと両凸の
正レンズとから成る接合レンズと、物体側に凸の正メニ
スカスレンズと、で構成されている。第2群(Gr2)は、
像側に凹の負メニスカスレンズ(物体側面が非球面)と、
両凹の負レンズと、両凸の正レンズと、像側に凸の負メ
ニスカスレンズと、で構成されている。第3群(Gr3)
は、両凸の正レンズ2枚と、両凹の負レンズと、で構成
されている。第4群(Gr4)は、両凸の正レンズと、物体
側に凸の負メニスカスレンズ(両面が非球面)と、で構成
されている。
【0015】第3の実施の形態(図3)において、各群
は、物体側から順に以下のように構成されている。第1
群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズと両凸の
正レンズとから成る接合レンズと、物体側に凸の正メニ
スカスレンズと、で構成されている。第2群(Gr2)は、
像側に凹の負メニスカスレンズ(物体側面が非球面)と、
両凹の負レンズと、両凸の正レンズと、像側に凸の負メ
ニスカスレンズと、で構成されている。第3群(Gr3)
は、両凸の正レンズ2枚と、両凹の負レンズと、で構成
されている。第4群(Gr4)は、両凸の正レンズと、物体
側に凸の負メニスカスレンズ(両面が非球面)と、で構成
されている。
【0016】第4の実施の形態(図4)において、各群
は、物体側から順に以下のように構成されている。第1
群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズと両凸の
正レンズとから成る接合レンズと、物体側に凸の正メニ
スカスレンズと、で構成されている。第2群(Gr2)は、
像側に凹の負メニスカスレンズ(物体側面が非球面)と、
両凹の負レンズと、両凸の正レンズと、像側に凸の負メ
ニスカスレンズと、で構成されている。第3群(Gr3)
は、両凸の正レンズ2枚と、両凹の負レンズ(像側面が
非球面)と、で構成されている。第4群(Gr4)は、両凸の
正レンズと、物体側に凸の負メニスカスレンズ(両面が
非球面)と、物体側に凸の正メニスカスレンズと、で構
成されている。
【0017】各実施の形態のように正・負・正・正の4
群ズームにおいては、以下の条件式(1)〜(4)を満足する
ことが望ましい。 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) 1.1<fW/Y'<1.4 …(2) 1.68<f4/fW<2.5 …(3) 2.1<f1/fW<3.50 …(4) ただし、 TLW:ワイド端[W]での第1面(r1)から像面までの距
離、 Y' :最大像高、 fW :ワイド端[W]での全系の焦点距離、 f1 :第1群(Gr1)の焦点距離、 f4 :第4群(Gr4)の焦点距離、 である。
【0018】条件式(1)は、ワイド端[W]での適切な全
長範囲を規定している。条件式(1)の上限を超えると、
レンズ系の全長が大きくなりすぎてしまうため、コンパ
クト化を達成する上では好ましくない。条件式(1)の下
限を超えると、各レンズ群のパワーを強くするかあるい
はレンズ枚数を削減することが必要になるため、収差補
正が困難になる。
【0019】また、条件式(2)は、ワイド端[W]の適切
な焦点距離範囲を規定している。条件式(2)を満足する
ことにより、広角化を達成しながらコンパクトなズーム
レンズを達成することが可能となる。条件式(2)の下限
を超える程度にまで広角化を図ると、ワイド端[W]での
諸収差、特に歪曲収差の発生が顕著となるため、その補
正のために各レンズ群を構成するレンズ枚数を増加させ
る必要が生じ、ズームレンズのコンパクト化が困難とな
る。逆に、条件式(2)の上限を超える程度の焦点距離で
は、ズームレンズの広角化が不十分である。
【0020】条件式(3)は、第4群(Gr4)の適切な焦点距
離範囲を規定している。条件式(3)を満たすことによ
り、充分な性能を確保しながらコンパクト化を達成する
ことができる。条件式(3)の上限を超えると、第4群(Gr
4)のパワーが弱くなるため、収差補正を行うことが全長
を大きくする方向になる。条件式(3)の下限を超える
と、第4群(Gr4)のパワーが強くなるため、収差補正(特
にテレ端[T]でのコマ収差及び球面収差の補正)が困難
になり、また第4群(Gr4)の誤差感度が高くなる。
【0021】条件式(4)は、第1群(Gr1)の適切な焦点距
離範囲を規定している。条件式(4)を満たすことによ
り、充分な性能を確保しながらコンパクト化を達成する
ことができる。条件式(4)の上限を超えると、第1群(Gr
1)のパワーが弱くなるため、収差補正を行うことが全長
を大きくする方向になる。条件式(4)の下限を超える
と、第1群(Gr1)のパワーが強くなるため、収差補正(特
にワイド端[W]での歪曲収差及びテレ端[T]でのコマ収
差の補正)が困難になる。
【0022】各実施の形態のように正・負・正・正の4
群ズームにおいては、以下の条件式(5)を満足すること
が望ましく、前記条件式(1)〜(4)、特に条件式(1),(3),
(4)と共に満足することが更に望ましい。 -0.9<β2T<-0.40 …(5) ただし、 β2T:テレ端[T]での第2群(Gr2)の横倍率、 である。
【0023】条件式(5)は、第2群(Gr2)の適切な結像倍
率範囲を規定している。条件式(5)の下限を超えると、
第2群(Gr2)でフォーカシングを行う際、常に同一方向
に繰り出すことが不可能になる。条件式(5)の上限を超
えると、第2群(Gr2)以降のレンズで所望の焦点距離を
得るために、結像倍率を大きくしなければならなくな
る。このため、第1群(Gr1)と第2群(Gr2)で発生した収
差の補正が困難になる。
【0024】各実施の形態のように正・負・正・正の4
群ズームにおいては、以下の条件式(6)を満足すること
が望ましい。 1.25<X1/fW<1.90 …(6) ただし、 X1:ワイド端[W]からテレ端[T]までの第1群(Gr1)の
移動量、 である。
【0025】条件式(6)は、第1群(Gr1)の適切な移動量
範囲を規定している。ズームレンズの光学全長は各群の
厚み及びズーム間隔で決まっているが、実際の鏡胴長は
それに加えて移動量が関係する。つまり、適切な移動量
を設定することにより、コンパクト化を図ることができ
る。条件式(6)の上限を超えると、移動量が大きくなる
ため全長が延びることになる。条件式(6)の下限を超え
ると、第1群(Gr1)のパワーを強くしなければならなく
なるため、収差補正が困難になる。また各レンズのパワ
ーも強くなるため、レンズの製造が困難になる。
【0026】各実施の形態のように正・負・正・正の4
群ズームにおいては、以下の条件式(7)を満足すること
が望ましい。 1.05<f4/f3<1.70 …(7) ただし、 f3:第3群(Gr3)の焦点距離、 である。
【0027】条件式(7)は、第3群(Gr3)と第4群(Gr4)
の適切なパワー配分を、第3群(Gr3)と第4群(Gr4)との
焦点距離比で規定している。条件式(7)の下限を超える
と、第4群(Gr4)のパワーが強くなり過ぎて収差補正が
困難になる。特にワイド端[W]での像面湾曲がアンダー
側に倒れることになるため、その補正が困難になる。ま
た、条件式(7)の上限を超えると、第3群(Gr3)のパワー
が強くなり、収差補正(特にテレ端[T]での球面収差の
補正)が困難になる。
【0028】各実施の形態のように、第4群(Gr4)に正
レンズと負レンズをそれぞれ少なくとも1枚有し、その
うちの少なくとも1枚のレンズが両面非球面レンズであ
ることが望ましい。第1〜第3の実施の形態のように、
第4群(Gr4)を正レンズ,負レンズの各1枚で構成すれ
ば、更にコンパクト化を図ることができる。しかし、単
にレンズ枚数を削減すれば、諸収差(特に球面収差,非
点収差,像面湾曲)を補正しきれなくなる。そこで、第
4群(Gr4)に非球面を少なくとも1面用いることが望ま
しく、非球面をレンズの両面に用いることが更に望まし
い。これにより収差を良好に補正することが可能とな
る。
【0029】第4群(Gr4)中の非球面のうちの少なくと
も1面は、以下の条件式(P4)を満足することが望まし
い。条件式(P4)を満たす非球面を第4群(Gr4)に用いる
ことにより、更に良好な収差性能を得ることができる。 -0.05<φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}<0 …(P4) ただし、 φ4 :第4群(Gr4)のパワー、 N :非球面の物体側媒質の屈折率、 N' :非球面の像側媒質の屈折率、 x(y) :非球面の面形状、 x0(y):非球面の参照球面形状、 x(y)={C0・y2}/{1+√(1-ε・C02・y2)}+Σ(Ai・yi) x0(y)={C0・y2}/{1+√(1-C02・y2)} y :光軸に対して垂直方向の高さ、 C0 :基準球面の曲率(すなわち非球面の基準曲率)、 ε :2次曲面パラメータ、 Ai :i次の非球面係数、 である。
【0030】条件式(P4)の上限を超えると、特に全域に
わたっての収差補正(特にコマ収差の補正)が困難にな
る。条件式(P4)の下限を超えると、球面収差や像面湾曲
の補正が困難になる。また誤差感度低減を図る上で、3
次の球面収差係数及びコマ収差係数は感度と密接な関係
にあり、これを適切な値に抑えると、誤差感度低減にお
いて有利になる。特に、最像面側の群の軸上コマ収差誤
差感度を抑えるには、その群の球面収差係数を抑える必
要があり、また像面性の誤差感度を抑えるには、その群
のコマ収差係数を抑える必要がある。非球面の影響は基
本的に球面収差係数を動かすだけであるので、非球面を
適切に設定すれば、その群の球面収差係数を小さくし、
かつ、他の収差も適切に抑えることができる。
【0031】また各実施の形態のように、第4群(Gr4)
に両面非球面の単レンズを用いるのが望ましい。収差補
正上からは、3枚以上のレンズで第4群(Gr4)を構成す
るのが望ましいが、コンパクトという点からは、正,負
レンズそれぞれ1枚で第4群(Gr4)を構成した方が有利
である。しかし、レンズ2枚では効率良く収差補正及び
誤差感度低減を行うことが困難である。条件式(P4)を満
たす非球面を用いれば、収差補正を効率良く行うことが
でき、その非球面をレンズの両面に用いれば、収差補正
と誤差感度低減とのバランスをうまくとることが可能に
なる。
【0032】また第4の実施の形態のように、第3群(G
r3)と第4群(Gr4)にそれぞれ非球面レンズを有し、更に
第3群(Gr3)中の非球面のうちの少なくとも1面が以下
の条件式(P3)を満足し、第4群(Gr4)中の非球面のうち
の少なくとも1面が前記条件式(P4)を満足することが望
ましい。 -0.05<φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}<0 …(P3) ただし、 φ3:第3群(Gr3)のパワー、 である。
【0033】正・負・正・正の4成分を有するズームレ
ンズにおいては、第3群(Gr3)と第4群(Gr4)の偏心誤差
感度が高くなりがちである。適切な構成をとることで感
度と性能を確保することができるが、更に誤差感度を低
減しようとすると、自由度の不足から性能と誤差感度と
のバランスがうまくとれなくなる。第3群(Gr3)と第4
群(Gr4)にそれぞれ非球面を少なくとも1面有し、条件
式(P3),(P4)を満足する構成にすれば、誤差感度を低減
することができる。
【0034】フォーカシングは、第2群(Gr2)の移動に
よって行われることが望ましい。このフォーカシング方
式を採用すれば、第1群(Gr1)の移動によるフォーカシ
ング(いわゆる前玉繰り出し)と比較して、第1群(Gr1)
のレンズ外径を比較的小さくすることができる。また、
第2群(Gr2)中の最も物体側に非球面を用いることによ
り、諸収差(特に歪曲収差)を良好に補正することができ
る。
【0035】なお、第1〜第4の実施の形態を構成して
いる各群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レ
ンズのみで構成されているが、これに限らない。例え
ば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ,回
折作用と屈折作用との組み合わせで入射光線を偏向させ
る屈折・回折ハイブリッド型レンズ,屈折率分布型レン
ズ等で、各群を構成してもよい。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施したズームレンズの構成
を、コンストラクションデータ,収差図等を挙げて、更
に具体的に説明する。なお、以下に挙げる実施例1〜4
は、前述した第1〜第4の実施の形態にそれぞれ対応し
ており、第1〜第4の実施の形態を表すレンズ構成図
(図1〜図4)は、対応する実施例1〜4のレンズ構成を
それぞれ示している。
【0037】各実施例のコンストラクションデータにお
いて、ri(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の面の
曲率半径、di(i=1,2,3,...)は物体側から数えてi番目の
軸上面間隔を示しており、Ni(i=1,2,3,...),νi(i=1,2,
3,...)は物体側から数えてi番目のレンズのd線に対す
る屈折率(Nd),アッベ数(νd)を示している。また、コン
ストラクションデータ中、ズーミングにおいて変化する
軸上面間隔(可変間隔)は、ワイド端(短焦点距離端)[W]
〜ミドル(中間焦点距離状態)[M]〜テレ端(長焦点距離
端)[T]での各群間の軸上空気間隔である。各焦点距
離状態[W],[M],[T]に対応する全系の焦点距離f及び
FナンバーFNOを併せて示す。また、曲率半径riに*印が
付された面は、非球面で構成された面であることを示
し、非球面の面形状を表わす前記式(AS)で定義されるも
のとする。非球面データ及び非球面に関する条件式(P
3),(P4)の対応値を他のデータと併せて示し、他の条件
式の対応値を表1に示す。
【0038】図5〜図8は実施例1〜実施例4にそれぞ
れ対応する収差図であり、[W]はワイド端,[M]はミド
ル,[T]はテレ端における諸収差(左から順に、球面収
差等,非点収差,歪曲収差)を示している。また、各収
差図中、実線(d)はd線に対する収差、一点鎖線(g)は
g線に対する収差、二点鎖線(c)はc線に対する収差、
破線(SC)は正弦条件を表しており、破線(DM)と実線
(DS)は、メリディオナル面とサジタル面でのd線に対
する非点収差をそれぞれ表わしている。
【0039】
【0040】[第7面(r7)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.14474918×10-4 A6=-0.77009779×10-7 A8= 0.15199966×10-8 A10=-0.11288767×10-10 A12= 0.35416061×10-13
【0041】[第24面(r24)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.17668232×10-3 A6= 0.31948051×10-6 A8=-0.20210644×10-8
【0042】[第25面(r25)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.15126724×10-3 A6= 0.44843263×10-6 A8=-0.20123710×10−8
【0043】 [第24面(r24)の条件式(P4)の対応値] y= 0.8820 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.7763×10-5 y= 1.7641 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.6172×10-4 y= 2.6461 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2063×10-3 y= 3.5282 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.4828×10-3 y= 4.4102 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.9296×10-3 y= 5.2923 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.1583×10-2 y= 6.1743 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2481×10-2 y= 7.0563 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.3671×10-2 y= 7.9384 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.5217×10-2 y= 8.8204 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.7215×10-2
【0044】
【0045】[第7面(r7)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.99973910×10-5 A6=-0.94151286×10-7 A8= 0.15226578×10-8 A10=-0.88522992×10-11 A12= 0.24101655×10-13
【0046】[第24面(r24)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.66535205×10-4 A6=-0.30028464×10-6 A8=-0.38681142×10-9 A10=-0.17886777×10-10 A12= 0.10706239×10-12
【0047】[第25面(r25)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.19933886×10-4 A6=-0.75128003×10-7 A8=-0.26300084×10-8 A10= 0.59431474×10-11 A12= 0.45458882×10-13
【0048】 [第24面(r24)の条件式(P4)の対応値] y= 0.9000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.3334×10-5 y= 1.8000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2711×10-4 y= 2.7000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.9403×10-4 y= 3.6000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2315×10-3 y= 4.5000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.4753×10-3 y= 5.4000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.8742×10-3 y= 6.3000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.1498×10-2 y= 7.2000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2447×10-2 y= 8.1000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.3855×10-2 y= 9.0000 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.5883×10-2
【0049】
【0050】[第7面(r7)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.13112223×10-4 A6=-0.45618329×10-7 A8= 0.61980873×10-9 A10=-0.34820002×10-11 A12= 0.86768803×10-14
【0051】[第24面(r24)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.16701462×10-3 A6= 0.58514171×10-6 A8=-0.26712050×10-8
【0052】[第25面(r25)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.14652391×10-3 A6= 0.68705561×10-6 A8=-0.26388843×10-8
【0053】 [第24面(r24)の条件式(P4)の対応値] y= 0.9708 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.9686×10-5 y= 1.9417 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.7637×10-4 y= 2.9125 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2517×10-3 y= 3.8833 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.5781×10-3 y= 4.8541 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.1088×10-2 y= 5.8250 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.1805×10-2 y= 6.7958 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2756×10-2 y= 7.7666 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.3984×10-2 y= 8.7375 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.5572×10-2 y= 9.7083 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.7679×10-2
【0054】
【0055】[第7面(r7)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.16057376×10-4 A6=-0.85508690×10-7 A8= 0.99092303×10-9 A10=-0.56562521×10-11 A12= 0.13174013×10-13
【0056】[第21面(r21)の非球面データ] ε= 1.0000 A4= 0.13857786×10-4 A6=-0.97640363×10-7 A8= 0.15684333×10-8 A10=-0.10975454×10-10 A12= 0.39635033×10-13
【0057】[第24面(r24)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.66177349×10-4 A6=-0.19455628×10-6 A8= 0.13421035×10-8 A10=-0.12554956×10-10 A12= 0.54105226×10-13
【0058】[第25面(r25)の非球面データ] ε= 1.0000 A4=-0.33410238×10-4 A6= 0.12907447×10-9 A8=-0.10338012×10-8 A10= 0.12019058×10-10 A12=-0.35230497×10-13
【0059】 [第21面(r21)の条件式(P3)の対応値] y= 0.9294 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.8598×10-6 y= 1.8589 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.6706×10-5 y= 2.7883 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2180×10-4 y= 3.7178 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.4954×10-4 y= 4.6472 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.9319×10-4 y= 5.5766 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.1572×10-3 y= 6.5061 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2487×10-3 y= 7.4355 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.3790×10-3 y= 8.3650 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.5668×10-3 y= 9.2944 … φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.8482×10−3
【0060】 [第24面(r24)の条件式(P4)の対応値] y= 0.9057 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.3332×10-5 y= 1.8113 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2693×10-4 y= 2.7170 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.9238×10-4 y= 3.6226 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2235×10-3 y= 4.5283 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.4470×10-3 y= 5.4339 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.7926×10-3 y= 6.3396 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.1294×10-2 y= 7.2452 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.1988×10-2 y= 8.1509 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.2917×10-2 y= 9.0565 … φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}=-0.4115×10-2
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、正
・負・正・正のズームレンズにおいて特定の条件式を満
たすことにより、収差補正を良好に行いつつコンパクト
化を図ることが可能になるため、広画角でコンパクトな
高変倍ズームレンズを実現することができる。また、第
3群や第4群に特徴的な非球面を設けることにより、収
差及び誤差感度の良好な補正が可能になるため、高い光
学性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図。
【図2】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図。
【図3】第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図。
【図4】第4の実施の形態(実施例4)のレンズ構成図。
【図5】実施例1の収差図。
【図6】実施例2の収差図。
【図7】実施例3の収差図。
【図8】実施例4の収差図。
【符号の説明】
Gr1 …第1群 Gr2 …第2群 Gr3 …第3群 S …絞り Gr4 …第4群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA02 PA11 PA12 PB12 PB13 QA02 QA06 QA17 QA21 QA25 QA32 QA37 QA41 QA42 QA45 QA46 RA05 RA12 SA23 SA27 SA29 SA32 SB04 SB15 SB24 SB33 SB34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正のパワーを有する第
    1群と、負のパワーを有する第2群と、正のパワーを有
    する第3群と、正のパワーを有する第4群と、から成る
    ズームレンズであって、前記第4群に正レンズと負レン
    ズを有し、更に以下の条件式(1)〜(4)を満足することを
    特徴とするズームレンズ; 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) 1.1<fW/Y'<1.4 …(2) 1.68<f4/fW<2.5 …(3) 2.1<f1/fW<3.50 …(4) ただし、 TLW:ワイド端での第1面から像面までの距離、 Y' :最大像高、 fW :ワイド端での全系の焦点距離、 f1 :第1群の焦点距離、 f4 :第4群の焦点距離、 である。
  2. 【請求項2】 物体側より順に、正のパワーを有する第
    1群と、負のパワーを有する第2群と、正のパワーを有
    する第3群と、正のパワーを有する第4群と、から成る
    ズームレンズであって、前記第4群に正レンズと負レン
    ズを有し、更に以下の条件式(1),(3),(4)及び(5)を満足
    することを特徴とするズームレンズ; 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) 1.68<f4/fW<2.5 …(3) 2.1<f1/fW<3.50 …(4) -0.9<β2T<-0.40 …(5) ただし、 TLW :ワイド端での第1面から像面までの距離、 Y' :最大像高、 fW :ワイド端での全系の焦点距離、 f1 :第1群の焦点距離、 f4 :第4群の焦点距離、 β2T:テレ端での第2群の横倍率、 である。
  3. 【請求項3】 物体側より順に、正のパワーを有する第
    1群と、負のパワーを有する第2群と、正のパワーを有
    する第3群と、正のパワーを有する第4群と、から成る
    ズームレンズであって、以下の条件式(1)を満足すると
    ともに、前記第4群に正レンズと負レンズを有し、その
    うちの少なくとも1枚のレンズが両面非球面レンズであ
    り、更に前記第4群中の非球面のうちの少なくとも1面
    が以下の条件式(P4)を満足することを特徴とするズーム
    レンズ; 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) -0.05<φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}<0 …(P4) ただし、 TLW :ワイド端での第1面から像面までの距離、 Y' :最大像高、 φ4 :第4群のパワー、 N :非球面の物体側媒質の屈折率、 N' :非球面の像側媒質の屈折率、 x(y) :非球面の面形状、 x0(y):非球面の参照球面形状、 x(y)={C0・y2}/{1+√(1-ε・C02・y2)}+Σ(Ai・yi) x0(y)={C0・y2}/{1+√(1-C02・y2)} y :光軸に対して垂直方向の高さ、 C0 :基準球面の曲率(すなわち非球面の基準曲率)、 ε :2次曲面パラメータ、 Ai :i次の非球面係数、 である。
  4. 【請求項4】 物体側より順に、正のパワーを有する第
    1群と、負のパワーを有する第2群と、正のパワーを有
    する第3群と、正のパワーを有する第4群と、から成る
    ズームレンズであって、以下の条件式(1)を満足すると
    ともに、前記第3群と前記第4群にそれぞれ非球面レン
    ズを有し、更に前記第3群中の非球面のうちの少なくと
    も1面が以下の条件式(P3)を満足し、前記第4群中の非
    球面のうちの少なくとも1面が以下の条件式(P4)を満足
    することを特徴とするズームレンズ; 4.0<TLW/Y'<5.2 …(1) -0.05<φ3・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}<0 …(P3) -0.05<φ4・(N'-N)・(d/dy)・{x(y)-x0(y)}<0 …(P4) ただし、 TLW :ワイド端での第1面から像面までの距離、 Y' :最大像高、 φ3 :第3群のパワー、 φ4 :第4群のパワー、 N :非球面の物体側媒質の屈折率、 N' :非球面の像側媒質の屈折率、 x(y) :非球面の面形状、 x0(y):非球面の参照球面形状、 x(y)={C0・y2}/{1+√(1-ε・C02・y2)}+Σ(Ai・yi) x0(y)={C0・y2}/{1+√(1-C02・y2)} y :光軸に対して垂直方向の高さ、 C0 :基準球面の曲率(すなわち非球面の基準曲率)、 ε :2次曲面パラメータ、 Ai :i次の非球面係数、 である。
  5. 【請求項5】 ワイド端からテレ端へのズーミングにお
    いて前記各群が物体側へ移動することを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 【請求項6】 フォーカシングが前記第2群の移動によ
    って行われることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項に記載のズームレンズ。
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