JP4411010B2 - ズームレンズ及びそれを用いた撮像機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置に関し、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の電子カメラやフィルム用カメラや放送用カメラ等に好適に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯端末(PDA)、携帯電話そして従来の写真用カメラなどの高機能化及び小型化に伴い、それに使われる光学系においても高い光学性能と小型化の両立が求められている。
【0003】
このような光学機器に用いられているズームレンズとして、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、該第2レンズ群を像面側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行い、変倍に伴う像面変動を該第4レンズ群を移動させて補正するズームレンズが多く提案されている。これらのズームレンズのうち第1レンズ群を負レンズと正レンズの接合レンズとメニスカス形状の正レンズより構成し、第2レンズ群を2枚の負レンズと正レンズより構成し、第3レンズ群を1枚または2枚の正レンズと負レンズで構成し、絞りを第3レンズ群の物体側に配置したズームレンズが良く知られている。
【0004】
又、これらのズームレンズとして、物体側より順に、ズーミングに際して固定の正の屈折力の第1レンズ群、変倍の為に移動する負の屈折力の第2レンズ群、固定で集光作用を有し正の屈折力の第3レンズ群、変倍により変動する像面位置を維持するために光軸上を移動する正の屈折力の第4レンズ群を有するズームレンズが知られている(例えば特許文献1〜3)。
【0005】
又、物体側より順に正の屈折力の第1レンズ群、非球面を有する負の屈折力の第2レンズ群、非球面を有する正の屈折力の第3レンズ群、非球面を有する正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ群を有し、第2レンズ群を移動させて変倍を行い、変倍に伴う像面変動を第4レンズ群を移動させて補正すると共にフォーカスを行うズームレンズが知られている(例えば特許文献4)。
【0006】
また、物体側の第1レンズ群より後方のレンズ群を移動させてフォーカスを行う、いわゆるリアフォーカス方式を採用したズームレンズが多く提案されている。これは、リアフォーカス方式が比較的小型軽量のレンズ群を移動させるので、レンズ群の駆動力が小さくてすみ、かつ、迅速な焦点合わせができるのでオートフォーカスシステムとの相性がいい等の特徴があるためである。
【特許文献1】
特開平7−270684号公報
【特許文献2】
特開平7−318804号公報
【特許文献3】
特開平11−305124号公報
【特許文献4】
特開平8−292369号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、デジタルカメラやビデオカメラ、PDAなどの光学機器に用いるズームレンズには撮像素子の狭画素化に伴い、高い光学性能を有し、かつレンズ全長の短い小型のズームレンズが要望されている。また、ビデオカメラでの高画質化では静止画を記録することが望まれており、高い光学性能でありながら小型なレンズ系が要求されている。
【0008】
一般にズームレンズにおいて、各レンズ群の屈折力を強めれば所定の変倍比を得るための各レンズ群の移動量が少なくなり、レンズ全長の短縮化を図ることが可能となる。
【0009】
しかしながら単に各レンズ群の屈折力を強めると変倍に伴う収差変動が大きくなり、撮像素子の狭画素化に伴う全変倍範囲にわたる良好な光学性能を得るのが難しくなってくるという問題点がある。また、製作上の精度が厳しくなり、量産化するのが困難になってくる。
【0010】
本発明は、レンズ系全体を小型化し、高い光学性能を有したズームレンズ及びそれを用いた撮像装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から構成され、ズーミングに際し、該第1レンズ群と該第3レンズ群は不動で、該第2レンズ群と第4レンズ群とが移動するズームレンズであって、該第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3aレンズ群、開口絞り、1枚以上の負レンズと1枚以上の正レンズを有する第3bレンズ群より成り、
望遠端における全系の焦点距離をft、該第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における無限遠物体に合焦しているときの該第4レンズ群の結像倍率をβ4T、該第3bレンズ群の最も像面側のレンズ面は像側に凸面を向けており、その曲率半径をR3bL、該第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
0.05<|f2/ft|<0.081 ‥‥‥(1)
0.48<|β4T|<0.71 ‥‥‥(5)
0.99<|R3bL/f3|<12.5 ‥‥‥(6)
なる条件を満足することを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明は請求項1の発明において、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき
0.34<f1/fT<0.57 ‥‥‥(2)
なる条件を満足することを特徴としている。
【0013】
請求項3の発明は請求項1の発明において、広角端における全系の焦点距離をfwとし、
【数2】
とするとき、
0.22<|f2/fA|<0.34 ‥‥‥(3)
なる条件を満足することを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明は請求項1の発明において、前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき
0.74<f3/f4<1.2 ‥‥‥(4)
なる条件を満足することを特徴としている。
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に図面を用いて本発明のズームレンズ及び撮像装置の実施形態について説明する。
【0018】
図1は、実施形態1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図2〜図4は実施形態1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
【0019】
図5は、実施形態2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図6〜図8は実施形態2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
【0020】
図9は、実施形態3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図、図10〜図12は実施形態3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。
【0021】
図1、図5、図9のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群である。第3レンズ群L3は正の屈折力の第3aレンズ群L3aと正の屈折力の第3bレンズ群L3bを有している。L4は正の屈折力の第4レンズ群である。SPは開口絞りであり、第3aレンズ群L3aと第3bレンズ群L3bとの間に配置している。Gは色分解プリズムやフェースプレートや各種光学フィルター等に相当し、設計上設けられたガラスブロックである。IPは像面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子が配置されている。
【0022】
図2〜図4、図6〜図8、図10〜図12の収差図において、d、gはd線及びg線、ΔM、ΔSはメリジオナル像面、サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。fnoはFナンバー、ωは半画角である。
【0023】
各実施形態のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、矢印のように第2レンズ群L2を像側へ移動させて変倍を行うと共に、変倍に伴う像面変動を第4レンズ群L4を物体側に凸状の軌跡の一部を有しつつ移動させて補正している。
【0024】
また、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカスを行うリアフォーカス式を採用し、例えば望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合は同図の直線4cに示すように第4レンズ群L4を前方へ繰り出すことにより行っている。また、同図に示す第4レンズ群L4の実線の移動軌跡である曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端への変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示している。第4レンズ群L4を物体側へ凸状の軌跡の一部を有するように移動させることにより、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との空間の有効利用を図りレンズ全長の短縮化を効果的に達成している。第4レンズ群L4の移動軌跡は物体距離によって異なっている。
【0025】
【0026】
次に各実施形態の具体的な特徴について説明する。
【0027】
◎望遠端における全系の焦点距離をft、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とするとき、
0.05 <|f2/f|< 0.081 ・・・(1)
なる条件式を満足している。
【0028】
条件式(1)は、前述した構成のズームタイプでレンズ系全体の小型化を行う場合、第2レンズ群L2の焦点距離を短くする必要がある。しかし、単純に焦点距離を短くすると第2レンズ群L2に屈折力の負担が大きくかかり、光学性能を良好に保つ事が困難になってくる。また、望遠端の焦点距離が長くなると第2レンズ群L2の望遠端における収差の影響が大きくなる。そこで上述のごとく第2レンズ群L2の焦点距離(屈折力の逆数)を条件式(1)の範囲に設定することにより、軸外の光学性能、特にフレアーを良好に補正している。
【0029】
更に好ましくは、条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0030】
0.06 <|f2/f|< 0.078 ・・・(1a)
◎広角端と望遠端における全系の焦点距離を各々fw、ft、第iレンズ群の焦点距離をfi、望遠端において無限遠物体に合焦しているときの第4レンズ群L4の結像倍率をβ4T、
【0031】
【数3】
【0032】
とするとき、
0.34 < f1/f < 0.57 ・・・(2)
0.22 <|f2/fA|< 0.34 ・・・(3)
0.74 < f3/f4 < 1.2 ・・・(4)
0.48 <|β4T|< 0.71 ・・・(5)
なる条件式のうちの1つ以上を満足している。
【0033】
尚、広角端と望遠端とは変倍用レンズ群が機構上光軸上可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
【0034】
条件式(2)〜(5)は、主にレンズ全長の短縮や光学性能を良好に保つためのものである。
【0035】
条件式(2)は第1レンズ群L1の焦点距離を適正にするための条件式である。第1レンズ群L1は望遠端側での収差に大きく影響することから、上限値を超えて第1レンズ群L1の焦点距離が長くなりすぎると、レンズ系全体の焦点距離が長くなり、所望の焦点距離を確保するのが困難となる。逆に下限値を超えると第1レンズ群L1の負担が大きくなり、良好な光学性能、特に望遠端の球面収差や色収差を悪化させて好ましくない。
【0036】
条件式(3)は第2レンズ群L2の焦点距離(換言するとその逆数であるパワー)を適正にするための条件式である。上限値を超えて第2レンズ群L2の焦点距離が長くなりすぎると、収差補正上は好ましいが、所望のズーム比を得るためには第2レンズ群L2の移動量を大きくしなければならず、レンズ系全体の長大化を招き好ましくない。逆に下限値を超えるとペッツバール和が負の方向に大きくなり、像面が倒れてくるので良好な光学性能を保つのが困難になる。
【0037】
条件式(4)は結像系を構成する第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の小型化を図るための最適な屈折力配分に関するものである。特に第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔を最適にした時、第3レンズ群L3から射出する光束が第4レンズ群L4に略アフォーカルで入射することができ、かつ最適なバックフォーカスを確保するためのものである。
【0038】
上限値を超えると第3レンズ群L3から射出する光束がアフォーカルから逸脱し、第4レンズ群L4が大型化してくる。また第4レンズ群L4の移動に伴う収差変動が大きくなり好ましくない。逆に下限値を超えると第4レンズ群L4の屈折力が弱くなり、フォーカスのための移動量が大きくなりレンズ全長が長くなってくる。
【0039】
条件式(5)は結像系を構成する第3レンズ群L3から第4レンズ群L4及び像面までの距離を短縮する為のものである。上限値を超えるとバックフォーカスが短くなりすぎて、光学的ローパスフィルターや赤外カットフィルター等のフィルター部材や、像面に配した固体撮像素子と干渉してくる。逆に下限値を超えるとバックフォーカスが長くなりすぎ、レンズ全長の大型化を招き好ましくない。
【0040】
更に好ましくは、条件式(2)〜(5)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0041】
0.36 < f1/f < 0.50 ・・・(2a)
0.24 <|f2/fA|< 0.32 ・・・(3a)
0.80< f3/f4 < 1.0 ・・・(4a)
0.485 <|β4T|< 0.65 ・・・(5a)
◎第3bレンズ群L3bの最も像面側のレンズ面は像面側に凸面を向けており、その曲率半径をR3bL、第3レンズ群L3bの焦点距離をf3とするとき、
0.99 <|R3bL/f3|< 12.5 ・・・(6)
なる条件式を満足している。
【0042】
条件式(6)は第3bレンズ群L3bの最も像側のレンズ面の形状を限定する条件であり、該レンズ面を像側に向けた凸形状にして更に曲率半径を制限したものである。各実施形態のズームレンズを像面に固体撮像素子を使用する撮像装置に適用する場合、固体撮像素子の面による反射率が比較的高く、ゴーストやフレアーの発生原因となることが多い。このレンズ面の形状を凸面にすることにより固体撮像素子からの反射光を発散させ、像面に入射する光量を低減することができる。また、条件式(6)を満足することにより広角端側の球面収差をより良好に補正することができる。
【0043】
更に好ましくは、条件式(6)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
【0044】
1.2 <|R3bL/f3|< 9.2 ・・・(6a)
◎第2レンズ群L2を3枚以上の負レンズと1枚以上の正レンズで構成し、第3レンズ群を物体側から順に、正の屈折力の第3aレンズ群、絞り、1枚以上の負レンズと1枚以上の正レンズを有する第3bレンズ群で構成している。
【0045】
各実施形態では、変倍に大きく寄与する第2レンズ群L2のレンズ構成を前記のようにすることにより、パワーを強く(焦点距離を短く)しても、ペッツバール和を良好に保つことができ、これによって高い光学性能を達成している。
【0046】
また、第2レンズ群L2に非球面を配置することにより、更に良好な性能を維持しつつ、よりパワーを強くしてレンズ系全体の小型化を図っている。
【0047】
また、第3aレンズ群は、非球面を有する正レンズ、第3bレンズ群は、像側の面が凹形状である負レンズと両レンズ面が凸形状である正レンズを有するようにし、これにより、非球面を利用して広角端での像面湾曲が補正不足(アンダー)となるのを良好に補正している。
【0048】
◎前記第4レンズ群L4を移動させてフォーカスを行っている。
【0049】
各実施形態では、第4レンズ群L4によるリアフォーカス方式を採用して、レンズ系全体の小型化を図り、また迅速なるフォーカスを可能とし、さらに近接撮影が容易となるようにしている。
【0050】
◎第3レンズ群L3の全体または一部のレンズを光軸と垂直方向の成分を持つように移動させて、像の移動を行っている。撮影系の一部のレンズを光軸に対して垂直方向の成分を持つように平行偏芯又は回転偏心させて防振を行えば、ズームレンズが防振するとき、撮影画像のズレを防ぐための特別な光学系を余分に必要とせず、容易に行うことができるようにしている。
【0051】
以上のように各実施形態によれば、レンズ系全体を小型化し、高変倍比にもかかわらず高い光学性能を有したズームレンズを達成することができる。
【0052】
この他、ズーム比が14倍以上と高変倍比にもかかわらず広角端から望遠端に至る全変倍範囲にわたり、また無限遠物体から超至近物体に至る物体距離全般にわたり高い光学性能を有し、かつFナンバーが1.8程度と大口径比でありながら、レンズの構成枚数が少ないズームレンズを実現することができる。
【0053】
次に各実施形態1〜5に各々対応する数値実施例1〜5の数値データを示す。各数値実施例においてiは物体側からの光学面の順序を示し、Riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、Diは第i面と第(i+1)面との間の間隔、Niとνiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。又、最も像側の2つの平面はガラスブロックGの面である。fは焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角である。またkを円錐定数、B,C,D,E,Fを4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数とし、光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
【0054】
【数4】
【0055】
で表示される。但しRは曲率半径である。「e−0X」は「×10−X」を意味している。又、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。
【0056】
【外1】
【0057】
【外2】
【0058】
【外3】
【0059】
【表1】
【0060】
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたビデオカメラの実施形態を図13を用いて説明する。
【0061】
図13において、10はビデオカメラ本体またはデジタルスチルカメラ本体、11は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系、12は撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)、13は撮像素子12が受光した被写体像を記録する記録手段、14は不図示の表示素子に表示された被写体像を観察するためのファインダーである。上記表示素子は液晶パネル等によって構成され、撮像素子12上に形成された披写体像が表示される。
【0062】
このように本発明のズームレンズをビデオカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レンズ系全体を小型化し、高い光学性能を有したズームレンズを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のズームレンズのレンズ断面図
【図2】実施形態1のズームレンズの広角端における収差図
【図3】実施形態1のズームレンズの中間のズーム位置における収差図
【図4】実施形態1のズームレンズの望遠端における収差図
【図5】実施形態2のズームレンズのレンズ断面図
【図6】実施形態2のズームレンズの広角端における収差図
【図7】実施形態2のズームレンズの中間のズーム位置における収差図
【図8】実施形態2のズームレンズの望遠端における収差図
【図9】実施形態3のズームレンズのレンズ断面図
【図10】実施形態3のズームレンズの広角端における収差図
【図11】実施形態3のズームレンズの中間のズーム位置における収差図
【図12】実施形態3のズームレンズの望遠端における収差図
【図13】ビデオカメラの要部概略図
【符号の説明】
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
SP 絞り
IP 像面
G ガラスブロック
d d線
g g線
ΔS サジタル像面
ΔM メリディオナル像面
Fno Fナンバー

Claims (11)

  1. 物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から構成され、ズーミングに際し、該第1レンズ群と該第3レンズ群は不動で、該第2レンズ群と第4レンズ群とが移動するズームレンズであって、該第3レンズ群は、物体側から順に、正の屈折力の第3aレンズ群、開口絞り、1枚以上の負レンズと1枚以上の正レンズを有する第3bレンズ群より成り、
    望遠端における全系の焦点距離をft、該第2レンズ群の焦点距離をf2、望遠端における無限遠物体に合焦しているときの該第4レンズ群の結像倍率をβ4T、該第3bレンズ群の最も像面側のレンズ面は像側に凸面を向けており、その曲率半径をR3bL、該第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    0.05<|f2/ft|<0.081
    0.48<|β4T|<0.71
    0.99<|R3bL/f3|<12.5
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき
    0.34<f1/fT<0.57
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  3. 広角端における全系の焦点距離をfwとし、
    とするとき、
    0.22<|f2/fA|<0.34
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  4. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき
    0.74<f3/f4<1.2
    なる条件を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズ群は3枚以上の負レンズと1枚以上の正レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至いずれかに記載のズームレンズ。
  6. 前記第2レンズ群は非球面を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第3aレンズ群は非球面を含む正レンズを有し、前記第3bレンズ群は像側の面が凹形状である負レンズと両面が凸形状である正レンズを有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第4レンズ群を移動させてフォーカスを行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第3レンズ群の全体または一部を光軸と垂直方向の成分を持つように移動させて、像を変位させることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 固体撮像素子上に像を形成することを特徴とする請求項1からのいずれか1項のズームレンズ。
  11. 請求項1から10のいずれか1項のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子を有していることを特徴とする撮像機器。
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