JP4672438B2 - 携帯工具のフック - Google Patents

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この発明は、例えば携帯用の丸鋸盤等の携帯工具を吊り下げておくためのフックに関する。
例えば、使用者(作業者)が手に持って操作する携帯用の切断機(丸鋸盤)は、切断材に載置する平板形状のベースと、このベースの上面側に支持され、駆動モータにより回転する円形の切断刃をベースの下面側に突き出した状態に有する切断機本体を備えたもので、ベースを切断材の上面に当接させて当該切断機を使用者が切断方向に移動させることにより切断材が切断刃のベース下面から突き出された部分で切断されていく。
このような携帯型の切断機を一時的に使用しない場合等には、これを周囲の手短な場所に吊り下げておくことができれば便利である。このため、従来よりこの種の携帯工具には種々の吊り下げ用のフックを備えたものが提供されている。例えば図10にはその一例が示されている。図10は、下記の米国特許公報に記載された切断機の概略を示している。
この従来の切断機50は、当該切断機50の重心Gよりも後ろ側(使用者から見て手前側、図10では右側)であって切断機本体に設けたハンドル部51の側面にフック52を備えている。このフック52は、ハンドル部51の側面から側方へ張り出す使用位置と、ハンドル部の側面に沿った収納位置との間で回動可能に設けられている。図10に示すようにこのフック52を使用位置に取り出して、例えば垂木(横柱)や脚立の踏み段等に引き掛けることにより、切断機をその前側(図10では左側)を下向きにした状態で吊り下げておくことができる。
米国特許第5850698号公報
しかしながら、上記したようにハンドル部51の側部にフック52を設けて垂木等に引き掛け可能とする構成は、ハンドル部51付近から駆動モータ53のモータハウジングが側方(図10では上方)へ突き出されていない形態(切断刃54の回転軸線SJに対して駆動モータ53のモータ軸線MJ(回転子の回転軸線)が交差する形態、以下「モータ交差型」という)の切断機50の場合に可能となるもので、図11に示すようにハンドル部61付近から駆動モータ62のモータハウジングが側方へ突き出されて、切断刃63の回転軸線SJに対して駆動モータ62のモータ軸線MJが平行(又は同軸)に配置された形態(以下、「モータ平行型」という)の切断機60では、駆動モータ62のモータハウジングが邪魔になる等するため、上記と同様の部位にこの種のフックを配置することは適切ではない。
このため、従来モータ平行型の切断機60の場合には、垂木等に引き掛ける場合に周囲に邪魔になる部位が比較的少ないハンドル部61の頂部にフック65を配置したものが提供されていた。しかしながら、比較的小型の切断機60のハンドル部61の頂部に、その機能を確保するためにさほど小型化できないフック65を配置した場合には、外観上目立つこともあってかえって目障りになるばかりか、使用者がハンドル部61を把持する際に邪魔になる問題があった。
なお、一般に、図11に示すモータ平行型は、比較的小型の切断機によく見られ、図10に示すモータ交差型は比較的大型の切断機によく見られる。
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたもので、モータ平行型であってハンドル部付近から駆動モータのモータハウジングが側方へ突き出す状態に配置された切断機等の携帯工具に好適なフックを提供することを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成のフックとした。
請求項1記載のフックによれば、駆動モータのモータハウジングの側部に配置されているので、駆動モータのモータ軸線がスピンドルの軸線に対して平行であり、従って切断進行方向に対して直交若しくは交差するモータ平行型の携帯工具において当該フックを機能させることができる。
また、ハンドル部の頂部ではなく、モータハウジングの側部に設けられているので、ハンドル部を把持する際に当該フックが邪魔になることがなく、また当該携帯工具の外観を損なうことがない。
さらに、請求項1記載のフックによれば、モータハウジングの側部から側方へ張り出す使用位置に取り出すことができる一方、当該側部に沿った収納位置に収納することができるので、使用時にその機能を一層確実に発揮させることができるとともに、当該携帯工具の外観上目立たない状態に収納しておくことができる。
請求項2記載のフックによれば、駆動モータのモータハウジングの側部であってそのベース側の下面に配置されているので、駆動モータのモータ軸線がスピンドルの軸線に対して平行なモータ平行型の携帯工具において、当該フックを機能させることができる。
また、ハンドル部の頂部ではなく、モータハウジングの側部に設けられているので、ハンドル部を把持する際に当該フックが邪魔になることがなく、また当該携帯工具の外観を損なうことがない。
さらに、請求項2記載のフックによれば、駆動モータのモータハウジングの下面側から側方へ張り出す使用位置に取り出すことができる一方、モータハウジングの側部に沿った収納位置に収納することができるので、使用時にその機能を一層確実に発揮させることができるとともに、当該携帯工具の外観上目立たない状態に収納しておくことができる。
請求項3記載のフックによれば、使用位置に取り出すと引き掛け部がベースの下面側に移動するので、当該引き掛け部を例えば垂木等に引き掛けて、当該携帯式(モータ平行型)の切断機を吊り下げておくことができる。
請求項4記載のフックによれば、縦部が支持筒部に対して後方にばね付勢されており、このばね付勢力により係合部が支持筒部の係合凹部に嵌り込んだ状態に保持される。係合部が係合凹部に嵌り込んだ状態では縦部の軸回りの回転が規制されて当該フックがその使用位置又は収納位置に保持される。
ばね付勢力に抗して縦部を前側に移動させると、係合凹部に対する係合部の嵌り込み状態が解除され、これにより縦部がその軸回りに回転可能な状態となり、従って当該フックを使用位置から収納位置あるいはその反対に移動させることができる。縦部をばね付勢力に抗して前側に移動させる操作力を解除すると、当該縦部はばね付勢力によって後ろ側に移動し、これにより係合部が係合凹部に嵌り込んで当該フックがその使用位置または収納位置に保持される。
請求項5記載のフックによれば、上記のようにして収納位置に移動操作すると、係合部が係合凹部に嵌り込んで縦部の回転が規制されるとともに、引き掛け部が保持部に保持されて、当該フックが収納位置に保持される。
請求項6記載のフックによれば、当該フックを使用位置に取り出した状態のまま、当該切断機本体を切断進行方向に移動させるとフックが切断材の端面に干渉し、そのまま切断機を同方向に移動させるとフックが切断進行方向後ろ側に回動して自動的に収納されることから、使用者がわざわざ当該フックを収納する操作をする必要がなく、この点当該フックの使い勝手を一層高めることができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。以下説明する実施形態では、携帯工具(携帯型の切断機)の一例として上記したモータ平行型の切断機1であって丸鋸盤と称されるものを例示する。図1〜4は、本実施形態のフック10を備えた携帯型の切断機1を示している。切断機1の基本的な構成については従来と同様で足り、本実施形態において特に変更を要しないが、以下簡単に説明する。
この切断機1は、図9に示すように切断材Wに載置する平板形状のベース2と、このベース2の上面側に支持された切断機本体3を備えている。切断機本体3は、円形の切断刃4とこれを回転させる駆動モータ5とハンドル部6を備えており、その全体としてベース2に対して切断進行方向左側及び上下方向に傾動可能に支持されている。切断刃4の上部は、半円形のブレードケース7内に収容されている。切断刃4の下部は、ブレードケース7に対して開閉可能に設けたセーフティカバー8に覆われている。切断刃4の下部及びセーフティカバー5は、ベース2に設けた開口部2aを経て当該ベース2の下面側(図2,3において手前側)に突き出されている。
ベース2(切断材Wの上面)に対して切断刃4が直交する状態に切断機本体3が位置する状態では、切断材Wの直角切り(切断材Wの上面に対して切断面が直交する状態に切断される切断形態)がなされる。切断機本体3を切断進行方向に対して左側に傾動させると、切断刃4はその下端側を切断進行方向右側に変位させる方向に傾動し、これによりいわゆる傾斜切り(切断材Wの上面に対して切断面が傾斜する状態に切断される切断形態)がなされる。また、ベース2に対して切断機本体3を上下方向に変位させると、当該ベース2の下面からの切断刃4の突き出し量が変化し、これによりいわゆる切り込み深さを調整することができる。
ブレードケース7の切断進行方向右側(図1において上側)の側部に、モータハウジング5bが配置されている。このモータハウジング5b内に駆動モータ5が収容されている。この駆動モータ5のモータ軸線MJ(回転子5aの回転軸線)は、切断刃4を装着したスピンドルの回転軸線SJに対して平行(同軸)に配置されている。このため、駆動モータ5のモータハウジング5bは、ブレードケース7の側部から切断進行方向右側に突き出されている。このモータハウジング5bの基部付近に、当該切断機1の使用者が把持するハンドル部6が配置されている。このハンドル部6は、モータハウジング5bの基部付近から切断進行方向後方(使用者側)に延びている。
図9に示すように使用者は切断機1の右側に位置して、ハンドル部6を把持する。このため、使用者から見て、左側に切断刃4が位置し、ハンドル部6の右側方へモータハウジング5bが突き出されている。使用者は、当該切断機1を切断材Wに載せ掛けた状態でハンドル部6を把持して、当該切断機1の全体を図1及び図9中矢印で示す切断進行方向に移動させることにより、ベース2の下面から突き出された切断刃4が切断材Wの端面Weから切り込まれていき、これにより当該切断材Wが切断されていく。
ハンドル部6の内側には、使用者が指先で押し操作するトリガ形式のスイッチ6aが配置されている。又、ハンドル部6の後部には、当該切断機1の電源となるバッテリパック9が装着されている。このバッテリパック9を電源として駆動モータ5が起動する。
駆動モータ5のモータハウジング5bは概ね円筒形状を有しており、その側部であってベース2にほぼ対向する下面側に、本実施形態のフック10が配置されている。図5〜図8には、このフック10が単独で示されている。本例のフック10は、縦部10aと横部10bと引き掛け部10cからなる概ねコ字形状を有している。このフック10は、モータハウジング5bの側部に一体に設けた支持筒部11に支持されている。支持筒部11は円筒形状を有し、モータ軸線MJに平行に設けられている。
この支持筒部11の内周側には、大径の内周孔11aと小径の支持孔11dが相互に同軸に形成されている。内周孔11aと支持孔11dは、共にモータ軸線MJに平行に設けられている。内周孔11aと支持孔11dにフック10の縦部10aがその軸回りに回転可能かつ軸方向移動可能に挿入されている。従って、縦部10aは、モータ軸線MJに平行な軸線を中心として回転可能に支持されている。
図6に示すように縦部10aに固定した含油タイプの軸受け14と内周孔11aの底部との間には圧縮ばね12が介装されている。この圧縮ばね12によって縦部10aは内周孔11aから抜き出される方向(図6において下方)に付勢されている。縦部10aの先端部は、支持孔11dを経て当該支持筒部11の外部に突き出されている。この突き出し部10dには、係合ピン13が装着されている。この係合ピン13は、突き出し部10dをその径方向に貫通した状態で装着されている。このため、係合ピン13の両端部は、突き出し部10dの両側部から径方向に突き出されている。
これに対して、支持筒部11の後端面(底面)には、2本のV字溝形の係合凹部11b,11cが相互に直交する状態に設けられている。両係合凹部11b,11cは、支持孔11dの中心で交差している。当該フック10を、その突き出し部10dの突き出し寸法が大きくする方向(図6において上方)に押し込み操作すると、係合ピン13が係合凹部11b又は11cから離脱して縦部10aはその軸回りに回転可能となり、これにより当該フック10を使用位置と収納位置との間で回転させることができる。
使用者が押し込み操作を止めると、当該フック10は圧縮ばね12により突き出し部10dの突き出し寸法を小さくする方向に移動し、これにより係合ピン13が係合凹部11b又は11cに嵌り込む。係合ピン13が係合凹部11b又は11cに嵌り込んだ状態では、縦部10aの軸回りの回転が規制され、これにより当該フック10が使用位置または収納位置に保持される。
両係合凹部11b,11cはV字形を有しているので、実際の操作では、使用者は当該フック10をその縦部10a回りに回転させる操作を行えば足りる。この回転操作により、圧縮ばね12に抗してあるいは圧縮ばね12の付勢力により縦部10aがその軸方向に移動させながらその軸回りに回転して係合ピン13が係合凹部11b,11cに対して係脱され、これにより当該フック10が使用位置から収納位置へ、あるいはその逆に回転される。本例では、係合ピン13が係合凹部11cに嵌り込むと、フック10が使用位置に保持され、係合ピン13が係合凹部11bに嵌り込むとフック10が収納位置に保持される。本実施形態における係合ピン13が特許請求の範囲の請求項4に記載した係合部に相当する。
支持筒部11には取り付け部11eが一体に設けられている。この取り付け部11eがモータハウジング5bにネジ止めされることにより支持筒部11ひいては当該フックがモータハウジング5bの側部に取り付けられている。
図2及び図4に示すようにフック10が使用位置に取り出されると、その引き掛け部10cがベース2の下面側に張り出した位置に至る。使用位置に取り出したフック10を垂木20(横柱)に引き掛けておくことにより、切断機1を吊り下げておくことができる。この場合、フック10はベース2の下面側に張り出しているので、ベース2が邪魔になることがない。
上記使用位置からフック10の縦部10aを支持筒部11の内周孔11aに対して押し込み操作すると、係合ピン13が係合凹部11cから離脱する。この離脱状態のまま縦部10aの軸回りに当該フック10を収納位置側に回転させ、然る後縦部10aの押し込み操作を止めると、フック10は圧縮ばね12の付勢力によりその縦部10aを支持筒部11の内周孔11aから抜き出す方向に移動し、これにより係合ピン13がもう一方の係合凹部11bに嵌り込む。係合ピン13が係合凹部11bに嵌り込むと、当該フック10が収納位置に保持される。
フック10は、収納位置に収納するとその横部10b及び引き掛け部10cをモータハウジング5bにほぼ沿わせた位置に保持される。図2及び図3に示すように横部10bは、モータハウジング5bの外周面に合わせて、緩やかな円弧形状に湾曲している。モータハウジング5bの側部には、当該フック10をより確実に収納位置に保持するための、フック保持部15が設けられている。このフック保持部15は、適度な弾性力を有する合成樹脂製のフックであり、モータハウジング5bの後端部付近であって、ベース2の上面にほぼ対向する下面側に設けられている。このフック保持部15に対して、使用者が引き掛け部10cを押し付けて係合させれば、当該フック10が収納位置に保持され、逆に引き掛け部10cを引き出せば当該フック10を使用位置に取り出すことができる。
当該フック10を使用位置から収納位置あるいはその逆に移動させる場合には、その縦部10aを圧縮ばね12に抗してあるいは圧縮ばね12の付勢力によりその軸方向に移動させつつその軸回りに回転させ、これにより係合ピン13を係合凹部11b,11cに対して係脱させながらなされる。
以上のように構成した本実施形態のフック10によれば、当該フック10が駆動モータ5のモータハウジング5bの側部であって、ベース2の上面に対向する下面側に配置されている。このため、フック10を使用位置に取り出すと、その引き掛け部10cをベース2の下面側に移動させることができ、これにより当該フック10を用いて切断機1を垂木20等に吊り下げておくことができる。このため、図1に示すモータ平行型の切断機1であって、駆動モータ5のモータ軸線MJがスピンドルの軸線SJに対して平行であり、従って駆動モータ5のモータハウジング5bが切断進行方向に対して直交若しくは交差する方向に突き出すように延びる形態の切断機1において当該フック10を機能させることができる。
また、ハンドル部6の頂部ではなく、モータハウジング5bの側部に設けられているので、ハンドル部6を把持する際に当該フック10が邪魔になることがなく、また当該切断機1の外観を損なうことがない。
さらに、フック10は使用位置に取り出すと、その引き掛け部10cをモータハウジング5bの側部から側方へ張り出した使いやすい位置に移動される一方、収納位置に収納するとモータハウジング5bの側部かつベース2の上面に対向する下面側に沿った状態に収納されるので、この点でも当該切断機1の外観上目立たない状態に収納しておくことができる。
また、フック10の縦部10aが支持筒部11に対して後方(縦部10aが内周孔11aから抜き出される方向)にばね付勢されており、このばね付勢力により係合ピン13が支持筒部11の係合凹部11b(又は11c)に嵌り込んだ状態に保持される。係合ピン13が係合凹部11b(又は11c)に嵌り込んだ状態では縦部10aの軸回りの回転が規制されて当該フック10がその使用位置又は収納位置に保持される。
しかも、係合凹部11b,11cは緩やかなV字溝形状を有しているので、使用者は縦部10aを軸方向に移動させる操作を実質的に行うことなく、引き掛け部10cを横方向へ押す回転操作のみで、当該フック10を使用位置から収納位置へあるいはその逆に移動させることができる。
この構成によれば、図9に示すように当該フック10をベース2の下面側に張り出した使用位置に取り出した状態のまま、当該切断機1を切断材Wの端部にセットし、そのままハンドル部6を把持して図中白抜きの矢印で示す切断進行方向(図において左側)に移動させると、フック10が切断材Wの端面Weに干渉して当該フック10が収納側すなわち図示反時計回り方向に押される。フック10は収納側に押されると、縦部10aが圧縮ばね12に抗してその軸方向に移動しつつ軸回りに回転し、これにより係合ピン13が係合凹部11bから係合凹部11cに移動して、当該フック10が使用位置から自動的に収納位置に収納され、保持される。このように、例示した構成のフック10によれば、切断作業に先立って使用者が当該フック10を収納し忘れた場合であっても自動的に収納されるので、わざわざ収納する手間をかける必要がなく、この点で当該フック10の使い勝手を一層高めることができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、フック10の縦部10aに係合ピン13を設けて、この係合ピン13を支持筒部11に設けた係合凹部11b,11cに係合させることにより当該フック10を使用位置又は収納位置に保持する構成を例示したが、これらの位置保持機構を省略して縦部10aの軸回りに単に回転可能に支持してフック保持部15により収納位置でのみ保持される構成としてもよい。
また、駆動モータのモータ軸線MJがスピンドルの回転軸線SJに対して正確に直交する場合の他、一定角度で傾斜する携帯工具であっても、駆動モータのモータハウジングがハンドル部の側部から側方へ突き出すように延びる状態に配置され、その結果モータハウジングが邪魔になる等するためハンドル部の側部にフックを設けることができない形態の工具に適用することができる。
本発明の実施形態に係る切断機の平面図である。本図は、切断機の構成の概略を示す図である。 本実施形態に係る切断機の斜視図である。本図は、切断機の全体をモータハウジングの後部側において斜め下方から見た図である。また、本図は、フックが使用位置に取り出された状態を示している。 本実施形態に係る切断機の斜視図である。本図は、切断機の全体をモータハウジングの後部側において斜め下方から見た図である。また、本図は、フックが収納位置に収納された状態を示している。 本実施形態に係る切断機をフックにより垂木に吊り下げた状態の側面図である。 フック単独の斜視図である。 フックの側面図である。本図では、支持筒部が縦断面で示されている。 フックの正面図である。 フックの平面図である。 本実施形態に係る切断機を用いて切断作業を行う状態の側面図である。本図は、フックが切断材の端部に干渉して自動的に収納位置に収納される様子を示している。 従来のフックを備えたモータ交差型の切断機の平面図であって、特許文献1に記載された切断機の構成の概略を示す図である。 従来のフックを備えたモータ平行型の切断機の平面図である。
符号の説明
W…切断材、We…切断材の端面
MJ…モータ軸線
SJ…スピンドル軸線
1…切断機(携帯工具)
2…ベース
3…切断機本体
4…切断刃
5…駆動モータ、5a…回転子、5b…モータハウジング
6…ハンドル部
7…ブレードケース
8…セーフティカバー
9…バッテリ
10…フック
10a…縦部、10b…横部、10c…引き掛け部
11…支持筒部
11a…内周孔、11b,11c…係合凹部、11d…支持孔、11e…取り付け部
12…圧縮ばね
13…係合ピン
14…含油軸受け
15…フック保持部
20…垂木(横柱)
50…切断機
G…重心
51…ハンドル部
52…フック
53…駆動モータ
54…切断刃
61…ハンドル部
62…駆動モータ
63…切断刃
65…フック

Claims (6)

  1. 刃具を装着したスピンドルの軸線に対して該スピンドルを回転させる駆動モータのモータ軸線が平行若しくは同軸に配置されて、該駆動モータのモータハウジングが使用者が把持するハンドル部の側方へ突き出された携帯工具において、
    前記モータハウジングの側部に、前記モータ軸線に平行な軸線回りに回動可能に設けられて、該モータハウジングの側部から側方へ張り出す使用位置と、該モータハウジングの側部に沿った収納位置との間を移動可能なフック。
  2. 切断材に載置するベースと、該ベースの上面側に設けられ、駆動モータにより回転する円形の切断刃の一部を前記ベースの下面側に突き出した状態で有する切断機本体を備え、前記駆動モータは、そのモータ軸線を前記切断刃を装着したスピンドルの軸線に対して平行若しくは同軸に位置させて、そのモータハウジングが使用者が把持するハンドル部の側方へ突き出した状態で配置された切断機において、
    前記モータハウジングの側部であって前記ベースに対向する下面側に、前記モータ軸線に平行若しくは同軸の軸線回りに回動可能に設けられて、該モータハウジングの側部から前記ベースの下面側に張り出した使用位置と、該モータハウジングの側部に沿った収納位置との間を移動可能なフック。
  3. 請求項2記載のフックであって、駆動モータのモータ軸線に平行な縦部と、該縦部の後端部から側方に延びる横部と、該横部の先端から前方に延びる引き掛け部を有するコ字形をなし、前記縦部が前記モータハウジングの側部に設けた支持筒部にその軸回りに回転自在に支持されて、前記引き掛け部が前記ベースの下面側に移動した使用位置と、前記引き掛け部が前記モータハウジングの側部に沿って位置する収納位置との間で移動可能なフック。
  4. 請求項2記載のフックであって、前記縦部は前記支持筒部に対してその軸方向に移動可能に支持され、かつ後方にばね付勢されており、該縦部の前部に前記支持筒部の端面に設けた係合凹部に係脱する係合部を設け、前記ばね付勢力により前記係合部を前記係合凹部に係合させて当該縦部の軸回りの回転を規制して、当該フックを使用位置及び収納位置に保持する構成としたフック。
  5. 請求項4記載のフックであって、前記モータハウジングの側部に前記引き掛け部を保持するための保持部を設けて、収納時に前記引き掛け部が該保持部に保持されて収納位置に保持されるフック。
  6. 請求項2記載のフックであって、使用位置から切断進行方向後ろ側に回動して収納されるフック。
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