JP4692827B2 - 卓上切断機 - Google Patents

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本発明は卓上切断機に関し、特にターンテーブルを備えた卓上切断機に関する。
従来の卓上切断機においては、ベース上に載置された被加工部材である木材等を任意の角度で切断するために、切断刃が保持される切断部をベースに対して回動可能なターンテーブルを設けている。
このターンテーブルを回動させるべく、卓上切断機の前側(作業者側)位置には、ターンテーブルより突出する突出部が設けられ、この突出部にターンテーブル回動操作用のハンドルが設けられている(特許文献1参照)。
特願2004−092737号公報
この卓上切断機は、一般に各所の作業現場に持ち運んで木材等を加工することが多いため、持ち運びが楽なように小型化が推し進められている。
しかし、従来の卓上切断機では、ハンドルが卓上切断機の前方から突出する構造を採っているために、移動時にハンドルが邪魔となって持ち運び難い場合があった。また卓上切断機を収納する際や梱包する際に、例えば段ボール箱等に詰める場合では、ハンドルが突出しているために、垂直投射面積が大きくなり、これに応じて不要に大きな包用の箱が必要となっていた。
そこで、本発明は小型化可能であり、かつ運搬を容易とした卓上切断機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、加工部材を支持するベースと、該ベース上に支持され該ベースに対して回動可能なターンテーブルと、該ターンテーブルに設けられ該ターンテーブルの上方で切断刃を揺動可能に支持する切断部と、を備え、該ターンテーブルは該切断刃が揺動して交わる箇所となるターンテーブル本体と該切断刃と該ターンテーブル本体とが交わる交線の延長線上にあって該ターンテーブル本体外周から該交線の延長線方向に突出する突出部とを有し、該突出部には該ターンテーブルを該ベースに対して回動不能に固定可能な固定機構が設けられ、該固定機構は、該突出部の延出方向を軸方向とし該ベースと当接可能な軸部と、該軸部と係合可能に該突出部先端に設けられて該軸部を該ベースに当接させる把持部とを含んで構成され、該突出部の先端位置には該把持部を該把持部の軸方向周りに回転可能に支持する保持部が設けられ、該保持部は、該突出部の突出方向と該突出部の突出方向に直交する方向との間で回動可能であり、該把持部は該保持部が該突出部の突出方向にある時に該突出部先端位置から該突出部突出方向に延出されたターンテーブル回動操作位置にあり、該保持部が該突出部の突出方向と直交する方向にある時に該突出部先端位置よりも該ターンテーブル側のターンテーブル非回動操作位置にあり、該ターンテーブル回動操作位置と該ターンテーブル非回動操作位置との間で移動可能である卓上切断機を提供する。
上記構成の卓上切断機において、該突出部は、該固定機構を該突出部の突出方向に往復移動可能に支持する支持部を備え、該固定機構は該突出部の突出方向に移動した場合に該支持部と当接する当接部を備えていることが好ましい。
突出部は、該把持部が少なくとも該ターンテーブル非回動操作位置にある時に、該把持部の該ターンテーブル非回動操作位置以外の位置への移動を抑制する把持部移動抑制機構を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の卓上切断機。
また該ベースの該ターンテーブルの回動軸を中心とする円弧位置に複数設けられた係止部と、該突出部に設けられて該係止部と係合可能であると共に該係止部に対する係合・離脱を選択的に操作可能な規制操作部と、を備えることが好ましい。
請求項1記載の卓上切断機によれば、突出部において把持部が回動可能な構成となり、突出部に固定機構が設けられた構成において突出部より突出する固定機構の突出量を変化することができるため、卓上切断機の鉛直投影面積を小さくすることができる。従って、卓上切断機を梱包する際にもその梱包後の大きさを小さくすることができ、輸送時の利便性を向上させることができる。また突出量を小さくすることにより、出っ張り部分が小さくなる。従って卓上切断機を移動する際にも邪魔にならず、好適に移動することができる。
請求項2に記載の卓上切断機によれば、固定機構が突出部の突出方向に移動した場合に、その固定機構の一部である当接部が支持部と当接することにより、固定機構の突出方向への移動が抑制される。よって固定機構が突出方向に移動して支持部より脱落することが防止される。
請求項3に記載の卓上切断機によれば、把持部が少なくともターンテーブル非回動操作位置にある時に、把持部が他の位置に移動することが抑制される。よって把持部をターンテーブル非回動操作位置に配置した状態で卓上切断機を輸送するときに、把持部がターンテーブル回動操作位置に移動することを抑制することができ、運搬性を向上させることができる。
また該先端部と該基部とに関連して、該先端部が支持位置及び非支持位置にある状態で該基部に対する該先端部の位置を固定する固定機構部が設けられていても良い。
請求項4記載の卓上切断機によれば、予め定めた任意の角度毎に係止部を形成しておくことにより、ターンテーブルの回動角度を容易に設定することができる。またターンテーブルの回動角度の設定と同時にターンテーブルを回動不能にすることができるので、作業性を向上させることができる。
本発明の第一の実施の形態について、図1乃至図8に基づき説明する。図1に示される卓上切断機である卓上丸鋸1は、スライド機構を備えた卓上丸鋸であり、ベース部2と、切断部3とから主に構成されている。
ベース部2は、被切断部材である木材Wを担持するベース21と、ベース21上に回動可能に担持されたターンテーブル22と、ベース21に設けられたフェンス23とから主に構成されている。ベース21は、図2及び図3に示されるように、一対の左ベース21Aと右ベース21Bとから構成されている。これら左ベース21Aと右ベース21Bとが並んでいる方向を左右方向と定義し、ベース21の木材W(図1)を載置する面の上方を上方、反対を下方と定義する。また図6に示されるように、ベース21(図1)においては、ターンテーブル22により覆われる箇所に、ターンテーブル22の回動中心となる中心軸22Cを中心とする円弧状に構成された規制部材21Cが設けられている。規制部材21Cには、係合部分となる凹部21bが規制部材21Cの円周方向に区分する所定の角度毎に規定された係止部が複数形成されており、周面部分には後述の第一部材71先端と当接する当接面21Dが規定されている。
図2及び図3に示されるように、ターンテーブル22は、右ベース21Bと左ベース21Aとの間に配置されている。図1に示されるように、ターンテーブル22は、略円台状のターンテーブル本体部22Aとターンテーブル本体部22Aの一方側に突出する突出部24と他方側に設けられた後述の支持部4を支持する切断部支持部27とから構成されている。この突出部24がターンテーブルより突出している方向であって左右方向(図3)と直交する方向を前方、反対を後方と定義する。
図3に示されるように、ターンテーブル22の上面には、切断部支持部27近傍位置から突出部24にかけて一連の溝部22aが形成されている。この溝部22aは、後述の丸鋸刃6が下方に揺動してターンテーブル22と交わった際の交線位置と同一位置にあり丸鋸刃6の刃先を収容する箇所となる。
図1に示されるように、突出部24は、ターンテーブル本体部22Aから突出して一体に構成されている。図1及び図5に示されるように、突出部24の下方側位置にはターンテーブル22のベース21に対する回動を規制する際の操作部となる規制操作部28が設けられている。
また図5及び図6に示されるように、突出部24の下面位置であって基端位置から先端位置に向かって、後述の第一部材71を支持する第一支持部24Bと第二支持部24Cとがそれぞれ設けられている。第一支持部24B及び第二支持部24Cには、それぞれ突出部24の突出方向と平行かつ同軸上に位置する貫通孔が形成されている。また第二支持部24Cに形成された貫通孔の突出方向先端側に位置する端部には、後述の第二部材72の先端を挿入可能な、開口部24cが形成されている。
図6に示されるように、突出部24の先端位置には、中心軸22Cと平行に延びるボルト25Aが設けられており、ボルト25Aにより後述の第二部材72を保持する保持部25が連結されている。故に保持部25は、このボルト25Aを回転軸として突出部24の先端位置に回動可能に配置されている。
保持部25には、ボルト25Aの軸方向と直交する方向に穿設された貫通孔が形成されており、この貫通孔内には雌ネジが形成されている。また保持部25は、保持部25がボルト25Aを軸として回動し、保持部25に形成された貫通孔の軸方向が突出部24の突出方向と同じ方向になったときに、保持部25に形成された貫通孔と第一支持部24B及び第二支持部24Cに形成された貫通孔とが同軸上となるように構成されている。尚、保持部25に形成された貫通孔と第一支持部24B及び第二支持部24Cに形成された貫通孔とが同軸となる保持部25の位置をターンテーブル回動操作位置と定義し、保持部25の貫通孔の軸方向と突出部24の突出方向とが略直交する保持部25の位置をターンテーブル非回動操作位置と定義する。
またボルト25Aと突出部24との間には把持部移動抑制機構であるサラバネ25Bが設けられており、サラバネ25Bによりボルト25Aが上方に付勢されている。よってサラバネ25Bの付勢力により、先端部24とボルト25A及び保持部25の各々当接しているところが互いに押圧される状態になり、摩擦が発生している。この摩擦力により保持部25の回動が規制されるが、このサラバネ25Bによる付勢力は過度に大きくないため、その摩擦力も過度に大きくなることはない。故に使用者が保持部25をターンテーブル非回動操作位置とターンテーブル回動操作位置との間で回動させることは容易であるが、卓上丸鋸1を輸送する程度の振動等で保持部25が自ら回動することは抑制されている。
図5に示されるように、規制操作部28は、規制レバー28Aと軸部28Bと、後述の係止部29に規制レバー28Aでの動作を伝達する伝達部28Cとから構成されている。軸部28Bは、突出部24にその軸が突出部24の延出方向と略直交して左右方向に延びるように設けられ、規制レバー28Aを回動可能に支持している。規制レバー28Aは、第一腕部28Dと図示せぬ第二腕部とからL字状に構成され、第一腕部28Dと図示せぬ第二腕部との結合位置で軸部28Bに軸支されている。第一腕部28Dは、突出部24の下方に延出されており、作業者により回動操作可能となっている。図示せぬ第二腕部の端部には、伝達部28Cの一端が当接しており、第一腕部28Dが回動操作されることにより、伝達部28Cを付勢可能となっている。伝達部28Cは、突出部24に突出部24延出方向に移動可能に保持されて、図示せぬ第二腕部による動作をその他端側で係止部29に伝達可能となっている。
図5に示されるように、ターンテーブル22には、その内部であって、中心軸22C周辺位置に係止部29が固定されている。係止部29は、フレーム29Aとスライド部29Bとバネ29Cとから主に構成されている。スライド部29Bとバネ29Cとは、フレーム29A内に収納されており、バネ29Cの付勢力によりスライド部29Bはその軸方向に摺動可能となっている。スライド部29Bは、略凸状に形成されている凸部29Dと伝達部28Cと係合する当接部29Eと有している。スライド部29Bは当接部29Eが伝達部28Cにより付勢されることによって摺動することから、凸部29Dは、凹部21bと係合・離脱可能となっている。よって凸部29Dが凹部21bと係合している状態では、ターンテーブル22とベース21とは互いに回動不能となる。
図5及び図6に示されるように突出部24には、固定機構を構成する第一部材71と第二部材72とがそれぞれ設けられている。第一部材71は、第一支持部24B、第二支持部24Cに形成された貫通孔に挿通されて、軸周りに回転、軸方向に摺動可能に支持されており、ターンテーブル22中心方向に位置する先端が当接面21Dと対向するように配置されている。また第一部材71において、第一支持部24Bと当接面21Dとの間であって第二支持部24C近傍位置に、フランジ状の第一当接部71Aが設けられている。よって第一部材71が突出部24の突出方向に移動した場合には、第一当接部71Aが第一支持部24Bと当接して、第一部材71の第一支持部24Bからの抜けを防止する。
第二部材72は、ネジ棒状の軸部にハンドル24Aが設けられて構成されており、その軸部が保持部25の貫通孔に螺合して保持部25に支持されている。また第二部材72の軸部先端は、第一部材71の端部と当接可能となっている。
図1に示されるように、切断部支持部27は、ターンテーブル22の中心軸22Cに対して突出部24の反対位置に配置されている。切断部支持部27には、溝部22a(図3)の延長線上に位置する傾動軸27Aと、切断部3が任意の傾斜角度で固定される傾動支持部27Bとを有している。
図1に示されるように、ベース21上であって、ターンテーブル22の上方位置には、フェンス23が設けられている。フェンス23は、図2及び図3に示されるように、左ベース21A及び右ベース21Bに対応して左フェンス23A及び右フェンス23Bから構成されており、左フェンス23A及び右フェンス23Bの前面は、同一平面状に位置するように配置されて、木材W(図1)の位置を規定している。
図1に示されるように、切断部3は、支持部4と切断本体部5とから主に構成されている。支持部4は、揺動支持部41と、スライド支持部42と、一対のスライドバー43と、スライド部44とから主に構成されている。スライド支持部42は、傾動軸27Aによりターンテーブル22に対して略左右方向に傾動可能に軸支されている。スライド支持部42の後端部位置には、傾動支持部27Bと協働して切断部3のターンテーブル22及びベース21に対する傾動角度を規定する傾動固定部42Aが設けられている。
一対のスライドバー43は、スライド支持部42の上方に上下方向に並んでその軸方向が溝部22a(図3)と略平行になるように前側に延出されて設けられている。スライド部44は、スライドバー43に摺動可能に設けられている。スライド部44の側面部分には、ネジ44Aが設けられており、スライド部44をスライドバー43の任意の位置で固定可能となっている。
スライド部44には揺動支持部41が一体に設けられている。揺動支持部41は上部に左右方向に並ぶ一対の腕部が形成されており、この一対の腕部に跨って切断本体部5を軸支する揺動軸41Aが設けられている。揺動軸41Aの周囲には、切断本体部5を揺動支持部41に対して上方に付勢するバネ41Bが設けられている。また揺動支持部41の前面位置には、木材W上に切断位置を示唆するレーザ光を発振するレーザ発振器45が設けられている。
図1に示されるように、切断本体部5は、ハウジング51と、モータ52と、ハンドル53と移動用ハンドル54と鋸刃カバー55とを備え、切断刃である丸鋸刃6を回転可能に支持している。ハウジング51は、その下端で揺動軸41Aに軸支され、バネ41Bで上方に付勢されている。モータ52は丸鋸刃6を駆動し、ハウジング51内に配置されている。ハンドル53はハウジング51の上部に設けられて、切断本体部5を揺動する際の把握箇所となる。またハンドル53にはモータ52の回転制御を行うスイッチ53Aが設けられている。移動用ハンドル54はモータ52斤棒位置に設けられて、切断本体部5を図示せぬピンで最下方に揺動させた状態で、卓上丸鋸1を移動する際に把握する箇所となる。鋸刃カバー55はハウジング51と一体に設けられており、その内部に丸鋸刃6を備えて保護している。
上記構成の卓上丸鋸1で木材Wを切断する際には、先ず保持部25をターンテーブル回動操作位置に配し、ハンドル24Aを回転させて第二部材72を螺進させ、その先端を開口部24c内に挿入する。そして図1または図4に示されるように、木材Wをベース21上に載置して、ハンドル24Aを把持してターンテーブル22の回動角度を調整する。この時に保持部25は、螺合している第二部材72の先端が開口部24c内に挿入されているため、ボルト25A周りの回動が抑制されている。
ターンテーブル22の回動角度を調整する際に、ハンドル24Aを第二部材72の先端が第一部材71に当接しない程度に緩めておくと共に、規制レバー28Aを上方へ押し上げて凹部21bと凸部29Dとの係合を解除する。これによりターンテーブル22とベース21との間に回動を抑制する部材が無くなるため、ターンテーブル22の回動角度を任意の角度に調整することができる。
凸部29Dの凹部21bへの係合により決定される所定の角度、若しくは凸部29Dと凹部21bとが非係合となる状態での角度に設定した後に、ハンドル24Aを回転させて第二部材72を更に螺進させ、第一部材71をターンテーブル22の中心方向に付勢する。これにより、第一部材71と当接面21Dとの間に摩擦が発生して規制部材21Cに対して第一部材71が規制部材21Cの周周りに回動不能となり、結果としてターンテーブル22がベース21に対して回動不能に固定される。
ターンテーブル22がベース21に対して固定された後に木材Wの切断を行う。木材Wの前後方向における幅が小さい場合には、図1に示されるように、スライド部44を最も後に下げた状態で、切断本体部5を下方に揺動して切断を行う。
また図4に示されるように、木材Wの前後方向における幅が小さい場合には、切断本体部5を最も前方まで摺動させた状態で下方に揺動した後に、スイッチ53AをONにして丸鋸刃6を回転させた状態で切断本体部5を後方に移動させる。
切断が終了した後に、卓上丸鋸1を収容、移動する場合には、切断本体部5を最も後に摺動する。これと前後してハンドル24Aを回転して第二部材72を保持部25に対して螺退させ、第一部材71から離間させると共に、開口部24c外位置まで移動させる。これにより保持部25はボルト25Aの軸周りに回動可能となるので、図七に示されるように、ターンテーブル非回動操作位置まで回動させ、更にターンテーブル22を最も右側の位置まで回動させる。これにより卓上丸鋸1の鉛直投影面積を小さくすることができる。従って、卓上切断機を梱包する際にもその梱包後の大きさを小さくすることができ、輸送時の利便性を向上させることができる。
またハンドル24Aが回動することにより、突出部24の突出量を小さくなるため、出っ張り部分が小さくなる。従って卓上丸鋸1を移動する際にも邪魔にならず、好適に運搬することができる。保持部25は、その回動がサラバネ25Bにより抑制されているため、移動時においてハンドル24Aがターンテーブル非回動操作位置からずれることが無く、好適に卓上丸鋸1を梱包し、かつ運搬することができる。
また突出部24については、保持部25を少なくとも非ターンテーブル回動操作位置まで回動させることによりその突出量を小さくすることができる。しかしターンテーブル22を右方向に回動させて運搬・収容することを考慮すると、図8に示されるように、非ターンテーブル回動操作位置から更にターンテーブル本体部22Aに近づく位置まで保持部25を回動させても良い。この状態までハンドル24Aを回動させた場合であっても、サラバネ25Bによる回動を抑制する効果が働いているため、ハンドル24Aがターンテーブル非回動操作位置に位置している場合と同様にその回動が抑制され、現在位置からずれることが抑制される。
次に本発明の第二の実施の形態として図9乃至図11に基づき説明する。第一の実施の形態では、保持部を回動させることにより突出量を変化させたが、第二の実施の形態では、保持部を突出部の反突出方向に移動させるより、ターンテーブルからの突出部の突出量を変化させる。第二の実施の形態に係る卓上切断機である卓上丸鋸101では、突出部124に係る構成以外は第一の実施の形態に係る卓上丸鋸1の構成と同一であるため、その説明を省略する。また同一構成の部分では、第一の実施の形態に係る符号に100を足してその説明を省略する。
図9に示されるように突出部124は、ターンテーブル本体部122Aから延出されて構成されており、突出部124には、基端位置かつ下面位置から後端側に向かって、第一支持部124Bと第二支持部124Cとが設けられており、それぞれ同軸上に位置する貫通孔が形成されている。また第一支持部124Bに形成された貫通孔内には雌ネジが形成されている。
第一支持部124Bと第二支持部124Cとには、それぞれの貫通孔内に挿通されて第一部材171が支持されている。第一部材171はその先端部分が支持部121Cの当接面121Dと当接可能な位置にあり、その先端部分近傍位置に、第一支持部124Bに形成されたネジ穴と螺合可能なネジ部171Aが設けられている。また第一部材171の後端側には第一部材171の軸方向と直交するピン171Bが設けられており、このピン171Bが設けられている端部を覆うように、第一部材171に対して軸方向に摺動可能なハンドル124Aが設けられている。
ハンドル124Aは、図10に示されるように、内部が中空の筒状に構成されており、その内部空間内に第一部材171の端部が挿入されている。またハンドル124Aにおいて、第一部材171の端部が挿入される部分の内壁には、ピン171Bを挿入し軸方向に摺動可能な溝124aが形成されている。従って第一部材171がハンドル124A内部に挿入された状態で、ハンドル124Aは第一部材171に対して軸方向に摺動可能となる。しかしピン171Bが溝124aに挿入されることにより、ハンドル124Aは第一部材171の軸周りに回転不能であり、故にハンドル124Aを軸周りに回転させることにより、第一部材171を軸周りに回転させることができる。このハンドル124Aが第一部材171から最も延出されている位置をターンテーブル回動操作位置と定義し、ハンドル124Aが最も第一部材171に近接している位置をターンテーブル非回動操作位置と定義する。
また図11に示されるように、ハンドル部124A内の空間には把持部移動抑制機構であるゴムリング124Dが設けられており、このゴムリング124D内に第一部材171が貫通している。ゴムリング124Dはその内径が第一部材171の軸径より小さく構成されているため、ゴムリング124D内に第一部材171が装着されることにより、ゴムリング124Dと第一部材171との間に摩擦が発生し、第一部材171に対するハンドル124Aの軸方向の動きを抑制する。しかしゴムリング124Dと第一部材171との間に働く摩擦力は、過度に大きくないため、使用者がゴムリング124Dと共にハンドル124Aをターンテーブル非回動操作位置とターンテーブル回動操作位置との間で移動させることは容易であるが、卓上丸鋸101を輸送する程度の振動等でハンドル124Aが自ら軸方向へ移動することは抑制されている。
卓上丸鋸101で切断作業をする場合には、図10に示されるように、ハンドル124Aを第一部材171から延出してターンテーブル回動操作位置に移動し、ハンドル124Aを回転する。これにより、ネジ部171Aが第一支持部124Bのネジ穴と螺合して第一部材171が螺進する。これにより第一部材171の先端がベース121の当接面121Dに当接し、第一の実施の形態と同様に、ターンテーブル122とベース121とを固定する。尚、ハンドル124Aをターンテーブル回動操作位置に移動した際においても、ゴムリング124Dと第一部材171との間に摩擦が生じているため、ハンドル124Aがターンテーブル回動操作位置からずれることが抑制され、好適にハンドル124Aを回動することができる。
卓上丸鋸101を収容、移動する場合には、図11に示されるように、ハンドル124Aをターンテーブル122側に押し込みターンテーブル非回動操作位置に移動させる。これにより、ハンドル124Aの端部が突出部124の端部より内方に位置することになり、突出部の突出量を低減することができる。またハンドル124Aは、その軸方向への移動がゴムリング124Dにより抑制されているため、移動時においてハンドル124Aがターンテーブル非回動操作位置からずれることが無く、好適に卓上丸鋸101を梱包し、かつ運搬することができる。
またハンドル124Aをターンテーブル非回動操作位置に移動させるに際し、第一部材171を緩めて第一の実施の形態に係る図8と同様にターンテーブル122を右方向若しくは左方向に回動させた状態で、ハンドル124Aをターンテーブル非回動操作位置に移動させても良い。この時にハンドル124Aを回転させてベース121とターンテーブル122とを固定した状態で、ハンドル124Aをターンテーブル非回動操作位置に移動させても良い。
本発明の卓上切断機は、上記した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲内において種々の変形や改良が可能である。例えば第一及び第二の実施の形態においては、切断本体部が前後にスライドする卓上切断機について説明したが、これに限らず、スライドしない卓上切断機についても同様に突出部を備える卓上切断機であれば、本発明を適応することができる。また第一及び第二の実施の形態では、スライド支持部にスライドバーが設けられてスライドバー上を揺動支持部がスライドする形態をとったが、これに限らず、揺動支持部側にスライドバーが設けられて、スライドバーとスライド支持部との間の摺動により揺動支持部が前後にスライドする構成をとっても良い。
また第一及び第二の実施の形態においては、把持部移動抑制機構により、ターンテーブル非回動操作位置及びターンテーブル回動操作位置の何れにおいても把持部であるハンドルの移動が抑制されているが、これに限らず少なくともターンテーブル非回動操作位置においてハンドルの他の部分への移動が抑制されているならば、卓上切断機の運搬性を向上させることができる。
本発明の第一の実施の形態に係る卓上切断機の側面図。 本発明の第一の実施の形態に係る卓上切断機の正面図。 本発明の第一の実施の形態に係る卓上切断機の平面図。 本発明の第一の実施の形態に係る卓上切断機のスライドした状態の側面図。 本発明の第一の実施の形態に係る卓上切断機のターンテーブルに係る底面図。 図5のVI−VI線に沿った断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る卓上切断機の突出部先端部分における底面図。 本発明の第一の実施の形態に係る卓上切断機を移動・収容する状態での正面図。 本発明の第二の実施の形態に係る卓上切断機のターンテーブルに係る底面図。 図9のX−X線に沿った断面図。 本発明の第二の実施の形態に係る卓上切断機の突出部に係る側面図(ターンテーブル非回動操作位置)。
符号の説明
1・・卓上丸鋸 2・・ベース部 3・・切断部 4・・支持部 5・・切断本体部
6・・丸鋸刃 21・・ベース 21A・・左ベース 21B・・右ベース
21C・・規制部材 21D・・当接面 21b・・凹部 22・・ターンテーブル
22A・・ターンテーブル本体部 22C・・中心軸 22a・・溝部
23・・フェンス 23A・・左フェンス 23B・・右フェンス 24・・突出部
24A・・ハンドル 24B・・第一支持部 24C・・第二支持部 24c・・開口部
25・・保持部 25A・・ボルト 27・・切断部支持部 27A・・傾動軸
27B・・傾動支持部 28・・規制操作部 28A・・規制レバー 28B・・軸部
28C・・伝達部 28D・・第一腕部 29・・係止部 29A・・フレーム
29B・・スライド部 29C・・バネ 29D・・凸部 29E・・当接部
41・・揺動支持部 41A・・揺動軸 41B・・バネ 42・・スライド支持部
42A・・傾動固定部 43・・スライドバー 44・・スライド部 44A・・ネジ
45・・レーザ発振器 51・・ハウジング 52・・モータ 53・・ハンドル
53A・・スイッチ 54・・移動用ハンドル 55・・鋸刃カバー 71・・第一部材
71A・・第一当接部 72・・第二部材 W・・木材

Claims (4)

  1. 加工部材を支持するベースと、
    該ベース上に支持され該ベースに対して回動可能なターンテーブルと、
    該ターンテーブルに設けられ該ターンテーブルの上方で切断刃を揺動可能に支持する切断部と、を備え、
    該ターンテーブルは該切断刃が揺動して交わる箇所となるターンテーブル本体と該切断刃と該ターンテーブル本体とが交わる交線の延長線上にあって該ターンテーブル本体外周から該交線の延長線方向に突出する突出部とを有し、
    該突出部には該ターンテーブルを該ベースに対して回動不能に固定可能な固定機構が設けられ、
    該固定機構は、該突出部の延出方向を軸方向とし該ベースと当接可能な軸部と、該軸部と係合可能に該突出部先端に設けられて該軸部を該ベースに当接させる把持部とを含んで構成され
    該突出部の先端位置には該把持部を該把持部の軸方向周りに回転可能に支持する保持部が設けられ、
    該保持部は、該突出部の突出方向と該突出部の突出方向に直交する方向との間で回動可能であり、
    該把持部は該保持部が該突出部の突出方向にある時に該突出部先端位置から該突出部突出方向に延出されたターンテーブル回動操作位置にあり、該保持部が該突出部の突出方向と直交する方向にある時に該突出部先端位置よりも該ターンテーブル側のターンテーブル非回動操作位置にあり、該ターンテーブル回動操作位置と該ターンテーブル非回動操作位置との間で移動可能であることを特徴とする卓上切断機。
  2. 該突出部は、該固定機構を該突出部の突出方向に往復移動可能に支持する支持部を備え、
    該固定機構は該突出部の突出方向に移動した場合に該支持部と当接する当接部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の卓上切断機。
  3. 突出部は、該把持部が少なくとも該ターンテーブル非回動操作位置にある時に、該把持部の該ターンテーブル非回動操作位置以外の位置への移動を抑制する把持部移動抑制機構を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の卓上切断機。
  4. 該ベースの該ターンテーブルの回動軸を中心とする円弧位置に複数設けられた係止部と、
    該突出部に設けられて該係止部と係合可能であると共に該係止部に対する係合・離脱を選択的に操作可能な規制操作部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の卓上切断機。
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