JP4984155B2 - 切断機及び切断機を梱包する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ベース部上面に加工部材を載置して切断刃を上下揺動させて加工部材を切断する切断機及び当該切断機を梱包する方法に関する。
ベース部上に加工部材を載置して切断刃を上下に揺動させることにより加工部材を切断する切断機(卓上切断機)が従来より知られている。切断機はベース部と、ヘッド部たる切断部とを有しており、ベース部を構成するターンテーブル上面には加工部材たる木材が設置される。切断部にはモータと丸のこ刃とを備えており、上下方向に揺動可能であると共にベース部の上面に対して傾動可能に構成されている。モータにより駆動される丸のこ刃が回転した状態で切断部を木材の方向である下方へ揺動させることで木材が切断されるように構成されている。
切断機を梱包する際には、切断機の梱包箱の高さが最小で済むように切断機の高さを最小とする。より具体的には、先ず、切断部をターンテーブル上面方向、即ち下方へ揺動させ、切断部を揺動下限位置まで揺動したときに固定ピンにより切断部を一時的に揺動不能に固定する。
そして、更に切断機の高さを低くするためには、ベース部の上面に対して切断部が垂直となっている状態から所定の角度傾動させた傾動所定位置とする。切断部を傾動所定位置とするためには、ターンテーブルに設けられた目盛り部とヒンジに設けられた指示器を視認しながら位置合わせし固定する。
特開2000−263501号公報
しかし、従来の切断機では、上述のように切断機の高さをより低くするために、切断部を傾動所定位置に配置させようとして、ターンテーブルに設けられた目盛り部とヒンジに設けられた指示器を視認しながら位置合わせし固定しようとしていたが、梱包時にこのような位置あわせ及び固定をすることは梱包作業を煩雑化させてしまうため、実際には、このように傾動させずに梱包していた。
そこで、本発明は、切断部を傾動所定位置に容易に配置させることができる切断機、及び、切断部を傾動所定位置に容易に配置させて梱包することができる切断機を梱包する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、切断刃を回転可能に支承し上下方向に揺動可能な切断部と、加工部材を支持可能なベース部と、該ベース部の後部に該ベース部の上面に対して傾動可能に立設し、該切断部を該ベース部上面に対して上下揺動自在に支持するホルダと、該切断部を揺動下方所定位置に揺動させた状態を維持するための揺動規制手段と、該揺動規制手段により該切断部を該揺動下方所定位置に配置させた状態で、該ベース部から切断部上端までの高さが最小となるような傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動した状態を維持可能な傾動規制手段を備え、該傾動規制手段は、該ホルダと該ベース部とのいずれか一方と一体で傾動可能に設けられ軸方向に移動可能な傾動固定ピンと、該一方に対する他方に形成され傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動させた状態のときに該傾動固定ピンの先端に対向し該傾動固定ピンの移動により該傾動固定ピンが係合可能な係合穴と、該傾動固定ピンを該係合穴に係合する方向へ移動するように付勢する付勢手段とを有する切断機を提供している。
揺動規制手段により切断部を揺動下方所定位置に配置させた状態で、ベース部から切断部上端までの高さが最小となるような傾動所定位置に切断部及びホルダを傾動した状態を維持可能な傾動規制手段を備えるため、切断機の梱包時に極めて容易に切断部及びホルダを傾動所定位置に傾動させることができ、且つ当該傾動所定位置に傾動した状態を維持することができる。このため簡単な梱包作業で、切断機をベース部から切断部上端までの高さが最小となるようにすることができる。また、傾動規制手段は、ホルダとベース部とのいずれか一方と一体で傾動可能に設けられ軸方向に移動可能な傾動固定ピンと、一方に対する他方に形成され傾動所定位置に切断部及びホルダを傾動させた状態のときに傾動固定ピンの先端に対向し傾動固定ピンの移動により傾動固定ピンが係合可能な係合穴と、傾動固定ピンを係合穴に係合する方向へ移動するように付勢する付勢手段とを有するため、傾動所定位置に切断部及びホルダを傾動させたときに、自動的に傾動固定ピンを係合穴に係合させることができる。このため、切断機の梱包時に切断部及びホルダを傾動所定位置に傾動させる作業をより容易とすることができる。
ここで、該傾動規制手段は、該切断部及び該ホルダを一時的に該傾動所定位置に傾動不能に固定することにより、該傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動した状態を維持することが好ましい。
また、該ベース部はベースとターンテーブルとを備え、該ターンテーブルは該ベース上に支持されて該ベースと共に該加工部材を支持し、該ターンテーブルは該ベースに対して回動可能であり、該ベース部の上面に平行な方向において該ベース部の幅及び奥行きが最小となるような回動所定位置に該ターンテーブルを回動させた状態を維持するための回動規制手段を備えることが好ましい。
ベース部の上面に平行な方向においてベース部の幅及び奥行きが最小となるような回動所定位置にターンテーブルを回動させた状態を維持するための回動規制手段を備えるため、切断機の梱包時に極めて容易にターンテーブルを回動所定位置に回動させることができ、且つ当該回動所定位置に回動した状態を維持することができる。このため簡単な梱包作業で、ベース部の上面に平行な方向においてベース部の幅及び奥行きが最小となるようにすることができる。
また、該回動規制手段は、該ターンテーブルを一時的に該回動所定位置に回動不能に固定することにより、該回動所定位置に該ターンテーブルを回動させた状態を維持することが好ましい。
また、該ホルダは、該ベース部に支持され該切断部を揺動可能に支持すると共に該切断部を該切断刃の側面に沿った方向に移動させる切断部支持部を有していることが好ましい。
また、本発明は、切断刃を回転可能に支承し上下方向に揺動可能な切断部と、加工部材を支持可能なベース部と、該ベース部の後部に該ベース部の上面に対して傾動可能に立設し、該切断部を該ベース部上面に対して上下揺動自在に支持するホルダと、該切断部を揺動下方所定位置に揺動させた状態を維持するための揺動規制手段とを備える切断機を梱包する方法であって、該揺動規制手段により該切断部を該揺動下方所定位置に揺動させた状態で、該ホルダと該ベース部とのいずれか一方と一体で傾動可能に設けられ軸方向に移動可能な傾動固定ピンと、該一方に対する他方に形成され傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動させた状態のときに該傾動固定ピンの先端に対向し該傾動固定ピンの移動により該傾動固定ピンが係合可能な係合穴と、該傾動固定ピンを該係合穴に係合する方向へ移動するように付勢する付勢手段とを有する傾動規制手段を用いて該ベース部から切断部上端までの高さが最小となるような傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動させた状態を維持して、梱包する切断機を梱包する方法を提供している。
揺動規制手段により切断部を揺動下方所定位置に揺動させた状態で、傾動規制手段を用いてベース部から切断部上端までの高さが最小となるような傾動所定位置に切断部及びホルダを傾動させた状態を維持して、梱包するようにしたため、切断機の梱包時に極めて容易に切断部及びホルダを傾動所定位置に傾動させることができ、且つ当該傾動所定位置に傾動した状態を維持することができる。このため簡単な梱包作業で、切断機をベース部から切断部上端までの高さが最小となるようにすることができる。また、傾動規制手段は、ホルダとベース部とのいずれか一方と一体で傾動可能に設けられ軸方向に移動可能な傾動固定ピンと、一方に対する他方に形成され傾動所定位置に切断部及びホルダを傾動させた状態のときに傾動固定ピンの先端に対向し傾動固定ピンの移動により傾動固定ピンが係合可能な係合穴と、傾動固定ピンを係合穴に係合する方向へ移動するように付勢する付勢手段とを有するため、傾動所定位置に切断部及びホルダを傾動させたときに、自動的に傾動固定ピンを係合穴に係合させることができる。このため、切断機の梱包時に切断部及びホルダを傾動所定位置に傾動させる作業をより容易とすることができる。
ここで、該ベース部はベースとターンテーブルとを備え、該ターンテーブルは該ベース上に支持されて該ベースと共に該加工部材を支持し、該ターンテーブルは該ベースに対して回動可能であり、回動規制手段を用いて該ベース部の上面に平行な方向において該ベース部の幅及び奥行きが最小となるような回動所定位置に該ターンテーブルを回動させた状態を維持して、梱包することが好ましい。
回動規制手段を用いてベース部の上面に平行な方向においてベース部の幅及び奥行きが最小となるような回動所定位置にターンテーブルを回動させた状態を維持して、梱包するようにしたため、切断機の梱包時に極めて容易にターンテーブルを回動所定位置に回動させることができ、且つ当該回動所定位置に回動した状態を維持することができる。このため簡単な梱包作業で、ベース部の上面に平行な方向においてベース部の幅及び奥行きが最小となるようにすることができる。
また、該傾動規制手段は、該切断部及び該ホルダを該傾動所定位置に維持するように該ホルダを該ベース部に固定することが好ましい。
以上より、本発明は、切断部を傾動所定位置に容易に配置させることができる切断機、及び、切断部を傾動所定位置に容易に配置させて梱包することができる切断機を梱包する方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態にかかる切断機について図1から図13に基づき説明する。図1に示されるように、切断機1は卓上丸鋸であり、ベース部10と、ホルダ30と、切断部50とから主に構成されている。
ベース部10は、加工部材である図示せぬ木材を載置するための上面10Aと、ホルダ30との連結箇所となるピン11とを備えて構成されている。このピン11は、その軸方向が上面10Aと平行になるように構成されており、ピン11の軸方向においてピン11に対して図示せぬ木材が載置される場所側を前側とし、前側の反対側を後側と定義する。また上面10Aの上方を上側、上側の反対側を下側と定義する。また、前後方向に垂直且つ上下方向に垂直の方向を左右方向と定義し、図1の紙面の裏側から表側へ向かう方向を左方向と定義し、図1の紙面の表側から裏側へ向かう方向を右方向と定義する。
ベース部10はベース12とターンテーブル13とを有している。ターンテーブル13は平面視でベース12の中央に埋設されており、ターンテーブル13はベース12により水平方向へ回転自在、即ち、略鉛直方向へ指向する回転軸10Bを中心に回転自在に支持されている。ターンテーブル13の上面は、ベース12の上面と同一面となっており、ターンテーブル13の上面及びベース12の上面はベース部10の上面10Aを構成する。
ベース12上面には、図1乃至図5に示されるように、木材2の側面を支持する一対のフェンス14、14(図2)が、所定の距離で離間して図1の紙面の表と裏とを結ぶ方向に一直線上に延出して立設されている。ターンテーブル13の上面中央であって一対のフェンス14、14の間の位置には、後述のように切断刃たる丸のこ刃54が下方に揺動したときに、ターンテーブル13上面よりも下方へ侵入可能な図示せぬ溝が形成されている。
図1に示されるターンテーブル13右端部分には指示器13Aが設けられている。また、指示器13Aに対向するベース12の部分には、目盛り部12Bが設けられている。指示器13Aが指し示す目盛り部12Bの数値を読取ることでターンテーブルの回動角度を読取り可能に構成されている。また、ターンテーブル13の一部であって指示器13A近傍の部分には、ターンテーブル13の回転軸10Bの方向へ指向する回動固定ピン13Bが設けられている。回動固定ピン13Bはターンテーブル13と一体で回動可能であり、その軸方向へ移動可能である。後述の回動固定ピン係合穴12aが回動固定ピン13Bの先端に対向したときに、回動固定ピン13Bを移動させることにより回動固定ピン係合穴12aに回動固定ピン13Bを係合可能であり、この係合により、ターンテーブル13は一時的に回動不能に固定されるように構成されている。
回動固定ピン13Bには、図12、図13に示されるように、一端が回動固定ピン13Bの先端部を構成するフランジ部に当接し、他端が回動固定ピン13Bを軸方向へ移動可能に支持するターンテーブル13の一部に当接するバネ13Cが設けられており、回動固定ピン13Bをベース12の方向へ付勢している。このため、後述の回動所定位置にターンテーブル13を回動させたときに、自動的に回動固定ピン13Bを回動固定ピン係合穴12aに係合させることができる。
このため、切断機1の箱2(図11等)への梱包時に、ターンテーブル13を回動所定位置に回動させる作業をより容易とすることができる。回動固定ピン13Bは、バネ13Cによる付勢力に抗する方向へ移動させ、略90°回転させることにより、回動固定ピン13Bの先端が回動固定ピン13Bの先端に対向するベース12の部分に当接しない状態で回動固定ピン13Bを保持可能に構成されている。この状態で回動固定ピン係合穴12aが回動固定ピン13Bの先端に対向しても、回動固定ピン係合穴12aに回動固定ピン13Bは係合しない。
ベース12の後部であってホルダ30に対向する位置には、傾動固定ピン係合穴13aが形成されている。傾動固定ピン係合穴13aは、切断部50及びホルダ30が後述の傾動所定位置に傾動したときに、後述する傾動固定ピン30Bの先端に対向可能である。また、ベース12の一部であってターンテーブルの指示器13A近傍の部分に対向可能な位置には、回動固定ピン係合穴12aが形成されている。回動固定ピン係合穴12aは、ターンテーブル13が回動所定位置に回動したときに、後述する回動固定ピン13Bの先端に対向可能である。
揺動下限位置は揺動下方所定位置に相当し、揺動固定ピン係合穴30a及び後述の揺動固定ピン係合穴50Bは揺動規制手段に相当する。また、傾動固定ピン係合穴13a及び後述の傾動固定ピン30Bは傾動規制手段に相当し、回動固定ピン係合穴12a及び後述の回動固定ピン13Bは回動規制手段に相当する。
ホルダ30は、その一端がベース部10後部にピン11で支持されて、上面10Aの上方に延出して設けられている。よってホルダ30は、ピン11を傾動軸としてベース部10の上面10Aに対して傾動可能となっている。ベース12には、図2に示されるように円弧状の目盛り部12Cが固定されており、ホルダ30にはホルダ30と一体で傾動可能な指示器30Cが設けられており、指示器30Cが指示す角度の値を目盛り部12C上で読取ることにより、ホルダ30及び切断部50の傾動角度を視認できるように構成されている。ホルダ30の他端には、揺動軸50Aを中心として後述の切断部50のフレーム51の後端部分が揺動可能に支承されており、切断部50は図1の上下方向に揺動するように構成されている。
また、ホルダ30には、ピン11と平行に指向する傾動固定ピン30B(図8等)が設けられている。傾動固定ピン30Bはホルダ30と一体で傾動可能であり、その軸方向へ移動可能である。傾動固定ピン係合穴13aが傾動固定ピン30Bの先端に対向したときに、傾動固定ピン30Bを移動させることにより傾動固定ピン係合穴13aに傾動固定ピン30Bを係合可能であり、この係合により、切断部50は一時的に傾動不能に固定されるように構成されている。
傾動固定ピン30Bには、図8、図9に示されるように、一端が傾動固定ピン30Bの先端部を構成するフランジ部に当接し、他端が傾動固定ピン30Bを軸方向へ移動可能に支持するホルダ30の一部に当接するバネ30Cが設けられており、傾動固定ピン30Bをベース12の後部の方向へ付勢している。バネ30Cは付勢手段に相当する。このため、後述の傾動所定位置に切断部50及びホルダ30を傾動させたときに、自動的に傾動固定ピン30Bを傾動固定ピン係合穴13aに係合させることができる。このため、切断機1の梱包時に、切断部50及びホルダ30を傾動所定位置に傾動させる作業をより容易とすることができる。傾動固定ピン30Bは、バネ30Cによる付勢力に抗する方向へ移動させ、図6、図7に示される状態から略90°回転させることにより、傾動固定ピン30Bの先端が傾動固定ピン30Bの先端に対向するベース12の部分に当接しない状態で傾動固定ピン30Bを保持可能に構成されている。
フレーム51に対向するホルダ30の部分には、図4に示されるように揺動固定ピン係合穴30aが形成されている。揺動固定ピン係合穴30aは、切断部50が揺動下限位置に揺動したときに、後述する揺動固定ピン50Bの先端に対向可能である。
切断部50は、フレーム51と、カバー52と、モータ53(図2等)と、丸のこ刃54とから主に構成されている。フレーム51は、その後端部分でホルダ30に対して揺動可能に軸支されている。丸のこ刃54は、図1に示される切断機1の状態で、フレーム51に回転軸54Aが前後方向と直交するように設けられており、この丸のこ刃54の略上部を覆うように、カバー52がフレーム51に設けられている。
図3に示されるように、切断部50を揺動して上面10Aに近接させた状態で、カバー52の前側には、切断時の把握箇所となるハンドル55が設けられており、ハンドル55にはモータ53の回転を制御するスイッチ55A(図2)が設けられている。モータ53はフレーム51の上部に設けられており、丸のこ刃54を駆動可能である。
また、切断部50にはソーカバー63が設けられている。ソーカバー63は、図1等に示されるように、側面視でカバー52を丸のこ刃54の周方向に拡張したような略扇形形状をなしており、カバー52の外周面に沿って設けられている。ソーカバー63は、丸のこ刃54の回転軸54Aによって丸のこ刃54と同軸的に、フレーム51及びカバー52に対して相対的に回転可能に支承されている。ソーカバー63はリンク機構70に連結されており、丸のこ刃54の下部を覆うように構成されている。なお、図2、図4、図5においては、説明の便宜上ソーカバー63は省略して図示している。
また、フレーム51には、図2に示されるように、揺動軸50Aと平行に指向する揺動固定ピン50Bが設けられている。揺動固定ピン50Bは切断部50と一体で揺動可能であり、その軸方向へ移動可能である。揺動固定ピン50Bが揺動固定ピン係合穴30aの先端に対向したときに、図4に示されるように、揺動固定ピン50Bを移動させることにより揺動固定ピン係合穴30aに揺動固定ピン50Bを係合可能であり、この係合により、切断部50は一時的に揺動不能に固定されるように構成されている。
切断機を梱包する方法では、図1、図2に示されるように、切断部50に対して外部から力が作用しておらず、切断部50がもっとも上方に揺動している状態から、図3、図4に示されるように切断部50を下方へ搖動させて揺動下限位置とし、揺動固定ピン係合穴50Bを揺動固定ピン係合穴30aに係合させて、一維持的に揺動不能状態とする。このとき、切断部50の上端はソーカバー63の一部からなり、このときのベース12下端から切断部50の上端までの高さは、図4、図5に示されるようにL1となっている。揺動下限位置は揺動下方所定位置に相当する。
次に、図6、図8に示されるように、傾動固定ピン30Bをその軸を中心として回転させて傾動固定ピン30Bがその軸方向へ移動可能な状態として、切断部50とホルダ30とを一体で図4の左方向へ傾動させてゆく。すると、切断部50及びホルダ30がベース12の上面12Aに対して垂直の状態から25°傾動した状態になったときに、図7、図9に示されるように、傾動固定ピン30Bの先端が傾動固定ピン係合穴13aに対向する。そして、バネ30Cの不勢力により傾動固定ピン30Bが自動的にその軸方向へ移動して、傾動固定ピン係合穴13aに係合し、切断部50及びホルダ30を一時的に傾動不能に固定する。このときの切断部50及びホルダ30の傾動位置は傾動所定位置に相当し、このとき切断部50の上端は、図5に示されるように、ソーカバー63の一部とハンドル55の一部からなり、ベース12下端から切断部50の上端までの高さは、図5に示されるように、L1よりも低いL2となっている。L2は当該高さが略最小となる値である。
揺動規制手段により切断部50を揺動下方所定位置に配置させた状態で、ベース12から切断部50上端までの高さが略最小となるような傾動所定位置に切断部50及びホルダ30を傾動した状態を維持可能な傾動規制手段を備えるため、切断機1の梱包時に極めて容易に切断部50及びホルダ30を傾動所定位置に傾動させることができ、且つ当該傾動所定位置に傾動した状態を維持することができる。このため簡単な梱包作業で、切断機1をベース12から切断部50上端までの高さが略最小となるようにすることができる。
次に、図10、図12に示されるように、回動固定ピン13Bをその軸を中心として回転させて回動固定ピン13Bがその軸方向へ移動可能な状態として、ターンテーブル13を図10の反時計方向へ回動させてゆく。すると、ターンテーブル13が図11に示される状態となったときに、回動固定ピン13Bの先端が回動固定ピン係合穴12aに対向する。そして、バネ13Cの不勢力により回動固定ピン13Bが自動的にその軸方向へ移動して、回動固定ピン係合穴12aに係合し、ターンテーブル13を一時的に回動不能に固定する。このときのターンテーブル13の回動位置は回動所定位置に相当し、このとき、図10に示される状態ではベース部10の幅はL8(図11)であり、奥行きはL7であったものが、図11に示されるように、ベース部10の上面に平行な方向においてターンテーブル13とベース12とからなるベース部10の幅はL8となり、奥行きはL7となり、幅及び奥行きが略最小となる。
ベース部10の幅及び奥行きが略最小となるような回動所定位置にターンテーブル13を回動した状態を維持可能な回動規制手段を備えるため、切断機1の梱包時に極めて容易にターンテーブル13を回動所定位置に回動させることができ、且つ当該回動所定位置に回動した状態を維持することができる。このため簡単な梱包作業で、切断機1をベース部10の幅及び奥行きが略最小となるようにすることができる。そして、切断機1をこのような状態としたまま、略直方体形状をした箱2に梱包する。
本発明による切断機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、傾動所定位置は、切断部50及びホルダ30がベース13の上面に対して垂直の状態から25°傾動した状態の位置であったが、これに限定されない。切断部の形状に因る。例えば、傾動所定位置は、切断部及びホルダがベースの上面に対して垂直の状態から22.5°傾動した状態の位置であってもよく、このような構成とすることで、加工部材切断時に一般的によく使用される22.5°の傾動角度にホルダ及びベースに固定するための固定手段を傾動規制手段として用いることができる。
また、ホルダは、ベース部に支持され切断部を揺動可能に支持すると共に切断部を切断刃の側面に沿った方向に移動させる切断部支持部を有して、切断機の前後方向に切断部をスライド可能な構成としてもよい。このような構成として切断部を、切断刃の側面に沿った方向に移動させて、比較的大きな加工部材を切断することができる。
また、傾動規制手段を傾動固定ピン30B及び傾動固定ピン係合穴13aにより構成し、切断部50及びホルダ30を一時的に傾動不能に固定するようにしたが、この構成に限定されない。また、回動規制手段を回動固定ピン13B及び回動固定ピン係合穴12aにより構成し、ターンテーブルを一時的に回動不能に固定するようにしたが、この構成に限定されない。例えば、切断部及びホルダを傾動所定位置に維持できればよく、固定しなくてもよい。同様に、ターンテーブルを回動所定位置に維持できればよく、固定しなくてもよい。従って、例えば切断部及びホルダ、ターンテーブルを一の方向には傾動、回動不能になっているが、他の方向には傾動、回動可能の状態になっていてもよい。
また、傾動規制手段、回動規制手段が切断機に設けられる構成としなくてもよい。例えば、梱包の際に同梱する発泡スチロール等の緩衝材を用いて、梱包された状態のときに、切断部及びホルダが傾動所定位置となるようにし、また、ターンテーブルが回動所定位置となるようにしてもよい。
また、傾動規制手段は、ホルダ30と一体で傾動可能に設けられた傾動固定ピン30Bと、ベース部10に形成された傾動固定ピン係合穴13aとを有する構成であったが、傾動固定ピンがベース部に設けられ、ホルダ3傾動固定ピン係合穴が形成されていてもよい。同様に、回動規制手段は、ターンテーブル13と一体で回動可能に設けられた回動固定ピン13Bと、ベース12に形成された回動固定ピン係合穴12aとを有する構成であったが、回動固定ピンがベース部に設けられ、ホルダに回動固定ピン係合穴が形成されていてもよい。
また、揺動下限位置が揺動所定位置に相当したが、揺動下限位置でなく揺動下限位置から少し上方へ揺動した位置が揺動所定位置に相当してもよい。
本発明の実施の形態に係る切断機を示す左側面図。 本発明の実施の形態に係る切断機を示す正面図。 本発明の実施の形態に係る切断機の切断部を揺動下限位置に移動させた状態を示す右面図。 本発明の実施の形態に係る切断機の切断部を揺動下限位置に移動させた状態を示す正面図。 本発明の実施の形態に係る切断機の高さを略最小にした状態を示す正面図。 本発明の実施の形態に係る切断機を示す要部拡大図。 本発明の実施の形態に係る切断機の切断部が傾動所定位置にある状態を示す要部拡大図。 本発明の実施の形態に係る切断機を示す要部部分断面図。 本発明の実施の形態に係る切断機の切断部が傾動所定位置にある状態を示す要部部分断面図。 本発明の実施の形態に係る切断機を示す部分断面平面図。 本発明の実施の形態に係る切断機の切断部が回動所定位置にある状態を示す部分断面平面図。 本発明の実施の形態に係る切断機を示す部分断面平面図。 本発明の実施の形態に係る切断機の切断部が回動所定位置にある状態を示す部分断面平面図。
符号の説明
1・・・切断機 10・・・ベース部 12・・・ベース 12a・・・回動固定ピン係合穴 13・・・ターンテーブル 13B・・・回動固定ピン 13C・・・バネ 13a・・・傾動固定ピン係合穴 30・・・ホルダ 30B・・・傾動固定ピン 30C・・・バネ 30a・・・揺動固定ピン係合穴 50・・・切断部 50B・・・揺動固定ピン 54・・・丸のこ刃 63・・・ソーカバー

Claims (8)

  1. 切断刃を回転可能に支承し上下方向に揺動可能な切断部と、
    加工部材を支持可能なベース部と、
    該ベース部の後部に該ベース部の上面に対して傾動可能に立設し、該切断部を該ベース部上面に対して上下揺動自在に支持するホルダと、
    該切断部を揺動下方所定位置に揺動させた状態を維持するための揺動規制手段と、
    該揺動規制手段により該切断部を該揺動下方所定位置に配置させた状態で、該ベース部から切断部上端までの高さが最小となるような傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動した状態を維持可能な傾動規制手段を備え、
    該傾動規制手段は、該ホルダと該ベース部とのいずれか一方と一体で傾動可能に設けられ軸方向に移動可能な傾動固定ピンと、該一方に対する他方に形成され傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動させた状態のときに該傾動固定ピンの先端に対向し該傾動固定ピンの移動により該傾動固定ピンが係合可能な係合穴と、該傾動固定ピンを該係合穴に係合する方向へ移動するように付勢する付勢手段とを有することを特徴とする切断機。
  2. 該傾動規制手段は、該切断部及び該ホルダを一時的に該傾動所定位置に傾動不能に固定することにより、該傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動した状態を維持することを特徴とする請求項1記載の切断機。
  3. 該ベース部はベースとターンテーブルとを備え、該ターンテーブルは該ベース上に支持されて該ベースと共に該加工部材を支持し、該ターンテーブルは該ベースに対して回動可能であり、
    該ベース部の上面に平行な方向において該ベース部の幅及び奥行きが最小となるような回動所定位置に該ターンテーブルを回動させた状態を維持するための回動規制手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の切断機。
  4. 該回動規制手段は、該ターンテーブルを一時的に該回動所定位置に回動不能に固定することにより、該回動所定位置に該ターンテーブルを回動させた状態を維持することを特徴とする請求項3記載の切断機。
  5. 該ホルダは、該ベース部に支持され該切断部を揺動可能に支持すると共に該切断部を該切断刃の側面に沿った方向に移動させる切断部支持部を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一記載の切断機。
  6. 切断刃を回転可能に支承し上下方向に揺動可能な切断部と、加工部材を支持可能なベース部と、該ベース部の後部に該ベース部の上面に対して傾動可能に立設し、該切断部を該ベース部上面に対して上下揺動自在に支持するホルダと、該切断部を揺動下方所定位置に揺動させた状態を維持するための揺動規制手段とを備える切断機を梱包する方法であって、
    該揺動規制手段により該切断部を該揺動下方所定位置に揺動させた状態で、該ホルダと該ベース部とのいずれか一方と一体で傾動可能に設けられ軸方向に移動可能な傾動固定ピンと、該一方に対する他方に形成され傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動させた状態のときに該傾動固定ピンの先端に対向し該傾動固定ピンの移動により該傾動固定ピンが係合可能な係合穴と、該傾動固定ピンを該係合穴に係合する方向へ移動するように付勢する付勢手段とを有する傾動規制手段を用いて該ベース部から切断部上端までの高さが最小となるような傾動所定位置に該切断部及び該ホルダを傾動させた状態を維持して、梱包することを特徴とする切断機を梱包する方法。
  7. 該ベース部はベースとターンテーブルとを備え、該ターンテーブルは該ベース上に支持されて該ベースと共に該加工部材を支持し、該ターンテーブルは該ベースに対して回動可能であり、
    回動規制手段を用いて該ベース部の上面に平行な方向において該ベース部の幅及び奥行きが最小となるような回動所定位置に該ターンテーブルを回動させた状態を維持して、梱包することを特徴とする請求項6記載の切断機を梱包する方法。
  8. 該傾動規制手段は、該切断部及び該ホルダを該傾動所定位置に維持するように該ホルダを該ベース部に固定することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の切断機を梱包する方法。
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