JP2006198867A - 卓上切断機 - Google Patents

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Shigeharu Ushiwatari
繁春 牛渡
Hideaki Terajima
秀晃 寺島
Ryuichi Imamura
隆一 今村
Toshihiko Hayashizaki
利彦 林崎
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Abstract

【課題】 ベース部に対向当接する支持部材の面、又は支持部材に対向するべース部の面に設けられる鉄板を、傾動微調整装置の一部として用いることにより製造工程を簡単にし、部品点数を減少させることができる卓上切断機の提供。
【解決手段】 ターンテーブル21の一部と支持部材40の一部とは、互いに対向する平面である第1対向部、第2対向部をそれぞれ有しており、第1対向部、第2対向部はアルミニウムにより構成されている。第1対向部には、略板状をなし縁部に歯44Aを有する噛合部材44が固定されている。支持部材40には、一端、他端にそれぞれピニオン46Aとノブ46Cとが設けられた軸部が回転可能に支承されており、ピニオン46Aは歯44Aに常時噛合する。ノブ46Cを回転させることにより、支持部材40及び丸鋸刃の傾動角度を微調整することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は卓上切断機に関し、特に、ベース部上面に対して切断刃の側面を傾動可能な卓上切断機に関する。
卓上切断機たる卓上丸鋸としては、被切断材を載置可能なベース部と、切断刃たる丸鋸刃を回転可能に支持する切断部と、丸鋸刃の回転軸方向とほぼ平行な揺動軸を支点として切断部を揺動可能に支持する支持部材とを有し、ベース部上面に対して支持部材及び丸鋸刃側面を傾動可能に支持部材とベース部とが連結されている構成のものが従来より知られている。このような構成の卓上切断機は、例えば特開平8−336802号公報(特許文献1)に記載されている。
上述の構成の卓上切断機では、支持部材とベース部とは互いに対向当接し、丸鋸刃を傾動しているときには、支持部材とベース部とは互いに摺動する。支持部材とベース部とはそれぞれアルミダイカスト製とされる場合があり、この場合には、ベース部に対向当接する支持部材の面、又は支持部材に対向するべース部の面に、鉄板が設けられる。
鉄板が設けられていることにより、アルミダイカスト製の支持部材とベース部とが互いに直接摺動せず、アルミダイカスト製の支持部材又はアルミダイカスト製のベース部と、当該鉄板とが摺動し、それぞれアルミダイカスト製の支持部材とベース部とが互いに摺動することにより摺動当接面が粗れることを防止することができる。
特開平8−336802号公報
しかし、前述の従来の卓上切断機では、その製造工程において、ベース部に対向当接する支持部材の面、又は支持部材に対向するべース部の面に、当該摺動当接面が粗れることを防止するために上述のように鉄板を設ける工程を行っていた。このため、卓上切断機の製造工程が複雑になっており、また、部品点数が多くなっていた。
そこで、本発明は、ベース部に対向当接する支持部材の面、又は支持部材に対向するべース部の面に設けられる鉄板を、傾動微調整装置の一部として用いることにより製造工程を簡単にし、部品点数を減少させることができる卓上切断機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、加工部材を支持可能なベース部と、切断刃を支持する切断部と、該ベース部の上方で揺動軸を支点として該切断部を揺動可能に支持すると共に、該ベース部に傾動可能に支持される支持部材とを備え、該切断部は、該支持部材が傾動されることにより該支持部材と共に傾動する卓上切断機であって、該ベース部は、該支持部材に対向する第1対向部を有し、該支持部材は、該第1対向部に対向する第2対向部を有し、該第1対向部には、該支持部材の傾動に伴い該第2対向部が摺接すると共に該支持部材の傾動方向に沿って歯が形成された噛合部材が固定され、該支持部材は、該支持部材に回動可能に支承されると共に該噛合部材の該歯と噛合するピニオンと、該ピニオンに連結されたノブとを備え、該ノブの回転により該ピニオンが回転して、該第2対向部が該噛合部材に対して摺動しながら該支持部材及び該切断部が該ベース部に対して傾動して、傾動角度を微調整可能とする卓上切断機を提供している。
ここで、該支持部材は、該支持部材に回転可能に支承された軸部を有し、該ピニオンは該軸部の一端に該軸部と同軸的に固設され、該ノブは該軸部の他端に該軸部と同軸的に固設され、該ピニオンと該ノブと該軸部とは一体回転することが好ましい。
また、本発明は、加工部材を支持可能なベース部と、切断刃を支持する切断部と、該ベース部の上方で揺動軸を支点として該切断部を揺動可能に支持すると共に、該ベース部に傾動可能に支持される支持部材とを備え、該切断部は、該支持部材が傾動されることにより該支持部材と共に傾動する卓上切断機であって、該ベース部は、該支持部材に対向する第1対向部を有し、該支持部材は、該第1対向部に対向する第2対向部を有し、該第2対向部には、該支持部材の傾動に伴い該第1対向部が摺接すると共に該支持部材の傾動方向に沿って歯が形成された噛合部材が固定され、該ベース部は、該ベース部に回動可能に支承されると共に該噛合部材の該歯と噛合するピニオンと、該ピニオンに連結されたノブとを備え、該ノブの回転により該ピニオンが回転して、該第1対向部が該噛合部材に対して摺動しながら該支持部材及び該切断部が該ベース部に対して傾動して、傾動角度を微調整可能とする卓上切断機を提供している。
ここで、該ベース部は、該ベース部に回転可能に支承された軸部を有し、該ピニオンは該軸部の一端に該軸部と同軸的に固設され、該ノブは該軸部の他端に該軸部と同軸的に固設され、該ピニオンと該ノブと該軸部とは一体回転することが好ましい。
また、該ベース部はベースとターンテーブルとを備え、該ターンテーブルは該ベース上に支持されて該ベースと共に該加工部材を支持し、該ターンテーブルは該ベースに対して回動可能であり、該支持部材は該ターンテーブルに傾動可能に支持され、該ターンテーブルは該第1対向部を有していることが好ましい。
また、該噛合部材は、該第1対向部又は該第2対向部の該噛合部材に対する摺動を円滑化させる材料により構成されることが好ましい。
また、該第1対向部及び該第2対向部はアルミニウムにより構成され、該噛合部材は鉄により構成されることが好ましい。
また、該支持部材は、一端側において該ターンテーブルに支持され他端側には摺動支持部材を有し、該摺動支持部材に摺動可能に支持され該揺動軸に対して略直交する方向に移動可能なスライド部を備え、該切断部は該スライド部に揺動可能に接続されることが好ましい。
請求項1記載の卓上切断機によれば、ベース部は、支持部に対向する第1対向部を有し、支持部は、第1対向部に対向する第2対向部を有し、第1対向部には、支持部の傾動に伴い第2対向部が摺接すると共に支持部の傾動方向に沿って歯が形成されたギヤ部材が固定され、支持部は、支持部に回動可能に支承されると共にギヤ部材の歯と噛合するピニオンと、ピニオンに連結されたノブとを備えているため、ノブの回転によりピニオンが回転して、第2対向部がギヤ部材に対して摺動しながら支持部材及び切断部がベース部に対して傾動して、傾動角度を微調整することができる。
請求項2記載の卓上切断機によれば、支持部は、支持部に回転可能に支承された軸部を有し、ピニオンは軸部の一端に軸部と同軸的に固設され、ノブは軸部の他端に軸部と同軸的に固設され、ピニオンとノブと軸部とは一体回転するため、傾動角度を微調整するための構成を簡単にすることができる。
請求項3記載の卓上切断機によれば、ベース部は、支持部に対向する第1対向部を有し、支持部は、第1対向部に対向する第2対向部を有し、第2対向部には、支持部の傾動に伴い第1対向部が摺接すると共に支持部の傾動方向に沿って歯が形成されたギヤ部材が固定され、ベース部は、ベース部に回動可能に支承されると共にギヤ部材の歯と噛合するピニオンと、ピニオンに連結されたノブとを備えているため、ノブの回転によりピニオンが回転して、第1対向部がギヤ部材に対して摺動しながら支持部材及び切断部がベース部に対して傾動して、傾動角度を微調整することができる。
請求項4記載の卓上切断機によれば、ベース部は、ベース部に回転可能に支承された軸部を有し、ピニオンは軸部の一端に軸部と同軸的に固設され、ノブは軸部の他端に軸部と同軸的に固設され、ピニオンとノブと軸部とは一体回転するため、傾動角度を微調整するための構成を簡単にすることができる。
請求項5記載の卓上切断機によれば、ベース部はベースとターンテーブルとを備え、ターンテーブルはベース上に支持されてベースと共に加工部材を支持し、ターンテーブルはベースに対して回動可能であり、支持部材はターンテーブルに傾動可能に支持されているため、ベースに対してターンテーブルを回動させることにより、ベースに対して切断刃を回動させることができる。
請求項6、請求項7記載の卓上切断機によれば、ギヤ部材は、第1対向部又は第2対向部のギヤ部材に対する摺動を円滑化させることができる。
請求項8記載の卓上切断機によれば、支持部は、一端側においてターンテーブルに支持され他端側には摺動支持部を有し、摺動支持部に摺動可能に支持され揺動軸に対して略直交する方向に移動可能なスライド部を備え、切断部はスライド部に揺動可能に接続されているため、切断刃を揺動軸に対して略直交する方向に移動させることにより被切断材たる加工部材を切断することができる。
本発明の実施の形態による卓上切断機について図1乃至図19に基づき説明する。以下の説明における前後左右上下については、説明の便宜上、図1の左方を前とし、図1の右方を後ろとし、図1の紙面の裏側から表側へ向かう方向、即ち、図3の右方を右とし、図1の紙面の表側から裏側へ向かう方向、即ち、図3の左方を左とし、図1の上方を上とし鉛直上方に一致し、図1の下方を下とし鉛直下方に一致する。
図1に示すように、卓上切断機1は具体的には卓上丸鋸であり、図示せぬ四角角柱状の木材である加工部材を支持可能なベース部10と、駆動源である図示せぬモータと切断刃たる丸鋸刃31とを有し図示せぬモータによって回転駆動される丸鋸刃31を回転可能に支持する切断部30と、ベース部10に傾動可能に支持されベース部10の上方で切断部30を揺動可能に支持する支持部材40とを有している。
ベース部10は、床面等に設置されるベース11と、ベース11上でベース11に対して水平回動可能にベース11に支承された平面視略円形のターンテーブル21とを備えている。ここで、ベース11に対して回動されるターンテーブル21の角度を回動角度という。ベース11の上面11Aとターンテーブル21の上面21Aとは面一であり、これら上面11A、21Aに図示せぬ加工部材が支承されて丸鋸刃31により切断される。ベース11には、ターンテーブル21の回動方向に沿って円弧形状をなす図示せぬ円弧部がベース11と一体に設けられており、また、ベース11上面11Aから垂直に起立する左右一対のフェンス12A、12B(図3等)が設けられている。卓上切断機1の前方に指向するフェンス12A、12Bの面は押え面12Cをなしており、押え面12Cに図示せぬ加工部材の一面を突き当てた状態とすることにより加工部材を安定して支持し、切断作業を安定的に行うことができるように構成されている。
ターンテーブル21には図1に示すようにノブ22が設けられている。ノブ22は、ベース11の上面11A及びターンテーブル21の上面21Aと並行に且つ図13に示すようにターンテーブル21の半径方向外方に延出して設けられている。ノブ22はノブ軸22Aの一端に設けられており、ノブ軸22Aには図示せぬ雄ネジが設けられている。一方、ターンテーブル21には、ノブ軸22Aと平行にターンテーブル21の半径方向外方へ延出してフレーム23が設けられている。フレーム23には雌ネジが形成された図示せぬノブ軸支承部が設けられており、ノブ軸22Aの図示せぬ雄ネジは図示せぬノブ軸支承部に螺合し、ターンテーブル21の半径方向へフレーム23に対して螺進退可能に支承されている。
ノブ22をターンテーブル21の半径方向内方に螺進させ、ノブ22が設けられているノブ軸22Aの一端に対する図示せぬ他端を、ベース11と一体に設けられた図示せぬ円弧部に当接押圧させることにより、ターンテーブル21の回動を規制することができるように構成されている。また、ターンテーブル21の回動が規制されている状態から、ノブ22をターンテーブル21の半径方向外方に螺退させ、ノブ軸22Aの図示せぬ他端を、ベース11の図示せぬ円弧部から離間させることにより、ターンテーブル21が回動可能となる。また、卓上切断機1の作業者がターンテーブル21を回動操作する際には、ノブ22を握って回動することにより、ノブ22とフレーム23とターンテーブル21とが一体回動するように構成されている。
また、ベース部10には、ターンテーブル21の回動位置を微調整する回動角度調整装置が設けられている。回動角度調整装置は、図13に示すように、ターンテーブル21の回動方向に沿ってベース11の下面の周縁部に略円弧状に設けられたラックからなる噛合部11Bと、ターンテーブル21のフレーム23に回転可能に支承されたノブ24と、ターンテーブル21のフレーム23に回転可能に支承されたピニオン25とを備えている。ノブ24は、一端にベベルギヤ24Aを有し他端にノブ部24Bを有しており、フレーム23に設けられた軸受23Aによってフレーム23に回転可能に支承されている。
ピニオン25は、ピニオン軸25Aの一端にピニオン軸25Aと同軸的に回転可能に固定されており、ピニオン軸25Aの他端には、ベベルギヤ25Bがピニオン軸25Aと同軸的に回転可能に固定されている。ピニオン軸25Aはターンテーブル21の半径方向に指向しており、これに対してノブ24の回転軸は、ピニオン軸25Aに垂直の方向に指向している。ピニオン軸25Aのベベルギヤ25Bは、ノブ24のベベルギヤ24Aと常時噛合しており、ノブ24が回転することによりピニオン25が常に回転するように構成されている。ピニオン軸25Aは、一端寄りの部分と他端寄りの部分とがそれぞれ軸受23B、23Cによって支承されることにより、ピニオン軸25Aが回転しているときに、回転軸心の位置が変わることを防止する。
ピニオン25は、図13に示すように、噛合部11Bと常時噛合して係合している。噛合部11Bはベース11と一体に設けられている。このため、ノブ24が回転させられるとピニオン25がピニオン軸25Aと一体回転し、噛合部11Bはベース11と一体であることから回動せず、ターンテーブル21が相対的に回動させられる。このように、ベース11に対するターンテーブル21の回動に連動させてノブ24を常に回転させることができ、ノブ24を回転させることによりターンテーブル21の回動角度を調整することができる。
また、ベース部10には、回動角度検出手段81(図7等)が設けられている。回動角度検出手段81としてはポテンショメータが用いられており、回動角度検出手段81は、ターンテーブル21の回転軸位置に配置されている。回動角度検出手段81は、回動角度検出手段81の図示せぬ本体に対して回転可能な図示せぬ回転軸を有しており、図示せぬ回転軸の一端はベース11に固定されている。ベース11上において、ベース11に対してターンテーブル21が図示せぬ回転軸を中心に回転したときに、これに伴い回動角度検出手段81が回転し、後述のマイコンに入力される回動角度検出手段81からの出力の電圧値が線形に変化するよう構成されている。このように電圧値が線形に変化することにより、回動角度検出手段81はベース11に対するターンテーブル21の回転量を検出可能である。
支持部材40は、図1に示すように、ターンテーブル21の後端部に設けられており、ターンテーブル21から略垂直に起立し、ターンテーブル21と一体で回動可能である。支持部材40は、ターンテーブル21に固定され前後方向に延出する傾動軸26によって図3の左右方向に切断部30と一体で傾動可能に支承されている。このため、ターンテーブル21上面21Aに対する支持部材40の傾動角度と、切断部30の丸鋸刃31の側面の傾動角度とは同一となる。ここで、ベース11上面11Aに対する支持部材40の角度、即ち、及びベース11上面11Aに対する丸鋸刃31の側面の角度を傾動角度という。支持部材40は、以下に示すクランプ機構によって左右方向への傾動をロック可能である。
図1に示すように、ターンテーブル21の後端部には垂直に起立する突出部21Bがターンテーブル21と一体に設けられており、突出部21Bの一部は、支持部材40の後端面に支持部材40から後方に延出して支持部材40と一体に形成された突部41によって、上方から覆われている。ターンテーブル21の突出部21Bと支持部材40の突部41との間には楔状のスライダ42が設けられており、このスライダ42には、支持部材40の突部41に上方から鉛直方向に挿通するクランプボルト43が螺合している。ここで、クランプボルト43の上端にはクランプレバー43Aが一体に固定されており、スライダ42は図示せぬスプリングによって、常時アンクランプ方向である下方に付勢されている。
クランプレバー43Aを緩める方向に回せば、クランプボルト43がクランプレバー43Aと共に回転しスライダ42を下降させる。このことにより、スライダ42による支持部材40のクランプが解除されて支持部材40が傾動軸26を中心として左右に傾動可能となる。クランプレバー43Aを締める方向に回せば、クランプボルト43がクランプレバー43Aと共に先ほどとは逆方向に回転してスライダ42を図示せぬスプリングの付勢力に抗して上昇させる。このことにより、スライダ42がターンテーブル21の突出部21Bと支持部材40の突部41との間に入込み、楔作用によってスライダ42が支持部材40の突部41を後方へ押圧してクランプし、これによって支持部材40の傾動がロックされ傾動不能となる。
ここで、図3に示すように、支持部材40のベース部10に近い基端部には、支持部材40の傾斜角度を規制するための位置決め手段であるストッパ40a、40bが形成されている。一方、ターンテーブル21の上面21Aであって支持部材40の傾動によるストッパ40a、40bの移動軌跡上の位置には、ストッパボルト21C、21Dがターンテーブル上面21Aに対して垂直に螺着されている。この構成により、支持部材40と共に切断部30を傾動軸26を中心として左右に傾動させてゆくと、所定の傾斜角度でストッパ40a、40bがストッパボルト21C、21Dの各頭部にそれぞれ当接し、これによって支持部材40及び切断部30の傾斜角度が規制されるように構成されている。
より具体的には、支持部材40及び切断部30が右方向に45°傾斜したときストッパ40aがストッパボルト21Cの頭部に当接し、支持部材40及び切断部30が左方向に45°傾斜したときストッパ40bがストッパボルト21Dの頭部に当接するよう設定されている。このように、支持部材40及び切断部30は傾動軸26を中心として、図11、図12に示すように左右に最大45°ずつ傾動可能である。
また、ターンテーブル21には、傾動角度検出手段82(図7等)が設けられている。傾動角度検出手段82としてはポテンショメータが用いられており、傾動角度検出手段82は、ターンテーブル21に固定された傾動軸26の一端側に配置されている。傾動角度検出手段82は傾動角度検出手段82の図示せぬ本体に対して回転可能な図示せぬ回転軸を有しており、図示せぬ本体は支持部材40に固定され、図示せぬ回転軸の一端は支持部材40対して相対的に回転する傾動軸26に固定されている。ターンテーブル21に対して支持部材40が傾動軸26を中心として回転したときに傾動角度検出手段82の図示せぬ回転軸が支持部材40に対して相対回転し、後述のマイコンに入力される傾動角度検出手段82の出力の電圧値が線形で変化するように構成されている。このように電圧値が線形に変化することにより、傾動角度検出手段82はターンテーブル21上面21Aに対する支持部材40の傾動量を検出可能である。
ターンテーブル21の突出部21Bの一部と支持部材40の一部とは、図10に示すように、互いに対向する平面である第1対向部21E、第2対向部41Aをそれぞれ有している。ターンテーブル21の突出部21Bと支持部材40とはそれぞれアルミニウムにより構成されている。このため、第1対向部21E、第2対向部41Aもアルミニウムにより構成されている。第1対向部21Eには、図9、図11、図12に示すように、略板状の噛合部材44が、ビス45(図10)によって第1対向部21Eに固定されて設けられている。噛合部材44は、図11、図12に示すように、支持部材40の傾動に伴い第2対向部41Aが傾動する傾動方向に沿って略円弧状に設けられており、その縁部には、ラックをなす歯44Aが円弧状に設けられている。噛合部材44には、支持部材40の傾動に伴い第2対向部41Aが摺動する。噛合部材44は鉄により構成されており、このため、噛合部材44は、アルミニウム製の第1対向部21E、第2対向部41Aが直接互いに摺動して表面が粗れることを防止し、噛合部材44に対する第2対向部41Aの摺動を円滑化させることができる。噛合部材44の図10の左右方向の厚さは略2mm程度である。
支持部材40の左側側面の部分であって第2対向部41A近傍の位置には、図10に示すように、ピニオン46Aとノブ46Cと軸部46Bとが設けられている。軸部46Bの一端にはピニオン46Aが軸部46Bと同軸的に一体回転可能に固定されており、他端にはノブ46Cが軸部46Bと同軸的に、ネジ47によって一体回転可能に固定されている。軸部46Bは、支持部材40の左側側面の部分に前後方向に指向して形成された孔40cに挿入されネジ48によって保持されることにより、支持部材40に回転可能に支承されている。ピニオン46Aは、噛合部材44の歯44Aに常時噛合している。このため、支持部材40が切断部30と共に傾動することに伴いノブ46Cが回転するように構成されている。逆に、ノブ46Cを回転させることにより、ピニオン46Aがノブ46Cと一体回転して、第2対向部41Aが噛合部材44に対して摺動しながら支持部材40及び切断部30がターンテーブル21に対して傾動して、傾動角度を微調整することができる。
また、上述のように、ピニオン46Aは軸部46Bの一端に軸部46Bと同軸的に固設され、ノブ46Cは軸部46Bの他端に軸部46Bと同軸的に固設されているため、傾動角度を微調整するための構成を簡単にすることができる。
支持部材40は、図3に示すように、卓上切断機1の左右方向における中心部から右上方に向かって斜めに延出しており第1保持部をなし、延出端には第1摺動支持部49が設けられている。第1摺動支持部49には、図2、図14、図15等に示すように、前後方向に指向する2つの貫通孔49a、49bが形成されている。貫通孔49a、49bは、図15に示すように、前後方向に垂直な面で切った断面が略円形状をしており、中空のパイプ50、51がそれぞれ合計で2本貫通している。
ここで、2本のパイプ50、51の両端は、図14、図18に示すように、一端がそれぞれ後述の第2端部保持部材53によって覆われて保持され他端がそれぞれ第1端部保持部材52によって覆われて保持されることにより略平行に配置されて一対をなし、この一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面は、図3の左右方向に延出して設けられた後述の切断部30の揺動軸32に対して略直交する位置関係とされている。一対のパイプ50、51の一端側の部分で後述の第2摺動支持部33の貫通孔33a、33bを貫通しており、他端側の部分で第1摺動支持部49の貫通孔49a、49bを貫通している。
パイプ50、51の外径はそれぞれ貫通孔49a、49bの内径よりも小さく、一対のパイプ50、51は、それぞれ貫通孔49a、49b内でその軸方向に摺動可能である。貫通孔49a、49bの指向する方向、即ち、パイプ50、51の摺動方向は、後述の揺動軸32に対して略直交する方向に一致している。第1摺動支持部49を貫通しているパイプ50、51の端部側と反対の端部側には、後述のように切断部30が第2摺動支持部33を介してパイプ50、51によって支持されている。一対のパイプ50、51は、スライド部に相当する。
換言すれば一対のパイプ50、51は、一端側において切断部30を支持しており、他端側において第1摺動支持部49によって周方向に覆われ摺動可能に支持されて平行に配置されている。貫通孔49a、49bは鉛直上下方向に配置されているため、上述のように、一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面は後述の切断部30の揺動方向と略平行な位置関係とされている。一対のパイプ50、51が第1摺動支持部49に対して摺動することにより後述の揺動軸32に対して略直交する方向に丸鋸刃31が移動可能である。
貫通孔49aが形成されている第1摺動支持部49の部分には、図15に示すように、後述の切断部30の揺動軸32に略平行に且つ貫通孔49aの直径方向に向けて一対の貫通孔49c、49cが形成されている。また、第1摺動支持部49の鉛直方向最上部には、鉛直上方から下方へ向けて、即ち、一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面上において後述の揺動軸32に対して略直交する方向に向けて貫通孔49dが形成されている。貫通孔49c、49c、貫通孔49dにはそれぞれ雌ネジが螺刻されており、貫通孔49dの雌ネジには第1ネジ54が螺合している。
第1ネジ54の一端には第1ノブ54Aが設けられており、卓上切断機1の作業者が第1ノブ54Aを回転させることにより、一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面上において後述の揺動軸32に対して略直交する方向に第1ネジ54を螺進退可能である。第1ノブ54Aが設けられている第1ネジ54の一端に対する他端は、図15に示すように、貫通孔49a内においてパイプ50に当接可能であり、当接した状態でパイプ50を押圧することにより、パイプ50の第1摺動支持部49に対する摺動を規制するようにパイプ50に係合する。貫通孔49aは第1貫通孔に相当する。第1ネジ54は第1係合部材に相当する。
貫通孔49a内の貫通孔49c、49c近傍の位置であって第1摺動支持部49とパイプ50との間には、図15に示すように、一対の摺動部材55、55が設けられている。一対の摺動部材55、55は、貫通孔49c、49cに螺合する左右一対のボルト56、56によって保持されており、ボルト56、56を回転させて貫通孔49aの半径方向における摺動部材55、55の位置を調整することによって、後述のように、パイプ50の貫通孔49a内での図15における左右方向の位置を微調整してターンテーブル21上面21Aに対する丸鋸刃31の傾動角度を微調整することができるように構成されている。
例えば、ボルト56、56を回転させて一対の摺動部材55、55を図15の左方向に移動させると、後述のように第2摺動支持部33がパイプ51を支点として図3の左方向(図16の左方向)に傾動し、これに伴って後述の第2摺動支持部33に支持されている切断部30もパイプ51を支点として同方向に傾動する。
また、貫通孔49b内の第1摺動支持部49とパイプ51との間には、図15に示すようにボールベアリング57が嵌装されており、ボールベアリング57はパイプ51の第1摺動支持部49に対する摺動を滑らかにすると共に貫通孔49b内において貫通孔49bの半径方向におけるパイプ51の移動を規制する。従って、パイプ51はパイプ50のように貫通孔49b内で貫通孔49bの半径方向に移動することはできない。
丸鋸刃31を備える切断部30は、図4、図5に示すように、後述の丸鋸刃31の回転軸31A(図3)に平行に配置された揺動軸32を有している。切断部30は、揺動軸32を境として一端側は第2摺動支持部33を備える第2保持部をなし、他端側に丸鋸刃31等を備えている。第2摺動支持部33には第1摺動支持部49と同様に、図2、図14、図16等に示すように、前後方向に指向する2つの貫通孔33a、33bが形成されている。
貫通孔33a、33bは、図16に示すように、前後方向に垂直な面で切った断面が略円形状をしており、一対のパイプ50、51がそれぞれ貫通している。パイプ50、51の外径はそれぞれ貫通孔33a、33bの内径よりも小さく、一対のパイプ50、51は、それぞれ貫通孔33a、33b内でその軸方向に摺動可能である。貫通孔33a、33bの指向する方向、即ち、パイプ50、51の摺動方向は、揺動軸32に対して略直交する方向に一致している。
一対のパイプ50、51は、一端側において第2摺動支持部33を介して切断部30を支持している。貫通孔33a、33bは鉛直上下方に配置されているため、一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面は、丸鋸刃31の揺動方向と略平行な位置関係とされている。一対のパイプ50、51に対して第2摺動支持部33が摺動することにより、揺動軸32に対して略直交する方向に丸鋸刃31が移動可能である。
貫通孔33aが形成されている第2摺動支持部33の部分には、図16に示すように、後述の切断部30の揺動軸32に略平行に且つ貫通孔33aの左側からパイプ50の軸心へ向けて貫通孔33cが形成されている。また、第2摺動支持部33の鉛直方向最上部には、鉛直上方から下方へ向けて、即ち、一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面上において揺動軸32に対して略直交する方向に向けて貫通孔33dが形成されている。
貫通孔33c、貫通孔33dにはそれぞれ雌ネジが螺刻されており、貫通孔33dの雌ネジには第2ネジ34が螺合している。第2ネジ34の一端には第2ノブ34Aが設けられており、卓上切断機1の作業者が第2ノブ34Aを回転させることにより、一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面上において揺動軸32に対して略直交する方向に第2ネジ34を螺進退可能である。第2ノブ34Aが設けられている第2ネジ34の一端に対する他端は、図16に示すように、貫通孔33a内においてパイプ50に当接可能であり、当接した状態でパイプ50を押圧することにより、パイプ50の第2摺動支持部33に対する摺動を規制するようにパイプ50に係合する。貫通孔33dは第2貫通孔に相当する。第2ネジ34は第2係合部材に相当する。
貫通孔33a内であって第2摺動支持部33とパイプ50との間には、図16に示すように、すべり軸受リング35が嵌装されている。すべり軸受リング35は、貫通孔33cに螺合するネジ部材35Aによって保持されており、すべり軸受リング35によってパイプ50は貫通孔33a内で貫通孔33aの半径方向に移動不能に構成されている。また、貫通孔33b内の第2摺動支持部33とパイプ51との間には、図16に示すように、ボールベアリング36が嵌装されており、ボールベアリング36はパイプ51の第2摺動支持部33に対する摺動を滑らかにすると共に貫通孔33b内において貫通孔33bの半径方向におけるパイプ50、51の移動を規制する。
このように、第2摺動支持部33においては、貫通孔33a、33b内においてパイプ50、51が貫通孔33a、33bの半径方向に移動不能となっており、且つ、第1摺動支持部49においては、貫通孔49b内においてパイプ51が貫通孔49bの半径方向に移動不能となっているのに対して、第1摺動支持部49の貫通孔49a内においてパイプ50が貫通孔49aの半径方向に移動可能となっている。このため、前述のように、第1摺動支持部49のボルト56、56(図15)を回転させて貫通孔49aの半径方向における摺動部材55、55の位置を調整することによって、パイプ50の貫通孔49a内での図15における左右方向の位置を微調整して第2摺動支持部33をパイプ51を支点として傾動させ、ターンテーブル21上面21Aに対する丸鋸刃31の傾動角度を微調整することができるように構成されている。
また、第1ネジ54、第2ネジ34によるパイプ50への押圧によって変形するパイプ50の方向を丸鋸刃31の略揺動方向、即ち、揺動軸32に略垂直の方向に一致させることができる。このため、パイプ50が変形することが、ターンテーブル21上面21Aに対する丸鋸刃31の垂直性に影響を与えず、ターンテーブル21上面21Aに対する丸鋸刃31の垂直性の低下を防止することができる。また、第1係合部材、第2係合部材をそれぞれ第1ネジ54、第2ネジ34により構成するようにしたため、第1係合部材、第2係合部材の構成を簡単にすることができる。
一対のパイプ50、51の両端を保持する第1端部保持部材52、第2端部保持部材53(図14等)には、図1、図17、図18等に示すように、略板状のカバー58が設けられている。カバー58は、図3、図18に示すように、一対のパイプ50、51の右側において一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面と略平行な位置関係で第1端部保持部材52と第2端部保持部材53とを掛け渡すようにして配置されており、カバー58の後部に位置する一端部は第1端部保持部材52にネジ58Aによって固定され、カバー58の前部に位置する他端部は第2端部保持部材53にネジ58Bによって固定されている。なお、図18では、図の上方が図3の右方に相当する。カバー58の右側の側面には、卓上切断機1のメーカー名や宣伝文等を一目で視認できるように大きく記載することができる。
カバー58が、卓上切断機1の外側面に相当する一対のパイプ50、51の右側に設けられているため、誤って一対のパイプ50、51に他の物が衝突しないように一対のパイプ50、51を保護することができる。更に、一対のパイプ50、51には潤滑油を塗布することがあるが、この場合に、卓上切断機1の作業者が誤って潤滑油の塗布された一対のパイプ50、51を触ってしまうことを防止することができる。なお、図7、図8、図14、図15、図16では、説明の便宜上カバー58を省略して図示している。
丸鋸刃31は、切断部30において回転軸31A(図3)を中心に回転可能に支承されている。切断部30の上部には、図1に示すようにハンドル37が設けられており、卓上切断機1の作業者がハンドル37を握って揺動軸32を中心として切断部30を揺動することができるように構成されている。切断部30は、図示せぬリターンスプリングによって上方へと常時付勢されている。
このため、非切断時に卓上切断機1の作業者によって切断部30が下方へ押圧されていないときには、図1、図2等に示すように、図示せぬストッパ機構によって最も鉛直上方に位置するように構成されている。切断部30には、図示せぬ電源及び図示せぬモータが設けられており、図示せぬ電源から図示せぬモータへ電力が供給されて駆動するモータの駆動力により丸鋸刃31が回転するように構成されている。
図1等に示すように、切断部30には表示ユニット70が設けられている。表示ユニット70は、切断部30の上部であってハンドル37よりも後方の位置にフレキシブルアーム71によって支持されている。フレキシブルアーム71の一端は切断部30に固定されており、他端は表示ユニット70に固定されており、表示ユニット70は、切断部30に対して前後左右上下にユニバーサルに傾動移動可能である。
表示ユニット70は外枠70Aを有しており、外枠70Aには、表示手段73と、図示せぬマイコンや図示せぬ記憶手段等が載置された図示せぬ基板とが収納されている。表示手段73としては、例えば表示面72(図19(a))としての液晶表示パネルを有する液晶表示部等が用いられている。図示せぬマイコンは制御手段に相当し、回動角度検出手段81、傾動角度検出手段82から信号を入力可能であり、夫々の信号に基づいて傾動、及び回動角度を演算し、表示手段73に対し信号を出力し表示手段73の表示面72に傾動表示角度、及び回動表示角度をそれぞれ表示させることができるように構成されている。図示せぬ記憶手段は、図示せぬマイコンによる傾動角度及び回動角度の演算結果を記憶するように構成されている。表示ユニット70の表示面72は、図19(a)に示すように、傾動角度と回動角度とを1列に表示可能である。表示面72は、外枠70Aの一部を構成する透明カバー70Bにより覆われている。フレキシブルアーム71によって表示ユニット70が切断部30に対して前後左右上下にユニバーサルに傾動移動可能であるため、表示ユニット70に設けられている表示面72の法線は、切断部30に対して可変である。
表示手段73の表示面72近傍の外枠70Aには、図19(a)に示すように、傾動角度の表示部分に対応する箇所、回動角度の表示部分に対応する箇所にそれぞれ傾斜マーク(BEVEL)、回動マーク(MITER)が記載されている。このため表示面72上に表示された傾動角度、回動角度の2種類の角度を区別するために、傾動角度、回動角度の値を表示する他に別途表示面72上にこれらの表示を行う必要性をなくし、傾動角度の値、回動角度の値のみを1列に表示させて、表示手段73を小型化することができるように構成されている。
また、表示手段73外枠70A上であって表示面72の近傍には、図19(a)に示すように、リセットスイッチたる2つのリセットボタン74、75が設けられており、表示手段73に表示されている角度である傾動角度と回動角度とを、それぞれ別個独立にリセットできるように構成されている。リセットボタン74、75が押圧されてリセットスイッチがオンになると、図示せぬマイコンにリセット信号が出力され、図示せぬマイコンは、リセットボタン74、75がオンにされたときに傾動表示角度、回動表示角度をそれぞれ0°とすることができるように構成されている。
ベース部10に設けられた回動角度検出手段81及び傾動角度検出手段82と、切断部30に設けられた図示せぬマイコンとはコード83によって電気的に接続されている。コード83は、図8に示すように、ベース部10の回動角度検出手段81及び傾動角度検出手段82から支持部材40内を通り、第1摺動支持部49の外側に出て第1摺動支持部49の左側を通り、一対のパイプ50、51の左側を経由して切断部30内へと入り切断部30内を通り、フレキシブルアーム71内を通って表示ユニット70内に入り図示せぬマイコンに接続されている。なお、図1〜図6や図9、図11、図12、図14では、説明の便宜上コード83を省略して図示している。
コード83の一部であって一対のパイプ50、51の左側に位置している部分はカールコード83Aにより構成されている。図7、図8に示すように、パイプ50の左側には、パイプ50に略並行に配置された支持棒59が設けられている。支持棒59の両端は、それぞれ第1端部保持部材52、第2端部保持部材53に固定されており、カールコード83Aは、この支持棒59に巻きつけられて支持されている。一対のパイプ50、51が第1摺動支持部49に対して摺動することにより、又は、第2摺動支持部33が一対のパイプ50、51に対して摺動することにより、切断部30と支持部材40との距離が短くなると、図7に示すように、支持棒59の軸方向におけるカールコード83Aの長さが短くなり、切断部30と支持部材40との距離が長くなると、図8に示すように、支持棒59の軸方向におけるカールコード83Aの長さが長くなるように構成されている。
図示せぬマイコンが図示せぬ基板上に載置され、表示手段73及び図示せぬ基板は、切断部30に設けられているため、ベース部10の回動角度検出手段81、傾動角度検出手段82から出力される回動角度、傾動角度の信号をそれぞれ他の機種と共通化することにより、一の卓上切断機1に設けられている表示手段73を他の機種へ簡単に交換することができ、また、一の卓上切断機1に設けられている表示手段73を他の機種へ装着するように簡単に設計変更したりすることができる。
また、一対のパイプ50、51の位置におけるコード83の部分はカールコード83Aにより構成されているため、切断部30の揺動軸32に垂直の方向への移動の際にカールコード83Aが伸縮し、切断部30の移動を妨げずに切断部30の図示せぬマイコンとベース部10の回動角度検出手段81とを電気的に接続することができる。
ターンテーブル21を所望の角度に回動させて図示せぬ加工部材を切断する際に回動角度の微調整をするときには、先ず、ノブ22(図13)をターンテーブル21の半径方向外方に螺退させ、ノブ軸22Aの他端をベース11の図示せぬ円弧部から離間させることにより、ターンテーブル21を回動可能とする。次に、卓上切断機1の作業者はノブ22を握って、ターンテーブル21を所望の回動角度近辺まで回動させる。次に、ノブ24Bを回転させてターンテーブル21の回動角度を微調整して所望の回動角度とする。そして最後に、ノブ22をターンテーブル21の半径方向内方に螺進させ、ノブ22が設けられているノブ軸22Aの一端に対する他端を、ベース11と一体に設けられた図示せぬ円弧部に当接押圧させることにより、ターンテーブル21の回動を規制する。そして、丸鋸刃31によって加工部材を切断する。
丸鋸刃31を所望の角度に傾動させて図示せぬ加工部材を切断する際に傾動角度の微調整をするときには、先ず、クランプレバー43A(図1)を緩めることにより支持部材40及び切断部30の傾動のロックを解除する。次に、卓上切断機1の作業者はハンドル37を握って、支持部材40及び切断部30を所望の傾動角度近辺まで傾動させる。次に、ノブ46C(図11)を回転させて支持部材40及び切断部30の傾動角度を微調整して所望の回動角度とする。そして最後に、クランプレバー43A(図1)を締めることにより支持部材40及び切断部30の傾動をロックする。そして、丸鋸刃31によって加工部材を切断する。
幅の狭い加工部材(木材)をターンテーブル21の上面21Aに対して直角に切断する際には、第1端部保持部材52が支持部材40の第1摺動支持部49に当接するまで一対のパイプ50、51を前方へ移動させた後、第1ネジ54の第1ノブ54Aを回転させてパイプ50の第1摺動支持部49に対する摺動を規制する。また、図2に示すように、第1摺動支持部49に当接するまで第2端部保持部材53を一対のパイプ50、51に沿って後方へと移動させ、第2ネジ34の第2ノブ34Aを回転させて第2摺動支持部33のパイプ50に対する摺動を規制する。このことにより、支持部材40と第2摺動支持部33及び切断部30とは、図3に示すように、垂直起立状態に保持されている。この状態で、揺動軸32を中心として切断部30を揺動させることにより、幅の狭い加工部材(木材)をターンテーブル21の上面21Aに対して直角に切断することができる。
また、他の方法としては、第2端部保持部材53が切断部30の第2摺動支持部33に当接するまで一対のパイプ50、51を後ろ方へ移動させた後、第2ネジ34の第2ノブ34Aを回転させて第2摺動支持部33のパイプ50に対する摺動を規制する。また、図6に示すように、第1摺動支持部49と第2摺動支持部33とが互いに当接するまで一対のパイプ50、51を後方へと移動させ、第1ネジ54の第1ノブ54Aを回転させてパイプ50の第1摺動支持部49に対する摺動を規制する。このことにより、支持部材40と第2摺動支持部33及び切断部30とは、図3に示すように、垂直起立状態に保持されている。この状態で、揺動軸32を中心として切断部30を揺動させることにより、幅の狭い加工部材(木材)をターンテーブル21の上面21Aに対して直角に切断することができる。
幅の広い加工部材(木材)をターンテーブル21の上面21Aに対して直角に切断する際には、第1端部保持部材52が支持部材40の第1摺動支持部49に当接するまで一対のパイプ50、51を前方へ移動させた後、第1ネジ54の第1ノブ54Aを回転させてパイプ50の第1摺動支持部49に対する摺動を規制する。また、第2ネジ34の第2ノブ34Aを回転させて第2摺動支持部33のパイプ50に対する摺動の規制を解除する。そして、図4に示すように、第2端部保持部材53に当接するまで第2摺動支持部33を一対のパイプ50、51に沿って前方へと移動させる。そして、丸鋸刃31を回転駆動させながら、ハンドル37を押し下げて、切断部30を図示せぬスプリングの付勢力に抗して揺動軸32を中心として図5に示すように下方へと揺動させる。
この状態のままハンドル37を握って、切断部30と第2摺動支持部33とをパイプ50、51の軸方向に沿って揺動軸32に垂直に後方へ移動させることにより、幅の狭い加工部材(木材)をターンテーブル21の上面21Aに対して直角に切断することができる。そして、加工部材が切断された後にハンドル37を押し下げる力を解除すると、切断部30は、図示せぬスプリングの付勢力によって揺動軸32を中心として上方へと揺動して、ハンドル37を押下げる前の元の位置へと戻る。以後、同様の作業を繰り返すことによって加工部材を次々と連続的に切断することができる。加工部材の角度切り、傾斜切り及び複合切りも同様の要領で行うことができる。
また、支持部材40の後方に壁や物等の障害物が無い場合には、以下のようにしても幅の広い加工部材(木材)を切断することができる。具体的には、第1ネジ54の第1ノブ54Aを回転させてパイプ50の第1摺動支持部49に対する摺動の規制を解除する。そして、第1端部保持部材52が支持部材40の第1摺動支持部49に当接するまで一対のパイプ50、51を前方へ移動させる。また、第2ネジ34の第2ノブ34Aを回転させて第2摺動支持部33のパイプ50に対する摺動の規制を解除して、第2端部保持部材53に当接するまで第2摺動支持部33を一対のパイプ50、51に沿って前方へと移動させ、第2ネジ34の第2ノブ34Aを回転させて第2摺動支持部33のパイプ50に対する摺動を規制する。そして、丸鋸刃31を回転駆動させながら、ハンドル37を押し下げて、切断部30を図示せぬスプリングの付勢力に抗して揺動軸32を中心として下方へと揺動させる。
この状態のままハンドル37を握って、図6に示すように切断部30と第2摺動支持部33と一対のパイプ50、51とをパイプ50、51の軸方向に沿って揺動軸32に垂直に後方へ移動させることにより、幅の狭い加工部材(木材)をターンテーブル21の上面21Aに対して直角に切断することができる。そして、加工部材が切断された後にハンドル37を押し下げる力を解除すると、切断部30は、図示せぬスプリングの付勢力によって揺動軸32を中心として上方へと揺動して、ハンドル37を押下げる前の元の位置へと戻る。以後、同様の作業を繰り返すことによって加工部材を次々と連続的に切断することができる。加工部材の角度切り、傾斜切り及び複合切りも同様の要領で行うことができる。
上述のような切断部30を揺動軸32に垂直に移動させることにより加工部材を切断する構成の卓上切断機1では、図4に示す加工部材切断前の状態としたときに、切断部30が卓上切断機1の作業者のすぐ手前にある。このときに、作業者のすぐ手前にある切断部30に表示手段73が設けられているため、回動角度、傾動角度の表示の視認性を高めることができる。更に、表示手段73は、フレキシブルアーム71により支持されており、切断部30に対して前後左右上下にユニバーサルに傾動移動可能であるため、前述のように表示手段73の表示面72が可変であり、表示面72の法線方向を卓上切断機1の作業者の方向へ向けることができる。このため、表示面72上の回動角度、傾動得度の表示の視認性を極めて高くすることができる。
本発明による卓上切断機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態による回動角度調整装置では、ピニオン25及びノブ24Bがターンテーブル21のフレーム23に回転可能に支承され、噛合部11Bはベース11の周縁部に設けられたが、この逆の構成として、図20、図21に示すように、ピニオン125及びノブ124Bがベース111に回転可能に支承され、噛合部111Bがテーブル121の回動方向に沿ってテーブル121の下面の略周縁部に略円弧状に設けられてもよい。
ベース111の右ベース111Aには、図20に示すように、ピニオン軸支承部111Cが設けられており、ピニオン軸支承部111Cは、一端にピニオン125が設けられ他端にノブ124Bが設けられたピニオン軸125Aを支承している。噛合部111Bはターンテーブル121と一体に設けられている。ピニオン125は、噛合部111Bと常時噛合して係合しており、ノブ124Bが回転させられることにより、ピニオン125がピニオン軸125Aと一体回転し、図21に示すようにテーブル121がベース111に対して相対的に回動し、テーブル121の回動角度を調整することができる。このような構成とすることにより、ベース111に対するテーブル121の回動に連動させてノブ124Bを常に回転させることができ、テーブル121を仮固定せずにノブ124Bを回転させることによりテーブル121の回動角度の微調整を行うことができる。
また、本実施の形態では、一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面は、丸鋸刃31の揺動方向と略平行な位置関係にあったが、この方向に限られない。例えば、図22、図23に示すように、卓上切断機201の一対のパイプ250、251の軸心を含む仮想平面は、丸鋸刃231の揺動方向と略垂直な位置関係にあってもよい。
また、回動角度検出手段81、傾動角度検出手段82として図示せぬポテンショメータを用いたが、これに限られるものではなく、例えば回転角をカウントする既知のロータリーエンコーダ等を用いてもよい。
また、切断部30が揺動軸32に略垂直の方向に移動可能であったが同方向に移動不能であってもよい。
また、ターンテーブル21の第1対向部21Eには、略板状の噛合部材44が固定されて設けられ、支持部材40の第2対向部41A近傍の位置には、一端にピニオン46Aを有し他端にノブ46Cを有する軸部46Bが設けられていたが、これを互いに逆の位置とし、支持部材の第2対向部に略板状の噛合部材を固定して設け、ターンテーブルの第1対向部近傍の位置に、一端にピニオンを有し他端にノブを有する軸部を設けるようにしてもよい。また、ピニオンは軸部を介してノブと一体に構成されなくてもよく、ピニオンとノブが駆動連結されるようにしてもよい。
また、表示手段73と基板とを有する表示ユニット70の構成としなくてもよい。たとえば、フレキシブルアームの一端は切断部に固定されており、他端は表示手段に固定されて、表示手段がフレキシブルアームによって支持されて、表示手段が切断部に対して前後左右上下にユニバーサルに傾動移動可能とされてもよい。
また、第1摺動支持部49とパイプ51との間、第2摺動支持部33とパイプ51との間には、それぞれボールベアリング57、36が嵌装されていたが、ボールベアリングに限定されない。例えば、ボールベアリングに代えてオイル含浸メタルを用いて、第1摺動支持部に対してパイプを摺動可能としてもよい。
また、第1摺動支持部49と第2摺動支持部33との両方を備えていたが、第1摺動支持部、第2摺動支持部のいずれ一方のみを備え、切断部が揺動軸に略垂直の方向にスライド可能な構成としてもよい。
本発明の実施の形態による卓上切断機を示す右側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機を示す左側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機を示す正面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の切断部が、最も前方に位置した状態を示す左側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の切断部が、最も前方に位置しているときに切断部が揺動した状態を示す左側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の切断部が揺動したままの状態で最も後方に位置した状態を示す左側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の切断部が最も後方に位置し、且つ一対のパイプが卓上切断機の後方に突出していない状態を示す左側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の切断部が最も前方に位置しているときのカールコードの状態を示す左側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の傾動微調整装置を示す背面概念図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の傾動微調整装置を示す要部断面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機が右側へ最も傾動した状態ときの傾動微調整装置を示す背面概念図。 本発明の実施の形態による卓上切断機が左側へ最も傾動した状態ときの傾動微調整装置を示す背面概念図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の回動微調整装置を示す要部底面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の切断部を揺動軸に略垂直の方向に移動させるための一対のパイプ等を示す断面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の切断部を揺動軸に略垂直の方向に移動させるための一対のパイプと第1摺動支持部とを示す断面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の切断部を揺動軸に略垂直の方向に移動させるための一対のパイプと第2摺動支持部とを示す断面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機のカバーを示す図であり、(a)は右側面図、(b)は平面図、(c)は左側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の一対のパイプの両端を支持する第1端部保持部材と第2端部保持部材とにカバーを装着した状態を示す平面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の表示ユニットを示す図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の回動微調整装置の変形例を示す平面概念図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の回動微調整装置の変形例を示す平面概念図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の変形例を示す前方斜視図。 本発明の実施の形態による卓上切断機の変形例を示す後方斜視図。
符号の説明
1・・・卓上切断機 10・・・ベース部 11・・・ベース 21・・・ターンテーブル 21E・・・第1対向部 24・・・ノブ 24B・・・ノブ軸 25、46A・・・ピニオン 26・・・傾動軸 30・・・切断部 31・・・丸鋸刃 32・・・揺動軸 33・・・第2摺動支持部 33a、33b、33d、49a、49b、49d・・・貫通孔 34・・・第2ネジ 34A・・・第2ノブ 40・・・支持部材 44・・・噛合部材 49・・・第1摺動支持部 50、51・・・パイプ 52・・・第1端部保持部材 53・・・第2端部保持部材 54A・・・第1ノブ 58・・・カバー 59・・・支持棒 70・・・表示ユニット 71・・・フレキシブルアーム 72・・・表示面 73・・・表示手段 81・・・回動角度検出手段 82・・・傾動角度検出手段 83A・・・カールコード

Claims (8)

  1. 加工部材を支持可能なベース部と、
    切断刃を支持する切断部と、
    該ベース部の上方で揺動軸を支点として該切断部を揺動可能に支持すると共に、該ベース部に傾動可能に支持される支持部材とを備え、
    該切断部は、該支持部材が傾動されることにより該支持部材と共に傾動する卓上切断機であって、
    該ベース部は、該支持部材に対向する第1対向部を有し、
    該支持部材は、該第1対向部に対向する第2対向部を有し、
    該第1対向部には、該支持部材の傾動に伴い該第2対向部が摺接すると共に該支持部材の傾動方向に沿って歯が形成された噛合部材が固定され、
    該支持部材は、該支持部材に回動可能に支承されると共に該噛合部材の該歯と噛合するピニオンと、該ピニオンに連結されたノブとを備え、該ノブの回転により該ピニオンが回転して、該第2対向部が該噛合部材に対して摺動しながら該支持部材及び該切断部が該ベース部に対して傾動して、傾動角度を微調整可能とすることを特徴とする卓上切断機。
  2. 該支持部材は、該支持部材に回転可能に支承された軸部を有し、該ピニオンは該軸部の一端に該軸部と同軸的に固設され、該ノブは該軸部の他端に該軸部と同軸的に固設され、該ピニオンと該ノブと該軸部とは一体回転することを特徴する請求項1記載の卓上切断機。
  3. 加工部材を支持可能なベース部と、
    切断刃を支持する切断部と、
    該ベース部の上方で揺動軸を支点として該切断部を揺動可能に支持すると共に、該ベース部に傾動可能に支持される支持部材とを備え、
    該切断部は、該支持部材が傾動されることにより該支持部材と共に傾動する卓上切断機であって、
    該ベース部は、該支持部材に対向する第1対向部を有し、
    該支持部材は、該第1対向部に対向する第2対向部を有し、
    該第2対向部には、該支持部材の傾動に伴い該第1対向部が摺接すると共に該支持部材の傾動方向に沿って歯が形成された噛合部材が固定され、
    該ベース部は、該ベース部に回動可能に支承されると共に該噛合部材の該歯と噛合するピニオンと、該ピニオンに連結されたノブとを備え、該ノブの回転により該ピニオンが回転して、該第1対向部が該噛合部材に対して摺動しながら該支持部材及び該切断部が該ベース部に対して傾動して、傾動角度を微調整可能とすることを特徴とする卓上切断機。
  4. 該ベース部は、該ベース部に回転可能に支承された軸部を有し、該ピニオンは該軸部の一端に該軸部と同軸的に固設され、該ノブは該軸部の他端に該軸部と同軸的に固設され、該ピニオンと該ノブと該軸部とは一体回転することを特徴する請求項3記載の卓上切断機。
  5. 該ベース部はベースとターンテーブルとを備え、該ターンテーブルは該ベース上に支持されて該ベースと共に該加工部材を支持し、該ターンテーブルは該ベースに対して回動可能であり、
    該支持部材は該ターンテーブルに傾動可能に支持され、該ターンテーブルは該第1対向部を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一記載の卓上切断機。
  6. 該噛合部材は、該第1対向部又は該第2対向部の該噛合部材に対する摺動を円滑化させる材料により構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の卓上切断機。
  7. 該第1対向部及び該第2対向部はアルミニウムにより構成され、該噛合部材は鉄により構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一記載の卓上切断機。
  8. 該支持部材は、一端側において該ターンテーブルに支持され他端側には摺動支持部材を有し、該摺動支持部材に摺動可能に支持され該揺動軸に対して略直交する方向に移動可能なスライド部を備え、
    該切断部は該スライド部に揺動可能に接続されることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一に記載の卓上切断機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015221540A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 日立工機株式会社 切断機
CN108380968A (zh) * 2018-05-10 2018-08-10 泉州弘正机械有限公司 一种应用于钢管多管锯切机中的锯切装置

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