JP5344891B2 - 卓上切断機における切断機本体の傾斜支持機構 - Google Patents

卓上切断機における切断機本体の傾斜支持機構 Download PDF

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この発明は、例えば円形の砥石あるいは鋸刃等の回転刃具を備えた切断機本体を下動させて切断材を切断加工等する形態の卓上切断機において、いわゆる傾斜切りをするために切断機本体を切断進行方向に対して左方又は右方に傾斜させた状態に支持する機構に関する。
この明細書では、切断加工には、被加工材を分離する加工形態の他、被加工材を分離しないが切り込みを入れる溝入れ加工、あるいは被加工材を研削する加工等をも含むものとする。
この種の卓上切断機は、上面に切断材を載置するためのテーブルと、このテーブルの上方に支持されて上下に移動操作する切断機本体を備えるもので、回転刃具を回転させつつ切断機本体を下動させて、テーブル上に固定した切断材に切り込むことにより切断加工が行われる。
主として木工用の卓上切断機ではテーブルが水平回転可能に支持されたものが提供されている。切断機本体は回転テーブルに支持されており、回転テーブルを一定角度回転させると切断機本体が一体で水平方向に旋回してその向きが変化する。
また、回転テーブルの上方には、切断材をテーブル面方向に位置決めするための位置決めフェンスが設けられている。この位置決めフェンスには、テーブル上面に直交し、かつテーブルの回転中心に一致する位置決め面が設けられている。この位置決め面に、切断材の基準面(側面)を当接させることにより切断材がテーブル面方向に位置決めされる。
位置決めフェンスに対してテーブルを回転させることにより、切断材の基準面に対して回転刃具の切り込み角度を傾斜させることができる。
また、主として木工用の卓上切断機では、上記のテーブルを回転させて行う傾斜切り機能(テーブル傾斜切り)に加えて若しくは代えて切断機本体を左右に傾斜させて行う傾斜切り機能(本体傾斜切り)を備えたものが提供されている。この本体傾斜切りでは、切断機本体を左方または右方に斜めに傾斜させた状態で回転刃具を切断材の上面に対して板厚方向に斜めに切り込ませることが行われる。この本体傾斜切りでは、回転刃具の回転軸線がテーブルの上面に対して平行に位置しない状態となる。これに対して前記したテーブル傾斜切りでは、回転刃具の回転軸線はテーブルの上面に対して平行に保持される。
以下、この明細書では、特に断らない限り、切断機本体を左側若しくは右側に傾斜させて行う本体傾斜切りを単に傾斜切りと称して、テーブルを回転させて行うテーブル傾斜切りと区別する。
切断機本体を傾斜させて行う傾斜切りでは、切断機本体の直角切り位置(切断機本体を傾斜させない位置)及び一定角度の傾斜切り位置への位置決めを迅速かつ精確に行えるようにする必要があり、このための技術として従来例えば下記の特許文献に記載された技術が公知になっている。
従来の傾斜切り機構は、テーブルに固定して設けた傾斜基台部(固定側)と、この傾斜基台部に対して水平方向の傾動支軸を介して一定の角度範囲内で回動可能に結合された傾斜支持部(傾動側)を主体とするもので、傾斜支持部に切断機本体が支持されている。この従来の傾斜切り機構では、傾斜基台部側に設けたストッパボルトに、傾斜支持部側に設けたストッパ凸部を当接させることにより、例えば直角切り位置と45°傾斜切り位置に位置決めし、この位置決め状態を保持しつつ別途設けた固定レバーを締め込み方向に操作して切断機本体の傾斜切り位置を固定する構成となっていた。
米国特許第6101914号公報 特許第2563866号公報
このように、従来の傾斜切り機構では、直角切り位置と左右一箇所ずつの傾斜切り位置(45°傾斜切り位置)については、ストッパ凸部をストッパボルトに当接させることにより迅速かつ精確に位置決めすることができるいわゆるポジティブストップ機構が採用されていた。このポジティブストップ機構によれば、使用者はわざわざ角度目盛りを確認することなく切断機本体を傾斜させれば一定の角度位置に位置決めすることができる。
しかしながら、従来ポジティブストップ機構により位置決めされる傾斜角度以外の傾斜角度に切断機本体を位置決めする場合には、依然として使用者は角度目盛りを目で確認しながら切断機本体を傾斜させて、目標角度で保持しつつ固定レバーを締め込んで切断機本体を固定する必要があり、この点でより多くの角度で傾斜させる場合の使い勝手がよくなかった。
本発明は、切断機本体を、直角切り位置や45°傾斜切り位置以外の傾斜角度についても、従来のように角度目盛りを確認しなくても迅速かつ精確に位置決めすることができるポジティブストップ機構を採用した傾斜支持機構を提供することを目的とする。
上記の課題は、以下の各発明により解決される。
第1の発明は、切断材を載置するテーブルと、テーブルの上方に位置して上下に移動操作可能に支持された切断機本体を、切断進行方向に対して左方又は右方に傾斜させた状態に支持するための傾斜支持機構であって、テーブルに設けた傾斜基台部と、切断機本体を支持し、傾斜基台部に対してテーブルの上面に平行な傾斜支軸を介して回動可能に結合された傾斜支持部と、傾斜基台部と傾斜支持部との間に介装され、切断機本体を、回転刃具の回転軸線をテーブルの上面に対して平行に位置させた直角切り位置に位置決めするための直角位置決め機構と、直角切り位置から回転刃具の回転軸線を左方又は右方に傾斜させた傾斜切り位置に位置決めするための第1系統及び第2系統の傾斜位置決め機構を備え、両系統の傾斜位置決め機構は、それぞれ傾斜基台部若しくは傾斜支持部の一方に、少なくとも2つの異なる傾斜角度に対応する位置に移動操作可能に切り換え部材を備え、傾斜基台部若しくは傾斜支持部の他方に、切り換え部材が当接されて切断機本体の傾斜切り位置を位置決めするストッパボルトを備え、両系統の傾斜位置決め機構を個別に切り換え操作して切断機本体を少なくとも4つの異なる傾斜角度に位置決め可能な構成とした傾斜支持機構である。
第1の発明によれば、直角位置決め機構の他に、個別に切り換え操作される第1系統及び第2系統の傾斜位置決め機構を備えて、それぞれ切り換え部材をストッパボルトに当接させるポジティブストップ機構により少なくとも4つの傾斜角度に切断機本体を位置決めすることができる。
このことから、使用者は切断機本体を傾斜させる際に、従来のようにわざわざ角度目盛りを確認することなく、切断機本体を一定の傾斜角度で迅速かつ精確に位置決めすることができる。このように、複数の傾斜角度についてポジティブストップ機構を採用した傾斜支持機構であるので、予め予定される傾斜角度にストッパボルトを複数箇所設けておくことにより、切断機本体を従来よりも多くの傾斜角度で位置決めすることができ、これにより当該切断機をより多様な形態の切断加工に対応させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、切断機本体が、第1系統の傾斜位置決め機構により45°と48°の傾斜角度で位置決め可能で、第2系統の傾斜位置決め機構により22.5°と33.9°の傾斜角度で位置決め可能な傾斜支持機構である。
第2の発明によれば、第1系統と第2系統の傾斜位置決め機構のそれぞれにおいて切り換え操作を行うことにより、切断機本体を45°、48°、22.5°及び33.9°の4つの傾斜角度を任意に選択して位置決めすることができる。
第3の発明は、第1の発明において、第1系統若しくは第2系統の少なくとも一方の傾斜位置決め機構は、軸回りに回転操作可能に設けられた切り換え部材を備え、この切り換え部材にその軸線からの距離が異なる複数の位置決め面を設け、この位置決め面をストッパボルトに当接させて切断機本体を少なくとも2つの異なる傾斜角度に位置決め可能な構成とした傾斜支持機構である。
第3の発明によれば、切り換え部材を回転操作することにより複数の位置決め面の1つを有効な位置決め面として任意に選択することにより、当該第1系統若しくは第2系統の傾斜位置決め機構によって少なくとも2つの傾斜角度の1つを任意に選択して切断機本体を傾斜切り位置に位置決めすることができる。
第4の発明は、第1の発明において、第1系統若しくは第2系統の少なくとも一方の傾斜位置決め機構は、軸方向に移動操作可能に設けられた切り換え部材を備え、この切り換え部材の軸線方向の位置に対応して当接するストッパボルトを切り換えることにより、切断機本体を少なくとも2つの異なる傾斜角度に位置決め可能な構成とした傾斜支持機構である。
第4の発明によれば、切り換え部材を軸方向に移動操作することにより複数の位置決め面の1つを有効な位置決め面として任意に選択することにより、当該第1系統若しくは第2系統の傾斜位置決め機構によって少なくとも2つの傾斜角度の1つを任意に選択して切断機本体を傾斜切り位置に位置決めすることができる。
このように第1系統及び第2系統が備える切り換え部材は、その軸回りに回転させることにより傾斜角度を切り換える構成であっても、その軸線方向に移動させることにより傾斜角度を切り換える構成であってもよい。
第5の発明は、切断材を載置するテーブルと、テーブルの上方に位置して上下に移動操作可能に支持された切断機本体を、切断進行方向に対して左方又は右方に傾斜させた状態に支持するための傾斜支持機構であって、テーブルに設けた傾斜基台部と、切断機本体を支持し、傾斜基台部に対してテーブルの上面に平行な傾斜支軸を介して回動可能に結合された傾斜支持部と、傾斜基台部と傾斜支持部との間に介装され、切断機本体を、回転刃具の回転軸線をテーブルの上面に対して平行に位置させた直角切り位置に位置決めするための直角位置決め機構と、直角切り位置から回転刃具の回転軸線を左方又は右方に傾斜させた傾斜切り位置に位置決めするための傾斜位置決め機構を備え、直角位置決め機構は、傾斜基台部若しくは傾斜支持部の一方に、直角位置決め用の直角位置決め部材を、位置決め位置と退避位置との間を移動操作可能に備え、他方に直角位置決め部材が当接される直角位置決め用のストッパボルトと第1傾斜角度用のストッパボルトを備え、傾斜位置決め機構は、傾斜基台部若しくは傾斜支持部の一方に、傾斜位置決め用の傾斜位置決め部材を備え、他方に傾斜位置決め部材が当接される第2傾斜角度用及び第3傾斜角度用のストッパボルトを備え、直角位置決め部材を位置決め位置に移動操作して、切断機本体を直角切り位置と第1傾斜角度で位置決め可能であり、直角位置決め部材を退避位置に移動操作して、切断機本体を第2傾斜角度と第3傾斜角度で位置決め可能な傾斜支持機構である。
第5の発明によれば、直角位置決め部材を位置決め位置に移動操作した状態で、切断機本体を左方又は右方に傾動させると直角位置決め部材が直角位置決め用のストッパボルトに当接することにより当該切断機本体が直角切り位置に位置決めされ、切断機本体を反端側へ傾動させると直角位置決め部材が第1傾斜角度用のストッパボルトに当接して当該切断機本体が第1傾斜角度で位置決めされる。
直角位置決め部材を退避位置に移動操作して、これが直角位置決め用のストッパボルト及び第1傾斜角度用のストッパボルトの何れにも当接しない状態とすることにより、切断機本体を左右一方に傾動させると、傾斜位置決め部材が第2傾斜角度用のストッパボルトに当接して切断機本体が第2傾斜角度で位置決めされ、反端側に傾動させると、傾斜位置決め部材が第3傾斜角度用のストッパボルトに当接して切断機本体が第3傾斜角度で位置決めされる。
このように第5の発明によれば、直角位置決め部材を位置決め位置に位置させた状態では、切断機本体を直角切り位置と第1傾斜角度で傾斜させた傾斜切り位置に位置決めすることができ、直角位置決め部材を退避位置に位置させた状態では、切断機本体を第2若しくは第3傾斜角度で傾斜させた傾斜切り位置に位置決めすることができ、直角位置決め部材の操作のみで直角切り位置(傾斜角度0°)を含む4つの傾斜角度についてポジティブストップ機構により位置決めすることができる。
このことから、第5の発明の傾斜支持部によっても、使用者は切断機本体を傾斜させる際に、従来のようにわざわざ角度目盛りを確認することなく、切断機本体を一定の傾斜角度で迅速かつ精確に位置決めすることができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図15に基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係る卓上切断機1の全体を示している。この卓上切断機1は、上面に切断材Wを固定するためのテーブル2と、このテーブル2を水平方向に一定の角度範囲で回転可能に支持するベース3と、テーブル2の後部(図1において左端部)に設けた本体支持部4と、この本体支持部4によってテーブル2の上方に支持された切断機本体10を備えている。図1においてこの卓上切断機1の右側に使用者が位置する。テーブル2の使用者から見て手前側の前部には、使用者が把持するグリップ部2a及びテーブル2の回転位置を位置決め、固定するためのロック機構2b等が設けられている。
テーブル2の上面には、切断材Wをテーブル面方向に位置決めするための位置決めフェンス5が配置されている。この位置決めフェンス5はベース3側に固定されており、テーブル上面とは僅かな隙間をおいて跨った状態に配置されてテーブル2の水平回転が許容されるようになっている。位置決めフェンス5により位置決めされた切断材Wは、図示省略したクランプ装置によってテーブル2の上面に固定される。
本体支持部4は、切断機本体10をテーブル2に対して水平方向にスライド可能に支持する左右一対のスライドバー6,6と、切断機本体10を使用者から見て左右(図1において紙面に直交する方向)に傾斜させる傾斜支持機構20と、切断機本体10を上下に傾動可能に支持する本体支持アーム8を備えている。スライドバー6,6を介して切断機本体10がテーブル面方向に沿って前後方向にスライド可能に支持されている。両スライドバー6,6による切断機本体10のスライド方向が切断方向となる。通常、切断機本体10を図1において右側から左側に向けてスライドさせることによって切断材Wの切断がなされる。
第1実施形態は、傾斜支持機構20について従来にない特徴を有するもので、その他の基本的構成については特に変更を要しない。傾斜支持機構20については後述する。
本体支持アーム8は、L字形に屈曲しており、その屈曲先端側に本体傾動軸9を介して切断機本体10の本体ケース11が上下に傾動可能に支持されている。この本体ケース11によって円形の回転刃具12の上側ほぼ半周の範囲が覆われている。回転刃具12は、本体ケース11に表示した白抜きの矢印12aで示すように図1において時計回り方向に回転する。回転刃具12はスピンドル13に取り付けられている。スピンドル13は本体ケース11に回転支持されており、本体ケース11の背面側(図1では見えない)に取り付けた電動モータと減速歯車列を経て回転する。スピンドル13の回転軸線が、回転刃具12の回転軸線となる。
また、本体ケース11の背面側には、使用者が把持するハンドル部14が設けられている。使用者がこのハンドル部14を把持してトリガ式のスイッチレバー15を指先で引き操作すると電動モータが起動して回転刃具12が回転する。また、使用者がハンドル部14を把持して当該切断機本体10を下方へ傾動させることにより回転する回転刃具12を切断材Wに対して切り込むことができる。
回転刃具12の下側ほぼ半周の範囲は、可動カバー16によって覆われるようになっている。この可動カバー16は、スピンドル13と平行な支軸16aを介して上下に回動可能な状態で本体ケース11に支持されている。この可動カバー16は、切断機本体10の傾動動作に連動して開閉される。可動カバー16と本体支持アーム8の先端部との間にはリンクアーム17が介装されている。このリンクアーム17の後端部(図示左端部)は、本体支持アーム8の先端部に支軸17aを介して上下に回動可能に結合されている。支軸17aは本体傾動軸9に対して一定寸法ずれて配置されている。切断機本体10の傾動動作に伴ってこのリンクアーム17が本体支持アーム8に対する支軸17aを中心にして上下に傾動する。切断機本体10を下方へ傾動させると、可動カバー16は図1において反時計回り方向に回動して開かれ、これにより回転刃具12の下側半周の範囲が徐々に開かれていく。切断機本体10を上方へ傾動させると、可動カバー16は図1において時計回り方向に回動して徐々に閉じられていく。
傾斜支持機構20は、傾斜基台部21と傾斜支持部22を備えている。傾斜基台部21は、両スライドバー6,6を介してテーブル2の後部に支持されている。両スライドバー6,6の後端部は、傾斜基台部21に固定されている。
図2には傾斜支持機構20の詳細が示されている。傾斜支持部22は、傾斜支軸23を介して傾斜基台部21に回転可能に結合されている。傾斜支軸23は、テーブル2の上面に対して平行で、かつ平面的に見てテーブル2の回転中心を通り、また回転刃具12の回転軸線に対して直交する状態に配置されている。傾斜支持部22に本体支持アーム8が一体に設けられている。このため、傾斜支軸23を中心にして傾斜支持部22を回動させることにより切断機本体10を左右に傾動させることができる。
傾斜基台部21に対する傾斜支持部22の回動位置(切断機本体10の傾斜位置)は、1本の固定ねじによって固定される。図ではこの固定ねじが省略されているが、そのねじ軸部が傾斜基台部21側に設けたねじ孔に締め込まれている。固定ねじの頭部(後端部)には、固定レバー25が取り付けられている。固定レバー25をロック位置とアンロック位置との間で一定角度回動操作することにより、固定ねじのねじ軸部を傾斜基台部21側のねじ孔に締め込んで傾斜支持部22を傾斜基台部21に対して固定することができ、逆にねじ軸部のねじ孔に対する締め込みを緩めることにより、傾斜支持部22を傾斜基台部21に対して回動可能な状態とすることができる。固定レバー25をロック位置に回動操作すると、切断機本体10を直角切り位置若しくは左右の傾斜切り位置に固定することができる。固定レバー25をアンロック位置に回動操作すると、切断機本体10を左右に傾動可能な状態となる。以下の説明において、切断機本体10を傾動させる際には、予め固定レバー25がアンロック位置に回動操作されるものとする。
傾斜基台部21に対する傾斜支持部22の回動位置、ひいては切断機本体10の左右の傾斜切り位置は、複数箇所で位置決めできるようになっている。第1実施形態の場合、使用者から見て左側及び右側のそれぞれについて、直角切り位置から22.5°、33.9°、45°及び48°に位置決めすることができるようになっている。直角切り位置では、回転刃具12がテーブル2の上面に対して直交する位置(図3において基線Sで示す位置)に位置する。この明細書において、切断機本体10の左右への傾斜角度については、この基線S(直角切り位置)に対する回転刃具12の傾斜角度で表す。従って、直角切り位置は、傾斜角度0°(ゼロ度)となる。
切断機本体10の直角切り位置は、切断材Wをいわゆる直角切りするための位置で、回転刃具12の回転軸線(スピンドル13の軸線)をテーブル2の上面に対して平行に位置させて、当該回転刃具12をテーブル2の上面に直角に位置させた状態となる。この直角切りが最も多様される切断形態である。この直角切り位置は、従来公知(例えば特許文献2)の直角位置決め機構30によって位置決めされる。
この直角位置決め機構30は、直角位置決め部材31を備えている。直角位置決め部材31は、支軸32を介して傾斜支持部22の内部に回動可能に支持されている。支軸32は、傾斜支軸23に対して平行に配置されている。この支軸32を中心にして直角位置決め部材31は、捩りばね37によって図3において時計回り方向であって、その先端部31bを傾斜支持部22の内壁に設けた規制部21aに押し当てた位置決め位置側に付勢されている。図3において位置決め位置に位置する直角位置決め部材31が実線で示されている。これに対して後述する退避位置に移動した直角位置決め部材31が二点鎖線で示されている。
傾斜基台部21には、3つのストッパボルトB1〜B3が設けられている。この三つのストッパボルトB1〜B3は、傾斜基台部21の上側ほぼ半周の範囲において、外部から内部に貫通してその先端部を内周側に突き出した状態に配置されている。図3において中央の第1ストッパボルトB1が直角位置決め機構30を構成している。図3において左右の第2及び第3ストッパボルトB2,B3は後述する第1系統の傾斜位置決め機構40Aを構成している。
第1ストッパボルトB1は、切断機本体10を直角切り位置に位置決めするためのストッパボルトで、テーブル2の上面に対してほぼ平行に配置されている。図3に示すように、規制部21aに当接して時計回り方向の回動が規制された状態の直角位置決め部材31の先端部31bをこの第1ストッパボルトB1に当接させることによって切断機本体10の直角切り位置が位置決めされる。この位置決め状態で、固定レバー25を固定側に回動操作して傾斜基台部21に対して傾斜支持部22を回転について固定することにより、切断機本体10を直角切り位置に固定することができる。
直角位置決め部材31が付勢力によりその先端部31bを傾斜支持部22の内壁に当接させる位置決め位置に位置する状態では、切断機本体10を左側へ傾斜させることができる一方、右側へ傾斜させることができない。切断機本体10を右側へ傾斜させる場合には、直角位置決め部材31を図中実線で示す位置決め位置から図中二点鎖線で示す退避位置に変位させる。直角位置決め部材31を退避位置に変位させるには、傾斜支持部22の側部に設けた右傾斜用ボタン36を押し操作する。この右傾斜用ボタン36は、作動軸部36aを備えている。この作動軸部36aは、傾斜支持部22の内側に突き出されている。この作動軸部36aの先端部は、位置決め位置に位置する直角位置決め部材31の作動凸部31aに向けられている。この右傾斜用ボタン36は、圧縮ばね36bによってその作動軸部36aの先端部を作動凸部31aとの間に僅かな隙間をおいた位置に戻す方向に付勢されている。この圧縮ばね36bの付勢力に抗して当該右傾斜用ボタン36を図3において左側へ押し操作すると、作動軸部36aの先端が、位置決め位置に位置する直角位置決め部材31の作動凸部31aに押し当てられ、これにより当該直角位置決め部材31が、位置決め位置側への付勢力に抗して退避位置側(図3において二点鎖線で示す位置)へ回動する。直角位置決め部材31が退避位置に移動すると、その先端部31bが第1ストッパボルトB1に当接しない位置に変位することから傾斜支持部22が傾斜基台部21に対して図3において反時計回り方向へ回動可能となり、これにより切断機本体10を右側へ傾斜させることができるようになる。
こうして切断機本体10を右側へ傾斜させた状態から再び左側に戻すと、直角切り位置を通過した段階で直角位置決め部材31がその付勢力によって退避位置から位置決め位置に自動的に戻される。このため、直角切り位置を通過した後、再度右側へ戻すと、直角位置決め部材31の先端部31bが第1ストッパボルトB1に当接して、当該切断機本体10が直角切り位置に精確に位置決めされる。
第1ストッパボルトB1は、傾斜基台部21の外部からその締め込み量を調整することができる。第1ストッパボルトB1の締め込み量を調整することにより、直角切り位置を微調整することができる。
第1実施形態に係る傾斜支持機構20は、上記直角位置決め機構30の他、傾斜位置決め機構40を備えている。第1実施形態の傾斜位置決め機構40は、2系統の傾斜位置決め機構40A,40Bを備えている。この2系統の傾斜位置決め機構40A,40Bによって、上記の直角切り位置の他、切断機本体10を左右にそれぞれ一定の角度で傾斜させた複数の傾斜切り位置に位置決めすることができる。
第1系統の傾斜位置決め機構40Aは、第2及び第3ストッパボルトB2,B3と第1切り換え部材33を備えている。この第1系統の傾斜位置決め機構40Aでは、切断機本体10を左右へ45°若しくは48°の傾斜角度に位置決めすることができる。図3において左側の第2ストッパボルトB2は切断機本体10を左側へ45°又は48°傾斜させた位置に位置決めするためのストッパボルトで、図3において右側の第3ストッパボルトB3は切断機本体10を右側へ45°又は48°傾斜させた位置に位置決めするためのストッパボルトで、それぞれテーブル2の上面に対してその先端側を斜め下向きにした向きに配置されている。
第1切り換え部材33には、比較的太い軸形状をなす部材が用いられている。この第1切り換え部材33の後端部は、傾斜支持部22に設けた支持孔22a内に回転可能に支持されている。この第1切り換え部材33は傾斜支軸23の下側に配置されている。このため、この第1切り換え部材33は傾斜基台部21に対する傾斜支持部22の回動ひいては切断機本体10の傾動に伴って、傾斜支軸23の周囲を傾斜支持部22と一体で平行移動する。また、この第1切り換え部材33は、傾斜支軸23に平行な軸線回りに回転可能に支持されている。図2に示すようにこの第1切り換え部材33の後端部は、支持孔22aの後部から突き出されており、この突き出し部分に切り換えレバー34が取り付けられている。この切り換えレバー34を約90°の角度範囲で回転操作することによって第1切り換え部材33をその軸回りに回転させることができる。この切り換えレバー34の操作位置はディテント35によって保持される。このディテント35の位置保持力(付勢力)に抗して切り換えレバー34を回転操作することができる。
第1切り換え部材33の前端部側は、傾斜基台部21の内部に進入している。この第1切り換え部材33の前端部には、それぞれ平坦面である2つの45°位置決め面33a,33aと2つの48°位置決め面33b,33bが設けられている。軸線回りの位置について、2つの45°位置決め面33a,33aが相互に平行に配置され、2つの48°位置決め面33b,33bが相互に平行に配置されて、45°位置決め面33aと48°位置決め面33bが約90°間隔で交互に配置されている。
第1切り換え部材33の軸線からの距離について、2つの45°位置決め面33a,33aまでの距離は、2つの48°位置決め面33b,33bまでの距離よりも大きくなっている。従って、2つの45°位置決め面33a,33a間の間隔は、2つの48°位置決め面33b,33b間の間隔よりも僅かに大きくなっている。切り換えレバー34を回動操作することにより、切断機本体10の傾動支軸23を中心とする傾動に伴う当該第1切り換え部材33の移動経路上に、45°位置決め面33a,33aが位置する状態(45°傾斜位置)と、48°位置決め面33b,33bが位置する状態(48°傾斜位置)とに切り換えることができる。
図4に示すように切り換えレバー34を45°傾斜位置に切り換えて、第1切り換え部材33の移動経路上に45°位置決め面33a,33aを位置させた状態で切断機本体10を左側へ傾斜させると、図4において左側の45°位置決め面33aが左側の第2ストッパボルトB2に当接する。この場合、切断機本体10は左側へ45°傾斜した位置(左45°傾斜切り位置)に位置決めされる。逆に、図5に示すように同状態で切断機本体10を右側へ傾斜させると、図5において右側の45°位置決め面33aが右側の第3ストッパボルトB3に当接する。この場合には、切断機本体10が右側へ45°傾斜した位置(右45°傾斜切り位置)に位置決めされる。
切り換えレバー34を上記の45°傾斜位置から約90°回転操作して48°傾斜位置に切り換え、これにより第1切り換え部材33の移動経路上に48°位置決め面33b,33bを位置させた状態(図示省略)で、図6に示すように切断機本体10を左側へ傾斜させると、図6において左側の48°位置決め面33bが左側の第2ストッパボルトB2に当接する。この場合は、切断機本体10は左側へ48°傾斜した位置(左48°傾斜切り位置)に位置決めされる。逆に、図7に示すように同状態で切断機本体10を右側へ傾斜させると、図7において右側の48°位置決め面33bが右側の第3ストッパボルトB3に当接する。この場合には、切断機本体10が右側へ48°傾斜した位置(右48°傾斜切り位置)に位置決めされる。
このように、切り換えレバー34を45°傾斜位置と48°傾斜位置との間で90°回転操作することにより、切断機本体10を左右45°で位置決めできる状態(図4,5)と、左右48°で位置決めできる状態(図6,7)とに切り換えることができる。
第2及び第3ストッパボルトB2,B3も、それぞれ傾斜基台部21の外部からその締め込み量を調整することができる。この第2及び第3ストッパボルトB2,B3の締め込み量を調整することにより、それぞれ切断機本体10の左45°又は左48°傾斜切り位置、及び右45°又は右48°傾斜切り位置を微調整することができる。
第1実施形態の傾斜支持機構20は、上記の第1系統の傾斜位置決め機構40Aに加えて第2系統の傾斜位置決め機構40Bを備えている。第2系統の傾斜位置決め機構40Bでは、切断機本体10を、左右へ22.5°又は33.9°で傾斜させた位置に位置決めすることができる。以下、第2系統の傾斜位置決め機構40Bについて説明する。
傾動基台部21の上部には、上記第1〜第3ストッパボルトB1〜B3に加えて、第4〜第7ストッパボルトB4〜B7が配置されている。第4及び第5ストッパボルトB4,B5は、22.5°傾斜切り位置の位置決めに用いられる。第6及び第7ストッパボルトB6,B7は、33.9°傾斜切り位置の位置決めに用いられる。第4及び第5ストッパボルトB4,B5は、基線Sに対して相互に左右対称に配置されている。また、第6及び第7ストッパボルトB6,B7も基線Sに対して相互に左右対称に配置されている。
22.5°傾斜位置決め用の第4及び第5ストッパボルトB4,B5は、基線Sに対してほぼ直交する横向きで相互に先端を対向させた状態に配置されている。また、33.9°傾斜位置決め用の第6及び第7ストッパボルトB6,B7は、その先端側を斜め上向きにした状態に配置されている。このように設けられた第4〜第7ストッパボルトB4〜B7に第2切り換え部材41を当接させることにより、切断機本体10が左右に22.5°若しくは33.9°傾斜した位置に位置決めされる。
この第2切り換え部材41は、その軸方向の位置について、図2において最も前側の22.5°傾斜位置決め用の前位置と、この前位置よりも後退した、33.9°傾斜位置決め用の後位置と、この後位置よりも後退した、待機位置との3位置に切り換えることができる。第2切り換え部材41の3位置を切り換えるための機構の詳細が図2及び図3に示されている。
第2切り換え部材41は、傾斜支持部22の上部であって本体支持アーム8の基部付近に支持されている。本体支持アーム8の基部付近には、支持孔22aが設けられている。この支持孔22a内に、第2切り換え部材41がその軸線方向であって前後に移動可能に支持されている。この第2切り換え部材41の後部には、作動プレート42が固定ねじ43で取り付けられている。この作動プレート42は上方へ延びる状態に取り付けられている。作動プレート42には上下に長い係合孔42aが設けられている。
作動プレート42の係合孔42aには、係合ピン45が挿入されている。この係合ピン45は、L字形に屈曲した中間プレート44の先端に取り付けられている。中間プレート44は、切り換え部材46の先端に取り付けられている。切り換え部材46は、本体支持アーム8の側部に設けたボス部8aに軸回りに回転可能に支持されている。この切り換え部材46は、このボス部8aを経て本体支持アーム8の側部から側方へ突き出されている。この突き出し部分に切り換えレバー47が取り付けられている。この切り換えレバー47を一定の角度範囲で回動操作することによって切り換え部材46をその軸回りに回転させることができる。切り換えレバー47は、ディテント49によって回動方向3位置で位置保持される。
切り換えレバー47の回動操作によって切り換え部材46がその軸回りに回動する。図2に示すように切り換え部材46が軸回りに回動すると、中間プレート44が前後方向に傾動する。中間プレート44が前後方向に傾動すると、その前後方向の変位成分によって係合ピン45が前後に一体で変位する。係合ピン45の上下方向の変位成分は、係合孔42aによって吸収される。係合ピン45の前後方向の変位によって作動プレート42が前後に変位し、これにより第2切り換え部材41が前後に変位する。このように切り換えレバー47の回動操作によって第2切り換え部材41を前位置と後位置と待機位置の3位置に移動させることができる。
第2切り換え部材41は、前位置と後位置では、その前部側が、支持孔22aから前側へ突き出される。支持孔22aから突き出された第2切り換え部材41の前部側は、傾動基台部21の上部に設けた切り換え凹部50内に進入する。図3に示すようにこの切り換え凹部50は、傾斜基台部21の上部に沿って左右に円弧形に延びている。この切り換え凹部50の左右両側において、前記した第4〜第7ストッパボルトB4〜B7の先端部がこの切り換え凹部50内に突き出されている。
図2に示すように切り換え凹部50の前側は塞がれている。切り換え凹部50の後ろ側は、本体支持アーム8の基部側に向けて開口されている。この開口部を経て第2切り換え部材41の前部が進入する。図2において、最も前側に移動した第2切り換え部材41の前端部に符号Fが付され、最も後ろ側に移動した第2切り換え部材41の前端部に符号Nが付され、その中間の位置に移動した第2切り換え部材41の前端部に符号Rが付されている。以下これらの符号を、前位置F、後位置R、待機位置Nと用いる。第2切り換え部材41の前端部は、前位置Fでは切り換え凹部50の奥部に至り、後位置Rではこれよりも開口部側に止まっている。また、第2切り換え部材41は、待機位置Nに至るとその前部が切り換え凹部50から退出した状態(進入しない状態)となる。
前記した22.5°傾斜位置決め用のストッパボルトB4,B5と、33.9°傾斜位置決め用のストッパボルトB6,B7は、前後にずれて配置されており、前者は第2切り換え部材41の前位置Fに対応して配置され、後者は第2切り換え部材41の後位置Rに対応して配置されている。このため、第2切り換え部材41を前位置Fに移動させた状態で切断機本体10を左側(図2において紙面手前側)に傾動させるとこの第2切り換え部材41の先端部が第4ストッパボルトB4に当接して、切断機本体10が左側へ22.5°傾斜した位置(左22.5°傾斜切り位置)に位置決めされる。また、同じく第2切り換え部材41を前位置Fに移動させた状態で切断機本体10を右側(図2において紙面奥側)に傾動させると第2切り換え部材41の先端部が第5ストッパボルトB5に当接し、これにより切断機本体10が右側へ22.5°傾斜した位置(右22.5傾斜切り位置)に位置決めされる。図3以降に示すように、基線Sからの距離について、22.5°傾斜位置決め用の第4及び第5ストッパボルトB4,B5は、33.9°傾斜位置決め用の第6及び第7ストッパボルトB6,B7よりも相互に接近した位置に配置されている。このため、前位置Fに位置する第2切り換え部材41が、第6及び第7ストッパボルトB6,B7に当接することはなく、逆に後位置Rに位置する第2切り換え部材41が第4及び第5ストッパボルトB4,B5に当接することはない。このことから、第4ストッパボルトB4は左22.5°傾斜位置決め用のストッパボルトとして機能し、第5ストッパボルトB5は右22.5°傾斜位置決め用のストッパボルトとして機能する。また、第6ストッパボルトB6は左33.9°傾斜位置決め用のストッパボルトとして機能し、第7ストッパボルトB7は右33.9°傾斜位置決め用のストッパボルトとして機能する。
第2切り換え部材41が後位置Rからさらに後退して待機位置Nに至ると、その前端部は、支持孔22aから側方へ突き出さず、従って切り換え凹部50内から退避した状態となる。
図2中実線で示すように切り換えレバー47を最も前側に回動操作すると、第2切り換え部材41は最も後ろ側の待機位置Nに移動する。図2中二点鎖線で示すように切り換えレバー47を中央の起立位置に回動操作すると、第2切り換え部材41はその前端部を切り換え凹部50の口元付近に進入させた後位置Rに移動する。切り換えレバー47を最も後ろ側に回動操作すると、第2切り換え部材41は最も前側の前位置Fに移動する。
第2切り換え部材41は、待機位置Nに位置する状態では、当該第2切り換え部材41は第4〜第7ストッパボルトB4〜B7の何れにも当接せず、従って位置決めの機能を有しない状態となる。前記した第1切り換え部材33を回動操作してなされる切断機本体10の左右45°又は左右48°傾斜位置決めは、第2切り換え部材41をこの待機位置Nに位置させた状態でなされる。
逆に、以下説明するように、切断機本体10を左右22.5°又は33.9°傾斜した位置に位置決めする場合には、第2ストッパボルトB2、第3ストッパボルトB3及び第1切り換え部材33は機能しない。
また、切断機本体10を直角切り位置から左右へ傾斜させる場合には、前記したように固定レバー25をアンロック位置に回動操作することの他に、右側へ傾斜させる場合にはさらに右傾斜ボタン36を押し操作して直角位置決め部材31を位置決め位置から外す必要がある。以下の説明では、固定レバー25のアンロック操作及び直角位置決め解除操作が予めなされた状態で、切断機本体10が左右に傾動操作されるものとする。
切り換えレバー47を図2中二点鎖線で示す最も後ろ側に回動操作して第2切り換え部材41を前位置Fに位置させた状態では、切断機本体10が左右へ22.5°傾斜した位置に位置決めされる。図8は、切断機本体10が左側へ22.5°傾斜した位置に位置決めされた状態を示している。この場合、第2切り換え部材41が第4ストッパボルトB4に当接することにより、切断機本体10が左側へ22.5°傾斜した位置に位置決めされる。これに対して、図9に示すように切断機本体10を右側へ22.5°傾斜させると、第2切り換え部材41が第5ストッパボルトB5に当接して、切断機本体10が右側へ22.5°傾斜した位置に位置決めされる。
切り換えレバー47を図2中二点鎖線で示す中央の起立位置に回動操作して第2切り換え部材41を後位置Rに位置させた状態では、切断機本体10が左右へ33.9°傾斜した位置に位置決めされる。図10は、切断機本体10が左側へ33.9°傾斜した位置に位置決めされた状態を示している。この場合、第2切り換え部材41が第6ストッパボルトB6に当接することによって切断機本体10が左側へ33.9°傾斜した位置に位置決めされる。これに対して、図11に示すように切断機本体10を右側へ33.9°傾斜せると、第2切り換え部材41が第7ストッパボルトB7に当接して、切断機本体10が右側へ33.9°傾斜した位置に位置決めされる。
切断機本体10の各傾斜切り位置での位置決め状態は、前記固定レバー25をロック位置に回動操作することによって強固に固定される。
以上説明したように第1及び第2系統の傾斜位置決め機構40A,40Bによれば、切断機本体10を直角切り位置の他、左右へ22.5°、33.9°、45°及び48°の各傾斜切り位置に位置決めすることができる。これらの各傾斜切り位置は、第1切り換え部材33を第2若しくは第3ストッパボルトB2,B3に当接させ、あるいは第2切り換え部材41を第4〜第7ストッパボルトB4〜B7に当接させることによるいわゆるボジティブストップ機構によって迅速かつ精確になされる。
このことから、使用者は従来のようにわざわざ角度目盛りを確認しながら切断機本体10を傾斜させる必要がないので、切断機本体10の傾動操作を迅速かつ精確に行うことができ、この点で当該卓上切断機1の使い勝手を向上させることができる。
また、最も多用する直角切り位置、45°傾斜切り位置に加えて、より多くの傾斜角度(本例では、左右にそれぞれ22.5°、33.9°及び48°)で切断機本体10を位置決めすることができる。このため、使用者が選択できる傾斜切り位置の傾斜角度について従来よりも選択の幅が広がり、これにより従来よりも多様な形態の切断加工を行うことが容易になる。
さらに、各ストッパボルトB1〜B7の締め込み量を調整することによって、切断機本体10の直角切り位置、各傾斜切り位置の微調整を行うことができる。
以上説明した第1実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、最も多用する直角切り位置と45°傾斜切り位置の他、位置決め可能な傾斜角度として、22.5°、33.9°、48°を例示したが、その他の傾斜角度について同様のポジティブストップ機構を用いる構成としてもよい。
また、左右両側に同様の角度で傾斜させることができる形態の切断機を例示したが、片側のみ傾斜可能な切断機あついは片側についてのみ例示したポジティブストップ機構を備えた切断機とすることもできる。
さらに、切断機本体10をテーブル面方向にスライドさせるスライド機構を備えた切断機1を例示したが、係るスライド機構を備えない切断機であって、切断機本体10を単に上下に傾動操作することにより切断加工を行う形態の卓上切断機についても同様に適用することができる。
次に、図12以降には、第2実施形態の傾斜支持機構60が示されている。この第2実施形態の傾斜支持機構60は、前記した第5の発明の実施形態に相当する。この第2実施形態の傾斜支持機構60は、第1実施形態の傾斜支持機構20と同じく、テーブル2の後部に固定された傾斜基台部61と、この傾斜基台部61に対して傾斜支軸66を介して回転可能に結合された傾斜支持部62を備えている。傾斜支持部62に本体支持アーム8を介して切断機本体10が上下に傾動操作可能に支持されている。
傾動支持部62には、直角位置決め部材63が設けられている。この直角位置決め部材63は、第1実施形態の傾動支持機構20における切り換え部材31がそのまま流用されている。この直角位置決め部材63は、支軸64を介して上下に傾動可能な状態で傾動支持部62の内部に支持されている。この直角位置決め部材63は、図示省略した捩りばねによってその先端部63aを傾動基台部61の内壁61aに押圧する方向に付勢されている。図12及び図13は、捩りばねの付勢力によって直角位置決め部材63の先端部63aが傾動基台部61の内壁61aに押圧された状態を示している。直角位置決め部材63のこの位置が位置決め位置に相当する。
ばね付勢力に抗して直角位置決め部材63は、傾動支持部62の側部に設けた押しボタン67により図示反時計回り方向に傾動操作される。この押しボタン67には、第1実施形態の傾動支持部20における右傾斜ボタン36がそのまま流用されている。この押しボタン67には作動軸67aが取り付けられている。この作動軸67aの先端部は、直角位置決め部材63の側部に設けた当接凸部63bに突き当てられている。この押しボタン67を図12において右側へ押し操作すると、作動軸67aを介して直角位置決め部材63が支軸64を中心にして図示反時計回り方向に傾動する。図14及び図15は、捩りばねの付勢力に抗して直角位置決め部材63の先端部63aが傾斜基台部61の内壁61aから離間した状態を示している。直角位置決め部材63のこの位置が退避位置に相当する。
傾動支持部62の下部には、傾斜位置決め部材65が一体に設けられている。この傾斜位置決め部材65はブロック体形状をなすもので、傾斜支軸66を中心とする円周方向について両端面となる側部に45°位置決め面65aと48°位置決め面65bが設けられている。
傾動基台部61には、合計4本のストッパボルトB1、B8、B9及びB10が取り付けられている。第1ストッパボルトB1は、第1実施形態と同じく切断機本体10を直角切り位置に位置決めするためのストッパボルトであり、第8ストッパボルトB8は、切断機本体10を左側へ45°傾斜させた左45°傾斜切り位置に位置決めするためのストッパボルトである。
図12に示すように直角位置決め部材63の先端部63aが第1ストッパボルトB1に当接することにより、第1実施形態と同じく切断機本体10が直角切り位置に位置決めされる。これに対して、図13に示すように直角位置決め部材63の先端部63aが第8ストッパボルトB8に当接することにより、切断機本体10が左45°傾斜切り位置に位置決めされる。
また、第9ストッパボルトB9は、切断機本体10を右側へ45°傾斜させた右45°傾斜切り位置に位置決めするためのストッパボルトであり、第10ストッパボルトB10は、切断機本体10を左側へ48°傾斜させた左48°傾斜切り位置に位置決めするためのストッパボルトである。図14に示すように傾斜位置決め部材65の45°位置決め面65aが第9ストッパボルトB9に当接することにより切断機本体10が右45°傾斜切り位置に位置決めされる。これに対して、図15に示すように傾斜位置決め部材65の48°位置決め面65bが第10ストッパボルトB10に当接することにより切断機本体10が左48°傾斜切り位置に位置決めされる。
前記したように押しボタン67を押し操作しない状態(図12及び図13に示す状態)では、直角位置決め部材63がその付勢力により位置決め位置(その先端部63aが傾斜基台部61の内壁面61aに当接した位置)に保持される。直角位置決め部材63が位置決め位置に位置する状態では、切断機本体10を直角切り位置(図12)と左45°傾斜切り位置(図13)に位置決めすることができる。
図示するように直角切り位置と左45°傾斜切り位置の双方において、直角位置決め部材63の先端部63aが第1ストッパボルトB1又は第8ストッパボルトB8に当接してポジティブストップ機構に用いられる構成となっている。この点は、第1実施形態とは異なっており、第2実施形態は、直角位置決め部材63が直角切り位置の他に傾斜切り位置の位置決めに利用される点に大きな特徴を有している。
押しボタン67を押し操作して直角位置決め部材63を位置決め位置から退避位置に移動させることにより、切断機本体10を右45°傾斜切り位置と左48°傾斜切り位置に位置決めすることができる。図14に示すように切断機本体10の右45°傾斜切り位置への位置決めは、傾斜位置決め部材65の45°位置決め面65aが第9ストッパボルトB9に当接することによりなされる。また、図15に示すように切断機本体10の左48°傾斜切り位置への位置決めは、傾斜位置決め部材65の48°位置決め面65bが第10ストッパボルトB10に当接することによりなされる。
直角切り位置及び各傾斜切り位置は、各ストッパボルトB1,B8,B9,B10の締め込み量を個別に調整することによって微調整することができる。
以上説明したように第2実施形態の傾斜支持機構60によれば、切断機本体10を直角切り位置の他、左45°傾斜切り位置(第1傾斜角度)と、右45°傾斜切り位置(第2傾斜角度)及び左48°傾斜切り位置(第3傾斜角度)に位置決めすることができる。直角切り位置と左45°傾斜切り位置は、直角位置決め部材63の先端部63aが第1ストッパボルトB1若しくは第8ストッパボルトB8に当接することによりなされる。
また、右45°傾斜切り位置と左48°傾斜切り位置の位置決めは、直角位置決め部材63を退避位置に移動操作した状態で、傾斜位置決め部材65が第9ストッパボルトB9若しくは第10ストッパボルトB10に当接することによりなされる。このことから、第2実施形態の傾斜支持機構60においても、直角切り位置と45°傾斜切り位置に加えて48°傾斜切り位置についてもいわゆるポジティブストップ機構によって位置決めされることから、従来よりも切断機本体10の位置決めを迅速かつ精確に行うことができる。
このように、第2実施形態の傾斜支持機構60によれば、直角位置決め部材63を位置決め位置に位置させた状態では、切断機本体10を直角切り位置と左45°傾斜切り位置に位置決めすることができ、直角位置決め部材63を退避位置に位置させた状態では、切断機本体10を右45°傾斜切り位置と左48°傾斜切り位置に位置決めすることができ、直角位置決め部材63の切り換え操作のみで直角切り位置(傾斜角度0°)を含む4つの傾斜角度についてポジティブストップ機構により位置決めすることができる。このことから、第2実施形態の傾斜支持部60によれば、直角位置決め部材63を傾斜切り位置の位置決めにも利用することにより簡易な構成かつ単純な操作で多くの傾斜角度に位置決めすることができるようになる。
第2実施形態についても様々な変更を加えることができる。例えば、各ストッパボルトB8,B9,B10により実現される傾斜切り位置(傾斜角度)は、その他の傾斜角度に任意に設定することができる。
また、傾斜位置決め部材65は傾斜支持部22に一体に設けた構成を例示したが、回転操作可能に設け、あるいは周方向に沿って移動操作可能に設けて、第9ストッパボルトB9及び第10ストッパボルトB10に当接する位置決め面を切り換え可能な構成とすることによって、さらに多くの傾斜角度に位置決め可能とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る卓上切断機の全体側面図である。 本発明の第1実施形態に係る傾斜支持機構の縦断面図である。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側(図2において矢印(III)方向、以下同じ)から見た図である。本図は、切断機本体を直角切り位置に位置決めした状態を示している。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を左45°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を右45°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を左48°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を右48°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を左22.5°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を右22.5°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を左33.9°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第1実施形態の傾斜支持機構の内部を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を右33.9°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第2実施形態の傾斜支持機構を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を直角切り位置に位置決めした状態を示している。 第2実施形態の傾斜支持機構を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を左45°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第2実施形態の傾斜支持機構を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を右45°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。 第2実施形態の傾斜支持機構を後ろ側から見た図である。本図は、切断機本体を左48°傾斜切り位置に位置決めした状態を示している。
符号の説明
1…卓上切断機
W…切断材
2…テーブル、2a…グリップ部、2b…ロック機構
3…ベース
4…本体支持部、5…位置決めフェンス、6…スライドバー
8…本体支持アーム、8a…ボス部
9…本体傾動軸
10…切断機本体
11…本体ケース
12…回転刃具、12a…回転方向を表示する矢印
13…スピンドル、14…ハンドル部、15…スイッチレバー
16…可動カバー、17…リンクアーム、17a…支軸
20…傾斜支持機構
21…傾斜基台部、21a…規制部
22…傾斜支持部
23…傾斜支軸
24…固定部材、24a…ねじ軸部
25…固定レバー
S…基線(直角切り位置)
30…直角位置決め機構
31…直角位置決め部材、31a…作動凸部
32…支軸
33…第1切り換え部材、33a…45°位置決め面、33b…48°位置決め面
34…切り換えレバー
35…ディテント、36…右傾斜用ボタン、36a…作動軸部
B1…第1ストッパボルト(直角切り位置決め用)
B2…第2ストッパボルト(左45°又は48°傾斜位置決め用)
B3…第3ストッパボルト(右45°又は48°傾斜位置決め用)
B4…第4ストッパボルト(左22.5°傾斜位置決め用)
B5…第5ストッパボルト(右22.5°傾斜位置決め用)
B6…第6ストッパボルト(左33.9°傾斜位置決め用)
B7…第7ストッパボルト(右33.9°傾斜位置決め用)
40…傾斜位置決め機構
40A…第1系統の傾斜位置決め機構、40B…第2系統の傾斜位置決め機構
41…第2切り換え部材
42…作動プレート、42a…係合孔
43…固定ねじ、44…中間プレート、45…係合ピン
46…切り換え部材、47…切り換えレバー、49…ディテント
50…切り換え凹部
60…傾斜支持機構
61…傾斜基台部、61a…内壁
62…傾斜支持部
63…直角位置決め部材、63a…先端部、63b…当接凸部
64…支軸
65…傾斜位置決め部材、65a…45°位置決め面、65b…48°位置決め面
66…傾斜支軸
67…押しボタン、67a…作動軸
B8…第8ストッパボルト(左45°位置決め用)
B9…第9ストッパボルト(右45°位置決め用)
B10…第10ストッパボルト(左48°位置決め用)

Claims (5)

  1. 切断材を載置するテーブルと、本体支持部を介して該テーブルの上方に位置して上下に移動操作可能に支持された切断機本体を備えた卓上切断機であって、
    前記本体支持部は、前記切断機本体を切断進行方向左方又は右方に傾斜させた状態に支持するための傾斜支持機構を備えており、
    該傾斜支持機構は、前記テーブルに設けた傾斜基台部と、前記切断機本体を支持し、該傾斜基台部に対して前記テーブルの上面に平行な傾斜支軸を介して回動可能に結合された傾斜支持部と、前記傾斜基台部と前記傾斜支持部との間に介装され、前記切断機本体を、回転刃具の回転軸線を前記テーブルの上面に対して平行に位置させた直角切り位置に位置決めするための直角位置決め機構と、前記直角切り位置から前記回転刃具の回転軸線を左方又は右方に傾斜させた傾斜切り位置に位置決めするための第1系統及び第2系統の傾斜位置決め機構を備え、
    該両系統の傾斜位置決め機構は、それぞれ前記傾斜基台部若しくは前記傾斜支持部の一方に、少なくとも2つの異なる傾斜角度に対応する位置に移動操作可能に第1及び第2切り換え部材を備え、前記傾斜基台部若しくは前記傾斜支持部の他方に、前記第1若しくは第2切り換え部材が当接されて前記切断機本体の傾斜切り位置を位置決めするストッパボルトを備え、該両系統の傾斜位置決め機構を個別に切り換え操作して前記切断機本体を少なくとも4つの異なる傾斜角度に位置決め可能な構成とされ、
    前記第2系統の傾斜位置決め機構は、前記本体支持部の側部に設けた切り換えレバーを前記傾斜支軸に直交する軸線回りに回転操作して前記第2切り換え部材を移動操作可能な構成とした卓上切断機
  2. 請求項1記載の卓上切断機であって、前記第2切り換え部材は、前記傾斜支軸に平行な軸線方向に移動操作可能に設けられており、該第2切り換え部材の軸線方向の位置に対応して当接するストッパボルトを切り換えることにより、前記切断機本体を少なくとも2つの異なる傾斜角度に位置決め可能な構成とした卓上切断機
  3. 請求項1記載の卓上切断機であって、前記第1系統の傾斜位置決め機構は、前記本体支持部の後面に設けた切り換えレバーを前記傾斜支軸に平行な軸線回りに回転操作して前記第1切り換え部材を移動操作可能な構成とした卓上切断機。
  4. 請求項3記載の卓上切断機であって、前記第1切り換え部材は、前記傾斜支軸に平行な軸線回りに回転操作可能に設けられており、該第1切り換え部材にその軸線からの距離が異なる複数の位置決め面を設け、該位置決め面を前記ストッパボルトに当接させて前記切断機本体を少なくとも2つの異なる傾斜角度に位置決め可能な構成とした卓上切断機
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の卓上切断機であって、前記切断機本体が、前記第1系統の傾斜位置決め機構により45°と48°の傾斜角度で位置決め可能で、前記第2系統の傾斜位置決め機構により22.5°と33.9°の傾斜角度で位置決め可能な構成とした卓上切断機
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