JP2016087715A - 卓上切断機 - Google Patents
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Abstract
【課題】切断工具を有する切断部のベース部に対する傾斜方向の角度、つまり傾斜角の設定を一つの操作部で行うことを可能にした卓上切断機を実現する。
【解決手段】ベース部1と、ベース部上面に対し傾斜自在なホルダ6と、回転駆動される丸鋸刃20を有していて、ベース部1に対して移動自在にホルダ6で支持される切断部10と、切断部10のベース部1に対する傾斜角を規定する傾斜角位置決め機構60とを備える。傾斜角位置決め機構60は一つの操作部材としてのダイヤル61又はダイヤル62の操作によってベース部1に対する切断部10の左方向傾斜角及び右方向傾斜角の位置決め角度と、ベース部1に対して切断部10が略垂直となる位置決め角度とを変更可能にしている。
【選択図】図2
【解決手段】ベース部1と、ベース部上面に対し傾斜自在なホルダ6と、回転駆動される丸鋸刃20を有していて、ベース部1に対して移動自在にホルダ6で支持される切断部10と、切断部10のベース部1に対する傾斜角を規定する傾斜角位置決め機構60とを備える。傾斜角位置決め機構60は一つの操作部材としてのダイヤル61又はダイヤル62の操作によってベース部1に対する切断部10の左方向傾斜角及び右方向傾斜角の位置決め角度と、ベース部1に対して切断部10が略垂直となる位置決め角度とを変更可能にしている。
【選択図】図2
Description
本発明は、卓上切断機において、丸鋸等の切断工具を有する切断部のベース部に対する傾斜角の位置決め構造に関するものである。
従来の卓上切断機の傾斜角の位置決め構造は、被切断材を載せるベース部側のターンテーブル、又はターンテーブルに切断部を傾動自在に取り付けるヒンジ部にボルトが調整可能に取付けられており、ヒンジ部を傾斜したときに前記ボルトがヒンジ部又はターンテーブルに当接することで、いわゆる傾斜切りのための切断部の左右傾斜、直角(ベース部に対する傾斜角0°)の位置決めがなされていた。
また、前記ボルトの当接部に移動可能にプレート等の部品を取付け、ボルトの当接位置を変えることで、卓上切断機の傾斜角の位置決めを、上記角度±α(1°〜5°程度)の角度へ可変とする構造となっているものもあった。しかし、プレート等の部品が各傾斜方向に応じて個別に設けられており位置決めの可変操作が煩雑であった。
従来の卓上切断機の傾斜角の位置決め構造を示すものとして、下記特許文献1及び特許文献2がある。
従来の卓上切断機においては、ボルトに当接するプレート等の部品が傾斜方向に応じて個別に設けられており位置決めの可変操作が煩雑であった。
本発明は、切断工具を有する切断部のベース部に対する傾斜方向の角度、つまり傾斜角の設定を一つの操作部で行うことを可能にした卓上切断機を提供しようとするものである。
本発明のある態様は卓上切断機である。この卓上切断機は、ベース部と、前記ベース部の上面に対し傾斜自在なホルダと、回転駆動される切断工具を有していて、前記ベース部に対して移動自在に前記ホルダで支持される切断部と、前記切断部の前記ベース部に対する傾斜角を規定する傾斜角位置決め機構と、を備え、
前記傾斜角位置決め機構は一つの操作部材の操作によって少なくとも二つの傾斜角の位置決め角度を変更可能であることを特徴とする。
前記傾斜角位置決め機構は一つの操作部材の操作によって少なくとも二つの傾斜角の位置決め角度を変更可能であることを特徴とする。
前記態様において、前記ベース部に対する前記切断部の左方向傾斜角の位置決め角度と、右方向傾斜角の位置決め角度とを前記操作部材の操作によって変更可能であるとよい。
前記態様において、前記ベース部に対する前記切断部の左方向傾斜角又は右方向傾斜角の位置決め角度と、前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度とを前記操作部材の操作によって変更可能であるとよい。
前記態様において、前記ベース部に対する前記切断部の左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度と、前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度とを前記操作部材の操作によって変更可能であるとよい。この場合において、前記操作部材の第1の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−45°及び+45°、かつ前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度が0°であり、前記操作部材の第2の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−(45°+α)及び+(45°+α)、(但し0°<α≦10°)、かつ前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度が+αであり、前記操作部材の第3の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−(45°−α)及び+(45°−α)、かつ前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度が−αであるとよい。
前記態様において、前記ベース部側に前記操作部材の一部が当接する第1の当接部材が設けられており、前記操作部材と前記第1の当接部材との当接部分を異ならせることで前記左方向傾斜角又は右方向傾斜角の位置決め角度を変更する構成であるとよい。
前記態様において、前記ホルダの左右外側に前記操作部材がそれぞれ設けられて、相互に連結軸で一体に回転するように連結されているとよい。この場合、前記連結軸に調整部材が設けられ、前記ベース部側に前記調整部材の一部が当接する第2の当接部材が設けられており、前記調整部材と前記第2の当接部材との当接部分を異ならせることで前記切断部が略垂直となる位置決め角度を変更する構成であるとよい。
前記態様において、前記ベース部は上部にターンテーブルを回転自在に有し、前記ターンテーブルと一体に立設されたブラケットに前記ホルダが回動自在に設けられているとよい。
前記ベース部は上部にターンテーブルを回転自在に有し、前記ターンテーブルと一体に立設されたブラケットに前記ホルダが回動自在に設けられており、前記第1の当接部材が前記ターンテーブル側に設けられているとよい。
前記ベース部は上部にターンテーブルを回転自在に有し、前記ターンテーブルと一体に立設されたブラケットに前記ホルダが回動自在に設けられており、前記第2の当接部材が前記ターンテーブル側に設けられているとよい。
前記ベース部は上部にターンテーブルを回転自在に有し、前記ターンテーブルと一体に立設されたブラケットに前記ホルダが回動自在に設けられており、前記第2の当接部材が前記ターンテーブル側に設けられているとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る卓上切断機によれば、切断部の傾斜方向の角度に応じて個別に行っていた位置決めの可変操作を1つの操作部で容易に設定可能である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一又は同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本発明に係る卓上切断機としての卓上丸鋸の実施の形態を図1乃至図6を用いて以下説明する。なお、以下の説明における上下方向及び前後方向を図2のように定義する。
これらの図において、卓上丸鋸は、被切断材50を載置可能なベース部1と、切断工具としての丸鋸刃20を回転駆動する電動機21を有する切断部10と、切断部10をベース部1の上下方向に揺動自在に支持するとともに、丸鋸刃20の回転面(側面)をベース部1の上面に対して傾動自在に支持する切断部支持機構30とを備えている。
ベース部1は床面、テーブル面等に載置可能な構造であり、上部にターンテーブル2を回転自在に有する。すなわち、ベース部1には、ベース部1上面とほぼ面一となる上面を有するターンテーブル2が埋設され、かつターンテーブル2はその上面に直交する回動軸を介して回動自在にベース部1と連結されている。作業時には、ベース部1及びターンテーブル2に被切断材50が載置可能となっている。
切断部支持機構30の構造は後述するが、切断部支持機構30はターンテーブル2に取り付けられており、ターンテーブル2を回動させると、これと一体となって切断部支持機構30及び切断部10も回動する(つまりベース部1に対する水平面内の向きが変化する)。
ベース部1上面の左右にはフェンス3,4が設けられており、被切断材50を切断加工する際にはフェンス3,4に被切断材50の一面を当接させた状態で切断作業を行うことにより、安定した切断作業を行うことができるようにしている。ターンテーブル2をベース部1に対して回動させると、ターンテーブル2と一体となって回動する切断部10のフェンス3,4に対する位置が変化し、これによって、フェンス3,4と丸鋸刃20の回転面(側面)との角度が変化することとなり、フェンス3,4に当接された被切断材50を様々な角度で切断加工することができる。
切断部支持機構30は、ターンテーブル2の後方側(図2に示す左側)端部付近においてターンテーブル2上面とほぼ平行に支持されたホルダシャフト5と、ホルダシャフト5を介してターンテーブル2に対して傾動自在(ターンテーブル上面に垂直な立設状態からその上面に対して所定角度を成すように左右に傾斜した状態に姿勢を調整可能)に取り付けらけるホルダ6と、ホルダ6に切断部10を揺動自在に連結するヒンジシャフト8とを具備している。ヒンジシャフト8はベース部1に対して切断部10を上下方向に揺動自在に軸支している。
切断部10は、電動機21の回転を図示しないギア等の回転伝達機構を介して丸鋸刃20が固定される回転軸22に伝達するものであり、電動機21及び回転伝達機構を収納する切断部ケース11を有し、切断部ケース11と一体に丸鋸刃20の上部を覆う主カバー12が形成されている。切断部10の下部(切断部ケース11の下部)がヒンジシャフト8を介してホルダ6に連結され、ホルダ6と切断部10の間には、切断部10を上方に付勢するスプリング13が設けられている。従って、切断部ケース11の上部に設けられた操作ハンドル14に下向きの操作力を加えない限り、切断部10はヒンジシャフト8の周囲に設けられたストッパ(具体的な説明は省略する)により上死点(図1及び図2の状態)に位置規制されている。操作ハンドル14には電動機21の回転、停止を制御するためのトリガスイッチSW1が設けられている。
ホルダ6を所定の傾斜角に固定するためにホルダ6の後方において、ターンテーブル2の後端からはホルダシャフト5を中心とする円弧状の長穴51aが形成されたブラケット51が立設され、クランプレバー7の軸部7aが長穴51aを貫通してホルダ6に螺合するようになっている。クランプレバー7を緩めると、ホルダ6はホルダシャフト5を支点に長穴2aの範囲内で傾斜し、クランプレバー7を締め付けると、ブラケット51がホルダ6とクランプレバー7間に締め付けられ、任意の傾斜角位置で固定される。ホルダ6の傾斜角を固定することにより、丸鋸刃20も同様な傾斜角に固定され、いわゆる傾斜切りが可能となる。
ターンテーブル2及びホルダ6にわたって傾斜角位置決め機構60が設けられる。傾斜角位置決め機構60は、切断部10のベース部1に対する傾斜角を規定するものであって、ベース部1に対する切断部10の左右傾斜{±45°、あるいは−(45°±α),+(45°±α)}、垂直(直角)及びその近傍(傾斜角0°あるいは±α)の位置決めを正確かつ迅速に行えるようにするための機構である。但し、αの範囲は0°<α≦10°で、通例αは5°以下に設定される。また、説明の便宜上、前方より見て左回転方向の角度にマイナス符号を付して以下説明する。
傾斜角位置決め機構60は、ホルダ6の左右外側に設けられる操作部材としての操作ダイヤル61,62と、ホルダ6を貫通してダイヤル61,62を一体に回転するように連結する連結軸63と、連結軸63に設けられる調整部材としての調整プレート65と、操作ダイヤル61,62に当接するようにターンテーブル2に設けられる第1の当接部材としてのボルト71,72と、調整プレート65に当接するようにターンテーブル側のブラケット51に設けられる第2の当接部材としてのストッパピン75とを有している。
ボルト71,72はターンテーブル2上面後方位置に、鉛直方向に螺着されている。操作ダイヤル61,62はホルダ6の左側、右側にそれぞれ位置するように連結軸63の両端に固定されており、ダイヤル61,62の外周部は大きさ(深さ)の異なる2種類以上の面取り形状となっている。図3の場合はダイヤル61は基準面取り部61a、深い面取り部61b及び浅い面取り部61cの3種類を有し、図4においてホルダ6を左側に傾けて中間の面取り部61aをボルト71に当接させたときが傾斜角−45°となるように設定する。また、ダイヤル61,62を回転させて中間の面取り部61aよりも深い面取り部61bをボルト71に当接させたときは傾斜角−(45°+α)となり、中間の面取り部61aよりも浅い面取り部61cをボルト71に当接させたときは傾斜角−(45°−α)となるようにそれぞれ設定する。ダイヤル62も同様の3種類の面取り部を有し、図4においてホルダ6を右側に傾けて中間の面取り部をボルト72に当接させたときが傾斜角45°、深い面取り部をボルト72に当接させたときは傾斜角(45°+α)、浅い面取り部をボルト72に当接させたときは傾斜角(45°−α)となるようにそれぞれ設定する。
ホルダ6とダイヤル61の摺動面には、スチールボール68とスプリング69とを有するボールクリック機構を設けており、スチールボール68がホルダ6側面に設けた複数の凹部6aに係合することで規定の位置から不意に動かない構造としている。
ホルダ6の内部に設けられた調整プレート65は、連結軸63の二面幅部63aに嵌合され、連結軸63と一体となって回転しかつその軸方向に所定範囲で摺動自在に設けられている。つまり、調整プレート65はダイヤル61,62と同時に回転する。連結軸63の二面幅部63aに固着された2つの止め輪67の間が調整プレート65の可動範囲である。調整プレート65には、2種類以上の厚みを設け、ホルダ6に螺着された止めネジ76とストッパピン75に挟み込まれる部位を変更することで、ベース部1に対して切断部10が略垂直となる複数の位置決め角度を選択可能にしている。図示の場合、調整プレート65の片側面(左側面)が平坦面で止めネジ76と当接するようにし、反対面(右側面)には左側面からの高さが異なる3種類の当接面、すなわち基準面65a,厚肉面65b,薄肉面65cが形成されている。左側面からの高さは、基準面65aが中間の高さであり、厚肉面65bはこれより高く、薄肉面65cは基準面65aより低い。ストッパピン75はターンテーブル側のブラケット51に対して軸方向に摺動自在に取り付けられており、ホルダ6の内側に突出して各面65a,65b,65cに当接可能な状態と、ホルダ6内から退避してホルダ6の傾動を妨げない状態とを取り得る。
ストッパピン75の側面(当接面)に調整プレート65の基準面65a(調整プレート65の肉厚が中間)が当接して、ストッパピン75と止めネジ76間に調整プレート65が挟み込まれたときにホルダ6が直角(傾斜角0°)に位置決めされ、この状態で切断動作を行う場合にはクランプレバー7を締めてブラケット51に対してホルダ6の位置を固定する。また、ストッパピン75の側面に調整プレート65の厚肉面65b(調整プレート65の肉厚が厚い)が当接して、ストッパピン75と止めネジ76間に調整プレート65が挟み込まれたときにホルダ6は傾斜角0°+α(図4で右傾斜)に位置決めされ、ストッパピン75の側面に調整プレート65の薄肉面65c(調整プレート65の肉厚が薄い)が当接して、ストッパピン75と止めネジ76間に調整プレート65が挟み込まれたときにホルダ6は傾斜角0°−α(図4で左傾斜)に位置決めされる。それぞれの位置決め角度で切断動作を行う場合にはクランプレバー7を締めてブラケット51に対してホルダ6の位置を固定する。
操作ダイヤル61,62の第1の操作位置において、面取り部61a及びこれに相当するダイヤル62側の面取り部がボルト71,72にそれぞれ当接可能な状態のときに、調整プレート65の基準面65aがストッパピン75に当接可能に構成すれば、前記第1の操作位置では、ベース部1に対する切断部10の左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−45°及び+45°、かつベース部1に対して切断部10が略垂直となる位置決め角度が0°となる。すなわち、図6のように、ストッパピン75をホルダ6内から後退させ、操作ダイヤル61の面取り部61aをボルト71に当接させることで、左方向傾斜角−45°となり、同様に操作ダイヤル62の面取り部(面取り部61aと同形状)をボルト72に当接させることで、右方向傾斜角45°に決定できる。また、ストッパピン75をホルダ6内に前進させてストッパピン75の側面に調整プレート65の基準面65aを当接させれば、ストッパピン75と止めネジ76間に調整プレート65が挟み込まれたときに切断部10はベース部1に対して直角(傾斜角0°)姿勢となる。
そして、操作ダイヤル61,62の第2の操作位置では、深い面取り部61b及びこれに相当するダイヤル62側の面取り部がボルト71,72にそれぞれ当接可能な状態で、調整プレート65の厚肉面65bがストッパピン75に当接可能になるので、切断部10の左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−(45°+α)及び+(45°+α)、切断部10が略垂直となる位置決め角度が+αとなる。
操作ダイヤル61,62の第3の操作位置では、浅い面取り部61c及びこれに相当するダイヤル62側の面取り部がボルト71,72にそれぞれ当接可能な状態で、調整プレート65の薄肉面65cがストッパピン75に当接可能になるので、切断部10の左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−(45°−α)及び+(45°−α)、かつ切断部10が略垂直となる位置決め角度が−αとなる。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) ターンテーブル2及びホルダ6にわたって設けられる傾斜角位置決め機構60は、ベース部1に対する切断部10の左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度と、ベース部1に対して切断部10が略垂直となる位置決め角度とを一つの操作部材(ダイヤル61又はダイヤル62)の操作によって行うことができる。従って、従来傾斜方向毎に個別に行っていた傾斜角の位置決め操作を一つの操作部材で容易に行うことが可能になり、操作性の向上、ひいては切断作業の効率化に寄与できる。
(2) 操作部材としてのダイヤル61,62の第1の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度をそれぞれ−45°及び+45°、かつベース部1に対して切断部10が略垂直となる位置決め角度を0°に規定でき、ダイヤル61,62の第2の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度をそれぞれ−(45°+α)及び+(45°+α)、(但し0°<α≦10°)、かつ切断部10が略垂直となる位置決め角度を+αに規定でき、ダイヤル61,62の第3の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度をそれぞれ−(45°−α)及び+(45°−α)、かつ切断部10が略垂直となる位置決め角度が−αに規定できる。ダイヤル61,62の操作で3通りの位置決め角度を容易に選択可能である。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
上記実施の形態では、ベース部1に対する切断部10の傾斜角を±45°と0°を基準とし、これに±αの角度変化を設けるようにしたが、基準となる傾斜角は任意に選択可能である。
上記実施の形態では、切断工具の一例として丸鋸刃を示したが、切断用回転砥石等であってもよい。
1…ベース、2…ターンテーブル、3,4…フェンス、5…ホルダシャフト、
6…ホルダ、6a…凹部、7…クランプレバー、8…ヒンジシャフト、10…切断部、 11…切断部ケース、12…主カバー、13,69…スプリング、
14…操作ハンドル、20…丸鋸刃、21…電動機、30…切断部支持機構、
50…被切断材、51…ブラケット、51a…長穴、60…傾斜角位置決め機構、
61,62…操作ダイヤル、61a,61b,61c…面取り部、63…連結軸、
63a…二面幅部、65…調整プレート、65a…基準面、65b…厚肉面、
65c…薄肉面、67…止め輪、68…スチールボール、71,72…ボルト、
75…ストッパピン、76…止めネジ
6…ホルダ、6a…凹部、7…クランプレバー、8…ヒンジシャフト、10…切断部、 11…切断部ケース、12…主カバー、13,69…スプリング、
14…操作ハンドル、20…丸鋸刃、21…電動機、30…切断部支持機構、
50…被切断材、51…ブラケット、51a…長穴、60…傾斜角位置決め機構、
61,62…操作ダイヤル、61a,61b,61c…面取り部、63…連結軸、
63a…二面幅部、65…調整プレート、65a…基準面、65b…厚肉面、
65c…薄肉面、67…止め輪、68…スチールボール、71,72…ボルト、
75…ストッパピン、76…止めネジ
Claims (11)
- ベース部と、
前記ベース部の上面に対し傾斜自在なホルダと、
回転駆動される切断工具を有していて、前記ベース部に対して移動自在に前記ホルダで支持される切断部と、
前記切断部の前記ベース部に対する傾斜角を規定する傾斜角位置決め機構と、を備え、
前記傾斜角位置決め機構は一つの操作部材の操作によって少なくとも二つの傾斜角の位置決め角度を変更可能であることを特徴とする卓上切断機。 - 前記ベース部に対する前記切断部の左方向傾斜角の位置決め角度と、右方向傾斜角の位置決め角度とを前記操作部材の操作によって変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の卓上切断機。
- 前記ベース部に対する前記切断部の左方向傾斜角又は右方向傾斜角の位置決め角度と、前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度とを前記操作部材の操作によって変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の卓上切断機。
- 前記ベース部に対する前記切断部の左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度と、前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度とを前記操作部材の操作によって変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の卓上切断機。
- 前記操作部材の第1の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−45°及び+45°、かつ前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度が0°であり、
前記操作部材の第2の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−(45°+α)及び+(45°+α)、(但し0°<α≦10°)、かつ前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度が+αであり、
前記操作部材の第3の操作位置では、左方向及び右方向傾斜角の位置決め角度がそれぞれ−(45°−α)及び+(45°−α)、かつ前記ベース部に対して前記切断部が略垂直となる位置決め角度が−αであることを特徴とする請求項4に記載の卓上切断機。 - 前記ベース部側に前記操作部材の一部が当接する第1の当接部材が設けられており、前記操作部材と前記第1の当接部材との当接部分を異ならせることで前記左方向傾斜角又は右方向傾斜角の位置決め角度を変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の卓上切断機。
- 前記ホルダの左右外側に前記操作部材がそれぞれ設けられて、相互に連結軸で一体に回転するように連結されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の卓上切断機。
- 前記連結軸に調整部材が設けられ、前記ベース部側に前記調整部材の一部が当接する第2の当接部材が設けられており、前記調整部材と前記第2の当接部材との当接部分を異ならせることで前記切断部が略垂直となる位置決め角度を変更することを特徴とする請求項7に記載の卓上切断機。
- 前記ベース部は上部にターンテーブルを回転自在に有し、前記ターンテーブルと一体に立設されたブラケットに前記ホルダが回動自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の卓上切断機。
- 前記ベース部は上部にターンテーブルを回転自在に有し、前記ターンテーブルと一体に立設されたブラケットに前記ホルダが回動自在に設けられており、前記第1の当接部材が前記ターンテーブル側に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の卓上切断機。
- 前記ベース部は上部にターンテーブルを回転自在に有し、前記ターンテーブルと一体に立設されたブラケットに前記ホルダが回動自在に設けられており、前記第2の当接部材が前記ターンテーブル側に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の卓上切断機。
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