JP2010058229A - 卓上切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断材を載置するテーブルが水平回転可能で、ロック機構で回転位置をロックする構成とした卓上切断機において、テーブル回転時に把持するグリップ部を回転するとロック機構がロック、アンロックされる場合に、従来ロック、アンロック操作のためにグリップ部を何度も回転させる必要があり、この点で使用者の手首の負担が大きく操作性を高める必要があった。本発明では、グリップ部の回転操作性を高めて手首の負担を小さくすることを目的とする。
【解決手段】グリップ部32を軸方向の非操作位置と操作位置との間を移動操作可能に設け、操作位置に移動させた状態でのみ回転操作が有効になってロック機構30をロック、アンロックでき、非操作位置では空回りしてロック機構30が作動しない構成とする。
【選択図】図7

Description

この発明は、切断材をテーブル上に載置して切断加工を行う卓上形の切断機に関する。
この種の卓上切断機は、切断材を載置するテーブルと、このテーブルの後部に上下に移動操作可能に支持された切断機本体を備えている。切断機本体は、電動モータを駆動源として回転する円形の切断刃を備えている。この切断機本体を下動させて回転する回転刃をテーブル上の切断材に切り込むことにより切断加工が行われる。
この種の卓上切断機のうち、いわゆるマイタソーと称されるものは、テーブルがベース上に水平回転可能に支持されており、テーブルを回転させることにより切断材に対する鋸刃の切込み角度を任意に変更していわゆる斜め切り加工を行うことができる。
テーブルの回転位置は、回転ロック機構により一定の角度位置あるいは任意の角度位置に位置決めすることができる。係る回転ロック機構に関する技術が下記の特許文献に開示されている。
これら従来の回転ロック機構では、テーブルを予め設定した複数の角度位置に位置決め固定するためのいわゆるポジティブロック形式の第1系統と、テーブルを任意の角度位置に位置決め固定するための第2系統を備えている。第1系統のポジティブ式回転ロック機構は、テーブル下面に設けたロックピンをベースに一定角度毎に設けた位置決め孔に進退させて一定の角度位置にテーブルをロック、アンロックする構成となっている。第2系統の回転ロック機構は、テーブル側に設けたロックねじをベースに押し付けて任意の角度位置にロックする構成としたもので、ロックねじの締め込み、緩め操作によりロック、アンロックする構成となっていた。
上記のロックねじは、使用者がテーブルの回転操作時に把持するグリップ部に設けられていた。このため、使用者はグリップ部を把持してテーブルを任意の角度位置に回転させ、そのままグリップ部をその軸回りに回転操作してロックねじを締め込むことによりテーブルをこの角度位置にロックすることができた。
米国特許第6513412号公報 特開平9−207023号公報 特開2007−83610号公報
しかしながら、上記従来の2系統の回転ロック機構のうち後者の第2系統の回転ロック機構には次のような問題もあった。第2系統の回転ロック機構によれば、グリップ部とロックねじが直結(動力伝達について一体化)されていたためグリップ部を回転操作すれば必ずロックねじがロック側若しくはアンロック側に回転する。また、通常グリップ部は、テーブル回転操作時の便宜を図るため使用者の手前側に配置されている。
このため、使用者はこのグリップ部を楽に回転操作するために必要な手首の体勢を、グリップ部を握ったり離したりを繰り返して探さなければならなかった。仮に、グリップ部を握った状態で良好な手首の体勢を探そうとすると、力の入らない手首の位置でロックねじがベースに当接してしまったり、反対にグリップ部が緩みすぎたりすることがあった。
本発明は、係る従来の問題を解消するためになされたもので、テーブルのロック、アンロック時のグリップ部の操作性を向上させることを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成の卓上切断機とした。
請求項1記載の卓上切断機によれば、クラッチ部を遮断しておくことによりグリップ部の回転操作による回転運動がロックアームに伝達されない状態(空回り状態)とすることができるので、操作時には先ずグリップ部を握り、手首の体勢を整えた後、そのままロック操作またはアンロック操作ができる。クラッチ部を動力伝達状態とすることにより、グリップ部の回転操作による回転運動がロックアームに伝達されて、テーブルの回転ロック状態とアンロック状態を切り換えることができる。
請求項2記載の卓上切断機によれば、グリップ部を作動軸上の回転操作位置に変位させるとクラッチ部が動力伝達状態となり、この状態でグリップ部を作動軸回りに回転操作することによりロックアームをロック位置若しくはアンロック位置に移動させて、テーブルを回転不能にロックし、若しくは回転自在にアンロックすることができる。
これに対してグリップ部を作動軸上の非操作位置に位置させた状態では、クラッチ部が遮断されて当該グリップ部がその回転操作についてロックアームから切り離された状態となる。このため、この非操作位置においてグリップ部を回転操作してもロックアームは変位しないことから、テーブルの回転ロック状態若しくはアンロック状態がそのまま維持される。
このように請求項2記載の構成によれば、グリップ部を操作位置に移動させた状態でのみその回転操作が有効になってロックアームを移動させることができ、これによりテーブルをロック、アンロックすることができる一方、グリップ部を非操作位置に位置させたままでは空回りしてその回転操作による回転運動がロックアームに伝達されない結果、テーブルのロック状態若しくはアンロック状態が維持される。このことから、グリップ部を非操作位置で把持して行うテーブルの回転操作時において、当該グリップ部が作動軸回りに回転操作された場合であっても、ロックアームが移動しないため、テーブルのアンロック状態が確実に維持される。また、テーブルの回転ロック状態において、グリップ部を回転操作しても空回りするのみでその回転動力がロックアームに伝達されず、従ってテーブルの回転ロック状態がそのまま維持される。
また、請求項2記載の構成によれば、グリップ部を把持して作動軸方向の操作位置側へ変位させ、その把持状態を維持したまま連続して作動軸回りに回転操作することによりテーブルの回転ロック状態と回転アンロック状態を切り換えることができる。このため、使用者は、グリップ部を把持した手の力を入れる方向を大きく変えることなく一連の操作として行うことができるので手首への負担を小さくすることができ、この点で当該ロック機構の操作性を高めることができる。
請求項3記載の卓上切断機によれば、グリップ部を回転操作位置に変位させると、当該グリップ部がその回転操作についてクラッチ部を経て作動カムに噛み合わされて一体化される。このため、グリップ部を回転操作すると作動カムの回転を経てロックアームがロック位置に移動し、若しくはアンロック位置に移動してテーブルが回転ロックされ、若しくはアンロックされる。
請求項4記載の卓上切断機によれば、グリップ部の操作を止めると当該グリップ部はばね付勢力によって自動的に非操作位置に戻される。この非操作位置ではグリップ部が空回りしてテーブルの回転ロック状態及びアンロック状態が維持される。
請求項5記載の卓上切断機によれば、使用者がグリップ部を右回りに回転操作するとテーブルの回転ロック状態が解除(アンロック)され、左回りに回転操作するとテーブルが回転不能にロックされる。これに対して従来公知の回転ロック機構であってロックねじの締め込みによりテーブルを回転ロックする構成では、当該ロックねじを右回りに回転させてテーブルをロックし、左回りに回転させてアンロックする構成となっていた。請求項6記載の卓上切断機では、ロック操作とアンロック操作についてグリップ部の回転方向が従来のねじ締め込み式のロック機構とは逆になっている。
通常、使用者はグリップ部の左側に位置して右手でグリップ部を把持する。この場合に、使用者は右手でグリップ部を右回ししてアンロックし、そのまま当該グリップ部を手前側へ移動させてテーブルを左方向に回転させることができ、逆にグリップ部を右方へ押すことによりテーブルを右方向に回転させることができる。
このように、右利きの使用者の場合、グリップ部の左側に位置して右手でグリップを把持することから、グリップ部のアンロック操作時及び当該アンロック状態を保持しつつテーブルを回転操作する時の右手首のひねり方向をより楽な上側へ凸となる向きとすることができ、この点で右手首の負担を少なくすることができので当該回転ロック機構の操作性をよくすることができる。
請求項6記載の卓上切断機によれば、ロックアームは支軸を中心にして上下に傾動可能に支持されており、作動カムによってその一端側が下動すると他端側が上動し、一端側が上動すると他端側が下動する状態に支持されている。また、支軸と一端側との間においてロックアームは圧縮ばねによって下向きに付勢されていることから、ロックアームの一端側は下方へ付勢され、他端側は上方へ付勢されている。ロックアームの他端側とテーブルの下面との間にベース側が挟み込まれて当該テーブルの回転が規制されることから、当該ロックアームを「てこ」として作用させることにより、この圧縮ばねの付勢力でベース側が挟み込まれてテーブルが回転ロックされる。
請求項7記載の卓上切断機によれば、ロックアームの一端側を作動カムに係合させ、他端側を支軸に乗せ掛けた状態で、当該ロックアームを支軸とその一端側との間においてテーブル側の保持柱部にねじ結合すれば当該ロックアームがテーブル側に圧縮ばねで付勢された状態に組み付けられる。このように保持柱部に対してねじ締めをすればロックアームがテーブルの下面に対してほぼフローティング状態で組み付けられることから、当該回転ロック機構の組み付け性をよくすることができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1は、第1実施形態に係る卓上切断機1の全体を示している。この卓上切断機1の右側に使用者が位置する。以下部材等の前後方向については、使用者側であって図1において右側を前側とし、左側を後側とする。また、左右方向についても使用者を基準として用いる。
この卓上切断機1は、切断材Wを載置するためのテーブル2と、このテーブル2を水平回転可能に支持するベース3を備えている。図2に示すようにテーブル2は、ベース3の上面に設けた回転支軸8を介して水平回転自在に支持されている。
テーブル2の後部に、左右傾動機構4と上下二段のスライド機構5,6を介して切断機本体10が支持されている。切断機本体10は、支軸11を介して上側のスライド機構6に支持されている。切断機本体10は、電動モータ12を駆動源として回転する円形の鋸刃13を備えている。鋸刃13の上側はブレードケース14で覆われ、下側は可動カバー15で覆われている。切断機本体10を下動させると可動カバー15が連動して開かれて鋸刃13の下部が露出される。ブレードケース14には、使用者が当該切断機本体10を上下動操作する際に把持するハンドル部16が設けられている。
テーブル2の上面側には、切断材Wをテーブル面方向(図1において左右方向)に位置決めするための位置決めフェンス7が配置されている。この位置決めフェンス7は、ベース3の左右側部に設けた補助テーブル部3d,3d間に跨る状態で取り付けられており、その下端部とテーブル2の上面との間には僅かな隙間が設定されている。なお、ベース3の左右補助テーブル部3d,3dの上面とテーブル2の上面とは面一に設定されている。
切断材Wは、左右補助テーブル3d,3d間に跨って、かつ位置決めフェンス7に当接させた状態でベース3側に固定される。固定した切断材Wに対してテーブル2を回転させ、これと一体で切断機本体10を使用者から見て右側若しくは左側に旋回させることにより、切断材Wに対して鋸刃13を斜めに切り込んでいわゆる斜め切り(マイタカット)を行うことができる。上述した当該卓上切断機1の基本的構成については従来と同様で足り、本実施形態において特に変更を要しない。
テーブル2は、円形部分の前部から手前側へ一定の幅で延長部2aが突き出した平面形状を有している。テーブル2の中心付近からこの延長部2aの先端に至る範囲の上面には、鋸刃13が進入するための刃口2bが設けられている。主としてこの延長部2aに、テーブル2の回転位置をロックするための2系統の回転ロック機構20,30が設けられている。その詳細が図2以下に示されている。本実施形態に係る卓上切断機1は、この2系統の回転ロック機構20,30のうち、第2ロック機構30に特徴を有しており、第1ロック機構20については従来と同様の構成で足りるので以下簡単に説明する。
第1ロック機構20は、いわゆるポジティブロック機構と称されるもので、テーブル2を予め設定した複数の角度位置に位置決めする機能を有している。これに対して、第2ロック機構30は、一定の範囲で任意の角度位置にテーブル2を位置決めできる機能を有している。
第1ロック機構20は、テーブル2の下面に設けたロックピン21をベース3に一定角度毎に設けた複数の位置決め孔3a〜3aのいずれかに進退させて一定の角度位置にテーブル2をロック、アンロックする構成となっている。ロックピン21は、テーブル2の延長部2aの下面に設けた前側の支持壁部23の支持孔23aと後側の支持壁部24の支持孔24aの前後2点で軸方向前後に変位可能な状態で受けられている。ロックピン21の前部には係合ピン21aが放射方向両側に突き出す状態に固定されている。この係合ピン21aと前側の支持壁部23との間には圧縮ばね25が介装されている。この圧縮ばね25によってロックピン21は軸方向後側(図2において左側)に付勢されている。また、係合ピン21aの両端部は、操作レバー26に係合されている。
この操作レバー26は、支軸22を介して上下に傾動操作可能な状態で延長部2aの前部に支持されている。この操作レバー26は二股形状の脚部26b,26bを有しており、その間にロックピン21が配置されている。両脚部26b,26bの内面にそれぞれ係合溝部26aが設けられている。両係合溝部26a,26aに係合ピン21aの両端部がそれぞれ進入している。上記したように係合ピン21aは圧縮ばね25で後側に付勢されている。このため、操作レバー26は、ばね付勢された係合ピン21aと係合溝部26a,26aとの係合状態を経て上方へ傾動する方向に間接的にばね付勢されている。
図2に示すように操作レバー26が上側のロック位置に位置する状態では、ロックピン21が圧縮ばね25によって後側に変位したロック位置に位置している。操作レバー26は、間接的に作用する圧縮ばね25に抗して下方へ傾動操作される。図6に示すように操作レバー26が下側のアンロック位置に傾動操作されることにより、係合ピン21と係合溝部26a,26aとの係合状態を経てロックピン21が圧縮ばね25に抗して軸方向前側のアンロック位置に変位する。
ロックピン21の後端部側は、後側の支持壁部24から後方へ突き出されている。この突き出し部分が、ベース3に設けた位置決め孔3aに挿入されることにより、テーブル2のベース3に対する回転位置がロックされる。位置決め孔3aは、回転支軸8を中心とする円周に沿って複数の角度位置に設けられている。テーブル2を回転させてロックピン21の後端部を任意角度の位置決め孔3aに挿入することによりテーブル2がその角度位置に位置決めされる。上記したように操作レバー26を下方へ傾動操作すると、ロックピン21が前側に変位してその後端部が位置決め孔3aから抜き出されるため、テーブル2のロック状態がアンロックされて当該テーブル2を回転させることができる。
このように第1ロック機構20は、ベース3側の予め設定した角度位置に設けた複数の位置決め孔3a〜3aに対してロックピン21を抜き差しすることによりテーブル2を一定の角度位置に位置決めする構成(ポジティブロック機構)となっている。
本実施形態に係る卓上切断機1は、上記第1ロック機構20とは別に第2ロック機構30を備えている。この第2ロック機構30もテーブル2の延長部2aに設けられている。延長部2aの前部に設けた支持壁部23には、前記した支持孔23aの上側に別の支持孔23bが設けられている。この支持孔23bには作動軸31が回転可能かつ軸方向に移動可能に支持されている。この作動軸31の後端部は、支持壁部23の後側に平行に設けられた補助壁部27の支持孔27aに挿入されている。支持孔27aから後方へ突き出された当該作動軸31の後端部には止め輪28が装着されている。このため、作動軸31は軸方向のうち抜け方向(前側)への変位が規制されている。
作動軸31の前側は、延長部2aの前方へ突き出されている。作動軸31の前部には、グリップ部32が取り付けられている。グリップ部32は、作動軸31の前部に対して固定されている。このため、使用者がグリップ部32を把持して前後に移動操作し、また軸回りに回転操作すると、これと一体で作動軸31が軸方向前後に移動し、また軸回りに回転する。グリップ部32の後端部には、噛み合い歯32a〜32aが設けられている。本実施形態では、この噛み合いは32a〜32aは、周方向4等分位置に4つ設けられている。
このグリップ部32と支持壁部23との間において、作動軸31には作動カム33が装着されている。この作動カム33は、作動軸31に対してその軸回りに相対回転可能に支持されている。この作動カム33は、放射方向に突き出す2つの噛み合い歯33a,33aを一体に備えている。この2つの噛み合い歯33a,33aは、周方向2等分位置から放射方向に張り出している。両噛み合い歯33a,33aの張り出し先端には、それぞれ係合部33bがさらに放射方向に張り出す状態で一体に設けられている。図4に示すように両係合部33b,33bの前後幅(前後方向の幅寸法)は、噛み合い歯33aの前後幅よりも小さくなっている。
この作動カム33とグリップ部32との間には圧縮ばね34が介装されている。この圧縮ばね34によってグリップ部32は作動カム33から離間する方向(非操作位置側)に付勢され、また作動カム33は後側に付勢されている。作動カム33は、支持壁部23によってその後側への変位が規制されている。このため、作動カム33は前後方向の変位が実質的に規制されている結果、グリップ部32は圧縮ばね34によって前側(非操作位置側)に付勢されている。
図7〜図9には、グリップ部32の操作及びこれによる作動カム33との係合状態が示されている。図7は、グリップ部32を何ら操作しない状態を示している。この状態ではグリップ部32は圧縮ばね34によって非操作位置に位置している。この非操作位置では、グリップ部32の噛み合い歯32a〜32aは、作動カム33の噛み合い歯33a,33aと噛み合っていないため、当該グリップ部32は作動軸31と一体で作動カム33に対して空回りする。このため、当該グリップ部32を誤って回転操作しても第2ロック機構30のロック状態若しくはアンロック状態はそのまま維持される。
図8及び図9に示すように使用者が圧縮ばね34に抗してグリップ部32を後側の操作位置へ押すと、その噛み合い歯32a〜32aが作動カム33の噛み合い歯33a,33aに対して回転方向に噛み合う。グリップ部32の噛み合い歯32a〜32aと作動カム33の噛み合い歯33a,33aが噛み合うと、両者が回転方向について一体化される。従って、この操作位置(噛み合い状態)でグリップ部32を回転操作すると、これと一体で作動カム33が回転する。図8に示すようにグリップ部32を左回りに回転操作すると、第2ロック機構30がロック側に作動してテーブル2の回転がロックされる。逆に、図9に示すようにグリップ部32を右回りに回転操作すると、第2ロック機構30はアンロック側に作動してテーブル2を回転可能な状態となる。
以上のことから、グリップ部32の噛み合い歯32a〜32aと作動カム33の噛み合い歯33a,33aが噛み合い式のクラッチ部40を構成している。噛み合い歯32a〜32aと噛み合い歯33a,33aが噛み合うとこのクラッチ部40が動力伝達状態となってグリップ部32の回転操作が作動カム33を経てロックアーム35に伝達される。噛み合い歯32a〜32aと噛み合い歯33a,33aの噛み合いが外れると、このクラッチ部40が遮断されてグリップ部32が空回り状態となる結果、ロックアーム35は移動せず、従ってテーブル2の回転ロック状態若しくは回転アンロック状態が維持される。第2ロック機構30についての詳細な作動については後述する。
作動カム33の回転範囲は、ストッパブロック39によって約90°の範囲に規制されている。このストッパブロック39は、延長部2aの前面において支持壁部23の前面に一体に設けられている。図3に示すようにこのストッパブロック39は、使用者側から見て作動カム33の右上側に位置している。このストッパブロック39の下面がロック側のストッパ面39aとされ、左側の側面がアンロック側のストッパ面39bとされている。図3に示すテーブル2のロック状態では、作動カム33の一方の噛み合い歯33a及び係合部33bがロック側のストッパ面39aに当接してその反時計回り方向の回転が規制されている。この状態では両係合部33b,33bが左右側方に張り出した状態となる。後述するように作動カム33がこの位置に位置する状態では、テーブル2の回転ロック状態となる。
一方の噛み合い歯33a及び係合部33bがストッパブロック39のストッパ面39aに当接したロック状態から、作動カム33が図5に示すように使用者側から見て時計回り方向(右回り方向)に約90°回転すると、他方の噛み合い歯33a及び係合部33bがストッパブロック39のアンロック側のストッパ面39bに当接してその時計回り方向の回転が規制される。この状態では両係合部33b,33bが上下に張り出した状態となる。この状態では後述するようにテーブル2のアンロック状態となる。
このように、グリップ部32を操作位置に押し込んで約90°の範囲で回転操作することにより、係合部33b,33bが左右方向へ張り出すロック位置と上下方向に張り出すアンロック位置との2位置に作動カム33を回転させることができる。本実施形態の場合、グリップ部32を左回り(使用者から見て反時計回り方向)に回転操作すると、ストッパブロック39のロック側(下面側)のストッパ面39bに一方の噛み合い歯33aと係合部33bが当接してテーブル2の回転がロックされる。逆に、グリップ部32を右回り(使用者から見て時計回り方向)に回転操作すると、ストッパブロック39のロック側(左側面)のストッパ面39aに他方の噛み合い歯33aと係合部33bが当接してテーブル2が回転についてアンロックされる。このことから、グリップ部32の回転方向については、従来の固定ねじ(右ねじ)の締め込みによりロックする場合とは回転操作方向が逆になっている。
使用者がグリップ部32の押し操作を止めると、当該グリップ部32は圧縮ばね34によって前側の非操作位置に戻される。図7に示すようにグリップ部32が非操作位置に戻されると、その噛み合い歯32a〜32aの噛み合い歯33a,33aに対する噛み合い状態が解除される。このため、グリップ部32をこの非操作位置で回転操作しても作動カム33は回転せず、従ってグリップ部32の空回り状態となる。この空回り状態では、作動カム33はロック位置若しくはアンロック位置に保持される。
この作動カム33がロック位置からアンロック位置にあるいはその逆に切り換わることにより、ロックアーム35がロック位置からアンロック位置にあるいはその逆に切り換わる。
ロックアーム35は、延長部2aの下方に沿って配置されている。このロックアーム35は、概ねL字形に屈曲しており、その前側の縦部35aは、延長部2aの前面に沿って立ち上がっている。この縦部35aには、切り換え孔35bが形成されている。この切り換え孔35b内に上記作動カム33が位置している。このため、図3に示すように作動カム33がロック位置に位置する状態では、係合部33b,33bが左右側方へ張り出す状態であるため、切り換え孔35bの上縁部が作動カム33の側部(係合部33b,33bから外れた円筒部の側面であって係合部33bよりも作動軸31の軸線に近い部位)に当接し、その結果縦部35aが下側へ変位して当該ロックアーム35がロック位置に位置する状態となる。
これに対して、図5に示すように作動カム33がアンロック位置に位置する状態ではその両係合部33b,33bが上下に張り出す状態であるので、上側へ張り出す係合部33bによって縦部35aがリフトされて当該ロックアーム35がアンロック位置に位置する状態となる。
ロック状態及びアンロック状態のいずれにおいても、縦部35aは、作動カム33で下方から受けられて支持されている。
ロックアーム35の横部35cは、支軸36と結合ねじ37によって下方から受けられている。横部35cの長手方向(前後方向)のほぼ中央には円形の凹部35dが設けられている。この凹部35dの底部には挿通孔35eが設けられている。当該横部35cの凹部35dから後端部35fに至る範囲の上方には、テーブル2の延長部2aに一体に設けられた横壁部29が位置している。この横壁部29の前側には、保持柱部29aが下方へ突き出す状態に設けられている。この保持柱部29aの下端部側は、ロックアーム35の挿通孔35e内に相対変位可能に挿通されている。この保持柱部29aの周囲であって、横壁部29と凹部35dの底部との間には圧縮ばね38が介装されている。この圧縮ばね38によって横部35cが下方へ付勢されている。
保持柱部29aの下端部には、フランジ部37aが結合ねじ37によって取り付けられている。このフランジ部37aは挿通孔35eよりも大きな径を有している。このフランジ部37aを含む結合ねじ37によってロックアーム35の横部35cが保持柱部29aに対して離脱しないように支持されている。
横部35cの凹部35dと後端部35fとの間において当該横部35cが支軸36によって下方から受けられている。横部35cひいては当該ロックアーム35はこの支軸36を支点として上下に傾動する。支軸36を支点にして横部35cが上下に傾動すると、保持柱部29aの下端部がロックアーム35の挿通孔35eに対して相対的に進退(上下方向に相対変位)する。横部35cの支軸36よりも前側の範囲が上方へ変位する方向に当該ロックアーム35が傾動すると、支軸36よりも後側の範囲であって前記後端部35fは、下方へ変位する。
横部35cの後端部35fの上方には、ロック板3bが位置している。このロック板3bは、一定幅の円弧形を有する薄板で、ねじ3c〜3cによってベース3に固定されている。このロック板3bの上方には、テーブル2の横壁部29に設けたロック壁部29bが位置している。横部35cの後端部35fが上方へ変位してロック板3bが当該後端部35fとロック壁部29bと間に挟み込まれると、テーブル2の回転がロックされる。横部35cの後端部35fが下方へ変位してロック壁部29bとによるロック板3bの挟み込み状態が解除されると、テーブル2がベース3に対して回転可能な状態となる。
このようにロックアーム35は支軸36を支点としてシーソーのように傾動し、かつ支軸36に対して圧縮ばね38を後端部35fとは反対側に作用させることにより当該ロックアーム35を「てこ」として作用させることができる。このため、比較的付勢力の小さな小形の圧縮ばね38であっても、その付勢力を増幅して後端部35fに作用させることができ、これによりコンパクトな構成で大きな回転ロック力が得られるようになっている。
以上のように構成した第2ロック機構30によれば、図7に示すように使用者がグリップ部32を何ら操作しない状態では、当該グリップ部32は圧縮ばね34により作動カム33から離間する方向(非操作位置側)に付勢されていることから、その噛み合い歯32a,32aが作動カム33の係合部33b,33bに対して前側へずれた位置に位置する状態となっている。
このため、この非操作位置ではクラッチ部40が噛み合わないためグリップ部32が回転操作されても作動カム33は回転せず、当該グリップ部32及び作動軸31の空回り状態となる。このグリップ部32の空回り状態では、ロックアーム35が傾動しないためテーブル2は回転ロック状態に保持され、若しくはアンロック状態に保持される。
これに対して、使用者がグリップ部32を圧縮ばね34に抗して後側の操作位置に押し込むと、その噛み合い歯32a〜32aが作動カム33の噛み合い歯33a,33a間に進入するため、相互に回転方向に噛み合ったクラッチ部の接続状態となる。このため、グリップ部32を押し込み状態のまま、右側若しくは左側へ約90°回転操作すると、両噛み合い歯32a,33aの回転方向の噛み合いを経てロックアーム35が傾動してテーブル2を任意の回転位置でロックすることができ、逆にアンロックしてテーブル2を回転させることができる。前記したように本実施形態の場合、図9に示すようにグリップ部32を右回りに回転操作すると回転ロック機構30がアンロック状態となる。逆に、図8に示すようにグリップ部32を左回りに回転操作すると回転ロック機構30がロック状態となって、テーブル2の回転位置がロックされる。
図2、図3及び図8は、テーブル2の回転ロック状態を示している。この回転ロック状態では、作動カム33の一方の噛み合い歯33aと係合部33bがストッパブロック39の下面側のストッパ面39aに当接して両係合部33b,33bが左右側方へ張り出した状態となる。このため、ロックアーム35の縦部35aは圧縮ばね38の付勢力によって下側へ変位し、従って横部35cは支軸36を支点にして図2において時計回り方向に傾動したロック位置に位置している。横部35cがロック位置に変位している結果、支軸36より後側の後端部35fは上方へ変位しており、従ってベース3側のロック板3bが当該後端部35fと横壁部29のロック壁部29bとの間に挟み込まれた状態となっている。ロック板3bは、圧縮ばね38の付勢力によって後端部35fとロック壁部29bとの間に強固に挟み込まれている。このようにベース3側のロック板3bが、テーブル2側のロックアーム35の後端部35fとロック壁部29bとの間に強固に挟み込まれることによって、テーブル2が回転不能にロックされた回転ロック状態となっている。
この回転ロック状態とした後に使用者がグリップ部32から手を離せば、図7に示すようにグリップ部32は圧縮ばね34によって前側の非操作位置に戻される。この非操作位置ではグリップ部32は空回りするのみであるため、前記したようにその誤操作がなくなる。
上記回転ロック状態において、使用者がグリップ部32を圧縮ばね34に抗して後側の操作位置に押し込むと、再びその噛み合い歯32a〜32aが作動カム33の噛み合い歯33a,33aと回転方向に噛み合う状態となる。このため、この押し込み状態のまま図9に示すようにグリップ部32を時計回り方向に約90°回転操作すると、図5に示すようにストッパブロック39の左側のストッパ面39bに他方の噛み合い歯33aと係合部33bが当接して両係合部33b,33bが上下に張り出した状態となる。このため、ロックアーム35の縦部35aは上側へ張り出す係合部33bによってリフトされ、その結果、横部35cは支軸36を支点にして図4において反時計回り方向に傾動したアンロック位置に位置している。こうして横部35cが圧縮ばね38に抗してアンロック位置に変位すると、その後端部35fは下方へ変位するため、当該後端部35fと横壁部29のロック壁部29bとによるベース3側のロック板3bの挟み込みが解除される。ベース3側のロック板3bの挟み込みが解除されると、テーブル2の回転ロック状態が解除(アンロック)されるため、テーブル2は回転自在な状態となる。
テーブル2を任意の回転位置まで回転させた後、グリップ部2を操作位置へ押し込み状態のまま、左回りに回転操作すれば、作動カム33が図3に示すロック位置に移動する結果、前記したようにロックアーム35がロック位置に移動してテーブル2がこの回転位置でロックされる。
以上説明した第2ロック機構30は、前記第1ロック機構20をアンロックした状態でロック、アンロック操作される。図6は、第1及び第2ロック機構20,30を共にアンロック状態に切り換えた状態を示している。
本実施形態の卓上切断機1において、回転ロック状態のテーブル2の回転位置を変更しようとする場合には、使用者は、例えば右手でグリップ部32を把持してこれを操作位置に押し込むとともに、親指で操作レバー26を下方のアンロック位置へ傾動させて第1ロック機構20をアンロックする。この段階では、第2ロック機構30がロック状態であるので、テーブル2を回転させることができない。
第1ロック機構20のアンロック状態を維持したまま、グリップ部32をその操作位置で右回りに回転操作して第2ロック機構30をアンロックする。これにより、テーブル2が回転可能な状態となる。そこで、使用者は、操作レバー26を下方のアンロック位置に傾動させ、かつグリップ部32を右回りに回転操作した状態のまま、当該グリップ部32を右方又は左方へ移動させることにより、テーブル2を平面視反時計回り方向又は時計回り方向に回転させることができる。
テーブル2の回転位置が予め設定された特定の角度位置(例えば、15°,30°,45°等の使用頻度が高い角度)であるならば、第1ロック機構20の操作レバー26の押し下げ操作を解除すれば(親指を離せば)、当該操作レバー26が上方のロック位置に戻されてロックピン21がベース2側の対応するロック孔3aに進入することによりテーブル2の回転位置がロックされる。こうして第1ロック機構20によりテーブル2が回転ロックされ、さらにグリップ部32をその操作位置で左回りに回転操作することにより第2ロック機構30がロック状態となってテーブル2の回転位置がより強固にロックされる。
テーブル2の回転位置が予め設定された特定の角度位置ではない場合には、第1ロック機構20の操作レバー26の押し下げ操作を維持したまま、先にグリップ部32を左回りに回転操作することにより第2ロック機構30によってテーブル2が回転ロックされる。その後、第1ロック機構20の操作レバー26の押し下げを解除すれば、ロックピン21がベース3側の隣接する2つのロック孔3a,3a間に突き当てられる。この場合、第1ロック機構20はテーブル2の回転ロックについては機能しない。
以上のように構成した第1実施形態に係る卓上切断機1によれば、切断材Wを載置するテーブル2の回転位置が2系統の回転ロック機構20,30によってロックされる。2系統のうち、第2ロック機構30は、使用者がテーブル回転操作時に把持するグリップ部32を備えている。このグリップ部32は、何ら操作しない状態では圧縮ばね34によって非操作位置に保持され、この非操作位置ではグリップ部32は空回りして当該第2ロック機構30をロック、アンロック操作することができないようになっている。このため、テーブルのロック、アンロック操作時には使用者は先ずグリップ部を握り、手首の体勢を整えた後に(手首の姿勢が楽な位置にグリップ部を空回りさせた後に)、そのまま操作位置側に押し込んで当該グリップ部を回転操作することができ、この点で当該グリップ部の操作性を高めることができる。
また、従来のねじ締めによる回転ロック機構の場合のようにロックねじを何回も回転するのではなく、グリップ部32を約90°の範囲で回転させれば、ロック、アンロックすることができるので、この点で当該第2ロック機構30ひいては卓上切断機1の操作性をよくすることができる。
さらに、第2ロック機構30において、ロックアーム35の一端側(縦部35a)を作動カム33に係合させ、他端側を支軸36に乗せ掛けた状態で、当該ロックアーム35を支軸36と縦部35aとの間においてテーブル2側の保持柱部29aに結合ねじ37を締め込んでねじ結合すれば当該ロックアーム35がテーブル2側に圧縮ばね38で付勢された状態に組み付けられる。このように保持柱部29aに対してねじ締めをすればロックアーム35がテーブル2の下面に対してほぼフローティング状態で組み付けられることから、当該ロックアーム35ひいてはロック機構30の組み付け性をよくすることができる。
また、グリップ部32を把持して操作位置側へ変位させ、その把持状態を維持したまま回転操作することにより当該第2ロック機構30をロック、アンロック操作することができる。このため、使用者は、グリップ部を把持した手の力を入れる方向を大きく変えることなく一連の操作として行うことができるので手首への負担を小さくすることができ、この点で当該ロック機構の操作性を高めることができる。
また、使用者がグリップ部32を右回りに回転操作するとテーブル2の回転ロック状態が解除(アンロック)され、左回りに回転操作するとテーブル2が回転不能にロックされる。これに対して従来公知の回転ロック機構であってロックねじの締め込みによりテーブルを回転ロックする構成では、当該ロックねじを右回りに回転させてテーブルをロックし、左回りに回転させてアンロックする構成となっていた。例示した実施形態では、ロック操作とアンロック操作についてグリップ部32の回転方向が従来とは逆になっている。
通常、右利きの使用者であれば、使用者はグリップ部32の左側に位置して右手でグリップ部32を把持する。この場合に、使用者は右手で把持したグリップ部32をそのまま右回ししてアンロックし、そのまま当該グリップ部32を手前側へ移動させればテーブル2を左方向(平面的に見て時計回り方向)に回転させることができ、逆にグリップ部32を右方へ押すことによりテーブル2を右方向(平面的に見て反時計回り方向)に回転させることができる。
このように、右利きの使用者の場合、グリップ部32の左側に位置して右手でグリップ部32を把持することから、グリップ部32のアンロック操作時及び当該アンロック状態を保持しつつテーブル2を左側若しくは右側に回転操作する時の右手首のひねり方向をより楽な上側へ凸なる向きとすることができ、これにより右手首の負担を少なくすることができるので、この点でも当該第2ロック機構30ひいては卓上切断機1の操作性をよくすることができる。
また、例示した実施形態によれば、ロックアーム35が支軸36を支点にしてその縦部35a側と後端部35f側を相互に反対方向に変位させる状態に傾動する構成とされ、支軸36に対して後端部35fとは反対側に作用させる圧縮ばね38の付勢力によってベース3側のロック板3bを挟み込んでテーブル2をロックする構成となっていることから、当該ロックアーム35を支軸36を支点とする「てこ」として作用させることができる。このため、支軸36に対する後端部35f及び圧縮ばね38の作用点を適切に設定することにより、ロック板3bの挟み込み力を任意に設定することができ、これによりテーブル2の適切な回転ロック力を設定することが容易になる。また、比較的付勢力の小さな小形の圧縮ばねで大きな回転ロック力を得ることができる。
以上説明した第1実施形態には種々変更を加えることができる。図10〜図13には第2実施形態に係る第2ロック機構50が示されている。第1ロック機構20及びその他の構成については、前記した第1実施形態と同様で足りるので、同位の符号を用いてその説明を省略する。第2実施形態に係る第2ロック機構50は、前記第1実施形態のロックアーム35が前後(長手方向)に二分割されている点で第1実施形態と異なっている。
第2実施形態に係る第2ロック機構50のロックアーム51は、前側アーム52と後側アーム53に分割されている。前側アーム52の後部と後側アーム53の前部は、連結ピン55を介して相互に連結されている。前側アーム52は、概ねL字形に屈曲しており、その前側の縦部52aは延長部2aの前面に沿って立ち上がっている。この縦部52aには、切り換え孔52bが形成されている。この切り換え孔52b内に作動カム33が位置している。
この前側アーム52は、その長手方向ほぼ中央において、延長部2a側に設けた前側支軸54によって下側から受けられている。このため、前側アーム52は、前側支軸54を中心にしてその前側(縦部52a側)と後側(連結ピン55側)とを上下相互に反対側へ変位させる状態で支持されている。
前側アーム52の縦部52aには、第1実施形態と同じく切り換え孔52bが設けられている。この切り換え孔52b内に作動カム33が位置している。第1実施形態と同様この作動カム33はクラッチ部40を経たグリップ部32の回転操作に作動軸31回りに回転操作される。作動カム33が回転することにより、縦部52aが上下に変位する。図11に示すように縦部52aが上側へ変位すると当該第2ロック機構50がロック状態となってテーブル2の回転位置が固定される。これに対して、図13に示すように縦部52aが下側へ変位すると第2ロック機構50がアンロック状態となってテーブル2が回転可能な状態となる。第2実施形態では、前側アーム52と後側アーム53に二分割されているため、当該第2ロック機構50のロック、アンロック状態と、縦部35aの移動方向との関係が第1実施形態とは逆になっている。この点については後側アーム53を説明した後に詳述する。
前記したように後側アーム53の前部は、連結ピン55を介して前側アーム52の後部に連結されている。前側アーム52の後部の上側に後側アーム53の前部が、ほぼ重ね合わされた状態に連結されている。この連結ピン55は前側アーム52に固定されている。この連結ピン55の上部が後側アーム53の前部に設けた連結孔53a内に下側から挿入されて、当該後側アーム53の前部が前側アーム52の後部に連結されている。連結孔53aは、前後に僅かに長い溝孔形状に形成されている。このため、連結孔53a内において連結ピン53aは相対的に前後に僅かに変位(傾斜)可能となっている。これにより、前側アーム52と後側アーム53がその板厚方向(上下)に僅かに傾斜可能な状態で相互に連結されている。
後側アーム53の後部は、第1実施形態と同様支軸(第2実施形態では後側支軸36という)によって下方から受けられている。この後側支軸36と連結ピン55との間において、当該後側アーム53は、圧縮ばね38によって下方へ付勢されている。この圧縮ばね38は、テーブル2の下面の横壁部29と、椀形の受け座56との間において保持柱部29aの周囲に装着されている。保持柱部29aの下部には結合ねじ37が取り付けられている。この結合ねじ37のフランジ部37aによって受け座56が保持柱部29aの下部に保持されている。受け座56は、後側アーム53の前部に設けた受け孔53b内に上側から挿入されている。この受け座56を介して圧縮ばね38の付勢力が後側アーム53の前側に作用する。
後側支軸36の前側に作用する圧縮ばね38の付勢力によって、当該後側アーム53の後部53cが上方へ付勢されている。図10に示すようにこの後部53cと横壁部29に設けたロック壁部29bとの間にベース3側に取り付けたロック板3bが挟み込まれることにより、ベース3に対するテーブル2の回転位置が固定される。このように後側アーム53が後側支軸36を中心とする「てこ」として作用することにより圧縮ばね38の付勢力が増幅されて、ベース3のロック板3bが、後部53cとロック壁部29bとの間に強固に挟み込まれることによりテーブル3の回転位置が強固に固定される。このことから、圧縮ばね38の付勢力はロック側に作用している。
これに対して図12に示すように後側アーム53の前部が圧縮ばね38に抗して上方へ変位すると、当該後側アーム53は後側支軸36を中心にして反時計回り方向に傾動する結果、その後部53cが下方へ変位してロック壁部29bとの間でのロック板3bの挟み込み状態が解除され、従って当該第2ロック機構50がアンロックされてテーブル2が回転可能な状態となる。
後側アーム53の前部は、前側アーム52の後部が圧縮ばね38に抗して上方へ変位することによって上方へ押し上げられる。前側アーム52の後部は、当該前側アーム52が支軸54を中心にして時計回り方向に傾動することによって上方へ変位し、この時その前側は下方へ変位する。従って、前側アーム52は、圧縮ばね38の間接作用によって、反時計回り方向(ロック側)に付勢されている。このように、前側アーム52は、前側支軸54で受けられて反時計回り方向がばね付勢されたロック側となる結果、前記したように第2実施形態では、第1実施形態とは異なって前側アーム52の前部(縦部52a)が図10及び図11に示すように上方へ変位した時にロック状態となる一方、図12及び図13に示すように下方へ変位した時にアンロック状態となる。従って、前側アーム52の縦部52aは、圧縮ばね38の間接作用により上方へ変位する方向(ロック側)に付勢されている。
図11に示すようにグリップ部32の左回りの回転操作により、作動カム33がその両側部の係合部33b,33b(噛み合い歯33a,33a)を水平に位置させたロック位置に回転操作されると、一方の係合部33bが切り換え孔52bの下部から外れるため、当該係合部33bの押し下げが解除され、その結果縦部52aが圧縮ばね38の間接作用により上方へ変位する。縦部52aが上方へ変位することにより前側アーム52が図10において前側支軸54を中心にして反時計回り方向に傾動し、従って後側アーム53が圧縮ばね38によって時計回りに傾動する結果、その後部53aとロック壁部29b間にロック板3bが挟み込まれて第2ロック機構50がロック状態となる。
これに対して、図13に示すようにグリップ部32の右回りの回転操作により、作動カム33がその両側部の係合部33b,33b(噛み合い歯33a,33a)を上下に位置させたアンロック位置に回転操作されると、一方の係合部33bによって切り換え孔52bの下部が下方へ押されるため、縦部52aが圧縮ばね38の間接作用に抗して下方へ変位する。縦部52aが下方へ変位すると、前側アーム52が図12に示すように前側支軸54を中心にして時計回り方向に傾動し、その結果後側アーム53の前側が圧縮ばね38に抗して上方へ押し上げられる。前側が押し上げられることによって、後側アーム53は後側支軸36を中心にして反時計回り方向に傾動してその後部53aが下方へ変位する。後部53bが下方へ変位することによって、ロック壁部29bとの間におけるロック板3bの挟み込み状態が解除されて第2ロック機構50がアンロック状態となる。
図11に示すように作動カム33のロック側の回動端は、第1実施形態と同様一方の噛み合い刃33bがストッパブロック39のロック側ストッパ面39a(下面)に当接することにより規制されている。これに対して、図13に示すように作動カム33のアンロック側の回動端は、ストッパブロック39のアンロック側ストッパ面39b(側面)に他方の噛み合い歯33bが当接することにより規制されている。このように、作動カム33を約90°回転操作することにより、当該第2ロック機構50のロック、アンロック操作を行うことができる。
以上説明した第2実施形態の卓上切断機1における第2ロック機構50よっても、グリップ部32を圧縮ばね34に抗して操作位置に移動させ、しかる後に回転操作することによって当該第2ロック機構50のロック、アンロック状態を切り換え操作することができる。これに対して、グリップ部32は何ら操作しない状態では非操作位置に保持されるため、回転操作しても空回りして作動カム33が回転せず、従って当該第2ロック機構50のロック状態若しくはアンロック状態は切り換わらない。
テーブル2のロック、アンロック操作時には、使用者はグリップ部32を把持して手首に体勢を整えた後にそのまま操作位置側に押し込んでクラッチ部40を噛み合わせ、この噛み合わせ状態で当該グリップ部32を回転操作することにより、作動カム33を回転させて当該第2ロック機構50のロック、アンロック状態を切り換えることができる。
また、グリップ部32を約90°の範囲で回転操作すれば、第2ロック機構50のロック、アンロック状態を切り換えることができる。これらのことから、第2実施形態に係る第2ロック機構50によっても、第1実施形態と同様その操作性を高めることができる。
さらに、第2実施形態に係る第2ロック機構30によれば、第1実施形態における一部材としてのロックアーム35が前側ロックアーム52と後側ロックアーム53に二分されており、前側ロックアーム52の組み付けに際しては圧縮ばね38の作用を受けないことから当該第2ロック機構50の組み付け作業を簡略化することができる。
また、後側ロックアーム53については第1実施形態と同様、保持柱部29aに結合ねじ37を締め込むことにより圧縮ばね38の付勢状態に組み付けることができる。
さらに、第2実施形態に係る第2ロック機構50においても、グリップ部32を右回りに回転操作するとテーブル2の回転ロック状態がアンロックされ、左回りに回転操作するとテーブル2が回転不能にロックされることから、グリップ部に固定したロックねじの締め込みによる従来のロック機構とは逆になっている。このため、使用者が右利きである場合には、グリップ部32の操作位置側への押し込み操作後、そのままグリップ部32を右回りに回転操作してアンロックし、この時点の手首の姿勢を保持したままでテーブル2を回転操作することができるので、第1実施形態と同様右手首の負担を少なくすることができ、この点でも第2ロック機構50の操作性をよくすることができる。
以上説明した第1及び第2実施形態には、更に変更を加えることができる。例えば、2系統の回転ロック機構20,30(50)を備える卓上切断機1を例示したが、例示した第1ロック機構20を備えない卓上切断機における回転ロック機構についても同様に適用することができる。
また、上下のスライド機構5,6あるいは左右傾動機構4を備えない卓上切断機についても同様に適用することができる。
さらに、作動軸31にグリップ部32を固定して、両者一体で軸方向及び軸回りに回転する構成を例示したが、作動軸はテーブル延長部2aに対して軸方向及び軸回りに固定して設け、グリップ部をこの作動軸に対して回転可能かつ軸方向移動可能に支持する構成としてもよい。
また、グリップ部32を右回りに回転操作してアンロック、左回りに回転操作してロックする構成を例示したが、ロック、アンロックの回転操作方向については逆にすることもできる。逆にするには、例えばストッパブロック39の位置を例示した作動カム33の右上側の位置から左上側の位置に変更すればよい。
また、グリップ部32を約90°回転操作してロック、アンロックする構成を例示したが、グリップ部の回転操作角度は任意に設定することができる。
さらに、グリップ部の操作位置と非操作位置との間の移動操作を省略して、その噛み合い歯が作動カムの噛み合い歯に常時噛み合った状態に設けて、グリップ部を単に回転操作してロック機構をロック、アンロックする構成と場合に、グリップ部を右回りに回転操作するとアンロックされ、左回りに回転操作するとロックされる構成とすることにより、前記したようにテーブル回転操作時における右手首の負担を少なくすることができる。
本実施形態の卓上切断機の全体側面図である。 テーブルの縦断面図であって、延長部に組み込まれた第1及び第2ロック機構の側面図である。本図は、第1及び第2ロック機構のロック状態を示している。また、グリップ部は非操作位置に戻された状態が示されている。 図2の(III)-(III)線断面矢視図である。本図は、作動カムがロック位置に位置する状態を示している。 テーブルの縦断面図であって、延長部に組み込まれた第1及び第2ロック機構の側面図である。本図は、第1ロック機構がロック状態で、第2ロック機構がアンロック状態を示している。グリップ部は非操作位置に戻された状態で示されている。 図4の(V)-(V)線断面矢視図である。本図は、作動カムがアンロック位置に位置する状態を示している。 テーブルの縦断面図であって、延長部に組み込まれた第1及び第2ロック機構の側面図である。本図は、第1及び第2ロック機構が共にアンロックされた状態を示している。グリップ部は非操作位置に位置する状態が示されている。 グリップ部及びその周辺を左前斜めから見た斜視図である。本図は、グリップ部が非操作位置に位置する状態で示されている。また、作動カムはロック位置に位置する状態で示されている。 グリップ部及びその周辺を左前斜めから見た斜視図である。本図は、グリップ部が操作位置に押し込まれた状態で示されている。また、作動カムはロック位置に位置する状態で示されている。 グリップ部及びその周辺を左前斜めから見た斜視図である。本図は、グリップ部が操作位置に押し込まれた状態で示されている。また、作動カムはアンロック位置に位置する状態で示されている。 第2実施形態に係る第2ロック機構を備えたテーブル延長部の縦断面図である。本図は、第1及び第2ロック機構のロック状態を示している。また、グリップ部は非操作位置に戻された状態が示されている。 図10の(XI)-(XI)線断面矢視図である。本図は、作動カムがロック位置に位置する状態を示している。 第2実施形態に係る第2ロック機構を備えたテーブル延長部の縦断面図である。本図は、第1ロック機構がロック状態で、第2ロック機構がアンロックされた状態を示している。グリップ部は非操作位置に戻された戻された状態で示されている。 図12の(XIII)-(XIII)線断面矢視図である。本図は、作動カムがアンロック位置に位置する状態を示している。
符号の説明
W…切断材
1…卓上切断機
2…テーブル、2a…延長部、2b…刃口
3…ベース
3a…位置決め孔、3b…ロック板、3c…ねじ、3d…補助テーブル部
4…左右傾動機構
5…下側のスライド機構
6…上側のスライド機構
7…位置決めフェンス
8…回転支軸
10…切断機本体
11…支軸
12…電動モータ
13…鋸刃
14…ブレードケース
15…可動カバー
16…ハンドル部
20…第1ロック機構
21…ロックピン、21a…係合ピン
22…支軸
23…支持壁部(前側)、23a…支持孔
24…支持壁部(後側)、24a…支持孔
25…圧縮ばね
26…操作レバー、26a…係合溝部、26b…脚部
27…補助壁部、27a…支持孔
28…止め輪
29…横壁部、29a…保持柱部、29b…ロック壁部
30…第2ロック機構
31…作動軸
32…グリップ部、32a…噛み合い歯
33…作動カム、33a…噛み合い歯、33b…係合部
34…圧縮ばね
35…ロックアーム
35a…縦部、35b…切り換え孔、35c…横部、35d…凹部、35e…挿通孔
35f…後端部
36…支軸
37…結合ねじ、37a…フランジ部
38…圧縮ばね
39…ストッパブロック
39a…ストッパ面(ロック側)、39b…ストッパ面(アンロック側)
40…クラッチ部
50…第2ロック機構(第2実施形態)
51…ロックアーム
52…前側アーム
53…後側アーム
54…前側支軸
55…連結ピン
56…受け座

Claims (7)

  1. ベースに水平回転可能に支持されたテーブルを備えた卓上切断機であって、
    前記テーブルはその回転操作時に把持するグリップ部と、前記ベースに対する回転を規制するロックアームと、該ロックアームに前記グリップ部の回転操作による回転運動を伝達するためのクラッチ部を備え、
    前記クラッチ部を介して前記グリップ部の回転操作による回転運動が前記ロックアームに伝達される状態と遮断される状態とに切り換え可能な構成とした卓上切断機。
  2. 請求項1記載の卓上切断機であって、前記グリップ部は、作動軸を介してその軸回りに回転可能かつ軸線方向の操作位置と非操作位置との間を変位可能に支持されており、
    前記グリップ部を前記操作位置へ変位させた状態では、該グリップ部の回転操作による回転運動が前記クラッチ部を介して前記ロックアームに伝達される一方、
    前記グリップ部を前記非操作位置へ変位させた状態では、該グリップ部の回転操作による回転運動が前記クラッチ部で遮断されて前記ロックアームに伝達されない構成とした卓上切断機。
  3. 請求項2記載の卓上切断機であって、前記作動軸の軸回りに回転して前記ロックアームをロック位置とアンロック位置に移動させる作動カムを備え、該作動カムに対して前記グリップ部が前記操作位置へ変位すると前記クラッチ部が接続されて、該グリップ部の回転操作による回転運動が前記ロックアームに伝達される構成とした卓上切断機。
  4. 請求項3記載の卓上切断機であって、前記グリップ部と前記作動カムとの間に圧縮コイルばねを介装して前記グリップ部を前記非操作位置側にばね付勢した卓上切断機。
  5. ベースに水平回転可能に支持されたテーブルと、該テーブルの回転をロックするためのロック機構を備えた卓上切断機であって、
    前記テーブルはその回転操作時に把持するグリップ部を備えており、
    該グリップ部を左回りに回転操作すると前記ロック機構により前記テーブルが回転不能にロックされる一方、前記グリップ部を右回りに回転操作すると前記ロック機構がアンロックされて前記テーブルを回転可能な状態となる構成とした卓上切断機。
  6. ベースに水平回転可能に支持されたテーブルを備えた卓上切断機であって、
    前記テーブルはその回転操作時に把持するグリップ部と、前記ベースに対する回転を規制するロックアームを備え、
    前記ロックアームは、前記テーブルの下面側において作動カムと支軸の2点で受けられて該支軸を中心にして上下に傾動可能に支持されており、該支軸に対して一端側の前記作動カムとの間において前記テーブルの下面との間に圧縮ばねを介装して該圧縮ばねの付勢力により前記ロックアームを下向きに付勢して、該ロックアームの他端側と前記テーブルの下面との間に前記ベース側を挟み込んで該テーブルの回転を規制する構成とした卓上切断機。
  7. 請求項6記載の卓上切断機であって、前記圧縮ばねは、前記テーブルの下面に設けた保持柱部の周囲に装着され、該保持柱部の下端と前記ロックアームを相対変位可能にねじ結合して前記圧縮ばねの付勢力を前記ロックアームに作用させる構成とした卓上切断機。

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