JP4670253B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気カード等の磁気記録媒体を製造するための磁性塗料、及びこれを用いた磁性層を構成部材として使用する熱転写用積層体及び磁気記録媒体に関するものである。
磁気テープや磁気カード等の磁気記録媒体を形成するのに使用される熱転写用積層体は一般的にPETフィルム等の非磁性支持体上に磁性粉とバインダー樹脂とからなる塗膜を積層することにより形成されている。
熱転写用積層体から磁気カード等の磁気記録媒体を作製するには、熱転写用積層体の原反を、所定の幅に裁断し作製した転写用磁気テープを用いる。転写用磁気テープの接着層面を、磁気カード形成に用いる非磁性支持体たるカード用基体の表面に接触させ、該テープの転写用仮支持体(仮支持体フィルム)側から加圧、加熱せしめ両者を接着させる。その後、転写用磁気テープの仮支持体フィルムを磁性層との界面、あるいは剥離層が存在するときは剥離層との界面より剥離して、磁気カード用基体の上に、磁性層、もしくは剥離層を最上層とした磁気記録層を転写させ、磁気カード用の磁気記録媒体を形成させる。
このようなカード用磁気記録媒体、もしくは磁気記録媒体形成用の熱転写積層体については、近年、ハンドバック留め金等に使用される永久磁石により磁気記録媒体上の記録情報が消される消磁事故対策、及び、磁気記録媒体の高記録密度化やS/N比、C/N比の改良要求に伴って磁性粉がより高抗磁力化してきているため、磁性粉を塗料中に均一に分散させ、充填度の高い磁性層を得ることがより必要になっている。このため、磁性粉を均一に分散させるバインダー樹脂の分散能力が非常に重要な要因であった。
ところで、磁気記録媒体を塗布技術によって形成する時は、通常、配向と呼ばれる方法により磁気特性を向上させる。配向とは、磁気塗料が塗布されてから、流動性が充分に残っている状態において、磁場中を通過させることで、磁性粉の磁化容易軸を一方向にそろえることである。配向を行う目的は角型比(Br/Bm)を向上させることで、残留磁束密度(Br)を向上させ、磁気ヘッドによって記録される信号エネルギーを増大させ、その結果として、再生出力を向上させることである。
充分に配向させるためには磁性粉を均一に分散させるだけではなく、配向後も磁性粉の方向性を維持させ続けねばならない。公知慣用の磁性粉の中には、バリウムフェライトのように粒子径が極めて大きく盤状の形状をした粉体が存在する。バリウムフェライトは、平板状で垂直方向に磁気容易軸を有し、短波長記録特性に優れているものの、粒子径が大きいため配向後、磁化容易軸方向に揃った構造が乱れやすい。この配向後の構造を、磁気層の乾燥経路に経るまで維持することが重要であるが、これを実現するためには、バインダー樹脂として塩化ビニル樹脂を使用することが必要であり、それ以外の樹脂では上記の課題を解決することが困難であった。
しかしながら塩化ビニル系共重合体は埋め立て処分の際に有毒な塩化水素ガスを発生すること、また焼却処分をしようとした場合、低温燃焼時に有害なダイオキシンが発生すること等により、最近はこれを使用することを回避する傾向にある。例えば、カード用基体の材料として、非結晶性ポリエステルであるPET−Gや生分解性プラスチックが使用されている。しかしながら、基体の磁気ストライプ部や印刷インキには依然として塩化ビニル系共重合体が使用されており、カード全体としては完全な塩素フリーとはなっていない。磁気ストライプ部分等に使用される樹脂量そのものは、カード基体に使用される樹脂量に比して少量であるが、焼却時の塩素量とダイオキシン発生量とは比例関係にはないとの報告もあるため、塩素化合物を少量含有しただけでも焼却時に問題量のダイオキシンを発生する可能性もある。このためプラスチックカードの完全脱塩ビ化が望ましく、このためには、磁気ストライプに使用する材料においても脱塩化ビニル化が望まれていた。
磁気ストライプ部の脱塩化ビニル化を目指す技術として、磁性層の結着樹脂として、親水性の極性基を有するラジカル重合性単量体を共重合させたアクリル系樹脂とウレタン樹脂とを含有する熱転写用積層体、磁気記録媒体及び貼合用非塩素系磁気記録媒体が開示されている(特許文献1及び特許文献2参照)。また、バインダー樹脂として、イオウ又はリンを含む塩型強酸基及び第四級アンモニウム塩基の中から選ばれた少なくとも1種の親水性基とエポキシ基とを含有するスチレン系共重合体又はアクリル系樹脂を用いた磁気記録媒体が開示されている(特許文献3参照)。
しかしながら、これらの先行技術で開示されている技術では、バリウムフェライトの配向後の構造を、磁気層の乾燥経路に経るまで維持すること困難であった。
特開2000−311330号公報 特開2002−56524号公報 特開平5−182176号公報
したがって、本発明の目的は、バリウムフェライト粉末の分散性が良好であり、配向後の構造を磁気層の乾燥経路に経るまで維持することが可能な非塩化ビニル系樹脂を使用した磁性塗料を提供することである。また、本発明の他の目的は上記課題を解決した磁性層を提供することである。また、本発明の他の目的は上記課題を解決した熱転写用積層体を提供することである。また、本発明の他の目的は上記課題を解決した磁気記録媒体を提供することである。
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意検討した結果、バインダー樹脂として塩素原子を有しない分子構造の樹脂であり、且つポリウレタン樹脂と、分子内に親水性の極性基を有する単量体を全単量体に対して30〜40質量%含有するラジカル重合性単量体を共重合させたアクリル系樹脂とを用いることにより、バリウムフェライト粉末を磁性粉として用いた場合でも、該粉末の分散性が良好であり、該粉末の配向後の構造を磁気層の乾燥経路に経るまで維持することが可能な磁性塗料、並びに該塗料を用いた磁性層、熱転写用積層体及び磁気記録媒体を得ることができることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、バインダー樹脂の有機溶剤溶液中に磁性粉を微分散させた磁性塗料であって、前記バインダー樹脂が塩素原子を有しない分子構造の樹脂であり、且つポリウレタン樹脂と、分子内に親水性の極性基を有する単量体を全単量体に対して30〜40質量%含有するラジカル重合性単量体を共重合させたアクリル系樹脂とを含有し、前記磁性粉がバリウムフェライト粉末であることを特徴とする磁性塗料を提供するものである。
また、本発明は、バインダー樹脂中に磁性粉を微分散させた磁性層であって、前記バインダー樹脂が塩素原子を有しない分子構造の樹脂であり、且つポリウレタン樹脂と、分子内に親水性の極性基を有する単量体を全単量体に対して30〜40質量%含有するラジカル重合性単量体を共重合させたアクリル系樹脂とを含有し、前記磁性粉がバリウムフェライト粉末であることを特徴とする磁性層を提供するものである。
また、本発明は、支持体上に、磁性層と、接着層とが、この順に積層された熱転写用積層体であって、前記磁性層が上記の磁性層であることを特徴とする熱転写用積層体を提供するものである。
更に、本発明は、非磁性支持体上に、接着層と、磁性層とが、この順に積層された磁気記録媒体であって、前記磁性層が上記の磁性層であることを特徴とする磁気記録媒体を提供するものである。
本発明の磁性塗料は、バリウムフェライト粉末の分散性が良好であり、配向後の構造を磁気層の乾燥経路に経るまで維持することが可能である。したがって、該磁性塗料を使用した磁性層、熱転写積層体及び磁気記録媒体は、角型比が向上し、再生出力の高い磁気記録媒体となる。また、本発明の磁性塗料は組成中に塩素化合物を含有しないため埋め立て処分の際に有毒な塩化水素ガスを発生したり、焼却処分をしようとした場合、有害なダイオキシンが発生したりすることがない。
本発明における磁気記録媒体とは、広義には、要求される外形および機械的特性などの各種機能を備えた金属やプラスチック、紙などからなる基体に、磁気記録再生機能を持つ磁性層部分を装備した製品群の総称である。例えば、コンピュータ用ハード部品としての磁気ディスクやテープ類、プラスチック製クレジットカードないしキャッシュカードなどの磁気カード類、銀行などの合成紙製磁気通帳類、あるいは紙製乗車券・通行券等の磁気切符類などである。これと合わせて、狭義には、磁気記録再生機能を持つ磁性層部分ないしその機能確保に最低必要な付帯的部分のみ、例えば、前記した磁気カードにあってはカードの組込み部品として使用する磁気テープ(磁気ストライプとも呼ぶ)を直接に磁気記録媒体と呼ぶ。
また、熱転写用積層体とは、磁気記録媒体の一種である。そして、磁性層及びその他の機能層を積層した、主に磁気カードなどの構成部品として使用する磁気記録再生シート(スリッティング加工等によりテープ形状としたものは磁気テープと呼ぶ)であって、特に、「転写」と称する加工方法によって、該磁気記録再生シートを磁気記録媒体の基体に積層できるような構成にしたものである。熱転写用積層体は、基本的に、それを構成する層として、(1)転写用支持体、(2)最終製品において各種の汚損から機能層を護る役目としての保護層(任意に設ける層)、(3)磁気記録再生の実質的機能層である磁性層および(4)熱転写用の接着層、等による積層構造を採っている。また、熱転写用積層体は、一般的には、磁気記録媒体の基体となるプラスティックシートないし合成紙などとは別の製品(部品)として製造し、磁気カード製造における製品化工程中での構成材料として、磁気記録媒体の基体内部ないしは表面部分に組み込み使用する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の磁性塗料に使用するバインダー樹脂は、分子内に塩素原子を有しない構造のポリウレタン樹脂と、分子内に塩素原子を有しない構造であり、且つ分子内に親水性の極性基を有する単量体を全単量体に対して30〜40質量%含有するラジカル重合性単量体を共重合させたアクリル系樹脂を含有する樹脂である。また、その他の樹脂を本発明の効果を損なわない範囲であれば、必要に応じて使用することができるが、その場合であっても分子内に塩素原子を有しない構造の樹脂であることが好ましい。本発明で使用するアクリル系樹脂を製造するために用いる親水性の極性基を有するラジカル重合性単量体の例としては、水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基又はリン酸基を有する単量体等が挙げられる。
水酸基を有する単量体の例では、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシプロピルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、アリルヒドロキシエチルエーテル、アリルヒドロキシプロピルエーテル、アリルヒドロキシブチルエーテル、アリルヒドロキシエトキシエチルエーテル、アリルヒドロキシプロポキシプロピルエーテル、アリルジヒドロキシプロピルエーテル、アリル3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルエーテル、ビニルアルコール、アリルアルコールなどが挙げられる。なお、本明細書中で(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸またはメタクリル酸のことであり、アクリル酸またはメタクリル酸の誘導体についても同様である。
中でも、本発明で使用する水酸基を有する単量体としては、下記式(I)
Figure 0004670253
(式中、Rは水素原子又はメチル基を表し、Rは分岐鎖を有していても良い炭素原子数2〜8のアルキレン基を表す。)で表される化合物を使用することが好ましい。特に、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートを使用することが好ましい。
カルボキシル基を有する単量体の例では、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の不飽和カルボン酸無水物及びこれら二塩基酸の半エステルなどが挙げられる。
スルホン酸基を有する単量体の例としては以下の構造式を持った化合物があげられる。
Figure 0004670253
(ただしMは水素原子またはアルカリ金属原子を表し、Rはアルキル基を表す。)等が挙げられる。
リン酸基を有する単量体の例ではモノ[(メタ)アクリロイルオキシエチル]アシッドホスフェート、モノ[(メタ)アクリロイルオキシプロピル]アシッドホスフェート、モノ[(メタ)アクリロイルオキシブチル]アシッドホスフェート、モノ[(メタ)アクリロイルオキシエトキシノエチル]アシッドホスフェート、モノ[(メタ)アクリロイルオキシポリオキシエチレングリコール]アシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシエチルメチルアシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシエチルブチルアシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシプロピルエチルアシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシエチルメチルアシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシポリオキシエチレングリコールブチルアシッドホスフェート、ビニルアシッドホスフェート及びそれらのアルカリ金属塩等が挙げられる。
親水性の極性基を有するラジカル重合性単量体は1種類のみ用いても2種類以上を併用してもよいが、その量が少ないと分散性が低下し、多すぎる場合には塗料粘度が高くなる。したがって、親水性の極性基を有するラジカル重合性単量体の使用量は全単量体中の30〜40質量%であるが、好ましくは32〜38質量%である。
本発明で使用するアクリル系樹脂は以上に説明した親水性の極性基を有するラジカル重合性単量体を用いて製造したアクリル系樹脂であるが、それ以外のアクリル系単量体としては、メチルメタクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート類、メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アクリレート類などを使用することもできる。
また、必要に応じて上述以外のラジカル重合性単量体を共重合させることができる。このような単量体の例としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ブタジエン、更にメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル類などが挙げられる。これらの単量体は本発明の効果を損なわない限り、単量体全量の20質量%以下で使用することができ、最適使用量は、得られる共重合体のガラス転移温度及び強度、ヤング率、多層コーティング時の層間接着性等の物性を考慮して選定される。
以上に説明した各単量体の組合せから構成される共重合体は、分子量が低すぎると磁気塗膜がもろくなるなど物理的強度が低下し、また熱転写後のカード形成時の耐久性も低下する。逆に分子量が高すぎると、磁気層形成用塗料の粘度が増大し、塗布時の作業性が悪くなり取り扱いが困難になってくる。このため、その数平均分子量は1000〜100000であることが好ましく、より好ましくは5000〜20000の範囲である。
アクリル系樹脂とともに、本発明の磁性層用結着樹脂として用いられるポリウレタン樹脂は、磁性層の表面硬度や接着強度などの力学的性質について良好な特性を示し、特に磁性粉の分散性に優れる前記アクリル系樹脂と併用されたときに、バランスのよい磁性層を形成する。
アクリル系樹脂とポリウレタン樹脂の質量比率は1:10以上で使用すると、磁性層中の磁性粉の分散と、磁性層の物性のバランスを好適に保つことが出来る。とくに2:5〜3:2の範囲で配合することが生産効率上好ましい。
磁性塗料調整時に上記、アクリル系樹脂とポリウレタン樹脂とをバインダー樹脂として使用する際、必要に応じ他の樹脂を等量以下の割合で併用してもよく、この併用し得る樹脂としては、分子構造中に塩素を含まないバインダー樹脂として、例えばポリエステル、ニトロセルロース、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、セルロース誘導体、アルキッド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の重合体または共重合体などの各種樹脂をあげることができる。
本発明で使用する磁性粉はバリウムフェライトであり、バリウムフェライト粒子の粒子径としては0.5〜1.0μmのものが好ましく、0.6〜0.9μmのものがより好ましい。また、BET比表面積は2〜9m/gのものが好ましく、3〜8m/gのものがより好ましい。なお、粒子径は通気法にて測定した値である。
本発明の磁性塗料は、バリウムフェライトと、それに対して、好ましくは20〜30質量%の上記のバインダー樹脂と、メチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサノン等の溶剤、さらに公知慣用の分散安定剤や界面活性剤、さらには樹脂フィラー等を加えて、例えばボールミル、サンドグラインドミル等の分散機で分散して製造する。磁性塗料の固形分の濃度は25%〜55質量%が好ましい。この磁性塗料を用いて、磁性層を形成する場合、例えば、磁性塗料にイソシアネート化合物を混合して、攪拌後、該磁性塗料を塗設する層の上に乾燥塗膜厚が2〜20μmとなるように塗布し、塗膜を乾燥させる。この場合、磁性層の磁気特性を向上させるため、磁性塗料塗布直後に配向磁石よって磁性粉を原反長手方向に配向させることが好ましい。
本発明の磁性塗料を用いた熱転写用積層体は、転写用支持体上に本発明の磁性塗料からなる磁性層、及び接着層をこの順にそれぞれ塗布、乾燥させることにより製造する。転写用支持体としては、例えば厚さ15〜100μmの合成紙、ポリエステルフィルム等を用いることができる。また、熱転写用積層体は転写工程を経て磁気記録媒体を形成するが、その記録部分に高い滑り性を持たさねばならない場合は、必要に応じて支持体と磁性層の間に保護層を設けることが好ましい。
保護層を形成するための塗料に用いるバインダー樹脂は、公知慣用のものを使用できるが、比較的硬質で、皮膜性がよく、かつ剥離性に優れたものが好ましい。そのような樹脂としては、例えばニトロセルロース、アセチルセルロースの如きセルロース誘導体樹脂、ポリメチルメタアクリレート及びその共重合体、ポリビニルブチラール、アクリル、ポリカーボネート、フェノキシ樹脂等が挙げられる。
これらの樹脂をメチルエチルケトン、トルエン、シクロヘキサノン等の溶剤に5〜40質量%の濃度にして、シリコン樹脂やフッ素系樹脂のような公知慣用の離型剤を加え、液状塗料としてこれを剥離用の転写用支持体上に、乾燥塗膜厚が0.4〜2.0μmとなるように塗布の後、乾燥する。その後、好ましくは100〜120℃で、10秒から5分の間、熱処理硬化を行う。
バインダー樹脂はそのまま用いてもよいが、保護層の耐久性を向上させるにために、更に、このバインダー樹脂の分子間を架橋する硬化剤として、例えばポリイソシアネート化合物を併用するのが好ましい。ポリイソシアネート化合物の使用割合は、上記バインダー樹脂100質量部に対し2〜30質量部の範囲が好ましい。
接着層形成用塗料の調製は、上記バインダー樹脂が3〜70質量%となるように、メチルエチルケトン、トルエン等の混合溶剤に溶解して調製する。またこの際、高温環境下でのブロッキング防止剤として、シリカやポリエチレンワックス等を添加することができる。
接着層の形成は、上記接着層形成用塗料を、磁性層上に、乾燥塗膜厚が0.3〜10μmとなるように塗布し、50〜120℃で乾燥して行う。塗布方式としては、特に制限はなく、公知慣用の方式を使用できる。単層または複数層構成の塗布物製造に使用される方法に準じて製造することができる。具体的には、例えばグラビア方式、リバース方式、エアドクターコーター方式、ブレードコーター方式、エアナイフコーター方式、スクイズコーター方式、含浸コーター方式、トランスファロールコーター方式、キスコーター方式、キャストコーター方式、スプレイコーター方式、ダイ方式等が挙げられる。
磁性層を形成後、磁性層の上に塗布すべき接着剤層に用いられるバインダー樹脂としては、常温ではタックフリーであるが、加熱により粘接着性を発現して熱可塑性接着剤となるバインダー樹脂を用いることが好ましい。また、この接着剤には磁気テープ形成後のブロッキング防止を目的としてシリカや樹脂ビーズ等のブロッキング防止剤を用いても良い。これら樹脂を用い、メチルエチルケトン、トルエン等の溶剤に3〜70質量%となるように接着層用液状塗料を調整して、乾燥後の塗膜厚が0.3〜10μmとなるように塗布、乾燥させ、熱接着性樹脂層とする。
積層体の構成中に保護層を含む場合の熱転写用積層体、および該積層体によって形成される磁気記録媒体の構成例は以下の通りであり、断面の略図を図1に示す。
層構成(熱転写用積層体):
1.離型性を有する基材である転写用支持体/2.離型剤を含む、非磁性支持体から剥離性の高い保護層/3.磁性粉粒子が、バインダー樹脂に均一に分散した前記保護層に対して良好な接着性を有する磁性層/4.前記磁性層への良好な接着性と後述する転写すべき非磁性支持体への良好な接着性とを兼備する常温で接着性がなく、加熱時粘接着性を発現する接着層。
このように作成された熱転写用積層体を用いて、情報交換用の磁気記録媒体を作製するには、熱転写用積層体の原反を、所定の幅に裁断し作製した転写用磁気テープを用いる。転写用磁気テープの接着層を、その上に被転写層を形成すべき基体であり、好ましくは塩素を含まない材料で形成されている非磁性支持体の表面に接触させ、転写用磁気テープの転写用支持体の側から、加圧、加熱して両者を接着させる。その後、転写用支持体を保護層との界面より剥離して、非磁性支持体上に保護層を最上層とした層を形成する。図2に熱転写用積層体を非磁性支持体上に転写して形成した磁気記録媒体を示す。
なお、磁気記録媒体によっては、磁性層上に隠蔽層、着色層、模様層等を形成して媒体自体の意匠生を高めることが行われる。この場合これらの層は、磁性層を最上層とする磁気記録媒体の上に塗設してもよいが、あらかじめこれら意匠性を付与する層を熱転写用積層体側に積層し形成しておき、転写工程によってこれらの層を同時に基体側に転写して製造してもよい。
このような製造方法において用いられる転写用積層体は図1において、保護層と磁性層との間に隠蔽層あるいは着色層、もしくはその双方が形成されたものとなり、転写工程を経て形成される磁気記録媒体の構成も図2において磁性層上、保護層との間に、隠蔽層や着色層が形成されたものとなる。
本発明の磁気記録媒体である磁気カードは、前述したように、磁気記録媒体基体の表面に上記熱転写用積層体を熱転写して得られる。基体は、通常、積層物であって、コアシートと呼ぶ印刷等が可能な芯材とその上下に設けられたオ−バ−レイシ−トと呼ぶカバーシートなどから成っている。
以下に、本発明の具体的な実施例および比較例を挙げ、更に詳細に説明する。しかし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、以下において、部は質量部を表すものとする。
(実施例1)
<保護層形成用塗料の組成>
ポリビニルブチラール 10.0部
(積水化学社製『エスレック BM−1』)
ポリエチレンワックス 2.0部
(三井石油化学(株)製『ハイワックス200PF』)
メチルエチルケトン 33.0部
トルエン 33.0部
エチルアルコール 20.0部
イソシアネート化合物 2.0部
(大日本インキ化学工業(株)製『バ−ノックD−750』)
<磁性塗料の組成>
バリウムフェライト磁性粉 40部
(戸田工業(株)製『MC−127』)
アクリル系樹脂樹脂 6部
(大日本インキ化学工業(株)製『アクリディック52−666』;全単量体に対して、2−ヒドロキシエチルメタクリレートを35質量%使用して製造した樹脂。分子中に塩素原子を有しない構造の樹脂。)
ポリウレタン樹脂 4部
(大日本インキ化学工業社製、『パンデックスT−5205』;分子中に塩素原子を有しない構造の樹脂。)
メチルエチルケトン 20部
トルエン 20部
シクロヘキサノン 8部
イソシアネート化合物 2部
(大日本インキ化学工業(株)製『バ−ノックD−750』)
<接着層形成用塗料の組成>
ポリエステル樹脂 8部
(東洋紡績株式会社製、『バイロン200』)
メチルエチルケトン 46部
トルエン 46部
<熱転写用積層体の調製>
転写用支持体(PETフィルム)上に、乾燥塗膜厚が1.0μmとなるようにリバース塗工方式塗工機で、剥離性保護層形成用塗料を塗布し、窒素雰囲気中で乾燥後、空気中、105±5℃、30秒間、熱硬化処理して剥離性保護層を形成した。その剥離性保護層の上に、乾燥塗膜厚が8μmとなるようにリバース塗工方式の塗工機で磁性層形成用塗料を塗布し、窒素雰囲気中で乾燥後、105±5℃、30秒間、熱硬化処理して磁性層を形成した。さらにその磁性層の上に、乾燥塗膜厚が1.5μmとなるようにリバース塗工方式塗工機で接着層形成用塗料を塗布し、窒素雰囲気中で乾燥して接着層を形成し、実施例1の熱転写用積層体を得た。
<磁気記録媒体:磁気カード基体の材料と基体の調製>
三菱樹脂(株)製PET−Gカード基体『ディアフィクスPG−C』
(透明オーバーレイシート用、厚さ100μm)
三菱樹脂(株)製PET−Gカード基体『ディアフィクスPG−W』
(白色コアシート用、厚さ280μm)
上記材料を順次積層し、120℃にて熱プレスする常法にて基体を得た。
<磁気記録媒体:磁気カードの調製>
上記で得た基体に、常法により、前記熱転写用積層体を転写し、磁気記録媒体である磁気カードを得た。実際に用いた装置は、オアシス社製・簡易カ−ド作製機『卓上ラミネータ OLA6型』である。ラミネートは、温度80℃、固定時間120秒、圧力メモリ45の条件で仮転写を行い、転写用支持体であるPETフィルムを除去した後、再度、温度160℃、固定時間120秒、圧力メモリ65で本プレスすることにより行った。
<比較例1>
磁性塗料の配合を以下のように、また保護層用塗料組成物と接着層用塗料組成物の配合は実施例1と同様にして、転写用磁気テープを作製後、PET−Gカード基体(三菱樹脂製)に転写してカードを作製した。
<磁性塗料の組成>
バリウムフェライト磁性粉 40部
(戸田工業(株)製『MC−127』)
アクリル系樹脂樹脂 6部
(三菱レイヨン社製、『BR−80』)
(親水性の極性基を有する単量体を使用していない樹脂)
ポリウレタン樹脂 4部
(大日本インキ化学工業(株)製『T−5205』)
メチルエチルケトン 20部
トルエン 20部
シクロヘキサノン 8部
イソシアネート化合物 2部
(大日本インキ化学工業(株)製『バ−ノックD−750』)
<比較例2>
磁性塗料の組成を以下のようにして、接着層用組成物は実施例と同様にして熱転写用積層体を作製後、PET−G(三菱樹脂製)に転写してカードを作製した。
<磁性塗料の組成>
バリウムフェライト磁性粉 40部
(戸田工業(株)製『MC−127』)
アクリル系樹脂樹脂 6部
(ローム&ハース社製『パラロイドAU−1164』全単量体に対して、2−ヒドロキシエチルメタクリレートを1〜5質量%使用して製造した樹脂)
ポリウレタン樹脂 4部
(大日本インキ化学工業社製、『パンデックスT−5205』;分子中に塩素原子を有しない構造の樹脂。)
メチルエチルケトン 20部
トルエン 20部
シクロヘキサノン 8部
イソシアネート化合物 2部
(大日本インキ化学工業(株)製『バ−ノックD−750』)
(試験項目及び結果)
磁気特性
得られた熱転写用積層体シートで磁気静特性を測定(理研電子製:VSMを使用)し、最大印加磁場800kA/m(10053エルステッド)の条件にて「角型比(Br/Bm)」を求めた。
結果を表1に示す。
Figure 0004670253
磁気記録媒体製造のための熱転写用積層体の断面構造図。 転写工程を経て形成された磁気カード用の磁気記録媒体の断面構造図。
符号の説明
1 転写用支持体
2 保護層
3 磁性層
4 接着層
5 非磁性支持体

Claims (6)

  1. バインダー樹脂の有機溶剤溶液中に磁性粉を微分散させた磁性塗料であって、前記バインダー樹脂が塩素原子を有しない分子構造の樹脂であり、且つポリウレタン樹脂と、分子内に親水性の極性基を有する単量体を全単量体に対して3〜40質量%含有するラジカル重合性単量体を共重合させたアクリル系樹脂とを含有し、 前記分子内に親水性の極性基を有する単量体が、式(I)
    Figure 0004670253
    (式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は分岐鎖を有していても良い炭素原子数2〜8のアルキレン基を表す。)で表される化合物であって、かつ前記磁性粉がバリウムフェライト粉末であることを特徴とする磁性塗料。
  2. バインダー樹脂中に磁性粉を微分散させた磁性層であって、前記バインダー樹脂が塩素原子を有しない分子構造の樹脂であり、且つポリウレタン樹脂と、分子内に親水性の極性基を有する単量体を全単量体に対して3〜40質量%含有するラジカル重合性単量体を共重合させたアクリル系樹脂とを含有し、前記分子内に親水性の極性基を有する単量体が、式(I)
    Figure 0004670253
    (式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は分岐鎖を有していても良い炭素原子数2〜8のアルキレン基を表す。)で表される化合物であって、かつ前記磁性粉がバリウムフェライト粉末であることを特徴とする磁性層。
  3. 支持体上に、磁性層と、接着層とが、この順に積層された熱転写用積層体であって、前記磁性層が請求項に記載の磁性層であることを特徴とする熱転写用積層体。
  4. 前記支持体と前記磁性層との間に、更に、易離型性保護層を備えた請求項に記載の熱転写用積層体。
  5. 非磁性支持体上に、接着層と、磁性層とが、この順に積層された磁気記録媒体であって、前記磁性層が請求項に記載の磁性層であることを特徴とする磁気記録媒体。
  6. 前記磁性層上に、更に、保護層を備えた請求項5に記載の磁気記録媒体。
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