JP2000311330A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JP2000311330A
JP2000311330A JP11116374A JP11637499A JP2000311330A JP 2000311330 A JP2000311330 A JP 2000311330A JP 11116374 A JP11116374 A JP 11116374A JP 11637499 A JP11637499 A JP 11637499A JP 2000311330 A JP2000311330 A JP 2000311330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
layer
recording medium
magnetic recording
thermal transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11116374A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Kawai
一成 川合
Yoshikazu Yamazaki
嘉一 山崎
Tetsukuni Miyahara
鉄洲 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP11116374A priority Critical patent/JP2000311330A/ja
Publication of JP2000311330A publication Critical patent/JP2000311330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁性粉の分散が良好で耐熱性が高く、高温プレ
ス時の加熱にも焼き付くことのない磁気記録媒体で、各
構成層が塩素を含まない材料で形成されている磁気記録
媒体を提供する。 【解決手段】 剥離性非磁性支持体上に、結着剤樹脂成
分を主成分とする易離型性保護層と、磁性層と、接着層
とが、この順に積層された磁気記録媒体形成用熱転写用
積層体を用いて磁気記録媒体を形成するに際し、磁性層
の結着樹脂に親水性の極性基を有するラジカル重合性単
量体を含むアクリル系共重合体とウレタン樹脂を含有す
ることを特徴とする熱転写用積層体を用い、かつ塩素を
含まない非磁性支持体上に熱転写用積層体上の積層構造
を転写させてた磁気記録媒体を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カ−ド等を形
成する為に用いる熱転写用積層体に関するものであり、
特に磁性粉の分散に優れた性能を示す特殊な単量体を共
重合して得られるアクリル系共重合体とウレタン樹脂を
用いて形成された磁性層を有する熱転写用積層体、及び
該熱転写用積層体等によって製造される磁気記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープや磁気カード等の磁気記録媒
体を形成するのに使用される熱転写用積層体は一般的に
PETフイルム等の非磁性支持体上に磁性粉と結合樹脂
とからなる塗膜を積層することにより形成されている。
【0003】熱転写用積層体から磁気カード等の磁気記
録媒体を作製するには、熱転写用積層体の原反を、所定
の幅に裁断し作製した転写用磁気テープを用いる。転写
用磁気テープの接着層面を、磁気カード形成に用いる非
磁性支持体たるカード用基体の表面に接触させ、該テー
プの転写用仮支持体(仮支持体フィルム)側から加圧、
加熱せしめ両者を接着させる。その後、転写用磁気テー
プの仮支持体フィルムを磁性層との界面、あるいは剥離
層が存在するときは剥離層との界面より剥離して、磁気
カード用基体の上に、磁性層、もしくは剥離層を最上層
とした磁気記録層を転写させ、磁気カード用の磁気記録
媒体を形成させる。
【0004】更に必要に応じて、平圧プレス機等を使用
して磁気記録層が形成されているカード基材の表面と磁
気ストライプ表面とを面一にするが、これは、磁気記録
層を保護する点でより望ましい。
【0005】さらに場合によっては上記のように作成し
たシートをオーバーレイシートとして、両端からコアシ
ートに熱融着し、最終的なカード用磁気記録媒体を作成
する。
【0006】このようなカード用磁気記録媒体、もしく
は磁気記録媒体形成用の熱転写積層体については、近
年、磁気記録媒体の高記録密度化やS/N比、C/N比
の改良要求に伴って磁性粉がより微細化、高抗磁力化し
てきているため、磁性粉を塗料中に均一に分散させ、平
滑で充填度の高い磁性層を得ることがより必要になって
いる。このため、微細化した磁性粉を均一に分散させる
結合樹脂の分散能力が非常に重要な要因となった。
【0007】一方、従来よりカード用基体には一般的に
機械的特性とコストの面から塩化ビニル系共重合体が用
いられてきており、磁気ストライプ部もまた磁性粉の分
散性の高い塩化ビニル系共重合体が用いられてきた。し
かしながら塩化ビニル系共重合体は埋め立て処分の際に
有毒な塩素水素ガスを発生すること、また焼却処分しよ
うとした場合、低温燃焼時に有害なダイオキシンを発生
することで最近は避けられる傾向にある。
【0008】塩化ビニル系共重合体を代替するカード用
基体の材料としては、非結晶性ポリエステルであるPE
T−Gや生分解性プラスチック等が挙げられるが、依然
として基体の磁気ストライプ部や印刷インキには塩化ビ
ニル系共重合体が使用されており、カード全体としては
完全な塩素フリーとはなっていない。磁気ストライプ部
分等に使用される樹脂量そのものは、カード基体に使用
される樹脂量に比して少量であるが、焼却時の塩素量と
ダイオキシン発生量とは比例関係にはないとの報告もあ
るため、塩素を少量含有しただけでも焼却時に問題量の
ダイオキシンを発生する可能性もある。このためプラス
チックカードの完全脱塩ビ化が望ましく、このために
は、磁気ストライプの転写工程において使用されている
熱転写用積層体の脱塩化ビニル化が望まれていた。
【0009】さらにまた上記のような脱塩ビ化をはかる
に際し、非結晶性ポリエステルであるPET−Gや生分
解性プラスチック等をカード用基体として使用する場
合、カード製造の最終工程であるオーバーレイとコアの
融着工程は、160℃以上の高温でなければ融着不可能
である。このため、熱転写積層体から転写される磁性層
を含む積層構造には、高温加熱時にも焼き付くことのな
い耐熱性が新たに要求されている。
【0010】しかし現在までのところ、磁性層を完全に
非塩ビ化して、塩ビ系樹脂と同等の磁性粉の分散性を実
現し、かつ耐熱性も満たした磁性層を有する熱転写用積
層体は存在しておらず、したがって、カード用基体と基
体上の磁性層の両方を同時に脱塩ビ化した磁気カード用
磁気記録媒体は存在しなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術が有する問題点を改良したカード用磁気記録媒体
もしくは熱転写用積層体を提示する。すなわち、その磁
性層に塩化ビニル系共重合体を用いずに、しかも磁性粉
の分散が良好で、特に非結晶性ポリエステル基体や生分
解性カード基体を用いる上で、より好適な耐熱性をはじ
めとする加工特性を持った磁性層を有する磁気記録媒
体、もしくは熱転写用積層体を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するためには、カード用基体たる非磁性支持体上に
接着層と磁性層と、必要に応じて保護層とをこの順に形
成してなる磁気記録媒体において、カード用基体に構造
上塩素を含まない生分解性樹脂や非結晶性ポリエステル
等を用い、また磁性層の結着樹脂の主成分に親水性の極
性基を有するラジカル重合性単量体を含むアクリル系共
重合体とウレタン樹脂を用いることによって、高い分散
性、耐熱性を有し、プラスチックカードとしての従来の
使用特性、加工特性を満足しつつ、しかも磁気カード全
体として塩素を含有しない構造となるようなカード用磁
気記録媒体を製造できることを見出した。
【0013】さらに、発明者等はそのような磁気記録媒
体を形成するための、熱転写用積層体として、必要に応
じて形成される易離型性保護層を挟んでカード用基体上
に磁性層と接着剤層をこの順に形成してなる構造を持
ち、かつ磁性層の結着樹脂の主成分に親水性の極性基を
有するラジカル重合性単量体を含むアクリル系共重合体
とウレタン樹脂を用いる熱転写用積層体を用いることが
好適であることを見出した。
【0014】また、さらに発明者らは上記ラジカル重合
性単量体の含有量が、アクリル系共重合体を構成する全
単量体中の1〜30重量%のときに、一層本発明の効果
が発揮されることを見出し、また上記ラジカル重合性単
量体がヒドロキシエチル(メタ)アクリレートであり、
さらには上記ラジカル重合性単量体を含むアクリル系共
重合体とウレタン樹脂の比率が1:10〜2:1である
ときにより本発明の効果が顕著であることを見出した。
【0015】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明に記載した熱転写用積層体を製造す
るには、剥離用非磁性支持体上に必要に応じて形成され
る保護層を塗布し、磁性層、接着層をこの順にそれぞれ
塗布、乾燥あるいは硬化し積層する。剥離用非磁性支持
体としては、例えば厚さ15〜100μmの合成紙、ポリエ
ステルフィルム等を用いることができる。また、本熱転
写用積層体を用いて転写工程を経て形成された磁気記録
媒体記録部分に、高い滑り性を持たさねばならないとき
等、上記したように必要に応じて、非磁性支持体と磁性
層の間に剥離層を兼ねた保護層を積層することが効果的
である。
【0017】保護層形成用塗料に用いる結着剤樹脂は、
公知慣用のものが使用できるが、比較的硬質で、皮膜性
がよく、かつ剥離性に優れたものが好ましい。そのよう
な樹脂としては、例えばニトロセルロース、アセチルセ
ルロースの如きセルロース誘導体樹脂、ポリメチルメタ
アクリレート及びその共重合体、ポリビニルブチラー
ル、アクリル、ポリカーボネート、フェノキシ樹脂等が
挙げられる。
【0018】これらの樹脂をMEK(メチルエチルケト
ン)、トルエン、シクロヘキサノン等の溶剤に5〜40
重量%の濃度にして、シリコン樹脂やフッ素系樹脂のよ
うな公知慣用の離型剤を加え、液状塗料としてこれを剥
離用の非磁性支持体上に、乾燥塗膜厚が0.4〜2.0μmと
なるように塗布の後、空気中で乾燥の後好ましくは100
〜120℃で、10秒から5分の間、熱処理硬化を行う。
【0019】結着剤樹脂はそのまま用いてもよいが、保
護層の耐久性を向上させるにためにさらに、この結着剤
樹脂分子間を容易に架橋する硬化剤として、例えばポリ
イソシアネート化合物を併用するのが好ましい。ポリイ
ソシアネート化合物の使用割合は、上記結着剤樹脂の総
重量100重量部に対し2〜30重量部の範囲が好まし
い。
【0020】保護層の上に塗布すべき磁性層用結着剤樹
脂として、本発明では親水性の極性基を有するラジカル
重合性単量体を含むアクリル系重合体とウレタン樹脂を
用いる。磁性粉分散用アクリル樹脂は、親水性の極性基
を有するラジカル重合性単量体の含有量が全単量体中の
1〜30重量%であるアクリル系共重合体である。本発
明で使用するアクリル系共重合体に用いる親水性の極性
基を有するラジカル重合性単量体の例としては、水酸基
含有単量体、カルボキシル基含有単量体、スルホン酸基
含有単量体、リン酸基含有単量体等が挙げられる。
【0021】水酸基含有単量体の例では、ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコールポリプロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、グリセロールモノ
(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチルビニル
エーテル、ヒドロキシプロピルビニルエーテル、ヒドロ
キシブチルビニルエーテル、ヒドロキシエチルモノ(メ
タ)アリルエーテル、ヒドロキシプロピルモノ(メタ)
アリルエーテル、ヒドロキシブチルモノ(メタ)アリル
エーテル、ジエチレングリコールモノ(メタ)アリルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノ(メタ)アリルエ
ーテル、グリセリンモノ(メタ)アリルエーテル、3−
クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アリルエーテ
ル、ビニルアルコール、(メタ)アリルアルコールなど
が挙げられる。なお、(メタ)アリルはアリルとメタリ
ル総称である。
【0022】カルボキシル基含有単量体の例では、アク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等の不
飽和カルボン酸;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の
不飽和カルボン酸無水物及びこれら二塩基酸の半エステ
ルなどが挙げられる。
【0023】スルホン酸基含有単量体の例としては以下
の構造式を持った化合物があげられる。
【0024】
【化1】
【0025】(ただしMは水素原子またはアルカリ金
属、Rはアルキル基を示す。)等が挙げられる。
【0026】リン酸基含有単量体の例ではモノ[(メ
タ)アクリロイルオキシエチル]アシッドホスフェー
ト、モノ[(メタ)アクリロイルオキシプロピル]アシ
ッドホスフェート、モノ[(メタ)アクリロイルオキシ
ブチル]アシッドホスフェート、モノ[(メタ)アクリ
ロイルオキシエトキシノエチル]アシッドホスフェー
ト、モノ[(メタ)アクリロイルオキシポリオキシエチ
レングリコール]アシッドホスフェート、(メタ)アク
リロイルオキシエチルメチルアシッドホスフェート、
(メタ)アクリロイルオキシエチルブチルアシッドホス
フェート、(メタ)アクリロイルオキシプロピルエチル
アシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシエ
チルメチルアシッドホスフェート、(メタ)アクリロイ
ルオキシポリオキシエチレングリコールブチルアシッド
ホスフェート、ビニルアシッドホスフェート及びそれら
のアルカリ金属塩等が挙げられる。
【0027】この親水性の極性基を有するラジカル重合
性単量体は1種類のみ用いても2種類以上を併用しても
よいが、その量が少ないと分散性が低下し、多すぎる場
合には塗料粘度が高くなる。したがって、この含極性基
単量体は全単量体中の1〜30重量%とするが、好まし
くは5〜25重量%である。
【0028】本発明で使用するアクリル系共重合体は以
上に説明した各種単量体を含有する単量体混合物を用い
て共重合したアクリル系共重合体であるが、この単量体
混合物に使用される前述以外のアクリル系単量体として
は、メチルメタクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ベンジ
ル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレー
ト類;メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシ
エチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル
(メタ)アクリレート類などが挙げられる。
【0029】また、必要に応じて上述以外のラジカル重
合性単量体を共重合させることができる。このような単
量体の例としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
スチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチ
レン、ブタジエン;さらにメチルビニルエーテル、エチ
ルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、n−ブ
チルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテ
ル、n−オクチルビニルエーテル、ラウリルビニルエー
テル、セチルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテ
ル等のアルキルビニルエーテル類などが挙げられる。こ
れらの単量体は本発明の効果を損なわない限り、単量体
全量の20重量%以下で使用することができ、最適使用
量は、得られる共重合体のガラス転移温度及び強度、ヤ
ング率、多層コーティング時の層間接着性等の物性を考
慮して選定される。
【0030】以上に説明した各単量体の組合せから構成
される共重合体は、分子量が低すぎると磁性塗膜がもろ
くなるなど物理的強度が低下し、また熱転写後のカード
形成時の耐久性も低下する。逆に分子量が高すぎると、
磁性塗料の粘度が増大し、塗布時の作業性が悪くなり取
り扱いが困難になってくる。このため、その平均分子量
は5000〜100000であることが好ましく、より
好ましくは10000〜60000の範囲である。
【0031】アクリル系共重合体とともに、本発明の磁
性層用結着樹脂として用いられるウレタン樹脂は、磁性
層の表面硬度や接着強度などの力学的性質について良好
な特性を示し、特に磁性粉の分散性に優れる前記アクリ
ル系共重合体と併用されたときに、バランスのよい磁性
層を形成する。
【0032】アクリル系共重合体とウレタン樹脂の比率
は1:10〜2:1で使用すると、磁性層中の磁性粉の
分散と、磁性層の物性のバランスを好適に保つことが出
来、とくに2:5〜3:2の範囲で配合することが好ま
しい。
【0033】磁性塗料調整時に上記、アクリル系共重合
体とウレタン樹脂とを結着樹脂として使用する際、必要
に応じ他の樹脂が等量以下の量で併用されてもよく、こ
の併用し得る樹脂としては、分子構造中に塩素を含まな
い結着樹脂として例えばポリエステル樹脂、ニトロセル
ロース、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、セルロース誘
導体、アルキッド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の
重合体または共重合体などの各種樹脂をあげることがで
きる。
【0034】本発明で使用される磁性粉末はγ−酸化
鉄、マグネタイト、コバルト被着酸化鉄、2酸化クロ
ム、鉄系メタル磁性粉、ストロンチュウムフェライト、
バリウムフェライト等の公知慣用の磁性粉末が使用され
るが、その磁性粉末に対して好ましくは20〜30重量%の
上記結着性樹脂とMEK(メチルエチルケトン)、トル
エン、シクロヘキサノン等の溶剤、さらに公知慣用の分
散安定剤や界面活性剤、さらには樹脂フィラー等を加え
て、例えばボールミル、サンドグラインドミル等の分散
機で分散して製造される。磁性塗料の固形分の濃度は25
%〜50重量%が好ましい。この磁性層用塗料にイソシア
ネート化合物を混合攪拌後、保護層の上に乾燥塗膜厚が
2〜20μmとなるように塗布し、塗膜を乾燥させる。
【0035】磁性層の磁気特性を向上させるため、磁性
塗料塗布直後に配向磁石よって磁性粉を原反長手方向に
配向させることが好ましい。
【0036】磁性層乾燥後、磁性層の上に塗布すべき接
着剤層に用いられる結着剤樹脂としては、常温ではタッ
クフリーであるが、加熱により粘接着性を発現して熱可
塑性接着剤となりうる結着剤樹脂を用いることが好まし
い。また、この接着剤には磁気テープ形成後のブロッキ
ング防止を目的としてシリカや樹脂ビーズ等のブロッキ
ング防止剤を用いても良い。これら樹脂を用い、ME
K、トルエン等の溶剤に3〜70重量%となるように接着
層用液状塗料を調整して、乾燥後の塗膜厚が0.3〜10μ
mとなるように塗布、乾燥させ、熱接着性樹脂層とす
る。
【0037】積層体の構成中に保護層を含む場合の磁気
記録媒体形成用熱転写積層体、および該積層体によって
形成される磁気記録媒体の構成は以下の通りであり、断
面の略図を図1に示す。
【0038】層構成(磁気記録媒体形成用熱転写積層
体): 1.離型基材たる非磁性支持体/2.離型剤を含む、非
磁性支持体から剥離性の高い保護層/3.磁性粉粒子
が、結着剤樹脂に均一に分散した前記保護層に対して良
好な接着性を有する磁性層/4.前記磁性層への良好な
接着性と後述する転写すべき非磁性支持体への良好な接
着性とを兼備する常温で接着性がなく、加熱時粘接着性
を発現する接着層。
【0039】このように作成された磁気記録媒体形成用
熱転写積層体を用いて、転写工程の後に、情報交換用の
磁気記録媒体を作製するには、磁気記録媒体形成用熱転
写積層体の原反を、所定の幅に裁断し作成した転写用磁
気テープを用いる。転写用磁気テープの接着層に、その
上に被転写層を形成すべき非磁性支持体で、好ましくは
塩素を含まない材料で形成されている基体の表面に接触
させ、転写用磁気テープの離型基材たる転写用仮支持体
の側から、加圧、加熱せしめ両者を接着させる。その後
転写用磁気テープの剥離性非磁性支持体を、保護層との
界面より剥離して、新たな非磁性支持体の基体の上に、
保護層を最上層とした膜構成を転写させる。図2に磁気
記録媒体の構成を示す。
【0040】層構成(磁気記録媒体): 5.離型剤を含む、非磁性支持体から剥離性の高い保護
層/6.磁性粉粒子が、結着剤樹脂に均一に分散した前
記保護層に対して良好な接着性を有する磁性層/7.前
記磁性層への良好な接着性と後述する転写すべき非磁性
支持体への良好な接着性とを兼備する常温で接着性がな
く、熱時粘接着性を発現する接着層/8.転写層が形成
される非磁性支持体。
【0041】なお、磁気記録媒体によっては、磁性層上
に隠蔽層、着色層、模様層等を形成して媒体自体の意匠
生を高めることが行われる。この場合これらの層は、磁
性層を最上層とする磁気記録媒体のさらに上層に、塗布
工程によって製造してもよいが、あらかじめこれら意匠
性を付与する層を熱転写用積層体側に積層し形成してお
き、転写工程によって一気に基体側に転写して製造して
もよい。
【0042】このような製造方法において用いられる転
写用積層体は図1において、保護層と磁性層との間に隠
蔽層あるいは着色層、もしくはその双方が形成されたも
のとなり、転写工程を経て形成される磁気記録媒体の構
成も図2において磁性層上、保護層との間に、隠蔽層や
着色層が形成されたものとなる。
【0043】本発明は、次の発明を包含する。
【0044】1.転写用仮支持体上に、磁性層と、接着
層とが、この順に積層された熱転写用積層体において、
磁性層の結着樹脂に親水性の極性基を有するラジカル重
合性単量体を含むアクリル系共重合体(1)とウレタン
樹脂(2)とを含有することを特徴とする熱転写用積層
体。
【0045】2.転写用仮支持体と磁性層との間に、易
離型性保護層を有することを特徴とする前記1記載の熱
転写用積層体。
【0046】3.前記ラジカル重合性単量体の含有量が
1〜30重量%である前記1、2記載の熱転写用積層
体。
【0047】4.前記ラジカル重合性単量体がヒドロキ
エチル(メタ)アクリレートである前記1、2記載の熱
転写用積層体。
【0048】5.前記ラジカル重合性単量体を含むアク
リル系共重合体とウレタン樹脂の比率が1:10〜2:
1である前記1、2記載の熱転写用積層体。
【0049】6.非磁性支持体上に、接着層と磁性層と
が、この順に積層された磁気記録媒体において、磁性層
の結着樹脂に、親水性の極性基を有するラジカル重合性
単量体を含むアクリル系共重合体(1)とウレタン樹脂
(2)とを含有することを特徴とする磁気記録媒体。
【0050】7.磁性層の上に保護層を有することを特
徴とする前記6記載の磁気記録媒体
【0051】8.前記ラジカル重合性単量体の含有量が
1〜30重量%である前記6、7記載の磁気記録媒体。
【0052】9.前記ラジカル重合性単量体がヒドロキ
エチル(メタ)アクリレートである前記6、7記載の磁
気記録媒体。
【0053】10.前記ラジカル重合性単量体を含むア
クリル系共重合体とウレタン樹脂の比率が1:10〜
2:1である前記6、7記載の磁気記録媒体。
【0054】11.転写用仮支持体が、塩素を含まない
材料で形成されていることを特徴とする前記1、2記載
の熱転写用積層体。
【0055】12.非磁性支持体が、塩素を含まない材
料で形成されれいることを特徴とする前記6、7記載の
磁気記録媒体。
【0056】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例としての磁気
カード用磁気記録媒体および、それを作製するための熱
転写用積層体を挙げ、詳細に説明するが、本発明は実施
例に限定されるものではない。尚、以下「部」は重量部
を表すものとする。
【0057】<実施例1>転写用仮支持体(離型基材)
たる非磁性支持体として、厚み24μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムを用い、このフィルムの片面状に
下記a、bの各組成物を用い、厚さ10μmの磁性層、厚
さ3μmの接着層をこの順に、順次塗布形成した後、所
定幅に裁断して転写用磁気テープ(磁気記録媒体形成用
熱転写積層体)を作製した。
【0058】a 磁性層用組成物 Co含有γ−Fe23酸化鉄 27部 (戸田工業社製、『CTX−970』) アクリル系共重合体樹脂 4部 (日信化学社製、『S−8』) (内容:β−HEMA 1〜7%含有) ポリウレタン樹脂 3部 (大日本インキ化学工業 (株)製、『L7−75
0』) MEK 28部 トルエン 28部 シクロヘキサノン 8部 イソシアネート化合物 2部
【0059】b 接着層用組成物 ポリエステル樹脂 8部 (東洋紡績株式会社製、『バイロン200』) MEK 46部 トルエン 46部
【0060】上記、転写用磁気シートを所定の幅(10
mm)に裁断し、テープ状磁気記録媒体形成用熱転写テ
ープを作製する。磁気カード用非磁性支持体としての1
00μmのPET−G(三菱樹脂製)のオーバーレイシ
ートに、熱転写用テープの接着剤面が接するように重ね
合わせ、転写用仮支持体側から加圧、加熱せしめ、熱転
写用テープ上の積層体構造をカード基体たる非磁性支持
体上に転写させ、仮支持体であるPETフィルムを剥離
する。転写構造の上から平圧プレスを行い被転写部とカ
ード用基体との段差をなくしてから、平圧プレスにてコ
アシートとオーバーレイシートを加圧・加熱して接着せ
しめ、カード状の磁気記録媒体を作製する。
【0061】<実施例2>磁気層用塗料組成物の配合を
以下のように、また接着層用塗料組成物の配合は実施例
1と同様にして、テープ状磁気記録媒体形成用熱転写テ
ープを作製後、PET−G(三菱樹脂製)に転写してカ
ードを作製した。
【0062】磁性層用組成物 Co含有γ−Fe23酸化鉄 27部 (戸田工業社製、『CTX−970』) アクリル系共重合体樹脂 3部 (日信化学社製、『S−8』) ポリウレタン樹脂 4部 (大日本インキ化学工業 (株)製、『L7−75
0』) MEK 28部 トルエン 28部 シクロヘキサノン 8部 イソシアネート化合物 2部
【0063】<比較例1>磁性層用組成物を以下のよう
にして、接着層用組成物は実施例1と同様にしてテープ
状磁気記録媒体形成用熱転写積層体を作製後、PET−
G(三菱樹脂製)に転写してカードを作製した。 磁性層用組成物 Co含有γ−Fe23酸化鉄 27部 (戸田工業社製、『CTX−970』) アクリル系共重合体樹脂 (岐阜セラック社製、『DSR−27』) 4部 ポリウレタン樹脂 3部 (大日本インキ化学工業 (株)製、『L7−75
0』) MEK 28部 トルエン 28部 シクロヘキサノン 8部 イソシアネート化合物 2部
【0064】<比較例2>磁性層用組成物を以下のよう
にして、接着層用組成物は実施例1と同様にしてテープ
状磁気記録媒体形成用熱転写積層体を作製後、PET−
G(三菱樹脂製)に転写してカードを作製した。
【0065】磁性層用組成物 Co含有γ−Fe23酸化鉄 27部 (戸田工業社製、『CTX−970』) アクリル系共重合体樹脂 (三菱レイヨン社製、『BR−80』) 4部 ポリウレタン樹脂 3部 (大日本インキ化学工業 (株)製、『L7−75
0』) MEK 28部 トルエン 28部 シクロヘキサノン 8部 イソシアネート化合物 2部
【0066】<比較例3>磁性層用組成物を以下のよう
にして、接着層用組成物は実施例1と同様にしてテープ
状磁気記録媒体形成用熱転写積層体を作製後、PET−
G(三菱樹脂製)に転写してカードを作製した。
【0067】磁性層用組成物 Co含有γ−Fe23酸化鉄 27部 (戸田工業社製、『CTX−970』) 塩化ビニル系樹脂 (日本ゼオン社製、『MR−110』) 4部 ポリウレタン樹脂 3部 (大日本インキ化学工業 (株)製、『L7−75
0』) MEK 28部 トルエン 28部 シクロヘキサノン 8部 イソシアネート化合物 2部
【0068】<比較例4>磁性層用組成物を以下のよう
にして、接着層用組成物は実施例1と同様にしてテープ
状磁気記録媒体形成用熱転写積層体を作成後、PET−
G(三菱樹脂製)に転写してカードを作製した。
【0069】 磁性層用組成物 Co含有γ−Fe2O3酸化鉄 27部 (戸田工業社製 『CTX−970』) アクリル系共重合体樹脂 3部 (日信化学社製 『S−8』) ポリエステル樹脂 (東洋紡績社製 『バイロン200』 4部 MEK 28部 トルエン 28部 シクロヘキサノン 8部 イソシアネート化合物 2部
【0070】(試験項目及び結果) 1.磁気特性 得られた熱転写用積層体シートで磁気静特性を測定(交
流型B−Hトレーサーを使用)する。
【0071】2.耐熱性 上記シートを所定の幅(10mm)に裁断し、テープ状熱転写
用積層体を作製する。この熱転写用テープを、カード状
磁気記録媒体の基体で通常用いられる厚さ約100μm
の非磁性支持体に、接着剤面が接するように重ね合わ
せ、転写用仮支持体側から加圧、加熱せしめ、積層構成
物を非磁性支持体に転写させて、平圧プレスにて280
μmのコアシート2枚とオーバーレイシートを加圧・加
熱することにより接着させ、カード状の磁気記録媒体を
作製する。耐熱性試験はこの磁気記録媒体を熱プレスす
る事によって試験する。すなわち、カード状磁気記録媒
体をステンレス板で挟み温度180℃で圧力8MPa、
加熱時間30分で熱プレス(平圧プレス機:東洋精機社
製)を行う。ステンレス板を取り外し、磁気ストライプ
と接している側のステンレス板の表面観察を行って、磁
性層のステンレス板への焼き付き状態を確認し、良否を
4段階に分けて判断する。
【0072】基準は以下に示すとおりである。 ◎:焼き付き無し ○:焼き付き部 5%以内 △:焼き付き部50%以内 ×:全面焼き付き
【0073】3.剥離強度 上記シートを所定の幅(10mm)に裁断し、テープ状
熱転写用積層体を作製し、カード状のPET−Gシート
に接着面が接するように重ね合わせ、温度120℃、圧
力0.4MPa、接着時間9.9秒でヒートシールし、
PET−Gに転写させたもので、未だ剥離性支持体であ
るPETフィルムがついたものをサンプルとし、高速剥
離試験機(テスター産業社製)を用いて剥離強度試験を
行い、易剥離性を試験する。結果を表1に示す。
【0074】
【表1】
【0075】実施例1、2に示す通り、本発明により脱
塩ビ化を図った磁気記録媒体は、従来の塩ビ系磁気記録
媒体(比較例3)とほぼ同等の磁気特性を有しつつ、は
るかに優れた耐熱性を示すことがわかる。さらに、本発
明で用いたアクリル系共重合体は、他のアクリル系共重
合体と比較すると、磁気特性、耐熱性の双方で優れてい
ることがわかる。また、ポリウレタン樹脂以外の樹脂を
使用して調整した比較例4は剥離強度が高く、転写用積
層体としては使用困難であることがわかる。
【0076】
【発明の効果】本発明の転写用磁気記録媒体はその磁性
層の結着樹脂の主成分に親水性の極性基を有するラジカ
ル重合性単量体を含むアクリル系共重合体とウレタン樹
脂から形成されているため、従来のものより高い耐熱性
を有しながら磁性粉の分散性が良好な磁気記録媒体を得
ることが出来る。
【0077】この様な高い耐熱性を有する磁気記録媒体
は、プラスチックカード形成時の熱プレスにおける焼き
付きを防止し、カードの生産性を向上させることが出来
る。
【0078】また、本発明の転写用磁気記録媒体を用い
て、転写によって製造された磁気記録媒体は、媒体の構
成層中に塩素を含んでおらず、廃棄処理時に塩化水素ガ
スやダイオキシン等の有害ガスを発生しない。さらに耐
熱性、耐久性等の諸特性において、従来の転写用磁気記
録媒体から製造された磁気記録媒体に比して優れた性能
を持つものである。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録媒体製造のための熱転写用積層体の断
面構造図。
【図2】転写工程を経て形成された磁気カード用の磁気
記録媒体の断面構造図。
【符号の説明】 1 転写用仮支持体 2 剥離層を兼ねた保護層 3 磁性層 4 接着層 5 保護層 6 磁性層 7 接着層 8 カード用基体たる非磁性支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 5/23 C09D 5/23 5D006 133/14 133/14 175/04 175/04 G06K 19/06 G11B 5/80 G11B 5/80 G06K 19/00 B Fターム(参考) 4F006 AA35 AB03 AB12 AB20 AB23 AB35 AB37 AB42 AB43 AB54 AB73 AB74 BA01 BA06 CA02 DA04 4J002 BB07X BB08X BB09X BB10X BB14X BB18X BC04X BE01X BE02X BE04X BF02X BG01X BG04X BG05X BG06X BG07X BG08X BG12X BH02X BL01X BQ00X CH05X CK02W DA086 DA116 DE096 DE116 FD206 FD310 GS01 HA05 4J038 CG141 CH121 DG002 NA22 PA07 4J100 AA02Q AA03Q AA04Q AA06Q AB02Q AD02P AE02Q AE03Q AE04Q AE05Q AE09P AE10P AE19P AG02Q AG04Q AH27P AH31P AH39P AJ02P AJ08P AJ09P AK31P AK32P AL03Q AL04Q AL05Q AL08P AL08Q AL09P AM21P AS02Q BA02P BA03P BA04Q BA05Q BA06P BA08P BA09P BA15P BA20P BA56P BA58P BA64P BB01P BC04Q BC43Q CA04 DA01 DA37 JA01 JA43 5B035 BA03 BB02 5D006 AA01 BA15 BA17 CB01 DA01 EA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写用仮支持体上に、磁性層と、接着層
    とが、この順に積層された熱転写用積層体において、磁
    性層の結着樹脂に親水性の極性基を有するラジカル重合
    性単量体を含むアクリル系共重合体(1)とウレタン樹
    脂(2)とを含有することを特徴とする熱転写用積層
    体。
  2. 【請求項2】 転写用仮支持体と磁性層との間に、易離
    型性保護層を有することを特徴とする請求項1記載の熱
    転写用積層体。
  3. 【請求項3】 前記ラジカル重合性単量体の含有量が、
    アクリル系共重合体を構成する全単量体中の1〜30重
    量%である請求項1、2記載の熱転写用積層体。
  4. 【請求項4】 前記ラジカル重合性単量体がヒドロキシ
    エチル(メタ)アクリレートである請求項1、2記載の
    熱転写用積層体。
  5. 【請求項5】 前記ラジカル重合性単量体を含むアクリ
    ル系共重合体とウレタン樹脂の比率が1:10〜2:1
    である請求項1、2記載の熱転写用積層体。
  6. 【請求項6】 非磁性支持体上に、接着層と磁性層と
    が、この順に積層された磁気記録媒体において、磁性層
    の結着樹脂に、親水性の極性基を有するラジカル重合性
    単量体を含むアクリル系共重合体(1)とウレタン樹脂
    (2)とを含有することを特徴とする磁気記録媒体。 【磁性層7】 磁性層の上に保護層を有することを特徴
    とする請求項6記載の磁気記録媒体
  7. 【請求項7】 前記ラジカル重合性単量体の含有量が、
    全アクリル系共重合体中の1〜30重量%である請求項
    6、7記載の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記ラジカル重合性単量体がヒドロキシ
    エチル(メタ)アクリレートである請求項6、7記載の
    磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記ラジカル重合性単量体を含むアクリ
    ル系共重合体とウレタン樹脂の比率が1:10〜2:1
    である請求項6、7記載の磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】転写用仮支持体が、塩素を含まない材料
    で形成されていることを特徴とする請求項1、及び2記
    載の熱転写用積層体。
  11. 【請求項11】非磁性支持体が、塩素を含まない材料で
    形成されれいることを特徴とする請求項6、及び7記載
    の磁気記録媒体。
JP11116374A 1999-04-23 1999-04-23 磁気記録媒体 Pending JP2000311330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11116374A JP2000311330A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11116374A JP2000311330A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000311330A true JP2000311330A (ja) 2000-11-07

Family

ID=14685413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11116374A Pending JP2000311330A (ja) 1999-04-23 1999-04-23 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000311330A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002155202A (ja) * 2000-11-24 2002-05-28 Mitsubishi Chemicals Corp 水性アクリル変性ウレタン樹脂及びその製造方法
JP2005311235A (ja) * 2004-04-26 2005-11-04 Dainippon Ink & Chem Inc 磁気記録媒体
CN108099444A (zh) * 2017-12-26 2018-06-01 保定乐凯新材料股份有限公司 可用于单张卡加工的转移型磁条及其制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002155202A (ja) * 2000-11-24 2002-05-28 Mitsubishi Chemicals Corp 水性アクリル変性ウレタン樹脂及びその製造方法
JP2005311235A (ja) * 2004-04-26 2005-11-04 Dainippon Ink & Chem Inc 磁気記録媒体
JP4670253B2 (ja) * 2004-04-26 2011-04-13 Dic株式会社 磁気記録媒体
CN108099444A (zh) * 2017-12-26 2018-06-01 保定乐凯新材料股份有限公司 可用于单张卡加工的转移型磁条及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004527795A (ja) 光学記録媒体用の再配置可能な接着ラベル
JP4539723B2 (ja) 熱転写用積層体およびこれを用いた磁気記録媒体の製造方法
JP2000311330A (ja) 磁気記録媒体
JP2001247834A (ja) 硬化型粘接着剤組成物、硬化型粘接着シート及び光学基板もしくは電子基板の接着方法
JP4288813B2 (ja) 熱転写用積層体および磁気記録媒体
JP4670253B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2911690B2 (ja) 自己粘着性化粧シート
JP2001351074A (ja) 熱転写用積層体および磁気記録媒体
JP2000331326A (ja) 磁気記録媒体
JPH10204396A (ja) 粘接着シートあるいは粘接着体
JP4534576B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3554409B2 (ja) 磁気インキおよびこれを塗布してなる印刷物
JP2727203B2 (ja) 転写型磁気シート
JP4678459B2 (ja) 熱転写用積層体および磁気記録媒体
JP6004583B2 (ja) 重畳型磁気貼着表示機構
EP0375609B1 (en) Multilayered products
JP4825278B2 (ja) 貼合用積層体およびこれを用いた磁気記録媒体の製造方法
JPH0752588A (ja) 転写型磁気テープ
JP2009073883A (ja) インキ組成物及びそれを用いた転写シート並びにそれを使用した情報記録媒体
GB2345868A (en) Self adhesive magnetic or electromagnetic tapes
JP2758650B2 (ja) 磁気シートの製造方法
JPH10275329A (ja) 転写用磁気記録媒体及びその製造方法と、転写用磁気記録媒体より製造される磁気記録媒体
JPS60115025A (ja) 磁気記録媒体
JPS606460A (ja) マツト化フイルム
JPH09315090A (ja) 磁気吸着型起立表示器具

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050720