JPH09315090A - 磁気吸着型起立表示器具 - Google Patents
磁気吸着型起立表示器具Info
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- JPH09315090A JPH09315090A JP13335596A JP13335596A JPH09315090A JP H09315090 A JPH09315090 A JP H09315090A JP 13335596 A JP13335596 A JP 13335596A JP 13335596 A JP13335596 A JP 13335596A JP H09315090 A JPH09315090 A JP H09315090A
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- Japan
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- visual
- piece
- coating film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 視覚及び知覚識別情報を表示する片が互いに
着き合わない機能を備えた磁気吸着型表示器具を提供す
る。 【解決手段】 強磁性材料からなる平板状ボード板と視
覚及び知覚識別情報を表示する片からなる磁気吸着型表
示器具において視覚及び知覚識別情報を表示する片に高
透磁率材料を含有した塗膜を有する事を特徴とする磁気
吸着型表示器具。
着き合わない機能を備えた磁気吸着型表示器具を提供す
る。 【解決手段】 強磁性材料からなる平板状ボード板と視
覚及び知覚識別情報を表示する片からなる磁気吸着型表
示器具において視覚及び知覚識別情報を表示する片に高
透磁率材料を含有した塗膜を有する事を特徴とする磁気
吸着型表示器具。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、磁気吸着型起立表
示器具に関する。
示器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】磁気吸着型表示器具としては常磁性材料
からなる平板状ボード板と、前者板より小さい強磁性材
料片とからなる磁気吸着型起立表示器具が知られてい
る。
からなる平板状ボード板と、前者板より小さい強磁性材
料片とからなる磁気吸着型起立表示器具が知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た常磁性材料のボード板と強磁性材料片の組み合わせか
らなる表示器具は材料片がお互いに着き合うという欠点
があった。
た常磁性材料のボード板と強磁性材料片の組み合わせか
らなる表示器具は材料片がお互いに着き合うという欠点
があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記の課題を解決すべく鋭意検討を行なった結果、従来の
強磁性材料と常磁性材料との組み合わせで表示器具を構
成するのではなく、強磁性材料のボード板と高透磁率材
料を含有した塗膜を有する片の組み合わせで表示器具を
構成することにより、上記課題を解決することを見い出
し、本発明を完成するに至った。
記の課題を解決すべく鋭意検討を行なった結果、従来の
強磁性材料と常磁性材料との組み合わせで表示器具を構
成するのではなく、強磁性材料のボード板と高透磁率材
料を含有した塗膜を有する片の組み合わせで表示器具を
構成することにより、上記課題を解決することを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【０００５】
【発明の実施形態】以下、図面を用いて、本発明につい
て詳しく説明する。図１及び図２に、本発明における代
表的な表示器具の各部分の構成を、それぞれ示した。図
中１は、強磁性材料らなるボード板を示す。１ａは基材
１、１ｂはゴム磁石である。
て詳しく説明する。図１及び図２に、本発明における代
表的な表示器具の各部分の構成を、それぞれ示した。図
中１は、強磁性材料らなるボード板を示す。１ａは基材
１、１ｂはゴム磁石である。
【０００６】図中２は、高透磁率材料を含有した塗膜を
有する片、２ａは視覚又は知覚識別情報表示層。２ｂは
基材２である。２ｃは高透磁率材料を含有した塗膜であ
る。
有する片、２ａは視覚又は知覚識別情報表示層。２ｂは
基材２である。２ｃは高透磁率材料を含有した塗膜であ
る。
【０００７】強磁性材料らなるボード板は、例えば支持
体となる基材と、ゴム磁石とを一体化積層することによ
り得ることが出来る。一体化の手段としては、湿気硬化
性や熱硬化性或いはホットメルト接着剤等の接着剤によ
る貼り合わせや、後述するゴム磁石を構成する合成樹脂
との熱圧着ラミネート等が採用できる。
体となる基材と、ゴム磁石とを一体化積層することによ
り得ることが出来る。一体化の手段としては、湿気硬化
性や熱硬化性或いはホットメルト接着剤等の接着剤によ
る貼り合わせや、後述するゴム磁石を構成する合成樹脂
との熱圧着ラミネート等が採用できる。
【０００８】基材１ａはシート状あるいは板状を呈して
おり、この基材の材料としては、例えば、鉄、銅、アル
ミニウム等の金属類もしくは、；塩化ビニル、ナイロ
ン、セルロースジアセテート、セルローストリアセテー
ト、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリカーボネート等のプラス
チック類；紙、含浸紙；及びこれらの材料の複合体が挙
げられ、これ以外であってもボード板に必要な強度、剛
性を有するものであれば、特に制限なく使用できる。
おり、この基材の材料としては、例えば、鉄、銅、アル
ミニウム等の金属類もしくは、；塩化ビニル、ナイロ
ン、セルロースジアセテート、セルローストリアセテー
ト、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリカーボネート等のプラス
チック類；紙、含浸紙；及びこれらの材料の複合体が挙
げられ、これ以外であってもボード板に必要な強度、剛
性を有するものであれば、特に制限なく使用できる。
【０００９】ゴム磁石１ｂは、ゴムの様な可とう性があ
り磁力を有するものを言い、この様な性質があるものは
特に制限なく使用できるが、例えばバリウムフェライト
等の強磁性材料粉を合成ゴム等の樹脂に練り、配向処理
を行なった材料が一般的である。
り磁力を有するものを言い、この様な性質があるものは
特に制限なく使用できるが、例えばバリウムフェライト
等の強磁性材料粉を合成ゴム等の樹脂に練り、配向処理
を行なった材料が一般的である。
【００１０】一方、高透磁率材料を含有した塗膜を有す
る片は、視覚又は知覚識別情報表示層と、高透磁率材料
を含有した塗膜２ｃとを直接一体化積層してもよいが、
視覚又は知覚識別情報表示層と、基材２ｂと、高透磁率
材料を含有した塗膜２ｃとを、この順に一体化積層する
ことにより得ることが出来る。本発明では、前記ボード
板よりも相対的に小さい部品という意味で「片」とい
う。
る片は、視覚又は知覚識別情報表示層と、高透磁率材料
を含有した塗膜２ｃとを直接一体化積層してもよいが、
視覚又は知覚識別情報表示層と、基材２ｂと、高透磁率
材料を含有した塗膜２ｃとを、この順に一体化積層する
ことにより得ることが出来る。本発明では、前記ボード
板よりも相対的に小さい部品という意味で「片」とい
う。
【００１１】片は、例えば小さいものを個別に製造する
こともできるが、大きなものから所望の大きさ／形状に
切断することにより得ることもできる。この片を構成す
る材料や一体化の手段としては、強磁性材料らなるボー
ド板を得るために上記した方法や材料が同様に採用でき
る。
こともできるが、大きなものから所望の大きさ／形状に
切断することにより得ることもできる。この片を構成す
る材料や一体化の手段としては、強磁性材料らなるボー
ド板を得るために上記した方法や材料が同様に採用でき
る。
【００１２】本発明の前記片に一構成要素である、視覚
又は知覚識別情報表示層２ａには、予め視覚又は知覚識
別情報が表示されているか、或いはそれらの情報が表示
しうる様になっている。これらの表示には、各種印刷や
サインペン等が採用できる。また、エンボス付与・芳香
性付与等の知覚情報を表示層に設けることができる。
又は知覚識別情報表示層２ａには、予め視覚又は知覚識
別情報が表示されているか、或いはそれらの情報が表示
しうる様になっている。これらの表示には、各種印刷や
サインペン等が採用できる。また、エンボス付与・芳香
性付与等の知覚情報を表示層に設けることができる。
【００１３】当該層２ａの材料としては、例えば、鉄、
銅、アルミニウム等の金属類もしくは、；塩化ビニル、
ナイロン、セルロースジアセテート、セルローストリア
セテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステ、ポリアミド、ポリカーボネート等のプ
ラスチック類；紙、含浸紙；及びこれらの材料の複合体
が挙げられ、これ以外であっても表示機能を有するもの
であれば、特に制限なく使用できる。
銅、アルミニウム等の金属類もしくは、；塩化ビニル、
ナイロン、セルロースジアセテート、セルローストリア
セテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステ、ポリアミド、ポリカーボネート等のプ
ラスチック類；紙、含浸紙；及びこれらの材料の複合体
が挙げられ、これ以外であっても表示機能を有するもの
であれば、特に制限なく使用できる。
【００１４】基材２ｂはシート状あるいは板状を呈して
おり、この基材の材料としては、同様に例えば、鉄、
銅、アルミニウム等の金属類もしくは、；塩化ビニル、
ナイロン、セルロースジアセテート、セルローストリア
セテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステ、ポリアミド、ポリカーボネート等のプ
ラスチック類；紙、含浸紙；及びこれらの材料の複合体
が挙げられ、これ以外であっても塗布物に必要な強度、
剛性を有するものであれば、特に制限なく使用できる。
おり、この基材の材料としては、同様に例えば、鉄、
銅、アルミニウム等の金属類もしくは、；塩化ビニル、
ナイロン、セルロースジアセテート、セルローストリア
セテート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステ、ポリアミド、ポリカーボネート等のプ
ラスチック類；紙、含浸紙；及びこれらの材料の複合体
が挙げられ、これ以外であっても塗布物に必要な強度、
剛性を有するものであれば、特に制限なく使用できる。
【００１５】高透磁率材料を含有した塗膜２ｃを得るに
は、例えば次の様な、従来公知の低保磁力の高透磁率材
料からなる合金粉末が使用できる。低保磁力の高透磁率
材料のなかでも、センダスト又はパーマロイが好まし
い。
は、例えば次の様な、従来公知の低保磁力の高透磁率材
料からなる合金粉末が使用できる。低保磁力の高透磁率
材料のなかでも、センダスト又はパーマロイが好まし
い。
【００１６】Ｎｉ−Ｆｅ系；Ｎｉ−Ｆｅ−α：αはＭ
ｏ，Ｃｕ，Ｍｎ，Ｎｂ，Ｔａの少なくとも１種類を含ん
でいる系 Ｆｅ−Ａｌ−Ｓｉ系；Ｆｅ−Ａｌ−Ｓｉ−α：αはＣ
ｒ，Ｔｉ，Ｃｕの少なくとも１種類を含んでいる系 Ｆｅ−Ｓｉ−Ｂ系；Ｆｅ−Ｓｉ−Ｂ−α；αはＮｂ，Ｃ
ｒ，Ｎｉ，Ｃｕ，Ｚｎの少なくとも１種類を含んでいる
系
ｏ，Ｃｕ，Ｍｎ，Ｎｂ，Ｔａの少なくとも１種類を含ん
でいる系 Ｆｅ−Ａｌ−Ｓｉ系；Ｆｅ−Ａｌ−Ｓｉ−α：αはＣ
ｒ，Ｔｉ，Ｃｕの少なくとも１種類を含んでいる系 Ｆｅ−Ｓｉ−Ｂ系；Ｆｅ−Ｓｉ−Ｂ−α；αはＮｂ，Ｃ
ｒ，Ｎｉ，Ｃｕ，Ｚｎの少なくとも１種類を含んでいる
系
【００１７】 アモルファス合金系；ＣｏＦｅＳｉＢ系 Ｃｏ−Ｚｒ−Ｎｂ系 Ｃｏ−Ｚｒ−Ｔａ系 Ｆｅ系；ＦｅＣｏ系，ＦｅＣｏＳｉＡｌ系，Ｆｅ− （Ａｌ，Ｇａ）−（Ｓｉ，Ｇｅ）系，Ｆｅ ＧａＳｉＲｕ系 など
【００１８】高透磁率材料を含有した塗膜は、例えばこ
れら低保磁力の高透磁率材料からなる合金粉末を溶剤に
より溶解された結合剤中に分散させてなる塗布液をグラ
ビア方式、リバース方式、ナイフエッジ方式等の公知の
方法によって基材２ｂの上部に塗布することによって形
成することが出来る。
れら低保磁力の高透磁率材料からなる合金粉末を溶剤に
より溶解された結合剤中に分散させてなる塗布液をグラ
ビア方式、リバース方式、ナイフエッジ方式等の公知の
方法によって基材２ｂの上部に塗布することによって形
成することが出来る。
【００１９】Ｆｅ−Ｎｉ系などの低保磁力の高透率材料
からなる合金粉末を分散させる結合剤としては、例えば
ブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、
アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合樹脂、など
が挙げられ、これら樹脂に、必要に応じて、ニトリルゴ
ムなどのゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマーなど
を添加することもできる。
からなる合金粉末を分散させる結合剤としては、例えば
ブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、
アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合樹脂、など
が挙げられ、これら樹脂に、必要に応じて、ニトリルゴ
ムなどのゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマーなど
を添加することもできる。
【００２０】また、低保磁力の高透磁率材料からなる合
金粉末が上記樹脂中に分散されてなる塗布液中に必要に
応じて、界面活性剤、各種カップリング剤、可塑剤、ワ
ックスシリコンオイル、カーボンその他の顔料を添加す
ることもできる。
金粉末が上記樹脂中に分散されてなる塗布液中に必要に
応じて、界面活性剤、各種カップリング剤、可塑剤、ワ
ックスシリコンオイル、カーボンその他の顔料を添加す
ることもできる。
【００２１】低保磁力の高透磁率材料からなる合金粉末
を分散させる樹脂の使用量は、特に限定されるものでは
ないが、低保磁力の高透磁率材料からなる合金粉末１０
０重量部当たり１０〜３０重量部の範囲が好ましい。
を分散させる樹脂の使用量は、特に限定されるものでは
ないが、低保磁力の高透磁率材料からなる合金粉末１０
０重量部当たり１０〜３０重量部の範囲が好ましい。
【００２２】低保磁力の高透磁率材料を含有した塗膜の
膜厚については、強磁性材料からなるボード板との密着
力（吸着力）は、単位面積当りの高透磁率材料の絶対量
が多いほど強くなることから、より厚い方が好ましい。
膜厚については、強磁性材料からなるボード板との密着
力（吸着力）は、単位面積当りの高透磁率材料の絶対量
が多いほど強くなることから、より厚い方が好ましい。
【００２３】本発明の前記片は、表示層２ａと基材２ｂ
とを積層してから、塗膜２ｃを基材２ｂ上に積層しても
よいし、逆に塗膜２ｃと基材２ｂとを積層してから、表
示層２ａを基材２ｂ上に積層してもよい。
とを積層してから、塗膜２ｃを基材２ｂ上に積層しても
よいし、逆に塗膜２ｃと基材２ｂとを積層してから、表
示層２ａを基材２ｂ上に積層してもよい。
【００２４】また層構成として、表示層２ａ／塗膜２ｃ
／基材２ｂの順に積層した本発明の片は、磁性塗膜が広
い面積に亘って直接露出することがないので、衛生性や
安全性の点で、表示層２ａ／基材２ｂ／塗膜２ｃの順に
積層した本発明の片に比べて、優れている。
／基材２ｂの順に積層した本発明の片は、磁性塗膜が広
い面積に亘って直接露出することがないので、衛生性や
安全性の点で、表示層２ａ／基材２ｂ／塗膜２ｃの順に
積層した本発明の片に比べて、優れている。
【００２５】この様にして得られる一対の表示器具は、
前記ボード板を通常起立させておき、それのゴム磁石面
に、前記片を磁気で吸着させる様にして用いる。視覚又
は知覚識別情報表示層の情報が把握出来るように、それ
が外側になるようにして磁気吸着される。
前記ボード板を通常起立させておき、それのゴム磁石面
に、前記片を磁気で吸着させる様にして用いる。視覚又
は知覚識別情報表示層の情報が把握出来るように、それ
が外側になるようにして磁気吸着される。
【００２６】本発明における前記片は、それ自体で、既
に情報が記録されていたり新たに記録することもできる
が、ボード板と片との間に、情報記録された紙片等を挟
んで、磁力により、その紙片を挟持することもできる。
この片は、複数枚同時においても、各片同志は、磁力で
くっつくことがなく、使用時に各片毎に剥がす手間が必
要ない。
に情報が記録されていたり新たに記録することもできる
が、ボード板と片との間に、情報記録された紙片等を挟
んで、磁力により、その紙片を挟持することもできる。
この片は、複数枚同時においても、各片同志は、磁力で
くっつくことがなく、使用時に各片毎に剥がす手間が必
要ない。
【００２７】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。実施
例中、「％」及び「部」は、各々「重量％」及び「重量
部」を表す。
例中、「％」及び「部」は、各々「重量％」及び「重量
部」を表す。
【００２８】＜磁気シールド塗料の調整＞「センダスト
粉末」（粉末組成：Ａｌ５％、Ｓｉ１０％、Ｆｅ８５
％、粉末形状：不定形、平均粒径１５μｍ）１００部、
「Ｂｙｋｍｅｎ」（ビックケミー・ジャパン株式会社製
高分子量不飽和酸エステル）０．１部、「ビニライトＶ
ＹＨＨ」（米国ユニオンカーバイド社製塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂）１０部、「Ｔ−５２０６］（大
日本化学工業社製ウレタン樹脂）１０部、トルエン４０
部、メチルエチルケトン４０部、及びシクロヘキサノン
４０部をボールミルに入れ、２４時間分散混合して高透
磁率材料含有の塗料を得た。
粉末」（粉末組成：Ａｌ５％、Ｓｉ１０％、Ｆｅ８５
％、粉末形状：不定形、平均粒径１５μｍ）１００部、
「Ｂｙｋｍｅｎ」（ビックケミー・ジャパン株式会社製
高分子量不飽和酸エステル）０．１部、「ビニライトＶ
ＹＨＨ」（米国ユニオンカーバイド社製塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂）１０部、「Ｔ−５２０６］（大
日本化学工業社製ウレタン樹脂）１０部、トルエン４０
部、メチルエチルケトン４０部、及びシクロヘキサノン
４０部をボールミルに入れ、２４時間分散混合して高透
磁率材料含有の塗料を得た。
【００２９】実施例１ 厚さ５０μｍのポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）
シート上に、上記の高透磁率材料含有の塗料をリバース
方式で、乾燥膜厚が３５μｍ、２５μｍ、１５μｍ、と
成るように全面塗布し、加熱乾燥して高透磁率材料を含
有した塗膜を作成した。
シート上に、上記の高透磁率材料含有の塗料をリバース
方式で、乾燥膜厚が３５μｍ、２５μｍ、１５μｍ、と
成るように全面塗布し、加熱乾燥して高透磁率材料を含
有した塗膜を作成した。
【００３０】次に、視覚又は知覚識別情報表示層に上記
高透磁率材料を含有した塗膜を塗布面を外側にするよう
にラミネートして、高透磁率材料を含有した塗膜を有す
る片を得た（層構成：情報表示層／ＰＥＴシート層／塗
膜層）。
高透磁率材料を含有した塗膜を塗布面を外側にするよう
にラミネートして、高透磁率材料を含有した塗膜を有す
る片を得た（層構成：情報表示層／ＰＥＴシート層／塗
膜層）。
【００３１】実施例２ 厚さ５０μｍのポリエチレンテレフタレートシート上
に、上記の高透磁率材料含有の塗料をリバース方式で、
乾燥膜厚が３５μｍ、２５μｍ、１５μｍ、と成るよう
に全面塗布し、加熱乾燥して高透磁率材料を含有した塗
膜を作成した。
に、上記の高透磁率材料含有の塗料をリバース方式で、
乾燥膜厚が３５μｍ、２５μｍ、１５μｍ、と成るよう
に全面塗布し、加熱乾燥して高透磁率材料を含有した塗
膜を作成した。
【００３２】次に、視覚又は知覚識別情報表示層に上記
高透磁率材料を含有した塗膜を塗布面を内側にするよう
にラミネートして、高透磁率材料を含有した塗膜を有す
る片を得た（層構成：情報表示層／塗膜層／ＰＥＴシー
ト層）。この片は、実施例１の片よりも衛生性と安全性
に優れていた。
高透磁率材料を含有した塗膜を塗布面を内側にするよう
にラミネートして、高透磁率材料を含有した塗膜を有す
る片を得た（層構成：情報表示層／塗膜層／ＰＥＴシー
ト層）。この片は、実施例１の片よりも衛生性と安全性
に優れていた。
【００３３】比較例１ 視覚又は知覚識別情報表示層にバリウムフェライトを合
成ゴムで練り、配向処理を行なったゴム磁石をラミネー
トして、視覚又は知覚識別情報表示片を得た。
成ゴムで練り、配向処理を行なったゴム磁石をラミネー
トして、視覚又は知覚識別情報表示片を得た。
【００３４】強磁性材料からなる平板状ボード板に、実
施例１及び２の各片を重ね合わせたところ、高透磁率材
料を含有した塗膜の膜厚が厚いものほど、より強固に密
着（吸着）した。同一膜厚では、実施例１の片のほうが
やや実施例２の片より、ボード板への密着力はやや強か
った。
施例１及び２の各片を重ね合わせたところ、高透磁率材
料を含有した塗膜の膜厚が厚いものほど、より強固に密
着（吸着）した。同一膜厚では、実施例１の片のほうが
やや実施例２の片より、ボード板への密着力はやや強か
った。
【００３５】実施例及び比較例で得られた視覚又は知覚
識別情報表示片を重ね合わせたところ、比較例で得られ
た視覚及び知覚識別情報表示片はお互いに着き合うが、
実施例で得られた知覚及び視覚識別情報表示片は全く着
き合わなかった。また、ボードに対しては、両者とも接
着した。
識別情報表示片を重ね合わせたところ、比較例で得られ
た視覚及び知覚識別情報表示片はお互いに着き合うが、
実施例で得られた知覚及び視覚識別情報表示片は全く着
き合わなかった。また、ボードに対しては、両者とも接
着した。
【００３６】
【発明の効果】本発明の磁気吸着型起立表示器具は、従
来の磁気吸着型起立表示器具が常磁性材料からなるボー
ド板と強磁性材料からなる視覚及び知覚識別情報表示片
で構成されているのに対して、強磁性材料からなるボー
ド板と高透磁率材料からなる視覚及び知覚識別情報表示
片で構成されているので、視覚及び知覚識別情報表示片
がお互いに着き合わないという効果がある。
来の磁気吸着型起立表示器具が常磁性材料からなるボー
ド板と強磁性材料からなる視覚及び知覚識別情報表示片
で構成されているのに対して、強磁性材料からなるボー
ド板と高透磁率材料からなる視覚及び知覚識別情報表示
片で構成されているので、視覚及び知覚識別情報表示片
がお互いに着き合わないという効果がある。
【図１】本発明の代表的な表示器具を構成する、強磁性
材料らなるボード板の基本構成である（実施例１で用い
たボード板）。
材料らなるボード板の基本構成である（実施例１で用い
たボード板）。
【図２】本発明の代表的な表示器具を構成する、高透磁
率材料を含有した塗膜を有する片の基本構成である（実
施例１で用いた片）。
率材料を含有した塗膜を有する片の基本構成である（実
施例１で用いた片）。
１ａ 基材 １ｂ ゴム磁石 ２ａ 視覚又は知覚識別情報表示層 ２ｂ 基材 ２ｃ 高透磁率材料を含有した塗膜。
Claims (3)
- 【請求項１】強磁性材料からなる平板状ボード板と、予
め視覚識別情報が表示された又は知覚識別情報を表示し
うる、前者板より小さい高透磁率材料を含有した塗膜を
有する片とからなる磁気吸着型起立表示器具。 - 【請求項２】予め視覚識別情報が表示された又は知覚識
別情報を表示しうる、前者板より小さい高透磁率材料を
含有した塗膜を有する片が、視覚又は知覚識別情報表示
層／高透磁率材料を含有した塗膜層／基材からなる片で
ある請求項１記載の表示器具。 - 【請求項３】高透磁率材料が、センダストまたはパーマ
ロイである請求項１記載の表示器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13335596A JPH09315090A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 磁気吸着型起立表示器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13335596A JPH09315090A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 磁気吸着型起立表示器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09315090A true JPH09315090A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15102788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13335596A Pending JPH09315090A (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | 磁気吸着型起立表示器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09315090A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7128798B2 (en) | 2000-11-26 | 2006-10-31 | Magaetnotes, Ltd. | Magnetic substrates, composition and method for making the same |
| US7338573B2 (en) | 2000-11-26 | 2008-03-04 | Magnetnotes, Ltd. | Magnetic substrates with high magnetic loading |
| US9028951B2 (en) | 2013-09-10 | 2015-05-12 | Magnetnotes, Ltd. | Magnetic receptive printable media |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP13335596A patent/JPH09315090A/ja active Pending
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