JPH11273938A - 可撓性磁石シ―トおよびその製造方法 - Google Patents
可撓性磁石シ―トおよびその製造方法Info
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Abstract
強い塗布型可撓性磁石シート、およびその製造方法を提
供する。 【解決手段】 強磁性材料粉末を溶剤の存在下、樹脂等
の結合剤と混合分散した塗料を基材の上に塗布、乾燥し
て塗膜を形成し、塗布物の片面もしくは両面から着磁を
施した塗布型可撓性磁石シートを作製することにより、
100μm以下の均一な塗膜厚を持った磁石シートを形
成することが可能となり、さらに強磁性材料として希土
類系磁性材料を用いることで、100μm以下の塗膜厚
でも高い吸着力を持った磁石シートを作製することが出
来る。
Description
吸着性を利用した薄膜状の吸着体に関するものであり、
それ自身として着脱可能な薄膜部材として使用され、ま
た他の任意の部材に接着剤、粘着剤等を介して貼付さ
れ、該部材の吸着固定等、またさらにリニアモータ用磁
石、エンコーダ用磁石、磁気センサ、スイッチ等に使用
される薄膜状吸着体およびその製造方法に関する。
ェライト、ストロンチウムフェライト等の強磁性体材料
粉末を合成樹脂に混合し、カレンダーロール方式、また
は、押出成形方式にて薄板状に形成して、その薄板に対
してN極とS極とを細い帯状に交互に着磁した、所謂異
方性磁石からなる可撓性を有する可撓性磁石シートが知
られている。これらの磁石シートには例えば紙やフィル
ム等をラミネートして、磁力で吸着可能な表示具等とし
て用いられている。
を機能性シートととして、例えば吸着性を有する印刷用
紙のように使用する時、従来のプリンター用紙の厚さが
0.08 mm程度であることを考えると、紙やフィルム
と同等の取り扱いをしてプリンターによる印刷等が問題
なく使える様にするには、全厚として少なくとも数10
0μm以下、より望ましくは100μm以下の厚さまで
薄膜化する必要がある。
って0.5mm以下の薄い磁石を成形することは、押し
出しダイに非常に大きな抵抗を生じて量産が困難であ
り、かつ押し出しダイやシリンダ及びスクリュー等の磨
耗が激しく、また押し出しに大動力を要する等の問題が
あった。またカレンダー法により成形する場合には、良
好な表面性が出にくく、加工中に切れたりする可能性が
ある他、押し圧の大きなカレンダーを必要とする等の問
題があった。このため、これらの製造方法で作製した可
撓性磁石シートでは、磁気層部の厚みを0.1 mm以下
にすることは困難で、シート磁石の全厚を上記の通常の
プリンター用紙程度に設定することは不可能であった。
さらに、厚みの変動も±0.05mm程度と大きくなる
欠点があった。
従来の磁石シートの厚みを、そのまま仮に薄くできたと
しても、従来の強磁性材料をそのまま使用していたので
は、磁性層の膜厚が薄くなった分、磁力による吸着力が
低下して、吸着力の点で十分に実用的なものを作ること
が出来ない。従って従来の押し出し成型法、及びカレン
ダ成型法等による磁石シートは製造方法の点でも、また
使用する強磁性材料の点でも、磁石が薄膜化、軽量化す
るメリットを十分に発揮するものではなく、用途開発も
限られていた。
記の課題を解決すべく鋭意検討を行なった結果、従来の
カレンダ成形方式、押出成形方式で可撓性磁石シートを
製造するのではなく、強磁性材料粉末を樹脂等の結合剤
と混合分散した塗料を、基材の上に塗布して塗膜を形成
することにより、上記課題を解決できることを見い出
し、本発明を完成するに至った。さらにまた強磁性材料
粉末として希土類系強磁性材料を、さらに望ましくはネ
オジム系強磁性材料を用いることにより、塗膜厚をさら
に薄膜化しても磁気吸着力が十分に保持される磁石シー
トを作製することが可能であることを見いだした。
磁性材料粉末を含有した塗料を塗布した層構成である。
り、この基材の材料としては、例えば、鉄、銅、アルミ
ニウム等の金属類もしくは、塩化ビニル、ナイロン、セ
ルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポ
リスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリカーボネート等のプラスチック
類、、紙、含浸紙、及びこれらの材料の複合体が挙げら
れ、これ以外であっても塗布物に必要な強度、剛性を有
するものであれば、特に制限なく使用できる。
i−Co系、BaO・6Fe2O3系、SrO・6Fe
2O3系、Y−Co系、Sm−Co系、Nd−Fe−B
系などの従来公知の強磁性材料粉末を使用することがで
きる。
HMAX の値が大きい系が好ましい。特に磁性層の膜
厚を薄膜化した際に、十分な磁力による吸着力を得るに
は、希土類系強磁性材料の使用が好ましく、その中でも
とくにネオジム系強磁性材料の使用が好ましい。
B系を用いる場合は、BHMAXの値が大きい結晶異方
性を有した系が好ましく、また配向処理をするのが好ま
しい。
らなる合金粉末を分散させる結合剤としては、ブチラー
ル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、アクリル
樹脂、スチレン−マレイン酸共重合樹脂、などが挙げら
れ、これら樹脂に、必要に応じて、ニトリルゴムなどの
ゴム系樹脂あるいはウレタンエラストマーなどを添加す
ることもできる。
されてなる塗布液中に必要に応じて、界面活性剤、各種
カップリング剤、可塑剤、ワックスシリコンオイル、カ
ーボンその他の顔料を添加することもできる。
は、強磁性材料粉末100重量部当たり10〜30重量
部の範囲が好ましい。
は、溶剤により溶解された結合剤中に上記強磁性材料粉
末を、ボールミル、サンドミル等の分散機で分散させて
行う。
ては、同塗料をグラビア方式、リバース方式、ナイフエ
ッジ方式等の公知の方法によって基材の上部に塗布する
ことによって形成することが出来る。
を行って、膜厚をさらに減少させ、塗膜の表面性を向上
させて磁石シートとして用いても良い。
塗布によって強磁性材料粉末を含む層を形成する方法を
用いることにより、磁性層膜厚の制御が容易となり、薄
膜化も容易となる。被印刷用シートとして用いるために
は磁性層膜厚で100μm以下、全厚で180μm以下
の磁石シートとすることが望ましいが、さらに望ましく
は、磁性層膜厚で80μm以下、全厚で150μm以
下、さらに望ましくは、磁性層膜厚で50μm以下、全
厚100μm以下の厚さにするのが望ましい。本発明に
述べる方法で作成した磁石シートを用いることにより、
従来は不可能であった全厚100μm以下の磁石シート
を作製することもできる。
成の他に、耐候性向上の観点より、強磁性材料粉末の含
有した塗膜の上に保護層を設けるてもよい。さらにこの
場合、同塗膜中や保護層に難燃剤を含有させてもよい。
料粉末は、これを用いて可撓性磁石シートを作製したと
きに、希土類系の強磁性材料粉末を使用したときほどの
吸着力は得られないが、なお十分実用的な吸着力を有し
ており、特に耐食性、耐候性、耐熱性の点で優れた特性
を有している。
た磁石シートにおいては、基材の磁性層を挟んで反対側
の面に種々の機能を持たせることができる。
に接着可能な構造にしてもよいし、印字層、やインク受
理層を設けて被印刷体としての機能を向上させてもよ
い。
一性に優れており、インクジェット記録用受理層を基材
他面に設けた可撓性磁石シートについては、市販のイン
クジェットプリンター等による受理層への印刷を考慮し
たとき、印刷時に印刷装置内の媒体の搬送がより円滑に
実施でき、画像もより鮮明に形成できる。
クジェット記録用受理層としては、水溶性樹脂を主体に
構成され、必要に応じて各種フィラー、各種界面活性
剤、消泡剤、分散剤等を配合して形成することができ
る。
性樹脂としては、水溶性ポリウレタン樹脂、ポリビニル
アルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニ
ルメチルエーテル、ビニルメチルエーテル−無水マレイ
ン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリド
ン−酢酸ビニル共重合体、アクリル酸、メタクリル酸、
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の単量体
及びその他単量体から合成される水溶性アクリル樹脂、
ポリアクリルアミド等のビニル樹脂、ポリエチレンオキ
サイド、ポリグルタミン酸等の合成樹脂を使用すること
ができる。さらにセルロース誘導体等の半合成樹脂、キ
チン、キトサン、デンプン、ゼラチン等の天然樹脂等も
使用できる。
としては、例えば、シリカ、アルミナ、ケイ酸マグネシ
ウム、塩基性炭酸マグネシウム、タルク、クレイ、ハイ
ドロタルサイト、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜
鉛等の無機フィラー、及びポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリアクリレート等のプラスチックピグメント等が
あり、これら1種類もしくは2種類以上を適宜混合して
用いることができる。
に加え、更に可撓性磁石シートの作製時、強磁性材料粉
末を含有した塗膜を塗布する前に、基材上に、同基材と
剥離可能で、かつ、耐候性を有する保護層を設けて、そ
の上部に強磁性材料粉末を含有した塗膜、さらに接着剤
層を設け、磁性層を基材から剥離して、接着剤層を介し
て他の基材に貼付する転写用の積層体を構成にしてもよ
い。
合、分散した塗料を、基材の上に塗布して塗膜を形成
し、塗布物の片面もしくは両面に着磁を施した可撓性磁
石シート。
材料粉末を含む層を、基材の両面または片面に有する可
撓性磁石シート。
性材料であることを特徴とする前記2記載の可撓性磁石
シート。
0μm以下であることを特徴とする前記1、2、3記載
の可撓性磁石シート。
の膜厚とを加えた磁石シートの総厚が、180μm以下
であることを特徴とする前記1、2、3記載の可撓性磁
石シート。
とを特徴とする前記4、5記載の可撓性磁石シート。
剤樹脂中に分散して塗料化する工程と、該塗料を基材上
に塗布し塗膜を形成する工程と、形成した塗膜に着磁操
作を行う工程とを含む可撓性磁石シートの製造方法。
材料を用いることを特徴とする前記7記載の可撓性磁石
シートの製造方法。
強磁性材料を用いることを特徴とする前記8記載の可撓
性磁石シートの製造方法。
磁性材料粉末を含む層を、基材の両面または片面に有す
る可撓性磁石シート。
磁性材料を用いることを特徴とする請求項7記載の可撓
性磁石シートの製造方法。
ク受理層を有することを特徴とする請求項1、2、3、
4、10記載の可撓性磁石シート。
る。
類系強磁性材料粉末を、トルエン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン等の溶剤の存在下で、ポリウレタ
ン樹脂、塩錯ビ樹脂等の結着剤中にボールミル、サンド
ミル等の分散機で分散し、磁性塗料を作製する。
後、グラビアコータ、リバースコータ等を用いて、ポリ
エステルフィルム等の、厚さ10〜100μmの非磁性
支持体上に塗布を行い、その後塗膜を乾燥する。
0mmピッチの着磁を行う。
は、十分な吸着力を確保する点で、表面磁束密度が15
mT以上、より望ましくは20mT以上であることが望
ましいが、以上の工程を経ることにより、塗膜の厚さが
100μm以下で、なおかつ15mT以上の表面磁束密
度を有する可撓性磁石シートを容易に作製することがで
きる。
例中、「%」及び「部」は、各々「重量%」及び「重量
部」を表す。
合して強磁性材料粉末を含有した塗料を得た。
ンテレフタレートシート上に、上記の強磁性材料粉末含
有の塗料をリバース方式で、乾燥膜厚が25μm、45
μmm、70μm、100μmと成るように全面塗布
し、加熱乾燥して強磁性材料粉末を含有した塗膜を作成
した。
ークで着磁を施して4種類の可撓性磁石シートを 作製
した。着磁の条件はピッチ間隔3mmで1000V,1
000μFで行なった。
0.8mm の(株)マグエックス製の可撓性磁石シート
を比較対照に用いた。
ト、及び比較例の3種類の磁石シートの磁性層膜厚と表
面磁束密度を測定した。比較例の厚み測定については、
A4サイズの短辺に対して平行に10点づつ5列、計5
0点測定した。実施例の厚み測定に関しては、520m
m幅の塗布済みシートの中央部をA4の大きさにカット
して比較例と同様に測定した。比較例、実施例のそれぞ
れの厚みの可撓性磁石シートの表面磁束密度はガウスメ
ーター(型式:日本電子製(株)製NDF−04)を用
いて測定した。
ートの膜厚及び表面磁束密度の関係を表1、図1に示
す。
明らかに膜厚の変動が小さくなった事がわかる。
ラフにしたものであるが、この結果から、従来の可撓性
磁石シートでは膜厚の減少と共に表面磁束密度は急激に
小さくなり、0.1 mm厚では15mT程度になってし
まうことがわかる。一方、本発明による塗布型可撓性磁
石シートでは0.1 mm厚で36mTの大きな値が得ら
れ、更に、0.045 mmの厚みにしても18mTの表
面磁束密度が得られる。
造方法を用いることにより、薄い膜厚でかつ十分な表面
磁束密度を有し、かつ均一な膜厚の可撓性磁石シートが
得られたことがわかる。
−Ni−Co系強磁性粉末を用いた実施例について記載
する。
て強磁性材料粉末を含有した塗料を得た。
ンテレフタレートシート上に、上記の強磁性材料粉末含
有の塗料をリバース方式で、乾燥膜厚が90μm、12
0μm、150μmとなるように全面塗布し、加熱乾燥
して強磁性材料粉末を含有した塗膜を作製した。
ークで着磁を施して可撓性磁石シートを作製した。着磁
の条件はピッチ間隔1.3mmで1000V、400μ
Fで行った。
磁束密度を測定したところ、乾燥膜厚90μm、120
μm、150μmのシートにつき、表面磁束密度はそれ
ぞれ16mT、18mT、20mTであった。これは比
較例に示された従来の可撓性磁石シートと比較して、膜
厚100μm〜200μmの領域で同等以上の性能を示
すもので、より薄い膜厚で十分な吸着力を保有してい
る。また膜厚変動については、実施例1とほぼ同等であ
り、従来の可撓性磁石シートより膜厚の均一性の点で優
れている。
60℃、95%の環境で7日間耐候保存試験にかけた
が、表面磁束密度は変化せず、優れた耐候性が示され
た。
面にインクジェット用インク受理層を有する可撓性磁石
シートの実施例について記載する。
て、インクジェット記録用の受理層用塗布液を得た。
の可撓性磁石シート、及び実施例2で作製した膜厚12
0μmの可撓性磁石シートの双方につき、基材を挟んで
磁石面と反対側の面に、前記インクジェット記録用の受
理層用塗布液をリバースコーターを使用して、乾燥厚2
0μmとなるように塗工して加熱乾燥を行い、水性顔料
タイプのインクジェット記録用受理層を基材の片面に有
する可撓性磁石シートを作製した。
ノン製の水性顔料タイプのインクジェットプリンターに
セットし、画像を出力したところ鮮明なカラー画像を印
刷することができた。
ェット用受理層用塗布液として、下記の水性染料タイプ
を用い、乾燥厚10μmとなるように塗工した以外、実
施例3と同様にして水性染料タイプのインクジェット記
録用受理層付き可撓性磁石シートを得た。
ノン製の水性染料タイプのインクジェットプリンターに
セットし、画像を出力したところ鮮明なカラー画像を印
刷することができた。
トがカレンダーロール方式や押出成形方式でシート化し
ているのに対して、強磁性材料粉末を塗料化して塗布
し、強磁性材料粉末を含む塗膜を基材上に形成した磁石
シートであるため、薄膜化が容易に行えると共に磁性
層、および磁石シート全厚の膜厚の変動を小さくできる
効果がある。さらに強磁性材料として、希土類系強磁性
材料を用いることにより、磁性層を薄膜化してもなお十
分な磁気吸着力を維持する磁石シートを作製することが
できる。
では不可能であった、薄膜性及び膜厚の均一性を有する
可撓性磁石シートの作製が可能となり、また従来より薄
くかつ十分な吸着力を持つ磁石シートの作製が可能にな
った。このような磁石シートを用いることにより、吸着
力という新たな機能が付与され、かつ従来の印刷用紙、
印刷用フィルム等の機能を損なわない被印刷用媒体への
応用はもとより、名刺、マーキングフィルム、教材、玩
具、さらにはリニアモータ用磁石、エンコーダ用磁石、
磁気センサ、スイッチ等として広い用途が可能となる。
ートに関する、磁性層膜厚と表面磁束密度との関係を示
すグラフである。
Claims (12)
- 【請求項1】強磁性材料粉末を樹脂等の結合材と混合、
分散した塗料を、基材の上に塗布して塗膜を形成し、塗
布物の片面もしくは両面に着磁を施した可撓性磁石シー
ト。 - 【請求項2】結着剤中に分散された希土類系強磁性材料
粉末を含む層を、基材の両面または片面に有する可撓性
磁石シート。 - 【請求項3】希土類系強磁性材料がネオジム系強磁性材
料であることを特徴とする請求項2記載の可撓性磁石シ
ート。 - 【請求項4】強磁性材料粉末を含む層の膜厚が100μ
m以下であることを特徴とする請求項1、2、3記載の
可撓性磁石シート。 - 【請求項5】基材の膜厚と強磁性材料粉末を含む層の膜
厚とを加えた磁石シートの総厚が、180μm以下であ
ることを特徴とする請求項1、2、3記載の可撓性磁石
シート。 - 【請求項6】表面磁束密度が15mT以上であることを
特徴とする請求項4、5記載の可撓性磁石シート。 - 【請求項7】強磁性材料粉末を溶剤の存在下、結着剤樹
脂中に分散して塗料化する工程と、該塗料を基材上に塗
布し塗膜を形成する工程と、形成した塗膜に着磁操作を
行う工程とを含む可撓性磁石シートの製造方法。 - 【請求項8】強磁性材料粉末として希土類系強磁性材料
を用いることを特徴とする請求項7記載の可撓性磁石シ
ートの製造方法。 - 【請求項9】希土類系強磁性材料としてネオジム系強磁
性材料を用いることを特徴とする請求項8記載の可撓性
磁石シートの製造方法。 - 【請求項10】結着剤中に分散されたアルニコ系強磁性
材料粉末を含む層を、基材の両面または片面に有する可
撓性磁石シート。 - 【請求項11】強磁性材料粉末としてアルニコ系強磁性
材料を用いることを特徴とする請求項7記載の可撓性磁
石シートの製造方法。 - 【請求項12】基材の片面にインクジェット用インク受
理層を有することを特徴とする請求項1、2、3、4、
10記載の可撓性磁石シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1174999A JPH11273938A (ja) | 1998-01-20 | 1999-01-20 | 可撓性磁石シ―トおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP856898 | 1998-01-20 | ||
JP10-8568 | 1998-01-20 | ||
JP1174999A JPH11273938A (ja) | 1998-01-20 | 1999-01-20 | 可撓性磁石シ―トおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11273938A true JPH11273938A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=26343108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1174999A Pending JPH11273938A (ja) | 1998-01-20 | 1999-01-20 | 可撓性磁石シ―トおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11273938A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6790378B2 (en) * | 2001-10-05 | 2004-09-14 | R. William Graham | Coating composition having magnetic properties |
JP2012004576A (ja) * | 2011-07-25 | 2012-01-05 | Nitto Denko Corp | 永久磁石及び永久磁石の製造方法 |
WO2015151930A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 株式会社巴川製紙所 | 可撓性磁気吸着シート及びその製造方法 |
JP2018122480A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 住友ベークライト株式会社 | 化粧材 |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP1174999A patent/JPH11273938A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPWO2015151930A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-04-13 | 株式会社巴川製紙所 | 可撓性磁気吸着シート及びその製造方法 |
TWI633565B (zh) * | 2014-03-31 | 2018-08-21 | 巴川製紙所股份有限公司 | 可撓性磁性吸附片及其製造方法 |
JP2018122480A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 住友ベークライト株式会社 | 化粧材 |
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