JP4646099B2 - オーディオ情報再生装置及びオーディオ情報再生システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽曲に対応するオーディオ情報が記録された記録媒体の再生装置の技術分野に属し、特にいわゆるディスクジョッキー(DJ)が複数の記録媒体から楽曲を途切れなく再生するためのオーディオ情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、クラブと呼ばれる店舗、施設では、ディスクジョッキーと呼ばれる音楽編集者がダンスミュージックを選択して再生し、これに合わせて人々がダンスを踊って楽しむ。通常、ダンスミュージックとして再生される楽曲は数分程度のものが多いため、ディスクジョッキーは複数の楽曲を途切れないようにうまくつなぎあわせて再生して、人々が楽曲の切れ目をあまり感じずに継続的にダンスを楽しむことができるようにしている。
【0003】
複数の楽曲を途切れなく再生し続けるためには、再生中の1つの楽曲が終了する際にその再生音量を徐々に低下させるとともに、次の楽曲の再生を開始して音量を徐々に上昇させて、2つの楽曲を途切れなくつなぎ合わせる。例えば、ディスク型のオーディオ記録媒体を利用する場合、少なくとも2台のディスクプレイヤーを用意し、まず1枚の音楽ディスクから楽曲を再生する。その楽曲の再生が終わりに近づくと、ディスクジョッキーはもう一台のディスクプレイヤーで他の音楽ディスクから別の楽曲の再生を開始する。その際、つなぎ合わせる2つの楽曲のリズムが揃わないと、2つの楽曲のつなぎ目がぎこちなく聞こえてしまう。
【0004】
そこで、2つの楽曲のオーディオデータからそれぞれの単位時間あたりの拍数(BPM:Beat Per Minute、曲の早さに対応する)を検出し、2つの楽曲のBPMが一致するようにディスクプレイヤーの再生速度を制御することが可能なオーディオ情報再生装置が知られている。なお、楽曲のオーディオデータからBPMを検出する方法は、例えば特開平8−201542号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、BPMを検出して、つなぎ合わせようとする2つの楽曲の再生速度を一致させたとしても、曲の拍の位置がずれていると、聞いている人はやはり違和感を感じてしまう。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ディスクジョッキーなどが2つの曲をつなぎ合わせて途切れなく再生する場合に、再生速度のみならず、拍の位置をも合わせて再生することを可能とするオーディオ情報再生装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点では、オーディオ情報再生装置において、記録媒体から、楽曲を構成するオーディオ情報を読み取る読取手段と、前記オーディオ情報に基づいて、前記楽曲の速度値を検出する速度検出手段と、前記速度値を用いて、前記楽曲中の拍位置を検出する拍検出手段と、検出された拍位置に基づいて、前記オーディオ情報を再生する再生手段と、を備え、前記拍検出手段は、前記オーディオ情報のレベルのピークを検出するレベル検出手段と、前記速度値に基づいて決定される拍間時間を基に、前記ピークが拍に相当するか否かを判定する判定手段と、を有し、前記判定手段は、判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前のピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第1の条件を具備するか否かを判定する第1判定手段と、前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第2の条件を具備するか否かを判定する第2判定手段と、前記判定対象のピークが、前記第1の条件及び前記第2の条件の両方を具備した場合に、当該判定対象のピークを拍と判定する手段と、を備える。
【0008】
また、同様の観点では、記録媒体から、楽曲を構成するオーディオ情報を読み取る読取手段と、前記オーディオ情報に基づいて、前記楽曲の速度値を検出する速度検出手段と、前記速度値を用いて、前記楽曲中の拍位置を検出する拍検出手段と、検出された拍位置に基づいて、前記オーディオ情報を再生する再生手段と、を備えるオーディオ情報再生装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムが提供される。ここで、前記拍検出手段は、前記オーディオ情報のレベルのピークを検出するレベル検出手段と、前記速度値に基づいて決定される拍間時間を基に、前記ピークが拍に相当するか否かを判定する判定手段と、を有し、前記判定手段は、判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前のピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第1の条件を具備するか否かを判定する第1判定手段と、前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第2の条件を具備するか否かを判定する第2判定手段と、前記判定対象のピークが、前記第1の条件及び前記第2の条件の両方を具備した場合に、当該判定対象のピークを拍と判定する手段と、を備える。
【0009】
上記のオーディオ情報再生装置によれば、楽曲がオーディオ情報として記録された光ディスクなどの記録媒体からオーディオ情報が読み出される。読み出されたオーディオ情報を処理することにより、その楽曲中の拍の位置が検出される。そして、検出された拍の位置に基づいて、オーディオ情報を再生することにより、記録媒体から楽曲が再生される。
【0010】
ここで、拍(ビート)は各楽曲中で繰り返される音の強弱を示すので、検出された拍位置に基づいてオーディオ情報を再生することにより、楽曲は正しい拍子で違和感無く再生される。
【0012】
具体的には、上記のオーディオ情報再生装置によれば、記録媒体から読み出されたオーディオ情報から、楽曲の速度値が検出される。速度値は、例えば単位時間あたり(毎分)に含まれる拍(Beat)の数を示すBPM(Beat Per Minute)値とすることができ、楽曲の速度、テンポを示している。楽曲中における拍は、その楽曲のテンポに応じた一定の時間的周期毎に現れるので、検出された速度値に基づいて拍位置を検出することにより、正確に拍位置を検出することが可能となる。より詳細には、上記のオーディオ情報再生装置によれば、記録媒体から読み出されたオーディオ情報のレベルが検出され、レベルのピークが検出される。このようなピークは、楽曲中の楽音の強弱に基づいて複数検出される。そして、検出された複数のピークそれぞれについて、そのピークが拍に相当するか否かが判定される。拍は、楽音中の音の強弱、特に音の強い部分に対応するので、検出された複数のピークのなかから拍を判定することにより、正しい拍検出が可能となる。つまり、上記のオーディオ情報再生装置によれば、正しく検出された拍位置に基づいてオーディオ情報を再生することができるので、楽曲は正しい拍子で違和感無く再生される。
【0016】
この態様によれば、オーディオ情報から検出された複数のピークの各々が拍であるか否かが、2つの条件に照らして判定される。第1の条件は、判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前のピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するというものである。また、第2の条件は、前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するというものである。
【0017】
楽曲中の拍は、その楽曲のテンポに応じて一定周期で繰り返し現れるものであるので、理論的にBPM値などの速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍で現れるはずである。なお、拍間時間とは、1つの拍と次の拍との間の時間であり、速度値に基づいて1つの値に決まるものである。よって、拍に対応するピークは、その1つ前の拍に対応するピークから、拍間時間の整数倍経過した時間軸上の位置に現れるはずである。第2の条件はこの条件を調べており、この第2の条件を具備するピークのみが拍の候補とされる。
【0018】
また、第2の条件のみで拍の判定を行うと、1つ前の拍に対応すると判定されたピークが、実は楽曲の拍には対応していない(即ち、拍であると誤判定されている)場合には、誤判定された拍の周期でその後の拍がずっと誤判定されてしまう。ある周期のピークが拍であると誤判定されている場合には、それらのピークの周期とはずれた位置で本当の拍に対応するピークが現れるはずである。よって、第1の条件により、連続するピーク間の時間間隔が拍間時間の整数倍に対応するピークのみを拍と決定することとすれば、正しい拍に対応する位置で現れたピークに基づいて、その後は正しい拍が検出されるようになる。
【0019】
よって、以上の第1の条件と第2の条件の両方を具備するピークのみを拍と判定することにより、正確な拍検出が実行される。
【0020】
上記のオーディオ情報再生装置のさらに他の一態様では、前記判定手段は、前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の所定倍数に対応する時間以上である場合に、前記判定対象のピークの1つ前のピークから前記拍間時間の所定倍数に対応する時間軸上の位置に拍があると決定する手段をさらに備える。
【0021】
この態様によれば、所定時間以上拍と判定されるピークが現れない場合には、その後の拍検出に支障が出るので、便宜上強制的に拍を決定してしまう。そのように強制的に決定された拍が誤っていたとしても、第1の条件を加味して拍検出を行っているため、正しい拍が検出されるようになる。よって、強制的に拍を決定することにより、拍検出処理が円滑に進むようにしている。
【0022】
上記のオーディオ情報再生装置のさらに他の一態様では、前記判定手段は、1つの楽曲に対応する前記オーディオ情報の読取開始後に前記レベル検出手段が最初に検出したピークを拍であると決定する手段をさらに備える。
【0023】
この態様によれば、過去に拍であると判定されたピークが存在しないと、条件2の判定が実行できないので、楽曲の最初に検出されたピークを強制的に拍であると決定して、その後の拍検出処理を円滑に行えるようにしている。そのように強制的に決定された拍が誤っていたとしても、条件1を含んだ判定が行われるので、処理を継続するうちに正しい拍が検出されるようになる。
【0024】
上記のオーディオ情報再生装置のさらに他の一態様では、前記速度値と、前記拍検出手段により検出された拍位置とに基づいて、前記検出された拍位置を補間する手段をさらに備える。
【0025】
この態様によれば、検出された拍のうち、不足している拍が補間により補われる。拍検出は、オーディオ情報レベルのピークに基づいて検出されるため、拍の位置に対応してもオーディオ情報のレベルが低い場合は拍として検出できず、よって、楽曲中の全ての拍が検出できるわけではない。よって、検出された拍に基づいて必要な補間を行って周期的な拍位置を設定し、それに基づいて楽曲の再生が行われる。
【0026】
上記のオーディオ情報再生装置のさらに他の一態様では、前記速度値と、前記拍検出手段により検出された拍位置とに基づいて、拍位置を予測する手段をさらに備える。
【0027】
この態様によれば、再生装置の構成上、拍検出処理に先だって楽曲の再生が行われるタイプの再生装置では、既に検出された拍位置に基づいて、将来の拍位置を予測し、予測された拍位置に基づいて楽曲の再生が行われる。
【0028】
上記のオーディオ情報再生装置のさらに他の一態様では、前記レベル検出手段は、前記オーディオ情報を複数の帯域に分割する手段と、時間的に近接する前記帯域毎のオーディオ情報を加算処理することにより、前記ピークを検出する手段と、を備える。
【0029】
この態様では、オーディオ情報を複数の帯域に分割し、帯域別得られたレベルを加算することによりピークが検出される。よって、記録媒体から読み出されたオーディオ情報にノイズが含まれる場合に、ノイズの影響を軽減して正確なピーク検出を行うことができる。
【0030】
上記のオーディオ情報再生装置のさらに他の一態様では、前記レベル検出手段は、前記ピークが所定時間以上検出されない場合に、最後に検出されたピークから所定時間後の時間軸上の位置にピークを設定する手段をさらに備える。
【0031】
この態様では、オーディオ情報からピークが長い時間にわたって検出されない場合には、強制的にピークを設定する。楽曲によっては、拍の位置においてもオーディオ情報レベルが低い場合があるので、ある程度強制的に拍の候補であるピークを設定して、拍の判定を行うことにより、円滑に拍検出処理が実行できるようにする。
【0032】
本発明の他の観点によれば、オーディオ情報再生システムにおいて、上記の構成を有する第1のオーディオ情報再生装置及び第2のオーディオ情報再生装置と、前記第1のオーディオ情報再生装置からの第1の再生オーディオ情報、及び、前記第2のオーディオ情報再生装置からの第2の再生オーディオ情報が、それぞれの速度値及び拍位置が一致するように再生されるように、前記第1のオーディオ再生装置及び前記第2のオーディオ再生装置を制御する制御手段と、を備える。
【0033】
上記のオーディオ情報再生システムによれば、2つのオーディオ情報再生装置からの楽曲再生が同期して行われる。2つのオーディオ再生装置の同期処理は、それぞれの再生装置からの再生オーディオ情報の速度値及び拍位置が一致するように各再生装置を制御することにより行われる。これにより、例えばDJなどが1つの曲から次の曲へと再生曲を切り換える際に、曲のテンポと拍の位置が一致した状態で曲が切り換わるので、聞いている者が違和感を感じることが少ない。
【0034】
上記オーディオ情報再生システムの一態様では、前記制御手段は、前記第2の再生オーディオ情報の速度値が前記第1の再生オーディオ情報の速度値に一致するように前記第2のオーディオ再生装置を制御する手段と、前記第1の再生オーディオ情報の速度値が前記第2の再生オーディオ情報の速度値と一致した状態で、前記第2の再生オーディオ情報の拍位置が、前記第1の再生オーディオ情報の拍位置と一致するように前記第2のオーディオ再生装置を制御する手段と、を備える。
【0035】
この態様によれば、2つのオーディオ情報再生装置からの再生は、まず、BPM値などの速度値が一致するように各再生装置の再生速度が制御され、次に、再生速度が一致した状態で拍位置も一致するように再生装置の再生位置が制御される。
【0036】
上記オーディオ情報再生システムの他の一態様では、前記第1のオーディオ情報再生装置は、前記第1の再生オーディオ情報中の拍頭の位置を検出する第1の拍頭検出手段を備え、前記第2のオーディオ情報再生装置は、前記第2の再生オーディオ情報中の拍頭の位置を検出する第2の拍頭検出手段を備え、前記制御手段は、前記第2の再生オーディオ情報の拍頭位置を、前記第1の再生オーディオ情報の拍頭位置と一致させるように前記第2のオーディオ情報再生装置を制御する手段を備える。
【0037】
この態様では、各再生オーディオ情報から、拍頭が検出される。ここで拍頭とは、楽曲を構成する小節の頭に位置する強拍である。よって、2つのオーディオ情報再生装置からの再生オーディオ情報の拍頭が相互に一致するように再生することにより、2つの楽曲の再生位置を小節単位で一致させることができ、聞く者が感じる違和感をより小さくすることができる。
【0038】
上記のオーディオ情報再生システムのさらに他の一態様では、前記第1の拍頭検出手段及び前記第2の拍頭検出手段は、操作者が入力装置を操作したタイミングを前記拍頭の位置として検出する。
【0039】
この態様によれば、再生された楽曲を聴いて操作者が拍頭位置を手動入力するので、単純な構成で拍頭位置を容易に検出することができる。
【0040】
上記のオーディオ情報再生システムのさらに他の一態様では、前記第1の拍頭検出手段及び前記第2の拍頭検出手段は、前記記録媒体上に記録された前記楽曲毎の時間管理情報に基づいて、前記拍頭の位置を検出する。
【0041】
この態様によれば、記録媒体に記録された楽曲毎の時間管理情報に基づいて、各楽曲の拍頭位置が自動検出される。CDなどのディスク型記録媒体では、記録された楽曲毎に、その楽曲の先頭からの時間を示す情報(タイムコード、アドレスなど)が記録されている。通常、1つの楽曲中でテンポ(即ち、BPM値)が変わることは少ないので、BPM値に基づいてその楽曲の1小節に対応する時間が算出できる。よって、時間管理情報を参照して、楽曲中における小節の頭、即ち拍頭の位置を検出することができる。
【0042】
本発明のさらに他の観点では、オーディオ情報再生装置において、記録媒体から、楽曲を構成するオーディオ情報を読み取る読取手段と、前記オーディオ情報に基づいて、前記楽曲の速度値を検出する速度検出手段と、前記速度値を用いて、前記オーディオ情報から前記楽曲中の拍位置を検出する拍検出手段と、前記の再生オーディオ情報中の拍頭の位置を検出する拍頭検出手段と、前記速度値、前記拍位置及び前記拍頭の位置に基づいて、前記オーディオ情報を再生する再生手段と、を備え、前記拍検出手段は、前記オーディオ情報のレベルのピークを検出するレベル検出手段と、前記速度値に基づいて決定される拍間時間を基に、前記ピークが拍に相当するか否かを判定する判定手段と、を有し、前記判定手段は、判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前のピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第1の条件を具備するか否かを判定する第1判定手段と、前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第2の条件を具備するか否かを判定する第2判定手段と、前記判定対象のピークが、前記第1の条件及び前記第2の条件の両方を具備した場合に、当該判定対象のピークを拍と判定する手段と、を備える。
【0043】
上記のように構成されたオーディオ情報再生装置によれば、記録媒体から、楽曲に対応するオーディオ情報が読み出され、それに基づいて速度値及び拍位置が検出されるとともに、オーディオ情報中に拍頭の位置が検出される。再生手段は速度値、拍位置及び拍頭の位置に基づいてオーディオ情報を再生することにより、楽曲が正しいテンポ及び拍子で再生される。
【0044】
上記のオーディオ情報再生装置の一態様では、前記拍頭検出手段は、前記記録媒体上に記録された前記楽曲毎の時間管理情報に基づいて、前記拍頭の位置を検出する。
【0045】
この態様では、記録媒体に記録された楽曲毎の時間管理情報に基づいて、各楽曲の拍頭位置が自動検出される。CDなどのディスク型記録媒体では、記録された楽曲毎に、その楽曲の先頭からの時間を示す情報(タイムコード、アドレスなど)が記録されている。通常、1つの楽曲中でテンポ(即ち、BPM値などの速度値)が変わることは少ないので、時間管理情報を参照して、楽曲中における小節の頭、即ち拍頭の位置を検出することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
[前提説明]
本発明の実施形態の説明に先立ち、拍(ビート:Beat)の概念について簡単に述べておく。
【0047】
拍(ビート)とは音楽の時間的継続における基本単位であり、各楽曲中で繰り返される音の強弱を示す。拍には強拍と弱拍とがあり、それらの組み合わせにより小節ごとの楽曲が形成される。一小節は、二拍子では強拍−弱拍により構成され、三拍子では強拍−弱拍−弱拍により構成され、四拍子では強拍−弱拍−中強拍−弱拍から構成される。なお、本明細書では、一小節の頭、即ち一小節の最初に位置する強拍を「拍頭」と呼ぶ。
【0048】
[オーディオ情報再生装置]
次に、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、前述のクラブなどにおいて楽曲を演奏するために使用され、複数のプレーヤから出力される楽曲を重畳して演奏用の楽曲を生成するミキサを含むオーディオ情報再生装置に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0049】
始めに、実施形態に係るオーディオ情報再生装置の全体構成及び動作について、図1を用いて説明する。なお、図1は実施形態に係るオーディオ情報再生装置の概要構成を示すブロック図である。
【0050】
図1に示すように、本実施形態に係るオーディオ情報再生装置Sは、ミキサ1と、プレーヤ2及び3と、アンプ4と、スピーカ5及び6と、により構成されている。プレーヤ2及び3は、いわゆるアナログレコードを再生するアナログプレーヤであってもよいし、コンパクトディスク(CD(Compact Disk))又はDVDをディジタル的に再生するディジタルプレーヤであってもよい。また、プレーヤ2及び3をパーソナルコンピュータなどにより構成し、再生用ソフトウェア(プログラム)を実行することによりCD、DVD、メモリカード又はハードディスクなどに記録された音楽ファイルを再生するものとしてもよい。なお、以下の説明では、プレーヤ2及び3はCDなどの光ディスクからディジタルオーディオ情報を再生するものとする。
【0051】
なお、上記ミキサ1とプレーヤ2及び3とは実際には一体的にオーディオラック等内に据え付けられている。
【0052】
次に、各部の概要動作を説明する。
【0053】
先ず、各プレーヤ2及び3は、それぞれ光ディスクを再生し、複数の楽曲を含む楽曲信号を生成してミキサ1に出力する。ミキサ1は、上記ディスクジョッキーの操作に基づいて、生成された各楽曲信号を合成し、ミキサ信号Smxを生成してアンプ4へ出力する。
【0054】
アンプ4は、ミキサ信号Smxに含まれる各楽曲を増幅し、左チャンネルに含まれるべきオーディオ情報(楽器等の音情報及び歌唱等の音声情報の双方を含む。以下、同じ。)を含む左信号Solと右チャンネルに含まれるべきオーディオ情報を含む右信号Sorとを夫々生成し、左チャンネル用のスピーカ5及び右チャンネル用のスピーカ6へそれぞれ出力する。これにより、各スピーカ5及び6は対応する左信号Sol及び右信号Sorに含まれるオーディオ情報を音として出力する。
【0055】
次に、本発明に係るミキサ1並びにプレーヤ2及び3の細部構成及び動作について、図2を用いて説明する。なお、図2は本発明に係るミキサ1並びにプレーヤ2及び3の細部構成を示すブロック図である。
【0056】
先ず、図2に示すように、再生すべき楽曲がディジタルオーディオ情報として記録されている光ディスクDAを再生するプレーヤ2は、ピックアップ10と、デコーダ11と、DSP(Digital Signal Processor)12と、メモリ13と、D/A(ディジタル/アナログ)コンバータ14と、サブCPU15と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)16と、により構成されている。
【0057】
一方、再生すべき楽曲が記録されている光ディスクDBを再生するプレーヤ3は、上記プレーヤ2と同様の構成を備えており、具体的には、ピックアップ20と、デコーダ21と、DSP22と、メモリ23と、D/Aコンバータ24と、サブCPU25と、VCO26と、により構成されている。
【0058】
さらに、ミキサ1は、CPU30と、操作部31と、表示部32と、加算器33と、により構成されている。
【0059】
次に、各部の動作を説明する。なお、以下の説明において、プレーヤ2とプレーヤ3とはほぼ同様の態様で動作するので、これらは共通的に説明する。
【0060】
プレーヤ2又は3において、光ディスクDA又はDBからそれぞれに記録されているダンス用の楽曲を再生する場合には、先ず、ピックアップ10又は20が半導体レーザ等よりなる図示しない光源を駆動することにより再生用の光ビームB1又はB2を射出し、それぞれの光ディスクDA又はDBからの反射光を受光することにより当該光ディスクDA又はDBに記録されている楽曲に対応するRF(Radio Frequency)信号である再生信号Spa又はSpbをそれぞれ生成し、デコーダ11又は21に出力する。
【0061】
これにより、デコーダ11又は21は、入力される再生信号Spa又はSpbに対して波形整形処理、復号処理及び増幅処理等を施すと共にこれらをディジタル化し、ディジタル復号信号Sda又はSdbをそれぞれ生成し、DSP12又は22へ出力する。
【0062】
なお、上述したピックアップ10又は20における再生信号Spa又はSpbの生成及びデコーダ11又は21におけるディジタル復号信号Sda又はSdbの生成は、例えば4倍速などの高速で実行され、生成されたディジタル復号信号Sda又はSdbが4倍速でDSP12又は22に出力される。
【0063】
そして、DSP12又は22は、入力されるディジタル復号信号Sda又はSdbに含まれる再生すべき楽曲のBPM(Beat Per Minutes)値をそれぞれ検出するとともに、再生すべき楽曲に含まれる拍位置を検出し、当該BPM値及び拍位置を示す情報を含む同期制御信号Sbpa又はSbpbをそれぞれサブCPU15又は25に出力する。さらに、DSP12又は22は、サブCPU15又は25からの後述する制御信号Scda又はScdbに基づいてディジタル復号信号Sda又はSdbに対して後述する種々の処理を施し、楽曲信号Sra又はSrbを生成してD/Aコンバータ14又は24にそれぞれ出力する。
【0064】
このとき、DSP12又は22は当該処理に必要なデータをメモリ信号Smoa又はSmobとして一時的にメモリ13又は23に記憶させ、更に当該記憶されているデータをメモリ信号Smia又はSmibとしてメモリ13又は23から読み出しつつ当該処理を行う。ここで、光ディスクDA又はDBからの再生信号Spa又はSpbの検出からメモリ信号Smoa又はSmobのメモリ13又は23への記憶までの一連の処理は例えば4倍速などにより高速で実行され、一方メモリ信号Smia又はSmibのメモリ13又は23からの読み出し以降の各処理は通常の速度(すなわち、一倍速)により実行される。
【0065】
そして、D/Aコンバータ14又は24は、処理された楽曲信号Sra又はSrbをそれぞれアナログ信号に変換し、アナログ楽曲信号Saa又はSabを生成して加算器33へ出力する。
【0066】
このとき、DSP12又は22からの楽曲信号Sra又はSrbの読み出し速度及びD/Aコンバータ14又は24におけるディジタル/アナログ変換周波数(変換速度)は、それぞれVCO16又は26からの速度制御信号Sfva及びSfda又は速度制御信号Sfvb及びSfdbに基づいて制御され、より具体的には、DSP12又は22へのディジタル復号信号Sda又はSdbの入力速度が4倍速であっても上記通常の速度とされている。
【0067】
そして、加算器33は、当該アナログ楽曲信号Saaとアナログ楽曲信号Sabとを加算し、ミキサ1の出力としての上記ミキサ信号Smxを生成してアンプ4へ出力する。
【0068】
一方、上述した各部材の処理において、サブCPU15又は25は、CPU30からの制御信号Sca又はScb並びにDSP12又は22からの同期制御信号Sbpa又はSbpbに基づくと共に相互に制御信号Sccの授受を行いつつ、制御信号Scda又はScdbを生成してDSP12又は22へ出力する。
【0069】
これと並行して、サブCPU15又は25は、VCO16又は26の動作を制御するための制御信号Scva又はScvbを生成してVCO16又は26にそれぞれ出力する。これにより、VCO16又は26は、上述したようにDSP12又は22からの楽曲信号Sra又はSrbの出力速度及びD/Aコンバータ14又は24におけるディジタル/アナログ変換周波数を制御すべく、上記速度制御信号Sfva及びSfda又は速度制御信号Sfvb及びSfdbをそれぞれ生成してDSP12又は22並びにD/Aコンバータ14又は24へ出力する。
【0070】
更に、CPU30は、サブCPU15又は25に上述した再生制御を実行させるべく上記制御信号Sca又はScbを生成して当該サブCPU15又は25に出力する。
【0071】
このとき、CPU30を介してミキサ1並びにプレーヤ2及び3の動作を指定するための操作は操作部31において実行され、当該操作に対応する操作信号SinがCPU30へ出力される。そして、CPU30は、当該操作信号Sinに基づいて上記制御を行う。
【0072】
更に、上記CPU30により制御されるミキサ1並びにプレーヤ2及び3の動作に係る情報(具体的には、上記検出された各BPM値等)は当該CPU30から表示信号Sdpとして出力され、表示部32においてディスクジョッキー等に対して表示される。
【0073】
[DSPの構成及び動作]
次に、DSP12及び22について説明する。なお、DSP12と22は同一の構成を有するので、以下の説明は1つのDSP12のみについて説明する。
【0074】
図3に、DSP12の内部の概略構成を示す。以下の説明においては、DSP内部の構成要素のうち、特に本発明の拍検出に関連する部分を主として説明を行う。図3に示すように、DSP12は、レベル検出部35と、再生制御部36と、BPM検出部37と、拍検出部38とを備える。
【0075】
デコーダ11から出力されるディジタル復号信号Sdaは、再生制御部36に入力される。前述のように、ディジタル復号信号Sdaは例えば4倍速で読み出された信号であり、再生制御部36はこれをメモリ信号Smoaとしてメモリ13に供給する。そして、再生制御部36は、メモリ13に一時的に記憶したオーディオ再生信号をメモリ信号Smiaとして通常速度で読み出し、再生信号SraとしてD/Aコンバータ14へ供給する。こうして、光ディスクDAからオーディオ信号が再生される。
【0076】
また、デコーダ11から出力されたディジタル復号信号Sdaはレベル検出部35にも入力される。レベル検出部35は、光ディスクDAからの読取信号であるディジタル復号信号Sdaに含まれるオーディオデータのレベルを検出し、レベル検出信号SdetをBPM検出部37及び拍検出部38に供給する。
【0077】
本実施形態では、レベル検出部35は、ディジタル復号信号Sdaを低域、中域及び高域の3つの周波数帯域に分割し、各帯域毎に信号レベルを検出してオーディオ信号中に含まれるオーディオ信号のレベルを示すレベル検出信号(ディジタルデータ値)を得る。そして、各帯域のレベル検出信号をレベル検出信号SdetとしてBPM検出部37及び拍検出部38へ供給する。
【0078】
BPM検出部37は、各帯域のレベル検出信号に基づいてBPMを求め、同期制御信号Sbpaに含めてサブCPU15へ供給する。具体的には、BPM検出部は図4に示すように、レベル検出部35からのレベル検出信号Sdetに基づいて、オーディオ信号波形のピークを検出し、連続するピークの間隔を求める。検出されたピークが楽曲の拍位置に対応すると仮定すれば、ピーク間隔に基づいてBPM(1分あたりに含まれる拍の数)が計算により求められる。実際には、ピーク間隔の検出を所定時間にわたって行い、検出されたピーク間隔値を統計的に処理してBPMを算出する。なお、BPM検出の詳細な方法については、例えば特開平8−201542号公報に記載されている。
【0079】
一方、拍検出部38は、レベル検出部38から供給された、各帯域毎のレベル検出信号Sdetに基づいて、再生オーディオ信号中の拍の位置を検出し、拍位置を示す信号を同期制御信号Sbpaに含めてサブCPU15に供給する。
【0080】
こうして、デコーダ11から出力されるディジタル復号信号Sdaに基づいて、DSP12は再生されたオーディオ信号のBPM値及び拍位置の情報を含む再生制御信号Sbpaを生成し、サブCPU15へ供給する。
【0081】
一方、プレーヤ3内のDSP22も上述のDSP12と同様の処理を行い、デコーダ21から出力されるディジタル復号信号Sdbに基づいて、再生されたオーディオ信号のBPM値及び拍位置の情報を含む再生制御信号SbpbをサブCPU25へ供給する。
【0082】
後に詳しく述べるように、ミキサ1内のCPU30は、これらの再生制御信号Sbpa及びSbpbに基づいて、2つのプレーヤ2及び3の同期再生を行う。
【0083】
[拍位置の検出]
次に、拍位置の検出方法について詳細に説明する。拍位置の検出は、レベル検出部35から出力された各帯域毎のレベル検出信号に基づいて行われる。本実施形態では、レベル検出部35は低域、中域及び高域の3帯域毎に再生オーディオ信号レベルを検出する。
【0084】
拍検出処理では、まず、(1)これら3帯域の再生オーディオ信号レベルに基づいて、全帯域の再生オーディオ信号レベルのピークを検出し、次に、(2)検出された複数のピークについて2つの条件に基づいて、それら各ピークが再生オーディオ信号中の拍に相当するか否かを判定して拍位置を検出する、という手順で処理が実行される。
【0085】
まず、全帯域の再生オーディオ信号レベルのピーク検出について図5を参照して説明する。図5(a)はレベル検出部35から出力された3帯域のレベル検出信号を表示したグラフである。図5(a)において、横軸は時間に対応し、横軸に付された数値は再生オーディオ信号のBPMに応じて決まる特定の時間幅(以下、「ポイント」と呼ぶ。)を示す。例えば再生される曲が4拍子でテンポが120BPMであり、1拍が8ポイントに対応するとすれば、1ポイントは1/16秒に対応することになる。なお、この時間軸は説明の便宜上設定したものであり、テンポの異なる曲では当然に異なることになる。また、図5(a)の縦軸は、レベル検出部35により検出された再生オーディオ信号(ディジタル信号)の検出レベルを示す。
【0086】
まず、図5(a)に示すように、各帯域(低域、中域及び高域)の再生オーディオ信号のレベルが時系列に整列される。そして、検出された再生オーディオ信号のうち、時間軸上で近接しているものをそれぞれ加算して加算値を計算する。
【0087】
図5(b)はこうして計算された加算値を縦軸に示しており、横軸は図5(a)と同一の時間軸を示している。なお、「時間軸上で近接している」とは、所定の時間幅内にあることをいう。図5(a)に示す例では、1/8拍以内にあるデータを近接していると判定している。図5(a)及び(b)の例では、1拍が8ポイントに対応するので、前後1ポイント以内にある(即ち、隣接する)データが加算されている。
【0088】
こうして、図5(b)に示すように加算値が求められると、次に得られた加算値について、前後の加算値のレベルを比較することにより、ピークを検出する。つまり、図5(b)に示すように、加算値を直線で結んでグラフ化した際のピークのみを選択する(即ち、ボトムは選択しない)。図5(b)の例では、ピークp1〜p5、p7及びp8が選択される。
【0089】
次に、こうして得られたピークに加え、図5(b)に示す加算値のグラフにおいて所定時間以上ピークが現れない場合には、強制的にピークを設定する。本例では、約2拍以上ピークが現れない場合には、前のピークから2拍目に相当する位置付近に存在するデータをピークとみなすこととしている。但し、図5(b)では、2拍に±1/8拍の誤差分を加味して、1.875拍(1+7/8拍)以上ピークが現れないので、ピークp6のデータを強制的にピークとみなしている。
【0090】
以上のようにして、再生オーディオ信号に含まれるピークが検出される。これらピークは、再生オーディオ信号中におけるレベルが高い部分であり、楽曲の拍の候補であると考えられる。
【0091】
次に、拍の候補として得られた各ピークについて、実際にそれらが拍であるか否かの判定を行う。判定する際には、以下の2つの条件の両方が具備された場合に、そのピークを拍であると判定することとする。
【0092】
(条件1):判定の対象となるピークと、それに時間的に先行するピークとの間の時間間隔が、BPMに基づいて算出された拍間時間の1〜4の整数倍(但し、所定の誤差分を含む)に相当すること。
【0093】
(条件2):判定の対象となるピークと、それに時間的に先行する拍位置(拍であると判定されたピークの位置)との間の時間間隔が、BPMに基づいて算出された拍間時間の整数倍(但し、所定の誤差分を含む)に相当すること。
【0094】
上記の条件2は、既に拍であると判定されたピークがあれば、BPMに基づいて次の拍位置はある程度予測できるので、次の拍が来るであろうと予測される位置付近にあるピークを拍と判定するものである。
【0095】
また、条件1は、実際には拍に対応しないピークを誤って拍であると判定した場合に、誤った拍位置に基づいて、その後の拍検出が修正できないまま継続されてしまうことを防止するために行うものである。
【0096】
上記条件1及び条件2における誤差分は、例えば拍間時間の1〜4の整数倍に対して、±1/16拍程度とすることができる。
【0097】
次に、上記条件1及び条件2を利用した拍検出処理の具体例について図5及び図6を参照して説明する。図6は、図5(a)及び(b)に示す再生オーディオ信号についての拍検出結果を示す。図6(a)は条件1についての判定結果、図6(b)は条件2についての判定結果、図6(c)は条件1及び条件2に基づく最終的判定結果を示す。
【0098】
まず、条件1の判定例について図6(a)を参照して説明する。図5(b)に示すように、先に述べた方法により特定されたピークp1〜p8について、それぞれ、その1つ前のピークとの時間間隔を計算し、その時間間隔が何拍に相当するかを計算する。計算結果が図6(a)に示されている。
【0099】
前のピークとの時間間隔がBPMから求めた拍間時間の1〜4の整数倍に相当する場合、そのピークを拍であると判定する。なお、この例ではBPMから求められた拍間時間の±1/16を許容誤差としている。よって、図6(a)に示すように、ピークp4及びp5についての判定結果がOKとなり、条件1を具備することがわかる。
【0100】
次に、条件2の判定例について図6(b)を参照して説明する。同様に図5(b)に示す各ピークp1〜p8について、そのピークの前の拍との時間間隔を計算し、その時間間隔が、BPMから求められた拍間時間の整数倍に相当するか否かを計算する。計算結果が図6(b)に示されている。前の拍との時間間隔が、BPMから求められた拍間時間の整数倍に相当する場合、そのピークを拍であると判定している。
【0101】
なお、この例ではBPMから求められた拍間時間の±1/16を許容誤差として判定している。また、曲の再生開始後、最初に得られたピークは、それより先行する拍は存在しないので、拍とみなすことにしている。図6(b)に示されるように、ピークp1、p3、p4、p5、p7及びp8がOKであり、条件2を具備することがわかる。
【0102】
次に、こうして得られた条件1及び条件2の判定結果から、両条件をともに満足するピークのみを最終的に拍であると判定する。その結果を図6(c)に示す。最終的に、ピークp1、p4、p5が拍と判定されている。
【0103】
なお、ピークp1は、曲の再生開始後、最初に検出されたピークであるために、拍であると強制的に決定されている。もちろん、この決定が誤りであること、即ちピークp1が実は拍ではない、ということがありうる。しかし、本発明の拍検出処理では、条件2のみでなく、条件1を加味して最終的な拍検出を行っているので、いずれは正しい拍が検出されることになる。
【0104】
即ち、条件1では、前のピークとの時間間隔がBPMから求められる拍間時間の整数倍に相当するもののみを検出している。もしピークp1を拍であるとした決定が誤りであるならば、上述の方法により拍検出を続けていくうちに、正しい拍の位置に相当するピークが検出されるはずである(再生されている音楽中の正しい拍の位置において、明確なピークを示すレベルの再生オーディオ信号が得られるはずであるから)。よって、そのような正しい拍の位置に相当するピークが検出された後は、そのピークに対してBPMから得られた拍間時間の整数倍に位置するピークのみが条件1によって拍であると判定されることになる。その結果、その後は正しい拍の位置が検出されることになる。このように、条件1を加味して拍の検出を行うことにより、条件2のみを使用していたならば生じるであろう誤判定を補正することができるのである。
【0105】
このような誤判定は、例えば曲の最初が比較的静かな曲(低いレベルで曲が開始する曲)において生じやすい。つまり、曲の最初の部分においては、正しい拍の位置においても明確に大きいレベルの再生オーディオ信号が検出されないので、条件2により、最初に得られたピークを強制的に拍であるとみなしてしまい、実はこれは正しい拍位置とは異なっているということが起きうる。しかし、条件1及び条件2を併用した上述の判定を継続していけば、やがては曲の正しい拍位置において明確に大きなレベルの再生データが得られるので、その後は正しい拍の位置が検出されるようになる。
【0106】
さらに、条件2の判定においては、判定対象となるピークが前の拍位置から4拍分以上の時間間隔を有する場合は、そのピークを拍として強制的に決定するものとする。これは、あまり長い時間にわたって拍が判定されないと処理が不安定になるので、とりあえず拍を決定してしまうのである。この決定が誤っていた場合でも、上述のように条件1による判定が併用される結果、その後正しい拍位置の検出が行われるようになる。
【0107】
次に、上記の拍検出処理の流れについて、図7を参照して説明する。図7は、拍検出処理のフローチャートである。なお、以下に説明する拍検出処理は、図1及び図2に示すプレーヤ2又は3内の拍検出部38により行われる。
【0108】
また、この処理は、光ディスクからの再生オーディオ信号の読み取りと並行して行われる。光ディスクから高速(例えば4倍速)で読み出された再生オーディオ信号は一旦メモり13又は23に読み込まれ、通常速度でメモリ13又は23から読み出されて音楽として再生されるが、拍検出部38はレベル検出部35から順に供給されるレベル検出データSdetについて順に以下の処理を実行する。
【0109】
まず、拍検出部38はレベル検出部35から供給される、各帯域毎のレベル検出信号を受け取り(ステップS1)、レベル検出信号を図5(a)に示すように時系列に整列する(ステップS2)。次に、拍検出部38は、図5(b)に示すように、時間軸上で近接するレベル検出信号を加算して加算値を求め、それに基づいてピークを決定する(ステップS3)。この処理は、拍検出部38が、レベル検出部35から連続して入力されるレベル検出信号(ディジタルデータ)を加算することにより行われる。よって、レベル検出部35から順にレベル検出信号が入力される間に、それらの加算値に基づいてピークが順に決定されていくことになる。
【0110】
次に、拍検出部は、ステップS3で順に得られた1つのピークについて、順に上述の条件1の判定を行う(ステップS4)。判定対象のピークが条件1を具備しない場合は、処理はステップS4へ戻り、次のピークについての判定を行う。一方、判定対象のピークが条件1を具備する場合は(ステップS4;Yes)、そのピークが条件2を具備しているか否かを判定する(ステップS5)。
【0111】
条件2を具備している場合、そのピークは拍であると判定される(ステップS7)。一方、条件2を具備していない場合(ステップS5;No)、そのピークがその前の拍から4拍以上経過した位置にあるか否かを判定する(ステップS6)。4拍以上経過している場合、処理はステップS7へ進み、そのピークを拍とみなす。一方、4拍以上経過していない場合、処理はステップS4へ戻り、次のピークについての判定が行われる。
【0112】
こうして、光ディスクからの再生オーディオ信号に基づいて拍の検出が行われ、検出された拍の位置が再生制御信号Scda及びScdbに含められてサブCPU15及び25へそれぞれ送られる。
【0113】
なお、上記の実施形態では光ディスクからの再生オーディオ信号を低域、中域及び広域の3帯域に分割してレベル検出を行っているが、2帯域又は4帯域以上に分割して同様の処理を行うことも可能である。分割する帯域数を増加させると、特定の周波数のノイズの影響を受けにくくなるので、精度が向上する傾向がある。
【0114】
[2台のプレーヤの同期再生]
次に、上記のようにして検出された拍位置、及びBPM値を利用して、2台のプレーヤを同期させて音楽を再生する同期再生処理について説明する。図8に、同期再生処理のフローチャートを示す。なお、以下に説明する同期再生処理は、図1に示すミキサ1内のCPU30、プレーヤ2内のサブCPU15及びプレーヤ3内のサブCPU25がそれぞれ予め用意されたプログラムを実行して相互に処理を行うことにより実現される。
【0115】
まず、サブCPU15の制御の下、プレーヤ2が光ディスクDAからオーディオ信号の読み取りを開始し、さらにサブCPU25の制御の下、プレーヤ3が光ディスクDBからオーディオ信号の読み取りを開始する(ステップS11)。
【0116】
次に、各プレーヤ2及び3内において、図7を参照して説明した方法により、各オーディオ信号中の拍を検出する(ステップS12)。
【0117】
次に、各プレーヤ2及び3において、再生すべきオーディオ信号中の次の拍が検出されているか否かを判定する(ステップS13)。これは、具体的には、DSP12又は22内のBPM検出部37により検出されたBPM値に基づいて、次の拍が到来するであろうと予測される時間軸上の位置付近に、ステップS12の拍検出処理によって拍位置が検出されているか否かを判定する。
【0118】
上述の拍検出処理においては、一般的に楽曲の全ての再生位置において拍が検出されるわけではない。楽曲に対して、実際の拍位置は周期的に存在するのであるが、実際の楽曲の拍位置における音量(記録データのレベル)が小さいような場合は、その拍位置は検出することができない。従って、次の拍位置が拍検出処理により検出されていない場合は、拍検出処理により検出された拍位置と、BPM検出部37により検出されたBPM値に基づいて、不足している拍位置を補間により決定する(ステップS14)。即ち、BPM値により、拍間時間が計算できるので、検出された拍位置に対して、上述の拍間時間だけ経過した時間軸上の位置に拍を位置を設定することにより、上述の補間を行うことができる。
【0119】
こうして、次の拍位置が決定すると、プレーヤ2と3の同期処理が行われる(ステップS15)。同期処理の詳細を図9のフローチャートに示す。
【0120】
図9において、まず、各DSP12及び22により得られたBPM値に基づいて、プレーヤ2と3の再生速度を一致させる(ステップS20)。次に、プレーヤ2と3においてそれぞれ得られた次の拍位置を比較する(ステップS21)。なお、各プレーヤ2及び3においては、それぞれDSP12及び22内の拍検出部38により得られた拍位置が再生制御信号Sbpa及びSbpbとしてサブCPU15及び25にそれぞれ入力されている。また、各サブCPU15及び25は、不足している拍位置をステップS14において補間により決定している。これにより、各サブCPU15及び25は、それぞれプレーヤ2及び3における次の拍位置を認知しているので、CPU30はサブCPU15及び25から次の拍位置の情報を取得し、両者を比較する。
【0121】
そしてCPU30は、プレーヤ2と3の拍位置を一致させるように再生位置を決定する処理を行う。即ち、ステップS21における比較の結果、2つのプレーヤにおける次の拍位置の差がBPM/2より大きい場合(ステップS22;Yes)には、プレーヤ3の再生速度を下げるようにサブCPU25を制御する(ステップS23)。逆に、次の拍位置の差がBPM/2より小さい場合(ステップS22;No)には、CPU30はプレーヤ3の再生速度を上げるようにサブCPU25を制御する(ステップS24)。
【0122】
こうして同期処理が完了し、プレーヤ2と3の拍位置が一致するように各プレーヤの再生位置が決定される。
【0123】
そして、処理は図8に戻り、両プレーヤ2及び3はオーディオ信号の再生を実行する(ステップS16)。この際、各プレーヤ2及び3は、それぞれのDSP12及び22内で検出されたBPMが一致するように再生速度の制御を継続する。これにより、両プレーヤから再生される音楽は、再生速度が一致しているのみならず、拍位置も一致して再生されることになる。
【0124】
上記の処理は楽曲の再生開始後に継続的に実行される。よって、各プレーヤ2及び3において楽曲が再生される間に、図8に示す処理が順に継続的に行われ、両プレーヤから同期して楽曲が再生される。
【0125】
なお、上記の説明では、各プレーヤにおいて、光ディスクから読み出したオーディオ情報をメモリ内に一時的に格納し、次の拍位置を検出し又は補間により決定した後で、その拍位置に対応するオーディオ情報をメモリから読み出して再生する場合について説明している。しかし、プレーヤの内部構成によっては、拍検出及び補間による拍位置の決定が完了する前にオーディオ情報を再生しなければならない場合もあり得る。そのような場合には、拍検出処理により検出された拍位置に基づいて、補間ではなく、時間的に先行する拍位置を予測して決定することにより、同様に図8に示した同期再生を実行することができる。なお、その場合、実際に拍検出処理により拍位置が決定された後で、検出された拍位置に基づいて予測された拍位置を修正することにより、正しい拍位置に従って同期再生を進行させることができる。
【0126】
[拍頭の検出及び同期処理]
上記の同期再生処理では、各光ディスクから読み取ったオーディオ情報に基づいてBPMと拍位置が検出され、BPMに従って再生速度が一致するように、かつ、拍位置が一致するように2台のプレーヤが制御されて楽曲が同期再生される。再生速度と拍位置が一致していれば再生された楽曲における違和感は小さいが、厳密には、各楽曲における拍頭(各小節における最初の拍)の位置を一致させることができれば、2つのプレーヤから再生される楽曲の再生位置が小節単位で一致するので、さらに望ましい。
【0127】
これを実現するためには、上述の拍検出処理において検出された拍(及び、不足しているとして補間又は予測により得られた拍)中の拍頭を特定することが必要となる。拍頭が特定できれば、ステップS15の同期処理において、それぞれの拍頭が一致するように2台のプレーヤの再生位置を制御すればよい。以下に、拍頭を検出する方法を示す。
【0128】
1つの方法は、ディスクジョッキーなどの操作者が拍頭の位置を手動入力する方法である。即ち、曲の再生後、上記の同期再生処理の実行中に、操作者が再生された音楽を聞きつつミキサ1の操作部31などを使用して、拍頭の位置を入力する。これは、ミキサ1に設けられた特定のボタンを、操作者が拍頭のタイミングで押すことにより行うことができる。
【0129】
もう1つの方法は、各楽曲のデータからタイムコードなどの時間管理情報を抽出し、計算により拍頭の位置を特定する方法である。CDなどの光ディスクには、記録された各曲の先頭からカウントした時間管理情報が記録されている。この時間管理情報は、記録媒体の種類によって、タイムコード、アドレスなど種々の形態を有する。曲の再生を開始すれば、その曲のBPMがDSPにより検出される。通常、1つの曲においてBPM値は変化しないので、BPM値に基づき、曲中のある再生位置において、その位置が曲の先頭から何小節目の何拍目であるかを計算により得ることができる。例えば4拍子でBPMが120の曲であれば、60秒間に120拍があるので、1小節(=4拍)は2秒に相当する。よって、曲の頭から2秒毎に、1小節の頭、即ち拍頭が到来することになる。こうして、光ディスクに記録されている時間管理情報から、各小節の拍頭を検出することができる。
【0130】
こうして、拍頭を検出できれば、DSPにより検出されたBPM及び拍位置とともに拍頭の位置を利用して、2台のプレーヤからの再生楽曲を小節単位で同期させて再生することが可能となる。
【0131】
[変形例]
図1及び図2に示すオーディオ情報再生装置は、ミキサ1とプレーヤ2及び3とにより構成され、ミキサ1はCPU30と操作部31と表示部32と加算器33とを備えている。その代わりに、CPU30、操作部31、表示部32などをプレーヤ側に設け、加算器33のみをミキサとするような種類のオーディオ情報再生装置に対しても本発明を適用することができる。
【0132】
また、上記の実施形態では、オーディオ情報再生装置を構成するプレーヤ2及び3はCDプレーヤなどのディスクプレーヤを例示しているが、そのような専用プレーヤの代わりに、プレーヤ2及び3を音楽再生ソフトウェア(プログラム)を備えたパーソナルコンピュータなどにより構成することもできる。
【0133】
また、本発明による拍位置の検出機能、及び検出した拍位置が一致するように複数の楽曲の再生を制御する機能をソフトウェア(プログラム)として実現することもできる。その場合、そのプログラムを、CDやDVDなどの再生用ドライブを備えるパーソナルコンピュータなどにおいて実行することにより、ミキサ及び専用のプレーヤを使用する上述の実施形態と同等の楽曲再生を実現することができる。
【0134】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光ディスクなどの記録媒体に記録された音楽データから、その楽曲の拍位置を検出することができる。よって、再生速度のみならず、拍位置が一致するように2台のプレーヤを制御することにより、2つの記録媒体からの音楽再生を同期させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したオーディオ情報再生装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すオーディオ情報再生装置の詳細構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示すDSPの内部構成を示すブロック図である。
【図4】DSPにより実行されるBPM検出処理を概念的に説明する図である。
【図5】DSPにより実行される拍検出処理の一部を概念的に説明する図である。
【図6】拍検出処理の具体例を示す図表である。
【図7】拍検出処理のフローチャートである。
【図8】拍検出処理を含む同期再生処理のフローチャートである。
【図9】図8に示す同期再生処理中の同期処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ミキサ
2、3 プレーヤ
4 アンプ
5、6 スピーカ
11、21 デコーダ
12、22 DSP
13、23 メモリ
15、25 サブCPU
35 レベル検出部
36 再生制御部
37 BPM検出部
38 拍検出部

Claims (15)

  1. 記録媒体から、楽曲を構成するオーディオ情報を読み取る読取手段と、
    前記オーディオ情報に基づいて、前記楽曲の速度値を検出する速度検出手段と、
    前記速度値を用いて、前記楽曲中の拍位置を検出する拍検出手段と、
    検出された拍位置に基づいて、前記オーディオ情報を再生する再生手段と、を備え、
    前記拍検出手段は、前記オーディオ情報のレベルのピークを検出するレベル検出手段と、前記速度値に基づいて決定される拍間時間を基に、前記ピークが拍に相当するか否かを判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段は、
    判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前のピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第1の条件を具備するか否かを判定する第1判定手段と、
    前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第2の条件を具備するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記判定対象のピークが、前記第1の条件及び前記第2の条件の両方を具備した場合に、当該判定対象のピークを拍と判定する手段と、を備えることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  2. 前記判定手段は、前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の所定倍数に対応する時間以上である場合に、前記判定対象のピークの1つ前のピークから前記拍間時間の所定倍数に対応する時間軸上の位置に拍があると決定する手段をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のオーディオ情報再生装置。
  3. 前記判定手段は、1つの楽曲に対応する前記オーディオ情報の読取開始後に前記レベル検出手段が最初に検出したピークを拍であると決定する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のオーディオ情報再生装置。
  4. 前記速度値と、前記拍検出手段により検出された拍位置とに基づいて、前記検出された拍位置を補間する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のオーディオ情報再生装置。
  5. 前記速度値と、前記拍検出手段により検出された拍位置とに基づいて、拍位置を予測する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のオーディオ情報再生装置。
  6. 前記レベル検出手段は、
    前記オーディオ情報を複数の帯域に分割する手段と、
    時間的に近接する前記帯域毎のオーディオ情報を加算処理することにより、前記ピークを検出する手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のオーディオ情報再生装置。
  7. 前記レベル検出手段は、前記ピークが所定時間以上検出されない場合に、最後に検出されたピークから所定時間後の時間軸上の位置にピークを設定する手段をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のオーディオ情報再生装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の第1のオーディオ情報再生装置及び第2のオーディオ情報再生装置と、
    前記第1のオーディオ情報再生装置からの第1の再生オーディオ情報、及び、前記第2のオーディオ情報再生装置からの第2の再生オーディオ情報が、それぞれの速度値及び拍位置が一致するように再生されるように、前記第1のオーディオ再生装置及び前記第2のオーディオ再生装置を制御する制御手段と、を備えることを特徴とするオーディオ情報再生システム。
  9. 前記制御手段は、
    前記第2の再生オーディオ情報の速度値が前記第1の再生オーディオ情報の速度値に一致するように前記第2のオーディオ再生装置を制御する手段と、
    前記第1の再生オーディオ情報の速度値が前記第2の再生オーディオ情報の速度値と一致した状態で、前記第2の再生オーディオ情報の拍位置が、前記第1の再生オーディオ情報の拍位置と一致するように前記第2のオーディオ再生装置を制御する手段と、を備えることを特徴とする請求項に記載のオーディオ情報再生システム。
  10. 前記第1のオーディオ情報再生装置は、前記第1の再生オーディオ情報中の拍頭の位置を検出する第1の拍頭検出手段を備え、
    前記第2のオーディオ情報再生装置は、前記第2の再生オーディオ情報中の拍頭の位置を検出する第2の拍頭検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2の再生オーディオ情報の拍頭の位置を、前記第1の再生オーディオ情報の拍頭の位置と一致させるように前記第2のオーディオ情報再生装置を制御する手段を備えることを特徴とする請求項8又は9に記載のオーディオ情報再生システム。
  11. 前記第1の拍頭検出手段及び前記第2の拍頭検出手段は、操作者が入力装置を操作したタイミングを前記拍頭の位置として検出することを特徴とする請求項10に記載のオーディオ情報再生システム。
  12. 前記第1の拍頭検出手段及び前記第2の拍頭検出手段は、前記記録媒体上に記録された前記楽曲毎の時間管理情報に基づいて、前記拍頭の位置を検出することを特徴とする請求項10に記載のオーディオ情報再生システム。
  13. 記録媒体から、楽曲を構成するオーディオ情報を読み取る読取手段と、
    前記オーディオ情報に基づいて、前記楽曲の速度値を検出する速度検出手段と、
    前記速度値を用いて、前記オーディオ情報から前記楽曲中の拍位置を検出する拍検出手段と、
    前記の再生オーディオ情報中の拍頭の位置を検出する拍頭検出手段と、
    前記速度値、前記拍位置及び前記拍頭の位置に基づいて、前記オーディオ情報を再生する再生手段と、を備え、
    前記拍検出手段は、前記オーディオ情報のレベルのピークを検出するレベル検出手段と、前記速度値に基づいて決定される拍間時間を基に、前記ピークが拍に相当するか否かを判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段は、
    判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前のピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第1の条件を具備するか否かを判定する第1判定手段と、
    前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第2の条件を具備するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記判定対象のピークが、前記第1の条件及び前記第2の条件の両方を具備した場合に、当該判定対象のピークを拍と判定する手段と、を備えることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  14. 前記拍頭検出手段は、前記記録媒体上に記録された前記楽曲毎の時間管理情報に基づいて、前記拍頭の位置を検出することを特徴とする請求項13に記載のオーディオ情報再生装置。
  15. 記録媒体から、楽曲を構成するオーディオ情報を読み取る読取手段と、
    前記オーディオ情報に基づいて、前記楽曲の速度値を検出する速度検出手段と、
    前記速度値を用いて、前記楽曲中の拍位置を検出する拍検出手段と、
    検出された拍位置に基づいて、前記オーディオ情報を再生する再生手段と、を備えるオーディオ情報再生装置としてコンピュータを機能させ、
    前記拍検出手段は、前記オーディオ情報のレベルのピークを検出するレベル検出手段と、前記速度値に基づいて決定される拍間時間を基に、前記ピークが拍に相当するか否かを判定する判定手段と、を有し、
    前記判定手段は、
    判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前のピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第1の条件を具備するか否かを判定する第1判定手段と、
    前記判定対象のピークと、時間的に当該判定対象のピークの1つ前に位置し、かつ、拍と判定されたピークとの時間間隔が、前記速度値に基づいて決定される拍間時間の整数倍に相当するという第2の条件を具備するか否かを判定する第2判定手段と、
    前記判定対象のピークが、前記第1の条件及び前記第2の条件の両方を具備した場合に、当該判定対象のピークを拍と判定する手段と、を備えることを特徴とするコンピュータプログラム。
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