JP3909511B2 - オーディオ情報再生方法及び装置並びに情報記録媒体 - Google Patents

オーディオ情報再生方法及び装置並びに情報記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ情報再生方法及び装置並びにオーディオ情報再生プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な情報記録媒体の技術分野に属し、より詳細には、二つ以上のオーディオ情報を一定のリズムを維持して途切れることなく連続して再生するオーディオ情報再生方法及び装置並びにオーディオ情報再生プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な情報記録媒体の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるクラブと称される、軽快なリズムの音楽に合わせて若者が主としてダンスを楽しむ店が流行している。そして、当該クラブにおいては、たとえ異なる楽曲間であっても、常に一定のリズムを維持しつつ連続して複数の楽曲を流し続けることがダンスを楽しむ上で必要とされている。
【0003】
ここで、リズムとは、ある楽曲において音の強弱が周期的に繰り返される構造(すなわち、拍子)を言う。
【0004】
また、このような複数の楽曲は、楽曲の組み合わせを編集する編集者(以下、当該編集者をディスクジョッキーと称する。)が複数の再生装置から夫々出力される楽曲をその場で選曲/合成することにより当該クラブ内に出力されるものである。
【0005】
このとき、二つの楽曲を連続して再生し出力する場合の具体的な方法としては、例えば以下の手順でディスクジョッキーが二つの再生装置を操作することにより行われていた。
【0006】
(i) 第1の再生装置を用いて一の楽曲を光ディスク等の情報記録媒体から再生出力中に、第2の再生装置を用いて他の楽曲を再生し、これをクラブ内に出力することなくヘッドホン等により聴取する。
【0007】
(ii) 他の楽曲を聴取しつつ当該他の楽曲における一拍当たりの所要時間を当該一の楽曲における一拍当たりの所要時間に合わせるよう第2の再生装置における再生速度を設定し、当該他の楽曲の先頭の検索(すなわち、いわゆる頭出し)を行う。
【0008】
(iii) 現在再生出力している一の楽曲の終わりが近づいたら、当該一の楽曲の再生レベルを徐々に低減させる(いわゆるフェードアウトさせる)と共に、当該一の楽曲と拍のタイミングを合わせつつ他の楽曲を先頭から再生し、その再生レベルを徐々に増大させて(いわゆる、フェードインさせて)クラブ内に出力する。
【0009】
(iv) 他の楽曲の再生レベルが本来の再生レベルとなったら、再生出力されていた一の楽曲の再生を停止し、次に、第1の再生装置において当該他の楽曲の次に連続して再生する更に他の楽曲の準備をする。
【0010】
これ以後、ディスクジョッキーは、以上説明した(i)乃至(iv)の手順を繰り返すことにより、リズムを一定に維持しつつ複数の異なる楽曲を連続して途切れることなく再生するのである。
【0011】
ここで、上述した一連の動作において、拍とは、各楽曲のリズムの周期の中で繰り返される音の強弱の各部分を言い、強拍と弱拍とから成るものである。また、当該強拍とは、リズムの流れの中における小節又は拍子の強い部分を言う(通常は譜表上の第一拍がこれに当たり、指揮者の動作で言えば指揮棒を上から下へ振り下ろすことで示される部分である。)。更に、当該弱拍とは、リズムの流れの中における小節又は拍子の弱い部分を言う。
【0012】
このとき、例えば、二拍子では強拍―弱拍、三拍子では強拍−弱拍−弱拍、四拍子では強拍−弱拍−中強拍−弱拍となる。
【0013】
一方、機械的に上述した連続再生を行う手法としては、例えば、実開昭60−166892号公報に開示されているような、メモリを用いた繋ぎ再生の手法がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したディスクジョッキーの操作により連続再生を行う場合において、次に再生すべき楽曲が現在再出力中の楽曲と同一の情報記録媒体内に記録されているときに、リズムの整合性を保ちつつ連続再生を行うべく当該次に再生すべき楽曲の一拍当たりの所要時間を認識するためには、現在再生出力されている楽曲の再生出力を一時的に中断して当該所要時間の検出を行う必要があり、当該中断が踊っている者にとって不都合となる場合があるという問題点があった。
【0015】
一方、上記メモリを使用して機械的に繋ぎ再生を行う方法によると、当該開示されている技術は、同一の情報記録媒体内に記録されている複数の楽曲をその曲間に空白時間を挿入させることなく連続再生するためのものであり、同一情報記録媒体内に記録されている次に再生出力すべき楽曲における一拍当たりの所要時間を検出する点については、何ら触れられていない。
【0016】
そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、一の楽曲の再生出力を継続しつつ他の楽曲における一拍当たりの所要時間の検出を可能とすることにより、当該検出した所要時間を出力してディスクジョッキー等に注意喚起したり、或いは当該所要時間を一の楽曲における当該所要時間に一致させつつ当該他の楽曲の再生を開始する等の再生制御が可能となるオーディオ情報再生方法及び装置並びにオーディオ情報再生プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な情報記録媒体を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一のオーディオ情報と同一の光ディスク等の情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報を再生し出力するオーディオ情報再生装置において、前記一のオーディオ情報の再生出力を継続するために前記情報記録媒体から検出された当該一のオーディオ情報を蓄積するリングバッファメモリ等の蓄積手段と、前記蓄積されている一のオーディオ情報を再生出力している期間内に、前記情報記録媒体から前記他のオーディオ情報を検出し、当該検出された他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出するBPM検出部等の検出手段と、前記拍数の検出中に、再生出力されている前記一のオーディオ情報の前記蓄積手段における蓄積量を監視するサブCPU等の監視手段と、前記監視されている蓄積量が予め設定された最低蓄積量となったとき、前記拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない前記一のオーディオ情報の一部を前記情報記録媒体から検出して前記蓄積手段に蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続するサブCPU等の継続手段と、を備える。
【0018】
よって、一のオーディオ情報を蓄積し、当該蓄積した一のオーディオ情報を再生出力中に他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出するので、一のオーディオ情報の再生を継続しつつ同一情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0020】
また、他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出中に蓄積手段における蓄積量が最低蓄積量となったとき、当該拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない一のオーディオ情報の一部を蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続するので、一のオーディオ情報の再生出力を確実に継続しつつ他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0021】
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、請求項に記載のオーディオ情報再生装置において、前記監視手段は、前記拍数の検出が一時中断された後前記継続手段による検出及び積が実行されている期間中における前記蓄積量を監視すると共に、前記検出手段は、前記監視されている蓄積量が予め設定された上限蓄積量となったとき、前記継続手段による蓄積を一時中断させ、それまで中断されていた前記拍数の検出を当該拍数が検出されていない前記他のオーディオ情報について再開するように構成される。
【0022】
よって、一のオーディオ情報の一部が上限蓄積量まで蓄積されたとき、当該一部の蓄積を一時中断させ、それまで中断されていた他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数の検出を当該拍数が検出されていない他のオーディオ情報について再開するので、一のオーディオ情報の再生出力状態を維持しつつ確実に他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0023】
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、一のオーディオ情報と同一の情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報を再生し出力するオーディオ情報再生方法において、前記一のオーディオ情報の再生出力を継続するために前記情報記録媒体から検出された当該一のオーディオ情報を蓄積手段に蓄積する蓄積工程と、前記蓄積されている一のオーディオ情報を再生出力している期間内に、前記情報記録媒体から前記他のオーディオ情報を検出し、当該検出された他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出する検出工程と、前記拍数の検出中に、再生出力されている前記一のオーディオ情報の前記蓄積手段における蓄積量を監視する監視工程と、前記監視されている蓄積量が予め設定された最低蓄積量となったとき、前記拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない前記一のオーディオ情報の一部を前記情報記録媒体から検出して前記蓄積手段に蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続する継続工程と、を備える。
【0024】
よって、一のオーディオ情報を蓄積し、当該蓄積した一のオーディオ情報を再生出力中に他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出するので、一のオーディオ情報の再生を継続しつつ同一情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
また、他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出中に蓄積手段における蓄積量が最低蓄積量となったとき、当該拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない一のオーディオ情報の一部を蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続するので、一のオーディオ情報の再生出力を確実に継続しつつ他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0025】
上記の課題を解決するために、請求項に記載の発明は、一のオーディオ情報と同一の情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報を再生し出力するためのオーディオ情報再生プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な情報記録媒体において、前記コンピュータを、前記一のオーディオ情報の再生出力を継続するために前記情報記録媒体から検出された当該一のオーディオ情報の蓄積手段への蓄積を制御する蓄積制御手段前記蓄積されている一のオーディオ情報を再生出力している期間内に、前記情報記録媒体から前記他のオーディオ情報を検出し、当該検出された他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出する検出手段、前記拍数の検出中に、再生出力されている前記一のオーディオ情報の前記蓄積手段における蓄積量を監視する監視手段、前記監視されている蓄積量が予め設定された最低蓄積量となったとき、前記拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない前記一のオーディオ情報の一部を前記情報記録媒体から検出して前記蓄積手段に蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続する継続手段、として機能させることを特徴とする前記オーディオ情報再生プログラムが記録されて構成されている。
【0026】
よって、一のオーディオ情報を蓄積し、当該蓄積した一のオーディオ情報を再生出力中に他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出するようにコンピュータを機能させるので、一のオーディオ情報の再生を継続しつつ同一情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
また、他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出中に蓄積手段における蓄積量が最低蓄積量となったとき、当該拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない一のオーディオ情報の一部を蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続するので、一のオーディオ情報の再生出力を確実に継続しつつ他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に好適な実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、上記クラブにおいて楽曲を演奏するためのオーディオ情報出力装置であって、複数のプレーヤから出力される楽曲を重畳して演奏用の楽曲を生成するミキサを含むオーディオ情報出力装置に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0028】
始めに、実施形態に係るオーディオ情報出力装置の全体構成及び動作について、図1を用いて説明する。なお、図1は実施形態に係るオーディオ情報出力装置の概要構成を示すブロック図である。
【0029】
図1に示すように、実施形態に係るオーディオ情報出力装置Sは、本発明に係るミキサ1と、プレーヤ2及び3と、アンプ4と、スピーカ5及び6と、により構成されている。
【0030】
このとき、プレーヤ2及び3は、夫々いわゆるアナログレコードを再生するアナログプレーヤであってもよいし、コンパクトディスク(CD(Compact Disk))又はDVDをディジタル的に再生するディジタルプレーヤであってもよい。
【0031】
また、上記ミキサ1とプレーヤ2及び3とは実際には一体的にオーディオラック等内に据え付けられている。
【0032】
次に、各部の概要動作を説明する。
【0033】
先ず、各プレーヤ2及び3は、夫々にアナログレコード又はCD等を再生し、複数の楽曲を含む楽曲信号を夫々に生成してミキサ1に出力する。
【0034】
そして、ミキサ1は、上記ディスクジョッキーの操作に基づいて、生成された各楽曲信号を合成し、ミキサ信号Smxを生成してアンプ4へ出力する。
【0035】
その後、アンプ4は、ミキサ信号Smxに含まれる各楽曲を増幅し、左チャンネルに含まれるべきオーディオ情報(楽器等の音情報及び歌唱等の音声情報の双方を含む。以下、同じ。)を含む左信号Solと右チャンネルに含まれるべきオーディオ情報を含む右信号Sorとを夫々生成し、左チャンネル用のスピーカ5及び右チャンネル用のスピーカ6へ夫々出力する。
【0036】
これらにより、各スピーカ5及び6は対応する左信号Sol及び右信号Sorに夫々含まれるオーディオ情報を音としてクラブ内に出力する。
【0037】
次に、本発明に係るミキサ1並びにプレーヤ2及び3の細部構成及び動作について、図2を用いて説明する。なお、図2は本発明に係るミキサ1並びにプレーヤ2及び3の細部構成を示すブロック図である。
【0038】
先ず、図2に示すように、再生すべき楽曲が記録されているCD等である光ディスクDAを再生するプレーヤ2は、ピックアップ10と、デコーダ11と、DSP(Digital Signal Processor)12と、メモリ13と、D/A(ディジタル/アナログ)コンバータ14と、コンピュータ、継続手段及び監視手段としてのサブCPU15と、VCO(Voltage Controlled Oscillator)16と、により構成されている。
【0039】
一方、再生すべき楽曲が記録されているCD等である光ディスクDBを再生するプレーヤ3は、上記プレーヤ2と同様の構成を備えており、具体的には、ピックアップ20と、デコーダ21と、DSP22と、メモリ23と、D/Aコンバータ24と、コンピュータ、継続手段及び監視手段としてのサブCPU25と、VCO26と、により構成されている。
【0040】
更に、ミキサ1は、コンピュータとしてのCPU30と、操作部31と、表示部32と、加算器33と、により構成されている。
【0041】
次に、各部の動作を説明する。なお、以下の説明において、プレーヤ2とプレーヤ3とはほぼ同様の態様で動作するので、これらは共通的に説明する。
【0042】
プレーヤ2又は3において、光ディスクDA又はDBから夫々に記録されているダンス用の楽曲を再生する場合には、先ず、ピックアップ10又は20が半導体レーザ等よりなる図示しない光源を駆動することにより再生用の光ビームB1又はB2を夫々射出し、夫々の光ディスクDA又はDBからの反射光を受光することにより当該光ディスクDA又はDBに記録されている楽曲に対応するRF(Radio Frequency)信号である再生信号Spa又はSpbを夫々生成し、デコーダ11又は21に出力する。
【0043】
これにより、デコーダ11又は21は、入力されてくる再生信号Spa又はSpbに対して波形整形処理、復号処理及び増幅処理等を夫々施すと共にこれらをディジタル化し、ディジタル復号信号Sda又はSdbを夫々生成し、DSP12又は22へ出力する。
【0044】
なお、上述したピックアップ10又は20における再生信号Spa又はSpbの生成及びデコーダ11又は21におけるディジタル復号信号Sda又はSdbの生成は、例えば四倍速等の高速で実行され、生成されたディジタル復号信号Sda又はSdbが四倍速等の速度によりDSP12又は22に出力される。
【0045】
そして、DSP12又は22は、夫々入力されてくるディジタル復号信号Sda又はSdbに含まれている再生すべき楽曲における後述するBPM(Beat Per Minutes)値を夫々検出し、当該BPM値を示すBPM信号Sbpa又はSbpbを夫々生成してサブCPU15又は25に出力すると共に、サブCPU15又は25からの後述する制御信号Scda又はScdbに基づきディジタル復号信号Sda又はSdbに対して後述する種々の処理を施し、楽曲信号Sra又はSrbを生成してD/Aコンバータ14又は24に夫々出力する。
【0046】
このとき、DSP12又は22は当該処理に必要なデータをメモリ信号Smoa又はSmobとして一時的にメモリ13又は23に記憶させ、更に当該記憶されているデータをメモリ信号Smia又はSmibとしてメモリ13又は23から読み出しつつ当該処理を行う。ここで、光ディスクDA又はDBからの再生信号Spa又はSpbの検出からメモリ信号Smoa又はSmobのメモリ13又は23への記憶までの一連の処理は例えば四倍速等により高速で実行され、一方メモリ信号Smia又はSmibのメモリ13又は23からの読み出し以降の諸処理は通常の速度(すなわち、一倍速)により低速で実行される。
【0047】
そして、D/Aコンバータ14又は24は、処理された楽曲信号Sra又はSrbを夫々アナログ信号に変換し、アナログ楽曲信号Saa又はSabを生成して加算器33へ出力する。
【0048】
このとき、DSP12又は22からの楽曲信号Sra又はSrbの読み出し速度及びD/Aコンバータ14又は24におけるディジタル/アナログ変換周波数(変換速度)は、夫々VCO16又は26からの速度制御信号Sfva及びSfda又は速度制御信号Sfvb及びSfdbに基づいて制御され、より具体的には、DSP12又は22へのディジタル復号信号Sda又はSdbの入力速度が四倍速であっても上記通常の速度とされている。
【0049】
そして、加算器33は、当該アナログ楽曲信号Saaとアナログ楽曲信号Sabとを加算し、ミキサ1の出力としての上記ミキサ信号Smxを生成してアンプ4へ出力する。
【0050】
一方、上述した各部材の処理において、サブCPU15又は25は、CPU30からの制御信号Sca又はScb並びにDSP12又は22からのBPM信号Sbpa又はSbpbに基づくと共に相互に制御信号Sccの授受を行いつつ、後述する楽曲の連続再生の動作を実行すべく上記制御信号Scda又はScdbを生成してDSP12又は22へ出力する。
【0051】
これと並行して、サブCPU15又は25は、VCO16又は26の動作を制御するための制御信号Scva又はScvbを生成してVCO16又は26に夫々出力する。これにより、VCO16又は26は、上述したようにDSP12又は22からの楽曲信号Sra又はSrbの出力速度及びD/Aコンバータ14又は24におけるディジタル/アナログ変換周波数を制御すべく、上記速度制御信号Sfva及びSfda又は速度制御信号Sfvb及びSfdbを夫々生成してDSP12又は22並びにD/Aコンバータ14又は24へ出力する。
【0052】
更に、CPU30は、サブCPU15又は25に上述した再生制御を実行させるべく上記制御信号Sca又はScbを生成して当該サブCPU15又は25に出力する。
【0053】
このとき、CPU30を介してミキサ1並びにプレーヤ2及び3の動作を指定するための操作は、操作部31において実行され、当該操作に対応する操作信号SinがCPU30へ出力される。そして、CPU30は、当該操作信号Sinに基づいて上記制御を行う。
【0054】
更に、上記CPU30により制御されるミキサ1並びにプレーヤ2及び3の動作に係る情報(具体的には、上記検出された各BPM値等)は当該CPU30から表示信号Sdpとして出力され、表示部32においてディスクジョッキー等に対して表示される。
【0055】
次に、本発明に係るDSP12又は22並びにメモリ13又は23の細部構成及び動作を、関連する部材と共に図3を用いて説明する。なお、DSP12とDSP22並びにメモリ13とメモリ23とは、夫々に同様の構成を備えると共に同様の動作を行うので、以下の説明では、これらを代表してDSP12及びメモリ13の細部構成及び動作について説明する。
【0056】
図3に示すように、DSP12は、メモリ制御部35と、エフェクト制御部36と、ボリューム制御部37と、検出手段としてのBPM検出部38と、データ出力制御部39と、により構成されている。なお、DSP12は実際には一のLSI(Large Scale Integrated circuit)チップとして形成されており、上記各制御部は、当該LSIチップにおける各機能として夫々定義付けされるものである。
【0057】
また、メモリ13は、キューメモリ40と、蓄積手段としてのリングバッファメモリ41と、エフェクトメモリ42と、により構成されている。ここで、キューメモリ40、リングバッファメモリ41及びエフェクトメモリ42の夫々は、メモリ13内の記憶領域の一部として定義付けられるものである。
【0058】
次に、各部の動作を説明する。
【0059】
先ず、BPM検出部38は、入力されるディジタル復号信号Sdaに含まれている楽曲における一分当たりの拍数(以下、当該一分当たりの拍数を単にBPM値と称する。)を検出し、BPM信号Sbpaを生成してサブCPU15へ出力する。
【0060】
このとき、当該BPM検出部38におけるBPM値検出処理は、具体的には、当該楽曲における拍の間隔を検出することを一定時間継続し、当該一定時間内に検出された拍の間隔の統計に基づいて当該BPM値が検出される。なお、当該BPM値の検出処理についてより詳細には、当該検出処理は、例えば、特開平8−201542号公報における段落番号[0010]乃至[0027]の範囲及び図1乃至図9の範囲に開示されている方法を用いて自動的に行われる。
【0061】
ここで、当該BPM値検出処理は、換言すれば、各楽曲の拍(強拍及び弱拍の双方を含む。)が発生するタイミングである拍タイミングを検出する処理でもある。
【0062】
一方、メモリ13内のキューメモリ40は、光ディスクDAからの光学的なデータ読み出しに必要な時間に起因する音の一時中断(新しい楽曲の再生開始時に発生する)を補償すべく、プレーヤ2において次に再生される楽曲の先頭に対応するディジタル復号信号Sdaを予め記憶しておくためのメモリである。なお、キューメモリ40における当該ディジタル復号信号Sdaの記憶量として具体的には、例えば、次に再生される楽曲の先頭の二秒分に相当するディジタル復号信号Sdaが記憶される。
【0063】
次に、メモリ13内のリングバッファメモリ41は、現在再生すべき楽曲に対応するディジタル復号信号Sdaを一時的に記憶しておくメモリである。より具体的には、その先頭から順にディジタル復号信号Sdaを記憶していき、当該リングバッファメモリ41内の全ての記憶領域にディジタル復号信号Sdaが充填された後は、当該記憶領域の先頭からその記憶内容が次に記憶すべきディジタル復号信号Sdaに書き換えられていくことが一の楽曲全てに対応するディジタル復号信号Sdaについて巡回的(サイクリック)に繰り返される。
【0064】
更に、メモリ13内のエフェクトメモリ42は、楽曲の連続再生時における楽曲と楽曲との接続の態様を変化させる際に必要に応じてディジタル復号信号Sdaの記憶に用いられる。
【0065】
これらに対し、メモリ制御部35は、サブCPU15から出力される制御信号Scdaに含まれている制御信号Scmに基づいて、入力されてくるディジタル復号信号Sdaを必要に応じてキューメモリ40に対してメモリ信号Scmoとして出力し記憶させると共に、リングバッファメモリ41に対してメモリ信号Sroとして出力し記憶させる。
【0066】
更にメモリ制御部35は、当該キューメモリ40又はリングバッファメモリ41に記憶されているディジタル復号信号Sdaを必要に応じて夫々メモリ信号Scmi又はSriとして夫々読み出し、読出信号Smcとしてエフェクト制御部36へ出力する。
【0067】
次に、エフェクト制御部36は、サブCPU15から出力される制御信号Scdaに含まれている制御信号Sckに基づき、入力されてくる読出信号Smcを必要に応じてメモリ信号Seoとしてエフェクトメモリ42に出力して記憶させると共にこれをメモリ信号Seiとして読み出しつつ上述した楽曲間の接続態様を変化させるために必要な処理を読出信号Smcに対して施し、エフェクト信号Seを生成してボリューム制御部37へ出力する。
【0068】
なお、当該エフェクト信号Seは楽曲の接続を行う際にのみ生成されるものであり、当該接続タイミング以外においては、入力される読出信号Smc(換言すれば、ディジタル復号信号Sda)がそのままボリューム制御部37へ出力される。
【0069】
また、上記各メモリ信号Scmo、Sro及びSeoが図2におけるメモリ信号Smoaに相当し、各メモリ信号Scmi、Sri及びSeiが図2におけるメモリ信号Smiaに相当する。
【0070】
次に、ボリューム制御部37は、サブCPU15から出力される制御信号Scdaに含まれている制御信号Scvに基づき、エフェクト信号Se又は読出信号Smcのレベルを従来の方法により調整し、レベル調整信号Svを生成してデータ出力制御部39へ出力する。
【0071】
そして、データ出力制御部39は、VCO16からの速度制御信号Sfvaに基づいて、入力されるレベル調整信号Svを上記楽曲信号Sraとして出力する際における出力レート(換言すれば、当該楽曲信号Sraに含まれる楽曲のBPM値(又はテンポ))を後述するように制御し、当該制御された出力レートにて楽曲信号Sraを生成してD/Aコンバータ14へ出力する。このとき、より具体的には、データ出力制御部39は、楽曲信号Sraの出力レートを制御するクロック信号の周波数を速度制御信号Sfvaにより示される値に制御することにより当該楽曲信号Sraの出力レートを制御する。
【0072】
次に、上述した各構成部材において実行される本発明に係る楽曲の連続再生制御処理について、図4及び図5を用いて説明する。なお、図4は当該再生制御処理を示すフローチャートであり、図5は楽曲間の接続態様を示す模式図である。
【0073】
また、図5(b)の夫々における縦の長さは夫々の楽曲の再生レベルを示している。
【0074】
更に、図4に示す連続再生制御処理においては、連続再生すべき楽曲の指定及びその順序の指定が予め操作部31において実行され、その内容がCPU30及びサブCPU15又は25において認識されているものとする。
【0075】
更にまた、図4に示す連続再生制御処理は、CPU30並びにサブCPU15及び25が連携して実行するものである。
【0076】
図4に示すように、本発明の楽曲の連続再生制御処理においては、先ず、自動的に複数の楽曲を連続再生するモード(以下、当該モードをオートミックスモードと称する。)に入ることが操作部31において指定されると、最初に再生すべき楽曲の先頭部分に対応するディジタル復号信号Sdaを生成してキューメモリ40に記憶させておくと共に、当該先頭部分以降に対応するディジタル復号信号Sdaを再生順にリングバッファメモリ41に記憶させていく処理をメモリ制御部35において開始し、更に楽曲信号Sra又はSrbの生成を行って対応する楽曲の出力を継続する(ステップS1)。
【0077】
次に、現在出力されている楽曲におけるBPM値の検出を行うと共に当該楽曲における拍のタイミングを検出する(ステップS2)。
【0078】
このステップS2におけるBPM値及び拍タイミングの検出処理は、現在楽曲を再生しているプレーヤ内のメモリ13又は23等を用いて行われる。
【0079】
次に、現在出力されている楽曲に連続して再生すべき楽曲(以下、当該楽曲を次曲と称する。)の先頭部分を光ディスクDA又はDBにおいて検索し(いわゆる頭出しを行い)、当該次曲におけるBPM値及び拍タイミングの検出を行う(ステップS3)。
【0080】
このステップS3における次曲の頭出し及びBPM値の検出処理は、現在再生されている楽曲が記録されていた光ディスクDA又はDB内に当該次曲が記録されているものであるときは現在楽曲を再生しているプレーヤ内のメモリ13又は23等を用いて行われる。一方、現在再生されている楽曲が記録されていた光ディスクDA又はDBとは異なる光ディスクDB又はDA内に当該次曲が記録されているものであるときは、当該ステップS3の処理は、現在楽曲を再生しているプレーヤとは異なるプレーヤ内のメモリ23又は13等を用いて行われる。
【0081】
次に、ステップS2において現在再生出力中の楽曲の拍タイミングが実際に検出されたか否かが判定され(ステップS4)、拍タイミングの検出が不能であったときは(ステップS4;いいえ)、更に次曲を再生出力するタイミングが到来しているか否かが更に判定される(ステップS5)。
【0082】
このステップS5の判定においては、通常の連続再生制御処理では現在再生している楽曲の出力開始から予め設定されている設定時間が経過したか否かにより判定され、一方、例えば各楽曲の最初の一分間だけを連続して再生することが予め設定されているときは現在再生出力中の楽曲の出力開始から一分が経過したか否かにより判定される。
【0083】
そして、ステップS5の判定において次曲を再生出力するタイミングが到来していないときは(ステップS5;いいえ)、ステップS4に戻って現在の楽曲の再生を継続しつつ拍タイミングの検出の可否を確認し、一方次曲を再生出力するタイミングであるときは(ステップS5;はい)、そのままステップS7へ移行する。
【0084】
次に、ステップS4の判定において現在再生出力中の楽曲における拍タイミングが正常に検出されているときは(ステップS4;はい)、次に、上記ステップS5と同様に、次曲を再生出力するタイミングが到来しているか否かが、当該検出されている拍タイミングのカウント値に基づいて判定される(ステップS6)。
【0085】
ここで、ステップS6の判定においては、通常の連続再生制御処理では現在再生している楽曲の出力開始から予め設定されている設定拍数が経過したか否かが検出された拍タイミングのカウント値により判定され、一方、上記各楽曲の最初の一分間だけを連続して再生することが予め設定されているときは現在再生出力中の楽曲の出力開始から例えば128拍分(四拍子のダンス用の楽曲において一拍の長さが0.5秒である場合における約一分に相当する長さ)が経過したか否かが判定される。
【0086】
そして、ステップS6の判定において次曲を再生出力するタイミングが到来していないときは(ステップS6;いいえ)、ステップS4に戻って現在の楽曲の再生を継続し、一方、次曲を再生出力するタイミングであるときは(ステップS6;はい)、次に、当該次曲の再生開始準備(より具体的には、次曲の先頭部分に対応するディジタル復号信号Sdaのキューメモリ40への記憶)が終了しているか否かが判定される(ステップS7)。
【0087】
そして、当該準備が完了しているときは(ステップS7;はい)、次に、上記ステップS3において実際に次曲のBPM値が検出されているか否かが判定され(ステップS9)、検出不能であるときは(ステップS9;いいえ)リズムの連続性を考慮することなく次曲の再生を開始すべくステップS12へ移行し、一方、次曲のBPM値が検出されているときは(ステップS9;はい)、次に、次曲として再生出力すべき楽曲が現在再生出力されている楽曲と同じ光ディスクDA又はDBに記録されているか否かが判定される(ステップS10)。
【0088】
ステップS10の判定において次曲として再生出力すべき楽曲が現在再生出力されている楽曲と同じ光ディスクDA又はDBに記録されているときは(ステップS10;いいえ)、次曲の再生を開始すべくステップS12へ移行し、一方、当該楽曲が現在再生出力されている楽曲と同じ光ディスクDA又はDBに記録されていないときは(ステップS10;はい)、当該別の光ディスクDB又はDAに記録されている次曲のBPM値を、現在再生されている楽曲のBPM値に一致させるように設定する(ステップS11)。このステップS11の処理は、当該次曲を再生すべきプレーヤ内のデータ出力制御部39において実行されることとなる。
【0089】
次曲のBPM値の設定が終了すると、次に、次曲の再生を開始する拍タイミングか否かが判定される(ステップS12)。
【0090】
このステップS12においては、現在再生されている楽曲の拍タイミングが検出できているときは、現在再生出力されている楽曲の最後の拍(例えば128拍目)の開始から一拍分の時間経過後直ちに(すなわち、129拍目のタイミングで)次曲の再生出力を開始するように判定する(図5(a)参照)。この場合は、当該次曲の先頭が記憶されているキューメモリ40から対応するタイミングでディジタル復号信号Sdaを読み出し出力することとなる。
【0091】
また、ステップS12において、現在再生されている楽曲の拍タイミングが検出できていないときは、現在の楽曲が終了後、直ちに次曲に対応するキューメモリ40の内容を読み出すことにより次曲の再生開始を行うように判定される。
【0092】
ステップS12の判定において、次曲の再生を開始する拍タイミングではないときは(ステップS12;いいえ)当該拍タイミングとなるまで待機し、一方、当該拍タイミングが到来したときは(ステップS12;はい)、次に、実際に現在再生出力中の楽曲に次曲を接続する場合、いずれの態様の接続を行うかが予め設定されている手順により選択される(ステップS13)。
【0093】
このとき、ステップS13においては、例えば、図5(b)に示すような四種類の接続パターンから一の接続パターンが選択される。
【0094】
ここで、図5(b)に示す各接続パターンについて簡単に説明すると、先ず図5(b)最上段に示される接続パターンは、いわゆるカットインパターンと称されるものであり、前曲(すなわち、現在再生出力中の楽曲)の終了と同時に次曲の再生出力を開始する接続パターンである。このカットインパターンにおいては、後述する如く前曲の拍タイミングに合わせて次曲の拍が開始されるように(図5(a)参照)次曲の再生開始が制御される(上記ステップS12参照)。
【0095】
また、図5(b)上から二段目に示される接続パターンは、いわゆるクロスフェードパターンと称されるものであり、前曲を予め設定されている時間をかけてフェードアウトさせつつ終了すると共に、当該フェードアウト開始タイミングから次曲のフェードインを開始し、前曲のフェードアウトが終了するタイミングにおいて次曲のフェードインが完了して再生レベルが本来のレベルとなるように接続する接続パターンである。
【0096】
更に、図5(b)下から二段目に示される接続パターンは、いわゆるエコーパターンと称されるものであり、前曲の再生出力を終了させる際、当該前曲における最後の拍に相当する楽曲の部分を当該前曲の拍タイミングに合わせて繰り返し且つ再生レベルを漸次低減しつつ再生し、当該繰り返しにおける再生レベルがゼロレベルになると同時に次曲の再生を開始する接続パターンである。このエコーパターンにおいては、前曲の拍タイミングに一致するように次曲を再生開始することで、接続時におけるリズムを連続させて接続を行うことができる。
【0097】
なお、エコーパターンにより楽曲の接続を行う場合には、上述したエフェクト制御部36及びエフェクトメモリ42の動作により前曲の最後の拍に相当する楽曲の部分が繰り返し再生出力されつつ当該前曲が終了することとなる。
【0098】
最後に、図5(b)最下段に示される接続パターンは、いわゆるジップ(ZIP)パターンと称されるものであり、前曲の再生出力を終了させる際、当該前曲における音程を漸次低減しつつ最終的に前曲の再生レベルをゼロレベルとし、当該ゼロレベルとなったタイミングから前曲の拍タイミングに合わせて次曲の再生を開始する接続パターンである。このジップパターンにおいては、前曲が終了する際、いわゆるアナログレコードの回転を徐々に停止させるような聴感上の変化が得られる。
【0099】
なお、ジップパターンにより楽曲の接続を行う場合にも、上述したエフェクト制御部36及びエフェクトメモリ42の動作により音程(いわゆる楽曲のキー)が漸次低減されつつ当該前曲が終了することとなる。
【0100】
ステップS13において接続パターンが選択されると、次に、当該選択された接続パターンが上述したカットインパターンであるか否かが判定される(ステップS14)。
【0101】
そして、カットインパターンでないときは(ステップS14;いいえ)、上述した他の接続パターンにより次曲への接続を行い(ステップS15)、ステップS17へ移行する。
【0102】
一方、ステップS14の判定において、選択された接続パターンがカットインパターンであるときは(ステップS14;はい)、現在再生出力中の楽曲の最後の拍タイミングで当該楽曲を終了させ、同時に次曲の拍タイミングの最初から当該次曲の再生出力を開始する(ステップS16)。この場合、前曲が記録されている光ディスクDA又はDB内に当該次曲が記録されているときは、当該次曲のBPM値をその再生出力タイミングで前曲のBPM値に合わせるように設定した後当該次曲の再生が開始される。
【0103】
そして、次曲の再生が開始されると、図4に示すオートミックスモードを終了することを示す操作が操作部31において実行されているか否かが判定され(ステップS17)、実行されているときは(ステップS17;はい)そのまま連続再生制御処理を終了し、実行されておらず引き続きオートミックスモードによる動作を継続するときは(ステップS17;いいえ)、上記ステップS3に戻ってこれまで説明した動作を再生が開始された次曲について実行する。
【0104】
なお、上記ステップS7において次曲の準備が完了していないときは(ステップS7;いいえ)、強制的に次曲を設定し(ステップS8)ステップS9に移行する。
【0105】
このとき、ステップS8における強制設定方法としては、例えば、一の光ディスクDA又はDB内の楽曲を用いて連続再生中であって予め設定された順序に従った次曲の選曲中であるときは、その光ディスクDA又はDB内の記録順に従った次の楽曲の先頭に相当するディジタル復号信号Sdaをキューメモリ40に蓄積して待機させる。
【0106】
また、二つの光ディスクDA及びDBを交互に用いた連続再生中であって予め設定された順序に従った次曲の選曲中又は一方の光ディスクDA又はDBの交換中であるときは、現在いずれかのプレーヤ2又は3内に載置されている光ディスクDA又はDB内の記録順に従った次の楽曲の先頭に相当するディジタル復号信号Sdaをキューメモリ40に蓄積して待機させる。
【0107】
更に、二つの光ディスクDA及びDBを予め設定された順序(記録順でないランダムな順序)で用いて連続再生しているときであって次曲の設定が為されていないときは、当該設定された順序における最初の楽曲に戻って当該最初の楽曲のの先頭に相当するディジタル復号信号Sdaをキューメモリ40に蓄積して待機させる。
【0108】
次に、本発明に係る上記ステップS3における次曲のBPM値の検出処理の細部について、図6及び図7を用いて説明する。なお、図6は当該次曲のBPM値検出の細部処理を示すフローチャートであり、図7はキューメモリ40及びリングバッファメモリ41の使用の態様を示す模式図である。
【0109】
また、以下の説明では、現在は光ディスクDAから楽曲を再生出力中であるとする。
【0110】
ステップS3における次曲のBPM値検出処理では、先ず、次曲として再生すべきと指定されている楽曲が光ディスクDA内に記録されている楽曲であるか又は光ディスクDB内に記録されている楽曲であるかが確認される(ステップS20)。
【0111】
そして、次曲が光ディスクDB内に記録されている楽曲であるときは(ステップS20、いいえ)、次に、プレーヤ3において当該次曲を光ディスクDBから検出してその先頭をメモリ23内のキューメモリ40に記憶させる(ステップS21)。
【0112】
次に、再度次曲の先頭を検索してキューメモリ40に記憶されている以降の当該次曲の部分をリングバッファメモリ41に順次記憶させると共に(ステップS22)、当該記憶中の次曲のBPM値をDSP23内のBPM検出部38を用いて検出し、サブCPU25内の図示しないメモリ内に格納しておく(ステップS23)。
【0113】
そして、ステップS23においてBPM値が検出されたか又はBPM値が検出できずに予め設定された時間が経過したか(いわゆるタイムオーバしたか)否かが判定され(ステップS24)、BPM値が検出できておらず且つタイムオーバしていないときは(ステップS24;いいえ)、そのままBPM値検出動作を継続し(ステップS23)、一方BPM値が検出できたか又はタイムオーバしたときは(ステップS24;はい)、そのまま上記ステップS4へ移行する。
【0114】
なお、上述したステップS21からS24までの動作がプレーヤ3において実行されているときは、プレーヤ2においては後述するメモリ13内のリングバッファメモリ41の活用により、光ディスクDAからの楽曲の検出及び再生出力が継続されている。
【0115】
一方、ステップS20の判定において、次曲が光ディスクDA内に記録されている楽曲であるときは(ステップS20;はい)、次に、メモリ13内のリングバッファメモリ41内に蓄積されている現在再生中の楽曲のデータを用いて当該楽曲の再生を継続しつつピックアップ10を移動(走査)させて当該次曲を検索し、その先頭部分を光ディスクDAから検出してメモリ13内のキューメモリ40に記憶させる(ステップS25)。
【0116】
次に、再度光ディスクDA内においてピックアップ10により次曲の先頭を再度検索すると共に(ステップS26)、当該記憶中の次曲のBPM値をDSP13内のBPM検出部38を用いて検出し、サブCPU15内の図示しないメモリ内に格納しておく(ステップS27)。
【0117】
そして、ステップS27においてBPM値が検出されたか又は上記タイムオーバとなったか否かが判定され(ステップS28)、BPM値が検出できたか又はタイムオーバしたときは(ステップS28;はい)、そのまま上記ステップS4へ移行し、一方、BPM値が検出できておらず且つタイムオーバしていないときは(ステップS28;いいえ)、次に、メモリ13内のリングバッファメモリ41の蓄積残量(現在再生出力されている楽曲の蓄積残量)が予め設定された一定の最低蓄積量となったか否かが判定される(ステップS29)。
【0118】
次に、ステップS29の判定において、当該最低蓄積量まで低減していないときは(ステップS29;はい)、そのままステップS27へ戻ってBPM値検出動作を繰り返しつつ現在再生出力されている楽曲の再生出力を継続し、一方、最低蓄積量まで消費しているときは(ステップS29;はい)、このままBPM値の検出を継続しているとプレーヤ2からの楽曲の再生出力が中断するとして、これを防止すべく当該BPM値の検出(上記ステップS27参照)を一時中断し、更に元の現在再生中である楽曲について光ディスクDAからの引き続いた検出を再開し当該現在再生中である楽曲における未再生の部分を用いてリングバッファメモリ41を充填する(ステップS30)。
【0119】
ここで、ステップS29における判定の基準となる最低蓄積量は、例えば、光ディスクDAのいずれかの位置にピックアップ10が移動するためにリングバッファメモリ41へのデータ蓄積が一時的に途絶えても、当該移動が完了してデータの蓄積が再開されるまで楽曲の再生出力が継続できるだけの蓄積量とされる。
【0120】
次に、リングバッファメモリ41の充填が完了したか否かが判定され(ステップS31)、充填が完了していないときは(ステップS31;いいえ)当該未再生の部分の充填を継続し(ステップS30)、一方、充填が完了しているときは(ステップS31;はい)ステップS30においてBPM値検出動作を中断した光ディスクDA上の検出位置をピックアップ10により検索し(ステップS32)、BPM値検出動作を再開する(ステップS27)。
【0121】
次に、上述した一連の動作におけるメモリ13内のリングバッファメモリ41の使用態様について、図7を用いて説明する。
【0122】
先ず、一般的な(すなわち、次曲のBPM値検出を行わないときの)リングバッファメモリ41の使用態様について説明する。
【0123】
先ず、現在再生中の楽曲の再生頭初においては、光ディスクDAから検出された楽曲のデータがメモリ13内のキューメモリ40から順次充填されていき、この処理がリングバッファメモリ41についても継続する。
【0124】
そして、リングバッファメモリ41が充填されると、キューメモリ40から一巡目の読み出しが開始される(図7(a)参照)。
【0125】
その後、リングバッファメモリ41における未出力のデータの蓄積量が予め設定された最低蓄積量(図7(b)の場合は最大蓄積量の半分)になると、未だリングバッファメモリ41内に蓄積されていない楽曲のデータが光ディスクDAから読み出され、当該読み出されたデータがリングバッファメモリ41の先頭から当初のデータと置換されつつ記憶される(図7(c)参照)。
【0126】
この動作が順次巡回的に繰り返されることによりリングバッファメモリ41を用いた楽曲の再生出力が継続される。
【0127】
次に、楽曲の再生中において次曲(同じ光ディスクDA内にある次曲)の検索が指示されると(上記ステップS3参照)、先ず、キューメモリ40に次曲の先頭の部分を蓄積し(上記ステップS25参照)、更に次曲の先頭を検索して(上記ステップS26参照)次曲のBPM値の検出を行う(上記ステップS27参照)。
【0128】
そして、現在楽曲を再生出力していることによりメモリ13内のリングバッファメモリ41における未出力のデータの蓄積量が上記最低蓄積量となったときは(上記ステップS29;いいえ参照)、次曲のBPM値検出を一時的に中断して現在再生出力中の楽曲における未蓄積の部分をリングバッファメモリ41に蓄積しこれを充填して(上記ステップS30参照)当該楽曲の再生出力を途切れることなく継続するのである。
【0129】
以上説明したように、実施形態における次曲のBPM値検出処理によれば、一の楽曲をリングバッファメモリ41に蓄積し、当該蓄積した一の楽曲を再生出力中に連続して再生出力すべき他の楽曲におけるBPM値を検出するので、一の楽曲の再生を継続しつつ同一光ディスクDA又はDBに記録されている他の楽曲のBPM値を検出することができる。
【0130】
従って、一の楽曲の再生出力を継続しつつ他の楽曲におけるBPM値を出力してディスクジョッキー等に注意喚起したり、或いは他の楽曲におけるBPM値を一の楽曲におけるBPM値に一致させつつ当該他の楽曲の再生を開始する等の再生制御が可能となる。
【0131】
また、他の楽曲におけるBPM値を検出中にリングバッファメモリ41における蓄積量が最低蓄積量となったとき、当該BPM値の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない一の楽曲の一部を蓄積しつつ当該一の楽曲の再生出力を継続するので、一の楽曲の再生出力を確実に継続しつつ他の楽曲におけるBPM値を検出することができる。
【0132】
更に、一の楽曲の一部が上限蓄積量まで蓄積されたとき、当該一の楽曲の一部の蓄積を一時中断させ、それまで中断されていた他の楽曲におけるBPM値の検出を当該BPM値が検出されていない他の楽曲の一部について再開するので、一の楽曲の再生出力状態を維持しつつ確実に他の楽曲におけるBPM値を検出することができる。
【0133】
更に、各楽曲がダンス用の楽曲であり、一の楽曲の再生出力中に他の楽曲におけるBPM値を検出するので、二つの楽曲のリズム感を確実に維持し且つ当該楽曲間の連続再生状態を維持してダンスを継続することができる。
【0134】
なお、上記図6に示す例においては、光ディスクDAから楽曲を再生中である場合に次曲のBPM値を検出する処理について説明したが、この他に、光ディスクDBから楽曲を再生中に上記ステップS3に移行する場合についても、上述した説明におけるメモリ13とメモリ23とを入れ替えることにより、同様に次曲のBPM値の検出を楽曲の再生出力と並行して実行することができる。
【0135】
また、上述の実施形態においては、連続再生における接続時において前曲の強拍に次曲の強拍を連続させる場合について説明したが(図5(a)(四拍子の場合)参照)、この他に、前曲の弱拍に次曲の弱拍又は中強拍を連続させるようにして楽曲間を接続することも可能である。
【0136】
更に、図4又は図6に示すフローチャートに対応するプログラムを情報記録媒体としてのフレキシブルディスク等に予め記録しておき、これをCPU30及びサブCPU15又は25により読み出して実行し上述した動作を実現するように構成することもできる。
【0137】
更にまた、上述の実施形態においては、二つのプレーヤ2及び3を含むオーディオ情報出力装置Sに対して本発明を適用した場合について説明したが、これ以外に、三台以上のプレーヤを含むオーディオ情報出力装置において、一のプレーヤから再生出力している楽曲に連続させて他の二つ以上のプレーヤから並行して楽曲を再生出力する場合にも本発明を適用することができる。
【0138】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、一のオーディオ情報を蓄積し、当該蓄積した一のオーディオ情報を再生出力中に他のオーディオ情報における一拍当たりの所要時間を検出するので、一のオーディオ情報の再生を継続しつつ同一情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報における一拍当たりの所要時間を検出することができる。
【0139】
従って、一のオーディオ情報の再生出力を継続しつつ他のオーディオ情報における一拍当たりの所要時間を出力してディスクジョッキー等に注意喚起したり、或いは他のオーディオ情報における一拍当たりの所要時間を一のオーディオ情報における当該所要時間に一致させつつ当該他のオーディオ情報の再生を開始する等の再生制御が可能となる。
【0140】
また、他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出中に蓄積手段における蓄積量が最低蓄積量となったとき、当該拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない一のオーディオ情報の一部を蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続するので、一のオーディオ情報の再生出力を確実に継続しつつ他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0141】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明の効果に加えて、一のオーディオ情報の一部が上限蓄積量まで蓄積されたとき、当該一部の蓄積を一時中断させ、それまで中断されていた他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数の検出を当該拍数が検出されていない他のオーディオ情報について再開するので、一のオーディオ情報の再生出力状態を維持しつつ確実に他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0142】
請求項に記載の発明によれば、一のオーディオ情報を蓄積し、当該蓄積した一のオーディオ情報を再生出力中に他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出するので、一のオーディオ情報の再生を継続しつつ同一情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0143】
従って、一のオーディオ情報の再生出力を継続しつつ他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を出力してディスクジョッキー等に注意喚起したり、或いは他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を一のオーディオ情報における当該拍数に一致させつつ当該他のオーディオ情報の再生を開始する等の再生制御が可能となる。
また、他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出中に蓄積手段における蓄積量が最低蓄積量となったとき、当該拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない一のオーディオ情報の一部を蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続するので、一のオーディオ情報の再生出力を確実に継続しつつ他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0144】
請求項に記載の発明によれば、一のオーディオ情報を蓄積し、当該蓄積した一のオーディオ情報を再生出力中に他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出するようにコンピュータを機能させるので、一のオーディオ情報の再生を継続しつつ同一情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【0145】
従って、一のオーディオ情報の再生出力を継続しつつ他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を出力してディスクジョッキー等に注意喚起したり、或いは他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を一のオーディオ情報における当該拍数に一致させつつ当該他のオーディオ情報の再生を開始する等の再生制御が可能となる。
また、他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出中に蓄積手段における蓄積量が最低蓄積量となったとき、当該拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない一のオーディオ情報の一部を蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続するので、一のオーディオ情報の再生出力を確実に継続しつつ他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オーディオ情報出力装置の概要構成を示すブロック図である。
【図2】ミキサ及び各プレーヤの細部構成を示すブロック図である。
【図3】各DSPの細部構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態の再生制御処理を示すフローチャートである。
【図5】楽曲間の接続態様を示す模式図である。
【図6】次曲のBPM値検出の細部処理を示すフローチャートである。
【図7】キューメモリ及びリングバッファメモリの使用態様を示す模式図である。
【符号の説明】
1…ミキサ
2、3…プレーヤ
4…アンプ
5、6…スピーカ
10、20…ピックアップ
11、21…デコーダ
12、22…DSP
13、23…メモリ
14、24…D/Aコンバータ
15、25…サブCPU
16、26…VCO
30…CPU
31…操作部
32…表示部
33…加算器
35…メモリ制御部
36…エフェクト制御部
37…ボリューム制御部
38…BPM検出部
39…データ出力制御部
40…キューメモリ
41…リングバッファメモリ
42…エフェクトメモリ
DA、DB…光ディスク
S…オーディオ情報出力装置
B1、B2…光ビーム
Smx…ミキサ信号
Sol…左信号
Sor…右信号
Spa、Spb…再生信号
Sda、Sdb…ディジタル復号信号
Sbpa、Sbpb…BPM信号
Sra、Srb…楽曲信号
Smoa、Smob、Smia、Smib、Scmo、Sro、Scmi、Sri、Seo、Sei…メモリ信号
Saa、Sab…アナログ楽曲信号
Sfva、Sfda、Sfvb、Sfdb…速度制御信号
Sca、Scb、Scc、Scda、Scdb、Scva、Scvb、Scv、Sca、Scb、Scm、Sck…制御信号
Sin…操作信号
Sdp…表示信号
Smc…読出信号
Se…エフェクト信号
Sv…レベル調整信号

Claims (4)

  1. 一のオーディオ情報と同一の情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報を再生し出力するオーディオ情報再生装置において、
    前記一のオーディオ情報の再生出力を継続するために前記情報記録媒体から検出された当該一のオーディオ情報を蓄積する蓄積手段と、
    前記蓄積されている一のオーディオ情報を再生出力している期間内に、前記情報記録媒体から前記他のオーディオ情報を検出し、当該検出された他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出する検出手段と、
    前記拍数の検出中に、再生出力されている前記一のオーディオ情報の前記蓄積手段における蓄積量を監視する監視手段と、
    前記監視されている蓄積量が予め設定された最低蓄積量となったとき、前記拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない前記一のオーディオ情報の一部を前記情報記録媒体から検出して前記蓄積手段に蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続する継続手段と、
    を備えることを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  2. 請求項1に記載のオーディオ情報再生装置において、
    前記監視手段は、前記拍数の検出が一時中断された後前記継続手段による検出及び蓄積が実行されている期間中における前記蓄積量を監視すると共に、
    前記検出手段は、前記監視されている蓄積量が予め設定された上限蓄積量となったとき、前記継続手段による蓄積を一時中断させ、それまで中断されていた前記拍数の検出を当該拍数が検出されていない前記他のオーディオ情報について再開することを特徴とするオーディオ情報再生装置。
  3. 一のオーディオ情報と同一の情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報を再生し出力するオーディオ情報再生方法において、
    前記一のオーディオ情報の再生出力を継続するために前記情報記録媒体から検出された当該一のオーディオ情報を蓄積手段に蓄積する蓄積工程と、
    前記蓄積されている一のオーディオ情報を再生出力している期間内に、前記情報記録媒体から前記他のオーディオ情報を検出し、当該検出された他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出する検出工程と、
    前記拍数の検出中に、再生出力されている前記一のオーディオ情報の前記蓄積手段における蓄積量を監視する監視工程と、
    前記監視されている蓄積量が予め設定された最低蓄積量となったとき、前記拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない前記一のオーディオ情報の一部を前記情報記録媒体から検出して前記蓄積手段に蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続する継続工程と、
    を備えることを特徴とするオーディオ情報再生方法。
  4. 一のオーディオ情報と同一の情報記録媒体に記録されている他のオーディオ情報を再生し出力するためのオーディオ情報再生プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な情報記録媒体において、
    前記コンピュータを、
    前記一のオーディオ情報の再生出力を継続するために前記情報記録媒体から検出された当該一のオーディオ情報の蓄積手段への蓄積を制御する蓄積制御手段、
    前記蓄積されている一のオーディオ情報を再生出力している期間内に、前記情報記録媒体から前記他のオーディオ情報を検出し、当該検出された他のオーディオ情報における単位時間当たりの拍数を検出する検出手段、
    前記拍数の検出中に、再生出力されている前記一のオーディオ情報の前記蓄積手段における蓄積量を監視する監視手段、
    前記監視されている蓄積量が予め設定された最低蓄積量となったとき、前記拍数の検出を一時中断し、未だ蓄積されていない前記一のオーディオ情報の一部を前記情報記録媒体から検出して前記蓄積手段に蓄積しつつ当該一のオーディオ情報の再生出力を継続する継続手段、
    として機能させることを特徴とする前記オーディオ情報再生プログラムが記録された前記コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体。
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