JPWO2006104163A1 - オーディオ信号再生装置 - Google Patents

オーディオ信号再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006104163A1
JPWO2006104163A1 JP2007510539A JP2007510539A JPWO2006104163A1 JP WO2006104163 A1 JPWO2006104163 A1 JP WO2006104163A1 JP 2007510539 A JP2007510539 A JP 2007510539A JP 2007510539 A JP2007510539 A JP 2007510539A JP WO2006104163 A1 JPWO2006104163 A1 JP WO2006104163A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
movement
beat
reproduction
playback
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007510539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4317892B2 (ja
Inventor
勝彦 合田
勝彦 合田
由之 角田
由之 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Publication of JPWO2006104163A1 publication Critical patent/JPWO2006104163A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4317892B2 publication Critical patent/JP4317892B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/102Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
    • G11B27/105Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/005Reproducing at a different information rate from the information rate of recording
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/031Musical analysis, i.e. isolation, extraction or identification of musical elements or musical parameters from a raw acoustic signal or from an encoded audio signal
    • G10H2210/076Musical analysis, i.e. isolation, extraction or identification of musical elements or musical parameters from a raw acoustic signal or from an encoded audio signal for extraction of timing, tempo; Beat detection
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2537Optical discs
    • G11B2220/2545CDs

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

オーディオ信号再生装置は、例えばCDなどのオーディオ信号を記録した記録媒体からオーディオ信号を再生する。通常の再生状態において、オペレータなどの操作入力により入力オーディオ信号の再生位置の移動指示、例えば再生中の楽曲の前方又は後方へのジャンプ指示を受け取ると、再生位置の移動量を算出し、現在の再生位置から移動量だけ移動した位置へ再生位置を移動して再生を行う。ここで、再生位置の移動量は、再生中の楽曲などを構成するオーディオ信号の拍(ビート)の単位で設定される。よって、再生位置の移動前後において、再生位置と楽曲の拍位置との関係が維持されるため、再生される楽曲のリズムが不連続になることがなく、違和感のない再生位置の移動が可能となる。

Description

本発明は、オーディオ信号再生装置における再生位置の移動方法に関する。
ディスコ、クラブなどと呼ばれる店舗、施設では、いわゆるディスクジョッキー(DJ)がCD、MDその他の記録媒体の再生装置を利用してダンスミュージックを再生する。ディスクジョッキーが使用するオーディオ信号再生装置はDJ機器などとも呼ばれ、その例が特許文献1及び2に記載されている。
特開2002−341888号公報 特開2002−352569号公報
ディスクジョッキーは、必要に応じて、再生中の曲における再生位置を変更することがある。具体的には、ディスクジョッキーは、DJ機器の早送りボタンや早戻しボタンを操作することにより、再生中の曲の再生位置を所定量移動させる。従来の方法では、この際の移動量は固定量に設定されている。あるDJ機器は、再生位置の移動指示が入力されると、ディスク上の再生位置を光ディスクなどの記録媒体上の所定トラック数だけ移動させ、移動後の位置から再生を継続する。また、ディスク上のトラック数を基準とするのではなく、移動量の単位を所定時間に設定しているDJ機器もある。
しかし、上記のような所定トラック数又は所定時間という移動量は、再生している楽曲のビート、リズムなどの音楽的特徴とは相関を有しない。よって、再生位置を移動した場合に、移動前後で再生される楽曲のビートや小節の連続性が保たれず、曲のリズムが不連続になってしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、再生中の曲のリズムを維持し、違和感なく再生位置を変更することが可能なオーディオ信号再生装置を提供することを課題とする。
本発明の好適な実施形態では、オーディオ信号再生装置は、入力オーディオ信号の再生位置の移動指示を前記オーディオ信号の拍の単位で受け取る入力手段と、前記移動指示に基づいて、前記再生位置の移動量を算出する移動量算出手段と、前記再生位置を現在の再生位置から前記移動量だけ移動させる再生位置移動手段と、を備え、前記移動量算出手段は、前記移動指示に基づいて、前記移動量を前記オーディオ信号の拍の単位で算出することを特徴とする。
上記のオーディオ信号再生装置は、例えばCDなどのオーディオ信号を記録した記録媒体からオーディオ信号を再生する。通常の再生状態において、オペレータなどの操作入力により入力オーディオ信号の再生位置の移動指示、例えば再生中の楽曲の前方又は後方へのジャンプ指示を受け取ると、再生位置の移動量を算出し、現在の再生位置から移動量だけ移動した位置へ再生位置を移動して再生を行う。ここで、再生位置の移動指示は、入力手段により、再生中の楽曲などを構成するオーディオ信号の拍(ビート)の単位で設定され、それに基づいて拍の単位で移動量が算出される。よって、再生位置の移動前後において、再生位置と楽曲の拍位置との関係が維持されるため、再生される楽曲のリズムが不連続になることがなく、違和感のない再生位置の移動が可能となる。特に、オーディオ信号再生装置をDJ機器に適用した場合には、ジャンプ再生などの再生位置の移動の前後でリズムが不連続となく、ダンスに適した楽曲の再生が継続できる。
上記のオーディオ信号再生装置の一態様は、前記入力オーディオ信号の単位時間当たりの拍数を検出する検出手段と、前記単位時間当たりの拍数に基づいて、前記入力オーディオ信号の1拍の時間を算出する手段と、を備え、前記移動量算出手段は、前記移動量を、前記入力オーディオ信号の1拍の時間の整数倍に設定する。
オーディオ信号のピークレベルなどを検出することにより、例えばBPM(Beat Per Minute)などの単位時間当たりの拍数を算出することができる。また、単位時間当たりの拍数から、1拍の時間を算出することができる。よって、移動量を1拍の時間の整数倍とすることにより、移動前後で再生位置と拍位置との関係が変わってしまうことがなくなり、拍(ビート)を維持したまま再生位置を移動することができる。
好適な例では、前記移動指示は、前記再生位置を移動させる移動拍数を含み、前記移動量算出手段は、前記入力オーディオ信号の1拍の時間と、前記移動拍数との積を前記移動量とする。この例では、オペレータが入力した移動拍数と、1拍の時間との積により移動量を容易に算出することができる。
他の好適な例では、前記移動指示は、前記再生位置を移動させる移動方向を含み、前記再生位置移動手段は、前記再生位置を前記移動方向に移動させる。これにより、オペレータは楽曲中の所望の方向及び位置へ再生位置を移動させることができる。
実施例に係るCDプレイヤーの操作パネルの外観を示す平面図である。 本発明による再生位置の移動方法の説明図である。 本発明による再生位置の移動方法の他の説明図である。 実施例に係るCDプレイヤーの内部構成を示すブロック図である。 再生位置の移動処理を含む再生処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ディスク
2 表示部
3 ターンテーブル
6 操作部
21 BPM検出部
22 バッファメモリ
23 アドレスコントローラ
30 システムコントローラ
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[CDプレイヤーの外観]
図1に、本発明のオーディオ信号再生装置の一実施例であるCDプレイヤーの操作パネルの平面図を示す。CDプレイヤー100は、内部にCDを収容し、ディスクジョッキーなどのオペレータにより操作されて楽曲を再生する。CDプレイヤー100の操作パネル上には、表示部2と、ターンテーブル3と、再生位置移動操作部6(以下、単に「操作部6」と呼ぶ。)とが設けられている。なお、通常ディスクジョッキーが使用するCDプレイヤーは各種の機能を有し、そのための操作ボタンなどが多数設けられているが、図1では特に本発明に関連するもののみを図示している。
表示部2は、例えば液晶パネルなどにより構成され、再生中の楽曲のトラック数、再生時間などの情報を表示する。ターンテーブル3は、オペレータにより手操作され、楽曲の再生位置を移動させる機能を有する。図1において、オペレータがターンテーブル3を時計回りに回転させると楽曲の再生位置は先送りされ、反時計回りに回転させると楽曲の再生位置は戻される。
操作部6は再生位置をジャンプする場合に操作され、前方ジャンプボタン6a、後方ジャンプボタン6b、ジャンプ拍数ボタン6cを含む。オペレータが前方ジャンプボタン6aを操作すると楽曲の再生位置は前方へ所定の移動量だけ移動し、後方ジャンプボタン6bを操作すると楽曲の再生位置は後方へ所定の移動量だけ移動する。ジャンプ拍数ボタン6cは、ジャンプによる再生位置の移動量を決めるものであり、ジャンプ拍数ボタンが示す量と、再生中の楽曲の拍数との積に相当する移動量だけ再生位置が移動する。例えば、図1に示すようにジャンプ拍数ボタン6cがジャンプ拍数「3」を示している状態でオペレータが前方ジャンプボタン6aを押すと、楽曲の再生位置は現在の再生位置から、3拍分前方へ移動する。
[再生位置の移動方法]
次に、本実施例による再生位置の移動方法について説明する。本発明は、ジャンプ指示などにより再生位置を移動する際、その移動量を、再生中の楽曲の音楽的特徴を示す値、具体的には拍(ビート)の単位で決定する点に特徴を有する。
図2(a)に、移動量を所定トラック数Nfix、及び、所定時間Tfixとして再生位置をジャンプさせた場合の再生位置と拍位置との関係を模式的に示す。図2(a)において、各8分音符が1拍に相当するものとする。再生位置P1でジャンプ指示が入力され、固定トラック数Nfixだけ再生位置を前方へジャンプさせたとすると、ジャンプ後の再生開始位置は再生位置P2となる。しかし、再生位置P2は音符の間に位置しているため、ジャンプ前後で拍位置に対する再生位置の関係が変わってしまい、曲のリズムが不連続となる。同様に、再生位置P2でジャンプ指示が入力され、固定時間Tfixだけ再生位置を前方へジャンプさせたとすると、ジャンプ後の再生開始位置は再生位置P3となる。再生位置P3も8分音符の間に位置し、しかも再生位置P2とは前後の音符の位置(即ち拍位置)との位置関係が異なっている。よって、ジャンプ前後で拍位置に対する再生位置の関係が変わってしまい、曲のリズムが不連続となる。
図2(b)に、ジャンプ指示に対する移動量を1拍の整数倍(4拍、8拍、2拍)としたときの再生位置と拍位置との関係を模式的に示す。移動量を1拍の整数倍とすることにより、ジャンプ前後の再生位置P3〜P6は常に拍位置(音符の位置)と一致している。即ちジャンプの前後で拍位置に対する再生位置の関係は維持されており、リズムが不連続とはならない。このように、本実施例では、再生位置をジャンプさせる際、その移動量を再生中の楽曲の1拍の整数倍(即ち、n拍分)とすることにより、ジャンプの前後でリズムが不連続となることを防止することができる。
図2(b)は、理解を容易にするために、ジャンプ開始時の再生位置を拍位置と一致させた例を示している。即ち、ジャンプ前後の再生位置P3〜P6は常に音符の位置にある。しかし、ジャンプ開始時の再生位置はこのように拍位置と一致している必要はない。図3にジャンプ開始時の再生位置が拍位置と一致していない場合の例を示す。図3において、再生位置P7で4拍分のジャンプ指示が入力されたとする。再生位置P7は拍位置(音符の位置)とは一致していない。この場合、ジャンプ後の再生位置はP8となり、再生位置P8も拍位置(音符の位置)とは一致していない。しかし、ジャンプによる移動量Tjは4拍分であるので、ジャンプの前後の再生位置P7及びP8と、拍位置との位置関係は変わらない。図3において、ジャンプ前の再生位置P7は次の拍位置(音符の位置)までの時間がT2であり、ジャンプ後の再生位置P8も次の拍位置までの時間がT2である。即ち、図3に示すように、1拍の時間をTbとすると、T1+T2=Tbの関係が成り立つ。よって、ジャンプの前後で、再生位置と前後の拍位置との関係は変わらないので、楽曲のリズムが不連続となることはない。
次に、ジャンプ指示に対する移動量の算出方法について説明する。上述のように、本実施例では、移動量を1拍の整数倍(「n」とする)に設定する点に特徴を有する。
1拍の時間をTbとすると、n拍分のジャンプによる移動量Tjは、
Tj=n・Tb (式1)
となる。よって、1拍の時間Tbが求まれば、移動量Tjを算出することができる。
通常、1つの楽曲では単位時間当たりの拍数はほぼ一定である。よって、本実施例では、楽曲のデータに基づいて、単位時間当たりの拍数としてBPM(Beat Per Minute:1分間の拍数)を算出する。算出されたBPMを「X」とすると、1拍の時間Tbは、
Tb=60/X[秒] (式2)
となる。よって、楽曲のBPMを求めることにより、移動量Tjを算出することができる。
なお、BPMは通常曲の再生中に繰り返し検出されている。よって、実際の再生に先だって曲全体をスキャンする時間的な余裕がある場合には、曲全体のオーディオ信号に基づいて得られる複数のBPMの平均値を算出し、その値を使用して移動量を算出することが望ましい。ある曲のBPMは基本的には曲を通して一定であるが、曲によっては微妙に変動する場合がある。よって、上記のように、曲を通して得られたBPM値の平均値を使用することにより、移動量を正確に算出することが可能となる。
[CDプレイヤーの内部構成]
図4に、CDプレイヤー100の内部構成を示す。図4において、CDプレイヤー100は、光ディスク1を所定方向に回転させるスピンドルモータ14と、光ディスク1に記録されているデータを光学的に読み取り、得られた読取り信号を出力するピックアップ15を備える。また、CDプレイヤー100は、ピックアップ15を光ディスク1の半径方向へ往復移動させつつ、適切な光学読み取りを行わせるべくサーボ制御するサーボ機構16を備える。
さらに、CDプレイヤー100は、RFアンプ部17とピックアップサーボ回路18を備える。RFアンプ部17は、ピックアップ15から出力される読取り信号からフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TE等の誤差信号を生成する。ピックアップサーボ回路18は、フォーカスエラーやトラッキングエラー等の誤差の発生を抑制すべく、フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEに基づいて、サーボ機構16をフィードバック制御する。
ピックアップサーボ回路18は、システムコントローラ30から指示された光ディスク1の記録トラックへピックアップ15を移動させるべく、サーボ機構16の動作を制御する。
RFアンプ部17は、ピックアップ15から出力される読取り信号から、光ディスク1に記録されていたデータをRF信号DRFとして生成し、デコード部19に供給する。
デコード部19は、光ディスク1毎に規格化されているフォーマットに準拠してRF信号DRFをデコードし、RF信号DRF中に含まれているオーディオストリームDAUとコントロールデータDcとを分離抽出する。そして、デコード部19は、オーディオストリームDAUを復号化してBPM検出部21及びバッファメモリ22に供給すると共に、コントロールデータDcをシステムコントローラ30に供給する。
ここで、コントロールデータDcとして、オーディオストリームDAUとともに記録されている同期データ及びサブコードデータ等の種々のコントロールデータが分離抽出される。デコード部19からBPM検出部21及びバッファメモリ22には、サブコードデータDSBがオーディオストリームDAUに同期して供給される。
デコード部19からスピンドルサーボ回路20に同期データが供給されることにより、スピンドルサーボ回路20は、システムコントローラ30から指示されたスピンドルモータ14の回転速度に対する同期データの誤差を検出し、その誤差の発生を抑制すべくスピンドルモータ14の回転をフィードバック制御する。
BPM検出部21は、デコード部19から供給されるオーディオストリームDAUに基づいて、BPMを測定する。BPM検出部21は、オーディオストリームDAUを低域、中域及び高域の3つの周波数帯域のオーディオデータに分割する帯域フィルタと、各帯域毎にオーディオデータのレベルを検出するレベル検出部と、レベル検出部から出力されるレベル検出信号に基づいて、各帯域毎のオーディオデータのピークレベルを検出するピーク検出部とを備える。そして、BPM検出部21は、検出された各帯域毎のオーディオデータのピークレベルに基づいて、時間的に連続するピークの間隔を求める。検出されたピークレベルが楽曲の拍位置に対応すると仮定すれば、ピーク間隔に基づいてBPMを算出することができる。実際には、ピーク間隔の検出を所定時間にわたって行い、検出されたピーク間隔値を統計的に処理してBPMを算出する。
なお、上記のBPM検出方法は一例であり、本発明では各種のBPMの検出方法を使用することができる。例えば、上記のような自動検出方法に代わり、又はそれに加えて、CDプレイヤー100の操作パネルに設けられたタップボタンをオペレータが叩いたタイミングを検出することによりBPMを検出することとしてもよい。BPM検出方法の詳細な例については、例えば特開平8−201542号公報に記載されている。
バッファメモリ22は、大容量(例えば、64Mbyte)のSRAM等で形成されたリングメモリであり、同期して供給されるオーディオストリームDAUとサブコードデータDSBとを1組のパッケージデータとして、アドレスコントローラ23が設定する書込みアドレスADRWに順次に記憶する。
システムコントローラ30がコントロールデータDc中に含まれているサブコードデータDSBから経過トラック時間を検出し、その経過トラック時間が変わる毎に、アドレスコントローラ23に対してアドレス制御信号SADRを供給することにより、アドレスコントローラ23が上記の書込みアドレスADRWを設定する。
バッファメモリ22は、オーディオストリームDAUとサブコードデータDSBとから成る上記のパッケージデータを記憶した後、アドレスコントローラ23から読み出しアドレスADRRが設定されると、その設定された読み出しアドレスADRRから記憶済みのパッケージデータを読み出し、元のオーディオストリームDAUとサブコードデータDSBとに分けて出力する。そして、バッファメモリ22は、オーディオストリームDAUをオーディオ信号生成部26に供給し、サブコードデータDSBを再生時刻検出部24に供給する。
システムコントローラ30は、再生時刻検出部24から出力される再生時刻データDTMに基づいて、設定すべき読み出しアドレスADRRを判断し、アドレス制御信号SADRをアドレスコントローラ23に供給する。これに応じて、アドレスコントローラ23が読み出しアドレスADRRを設定する。
再生時刻検出部24は、バッファメモリ22から供給されるサブコードデータDSBの内容を調べることにより、オーディオ信号生成部26が処理中のオーディオストリームDAUに対応する経過トラック時間を検出し、その検出結果を再生時刻データDTMとしてシステムコントローラ30に供給する。
従って、既述したように、システムコントローラ30は、再生時刻データDTMから現在の経過トラック時間を取得し、アドレス制御信号SADRによってアドレスコントローラ23に指令する。これにより、アドレスコントローラ23は、不連続な再生音が発生することのないように、バッファメモリ22から読み出すべきパックデータの読み出しアドレスADRRを設定する。
オーディオ信号生成部26は、バッファメモリ22から供給されるオーディオストリームDAUを復号化し、その複号化によって生じるオーディオデータをデジタルデータのままデジタル出力端子へ出力する。若しくは、オーディオ信号生成部26は、そのオーディオデータをD/A変換器(図示省略)によりオーディオ周波数帯域のステレオオーディオ信号に変換し、アナログ出力端子へ出力する。アナログ出力端子にスピーカを接続することにより、光ディスクに記録されていた音楽データを音声として再生することができる。
システムコントローラ30は、マイクロプロセッサ(MPU)を備え、予め設定されているシステムプログラムを実行することにより、CDプレイヤー100全体の動作を集中制御する。
また、システムコントローラ30には、表示部2及び操作部6が接続され、更に、ターンテーブル3の回転方向及び回転速度(角速度)を検出する角速度検出部31が接続されている。
角速度検出部31は、ターンテーブル3の回転方向及び回転速度をロータリエンコーダ回路(図示省略)によって光学的に検出し、その検出データSθをシステムコントローラ30に供給する。これにより、システムコントローラ30は、ユーザー等が操作したターンテーブル3の操作量(回転方向及び角速度)を認識する。そして、システムコントローラ30は、アドレス制御信号SADRによってアドレスコントローラ23に指令することにより、ターンテーブル3の操作量に対応した読み出しアドレスADRRを設定させる。
すなわち、システムコントローラ30は、検出データSθを調べてターンテーブル3が回転されていないと判断すると、再生時刻検出部24より供給される再生時刻データDTMに基づいて、設定すべき読み出しアドレスADRRを指令する。また、ターンテーブル3が回転されたと判断すると、検出データSθから求めたターンテーブル3の回転量に応じて、設定すべき読み出しアドレスADRRを指令する。
[再生処理]
次に、再生処理について、図4及び図5を参照して説明する。図5は、再生位置のジャンプ処理を含む再生処理のフローチャートである。以下に説明する再生処理は、図4に示すシステムコントローラ30が、アドレスコントローラ23などの各構成要素を制御することにより実現される。なお、以下の再生処理では、図4に示すように、ディスク1に記録されたオーディオデータは一旦バッファメモリ22内に保存された後、読み出され、再生される。よって、ディスク1上における再生位置は、バッファメモリ22に記憶されたオーディオデータの経過トラック時間及びバッファメモリ22上におけるアドレスにより規定されることになる。
まず、ディスク1の再生中には、BPM検出部21がBPMを検出している(ステップS10)。検出されたBPMの値は、システムコントローラ30内の図示しないメモリなどに常に記憶されている。
次に、システムコントローラ30は、オペレータによりジャンプ指示が入力されたか否かを判定する(ステップS11)。ジャンプ指示は、オペレータが図1に示す操作部6を操作することにより入力される。具体的には、オペレータが、ジャンプ拍数ボタン6cを希望のジャンプ拍数に設定した上で、前方ジャンプボタン6a又は後方ジャンプボタン6bのいずれかを押下することにより、ジャンプ指示が入力される。システムコントローラ30は、操作部6においてこれらのボタンが操作されたことを示す信号を検出することにより、ジャンプ指示が入力されたことを認識する。
ジャンプ指示が入力されると(ステップS11;Yes)、システムコントローラ30は移動量を計算する(ステップS12)。具体的には、BPM検出部21が検出したBPM値「X」を用いて、前述の式2より、1拍の時間Tbを算出する。そして、ジャンプ拍数ボタン6cにより指示されたジャンプ拍数「n」と、1拍の時間Tbを用いて、前述の式1により、移動量(時間)Tjを算出する。
次に、システムコントローラ30は、ジャンプ先位置を算出する(ステップS13)。前述のように、システムコントローラ30は、再生時刻検出部24が出力する再生時刻データDTMから現在の経過トラック時間を取得している。よって、現在の経過トラック時間に、移動量(時間)を加算してジャンプ先の経過トラック時間を算出し、それに対応するアドレスを、アドレス制御信号SADRによってアドレスコントローラ23に指令する。
そして、バッファメモリ22は、ジャンプ先の経過トラック時間からオーディオストリームDAUをオーディオ信号生成部26に供給し、オーディオ信号を再生する(ステップS14)。こうして、ジャンプ処理が行われる。この際、前述のように、移動量は再生中の楽曲の1拍の時間Tbの整数倍に設定されるので、ジャンプの前後で再生される楽曲のリズムが不連続となることはない。
一方、ステップS11で、ジャンプ指示が入力されていないと判定された場合、システムコントローラ30は現在の経過トラック時間をアドレスコントローラ23へ供給し、バッファメモリ22は現在の経過トラック時間に対応するアドレスからオーディオ信号をオーディオ信号生成部26へ供給する。その結果、再生位置を移動することなく、現在の経過トラック時間からオーディオ信号の再生が継続される(ステップS15)。
なお、上記の実施例では、本発明をCDプレイヤーに適用したものを示しているが、本発明は例えばDVDなど、CD以外の記録媒体又はメモリなどの再生装置に適用することも可能である。
本発明は、CD、DVDなどの記録媒体又はメモリなどに記憶されたオーディオ信号を再生する再生装置に利用することができる。

Claims (4)

  1. 入力オーディオ信号の再生位置の移動指示を前記オーディオ信号の拍の単位で受け取る入力手段と、
    前記移動指示に基づいて、前記再生位置の移動量を算出する移動量算出手段と、
    前記再生位置を現在の再生位置から前記移動量だけ移動させる再生位置移動手段と、を備え、
    前記移動量算出手段は、前記移動指示に基づいて、前記移動量を前記オーディオ信号の拍の単位で算出することを特徴とするオーディオ信号再生装置。
  2. 前記入力オーディオ信号の単位時間当たりの拍数を検出する検出手段と、
    前記単位時間当たりの拍数に基づいて、前記入力オーディオ信号の1拍の時間を算出する手段と、を備え、
    前記移動量算出手段は、前記移動量を、前記入力オーディオ信号の1拍の時間の整数倍に設定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載のオーディオ信号再生装置。
  3. 前記移動指示は、前記再生位置を移動させる移動拍数を含み、
    前記移動量算出手段は、前記入力オーディオ信号の1拍の時間と、前記移動拍数との積を前記移動量とすることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のオーディオ信号再生装置。
  4. 前記移動指示は、前記再生位置を移動させる移動方向を含み、
    前記再生位置移動手段は、前記再生位置を前記移動方向に移動させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のオーディオ信号再生装置。
JP2007510539A 2005-03-28 2006-03-28 オーディオ信号再生装置 Expired - Fee Related JP4317892B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005091916 2005-03-28
JP2005091916 2005-03-28
PCT/JP2006/306343 WO2006104163A1 (ja) 2005-03-28 2006-03-28 オーディオ信号再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006104163A1 true JPWO2006104163A1 (ja) 2008-09-11
JP4317892B2 JP4317892B2 (ja) 2009-08-19

Family

ID=37053419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007510539A Expired - Fee Related JP4317892B2 (ja) 2005-03-28 2006-03-28 オーディオ信号再生装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090240356A1 (ja)
JP (1) JP4317892B2 (ja)
WO (1) WO2006104163A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110040190A (ko) * 2009-10-13 2011-04-20 삼성전자주식회사 휴대용 단말기의 음악 재생 장치 및 방법
CN110534110B (zh) * 2018-05-25 2022-04-15 深圳市优必选科技有限公司 一种机器人及提高其语音交互识别率的方法、装置和电路

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60239982A (ja) * 1984-05-15 1985-11-28 Shitetsuku Kk 多重録音装置
JP3245890B2 (ja) * 1991-06-27 2002-01-15 カシオ計算機株式会社 拍検出装置及びそれを用いた同期制御装置
JPH09147534A (ja) * 1995-11-27 1997-06-06 Sony Corp 再生装置
JP2001243692A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Teac Corp 記録媒体再生装置
US6451690B1 (en) * 2000-03-13 2002-09-17 Matsushita Electronics Corporation Method of forming electrode structure and method of fabricating semiconductor device
DE10164686B4 (de) * 2001-01-13 2007-05-31 Native Instruments Software Synthesis Gmbh Automatische Erkennung und Anpassung von Tempo und Phase von Musikstücken und darauf aufbauender interaktiver Musik-Abspieler
JP2002341888A (ja) * 2001-05-18 2002-11-29 Pioneer Electronic Corp ビート密度検出装置と情報再生装置
JP4263382B2 (ja) * 2001-05-22 2009-05-13 パイオニア株式会社 情報再生装置
WO2002103671A2 (de) * 2001-06-18 2002-12-27 Native Instruments Software Synthesis Gmbh Automatische erzeugung von musikalischen sratch-effekten
CA2457402A1 (en) * 2001-08-07 2003-02-20 Justin A. Kent System for converting turntable motion to midi data
JP4646099B2 (ja) * 2001-09-28 2011-03-09 パイオニア株式会社 オーディオ情報再生装置及びオーディオ情報再生システム
JP2003173623A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Pioneer Electronic Corp 情報再生装置
US6541690B1 (en) * 2001-12-18 2003-04-01 Jerry W. Segers, Jr. Scratch effect controller
WO2004038694A1 (ja) * 2002-10-24 2004-05-06 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology 楽曲再生方法及び装置並びに音楽音響データ中のサビ区間検出方法
US7208672B2 (en) * 2003-02-19 2007-04-24 Noam Camiel System and method for structuring and mixing audio tracks
US20040254660A1 (en) * 2003-05-28 2004-12-16 Alan Seefeldt Method and device to process digital media streams
JP3883995B2 (ja) * 2003-09-24 2007-02-21 株式会社ディーアンドエムホールディングス 光ディスク再生装置
US7592534B2 (en) * 2004-04-19 2009-09-22 Sony Computer Entertainment Inc. Music composition reproduction device and composite device including the same
US7953504B2 (en) * 2004-05-14 2011-05-31 Synaptics Incorporated Method and apparatus for selecting an audio track based upon audio excerpts
US7525036B2 (en) * 2004-10-13 2009-04-28 Sony Corporation Groove mapping
EP1859447A1 (en) * 2005-03-18 2007-11-28 Urban Pine AB Hand-held computing device with built-in disc-jockey functionality
US8130194B1 (en) * 2006-12-18 2012-03-06 Imi Innovations, Inc. Non-mouse devices that function via mouse-like messages

Also Published As

Publication number Publication date
US20090240356A1 (en) 2009-09-24
WO2006104163A1 (ja) 2006-10-05
JP4317892B2 (ja) 2009-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7115807B2 (en) Information processing unit, display method for the information processing unit, program for the same, recording medium for recording the program therein and reproducing unit
JP4627561B2 (ja) 情報再生装置
JPWO2007004541A1 (ja) コンピュータプログラム、並びに情報再生装置及び方法
JP4733737B2 (ja) 情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JPWO2006104109A1 (ja) 情報再生装置及び方法、dj機器、並びにコンピュータプログラム
JP4817452B2 (ja) 情報表示装置、コンピュータプログラム及び制御方法
JP4317892B2 (ja) オーディオ信号再生装置
JP4348391B2 (ja) オーディオ信号再生装置
WO2007102387A1 (ja) 情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JPWO2008107949A1 (ja) 情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP2657969B2 (ja) イントロ・スキャン方法
JP2007257771A (ja) 再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体
JPH05282788A (ja) 記録媒体再生装置
WO2005114665A1 (ja) 情報記録再生装置、情報記録方法およびそのプログラム
JP2008257792A (ja) オーディオデータ再生装置
JP3877689B2 (ja) 情報記録媒体再生装置
JPWO2008107948A1 (ja) 情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP4317158B2 (ja) 再生装置及び再生プログラム
JP2011141948A (ja) 回転操作装置、コンピュータプログラム及び制御方法
JP2005032294A (ja) ディスク再生装置
JP2005174501A (ja) ディジタル信号再生システム
JP2005122888A (ja) 複数の情報の記録再生装置
JP2006164403A (ja) 再生装置及び再生方法
JP2006004518A (ja) ディスク再生装置
JP2013120611A (ja) ディスク再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120529

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130529

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140529

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees