JP4817452B2 - 情報表示装置、コンピュータプログラム及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に記録されている情報の再生を行うDJ(Disc Jockey)機器等を含む情報表示装置、このような情報表示装置に用いられるコンピュータプログラム及び制御方法の技術分野に関する。
近年、CDやDVD等の、デジタル信号によるデータの記録及び再生が可能な記録媒体が普及している。それに伴って、デジタル信号に起因した特有の再生処理を行う情報再生装置も開発が進められている。例えば、CDやDVDには、複数の楽曲(即ち、コンテンツデータ)が、相互に関連付けられて記録されている。より具体的には、例えば、所定の再生時間を有する各楽曲が、トラック番号により区別された複数のデータ群として記録されている。このため、情報再生装置は、各楽曲の先頭アドレスをサーチして再生する頭出し再生や、各楽曲の再生順序を任意に変えるランダム再生等を行うことができる。
更には、二つ以上の情報再生装置を用いて、夫々の情報再生装置において再生される楽曲のビート(言い換えれば、拍)の位置や間隔や強弱等を一致させながら連続再生することにより、二つ以上の楽曲をまるでつながっている一つの楽曲として再生したり、あるいは二つ以上の楽曲を重ね合わせて再生することもできる。つまりは、複数の楽曲を連続して或いは同時に、視聴者に違和感を感じさせることなく再生することができる。係る操作は、一般的にはミキシング操作と呼ばれている。
このようなランダム再生やミキシング再生等は、例えばユーザがジョグダイヤルと呼ばれる円盤状の操作子を回転操作することで実行される。そして、ジョグダイヤルを備えている情報再生装置は、DJ機器等がその代表的な例としてあげられる。
このようなDJ機器では、楽曲の特徴をユーザが容易に理解できるようにするために、楽曲が持っている特徴情報(例えばビート密度)を表示する表示部が設けられることがある(例えば特許文献1及び2参照)。また、例えば特許文献1では、再生状況をより人間の感覚に合わせて表示するために、オーディオ再生がなされる情報の量を所定値で除算することによって得られる余りの値を求め、その余りの値に対応する角度位置にインデックス表示部を表示して回転移動させることにより、再生状況を表示する技術が開示されている。また、例えば特許文献3では、ジョグダイヤルの中央部に多数の矩形状の微細な発光セルを環状に配列することで表示部を形成し、その多数の発光セルの発光パターンを変化させることで、装置の動作状況を表示させる技術が開示されている。
特開2002−352569号公報 特開2002−341888号公報 特開2002−343026号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示された技術では、楽曲が持っている特徴情報を表示する表示部における時間軸は、横方向に沿って直線的に規定されており、円盤状のジョグダイヤルを操作するユーザが特徴情報を直感的に理解しづらいおそれがあるという技術的問題点がある。更に、特許文献1及び3に開示された技術では、インデックス表示部或いは発光パターンは、楽曲の特徴を表示することが考慮されていない。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、例えばDJ機器として用いられる情報表示装置であって、オーディオ情報の有する特徴を容易に視認可能な情報表示装置、コンピュータをこのような情報表示装置として実行させるコンピュータプログラム、及びこのような情報表示装置を制御する制御方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の情報表示装置は、表示面を有する表示手段と、再生手段により再生されるオーディオ情報の特徴の時間的変化を示す特徴表示が、前記表示面における円周に沿って表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記特徴表示が波形として表示される態様と、前記特徴表示がアナログレコードに基づいて定められた所定時間分、前記円周に対応して表示される態様と、前記特徴表示が前記再生手段によって再生されるべきオーディオ情報の全体分、前記円周に対応して表示される態様と、前記再生手段によって現在再生されている再生位置を示す再生位置表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様と、前記特徴表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様との内の少なくとも一の態様が実現されるように、前記表示手段を制御する。
上記課題を解決するために、請求項に記載のコンピュータプログラムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、該コンピュータを前記表示制御手段として機能させる。
上記課題を解決するために、請求項5に記載の制御方法は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示装置を制御する制御方法であって、オーディオ情報の特徴の時間的変化を示す特徴表示が、前記表示面における円周に沿って表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御工程を備え、前記表示制御工程は、
前記特徴表示が波形として表示される態様と、前記特徴表示がアナログレコードに基づいて定められた所定時間分、前記円周に対応して表示される態様と、前記特徴表示が前記再生手段によって再生されるべきオーディオ情報の全体分、前記円周に対応して表示される態様と、前記再生手段によって現在再生されている再生位置を示す再生位置表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様と、前記特徴表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様との内の少なくとも一の態様が実現されるように、前記表示手段を制御する。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下、発明を実施するための最良の形態としての本発明の実施形態に係る情報表示装置、コンピュータプログラム及び制御方法について順に説明する。
(情報表示装置の実施形態)
本発明の情報表示装置に係る実施形態は、表示面を有する表示手段と、再生手段により再生されるオーディオ情報の特徴の時間的変化を示す特徴表示が、前記表示面における円周に沿って表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記特徴表示が波形として表示される態様と、前記特徴表示がアナログレコードに基づいて定められた所定時間分、前記円周に対応して表示される態様と、前記特徴表示が前記再生手段によって再生されるべきオーディオ情報の全体分、前記円周に対応して表示される態様と、前記再生手段によって現在再生されている再生位置を示す再生位置表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様と、前記特徴表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様との内の少なくとも一の態様が実現されるように、前記表示手段を制御する。
本発明の情報表示装置に係る実施形態によれば、再生手段によって、例えばCD、DVD、USB(Universal Serial Bus)メモリ、ハードディスク等の記録媒体に記録されたオーディオ情報が再生される。一方、再生されるオーディオ情報の特徴(即ち、例えば音量レベル、周波数、テンポ、ビート密度等、オーディオ情報に含まれる音楽の音楽的な特徴)が例えば解析手段によって解析される。解析手段は、例えばプロセッサ、メモリ等を含んで構成され、再生手段によって現在再生されている再生位置を含む所定時間分のオーディオ情報の特徴を解析して、解析された特徴を例えばメモリ等に記録する。ここで、所定時間は、例えば、回転数が毎分33回転に設定されているアナログレコードの一回転分の時間(即ち、60/33秒)としてもよいし、或いは、再生されるべきオーディオ情報に含まれる音楽の一曲分の再生時間としてもよいし、或いは、解析手段が有するメモリが記憶可能な記憶容量に応じた時間としてもよい。
再生手段により再生されるオーディオ情報の特徴は、再生手段によるオーディオ情報の再生時に、表示手段の表示面に表示される。表示手段は、例えば液晶ディスプレイ、蛍光ディスプレイ、有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを含んでおり、表示制御手段によって制御される。
本実施形態では特に、表示制御手段は、再生手段により再生されるオーディオ情報の特徴の時間的変化を示す特徴表示が、表示手段の表示面における円周に沿って表示されるように、表示手段を制御する。例えば、表示制御手段は、オーディオ情報の特徴を示す特徴表示としてのオーディオ情報の再生出力波形が、表示面における円周を時間軸として表示されるように、表示手段を制御する。
よって、当該情報表示装置がDJ機器として用いられる場合、当該情報表示装置が典型的に備える例えばジョグダイヤル等の円盤状の回転操作子を操作するユーザが、例えば、現在再生されている再生位置の前後における、オーディオ情報の特徴を容易に視認することが可能となる。
本発明の情報表示装置に係る実施形態の一の態様では、前記表示制御手段は、前記特徴表示が波形として表示されるように、前記表示手段を制御する。
この態様によれば、特徴表示は、例えばオーディオ情報の音量レベルの時間的変化を示す波形など、オーディオ情報の特徴の時間的変化を示す波形として円周に沿って表示される。よって、ユーザは、オーディオ情報の特徴を直感的に認識することができる。
本発明の情報表示装置に係る実施形態の他の態様では、回転操作可能な円盤状の操作子と、前記オーディオ情報の再生状態が前記操作子の回転状態に応じて変化するように、前記再生手段を制御する再生制御手段とを更に備え、前記表示面は、前記操作子の中央に配置される。
この態様によれば、再生制御手段によって、ユーザが円盤状の操作子を回転させる例えば回転方向、回転速度などの回転状態に応じて、例えば再生方向、再生速度等の再生状態が変化するように、再生手段が制御される。
この態様では特に、表示手段の表示面は、円盤状の操作子の中央に配置される、典型的には、表示面における特徴表示が沿う円周の中心と円盤状の操作子の中心とが一致するように配置される。よって、ユーザは、操作子を操作しながら、表示面に表示される特徴表示を容易に視認することができる。言い換えれば、ユーザは、操作の対象となる操作子の中央に表示されるオーディオ情報の特徴表示を見ながら、操作子を操作することが可能となる。
本発明の情報表示装置に係る実施形態の他の態様では、前記表示制御手段は、前記特徴表示がアナログレコードに基づいて定められた所定時間分だけ前記円周に対応して表示されるように、前記表示手段を制御する。
この態様によれば、表示面には、アナログレコードに基づいて定められた所定時間、例えば、回転数が毎分33回転に設定されているアナログレコードの一回転分の時間(即ち、60/33秒)分だけのオーディオ情報の特徴表示が円周に対応して表示される。つまり、表示面には、例えば、アナログレコードの一回転分に相当するオーディオ情報の特徴表示が円をなすように表示されている。よって、ユーザは、アナログレコードがアナログプレーヤーで再生されている場合と同様の感覚で、オーディオ情報の特徴を直感的に認識することができる。
本発明の情報表示装置に係る実施形態の他の態様では、前記表示制御手段は、前記特徴表示が前記再生手段によって再生されるべきオーディオ情報の全体分だけ前記円周に対応して表示されるように、前記表示手段を制御する。
この態様によれば、表示面には、再生されるべきオーディオ情報の全体、例えば、オーディオ情報に含まれる音楽一曲分の時間分だけのオーディオ情報の特徴表示が円周に対応して表示される。つまり、表示面には、例えば、再生されるべき(或いは再生中の)音楽一曲分に相当するオーディオ情報の特徴表示が円をなすように表示されている。よって、ユーザは、再生されるべきオーディオ情報の全体の特徴を直感的に認識することができる。
本発明の情報表示装置に係る実施形態の他の態様では、前記表示制御手段は、前記再生手段によって現在再生されている再生位置を示す再生位置表示が、前記円周に沿って表示されるように、前記表示手段を制御する。
この態様によれば、ユーザは、現在再生されている再生位置を直感的に認識することができる。よって、オーディオ情報の特徴を、再生位置を基準として容易に認識することが可能となる。
上述した、再生位置が円周上に表示されるように、表示制御手段が表示手段を制御する態様では、前記表示制御手段は、前記再生位置表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示されるように、前記表示手段を制御する。
この態様によれば、再生位置表示は、円周に沿って、アナログレコードに基づいて定められた所定速度、例えば、アナログレコードの回転速度(毎分33回転)と同じ速度で移動して表示される。ユーザは、アナログレコードがアナログプレーヤーで再生されている場合と同様の感覚で、再生位置を直感的に認識することができる。
本発明の情報表示装置に係る実施形態の他の態様では、前記表示制御手段は、前記特徴表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示されるように、前記表示手段を制御する。
この態様によれば、特徴表示は、円周に沿って、アナログレコードに基づいて定められた所定速度、例えば、アナログレコードの回転速度(毎分33回転)と同じ速度で移動して表示される。よって、ユーザは、例えば、円周上に固定して表示された再生位置表示に対してアナログレコードの回転速度で移動する特徴表示を見ることによって、アナログレコードがアナログプレーヤーで再生されている場合と同様の感覚で、再生位置を直感的に認識することができる。
(コンピュータプログラムの実施形態)
本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態は、上述した本発明の情報表示装置に係る実施形態(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、該コンピュータを前記表示制御手段として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態によれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の情報表示装置に係る実施形態を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明の情報表示装置に係る実施形態における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムに係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
(制御方法の実施形態)
本発明の制御方法に係る実施形態は、上述した本発明の情報表示装置に係る実施形態(但し、その各種態様を含む)を制御する制御方法であって、オーディオ情報の特徴の時間的変化を示す特徴表示が、前記表示面における円周に沿って表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御工程を備え、前記表示制御工程は、
前記特徴表示が波形として表示される態様と、前記特徴表示がアナログレコードに基づいて定められた所定時間分、前記円周に対応して表示される態様と、前記特徴表示が前記再生手段によって再生されるべきオーディオ情報の全体分、前記円周に対応して表示される態様と、前記再生手段によって現在再生されている再生位置を示す再生位置表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様と、前記特徴表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様との内の少なくとも一の態様が実現されるように、前記表示手段を制御する。
尚、上述した本発明の情報表示装置に係る実施形態における各種態様に対応して、本発明の制御方法に係る実施形態も各種態様を採ることが可能である。
本発明の実施形態の作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以上説明したように、本発明の情報表示装置に係る実施形態は、表示手段と、表示制御手段とを備えるので、ユーザがオーディオ情報の特徴を容易に視認することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚、以下の実施例は、再生速度制御、テンポ制御及び巻き戻し再生等に代表される各種再生機能を有するCDプレーヤないしはDVDプレーヤ等の光ディスク再生装置に対して、本発明の情報表示装置を適用した場合の実施例である。また、以下に説明する本実施例に係る光ディスク再生装置は、クラブやディスコ等の舞踏場において、音楽データないしは映像データに対して様々な特殊効果(イフェクト)を付加しつつ連続的に再生する際に用いられるDJ機器として用いられる。尚、本実施例における「DJ」とは、単に音楽のみならず、映像等をも含めた広い意味でのコンテンツデータを、特殊な技法を用いて再生することを示す趣旨である。
図1に示すように、光ディスク再生装置1は、光ピックアップ(PU:Pick Up)10と、RF(Radio Frequency)アンプ11と、スピンドルモータ12と、サーボ機構13と、ピックアップサーボ回路14と、コンテンツデータデコード部15と、復号化部16と、コントロールデータデコード部17と、スピンドルサーボ回路18と、外部出力端子19と、システムコントローラ20と、メモリ21と、ジョグ(JOG)表示部31と、ジョグ(JOG)表示制御部32と、解析部33と、操作部40と、表示部50とを備えている。
光ピックアップ10は、光ディスク100からコンテンツデータ及びコントロールデータを読み取るためのもので、半導体レーザ装置、各種レンズ、アクチュエータ等から構成される。より詳細には、光ピックアップ10は、光ディスク100に対してレーザ光LBを、所定のパワーで照射する。また、光ディスク100からのレーザ光LBの反射光を受光するためのPD(Photo Detector)センサを備えており、受光された反射光を読取信号としてRFアンプ11へ出力する。
光ピックアップ10は、サーボ機構13の制御により駆動される図示しないアクチュエータ、スライダ等により、トラッキングエラー信号に応じて光ディスク100の半径方向等に移動できるように構成されている。加えて、サーボ機構13の制御により、フォーカスエラー信号に応じてレーザ光LBの焦点を変化させ、フォーカス制御可能に構成されている。
RFアンプ11は、光ピックアップ10から出力される読取信号に基づいてRF信号を生成し、生成されたRF信号を、コンテンツデータデコード部15及びコントロールデータデコード部17の各々へ出力する。また、RFアンプ11は、光ピックアップ10から出力される読取信号に基づいて、光ピックアップ10が光ディスク100へレーザ光LBを照射する際のフォーカスを制御するためのフォーカスエラー信号及び光ピックアップ10が光ディスク100へレーザ光LBを照射する際のトラッキングを制御するためのトラッキングエラー信号等の誤差信号を生成する。生成された誤差信号は、ピックアップサーボ回路14へ出力される。
スピンドルモータ12は、スピンドルサーボ回路18によりスピンドルサーボを受けつつ所定速度で光ディスク100を回転させるように構成されている。
サーボ機構13は、ピックアップサーボ回路14から出力されるトラッキングサーボ制御信号に基づいて、光ピックアップ10を光ディスク100の径方向に移動させる。また、ピックアップサーボ回路14から出力されるフォーカスサーボ制御信号に基づいて、光ピックアップ10に含まれる対物レンズを、レーザ光LBの光軸に沿って移動させる。
ピックアップサーボ回路14は、RFアンプ11より出力される誤差信号に基づいて、サーボ機構13を制御するためのフォーカスサーボ制御信号やトラッキングサーボ制御信号を生成する。生成されたフォーカスサーボ制御信号やトラッキングサーボ制御信号は、サーボ機構13へ出力される。言い換えれば、フォーカスエラーやトラッキングエラーの発生を抑制すべく、RFアンプ11より出力される誤差信号に基づいて、サーボ機構13をフィードバック制御する。
コンテンツデータデコード部15は、RFアンプ11より出力されるRF信号をデコードすることで、映像ストリームや音声ストリームを含むストリーム信号を生成する。生成されたストリーム信号は、解析部33及び復号化部16へ出力される。
解析部33は、例えばプロセッサを含んで構成されており、ストリーム信号に含まれる音声ストリームの特徴(即ち、例えば音量レベル、周波数、テンポ等、音声ストリームに含まれる音声の特徴)を解析して、解析結果をメモリ21に一時的に記録する。
復号化部16は、ストリーム信号を復号化し、再生信号を生成する。生成された再生信号は、外部出力端子19を介して、例えばディスプレイやスピーカ等の外部出力機器へ出力され、指定された再生速度にて、光ディスク100に記録されているコンテンツデータに応じた映像や音声として再生される。
尚、復号化部16より出力される再生信号に対して所定の変調処理を施した後に、変調処理が施された再生信号を外部出力機器へ出力するように構成してもよい。より具体的には、例えば再生信号に対して鋸波による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対して矩形波による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対してドップラー効果を生じさせる変調を施してもよいし、例えば再生信号に対してジェット機音を模した特殊な波形による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対して拳銃の発射音を模した特殊な波形による変調を施してもよいし、或いはユーザ等が予め設定しておいた様々な特殊な波形による変調を施してもよい。これらの変調は、操作部40における図示しない操作キーをユーザが操作することで行われることが好ましい。
コントロールデータデコード部17は、RFアンプ11より出力されるRF信号をデコードすることで、コンテンツデータの再生を制御するためのコントロールデータを生成する。コントロールデータは、例えば光ディスク100のリードインエリアに記録されているTOC(Table Of Contents)データ等や、ストリーム信号に含まれて記録される同期データや、コンテンツデータが再生される際の時間経過情報が含まれるサブコードデータ等が一具体例として挙げられる。生成されたコントロールデータは、システムコントローラ20へ出力され、コンテンツデータの再生を制御するために用いられる。
スピンドルサーボ回路18は、システムコントローラ20から指示されたスピンドルモータ12の回転速度に対する同期データの誤差を検出し、その誤差の発生を抑制すべくスピンドルモータ12の回転をフィードバック制御する。
尚、上述した構成要素のうち、光ピックアップ10と、RFアンプ11と、コンテンツデータデコード部15と、復号化部16等との組合せが、本発明に係る「再生手段」の一例を構成している。
システムコントローラ20は、マイクロプロセッサ(MPU)を備え、予め設定されているシステムプログラム(ないしは、ファームウェア等)を実行することにより、光ディスク再生装置1全体の動作を集中制御する。
メモリ21は、上述した解析部33による解析結果の他、光ディスク再生装置1の動作に必要な各種データ等を一時的に格納するRAM領域や、或いはシステムコントローラ20の動作を規定するシステムプログラム等を格納するROM領域等を備えている。
また、システムコントローラ20には、操作部40と、表示部50とが接続されている。操作部40に設けられている各種操作キーからの指示データは、システムコントローラ20に出力され、システムコントローラ20は、指示データに応じてコンテンツデータの再生を制御する。また、システムコントローラ20は、表示部50における表示動作を制御する。
操作部40は、ジョグダイヤル41と、パルスカウンタ42と、テンポスライダ43と、A/D(Analog to Digital)コンバータ44と、表示部50とを備えている。
ジョグダイヤル41は、本発明に係る「操作子」の一例であり、両方向に回転自在な円盤形状の操作キーである。例えばディクジョッキー等であるユーザ等がジョグダイヤル41を回転操作することで、コンテンツデータの例えば再生位置、再生方向、再生速度等の再生状態を変更することができる。より具体的には、ユーザ等がジョグダイヤル41の回転方向と回転速度を適宜に変化させて操作すると、その回転方向に応じてフォワード再生とリバース再生を設定することができ、更に、その回転速度に応じて、スピーカやヘッドフォンで再生される楽曲等の音調等を変化させることができるようになっている。
尚、上記のフォワード再生とは、LP等のアナログレコードを順方向に回転させて楽曲等を再生させた場合と同様に、光ディスク100のコンテンツデータを、記録されている順に再生することをいう。したがって、ジョグダイヤル41が時計回り方向に回転操作されるのに応じて、楽曲等を通常の音として再生するようになっている。また、本実施例では、ジョグダイヤル41が停止されているときにも、フォワード再生が行われるようになっている。
一方、上記のリバース再生とは、アナログレコードを逆方向に回転させて音楽等を再生させた場合と同様に、光ディスク100のコンテンツデータを、記録されている順とは逆の順番で再生することをいう。つまり、アナログレコードでは音楽等が連続記録(アナログ記録)されているため、アナログレコードを逆方向に回転させると、楽曲等を逆の方向から再生することになって、本来の音楽等とは違った擬音が再生されることになるが、ジョグダイヤル41が反時計回り方向に回転操作されると、光ディスク100にデジタル記録されている個々のコンテンツデータを逆の順番で再生することにより、あたかもアナログレコードを逆方向に回転させて再生させた場合と同様の擬音を生じさせるようになっている。
このようにアナログレコードをリバース再生するのと同様の機能を備えたことで、例えばユーザ等がジョグダイヤル41を時計回り方向と反時計回り方向へ敏速に往復回転を繰り返すスクラッチ操作を行うと、所謂スクラッチ音と呼ばれる擬音(「キュキュ」、「ガシャガシャ」等の擬音)を生じさせることができる。そして、所謂ディスクジョッキーと呼ばれる演奏者が、上記のスクラッチ音等を生じさせるべくジョグダイヤル41を操作すると、CDやDVDを用いてラップ音楽等を生成するための編集を行うことが可能となっている。
パルスカウンタ42は、ジョグダイヤル41の回転操作に伴って発生するパルスのパルス幅(ないしは、パルス数等)をカウントすることで、ジョグダイヤル41の回転速度(ないしは、角速度)を検出する。加えて、ジョグダイヤル41の回転操作に伴って発生するパルスに基づいて、ジョグダイヤル41の回転方向を検出する。検出されたジョグダイヤル41の回転方向及び回転速度は、システムコントローラ20に出力される。これにより、システムコントローラ20は、ユーザ等が操作したジョグダイヤル41の操作量を認識し、その操作量に応じたイフェクト処理等を行わせる。尚、パルスカウンタ42及びシステムコントローラ20の組み合わせが本発明に係る「再生制御手段」の一例を構成する。
テンポスライダ43は、例えば上下方向にスライド可能なスライダボタンを備えている。ユーザ等がスライダボタンを上下方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を適宜変更することができる。例えば、スライダボタンを上方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を相対的に遅くしたり、或いはスライダボタンを下方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を相対的に速くしたりすることができる。スライダボタンの移動量は、移動量に応じたアナログ値として検出され、A/Dコンバータ44に出力される。
A/Dコンバータ44は、アナログ値として検出されるテンポスライダ43が備えるスライダボタンの移動量をデジタル値に変換した後、システムコントローラ20に出力する。これにより、システムコントローラ20は、スライダボタンの移動量に応じて、コンテンツデータの再生速度を相対的に早くないしは相対的に遅くすることができる。
表示部50は、コンテンツデータの再生に伴う各種情報を表示する。表示部50は、例えば液晶ディスプレイ、蛍光管或いは有機ELディスプレイ等の表示パネルを備えており、システムコントローラ20の制御を受けて各種情報を表示する。
更に、ジョグダイヤル41には、ジョグ表示部31が設けられている。ジョグ表示部31は、本発明に係る「表示手段」の一例であり、例えば液晶ディスプレイ、蛍光管或いは有機ELディスプレイ等の表示パネルを備えている。ジョグ表示部31は、システムコントローラ20に接続された、本発明に係る「表示制御手段」の一例としてのジョグ表示制御部32によって表示動作が制御される。ジョグ表示制御部32は、メモリ21に記録された、解析部33によって解析結果(即ち、音声ストリームの特徴)が、ジョグ表示部31の表示面に表示されるように、ジョグ表示部31を制御する。尚、ジョグ表示部31における表示については、後に詳細に説明する。
図2に示すように、操作部40の外観には、ジョグダイヤル41と、ジョグ表示部31と、操作ボタン402と、テンポスライダ43と、表示部50とが備えられている。
操作ボタン402は、ユーザにより押下可能なボタンであって、操作ボタン402をユーザが押下することで、光ディスク再生装置1の動作を変更可能に構成されている。具体的には、ユーザは、操作ボタン402を押下することで、コンテンツデータの再生や早送りや巻き戻しや一時停止や所定のキューポイントからの再生開始等を指示することができる。
表示部50は、操作部40の表面におけるジョグダイヤル41の上方側に配置されている。表示部50には、楽曲を含むコンテンツデータの再生に応じた各種情報が表示されている。例えば、表示部50の上段には、現在再生しているコンテンツデータのトラック番号や、現在再生しているコンテンツデータの経過時間(即ち、現在の再生時間)や、現在光ディスク再生装置1にローディングされている光ディスク100に記録されているコンテンツデータの総トラック数等が表示される。図2に示す表示の例では、現在トラック番号3番のコンテンツデータが再生されており、再生開始から1分15秒が経過し、更には光ディスク再生装置1にローディングされている光ディスク100に記録されているコンテンツデータの総トラック数は“16”であることを認識できる。
また、表示部50の下段には、再生時間軸に沿ったコンテンツデータのビート密度等が波形表示(即ち、ウェーブ表示)されている。或いは、現在再生されているコンテンツデータの周波数帯域毎の信号強度等が波形表示されていてもよい。
もちろん、図2に示した表示部50における表示内容は一具体例であって、その他の各種情報等が表示されてもよいことは言うまでもない。
ジョグ表示部31は、ジョグダイヤル41の中央に配置されている。ジョグ表示部31には、後に詳細に説明するように、回転数が毎分33回転に設定されているアナログレコードの一回転分の時間(即ち、60/33秒)分の音声ストリームの再生信号(即ち、オーディオ出力信号)が円周上に波形表示されている。
次に、本実施例に係る光ディスク再生装置のジョグ表示部における表示について、図1及び図2に加えて図3及び図4を参照して説明する。ここに図3は、ジョグ表示部における表示を概念的に示す概念図であり、図4は、コンテンツデータの通常の再生時における互いに異なる時刻でのジョグ表示部における表示を概念的に示す概念図である。
図1において、光ディスク再生装置1の動作時には、上述した光ピックアップ10、RFアンプ11、コンテンツデータデコード部15、復号化部16等の再生手段によって、光ディスク100のコンテンツデータが再生される。一方、解析部33の動作により、音声ストリームの特徴(例えば、音声ストリームに含まれる音の音量レベル、周波数、テンポ、ビート密度等)が解析される。解析結果は、メモリ21に一時的に記録される。解析部33によって解析された特徴は、コンテンツデータの再生時に、ジョグ表示部31の表示面に表示される。ジョグ表示部31の表示動作は、ジョグ表示制御部32によって制御され、ジョグ表示部31には、以下に説明するような表示がなされる。
図3に示すように、本実施例では特に、ジョグ表示部31には、解析部33によって解析された音声ストリームの特徴の時間的変化を示す解析波形520と現在再生されている再生位置を示す再生位置表示530とが円周510に沿って表示される。尚、図3は、再生される音声ストリームに、約120BPM(Beats Per Minutes)のテンポで「ドン、ドン、ドン、ドン、・・・」のように、「ドン」の音を繰り返す楽曲が含まれる場合の表示例である。
より具体的には、解析波形520は、音声ストリームの再生信号(即ち、オーディオ出力信号)の波形として表示され、円周510を再生時間軸として表示される。尚、解析波形520は、オーディオ出力信号のうち特定の周波数帯域の信号成分の波形として表示されてもよい。また、解析波形520に加えて或いは代えて、音声ストリームに含まれる楽曲の拍の部分のみや、音声ストリームに含まれる音声のなんらかの特徴が抽出されて表示されてもよい。
円周510は、回転数が毎分33回転に設定されているアナログレコードの一回転分の時間(即ち、60/33秒)に対応しており、解析波形520は、円周510上の始点P1から終点P2までに対応する時間分だけ表示される。解析波形520は、円周510上における始点P1と終点P2との間に現在再生されている再生位置が位置するように表示されており、その再生位置を示す再生位置表示530が、円周510と互いに中心が一致する円周511上に表示される。尚、再生位置表示530は、円周510上(つまり、解析波形520と同じ円周上)に表示されるようにしてもよい。
例えば、再生位置表示530は、通常の再生時には、アナログレコードの回転速度(毎分33回転)と同じ速度で時計回りに円周511上を移動するように表示される。この際、始点P1及び終点P2が、同じ速度で時計回りに円周510上を移動するように、解析波形520は、始点P1側で削除されると共に終点P2側で追加されるように表示される。尚、本実施例では、始点P1及び終点P2は、再生位置表示530と角度位置が約180度だけ異なるように表示される。
尚、本実施例では、再生位置表示530が、アナログレコードの回転速度と同じ速度で時計回りに円周511上を移動するように表示されるように構成したが、再生位置表示530が移動せずに(即ち、固定されて)、解析波形520がアナログレコードの回転速度と同じ速度で時計回りに円周510上を移動するように表示さてもよい。つまり、始点P1及び終点P2の位置は固定され、アナログレコードの回転速度と同じ速度で時計回りに円周510上を移動するように、解析波形520は、始点P1側で発生されると共に終点P2側で消滅されるように表示されてもよい。この場合には、例えば、ユーザは、固定された再生位置表示530とアナログレコードの回転速度と同じ速度で移動する解析波形520とを見ることができ、アナログレコードがアナログプレーヤーで再生されている場合と同様の感覚で、再生位置を直感的に認識することができる。
図4では、コンテンツデータの通常の再生時におけるジョグ表示部における表示の時間的変化の一例を示している。
図4(a)に示すように、再生時刻tにおいて、解析波形520として波形部分520a、520b、520c、520d及び520eがこの順に始点P1側から終点P2側へ円周510に沿って時計回りに表示され、再生位置表示530が円周511上における角度位置θ1に表示されている場合、図4(b)に示すように、再生時間Δtが経過すると、再生位置表示530は、再生時間Δtに応じた角度だけ移動して角度位置θ2に表示される。この際、解析波形520は、始点P1側では再生時間Δtに対応する分だけが削除され(即ち、波形部分520aが削除され)、終点P2側では再生時間Δtに対応する分だけ追加される(即ち、波形部分520eの再生時間軸における後方部分が追加される)。つまり、始点P1及び終点P2が再生位置表示530に対応して移動するように、解析波形520が追加及び削除される。言い換えれば、解析波形520自体は、円周510上を移動することなく、始点P1及び終点P2が移動することで、再生位置を始点P1及び終点P2間に位置するようにしつつ、アナログレコードの一回転分の時間に対応して表示されるようになっている。
よって、ユーザは、現在再生されている再生位置の前後における、オーディオ出力信号の特徴(即ち、音声ストリームの特徴)を容易に視認することが可能となる。従って、ユーザは、例えばキューポイントを設定したい位置や、スクラッチ操作をしたい位置などを容易に見つけ出すことができ、例えばキューポイントの設定やスクラッチ操作などの操作を迅速に行うことが可能になる。
更に、本実施例では特に、音声ストリームの特徴は、解析波形520として表示、即ち波形表示されるので、ユーザは音声ストリームの特徴を直感的に認識することができる。
加えて、本実施例では特に、ジョグ表示部31は、ジョグダイヤル41に設けられているため、ユーザは、ジョグダイヤル41を操作しながら、ジョグ表示部31の表示面に表示される解析波形520及び再生位置表示530を容易に視認することができる。言い換えれば、ユーザは、操作の対象となるジョグダイヤル41の中央に表示されるオーディオ出力信号の特徴を見ながら、ジョグダイヤル41を操作することが可能となる。
また、本実施例では特に、解析波形520が表示される円周510は、アナログレコードの一回転分の時間(即ち、60/33秒)に対応しているので、ユーザは、アナログレコードがアナログプレーヤーで再生されている場合と同様の感覚で、オーディオ出力信号の特徴を直感的に認識することができる。
更に、本実施例では、例えば、ジョグダイヤル41が時計回りに回転操作されて再生位置が変更されると、ジョグ表示部31の再生位置表示530も時計回りに円周511上を移動する。ここで、円周511は、円周510と同様に、アナログレコードの一回転分の時間(即ち、60/33秒)に対応しているので、ジョグダイヤル41の回転角度と再生位置表示530の角度位置の変化量とを互いに殆ど或いは完全に一致させることができる。よって、アナログプレーヤーにおけるターンテーブルを操作する場合と同様の感覚で、ジョグダイヤル41を操作することができる。ここで特に、再生位置の前後のオーディオ出力信号の特徴が円周510上に表示されているので、ユーザは、オーディオ出力信号の特徴に応じて、ジョグダイヤル41を操作することができる。
以上説明したように、本実施例に係る情報再生装置1によれば、ジョグ表示部31には、解析波形520と再生位置表示530とが円周510に沿って表示されるので、ユーザは、現在再生されている再生位置の前後における、オーディオ出力信号の特徴を容易に視認することが可能となる。従って、ユーザは、例えばキューポイントの設定やスクラッチ操作など、ジョグダイヤル41の操作を迅速に行うことが可能になる。
<変形例>
次に、本実施例の変形例について、図5を参照して説明する。ここに図5は、変形例における図3と同趣旨の概念図である。尚、図5において、図3に示した第1実施例に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
図5に変形例として示すように、ジョグ表示部31には、再生されるべき音声ストリームに含まれる楽曲一曲分の解析波形524が円周540に対応して表示されるようにしてもよい。解析波形524は、解析波形520と同様に、オーディオ出力信号の波形として表示されている。尚、解析波形524は、オーディオ出力信号のうち特定の周波数帯域の信号成分の波形として表示してもよいし、或いは、音声ストリームに含まれる楽曲の拍の部分のみを抽出して表示してもよいし、或いは、ビート密度として表示してもよい。
即ち、再生されるべき(或いは再生中の)楽曲一曲分に相当する音声ストリームの特徴が円周540上の始点P3から終点P4まで時計回りに表示されている。よって、ユーザは、再生されるべき音声ストリームの全体の特徴を容易に認識することができる。
尚、円周540上には、再生されるべき楽曲一曲分の時間における現在の再生位置を示す再生位置表示534が表示される。また、円周510上には、上述した解析波形520が表示されると共に現在の再生位置を表示する再生位置表示531が表示される。再生位置表示531は、上述した再生位置表示530と同様に機能する。
尚、本変形例では、再生されるべき音声ストリームに含まれる楽曲一曲分の解析波形524と、アナログレコードの一回転分の解析波形520とが同時にジョグ表示部31に表示されるようにしたが、ユーザからの指示によって、これらのうちいずれかのみが表示されるようにしてもよい。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う情報表示装置、コンピュータプログラム及び制御方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
第1実施例に係る光ディスク再生装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。 第1実施例に係る光ディスク再生装置の特に操作部の外観を概念的に示す平面図である。 第1実施例に係るジョグ表示部における表示を概念的に示す概念図である。 コンテンツデータの通常の再生時における互いに異なる時刻でのジョグ表示部における表示を概念的に示す概念図である。 変形例における図3と同趣旨の概念図である。
符号の説明
10 光ピックアップ
11 RFアンプ
15 コンテンツデータデコード部
16 復号化部
17 コントロールデータデコード部
20 システムコントローラ
21 メモリ
31 ジョグ表示部
32 ジョグ表示制御部
33 解析部
40 操作部
41 ジョグダイヤル
510、540 円周
520、524 解析波形
531、534 再生位置表示

Claims (5)

  1. 表示面を有する表示手段と、
    再生手段により再生されるオーディオ情報の特徴の時間的変化を示す特徴表示が、前記表示面における円周に沿って表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御手段と
    を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記特徴表示が波形として表示される態様と、
    前記特徴表示がアナログレコードに基づいて定められた所定時間分、前記円周に対応して表示される態様と、
    前記特徴表示が前記再生手段によって再生されるべきオーディオ情報の全体分、前記円周に対応して表示される態様と、
    前記再生手段によって現在再生されている再生位置を示す再生位置表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様と、
    前記特徴表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様と
    の内の少なくとも一の態様が実現されるように、
    前記表示手段を制御することを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記再生手段によって現在再生されている再生位置を示す再生位置表示が、前記円周に沿って表示されるように、前記表示手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 回転操作可能な円盤状の操作子と、
    前記オーディオ情報の再生状態が前記操作子の回転状態に応じて変化するように、前記再生手段を制御する再生制御手段と
    を更に備え、
    前記表示面は、前記操作子の中央に配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示装置に備えられたコンピュータを制御するコンピュータプログラムであって、該コンピュータを前記表示制御手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報表示装置を制御する制御方法であって、オーディオ情報の特徴の時間的変化を示す特徴表示が、前記表示面における円周に沿って表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御工程を備え、
    前記表示制御工程は、
    前記特徴表示が波形として表示される態様と、
    前記特徴表示がアナログレコードに基づいて定められた所定時間分、前記円周に対応して表示される態様と、
    前記特徴表示が前記再生手段によって再生されるべきオーディオ情報の全体分、前記円周に対応して表示される態様と、
    前記再生手段によって現在再生されている再生位置を示す再生位置表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様と、
    前記特徴表示が前記円周に沿ってアナログレコードに基づいて定められた所定速度で移動して表示される態様と
    の内の少なくとも一の態様が実現されるように、
    前記表示手段を制御する制御方法。
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