JP4733737B2 - 情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、DJ機器等の情報再生装置及び方法、並びにコンピュータをこのような情報再生装置として機能させるコンピュータプログラムに関する。
近年、CDやDVD等の、デジタル信号によるデータの記録及び再生が可能な記録媒体が普及している。それに伴って、デジタル信号に起因した特有の再生処理を行う情報再生装置も開発が進められている。例えば、CDやDVDには、複数の楽曲(即ち、コンテンツデータ)が、相互に関連付けられて記録されている。より具体的には、例えば、所定の再生時間を有する各楽曲が、トラック番号により区別された複数のデータ群として記録されている。このため、情報再生装置は、各楽曲の先頭アドレスをサーチして再生する頭出し再生や、各楽曲の再生順序を任意に変えるランダム再生等を行うことができる。
更には、二つ以上の情報再生装置を用いて、夫々の情報再生装置において再生される楽曲のビート(言い換えれば、拍)の位置や間隔や強弱等を一致させながら連続再生することにより、二つ以上の楽曲をまるでつながっている一つの楽曲として再生したり、あるいは二つ以上の楽曲を重ね合わせて再生することもできる。つまりは、複数の楽曲を連続して或いは同時に、視聴者に違和感を感じさせることなく再生することができる。係る操作は、一般的にはミキシング操作と呼ばれている。
このようなランダム再生やミキシング再生等は、例えばユーザがジョグダイヤルを回転操作することで実行される。そして、ジョグダイヤルを備えている情報再生装置は、DJ(Disc Jockey)機器等がその代表的な例としてあげられる。
他方で、サーチ動作の間でも再生を途切れさせることなく、繰り返し再生を行うことができる光ディスク再生装置が開示されている(特許文献1参照)。この光ディスク再生装置は、第1メモリと第2メモリとを備えており、第2メモリに記憶されたコンテンツの再生が終了した後に、第1メモリに記憶されたコンテンツの再生を開始することで、繰り返し再生の動作の間(つまり、ピックアップが、コンテンツのエンドアドレスからコンテンツのスタートアドレスまで移動している間の再生音の途切れをなくすことができる。
特開平7−65506号公報
しかしながら、上述の光ディスク再生装置では、スタートアドレスからエンドアドレスに向かってコンテンツが再生され続けるため、エンドアドレスまで再生を終了した後には、再度スタートアドレスからコンテンツが再生される。このため、特に映像コンテンツの連続性(つまり、シームレスな再生)を確保することが困難であるという技術的な問題点を有している。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、例えばシームレスな繰り返し再生を行うことを可能とならしめる操作装置及び再生装置を提供することを課題とする。
(情報再生装置)
上述の課題を解決するために、本発明の情報再生装置は、映像データ及び音声データを含むコンテンツデータを再生する再生手段と、前記コンテンツデータの少なくとも一部であるコンテンツデータ部分の再生開始時刻及び再生終了時刻を指定する指定手段と、前記指定手段により前記再生開始時刻及び前記再生終了時刻が指定された後、前記コンテンツデータ部分をループ再生するように前記再生手段を制御する第1制御手段と、前記コンテンツデータ部分のループ再生の端部において、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記映像データの時間軸に沿った再生方向を反転させるように前記再生手段を制御する第2制御手段と、前記コンテンツデータ部分のループ再生の終端において、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記音声データを前記再生開始時刻から再生するように前記再生手段を制御する第3制御手段とを備える。
本発明の情報再生装置によれば、再生手段の動作により、例えば映像や音声等を含むコンテンツデータを再生することができる。
本発明では特に、指定手段の動作により、コンテンツデータの少なくとも一部であるコンテンツデータ部分の再生開始時刻及び再生終了時刻が指定される。言い換えれば、後述のループ再生を行わせるためのコンテンツデータ部分の再生開始時刻(つまり、再生開始位置)及び再生終了時刻(つまり、再生終了位置)が指定される。
その後、例えばユーザからループ再生を行う旨の指示があった場合等には、第1制御手段の動作により、指定された再生開始時刻及び再生終了時刻により特定されるコンテンツデータ部分のループ再生(言い換えれば、繰り返し再生)が行われる。
このとき、第2制御手段の動作により、コンテンツデータ部分のループ再生の端部(言い換えれば、始端及び終端)において、コンテンツデータ部分のうちの映像データの再生方向が反転される。
より具体的には、第2制御手段の動作により、コンテンツデータ部分のうちの映像データのフォワード再生(つまり、コンテンツデータの再生時間軸に沿った順方向に向かった再生)が行われている場合には、再生開始時刻や再生終了時刻によって特定されるループ再生の端部において、コンテンツデータ部分のうちの映像データのリバース再生(即ち、コンテンツデータの再生時間軸に逆行する逆方向に向かった再生)が行われる。他方、コンテンツデータ部分のうちの映像データのリバース再生が行われている場合には、再生開始時刻や再生終了時刻によって特定されるループ再生の端部において、コンテンツデータ部分のうちの映像データのフォワード再生が行われる。このため、例えば、コンテンツデータ部分のうちの映像データが、画面の左端から右端に向かって、人が前を向いて歩いている映像を示している場合には、第1制御手段及び第2制御手段の動作により、画面の左端から右端に向かって、人が前向きで歩いている映像が再生された後、画面の右端から左端に向かって、人が後ろ向きで歩いている映像が再生される。人が画面の左端まで到達した場合には、再度、画面の左端から右端に向かって、人が前向きで歩いている映像が再生される。そして、ループ再生が行われている限りは、この映像が繰り返し再生される。
他方で、第3制御手段の動作により、コンテンツデータ部分のループ再生の終端において、コンテンツデータ部分のうちの音声データの再生位置が、再生開始時刻に設定される。
より具体的には、第3制御手段の動作により、コンテンツデータ部分のうちの音声データのフォワード再生が行われている場合には、再生終了時刻によって特定されるループ再生の終端において、コンテンツデータ部分のうちの音声データの再生位置が再生開始時刻に設定される。その結果、一旦再生終了時刻まで再生されたコンテンツデータ部分のうちの音声データに対して、再生開始時刻から再度フォワード再生が行われる。このため、コンテンツデータ部分のうちの音声データは、リバース再生されることなく、再生時間軸に沿った順方向で再生される。そして、ループ再生が行われている限りは、この音声が繰り返し再生される。
このように、本発明の情報再生装置によれば、ループ再生の端部において、映像データの再生方向を反転させるため、特に映像のシームレスな再生を実現することができる。従って、ユーザは、映像の流れが不自然に止まることのない違和感のない映像を再生或いは視聴することができる。つまり、シームレスなループ再生を実現することができる。
その一方で、音声については再生方向を反転させることなくループ再生が行われるため、ループ再生の途中で音声が不自然に再生される(具体的には、リバース再生される)ことがなくなる。従って、ユーザは、音声の流れを不自然に逆行させないで、音声のループ再生を行うことができる。つまり、シームレスな或いは違和感のない音声を再生或いは視聴することができる。
このように、本発明の情報再生装置によれば、コンテンツデータ部分のうちの映像データと音声データとを非同期に(言い換えれば、夫々別個独立に)ループ再生することができる。このため、映像データ及び音声データの夫々を含むコンテンツデータ部分を、シームレスに或いは違和感なくループ再生することができる。
加えて、ユーザは、単に再生開始時刻及び再生終了時刻を指定すれば、後は複雑な操作を行うことなくループ再生が行われる。このため、比較的簡易な操作によってループ再生を行うことができる。
更に、リアルタイムに再生されるコンテンツデータ中の任意のコンテンツデータ部分を抽出することができるため、ユーザは所望のコンテンツデータ部分に対して任意のタイミングでループ再生を行うことができる。
更には、コンテンツデータ部分を一次素材として抽出するものとしてみれば、コンテンツデータ部分のループ再生を行いながら、該コンテンツデータ部分に対して更に別のエフェクト処理を加えることもできる。つまり、一次素材として抽出したコンテンツデータ部分を用いて、エフェクト処理を加えた二次素材として該コンテンツデータ部分を再生することができる。このため、より特殊な態様で或いは視聴者の興味を引く態様でコンテンツデータ部分(或いは、コンテンツデータ)を再生することができる。
本発明の情報再生装置の一の態様は、前記第2制御手段は、前記再生開始時刻と前記再生終了時刻と中間時刻をループ再生の端部として、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記映像データの時間軸に沿った再生方向を反転させるように前記再生手段を制御する。
この態様によれば、映像データがフォワード再生されている場合には、音声データがフォワード再生される。つまり、映像データの再生の周期と音声データの再生の周期とを一致させることができる。
本発明の情報再生装置の他の態様は、前記第2制御手段は、前記再生開始時刻から前記再生終了時刻に向かって前記映像データがフォワード再生されている場合には、前記再生終了時刻が経過した後、前記再生終了時刻から前記再生開始時刻に向かって前記映像をリバース再生するように前記再生手段を制御し、前記再生終了時刻から前記再生開始時刻に向かって前記映像データがリバース再生されている場合には、前記再生開始時刻が経過した後、前記再生開始時刻から前記再生終了時刻に向かって前記映像データをフォワード再生するように前記再生手段を制御する。
この態様によれば、端部で映像の再生方向が反転するループ再生を好適に行うことができる。
本発明の情報再生装置の他の態様は、前記コンテンツデータ部分のループ再生を停止する停止手段を更に備える。
この態様によれば、ループ再生を任意のタイミングで開始したり、或いは任意のタイミングで停止することができる。ループ再生が行われていない場合は、コンテンツデータの通常の再生が行われる。
本発明の情報再生装置の他の態様は、前記コンテンツデータ部分を格納する格納手段を更に備える。
この態様によれば、ループ再生を行う際には、メモリ等の格納手段に格納されたコンテンツデータ部分を用いることができる。これにより、例えば情報再生装置の外部の情報記録媒体等からコンテンツデータを逐一取得する必要がなくなる。このため、情報再生装置の処理負荷を相対的に低減することができる。
加えて、コンテンツデータ部分を格納手段に格納しておくことで、一次素材として抽出したコンテンツデータ部分を用いて、エフェクト処理を加えた二次素材として該コンテンツデータ部分を好適に再生することができる。
本発明の情報再生装置の他の態様は、前記コンテンツデータの再生の態様を指定するための外部入力を受け付ける入力手段を備え、前記第1制御手段の制御によるループ再生が行われつつ、前記入力手段により受け付けられる外部入力に応じた態様で前記コンテンツデータ部分を再生するように前記再生手段を制御する第4制御手段とを備える。
この態様によれば、第4制御手段の動作により、コンテンツデータ部分のループ再生を行いながら、該コンテンツデータ部分に対して、外部入力に応じた別のエフェクト処理(例えば、テンポ増減や、スクラッチ等)を好適に加えることができる。
本発明の情報再生装置の他の態様は、前記第1制御手段の制御によるループ再生が行われつつ、前記コンテンツデータ部分に対して所定のエフェクト処理を施しながら前記コンテンツデータ部分を再生するように前記再生手段を制御する第5制御手段を更に備える。
この態様によれば、第5制御手段の動作により、コンテンツデータ部分のループ再生を行いながら、該コンテンツデータ部分に対して、例えばデフォールトで設定された別のエフェクト処理(例えば、テンポ増減や、スクラッチ等)を好適に加えることができる。
(情報再生方法)
上述の課題を解決するために、本発明の情報再生方法は、映像データ及び音声データを含むコンテンツデータを再生する再生手段と、前記コンテンツデータの少なくとも一部であるコンテンツデータ部分の再生開始時刻及び再生終了時刻を指定する指定手段とを備える情報再生装置における情報再生方法であって、前記指定手段により前記再生開始時刻及び前記再生終了時刻が指定された後、前記コンテンツデータ部分をループ再生するように前記再生手段を制御する第1制御工程と、前記コンテンツデータ部分のループ再生の端部において、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記映像データの時間軸に沿った再生方向を反転させるように前記再生手段を制御する第2制御工程と、前記コンテンツデータ部分のループ再生の終端において、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記音声データを前記再生開始時刻から再生するように前記再生手段を制御する第3制御工程とを備える。
本発明の情報再生方法によれば、上述した本発明の情報再生装置が享受する利益と同様の利益を享受することができる。
尚、上述した本発明の情報再生装置における各種態様に対応して、本発明の情報再生方法も各種態様を採ることが可能である。
(コンピュータプログラム)
上述の課題を解決するために、本発明のコンピュータプログラムは、上述した本発明の情報再生装置(但し、その各種態様を含む)備えられたコンピュータを制御する再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記第1制御手段、前記第2制御手段及び前記第3制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。
本発明のコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の情報再生装置を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明の情報再生装置における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。
上記課題を解決するために、コンピュータ読取可能な媒体内のコンピュータプログラム製品は、上述した本発明の情報再生装置(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記第1制御手段、前記第2制御手段及び前記第3制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。
本発明のコンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の情報再生装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の情報再生装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
尚、上述した本発明の情報再生装置における各種態様に対応して、本発明のコンピュータプログラム製品も各種態様を採ることが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされる。
以上説明したように、本発明の情報再生装置によれば、再生手段と、指定手段と、第1制御手段と、第2制御手段とを備える。本発明の情報再生方法によれば、第1制御工程と、第2制御工程とを備える。本発明のコンピュータプログラムによれば、コンピュータを本発明の情報再生装置として機能させる。従って、シームレスな繰り返し再生を行うことができる。
本実施例に係る光ディスク再生装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。 本実施例に係る光ディスク再生装置の特に操作部の外観を概念的に示す平面図である。 本実施例に係る光ディスク再生装置がループ再生を行う際の第1動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。 ループインポイント及びループアウトポイントにて特定されるコンテンツデータ部分を概念的に示すタイミングチャートである。 第1動作例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示すタイミングチャート、及び第1動作例に係るループ再生が行われている際の映像の表示の態様を概念的に示す平面図である。 変形例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示す一のタイミングチャートである。 変形例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示す他のタイミングチャートである。 本実施例に係る光ディスク再生装置がループ再生を行う際の第2動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。 第2動作例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示すタイミングチャートである。 第2動作例に係るループ再生が行われている際の音声の波形を概念的に示す波形図である。 第2動作例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 光ディスク再生装置
10 光ピックアップ
11 RFアンプ
15 コンテンツデータデコード部
16 復号化部
20 システムコントローラ
24 バッファメモリ
40 操作部
41 ジョグダイヤル
43 テンポスライダ
411 ループインポイント指定ボタン
412 ループアウトポイント指定ボタン
413 ループ再生開始/停止ボタン
414 エフェクト付加ボタン
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。尚、以下の実施例は、再生速度制御、テンポ制御及び巻き戻し再生等に代表される各種再生機能を有するCDプレーヤないしはDVDプレーヤ等の光ディスク再生装置に対して、本発明の情報再生装置を適用した場合の実施例である。また、以下に説明する本実施例に係る光ディスク再生装置は、クラブやディスコ等の舞踏場において、音楽データないしは映像データに対して様々な特殊効果(イフェクト)を付加しつつ連続的に再生する際に用いられるDJ機器として用いられる。尚、本実施例における「DJ」とは、単に音楽のみならず、映像等をも含めた広い意味でのコンテンツデータを、特殊な技法を用いて再生することを示す趣旨である。
(1)基本構成
初めに、図1及び図2を参照しながら、本実施例に係る光ディスク再生装置の基本構成について説明を進める。ここに、図1は、本実施例に係る光ディスク再生装置の基本構成を概念的に示すブロック図であり、図2は、本実施例に係る光ディスク再生装置の特に操作部の外観を概念的に示す平面図である。
図1に示すように、光ディスク再生装置1は、光ピックアップ(PU:Pick Up)10と、RF(Radio Frequency)アンプ11と、スピンドルモータ12と、サーボ機構13と、ピックアップサーボ回路14と、コンテンツデータデコード部15と、復号化部16と、コントロールデータデコード部17と、スピンドルサーボ回路18と、外部出力端子19と、システムコントローラ20と、メモリ21と、ビデオメモリ22と、オーディオメモリ23と、バッファメモリ24と、操作部40と、表示部50とを備える。
光ピックアップ10は、光ディスク100からコンテンツデータ及びコントロールデータを読み取るためのもので、半導体レーザ装置、各種レンズ、アクチュエータ等から構成される。より詳細には、光ピックアップ10は、光ディスク100に対してレーザ光LBを、所定のパワーで照射する。また、光ディスク100からのレーザ光LBの反射光を受光するためのPD(Photo Detector)センサを備えており、受光された反射光を読取信号としてRFアンプ11へ出力する。
光ピックアップ10は、サーボ機構13の制御により駆動される図示しないアクチュエータ、スライダ等により、トラッキングエラー信号に応じて光ディスク100の半径方向等に移動できるように構成されている。加えて、サーボ機構13の制御により、フォーカスエラー信号に応じてレーザ光LBの焦点を変化させ、フォーカス制御可能に構成されている。
RFアンプ11は、光ピックアップ10から出力される読取信号に基づいてRF信号を生成し、生成されたRF信号を、コンテンツデータデコード部15及びコントロールデータデコード部17の夫々へ出力する。また、RFアンプ11は、光ピックアップ10から出力される読取信号に基づいて、光ピックアップ10が光ディスク100へレーザ光LBを照射する際のフォーカスを制御するためのフォーカスエラー信号及び光ピックアップ10が光ディスク100へレーザ光LBを照射する際のトラッキングを制御するためのトラッキングエラー信号等の誤差信号を生成する。生成された誤差信号は、ピックアップサーボ回路14へ出力される。
スピンドルモータ12は、スピンドルサーボ回路18によりスピンドルサーボを受けつつ所定速度で光ディスク100を回転させるように構成されている。
サーボ機構13は、ピックアップサーボ回路14から出力されるトラッキングサーボ制御信号に基づいて、光ピックアップ10を光ディスク100の径方向に移動させる。また、ピックアップサーボ回路14から出力されるフォーカスサーボ制御信号に基づいて、光ピックアップ10に含まれる対物レンズを、レーザ光LBの光軸に沿って移動させる。
ピックアップサーボ回路14は、RFアンプ11より出力される誤差信号に基づいて、サーボ機構13を制御するためのフォーカスサーボ制御信号やトラッキングサーボ制御信号を生成する。生成されたフォーカスサーボ制御信号やトラッキングサーボ制御信号は、サーボ機構13へ出力される。言い換えれば、フォーカスエラーやトラッキングエラーの発生を抑制すべく、RFアンプ11より出力される誤差信号に基づいて、サーボ機構13をフィードバック制御する。
コンテンツデータデコード部15は、RFアンプ11より出力されるRF信号をデコードすることで、映像ストリームや音声ストリームを含むストリーム信号を生成する。生成されたストリーム信号は、復号化部16へ出力される。
復号化部16は、本発明における「再生手段」の一具体例を構成しており、ストリーム信号を復号化し、映像信号や音声信号を含む再生信号を生成する。生成された再生信号は、映像信号がビデオメモリ22へ、音声信号がオーディオメモリ23へ出力される。
ビデオメモリ22は、復号化部16より入力される映像信号を一時的に蓄積した後、所望のタイミングで外部出力端子19を介して、例えばディスプレイ等の外部出力機器へ出力する。ディスプレイ等の外部出力機器では、映像信号に応じた映像が表示される。
オーディオメモリ23は、復号化部16より入力される音声信号を一時的に蓄積した後、所望のタイミングで外部出力端子19を介して、例えばスピーカ等の外部出力機器へ出力する。スピーカ等の外部出力機器では、音声信号に応じた音声(或いは、音楽)が出力される。
バッファメモリ24は、復号化部16においてストリーム信号が復号化されることで生成される再生信号を一時的にバッファリングする。ビデオメモリ22やオーディオメモリ23へは、復号化部16から直接的に映像信号や音声信号が出力されてもよいし、バッファメモリ24に一旦蓄積した映像信号や音声信号が復号化部16を介して出力されてもよい。
尚、復号化部16より出力される再生信号に対して所定の変調処理を施した後に、変調処理が施された再生信号を外部出力機器へ出力するように構成してもよい。より具体的には、例えば再生信号に対して鋸波による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対して矩形波による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対してドップラー効果を生じさせる変調を施してもよいし、例えば再生信号に対してジェット機音を模した特殊な波形による変調を施してもよいし、例えば再生信号に対して拳銃の発射音を模した特殊な波形による変調を施してもよいし、或いはユーザ等が予め設定しておいた様々な特殊な波形による変調を施してもよい。これらの変調は、操作部40における図示しない操作キーをユーザが操作することで行われることが好ましい。
コントロールデータデコード部17は、RFアンプ11より出力されるRF信号をデコードすることで、コンテンツデータの再生を制御するためのコントロールデータを生成する。コントロールデータは、例えば光ディスク100のリードインエリアに記録されているTOCデータ等や、ストリーム信号に含まれて記録される同期データや、コンテンツデータが再生される際の時間経過情報が含まれるサブコードデータ等が一具体例として挙げられる。生成されたコントロールデータは、システムコントローラ20へ出力され、コンテンツデータの再生を制御するために用いられる。
スピンドルサーボ回路18は、システムコントローラ20から指示されたスピンドルモータ12の回転速度に対する同期データの誤差を検出し、その誤差の発生を抑制すべくスピンドルモータ12の回転をフィードバック制御する。
システムコントローラ20は、マイクロプロセッサ(MPU)を備え、予め設定されているシステムプログラム(ないしは、ファームウェア等)を実行することにより、光ディスク再生装置1全体の動作を集中制御する。
メモリ21は、光ディスク再生装置1の動作に必要な各種データ等を一時的に格納するRAM領域や、或いはシステムコントローラ20の動作を規定するシステムプログラム等を格納するROM領域等を備えている。
また、システムコントローラ20には、操作部40と、表示部50とが接続されている。操作部40に設けられている各種操作キーからの指示データは、システムコントローラ20に出力され、システムコントローラ20は、指示データに応じてコンテンツデータの再生を制御する。また、システムコントローラ20は、表示部50における表示動作を制御する。
操作部40は、ジョグダイヤル41と、パルスカウンタ42と、テンポスライダ43と、A/Dコンバータ44と、表示部50とを備えている。
ジョグダイヤル41は、両方向に回転自在な円盤形状の操作キーである。ユーザ等がジョグダイヤル41の回転方向と回転速度を適宜に変化させて操作すると、その回転方向に応じてフォワード再生とリバース再生を設定することができ、更に、その回転速度に応じて、スピーカやヘッドフォンで再生される楽曲等の音調等を変化させることができるようになっている。
尚、上記のフォワード再生とは、LP等のアナログレコードを順方向に回転させて楽曲等を再生させた場合と同様に、光ディスク100のコンテンツデータを、記録されている順に再生することを言う。したがって、ジョグダイヤル41が時計回り方向に回転操作されるのに応じて、楽曲等を通常の音として再生するようになっている。また、本実施例では、ジョグダイヤル41が停止されているときにも、フォワード再生が行われるようになっている。
一方、上記のリバース再生とは、アナログレコードを逆方向に回転させて音楽等を再生させた場合と同様に、光ディスク100のコンテンツデータを、記録されている順とは逆の順番で再生することを言う。つまり、アナログレコードでは音楽等が連続記録(アナログ記録)されているため、アナログレコードを逆方向に回転させると、楽曲等を逆の方向から再生することになって、本来の音楽等とは違った擬音が再生されることになるが、ジョグダイヤル41が反時計回り方向に回転操作されると、光ディスク100にデジタル記録されている個々のコンテンツデータを逆の順番で再生することにより、あたかもアナログレコードを逆方向に回転させて再生させた場合と同様の擬音を生じさせるようになっている。
このようにアナログレコードをリバース再生するのと同様の機能を備えたことで、例えばユーザ等がジョグダイヤル41を時計回り方向と反時計回り方向へ敏速に往復回転を繰り返すと、所謂スクラッチ音と呼ばれる擬音(「キュキュ」、「ガシャガシャ」等の擬音)を生じさせることができる。そして、所謂ディスクジョッキーと呼ばれる演奏者が、上記のスクラッチ音等を生じさせるべくジョグダイヤル41を操作すると、CDやDVDを用いてラップ音楽等を生成するための編集を行うことが可能となっている。
パルスカウンタ42は、ジョグダイヤル41の回転操作に伴って発生するパルスのパルス幅(ないしは、パルス数等)をカウントすることで、ジョグダイヤル41の回転速度(ないしは、角速度)を検出する。加えて、ジョグダイヤル41の回転操作に伴って発生するパルスに基づいて、ジョグダイヤル41の回転方向を検出する。検出されたジョグダイヤル41の回転方向及び回転速度は、システムコントローラ20に出力される。これにより、システムコントローラ20は、ユーザ等が操作したジョグダイヤル41の操作量を認識し、その操作量に応じたイフェクト処理等を行わせる。
テンポスライダ43は、例えば上下方向にスライド可能なスライダボタンを備えている。ユーザ等がスライダボタンを上下方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を適宜変更することができる。例えば、スライダボタンを上方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を相対的に遅くしたり、或いはスライダボタンを下方向に移動させることで、コンテンツデータの再生速度を相対的に速くしたりすることができる。スライダボタンの移動量は、移動量に応じたアナログ値として検出され、A/Dコンバータ44に出力される。
A/Dコンバータ44は、アナログ値として検出されるテンポスライダ43が備えるスライダボタンの移動量をデジタル値に変換した後、システムコントローラ20に出力する。これにより、システムコントローラ20は、スライダボタンの移動量に応じて、コンテンツデータの再生速度を相対的に速くないしは相対的に遅くすることができる。
表示部50は、コンテンツデータの再生に伴う各種情報を表示する。表示部50は、例えば液晶ディスプレイや蛍光管等の表示パネルを備えており、システムコントローラ20の制御を受けて各種情報を表示する。
図2に示すように、操作部40の外観には、ジョグダイヤル41と、操作ボタン402と、テンポスライダ43と、ループインポイント指定ボタン411と、ループエンドポイント指定ボタン412と、ループ再生開始/停止ボタン413と、エフェクト付加ボタン414と、表示部50とを備えられている。
操作ボタン402は、ユーザにより押下可能なボタンであって、操作ボタン402をユーザが押下することで、光ディスク再生装置1の動作を変更可能に構成されている。具体的には、ユーザは、操作ボタン402を押下することで、コンテンツデータの再生や早送りや巻き戻しや一時停止や所定のキューポイントからの再生開始等を指示することができる。
ループインポイント指定ボタン411は、本発明における「指定手段」の一具体例を構成しており、後述のループ再生を行うためのループインポイント(言い換えれば、再生開始時刻或いは再生開始位置)を指定可能に構成されている。コンテンツデータの再生中に、ユーザがループインポイント指定ボタン411を押下すれば、該押下したときの再生時刻がループインポイントに指定される。
ループアウトポイント指定ボタン412は、本発明における「指定手段」の一具体例を構成しており、後述のループ再生を行うためのループアウトポイント(言い換えれば、再生終了時刻或いは再生終了位置)を指定可能に構成されている。コンテンツデータの再生中に、ユーザがループアウトポイント指定ボタン412を押下すれば、該押下したときの再生時刻がループアウトポイントに指定される。
ループ再生開始/停止ボタン413は、本発明における「停止手段」の一具体例を構成しており、ループインポイント及びループアウトポイントにて特定されるコンテンツデータ部分のループ再生の開始及び停止を指示可能に構成されている。ループ再生が行われていないときにループ再生開始/停止ボタン413が押下されれば、ループ再生が開始される。他方、ループ再生が行われているときにループ再生開始/停止ボタン413が押下されれば、ループ再生が停止され、コンテンツデータの通常の再生が行われる。
エフェクト付加ボタン414は、ループ再生されているコンテンツデータ部分に対して、更に特殊なエフェクト処理を施す際に押下されるボタンである。
表示部50には、楽曲を含むコンテンツデータの再生に応じた各種情報が表示されている。例えば、表示部50の上段には、現在再生しているコンテンツデータのトラック番号や、現在再生しているコンテンツデータの経過時間(即ち、現在の再生時間)や、現在光ディスク再生装置1にローディングされている光ディスク100に記録されているコンテンツデータの総トラック数等が表示される。図2に示す表示の例では、現在トラック番号3番のコンテンツデータが再生されており、再生開始から1分15秒が経過し、更には光ディスク再生装置1にローディングされている光ディスク100に記録されているコンテンツデータの総トラック数は“16”であることを認識できる。
また、表示部50の下段には、再生時間軸に沿ったコンテンツデータのビート密度等がウェーブ表示されている。或いは、現在再生されているコンテンツデータの周波数帯域毎の信号強度等がウェーブ表示されていてもよい。
もちろん、図2に示した表示部50における表示内容は一具体例であって、その他の各種情報等が表示されてもよいことは言うまでもない。
(2)第1動作例
続いて、図3を参照して、本実施例に係る光ディスク再生装置1がループ再生を行う際の第1動作例について説明を進める。ここに、図3は、本実施例に係る光ディスク再生装置1がループ再生を行う際の第1動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。
図3に示すように、ループインポイント指定ボタン411を用いて、ループインポイントが指定される(ステップS101)。同様に、ループアウトポイント指定ボタン412を用いて、ループアウトポイントが指定される(ステップS102)。
その後、現在の再生モードがループ再生モードであるか否かが判定される(ステップS103)。より具体的には、ループ再生が行われていないときにループ再生開始/停止ボタン413が押下されたか否かが判定される。ループ再生が行われていないときにループ再生開始/停止ボタン413が押下された場合、或いはループ再生が継続して行われている場合には、現在の再生モードがループ再生モードであると判定される。他方、ループ再生が行われていないときにループ再生開始/停止ボタン413が押下されていない場合、或いはループ再生が行われているときにループ再生開始/停止ボタン413が押下された場合には、現在の再生モードがループ再生モードでないと判定される。
ステップS103における判定の結果、現在の再生モードがループ再生モードでないと判定された場合には(ステップS103:No)、ループ再生が行われることなく或いはループ再生を停止した後、コンテンツデータの通常再生が継続される。
他方、ステップS103における判定の結果、現在の再生モードがループ再生モードであると判定された場合には(ステップS103:Yes)、本発明における「第1制御手段」の一具体例を構成するシステムコントローラ20の制御の下に、ステップS101において指定されたループインポイント及びステップS102において指定されるループアウトポイントの夫々により特定されるコンテンツデータ部分のループ再生が行われる(ステップS104)。具体的には、ループインポイント及びループアウトポイントの夫々により特定されるコンテンツデータ部分が繰り返し再生される。
第1動作例では特に、コンテンツデータ部分のループ再生が行われている際には、コンテンツデータ部分の再生方向がフォワード方向であるか否かが判定される(ステップS105)。より具体的には、ループインポイントからループアウトポイントに向かう再生時間軸の順方向でコンテンツデータ部分が再生されていれば、コンテンツデータ部分の再生方向がフォワード方向であると判定される。他方、ループアウトポイントからループインポイントに向かう再生時間軸の逆方向でコンテンツデータ部分が再生されていれば、コンテンツデータ部分の再生方向がフォワード方向でない(即ち、リバース方向である)と判定される。
ステップS105における判定の結果、コンテンツデータ部分の再生方向がフォワード方向であると判定された場合には(ステップS105:Yes)、続いて、コンテンツデータ部分の再生位置がループアウトポイントに到達したか否かが判定される(ステップS106)。
ステップS106における判定の結果、コンテンツデータ部分の再生位置がループアウトポイントに到達していないと判定された場合には(ステップS106:No)、ステップS103へ戻り、ステップS103以下の処理が継続される。
他方、ステップS106における判定の結果、コンテンツデータ部分の再生位置がループアウトポイントに到達していると判定された場合には(ステップS106:Yes)、システムコントローラ20の制御の下に、コンテンツデータ部分の再生方向がリバース方向に反転される(ステップS107)。より具体的には、コンテンツデータ部分をフォワード方向に再生している際にループアウトポイントに到達した場合には、続いて、ループアウトポイントからループインポイントに向かうリバース方向でコンテンツデータ部分が再生される。
他方、ステップS105における判定の結果、コンテンツデータ部分の再生方向がフォワード方向でないと判定された場合には(ステップS105:No)、続いて、コンテンツデータ部分の再生位置がループインポイントに到達したか否かが判定される(ステップS108)。
ステップS108における判定の結果、コンテンツデータ部分の再生位置がループインポイントに到達していないと判定された場合には(ステップS108:No)、ステップS103へ戻り、ステップS103以下の処理が継続される。
他方、ステップS108における判定の結果、コンテンツデータ部分の再生位置がループインポイントに到達していると判定された場合には(ステップS108:Yes)、システムコントローラ20の制御の下に、コンテンツデータ部分の再生方向がフォワード方向に反転される(ステップS109)。より具体的には、コンテンツデータ部分をリバース方向に再生している際にループインポイントに到達した場合には、続いて、ループインポイントからループアウトポイントに向かうフォワード方向でコンテンツデータ部分が再生される。
ここで、図4及び図5を参照して、具体的な映像の表示の態様について説明する。ここに、図4は、ループインポイント及びループアウトポイントにて特定されるコンテンツデータ部分を概念的に示すタイミングチャートであり、図5は、第1動作例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示すタイミングチャート、及び第1動作例に係るループ再生が行われている際の映像の表示の態様を概念的に示す平面図である。
図4に示すように、コンテンツデータ全体のうち、ループインポイント及びループアウトポイントによって、ループ再生されるコンテンツデータ部分が特定される。
ここで、ループインポイントでは、ディスプレイ等の表示画面の左上にキャラクターの顔が表示される映像Aが再生され、ループアウトポイントでは、ディスプレイ等の表示画面の右下にキャラクターの顔が表示される映像Cが再生され、ループインポイント及びループアウトポイントの中間位置では、ディスプレイ等の表示画面の真ん中にキャラクターの顔が表示される映像Bが再生されるものとする。従って、図4に示すコンテンツデータ部分を再生すると、キャラクターの顔がディスプレイ等の表示画面の左上から右下に向かって移動する映像が表示される。
このようなコンテンツデータ部分に対して図3に示したループ再生を行うと、図5(a)に示すように、初めにループインポイントからループアウトポイントに向かってコンテンツデータ部分のフォワード再生が行われる。その後、ループアウトポイントへ到達した後には、再生方向を反転させて、ループアウトポイントからループインポイントに向かってコンテンツデータ部分のリバース再生が行われる。その後、ループインポイントへ到達した後には、再生方向を再度反転させて、ループインポイントからループアウトポイントに向かってコンテンツデータ部分のフォワード再生が行われる。以降、ループ再生が停止されなければ、この動作が繰り返される。
このとき、ディスプレイ等の表示画面には、図5(b)に示す映像が表示される。即ち、初めにフォワード再生が行われることで、表示画面には、映像A、映像B、映像Cが、この順に表示される。つまり、キャラクターの顔が表示画面の左上から右下に向かって移動する映像が表示される。その後、再生方向が反転してリバース再生が行われることで、表示画面には、映像C、映像B、映像Aが、この順に表示される。つまり、キャラクターの顔が表示画面の右下から左上に向かって移動する映像が表示される。その後、その後、再生方向が反転してフォワード再生が行われることで、表示画面には、映像A、映像B、映像Cが、この順に表示される。つまり、キャラクターの顔が表示画面の左上から右下に向かって移動する映像が表示される。
このように、端点において再生方向を反転させながらループ再生が行われるため、ループ再生の途中で映像が不自然に途切れることが殆ど或いは全くなくなる。このため、本実施例に係る光ディスク再生装置1を操作するユーザは、映像の流れを不自然に止めないシームレスな或いは違和感のないコンテンツデータ部分のループ再生を行うことができる。つまり、シームレスなコンテンツデータ部分のループ再生を行うことができる。他方、映像を視聴するユーザは、映像の流れが不自然に止まることのないシームレスな或いは違和感のないコンテンツデータ部分を視聴することができる。
加えて、本実施例に係る光ディスク再生装置1を操作するユーザは、単にループインポイント及びループアウトポイントを指定すれば、他に複雑な操作を行うことなくコンテンツデータ部分のループ再生を行うことができる。このため、本実施例に係る光ディスク再生装置1を操作するユーザは、比較的簡易な操作によって第1動作例に係るループ再生を行うことができる。
更に、リアルタイムに或いは所望のタイミングでループインポイント及びループアウトポイントを指定することで、リアルタイムに再生されるコンテンツデータ中の任意のコンテンツデータ部分を抽出することができる。このため、ユーザは所望のコンテンツデータ部分に対して任意のタイミングでループ再生を行うことができる。つまり、予め定められたループ再生のみならず、ユーザが望むループ再生を好適に行うことができる。
そして、ループインポイント及びループアウトポイントが指定された後は、システムコントローラ20の制御の下にループ再生が行われる。このため、ジョグダイヤル41等を用いたユーザ自身の操作によるループ再生と比較して、ループ再生の端点がずれることは殆ど或いは全くない。このため、高精度なループ再生を行うことができる。
尚、上述の実施例では、ループインポイントは、ユーザが所望のタイミングでループインポイント指定ボタン411を押下することで指定されているが、ループインポイントの指定方法は、これに限定されないことは言うまでもない。例えば、ユーザがループインポイントを特定可能な再生時刻等を直接的に入力することでループインポイントが指定されてもよい。或いは、ループインポイントを指定することができれば、その他の方法であってもよい。ループアウトポイントの指定についても同様である。
続いて、図6及び図7を参照して、第1動作例の変形例について説明する。ここに、図6は、変形例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示す一のタイミングチャートであり、図7は、変形例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示す他のタイミングチャートである。
図6に示すように、コンテンツデータ部分のループ再生が行われている際にジョグダイヤル41等を操作することで、システムコントローラ20の制御の下に、ループ再生を行いつつ、例えばスクラッチを行うように構成してもよい。もちろん、スクラッチに限らず、操作部40を用いた操作により加えることができる各種エフェクト処理を加えるように構成してもよい。
或いは、図7(a)に示すように、システムコントローラ20の制御の下に、ループ再生が進むにつれて、ループ再生が行われるコンテンツデータ部分の再生時間が短くなるように構成してもよい。言い換えれば、ループ再生が進むにつれて、ループ再生の端点が、ループインポイントよりも再生時間軸に沿って進んだ位置に設定され且つループアウトポイントよりも再生時間軸に沿ってさかのぼった位置に設定されるように構成してもよい。
或いは、図7(b)に示すように、ループ再生を行いつつ、コンテンツデータ部分の再生速度を適宜変更するように構成してもよい。例えば、1倍速の再生速度で(或いは、標準のテンポで)、ループインポイントからループアウトポイントに向かってコンテンツデータ部分をフォワード再生し、他方、n(n>0)倍速の再生速度で(或いは、標準のテンポとは異なるテンポで)、ループアウトポイントからループインポイントに向かってコンテンツデータ部分をリバース再生するように構成してもよい。或いは、コンテンツデータ部分をフォワード再生している途中でも再生速度を適宜変更するように構成してもよいし、コンテンツデータ部分をリバース再生している途中でも再生速度を適宜変更するように構成してもよい。
或いは、図7(a)や図7(b)に示したエフェクト処理以外にも、例えばループ再生を行いつつ、ループ再生が行われているコンテンツデータ部分に対して所定の変調処理(例えば、鋸波による変調、矩形波による変調、ドップラー効果を生じさせる変調、ジェット機音を模した特殊な波形による変調、拳銃の発射音を模した特殊な波形による変調、或いはユーザ等が予め設定しておいた様々な特殊な波形による変調)を施すように構成してもよい。これは、例えば、図2に示すエフェクト付加ボタン414のうちの所定の一のボタンが押下されることによって行われてもよい。
図7を用いて説明したこれらのエフェクト処理の付加は、例えば、図2に示すエフェクト付加ボタン414のうちの対応するボタンが押下されることによって行われてもよい。対応するエフェクト付加ボタン414が押下された場合には、エフェクト付加ボタン414の押下をトリガとして、システムコントローラ20の制御の下に、上述の処理が行われるように構成してもよい。
このように変形例に係る動作によれば、ループインポイント及びループアウトポイントにより特定されるコンテンツデータ部分に対して、別のエフェクト処理等を更に付加することができる。いわば、ループインポイント及びループアウトポイントにより特定されるコンテンツデータ部分を、後に別のエフェクト処理を付加するための一次素材として抽出している。そして、コンテンツデータ部分のループ再生を行いながら、該コンテンツデータ部分に対して更に別のエフェクト処理を加えることもできる。つまり、一次素材として抽出したコンテンツデータ部分を用いて、エフェクト処理を加えた二次素材として該コンテンツデータ部分を再生することができる。このため、より特殊な態様で或いは視聴者の興味を引く態様でコンテンツデータ部分を再生することができる。
尚、図7等に示した変形例に係る動作を行わないのであれば、エフェクト付加ボタン414は必ずしも設けていなくともよい。
(3)第2動作例
続いて、図8を参照して、本実施例に係る光ディスク再生装置1がループ再生を行う際の第2動作例について説明を進める。ここに、図8は、本実施例に係る光ディスク再生装置1がループ再生を行う際の第2動作例の流れを概念的に示すフローチャートである。
尚、第2動作例においては、上述の第1動作例と同一の構成要素及び処理には、同一の参照符号及びステップ番号を付与して、その詳細な説明については省略する。
図8に示すように、第2動作例においても、第1動作例と同様に、ステップS101からステップS104の動作が行われる。
第2動作例では、コンテンツデータ部分のループ再生が行われている際には、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生方向がフォワード方向であるか否かが判定される(ステップS201)。言い換えれば、コンテンツデータ部分のうちの音声の再生方向が考慮されることなく、映像の再生方向がフォワード方向であるか否かが判定される。
ステップS201における判定の結果、コンテンツデータ部分うちの映像の再生方向がフォワード方向であると判定された場合には(ステップS201:Yes)、続いて、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生位置がループアウトポイントに到達したか否かが判定される(ステップS202)。
ステップS202における判定の結果、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生位置がループアウトポイントに到達していないと判定された場合には(ステップS202:No)、ステップS103へ戻り、ステップS103以下の処理が継続される。
他方、ステップS202における判定の結果、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生位置がループアウトポイントに到達していると判定された場合には(ステップS202:Yes)、本発明における「第2制御手段」の一具体例を構成するシステムコントローラ20の制御の下に、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生方向がリバース方向に反転される(ステップS203)。より具体的には、コンテンツデータ部分のうちの映像をフォワード方向に再生している際にループアウトポイントに到達した場合には、続いて、ループアウトポイントからループインポイントに向かうリバース方向でコンテンツデータ部分のうちの映像が再生される。その後、ステップS206へ進む。
他方、ステップS201における判定の結果、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生方向がフォワード方向でないと判定された場合には(ステップS201:No)、続いて、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生位置がループインポイントに到達したか否かが判定される(ステップS204)。
ステップS204における判定の結果、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生位置がループインポイントに到達していないと判定された場合には(ステップS204:No)、ステップS103へ戻り、ステップS103以下の処理が継続される。
他方、ステップS204における判定の結果、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生位置がループインポイントに到達していると判定された場合には(ステップS204:Yes)、システムコントローラ20の制御の下に、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生方向がフォワード方向に反転される(ステップS205)。より具体的には、コンテンツデータ部分のうちの映像をリバース方向に再生している際にループインポイントに到達した場合には、続いて、ループインポイントからループアウトポイントに向かうフォワード方向でコンテンツデータ部分のうちの映像が再生される。その後、ステップS206へ進む。
続いて、コンテンツデータ部分のうちの音声の再生位置がループアウトポイントに到達したか否かが判定される(ステップS206)。
ステップS206における判定の結果、コンテンツデータ部分のうちの音声の再生位置がループアウトポイントに到達していないと判定された場合には(ステップS206:No)、ステップS103へ戻り、ステップS103以下の処理が継続される。
他方、ステップS206における判定の結果、コンテンツデータ部分のうちの音声の再生位置がループアウトポイントに到達していると判定された場合には(ステップS206:Yes)、本発明における「第3制御手段」の一具体例を構成するシステムコントローラ20の制御の下に、コンテンツデータ部分のうちの音声の再生位置がループインポイントに設定される(ステップS207)。その後、再度、ループインポイントからループアウトポイントに向かうフォワード方向でコンテンツデータ部分のうちの音声が再生される。つまり、コンテンツデータ部分のうちの音声は、ループインポイントからループアウトポイントに向かうフォワード方向で再生され、ループアウトポイントに到達した場合には、ループインポイントから続けて再生される。
このとき、ループアウトポイントで再生される音声が、ループインポイントから新たに再生される音声とが滑らかにつながるように、双方の拍等(ビート等)を合わせることが好ましい。
ここで、図9及び図10を参照して、具体的な映像の表示の態様について説明する。ここに、図9は、第2動作例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示すタイミングチャートであり、図10は、第2動作例に係るループ再生が行われている際の音声の波形を概念的に示す波形図である。尚、図9及び図10は、図4に示したコンテンツデータ部分に対して、第2動作例に係るループ再生が行われた場合について説明している。
図4に示すコンテンツデータ部分に対して図8に示したループ再生を行うと、図9の上側に示すように、初めにループインポイントからループアウトポイントに向かってコンテンツデータ部分のうちの映像のフォワード再生が行われる。その後、ループアウトポイントへ到達した後には、映像の再生方向を反転させて、ループアウトポイントからループインポイントに向かってコンテンツデータ部分のうちの映像のリバース再生が行われる。その後、ループインポイントへ到達した後には、再生方向を再度反転させて、ループインポイントからループアウトポイントに向かってコンテンツデータ部分のうちの映像のフォワード再生が行われる。以降、ループ再生が停止されなければ、この動作が繰り返される。
他方、図9の下側に示すように、初めにループインポイントからループアウトポイントに向かってコンテンツデータ部分のうちの音声のフォワード再生が行われる。その後、ループアウトポイントへ到達した後には、音声の再生位置をループインポイントに設定して、ループインポイントからループアウトポイントに向かってコンテンツデータ部分のうちの音声のフォワード再生が再度行われる。以降、ループ再生が停止されなければ、この動作が繰り返される。
このとき、ディスプレイ等の表示画面には、図10に示す映像が表示される。即ち、初めにフォワード再生が行われることで、表示画面には、映像A、映像B、映像Cが、この順に表示される。つまり、キャラクターの顔が表示画面の左上から右下に向かって移動する映像が表示される。その後、再生方向が反転してリバース再生が行われることで、表示画面には、映像C、映像B、映像Aが、この順に表示される。つまり、キャラクターの顔が表示画面の右下から左上に向かって移動する映像が表示される。その後、その後、再生方向が反転してフォワード再生が行われることで、表示画面には、映像A、映像B、映像Cが、この順に表示される。つまり、キャラクターの顔が表示画面の左上から右下に向かって移動する映像が表示される。
他方、スピーカ等からは、図10に示される波形の音声が出力される。即ち、コンテンツデータ部分のうちの音声をフォワード再生することで得られる波形が繰り返し現れるような音声が出力される。
このように、端点において映像の再生方向を反転させながらループ再生が行われるため、ループ再生の途中で映像が不自然に途切れることが殆ど或いは全くなくなる。このため、本実施例に係る光ディスク再生装置1を操作するユーザは、映像の流れを不自然に止めないシームレスな或いは違和感のない映像のループ再生を行うことができる。つまり、シームレスな映像のループ再生を行うことができる。他方、映像を視聴するユーザは、映像の流れが不自然に止まることのないシームレスな或いは違和感のない映像を視聴することができる。
その一方で、音声については再生方向を反転させることなくループ再生が行われるため、ループ再生の途中で音声が不自然に再生される(具体的には、リバース方向に再生される)ことがなくなる。このため、本実施例に係る光ディスク再生装置1を操作するユーザは、音声の流れを不自然に逆行させないで、音声のループ再生を行うことができる。つまり、シームレスな或いは違和感のない音声のループ再生を行うことができる。他方、音声を視聴するユーザは、音声の流れが不自然に逆行することのないシームレスな或いは違和感のない音声を視聴することができる。
このように、第2動作例によれば、コンテンツデータ部分のうちの映像と音声とを非同期に(言い換えれば、夫々別個独立に)ループ再生することができる。このため、映像及び音声の夫々を含むコンテンツデータ部分を、シームレスに或いは違和感なくループ再生することができる。
加えて、本実施例に係る光ディスク再生装置1を操作するユーザは、単にループインポイント及びループアウトポイントを指定すれば、他に複雑な操作を行うことなくコンテンツデータ部分のループ再生を行うことができる。このため、本実施例に係る光ディスク再生装置1を操作するユーザは、比較的簡易な操作によって第2動作例に係るループ再生を行うことができる。
更に、リアルタイムに或いは所望のタイミングでループインポイント及びループアウトポイントを指定することで、リアルタイムに再生されるコンテンツデータ中の任意のコンテンツデータ部分を抽出することができる。このため、ユーザは所望のコンテンツデータ部分に対して任意のタイミングでループ再生を行うことができる。つまり、予め定められたループ再生のみならず、ユーザが望むループ再生を好適に行うことができる。
そして、ループインポイント及びループアウトポイントが指定された後は、システムコントローラ20の制御の下にループ再生が行われる。このため、ジョグダイヤル41等を用いたユーザ自身の操作によるループ再生と比較して、ループ再生の端点がずれることは殆ど或いは全くない。このため、高精度なループ再生を行うことができる。
尚、図11に示すように、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生方向を反転させるタイミングを、ループアウトポイント以外の位置に設定するように構成してもよい。ここに、図11は、第2動作例に係るループ再生が行われている際の再生位置を概念的に示すタイミングチャートである。
図11に示すように、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生方向を、ループインポイントとループアウトポイントとの間の中点において反転させるように構成してもよい。言い換えれば、コンテンツデータ部分のうちの映像の再生方向の反転の周期を、コンテンツデータ部分の再生時間の半分に設定するように構成してもよい。
このように構成することで、映像がフォワード再生されるときには、音声も同様にフォワード再生され、より違和感のないコンテンツデータ部分のループ再生を行うことができる。つまり、映像の再生の周期と音声の再生の周期とを比較的容易に一致させることができる。
尚、第1動作例と第2動作例とを適宜組み合わせた動作を行うように構成してもよいことは言うまでもない。具体的には、例えば、第2動作例においても、コンテンツデータ部分に対して更に別のエフェクト処理等を付加するように構成してもよい。この場合、映像及び音声の夫々に対して別のエフェクト処理等を付加するように構成してもよいし、或いは映像及び音声のいずれか一方に対して別のエフェクト処理等を付加するように構成してもよい。
また、上述の実施例では、情報再生装置の一例として光ディスク100に係るプレーヤ(即ち、光ディスク再生装置)について説明したが、本発明は、光ディスクのプレーヤに限られるものではなく、他の高密度記録或いは高転送レート対応の各種情報記録媒体のプレーヤにも適用可能である。また、情報記録媒体からコンテンツデータを取得するプレーヤに限られるものではなく、例えば放送回線を介して、或いは有線又は無線の通信回線を介してコンテンツデータを取得するプレーヤにも適用可能である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう情報再生装置及び情報再生方法、並びにコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係る情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラムは、DJ機器等の情報再生装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な情報再生装置等にも利用可能である。

Claims (6)

  1. 映像データ及び音声データを含むコンテンツデータを再生する再生手段と、
    前記コンテンツデータの少なくとも一部であるコンテンツデータ部分の再生開始位置及び再生終了位置を指定する指定手段と、
    前記指定手段により前記再生開始位置及び前記再生終了位置が指定された後、前記コンテンツデータ部分をループ再生するように前記再生手段を制御する第1制御手段と、
    前記コンテンツデータ部分のループ再生の端部において、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記映像データの再生方向を反転させるように前記再生手段を制御する第2制御手段と、
    前記コンテンツデータ部分のループ再生の端部において、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記音声データを前記再生開始位置から時間軸に沿った順方向で再生するように前記再生手段を制御する第3制御手段と
    を備えることを特徴とする情報再生装置。
  2. 前記第2制御手段は、
    前記再生開始位置から前記再生終了位置に向かって前記映像データがフォワード再生されている場合には、前記再生終了位置に到達した際に、前記再生終了位置から前記再生開始位置に向かって前記映像をリバース再生するように前記再生手段を制御し、
    前記再生終了位置から前記再生開始位置に向かって前記映像データがリバース再生されている場合には、前記再生開始位置に到達した際に、前記再生開始位置から前記再生終了位置に向かって前記映像データをフォワード再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  3. 前記コンテンツデータ部分を格納する格納手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報再生装置。
  4. 前記コンテンツデータ部分のループ再生が行われるにつれて、前記再生開始位置を前記順方向にシフトさせ且つ前記再生終了位置を時間軸に沿った逆方向にシフトさせることで、前記ループ再生が行われる前記コンテンツデータ部分の再生時間を短縮していく短縮手段を更に備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報再生装置。
  5. 映像データ及び音声データを含むコンテンツデータを再生する再生手段と、前記コンテンツデータの少なくとも一部であるコンテンツデータ部分の再生開始位置及び再生終了位置を指定する指定手段とを備える情報再生装置における情報再生方法であって、
    前記指定手段により前記再生開始位置及び前記再生終了位置が指定された後、前記コンテンツデータ部分をループ再生するように前記再生手段を制御する第1制御工程と、
    前記コンテンツデータ部分のループ再生の端部において、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記映像データの再生方向を反転させるように前記再生手段を制御する第2制御工程と、
    前記コンテンツデータ部分のループ再生の端部において、前記コンテンツデータ部分に含まれる前記音声データを前記再生開始位置から時間軸に沿った順方向で再生するように前記再生手段を制御する第3制御工程と
    を備えることを特徴とする情報再生方法。
  6. 請求項1に記載の情報再生装置に備えられたコンピュータを制御する再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記第1制御手段、前記第2制御手段及び前記第3制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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