JP4317158B2 - 再生装置及び再生プログラム - Google Patents

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本発明は、再生装置及び再生プログラムに関する。
従来、CD(Compact Disc)等の光ディスク、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等、様々な記録媒体に記録したデジタルの音声データを再生する再生装置が実施されている。また、再生対象を音声データのみとするものの他、動画、静止画等の画像データを再生する再生装置も実施されている。
再生装置の多くは、早送り再生(FF:Fast Forward)、早戻し再生(REW:REWind)の機能を有し、音声や画像を通常の再生速度よりも速い速度での再生、逆方向再生ができる。これは、ユーザが再生したいと思う目的のデータが、記録媒体のどの位置に記録されているかを探し出すために用いられる。
カセットテープや、アナログレコードのように、アナログ記録されているものは、単に回転数やテープ速度を上げることで早送り再生機能及び早戻し再生機能を実現できたが、デジタル記録されているものの多くは、連続した早送りではなく、間欠的な再生を繰り返すことで早送りするものがほとんどである。
ここで、図5を参照して、従来の早送り再生の動作を説明する。図5(a)に、従来の早送り再生における記録媒体に記録されたデータブロックの配列を示す。図5(b)に、従来の早送り再生における通常再生するデータブロックの配列を示す。
図5(a)に示すように、記録媒体に、音声データが連続して記録されているものとする。図5(a)では、簡単のため、連続したデータを通常再生において100[ms]のデータブロックに分割して考え、データブロックC1〜C15が順に記録されているものとする。5倍速の早送り再生をする場合には、1つのデータブロックを通常再生し、再生位置を4データブロック進めて、再び1つのデータブロックを通常再生することを繰り返す。図5(b)に示すように、データブロックC1〜C15のうち、データブロックC1,C6,C11が順に再生装置で再生される。
このように、早送り再生又は早戻し再生においては、一定時間のデータを通常再生し、再生位置を一定時間進め又は戻して、再び一定時間のデータを通常再生することを繰り返していた。また、再生装置での早送り再生、早戻し再生において、その再生速度(倍速)を変更可能な構成が考えられている(例えば、特許文献1及び2参照)。また、早送り再生又は早戻し再生の操作が一定時間継続された場合に、その再生速度が早い速度に変更される構成が実施されている。
特開平7−85569号公報 特開平9−261576号公報
早送り再生及び早戻し再生では、早送り再生又は早戻し再生で再生する部分の時間が短いと、音声データの場合、その内容が聞き取りにくくなる。
また、従来の早送り再生又は早戻し再生で再生する部分の時間を長くすると、音声データの場合、その内容は聞き取り易いが、再生せずに進める又は戻る部分も大きくなり、トータルとしての倍速が遅くなる。例えば、早送り再生において、400[ms]ずつ通常再生し、400[ms]ずつ進めることを繰り返すと2倍速になってしまう。
また、現在再生している位置の前後近くに目的のデータ位置がある場合には、微妙な頭出しを要求されることが多く、これとは逆に、広い範囲で目的のデータ位置をサーチする場合には、大まかな位置の把握が要求される。しかし、従来の構成では、広い範囲での目的のデータ位置サーチにおいて、早送り再生又は早戻し再生の速度を早めるため、再生する部分も短くなり、内容の認識がしにくく、逆に目的のデータ位置を探しずらくなってしまうおそれがあった。
加えて、従来の一定時間の早送り再生又は早戻し再生の操作入力継続では、ユーザの意図しないポイントで突然速度が早くなり、さらに目的のデータ位置を探しずらくなってしまうおそれがあった。
本発明の課題は、早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つにおいて、目的のデータ位置を容易に探し出すことである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
記録媒体に記録されたデータを再生する再生手段と、
早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つにおける停止単位である通常再生時間及び読み飛ばし時間の合計時間に対応する、目的のデータ位置のサーチの分解能であって、倍速が同一の複数の分解能から、分解能を切り替えて設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された分解能に基づいて、前記再生手段に前記記録媒体の早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つを行わせる制御手段と、を備えることを特徴とする再生装置である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の再生装置において、
前記設定手段は、高い分解能から低い分解能へ切り替えて設定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の再生装置において、
早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つの継続時間を計測する計時手段を備え、
前記設定手段は、前記計時手段により計測された継続時間に応じて、分解能を切り替えて設定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の再生装置において、
操作入力を受け付ける操作手段を備え、
前記設定手段は、前記操作手段を介して入力された分解能に設定することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、
コンピュータに、
早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つにおける停止単位である通常再生時間及び読み飛ばし時間の合計時間に対応する、目的のデータ位置のサーチの分解能であって、倍速が同一の複数の分解能から、分解能を切り替えて設定する機能と、
前記設定された分解能に基づいて、記録媒体に記録されたデータの早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つを行わせる機能と、
を実現させるための早送り再生及び早戻し再生プログラムである。
本発明によれば、早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つにおいて、目的のデータ位置を容易に探し出すことができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
先ず、図1を参照して、本実施の形態の再生装置100の装置構成を説明する。図1に、再生装置100の構成を示す。
図1に示すように、本実施の形態の再生装置100は、記録媒体としての光ディスク1に記録された音声データを再生するものである。再生装置100は、スピンドルモータ2と、光ピックアップ3と、送りモータ4と、記録ヘッド5と、ヘッドドライバ6と、RF(Radio Frequency)アンプ7と、デジタル信号処理回路8と、DAC(Digital-to-Analog Converter)9と、アンプ10と、スピーカ11と、マイク12と、ADC(Analog-to-Digital Converter)13と、設定手段及び制御手段としてのシステムコントローラ14と、操作手段としての操作部15と、表示部16と、計時手段としての計時部17と、メモリ18と、を備えて構成される。
また、スピンドルモータ2、光ピックアップ3、送りモータ4、RFアンプ7、デジタル信号処理回路8、DAC9、アンプ10及びスピーカ11により、再生手段が構成される。
光ディスク1は、楽曲データ等のデジタルの音声データ等のデータが記録される記録媒体としてMD(Mini Disc)とする。
スピンドルモータ2は、デジタル信号処理回路8に制御されて、ターンテーブルやクランプ機構にて保持する光ディスク1を、所定の回転速度で回転駆動する。
光ピックアップ3は、デジタル信号処理回路8の制御により、光ディスク1にレーザ光を照射して音声データ等の記録データの記録及び再生を可能とするためのものである。より詳細には、光ピックアップ3は、データを光ディスク1に記録する場合に、光ディスク1の記録トラックをキュリー温度まで加熱する高レベルのレーザ光を出力する。また、光ピックアップ3は、記録データを光ディスク1から再生する際、磁気カー効果を利用して受けた反射光によりデータ信号を検出可能とする低レベルのレーザ光を出力する。光ピックアップ3は、検出したデータ信号をRFアンプ7に出力する。
送りモータ4は、デジタル信号処理回路8の制御により、光ディスク1の半径方向に、光ピックアップ3を移動させる。
記録ヘッド5は、データを光ディスク1に書き込む場合に、光ディスク1を挟んで光ピックアップ3と対向する位置に配置され、ヘッドドライバ6から受けた駆動信号に応じた磁界を生成し、光ディスク1に印加する。
ヘッドドライバ6は、デジタル信号処理回路8によりエンコード処理が施されたデータに基づいて、記録ヘッド5を駆動するための駆動信号を生成するためのものであり、生成した駆動信号を記録ヘッド5に供給する。
RFアンプ7は、光ピックアップ3が検出した信号を増幅するとともに演算処理等を実行することにより、データ信号である再生RF信号、トラッキングエラー(TE)信号、フォーカスエラー(FE)信号及び光ディスク1に記録されている絶対位置(ADIP;ADdress In Pregroove)情報の信号等を抽出するものである。RFアンプ7は、抽出した各種信号をデジタル信号処理回路8に出力する。
デジタル信号処理回路8は、システムコントローラ14により制御される。デジタル信号処理回路8は、音声データを光ディスク1より再生する場合に、RFアンプ7が抽出した再生信号にデコード処理を施してデジタルの音声データを生成する。デジタル信号処理回路8は、デコード処理により生成したデジタルの音声データをDAC9に出力し、RFアンプ7が抽出した信号等に基づいて、スピンドルモータ2、光ピックアップ3及び送りモータ4に駆動用の制御信号を出力する。
また、デジタル信号処理回路8は、音声データを光ディスク1に記録する場合に、ADC13から入力されたデジタルの音声データにエンコード処理を施して記録信号を生成し、その記録信号等に基づいて、スピンドルモータ2、光ピックアップ3、送りモータ4及びヘッドドライバ6に駆動用の制御信号を出力する。
DAC9は、デジタル信号処理回路8から入力されたデジタルの音声データをアナログの音声信号に変換してアンプ10に出力する。アンプ10は、DAC9から入力された音声信号を増幅してスピーカ11に出力する。スピーカ11は、アンプ10から入力された音声信号に基づいて音声出力する。
マイク12は、入力される音声をアナログの音声信号に変換してADC13に出力する。ADC13は、マイク12から入力された音声信号をデジタルの音声データに変換してデジタル信号処理回路8に出力する。
システムコントローラ14は、マイクロプロセッサ等から構成され、デジタル信号処理回路8、操作部15、表示部16、計時部17、メモリ18を制御する。システムコントローラ9は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。CPUは、ROMに格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部15は、停止キー、再生キー、早戻しキー、早送りキー等の各種キーを有する操作パネル等から構成され、ユーザの操作入力によって指示された音声データの再生/記録の開始、停止、早送り再生、早戻し再生等の指示情報をシステムコントローラ14に出力する。
表示部16は、LCD(Liquid Crystal Display)パネル等から構成され、システムコントローラ14の制御により、再生時間、トラック番号、早送り再生及び早戻し再生の速度、ボリューム等の情報を表示する。
計時部17は、システムコントローラ14の制御により、実際の時間を計測し、その計測した時間情報をシステムコントローラ14に出力する。メモリ18は、各種情報を記憶する揮発性のRAM等により構成されるものとする。
次に、図2及び図3を参照して、再生装置100の動作を説明する。図2(a)に、第1の早送り再生における光ディスク1に記録されたデータブロックの配列を示す。図2(b)に、第1の早送り再生における通常再生するデータブロックの配列を示す。図2(c)に、第2の早送り再生における光ディスク1に記録されたデータブロックの配列を示す。図2(d)に、第2の早送り再生における通常再生するデータブロックの配列を示す。図3に、早送り再生処理の流れを示す。
以下、再生装置100の早送り再生処理について説明する。本実施の形態の早送り再生処理は、第1の早送り再生及び第2の早送り再生との2段階で行うものとする。予め、再生する光ディスク1には、トラックごとに又はトラックを跨いで音声データが連続して記録されている。早送り再生では、間欠的に音声データが再生されるが、通常再生するデータ部分の時間を通常再生時間TNとし、再生せずに位置を進めるデータ部分の時間を読み飛ばし時間TJとする。通常再生時間TN及び読み飛ばし時間TJは、そのデータ部分を通常再生した場合の時間であり、早送りに要する実際の時間ではない。
早送り再生の倍速は、(TN+TJ)/TN[倍速]で表される。また、早送り再生中に、記録データ上の位置について、(TN+TJ)を単位として停止できる。この単位を、目的の位置のサーチにおける分解能とする。
第1の早送り再生は、比較的分解能の高い早送り再生である。例えば、図2(a)に示すように、光ディスク1に記録された音声データの所定部分を、データブロックA1〜A15に分割して考える。各データブロックの時間を、通常再生時間TN1とする。また、読み飛ばし時間TJ1は、4×TN1とする。第1の早送り再生の倍速は5倍速である。第1の早送り再生においては、図2(b)に示すように、データブロックA1〜A15のうち、データブロックA1,A6,A11が順に再生される。
第1の早送り再生は、現在再生しているデータ位置の近くに目的のデータ位置があり、精度の高い位置サーチが要求される場合等に適する。このため、本実施の形態では、早送り再生指示開始後に第1の早送り再生を行うものとする。
第2の早送り再生は、第1の早送り再生よりも分解能の低い早送り再生である。例えば、図2(c)に示すように、光ディスク1に記録された音声データの所定部分を、データブロックB1〜B10に分割して考える。各データブロックの時間を、通常再生時間TN2とする。但し、TN2>TN1とする。また、読み飛ばし時間TJ2は、4×TN2とする。つまり、第2の早送り再生の倍速も、第1の早送り再生の倍速と同様に5倍速である。第2の早送り再生においては、図2(d)に示すように、データブロックB1〜B10のうち、データブロックB1,B6が順に再生される。
第2の早送り再生は、広い範囲で大雑把に目的のデータ位置をサーチし、その再生内容の把握が重視される場合等に適する。例えば、ラジオ番組を録音した光ディスク1を早送り再生し、番組本編中のある部分をサーチする場合に、CM中か、番組本編中か等を聞き取る場合である。このため、本実施の形態では、一定の早送り再生指示継続時間経過後に第2の早送り再生を行うものとする。
通常再生時間TN1、読み飛ばし時間TJ1、通常再生時間TN2、読み飛ばし時間TJ2は、それぞれ順に、例えば、100[ms],400[ms],500[ms],2000[ms]とする。
次いで、図3を参照して、再生装置100で実行される早送り再生処理の流れを説明する。予め、再生対象の光ディスク1が再生装置100にセットされているものとする。再生装置100において、例えば、音声データ再生中等に、ユーザにより操作部15を介して早送り再生の指示が入力開始されたこと(例えば、操作部15の早送りキーの押下開始)をトリガとして、システムコントローラ14において、ROMから読み出されて適宜RAM上に展開された早送り再生プログラムと、CPUとの協働により、早送り再生処理が実行される。
先ず、計時部17により、早送り継続時間TMのタイマが起動され、早送り継続時間TMが計測開始される(ステップS1)。そして、通常再生時間TN、読み飛ばし時間TJが、それぞれ、第1の早送り再生に対応する通常再生時間TN1、読み飛ばし時間TJ1に設定される(ステップS2)。
そして、光ディスク1上の早送り再生開始位置SPがサーチされる(ステップS3)。早送り再生開始位置SPは、例えば、ユーザにより操作部15を介して早送り再生の指示が入力開始される直前に音声出力されていた位置とする。そして、ステップS3における早送り再生開始位置SP又は後述するステップS9における進めたデータ位置のサーチが完了したか否かが判別される(ステップS4)。データ位置のサーチが完了していない場合(ステップS4;NO)、ステップS4に移行される。
データ位置のサーチが完了した場合(ステップS4;YES)、サーチしたデータ位置の次に位置する、通常再生時間TNの期間分の音声データ(例えば、図2でのデータブロック)が再生される(ステップS5)。ステップS5の再生によりスピーカ11から出力される音声を、ユーザが聞き取ることができる。そして、カウント中の早送り継続時間TMが、予め設定された分解能切り替え時間TSよりも大きいか否かが判別される(ステップS6)。分解能切り替え時間TSは、第1の早送り再生から第2の早送り再生に切り替える早送り継続時間TMの閾値である。例えば、分解能切り替え時間TSは、5[s]に設定される。
早送り継続時間TM>分解能切り替え時間TSである場合(ステップS6;YES)、通常再生時間TN、読み飛ばし時間TJが、それぞれ、第2の早送り再生に対応する通常再生時間TN2、読み飛ばし時間TJ2に設定される(ステップS7)。そして、ユーザからの操作部15を介する早送り再生の指示入力が中断されて(例えば、操作部15の押下中の早送りボタンが開放されて)、早送り再生が解除されたか否かが判別される(ステップS8)。早送り継続時間TM>分解能切り替え時間TSでない場合(ステップS6;NO)、ステップS8に移行される。
早送り再生が継続されている場合(ステップS8;NO)、現在サーチ済の光ディスク1のデータ位置を、時間(TN+TJ)に対応する分だけ進めたデータ位置(ステップS5における通常再生時間TNのデータ再生終了後のデータ位置から、読み飛ばし時間TJに対応して進めたデータ位置)がサーチされ(ステップS9)、ステップS4に移行される。早送り再生が解除された場合(ステップS8;YES)、早送り再生処理が終了する。
ここでは、早送り再生処理を説明したが、早戻し再生処理においても同様に、早戻し再生開始後に、分解能の高い第1の早戻し再生を行い、早戻し再生の操作入力一定時間継続後に、分解能の低い第2の早戻し再生を行う。
以上、本実施の形態によれば、早送り再生/早戻し再生において、分解能が高い第1の早送り再生/早戻し再生と、分解能が低い第2の早送り再生/早戻し再生処理とを切り替えるので、第1の早送り再生/早戻し再生による精度の高いサーチと、第2の早送り再生/早戻し再生による内容を聞き取りやすいサーチとを切り替えて、目的のデータ位置を容易に探し出すことができる。
また、早送り再生/早戻し再生開始後に、第1の早送り再生/早戻し再生を行い、早送り再生/早戻し再生の一定時間継続後に、第2の早送り再生/早戻し再生を行うので、適切なタイミングで第1の早送り再生/早戻し再生及び第2の早送り再生/早戻し再生の切り替えを行うことができる。また、再生中の音声データの途中で新たに録音を行う場合にも、早送り再生/早戻し再生により、録音開始するデータ位置を容易に探し出すことができる。
また、第1の早送り再生/早戻し再生と、第2の早送り再生/早戻し再生とを自動で切り替えるので、操作負担を軽減することができる。また、第1の早送り再生/早戻し再生の倍率と、第2の早送り再生/早戻し再生の倍率とが同一であるので、第1の早送り再生/早戻し再生から第2の早送り再生/早戻し再生に切り替えても、倍率が急激に上昇して目的の位置を大幅に通り過ぎることを低減でき、目的のデータ位置で早送り/早戻し解除操作を容易に行うことができる。
また、第2の早送り再生/早戻し再生終了後に、再び早送り早送り再生/早戻し再生を行う場合には、第1の早送り再生/早戻し再生に切り替えるので、第2の早送り再生/早戻し再生により目的のデータ位置を通り過ぎたとしても、分解能の高い第1の早戻し再生/早送り再生により、精度よく目的のデータ位置を探し直すことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る再生装置及び再生プログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、光ディスク1としてMDを用いる構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、CD、CD−R/RW(Recordable/ReWriteable)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−R/RW、青色レーザを用いる次世代高密度情報記録媒体等の光情報記録媒体や、フラッシュメモリを利用したメモリキー、メモリカード等の半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録媒体、等の記録媒体としてもよい。
また、再生対象のデータは、音声データに限定されるものではなく、動画や、複数の静止画(例えば、スライドショー)の画像データとしてもよい。この場合には、表示手段により複数の画像データを順に表示していくことにより再生する。また、通常再生する最小の単位は、1枚の画像データとなる。さらに、再生対象のデータは、音声付の動画の画像データの再生とする構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、分解能(通常再生時間TN、読み飛ばし時間TJの組合せ)が2段階に切り替えられる構成としたが、これに限定されるものではなく、3段階以上に切り替え可能な構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、通常再生時間TN、読み飛ばし時間TJ、分解能切り替え時間TSが、予め設定されるものとしたが、これに限定されるものではない。ユーザの操作部15を介する設定入力により、通常再生時間TN、読み飛ばし時間TJ、分解能切り替え時間TSが変更設定可能な構成としてもよい。
これに関して、通常再生時間TN、読み飛ばし時間TJの組合せを複数用意しておき、ユーザの操作部15を介する選択入力により、設定する構成としてもよい。例えば、図4(a)に示すように、操作部15の操作パネル15Aが、停止キー151、再生キー152、早戻しキー153及び早送りキー154に加えて、分解能を切り替える分解能切替キー155を備える構成としてもよい。分解能切替キー155の押下ごとに、「通常再生時間TN+読み飛ばし時間TJ」が、それぞれ、「100[ms]+400[ms]」,「500[ms]+2000[ms]」,「1[s]+4[s]」,「5[s]+20[s]」の分解能が循環して切り替えられる。
また、図4(a)の変形例として、図4(b)に示すように、操作部15の操作パネル15Bが、停止キー151及び再生キー152に加えて、「通常再生時間TN+読み飛ばし時間TJ」が「100[ms]+400[ms]」に対応する早戻しキー1531及び早送りキー1541と、「500[ms]+2000[ms]」に対応する早戻しキー1532及び早送りキー1542と、「1[s]+4[s]」に対応する早戻しキー1533及び早送りキー1543と、「5[s]+20[s]」に対応する早戻しキー1534及び早送りキー1544と、を有する構成としてもよい。
また、分解能を操作入力により切り替える構成において、早送り再生/早戻し再生の継続時間に応じて、自動的に分解能が切り替わらず、分解能を固定する構成としてもよい。
また、上記実施の形態において、互いに異なる分解能の倍率が同一である構成を説明したが、これに限定されるものではない。互いに異なる分解能の倍率が近い(互いに大きく変わらない)構成としてもよい。また、上記実施の形態において、早戻し再生及び早戻し再生の分解能を切り替えて早送り再生及び早戻し再生を行う構成であったが、これに限定されるものではなく、早戻し再生又は早戻し再生の分解能を切り替えて、その早送り再生又は早戻し再生を行う構成としてもよい。
その他、上記実施の形態における再生装置100の細部構成、および詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る実施の形態の再生装置100の構成を示すブロック図である。 (a)は、第1の早送り再生における光ディスク1に記録されたデータブロックの配列を示す図である。(b)は、第1の早送り再生における通常再生するデータブロックの配列を示す図である。(c)は、第2の早送り再生における光ディスク1に記録されたデータブロックの配列を示す図である。(d)は、第2の早送り再生における通常再生するデータブロックの配列を示す図である。 早送り再生処理を示すフローチャートである。 (a)は、操作パネル15Aを示す図である。(b)は、操作パネル15Bを示す図である。 (a)は、従来の早送り再生における記録媒体に記録されたデータブロックの配列を示す図である。(b)は、従来の早送り再生における通常再生するデータブロックの配列を示す図である。
符号の説明
100 再生装置
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 送りモータ
5 記録ヘッド
6 ヘッドドライバ
7 RFアンプ
8 デジタル信号処理回路
9 DAC
10 アンプ
11 スピーカ
12 マイク
13 ADC
14 システムコントローラ
15 操作部
15A,15B 操作パネル
151 停止キー
152 再生キー
153,1531,1532,1533,1534 早戻しキー
154,1541,1542,1543,1544 早送りキー
16 表示部
17 計時部
18 メモリ

Claims (5)

  1. 記録媒体に記録されたデータを再生する再生手段と、
    早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つにおける停止単位である通常再生時間及び読み飛ばし時間の合計時間に対応し、目的のデータ位置のサーチの分解能であって、倍速が同一の複数の分解能から、分解能を切り替えて設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された分解能に基づいて、前記再生手段に前記記録媒体の早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つを行わせる制御手段と、を備えることを特徴とする再生装置。
  2. 前記設定手段は、高い分解能から低い分解能へ切り替えて設定することを特徴とする請求項に記載の再生装置。
  3. 早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つの継続時間を計測する計時手段を備え、
    前記設定手段は、前記計時手段により計測された継続時間に応じて、分解能を切り替えて設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の再生装置。
  4. 操作入力を受け付ける操作手段を備え、
    前記設定手段は、前記操作手段を介して入力された分解能に設定することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の再生装置。
  5. コンピュータに、
    早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つにおける停止単位である通常再生時間及び読み飛ばし時間の合計時間に対応する、目的のデータ位置のサーチの分解能であって、倍速が同一の複数の分解能から、分解能を切り替えて設定する機能と、
    前記設定された分解能に基づいて、記録媒体に記録されたデータの早送り再生及び早戻し再生の少なくとも一つを行わせる機能と、
    を実現させるための再生プログラム。
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