JP2002319243A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2002319243A
JP2002319243A JP2001126179A JP2001126179A JP2002319243A JP 2002319243 A JP2002319243 A JP 2002319243A JP 2001126179 A JP2001126179 A JP 2001126179A JP 2001126179 A JP2001126179 A JP 2001126179A JP 2002319243 A JP2002319243 A JP 2002319243A
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JP
Japan
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reference clock
signal
clock
data
time
Prior art date
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Application number
JP2001126179A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Matsutani
和弘 松谷
Nobuyuki Yasuda
安田  信行
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ読み出し部および再生信号処理部によ
る読み出しタイミングを調整して、再生オーディオ信号
の音質の劣化を防止する再生装置を提供する。 【解決手段】 再生装置は、ディスク1から再生された
デジタル信号に対して信号処理を施すデコーダ5と、信
号処理が施されたデジタル信号を読み出す際のCLK1
を生成する基準クロック発生部11と、読み出されたデ
ジタル信号を一旦蓄積するメモリ6と、メモリ6から読
み出されたデジタル信号をアナログ信号に変換するD/
Aコンバータ7と、D/Aコンバータ7におけるCLK
2を生成するクロック発生器14とを備え、CLK1を
CLK2より僅かに大きくしたので、お互いのピーク時
点が僅かにずれるので、それぞれのピークによる電気的
ノイズは目立たないものとなり、再生信号の劣化を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ディスク
状記録媒体に記録された情報再生を行う再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の第1の光ディスク再生装
置の構成を示すブロック図であり、例えばCD(コンパ
クトディスク)のような光ディスクを記録媒体として用
いた再生装置である。
【0003】図3に示すように、このディスク再生装置
において、ディスクに対する再生データの転送系は大別
して、ディスクに対してデータの読み出しを行うデータ
読み出し部22、読み出されたデータを音声圧縮処理や
アナログ信号とデジタル信号の変換を行う再生信号処理
部23に大別される。
【0004】例えば音声データが記録されているディス
ク1は、データ読み出し部22内に装填され、スピンド
ルモータ2により回転駆動される。光学ヘッド3はディ
スク1に対して再生時にレーザ光を照射する。
【0005】このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズは2軸機
構によってディスク半径方向(トラッキング方向)及び
ディスクに接離する方向(フォーカス方向)に変位可能
に保持されている。
【0006】また、光学ヘッド3全体は、スレッド機構
によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0007】再生動作において、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報はRF増幅部4に供給され
る。RF増幅部4は供給された情報の演算処理により、
再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FE等を抽出する。そして、抽出された再
生RF信号はデコーダ部5に供給される。また、トラッ
キングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはD
SP(DigitalSignal Processo
r)9のサーボ処理部10に供給される。デコーダ部5
ではTOC(Table Of Contents)情
報から絶対アドレスをデコードする。デコーダ部5で再
生データから抽出されるアドレス情報は、マイクロコン
ピュータによって構成される演算/制御部12に供給さ
れる。
【0008】サーボ処理部10は供給されたトラッキン
グエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、演算
/制御部12からのトラックジャンプ指令、アクセス指
令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各
種サーボ駆動信号を発生させ、光学ヘッド3の2軸機構
及びスレッド機構を制御してフォーカス及びトラッキン
グ制御を行う。またスピンドルモータ2を一定線速度
(CLV)に制御する。
【0009】再生RF信号はデコーダ部5でEFM(8
−14)復調、CIRC(Cross Interle
ave Reed−Solomon Code)等のデ
コード処理され、D/Aコンバータに供給され、デジタ
ルデータからアナログ信号に変換される。なお、光学ヘ
ッド3によるディスク1からのデータの読み取り及び光
学ヘッド3からデコーダ5のデコード処理までの系、即
ちデータ読み出し部22における再生データの転送は所
定再生タイミングで、しかも間欠的に行われる。
【0010】データ読み出し部22により読み出された
データは、再生データの転送により所定の読み出しタイ
ミングで読み出され、再生信号処理部23に送られる。
そして、D/Aコンバータ7でデジタルデータに対する
アナログ信号変換処理の再生信号処理を施され、端子8
から所定の増幅回路部へ供給されて再生出力される。例
えば、L,Rオーディオ信号として出力される。
【0011】ここで、基準クロック発生部21から基準
クロックCLK11がデコーダ5およびサーボ処理部1
0に供給されていて、デコーダ5およびサーボ処理部1
0において基準クロックCLK11によりデコード処理
およびサーボ処理が行われる。また、基準クロック発生
部21からの基準クロックCLK11がD/Aコンバー
タ7にも供給されて、D/Aコンバータ7によりデジタ
ルデータからアナログ信号への変換処理が行われる。
【0012】操作部13にはユーザ操作に供される各種
キーが設けられている。例えば、再生キー、停止キー、
AMS(Auto Music Sensor)キー、
サーチキー等が設けられている。
【0013】次に、図5の信号波形を用いて、データ読
み出し部22および再生信号処理部23における読み出
しタイミングによる再生データの転送動作を説明する。
【0014】図5Aは、デコーダ5においてデコード処
理が行われるための、基準クロック発生部21から供給
される基準クロックCLK11の信号波形を示す。
【0015】図5Bは、D/Aコンバータ7においてD
/A変換処理が行われるための、基準クロック発生部2
1から供給される基準クロックCLK11の信号波形を
示す。
【0016】図5Cは、デコーダ5におけるデコード処
理のための基準クロックCLK11の立ち上がり時(T
11時点)および立ち下がり時(T12時点)の影響に
よる信号波形を示す。また、図5Cは、D/Aコンバー
タ7におけるD/A変換処理のための基準クロックCL
K11の立ち上がり時(T11時点)および立ち下がり
時(T12時点)の影響による信号波形を示す。
【0017】まず、図5Aにおいて、T11時点で、基
準クロック発生部21から供給される基準クロックCL
K11の信号波形によりデコーダ5においてデコード処
理が開始される。このとき、図5Cにおいて、基準クロ
ックCLK11の立ち上がり時の影響による信号波形の
レベルは比較的高いl11となる。
【0018】そして、図5Aにおいて、T12時点で、
基準クロック発生部21から供給される基準クロックC
LK11の信号波形によりデコーダ5においてデコード
処理が終了される。このとき、図5Cにおいて、基準ク
ロックCLK11の立ち下がり時の影響による信号波形
のレベルは比較的高い−l11となる。
【0019】また、図5Bにおいて、T11時点で、基
準クロック発生部21から供給される基準クロックCL
K11の信号波形によりD/Aコンバータ7においてD
/A変換処理が開始される。このとき、図5Cにおい
て、基準クロックCLK11の立ち上がり時の影響によ
る信号波形のレベルは比較的高いl11となる。
【0020】そして、図5Aにおいて、T12時点で、
基準クロック発生部21から供給される基準クロックC
LK11の信号波形によりD/Aコンバータ7において
D/A変換処理が終了される。このとき、図5Cにおい
て、基準クロックCLK11の立ち下がり時の影響によ
る信号波形のレベルは比較的高い−l11となる。
【0021】上述したように、データ読み出し部22お
よび再生信号処理部23による所定の読み出しタイミン
グによる再生データの転送動作は、タイミングが同じと
なる。
【0022】従って、T11時点で、デコーダ5におけ
るデコード処理に用いる基準クロックCLK11の立ち
上がり時の影響による信号波形のレベルと、T11時点
で、D/Aコンバータ7におけるD/A変換処理に用い
る基準クロックCLK11の立ち上がり時の影響による
信号波形のレベルとが重なるため、比較的高いl11と
なる。これにより、お互いのピーク時点が同時になるの
で、それぞれのピークによる電気的ノイズは目立つもの
となる。
【0023】また、T12時点で、デコーダ5における
デコード処理に用いる基準クロックCLK11の立ち下
がり時の影響による信号波形のレベルと、T12時点
で、D/Aコンバータ7におけるD/A変換処理に用い
る基準クロックCLK11の立ち下がり時の影響による
信号波形のレベルとが重なるため、比較的高い−l11
となる。これにより、お互いのピーク時点が同じになる
ので、それぞれのピークによる電気的ノイズは目立つも
のとなる。
【0024】図4は、他の従来の第2の光ディスク再生
装置の構成を示すブロック図であり、例えばCD(コン
パクトディスク)のような光ディスクを記録媒体として
用いた再生装置である。図3に示した従来の光ディスク
再生装置と、図4に示した他の従来の光ディスク再生装
置とが、異なる点は、再生信号処理部26において、デ
コーダ5とD/Aコンバータ7との間にサンプリングレ
ートを変換するサンプリングレートコンバータ24を設
け、D/Aコンバータ7に供給するクロックCLK12
を発生するクロック発生器25を設けた点である。その
他の構成及び動作は、図3に示した従来の光ディスク再
生装置と同様である。
【0025】再生信号処理部26におけるサンプリング
レートコンバータ24によりサンプリングレートが変換
されるので、データ読み出し部22および再生信号処理
部26による所定の読み出しタイミングによる再生デー
タの転送動作は、タイミングが異なるものとなる。な
お、サンプリングレートコンバータ24により変換され
るサンプリングレートは、例えば、桁が数桁以上異なる
等、互いに大きく異なる値となる。しかも、サンプリン
グレートコンバータ24によるサンプリングレート変換
処理は、高速で、しかも消費電力が大きいものである。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の第1の光ディスク再生装置では、データ読み出し部2
2および再生信号処理部23による所定の読み出しタイ
ミングによる再生データの転送動作は、タイミングが同
じとなるため、お互いのピーク時点が同時になるので、
それぞれのピークによる電気的ノイズは目立つものとな
り、これにより、再生オーディオ信号の音質を劣化させ
るという不都合があった。
【0027】また、従来の第2の光ディスク再生装置で
は、再生信号処理部26におけるサンプリングレートコ
ンバータ24によるサンプリングレート変換処理は、高
速で、しかも消費電力が大きいため、多大なノイズを発
生し、これにより、再生オーディオ信号の音質を劣化さ
せるという不都合があった。
【0028】そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなさ
れたものであり、データ読み出し部および再生信号処理
部による読み出しタイミングを調整して、再生オーディ
オ信号の音質の劣化を防止することができる再生装置を
提供することを課題とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の再生装置は、記
録媒体から再生されたデジタル信号に対して所定の信号
処理を施す信号処理手段と、上記信号処理手段にて信号
処理が施されたデジタル信号を読み出す際の第1の基準
クロックを生成する第1のクロック生成手段と、上記信
号処理手段から読み出されたデジタル信号を一旦蓄積す
るメモリ手段と、上記メモリ手段から読み出されたデジ
タル信号をアナログ信号に変換する変換手段と、上記変
換手段における第2の基準クロックを生成する第2のク
ロック生成手段とを備え、上記第1のクロック生成手段
にて生成された第1の基準クロックを上記第2のクロッ
ク生成手段にて生成された第2の基準クロックより僅か
に大きくしたものである。
【0030】従って本発明によれば、以下の作用をす
る。まず、第1の時点で、第1のクロック生成手段から
供給される第1の基準クロックの信号波形により記録媒
体から再生されたデジタル信号に対して信号処理手段に
より所定の信号処理が開始される。このとき、第1の基
準クロックの立ち上がり時の影響による信号波形のレベ
ルは比較的低いレベルとなる。
【0031】そして、第3の時点で、第1のクロック生
成手段から供給される第1の基準クロックの信号波形に
より記録媒体から再生されたデジタル信号に対して信号
処理手段により所定の信号処理が終了される。このと
き、第1の基準クロックの立ち下がり時の影響による信
号波形のレベルは比較的低いレベルとなる。
【0032】次に、第1の時点で、第1のクロック生成
手段から供給されるライトクロックの信号波形により信
号処理手段から読み出されたデジタル信号を一旦蓄積す
るメモリ手段に対するデータの書き込み処理が開始され
る。このとき、ライトクロックの立ち上がり時の影響に
よる信号波形のレベルは比較的低いレベルとなる。
【0033】そして、第3の時点で、第1のクロック生
成手段から供給されるライトクロックの信号波形により
信号処理手段から読み出されたデジタル信号を一旦蓄積
するメモリ手段に対するデータの書き込み処理が終了さ
れる。このとき、ライトクロックの立ち下がり時の影響
による信号波形のレベルは比較的低いレベルとなる。
【0034】また、第2の時点で、第2のクロック生成
手段から供給される第2の基準クロックの信号波形によ
り変換手段においてデジタル信号からアナログ信号への
変換処理が開始される。このとき、第2の基準クロック
の立ち上がり時の影響による信号波形のレベルは比較的
低いレベルとなる。
【0035】そして、第4の時点で、第2のクロック生
成手段から供給される第2の基準クロックの信号波形に
より変換手段においてデジタル信号からアナログ信号へ
の変換処理が終了される。このとき、第2の基準クロッ
クの立ち下がり時の影響による信号波形のレベルは比較
的低いレベルとなる。
【0036】次に、同様に、第2の時点で、第2のクロ
ック生成手段から供給されるリードクロックの信号波形
によりメモリ手段に対するデータの読み出し処理が開始
される。このとき、リードクロックの立ち上がり時の影
響による信号波形のレベルは比較的低いレベルとなる。
【0037】そして、同様に、第4の時点で、第2のク
ロック生成手段から供給されるリードクロックの信号波
形によりメモリ手段に対するデータの読み出し処理が終
了される。このとき、リードクロックの立ち下がり時の
影響による信号波形のレベルは比較的低いレベルとな
る。
【0038】上述したように、データ読み出し部による
所定再生タイミングによる再生データの転送動作の方
が、再生信号処理部による所定の読み出しタイミングに
よる再生データの転送動作よりも、僅かだけタイミング
が速くなる。
【0039】従って、第1の時点で、第1の基準クロッ
クおよびライトクロックの立ち上がり時の影響による信
号波形のレベルは比較的低いレベルとなり、第2の時点
で、第2の基準クロックおよびリードクロックの立ち上
がり時の影響による信号波形のレベルは比較的低いレベ
ルとなる。これにより、お互いのピーク時点が僅かにず
れるので、それぞれのピークによる電気的ノイズは目立
たないものとなる。
【0040】また、第3の時点で、第1の基準クロック
およびライトクロックの立ち下がり時の影響による信号
波形のレベルは比較的低いレベルとなり、第4の時点
で、第2の基準クロックおよびリードクロックの立ち下
がり時の影響による信号波形のレベルは比較的低いレベ
ルとなる。これにより、お互いのピーク時点が僅かにず
れるので、それぞれのピークによる電気的ノイズは目立
たないものとなる。
【0041】上述した第1の基準クロックおよびライト
クロックと第2の基準クロックおよびリードクロックと
の速度差により発生する変換手段による変換前のデジタ
ルデータは次第に増加するので、増加したデジタルデー
タはメモリ手段に蓄えられる。
【0042】
【発明の実施の形態】本実施の形態の再生装置は、ディ
スク状記録媒体に記録された情報を情報読み出し部によ
り読み出す速度を、再生信号処理部におけるデジタルデ
ータからアナログ信号へのD/A変換処理の速度よりも
僅かに速くして、速度差により発生するD/A変換前の
情報をメモリに蓄えるものである。
【0043】図1は、本実施の形態が適用される光ディ
スク再生装置の構成を示すブロック図であり、例えばC
D(コンパクトディスク)のような光ディスクを記録媒
体として用いた再生装置である。
【0044】図1に示すように、このディスク再生装置
において、ディスクに対する再生データの転送系は大別
して、ディスクに対してデータの読み出しを行う読み出
し部15、読み出されたデータを一時的に蓄積するデー
タ一時記憶部16、音声圧縮処理やアナログ信号とデジ
タル信号の変換を行う再生信号処理部17に大別され
る。
【0045】例えば音声データが記録されているディス
ク1は、データ読み出し部15内に装填され、スピンド
ルモータ2により回転駆動される。光学ヘッド3はディ
スク1に対して再生時にレーザ光を照射する。即ち、再
生時に反射光からデータを検出するためのレーザ出力を
なす。
【0046】このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズは2軸機
構によってディスク半径方向(トラッキング方向)及び
ディスクに接離する方向(フォーカス方向)に変位可能
に保持されている。
【0047】また、光学ヘッド3全体は、スレッド機構
によりディスク半径方向に移動可能とされている。
【0048】再生動作において、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報はRF増幅部4に供給され
る。RF増幅部4は供給された情報の演算処理により、
再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FE等を抽出する。そして、抽出された再
生RF信号はデコーダ部5に供給される。また、トラッ
キングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEはD
SP(DigitalSignal Processo
r)9のサーボ処理部10に供給される。デコーダ部5
ではTOC(Table Of Contents)情
報から絶対アドレスをデコードする。デコーダ部5で再
生データから抽出されるアドレス情報は、マイクロコン
ピュータによって構成される演算/制御部12に供給さ
れる。
【0049】サーボ処理部10は供給されたトラッキン
グエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、演算
/制御部12からのトラックジャンプ指令、アクセス指
令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各
種サーボ駆動信号を発生させ、光学ヘッド3の2軸機構
及びスレッド機構を制御してフォーカス及びトラッキン
グ制御を行う。またスピンドルモータ2を一定線速度
(CLV)に制御する。また、サーボ処理部10はドラ
イバを介してトラッキングサーボ及びフォーカスサーボ
のサーボゲインを自動調整することができる回路部が設
けられている。
【0050】再生RF信号はデコーダ部5でEFM(8
−14)復調、CIRC(Cross Interle
ave Reed−Solomon Code)等のデ
コード処理され、メモリ6に送られる。即ちメモリコン
トローラによって一旦バッファメモリ6に書き込まれ
る。なお、光学ヘッド3によるディスク1からのデータ
の読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ6のデ
ータ書き込み処理までの系、即ちデータ読み出し部15
における再生データの転送は所定再生タイミングで、し
かも間欠的に行われる。
【0051】ここで、基準クロック発生部11から第1
の基準クロックCLK1がデコーダ5およびサーボ処理
部10に供給されていて、デコーダ5およびサーボ処理
部10において第1の基準クロックCLK1によりデコ
ード処理およびサーボ処理が行われる。また、基準クロ
ック発生部11から第1の基準クロックCLK1に基づ
くライトクロックWCLKがメモリ6に供給されて、メ
モリ6に対するデータの書き込み処理が行われる。第1
の基準クロックCLK1およびライトクロックWCLK
は、例えば、16MHzとされる。
【0052】データ一時記憶部16のバッファメモリ6
に書き込まれたデータは、再生データの転送により所定
の読み出しタイミングで読み出され、再生信号処理部1
7に送られる。そして、D/Aコンバータ7でデジタル
データに対するアナログ信号変換処理の再生信号処理を
施され、端子8から所定の増幅回路部へ供給されて再生
出力される。例えば、L,Rオーディオ信号として出力
される。
【0053】ここで、クロック発生器14から第2の基
準クロックCLK2がD/Aコンバータ7に供給されて
いて、D/Aコンバータ7において第2の基準クロック
CLK2によりD/A変換処理が行われる。また、クロ
ック発生器14から第2の基準クロックCLK2に基づ
くリードクロックRCLKがメモリ6に供給されて、メ
モリ6に対するデータの読み出し処理が行われる。第2
の基準クロックCLK2およびリードクロックRCLK
は、例えば、16MHz−1000ppmとされる。
【0054】操作部13にはユーザ操作に供される各種
キーが設けられている。例えば、再生キー、停止キー、
AMS(Auto Music Sensor)キー、
サーチキー等が設けられている。演算部/制御部12に
設けられる表示部は例えば液晶ディスプレイによって構
成され、演算部/制御部12の制御により動作状況等の
表示を行う。
【0055】次に、図2の信号波形を用いて、データ読
み出し部15における所定再生タイミングによる再生デ
ータの転送動作と、再生信号処理部17における所定の
読み出しタイミングによる再生データの転送動作を説明
する。
【0056】図2Aは、デコーダ5においてデコード処
理が行われるための、基準クロック発生部11から供給
される第1の基準クロックCLK1の信号波形を示す。
また、図2Aは、メモリ6に対するデータの書き込み処
理が行われるための、基準クロック発生部11から供給
されるライトクロックWCLKの信号波形を示す。第1
の基準クロックCLK1およびライトクロックWCLK
は、例えば、16MHzとされる。
【0057】図2Bは、D/Aコンバータ7においてD
/A変換処理が行われるための、クロック発生器14か
ら供給される第2の基準クロックCLK2の信号波形を
示す。また、図2Bは、メモリ6に対するデータの読み
出し処理が行われるための、クロック発生器14から供
給されるリードクロックRCLKの信号波形を示す。第
2の基準クロックCLK2およびリードクロックRCL
Kは、例えば、16MHz−1000ppmとされる。
【0058】図2Cは、デコーダ5におけるデコード処
理のための第1の基準クロックCLK1の立ち上がり時
(T1時点)および立ち下がり時(T3時点)の影響に
よる信号波形を示す。また、図2Cは、メモリ6に対す
るデータの書き込み処理のためのライトクロックWCL
Kの立ち上がり(T1時点)および立ち下がり時(T3
時点)の影響による信号波形を示す。また、図2Cは、
D/Aコンバータ7におけるD/A変換処理のための第
2の基準クロックCLK2の立ち上がり(T2時点)お
よび立ち下がり時(T4時点)の影響による信号波形を
示す。また、図2Cは、メモリ6に対するデータの読み
出し処理のためのリードクロックRCLKの立ち上がり
(T2時点)および立ち下がり時(T4時点)の影響に
よる信号波形を示す。
【0059】まず、図2Aにおいて、T1時点で、基準
クロック発生部11から供給される第1の基準クロック
CLK1の信号波形によりデコーダ5においてデコード
処理が開始される。このとき、図2Cにおいて、第1の
基準クロックCLK1の立ち上がり時の影響による信号
波形のレベルは比較的低いl1となる。
【0060】そして、図2Aにおいて、T3時点で、基
準クロック発生部11から供給される第1の基準クロッ
クCLK1の信号波形によりデコーダ5においてデコー
ド処理が終了される。このとき、図2Cにおいて、第1
の基準クロックCLK1の立ち下がり時の影響による信
号波形のレベルは比較的低い−l1となる。
【0061】次に、図2Aにおいて、同様に、T1時点
で、基準クロック発生部11から供給されるライトクロ
ックWCLKの信号波形によりメモリ6に対するデータ
の書き込み処理が開始される。このとき、図2Cにおい
て、ライトクロックWCLKの立ち上がり時の影響によ
る信号波形のレベルは比較的低いl1となる。
【0062】そして、図2Aにおいて、同様に、T3時
点で、基準クロック発生部11から供給されるライトク
ロックWCLKの信号波形によりメモリ6に対するデー
タの書き込み処理が終了される。このとき、図2Cにお
いて、ライトクロックWCLKの立ち下がり時の影響に
よる信号波形のレベルは比較的低い−l1となる。
【0063】また、図2Bにおいて、T2時点で、クロ
ック発生器16から供給される第2の基準クロックCL
K2の信号波形によりD/Aコンバータ7においてD/
A変換処理が開始される。このとき、図2Cにおいて、
第2の基準クロックCLK2の立ち上がり時の影響によ
る信号波形のレベルは比較的低いl1となる。
【0064】そして、図2Aにおいて、T4時点で、ク
ロック発生器16から供給される第2の基準クロックC
LK2の信号波形によりD/Aコンバータ7においてD
/A変換処理が終了される。このとき、図2Cにおい
て、第2の基準クロックCLK2の立ち下がり時の影響
による信号波形のレベルは比較的低い−l1となる。
【0065】次に、図2Bにおいて、同様に、T2時点
で、クロック発生器16から供給されるリードクロック
RCLKの信号波形によりメモリ6に対するデータの読
み出し処理が開始される。このとき、図2Cにおいて、
リードクロックRCLKの立ち上がり時の影響による信
号波形のレベルは比較的低いl1となる。
【0066】そして、図2Aにおいて、同様に、T4時
点で、クロック発生器16から供給されるリードクロッ
クRCLKの信号波形によりメモリ6に対するデータの
読み出し処理が終了される。このとき、図2Cにおい
て、リードクロックRCLKの立ち下がり時の影響によ
る信号波形のレベルは比較的低い−l1となる。
【0067】上述したように、データ読み出し部15に
よる所定再生タイミングによる再生データの転送動作の
方が、再生信号処理部17による所定の読み出しタイミ
ングによる再生データの転送動作よりも、僅かだけタイ
ミングが速くなる。上述の速度差は、1000ppm以
下とする。
【0068】従って、T1時点で、第1の基準クロック
CLK1およびライトクロックWCLKの立ち上がり時
の影響による信号波形のレベルは比較的低いl1とな
り、T2時点で、第2の基準クロックCLK2およびリ
ードクロックRCLKの立ち上がり時の影響による信号
波形のレベルは比較的低いl1となる。これにより、お
互いのピーク時点が僅かにずれるので、それぞれのピー
クによる電気的ノイズは目立たないものとなる。
【0069】また、T3時点で、第1の基準クロックC
LK1およびライトクロックWCLKの立ち下がり時の
影響による信号波形のレベルは比較的低い−l1とな
り、T4時点で、第2の基準クロックCLK2およびリ
ードクロックRCLKの立ち下がり時の影響による信号
波形のレベルは比較的低い−l1となる。これにより、
お互いのピーク時点が僅かにずれるので、それぞれのピ
ークによる電気的ノイズは目立たないものとなる。
【0070】上述した第1の基準クロックCLK1およ
びライトクロックWCLKと第2の基準クロックCLK
2およびリードクロックRCLKとの速度差により発生
するD/A変換前のデジタルデータは次第に増加するの
で、増加したデジタルデータはメモリ6に蓄えられる。
【0071】従って、メモリ6の記憶容量は、少なくと
も、再生開始から再生終了までに上述した速度差により
発生するデータ量よりも多くする。例えば、上述した速
度差が1000ppm程度であれば、速度差により発生
するデータ量は数Mbit程度とすればよい。これによ
り、メモリ容量は、現実的な容量とすることができる。
【0072】なお、上述のディスク再生装置において、
ディスク1枚に記録されたデータをすべて再生し終えた
ら、もしくは操作入力部13からAMS(Auto M
usic Sensor)による選曲または曲戻しの操
作が行われたら、メモリ6の記憶データを消去する。こ
れにより、メモリデータの監視等のフィードバック情報
を何等必要とせず簡単に構成することができる。
【0073】なお、上述した本実施の形態では、光ディ
スク再生装置について説明したが、これに限らず、他の
記録媒体に記録された情報を再生する再生装置に適用す
ることができることはいうまでもない。
【0074】
【発明の効果】この発明の再生装置は、記録媒体から再
生されたデジタル信号に対して所定の信号処理を施す信
号処理手段と、上記信号処理手段にて信号処理が施され
たデジタル信号を読み出す際の第1の基準クロックを生
成する第1のクロック生成手段と、上記信号処理手段か
ら読み出されたデジタル信号を一旦蓄積するメモリ手段
と、上記メモリ手段から読み出されたデジタル信号をア
ナログ信号に変換する変換手段と、上記変換手段におけ
る第2の基準クロックを生成する第2のクロック生成手
段とを備え、上記第1のクロック生成手段にて生成され
た第1の基準クロックを上記第2のクロック生成手段に
て生成された第2の基準クロックより僅かに大きくした
ので、第1の基準クロックおよび第2の基準クロックの
影響による信号波形のレベルは比較的低いレベルとな
り、これにより、お互いのピーク時点が僅かにずれるの
で、それぞれのピークによる電気的ノイズは目立たない
ものとすることができ、再生信号の劣化を防止すること
ができるという効果を奏する。
【0075】また、この発明の再生装置は、上述におい
て、上記第1の基準クロックと上記第2の基準クロック
の差を1000ppmより小さくしたので、速度差によ
り発生するデータ量は数Mbit程度とすることがで
き、これにより、メモリ容量は、現実的な容量とするこ
とができると共に、メモリデータの監視等のフィードバ
ック情報を何等必要とせず簡単に構成することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用されるディスク再生装置の
ブロック図である。
【図2】図1のディスク再生装置の信号波形図である。
【図3】従来のディスク再生装置のブロック図である。
【図4】他の従来のディスク再生装置のブロック図であ
る。
【図5】図3のディスク再生装置の信号波形図である。
【符号の説明】
1……ディスク、5……デコーダ、6……メモリ、7…
…D/Aコンバータ、11……基準クロック発生部1
1、14……クロック発生器、15……データ読み出し
部、17……再生信号処理部、CLK1……第1の基準
クロック、WCLK……ライトクロック、CLK2……
第2の基準クロック、RCLK……リードクロック
フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB06 BC03 CC06 FG14 GM02 GM15 5D090 AA01 BB02 CC04 EE15 FF07 GG23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から再生されたデジタル信号に
    対して所定の信号処理を施す信号処理手段と、 上記信号処理手段にて信号処理が施されたデジタル信号
    を読み出す際の第1の基準クロックを生成する第1のク
    ロック生成手段と、 上記信号処理手段から読み出されたデジタル信号を一旦
    蓄積するメモリ手段と、 上記メモリ手段から読み出されたデジタル信号をアナロ
    グ信号に変換する変換手段と、 上記変換手段における第2の基準クロックを生成する第
    2のクロック生成手段とを備え、 上記第1のクロック生成手段にて生成された第1の基準
    クロックを上記第2のクロック生成手段にて生成された
    第2の基準クロックより僅かに大きくしたことを特徴と
    する再生装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の基準クロックと上記第2の基
    準クロックの差を1000ppmより小さくしたことを
    特徴とする請求項1記載の再生装置。
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