JP2007257771A - 再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な操作で、違和感のないスムーズな再生が可能な再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】 再生装置10は、記録媒体に記録されたオーディオデータを再生する再生部12と、再生部12が再生するオーディオデータ中の、任意の位置の指定を受け付ける位置指定部30と、位置指定部30が位置の指定を受け付けたとき、当該受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を指定位置に設定する制御部24と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、違和感のないスムーズな再生演出が可能な再生装置の技術に関する。
デジタル技術の進展に伴い、アナログレコードを用いた特殊再生(所謂スクラッチ再生等)と同様の特殊再生をCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されたデジタルデータについて行うことが可能な再生装置が一般的になっている。この再生装置は、特にクラブ、ホームパーティ等においてDJ(Disc Jockey)等によって好ましく用いられている。
この再生装置は、記録媒体から再生したデジタルオーディオ信号をバッファメモリに記憶する。再生装置は、例えば、アナログレコード様のジョグダイヤルを備え、ジョグダイヤルの正方向又は逆方向の速度及び回転に応じて、バッファメモリに記憶されたオーディオ信号の読み出し速度及び順序を制御する。ジョグダイヤルをアナログレコードと同様に回転操作することにより、DJ等の操作者は、アナログレコードプレーヤを用いた場合と同様の擦れ音(スクラッチ音)等の効果音を発生させることができる。
このような再生装置は、また一般に、キュー機能及びループ機能を有する。キュー機能によれば、曲データ中の任意の位置(キューポイント)を設定することにより、設定位置から即時再生をすることができる(特許文献1参照)。
また、ループ機能によれば、曲データ中の任意の2点を設定することにより、2点で指定された範囲を繰り返し再生することができる。なお、ループ範囲の指定は、キュー機能と同様に行われるため、キュー設定ボタンがループ開始位置の指定ボタンとして用いられる場合がある。
なお、本出願にかかる明細書、特許請求の範囲、図面等において、「ビート」とは「強拍」を指す。
また、ループ機能によれば、曲データ中の任意の2点を設定することにより、2点で指定された範囲を繰り返し再生することができる。なお、ループ範囲の指定は、キュー機能と同様に行われるため、キュー設定ボタンがループ開始位置の指定ボタンとして用いられる場合がある。
なお、本出願にかかる明細書、特許請求の範囲、図面等において、「ビート」とは「強拍」を指す。
キューやループ位置を、思い通りの位置(細かくはフレーム単位)に正確に設定するには、操作者の集中力、技術、慣れ等が必要とされ、難しい場合が多い。また、熟練した操作者であっても、疲れている場合などには、思い通りの正確なキュー設定ができないこともある。
ここで、キューやループ開始位置は、ビート位置と合致していることが望ましい場合が多い。キュー機能では設定された位置から頭出し再生されるため、ビート位置からの再生がスムーズな再生音を構成する場合が多いからである。また、ループ再生では、開始及び/又は終了位置が中途半端な位置であると、ループのつなぎ目で違和感のある再生となりうる。
上記事情を鑑みて、本発明は、簡単な操作で、違和感のないスムーズな再生演出が可能な再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる再生装置は、記録媒体に記録されたオーディオデータを再生する再生部と、前記再生部が再生するオーディオデータ中の、任意の位置の指定を受け付ける位置指定部と、前記位置指定部が位置の指定を受け付けたとき、当該受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を指定位置に設定する制御部と、を備える。
上記構成において、前記位置指定部は、キュー位置の指定を受け付け、前記制御部は、前記位置指定部が受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を、キュー位置に設定するようにしてもよい。
上記構成において、前記位置指定部は、ループ再生の開始位置及び終了位置の指定を受け付け、前記制御部は、前記位置指定部が受け付けた開始位置及び終了位置のそれぞれ直前又は直後のビート位置を、ループ再生の開始位置及び終了位置に設定するようにしてもよい。
上記構成において、前記位置指定部は、ループ再生の開始位置の指定を受け付け、前記制御部は、前記位置指定部が受けつけた位置の直前又は直後のビート位置をループ再生の開始位置に設定するとともに、前記ループ再生の開始位置から所定ビート間隔分後をループ再生の終了位置に設定するようにしてもよい。
前記制御部は、例えば、ビート間隔をフレーム単位又はサンプル単位で算出する。
前記制御部は、例えば、ビート間隔をフレーム単位又はサンプル単位で算出する。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる再生方法は、記録媒体に記録されたオーディオデータを再生し、再生するオーディオデータ中の、任意の位置の指定を受け付け、位置の指定を受け付けたとき、当該受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を指定位置に設定する。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、記録媒体に記録されたオーディオデータを再生する再生処理と、前記再生処理で再生するオーディオデータ中の、任意の位置の指定を受け付ける位置指定処理と、前記位置指定処理で位置の指定を受け付けたとき、当該受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を指定位置に設定する制御処理と、をコンピュータに実行させる。
上記プログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
上記プログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。
すなわち、上記プログラムを再生装置、コンピュータ装置、ゲーム装置等に読み込ませるとともに、一連の処理を実行させることで、本発明を容易に実現することができる。この場合、プログラムを、プログラム記録媒体という形態とすることにより、ソフトウェア商品として装置とは独立した形で、生産、販売、配布等を容易に行うことができる。また、再生装置、コンピュータ装置、ゲーム装置等のハードウェアに、このソフトウェアを予め組み込んでおくことによって本発明を容易に実施することができる。
さらには、上記プログラムを符号化し、搬送波に重畳されたプログラムコード信号として送信するとともに、この搬送波に重畳されたプログラムコード信号を受信し、元のプログラムに復号化してコンピュータ装置等に実行させることにより、本発明における再生技術を容易に実施することができる。また、このようなコンピュータ装置等にダウンロードされ、復号されたプログラムを、CD−R等に記録させて再生装置等にインストールすることも可能である。
さらには、上記プログラムを符号化し、搬送波に重畳されたプログラムコード信号として送信するとともに、この搬送波に重畳されたプログラムコード信号を受信し、元のプログラムに復号化してコンピュータ装置等に実行させることにより、本発明における再生技術を容易に実施することができる。また、このようなコンピュータ装置等にダウンロードされ、復号されたプログラムを、CD−R等に記録させて再生装置等にインストールすることも可能である。
本発明によれば、簡単な操作で、違和感のないスムーズな再生が可能な再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体が提供される。
本発明に係る実施の形態について、以下、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は一例であり、これに限定されない。
本実施の形態に係る再生装置は、アナログレコードを操作する場合と同様の操作により、CD、DVD等の記録媒体に記録されたデジタルオーディオデータについて、DJ等の操作者が自在な再生を行うことが可能であり、例えば、クラブ、スタジオ、ホームパーティ等で好適に使用可能である。
本実施の形態に係る再生装置は、アナログレコードを操作する場合と同様の操作により、CD、DVD等の記録媒体に記録されたデジタルオーディオデータについて、DJ等の操作者が自在な再生を行うことが可能であり、例えば、クラブ、スタジオ、ホームパーティ等で好適に使用可能である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る再生装置の構成を図1に示す。図1に示す再生装置10は、再生部12と、RAM(Random Access Memory)14と、メモリ制御部16と、DAC(Digital to Analog Converter)と、表示部20と、操作部22と、システム制御部24と、を備える。
本発明の第1の実施の形態に係る再生装置の構成を図1に示す。図1に示す再生装置10は、再生部12と、RAM(Random Access Memory)14と、メモリ制御部16と、DAC(Digital to Analog Converter)と、表示部20と、操作部22と、システム制御部24と、を備える。
再生部12は、記録媒体の読み取りドライブから構成され、CD、DVD等の記録媒体に記録されたデジタルデータを読み取り、再生する。再生部12は、デジタルデータが記憶された外付けメモリ、例えば、外付けハードディスク、フラッシュメモリ等からデジタルデータを読み出してもよい。
RAM14は、システム制御部24の制御により分離されメモリ制御部16に入力されたデジタルオーディオ信号を記憶する。
メモリ制御部16は、RAM14のメモリアドレスを管理する。また、メモリ制御部16は、システム制御部24により指示されたアドレス順及び速度で、RAM14に記憶されたオーディオデータを読み出す。
再生部12が再生するデジタルデータのサンプリング周波数が44.1kHzの場合、1秒間のサンプル数は44100個となり、1フレーム(=1/75秒)では588個となる。メモリ制御部16は1サンプル毎のデジタルデータをRAM14に順番に記録していく。ここで、サンプリング周波数が44.1kHz、量子化ビットが16ビット、2チャンネルのCD音源については、RAM14に20秒分のデータを記録する場合、RAM14の容量は3528000バイトあればよい。
DAC18は、メモリ制御部16によりRAM14から読み出されたデジタルオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換する。DAC18から出力されたアナログオーディオ信号は、出力端子26を介してスピーカ等の機器に出力される。DAC18と出力端子26との間にアンプを設け、増幅したアナログオーディオ信号を出力してもよい。
図2を参照して、RAM14へのデータ書込みについて説明する。図2(a)は、RAM14上に20秒分のデータを記録可能とした場合を説明する図であり、1マスは1秒分に該当する。図2(b)は、1秒分のデータのメモリ内容を示し、1マスは1フレームに該当する。なお、以下では、RAM14に20秒分のデータを蓄積するものとし、データは2チャンネルのCD音源であるものとする。
メモリ制御部16は、1フレーム(=588サンプル×2チャンネル)分のデータを記録する毎に、後述するシステム制御部24に信号を通知する。システム制御部24は、通知されたタイミングで書込みアドレスWを1ずつインクリメントしていくことで、RAM14のデータ蓄積量を管理する。
また、メモリ制御部16がRAM14から1フレーム分のデータをDAC18に送る毎にシステム制御部24に信号を通知する。システム制御部24は、通知されたタイミングで再生アドレスRを1ずつインクリメントしていくことでRAM14上のデータの再生位置を管理する。20秒分のデータをフレーム単位でアドレス管理する場合、メモリアドレスは0から1499までの値をとる。本例では、メモリアドレス1499の次は0に戻るものとする。
表示部20は、液晶表示装置等から構成される。表示部20は、現在再生しているトラック、ファイルの再生時間、操作内容等の操作に必要な情報を表示する。
操作部22は、ジョグダイヤル部、再生ボタン、再生停止ボタン等を備え(いずれも図1中図示せず)、操作者の操作を介して指示入力を受け付ける。システム制御部24は、ジョグダイヤル部の回転速度及び回転方向に応じて、RAM14に記憶されたデジタルデータを読み出すようメモリ制御部16を制御する。
操作部22は、再生開始位置指定部30を備える。再生開始位置指定部30は、「キューボタン」、「ホットスタートキー」等と名付けられたボタンキー等を備える。再生開始位置指定部30は、操作者から曲中の任意の再生開始位置(キュー位置)についての指定入力を受け付ける。
また、本例における再生開始位置指定部30は、後述するようにシステム制御部24により設定された再生開始位置(キュー位置)からの即時再生の入力も受け付ける。例えば、操作者は、曲の再生中、再生開始位置指定部30を一度操作してキュー位置を指定し、その後操作者がもう一度再生開始位置指定部30を操作したとき、設定されたキュー位置から曲が即時に頭出し再生される。勿論、再生開始位置指定部30とは別個に、再生開始位置指定部30の入力を確定する「エンターボタン」等や、設定されたキュー位置からの再生開始を指示するための「スタッターボタン」等を設けてもよい。
システム制御部24は、再生装置10の動作を統括的に制御する。システム制御部24は、特に、ループ再生機能に関して以下のような処理を行う。
システム制御部24は、再生部12が再生するオーディオ信号から、ビート(強拍)を検出する。例えば、システム制御部24は、特定の楽器(例えば、常にほぼ一定の周波数成分を発生する打楽器等)が定期的に発生する所定レベル以上のビートを検出する。システム制御部24は、検出したビート位置に対応するRAM14上の再生アドレスをアドレス情報記憶部34に記憶する。
システム制御部24は、検出したビートに基づいてBPM(Beat Per Minute)を算出する。ここで、BPMは、曲(再生音)のテンポを表し、1分間に存在するビート(拍)数を意味する。BPMは、操作者が操作部22から所望のように設定可能であってもよく、あるいは、操作者が再生音を聴きながら入力するビートから算出するようにしてもよい。BPMは、例えば、60〜180の値に定められる。
ビート位置、BPMが付加情報としてオーディオデータに付随して記録媒体に記録されている場合には、システム制御部24はこれを参照する。
ビート位置、BPMが付加情報としてオーディオデータに付随して記録媒体に記録されている場合には、システム制御部24はこれを参照する。
システム制御部24は、再生開始位置指定部30から再生位置を指定する入力信号を受け付けたとき、信号を受け付けた時点に対応するオーディオデータのRAM14上のメモリアドレスをメモリ制御部16を介して取得する。
システム制御部24は、アドレス情報記憶部34を参照し、指定されたアドレスの直後のビート位置に対応するメモリアドレスを取得し、当該アドレス情報を再生の開始位置アドレスとしてアドレス情報記憶部34に記憶する。
なお、操作者が指定したアドレスがビート位置と完全に一致するのは事実上あまり考えられないことから、本明細書中、「直後」あるいは「直前」のビート位置とは、指定アドレスがビート位置と一致した場合にはそのアドレスを指すものとする。
システム制御部24は、再生開始位置指定部30が操作者により操作され、キュー位置からの再生の開始指示入力があったとき、アドレス情報記憶部34に記憶された開始位置アドレスからデータを読み出して再生を開始する。
従って、操作者がビート位置でない時点で再生開始位置指定部30を操作してキュー位置を設定した場合であっても、常に再生の開始位置はビート位置と一致する。これにより、再生音を、常に違和感無く、スムーズなものとすることが可能となる。
以下、本実施の形態における再生動作について説明する。図3に、本実施の形態にかかる再生動作のフローを示す。なお、以下に示す例では、曲の再生中にキュー位置を設定し、さらに、設定されたキュー位置から即時再生(バックキュー)する場合について説明する。
再生装置10の電源が入っている状態で、操作部22を介して操作者から再生指示を受け付けたとき、システム制御部24は、記録媒体に記録されたデータを再生するよう再生部12及びメモリ制御部16を制御する(ステップS11)。
また、システム制御部24は、再生部12が再生したオーディオ信号をRAM14にバッファさせるようメモリ制御部16を制御する(ステップS12)。RAM14に一定量のオーディオ信号がバッファされた後、システム制御部24は、RAM14から順次オーディオ信号を読み出し、DAC18に送るようメモリ制御部16を制御する。DAC18からのアナログオーディオ信号は、出力端子26を介してスピーカ、ヘッドホン等から出力され、操作者は再生音を聴くことができる(ステップS13)。
一方で、システム制御部24は、再生音のビート位置、BPMを設定する(ステップS14)。システム制御部24は、例えば、オーディオ信号からビート位置を検出し、ビート位置に関するアドレス情報をアドレス情報記憶部34に記憶する。システム制御部24は、RAM14にバッファされるオーディオ信号について順次ビート位置に関するアドレス情報をアドレス情報記憶部34に記憶する。
また、システム制御部24は、例えば、検出したビート位置から再生音のBPMを算出する。BPMが別途入力される場合には、システム制御部24はこれをBPMに設定する。
また、システム制御部24は、例えば、検出したビート位置から再生音のBPMを算出する。BPMが別途入力される場合には、システム制御部24はこれをBPMに設定する。
なお、ビート位置の検出及びBPMの設定は、再生部12からRAM14へのデータのバッファ中など、再生動作中であればいつ行われてもよく、さらに、オーディオデータの属性情報としてビート位置等がDVD等の記録媒体に記録されている場合には、これを参照すればよい。
再生中、操作者が再生停止の指示入力をした場合、1トラック分のデータ再生を終了した場合等には、システム制御部24は再生動作を終了する(ステップS15:YES)。
また、再生中、操作者が再生開始位置指定部30を介して、再生開始位置(キュー位置)の入力操作を行ったとき(ステップS16:YES)、システム制御部24は、アドレス情報記憶部34を参照し、入力操作がなされた時点のアドレスの直後のビート位置のRAM14上のメモリアドレスを取得する(ステップS17)。
その後操作者が再生開始位置指定部30を操作しなければ(ステップS18:NO)、そのまま通常のオーディオ出力を行う(ステップS13)。
その後操作者が再生開始位置指定部30を操作し、設定されたキュー位置からの再生が指示された場合(ステップS18:YES)、システム制御部24は、アドレス情報記憶部34を参照し、再生開始位置アドレスに戻ってデータを読出し(ステップS19)、読み出したデータを出力するようメモリ制御部16を制御する(ステップS13)。これにより、再生開始位置指定部30を介して操作者が指定した位置がビート位置でなくても、実際の再生はビートの先頭から行われ、違和感のないスムーズな再生が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態においては、操作者が再生の開始位置(キュー位置)として指定した位置の直後のビート位置を、再生開始位置アドレスに設定する。これにより、操作者が入力した再生開始位置がビート位置でなくても、設定されるキュー位置はビート位置と常に一致する。
一般に、キュー位置がビート位置と合致する方が扱いやすく、また、再生中にキュー位置に戻ってバックキュー再生する場合などには音のつなぎがスムーズとなる。キュー位置をビート位置に一度で正確に合わせることは困難であり、通常は、一旦設定した後に微調整が必要とされる。
一方で、本実施の形態によれば、操作者が一度再生開始位置指定部30を操作するのみで、キュー位置をビート位置に正確に一致させることができ、違和感のない、スムーズな音声演出が可能となる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。第2の実施の形態は、本発明をループ再生機能を有する再生装置に適用した例である。なお、以下の説明において、図1及び図3と共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。第2の実施の形態は、本発明をループ再生機能を有する再生装置に適用した例である。なお、以下の説明において、図1及び図3と共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
第2の実施の形態にかかる再生装置の構成を図4に示す。図4に示す再生装置10の操作部22は、再生開始位置指定部30に加え、再生終了位置指定部32を備える。
第2の実施の形態における再生開始位置指定部30は、「ループインボタン」等として設けられ、ループ再生の開始位置の入力を受け付ける。
再生終了位置指定部32は、例えば「ループアウトボタン」と名付けられたボタンキー等を備える。再生終了位置指定部32は、操作者からループ再生の終了位置の入力を受け付ける。
再生終了位置指定部32は、例えば「ループアウトボタン」と名付けられたボタンキー等を備える。再生終了位置指定部32は、操作者からループ再生の終了位置の入力を受け付ける。
また、本例における再生終了位置指定部32は、後述するようにシステム制御部24により設定されたループ再生範囲の即時再生の開始指示入力も受け付ける。例えば、操作者は、曲の再生中、再生開始位置指定部30を操作して再生開始位置を指定する。その後、操作者は、再生終了位置指定部32を操作して再生終了位置を指してループ再生範囲を設定すると、この作業により同時にループ再生の開始が指示される。勿論、再生終了位置の指定とループ再生開始の指示を別に行うようにしてもよく、また、再生終了位置指定部32とは別個に設定されたループ範囲の再生開始を指示するためのボタン等を設けてもよい。
以下、本第2の実施の形態におけるループ再生動作について説明する。図5に、本実施の形態にかかるループ再生動作のフローを示す。
再生装置10の電源が入っている状態で、操作部22を介して操作者から再生指示を受け付けたとき、システム制御部24は、記録媒体に記録されたデータを再生するよう再生部12及びメモリ制御部16を制御する(ステップS61)。
再生装置10の電源が入っている状態で、操作部22を介して操作者から再生指示を受け付けたとき、システム制御部24は、記録媒体に記録されたデータを再生するよう再生部12及びメモリ制御部16を制御する(ステップS61)。
また、システム制御部24は、再生部12が再生したオーディオ信号をRAM14にバッファさせるようメモリ制御部16を制御する(ステップS62)。RAM14に一定量のオーディオ信号がバッファされた後、システム制御部24は、RAM14から順次オーディオ信号を読み出し、DAC18に送るようメモリ制御部16を制御する。DAC18からのアナログオーディオ信号は、出力端子26を介してスピーカ、ヘッドホン等から出力され、操作者は再生音を聴くことができる(ステップS63)。
一方で、システム制御部24は、再生音のビート位置、BPMを設定する(ステップS64)。システム制御部24は、例えば、オーディオ信号からビート位置を検出し、ビート位置に関するアドレス情報をアドレス情報記憶部34に記憶する。システム制御部24は、RAM14にバッファされるオーディオ信号について順次ビート位置に関するアドレス情報をアドレス情報記憶部34に記憶する。
また、システム制御部24は、例えば、検出したビート位置から再生音のBPMを算出する。BPMが別途入力される場合には、システム制御部24はこれをBPMに設定する。
なお、ビート位置の検出及びBPMの設定は、再生部12からRAM14へのデータのバッファ中など、再生動作中であればいつ行われてもよく、さらに、オーディオデータの属性情報としてビート位置等がDVD等の記録媒体に記録されている場合には、これを参照すればよい。
また、システム制御部24は、例えば、検出したビート位置から再生音のBPMを算出する。BPMが別途入力される場合には、システム制御部24はこれをBPMに設定する。
なお、ビート位置の検出及びBPMの設定は、再生部12からRAM14へのデータのバッファ中など、再生動作中であればいつ行われてもよく、さらに、オーディオデータの属性情報としてビート位置等がDVD等の記録媒体に記録されている場合には、これを参照すればよい。
再生中、操作者が再生停止の指示入力をした場合、1トラック分のデータ再生を終了した場合等には、システム制御部24は再生動作を終了する(ステップS65:YES)。
また、再生中、操作者が再生開始位置指定部30を介して、ループ再生の再生開始位置の入力操作を行ったとき(ステップS66:YES)、システム制御部24は、アドレス情報記憶部34を参照し、入力操作がなされた時点のアドレスの直後のビート位置のRAM14上のメモリアドレスを取得する(ステップS67)。
次いで、システム制御部24は、再生音のBPMに基づいて、ループ開始位置から1ビート間隔分後のメモリアドレスを上述したように算出し、ループ再生の終了位置アドレスとしてアドレス情報記憶部34に記憶する。
その後の再生中、操作者が再生停止の指示入力をした場合、1トラック分のデータ再生を終了した場合等には、システム制御部24は再生動作を終了する(ステップS68:YES)。
その後、操作者が再生終了位置指定部32を介して、ループ再生の再生終了位置の入力操作を行ったとき(ステップS69:YES)、システム制御部24は、アドレス情報記憶部34を参照し、入力操作がなされた時点のアドレスの直後のビート位置のRAM14上のメモリアドレスを取得する(ステップS70)。
次いで、システム制御部24は、再生音のBPMに基づいて、ループ開始位置から1ビート間隔分後のメモリアドレスを上述したように算出し、ループ再生の終了位置アドレスとしてアドレス情報記憶部34に記憶する。
次いで、システム制御部24は、アドレス情報記憶部34を参照し、再生開始位置アドレス及び再生終了位置アドレスで指定された区間をループ再生範囲として読出すようメモリ制御部16を制御する(ステップS71)。
その後、操作部22からループ再生の終了指示を受け付けたとき、システム制御部24はループ再生を終了する(ステップS72)。
以上説明したように、本実施の形態においては、操作者がループ再生の開始及び終了位置を設定した位置の直後のビート位置をそれぞれループ再生の開始及び終了位置アドレスに設定する。これにより、開始及び終了位置を指定するだけの簡単な操作で、操作者が入力した再生開始及び終了位置がビート位置と一致しなくとも、実際のループ再生音はビート位置に一致する。このため、ループのつなぎは違和感のないものとなり、スムーズなループ再生演出が可能となる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、再生の開始位置の指定がシステム制御部24に通知されたとき、操作時点の直後のビート位置が再生の開始位置に設定される。しかし、これに限らず、再生の開始位置の指定がシステム制御部24に通知されたときに、操作時点の直前のビート位置を再生の開始位置に設定するようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。第3の実施の形態は、本発明をループ再生機能を有する再生装置に適用した例である。なお、以下の説明において、図1及び図3と共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。第3の実施の形態は、本発明をループ再生機能を有する再生装置に適用した例である。なお、以下の説明において、図1及び図3と共通する構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
第3の実施の形態にかかる再生装置の構成を図6に示す。図6に示す再生装置10の操作部22は、再生開始位置指定部30に加え、ループ再生指示部36を備える。
第3の実施の形態における再生開始位置指定部30は、「ループインボタン」等として設けられ、ループ再生の開始位置の入力を受け付ける。
ループ再生指示部36は、例えば「ループ再生キー」と名付けられたボタンキー等を備える。ループ再生指示部36は、操作者からループ再生の開始についての指示入力を受け付ける。
ループ再生指示部36は、例えば「ループ再生キー」と名付けられたボタンキー等を備える。ループ再生指示部36は、操作者からループ再生の開始についての指示入力を受け付ける。
第3の実施の形態において、システム制御部24は、再生音のBPMに基づいて、ループ開始位置に対応するビートの1ビート間隔分後のRAM14上のメモリアドレスを算出し、ループ再生の終了位置アドレスとしてアドレス情報記憶部34に記憶する。
ここで、BPMを用いてビート間隔をフレームで表したとき、その関係は、(ビート間隔)=60×75/BPM(単位:フレーム)で表される。すなわち、BPMが60の場合ビート間隔は75フレームで表され、BPMが90の場合ビート間隔は50フレームで表され、BPMが180の場合ビート間隔は25フレームで表される。
システム制御部24は、上記関係式に現在再生している音のBPMを適用してビート間隔を算出する。次いで、システム制御部24は、アドレス情報記憶部34に記憶したループ再生開始位置アドレスと、算出したビート間隔とに基づいて、ループ再生の終了位置を設定する。より具体的には、システム制御部24は、ループ再生開始位置アドレスから1ビート間隔に相当するフレーム分後の再生アドレスを終了位置アドレスに設定する。
システム制御部24は、ループ再生指示部36が操作者により操作され、ループ再生の開始指示入力があったとき、アドレス情報記憶部34に記憶された開始位置アドレスと終了位置アドレスの間のデータについてループ再生を行う。
従って、操作者がビート位置でない時点で再生開始位置指定部30を操作した場合であっても、常にループ再生の開始位置はビート位置と一致するとともに、その終了位置についてもその1ビート間隔分後となる。これにより、ループ再生の再生音を、常に違和感無く、スムーズなものとすることが可能となる。
例えば、BPMが90の場合、図7に示すように、ビート位置に対応する再生開始位置に設定された再生アドレスがNであれば、次に強拍となるメモリアドレス(N+50)が終了位置アドレスに設定される。従って、この場合、操作者がどの時点で再生開始位置を指定しても、常にビート位置から50フレーム分がループ再生され、スムーズなループ再生が可能となる。
以下、本実施の形態におけるループ再生動作について説明する。図8に、本実施の形態にかかるループ再生動作のフローを示す。
再生装置10の電源が入っている状態で、操作部22を介して操作者から再生指示を受け付けたとき、システム制御部24は、記録媒体に記録されたデータを再生するよう再生部12及びメモリ制御部16を制御する(ステップS81)。
再生装置10の電源が入っている状態で、操作部22を介して操作者から再生指示を受け付けたとき、システム制御部24は、記録媒体に記録されたデータを再生するよう再生部12及びメモリ制御部16を制御する(ステップS81)。
また、システム制御部24は、再生部12が再生したオーディオ信号をRAM14にバッファさせるようメモリ制御部16を制御する(ステップS82)。RAM14に一定量のオーディオ信号がバッファされた後、システム制御部24は、RAM14から順次オーディオ信号を読み出し、DAC18に送るようメモリ制御部16を制御する。DAC18からのアナログオーディオ信号は、出力端子26を介してスピーカ、ヘッドホン等から出力され、操作者は再生音を聴くことができる(ステップS83)。
一方で、システム制御部24は、再生音のビート位置、BPMを設定する(ステップS84)。システム制御部24は、例えば、オーディオ信号からビート位置を検出し、ビート位置に関するアドレス情報をアドレス情報記憶部34に記憶する。システム制御部24は、RAM14にバッファされるオーディオ信号について順次ビート位置に関するアドレス情報をアドレス情報記憶部34に記憶する。
また、システム制御部24は、例えば、検出したビート位置から再生音のBPMを算出する。BPMが別途入力される場合には、システム制御部24はこれをBPMに設定する。
なお、ビート位置の検出及びBPMの設定は、再生部12からRAM14へのデータのバッファ中など、再生動作中であればいつ行われてもよく、さらに、オーディオデータの属性情報としてビート位置等がDVD等の記録媒体に記録されている場合には、これを参照すればよい。
なお、ビート位置の検出及びBPMの設定は、再生部12からRAM14へのデータのバッファ中など、再生動作中であればいつ行われてもよく、さらに、オーディオデータの属性情報としてビート位置等がDVD等の記録媒体に記録されている場合には、これを参照すればよい。
再生中、操作者が再生停止の指示入力をした場合、1トラック分のデータ再生を終了した場合等には、システム制御部24は再生動作を終了する(ステップS85:YES)。
また、再生中、操作者が再生開始位置指定部30を介して、ループ再生の再生開始位置の入力操作を行ったとき(ステップS86:YES)、システム制御部24は、アドレス情報記憶部34を参照し、入力操作がなされた時点のアドレスの直後のビート位置のRAM14上のメモリアドレスを取得する(ステップS87)。
次いで、システム制御部24は、再生音のBPMに基づいて、ループ開始位置から1ビート間隔分後のメモリアドレスを上述したように算出し、ループ再生の終了位置アドレスとしてアドレス情報記憶部34に記憶する(ステップS88)。
図7を参照して、RAM14上の強拍フレーム(ビート位置)がNで再生アドレスがRのときに、操作部22から再生開始位置指定の指示がシステム制御部24に入力された場合、BPMが90の場合、直後の強拍フレームは(N+50)である。このとき、R<(N+50)であれば、システム制御部24は、(N+50)をループ再生開始フレーム、(N+100−1)をループ再生終了フレームに決定する。
図8に戻り、再生中、操作者が再生停止の指示入力をした場合、1トラック分のデータ再生を終了した場合等には、システム制御部24は再生動作を終了する(ステップS89:YES)。また、再生中操作者がループ再生指示部36を操作しなければ(ステップS90:NO)、そのまま通常のオーディオ出力を行う。
操作者がループ再生指示部36を操作し、ループ再生が指示された場合(ステップS90:YES)、システム制御部24は、アドレス情報記憶部34を参照し、再生開始位置アドレス及び再生終了位置アドレスで指定された区間をループ再生範囲として読出すようメモリ制御部16を制御する(ステップS91)。これにより、ループ再生指示された再生位置がビート位置でなくても、実際のループ再生音はビートの先頭から1ビート間隔分となり、スムーズなループ再生音となる。
その後、操作部22からループ再生の終了指示を受け付けたとき、システム制御部24はループ再生を終了する(ステップS92)。
以上説明したように、本実施の形態においては、操作者がループ再生の開始位置を設定した位置の直後のビート位置をループ再生の開始位置アドレスに設定する。また、ループ再生の終了位置は、BPMから算出した1ビート間隔分、開始位置アドレスから進めた位置に設定される。これにより、開始位置を指定するだけの簡単な操作で、操作者が入力した再生開始位置がビート位置でなくても、実際のループ再生音はビートの先頭から1ビート間隔分となり、スムーズなループ再生音となる。
なお、上記第3の実施の形態において、ループの終了位置として自動的に算出される位置は、ループの開始位置から1ビート間隔分後とした。しかし、ループの終了位置は、1ビート間隔分後に限らず、2ビート分後、4ビート分後、1/2ビート分後等、どのように設定してもよい。この場合、例えば、「1倍」、「2倍」、「4倍」等の複数のボタンを設け、操作者が設定可能とすればよい。システム制御部24は、入力されたループ開始位置の直後のビート位置を開始位置に設定するとともに、所定倍したビート間隔分後のアドレスをループ終了位置に設定する。このようにして、操作者は、ループの両端をビート位置に設定しつつ、自由にその長さを調節することが可能となる。
また、上記第3の実施の形態では、ループ再生の開始位置の指定がシステム制御部24に通知されたとき、図7に示すように操作時点の直後のビート位置(N+50)がループ再生の開始位置とされる。しかし、これに限らず、図9に示すように、ループ再生の開始位置の指定がシステム制御部24に通知されたときに、操作時点の直前のビート位置(N)をループ再生の開始位置とするようにしてもよい。
また、上記第3の実施の形態では、ビート間隔はフレーム単位で算出するものとした。しかし、BPMが120の場合、上述の式からビート間隔は37.5フレームとなり、ループ再生音がスムーズにならないこととなる。このような場合、フレーム単位ではなく、サンプル単位でビート間隔を管理し、サンプル単位でループ再生することも可能である。この場合のサンプル単位のビート間隔は、(ビート間隔)=60×75×588/BPM(単位:サンプル)で表される。このようにサンプル単位で管理した場合、フレーム単位で管理した場合と同様に、ビートに正確に合った、スムーズな再生が可能となる。
フレーム単位とサンプル単位とをBPMに応じてシステム制御部24が切り替えるようにしてもよく、デフォルトでサンプル単位でビート間隔を算出するようにしてもよい。
フレーム単位とサンプル単位とをBPMに応じてシステム制御部24が切り替えるようにしてもよく、デフォルトでサンプル単位でビート間隔を算出するようにしてもよい。
上記第1〜3の実施の形態において、操作者が入力した位置は、常に、ビート位置に修正されるものとした。しかし、操作者の好みに応じて、入力位置をビート位置に合致させる機能をオン・オフ可能な構成としてもよい。
また、操作者の使用感に合わせて、あるいは、BPM検出がずれている場合等のため、ビート位置から所定のオフセット値(例えば所定フレーム分、所定サンプル分)ずれるように予め操作者が設定可能なようにしてもよい。この場合、例えば、システム制御部24は、操作部22から受け付けたオフセット値を記憶し、再生位置の指定を受け付けたとき、直前又は直後のビート位置に所定オフセット値を増減した位置を指定位置に設定する。これにより、簡単かつ正確な操作を実現しつつ、操作者の細かい嗜好に応えることが可能となる。
また、操作者の使用感に合わせて、あるいは、BPM検出がずれている場合等のため、ビート位置から所定のオフセット値(例えば所定フレーム分、所定サンプル分)ずれるように予め操作者が設定可能なようにしてもよい。この場合、例えば、システム制御部24は、操作部22から受け付けたオフセット値を記憶し、再生位置の指定を受け付けたとき、直前又は直後のビート位置に所定オフセット値を増減した位置を指定位置に設定する。これにより、簡単かつ正確な操作を実現しつつ、操作者の細かい嗜好に応えることが可能となる。
上記第1〜3実施の形態では、ジョグダイヤル等によりRAM14にバッファされたデータの読み出し速度及び順序を制御可能な、いわゆるDJ機器について本発明を適用した場合について説明した。しかし、本発明は、これに限らず、いわゆるキュー機能、ループ機能を備えるいかなる再生装置にも適用可能である。
さらに、本発明は、コンピュータ装置、ゲーム装置等のための、いわゆるDJソフト、DJゲーム等のプログラムにおいて実現することができ、このプログラムを記録媒体(CD−ROM等)に記録して汎用パーソナルコンピュータ、ゲーム装置等において動作させることが可能である。
10…再生装置、12…再生部、14…RAM、16…メモリ制御部、18…DAC18、20…表示部、22…操作部、24…システム制御部、26…出力端子、30…再生開始位置指定部、34…アドレス情報記憶部
Claims (9)
- 記録媒体に記録されたオーディオデータを再生する再生部と、
前記再生部が再生するオーディオデータ中の、任意の位置の指定を受け付ける位置指定部と、
前記位置指定部が位置の指定を受け付けたとき、当該受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を指定位置に設定する制御部と、
を備える、ことを特徴とする再生装置。 - 前記位置指定部は、キュー位置の指定を受け付け、
前記制御部は、前記位置指定部が受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を、キュー位置に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記位置指定部は、ループ再生の開始位置及び終了位置の指定を受け付け、
前記制御部は、前記位置指定部が受け付けた開始位置及び終了位置のそれぞれ直前又は直後のビート位置を、ループ再生の開始位置及び終了位置に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記位置指定部は、ループ再生の開始位置の指定を受け付け、
前記制御部は、前記位置指定部が受けつけた位置の直前又は直後のビート位置をループ再生の開始位置に設定するとともに、前記ループ再生の開始位置から所定ビート間隔分後をループ再生の終了位置に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記制御部は、ビート間隔をフレーム単位で算出する、ことを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
- 前記制御部は、ビート間隔をサンプル単位で算出する、ことを特徴とする請求項4に記載の再生装置。
- 記録媒体に記録されたオーディオデータを再生し、
再生するオーディオデータ中の、任意の位置の指定を受け付け、
位置の指定を受け付けたとき、当該受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を指定位置に設定する、
ことを特徴とする再生方法。 - 記録媒体に記録されたオーディオデータを再生する再生処理と、
前記再生処理で再生するオーディオデータ中の、任意の位置の指定を受け付ける位置指定処理と、
前記位置指定処理で位置の指定を受け付けたとき、当該受け付けた位置の直前又は直後のビート位置を指定位置に設定する制御処理と、
をコンピュータに実行させる、ことを特徴とするプログラム。 - 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006082560A JP2007257771A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 再生装置、再生方法、プログラム及び記録媒体 |
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ID=38631846
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012007990A1 (ja) * | 2010-07-14 | 2012-01-19 | パイオニア株式会社 | 再生システム、再生方法およびそのプログラム |
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-
2006
- 2006-03-24 JP JP2006082560A patent/JP2007257771A/ja active Pending
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