JP6024722B2 - 楽音制御装置、楽音制御方法、プログラム及び電子楽器 - Google Patents

楽音制御装置、楽音制御方法、プログラム及び電子楽器 Download PDF

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Description

本発明は、楽音制御装置、楽音制御方法、プログラム及び電子楽器に関する。
従来、レコードに記録された楽音を再生する、いわゆるターンテーブル/DJミキサが知られている。
ターンテーブル/DJミキサにおいては、レコードを回転方向に進退させ、同じ部分に記録された楽音を反復再生させるスクラッチ操作を行うことが可能である。
また、このようなターンテーブル/DJミキサにおけるスクラッチ操作の機能を電子的な処理によって実現する技術が開発されている。
例えば、特許文献1に記載されたスクラッチ再生装置では、CDやDVD等のデジタルディスクをスクラッチ操作により楽音を発生させる場合に、オーディオデータの拍子を表す拍子データをディスクに記録し、拍子データを用いてスクラッチ再生することとしている。
特開平11−144394号公報
しかしながら、レコードやデジタルディスク等、楽音が記録された媒体を用いることなく、外部入力や演奏等によってリアルタイムに入力される楽音を用いてスクラッチ操作の機能を実現する場合、楽音が記録された媒体を用いる場合と同様にスクラッチ操作の機能を実現することができない。例えば、リアルタイムに入力される楽音の場合、現在の再生位置より先(未来)の楽音は、未だ入力されていないことから、スクラッチ操作において使用することができない。
即ち、従来の技術においては、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、適切に再生することが困難であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願発明の楽音制御装置は、
双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、
順次供給される楽音データをリアルタイムで再生する再生手段と、
前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶する第1のリングバッファと、
前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記第1のリングバッファに記憶されている楽音のデータをコピーして記憶する第2のリングバッファと、
前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように前記再生手段を制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応してより適切に再生することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る楽音制御装置の外観構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る楽音制御装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 本発明に係る音楽制御装置の模式図である。 第1実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る楽音制御装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 第2実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第3実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第4実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第5実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第6実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第7実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第7実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第8実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第8実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第9実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。 第9実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
[構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る楽音制御装置1の外観構成を示す模式図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る楽音制御装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
楽音制御装置1は、例えば楽音にスクラッチ操作を行ったり、エフェクトを付与したりする、いわゆるターンテーブル/DJミキサの機能を電子的な処理で実現した電子機器である。ここで、スクラッチ操作とは、レコードを回転方向に進退させ、同じ部分に記録された楽音を反復再生させる操作をいう。本発明においては、レコードに対してスクラッチ操作が行われた場合を模した楽音の発生を電子的な処理で実現する。
楽音制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、外部インターフェース部16と、入力部17と、出力部18と、記憶部19と、通信部20と、ドライブ21と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、または、記憶部19からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等(例えば、後述するスクラッチエフェクトが動作中であることを示すフラグ等)も適宜記憶される。RAM13の一領域には、録音用リングバッファ13aが設けられている。録音用リングバッファ13aは、楽音制御装置1に入力される楽音の設定された時間(例えば、4〜5秒)分のデータを循環的に記憶する。具体的には、録音用リングバッファ13aには、PCM(Pulse Code Modulation)等によって符号化された楽音の波高値のデータが記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、外部インターフェース部16、入力部17、出力部18、記憶部19、通信部20及びドライブ21が接続されている。
外部インターフェース部16は、USB(Universal Serial Bus)あるいはMIDI(Musical Instrument Digital Interface)等の入出力ポートを備え、外部機器との信号の入出力を制御する。外部インターフェース部16を介して、外部機器からリアルタイムの楽音のデータが入力される。
入力部17は、回転操作子(ノブ)、スライダー、ボタン及びパッド等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。具体的には、入力部17は、スクラッチ操作の入力を受け付けるスライダー17aを備えている。スライダー17aは、基準位置からプラス方向(例えば、図1における右方向)及びマイナス方向(例えば、図1における左方向)に直線的に往復移動可能な操作子である。スライダー17aを基準位置からプラス方向に移動させる操作は、ターンテーブルのレコードを順方向に回転させるスクラッチ操作(順方向のスクラッチ操作)に対応し、スライダー17aを基準位置からマイナス方向に移動させる操作は、ターンテーブルのレコードを逆方向に回転させるスクラッチ操作(逆方向のスクラッチ操作)に対応する。
スライダー17aをプラス方向またはマイナス方向に移動させる操作が行われると、後述するスクラッチエフェクト割り込み処理に従って、順方向または逆方向のスクラッチ操作に対応する楽音が発生される。即ち、ユーザは、スライダー17aに対してプラス方向及びマイナス方向への移動操作を繰り返すことにより、ターンテーブルのレコードに対するスクラッチ操作に相当する操作を入力することができる。
出力部18は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や楽音を出力する。
記憶部19は、ハードディスクあるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、楽音制御装置1において用いられる各種データを記憶する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。楽音制御装置1に入力されるリアルタイムの楽音のデータは、外部インターフェース部16に加え、通信部20を介して入力することも可能である。
ドライブ21には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ21によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部19にインストールされる。また、リムーバブルメディア31は、記憶部19に記憶されている各種データも、記憶部19と同様に記憶することができる。
[動作]
次に、楽音制御装置1の動作を説明する。
図3は、図2のCPU11で実行される処理を模式的に表した機能ブロック図である。
再生制御部41、再生部42、録音部43の機能は、図2のCPU11の処理によって実現される。
まず、外部インターフェース部16または通信部20を介して楽音データが楽音制御装置1に入力され、録音部43は入力された楽音データを録音用リングバッファ13aに格納する。
そして、ユーザによってスライダー17aが動かされると、CPU11によってスクラッチ操作の向きと速度が取得され、再生制御部41は取得したスクラッチ操作の速度に対応した再生速度と、スクラッチ操作の向きに対応した順方向又は逆方向の再生を設定する。
再生部42は、再生制御部41によって設定された再生速度と再生方向に基づいて、録音用リングバッファ13aに格納された楽音のデータの再生を行う。
このようにして、リアルタイムに入力される楽音に対して、スクラッチ操作に応じたエフェクトをかけることができる。
以下にこの図3に示された機能をCPU11で実現させるための処理を表すフローチャートについて説明する。
図4は、CPU11が実行する第1実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
スクラッチエフェクト割り込み処理は、予め設定された周期毎に発生する割り込み処理であり、スライダー17aをプラス方向またはマイナス方向に移動させるスクラッチ操作が入力されることに対応して、ターンテーブルのレコードに対してスクラッチ操作が行われた場合を模した楽音の発生(以下、「スクラッチエフェクト」と呼ぶ。)を電子的に実現する処理である。
ステップS11において、CPU11は、楽音制御装置1に入力された楽音の波高値のデータを取得し、録音用リングバッファ13aに格納する(図3の録音部43の機能に該当する)。
ステップS12において、CPU11は、スライダー17aにおけるスクラッチ操作の速度と向き(プラス方向またはマイナス方向)とを取得する。
ステップS13において、CPU11は、ステップS12において取得したスクラッチ操作の速度と向きとに応じたスクラッチエフェクト動作状態を設定する。
具体的には、CPU11は、スクラッチエフェクト動作状態として、ステップS12において取得したスクラッチ操作の速度に対応した再生速度と、スクラッチ操作の向き(プラス方向またはマイナス方向)に対応した再生方向(順方向の再生または逆方向の再生)とを設定する(図3の再生制御部41の機能に該当する)。
ここで、本実施形態においては、スクラッチ操作の向きがプラス方向またはマイナス方向のいずれであっても、CPU11は、再生の方向逆方向の再生に設定する。
これにより、スクラッチ操作の向きがプラス方向である場合でも、録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを用いて、スクラッチ操作に対応する楽音の発生を簡単に実現することができる。
ステップS14において、CPU11は、スクラッチエフェクトが動作中であるか否かを判定する。具体的には、CPU11は、スライダー17aが操作されているか否かの判定を行う。
スクラッチエフェクトが動作中でない場合、ステップS14においてNOと判定されて、処理は終了となる。
一方、スクラッチエフェクトが動作中である場合、ステップS14においてYESと判定されて、処理はステップS15に移行する。
ステップS15において、CPU11は、ステップS13において設定された再生方向が、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向と同一であるか否かの判定を行う。
ステップS13において設定された再生方向が、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向と同一でない場合、ステップS15においてNOと判定されて、処理はステップS16に移行する。なお、一連のスクラッチ操作における初回のスクラッチエフェクト割り込み処理では、ステップS15ではNOと判定される。
ステップS13において設定された再生方向が、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向と同一である場合、ステップS15においてYESと判定されて、処理はステップS17に移行する。
ステップS16において、CPU11は、スクラッチエフェクト基準位置とスクラッチエフェクト再生位置とを録音用リングバッファ13aの最新のデータの位置(現在の書き込みアドレス)に一致させる。
ここで、スクラッチエフェクト基準位置とは、スクラッチ操作に対応して再生を開始する録音用リングバッファ13a上の位置(再生開始アドレス)をいう。他方、スクラッチエフェクト再生位置とは、スクラッチ操作に対応して再生されている録音用リングバッファ13a上の位置(現在の読み出しアドレス)をいう。
ステップS17において、CPU11は、逆回転エフェクトを施して録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを再生する(図3の再生部42の機能に該当する)。
ここで、逆回転エフェクトとは、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音のデータを新しいデータから古いデータの順に(即ち、通常の再生方向とは逆方向に)、スクラッチ操作の速度に対応する再生速度で再生することをいう。
ステップS17の後、スクラッチエフェクト割り込み処理は終了となる。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作の速度と向きとに応じたスクラッチエフェクト動作状態を設定する。そして、楽音制御装置1は、プラス方向及びマイナス方向のスクラッチ操作のいずれの場合でも、逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、リアルタイムに入力される楽音に対して、順方向のスクラッチ操作が行われた場合であっても、スクラッチ操作に対応する楽音を発生することができる。
したがって、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することが可能となる。
[第2実施形態]
[構成]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態の楽音制御装置1は、RAM13の一領域に、録音用リングバッファ13aを有する構成であるのに対し、本実施形態の楽音制御装置1は、RAM13の一領域に、録音用リングバッファ13a及び再生用リングバッファ13bを有している。
図5は、本発明の第2実施形態に係る楽音制御装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
図5において、再生用リングバッファ13b以外のハードウェアの構成は、第1実施形態の図2に示す構成と同様である。
再生用リングバッファ13bは、スライダー17aに対してスクラッチ操作が行われた場合に、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音のデータをコピーして保持するためのバッファである。
例えば、スライダー17aに対してスクラッチ操作が行われた場合、録音用リングバッファ13aにおいて、スクラッチ操作の再生速度に対応するアドレスに記憶されている楽音のデータを、1サンプリング周期毎に順次、再生用リングバッファ13bに記憶することができる。また、録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを再生用リングバッファ13bに記憶する処理は、スクラッチエフェクト割り込み処理の実行中にバックグラウンド処理として実行することが可能である。
[動作]
次に、楽音制御装置1の動作を説明する。
図6は、CPU11が実行する第2実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
図6において、ステップS21〜ステップS25の処理は、第1実施形態における図4のステップS11〜ステップS15の処理と同様である。
ステップS23において設定された再生方向が、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向と同一でない場合、ステップS25においてNOと判定されて、処理はステップS26に移行する。
ステップS26において、CPU11は、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音のデータを再生用リングバッファ13bにコピーして保持する。このとき、CPU11は、スクラッチエフェクト動作状態として設定された再生速度に対応するアドレスのデータを、録音用リングバッファ13aから再生用リングバッファ13bに順次コピーする。例えば、スクラッチエフェクト動作状態として設定された再生速度が通常の再生速度の2倍であれば、録音用リングバッファ13aの1つおきのアドレスから楽音のデータがコピーされる。
ステップS27において、CPU11は、スクラッチエフェクト基準位置とスクラッチエフェクト再生位置とを再生用リングバッファ13bの最新のデータの位置(スクラッチ操作が行われたタイミングの楽音のデータが記憶されたアドレス)に一致させる。
ステップS28において、CPU11は、逆回転エフェクトを施して再生用リングバッファ13bに記憶された楽音のデータを再生する(図3の再生部42の機能に該当する)。
ステップS28の後、スクラッチエフェクト割り込み処理は終了となる。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作の速度と向きとに応じたスクラッチエフェクト動作状態を設定する。そして、楽音制御装置1は、同一方向のスクラッチ操作が行われている間は、スクラッチ操作が行われたタイミングで再生用リングバッファ13bに記憶された楽音のデータに基づいて、逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、同一方向のスクラッチ操作が行われている間は、同一の楽音データに基づいて、逆回転エフェクトが施された楽音が出力されるため、リアルタイムに入力される楽音のデータが、スクラッチ操作中に上書きされて変化することを抑制できる。
したがって、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することが可能となる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態の楽音制御装置1のハードウェアの構成は、第1実施形態の図2に示す構成と同様である。
したがって、以下、第1実施形態と異なる部分である動作について、主として説明する。
[動作]
図7は、CPU11が実行する第3実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
図7において、ステップS31〜ステップS34の処理は、第1実施形態における図4のステップS11〜ステップS14の処理と同様である。
ステップS35において、CPU11は、ステップS33において設定されたスクラッチ操作の向きが順方向(プラス方向)のスクラッチ操作であるか否かの判定を行う。
ステップS33において設定されたスクラッチ操作の向きが順回方向のスクラッチ操作である場合、ステップS35においてYESと判定されて、処理はステップS36に移行する。
ステップS33において設定されたスクラッチ操作の向きが逆方向のスクラッチ操作である場合、ステップS35においてNOと判定されて、処理はステップS39に移行する。
ステップS36において、CPU11は、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向が順方向であったか否かの判定を行う。
前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向が順方向でない(即ち、逆方向である)場合、ステップS36においてNOと判定されて、処理はステップS37に移行する。なお、一連のスクラッチ操作における初回のスクラッチエフェクト割り込み処理では、ステップS36ではNOと判定される。
前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向が順方向である場合、ステップS36においてYESと判定されて、処理はステップS38に移行する。
ステップS37において、CPU11は、スクラッチエフェクト基準位置とスクラッチエフェクト再生位置とを録音用リングバッファ13aの最も古いデータの位置(アドレス)に一致させる。
なお、ステップS37において、スクラッチエフェクト基準位置とスクラッチエフェクト再生位置とを録音用リングバッファ13aの最も古いデータの位置に一致させる他、予め設定された他の位置(過去の位置)に一致させることとしてもよい。
ステップS38において、CPU11は、順回転エフェクトを施して録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを再生する(図3の再生部42の機能に該当する)。
ここで、順回転エフェクトとは、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音のデータを古いデータから新しいデータの順に(即ち、通常の再生方向と同方向に)、スクラッチ操作の速度に対応する再生速度で再生することをいう。
なお、順回転エフェクトを施して楽音のデータを再生する際に、スクラッチエフェクト再生位置が録音用リングバッファ13aの最新の位置(現在の書き込みアドレス)に追いついた場合は、スクラッチエフェクト再生位置を、スクラッチエフェクト基準位置や録音用リングバッファ13aの先頭に戻してもよいし、無音としてもよい。
ステップS39において、CPU11は、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向が逆方向であったか否かの判定を行う。
前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向が逆方向でない場合、ステップS39においてNOと判定されて、処理はステップS40に移行する。なお、一連のスクラッチ操作における初回のスクラッチエフェクト割り込み処理では、ステップS39ではNOと判定される。
前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生方向が逆方向である場合、ステップS39においてYESと判定されて、処理はステップS41に移行する。
ステップS40において、CPU11は、スクラッチエフェクト基準位置とスクラッチエフェクト再生位置とを録音用リングバッファ13aの最新のデータの位置(アドレス)に一致させる。
ステップS41において、CPU11は、逆回転エフェクトを施して録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを再生する(図3の再生部42の機能に該当する)。
ステップS38及びステップS41の後、スクラッチエフェクト割り込み処理は終了となる。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作の速度と向きとに応じたスクラッチエフェクト動作状態を設定する。そして、楽音制御装置1は、プラス方向のスクラッチ操作が行われた場合、過去の位置(古いデータ)から順回転エフェクトによって楽音を出力し、マイナス方向のスクラッチ操作が行われた場合、最新の位置(最新のデータ)から逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、リアルタイムに入力される楽音に対して、順方向及び逆方向のスクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作に対応する楽音を発生することができる。
したがって、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することが可能となる。
[第4実施形態]
[構成]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態の楽音制御装置1のハードウェアの構成は、第2実施形態の図5に示す構成と同様である。
したがって、以下、第2実施形態と異なる部分である動作について、主として説明する。
[動作]
図8は、CPU11が実行する第4実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
図8において、ステップS51〜ステップS56及びステップS60は、第3実施形態における図7のステップS31〜ステップS36及びステップS39の処理と同様である。
ステップS57において、CPU11は、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音のデータを再生用リングバッファ13bにコピーして保持する。このとき、CPU11は、スクラッチエフェクト動作状態として設定された再生速度に対応するアドレスのデータを、録音用リングバッファ13aから再生用リングバッファ13bに順次コピーする。例えば、スクラッチエフェクト動作状態として設定された再生速度が通常の再生速度の2倍であれば、録音用リングバッファ13aの1つおきのアドレスから楽音のデータがコピーされる。
ステップS58において、CPU11は、スクラッチエフェクト基準位置とスクラッチエフェクト再生位置とを録音用リングバッファ13aの最も古いデータの位置(アドレス)に一致させる。
なお、ステップS58において、スクラッチエフェクト基準位置とスクラッチエフェクト再生位置とを録音用リングバッファ13aの最も古いデータの位置に一致させる他、予め設定された他の位置(過去の位置)に一致させることとしてもよい。
ステップS59において、CPU11は、順回転エフェクトを施して録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを再生する(図3の再生部42の機能に該当する)。
ステップS61において、CPU11は、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音のデータを再生用リングバッファ13bにコピーして保持する。
ステップS62において、CPU11は、スクラッチエフェクト基準位置とスクラッチエフェクト再生位置とを録音用リングバッファ13aの最新のデータの位置(アドレス)に一致させる。
ステップS63において、CPU11は、逆回転エフェクトを施して録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを再生する(図3の再生部42の機能に該当する)。
ステップS59及びステップS63の後、スクラッチエフェクト割り込み処理は終了となる。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作の速度と向きとに応じたスクラッチエフェクト動作状態を設定する。そして、楽音制御装置1は、プラス方向のスクラッチ操作が行われた場合、過去の位置(古いデータ)から順回転エフェクトによって楽音を出力し、マイナス方向のスクラッチ操作が行われた場合、最新の位置(最新のデータ)から逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、リアルタイムに入力される楽音に対して、順方向及び逆方向のスクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作に対応する楽音を発生することができる。
また、楽音制御装置1は、同一方向のスクラッチ操作が行われている間は、スクラッチ操作が行われたタイミングで再生用リングバッファ13bに記憶された楽音のデータに基づいて、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、同一方向のスクラッチ操作が行われている間は、同一の楽音データに基づいて、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトが施された楽音が出力されるため、リアルタイムに入力される楽音のデータが、スクラッチ操作中に上書きされて変化することを抑制できる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態の楽音制御装置1のハードウェアの構成は、第2実施形態の図5に示す構成と同様である。
したがって、以下、第2実施形態と異なる部分である動作について、主として説明する。
[動作]
図9は、CPU11が実行する第5実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
図9において、本実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理は、第4実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理のステップS57及びステップS61が含まれない一方、ステップS75及びステップS76が挿入されている点で異なっている。
即ち、第4実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理では、スクラッチ操作の方向が変化した場合(プラス方向からマイナス方向または、マイナス方向からプラス方向に変化した場合)、再生用リングバッファ13bの書き換えが行われる。これに対し、本実施形態においては、最初のスクラッチ操作によって再生用リングバッファ13bにコピーがされ、2回目以降のスクラッチ操作では、操作方向にかかわらずコピーはされない。また、最初のスクラッチ操作によりコピーがされている最中に2回目以降のスクラッチ操作がされてもコピーが終了していなければコピーを続ける。
以下、第4実施形態と異なる部分であるステップS75及びステップS76について説明する。
ステップS75において、CPU11は、ステップS74においてスクラッチエフェクトが動作中であると判定された後、スクラッチエフェクトの動作が開始された初回のループであるか否かの判定を行う。
スクラッチエフェクトの動作が開始された初回のループである場合、ステップS75においてYESと判定されて、処理はステップS76に移行する。
スクラッチエフェクトの動作が開始された初回のループでない場合、ステップS75においてNOと判定されて、処理はステップS77に移行する。
ステップS76において、CPU11は、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音のデータを再生用リングバッファ13bにコピーして保持する。
これにより、ステップS79における順回転エフェクトあるいはステップS82における逆回転エフェクトを施した楽音の出力では、スクラッチエフェクトの動作中、同一の楽音のデータに基づいて楽音が出力される。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作の速度と向きとに応じたスクラッチエフェクト動作状態を設定する。そして、楽音制御装置1は、プラス方向のスクラッチ操作が行われた場合、過去の位置(古いデータ)から順回転エフェクトによって楽音を出力し、マイナス方向のスクラッチ操作が行われた場合、最新の位置(最新のデータ)から逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、リアルタイムに入力される楽音に対して、順方向及び逆方向のスクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作に対応する楽音を発生することができる。
また、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われている間は、スクラッチ操作が行われたタイミングで再生用リングバッファ13bに記憶された楽音のデータに基づいて、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、スクラッチ操作が行われている間は、同一の楽音データに基づいて、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトが施された楽音が出力されるため、リアルタイムに入力される楽音のデータが、スクラッチ操作中に上書きされて変化することを抑制できる。即ち、実際のレコードをターンテーブルにおいてスクラッチ操作した場合と同様に、同一の楽音に対して、スクラッチ操作した状態となる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
なお、本実施形態では、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトが施される場合について説明したが、第2実施形態のように逆回転エフェクトのみが施される場合でも、本実施形態と同様に、リアルタイムに生成される楽音に対して適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
本実施形態の楽音制御装置1のハードウェアの構成は、第2実施形態の図5に示す構成と同様である。
したがって、以下、第2実施形態と異なる部分である動作について、主として説明する。
[動作]
図10は、CPU11が実行する第6実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
図10において、ステップS91〜ステップS98及びステップS101の処理は、第5実施形態におけるステップS71〜ステップS78及びステップS81の処理と同様である。
即ち、第5実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理では、スクラッチエフェクト基準位置を、順回転エフェクトが施される場合は、再生用リングバッファ13bの最も古いデータの位置、逆回転エフェクトが施される場合は、再生用リングバッファ13bの最新のデータの位置に合わせることとした。本実施形態においては、スクラッチエフェクト基準位置を再生用リングバッファ13bにおける前回の再生位置(アドレス)に一致させる。
以下、第5実施形態と異なる部分であるステップS99、ステップS100、ステップS102及びステップS103について説明する。
ステップS99において、CPU11は、再生用リングバッファ13b上のスクラッチエフェクト基準位置及びスクラッチエフェクト再生位置を、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生用リングバッファ13b上のスクラッチエフェクト再生位置に一致させる。
即ち、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理におけるスクラッチエフェクト再生位置が維持される。
ステップS100において、CPU11は、順回転エフェクトを施して録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを再生する(図3の再生部42の機能に該当する)。
ステップS102において、CPU11は、再生用リングバッファ13b上のスクラッチエフェクト基準位置及びスクラッチエフェクト再生位置を、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理における再生用リングバッファ13b上のスクラッチエフェクト再生位置に一致させる。
即ち、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理におけるスクラッチエフェクト再生位置が維持される。
ステップS103において、CPU11は、逆回転エフェクトを施して録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを再生する(図3の再生部42の機能に該当する)。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作の速度と向きとに応じたスクラッチエフェクト動作状態を設定する。そして、楽音制御装置1は、プラス方向のスクラッチ操作が行われた場合、過去の位置(古いデータ)から順回転エフェクトによって楽音を出力し、マイナス方向のスクラッチ操作が行われた場合、最新の位置(最新のデータ)から逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、リアルタイムに入力される楽音に対して、順方向及び逆方向のスクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作に対応する楽音を発生することができる。
また、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われている間は、スクラッチ操作が行われたタイミングで再生用リングバッファ13bに記憶された楽音のデータに基づいて、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトによって楽音を出力する。
そのため、スクラッチ操作が行われている間は、同一の楽音データに基づいて、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトが施された楽音が出力されるため、リアルタイムに入力される楽音のデータが、スクラッチ操作中に上書きされて変化することを抑制できる。即ち、実際のレコードをターンテーブルにおいてスクラッチ操作した場合と同様に、同一の楽音に対して、スクラッチ操作した状態となる。
また、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われている間は、前回のスクラッチエフェクト割り込み処理におけるスクラッチエフェクト再生位置を維持して、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトが施された楽音を出力する。
そのため、順方向のスクラッチ操作及び逆方向のスクラッチ操作が繰り返された場合に、自然なスクラッチエフェクトを行うことができる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
本実施形態の楽音制御装置1のハードウェアの構成は、第2実施形態の図5に示す構成と同様である。
したがって、以下、第2実施形態と異なる部分である動作について、主として説明する。
[動作]
図11及び図12は、CPU11が実行する第7実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
図11及び図12において、本実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理は、ステップS118の処理を除き、第6実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理と同様である。
即ち、第6実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理は、スクラッチ操作が行われた場合、初めに逆回転エフェクトが施され、以後、スクラッチ操作の向きに応じた再生の方向でスクラッチエフェクトが施される。
以下、第6実施形態と異なる部分であるステップS118について説明する。
スクラッチ操作の向きが順回方向のスクラッチ操作である場合、ステップS117においてYESと判定されて、処理はステップS118に移行する。
ステップS118において、CPU11は、ステップS114でスクラッチエフェクト動作中であると判定されてスクラッチエフェクトを開始した後、逆回転エフェクトを施して楽音のデータが再生されているか否かの判定を行う。即ち、スクラッチエフェクト動作を開始した後、初めに実行される逆回転エフェクトを実行済みであるか否かが判定される。
ステップS114でスクラッチエフェクト動作中であると判定されてスクラッチエフェクトを開始した後、逆回転エフェクトを施して楽音のデータが再生されている場合、ステップS118においてYESと判定されて、処理はステップS119に移行する。
これに対し、ステップS114でスクラッチエフェクト動作中であると判定されてスクラッチエフェクトを開始した後、逆回転エフェクトを施して楽音のデータが再生されていない場合、ステップS118においてNOと判定されて、処理はステップS122に移行する。
即ち、ステップS117において順方向のスクラッチ操作であると判定されても、ステップS118において、初めに実行される逆回転エフェクトを実行済みでないと判定された場合に、逆回転エフェクトが行われる。
これにより、スクラッチ操作が行われた場合、必ず逆回転エフェクトが実行されるため、スクラッチ操作直後に無音になる等の事態を避けることができる。
なお、ステップS117において、順方向のスクラッチ操作であるか否かを判定する場合に、再生用リングバッファ13bに記憶されている順方向の楽音のデータ量をさらに判定して、順回転エフェクトを実行するか否かを決定してもよい。即ち、スクラッチ操作の後、初めに実行される逆回転エフェクトを実行済みであっても、現在の再生位置に対して順方向の楽音のデータ量が十分ではない場合には、順方向エフェクトによる再生時間が十分に確保できないため、さらに逆方向エフェクトを実行することとしてもよい。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われた場合、初めに逆回転エフェクトを実行し、以後、スクラッチ操作の向きに応じた再生方向でスクラッチエフェクトを実行する。
プラス方向のスクラッチ操作が行われた場合、過去の位置(古いデータ)から順回転エフェクトによって楽音を出力するが、この場合、急に再生位置が過去の位置にジャンプしてしまうため、ターンテーブル/DJミキサのようなスクラッチ効果が実現できない。また、プラス方向のスクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ基準位置を最新の位置(最新のデータ)にすると、最新の位置よりも未来のデータは存在しないため、無音にする等の処理が必要となる。この無音を避けるため、実施形態7では、初回のスクラッチ操作が、順方向のスクラッチ操作でも逆方向のスクラッチ操作でも逆回転エフェクトを実行することとした。
これにより、スクラッチ操作が行われた場合、必ず逆回転エフェクトが実行されるため、スクラッチ操作直後に前述の無音になる(無音化)等の事態を避けることができる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
なお、2回目以降のスクラッチ操作では、スクラッチ操作の向きと逆の方向の再生方向でスクラッチエフェクトを実行させてもよい。例えば、順方向のスクラッチ操作、逆方向のスクラッチ操作、順方向のスクラッチ操作の順でスクラッチ操作を行った場合、逆回転エフェクト、順回転エフェクト、逆回転エフェクトの順でエフェクトを実行させてよい。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
本実施形態の楽音制御装置1のハードウェアの構成は、第2実施形態の図5に示す構成と同様である。
したがって、以下、第2実施形態と異なる部分である動作について、主として説明する。
[動作]
図13及び図14は、CPU11が実行する第8実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
図13及び図14において、本実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理は、第7実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理に、ステップS133及びステップS134の処理が追加されている。
即ち、本実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理では、ステップS133において、前回のループからスクラッチエフェクトが動作中でないと判定された場合(即ち、今回のループからスクラッチエフェクトが動作する場合)に、ステップS134において、スクラッチ操作の向きが逆方向であると判定された場合にのみ、スクラッチエフェクトを実行し、スクラッチ操作の向きが順方向であると判定された場合には、従前の処理を継続(例えば、楽音を出力し続ける等)するものである。
以下、第7実施形態と異なる部分であるステップS133及びステップS134の処理について説明する。
ステップS133において、CPU11は、前回のループからスクラッチエフェクトが動作中であるか否かの判定を行う。
前回のループからスクラッチエフェクトが動作中でない場合、ステップS133においてNOと判定されて、処理はステップS134に移行する。
一方、前回のループからスクラッチエフェクトが動作中である場合、ステップS133においてYESと判定されて、処理はステップS135に移行する。
ステップS134において、CPU11は、スクラッチ操作の向きが逆方向であるか否かの判定を行う。
スクラッチ操作の向きが逆方向でない(即ち、スクラッチ操作の向きが順方向である)場合、ステップS134においてNOと判定されて、処理は終了となる。
スクラッチ操作の向きが逆方向である場合、ステップS134においてYESと判定されて、処理はステップS135に移行する。
ステップS135において、CPU11は、ステップS132において取得したスクラッチ操作の速度と向きとに応じた、スクラッチエフェクト動作状態を設定する。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチ操作が行われた場合に、前回のループからスクラッチエフェクトが動作中でない(即ち、今回のループでスクラッチエフェクトが開始される)場合、スクラッチ操作の向きが逆方向である場合にのみ、スクラッチエフェクトを実行し、スクラッチ操作の向きが順方向である場合には、スクラッチエフェクトを実行しない。なお、逆方向のスクラッチ操作が一旦行われた後は、スクラッチ操作の方向に応じて、スクラッチエフェクトが実行される。
これにより、スクラッチ操作直後に無音化等の事態を避けることができる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
[第9実施形態]
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
本実施形態の楽音制御装置1のハードウェアの構成は、第2実施形態の図5に示す構成と同様である。
したがって、以下、第2実施形態と異なる部分である動作について、主として説明する。
[動作]
図15及び図16は、CPU11が実行する第9実施形態のスクラッチエフェクト割り込み処理の流れを説明するフローチャートである。
図15及び図16において、本実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理は、第6実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理に、ステップS156〜ステップS158の処理が追加されている。
即ち、本実施形態におけるスクラッチエフェクト割り込み処理では、ステップS156〜ステップS158において、スクラッチエフェクトの動作開始後、再生用リングバッファ13bに録音用リングバッファ13aから楽音のデータをコピーした後、一部の領域(後述する書き換え可能領域)のデータをリアルタイムに入力される楽音のデータに書き換えるものである。
以下、第6実施形態と異なる部分であるステップS156〜ステップS158の処理について説明する。
スクラッチエフェクトの動作開始後、初回のループである場合、ステップS155においてYESと判定されて、処理はステップS156に移行する。
ステップS156において、CPU11は、録音用リングバッファ13aから再生用リングバッファ13bに楽音のデータをコピーして保持する。
ここで、本実施形態においては、再生用リングバッファ13bの全記憶領域のうち、一部の領域(例えば、1秒分)が書き換えを許容された領域(以下、「書き換え可能領域」と呼ぶ。)に設定されている。
即ち、書き換え可能領域には、スクラッチエフェクト実行中に入力されたリアルタイムの楽音のデータが一度のみ上書きされる。
ステップS157において、CPU11は、再生用リングバッファ13bの書き換え可能領域に容量が残されているか否かの判定を行う。即ち、ステップS157においては、再生用リングバッファ13bの書き換え可能領域に、楽音のデータが一度も上書きされていない領域があるか否かの判定が行われる。
再生用リングバッファ13bの書き換え可能領域に容量が残されていない場合、ステップS157においてNOと判定されて、処理はステップS159に移行する。
再生用リングバッファ13bの書き換え可能領域に容量が残されている場合、ステップS157においてYESと判定されて、処理はステップS158に移行する。
ステップS158において、CPU11は、再生用リングバッファ13bの書き換え可能領域に、リアルタイムに入力された最新の楽音のデータを記憶(上書き)する。
このような処理により、楽音制御装置1は、スクラッチエフェクトの動作開始時点では入力されていない最新の楽音のデータを再生用リングバッファ13bに記憶することができる。
そのため、順方向のスクラッチ操作が行われた場合に、書き換え可能領域に記憶されている分の楽音のデータを順回転エフェクトに用いることができる。
これにより、順方向のスクラッチ操作に対応する順回転エフェクトをより適切に実行することが可能となる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
以上のように構成される楽音制御装置1は、スライダー17aと、CPU11と、録音用リングバッファ13aとを備える。
スライダー17aは、双方向にスクラッチ可能である。
CPU11は、順次供給される楽音データをリアルタイムで再生する。
録音用リングバッファ13aは、順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶する。
CPU11は、スライダー17aに対してスクラッチ操作が行われた場合に、供給される楽音データに代えて、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音データを、スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように制御する。
これにより、リアルタイムに入力される楽音に対して、楽音の再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合であっても、スクラッチ操作に対応するスクラッチエフェクトを実行することができる。
したがって、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することが可能となる。
また、楽音制御装置1は、録音用リングバッファ13aを備える。
録音用リングバッファ13aは、順次供給される楽音データをリアルタイムで順次上書きして記憶する。
これにより、リアルタイムに入力される最新の楽音によって、スクラッチエフェクトを実行することが可能となる。
また、スライダー17aは、再生方向及び当該再生方向とは逆方向にスクラッチ操作可能である。
また、CPU11は、スライダー17aに対して再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音データを記憶された順に読み出して再生するように制御する。
これにより、リアルタイムに入力される楽音に対して、楽音の再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合であっても、スクラッチ操作に対応する楽音を発生することができる。
したがって、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することが可能となる。
また、スライダー17aは、再生方向及び当該再生方向とは逆方向にスクラッチ操作可能である。
また、CPU11は、スライダー17aに対して再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音データを記憶された順とは逆方向に読み出して再生するように前記再生手段を制御
これにより、リアルタイムに入力される楽音に対して、楽音の再生方向及び逆方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作に対応する楽音を発生することができる。
したがって、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することが可能となる。
また、楽音制御装置1は、録音用リングバッファ13aと、再生用リングバッファ13bとを備える。
録音用リングバッファ13aは、順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶する。
再生用リングバッファ13bは、スライダー17aに対してスクラッチ操作が行われた場合に、録音用リングバッファ13aに記憶されている楽音のデータをコピーして記憶する。
これにより、スクラッチ操作が行われたタイミングで楽音のデータを保持してスクラッチエフェクトを実行することができる。
また、スライダー17aは、再生方向及び当該再生方向とは逆方向にスクラッチ操作可能である。
また、CPU11は、スライダー17aに対して再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、再生用リングバッファ13bに記憶されている楽音データをリアルタイムで記憶された順に読み出して再生するように制御する。
これにより、リアルタイムに入力される楽音に対して、楽音の再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合であっても、スクラッチ操作が行われたタイミングの楽音のデータを用いてスクラッチ操作に対応するスクラッチエフェクトを実行することができる。
したがって、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することが可能となる。
また、スライダー17aは、再生方向及び当該再生方向とは逆方向にスクラッチ操作可能である。
また、CPU11は、スライダー17aに対して再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、再生用リングバッファ13bに記憶されている楽音データをリアルタイムで記憶された順とは逆方向に読み出して再生するように制御する。
これにより、リアルタイムに入力される楽音に対して、楽音の再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、スクラッチ操作が行われたタイミングの楽音のデータを用いてスクラッチ操作に対応する楽音を発生することができる。
したがって、リアルタイムに入力される楽音をスクラッチ操作に対応して、より適切に再生することが可能となる。
また、再生用リングバッファ13bに記憶された楽音データは、スライダー17aに対してスクラッチ操作が連続して行われている間は保持される。
これにより、スクラッチ操作が行われている間は、同一の楽音データに基づいて、順回転エフェクト及び逆回転エフェクトが施された楽音を出力できるため、リアルタイムに入力される楽音のデータが、スクラッチ操作中に上書きされて変化することを抑制できる。即ち、実際のレコードをターンテーブルにおいてスクラッチ操作した場合と同様に、同一の楽音に対して、スクラッチ操作した状態となる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
また、CPU11は、スライダー17aに対してスクラッチ操作が行われた場合、当該スクラッチ操作において再生用リングバッファ13bに記憶されている楽音データの読み出しを開始する位置を、前回のスクラッチ操作において再生用リングバッファ13bに記憶されている楽音データの読み出しが終了した位置とする。
これにより、スクラッチ操作が行われている間は、前回のスクラッチエフェクトにおける再生位置を維持して、楽音の再生方向及び再生方向と逆方向へのスクラッチエフェクトを実行することができる。
そのため、楽音の再生方向へのスクラッチ操作及び再生方向と逆方向へのスクラッチ操作が繰り返された場合に、自然なスクラッチエフェクトを実行することができる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
また、CPU11は、スライダー17aに対してスクラッチ操作が行われた場合、最初のスクラッチ操作に対しては、再生用リングバッファ13bに記憶されている楽音データをリアルタイムで記憶された順とは逆方向に読み出して再生するように制御し、以後のスクラッチ操作に対しては、当該スクラッチ操作の方向に再生用リングバッファ13bに記憶されている楽音データを読み出して再生するように制御する。
これにより、スクラッチ操作が行われた場合、必ず逆回転エフェクトが実行されるため、スクラッチ操作直後に無音化等の事態を避けることができる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
また、CPU11は、スライダー17aに対してスクラッチ操作が行われた場合、最初のスクラッチ操作が楽音の再生方向と同一方向へのスクラッチ操作であるとき、再生用リングバッファ13bに記憶されている楽音データを読み出して再生するように制御する。
これにより、スクラッチ操作直後に無音化等の事態を避けることができる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
また、再生用リングバッファ13bの一部の領域は、スクラッチ操作に対応して記憶されている楽音データを読み出して再生している間に録音用リングバッファ13aに記憶された楽音のデータを上書き可能とする。
これにより、スクラッチエフェクトの動作開始時点では入力されていない最新の楽音のデータを再生用リングバッファ13bに記憶することができる。
そのため、再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、再生用リングバッファ13bの一部の領域に記憶されている分の楽音のデータを再生方向へのスクラッチエフェクトに用いることができる。
これにより、再生方向へのスクラッチ操作に対応するスクラッチエフェクトをより適切に実行することが可能となる。
したがって、リアルタイムに生成される楽音に対して、適切にスクラッチ操作に対応する楽音制御をすることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、スライダー17aを移動させることによりスクラッチ操作を受け付ける例について説明したが、スクラッチ操作の形態は、これに限定されない。
例えば、スクラッチ操作の入力部17として、順方向のスクラッチ操作のためのスイッチ及び逆方向のスクラッチ操作のためのスイッチを備えることや、水平フェーダーのようなアナログ操作子を備えること等が可能である。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される楽音制御装置1は、専用のハードウェアを例に挙げて説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、電子機器一般に適用することができる。具体的には、本発明は、電子ピアノ等の電子楽器、ノート型のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM12や、図2の記憶部19に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、
順次供給される楽音データをリアルタイムで再生する再生手段と、
前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶する記憶手段と、
前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記記憶手段に記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように前記再生手段を制御する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする楽音制御装置。
[付記2]
前記記憶手段は、順次供給される楽音データをリアルタイムで順次上書きして記憶する第1のリングバッファを備えたことを特徴とする付記1に記載の楽音制御装置。
[付記3]
前記操作子は再生方向及び当該再生方向とは逆方向にスクラッチ操作可能であり、
前記再生制御手段は、前記操作子に対して再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記記憶手段に記憶されている楽音データを前記記憶された順に読み出して再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする付記1または2に記載の楽音制御装置。
[付記4]
前記操作子は再生方向及び当該再生方向とは逆方向にスクラッチ操作可能であり、
前記再生制御手段は、前記操作子に対して再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記記憶手段に記憶されている楽音データを前記記憶された順とは逆方向に読み出して再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする付記1または2に記載の楽音制御装置。
[付記5]
前記記憶手段は、順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶する第1のリングバッファと、前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記第1のリングバッファに記憶されている楽音のデータをコピーして記憶する第2のリングバッファと、を備えたことを特徴とする付記1に記載の楽音制御装置。
[付記6]
前記操作子は再生方向及び当該再生方向とは逆方向にスクラッチ操作可能であり、
前記再生制御手段は、前記操作子に対して再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを前記リアルタイムで記憶された順に読み出して再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする付記5に記載の楽音制御装置。
[付記7]
前記操作子は再生方向及び当該再生方向とは逆方向にスクラッチ操作可能であり、
前記再生制御手段は、前記操作子に対して再生方向へのスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを前記リアルタイムで記憶された順とは逆方向に読み出して再生するように前記再生手段を制御するスクラッチエフェクトを実行することを特徴とする付記5に記載の楽音制御装置。
[付記8]
前記第2のリングバッファに記憶された楽音データは、前記操作子に対してスクラッチ操作が連続して行われている間は保持されることを特徴とする付記5から7のいずれか1つに記載の楽音制御装置。
[付記9]
前記再生制御手段は、前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合、当該スクラッチ操作において前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データの読み出しを開始する位置を、前回のスクラッチ操作において前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データの読み出しが終了した位置とすることを特徴とする付記8に記載の楽音制御装置。
[付記10]
前記再生制御手段は、前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合、最初の前記スクラッチ操作に対しては、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを前記リアルタイムで記憶された順とは逆方向に読み出して再生するように前記再生手段を制御し、以後の前記スクラッチ操作に対しては、当該スクラッチ操作の方向に対応する方向に前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを読み出して再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする付記9に記載の楽音制御装置。
[付記11]
前記再生制御手段は、前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合、最初の前記スクラッチ操作が楽音の再生方向と同一の方向へのスクラッチ操作であるとき、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを読み出して再生するように前記再生手段を制御することを抑制することを特徴とする付記9に記載の楽音制御装置。
[付記12]
前記第2のリングバッファの一部の領域は、前記スクラッチ操作に対応して前記記憶されている楽音データを読み出して再生している間に前記第1のリングバッファに記憶された楽音のデータを上書き可能とすることを特徴とする付記5から11のいずれか1つに記載の楽音制御装置。
[付記13]
双方向にスクラッチ操作可能な操作子を有する楽音制御装置に用いられる楽音制御方法であって、
順次供給される楽音データをリアルタイムで再生し、
前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶し、
前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように制御する、楽音制御方法。
[付記14]
双方向にスクラッチ操作可能な操作子を有する楽音制御装置に用いられるコンピュータに、
順次供給される楽音データをリアルタイムで再生するステップと、
前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶するステップと、
前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記記憶された楽音データを、当該スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように制御するステップと、
を実行させるプログラム。
[付記15]
複数の操作子と、
付記1乃至12のいずれか記載の楽音制御装置と、
前記複数の操作子のいずれかの操作子の操作に応答して、当該操作された操作子に対応する音高でかつ、前記楽音制御装置により制御される楽音を発生する音源と、
を有する電子楽器。
1・・・楽音制御装置,11・・・CPU,12・・・ROM,13・・・RAM,13a・・・録音用リングバッファ,13b・・・再生用リングバッファ,14・・・バス,15・・・入出力インターフェース,16・・・外部インターフェース部,17・・・入力部,17a・・・スライダー,18・・・出力部18・・・記録部,20・・・通信部,21・・・ドライブ,31・・・リムーバブルメディア,41・・・再生制御部,42・・・再生部,43・・・録音部

Claims (19)

  1. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生する再生手段と、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶する第1のリングバッファと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記第1のリングバッファに記憶されている楽音のデータをコピーして記憶する第2のリングバッファと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように前記再生手段を制御する再生制御手段と、
    を備えることを特徴とする楽音制御装置。
  2. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生する再生手段と、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶する記憶手段と、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記記憶手段に記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の操作速度に基づいて読み出して再生するように前記再生手段を制御する再生制御手段と、を備え、
    前記再生制御手段は、前記操作子に対して順方向にスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記記憶手段に記憶されている楽音データを前記記憶された順とは逆方向に読み出す逆方向の再生をするように前記再生手段を制御することを特徴とする楽音制御装置。
  3. 前記記憶手段は、順次供給される楽音データをリアルタイムで順次上書きして記憶する第1のリングバッファを備えたことを特徴とする請求項2に記載の楽音制御装置。
  4. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生する再生手段と、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶する第1のリングバッファと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記第1のリングバッファに記憶されている楽音のデータをコピーして記憶する第2のリングバッファと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の操作速度に基づいて読み出して再生するように前記再生手段を制御する再生制御手段と、
    を備えたことを特徴とする楽音制御装置。
  5. 前記再生制御手段は、前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを前記リアルタイムで記憶された順に読み出して再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の楽音制御装置。
  6. 前記再生制御手段は、前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを前記リアルタイムで記憶された順とは逆方向に読み出す逆方向の再生をするように前記再生手段を制御するスクラッチエフェクトを実行することを特徴とする請求項4に記載の楽音制御装置。
  7. 前記第2のリングバッファに記憶された楽音データは、前記操作子に対してスクラッチ操作が連続して行われている間は保持されることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の楽音制御装置。
  8. 前記再生制御手段は、前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合、当該スクラッチ操作において前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データの読み出しを開始する位置を、前回のスクラッチ操作において前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データの読み出しが終了した位置とすることを特徴とする請求項7に記載の楽音制御装置。
  9. 前記再生制御手段は、前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合、最初の前記スクラッチ操作に対しては、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを前記リアルタイムで記憶された順とは逆方向に読み出す逆方向の再生をするように前記再生手段を制御し、以後の前記スクラッチ操作に対しては、当該スクラッチ操作の方向に対応して、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データをリアルタイムで記憶された順に読み出して再生するか、あるいはリアルタイムで記憶された順とは逆方向に読み出して再生するかのいずれかを選択して再生するように前記再生手段を制御することを特徴とする請求項8に記載の楽音制御装置。
  10. 前記第2のリングバッファに書き換え可能な領域が存在する場合、前記書き換え可能な領域は、前記スクラッチ操作に対応して前記記憶されている楽音データを読み出して再生している間に前記第1のリングバッファに記憶された楽音のデータを上書き可能とすることを特徴とする請求項4から9のいずれか1項に記載の楽音制御装置。
  11. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、第1のリングバッファと、第2のリングバッファと、を有する楽音制御装置に用いられる楽音制御方法であって、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生し、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで前記第1のリングバッファに記憶させ、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、コピーされた前記第1のリングバッファに記憶されている楽音のデータを前記第2のリングバッファに記憶させ、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように制御する、楽音制御方法。
  12. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子を有する楽音制御装置に用いられる楽音制御方法であって、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生し、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶し、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように制御し、
    前記操作子に対して順方向にスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記記憶されている楽音データを前記記憶された順とは逆方向に読み出す逆方向の再生をするように再生手段を制御する、楽音制御方法。
  13. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、第1のリングバッファと、第2のリングバッファと、を有する楽音制御装置に用いられる楽音制御方法であって、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生し、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで前記第1のリングバッファに記憶させ、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、コピーされた前記第1のリングバッファに記憶されている楽音のデータを前記第2のリングバッファに記憶させ、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを、前記スクラッチ操作の操作速度に基づいて読み出して再生するように再生手段を制御する、楽音制御方法。
  14. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、第1のリングバッファと、第2のリングバッファと、を有する楽音制御装置に用いられるコンピュータに、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生するステップと、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで前記第1のリングバッファに記憶させるステップと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、コピーされた前記第1のリングバッファに記憶されている楽音のデータを前記第2のリングバッファに記憶させるステップと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを、当該スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように制御するステップと、
    を実行させるプログラム。
  15. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子を有する楽音制御装置に用いられるコンピュータに、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生するステップと、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで記憶するステップと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記記憶された楽音データを、当該スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように制御するステップと、
    前記操作子に対して順方向にスクラッチ操作が行われた場合に、当該スクラッチ操作に対応する速度でかつ、前記記憶された楽音データを前記記憶された順とは逆方向に読み出す逆方向の再生をするように再生手段を制御するステップと、
    を実行させるプログラム。
  16. 双方向にスクラッチ操作可能な操作子と、第1のリングバッファと、第2のリングバッファと、を有する楽音制御装置に用いられるコンピュータに、
    順次供給される楽音データをリアルタイムで再生するステップと、
    前記順次供給される楽音データをリアルタイムで前記第1のリングバッファに記憶させるステップと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、コピーされた前記第1のリングバッファに記憶されている楽音のデータを前記第2のリングバッファに記憶させるステップと、
    前記操作子に対してスクラッチ操作が行われた場合に、前記供給される楽音データに代えて、前記第2のリングバッファに記憶されている楽音データを、当該スクラッチ操作の方向及び操作速度に基づいて読み出して再生するように制御するステップと、
    を実行させるプログラム。
  17. 複数の操作子と、
    請求項1に記載の楽音制御装置と、
    前記複数の操作子のいずれかの操作子の操作に応答して、当該操作された操作子に対応する音高でかつ、前記楽音制御装置により制御される楽音を発生する音源と、
    を有する電子楽器。
  18. 複数の操作子と、
    請求項2または3に記載の楽音制御装置と、
    前記複数の操作子のいずれかの操作子の操作に応答して、当該操作された操作子に対応する音高でかつ、前記楽音制御装置により制御される楽音を発生する音源と、
    を有する電子楽器。
  19. 複数の操作子と、
    請求項4乃至10のいずれかに記載の楽音制御装置と、
    前記複数の操作子のいずれかの操作子の操作に応答して、当該操作された操作子に対応する音高でかつ、前記楽音制御装置により制御される楽音を発生する音源と、
    を有する電子楽器。
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