JP3870656B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体再生装置に関し、特に、記録媒体に記録された音楽をリミックスするための特殊再生機能を有するCDプレーヤ等の記録媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、音楽が記録されたCD(コンパクトディスク)を使用して、音楽のテンポやキーを変えたり、同一フレーズを繰り返し再生したり、気に入ったフレーズをミックスしたり、さらにミキサのクロスフェーダを使って音楽をつないだりすることにより自分用のオリジナル演奏を行ったりする、DJ( ディスクジョッキー) 等に用いられる記録媒体再生装置が存在する。
【0003】
このような記録媒体再生装置では、音楽のテンポやキーを変えたり、同一フレーズを繰り返し再生したり、気に入ったフレーズをミックスしたり、さらにミキサのクロスフェーダを使って音楽をつないだりする指定演奏のために、記録媒体ID、キューポイント、ループ開始点及び終了点、テンポ値、キー(音程)設定値、出力レベル設定値等の各種設定値情報をCDのトラック単位で記憶するメモリを有している。そしてCDが装着されたとき、そのCDのディスクIDが上記メモリに記憶されているディスクIDと一致したとき、トラックを指定することにより上記設定値情報を呼び出して指定演奏を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の記録媒体再生装置では、ディスクID、キューポイント、ループ開始点及び終了点、テンポ値、キー(音程)設定値、出力レベル設定値等の設定値情報を1つのトラックにつき1組しか記憶できない。これはトラックを指定して設定値情報を呼び出すためである。しかし、このために1つの曲またはフレーズ(トラックで指定される)に対し複数の異なった演奏を行うための複数の設定値情報を記憶することができないという問題があった。
【0005】
また、実際に演奏を行う場合、同種の音楽ジャンルや同じテンポの曲(トラックで指定される)が続く場合が多く、上記設定値情報を分類してグループ化できれば所望の設定値情報を迅速に呼び出すことができるのであるが、従来装置ではこのようなグループ化の機能はなく、所望の設定値情報を迅速に呼び出すことができず、ユーザの利便性が低いという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、CDの1トラックにつき複数組の設定値情報を記憶でき、設定値情報を分類してグループ化でき所望の設定値情報を迅速に呼び出すことができ、ユーザの利便性が向上する記録媒体再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、記録媒体を再生する再生位置及び再生条件を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された設定値情報を複数情報記憶する設定値情報記憶手段と、
前記設定値情報記憶手段から指定した設定値情報を読み出し、前記設定値情報に従って前記記録媒体からデータの再生を指示する再生指示手段とを有し、
前記設定値情報記憶手段は、前記記録媒体のトラック単位で複数の設定値情報を記憶するバンクを複数バンク有し、前記複数の設定値情報を記憶するバンクはユーザによって指定される。
【0008】
このように、設定値情報記憶手段に記録媒体のトラック単位で複数の設定値情報を記憶するバンクを複数バンク有し、前記複数の設定値情報を記憶するバンクはユーザによって指定されるため、1つの曲またはフレーズに対し複数の異なった演奏を行うことができ、設定値情報をバンク毎に分類してグループ化できるので所望の設定値情報を迅速に呼び出すことができ、ユーザの利便性を向上することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の記録媒体再生装置において、
前記設定値情報は、ディスクID、キューポイント、ループまたはサンプリングの開始点及び終了点、テンポ値、キー設定値、出力レベル設定値のいずれかを含む。
【0010】
このため、所望の記録媒体について所望の位置を頭出し、繰り返し再生、サンプリングを行い、生成した曲のテンポ、キー、出力レベルを可変設定して再生することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の記録媒体再生装置の一実施例のブロック構成図を示す。同図中、CD再生部10は、記録媒体であるCD(コンパクトディスク)を通常の再生速度の2倍の速度で回転駆動し、CD再生部10のピックアップより再生された2倍速の再生信号はRFアンプを通じてCD再生部10内のCD再生用DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)に供給され、ここで、EFM(エイト・ツー・フォーティーン・モジュレーション)復調、CIRC(クロスインターリーブ・リードソロモン・コード)のデコード等の信号処理が行われる。
【0012】
また、再生信号からサブコードが分離され、サブコードのデコード処理が行われる。サブコードデータはメインマイクロコンピュータ(以降、「メインマイコン」と略す。)12からのカウンタ信号にしたがってメインマイコン12内のRAMに格納される。また、CD再生用DSPで信号処理されたオーディオデータはデータメンテナンス用のDSP14に供給される。
【0013】
DSP14にはオーディオデータを格納するためのDRAM(ダイナミックRAM)16が接続されており、DSP14はメモリコントローラの役割を持っている。DRAM16は送られてくるオーディオデータを例えば約10秒間格納することができ、ディフェクト等により音飛びが生じた場合の保護のためのアンチショック機能、また所望の曲を瞬時に音出しするためのクイックスタート機能、所定の2点間を繰り返し再生するためのシームレスループ機能、スクラッチ処理を行う機能、曲のテンポの可変する機能、再生速度を徐々に減速して曲を止めるブレーキ機能等を実現するために用いられる。
【0014】
DSP14は2倍速で読み出されたオーディオデータをメインマイコン12からのカウンタ信号に従ってDRAM16に書き込むと同時に、メインマイコン12からのカウンタ信号に従ってオーディオデータを1倍速で読み出してCD音エフェクト用のDSP18に供給する。
【0015】
DSP18には作業用メモリとしてのDRAM20が接続されており、DSP18はキー(音程)の調整、出力レベルの調整、曲中のボーカル音量のみを下げるボイスリデュース機能等の各種エフェクト処理を実行する。DSP18の出力するオーディオデータはデジタルフィルタを通じてD/Aコンバータ22に供給されると共に、サンプラーエフェクト用のDSP26に供給される。
【0016】
DSP26にはデータを格納するためのDRAM(ダイナミックRAM)28が接続されており、DSP26はメモリコントローラの役割を持っている。DRAM28はオーディオデータを例えば約10秒間格納することができる。DSP26はサンプラー処理を行う。ユーザが指定するサンプリング開始点からサンプリング終了点までの期間のオーディオデータをDRAM28に記憶し、ユーザが指定する再生タイミングで記憶されたオーディオデータを読み出してD/Aコンバータ30に供給すると共にDSP18に供給する。DSP18では自装置の出力オーディオデータにDSP26からのオーディオデータを混合してD/Aコンバータ22に供給する。
【0017】
また、メインマイコン12には処理のためのプログラムやデータが記憶されたEPROM(イレーザブル・プログラマブルROM)32と、曲( またはトラック) 毎にテンポ値、ループポイント等の各種設定値が記憶されるEEPROM(エレクトリック・イレーザブル・プログラマブルROM)34が接続されている。クロックジェネレータ36はクロック信号を生成してCD再生部10及びメインマイコン12に供給している。
【0018】
また、メインマイコン12はカウンタ信号に従って内蔵するRAMからサブコードを読み出してコントローラユニット40のマイクロコンピュータ(以降、「マイコン」と略す。)42に供給する。マイコン42はサブコードをタイムコードに変換してディスプレイ44上に表示する。コントローラユニット40にはユーザが操作する各種の操作キー等が設けられた操作部46が設けられ、マイコン42に接続されている。
【0019】
図2及び図3はDSP14,18,26の機能ブロック図を示す。図2において、DSP14の比較接続機能50は2倍速で読み出されたオーディオデータをメインマイコン12からのカウンタ信号の制御に基づきDRAM16に記憶された最後尾のデータと比較して接続する。メモリライト機能51は接続されたオーディオデータをDRAM16に書き込む。メモリリード機能52はDRAM16からオーディオデータを読み出す。テンポ機能54ではメモリリード機能52の読み出し速度を可変してテンポの調整を行う。フェードイン/フェードアウト機能55はフェードイン/フェードアウト時のオーディオデータのレベル調整を行う。
【0020】
図3において、DSP18のデエンファシス機能60はCD録音時のエンファシスを元に戻すデエンファシス処理を行う。キー調整機能61は、テンポを固定してキー(音程)を可変調整する。BPM(ビート・パー・ミニッツ)機能62は曲の1分間当たりのビート数を計測する。ボイスリデュース機能63は曲中のボーカル音量のみを下げる。出力レベル調整機能64は出力レベルの調整を行う。出力レベル調整機能64の出力するオーディオデータは混合機能65を通して出力されると共に、スイッチ66のオン時にDSP26のサンプラー機能67に供給される。
【0021】
サンプラー機能67はDRAM28にオーディオデータを書き込み、また、スイッチ70のオン時に、DRAM28からオーディオデータを読み出す。テンポ機能68ではサンプラー機能67から供給されるオーディオデータのキー(音程)を固定してテンポの調整を行う。キー調整機能69は、テンポを固定してキー(音程)を可変調整し、その後、キー調整機能69の出力するオーディオデータはスイッチ70を通して出力されると共に、DSP18のスイッチ71(スイッチ70と連動してオンする)を通して混合機能65に供給され、出力レベル調整機能64からのオーディオデータと混合されて出力される。
【0022】
なお、図1に示す記録媒体再生装置は2台1組とされ、各記録媒体再生装置のメインマイコン12は相互に制御情報を送受することにより連動して動作する。図4は2台1組の記録媒体再生装置のコントローラユニット40の平面図を示す。なお、各記録媒体再生装置のコントローラユニット40は同一構成であるため、図4においては一方にのみ符号を付す。
【0023】
図4中、ディスプレイ44の表示部80には、トラック番号やタイムコードを初めとする各種情報が表示され、表示部81には、BPM値が表示される。また、操作部46のプリセットキー82、ジョグダイヤル83,スキップキー84,サーチキー85,プレイ/ポーズキー86,バンクキー87,メモリキー88,リコールキー89,エンターキー90,TAPキー91,BPMキー92,テンポSYNCキー93,ビートSYNCキー94,ループキー95,Aキー96,Bキー97,サンプルキー98,INキー99,OUTキー100,テンポキー101,テンポボリューム102,スクラッチキー103,ブレーキキー104、テンキー105等が設けられている。
【0024】
本発明において、サンプリングは、再生又は一時停止中にINキー99,OUTキー100を押すことにより、または、ループ設定をした後Bキー97とOUTキー100を同時に押してオンすることにより、実行される。このとき、サンプリング開始点IN,サンプリング終了点OUTそれぞれのタイムコードはメインマイコン12の内蔵するRAMに格納されている。また、このRAM内には、記録媒体装置にCDが装着されたときにTOC(テーブル・オブ・コンテンツ)から読み出した総トラック数及び記録時間を含むディスクID、キューポイント、ループ開始点及び終了点、サンプリング開始点及び終了点、テンポ値、キー(音程)設定値、出力レベル設定値等の各種設定値が記憶されており、これらはユーザが設定値を変更する各種キー入力操作を行うことにより更新される。そして、ユーザが現在の設定内容を保存して必要な時に再度呼び出すためにメモリ機能が設けられている。このメモリ機能のためにメインマイコン12にはEEPROM34が接続されており、メインマイコン12の内蔵RAMから読み出された各種設定内容はこのEEPROM34に記憶される。
【0025】
ここで、EEPROM34は図5に示すように、A〜Eまでの5つの領域( 以下、バンクと呼ぶ) に区分けされており、さらに各バンクは200の小領域(メモリ番号1〜200で指定)に区分されており、この1つの小領域は上記のディスクIDと各種設定値が記憶できる容量を有している。また、各バンク内は1トラック(トラックは曲に相当)に1個の小領域が割り当てられている。したがって、各バンクには200通り(曲)の設定値を記憶することができ、メモリ全体では1000通りの設定値を記憶することができる。
【0026】
1つのバンク内では1トラックに1個の小領域しかないことから、同一トラックに対して複数種類の設定内容を保存したい場合は、それぞれバンクを変えて保存する。これによって同一トラックに対する複数種類の設定内容を保存することができる。また、音楽ソースのジャンル毎に記憶すべきバンクを変えて保存することが可能である。例えば、ヒップホップはAバンクを指定して記憶し、ロックはBバンクを指定して記憶することによりジャンル毎に分類分けを行うことができ、保存内容を呼び出す時に所望のバンクを指定することにより瞬時に所望のジャンルの曲を呼び出すことができる。
【0027】
また、音楽ソースのテンポを表す値であるテンポ値毎に記憶すべきバンクを変えて保存することが可能である。例えば、テンポ値80〜90はAバンクを指定して記憶し、テンポ値90〜110はBバンクを指定して記憶することによりテンポ値毎に分類分けを行うことができ、保存内容を呼び出す時に所定のバンクを指定することにより瞬時に所望のテンポ値の曲を呼び出すことができる。
【0028】
図6,図7,図8は、メモリ設定処理、メモリリコール処理、サンプリング処理それぞれの一実施例のフローチャートを示す。図6のメモリ設定処理において、まず、ステップS10,S12でバンクキー87を押してバンクA〜Eのいずれかを選択する。ここで、バンクキー87は1回押す毎にバンクがA,B、C,D,E,Aと切り替わる用になっている。どのバンクを選択したかはディスプレイ44の表示部80に表示される。次に、ステップS14でメモリキー88がオンとされたか否かを判別する。メモリキー88がオンでなければステップS16に進んでリコールキー89がオンとされたか否かを判別する。
【0029】
メモリキー88がオンであればステップS18に進み、選択したバンク内に現在メインマイコン12の内蔵するRAMに格納されているユーザの設定値と、同一トラック(曲)の設定値を保存した小領域(メモリ)があるか否かを判別する。同一トラックの設定値を保存した小領域があれば、1つのバンクでは1トラックに1個の小領域が割り当てられるという原則を守るために、このメモリ設定処理を終了するか、または係る小領域に保存したい新たな設定値を上書きしても良いかどうかを確認するためにステップS19でディスプレイ44の表示部80に「SURE」の文字を表示し、ステップS21でエンターキー90が押されたことを確認することによりステップS28に進み、現在メインマイコン12の内蔵するRAMに格納されているユーザの設定値を係る小領域に上書きする。
【0030】
同一トラックの設定値を保存した小領域がなければ、ステップS20で選択したバンク内の空き小領域をチェックし、ステップS22で空き小領域の有無を判別する。空き小領域がなければこのメモリ設定処理を終了し、空き小領域があればステップS24でメモリ番号が最小の空き小領域を選択する。この後、ステップS26でエンターキー90が押されたか否かを判別し、エンターキー90が押されるとステップS28で現在メインマイコン12の内蔵するRAMに格納されているユーザの設定値を選択した小領域に格納する。
【0031】
なお、選択したバンク内に同一トラックの設定値を保存した小領域があった場合や、選択したバンク内の空き小領域がなかった場合には、バンクを変更するか、設定済みの小領域の内容を消去して、再度、図6の処理を実行することもできる。
【0032】
図6のステップS16でリコールキー89のオンと判別した場合には図7に示すメモリ呼出処理のステップS30に進む。
【0033】
ステップS30ではテンキー105によりメモリ番号が入力されたか否かを判別し、メモリ番号が入力されてない場合はステップS32でトラック番号が入力されたか否かを判別する。メモリ番号が入力された場合はステップS34で入力メモリ番号の小領域を選択してステップS38に進む。トラック番号が入力された場合はステップS36で入力トラック番号が設定されている小領域を選択してステップS38に進む。トラック番号が入力されない場合はステップS33で現在のトラック番号及びメモリ番号の領域を選択してステップS38に進む。
【0034】
ステップS38では選択した小領域に設定値が保存されているか否かを判別し、保存されてない場合つまり空き小領域である場合はステップS30に進み、保存されている場合はステップS40に進んで当該小領域の内容(設定値)をディスプレイ44の表示部80に表示する。この後、ステップS42でエンターキー90が押されたか否かを判別し、エンターキー90が押されるとステップS44で選択した小領域に格納されている内容を読み出し、ステップS46でサンプリングポイントデータ(サンプリング開始点INのタイムコード,サンプリング終了点OUTのタイムコード)があるか否かを判別して、サンプリングポイントデータがなければステップS48で小領域から読み出された他の内容をメインマイコン12の内蔵するRAMに書き込み、この後、メインマイコン12はこのRAMの情報に基づいてCDの再生を実行する。
【0035】
一方、ステップS46でサンプリングポイントデータがあれば、図8に示すサンプリング処理のステップS50に進む。ステップS50ではサンプリングポイントデータがある旨をディスプレイ44の表示部80に表示する。この後、ステップS52でDRAM28のサンプルオーディオデータの書き換え許可があるか否かを判別する。この許可は、不用意にDRAM28のデータを書き換えないようにするために予め書き換えの許可の要否をユーザがセットするものである。
【0036】
許可の設定がなされていない場合はステップS54で手動操作による書き換え許可が設定されたかどうかを判別する。書き換え許可が設定された場合には、ステップS58で小領域から読み出したサンプリングポイントデータをメインマイコン12の内蔵するRAMに書き込み、ステップS60で上記RAMに書き込まれたサンプリングポイントデータのタイムコードをもとにピックアップを移動させて再生を行う。再生されたデータは各種信号処理、エフェクト処理がなされた後、ステップS62でDRAM28に格納されサンプルオーディオデータが書き換えられる。
【0037】
同一トラックの複数種類の設定内容については、リコール時にバンクを切り換えることで同一トラックに設定されているそれぞれの内容を瞬時に呼び出すことができる。また、各バンクを音楽ソースのジャンル等により分類してメモリした場合には、各バンクの分類の見出しを記憶させておくことにより、リコール時に各バンクの見出しを表示させて所望のジャンルの曲を容易に呼び出すことができる。
【0038】
なお、上記実施例では記録媒体としてCDを用いているが、CDの代わりにDVD(ディジタル・バーサタイル・ディスク)やMD(ミニディスク)やフラッシュメモリ等の他の記録媒体を使用するものであっても良く、上記実施例に限定されない。
【0039】
なお、操作キーによる再生開始点及び再生終了点の設定が請求項記載の設定手段に対応し、EEPROM34が設定値情報記憶手段に対応し、ステップS30〜S48が再生指示手段に対応する。
【0040】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1に記載の発明は、設定値情報記憶手段に記録媒体のトラック単位で複数の設定値情報を記憶するバンクを複数バンク有し、前記複数の設定値情報を記憶するバンクはユーザによって指定されるため、1つの曲に対し複数の異なった演奏を行うことができ、設定値情報をバンク毎に分類してグループ化できるので所望の設定値情報を迅速に呼び出すことができ、ユーザの利便性を向上することができる。
【0041】
請求項2に記載の発明は、所望の記録媒体について所望の位置を頭出し、繰り返し再生、サンプリングを行い、生成した曲のテンポ、キー、出力レベルを可変設定して再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体再生装置の一実施例のブロック構成図である。
【図2】DSP14の機能ブロック図である。
【図3】DSP18,26の機能ブロック図である。
【図4】2台1組の本発明の記録媒体再生装置のコントローラユニット40の平面図である。
【図5】EEPROM34のメモリ構成を示す図である。
【図6】メモリ設定処理の一実施例のフローチャートである。
【図7】メモリリコール処理の一実施例のフローチャートである。
【図8】サンプリング処理の一実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 CD再生部
12 メインマイコン
14 データメンテナンス用DSP14
16,20,28 DRAM
18 CD音エフェクト用DSP18
22,30 D/Aコンバータ
26 サンプラーエフェクト用DSP26
32 EPROM
34 EEPROM
36 クロックジェネレータ
40 コントローラユニット
42 マイコン
44 ディスプレイ
46 操作部
Claims (2)
- 記録媒体を再生する再生位置及び再生条件を設定する設定手段と、
前記設定手段で設定された設定値情報を複数情報記憶する設定値情報記憶手段と、
前記設定値情報記憶手段から指定した設定値情報を読み出し、前記設定値情報に従って前記記録媒体からデータの再生を指示する再生指示手段とを有し、
前記設定値情報記憶手段は、前記記録媒体のトラック単位で複数の設定値情報を記憶するバンクを複数バンク有し、前記複数の設定値情報を記憶するバンクはユーザによって指定されることを特徴とする記録媒体再生装置。 - 請求項1記載の記録媒体再生装置において、
前記設定値情報は、ディスクID、キューポイント、ループの開始点及び終了点、サンプリングの開始点及び終了点、テンポ値、キー設定値、出力レベル設定値のいずれかを含むことを特徴とする記録媒体再生装置。
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