JP3718445B2 - 記録再生装置および曲順編集方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、記録再生装置及び、曲順編集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
音楽CD(コンパクトディスク)等の普及に伴い、CDプレーヤに代表されるディスク再生装置が最もポピュラーな音楽再生機器の1つとして広まっている。このようなディスク再生装置は、ディスク(音楽CD等)に記録された複数の楽曲データをトラック番号によって管理する。そして、このトラック番号を使用して多彩な楽曲再生を行うことができる。
最近では、再生対象となる楽曲データをグループ化して管理することのできるディスク再生装置も知られている。このようなディスク再生装置は、例えば、ディスクに記録された楽曲データの属性(ディスク番号、トラック番号、タイトル、及び、アドレス等)に従って、各楽曲データをグループ管理するものであり、具体的には、利用者により登録された属性情報を内部のメモリに記憶することにより、グループ毎に各楽曲データの再生等を行う。
【0003】
一方、MD(ミニディスク)レコーダに代表される記録再生装置も、ディスク再生装置と共に、広く使用されている。このような記録再生機器は、CDプレーヤ等にて再生された楽曲データや、FMチューナ等にて受信した楽曲データをディスク(MD等)に記録し、そして再生することができる。
最近では、ATRAC3(Adaptive TRansform Acoustic Coding 3)等の高圧縮方式により数多くの楽曲データをディスクに記録する技術が実用化されて来ている。例えば、MDLP(長時間記録モード)が採用されたMDレコーダは、音楽CD5枚分もの楽曲データを1枚のMDに高圧縮して記録することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の記録再生機器には、一般に、ディスク再生装置における上述したグループ管理に相当する機能が付加されていない。そのため、利用者は、所望の順番(再生させたい曲順)に各楽曲データをディスクに記録(録音)するか、又は、記録後に編集機能を使用して各楽曲データを所望の順番に並べ替える必要があった。
このような、録音操作や編集操作は、利用者にとって面倒な作業であり、特に、長時間記録モード(MDLP等)にて数多くの楽曲データをディスクに記録する際には、極めて煩雑なものとなっていた。
【0005】
また、長時間記録モードに対応している記録再生装置は、利用者の好みに応じて楽曲データを長時間記録モードや通常の記録モード等にてディスクに記録できる。そのため、異なる記録モードの楽曲データが混在してディスクに記録される場合がある。
例えば、CDプレーヤにて再生する楽曲データをMDレコーダにてMDに記録する際に、再生対象の音楽CDに、歌声の入った観賞用の楽曲データ及び、歌声が省かれたカラオケ用の楽曲データが記録されていたとすると、利用者は、観賞用の楽曲データを通常の記録モードにて記録し、カラオケ用の楽曲データを長時間記録モードにて記録する場合がある。
【0006】
このような混在ディスクを長時間記録モードに対応していない記録再生装置等(例えば、ポータブルタイプの再生装置)にて再生を試みると、長時間記録モードの楽曲データを再生する際に、無音再生がなされる。そのため、利用者は、再生装置等にて無音再生が開始されると、操作キー等を操作して、再生可能な楽曲データまで(楽曲音が発せられるまで)、曲送りを指示することとなる。
このような曲送り指示をすることなく再生可能な楽曲データだけをまとめて再生させるためには、記録再生装置の編集機能を用いて、ディスク内の楽曲データの曲順を適宜並び替える必要がある。すなわち、利用者は、通常の記録モードにて記録された各楽曲データを特定し、長時間記録モードの楽曲データよりも先に、これら特定した楽曲データが連続して並ぶように、ディスク内の楽曲データの曲順を並び替えなければならない。
【0007】
しかしながら、上述したように、このような編集操作は、利用者にとって面倒な作業であるため、ディスク内の楽曲データが適宜並び替えることのできる記録再生装置が望まれていた。
【0008】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、ディスク内の曲順を適切に並び替えることのできる記録再生装置及び、曲順編集方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る記録再生装置は、
異なる記録モードにて複数の楽曲データが記録された記録媒体から、各楽曲データの曲順を規定する曲番情報を取得する曲番情報取得手段と、
前記曲番情報取得手段が取得した曲番情報に対応する各楽曲データの記録モードを取得する記録モード取得手段と、
前記記録モード取得手段により取得された記録モードに従って、前記曲番情報取得手段が取得した各楽曲データの曲番情報を、記録モード毎に分けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された各楽曲データの曲番情報を、予め定められた記録モードの順番に従って、元の記録媒体に書き戻す曲番情報更新手段と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る記録再生装置は、
異なる記録モードにて複数の楽曲データが記録された記録媒体から、各楽曲データの曲順及び記録モードを管理するTOC情報を取得するTOC情報取得手段と、
前記TOC情報取得手段が取得したTOC情報に含まれる各楽曲データの記録モードを取得する記録モード取得手段と、
前記記録モード取得手段により取得された記録モードに従って、TOC情報に含まれる各楽曲データの曲順を規定する曲番情報を、記録モード毎に分けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された各楽曲データの曲番情報を、予め定められた記録モードの順番に従って、TOC情報にセットするTOC情報更新手段と、
前記TOC情報更新手段により更新されたTOC情報を、元の記録媒体に書き戻すTOC情報書き込み手段と、
を備えることを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る記録再生装置は、
長時間記録モード及び通常記録モードにて複数の楽曲データが記録されたMDから、各楽曲データの曲順及び記録モードを管理するUTOC情報を取得するUTOC情報取得手段と、
前記UTOC情報取得手段が取得したUTOC情報に含まれる各楽曲データの記録モードを判別する記録モード判別手段と、
前記記録モード判別手段により判別された記録モードに従って、UTOC情報に含まれる各楽曲データの曲順を規定する曲番情報を、記録モード毎に分けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された各楽曲データの曲番情報を、通常記録モード及び長時間記録モードの順番に従って、UTOC情報にセットするUTOC情報更新手段と、
前記UTOC情報更新手段により更新されたUTOC情報を、元のMDに書き戻すUTOC情報書き込み手段と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る曲順編集方法は、
異なる記録モードにて複数の楽曲データが記録された記録媒体から、各楽曲データの曲順及び記録モードを管理するTOC情報を取得するTOC情報取得ステップと、
前記TOC情報取得ステップにて取得したTOC情報に含まれる各楽曲データの記録モードを取得する記録モード取得ステップと、
前記記録モード取得ステップにて取得された記録モードに従って、TOC情報に含まれる各楽曲データの曲順を規定する曲番情報を、記録モード毎に分けて所定の記憶部に格納する曲番情報格納ステップと、
前記曲番情報格納ステップにて記憶部に格納された各楽曲データの曲番情報を、予め定められた記録モードの順番に従って、TOC情報にセットするTOC情報更新ステップと、
前記TOC情報更新ステップにて更新されたTOC情報を、元の記録媒体に書き戻すTOC情報書き込みステップと、
を備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかる記録再生装置について、以下図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、この発明の実施の形態に適用される記録再生装置の一例を示す模式図である。図示するように、この記録再生装置1は、例えば、MD(ミニディスク)等のディスク2に楽曲データを録音すると共に、ディスク2に記録された楽曲データを再生するオーディオ機器であり、マイコン11と、DSP12と、ディスク駆動ユニット13と、操作キー14と、ディスプレイ15と、A/D16と、D/A17とを備えて構成される。
【0015】
マイコン11は、SRAM(スタティックラム)11a等を備えた処理演算ユニットであり、記録再生装置1全体を制御する。
具体的にマイコン11は、DSP12を制御することにより、ディスク駆動ユニット13を駆動し、ディスク2に所定の楽曲データを記録する。
また、マイコン11は、ディスク駆動ユニット13等を介してディスク2に記録されたUTOC(User Table Of Contents)情報をSRAM11aに読み出し、このUTOC情報内におけるP−TNO(トラック番号)の内容を編集することにより、楽曲データの曲順を並び替える。そして、マイコン11は、ディスク駆動ユニット13等を介して編集後のUTOC情報をディスク2に書き戻す。
【0016】
SRAM11aには、UTOC情報を記憶するためのUTOC情報記憶エリアが設けられており、図2に示すようなUTOC情報を一時的に記憶する。このUTOC情報は、ディスク2に記録された楽曲データを管理するための情報であり、エリアE1にディスク2上の楽曲データのアドレス等(「Track Mode」のアドレスも含む)を指し示すポインタ(「P-TNO1」〜「P-TNO255」)がセットされ、また、エリアE2に楽曲データの詳細なアドレス及び「Track Mode」の内容等がセットされている。
なお、「Track Mode」とは、楽曲データのコピーの可否や記録モード等を規定する情報であり、図3に示すように、各ビットの値にそれぞれの意味が規定されている。
例えば、d5〜d7に規定された値(Coding Mode)により、楽曲データの記録モードが、長時間記録モードのLP4(ATRAC3 LP4 Stereo)、長時間記録モードのLP2(ATRAC3 LP2 Stereo)、通常記録モードのモノラル(ATRAC Mono)、及び、通常記録モードのステレオ(ATRAC Stereo)の何れかであるかが判別できる。
【0017】
また、SRAM11aには、後述する曲順編集処理にて、マイコン11により楽曲データの曲順が記録モード毎に並び替えられる際に、各楽曲データのアドレス等(P−TNOnの内容;曲番情報)が記録モード毎に一時的に記憶されるエリアが設けられている。
すなわち、SRAM11aには、通常記録モード(ステレオ)の楽曲データの曲番情報が記憶されるステレオ用記憶エリア、通常記録モード(モノラル)の楽曲データの曲番情報が記憶されるモノラル用記憶エリア、長時間記録モード(LP2)の楽曲データの曲番情報が記憶されるLP2用記憶エリア、及び、長時間記録モード(LP4)の楽曲データの曲番情報が記憶されるLP4用記憶エリアが設けられている。
【0018】
図1に戻って、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)12は、例えば、内蔵するDRAM(ダイナミックラム)に、外部から入力されたデジタル音声信号を一時的に記憶し、このデジタル音声信号を使用してATRACエンコード処理を行う。DSP12は、ディスク駆動ユニット13を制御して、エンコード処理により生成した楽曲データをディスク2に記録する。
また、DSP12は、ディスク駆動ユニット13を制御して、ディスク2に記録された楽曲データやUTOC情報を読み出す。具体的に、DSP12は、ATRACデコード処理によりディスク2からデジタル音声信号を再生する。そして、再生したデジタル音声信号をD/A17等に供給する。
【0019】
ディスク駆動ユニット13は、例えば、MDスロットインメカ、ピックアップメカ、記録ヘッド、及びRFアンプ等を備える。ディスク駆動ユニット13は、DSP12に制御され、ディスク2を駆動させて、ディスク2に楽曲データを記録し、また、ディスク2から楽曲データを再生する。
【0020】
操作キー14は、複数のキースイッチ等からなり、ユーザの操作に従って所定の指示情報を入力してマイコン11に供給する。例えば、操作キー14は、曲順の並び替えを指示する「曲順編集キー」等を含んでおり、装置の前面等に配置されている。
【0021】
ディスプレイ15は、蛍光表示管等からなり、記録再生装置1の動作状況や再生トラックのトラック情報等を表示する。例えば、記録再生装置1にて楽曲データの曲順編集が行われている際に、ディスプレイ15は、曲順の編集中であることを示すメッセージ等を表示する。
【0022】
A/D(アナログ・デジタルコンバータ)16は、図示せぬ外部機器から供給されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、変換したデジタル音声信号をDSP12に供給する。
【0023】
D/A(デジタル・アナログコンバータ)17は、DSP12から供給されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、変換したアナログ音声信号を図示せぬ外部機器に出力する。
【0024】
以下、この発明の実施の形態にかかる記録再生装置1の動作について、図4等を参照して説明する。図4は、マイコン11が実行する曲順編集処理を説明するためのフローチャートである。
なお、記録再生装置1には、所定のディスク2(異なる記録モードの楽曲データが混在して記録されたMD等)が装填されているものとする。そして、この曲順編集処理は、マイコン11(ディスク駆動ユニット13等)によりディスク2から読み出されたUTOC情報がSRAM11aに記憶された状態で、例えば、利用者により、操作キー14の「曲順編集キー」が押下され、処理の実行が指示された後に開始される。
【0025】
まず、マイコン11は、変数nに初期値の「1」を代入する(ステップS11)。なお、この変数nは、楽曲データのトラック番号(P−TNO)の値を示す変数である。
【0026】
マイコン11は、SRAM11aからP−TNOnの「Track Mode」を読み出す(ステップS12)。すなわち、マイコン11は、図2に示すエリアE1における変数nにて示されるP−TNO(記録モード等のアドレス等を指し示すポインタ)に従って、エリアE2における対象の「Track Mode」を特定してその内容を読み出す。
具体的に、マイコン11は、以下に示す数式1に従って、対象となる「Track Mode」のアドレスを求め、その内容を読み出す。
【0027】
【数1】
adr=76×4+(P−TNOn)×8
adr:「Track Mode」のアドレス
【0028】
マイコン11は、読み出した「Track Mode」における「Coding Mode」(記録モード)が「ATRAC Stereo」であるか否かを判別する(ステップS13)。すなわち、マイコン11は、P−TNOnの楽曲データが、通常記録モードのステレオにて記録されたものであるか否かを判別する。
マイコン11は、「ATRAC Stereo」であると判別すると、SRAM11aにおけるステレオ用記憶エリアにP−TNOnの内容を記憶する(ステップS14)。すなわち、ステレオ用記憶エリアに通常記録モード(ステレオ)にて記録された楽曲データの曲番情報を記憶する。
【0029】
一方、「ATRAC Stereo」でないと判別した場合に、マイコン11は、「Coding Mode」が「ATRAC Mono」であるか否かを判別する(ステップS15)。すなわち、マイコン11は、P−TNOnの楽曲データが、通常記録モードのモノラルにて記録されたものであるか否かを判別する。
マイコン11は、「ATRAC Mono」であると判別すると、SRAM11aにおけるモノラル用記憶エリアにP−TNOnの内容を記憶する(ステップS16)。すなわち、モノラル用記憶エリアに通常記録モード(モノラル)にて記録された楽曲データの曲番情報を記憶する。
【0030】
また、ステップS15にて「ATRAC Mono」でないと判別した場合に、マイコン11は、「Coding Mode」が「ATRAC3 LP2 Stereo」であるか否かを判別する(ステップS17)。すなわち、マイコン11は、P−TNOnの楽曲データが、長時間記録モードのLP2にて記録されたものであるか否かを判別する。
マイコン11は、「ATRAC3 LP2 Stereo」であると判別すると、SRAM11aにおけるLP2用記憶エリアにP−TNOnの内容を記憶する(ステップS18)。すなわち、LP2用記憶エリアに長時間記録モード(LP2)にて記録された楽曲データの曲番情報を記憶する。
【0031】
また、ステップS17にて「ATRAC3 LP2 Stereo」でないと判別した場合に、マイコン11は、「Coding Mode」が「ATRAC3 LP4 Stereo」であると判別し、SRAM11aにおけるLP4用記憶エリアにP−TNOnの内容を記憶する(ステップS19)。すなわち、LP4用記憶エリアに長時間記録モード(LP4)にて記録された楽曲データの曲番情報を記憶する。
【0032】
マイコン11は、上記の何れかの記憶エリアにP−TNOnの内容(曲番情報)を記憶すると、変数nに1を加算する(ステップS20)。
【0033】
マイコン11は、加算後の変数nの値が「Last TNO」(最終のトラック番号)より大きいか否かを判別する(ステップS21)。すなわち、マイコン11は、ディスク2に記録された全楽曲データに対して、記録モード毎に曲番情報の記憶を終えたか否かを判別する。
マイコン11は、変数nの値が「Last TNO」より大きくない(以下である)と判別すると、ステップS12に処理を戻し、上述のステップS12〜S20の処理を繰り返し実行する。
【0034】
一方、変数nの値が「Last TNO」より大きいと判別した場合に、マイコン11は、通常記録モード(ステレオ),通常記録モード(モノラル),長時間記録モード(LP2),長時間記録モード(LP4)の順に楽曲データを並び替えて、UTOC情報を更新する(ステップS22)。
すなわち、マイコン11は、図2に示すUTOC情報のエリアE2に、まず、ステレオ用記憶エリアに記憶した各P−TNOnの内容(各曲番情報)を先頭からセットし、次に、モノラル用記憶エリアの各曲番情報を続けてセットし、そして、LP2用記憶エリアの各曲番情報を続けてセットし、最後に、LP4用記憶エリアの各曲番情報を続けてセットする。
【0035】
なお、何れかの記憶エリアにおいて、P−TNOnの内容(曲番情報)が記憶されなかった(該当する記録モードの楽曲データがなかった)場合には、当然、次の記憶エリアに記憶している曲番情報が続けてセットされる。
そして、マイコン11は、ディスク駆動ユニット13等を介して編集後のUTOC情報をディスク2に書き戻す。
【0036】
このように、ディスク2に異なる記録モードの楽曲データが混在して記録されている場合でも、曲順編集処理により、所定の記録モード毎に楽曲データを並び替えることができる。そして、曲順編集後のディスク2を、例えば、長時間記録モードに対応していないポータブルタイプの再生装置に装填した場合、再生可能な通常モード(ステレオ等)の楽曲データが先に並んでいるため、再生可能な楽曲データだけをまとめて再生させることができる。
【0037】
次に、上述の曲順編集処理により、楽曲データが記録モード毎に並び替えられる様子を図5を参照して、具体的に説明する。
なお、ディスク2には、図5(a)に示すように、異なる記録モードの楽曲データが混在して記録されているものとする。すなわち、トラック番号の先頭から、楽曲データ「AAAA」(ST;通常記録モードのステレオ),楽曲データ「BBBB」(LP2;長時間記録モードのLP2),楽曲データ「CCCC」(ST),楽曲データ「DDDD」(LP2),楽曲データ「EEEE」(ST),楽曲データ「FFFF」(LP4;長時間記録モードのLP4),楽曲データ「GGGG」(LP2)がディスク2に記録されている。
【0038】
マイコン11は、ステップS13,S15,S17にて各楽曲データの記録モードを判別し、対応する記憶エリアに楽曲データの情報(具体的には、P−TNOnの内容;曲番情報)を記憶する。
すなわち、マイコン11は、図5(b)に示すステレオ用記憶エリアに楽曲データ「AAAA」,「CCCC」,「EEEE」の曲番情報を記憶し(ステップS14)、また、図5(c)に示すLP2用記憶エリアに楽曲データ「BBBB」,「DDDD」,「GGGG」の曲番情報を記憶し(ステップS18)、そして、図5(d)に示すLP4用記憶エリアに楽曲データ「FFFF」の曲番情報を記憶する(ステップS19)。
【0039】
そして、マイコン11は、図5(e)に示すように、トラック番号の先頭にステレオ用記憶エリアの楽曲データの曲番情報をセットし、続けて、LP2用記憶エリアの楽曲データの曲番情報をセットし、最後に、LP4用記憶エリアの楽曲データの曲番情報をセットする(ステップS22)。
このように、ディスク内の曲順を適切に並び替えることができる。
【0040】
上記の実施の形態では、通常記録モード(ステレオ),通常記録モード(モノラル),長時間記録モード(LP2),長時間記録モード(LP4)の順番に、楽曲データを並べ替えたが、これら記録モードの順番は、任意である。例えば、長時間記録モード(LP4),長時間記録モード(LP2),通常記録モード(ステレオ),通常記録モード(モノラル)の順番に、楽曲データを並べ替えてもよい。そして、長時間モード(LP4)にてカラオケ用の楽曲データだけが記録されているような場合に、カラオケ用の楽曲データだけをまとめて再生することができる。
【0041】
上記の実施の形態では、MD等からなるディスク2に記録した楽曲データの曲順を編集する記録再生装置について説明したが、編集対象の媒体はMD等に限られず、他にCD−RW(CD ReWritable)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk-Random Access Memory)等であってもよい。また、スマートメディア(商標)、メモリスティック(商標)、MMC(Multi Media Card)等の媒体を編集可能な記録再生装置であってもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ディスク内の曲順を適切に並び替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録再生装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】ディスクから読み出され、SRAMに記憶されるUTOC情報の構造を示す模式図である。
【図3】UTOC内における「Track Mode」の構造を詳細に説明するための模式図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る曲順編集処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】(a)〜(e)共に、記録モードに従って、各楽曲データの曲順が並び替えられる様子を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置
2 ディスク
11 マイコン
12 DSP
13 ディスク駆動ユニット
14 操作キー
15 ディスプレイ
16 A/D
17 D/A
Claims (4)
- 異なる記録モードにて複数の楽曲データが記録された記録媒体から、各楽曲データの曲順を規定する曲番情報を取得する曲番情報取得手段と、
前記曲番情報取得手段が取得した曲番情報に対応する各楽曲データの記録モードを取得する記録モード取得手段と、
前記記録モード取得手段により取得された記録モードに従って、前記曲番情報取得手段が取得した各楽曲データの曲番情報を、記録モード毎に分けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された各楽曲データの曲番情報を、予め定められた記録モードの順番に従って、元の記録媒体に書き戻す曲番情報更新手段と、
を備えることを特徴とする記録再生装置。 - 異なる記録モードにて複数の楽曲データが記録された記録媒体から、各楽曲データの曲順及び記録モードを管理するTOC(Table Of Contents)情報を取得するTOC情報取得手段と、
前記TOC情報取得手段が取得したTOC情報に含まれる各楽曲データの記録モードを取得する記録モード取得手段と、
前記記録モード取得手段により取得された記録モードに従って、TOC情報に含まれる各楽曲データの曲順を規定する曲番情報を、記録モード毎に分けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された各楽曲データの曲番情報を、予め定められた記録モードの順番に従って、TOC情報にセットするTOC情報更新手段と、
前記TOC情報更新手段により更新されたTOC情報を、元の記録媒体に書き戻すTOC情報書き込み手段と、
を備えることを特徴とする記録再生装置。 - 長時間記録モード及び通常記録モードにて複数の楽曲データが記録されたMD(ミニディスク)から、各楽曲データの曲順及び記録モードを管理するUTOC(User Table Of Contents)情報を取得するUTOC情報取得手段と、
前記UTOC情報取得手段が取得したUTOC情報に含まれる各楽曲データの記録モードを判別する記録モード判別手段と、
前記記録モード判別手段により判別された記録モードに従って、UTOC情報に含まれる各楽曲データの曲順を規定する曲番情報を、記録モード毎に分けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された各楽曲データの曲番情報を、通常記録モード及び長時間記録モードの順番に従って、UTOC情報にセットするUTOC情報更新手段と、
前記UTOC情報更新手段により更新されたUTOC情報を、元のMDに書き戻すUTOC情報書き込み手段と、
を備えることを特徴とする記録再生装置。 - 異なる記録モードにて複数の楽曲データが記録された記録媒体から、各楽曲データの曲順及び記録モードを管理するTOC情報を取得するTOC情報取得ステップと、
前記TOC情報取得ステップにて取得したTOC情報に含まれる各楽曲データの記録モードを取得する記録モード取得ステップと、
前記記録モード取得ステップにて取得された記録モードに従って、TOC情報に含まれる各楽曲データの曲順を規定する曲番情報を、記録モード毎に分けて所定の記憶部に格納する曲番情報格納ステップと、
前記曲番情報格納ステップにて記憶部に格納された各楽曲データの曲番情報を、予め定められた記録モードの順番に従って、TOC情報にセットするTOC情報更新ステップと、
前記TOC情報更新ステップにて更新されたTOC情報を、元の記録媒体に書き戻すTOC情報書き込みステップと、
を備えることを特徴とする曲順編集方法。
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