JP3402490B2 - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JP3402490B2
JP3402490B2 JP14640593A JP14640593A JP3402490B2 JP 3402490 B2 JP3402490 B2 JP 3402490B2 JP 14640593 A JP14640593 A JP 14640593A JP 14640593 A JP14640593 A JP 14640593A JP 3402490 B2 JP3402490 B2 JP 3402490B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、ディスクジョッキー
情報再生装置に係わり、特にCD(Compact Disk)等
のようにディジタルデータとして音声情報が記録された
媒体を再生するディスクジョッキー用情報再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディスコ(Disco )等におけ
るダンスミュージックを連続的に再生するための複数の
アナログプレーヤを有するアナログレコードプレーヤシ
ステムが知られている。
【0003】ディスコには、顧客は皆ダンスをするため
に来るのであり、ダンスミュージック毎にテンポ(Temp
o :楽曲の速度)が変るのは、踊りづらく好ましくな
い。一方、テンポを変えないという理由のために、同じ
曲を延々と再生し続けることは、変化がなくなって顧客
のダンスに対する興味を失うこととなり好ましくない。
【0004】そこで、従来のアナログレコードプレーヤ
システムを有するディスコにおいては、予め一のアナロ
グプレーヤを用いて次に再生すべきアナログレコードの
テンポを他のアナログプレーヤで現在再生しているアナ
ログレコードのテンポと合せておき、曲の先頭から現在
再生中の曲に間断なく連続させて再生するため、当該一
のアナログプレーヤのターンテーブルとアナログレコー
ドとが、スリップするような状態にアナログレコードの
記録面を指で抑えておき、前の曲の再生が終わった時点
で指を放すことにより再生を開始させていた。
【0005】このようなアナログレコードプレーヤシス
テムにおいては、同一のアナログレコードの再生頻度が
高く機械的に記録溝をなぞって再生を行うとともに、上
述したようにその取扱いが雑なため、音質の劣化が生じ
やすいという課題が生じる。
【0006】このような課題に対し、CDは、非接触か
つディジタル記録を行っており、繰り返して再生しても
従来のアナログレコードに較べて盤の劣化及び音質の劣
化が飛躍的に少ないため、同一の盤を繰り返し再生する
ディスコ等における再生システムのような用途に最適で
ある。
【0007】ここで、CDの構成について説明する。C
Dには、ディスクの内周側から外周側に向かって、記録
情報の索引情報が記録されたリードイン(Lead In )エ
リア、実際の音声情報が記録されたプログラムエリア及
びプログラムエリアの終了を示すリードアウト(Lead O
ut)エリアが形成されている。これらの3つのエリアを
総称してインフォメーションエリアと読んでいる。
【0008】記録される信号はEFM(Eight to Fourt
een Modulation)変調されたディジタル信号であり、音
声情報等のメインコード(主情報)の他にタイムコード
(時間情報)等のサブコードが含まれている。
【0009】リードインエリアには、TOC(Table Of
Contents )と呼ばれる索引情報が記録され、ディスク
のプログラムエリアに記録された総音声情報数(例え
ば、総曲数)、総記録時間(例えば、総演奏時間)等が
サブコードとして記録される。
【0010】プログラムエリアには、メインコードとし
ての音声情報等が記録される他、サブコードのQチャネ
ルには、音声情報番号(例えば、曲番号)を示すトラッ
ク番号(TNO)、当該トラック開始からの記録時間
(P−TIME:例えば、当該曲の演奏時間)、トラッ
ク番号=1から計測される総記録時間(A−TIME:
例えば総演奏時間)等が記録される。
【0011】リードアウトエリアには、リードアウトエ
リアであることを示すリードアウトコードが記録され
る。このようなCDを用いた複数のCDプレーヤを有す
る従来のディスコ用CDプレーヤシステムでは、前回再
生していた曲のテンポと、今回再生しようとする曲のテ
ンポを合わせるために、たとえば、各CDプレーヤによ
りCDの回転数を変化させるなどして、再生速度を変更
する構成となっていた。
【0012】すなわち、前回の再生曲のテンポに対して
次に再生する曲のオリジナルのテンポが遅い場合にはC
Dの回転数を高く設定し、逆に次に再生する曲のオリジ
ナルのテンポが早い場合にはCDの回転数を低く設定す
ることにより、テンポを一定としていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、再生速
度を変更した時、たとえば、CDの回転数を早くした時
の再生音のピッチ(Pitch:周波数による音の高低の感
覚)は、オリジナルの再生音のピッチに対して高くな
り、回転数を遅くした時の再生音のピッチは、オリジナ
ルの再生ピッチに対して低くなってしまい、聴感上不自
然な感じを与えてしまうという問題点があった。
【0014】また、再生速度を変更した場合、たとえ
ば、CDの回転数を規定の回転数以外の回転数で再生し
た場合、サブコードに記録した時間情報等は,実際の時
間と対応しておらず、それらの時間情報に基づいて表示
等を行っても、有用性が低いという問題点があった。
【0015】そこで、本発明の目的は、再生速度を変更
しても、聴感上不自然な感じを与えることなく再生を行
えるとともに、媒体上に記録されている時間情報を利用
することが可能な情報再生装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、第1の発明は、曲が音声情報として記録された媒体
から音声情報の再生を行うディスクジョッキー用情報再
生装置において、前記媒体から音声情報を読み出す情報
取り手段と、スライダボリュームを含み、スライダ
ボリュームの操作に応じて前記音声情報の再生中に前記
情報読み取り手段が読み出した音声情報のテンポを早く
するほうから遅くするほうにわたり変化可能なテンポ変
化手段と、前記テンポ変化手段により音声情報のテンポ
が変化させられても、音声情報のピッチを前記媒体に記
録されていた音声情報のピッチと同一にするようにピッ
チの歪を低減させて変化させるか、または音声情報のピ
ッチに変化を加えないピッチ変化手段と、前記ピッチ変
化手段においてピッチの変化を行うか否かを選択する選
択手段と、前記テンポ変化手段により変化させられた音
声情報のテンポの変化率に関する情報を表示する表示手
段と、前記テンポ変化手段及び前記ピッチ変化手段によ
りテンポ及びピッチを変化させた音声情報を記憶する記
憶手段とを有し、前記記憶手段を介した音声情報を出力
することを特徴とする。上記課題を解決するため、第2
の発明は、曲が音声情報として記録された媒体から音声
情報の再生を行うディスクジョッキー用情報再生装置に
おいて、前記媒体から音声情報を読み出す情報読み取り
手段と、スライダボリュームを含み、スライダボリュー
ムの操作に応じて前記音声情報の再生中に前記情報読み
取り手段が読み出した音声情報のテンポを早くするほう
から遅くするほうにわたり変化可能なテンポ変化手段
と、前記テンポ変化手段により音声情報のテンポが変化
させられても、音声情報のピッチを前記媒体に記録され
ていた音声情報のピッチと同一にするようにピッチの歪
を低減させて変化させるか、または音声情報のピッチに
変化を加えないピッチ変化手段と、前記ピッチ変化手段
においてピッチの変化を行うか否かを選択する選択手段
と、前記テンポ変化手段により変化させられた音声情報
のテンポの変化率に関する情報を表示する表示手段と、
前記テンポ変化手段及び前記ピッチ変化手段によりテン
ポ及びピッチを変化させた音声情報を記憶する記憶手段
とを有 し、前記記憶手段を介した音声情報を出力するこ
とを特徴とする。
【0017】また、第2の発明は、音声情報及び前記音
声情報に対応する時間情報が記録された媒体から記録情
報の再生を行う情報再生装置において、前記媒体から記
録情報を読み出す情報読取り手段と、前記読出された記
録情報を再生信号として出力する出力手段と、前記媒体
に記録されている原曲に対して、出力すべき再生信号の
テンポを変化させるテンポ変化手段と、前記テンポ変化
手段によるテンポの変化率に基づいて、前記時間情報を
実際の再生速度に対応する時間情報に変換する時間情報
変換手段とを備えて構成する。
【0018】
【作用】第1の発明によれば、情報読取り手段は、音声
情報が記録された媒体から記録情報を読出し、出力手段
によって、再生信号を出力する。
【0019】また、テンポ変化手段は、記録されている
原曲に対して、出力すべき再生信号のテンポを変化させ
る。ピッチ変化手段は、テンポ変化手段のテンポの変化
率に応じて出力すべき再生信号のピッチを変化させる
が、ピッチの変化を行うか否かを選択する選択手段の選
択結果に応じて、ピッチの変化を行うか否かを切り替え
る。
【0020】したがって、再生速度(テンポ)を変化さ
せたときでも、ピッチを一定にすることができ、さらに
ピッチを一定にするか変化させるかを自由に切り替える
ことができる。
【0021】また、第2の発明によれば、時間情報変換
手段は、テンポ変化手段によるテンポの変化率に基づい
て、媒体に記録された時間情報を実際の再生速度に対応
する時間情報に変換する。
【0022】したがって、これらに基づいて、表示、制
御等を行えば、再生速度を変化させた場合でも、確実な
時間表示、動作制御を行うことができる。
【0023】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。図1にCDプレーヤの主要部の概要構成ブロ
ック図を示す。
【0024】CDプレーヤは、スピンドルサーボ制御信
号に基づいてCD1を回転駆動するスピンドルモータ2
と、CDに読出光を照射するとともに、その反射光を受
光して再生RF(Radio Frequency )信号を出力するピ
ックアップ3と、ピックアップ3の再生RF信号を2値
信号に変換しフレーム同期パターンを分離してEFM復
調し、誤り訂正等の信号処理を行い、オーディオデータ
を出力するとともに、スピンドルサーボ制御信号、フォ
ーカスサーボ制御信号、トラッキングサーボ制御信号等
のサーボ制御信号を出力する信号処理部と、再生RF信
号から再生クロックを抽出するとともに、回転制御を行
うPLL回路5と、キーコントロール信号KCに基づい
て所望のピッチの変換オーディオデータに変換し、出力
するオーディオディジタルシグナルプロセッサ(DS
P)6と、変換オーディオデータをディジタル/アナロ
グ変換してオーディオアナログ出力信号として出力する
D/Aコンバータ7と、CDプレーヤ全体の制御を行う
とともに、スピンドルモータの回転スピードを制御する
ためのスピードコントロール信号SC、ピッチを設定す
るためのキーコントロール信号KC、表示制御のための
表示データDD等を出力するシステムコントローラ8
と、スピンドルモータの回転数の変化率を設定するため
のスライドボリューム10と、スライドボリューム10
のスライダの設定位置に応じた電圧信号をアナログ/デ
ィジタル変換してスライドボリューム位置データSVP
を出力するA/Dコンバータ9と、複数の操作キーが設
けられ、操作キーデータを出力する操作部11と、各種
データを表示するディスプレイ12と、を備えて構成さ
れている。
【0025】操作部11は、スピンドルモータの回転数
変更時に回転数に応じてピッチを変更するか否かを設定
するためのキー不変キーを備えており、キー不変キーが
押し下げられている状態では、スピンドルモータの回転
数にかかわりなくオリジナルのピッチで再生を行うこと
が操作キーデータとしてシステムコントローラに指示さ
れる。
【0026】次に図2乃至図6を参照して動作を説明す
る。第1実施例 図2に第1実施例の動作処理フローチャートを示す。こ
の場合において、ユーザは2台のCDプレーヤを有して
いるものとする。
【0027】ユーザは、第1のCDプレーヤで所定のテ
ンポで第1の曲を再生している間に、他のCDに含まれ
ている次に再生すべき曲、すなわち、第2の曲を通常速
度で再生し、そのテンポを第1の曲の再生テンポに一致
させるべく、スライドボリューム10のスライダを設定
する。
【0028】この時のスライダボリューム10の一端は
グランド電位に接続され、他端は電源電圧に接続されて
おり、そのスライダ位置に応じてグランド電位(回転数
の変化率−9.9%相当)から電源電圧(回転数の変化
率+9.9%相当)の間の電圧がA/Dコンバータ9に
印加される。
【0029】A/Dコンバータ9は、印加された電圧に
応じた、すなわち、スライダ位置に応じたスライドボリ
ュームデータSVDをシステムコントローラ8に出力す
る。
【0030】これにより、システムコントローラ8は、
スライドボリュームの位置を判定し、図示しない内部メ
モリに記憶する(ステップS1)。この時のA/Dコン
バータから出力されるスライドボリューム位置データS
VDは8ビットのデータとすれば、256通りの情報を
表現することができ、上述の例の場合、0.1%単位で
回転数の変化率を表現し、設定することが可能である。
尚、データのビット数(分解能)を増加すれば、より細
かな設定をすることも可能である。
【0031】つづいて、システムコントローラ8は、得
られたスライドボリューム位置に対応してディスプレイ
12のスピード表示部にスピンドルモータ2の回転数の
変化率(−9.9%〜+9.9%)を表示する(ステッ
プS2)。
【0032】さらにシステムコントローラ8は、スピー
ドコントロール信号SCをPLL回路5に出力し、スピ
ンドルモータ2の回転数を制御する(ステップS3)。
具体的には、スピードコントロール信号SCにより、P
LL回路5内の図示しないマスタクロック信号発生用の
VCO(Voltage Controlled 0scillator )の発振周波
数を変更し、適宜分周することにより、CD1からのフ
レーム同期信号の周波数に近い周波数のクロック信号C
LKを信号処理部4に出力する。尚、これと同時にPL
L回路5は、D/Aコンバータ7にクロック信号CLK
を出力する。
【0033】これにより信号処理部4では、ピックアッ
プ3を介して得られるフレーム同期信号とクロック信号
CLKを位相差を検出し、位相差が零となるようにスピ
ンドルサーボ制御信号を出力する。
【0034】この結果、スピンドルモータ2の回転数
は、スライドボリューム10により指定された変化率に
対応する回転数となる。次にシステムコントローラ8
は、操作部11のキー不変キー11Aが押し下げられて
いるか否かを判別する(ステップS4)。
【0035】キー不変キー11Aが押し下げられていな
い場合には、処理をステップS9に移行する。キー不変
キー11Aが押し下げられている場合には、現在のスピ
ンドルモータ2の回転数の変化率が、 a)−9.9〜−0.1%の範囲内 b)0% c)+0.1〜+9.9%の範囲内 のうち、いずれの場合であるかを判別する(ステップS
5)。
【0036】スピンドルモータ2の回転数の変化率が、
−9.9〜−0.1%の範囲内である場合には、オーデ
ィオDSP6にキーコントロール信号KCを出力し、変
化率に応じて音程(キー)をアップさせる(ステップS
6)。
【0037】具体的には、回転数の変化率が−5.4%
である場合には、ピッチが5.4%低くなっているの
で、5.4%ピッチを上げさせるためのキーコントロー
ル信号KCを出力する。これにより、オーディオDSP
は、信号処理部4から出力されたオーディオデータをキ
ーコントロール信号KCに対応するピッチの変換オーデ
ィオデータに変換し、D/Aコンバータ7に出力する。
この結果、D/Aコンバータは、スピンドルモータの回
転数にかかわりなく、オリジナル再生時のピッチと同一
のピッチを有するオーディオアナログ出力信号を出力す
ることとなる。
【0038】これと同時にシステムコントローラ8は、
ディスプレイ12に対し表示データDDを出力し、ナチ
ュラル記号(本位記号)をディスプレイ12に表示点灯
させる(ステップS8)。
【0039】また、ステップ5の判別において、スピン
ドルモータ2の回転数の変化率が0%である場合には、
ディスプレイ12に対し表示データDDを出力し、ナチ
ュラル記号(本位記号)をディスプレイ12に表示点灯
させる(ステップS8)。
【0040】また、スピンドルモータ2の回転数の変化
率が、+0.1〜+9.9%の範囲内である場合には、
オーディオDSP6にキーコントロール信号KCを出力
し、変化率に応じて音程(キー)をダウンさせる(ステ
ップS7)。具体的には、回転数の変化率が+3.2%
である場合には、ピッチが3.2%高くなっているの
で、3.2%ピッチを下げさせるためのキーコントロー
ル信号KCを出力する。これにより、オーディオDSP
は、信号処理部4から出力されたオーディオデータをキ
ーコントロール信号KCに対応するピッチの変換オーデ
ィオデータに変換し、D/Aコンバータ7に出力する。
この結果、D/Aコンバータは、スピンドルモータの回
転数にかかわりなく、オリジナル再生時のピッチと同一
のピッチを有するオーディオアナログ出力信号を出力す
ることとなる。
【0041】これと同時にシステムコントローラ8は、
ディスプレイ12に対し表示データDDを出力し、ナチ
ュラル記号(本位記号)をディスプレイ12に表示点灯
させる(ステップS8)。
【0042】以上の説明のように、キー不変キー11A
が押し下げられている場合には、スピンドルモータ2の
回転数にかかわりなく、すなわち、テンポにかかわりな
く通常再生時と同一のピッチで再生を行えることとな
る。
【0043】一方、ステップS4の判別によりキー不変
キー11Aが押し下げられていない場合には、システム
コントローラ8は、現在のスピンドルモータ2の回転数
の変化率が、 a)−9.9〜−0.1%の範囲内 b)0% c)+0.1〜+9.9%の範囲内 のうち、いずれの場合であるかを判別する(ステップS
9)。
【0044】スピンドルモータ2の回転数の変化率が、
−9.9〜−0.1%の範囲内である場合には、ピッチ
が通常再生時に比較して低くなっているので、ディスプ
レイ12に対し表示データDDを出力し、フラット記号
(変記号)をディスプレイ12に表示点灯させる(ステ
ップS10)。
【0045】また、ステップ9の判別において、スピン
ドルモータ2の回転数の変化率が0%である場合には、
ディスプレイ12に対し表示データDDを出力し、ナチ
ュラル記号(本位記号)をディスプレイ12に表示点灯
させる(ステップS8)。
【0046】また、スピンドルモータ2の回転数の変化
率が、+0.1〜+9.9%の範囲内である場合には、
ピッチが通常再生時に比較して高くなっているので、デ
ィスプレイ12に対し表示データDDを出力し、シャー
プ記号(嬰記号)をディスプレイ12に表示点灯させる
(ステップS11)。
【0047】以上の説明のように、キー不変キー11A
が押し下げられていない場合には、スピンドルモータ2
の回転数に対応する、すなわち、テンポに対応した表示
が行われることとなる。
【0048】ここで、図3乃至図6を参照して、オーデ
ィオDSPにおけるキー不変動作を説明する。オーディ
オDSPにおけるキー不変動作の原理は、原信号(図3
(a)参照)に対応する音声データを図示しないメモリ
に書込んでデータを読み出すときに、ピッチ(キー)を
上げる場合にはデータを間引いて読み出し、ピッチを下
げる場合にはデータを繰り返し読み出すものである。こ
の結果、再生時の信号は、図3(b)(ピッチを上げる
場合)及び図3(c)(ピッチを下げる場合)に示すよ
うなものとなる。
【0049】より具体的には、1%だけピッチを上げる
場合には、データ100サンプルにつき1サンプルのデ
ータを読み飛ばし、同様に1%だけピッチを下げる場合
には、データ100サンプルに対し1サンプルのデータ
を2度読みすることにより実現される。
【0050】ところで、実際に上述したような処理を連
続して行うと、音声データの書込速度は一定であるた
め、ピッチを上げる場合にはデータを読み飛ばしている
ためメモリに書込まれる音声データが不足する場合が生
じ、ピッチを下げる場合にはデータを繰り返して読んで
いるためメモリに格納されている音声データが過剰とな
って、メモリの容量が不足するという問題点が生じる。
【0051】そこで、実際に処理を行う場合には、図4
に示すように、所定時間(インターバル時間)毎に音声
データを初期化して処理を継続している。この結果、ピ
ッチを上げる場合には同一の音声を繰り返す部分が生
じ、ピッチを下げる場合には音声が欠落する部分が生じ
るが、音声データが不足することもなく、メモリ容量は
インターバル時間に相当するものでよく膨大なメモリ容
量が必要となることはない。
【0052】上述したように、インターバル時間毎に音
声データの初期化を行う場合には、当該初期化により、
図5(a)に示す原信号に対し、再生波形はピッチを下
げた場合及びピッチを上げた場合は、それぞれ図5
(b)、図5(c)に示すように歪が生じ、この歪がノ
イズの原因となる。
【0053】ところで、この歪は、音声データを初期化
した箇所に着目すると、位相が1サンプリング周期分進
む、あるいは、遅れていることが分る。そこで、ピッチ
を下げる場合には、図6(a)に示すように、原信号か
ら1次遅れ信号へ出力割合を徐々に移行させるスムージ
ングを行うことにより歪を低減することができる。
【0054】また、ピッチを上げる場合には、図6
(b)に示すように、1次遅れ信号から原信号へ出力割
合を徐々に移行させるスムージングを行うことにより歪
を低減することができる。
【0055】以上の説明のように、各種処理を行うこと
により、オーディオDSPにおけるメモリ容量を増加さ
せること無く、歪の少ない状態でキー不変動作を行わせ
ることが可能となる。
【0056】そして、キーを一定とした後、図示しない
バッファメモリに予め音声データを蓄えておき、CDプ
レーヤを切換えると同時にバッファメモリから音声デー
タを出力し、順次このバッファメモリを介して再生を行
うことにより、従来のアナログレコードプレーヤシステ
ムと同様に、間断なく繋いで連続再生を行わせることが
できる。
【0057】以上の説明のように、本第1実施例によれ
ば、音程を一定に保ったまま、再生速度のみを可変でき
るため、聴感上の不自然さを伴うことなく、間断なく繋
いで連続再生を行うことができる。
【0058】また、キー不変キーを押し下げない場合に
は、前回再生している曲に合せて今回の再生曲の音調を
高くしたり、低くしたりできるので、ユーザが選択でき
る音調の幅が広がる。第2実施例 ところで、上記第1実施例において、ディスプレイ12
に表示されるであろう時間情報(例えば、演奏時間、演
奏残時間等)は、上述したサブコードデータに基づくも
のであり、スピンドルモータ2の回転数を変えて再生を
行った場合の実時間(リアルタイム)とは異なるもので
あり、実用上不便である。
【0059】そこで、本第2実施例は、スピンドルモー
タの回転数を変化させた場合でも、実時間を表示させる
ことができるようにしたものである。本第2実施例の動
作について図1及び図7を参照して説明する。
【0060】CD1には、リードインエリアのサブコー
ドとして記録された総記録時間(例えば、総演奏時間)
及びプログラムエリアのサブコードのQチャネルとして
記録されたトラック開始位置からの記録時間(P−TI
ME:例えば、当該曲の演奏時間)、トラック番号=1
から計測される総記録時間(A−TIME:例えば総演
奏時間)等が時間情報として記録されている。
【0061】これらの時間情報は、スピンドルモータ2
を通常回転速度で回転させて通常再生を行った場合につ
いてのものであり、スピンドルモータ2の回転数を変更
して動作させる場合には、意味をもたない値となる。
【0062】しかしながら、これらの時間情報は、通常
再生時と同様に回転数を変更した場合でも、信号処理部
4からシステムコントローラ8に対して、時間情報デー
タTIとして出力されている。
【0063】そこで、システムコントローラ8は、スラ
イドボリューム位置データSVPで示される回転数の変
化率に対応して時間情報データTIを変換して、実時間
データRTIとし、対応する表示データDDとしてディ
スプレイに実時間情報を表示する。
【0064】図7に、スピンドルモータ2の回転数の変
化率を+5.0%とした場合の実時間情報の表示例を示
す。図7は、演奏残時間を表示する場合のものであり、
上段には曲番号=1の曲の演奏残時間が2分10秒であ
ることが示されている。この表示は、CD1に記録され
ているサブコードの時間情報に基づいて表示されている
ものであり、実質的な意味はない。
【0065】下段には、システムコントローラ8により
求められた実時間データRTIに基づいて、実時間表示
が行われており、スピンドルモータ2の回転数の変化率
を+5.0%としたときの曲番号=1の曲の実際の演奏
残時間が2分4秒であることが示されている。
【0066】ここで、時間情報データTIの実時間デー
タRTIへの変換方法を説明する。回転数の変化率をD
Rとすると、 RTI=(1+DR)×TI となる。
【0067】具体的には、上述の例の場合、 RTI=(1+0.05)×(2分10秒)=2分4秒 となる。
【0068】以上の説明のように、本第2実施例によれ
ば、スピンドルモータの回転数を変更した場合でも、実
際の演奏時間、演奏残時間等を表示することが可能とな
り、ユーザは、次の曲を再生するための準備時間等を容
易に把握することができ使い勝手がよくなる。第3実施例 以上の各実施例は、次に再生すべき曲のテンポをユーザ
がマニュアルで設定していたが、本第3実施例は、次に
再生すべき曲のテンポを自動的に設定するものである。
【0069】CD方式の記録信号には、8ビットで構成
されるサブコードが1フレームにつき1つ記録されてい
る。この8ビットのデータは、各1ビット毎にP、Q、
R、S、T、U、V、Wと名前が付けられており、最初
のP及びQの2ビットのデータは曲の頭出しや、予め設
定された順序にしたがって再生するプログラム機能をも
たすために用いられ、R〜Wの6ビットのデータは表示
等従来のアナログレコードではできなかった様々な制御
を行うために用いられている。尚、実際にサブコードを
用いる場合には、98フレームで1つのサブコードブロ
ック(96×8ビット)として扱われている。
【0070】そこで、サブコードR〜W(98×6ビッ
ト)のうちの適当な空き領域にテンポ情報を記録してお
き、当該テンポ情報を参照することにより、自動的にテ
ンポを再生したいテンポに合せることができる。
【0071】より具体的には、スピンドルモータの通常
回転時のテンポが100拍/分で有るとすると、CDの
サブコード内にテンポデータ=“100”というデータ
を予め記録しておく。
【0072】CDの連続再生時には、現在再生している
CDのテンポデータTDn-1 、次に再生しようとするC
DのテンポデータTDn 及び現在のスピンドルモータの
回転数の変化率DRn-1 を参照し、次に再生しようとす
る際のスピンドルモータの回転数の変化率DRn を次式
により求める。
【0073】DRn =(TDn-1 ×DRn-1 )/TDn これにより、通常再生時におけるテンポの異なるCDを
再生する場合でも、スピンドルモータの回転数を変更し
ている状態で、同一のテンポに自動的に設定して間断な
く再生を行うことが可能となる。
【0074】
【発明の効果】第1の発明によれば、情報読取り手段
は、音声情報が記録された媒体から記録情報を読出し、
出力手段によって、再生信号を出力する。また、テンポ
変化手段は、記録されている原曲に対して、出力すべき
再生信号のテンポを変化させる。ピッチ変化手段は、テ
ンポ変化手段のテンポの変化率に応じて出力すべき再生
信号のピッチを変化させるが、ピッチの変化を行うか否
かを選択する選択手段の選択結果に応じて、ピッチの変
化を行うか否かを切り替える。したがって、再生速度
(テンポ)を変化させたときでも、ピッチを一定とする
ことができ、同一のテンポで複数の曲を連続再生するよ
うな場合でも、聴感上不自然な感じを与えることなく連
続再生を行わせることができる。さらにピッチを一定と
するか変化させるか自由に切り替えることができるの
で、ユーザの演奏の自由度も広がる。
【0075】また、第2の発明によれば、時間情報変換
手段は、テンポ変化手段によるテンポの変化率に基づい
て、媒体に記録された時間情報を実際の再生速度に対応
する時間情報に変換するので、これらに基づいて、表
示、制御等を行えば、再生速度を変化させた場合でも確
実な時間表示、動作制御を行うことができ、操作性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】CDプレーヤの主要部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1実施例の動作処理フローチャートである。
【図3】キー不変動作の原理を説明する図である。
【図4】実際のキー不変動作処理の説明図である。
【図5】音声データの初期化における歪発生状態の説明
図である。
【図6】キー不変動作時におけるスムージング処理の説
明図である。
【図7】実時間データの表示状態の説明図である。
【符号の説明】
1…CD 2…スピンドルモータ 3…ピックアップ 4…信号処理部 5…PLL回路 6…オーディオディジタルシグナルプロセッサ(DS
P) 7…D/Aコンバータ 8…システムコントローラ 9…A/Dコンバータ 10…スライドボリューム 11…操作部 11A…キー不変キー 12…ディスプレイ12 SVP…スライドボリューム位置データ TI…時間情報データ RTI…実時間データ SC…スピードコントロール信号 KC…キーコントロール信号 DD…表示データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−144179(JP,A) 特開 平5−28641(JP,A) 特開 昭62−231999(JP,A) 特開 昭63−100500(JP,A) 特開 平1−179097(JP,A) 特開 平4−62594(JP,A) 特開 平5−62436(JP,A) 特開 平6−103704(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/16 351 G11B 7/00 - 7/013 G11B 19/00 - 19/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲が音声情報として記録された媒体から
    音声情報の再生を行うディスクジョッキー用情報再生装
    置において、 前記媒体から音声情報を読み出す情報読み取り手段と、スライダボリュームを含み、スライダボリュームの操作
    に応じて前記音声情報の再生中に 前記情報読み取り手段
    が読み出した音声情報のテンポを早くするほうから遅く
    するほうにわたり変化可能なテンポ変化手段と、 前記テンポ変化手段により音声情報のテンポが変化させ
    られても、音声情報のピッチを前記媒体に記録されてい
    た音声情報のピッチと同一にするように変化させるか、
    または音声情報のピッチに変化を加えないピッチ変化手
    段と、 前記ピッチ変化手段においてピッチの変化を行うか否か
    を選択する選択手段と、 前記テンポ変化手段により変化させられた音声情報のテ
    ンポの変化率に関する情報を表示する表示手段と、 前記テンポ変化手段及び前記ピッチ変化手段によりテン
    ポ及びピッチを変化させた音声情報を記憶する記憶手段
    とを有し、 前記記憶手段を介した音声情報を出力することを特徴と
    する情報再生装置。
  2. 【請求項2】 曲が音声情報として記録された媒体から
    音声情報の再生を行うディスクジョッキー用情報再生装
    置において、 前記媒体から音声情報を読み出す情報読み取り手段と、スライダボリュームを含み、スライダボリュームの操作
    に応じて前記音声情報の再生中に 前記情報読み取り手段
    が読み出した音声情報のテンポを早くするほうから遅く
    するほうにわたり変化可能なテンポ変化手段と、 前記テンポ変化手段により音声情報のテンポが変化させ
    られても、音声情報のピッチを前記媒体に記録されてい
    た音声情報のピッチと同一にするようにピッチの歪を低
    減させて変化させるか、または音声情報のピッチに変化
    を加えないピッチ変化手段と、 前記ピッチ変化手段においてピッチの変化を行うか否か
    を選択する選択手段と、 前記テンポ変化手段により変化させられた音声情報のテ
    ンポの変化率に関する情報を表示する表示手段と、 前記テンポ変化手段及び前記ピッチ変化手段によりテン
    ポ及びピッチを変化させた音声情報を記憶する記憶手段
    とを有し、 前記記憶手段を介した音声情報を出力することを特徴と
    する情報再生装置。
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