JP2004280911A - 曲間dj付オーディオ再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーディオ記録媒体に多数の曲を収録し、ジャンル等を指定して検索し、順に再生するとき、曲間に長い無音時間があると気分が白けることがある。
【解決手段】DJ付再生機能選択部13で曲間DJ付再生を選択したとき、利用者指定のジャンル等について、指定種類曲検索部15でオーディ記録媒体2から該当する曲を検索し、再生曲データ先読み記録部16の第1記録部17と第2記録部18に交互に記録する。指定曲再生・出力部20から第1の曲の出力が終了したことを再生終了検出部21で検出したとき、DJ音声出力部31を作動し、DJ出力用データメモリ23に記録されている現在再生中の曲のジャンルに合わせたDJを選択し、再生中の曲のエンディング部分の平均音量でDJ出力を開始し、次の曲の初め部分の平均音量でDJ出力を終了し、その後次の曲の再生を開始する作動を繰り返す。その際、DJ画像を画像表示部33に表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として車両等に搭載するオーディオ再生装置に関し、特に多数の曲を記録したオーディオデータ記録媒体から任意の種類の曲を選択して再生するに際し、各曲間にディスクジョッキー(DJ)風のナレーションを自動的に挿入して再生することができるようにした、曲間DJ付オーディオ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のオーディオ再生装置において、その記録媒体は従来より用いられているカセットテープから、CD、MD等のディスク記録媒体が主として用いられるようになり、また大容量のDVDも使用されるようになっている。更に近年は大容量ハードディスクが安価に手に入るようになったためハードディスクも利用されるようになっている。これらのオーディオデータ記録媒体においては、例えばCD−R・RW、或いはDVD−R・RWを含め、種々の曲を利用者が任意に録音可能となり、自分の好みによって各種音楽を記録して利用することが行われるようになっている。
【0003】
また、これらの記録媒体にオーディオデータを記録する方式についても、オーディオデータ圧縮技術の進歩により各種の方式でこれらの記録媒体に記録することが行われるようになっており、例えばMPEG方式で圧縮を行うMP3方式、Windous Media Audio(WMA)方式等、種々の圧縮方式が提案され利用されている。これらのオーディオデータ圧縮技術を用いて、前記のような各種の記録媒体に記録することが行われている。
【0004】
したがって1枚のCD−RやCD−RWに100曲以上の曲を記録し、また1枚のMDに数十曲以上の曲を記録しこれを再生して利用することが行われ、DVD−RやDVD−RW、更にはハードディスクについても同様である。特にハードディスクについては数十Gから100G以上の大容量のものが安価に提供されるようになっており、このような記録媒体に前記のようなオーディオ圧縮技術で圧縮された曲を記録する際には、莫大な数の曲を記録することも可能となる。
【0005】
このように、近年のオーディオ再生装置においては、利用者自身が保有する各種媒体の曲を例えばCD−R等に対してMP3等により圧縮して多量に記録し、これを家庭内のオーディオ再生装置で利用するほか、携帯用オーディオ再生装置で利用し、更には車両のオーディオ再生装置でも利用するようになっている。これらのオーディオ再生装置においては、例えばCDチェンジャやMDチェンジャ、更にはDVDチェンジャ等を用い、より多量の曲を一つの操作で任意に再生することができるようにもなっている。
【0006】
また、前記のように、大容量のハードディスクが安価に且つ小型のものが提供されるようになった結果、今後は小型のカセット式のハードディスクドライブ(HDD)を用い、このHDDをパソコンに対して例えばUSBケーブル等により接続し、パソコンの内部ハードディスク、或いはこのパソコンに接続された他の外部ハードディスク等に記録されている多数の曲をダウンロードして、その小型のカセット式のHDDを車両用オーディオ再生装置に対して装填して再生することも可能となっている。
【0007】
その際には、大量の曲を元のアルバム単位で再生し、或いは順に、またはランダムで再生する以外に、オーディオ再生装置に検索機能を設け、各曲についてオーディオデータ以外に記録されている例えばその曲のアーティスト名、ジャンル番号等のデータを利用し、利用者が指定したアーティストやジャンルの曲のみを選択して再生することもできる。これらのデータについては、前記のようなMP3方式で記録されているオーディオデータは、各種再生用プログラムとともに記録されているID3タグ部分のデータを読み込むことによって可能となる。
【0008】
なお、このような各曲のデータを用いてCD等に収録されている曲のタイトル情報を取り込んで利用する技術は、例えば特許文献1に記載されている
【0009】
【特許文献1】
特開平4−291077号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、近年のオーディオ再生装置においては、例えばハードディスク等の記録媒体にMP3等で圧縮し多量に記録している曲を、ID3タグ等の部分のデータを用いて、アーティストやジャンル等を指定して検索を行い、該当する曲を順に再生することができるようになっている。
【0011】
その際、例えばジャンルを指定して検索を行った結果得られた曲を順に再生するに際して、多くの場合は1つの曲の再生が終了した後、これらの曲を単に連続して再生することは再生処理が容易であるものの、その際には利用者は再生する曲が変わった時期がわからずに聴いてしまうこととが多くなり、また前の曲のイメージが次の曲に影響することともなるので好ましくない。そのため、1つの曲を再生した後、例えば5秒等の所定間隔を置いて次の曲の再生を開始することも行われる。
【0012】
しかしながら、オーディオ再生装置の作動中に、前記のような曲の間の比較的長い無音の時間が存在することは、例えばロックの曲を連続して聴いているとき、この無音の時間でせっかくの高揚した気分がさめてしまい、好ましくないため、何らかの対策が必要となる。
【0013】
したがって本発明は、多数の曲の中から例えばジャンル等の曲の種類を指定して検索を行い、該当する曲を任意に選択して順に再生するに際し、再生する曲が変わることを利用者に明瞭に示すことができ、且つ、曲の間に長い無音の時間が存在しないように再生することができるオーディオ再生装置を提供することを主たる目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、例えばハードディスク等のオーディオデータ記録媒体にMP3等によって多数記録されている曲の中から、利用者が指定した特定ジャンルや特定アーティストの曲を検索して該当する曲を順に再生するに際して、予めジャンル等によって雰囲気の異なるディスクジョッキー風のナレーション(以下「DJ」という)を記録しているデータを読み込んで、前の曲が終了した後ほぼ同時にこのDJを再生し、そのDJが終了した後続いて次の曲を再生するようにする。
【0015】
また、前記のように曲と曲との間に挿入するDJは、例えば前の曲のエンディング部分が音量が小さく比較的静かな状態が続いて曲が終了した後、次の曲の立ち上げ部分が極めて大きな音量であるときには、利用者にとって予期せぬ大音量に驚かされ不愉快に感じることがあるので、これを防止するため前記DJの音量を前の曲のエンディング部分の音量から次の曲の出初め部分の音量に徐々に変化させることによって、前記のような不愉快な感じを抱かせないようにし、自然に連続して曲を聴くことができるようにする。その他、種々の手段を用いることによって、より効果的なDJの曲間挿入を行わせるようにしたものである。
【0016】
上記のような機能を行わせるため、本発明によるオーディオ再生装置は、オーディオデータを記録したオーディオ記録媒体から所定の種類の曲を検索する検索手段と、前記検索手段により得られた曲を順に再生して出力するオーディオ再生手段と、前記順に再生して出力する第1と第2の曲間にDJを挿入するDJ出力手段とを備えたものである。
【0017】
また、前記のような曲間DJ付オーディオ再生装置において、前記DJ出力手段から出力するDJは、前記検索手段で検索する曲の種類に応じて異なるようにしたものであり、他の曲間DJ付オーディオ再生装置においては、前記所定の種類の曲を、所定のジャンルの曲としたものである。また、更に他の曲間DJ付オーディオ再生装置においては、前記第1の曲の終わりの所定時間の平均音量と、前記第2の曲の初めの所定時間の平均音量とを演算する平均音量演算手段を備え、前記DJ出力手段から出力するDJは、前記第1の曲の終わりの所定時間の平均音量で出力を開始し、前記第2の曲の初めの所定時間の平均音量で出力を終了するDJ音量調整手段を備えたものである。
【0018】
また、他の曲間DJ付オーディオ再生装置においては、前記第1の曲の終わりの所定時間のピーク音量と、前記第2の曲の初めの所定時間のピーク音量とを検出するピーク音量検出手段を備え、前記DJ出力手段から出力するDJは、前記第1の曲の終わりの所定時間のピーク音量で出力を開始し、前記第2の曲の初めの所定時間のピーク音量で出力を終了するDJ音量調整手段を備えたものであり、また、他の曲間DJ付オーディオ再生装置においては、画像表示手段を備え、前記DJ出力時に、DJ出力に対応した画像を前記画像表示手段に出力するDJ画像出力手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の曲間DJ付オーディオ再生装置としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。図1は本発明によるオーディオ再生装置において、特にDJの曲間挿入を行う機能を中心として示した機能ブロック図である。同図において各機能を行う機能部は、各々の機能を行う手段ということができる。
【0020】
図1においてオーディオ記録媒体作動部1には例えばCD−R・RW、MD、DVD−R・RW、或いはディスクチェンジャに装填されたこれらのディスク、更には外部から装填式のハードディスクを含む各種ハードディスク、その他メモリスティック等の各種のオーディオ記録媒体2が用いられ、このオーディオ記録媒体2はシステムコントローラ11の指示により作動するデータアクセスドライバ3によって所定の曲にアクセス可能となっており、このようにしてアクセスした曲のオーディオデータの外、例えばCDにおけるTOCのデータ、MP3におけるID3タグデータ等のデータについてもデータ取込部4で取り込むことを可能としている。
【0021】
これらのオーディオ記録媒体には、通常のCD、MD、DVDオーディオのデータで記録することも可能であるが、特にこれらのオーディオデータをMP3形式、或いはWMA形式等で圧縮して記録することにより多量のオーディオデータが記録可能となる。
【0022】
例えばオーディオ記録媒体2にMP3形式のデータが記録されているときには、データアクセスドライバ3によって特定の曲の記録部分にアクセスし、その曲のデータをデータ取込部4から取り込んでシステムデコーダ6に出力する。システムデコーダ6においては、システムコントローラ11の指示により、前記データ取込部4で取り込んだデータの中から、ID3タグ部分に記録されているアーティスト名やジャンルの種類を表すジャンル番号等のファイル情報7と、曲自体の信号データであるオーディオデータ8とに分離し、各々デコードする。また、これらのデータを再生曲データ先読み記録部16に出力し、その中の第1記録部17または第2記録部18のいずれかに記録する。このように、図示実施例における再生曲データ先読み記録部16には、少なくとも2つの曲のデータを先読みして記録する記録部を設けている。
【0023】
システムコントローラ11には、例えばリモコンの操作部、プレーヤに設けたキースイッチやロータリーエンコーダ等の各種操作部12から、利用者の種々の指示信号を入力可能としている。図示実施例においては特に、この各種操作部12からの信号のうち本発明による曲間DJ付オーディオ再生機能を行わせる信号をDJ付再生機能選択部13に入力しており、また、各種操作部12からの信号のうちDJ付再生機能の選択信号の後に入力する、例えばジャンルやアーティスト等の再生曲の種類を示す信号を再生曲種類指定部14に入力している。
【0024】
DJ付再生機能選択部13に前記のような信号が入力したときには、その信号をシステムコントローラ11に出力し、以降このオーディオ再生装置においてはDJ付再生の処理を行うこととなる。また、再生曲種類指定部14に各種操作部12から前記のように、ジャンルやアーティスト等の再生曲の種類が指定されたときには、その信号を指定種類曲検索部15に出力し、システムコントローラ11を介してオーディオデータ記録媒体2に記録されている多数の曲の中から、前記のようにして指定された再生曲の種類に合致する曲を検索する。また、検索した結果合致する曲が存在するときには、その曲が記録されているファイル番号等を記録しておき、その検索結果のデータに基づいて順にデータアクセスドライバ3によって所定の曲のデータを取り込むことができるようにする。
【0025】
再生曲種類指定部14に入力したジャンルやアーティストの再生曲種類の指示信号はDJ選択部24にも出力し、後述するように再生する曲の間に挿入するDJを、再生曲のジャンル等の曲の種類に応じて変化させるため、DJ出力用メモリ23に記録されている種々のジャンル等の曲の種類に対応するDJ用データを選択して、後述するようなDJ音声出力部31、及びDJ画像出力部34に対して出力することができるようにしている。
【0026】
図1に示す例においてはDJ出力用データメモリ23を別途設ける以外に、オーディオ装置でアクセスすることができる記憶手段であればいかなるメモリでも使用することができ、例えばオーディオ記録媒体2においてハードディスクを用いている場合には、そのハードディスクに記録しておくことができる。また、再生曲を選択するために指定するジャンルと、ジャンル対応のDJとは必ずしも一致させる必要はなく、いくつかのジャンルをまとめて同様のDJを出力するように設定しても良い。
【0027】
再生曲データ先読み記録部16における第1記録部17と第2記録部18に記録された再生曲のオーディオデータは、指定曲再生・出力部20に順に出力し、例えば第1記録部17に記録された再生曲のデータが全て出力したことを検出し、第2記録部18に既に次の再生曲のデータが存在するときには、その次に取り込まれる再生曲のデータは、再生が全て終了した第1記録部17に記録する。したがって、再生曲データ先読み記録部16においては各記録部に対して交互にデータを記録しており、いずれかが現在再生している曲のオーディオデータ、他方が次に再生する曲のオーディオデータとなる。
【0028】
指定曲再生・出力部20においては、指定された曲を順に前記再生曲データ先読み記録部16のいずれかの記録部から取り込み、これを再生してオーディオ出力部32に出力する。再生終了検出部21においては、指定曲再生・出力部20から出力している曲の再生が全て終了したことを検出し、その信号をDJ音声出力部31に出力する。
【0029】
平均音量演算部26においては、現在再生曲の曲終わり所定部分平均音量演算部27と、次再生曲の曲初め所定部分平均音量演算部28とを備えている。そのうち現在再生曲の曲終わり所定部分平均音量演算部27においては、再生曲データ先読み記録部16における第1記録部17または第2記録部18に記録されているオーディオデータのうち、現在再生している曲のデータが記録されている記録部のデータを用い、その曲の再生終了部分から例えば3秒間前まで等の所定部分の音量データを読み出し、その平均値を求める演算を行う。
【0030】
また、次再生曲の曲初め所定部分平均音量演算部28においては、再生曲データ先読み記録部16の中の、前記現在再生している曲のデータを記録している記録部ではない側の記録部に先読みして記録しているデータを用い、その曲の再生開始部分から例えば3秒間等の所定部分の音量データを読み出し、その平均値を求める演算を行う。
【0031】
DJ音量調整部30においては、DJ音声出力部31で現在再生している曲と次に再生する曲との間に挿入する、DJ選択部24で選択された所定のDJの音量が、前記現在再生曲の曲終わり所定部分平均音量演算部27で演算した平均音量から始まって、次再生曲の曲初め所定部分平均音量演算部28で演算した平均音量で終わるように調整を行う。DJ音声出力部31においては前記DJ選択部24で選択したDJ用データを入力し、再生終了検出部21が指定曲再生・出力部20において現在出力している曲の再生が全て終了したことを検出したときに出力される信号によって、前記DJ音量調整部30からの音量調整信号に基づいて音量調整を行いながら、オーディオ出力部32にDJ音声を出力し、オーディオ出力部32からDJを出力する。このとき、ハードディスク等のDJ出力用データメモリ23に記録された音声データが、例えばMP3等の圧縮したデータであるときには、DJ音声出力部31においてこれを通常のオーディオデータに変換して再生し、オーディオ出力部32に出力する。
【0032】
このようにDJの音声をオーディオ出力部32から出力しているとき、そのオーディオ再生装置に画像表示部33を備えているときには、DJに合わせた雰囲気の画像を表示するため、ハードディスク等のDJ出力用データメモリ23に各種DJに合わせた雰囲気の画像データを記録しておき、DJ選択部24で選択したDJに対応する画像データをDJ画像出力部34に出力し、その画像を画像表示部33に表示するようにしても良い。画像表示部33におけるこれらの表示画像の切り替えは、システムコントローラ11によって行われる。
【0033】
DJ音声出力部31から所定のDJの出力が終了したことをDJ出力終了検出部25で検出し、その信号を指定曲再生・出力部20に出力し、指定曲再生・出力部20はこの信号を入力したとき再生曲データ先読み記録部16に記録されている次の曲のオーディオデータを選択して読み込み、これを再生してオーディオ出力部32に出力する。
【0034】
図1に示す実施例においては、再生曲数計数部22を備え、このオーディオ装置において前記のような曲間DJ付再生を行っているときには、再生曲データ先読み記録部16に先読みされた曲の数を積算して計数し、その計数値が例えば10曲等の所定の値になったときにその信号をシステムコントローラ11に出力し、一連のDJ付再生処理を終了することができるようにしている。
【0035】
上記のような各種機能ブロックから構成されるオーディオ再生装置においては、例えば図2に示すDJ付きオーディオ再生処理1と、それに引き続き処理される図3のDJ付きオーディオ再生処理2の作動フローに従って順に作動させることができる。以下、これらの作動フローを前記図1及び他の各種図面を参照しつつ説明する。
【0036】
DJ付きオーディオ再生処理の最初には、このオーディオ再生装置の利用者によって、再生曲間にディスクジョッキー(DJ)の音声を挿入して再生する機能を選択する入力を行うことによって開始される(ステップS1)。これは図1におけるDJ付再生機能選択部13が、利用者がオーディオ再生装置の機能選択画面に沿ってリモコン等の各種操作部12を操作して、DJ付再生機能を選択したことを検出することにより行われる。
【0037】
次いで、利用者によってこれから聴きたい曲のジャンル等の選択が行われる(ステップS2)。これは図1における再生曲種類指定部14が、利用者が前記DJ付再生機能選択の操作によって表示される、例えばジャンル選択画面にしたがって、例えば「ロック」等の再生曲のジャンルの種類を選択することによって行われる。
【0038】
その際には、例えば図6(a)に示すような表示をオーディオ再生装置の画像表示部に表示し、利用者が容易に選択を行うことができるようにする。即ち図6(a)に示す例においては、現在このオーディオ装置においてDJ付オーディオ再生処理を行う機能を選択したことを示す「My−DJ]マークを表示し、その横に再生する曲のジャンルを列挙し、利用者がリモコンのカーソル機の操作等によってこの画像をスクロールしつつ選択を行い、決定キーの操作よって選択の決定を行うようにする。このような操作により、ステップS3におけるDJの種類の選択が行われる。これは図1におけるDJ選択部24が、再生曲種類指定部14で指定した特定のジャンルと、必用に応じてDJの長さ等の選択をすることによって行われる。なお、DJの長さは、3秒間用、5秒間用等、種々の長さのものを用意しておくことが好ましい。
【0039】
なお、図6(a)に示す画面表示例においては、このオーディオ再生装置はHDDを用いていること、また曲の種類の選択を行うこと、及び一連の指定ジャンルの検索曲の再生が終了した後、更に同じジャンルの曲の検索と再生を行うときには、「Repeat」部分にカーソルを移動して決定操作することにより、容易に繰り返し作動を行うことができるようにしている。
【0040】
次いで、前記ステップS2において利用者が選択した再生する曲のジャンル等の曲の種類にしたがって、オーディオ記録媒体に記録されている多数の曲の中から該当する第1番目の曲の検索を行う(ステップS4)。その後、この検索の結果該当する曲がオーディオ記録媒体に存在するか否かの判別を行い(ステップS5)、存在するときには検索した第1曲目のデータの読み出し、及びそのデータの記録を行うを行う(ステップS6)。
【0041】
これらの作動は、図1の指定種類曲検索部15が、再生曲種類指定部14で指定されたジャンル等にしたがって、システムコントローラ11がデータアクセスドライバ3を作動し、オーディオ記録媒体2に記録されている各曲のデータ記録部にアクセスして、該当する曲が存在するか否かを検索し、また検索の結果該当する曲が存在するときは、最初に見出した曲等の特定の曲を第1番目の曲としてデータ取込部4で取り込み、これをシステムデコーダ6に出力し、ファイル情報7とオーディオデータ8とを分離し、再生曲データ先読み記録部16のいずれかの記録部に記録することにより行われる。
【0042】
その際、オーディオ記録媒体2に記録されているオーディオデータがMP3の記録方式である場合には、そのID3タグ部分に例えば図4に示すようなデータが記録されており、したがって指定種類曲検索部15がこの部分に記録されているジャンル番号を読み取ることによって行われる。なお、このジャンル番号は、例えば図5に示すように予め定められたジャンル番号−名称対応表が存在し、各オーディオ再生装置がこのデータを所持していることにより、容易に検索を行うことができる。
【0043】
曲のジャンルについては国際的取り決めによって前記図5に示すように細かく分類されているので、このようなジャンルの分類により再生曲の選択を行うことは煩わしいことが考えられる。そのため、例えばこのジャンルを「1.Rock」「2.Pop」「3.Blues」「4.Latin」「5.Country」「6.Electronical」「7.Easy Listening」「8.World」「9.Hip−hop」「10.Metal」「11.Reggae」「12.New Age」のように大まかなジャンル分類と、その分類に属する前記細かなジャンル分類とを対応して記憶させおき、利用者に対して前記のような大まかなジャンルを提示し、その中から任意のものを選択させ、選択された大まかなジャンルに対応する複数の細かなジャンル分類番号のいずれかに該当する曲がオーディオ記録媒体内に収録されているか否かによって検索を行うようにしても良い。
【0044】
なお、前記ステップS2において、利用者が希望する再生曲の種類としてジャンルによって選択する以外に、例えば特定のアーティストの曲のみを抽出して聴きたいと思ったときには、ここでアーティストを選択することによって、前記ジャンルの場合とほぼ同様の手法によって検索を行うことが可能である。
【0045】
前記ステップS6において第1曲目のデータの読み出しとそのデータの記録を行った後は、そのデータを用いて第1番の曲の例えば最初から3秒間等の所定時間の平均音量Bを演算する(ステップS7)。この作動は図1における平均音量演算部26における次再生曲の曲初め所定部分平均音量演算部28において、再生曲データ先読み記録部16におけるいずれかの記録部に記録されている、次再生曲の音量データを抽出し演算することによって行うことができる。
【0046】
なお、この実施例においては平均音量を演算した例を示しているが、この所定時間における最大音量(ピーク音量)を求めても同様に実施することができる。その際には、図1の平均音量演算部26は、ピーク音量演算部となり、現在再生曲の曲終わり所定部分平均音量演算部27は、現在再生曲の曲終わり所定部分ピーク音量演算部となり、次再生曲の曲初め所定部分平均音量演算部28は、次再生曲の曲初め所定部分ピーク音量演算部となる。
【0047】
次いで、図示実施例においては予め定められた設定音量でDJの出力を開始している(ステップS8)。但し、前記ステップS5において利用者が指定したジャンル等の曲の種類に該当する曲が存在すると判別され、その曲のデータ読み出しとそのデータに基づく最初の所定時間の平均音量Bの演算を行うとき、その速度が1秒程度で行うことができる場合は、この設定音量でのDJ出力の開始は、ステップS5において該当する曲が存在すると判別した時点で開始することもできる。
【0048】
このステップS8におけるDJの出力開始時には、このオーディオ再生装置の画面表示部に、例えば図6(b)に示すように、選択した曲のジャンルに対応したアニメーション動画等を表示し、オーディオ再生の雰囲気効果を上げた例を示している。この画面表示部には、同図(a)と同様に、このオーディ再生装置は現在HDDを用いていること、DJ付きオーディオ再生においてロックDJを選択していることを示しており、またこのロックDJの再生処理を終了したいとき、或いはDJ付オーディオ再生処理を終了したいときに操作する「Fin」の表示部を設けた例を示している。なお、前記のようなアニメーション表示データはハードディスク等の大容量記録媒体を利用する場合には、効果的なアニメーションを多種類用意することができる。
【0049】
次いで、前記ステップS8で予め設定した音量で開始したDJについて、例えば5秒間等の出力設定時間終了時点で、上記演算した平均音量BになるようにDJの音量を調整する(ステップS9)。このような音量調整を行いつつDJの出力が行われ、その後このDJの出力が終了したか否かを判別する(ステップS10)。その結果、未だDJの出力が終了していないと判別したときには、前記ステップS9のDJ音量を調整しながらDJ出力を行う作動を繰り返し、DJ出力が終了したと判別したときには、第1番目の曲の再生出力を開始する(ステップS11)。
【0050】
これらの作動は、図1のDJ音声出力部31において、DJ選択部24で選択したDJのデータを、DJ音量調整部30で前記平均音量演算部28において演算した音量調整値に基づいて音量調整しつつ出力することにより行うことができる。その後、前記第1番の曲の再生出力中に、現在再生中の曲の最後の所定時間の平均音量Aを演算し、次いでステップS13において、図3のステップS21に進む。なお、この平均音量Aの演算は、図1における平均音量演算部26における現在再生曲の曲終わり所定部分平均音量演算部27において行う。
【0051】
前記ステップS5において、利用者が選択したジャンル等の曲種類に該当する曲がオーディオ記録媒体に存在しないと判別したときには、該当する曲が存在しないことを表示し(ステップS14)、その際に他のジャンル等の他の曲種類を選択するか否かの表示を行う等によって利用者にその旨を出力し(ステップS15)、利用者が他のジャンルの選択を行う問いにはステップS2に戻って前記作動を繰り返す。また、利用者がそのジャンル等の曲種類以外の再生は必要ないとしてそのまま放置したとき等には、図3のステップS37に進んでこのDJ付きオーディオ再生処理を終了する(ステップS16)。
【0052】
図3には前記図2のステップS13以降の作動として、図2におけるDJ付オーディオ再生処理の初期段階及び第1曲目の再生作動に関連した処理に引き続いて行われる、それ以降の定常的な作動フローを示しており、図示実施例においてはここで、現在再生している曲で設定した再生曲数になるか否かの判別を行っている(ステップS21)。この作動は図1の再生曲数計数部22において、再生曲データ先読み記録部に記録された曲をカウントし、例えば10曲等の所定の曲数に達したか否かを判別することによって行っている。
【0053】
ステップS21において、特に上記のように第1曲目の再生中においては未だ10曲等の所定の再生曲数に達することはないのでステップS22に進み、次の曲の検索を行う(ステップS22)。その後、次に再生する曲は存在するか否かを判別し(ステップS23)、存在するときにはその検索結果得られた次に再生する曲のデータの読み出し、記録する(ステップS24)。この作動前記図2のステップS6と同様に、図1の指定種類曲検索部15において検索を行い、検索結果のデータをシステムデコーダ6から再生曲データ先読み記録部16に出力し、現在再生している曲を記録している以外の記録部に対して記録することにより行う。
【0054】
その後、前記図2のステップS7と同様に、次に再生する曲の最初の所定時間の平均音量Bを演算する(ステップS25)。次いで、現在再生中の曲は終了したか否かを判別する(ステップS26)。この作動は図1の再生終了検出部21が、指定曲再生・出力部20の作動を検出することにより、現在再生している曲のオーディオデータが全て出力したことを検出することにより行う。ここで、未だ終了していないと判別したときには、終了するまでこの作動を繰り返して待機する。
【0055】
ここで、現在再生している曲の再生が全て終了したと判別したときには、前記図2のステップS12において演算した平均音量A、または第2曲目以後に出力するDJについては、後のステップS31で行われる現在再生中の曲の最後の所定時間の平均音量AでDJ出力を開始する(ステップS27)。前記図2に示す第1曲目の再生を開始する前のDJ出力時には、設定音量で出力を開始(ステップS8)したのに対して、第1曲目の再生開始後については、再生出力を終了した曲の最後の所定時間の平均音量でDJを開始する点で異なり、それ以降は前記図2のステップS9以降の作動とほぼ同様の作動を行うこととなる。
【0056】
即ち、ステップS27において出力を開始したDJの音量を、上記のように演算した次の曲の最初の所定時間の平均音量である音量Bになるように調整を行い(ステップS28)、DJの出力が終了するまでその作動を繰り返し(ステップS29)、終了したときには次の曲の再生出力を開始し(ステップS30)、その後現在再生中の曲の最後の所定時間の平均音量Aを演算する(ステップS31)。
【0057】
上記のようなDJ出力の音量調整は図7に示すように行われる。即ち、図7に示す例においてはその上方に示すように、最初にA曲が再生され、その後DJ出力がなされ、次いでB曲が再生されるとき、各曲の音量Vが経過時間に沿って変化している例が示されている。この例においては時刻t10においてA曲の再生が終了し、5秒後の時刻t15においてB曲の再生が開始され、その間のt10〜t15の5秒間にDJの出力が行われる。
【0058】
図7に示す例においては、A曲の再生が開始するとA曲の最後の所定時間として時刻t7〜t10迄の3秒の時間(TAf)が選択され、その間の音量の平均値(VAf)が演算される。次いでA曲の再生中に次に再生する曲の検索が行われれ、B曲が検索されるとそのデータの読み出しと記録が行われる。その後このB曲について最初の所定時間であるt15〜t18の3秒の時間(TBs)を選択し、音量の平均値(VBs)を演算する。
【0059】
その結果、A曲の再生が時刻t10で終了しDJ出力が開始するとき、A曲の最後の所定時間TAfの平均音量(A)であるVAfでDJ出力が開始し、その後DJ出力が終了する5秒後のt15において次の曲の最初の所定時間TBsの平均音量(B)であるVBsになる比率で徐々にその音量を変化させる。したがってDJ出力の音量調整幅は図示するようにVDJとなる。このようにt10でDJ出力を開始すること、図示の例では5秒間にVDJだけ音量を上昇させる率でその後のDJの音量を上昇させることとなる。
【0060】
なお、図示実施例においてはA曲の終わりの所定時間TAfにおける音量の平均値を演算する例を示したが、その他前記のようにこの間のピーク音量を利用することもでき、図7に示す例においてはVPAがTAf間でのピーク音量となる。同様にB曲の初めの所定時間TBsにおいてもこの間のピーク音量を利用することができ、同図に示す例においてはVPBがTBs間でのピーク音量となる。したがってDJ出力の開始時にはVPAの音量で出力を開始し、終了時にはVPBの音量で出力を終了することとなる。
【0061】
上記のようなDJ出力と、その音量調整を行う結果、このオーディオ再生装置は図8に示す例のように一連の作動がなされる。即ち、時刻aにおいてDJ付再生の作動が開始されるとき、予め定めた設定音量Vsで最初のDJの出力を開始し、時刻bとc間であるT1sの平均音量V1sの音量でDJが終了する。その後時刻bで第1曲の再生が開始し、時刻eで終了する。時刻eからは曲間DJを開始し、その時の音量は第1曲の終わりの所定時間である時刻dとe間のT1fの平均音量V1fの音量でDJを開始する。その後時刻fで第2曲の再生が開始し、時刻iで終了する。このような作動を繰り返すことにより、一連のDJ付きオーディオ再生がなされる。
【0062】
上記のような作動を繰り返すため、図3の前記ステップS31で現在再生曲の最後の所定時間の平均音量Aを演算した後はステップS21に戻り、現在再生している曲で、予め設定した例えば10曲等の再生曲数になるか否かを判別し、未だ設定した再生曲数に至っていないときには前記作動を繰り返す。
【0063】
その後、ステップS21で例えば10曲等の設定した再生曲数になったと判別したときには、DJ機能を継続するか否か判別し(ステップS33)、利用者に対して継続するか否かの表示を行う等により判断を促し、次のジャンル等の曲種類の選択が行われたときにはステップS33でDJ機能を継続するものと判別し、ステップS34において図2のステップS2に戻り、ジャンル等の選択から以降同様の作動を繰り返す。
【0064】
また、前記ステップS23における次に再生する曲は存在するか否かの判別において、ステップS21で未だ設定した再生曲数に至っていない前にオーディオ記録媒体に記録されている曲の中には、指定したジャンル等の曲種類に該当する曲が存在しない場合にはその旨を表示し(ステップS35)、続いてステップS33に進んで前記と同様にDJ機能を継続するか否かの判別を行い、以降同様の作動を繰り返す。ステップS33において、利用者がこの機能を終了する旨の入力を行う等により、DJ機能を継続しないと判別したときには、DJ付きオーディオ再生処理を終了する(ステップS36)。
【0065】
本発明は上記のようにハードディスク等の大容量記録媒体に、高度に圧縮され且つジャンル等の情報が記録されているMP3方式でオーディオデータを記録し、これを再生するときに有効に利用することができるものであるが、その他前記のようにWMA方式で記録したオーディオデータや、このようなデータ圧縮技術を用いることなく、通常のCD、MD或いはDVDオーディオの記録方式、更にはWAVE等の種々のオーディオ記録方式でハードディスク等に大量に記録しておき、これを再生するに際して前記のような曲間DJ付き再生を行うようにしても良い。
【0066】
その際には、必ずしもジャンルに合わせたDJを選択して行う必要はなく、曲間の無音状態をなくすために所定のDJ出力を行うようにしても良い。また、曲の種類としてア−ティストを指定して検索を行い、順に再生するに際して、所定のDJを出力する以外に、予め著名なアーティストについてはジャンルとの対照表を用意して記録しておき、アーティストに合わせて選択されるDJ出力を行わせても良い。更に、DJの出力内容についても自由に設定することができ、例えば指定したジャンルの残り曲数を音声で出力する形式のDJを行う等、曲間の無音状態をなくす、或いは少なくするために種々の態様のDJ出力を行うことができる。また、このオーディオ再生装置は、一般家庭用、携帯用、車両用等、種々の分野において使用することができる。
【0067】
【発明の効果】
本発明に係る曲間DJ付オーディオ再生装置において、オーディオデータを記録したオーディオ記録媒体から所定の種類の曲を検索する検索手段と、前記検索手段により得られた曲を順に再生して出力するオーディオ再生手段と、前記順に再生して出力する第1と第2の曲間にDJを挿入するDJ出力手段とを備えたものにおいては、多数の曲の中から例えばジャンル等を指定して検索を行い、該当する曲を順に再生するに際し、再生する曲が変わることを利用者に明瞭に示すことができ、且つ、曲の間に長い無音の時間が存在しないようにして、前の曲と次の曲との間で利用者の楽しい気分をさめさせないようにすることができる。
【0068】
また、前記のような曲間DJ付オーディオ再生装置において、前記DJ出力手段から出力するDJを、前記検索手段で検索する曲の種類に応じて異なるようにしたものにおいては、再生する曲の雰囲気に合わせた適切なDJ出力を行うことができ、利用者に対して興味を抱かせるDJ出力を行うことができる。
【0069】
また、前記曲間DJ付オーディオ再生装置において、前記所定の種類の曲を、所定のジャンルの曲としたものにおいては、曲のジャンルの相違により曲の雰囲気が大きく異なるのに対応して、適切な雰囲気のDJ出力を行うことができる。
【0070】
また、前記曲間DJ付オーディオ再生装置において、前記第1の曲の終わりの所定時間の平均音量と、前記第2の曲の初めの所定時間の平均音量とを演算する平均音量演算手段を備え、前記DJ出力手段から出力するDJは、前記第1の曲の終わりの所定時間の平均音量で出力を開始し、前記第2の曲の初めの所定時間の平均音量で出力を終了するようにしたDJ音量調整手段を備えたものにおいては、例えば前の曲のエンディング部分が音量が小さく比較的静かな状態が続いて曲が終了した後、次の曲の立ち上げ部分が極めて大きな音量であっるときには、利用者にとって予期せぬ大音量に驚かされ不愉快に感じることがあるが、前記DJの音量を前の曲のエンディング部分の平均音量から次の曲の出初め部分の平均音量に徐々に変化させによって、前記のような不愉快な感じを抱かせないようにし、自然に連続して曲を聴くことができるようになる。
【0071】
また、前記曲間DJ付オーディオ再生装置において、前記第1の曲の終わりの所定時間のピーク音量と、前記第2の曲の初めの所定時間のピーク音量とを検出するピーク音量検出手段を備え、前記DJ出力手段から出力するDJは、前記第1の曲の終わりの所定時間のピーク音量で出力を開始し、前記第2の曲の初めの所定時間のピーク音量で出力を終了するDJ音量調整手段を備えたものにおいては、前記と同様にDJ出力を前の曲のエンディング部分の音量から後の曲ので初め部分の音量に徐々に変化させることができ、前記のような不愉快な感じを抱かせないようにし、自然に連続して曲を聴くことができるようになる。また、その時の調整音量の演算は、単にピーク音量を検出するのみであるため、容易に、且つ素早く求めることができる。
【0072】
また、前記曲間DJ付オーディオ再生装置において、各種情報を表示する画像表示手段を備え、前記DJ出力時に、DJ出力に対応した画像を前記画像表示手段に出力するDJ画像出力手段を備えたものにおいては、DJ出力と同時にそのDJに応じた効果的な画像を表示することができ、利用者にとって良好な雰囲気でオーディオを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同実施例の曲間DJ付オーディオ再生処理を行う第1の作動フロー図である。
【図3】前記第1の作動フローに引き続き行う第2の作動フロー図である。
【図4】オーディオ記録媒体に記録されるオーディオデータがMP3形式であるとき、そのID3タグ部分に記録されているデータの例を示す図である。
【図5】前記MP3のIDタグに記録されているジャンルの番号とその番号に対応するジャンル名の例を示す図である。
【図6】本発明の実施例において、曲間DJを行うときに画像表示部に表示する画像の例を示す図である。
【図7】同実施例において、DJ出力の音量調整を行う説明図である。
【図8】同実施例において、DJ出力と曲再生の一連の作動状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 オーディオ記録媒体作動部 2 オーディオ記録媒体
3 データアクセスドライバ 4 データ取込部
6 システムデコーダ 7 ファイル情報
8 オーディオデータ 11 システムコントローラ
12 各種操作部 13 DJ付再生機能選択部
14 再生曲種類指定部 15 指定種類曲検索部
16 再生曲データ先読み記録部 17 第1記録部
18 第2記録部 20 指定曲再生・出力部
21 再生終了検出部 22 再生曲数計数部
23 DJ出力用データメモリ 24 DJ選択部
25 DJ出力終了検出部 26 平均音量演算部
27 現在再生曲の曲終わり所定部分平均音量演算部
28 次再生曲の曲初め所定部分平均音量演算部
30 DJ音量調整部 31 DJ音声出力部
32 オーディオ出力部 33 画像表示部
34 DJ画像出力部

Claims (6)

  1. オーディオデータを記録したオーディオ記録媒体から所定の種類の曲を検索する検索手段と、
    前記検索手段により得られた曲を順に再生して出力するオーディオ再生手段と、
    前記順に再生して出力する第1と第2の曲間にDJを挿入するDJ出力手段とを備えたことを特徴とする曲間DJ付オーディオ再生装置。
  2. 前記DJ出力手段から出力するDJは、前記検索手段で検索する曲の種類に応じて異なることを特徴とする請求項1記載の曲間DJ付オーディオ再生装置。
  3. 前記所定の種類の曲は、所定のジャンルの曲であることを特徴とする請求項1記載の曲間DJ付オーディオ再生装置。
  4. 前記第1の曲の終わりの所定時間の平均音量と、前記第2の曲の初めの所定時間の平均音量とを演算する平均音量演算手段を備え、
    前記DJ出力手段から出力するDJは、前記第1の曲の終わりの所定時間の平均音量で出力を開始し、前記第2の曲の初めの所定時間の平均音量で出力を終了するDJ音量調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の曲間DJ付オーディオ再生装置。
  5. 前記第1の曲の終わりの所定時間のピーク音量と、前記第2の曲の初めの所定時間のピーク音量とを検出するピーク音量検出手段を備え、
    前記DJ出力手段から出力するDJは、前記第1の曲の終わりの所定時間のピーク音量で出力を開始し、前記第2の曲の初めの所定時間のピーク音量で出力を終了するDJ音量調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の曲間DJ付オーディオ再生装置。
  6. 画像表示手段を備え、
    前記DJ出力時に、DJ出力に対応した画像を前記画像表示手段に出力するDJ画像出力手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の曲間DJ付オーディオ再生装置。
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